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元スレ新ジャンル「無頼娘」
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女「よー、男ー」
男「女じゃないか。何やってんだこんなとこで」
女「昨日マージャンで大敗してさー、賭け金の支払い逃れるために公園で段ボール暮らしなのー」
男「そういう刹那的な生き方はやめろっつってるだろ?」
女「えへへー、でも慣れると病みつきだよ?」
男「そんな生活してると、早いうちに死ぬぞお前」
女「いいじゃないか、死に急ぐも生き急ぐも、結局は同じことなのさ」
男「……はぁ」
男「女じゃないか。何やってんだこんなとこで」
女「昨日マージャンで大敗してさー、賭け金の支払い逃れるために公園で段ボール暮らしなのー」
男「そういう刹那的な生き方はやめろっつってるだろ?」
女「えへへー、でも慣れると病みつきだよ?」
男「そんな生活してると、早いうちに死ぬぞお前」
女「いいじゃないか、死に急ぐも生き急ぐも、結局は同じことなのさ」
男「……はぁ」
男「なぁ、ひとつ聞いていいか?」
女「なんでもござれよー」
男「お前の思う無頼の定義って、何よ」
女「うーん、そうだねー」
女「死に生くことを天に預け、明日行く道を風に聞く、かな?」
男「全く分からないんですが」
女「つまりは、こーいうこと」
----スタスタ、ふらっ
男「!?、危ないっ!」
----キキーッ
男「はぁ…はぁ…いきなり車道に飛び出す奴があるか!」
女「どうやら天は、私にまだ生きろと言っているようだ」
女「神様も私を見捨ててないし、男も私を見捨ててない。つまりはこれが無頼の生」
男「分かった、分かったからもう危ないことしないでくれ…」
女「ふひひ」
女「なんでもござれよー」
男「お前の思う無頼の定義って、何よ」
女「うーん、そうだねー」
女「死に生くことを天に預け、明日行く道を風に聞く、かな?」
男「全く分からないんですが」
女「つまりは、こーいうこと」
----スタスタ、ふらっ
男「!?、危ないっ!」
----キキーッ
男「はぁ…はぁ…いきなり車道に飛び出す奴があるか!」
女「どうやら天は、私にまだ生きろと言っているようだ」
女「神様も私を見捨ててないし、男も私を見捨ててない。つまりはこれが無頼の生」
男「分かった、分かったからもう危ないことしないでくれ…」
女「ふひひ」
女「男ー、見て見てー」どさっ
男「おま、どうしたんだその金!?」
女「たまたま同席した小金持ちからふんだくったのー」
男「ひーふーみーよー…百万の束が十個ある……」
女「こんだけあれば、当分食いっぱぐれはないねー」
男「いやお前、こんだけ持ってて段ボール暮らしはないだろ…」
女「たくさんお金があると、逆にここのが落ち着くんだよー」
女「それに、私の居場所は男しか知らないから、お金がなくなったら男が盗ったってすぐ分かるしねー」
男「ぬう、世知辛い…」
男「おま、どうしたんだその金!?」
女「たまたま同席した小金持ちからふんだくったのー」
男「ひーふーみーよー…百万の束が十個ある……」
女「こんだけあれば、当分食いっぱぐれはないねー」
男「いやお前、こんだけ持ってて段ボール暮らしはないだろ…」
女「たくさんお金があると、逆にここのが落ち着くんだよー」
女「それに、私の居場所は男しか知らないから、お金がなくなったら男が盗ったってすぐ分かるしねー」
男「ぬう、世知辛い…」
女「男くん、何月生まれ~?」
男「11月ですがなにか」
女「わたしの方がおねえさんだから~、いつでも頼ってね~?」
男「え? あ、ああ……」
女「ふふ~ん……あ、ちょうちょだ~」 ふらふらふ
男「なにを頼ればいいんだらう…」
男「11月ですがなにか」
女「わたしの方がおねえさんだから~、いつでも頼ってね~?」
男「え? あ、ああ……」
女「ふふ~ん……あ、ちょうちょだ~」 ふらふらふ
男「なにを頼ればいいんだらう…」
男「女でこういうことすんのって、勇気いらないか?」
女「怖いのは最初のうちだけさ。この辺は割と治安もいいしね」
男「それでも、怪しい奴とか暴漢とかいない訳じゃないだろ?」
女「さいですなぁ」
男「その…襲われたりとかの不安は、ないのか?」
女「なーに、レイプされかかったら舌噛んで死んでやりますよー」
男「なるほど、俺なんかとは覚悟がちがうのね……」
女「怖いのは最初のうちだけさ。この辺は割と治安もいいしね」
男「それでも、怪しい奴とか暴漢とかいない訳じゃないだろ?」
女「さいですなぁ」
男「その…襲われたりとかの不安は、ないのか?」
女「なーに、レイプされかかったら舌噛んで死んでやりますよー」
男「なるほど、俺なんかとは覚悟がちがうのね……」
女「男ー、ねこ拾ったー」
男「ねこは雨避けに段ボールを使っただけだと思うが」
女「ねこはねー、餌付けしとくといいことがあるんだよー」
男「ほう、どんな?」
女「不審者が近づいたら、シャーフー言って威嚇するの。だから番犬代わりになるの」
男「へー」
女「そんでね、いざという時には非常用の食料にも!!」
男「それはやめとけ。野良猫なんか食ったら病気になるぞ」
女「三毛猫は特に美味しいんだって!」
男「だから食うなってば」
男「ねこは雨避けに段ボールを使っただけだと思うが」
女「ねこはねー、餌付けしとくといいことがあるんだよー」
男「ほう、どんな?」
女「不審者が近づいたら、シャーフー言って威嚇するの。だから番犬代わりになるの」
男「へー」
女「そんでね、いざという時には非常用の食料にも!!」
男「それはやめとけ。野良猫なんか食ったら病気になるぞ」
女「三毛猫は特に美味しいんだって!」
男「だから食うなってば」
女「にゃーにゃーにゃー♪」
男「野良、すっかりなついたなぁ」
女「なんかこいつ、私と気が合うみたいだねー」
男「猫は寂しがりの人間になつくらしいぞ」
女「むー、それじゃ私が一人でいるのを寂しがってるみたいじゃんかー」
男「うむ、そりゃすまん」
女「きっと、こいつと私は野良同士だから気が合ったのさ」
男「野良同士、か。確かにな」
女「猫なのに、一匹狼とはこれいかに」
男「誰がうまいこと言えと」
男「野良、すっかりなついたなぁ」
女「なんかこいつ、私と気が合うみたいだねー」
男「猫は寂しがりの人間になつくらしいぞ」
女「むー、それじゃ私が一人でいるのを寂しがってるみたいじゃんかー」
男「うむ、そりゃすまん」
女「きっと、こいつと私は野良同士だから気が合ったのさ」
男「野良同士、か。確かにな」
女「猫なのに、一匹狼とはこれいかに」
男「誰がうまいこと言えと」
女「おっす、男ー」
男「おっす…うわくさっ!」
女「えー、何がー?」
男「お前だよお前、ズバリ風呂入ってないだろ!」
女「そういやーここ一週間ほど入ってなかったわー」
男「いくら涼しくなったからって、一週間はないだろ」
女「まぁ、風呂くらい入らなくても死にはしない」
男「こっちの鼻が死ぬんですが」
女「すまん、じゃあ今日あたり巣に戻って風呂入るわ」
男「そうしろ」
男「おっす…うわくさっ!」
女「えー、何がー?」
男「お前だよお前、ズバリ風呂入ってないだろ!」
女「そういやーここ一週間ほど入ってなかったわー」
男「いくら涼しくなったからって、一週間はないだろ」
女「まぁ、風呂くらい入らなくても死にはしない」
男「こっちの鼻が死ぬんですが」
女「すまん、じゃあ今日あたり巣に戻って風呂入るわ」
男「そうしろ」
女「そうだー、男も私の巣に来るか?」
男「巣……ってえと、お前んち?」
女「おうよー。お前にはいつもお世話になってるからなー」
男「ありがたいが、俺なんかが行っていいのか?」
女「水道水くらいなら振る舞ってやろー」
男「……なら、お邪魔しようかな」
-----------------------------------------------------------------------------
女「ようこそ、我が城へー」
男「……超殺風景だな」
女「無頼が物を持たないのは、基本だろ?」
男「ねぇ、なんで部屋に中年向けのエロ本があるの?」
女「そういう雑誌には、たまにアングラ系の求人が載ってるから拾ってくんの」
男「徹底してるのな、お前って…」
男「巣……ってえと、お前んち?」
女「おうよー。お前にはいつもお世話になってるからなー」
男「ありがたいが、俺なんかが行っていいのか?」
女「水道水くらいなら振る舞ってやろー」
男「……なら、お邪魔しようかな」
-----------------------------------------------------------------------------
女「ようこそ、我が城へー」
男「……超殺風景だな」
女「無頼が物を持たないのは、基本だろ?」
男「ねぇ、なんで部屋に中年向けのエロ本があるの?」
女「そういう雑誌には、たまにアングラ系の求人が載ってるから拾ってくんの」
男「徹底してるのな、お前って…」
女「さ、風呂風呂ーっと」
男「え?……ちょ、おま!」
女「どーかした?」
男「どーかした?じゃねえよ、こんなとこで脱ぐな!」
女「こんなとこでって言われても、ここで脱がなきゃどうやって風呂入れってんだよー」
男「え?」
女「え?」
女「あーあーそうか。男んちにはちゃんとしたシャワーとかあるんだっけ」
男「ここもしかして、風呂なしだったりとかする?」
女「そう。だからうちの風呂はこれだよ」
----バンバン
男「それは風呂ではなく、台所のシンクというのでは…」
男「え?……ちょ、おま!」
女「どーかした?」
男「どーかした?じゃねえよ、こんなとこで脱ぐな!」
女「こんなとこでって言われても、ここで脱がなきゃどうやって風呂入れってんだよー」
男「え?」
女「え?」
女「あーあーそうか。男んちにはちゃんとしたシャワーとかあるんだっけ」
男「ここもしかして、風呂なしだったりとかする?」
女「そう。だからうちの風呂はこれだよ」
----バンバン
男「それは風呂ではなく、台所のシンクというのでは…」
女「雨、か」
男「よ。帰らないのか」
女「愚問を」
男「ひょっとして傘忘れた? よければ入っていくか?」
女「不要だ。ではな」
男「この大雨なのになんて堂々とした足取りなんだろう……」
男「よ。帰らないのか」
女「愚問を」
男「ひょっとして傘忘れた? よければ入っていくか?」
女「不要だ。ではな」
男「この大雨なのになんて堂々とした足取りなんだろう……」
ちょっと私用で出掛けます
見てくれてる方すみません
誰か書いて下さるとありがたいです
見てくれてる方すみません
誰か書いて下さるとありがたいです
男「女ー 用意できたー?」
女「出来ている いちいち確認するな」
男「弁当持った?財布は?あぁ今日は体育もあるよ?」
女「準備は出来たと言っただろう」
男「それと今日から生理入るんだからナプキンも」
女「なぜお前が知っているッ!!」
男「なんでだろうね」
女「私は絶対お前なんかに頼らないからな!」
女「出来ている いちいち確認するな」
男「弁当持った?財布は?あぁ今日は体育もあるよ?」
女「準備は出来たと言っただろう」
男「それと今日から生理入るんだからナプキンも」
女「なぜお前が知っているッ!!」
男「なんでだろうね」
女「私は絶対お前なんかに頼らないからな!」
新ジャンル「修羅」みたいに武器持ち歩いてる強気な子を想像して開いたら
なかなかいいじゃないか
なかなかいいじゃないか
男「女ー、差し入れ持ってきたぞー」
女「おー男ぉ、さんきゅーなー」
男「……なんかテンション高くね?」
女「ちょっくら酒をば食らっているところだ」
男「真っ昼間から飲酒とは、うらやましい限りだ」
女「そういうなよー、こちとら酒なんざ滅多に飲めないんだからさー」
女「そうだ、お前も一緒に飲まないか?」
男「悪いけど、午後一の講義に出とかないと単位やばいからさ」
女「ふーん、大学生も楽じゃないねー」ぐびぐび
男「お前さんの生活よりは楽だよ、間違いなく」
女「おー男ぉ、さんきゅーなー」
男「……なんかテンション高くね?」
女「ちょっくら酒をば食らっているところだ」
男「真っ昼間から飲酒とは、うらやましい限りだ」
女「そういうなよー、こちとら酒なんざ滅多に飲めないんだからさー」
女「そうだ、お前も一緒に飲まないか?」
男「悪いけど、午後一の講義に出とかないと単位やばいからさ」
女「ふーん、大学生も楽じゃないねー」ぐびぐび
男「お前さんの生活よりは楽だよ、間違いなく」
男「悩み事はなんですか~」
女「……」
男「思いつかないものなんですか~」
女「……」
男「記憶の中も、探したけれど見つからないのに~……なにか反応してくれよ」
女「……む、なんだいたのか」
男「こんなにアピールしてたのに! で、悩み事なら俺に相談してくれ」
女「いらぬ下世話だ。が、気持ちだけ受け取っておこう。ではな」
男「あいつ、一体何を悩んでたんだろう」
女「……」
男「思いつかないものなんですか~」
女「……」
男「記憶の中も、探したけれど見つからないのに~……なにか反応してくれよ」
女「……む、なんだいたのか」
男「こんなにアピールしてたのに! で、悩み事なら俺に相談してくれ」
女「いらぬ下世話だ。が、気持ちだけ受け取っておこう。ではな」
男「あいつ、一体何を悩んでたんだろう」
今友達から連絡きました
数時間ほどスレを離れるので、どうか保守or支援お願いします
夜半には再開予定です
数時間ほどスレを離れるので、どうか保守or支援お願いします
夜半には再開予定です
恩着せがましく、援護する。
女「ふぅ、あたしらしくないことしちゃったなぁ。あんた平気?」
男「ど、どうも、助かりました」
女「立てるなら、逃げるよ。見つかったら大変だ」
男「は、はい」
女「……で、なんで絡まれてたわけ?」
男「いや、ただインネンつけられてただけっていうか、なんていうか」
女「へぇ、今時、古臭いやり方で金せびる輩もいたもんだ」
男「あの~、先ほどから何を漁っておられるんでしょうか」
女「さっきの連中から、ガメといたんだけどね……あんまり持ってなかったみたい。は~あ、ガッカリ」
男「……」
女「なに? まさか、タダで助けてあげたとでも思ってるわけ? にいさん、考え甘いよ。こっちだって生きてくためにゃ、拳でもブロックでも使うよ」
男「はぁ、そうなんですか……」
ううむ、もう少し考えた方が良さそうだ
女「ふぅ、あたしらしくないことしちゃったなぁ。あんた平気?」
男「ど、どうも、助かりました」
女「立てるなら、逃げるよ。見つかったら大変だ」
男「は、はい」
女「……で、なんで絡まれてたわけ?」
男「いや、ただインネンつけられてただけっていうか、なんていうか」
女「へぇ、今時、古臭いやり方で金せびる輩もいたもんだ」
男「あの~、先ほどから何を漁っておられるんでしょうか」
女「さっきの連中から、ガメといたんだけどね……あんまり持ってなかったみたい。は~あ、ガッカリ」
男「……」
女「なに? まさか、タダで助けてあげたとでも思ってるわけ? にいさん、考え甘いよ。こっちだって生きてくためにゃ、拳でもブロックでも使うよ」
男「はぁ、そうなんですか……」
ううむ、もう少し考えた方が良さそうだ
男「女ー 一緒に飯・・・あれ?」
女友「女なら終わった途端にどっかいったわよー」
男「購買でも行ったのかな?」
女友「それとも過保護すぎるから逃げられちゃったとか?」
男「んー やっぱりうざったいのかなぁ・・・」
女友「女の方は満更でもない気もするけどねー」
男「まぁ たまには構わないのもいいかな というわけでお昼ご一緒してもいい?」
女友「そういうことなら喜んで」
女友「女なら終わった途端にどっかいったわよー」
男「購買でも行ったのかな?」
女友「それとも過保護すぎるから逃げられちゃったとか?」
男「んー やっぱりうざったいのかなぁ・・・」
女友「女の方は満更でもない気もするけどねー」
男「まぁ たまには構わないのもいいかな というわけでお昼ご一緒してもいい?」
女友「そういうことなら喜んで」
「いらっしゃい」
女「主人、厨房を借りるぞ」
「え? ちょ、ちょっとお客さん!」
女「扱いやすい包丁はどれだ? 材料はどこに保管してある?」
「おとなしく席でお待ちください!」
女「構わん。自分が食う分くらい自分で作る。さあ早く教えろ」
「困りますよ~!」
男「またあいつか……外にいてもやりとりがはっきりと浮かぶわ」
女「主人、厨房を借りるぞ」
「え? ちょ、ちょっとお客さん!」
女「扱いやすい包丁はどれだ? 材料はどこに保管してある?」
「おとなしく席でお待ちください!」
女「構わん。自分が食う分くらい自分で作る。さあ早く教えろ」
「困りますよ~!」
男「またあいつか……外にいてもやりとりがはっきりと浮かぶわ」
女「ふふふ・・・さすがに全力疾走しただけの事はあるな 男が全く追ってこないではないか!!」
女「全く、そもそも日ごろからあいつは何かと構ってくるし遠慮がないしそれでいて優しいし・・・」
女「いかんいかん あいつを褒めてどうする 追いついてきたときに何を言われるかわかったものではない」
女「・・・男 こないな」
女「・・・」
女「教室戻るか 財布忘れたから弁当もらわないとご飯ないし」
女「仕方ないから頂いてやるとするか・・・男ー!」(ガラッ
男「それでそのおばあちゃんがさ~・・・」
女友「へぇー 腹筋300回はすごいねー」
女「・・・」
女「・・・弁当なんか絶対もらうもんか!」(ピシャッ
女「全く、そもそも日ごろからあいつは何かと構ってくるし遠慮がないしそれでいて優しいし・・・」
女「いかんいかん あいつを褒めてどうする 追いついてきたときに何を言われるかわかったものではない」
女「・・・男 こないな」
女「・・・」
女「教室戻るか 財布忘れたから弁当もらわないとご飯ないし」
女「仕方ないから頂いてやるとするか・・・男ー!」(ガラッ
男「それでそのおばあちゃんがさ~・・・」
女友「へぇー 腹筋300回はすごいねー」
女「・・・」
女「・・・弁当なんか絶対もらうもんか!」(ピシャッ
男「うー、参ったな……」
女「おや、にいさん、またあったね」
男「そのにいさんての、やめてもらえません?」
女「じゃあ、もうちょい馴れ馴れしくするんだね。で、どうしたのさ?」
男「いや、置き引きに遭っちゃって、財布取られた」
女「あちゃー、間抜けだね」
男「まあ、全財産じゃないんで、問題ないんだけど、電車乗れないし、この時間じゃ知り合いも皆寝てるだろうし」
女「なんだ、見た目通りにお人好しさんだね。なら、うちに泊まってく?」
男「え、そんな悪いですよ」
女「あー、いいからいいから。それと敬語やめな。鳥肌立っちゃいそう」
男「そんな気持ち悪い……かな」
女「慣れてないだけなんだけどねー。ま、この辺を一人で歩いて帰るんなら、ケツの毛まで盗られる覚悟でなきゃいけないよ。どう?」
男「……しかし、女性の一人暮らしに転がり込むのは……」
女「あっはは、そんなことで? まったく、面白い子だなァ。別に、気にしないよ、あたしは。あ、ひょっとして食われちゃうかもとか思ってるワケ?」
男「いや、そういうわけでは……」
女「おや、にいさん、またあったね」
男「そのにいさんての、やめてもらえません?」
女「じゃあ、もうちょい馴れ馴れしくするんだね。で、どうしたのさ?」
男「いや、置き引きに遭っちゃって、財布取られた」
女「あちゃー、間抜けだね」
男「まあ、全財産じゃないんで、問題ないんだけど、電車乗れないし、この時間じゃ知り合いも皆寝てるだろうし」
女「なんだ、見た目通りにお人好しさんだね。なら、うちに泊まってく?」
男「え、そんな悪いですよ」
女「あー、いいからいいから。それと敬語やめな。鳥肌立っちゃいそう」
男「そんな気持ち悪い……かな」
女「慣れてないだけなんだけどねー。ま、この辺を一人で歩いて帰るんなら、ケツの毛まで盗られる覚悟でなきゃいけないよ。どう?」
男「……しかし、女性の一人暮らしに転がり込むのは……」
女「あっはは、そんなことで? まったく、面白い子だなァ。別に、気にしないよ、あたしは。あ、ひょっとして食われちゃうかもとか思ってるワケ?」
男「いや、そういうわけでは……」
男「あの本を取りたいのか」
女「ああ」
男「取ってやろうか?」
女「いらん。下がっていろ」
男「遠慮すんなって」
女「はっ!」
男「な、棚を蹴飛ばして本を落とすか? 普通」
女「だからいらんと言ったんだ。ではな」
男「足場を使うなり方法はあったろうに……あーあ、どうすんだよこれ」
「片付けお願いしますね」
男「はあ……」
女「ああ」
男「取ってやろうか?」
女「いらん。下がっていろ」
男「遠慮すんなって」
女「はっ!」
男「な、棚を蹴飛ばして本を落とすか? 普通」
女「だからいらんと言ったんだ。ではな」
男「足場を使うなり方法はあったろうに……あーあ、どうすんだよこれ」
「片付けお願いしますね」
男「はあ……」
男「ほれ、酒持ってきたぞ」
女「おー、珍しいね」
男「たまにはな。つまみは無いんだが……」
女「それくらいこっちで用意するって」
男「え?あんの?」
女「するめならあるよー」
男「へえ……ま、いいか。飲むべ」
女「飲むべ飲むべ」
男「いやー、外で飲むってのもいいもんだな」
女「でしょ?」
男「ちょっとだけこういう生活も羨ましいかな……って思ったり」
女「おすすめはしないけどね」
男「分かってるって」
女「おー、珍しいね」
男「たまにはな。つまみは無いんだが……」
女「それくらいこっちで用意するって」
男「え?あんの?」
女「するめならあるよー」
男「へえ……ま、いいか。飲むべ」
女「飲むべ飲むべ」
男「いやー、外で飲むってのもいいもんだな」
女「でしょ?」
男「ちょっとだけこういう生活も羨ましいかな……って思ったり」
女「おすすめはしないけどね」
男「分かってるって」
ぶ-らい【無頼】[史記高祖本紀]
①一定の職業なく無法な行いをすること。また、その人。
②たよるべきところのないこと。
-・かん【無頼漢】無頼な男。ならずもの。ごろつき。破落戸。
とりあえず学生ではないようだ。
①一定の職業なく無法な行いをすること。また、その人。
②たよるべきところのないこと。
-・かん【無頼漢】無頼な男。ならずもの。ごろつき。破落戸。
とりあえず学生ではないようだ。
「なんでもエベレストに単独登頂したんだと」
「いやいやキラウェアの火山口に突入したらしいぞ」
「ナイアガラでアイキャンフライしたって聞いたぜ?」
男「などと疑わしい噂が飛び交ってるが、お前の性格上気にしてないと思うけど」
女「無論。勝手に言わせておけばいい」
男「やろうなんて考えてないよな?」
女「そこに利益があればやるかもしれんが」
男「おいおい」
女「案ずるな。無謀と勇気の違いくらい弁えている」
男(こいつはやりそうだからなあ)
「いやいやキラウェアの火山口に突入したらしいぞ」
「ナイアガラでアイキャンフライしたって聞いたぜ?」
男「などと疑わしい噂が飛び交ってるが、お前の性格上気にしてないと思うけど」
女「無論。勝手に言わせておけばいい」
男「やろうなんて考えてないよな?」
女「そこに利益があればやるかもしれんが」
男「おいおい」
女「案ずるな。無謀と勇気の違いくらい弁えている」
男(こいつはやりそうだからなあ)
男「たこ焼き一つ下さい」
女「らっしゃい! ってあるぇー、男じゃん!」
男「ブッ!! おまえなにやってんの?」
女「見てわかんないかな? テキ屋だよ、たこ焼きの」
男「いや、どうしてやってんだって事なんだが?」
女「話せば長くなるんだけど、ゲンさんに勧められてさー」
男「短ッ!! ゲンさんってだれ!?」
女「らっしゃい! ってあるぇー、男じゃん!」
男「ブッ!! おまえなにやってんの?」
女「見てわかんないかな? テキ屋だよ、たこ焼きの」
男「いや、どうしてやってんだって事なんだが?」
女「話せば長くなるんだけど、ゲンさんに勧められてさー」
男「短ッ!! ゲンさんってだれ!?」
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