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ゲン「女ちゃん、どうだい、売り上げは?」
女「あぁ、ゲンさん、ぼちぼちですわ」
ゲン「そうかい、一つ貰えかい」
女「まいど! 400円スッ!」
男「今のって……」
女「893の親分さん」
男「……」
女「あぁ、ゲンさん、ぼちぼちですわ」
ゲン「そうかい、一つ貰えかい」
女「まいど! 400円スッ!」
男「今のって……」
女「893の親分さん」
男「……」
女「男ー、飯食いに行こうぜ!」
男「金ねーよ」
女「心配すんな、私がもってる」
男「貯金しなさい」
女「やだ! 金なんて使ってなんぼだろ? ホラ、行くぞ」
男「強引だなぁ」
男「金ねーよ」
女「心配すんな、私がもってる」
男「貯金しなさい」
女「やだ! 金なんて使ってなんぼだろ? ホラ、行くぞ」
男「強引だなぁ」
男「で……、何? ここ?」
女「中華屋さん」
男「あきらかに高そうなんだが?」
女「気にすんなって」
女「ふっー、食った、食ったー」
男「ゲプッ……お前の身体の何処にあの量が入るんだ?」
女「中華屋さん」
男「あきらかに高そうなんだが?」
女「気にすんなって」
女「ふっー、食った、食ったー」
男「ゲプッ……お前の身体の何処にあの量が入るんだ?」
店員「〇Χ□△☆円になります」
女「あー、1万位たりないわ」
男「……金持ってねーぞ……ア〇ム行ってくるわ」
女「あー、待ちたまえ」
男「なんだ?」
女「我に秘策あり」
男「コレが秘策か」ジャブジャブ
女「いいじゃん、コレで許してくれるんだから」ジャブジャブ
女「あー、1万位たりないわ」
男「……金持ってねーぞ……ア〇ム行ってくるわ」
女「あー、待ちたまえ」
男「なんだ?」
女「我に秘策あり」
男「コレが秘策か」ジャブジャブ
女「いいじゃん、コレで許してくれるんだから」ジャブジャブ
男「お前なにしてんの?」
女「雑誌探してんの」ガサゴソ
男「二百円や三百円位出してやるからやめなさい」
女「読みたいわけじゃないよ」
男「じゃあ、どうすんのさ?」
女「それはね……」
女「今日発売の雑誌が半額だよー」
男「……本当にたくましいな」
女「雑誌探してんの」ガサゴソ
男「二百円や三百円位出してやるからやめなさい」
女「読みたいわけじゃないよ」
男「じゃあ、どうすんのさ?」
女「それはね……」
女「今日発売の雑誌が半額だよー」
男「……本当にたくましいな」
女「男ー、釣り行こうぜ!」
男「良いけど、お前できんの?」
女「なめるな!」
男「……」
男「大漁、大漁。女はどうかな?」
男「女、釣れたか?」
女「いや、コレ針ついてないから」
男「……」
男「良いけど、お前できんの?」
女「なめるな!」
男「……」
男「大漁、大漁。女はどうかな?」
男「女、釣れたか?」
女「いや、コレ針ついてないから」
男「……」
>>59
じゃあ、お言葉に甘えてあと少しだけ……。
男「取った魚の数で勝負するんじゃなかったのか?」
女「ふふふっ……ハンデだよハンデ」
男「もう俺十匹は釣ったんだが?」
女「男……知っているか?ガッ〇ンコ漁を」
男「犯罪です!!」
じゃあ、お言葉に甘えてあと少しだけ……。
男「取った魚の数で勝負するんじゃなかったのか?」
女「ふふふっ……ハンデだよハンデ」
男「もう俺十匹は釣ったんだが?」
女「男……知っているか?ガッ〇ンコ漁を」
男「犯罪です!!」
女「ヘクチッ……ズビー」
男「風邪か?」
女「だぁ(あぁ)……ぞぶだじぃ(そうらしい)……」
男「今日は寝てろよ」
女「ごぶぅうどぎごぞ、ぶぢゃずるんだ(こういう時こそ無茶するんだ)」
男「あっ、まてって!」
女「ガボッ、ガボッ……」
男「たまには言うこと聞きなさい!」
女「ずびばぜん(すみません)」
男「風邪か?」
女「だぁ(あぁ)……ぞぶだじぃ(そうらしい)……」
男「今日は寝てろよ」
女「ごぶぅうどぎごぞ、ぶぢゃずるんだ(こういう時こそ無茶するんだ)」
男「あっ、まてって!」
女「ガボッ、ガボッ……」
男「たまには言うこと聞きなさい!」
女「ずびばぜん(すみません)」
女「今日は雨が降るかな」
男「晴れてるけど?」
女「東の空が曇っているし、湿気もある。燕も地面すれすれを飛んでいる。
飛行機雲も消えないしな。十中八九、降るよ」
男「なるほど」
女「知識はいいぞー。役に立つし、荷物にもならない。
手に物を持たなくても生きていける」
男「羨ましいとは思わんね」
女「ふん。とりあえず段ボールハウスを移動させよう」
男「手伝おうか?」
女「いらん」
男「晴れてるけど?」
女「東の空が曇っているし、湿気もある。燕も地面すれすれを飛んでいる。
飛行機雲も消えないしな。十中八九、降るよ」
男「なるほど」
女「知識はいいぞー。役に立つし、荷物にもならない。
手に物を持たなくても生きていける」
男「羨ましいとは思わんね」
女「ふん。とりあえず段ボールハウスを移動させよう」
男「手伝おうか?」
女「いらん」
男「こんな時期に祭りがまたあるのか」
女「この辺りは多いんだよ」
男「そう言えば、テキ屋は今回はやらないのか?」
女「んー、お手伝いは頼まれたんだけど……あ、アレだ」
男「ちょ、待てよ!」
女「おっちゃん!一回」
男「祭りのクジなんかあたんねーぞ」
カラン!カラン!
親父「おめでとう!! 1等の大当りだ!」
男「へ?」
女「この辺りは多いんだよ」
男「そう言えば、テキ屋は今回はやらないのか?」
女「んー、お手伝いは頼まれたんだけど……あ、アレだ」
男「ちょ、待てよ!」
女「おっちゃん!一回」
男「祭りのクジなんかあたんねーぞ」
カラン!カラン!
親父「おめでとう!! 1等の大当りだ!」
男「へ?」
男「お前スゲーな、祭りのクジで当たった奴初めて見たよ」
女「あぁ、アレね……アレは嘘なんだ」
男「嘘?」
女「あらかじめ当たりのクジを握って箱に手を入れたわけ」
男「いや、バレるだろ」
女「あー、サクラだから、後でこのwi〇も返すし」
男「詐欺だな」
女「詐欺だね。でも、代わりに1等を一枚入れてもらったんだぜ?」
男「やっぱり当たりぬいての?」
女「当たり前じゃん」
女「あぁ、アレね……アレは嘘なんだ」
男「嘘?」
女「あらかじめ当たりのクジを握って箱に手を入れたわけ」
男「いや、バレるだろ」
女「あー、サクラだから、後でこのwi〇も返すし」
男「詐欺だな」
女「詐欺だね。でも、代わりに1等を一枚入れてもらったんだぜ?」
男「やっぱり当たりぬいての?」
女「当たり前じゃん」
女「こうしてこうで……。皆が理牌している隙に、山に仕込んだのをすり替えるんだ」
男「イカサマ練習するなよ」
女「まぁ、どうしてもという時に使うだけだ。財布が空になる寸前とか」
男「バレたら出入り禁止になるだろ。そもそも雀荘でイカサマなんてな……」
女「その時はその時だよ。ただ一つ言える事は、自分の金は自分で稼げ、だ。
イカサマしても」
男「なんという無頼……」
男「イカサマ練習するなよ」
女「まぁ、どうしてもという時に使うだけだ。財布が空になる寸前とか」
男「バレたら出入り禁止になるだろ。そもそも雀荘でイカサマなんてな……」
女「その時はその時だよ。ただ一つ言える事は、自分の金は自分で稼げ、だ。
イカサマしても」
男「なんという無頼……」
女「ハハッハー! 来い流星丸ー!」
男「家の犬に変な名前つけないでくれ」
女「しょうがないなー、流星丸は気に入らなかったらしいな」
女「よし、決めた! お前の名前はカラアゲだ!」
男「お願いだから食べないで」
男「家の犬に変な名前つけないでくれ」
女「しょうがないなー、流星丸は気に入らなかったらしいな」
女「よし、決めた! お前の名前はカラアゲだ!」
男「お願いだから食べないで」
男「落ち葉で焼き芋。やっぱり秋はこうでなくちゃな!」
女「ああ」
男「焼けた焼けた。いただきます……うん、美味い」
女「あふいな」
男「火傷したか。待ってろ、今飲み物を
女「ふう……必要ない。これも醍醐味だ」
男「それもそうだな」
女「ああ」
男「焼けた焼けた。いただきます……うん、美味い」
女「あふいな」
男「火傷したか。待ってろ、今飲み物を
女「ふう……必要ない。これも醍醐味だ」
男「それもそうだな」
女「見て見てー」
男「何それ? 巫女さん?」
女「バイトの衣装、似合うだろ?」
男「うっ……悔しいが認める」
男「ちなみに下着履かないってマジ?」
女「そうなの? いつも履かないから……」
男「買ってやるから履け!!」
男「何それ? 巫女さん?」
女「バイトの衣装、似合うだろ?」
男「うっ……悔しいが認める」
男「ちなみに下着履かないってマジ?」
女「そうなの? いつも履かないから……」
男「買ってやるから履け!!」
お疲れ様でした
女「あ」
男「どうした?」
女「鼻緒が切れた。サンダルの」
男「お、本当だ。昔から使ってたから当然だろ」
女「参ったなー。直すにしても、道具は家だ。遠い」
男「おぶって行ってやろうか」
女「男に頼る義理は無い」
男「強情な……。かたっぽ裸足で帰るのか?」
女「いや、けんけんで帰る」
男「頑張れ」
女「――あ」
男「どうした」
女「もう片方も切れた。仕方ない、裸足で帰るか」
男「だからおぶってってやるから」
女「あ」
男「どうした?」
女「鼻緒が切れた。サンダルの」
男「お、本当だ。昔から使ってたから当然だろ」
女「参ったなー。直すにしても、道具は家だ。遠い」
男「おぶって行ってやろうか」
女「男に頼る義理は無い」
男「強情な……。かたっぽ裸足で帰るのか?」
女「いや、けんけんで帰る」
男「頑張れ」
女「――あ」
男「どうした」
女「もう片方も切れた。仕方ない、裸足で帰るか」
男「だからおぶってってやるから」
女「あいたた」
男「女!? どうしたその怪我!」
女「野犬に噛まれた。食料を狙って来たから、追い払おうとしたんだが。
思ったより凶暴な奴だったよ」
男「いやいや駄目だろ! 狂犬病とかになったらどうする!」
女「それは私の運が悪かっただけさ。ここで発病して死ぬなら、
そこまでの人間だったというわけ」
男「……力ずくで病院まで引っ張ってくぞ」
女「どうぞご勝手に。男の金なら全く問題ない」
男「そもそもお前、保険証とかあるか?」
女「そういや無いなぁ」
男「女!? どうしたその怪我!」
女「野犬に噛まれた。食料を狙って来たから、追い払おうとしたんだが。
思ったより凶暴な奴だったよ」
男「いやいや駄目だろ! 狂犬病とかになったらどうする!」
女「それは私の運が悪かっただけさ。ここで発病して死ぬなら、
そこまでの人間だったというわけ」
男「……力ずくで病院まで引っ張ってくぞ」
女「どうぞご勝手に。男の金なら全く問題ない」
男「そもそもお前、保険証とかあるか?」
女「そういや無いなぁ」
女「寝ているだけで金が貰えるアルバイトを見つけた。睡眠時の脳の動きが
どうこうとかいう実験で」
男「女にはぴったりな仕事だ」
女「金が入ったら何に使おうかなー」
男「これから冬に入るんだし、新しい暖房器具でも買え。さすがに
湯たんぽだけじゃ辛いだろう」
女「意味が無いよ、電気が無いから。やはり新しい服が欲しいな。
かわいいのが」
男「プッ」
女「何故に吹き出す」
男「いや、なんでも……」
どうこうとかいう実験で」
男「女にはぴったりな仕事だ」
女「金が入ったら何に使おうかなー」
男「これから冬に入るんだし、新しい暖房器具でも買え。さすがに
湯たんぽだけじゃ辛いだろう」
女「意味が無いよ、電気が無いから。やはり新しい服が欲しいな。
かわいいのが」
男「プッ」
女「何故に吹き出す」
男「いや、なんでも……」
女「釣りに行ってくる」
男「道具が見当たらないんだが」
女「一つ問う。魚は道具を持っているか?」
男「あるわけないだろ」
女「無手の相手に道具で挑むは人、それを卑怯と言う。
徒手空拳には徒手空拳で挑むのが定め。
道具に頼るは愚の骨頂!」
男「そもそもそれは釣りとは言わな
女「行ってくる。ではな」
男「う~ん、俺が間違ってるような気がしてきたぞ」
男「道具が見当たらないんだが」
女「一つ問う。魚は道具を持っているか?」
男「あるわけないだろ」
女「無手の相手に道具で挑むは人、それを卑怯と言う。
徒手空拳には徒手空拳で挑むのが定め。
道具に頼るは愚の骨頂!」
男「そもそもそれは釣りとは言わな
女「行ってくる。ではな」
男「う~ん、俺が間違ってるような気がしてきたぞ」
男「今日は読書か。詩集?」
女「うん。暇そうな若者が捨てていった」
男「面白いのか、詩なんて」
女「別に。ただ、詩や文学を嗜むと心が豊かになるんだ。
物に乏しくても心が豊かであれば、良い人生が送れる。私はそう思う」
男「ふむ。一理ある」
女「おお、珍しい。男が賛同するなんて」
男「悪いかこら」
女「わっはっは」
もう寝る。
女「うん。暇そうな若者が捨てていった」
男「面白いのか、詩なんて」
女「別に。ただ、詩や文学を嗜むと心が豊かになるんだ。
物に乏しくても心が豊かであれば、良い人生が送れる。私はそう思う」
男「ふむ。一理ある」
女「おお、珍しい。男が賛同するなんて」
男「悪いかこら」
女「わっはっは」
もう寝る。
ただいま帰りました
支援&保守感謝です
今日は起きていられる限り続けます
支援&保守感謝です
今日は起きていられる限り続けます
>>1のだけしか読まない俺異端
女「男ー、私ちょっくら旅に出てくるわー」
男「…旅?」
女「そう。流れ流れて自分の死に場所を探すんだよー」
男「そっか……どのくらいで帰ってくる?」
女「おいおい、無頼にそれを聞くのは野暮ってもんだろー?」
女「ま、しいて言うなら風がこっちに吹いた時かなー」
男「……そうか」
女「うん、ほいじゃ明日の朝には出ていくから」
男「おう、分かったよ」
女「餞別とかいらないからな?全然気にしなくていいからな?」
男「………了解、なんか食いもん持ってくるわ」
女「できるだけ日保ちするものがいいなー」
男「…おk、把握」
男「…旅?」
女「そう。流れ流れて自分の死に場所を探すんだよー」
男「そっか……どのくらいで帰ってくる?」
女「おいおい、無頼にそれを聞くのは野暮ってもんだろー?」
女「ま、しいて言うなら風がこっちに吹いた時かなー」
男「……そうか」
女「うん、ほいじゃ明日の朝には出ていくから」
男「おう、分かったよ」
女「餞別とかいらないからな?全然気にしなくていいからな?」
男「………了解、なんか食いもん持ってくるわ」
女「できるだけ日保ちするものがいいなー」
男「…おk、把握」
女「旅立ちのっ、朝ー!」
男「今、朝五時だぞ……元気だなおい……」
女「旅に出る日の朝は、私はいつもこんな風だぞ?」
男「遠足前の子供かよ」
女「それに、こんな時間にわざわざ起きて、見送りに来てくれる奴もいることだしなー」
男「へいへい、どーせ俺はヒマですよ」
女「そんなに自分を卑下するもんじゃないぞ、男。お前がきてくれて嬉しかったのは本当なんだからな」
男「……」
女「ところで、餞別はどした?」
男「ん、ああ。ほれ、缶詰め類その他食料の詰め合わせだ」
女「おー、悪くないねー」
男「大事に食えよ?」
女「もっちろん!」
男「今、朝五時だぞ……元気だなおい……」
女「旅に出る日の朝は、私はいつもこんな風だぞ?」
男「遠足前の子供かよ」
女「それに、こんな時間にわざわざ起きて、見送りに来てくれる奴もいることだしなー」
男「へいへい、どーせ俺はヒマですよ」
女「そんなに自分を卑下するもんじゃないぞ、男。お前がきてくれて嬉しかったのは本当なんだからな」
男「……」
女「ところで、餞別はどした?」
男「ん、ああ。ほれ、缶詰め類その他食料の詰め合わせだ」
女「おー、悪くないねー」
男「大事に食えよ?」
女「もっちろん!」
女「ほいじゃー、準備も出来たし行きますか」
男「………あのよ、女」
女「『行ってくれるな』とかは、言ってくれるなよ?」
男「ぐっ……ば、バーカ。誰がそんなこと言うか」
女「なら良かった。お前なら私のしたいことは止めないからな」
女「これで心置きなく、旅に出ることができるよ」
男「…」
女「土産話しか持って帰れないけど、楽しみにしてろよー」
男「……おう」
女「じゃ、また会う日まで達者でな」
男「お前も元気でいろよ」
女「おー!」
男「……行っちまったか」
男「惚れた女の息災を願うしかできない俺って、無力だなぁ…」
男「………はぁ」
男「………あのよ、女」
女「『行ってくれるな』とかは、言ってくれるなよ?」
男「ぐっ……ば、バーカ。誰がそんなこと言うか」
女「なら良かった。お前なら私のしたいことは止めないからな」
女「これで心置きなく、旅に出ることができるよ」
男「…」
女「土産話しか持って帰れないけど、楽しみにしてろよー」
男「……おう」
女「じゃ、また会う日まで達者でな」
男「お前も元気でいろよ」
女「おー!」
男「……行っちまったか」
男「惚れた女の息災を願うしかできない俺って、無力だなぁ…」
男「………はぁ」
真夜中を乗り切ってこそ、新ジャンルの華。なればこそ……
男「お、お邪魔します」
女「おーおー、何にも無いけど、寝床はあるよっと」
男「それにしても、予想してたよりも、ちゃんとした部屋だ」
女「ダンボールにでも住んでると思った?」
男「路地裏とか高架下とか」
女「ああ、そいつはいいかもね。でも、あたしも一応こんなナリだからさ、鍵のある部屋のほうが寝心地がいいわけさ」
男「なるほど。押し入られたらどうするんだ?」
女「殴るか、もしくはあの世に行ってもらう」
男「はは……」
女「ベッドは好きに使っていいけど、その前に付き合ってくんない?」
男「何に?」
女「お酒にきまってるじゃないさ。客人と酒を飲む。当たり前の事」
男「……そ、そうなんだー」
男「お、お邪魔します」
女「おーおー、何にも無いけど、寝床はあるよっと」
男「それにしても、予想してたよりも、ちゃんとした部屋だ」
女「ダンボールにでも住んでると思った?」
男「路地裏とか高架下とか」
女「ああ、そいつはいいかもね。でも、あたしも一応こんなナリだからさ、鍵のある部屋のほうが寝心地がいいわけさ」
男「なるほど。押し入られたらどうするんだ?」
女「殴るか、もしくはあの世に行ってもらう」
男「はは……」
女「ベッドは好きに使っていいけど、その前に付き合ってくんない?」
男「何に?」
女「お酒にきまってるじゃないさ。客人と酒を飲む。当たり前の事」
男「……そ、そうなんだー」
男「……う、頭痛い……」
女「ん~、るせぇな」
男「え? あ、そういえば、女さんのところに泊まったんだっけ……えと、今何時……」
女「ん、寒いにゃ……」
男「えと……俺、パンツはいてるよな。やばい、記憶が無い」
女「ん~、んぁ? 誰、あんた?」
男「いや、昨日あったばっかだけど、一応、知り合いだよ」
女「……? あー、思い出した。お人好しのにいさん」
男「だから、それやめろって……」
女「んふ……一人で帰れる?」
男「大丈夫だと思う。頭痛いけど、もう明るいし。それより、大丈夫? 調子悪そうだけど」
女「……冷蔵庫、水、しんどい」
男「……朝食くらい、作っていくよ」
女「ん~……」
女「ん~、るせぇな」
男「え? あ、そういえば、女さんのところに泊まったんだっけ……えと、今何時……」
女「ん、寒いにゃ……」
男「えと……俺、パンツはいてるよな。やばい、記憶が無い」
女「ん~、んぁ? 誰、あんた?」
男「いや、昨日あったばっかだけど、一応、知り合いだよ」
女「……? あー、思い出した。お人好しのにいさん」
男「だから、それやめろって……」
女「んふ……一人で帰れる?」
男「大丈夫だと思う。頭痛いけど、もう明るいし。それより、大丈夫? 調子悪そうだけど」
女「……冷蔵庫、水、しんどい」
男「……朝食くらい、作っていくよ」
女「ん~……」
女「もしもーし……んだよ、また荒事ォ? これでも女の子なンすけどォ……はいはい、金かかっちゃったら、やるっきゃないねぇ」
男「おや、マックで食事中かな……どうやって稼いでんだろ、あの人」
女「あいよ、ホストのいらない子ね。インネンつけられる前にケチョンケチョン……古い言い回し好きだね、アンタ」
男「……なんか、楽しそうだなぁ……恋人だったりして」
女「わかった、んじゃまたねー……ふぅ、ん? おーい、にいさんじゃないの?」
男「あ、うん、そうだけど……」
女「珍しいトコで会うね。お仕事?」
男「いや、今日は学校が午前で終わりだからさ」
女「あ、学生なんだ? ふーん、そういや、ハタチなんだっけ?」
男「そう。って、話したっけ?」
女「あたしとおんなじ。いやぁ、酒飲むと、口軽くなるよね」
男「あのときか……君は?」
女「学校? いってないよ。高校中退。大学行ってると思った?」
男「一応ね、きいてみただけ」
女「まったく、気がきくんだか、そうでないんだか」
男「おや、マックで食事中かな……どうやって稼いでんだろ、あの人」
女「あいよ、ホストのいらない子ね。インネンつけられる前にケチョンケチョン……古い言い回し好きだね、アンタ」
男「……なんか、楽しそうだなぁ……恋人だったりして」
女「わかった、んじゃまたねー……ふぅ、ん? おーい、にいさんじゃないの?」
男「あ、うん、そうだけど……」
女「珍しいトコで会うね。お仕事?」
男「いや、今日は学校が午前で終わりだからさ」
女「あ、学生なんだ? ふーん、そういや、ハタチなんだっけ?」
男「そう。って、話したっけ?」
女「あたしとおんなじ。いやぁ、酒飲むと、口軽くなるよね」
男「あのときか……君は?」
女「学校? いってないよ。高校中退。大学行ってると思った?」
男「一応ね、きいてみただけ」
女「まったく、気がきくんだか、そうでないんだか」
女「うー、さむさむ……熱燗でも欲しいなぁ、屋台とか無かったっけ、この辺……お」
男「あれ、よく会うね」
女「こんな町外れに、なんか用なわけ? この辺には廃港とかしかないよ」
男「いや、前にゼミの飲み会の帰りに、講師のおっさんと一緒に飲んだ屋台がこの辺りにあってさ、気紛れに探してたんだよ」
女「暇ねー。大学生って暇なの?」
男「まぁ、時間が余ることもあるよ。詰め方を考えれば、暇にも忙しくもなる」
女「ふーん、で、見つかったわけ? その屋台」
男「見つかってりゃ、こんな辺鄙な場所に居ないよ。ちょっと迷っちゃって」
女「ださっ、にいさんらしいね」
男「あのなぁ……そういや、君は何しに?」
女「ちょっと、おしごと。まあ、バイトみたいなもんかな」
男「へぇ……女の子をこんなところに一人にさせるなんて、ろくなバイトじゃないな」
女「かもねぇ……あ、じゃあ一緒に屋台探す? 反対側は、人住んでるとこ出るし」
男「いきあたりばったりだなぁ……付き合うよ」
男「あれ、よく会うね」
女「こんな町外れに、なんか用なわけ? この辺には廃港とかしかないよ」
男「いや、前にゼミの飲み会の帰りに、講師のおっさんと一緒に飲んだ屋台がこの辺りにあってさ、気紛れに探してたんだよ」
女「暇ねー。大学生って暇なの?」
男「まぁ、時間が余ることもあるよ。詰め方を考えれば、暇にも忙しくもなる」
女「ふーん、で、見つかったわけ? その屋台」
男「見つかってりゃ、こんな辺鄙な場所に居ないよ。ちょっと迷っちゃって」
女「ださっ、にいさんらしいね」
男「あのなぁ……そういや、君は何しに?」
女「ちょっと、おしごと。まあ、バイトみたいなもんかな」
男「へぇ……女の子をこんなところに一人にさせるなんて、ろくなバイトじゃないな」
女「かもねぇ……あ、じゃあ一緒に屋台探す? 反対側は、人住んでるとこ出るし」
男「いきあたりばったりだなぁ……付き合うよ」
男「どうでもいいけどさ、君は酒強いな。さては、成人前から飲んでたクチだろ?」
女「成人? 高校行ってた時から飲んでたっつの」
男「あーやっぱり。その頃から、けっこうあくどい事やってたりしてな」
女「ん~、先公だまくらかして、病院送りにしたり、淫行デッチ上げて退職させたりとか?」
男「うわ、ひでえ……ほんとにやったの?」
女「だぁってさー、あいつら教師の風上にも置けないつーかさー」
男「あーあー、酒がこぼれてる……服、染みになるぞ、まったく」
女「……あんたさー、つくづくお人好しだよねぇ」
男「君がだらしないからだろ。あっと、胸元は自分で拭いてね。はばかられる」
女「クスッ、可愛いんだ。ほれほれ、好きにしていいんだぞ~」
男「やめろ、こっちもぬれる」
女「そんなこと言わずに~……お、ちくわぶ頂き」
男「俺の食いかけだっての……もー、おやっさん、ちくわぶもう一つ」
女「成人? 高校行ってた時から飲んでたっつの」
男「あーやっぱり。その頃から、けっこうあくどい事やってたりしてな」
女「ん~、先公だまくらかして、病院送りにしたり、淫行デッチ上げて退職させたりとか?」
男「うわ、ひでえ……ほんとにやったの?」
女「だぁってさー、あいつら教師の風上にも置けないつーかさー」
男「あーあー、酒がこぼれてる……服、染みになるぞ、まったく」
女「……あんたさー、つくづくお人好しだよねぇ」
男「君がだらしないからだろ。あっと、胸元は自分で拭いてね。はばかられる」
女「クスッ、可愛いんだ。ほれほれ、好きにしていいんだぞ~」
男「やめろ、こっちもぬれる」
女「そんなこと言わずに~……お、ちくわぶ頂き」
男「俺の食いかけだっての……もー、おやっさん、ちくわぶもう一つ」
女「……もしもしー? あ、にいさんか。珍しいね……今? 来てんの? ああ、開いてるよ」
男「急にごめん。雨降ってんのに傘忘れて、近くだったモンだから……あれ」
女「ああ、その辺座ってて」
男「まだ陽も落ちてない時間から、お酒ですか」
女「いいじゃん、仕事終りなんだし」
男「へぇ……それにしても、やっぱ……タイミング悪かったな」
女「ん? ああ、このカッコ? 気になるんなら、シャツとか着るけど」
男「お願いします。ていうか……アザだらけなのは、つっこんでいいの?」
女「別に、仕事上、そういうこともあるって事」
男「……殴られたとか、そういうのだよな」
女「めずらしかないよ。女殴りながら犯したいっていう、おかしなのも居るんだよ。けっこう、儲かった」
男「……」
女「なに、身体で稼いじゃいけない?」
男「そうは言わないけど……もっと大事にしたほうがいいと思って」
女「今更だけど、まぁ、アンタのそういうヘンな気遣い、嫌いじゃないよ」
男「急にごめん。雨降ってんのに傘忘れて、近くだったモンだから……あれ」
女「ああ、その辺座ってて」
男「まだ陽も落ちてない時間から、お酒ですか」
女「いいじゃん、仕事終りなんだし」
男「へぇ……それにしても、やっぱ……タイミング悪かったな」
女「ん? ああ、このカッコ? 気になるんなら、シャツとか着るけど」
男「お願いします。ていうか……アザだらけなのは、つっこんでいいの?」
女「別に、仕事上、そういうこともあるって事」
男「……殴られたとか、そういうのだよな」
女「めずらしかないよ。女殴りながら犯したいっていう、おかしなのも居るんだよ。けっこう、儲かった」
男「……」
女「なに、身体で稼いじゃいけない?」
男「そうは言わないけど……もっと大事にしたほうがいいと思って」
女「今更だけど、まぁ、アンタのそういうヘンな気遣い、嫌いじゃないよ」
平日夜間保守、支援誠に申し訳ないっす
自分が思ってた以上に疲れてたようで……
再開します
自分が思ってた以上に疲れてたようで……
再開します
女「……雨、止まないね」
男「ああ、傘あったっけ?」
女「使わないよ、あたし」
男「だよねぇ……」
女「……軽蔑した?」
男「……なにが?」
女「こういうことしてるってのさ」
男「わかんない。でも、もう少し安全で確実な方法があるんじゃないかってのは」
女「……こういうナリじゃ、そういうのこそ難しいんだ」
男「そっか……ごめん」
女「なんで、あやまんのさ」
男「なんとなく」
女「なにそれ」
男「ごめん」
女「あやまんなっつーの。バーカ」
男「ああ、傘あったっけ?」
女「使わないよ、あたし」
男「だよねぇ……」
女「……軽蔑した?」
男「……なにが?」
女「こういうことしてるってのさ」
男「わかんない。でも、もう少し安全で確実な方法があるんじゃないかってのは」
女「……こういうナリじゃ、そういうのこそ難しいんだ」
男「そっか……ごめん」
女「なんで、あやまんのさ」
男「なんとなく」
女「なにそれ」
男「ごめん」
女「あやまんなっつーの。バーカ」
男 「……」
悪友「おい、男」
男 「……」
悪友「おいってば」
男 「……はぁ」
悪友「こりゃあ重症だな」
男 「なぁ、悪友よぅ…」
悪友「今にも死にそうな顔をしてどうした」
男 「あいつ、今ごろどこで何してんのかなぁ……」
悪友「知るか。あいつって誰よ」
男 「教えねーよ馬鹿」
悪友「なんでだよアホ」
男 「無頼に惚れたって、ロクなことないからだよ」
悪友「意味分からん」
悪友「おい、男」
男 「……」
悪友「おいってば」
男 「……はぁ」
悪友「こりゃあ重症だな」
男 「なぁ、悪友よぅ…」
悪友「今にも死にそうな顔をしてどうした」
男 「あいつ、今ごろどこで何してんのかなぁ……」
悪友「知るか。あいつって誰よ」
男 「教えねーよ馬鹿」
悪友「なんでだよアホ」
男 「無頼に惚れたって、ロクなことないからだよ」
悪友「意味分からん」
男「……」
男「……」
男「……女にやるつもりで、学食から残り物もらってきちまった」
男「しょうがない、猫の餌にするか」
男「……」
男「……女にやるつもりで、学食から残り物もらってきちまった」
男「しょうがない、猫の餌にするか」
一方その頃、女はというと----
女「潮風サイコー!」
女「やっぱ海はいいねぇ、一人になるには絶好の場所だ」
女「あそこで鳴いてんのは、ウミネコか?」
女「私って、つくづく猫に縁があるなぁ」
女「潮風サイコー!」
女「やっぱ海はいいねぇ、一人になるには絶好の場所だ」
女「あそこで鳴いてんのは、ウミネコか?」
女「私って、つくづく猫に縁があるなぁ」
>>1がんばれ
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