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    元スレ新ジャンル「無頼娘」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    151 = 30 :

    「もしも俺が、博打で負けた金を取り立てにきたヤクザだったらどうする?」
    「男がそう名乗り出た時点で、潔く死ぬ」
    「お……マジで?」
    「うん。だって一宿一飯の恩義を忘れたら、人間じゃあないもの」
    「そうか……なんかちょっと嬉しいな」
    「でも、死ぬ前に金玉蹴りあげて腕もぎ落とすくらいはするかもねー」
    「………」

    152 = 30 :

    「………」パラパラ
    「珍しく読書中か、何読んでんの?」
    「林芙美子ー」
    「聞かない名前だなぁ…」
    「知らないの?林芙美子はね、日本一の女無頼さんなんだよ!」
    「へー」
    「ひとつところに定住せず、人との馴れ合いを嫌った無頼人」
    「あぁ…私もこんな風になりたいなぁ…」
    「心配しなくても、充分なってるから」
    「いやー、まだまだ」

    153 = 25 :

    ん? これは、保守の流れか

    154 = 25 :

    完結するまでは、見てみたいなぁ

    155 = 147 :

    「む、こうでもないか…」
    「おや~? 男く~ん悩み事か~い? なんでも言ってごら~ん?」
    「あ、ここの問題なんだけどさ」
    「どれどれ~?」
    「え? これ発展問題なの~? 」
    「あはは~、そんなの解けなくてもいいんだよ~」
    「じゃ~ね~」

    「逃げ足早いな…」

    156 :

    「・・・おつかれしたー」

    「・・・ったく。女殴りながらじゃないと、イケないなんて。世も末だぁね」
    「まぁ、顔だけは避けてくれたし?いい金にはなったかな」
    「ガキの頃から、殴られるのだけは慣れてるさ」
    「あ~あ、ったく。あいつらも金払ってくれればよかったのになぁ」

    「・・・っん?電気ついてる?」
    「滞納してた電気代、払ったっけか?」

    「おう、差し入れだぞ。・・・どうした?その格好?」
    「・・・なんでもねぇよ。こっちの事情だ」
    「・・・そうか。出来ることはあるか?」
    「サケとメシ、奢れ」
    「・・・おまえ、そればっかりだな」
    「それ以外にいる物なんて、ねーよ」

    157 = 156 :

    「・・・いつまで、こんな事を続けるんだ?」
    「すみませ~ん、焼酎ロック! ・・・で?」
    「聞けよ。」
    「聞いてるよ。お前、間違ってる。『こんな事』じゃない。『そんな事』だ」
    「・・・大して違わないだろう?」
    「違う・・・。決定的に違うね。お前と私は、所詮他人だ」
    「俺は、そんな事は・・・」
    「いいから聞けよ? まず、俺はお前の事は嫌いじゃない」
    「・・・おう」
    「だが、俺は俺のことが大っ嫌いだ」
    「なっ!?」
    「俺ってのは結局、何処まで行っても『半人前』で『不完全』で『役立たず』なんだ」
    「そんな事は・・・」
    「いいから聞け。これはお前の為に言ってるんだ。そんな『役立たず』にお前は何を期待してるんだ?
      同情か?憐憫か? ・・・だったら要らない。今すぐ金置いて消えろ。
      俺が好きなのか? 言っちゃ何だが・・・子供も産めないし、将来もないような女だぞ?」
    「そんなことは・・・ない」
    「お前には、感謝してる。・・・本当だ。
      でも、だからこそ・・・俺を嫌いになれ? なっ?」

    158 :

    159 = 134 :

    162 :

    風呂入ってたら日付変わってた。
    >>157

    「うぅ・・・吐きそう」
    「お前、大して強くないのに飲むからだよ」
    「お前が飲ませたんだろうが・・・」
    「そうだったか? ・・・って本当に大丈夫か?」
    「・・・大丈夫・・・だ」
    「どこがだよ。 今日は泊まっていけ」
    「しかし・・・」
    「その様子じゃ帰るの無理だろうが?」
    「・・・スマン」

    「ちょと待ってろ。今、風呂入れるから。先に入れよ?」
    「しかし・・・」
    「いいから!! タオルはココな? 下着は・・・、俺の使うか?」
    「断る」
    「だな。とりあえずバスタオル使ってろ。コンビニで買ってくるわ。他に何かいるか?」
    「・・・女?」
    「んっ?」
    「・・・スマン」
    「男が軽々しく謝るな、馬鹿」

    163 = 162 :

    「ただいま。男~?」
    「・・・ん?」
    「下着ココに置いておくな?」
    「あぁ。スマ・・・」
    「謝るな、馬鹿」

    「上がった」
    「気分は?」
    「マシになった」
    「そうか。次、俺も入るか」
    「お前・・・脱衣所で着替えろよ」
    「バストイレ共同で、そんなことできるかよ」

    「・・・その傷は・・・」
    「ん~? あぁ。みっともないもの見せちゃったな
      すまんな、気持ち悪いだろ?」
    「・・・おまえ、やっぱり・・・」
    「・・・その話は、もう終わった」
    「だが・・・」
    「いいから、もう寝ろ。明日も講義だろ?学生クン?」

    164 = 162 :

    「上がった」
    「だから、脱衣所使え。・・・俺も男だぞ?」
    「この傷を見て、それでも・・・。ってんなら犯してもいいよ」
    「・・・本気で言ってるのか?」
    「今日、客のデブに言った『もっと、激しくして』よりは、本気だよ」
    「・・・お前」
    「俺のこと、嫌いになれたか?」
    「・・・いいや」
    「お前は・・・、馬鹿だ。大馬鹿だ」
    「そうかな?」
    「・・・きっと、そうだ。この、馬鹿やろう・・・」

    166 = 161 :

    あげ

    167 :

    他のもいいが>>67が好きw

    169 = 165 :

    面白いけど書くの難しい新ジャンルだな

    170 :

    ならず者の女の子なら、楽に書けるんだが、もう面倒臭い

    171 :

    「銭湯行ってくるー」
    「銭湯? わざわざ行かなくても、うちの風呂くらい使ってもいいぞ?」
    「他人の風呂なんて借りてたまるか。それに銭湯はいいぞー。他人と情報交換ができるからな」
    「なるほどね。道理で、街の事情に詳しいわけだ」
    「でも最近は、銭湯に来る人が少ないな。寂しいや」
    「……寂しい?」
    「ん? おかしいか?」
    「いや、なんとなく……」
    「まぁいい、行ってくる」

    173 = 165 :

    「百鬼ぶらぁぁぁい!」

    174 :

    「寂しい」
    「なんだ、無頼じゃなかったのか?」
    「お前がこういうの好きそうだから言ってみただけだ」
    「……ふぅん」
    「ちょっと顔染めてどうしたの? 図星?」
    「別に」
    「……冷たいなぁ」
    「このまま男の肩に頭置いて眠りたいなぁ……」
    「……」
    「なんだ、反応なしか」
    「……あーもう」
    「ふふっ、私は誰にも背中を預けないんだよ」
    「その割には俺にくっつくじゃん」
    「さあなんででしょう?」
    「……どうせからかうんだろ?」
    「ご名答」

    175 = 171 :

    「あれ、女だ。何してるんだおい」
    「……かつおぶしじゃない。まず言葉を選ぶ。太くてよく乾いた言葉を……」
    「ん?」
    「……血合いの黒い部分から、言葉を正しく削ってゆく。言葉が透きとおって
       くるまで削る。つぎに意味を……」
    「おいおい、女。しっかりしろー」
    「……あー。男か。何してるんだこんな時間に」
    「こっちの台詞だ。女一人で何してるんだ」
    「知らない外人に薬貰ったんで、試してみたら……。って、ここどこだ」
    「とりあえず帰るぞ。もう薬なんてやるなよ」
    「……気持ち悪い。頭がくらくらする」
    「それ見ろ。禁断症状が出たら相談しろ、縛り付けてでも押さえるから」
    「……もうここで寝るー」
    「こらこら」

    176 = 165 :

    >>175
    美味しい料理が出来そうだった。

    177 = 171 :

    >>176
    それも詩か?

    「女ー。お裾分けに来てやったぞー」
    「んー? サツマイモかー。くれるのなら貰う」
    「お袋がわざわざ送ってくるんだよ。まだ子供だと思われてんのかね」
    「仕方ないよ。親はいつでも子供が可愛いんだから。子がいくつになっても、
       親にとっては子供なんだから」
    「……そういや女は、家族とは……」
    「お、いいサツマイモだ。わざわざどうもー」
    「……」

    178 = 171 :

    「暇だ」
    「それは良かったな。俺は忙しさで死にそうだ」
    「無頼と言っても、大してする事は無いなー。仕事も学問もやってないんだから、
       そりゃ暇になるわー」
    「じゃあ俺の為に何か飲み物を作ってくれないか? 熱いコーヒー」
    「図書館でも行ってくるー。夏目漱石でも読むかな」
    「おーい、コーヒー」
    「……無頼に頼るなよ」

    179 = 171 :

    「髪が伸びたなぁ……」
    「せめて前髪は切れよ。近くにいい美容院あるぞ」
    「髪くらい自分で切るよ。ハサミどこだっけか……」
    「……あのなぁ女」
    「ん?」
    「女性なんだから、少しは身嗜みとか気を使え。元が良いのに勿体無い」
    「アホかお前は。女が化粧するのは男に媚びるためでしょうが。
       私には関係ないの。お、あったあった」
    「じゃあせめて、俺が切ってやるから。貸せ」
    「だから髪くらい自分で切るって。返せー」

    180 = 161 :

    あげ

    181 = 171 :

    「女、誕生日いつだ?」
    「丁度、三日前か。もう過ぎた」
    「あら。何かプレゼント贈ろうと思ったんだが」
    「止めてくれ、気持ち悪い」
    「ひどいなぁ」
    「ただの知り合いから貰うなんておかしいだろ。
       そんな金があるなら、自分の勉強に使った方が有意義だぞー」
    「勉強より大事な物がこの世にはある。俺はそう信じている」
    「少なくともそれは、他人に物を贈るのとは違うよ」

    182 = 161 :

    あげ

    183 = 170 :

    ふむふむ

    184 = 171 :

    「ん? なんだこれ」
    「こら、人の家を勝手に漁るな。大事な物もあるんだぞ」
    「女。これなんだ?」
    「……? 雪駄か。こんなのあったかな……」
    「ああ、サンダルみたいな物か。高そうだな」
    「うん。高そうだ。
       そうだな、質屋に買ってもらうか。酒代くらいにはなるだろ」
    「ちょっと待て、大事な物だったらどうするんだよ」
    「大事な物なら忘れないよ。大方、何かの折で貰ったのさ」
    「でもなぁ……。こんなの普通、理由が無いなら貰わないだろ」
    「女々しいやつめ。思い出なんか、抱えた所で荷物になるだけだぞ」
    「でもなぁ……」

    185 :

    いいねぇ

    186 = 171 :

    「小学校の教科書に、『スイミー』という話があった」
    「懐かしい。一人が弱くても、集団になれば強いって話だったな。
       どうしたんだ、いきなり」
    「いや。現代日本の人間には、当てはまらないと思って」
    「お前だろ」
    「そうだけど。時々考えるよ、一人と集団のどちらが幸せなのかって」
    「集団だろ。少なくとも、寂しくない」
    「そうだな。寂しくないな。でも、煩わしいじゃないか」
    「それは人によりけりだろ……」

    おやすみなさい

    187 = 170 :

    おやすみ。

    188 = 185 :

    お疲れさん

    191 :

    192 = 165 :

    本当に難しい新ジャンルだな。

    195 :

    これは一回落として新しく建ててもらったほうがいいのじゃないか?

    196 :

    だが断る

    197 :

    すみません>>1です……

    連日の寝落ち申し訳ないっす
    今日は仕事休みなんで、ネタが続く限り書いていきます

    198 = 197 :

    「……」グスッ、グスッ
    「なに泣いてんだよ、らしくないな」
    「……猫が、車に轢かれて死んじゃった……」
    「……そうか、知らなかったとはいえすまん」
    「謝らなくていい。ただ、この子のために手を合わせてくれないかな」
    「分かった」

    「良かったね、お前の死を悼んでくれる奴、私以外にもいたよ」グスッ
    「お前でも、泣くんだな」
    「涙を枯らすほど、まだもうろくしちゃいないよ」
    「無頼っぽくないな」
    「無頼である前に人間であれ、だよ」

    199 :

    なんだただの病気か

    200 :

    梅沢春人の作品に無頼男(ブレーメン)というものがあるんだが
    このスレタイは無頼娘(ブレーニャン)でいいのか?


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