元スレ新ジャンル「無頼娘」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
252 = 246 :
調子こいて横槍スマヌ。
好き勝手やって、やっと頼るべき人を見つけたってラストも良いね。
逆に最後まで分かりあえなくて、互いの子供がまた巡り会って‥ってのも良いな。
いつか彼女が素直になれれば、それで良いかなと。
傍観者はこれで消えます。この展開もなかなかの流れ。GJ!
254 = 197 :
男「…俺が、それで良いって言っても駄目か?」
女「それでって……根なし草の、寄る辺ない私でも良いって?」
男「うん」
女「私、不潔だよ?家事とか育児とか、女がすべきことなんにもできないよ?」
男「それでも俺は、お前がいいんだ」
女「なんで?なんで私なんか選ぶんだよ」
女「私はいつか君になんにも言わずに、突然出ていくかもしれないんだよ?」
男「そしたら待つ。お前が帰ってくるのを、ひたすら待つ」
男「お前が流れに流れて死ぬ覚悟をしてるなら、俺もお前を待って死ぬ覚悟をしたってことよ」
男「だから言う。女、お前、俺の側にいてくれよ」
男「俺と、付き合ってくれ」
女「……」
255 = 251 :
ああ
256 :
まだやってんのかよ
257 = 197 :
女「……雨、止んだみたいだね」
男「え、あ…本当だ……」
女「段ボールハウスの補修しなくっちゃ」
男「おい、返事は……!?」
女「あのなー、お前にだけは教えとくけどなー」
女「無頼は普通の幸せを手にしようとしたら、途端に不幸になってしまう生き物なんだよ」
女「だから、私はお前にどれだけアプローチされても、ノーとしか言えんのだわ」
男「……あぁ、……そうなのか……」
女「…………それでもお前が、私を待っててくれるっていうならさ」
男「え?」
女「お前は私の、巣になってくれ」
258 = 197 :
男「巣、というと?」
女「そのまんまな意味。私の帰る場所、疲れた時の止まり木」
男「それって、無頼の定義から外れてないか?」
女「自分から告ってきたくせに、文句あっか」
男「いや、ないが」
女「ならよし」
男「存外簡単に決めちまうんだな」
女「別に、あんたと付き合おうと付き合うまいと、無頼の性根は変わらないしね」
男「なら、俺がお前の巣になる意味って俺の満足以外にないんじゃ……」
女「………実を言うと、生まれて初めて人に必要とされて、嬉しかったってのもある」
男「そうなのか?」
女「イエス。納得したなら早く段ボールハウスの補修手伝う!」
男「お…おう!」
261 :
ふむ
265 :
いい話だ
267 :
おつ?かな
268 :
がさがさ
男「女、ここ水漏れして破れてるぞ」
女「……」
男「女?」
女「あ……ごめんぼーっとしてた」
男「何泣いてんだよ」
女「雨粒が目に入ったの」
男「嘘つけ」
女「本当だよー」
男「素直じゃないな、無頼ってのも」
女「無頼は関係ないし」
男「なら、お前が素直じゃないんだ」
女「そうだよ、私はひねくれてんの」
男「素直になれよ」
女「やーだよ、一生素直になんかならないかんな。べぇっ」
男「いいよ別に。それならそれで」
男「ほどよい風向きになるのを、気長に待てばいいだけよ」
女「男も無頼の心が分かってきたね」
男「誰かさんとしょっちゅう一緒にいますから」
女「それもそうだね」
269 :
しえん
271 :
昼前のとある空き教室。
その隅で青年達は牌をつまんでいた。
友「男、ドベは全員に飯おごりだかんな」
男「ああ、言われなくても、わかってる」
男 (今月は正直キツイ(もちろん金銭的な意味で)。ここは負けられん…)
男 (だが、これでは……。 くそ、せめてこの五萬さえ切れれば……!!)
「死ねば助かるのに……」
男「………え?」
女「……………」
スレタイでまんまアカギみたいなの想像した
っつか、新ジャンルって地の文はいったらアウアウ?
割ってはいってたらスマソ
272 :
>>271
嫌われやすいが、最近だと「濡れねずみ」ってのが、地の文ありで好評だった。
273 :
泣く泣く使うこともある。終わらせるときとか、あると便利なんだ、これが
276 = 265 :
濡れねずみはよかったなあ
277 = 271 :
なるほどわかった
さんくす
278 :
女「時に男、AVは好き?」
男「なんだいきなり。まぁ好きな物もあれば嫌いな物もある」
女「それは良かった。実は、知人が結婚を機に処分したいと言ってきて。
山のように貰ったんだけど、欲しい? 裏も結構ある」
男「売ればいいじゃないか。端銭くらいはなるだろうに」
女「あ、そう。たまには親切にしてやろうと思ったのに。
AV捌けるようなルートあったかなぁ……」
男「やっぱ貰う」
女「え?」
男「女が親切してくれるなんて滅多に無いからな。ありがたく貰う」
女「そう。良かった良かった。ちなみに全部、熟女物だから」
男「……おい」
280 = 267 :
>女「やーだよ、一生素直になんかならないかんな。べぇっ」
死んだ(*´д`)
282 = 278 :
女「あー。極楽、極楽」
男「安上がりだな。煙草の一本で極楽なんて」
女「はは。まぁ、他に大した幸せも無いしね」
男「幸せか。幸せは自分で掴む物だって誰かが言ってた」
女「面倒だからやだ。煙草と酒と博打があれば、何もいらない」
男「駄目人間の典型だ。人間なんだから、もっと幸せに向かって邁進しても
いいじゃないか」
女「うるさい」
283 = 271 :
>>271後
女、ありえない引きあがりの連続。
そのとき、友に電流(ry
男「いやぁ、助かった! 恩に着るよ」
女「そう」
男「なにかお礼させてくれないか。
…といっても、たいした事はできないが」
女「べつにいい」
男「そんなこというなよ、なにかないのか」
女「………たばこ」
男「え?」
女「ちょうど切らしてた」
男「ああ、そういうことか、お安い御用だ! すぐ買ってくるよ!」
女「…………」
続き書きたいけど寝る
284 = 278 :
女「あれ」
男「どうした」
女「ライターが点かない。オイル切れたかな」
男「丁度いいだろ。これを機に禁煙しろ」
女「断る。ライターが無ければマッチを使う。どっかで貰ったのがあった筈」
男「煙草は身体に毒だぞー」
女「お、あった。煙草は身体の栄養だからな。欠かせないのだ」
男「……そのうち体壊すぞ」
女「別にいいよ。それはそれで」
285 = 278 :
男「疲れた」
女「なんだいきなり。レポートでも書いた?」
男「違うよ。無性に人間関係が嫌になった」
女「喧嘩か」
男「大正解。最初は下らない理由だったんだけどなぁ。そのうち、段々と
エスカレートして。終いには殴り合う寸前だった」
女「まぁ、そんな日もあるだろうよ。人付き合いなんだから」
男「今なら女が無頼でいる理由が分かる気がする。他人と関わりたくない時って
確かにあるよなぁ」
女「……友達は大事にしなさい」
男「分かってるけど。喧嘩したばっかだしなぁ」
286 = 278 :
女「前から思ってたけど、男は優しい人だね」
男「そうか? ありがとう」
女「いや、別に誉めてはいない。寧ろ馬鹿にした」
男「なんだそら」
女「私は無頼が長いからなぁ。積極的に関わってくるような人はどうにも
苦手かな」
男「迷惑ってこと?」
女「違うけど。んー。なんと言えばいいのやら。
やっぱりどうでもいいや」
男「気になるぞー」
287 = 272 :
紫煙
288 = 278 :
女「死ぬ」
男「二日酔いで人は死にません」
女「死にそうなくらい気持ち悪い。一気飲みなんてする物じゃないな」
男「なんでしたんだよ、危ないな」
女「いや、なんとなく。少し生死の狭間を漂ってみようと思って」
男「相当に酔ってたんだな」
女「正直に言うと死のうと思った。なんとなく」
男「なんとなくで死ぬなよ。命は大事にしろ」
女「そう言うが、良く考えれば私が死んだ所で誰かが悲しむ訳でもないしな。
無頼者は寂しいね。あー、頭がガンガンする」
男「とりあえず水持ってくるよ」
女「ありがとー」
今日の夜十時か。お休み
289 = 272 :
乙ぅっ!
290 = 272 :
あり?こっちも人いないの?
294 :
女「どっかに五億くらい持ってる麻雀の強い爺さんでも転がってないかな」
男「なにを読んだかは聞かないがまずギャンブルで生計を立てるのをやめなさい」
女「完全実力主義の仕事と言ってもらいたいね」
295 = 294 :
女「ともあれ麻雀で稼ぐのも飽きてきたな」
男「そろそろまともに働いてみては」
女「株にでも手を出すか…ああ破滅の匂いがプンプンする」
男「頼むから俺を心配させないでください」
女「やばい考えたら興奮してきた」
男「聞いちゃいねぇ」
296 = 294 :
女「しかしこの生活続けてると世の中の事に疎くなるな」
男「まあ当然と言えば当然だ」
女「ベルリンの壁が崩壊したと聞いたときは驚いたよ」
男「待てお前いくつだ」
女「さすがに冗談だ」
297 :
おもしろいな
298 = 294 :
女「引き際を知るってのは負けを認めるってことさ。だから限界を求めるんだ」
男「さいで」
女「自らの感覚、信念…そいつらを貫き通してこそ、そこに勝利が生まれる」
男「いいたいことはよくわかった。昼飯をかすめ盗って行ったカラスを3日も追いかけるのはこれきりにしなさい」
女「むぐう」
300 = 294 :
女「『卑怯』も『汚い』も、勝つための『技術』だと思うね」
男「またなにを言い出すんだこいつは」
女「いや金がなかったので電車で痴漢でっち上げて示談金たんまりって話」
男「さすがにそれは犯罪です」
女「わかっててやってるんだよ」
男「ですよね」
みんなの評価 :
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