元スレ新ジャンル「無頼娘」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
101 = 25 :
乙、今度こそ寝よう。残ってたら、また保守させていただくよ。
102 = 78 :
ほ
104 = 30 :
女「ウミネコにゃーにゃー、ウミネコにゃーにゃー」
女「野良と渡りにゃ海が合う、ってね」
女「やっぱ私は、一人が好きだなぁ。死ぬにしろ生きるにしろ、全部一人でやるんだろうなぁ」
女「あ、でも男なら隣にいてくれてもいいかな」
女「あいつはいい奴だよ。私みたいなワケわからんもんにも優しいし、おっちょこちょいだけど根はしっかりもんだし」
女「……いかんいかん、人は一人、人は一人」
女「肝に銘じておかねーとねー」
105 = 30 :
数日後
男「おっと、また公園きちまった」
男「女はいねぇっつうのに、俺も学習しないよなぁ」
女「どーおせおいーらーはヤクゥザなあにーきー、分かーっちゃいーるんだいーもおーとよー」
男「……ん!?この寅さんのテーマソングは……」
女「よっ、男!」
男「女!」
女「早すぎるけど、帰ってきちゃったよ」
男「そうか…でも、なんで?」
女「そうさねー、風に倣うのが無頼なら、風に抗うのも無頼だってことなんかねー」
男「お前の言い回しはいちいち小難しいが、帰ってきてくれて嬉しいよ」
女「そうだ、帰還祝いになんか飯おごれ」
男「いいぞ、なんでも食え」
女「マックとか、食ってみたいな」
男「おう、好きなだけ食えよ」
106 = 30 :
というところで、いったん終わりです
今日は仕事休みだったんですが、今朝とつぜん仕事が入ってしまったので、帰ってきて残ってたら続き書きます
帰りは夜八時ごろになるかと
では、いってきます
108 :
坂口安子
109 :
涯じゃないのか
110 :
>>109
そんな女いやだww
111 :
ほ
116 = 30 :
女「よーす男、久しぶりー」
男「おぉ、女。なんか久々に顔見た気がするが、何してたんだ?」
女「そりゃもちろん、労働っすよー」
男「なんの?」
女「ストリップ劇場の仕事」
男「ブッ……まさか、脱いだのか!?」
女「んなわけないっしょー。舞台の証明とか雑用とかしてたんだよー」
男「そうか……んなら良かった」
女「大体、ぽっと出の新人がプロのストリッパーに叶うわけないだろ?お前はストリップをなめすぎだ!」
男「へいへい、すんませんでしたっと」
117 = 30 :
女「さみーよー」ガタガタ
男「冬服、もってないのか?」
女「全部巣に置いてあるー」
男「なら、取りに帰れよ」
女「今は駄目ー、博打の負債取り立て人が来てるからー」
男「また麻雀か?懲りない奴…」
女「さーびー。段ボールの中もさみー」
男「ったく……これ着ろよ」
ふぁさ
女「ふぇ…いいのか?」
男「俺が見過ごして凍死させるよりはマシだ」
女「ふへへ、ありがとー」
男「後でちゃんと返せよ?」
女「ぬふふ、これ男の匂いがするー」
男「聞いてないし…」
118 = 30 :
そろそろお仕事です
保守ありがとう&また後で ノシ
119 = 111 :
おk
wktkしながら待ってる
120 :
乙~
さぁ他に書き手はいないのか
121 = 25 :
さてさて、いささか日は高いが……
122 = 25 :
恩着せがましく保守するかな。
女「よ、にいさん」
男「おっ、ビックリしたぁ。妙なトコで会うな」
女「わざわざ会いに来たってのに、ずいぶんじゃないか」
男「そうなの? てっきり、大学に用でもあったのかと」
女「まったく……で、今夜あいてる? 飲み行かない?」
男「君はそればっかだな。別に空いてるよ」
女「よし、そう来なくちゃ」
男「そうして誘うってことは、いい飲み屋でもあるのか?」
女「オサレなところは勘弁、居酒屋で悪いけどさ」
男「はは、らしいな。付き合うよ」
女「おーし、飲むぞー」
男「……また、グダグダになるまで飲むのかぁ」
女「そしたら、また泊まればいいよ、ウチにさ」
男「……やばい、順応し始めてるなぁ、俺」
123 = 25 :
女「……ぷふっ、参った参った……いってぇ、くそ」
男「おーい、遅れてすま……どうした!?」
女「ああ、にいさんか。格好悪いとこ、見せちゃったね」
男「大丈夫なのか?」
女「大丈夫、よくあること……ってて、口ン中いってぇや」
男「と、とりあえず俺の上着、使ってくれ」
女「あんがと、たく、せっかくの一張羅が台無しだよねぇ、まったく」
男「……歩けるか? 肩貸すぞ」
女「あはは、悪いね……あっ」
男「ダメみたいだな。ちょっと揺れるけど、我慢してな」
女「は? え、ちょ……」
男「叔父が近くで診療所やってるんだ。そこまで我慢」
女「都合がいいね……つか、重くない?」
男「じっとしてればな」
女「ったく、今日は厄日かね……あんまり強く持つな。痛い」
124 = 25 :
女「すぅ……はぁ……まっず」
男「よ、見舞いに来た……煙たっ」
女「おーう、生きてるよー」
男「病人が煙草ふかしてんじゃねえよ」
女「飯は不味いし、酒もダメ。煙草くらいしか楽しみ無いんだよー。おまけにクソ不味い……サイアクだっつの」
男「叔父さんも注意してくれてないのかなァ……」
女「ま、気ィ使ってくれてんのかもね。お、果物かー。包丁あるから、梨さばいてよ。喉渇いちゃった」
男「気を遣う? どういうことだ?」
女「ほら、さっさと梨。ウサギさんとかいらないよ。指やら手首やら脱臼したり折れたりしてるんで、刃物は握れないんだよ」
男「言いたい事しか言わないのか、まったく……だいたい、梨でウサギさんはないだろ……」
女「ほほう、けっこう巧いじゃん」
男「……怪我、もうだいたいいいのか?」
女「だから、たいした事じゃないって……たかが昔のやり返しされただけで、因縁なんて無いし」
男「……」
女「ま、お陰で、子供とか産めなくなったらしいけど、お陰で病室で煙草吸える訳だけどね」
125 = 25 :
男「……本当か?」
女「笑えんの。アンタの叔父さん、この世の終わりみたいな深刻そうなツラでさ、唇わなわなさせて話すんだもん。ビビっちゃって損したっつの」
男「大変な事だろ、それ……なんで笑ってられるんだよ?」
女「あたしにゃ、関係ねーよ。ガキ産む余裕も価値もないの。一生、一人でやってくつもりだし」
男「……」
女「なに? 手止まってるよ。はやく、梨……あっ」
男「自分勝手かもしれないけど、しばらくこうしてていいかな」
女「……あっついよ。それに痛い。あたし、病人。アバラ折れてんの」
男「ごめん。でも、もう少しだけ」
女「……同情なんて、クソ食らえだ。あたしは、別に悲しいわけじゃない」
男「俺が悲しい」
女「そりゃ……困ったな。勝手に悲しまれちゃ、なにもできね」
男「ごめん」
女「あやまんなっつの」
126 = 25 :
とりあえず、一休み。ほ
127 = 25 :
女「あいてて……久々の我が家ですよ~と」
男「おい」
女「お、やあ、にいさん。意外なところで会うね」
男「病院抜け出したって聞いたから、もしかしたらと思って」
女「いい勘してるよ。悪いけど、あんなトコにながく居られないよ。腐っちゃう」
男「なぁ、もうこんなことやめないか?」
女「こんなことね。あたしにとっちゃ、生きる方法だよ」
男「他に手はあるだろ」
女「ねーよ。何にも知らないくせに、知った風なこと言うんじゃねっつの」
男「君が言わないからだろ」
女「言う必要もない。引き込む必要も、無い」
男「もう引き込まれてる」
女「まだ引き返せる」
男「置いていけない!」
女「じゃ、人殺せる?」
128 = 25 :
男「……なんだって?」
女「あたしは、今までに何度かあるよ。どうでもいい人間は、居なくなっても、案外気付かれないんだよ」
男「……嘘だ」
女「どうでもいい人間て言うのは、つまり、あたしみたいな、ダメな連中さ」
男「どうでも? どうでもよくないだろ」
女「じゃあ、考えてみなよ。あたしみたいな人間が、試しに世間から消えたら……誰が困る? 誰も困らない」
男「俺は困る」
女「……うそだ」
男「俺は嫌だ。君が怪我するのも、居なくなるのも、嫌だぞ」
女「……居ないほうがいいんだ、こんな友達は。にいさんが損するだけだよ」
男「何がわかる。俺のことなんか、知らないくせに」
女「っ、てめぇのことなんざ、知りたくもねぇっつの!」
男「それ、本音か?」
女「……そうだよ、てめぇの事なんか、知ったこっちゃねえ。ほっとけよ、馬鹿!」
129 = 25 :
女「馬鹿……住んでる世界が違うんだ。惚れた脹れたなんて、関係無い……巻き込めるワケないじゃんさ」
女「……焦げ臭……? チッ、馬鹿共が、まだやるつもりか……上等、こちとら機嫌が悪いんだ……」
女「そうだ、このまま、全部無かった事に。あたしなんて……最初から」
・ ・ ・
男「おい、居るか!? ……くそ、何も残ってない。全部、真っ黒か……初めから何も無かったみたいに」
男「くそ、どうすればいい、どうすれば……」
130 = 25 :
上司「へぇ、確かにいい味してるな。こんな屋台、いつ探し出したんだ?」
男「大学の頃に……よく、友達と来てたんですよ」
上司「友達ね。ああ、君が探してるって、あの?」
男「お、覚えてたんですか? 酒の席だったんで、口が軽くなったのかな」
上司「はっはっは、よくあることだ。酒が入れば無礼講。まぁ、近頃の若いのは、無礼講が過ぎるがなぁ」
男「すいません」
上司「いやいや、君はよくやってる。今じゃ、一番所轄を巧く使ってるじゃないか」
男「やめてくださいよ。あの人たちの助力が無きゃ、捜査は成り立ちません。それに……」
上司「それに?」
男「いえ、個人的な目論みも無くはないですから」
上司「ほう、友達とやらをよほど心配しているのだな」
男「……多分、好きだったんだと思います」
上司「はは、美しい友情だな。きっと見つかるさ、きっとな」
男「はい……」
131 = 25 :
上司「……」
男「ふぅ……あれ、寝ちゃいましたか。参ったな、こっからタクシー拾うの大変なのに」
「あれ、先客かな?」
男「ああ、どうぞ。そろそろお暇しようかと思ってたんで」
「そう、まぁそう言わず、付き合ってよ」
男「はぁ、まあいいですけど」
「あー、敬語はやめてくんないかな。鳥肌立っちゃうんだよね」
男「そりゃ……すまない……?」
「なに? どうかした?」
男「……いや、何注文する? 熱燗、にちくわぶ?」
「あれ、なんであたしの好物知ってるワケ?」
男「知ってるも何も……一緒に飲んだじゃないか」
「だっけ? 知らないなぁ。あんたとあたしは、初対面じゃん」
男「っ……そうか、そうなのか」
「ま、たまには、そういうのに付き合うのも、悪くないけどね、にいさん」
132 = 25 :
しまった。保守なのに、終わらせてしまった。どうしようww
133 :
いいんでない?
こういうの好きよ
134 :
何という良ジャンル…
135 = 25 :
後は適当に保守するか
136 = 25 :
ホイ
137 = 25 :
ていうかさ、他に書き手は居ないわけ?
>>1マンセーってわけでもあるめぇ。そんな風潮、新ジャンルには不要
138 = 133 :
いないということは、そういうことなのだろう
139 = 25 :
小さな存在だな、私も君も……ボボボボボボボボ
140 :
女「私は誰にも頼らない……いや、頼れない」
女「親は顔も知らない」
女「孤児院でも一人だけハブだった」
女「友達なんていなかった」
女「小中高、とな」
女「男、多分お前にも頼れないんだろうな」
女「……私はっ……こんなにも頼りたいのに……」
女「何でだろう……身体が勝手に拒んで……」
みたいなのを書いてくださいな(´・ω・`)
141 :
>>140
お前そのまま続き書けよ!
142 = 25 :
そろそろ別の作業に戻る。残ってたらまた、覗きにこよう
143 = 83 :
新ジャンルだな。
144 :
明日あたり新ジャンル立てるか
146 = 111 :
ほ
147 :
女「私が替わりにやってあげるよ~!」
男「いや……」
女「ほら~」
男「あ…」
女「あれ?……動かなくなっちゃった~…」
男「げ…」
女「もともと壊れてたんだね~」
男「どないしょ…」
148 :
女「ヒャダルコ!」
149 = 30 :
男「今までで一番ヤバかった仕事って何よ」
女「うーん、運び屋かなぁ」
女「指定された場所まで行って、何かがつまった鞄を渡すだけで百万ももらっちゃった!」
男「おい……それってかなりヤバいんじゃ……」
女「後をつけられなかったかとか、鞄の中身を見てないかとか色々聞かれたけど、結局なんもなかったよ?」
男「単なる結果論じゃんよ…」
女「危ない橋わたんないとお金なんか手に入んないよー」
男「頼む。お前の為じゃなくて俺の為にやめてくれ……聞いてるだけで胃がキリキリしてきた……」
150 = 30 :
女「さー、今日も一発行きますかー!」
男「また麻雀か?よく飽きないなぁ」
女「生活のためっすからー」
男「他の賭け事はしないのか?競馬とかパチンコとか」
女「んー、なんちゅうかねー」
女「人と人との関係が希薄な博打は、打つ気がしないんだよー」
男「なるほどな。じゃあ花札とか丁半博打は得意な訳か」
女「お、いいねー!なんなら今度一緒に打つかい?」
男「ケツの毛までむしられそうだからやめとく」
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