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元スレ新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」
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――終業式
男「ふぅ……。早いものだね、明日からもう冬休みかぁ。
この道を女さんと一緒に帰るのも暫くお預けだね。なんだかちょっと寂しいなぁ」
女「まぁ、たしかに暫くお前とこの道を歩く事は無いだろうが、クリスマスや大晦日なんかでしょっちゅう顔は会わすだろう。
寂しいなんて事は無いんじゃないのか。それにその、なんだったら別に、毎日家に来てくれても……(///)」
男「いやいや、名残惜しいのはこの通学路に対してね。女さんと会えなくなるのが寂しい訳じゃないから。
やだなぁもう、唇の皮からして厚ぼったい女さんの厚顔に、そんなこと感じるわへないははひ……いはいいはい!!」
女「悪かったなぁ厚顔でっ!! ふんっ、私だってお前と顔を合わさんですむと思うと清々するよっ!!」
女「…………」プクー(頬を膨らましている音)
男「やだなぁ、もしかしてさっき言った事本気にしてるの? もうっ、いつもの冗談じゃない」
女「…………ふんっ」プイッ
男「ありゃぁ、こりゃどうやら重症のご様子だねぇ……。原因の僕が言うのもなんだけれど。
あっ、そうだっ。女さん何か温かい飲み物でも飲まない? ほら、ちょうどそこに自販機もある事だし」
女「……お前のおごりなら飲んでやらんことも無い」
男「はいはい、もちろんですよ。私めが奢らさせていただきます、お嬢様。
で、何が良い? 紅茶、それともコーヒー? コーンポタージュなんかもあるけど」
女「……お汁粉が良い。自販機に無いなら、お店の懐中汁粉でも可」
男「懐中汁粉? なにそれ、お汁粉を懐中電灯みたいに携帯できるの?
それって缶に入ってるお汁粉と、いったいなにが違うって言うのさ」
女「懐中汁粉は最中や焼いた薄い餅の中に、汁粉の餡を乾かしたものを詰め込んだお菓子でな。
これをお湯で溶かす事で、簡単に汁粉が作れるんだ。古きよき日本の即席料理さ……」
男「へー、昔の人も考えたものだねえ。けど、懐中した先でお湯が無かったらどうするのさ」
女「さあ、案外そのまま食べたのかもしれないな。食べれんこともないだろうし。
しかし、わざわざ煮たて無くってもお湯をかければさっと出来るっていうのは、やっぱり便利だと思わないか?」
男「うーん、それでもやっぱり缶のお汁粉の方が便利じゃない?
ほら、懐中すれば温かいし、お湯をかける必要もないじゃない、缶のお汁粉なら。
なにより、もなかって唇や口の中にへばりつくじゃん、しかも結構しつこくて剥がれにくいでしょ、あれ。
女さんは唇の皮で慣れてるから良いかもしれないけど、僕にはどうにも煩わしいんだよね……」
女「…………どうせ私は剥がし慣れてますよ。ふんっ、風情のわからん奴め」プクー(頬を先ほどよりも大きく膨らましている音)
男「あち、あちちっ。なんで自販機の飲み物って、こう無駄に熱いんだろうね、もっと温くても良いのにね」
女「……そうだな」
男「さて、それじゃぁ僕も何か飲もうかなぁ。うーん、ここはやっぱりお揃いで、お汁粉かなぁ……。
あれっ、売り切れランプが。ありゃりゃ、どうやらそれが最後の一個だったみたいだね」
女「……分けてやらんからな」
男「まだ、何も言ってないじゃないか。しかもそんなあからさまに身構えなくっても……。
なんかさぁ、最近の女さんちょっと思考が偏ってない? 主に、その、なんというか……やらしい方向に」
女「べっ、別にお前に分けてやるのが勿体無いだけだよっ!! そういうんじゃ無い……無いもん(///)」プイッ
男「まぁまぁ照れちゃってもぉー、可愛いなぁ。ほらほら、顔と唇が真っ赤ですよ」プニプニプニプニ
女「むぅ、誰の影響だと思ってるんだよ、バカァ……(///)」
男「ありゃ、つつくの止めないのね? それじゃぁもっと激しくしちゃう!! それっ、十六連射だっ!!」プニプニプニプニプニプニ……
【参考】
ピザの作り方 ttp://pizza-ya.com/recipe/
懐中汁粉 ttp://www.geocities.jp/kyo_gasi/main/theme/siruko.html
男「ふぅ……。早いものだね、明日からもう冬休みかぁ。
この道を女さんと一緒に帰るのも暫くお預けだね。なんだかちょっと寂しいなぁ」
女「まぁ、たしかに暫くお前とこの道を歩く事は無いだろうが、クリスマスや大晦日なんかでしょっちゅう顔は会わすだろう。
寂しいなんて事は無いんじゃないのか。それにその、なんだったら別に、毎日家に来てくれても……(///)」
男「いやいや、名残惜しいのはこの通学路に対してね。女さんと会えなくなるのが寂しい訳じゃないから。
やだなぁもう、唇の皮からして厚ぼったい女さんの厚顔に、そんなこと感じるわへないははひ……いはいいはい!!」
女「悪かったなぁ厚顔でっ!! ふんっ、私だってお前と顔を合わさんですむと思うと清々するよっ!!」
女「…………」プクー(頬を膨らましている音)
男「やだなぁ、もしかしてさっき言った事本気にしてるの? もうっ、いつもの冗談じゃない」
女「…………ふんっ」プイッ
男「ありゃぁ、こりゃどうやら重症のご様子だねぇ……。原因の僕が言うのもなんだけれど。
あっ、そうだっ。女さん何か温かい飲み物でも飲まない? ほら、ちょうどそこに自販機もある事だし」
女「……お前のおごりなら飲んでやらんことも無い」
男「はいはい、もちろんですよ。私めが奢らさせていただきます、お嬢様。
で、何が良い? 紅茶、それともコーヒー? コーンポタージュなんかもあるけど」
女「……お汁粉が良い。自販機に無いなら、お店の懐中汁粉でも可」
男「懐中汁粉? なにそれ、お汁粉を懐中電灯みたいに携帯できるの?
それって缶に入ってるお汁粉と、いったいなにが違うって言うのさ」
女「懐中汁粉は最中や焼いた薄い餅の中に、汁粉の餡を乾かしたものを詰め込んだお菓子でな。
これをお湯で溶かす事で、簡単に汁粉が作れるんだ。古きよき日本の即席料理さ……」
男「へー、昔の人も考えたものだねえ。けど、懐中した先でお湯が無かったらどうするのさ」
女「さあ、案外そのまま食べたのかもしれないな。食べれんこともないだろうし。
しかし、わざわざ煮たて無くってもお湯をかければさっと出来るっていうのは、やっぱり便利だと思わないか?」
男「うーん、それでもやっぱり缶のお汁粉の方が便利じゃない?
ほら、懐中すれば温かいし、お湯をかける必要もないじゃない、缶のお汁粉なら。
なにより、もなかって唇や口の中にへばりつくじゃん、しかも結構しつこくて剥がれにくいでしょ、あれ。
女さんは唇の皮で慣れてるから良いかもしれないけど、僕にはどうにも煩わしいんだよね……」
女「…………どうせ私は剥がし慣れてますよ。ふんっ、風情のわからん奴め」プクー(頬を先ほどよりも大きく膨らましている音)
男「あち、あちちっ。なんで自販機の飲み物って、こう無駄に熱いんだろうね、もっと温くても良いのにね」
女「……そうだな」
男「さて、それじゃぁ僕も何か飲もうかなぁ。うーん、ここはやっぱりお揃いで、お汁粉かなぁ……。
あれっ、売り切れランプが。ありゃりゃ、どうやらそれが最後の一個だったみたいだね」
女「……分けてやらんからな」
男「まだ、何も言ってないじゃないか。しかもそんなあからさまに身構えなくっても……。
なんかさぁ、最近の女さんちょっと思考が偏ってない? 主に、その、なんというか……やらしい方向に」
女「べっ、別にお前に分けてやるのが勿体無いだけだよっ!! そういうんじゃ無い……無いもん(///)」プイッ
男「まぁまぁ照れちゃってもぉー、可愛いなぁ。ほらほら、顔と唇が真っ赤ですよ」プニプニプニプニ
女「むぅ、誰の影響だと思ってるんだよ、バカァ……(///)」
男「ありゃ、つつくの止めないのね? それじゃぁもっと激しくしちゃう!! それっ、十六連射だっ!!」プニプニプニプニプニプニ……
【参考】
ピザの作り方 ttp://pizza-ya.com/recipe/
懐中汁粉 ttp://www.geocities.jp/kyo_gasi/main/theme/siruko.html
男「いつからだったろうか、祝日が何日ではなく、第何週目の月曜日で指定されるようになったのは。
おかげで僕達学生は三連休が増えて大助かりっ!! やっぱり、休日は三連休じゃなくっちゃねぇ。
一日だけぽっかりと休日があっても、寝るくらいしかできること無いもん。ねぇ、そうは思わないかい女さん?」
女「それはなにか? なんで23日じゃなくて、22日が休みにならないかって言いたいのか?
当たり前だろう、23日は我等が天皇陛下の誕生日だぞ。国民の都合でコロコロ誕生日が変わられてたまるか」
男「あれっ? 天皇さんのお誕生日だったんだ。いやー、そいつはめでたいね。うん、実にめでたい」
女「まるで近所の知り合いの誕生日でも祝うかのように言いおってからに。
はぁ。もし不敬罪が削除されてなかった、真っ先に捕まってるぞ、お前。まったく……」
男「女さんははやく唇を拭けい罪だね? ほーら、また唇から血が出てるよ……いひゃいいひゃいっ!!」
女「ふむいいだろう、馬鹿でも分かるよう分かりやすく、人を敬う心というのを教えてやろうじゃないか。
そう、主に肉体言語でなっ!! なにが唇を拭けい罪だっ、寒い上に意味が分からんわっ、このアホォッ!!」
女「ちなみに、月曜日が休みになるハッピーマンデー制度というのだが、それよりも面白い祝日があるのをご存知かな?」
男「ハッピーマンデー知らないのに知ってる訳無いじゃん。なに? ハッピーチューズデー? ハッピーフライデー?
ハッピーウエンズデーに、ハッピーサーズデー? まっ、まさか、サタデーナイトフィーバーっ!?」
女「うぅっ、余りに馬鹿げた回答に目頭が熱く……。冬休みは私と一緒にみっちり英語の復習をしような、男よ。
残念、お前が言った横文字は全部はずれだ。答えはずばりシンプルに日本語で、国民の休日。
祝日と祝日に挟まれた平日が祝日になるという、オセロみたいな祝日だ」
男「うひゃー、なにそれ、すっごくお得な祝日だねっ!! で、いついつ、いつなの、その国民の休日って言うのは?」
女「うむ、五月四日。五月三日の憲法記念日と、五月五日の子供の日に挟まれた日の事だよ」
男「うわぁ~、五月三日から五月五日まで三日間も休めるの? それじゃ、旅行とかゲームとかし放題だね!!
うーん今からその日が楽しみだなぁ~。なんだか、その三日間が黄金色に輝いて見えるよ、よ、よ……。
って、それっ、ゴールデンウィークじゃないかっ、五月の三・四・五日ってぇっ!!」
女「そうだよ。ゴールデンウィーク。実は五月四日は、本来休日じゃなかったんだ。
五月三日と、五月五日。飛石連休なって面倒だからって事で、1985年にこの休日が制定されたんだ。
まぁお前の事だ、知らんだろうとカマをかけたらまんまと引っかかってくれたのう。ふむ、愉快愉快!!」
男「うーっ。ゴールデンウィークなんて三・四・五で一まとめなんだから、知らなくて普通だよ……」
女「そう思うなら、なんで唇を尖らせて口惜しそうに言うんだ? おやおやどうした、顔が真っ赤だぞ?」
男「なにさ、ちょっと知らなかっただけじゃないっ!! 酷いや酷いや、そんな事言って僕のこと虐めて楽しいのっ!?」
女「酷い? 別に酷い事なんてこれっぽっちも言ってやしないさ。
ほれ、『唇が尖ってる』だとか、『唇が真っ赤』とか、いつもお前が私に言ってることだろう? 違うか?」
男「うっ、それは……そうだけどぉ……そうだけどぉぉおぉおぉぉ…………」
女「ふふっ!! 勝った、勝ったぞ!! 今日は男に勝った……!!」
おかげで僕達学生は三連休が増えて大助かりっ!! やっぱり、休日は三連休じゃなくっちゃねぇ。
一日だけぽっかりと休日があっても、寝るくらいしかできること無いもん。ねぇ、そうは思わないかい女さん?」
女「それはなにか? なんで23日じゃなくて、22日が休みにならないかって言いたいのか?
当たり前だろう、23日は我等が天皇陛下の誕生日だぞ。国民の都合でコロコロ誕生日が変わられてたまるか」
男「あれっ? 天皇さんのお誕生日だったんだ。いやー、そいつはめでたいね。うん、実にめでたい」
女「まるで近所の知り合いの誕生日でも祝うかのように言いおってからに。
はぁ。もし不敬罪が削除されてなかった、真っ先に捕まってるぞ、お前。まったく……」
男「女さんははやく唇を拭けい罪だね? ほーら、また唇から血が出てるよ……いひゃいいひゃいっ!!」
女「ふむいいだろう、馬鹿でも分かるよう分かりやすく、人を敬う心というのを教えてやろうじゃないか。
そう、主に肉体言語でなっ!! なにが唇を拭けい罪だっ、寒い上に意味が分からんわっ、このアホォッ!!」
女「ちなみに、月曜日が休みになるハッピーマンデー制度というのだが、それよりも面白い祝日があるのをご存知かな?」
男「ハッピーマンデー知らないのに知ってる訳無いじゃん。なに? ハッピーチューズデー? ハッピーフライデー?
ハッピーウエンズデーに、ハッピーサーズデー? まっ、まさか、サタデーナイトフィーバーっ!?」
女「うぅっ、余りに馬鹿げた回答に目頭が熱く……。冬休みは私と一緒にみっちり英語の復習をしような、男よ。
残念、お前が言った横文字は全部はずれだ。答えはずばりシンプルに日本語で、国民の休日。
祝日と祝日に挟まれた平日が祝日になるという、オセロみたいな祝日だ」
男「うひゃー、なにそれ、すっごくお得な祝日だねっ!! で、いついつ、いつなの、その国民の休日って言うのは?」
女「うむ、五月四日。五月三日の憲法記念日と、五月五日の子供の日に挟まれた日の事だよ」
男「うわぁ~、五月三日から五月五日まで三日間も休めるの? それじゃ、旅行とかゲームとかし放題だね!!
うーん今からその日が楽しみだなぁ~。なんだか、その三日間が黄金色に輝いて見えるよ、よ、よ……。
って、それっ、ゴールデンウィークじゃないかっ、五月の三・四・五日ってぇっ!!」
女「そうだよ。ゴールデンウィーク。実は五月四日は、本来休日じゃなかったんだ。
五月三日と、五月五日。飛石連休なって面倒だからって事で、1985年にこの休日が制定されたんだ。
まぁお前の事だ、知らんだろうとカマをかけたらまんまと引っかかってくれたのう。ふむ、愉快愉快!!」
男「うーっ。ゴールデンウィークなんて三・四・五で一まとめなんだから、知らなくて普通だよ……」
女「そう思うなら、なんで唇を尖らせて口惜しそうに言うんだ? おやおやどうした、顔が真っ赤だぞ?」
男「なにさ、ちょっと知らなかっただけじゃないっ!! 酷いや酷いや、そんな事言って僕のこと虐めて楽しいのっ!?」
女「酷い? 別に酷い事なんてこれっぽっちも言ってやしないさ。
ほれ、『唇が尖ってる』だとか、『唇が真っ赤』とか、いつもお前が私に言ってることだろう? 違うか?」
男「うっ、それは……そうだけどぉ……そうだけどぉぉおぉおぉぉ…………」
女「ふふっ!! 勝った、勝ったぞ!! 今日は男に勝った……!!」
>>254の続き
女「ちなみに、現在は五月四日は正式にみどりの日として制定されており、国民の休日が適応されている祝日は無い。
しかし、ハッピーマンデー制度の導入により祝日が変動する様になったため、この国民の休日が適応される日が
五月四日以外にも突発的に発生するようになった。例としては、来年、2009年の21(敬老の日)・22・23(秋分の日)日で、
土日とあわせることで最大五連休という、大型連休が発生する事になるんだとさ。
どうだ、今から来年の九月が楽しみだろう? 国民の休日を知らなかった、お・と・こ・く・ん?」
男「……お、女さんの唇の代わってさぁ、国民の休日みたいだよね。
めくれた皮と皮の間にある皮が、オセロの様にまためくれるって言うかなんというか……」
女「ふっふっふ、その程度か? 今日はお前になんと言われようと、悔しくないぞっ!!」
男「ぐっ、ぐぬぬ……」
【参考】
国民の休日 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%BC%91%E6%97%A5
【チラ裏】
どうも、これ書くまで国民の休日知らなかった馬鹿です!!
女「ちなみに、現在は五月四日は正式にみどりの日として制定されており、国民の休日が適応されている祝日は無い。
しかし、ハッピーマンデー制度の導入により祝日が変動する様になったため、この国民の休日が適応される日が
五月四日以外にも突発的に発生するようになった。例としては、来年、2009年の21(敬老の日)・22・23(秋分の日)日で、
土日とあわせることで最大五連休という、大型連休が発生する事になるんだとさ。
どうだ、今から来年の九月が楽しみだろう? 国民の休日を知らなかった、お・と・こ・く・ん?」
男「……お、女さんの唇の代わってさぁ、国民の休日みたいだよね。
めくれた皮と皮の間にある皮が、オセロの様にまためくれるって言うかなんというか……」
女「ふっふっふ、その程度か? 今日はお前になんと言われようと、悔しくないぞっ!!」
男「ぐっ、ぐぬぬ……」
【参考】
国民の休日 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%BC%91%E6%97%A5
【チラ裏】
どうも、これ書くまで国民の休日知らなかった馬鹿です!!
――冬休みのデート資金調達の為、夜遅くまでバイトをしていた男
男「あ゙ーづがれ゙だぁ゙あ゙ぁあぁ~~。やっぱり慣れない労働なんてするもんじゃないよね。
って、男の子の癖にそんな事言ってたら、将来どうやって生活するんだって話だけれども。
ん~、誰か養ってくれないかなぁ、女さ……いやいや、そんな情けないことでどうする男よっ。
惚れた娘の一人くらい幸せに出来ないでなにが男だ!! よしっ、腹を据えて明日からも頑張……」
グゥゥ~~(男の腹の鳴る音)
男「ありゃりゃ。腹が据わる前に腹が空いちゃったよ。そういやバイトが忙しくて、今日まだ夕飯食べてなかったっけ。
うぅっ、寒空にすきっ腹は堪えるよねぇ。なんかあったかいものでも、買い物していこうかしら、なんちって。
……うん、余計寒くなった。けど、家までガマンできそうに無いし、おでんでもコンビニで買って帰ろ……うん?」
――赤い提灯のおでん屋台を前方に発見
男「凄いっ、はじめて見るよおでんの屋台なんて。まさか本当にこの世界に存在していたとは、ゴクリ。
ううむ、このタイミングでこれが現れたということは、神様が僕におでんを食べて行けと言っているのに違いない。
よしそうと決まればさっそく突撃だっ!! おじゃましまーすっ!! 未成年なんですけど入って良いですかー……」
――数分後、すっかり常連客と思しきサラリーマンと打ち解ける男
男「いやー、分かります、分かりますよ、そういう立場の上の人を気遣う人の気持ち。
いくらばればれでも、本人が気付いてないと思ってるんですもの、こっちからは言い出せませんよね~。
やっぱりそこは遠まわしに言ってみるのが一番ですって。部長、お召し物が少々乱れてらっしゃいますよ。
いえいえ社会の窓でなくて、その立派なカイゼル髭でもなくて、もっとこう上のほう。ほら、ヅで始ってラで終わるものが!!
てな具合に。いやいや、そんな大爆笑しなくっても良いじゃないですか。えっ、そんなに面白かったすか、いやー照れるなぁ。
まぁこう見えて、僕も結構上司と言うか気難しい人を相手に、毎日無い知恵絞ってますからねぇ~。
そいつはですね、まぁ頭の代わりに口周りが剥げている、上司の様に上から目線で物を言ってくる同い年の奴でして……」
――会話は弾み、クリスマスの話に
男「はぁ、三年付き合った彼女さんに、そろそろプロポーズしたい。その為に、クリスマスプレゼントとして指輪を買った、と。
うひゃぁ~、なかなかロマンチックじゃないですか~。屋台で酒飲みながら言うような事でもないと思いますけど。
けど良いと思いますよ、愛の重さは分からなくっても、値段の重みは分かるでしょうから。って、イタイイタイ、冗談ですよぉっ。
いやー、けど良いですねそんな素敵なお相手が居て。僕応援しちゃいますよ、頑張ってくださいね、明日のプロポーズ!!
えっ? 僕にはそんな相手居ないのかって? いやそんなっ、僕まだ学生ですよ、そんな、プロポーズするような相手なんて……。
まっまぁ彼女ではないですけど、良く一緒に遊ぶ女の子は居ないでもないです。あっ、ちょっとそんな、叩かないでくださいよぉっ。
そんなに可愛いってもんじゃないですよ、精神的にも身体的にも荒れた所のある子ですから。女の子なのに怖いのなんのって。
相手してる身としては大変です。……けど、そんなちょっと危なっかしい所が気になって、ほっとけないんですけどね。
それと、そんな彼女でも時折は女の子らしい所を見せるです。そのギャップがなんだか最近は堪らなく可愛いっていうか。
一皮めくれば割と普通の女の子なんですよ彼女も。それに気付いちゃったのが、運のつきって奴ですかねぇ? えへへっ。
えっ、酒も飲んで無いのに顔が真っ赤だって。いや、そんな。あはっ、あはははっ、まいったなぁ……(///)」
――そんな感じの天皇誕生日
男「あ゙ーづがれ゙だぁ゙あ゙ぁあぁ~~。やっぱり慣れない労働なんてするもんじゃないよね。
って、男の子の癖にそんな事言ってたら、将来どうやって生活するんだって話だけれども。
ん~、誰か養ってくれないかなぁ、女さ……いやいや、そんな情けないことでどうする男よっ。
惚れた娘の一人くらい幸せに出来ないでなにが男だ!! よしっ、腹を据えて明日からも頑張……」
グゥゥ~~(男の腹の鳴る音)
男「ありゃりゃ。腹が据わる前に腹が空いちゃったよ。そういやバイトが忙しくて、今日まだ夕飯食べてなかったっけ。
うぅっ、寒空にすきっ腹は堪えるよねぇ。なんかあったかいものでも、買い物していこうかしら、なんちって。
……うん、余計寒くなった。けど、家までガマンできそうに無いし、おでんでもコンビニで買って帰ろ……うん?」
――赤い提灯のおでん屋台を前方に発見
男「凄いっ、はじめて見るよおでんの屋台なんて。まさか本当にこの世界に存在していたとは、ゴクリ。
ううむ、このタイミングでこれが現れたということは、神様が僕におでんを食べて行けと言っているのに違いない。
よしそうと決まればさっそく突撃だっ!! おじゃましまーすっ!! 未成年なんですけど入って良いですかー……」
――数分後、すっかり常連客と思しきサラリーマンと打ち解ける男
男「いやー、分かります、分かりますよ、そういう立場の上の人を気遣う人の気持ち。
いくらばればれでも、本人が気付いてないと思ってるんですもの、こっちからは言い出せませんよね~。
やっぱりそこは遠まわしに言ってみるのが一番ですって。部長、お召し物が少々乱れてらっしゃいますよ。
いえいえ社会の窓でなくて、その立派なカイゼル髭でもなくて、もっとこう上のほう。ほら、ヅで始ってラで終わるものが!!
てな具合に。いやいや、そんな大爆笑しなくっても良いじゃないですか。えっ、そんなに面白かったすか、いやー照れるなぁ。
まぁこう見えて、僕も結構上司と言うか気難しい人を相手に、毎日無い知恵絞ってますからねぇ~。
そいつはですね、まぁ頭の代わりに口周りが剥げている、上司の様に上から目線で物を言ってくる同い年の奴でして……」
――会話は弾み、クリスマスの話に
男「はぁ、三年付き合った彼女さんに、そろそろプロポーズしたい。その為に、クリスマスプレゼントとして指輪を買った、と。
うひゃぁ~、なかなかロマンチックじゃないですか~。屋台で酒飲みながら言うような事でもないと思いますけど。
けど良いと思いますよ、愛の重さは分からなくっても、値段の重みは分かるでしょうから。って、イタイイタイ、冗談ですよぉっ。
いやー、けど良いですねそんな素敵なお相手が居て。僕応援しちゃいますよ、頑張ってくださいね、明日のプロポーズ!!
えっ? 僕にはそんな相手居ないのかって? いやそんなっ、僕まだ学生ですよ、そんな、プロポーズするような相手なんて……。
まっまぁ彼女ではないですけど、良く一緒に遊ぶ女の子は居ないでもないです。あっ、ちょっとそんな、叩かないでくださいよぉっ。
そんなに可愛いってもんじゃないですよ、精神的にも身体的にも荒れた所のある子ですから。女の子なのに怖いのなんのって。
相手してる身としては大変です。……けど、そんなちょっと危なっかしい所が気になって、ほっとけないんですけどね。
それと、そんな彼女でも時折は女の子らしい所を見せるです。そのギャップがなんだか最近は堪らなく可愛いっていうか。
一皮めくれば割と普通の女の子なんですよ彼女も。それに気付いちゃったのが、運のつきって奴ですかねぇ? えへへっ。
えっ、酒も飲んで無いのに顔が真っ赤だって。いや、そんな。あはっ、あはははっ、まいったなぁ……(///)」
――そんな感じの天皇誕生日
――その頃、女の家では
女「へっ、へっ……へっくしっ!! うぅっ、なんだ急に鼻がむず痒くなりおった。
まさか私が居らんのを良い事に、男の奴が私の唇についてまた馬鹿な事を言っておるのでは……。
……流石にそれは考えすぎか。ううむっ、まぁ良い、それよりも早くこれを仕上げてしまわんとな」
アミアミアミアミ(セーターを編む音)
女「ふむ、確か前に手編みのセーターが欲しいとか言っていたからな。きっと喜んでくれるだろう。
ふふふっ、今からあいつの喜ぶ顔が楽しみ……って、べ、別にあいつを喜ばせてやろうと思って作ったわけじゃないんだぞ。
プレゼント貰いっぱなしというのは性に合わんし、服を買ってやるような金も無いから作っているだけで……。(///)
はぁ……、一人で何を言っているんだ私は。まったく、馬鹿馬鹿しい」
――もう少しで編み上がるセーターをじっと見つめる女
女「どうだろうか。自分では出来は良いほうだと思うんだがなぁ……」
女(太い声)「なにこれっ、女さんの唇と同じでボロボロじゃないかっ、こんなの着てたらとても外なんて出歩けないよ」
女「ふむっ、それは何か。つまり私の唇では外を歩けないとでも言いたいのか……。
って、何をシミュレーションしているんだ、私っ!! 自分の頬っぺたをつねってどうする!!
まったく、いくら空気の読めないあの馬鹿でも、クリスマスくらいは口を慎むだろう。きっと素直に喜んでくれるさ……」
女(太い声)「うわぁっ、凄く素敵なセータだねっ!! もしかしてこれ、女さんが編んだの? 凄いやっ!!」
女「はっはっは、そう褒めるなよ、照れるじゃないか。なぁに、ちょっと本気を出せばこのくらいのこと、どうと言う事は無いさ」
女(太い声)「いやー、本当にありがと、とっても嬉しいよっ!! これを着れば、僕も女さんとお揃いだねっ!?
えっ、何がおそろいって、そんなの決まっているじゃない。女さんの唇とそっくりだよ、このボロボロのセーヒャー……」
女「ひゃっひゃっひゃ、いいほんほうはおほほほ。はんはっはは、ほのふひほふっへはんへほはははんほはほ……。
(はっはっは、いい根性だ男よ。なんだったら、その口も編んでやっても構わんのだぞ……)」
――その後何度もシミュレーションを繰り返す女
女(太い声)「それにしても今日はいつに無く唇の荒れが酷いね。どうしたんだい?」
女「そっ、そんなの。これを作ってたからに決まってるだろ……」
女(太い声)「えぇっ、このセータを唇の皮で編んだのっ!? なんだって、そんな鶴の恩返しみたいな事を!?」
女「なんでそうなるっ!! 違わいっ、セーターなんて初めて編むから時間がかかって、そんなに寝れてないんだよっ!!
まったく、眼の下の隈を見れば寝不足だって分かるだろう。毎回毎回、唇ばっかり見おってからにお前という奴は……」
女(太い声)「あっはっは。それだけ君の唇が魅力的って事だよ、(性的じゃない意味で)」
女「括弧の中身を口に出して言うなっ!! あーもうっ、このスカポンタンがぁっ!!
……ふむ、ここまで行ったシミュレーションの中で、一番まともな感じなったかな?
何とかこの程度の反応をしてくれれば良いんだが。いや、しかし、あいつの発想はいつも私の予想の斜め上を行くからなぁ」
女(太い声)「……心がこもってれば、手作りでも既製品でも、想いは相手に届くんじゃないの?」
女「確かに、そんな事を昔言った覚えはあるが。だが、やっぱり、その気になるじゃないか、好きな人の反応は……。(///)
あぁっ、駄目だ駄目だ、こんな事やってたらますます寝る時間が少なくなっていくじゃないか。
映画館で寝たらせっかくのデートが台無しだ。いい加減妄想するのは止めて、セーター作るのに集中しないと……」
女「(……そうだ。ちゃんと心を込めて作ったのだ、きっと喜んでくれるさ、あいつなら)」
女「へっ……へくちっ!! うぅっ、奴め、また私の噂をしているなっ!! まったく、まだ前日だというのに浮かれおってからに。
よし、そうと分かればもうひと頑張りといくかなっ!! なっ、なっ……へくしゅんっ!! へっく、へくしゅんっ…………!!」
女「へっ、へっ……へっくしっ!! うぅっ、なんだ急に鼻がむず痒くなりおった。
まさか私が居らんのを良い事に、男の奴が私の唇についてまた馬鹿な事を言っておるのでは……。
……流石にそれは考えすぎか。ううむっ、まぁ良い、それよりも早くこれを仕上げてしまわんとな」
アミアミアミアミ(セーターを編む音)
女「ふむ、確か前に手編みのセーターが欲しいとか言っていたからな。きっと喜んでくれるだろう。
ふふふっ、今からあいつの喜ぶ顔が楽しみ……って、べ、別にあいつを喜ばせてやろうと思って作ったわけじゃないんだぞ。
プレゼント貰いっぱなしというのは性に合わんし、服を買ってやるような金も無いから作っているだけで……。(///)
はぁ……、一人で何を言っているんだ私は。まったく、馬鹿馬鹿しい」
――もう少しで編み上がるセーターをじっと見つめる女
女「どうだろうか。自分では出来は良いほうだと思うんだがなぁ……」
女(太い声)「なにこれっ、女さんの唇と同じでボロボロじゃないかっ、こんなの着てたらとても外なんて出歩けないよ」
女「ふむっ、それは何か。つまり私の唇では外を歩けないとでも言いたいのか……。
って、何をシミュレーションしているんだ、私っ!! 自分の頬っぺたをつねってどうする!!
まったく、いくら空気の読めないあの馬鹿でも、クリスマスくらいは口を慎むだろう。きっと素直に喜んでくれるさ……」
女(太い声)「うわぁっ、凄く素敵なセータだねっ!! もしかしてこれ、女さんが編んだの? 凄いやっ!!」
女「はっはっは、そう褒めるなよ、照れるじゃないか。なぁに、ちょっと本気を出せばこのくらいのこと、どうと言う事は無いさ」
女(太い声)「いやー、本当にありがと、とっても嬉しいよっ!! これを着れば、僕も女さんとお揃いだねっ!?
えっ、何がおそろいって、そんなの決まっているじゃない。女さんの唇とそっくりだよ、このボロボロのセーヒャー……」
女「ひゃっひゃっひゃ、いいほんほうはおほほほ。はんはっはは、ほのふひほふっへはんへほはははんほはほ……。
(はっはっは、いい根性だ男よ。なんだったら、その口も編んでやっても構わんのだぞ……)」
――その後何度もシミュレーションを繰り返す女
女(太い声)「それにしても今日はいつに無く唇の荒れが酷いね。どうしたんだい?」
女「そっ、そんなの。これを作ってたからに決まってるだろ……」
女(太い声)「えぇっ、このセータを唇の皮で編んだのっ!? なんだって、そんな鶴の恩返しみたいな事を!?」
女「なんでそうなるっ!! 違わいっ、セーターなんて初めて編むから時間がかかって、そんなに寝れてないんだよっ!!
まったく、眼の下の隈を見れば寝不足だって分かるだろう。毎回毎回、唇ばっかり見おってからにお前という奴は……」
女(太い声)「あっはっは。それだけ君の唇が魅力的って事だよ、(性的じゃない意味で)」
女「括弧の中身を口に出して言うなっ!! あーもうっ、このスカポンタンがぁっ!!
……ふむ、ここまで行ったシミュレーションの中で、一番まともな感じなったかな?
何とかこの程度の反応をしてくれれば良いんだが。いや、しかし、あいつの発想はいつも私の予想の斜め上を行くからなぁ」
女(太い声)「……心がこもってれば、手作りでも既製品でも、想いは相手に届くんじゃないの?」
女「確かに、そんな事を昔言った覚えはあるが。だが、やっぱり、その気になるじゃないか、好きな人の反応は……。(///)
あぁっ、駄目だ駄目だ、こんな事やってたらますます寝る時間が少なくなっていくじゃないか。
映画館で寝たらせっかくのデートが台無しだ。いい加減妄想するのは止めて、セーター作るのに集中しないと……」
女「(……そうだ。ちゃんと心を込めて作ったのだ、きっと喜んでくれるさ、あいつなら)」
女「へっ……へくちっ!! うぅっ、奴め、また私の噂をしているなっ!! まったく、まだ前日だというのに浮かれおってからに。
よし、そうと分かればもうひと頑張りといくかなっ!! なっ、なっ……へくしゅんっ!! へっく、へくしゅんっ…………!!」
女さんがいないのは新鮮
しかし精神的にも身体的にも荒れた女の子って別の意味に聞こえるw
しかし精神的にも身体的にも荒れた女の子って別の意味に聞こえるw
いかん
こっちでもあてられそうだ、ニヤニヤ
冬なのにどこに行ってもお熱いカップルが多いねー、この板はw
こっちでもあてられそうだ、ニヤニヤ
冬なのにどこに行ってもお熱いカップルが多いねー、この板はw
――クリスマス当日、女の家にて
男「……だからさぁ、あれほど口を酸っぱくして言ったじゃない。そんな夜更かしばっかりしてると体と唇に悪いって。
クリスマスの前くらい普通に寝ようよ。それで熱出してベッドから動けないだなんて、とんだクリスマスじゃない」
女「けほっ、けほけほっ……。すまん男よ、本当に返す言葉も無い。自分の体調管理の一つもまともにできんとは、
これほど自分の事を情けないと思ったことは、今まで生きてきて初めてだよ……。けほけほっ!!」
男「あぁもうっ、そんな!! 無理して喋らなくっても良いよ。もう良い、もう良いから、ねっ。
デート潰れちゃったことはもう気にしなくて良いから。さっ、後は僕に任せて、病人は大人しくベッドで寝てなさいな」
女「けほっ!! うぅっ、ごめんよう、男。せっかく今日の為に色々と準備してきたのに、私の都合で全部台無しにして。
映画のチケットも無駄になっちゃったなぁ……けほっ、けほっ!! うぅっ、せっかく楽しみにしていたのにぃ……」
男「映画なら大丈夫だよ、別にこの映画まだ暫く上映してるんでしょ?
それだったらさ、また元気になってから改めて見に行けば良いじゃない。師走でもそれくらいの時間はあるでしょ?」
女「しっ、しかしだなぁ、こういうのはクリスマスに恋人同士で見るという事に意味があるんじゃぁ……」
男「無い無い、そんな意味なんて無いよ。なにスイーツみたいに甘ったるいこと言ってるのさ、そんな荒れた唇しといて。
好きな人と一緒に居られればそれで良いじゃない。それが映画館だって、女さんの家だって、何も変わらないさ。
もっと言えば、片一方が風邪引いて寝込んでたってね。クリスマスという時間を共に過ごせればそれで良いんだよ、きっと」
女「……むぅ、確かにもっともな意見だ、けほっ。だが、それって、最初に言っていたことと矛盾してやしないか?」
男「それはそれ、これはこれ。どこで過ごしても構わないけど、人に迷惑かけたって事は一応謝ってもらわないと。
まぁ、これに懲りたら、今後は夜更かしするのはほどほどにするんだよ? ねっ、わかった?」
女「うぅっ、重ね重ねごめんよぉ。分かった、今後は極力睡眠時間には気をつける事にするよ。そう、極力……けほけほっ!!」
男「言っとくけど、唇見れば荒れ具合で夜更かししたかどうかなんて一発で分かるんだからねっ!? 誤魔化せないよ?」
女「おぉっ、そんな事がわかるのか、男よ!? 凄いな、まるでソムリエみたいじゃないかっ、けほっ、げほっけほっ!!」
男「まぁね。長年荒れた唇を眺め続けてきた、唇マエストロの僕からすれば、ぱっと見て唇の健康状態を見抜くなんて朝飯前さ。
ふむ、これは三十五年もの、こちらは二十七年ものですね。三十五年物の唇は、皮の剥け具合が細かいのが特徴でして……。
てな具合にねっ!! どうだいっ、これでちょっとは僕の事見直してくれたかなっ!?」
女「おぉぅっ、見直した見直した。見直したんだが、くるくる回ってどれが男かわからな……けほっ、げほげほっ!!」
男「……ちょっ、女さん!? 顔、真っ赤だよっ、大丈夫なのっ!? おいっ、おーいっ!!」
女「あははぁっ、なんだこれぇ、世界がくるくるくるくるで、まるでお寿司みたいぃ……きゅぅっ」バタン!!
男「おっ、女さーん!? ちょっと、確りしてっ!! 女さーん、女さーんってばぁっ!!」
女「……うっ、うぅっ!! けほっ、けほけほっ!! はぁ、はぁっ…………。
あれっ、私いつの間に眠ってたんだ。おかしいな、確か男と喋っていたと思ったんだが」
男「あぁっ、女さんっ!! 意識が戻ったんだねっ!? よっ、よかったぁ~っ!
もうっ、どれだけ揺すっても全然起きないんだもの。僕、すっごく、すっごく心配したんだからねっ?」
女「おぉ、男。そうか、私は気を失っていたのか……。いや、すまんな、またお前に心配をか……」
男「……だからさぁ、あれほど口を酸っぱくして言ったじゃない。そんな夜更かしばっかりしてると体と唇に悪いって。
クリスマスの前くらい普通に寝ようよ。それで熱出してベッドから動けないだなんて、とんだクリスマスじゃない」
女「けほっ、けほけほっ……。すまん男よ、本当に返す言葉も無い。自分の体調管理の一つもまともにできんとは、
これほど自分の事を情けないと思ったことは、今まで生きてきて初めてだよ……。けほけほっ!!」
男「あぁもうっ、そんな!! 無理して喋らなくっても良いよ。もう良い、もう良いから、ねっ。
デート潰れちゃったことはもう気にしなくて良いから。さっ、後は僕に任せて、病人は大人しくベッドで寝てなさいな」
女「けほっ!! うぅっ、ごめんよう、男。せっかく今日の為に色々と準備してきたのに、私の都合で全部台無しにして。
映画のチケットも無駄になっちゃったなぁ……けほっ、けほっ!! うぅっ、せっかく楽しみにしていたのにぃ……」
男「映画なら大丈夫だよ、別にこの映画まだ暫く上映してるんでしょ?
それだったらさ、また元気になってから改めて見に行けば良いじゃない。師走でもそれくらいの時間はあるでしょ?」
女「しっ、しかしだなぁ、こういうのはクリスマスに恋人同士で見るという事に意味があるんじゃぁ……」
男「無い無い、そんな意味なんて無いよ。なにスイーツみたいに甘ったるいこと言ってるのさ、そんな荒れた唇しといて。
好きな人と一緒に居られればそれで良いじゃない。それが映画館だって、女さんの家だって、何も変わらないさ。
もっと言えば、片一方が風邪引いて寝込んでたってね。クリスマスという時間を共に過ごせればそれで良いんだよ、きっと」
女「……むぅ、確かにもっともな意見だ、けほっ。だが、それって、最初に言っていたことと矛盾してやしないか?」
男「それはそれ、これはこれ。どこで過ごしても構わないけど、人に迷惑かけたって事は一応謝ってもらわないと。
まぁ、これに懲りたら、今後は夜更かしするのはほどほどにするんだよ? ねっ、わかった?」
女「うぅっ、重ね重ねごめんよぉ。分かった、今後は極力睡眠時間には気をつける事にするよ。そう、極力……けほけほっ!!」
男「言っとくけど、唇見れば荒れ具合で夜更かししたかどうかなんて一発で分かるんだからねっ!? 誤魔化せないよ?」
女「おぉっ、そんな事がわかるのか、男よ!? 凄いな、まるでソムリエみたいじゃないかっ、けほっ、げほっけほっ!!」
男「まぁね。長年荒れた唇を眺め続けてきた、唇マエストロの僕からすれば、ぱっと見て唇の健康状態を見抜くなんて朝飯前さ。
ふむ、これは三十五年もの、こちらは二十七年ものですね。三十五年物の唇は、皮の剥け具合が細かいのが特徴でして……。
てな具合にねっ!! どうだいっ、これでちょっとは僕の事見直してくれたかなっ!?」
女「おぉぅっ、見直した見直した。見直したんだが、くるくる回ってどれが男かわからな……けほっ、げほげほっ!!」
男「……ちょっ、女さん!? 顔、真っ赤だよっ、大丈夫なのっ!? おいっ、おーいっ!!」
女「あははぁっ、なんだこれぇ、世界がくるくるくるくるで、まるでお寿司みたいぃ……きゅぅっ」バタン!!
男「おっ、女さーん!? ちょっと、確りしてっ!! 女さーん、女さーんってばぁっ!!」
女「……うっ、うぅっ!! けほっ、けほけほっ!! はぁ、はぁっ…………。
あれっ、私いつの間に眠ってたんだ。おかしいな、確か男と喋っていたと思ったんだが」
男「あぁっ、女さんっ!! 意識が戻ったんだねっ!? よっ、よかったぁ~っ!
もうっ、どれだけ揺すっても全然起きないんだもの。僕、すっごく、すっごく心配したんだからねっ?」
女「おぉ、男。そうか、私は気を失っていたのか……。いや、すまんな、またお前に心配をか……」
――なぜか女の寝るベッドの前で、パンツ一枚で身構えている男
女「なっ、なっ、なっ、なぁっ!? ナニを、いや、何をしようとしておるんだおどれはぁぁあっ!!」
男「いやぁだって、高熱出して女の子が倒れたら、裸で温めあうのがお話の定番じゃない?」
女「そっ、そそっ、それは雪山で遭難した時の話だっ!! 熱があるのに、温めてどうするんだよ、バカァッ!!(///)」
男「あっ言われて見れば確かにそうだね、ありゃりゃ僕としたことがうっかりさんだ、てへっ」
女「そう言いながら、なぜパンツの紐に手をかけるんだっ!! 止めろっ、馬鹿よせと言っとろうにっ!!
だっ、だいたい聖なる夜にそういう事を行うのは……ま、まぁ、ある意味では正しいかもしれないが。
それにしたって、そんな、ひっ、ひ、人の弱味に付けこむような形でするようなことではないだろう……。
って、人の話を聞けぇっ!! なっ、なっ、なにを脱いでるんだよ、バカぁっ!!(///)」
男「なにを脱いだって、パンツ脱いだに決まってるじゃない。見て分からないの?
大丈夫、大丈夫。これは別に女さんに早く良くなってもらおうとやっているだけで、
なんらやらしい気持ちなど、僕にはほれこの通り、微塵も無いわけでして……」
女「わかった、わかったからそれを早くしまえっ!!
微塵も無いなら、その立派なトーテムポールをしまっても問題なかろうっ!!
何故わざわざ出す必要性があるんだぁっ!! わっ、馬鹿近づくなぁっ!!
やめっ、止めてっ、来ないでぇっ、いやっ、い…………」
女「いっ、いやぁぁーーーーーっ!!」ガバァッ!!(布団から飛び起きる音)
男「あぁっ女さんっ!! よかったぁ、意識が戻ったんだねぇっ!?」
女「はぁ、はぁ……。ゆ、夢? なんだそうか、さっきのは夢だったのか……。くふぅっ、嫌な汁をかいたわ……」
男「もぉ~っ、心配したんだからねぇっ。どれだけ酷い唇ネタささやいても、女さんうんともすんともしないんだから~。
吐息で唇の皮がピラピラ動いてるし、唇の傷から血も滴ってたからまぁ大丈夫だとは思ってたけど、
それでも、いつ三途の皮の向こう側に行くんじゃないかと、その唇の皮の様にハラハラしてたんだからね。ハラハラ」
女「むぅ、このあまりに強引な唇ネタで埋め尽くされた、台詞系にしてはちょっと長めの台詞。
実に馬鹿っぽい言葉遣いといい、間違いない、どうやらこの男は本物のようだな……。
うぅっ、それにしても酷い悪夢だった。今思い返しても鳥肌が立つ……」
男「えっ、なになに、どうしたの? 本物とかいったいなんの話をしてらっしゃるの?」
女「なっ、なんでもない……。お前にはまったくこれっぽっちも、私の唇の皮ほども関係のない話だ。
気にするな。いや、気にしてくれるな頼むから…………(///)」
男「あれっ、女さん。よく見たら、さっきよりだいぶ顔色良くなってるんじゃない。どれどれ、ちょっと、お凸を失礼。
……んー、これは、もう熱無いんじゃないの? 手で触ってみた限り、そんなに熱くないように感じるんだけど」
女「そう言われて見れば、さっきより気分が良くなっているような……。あれかな、寝汗をびっしりかいたからかな?」
男「あぁ、確かに女さん全身汗でびっしょりだねぇ……。うっ、うん、じ、実に、びっしょりだ……。(///)
いっ、いけないっ、そんな汗だくの格好してたら、また具合悪くなっちゃうよ。
よしっ、ちょっと待ってて。すぐに体拭く為のタオル持って来るからっ!!」
女「あぁっ、ちょっと、お前、タオルどこにあるか分かるのか? ここは私の家だぞ……って、行っちゃったよ。
まったく、パジャマが濡れてるくらいで大げさな。夢の中と違って妙にしおらしいというか奥手というか。
まぁその方が、あいつらしいといえばあいつらしいか……。ふふっ……(///)」
女「なっ、なっ、なっ、なぁっ!? ナニを、いや、何をしようとしておるんだおどれはぁぁあっ!!」
男「いやぁだって、高熱出して女の子が倒れたら、裸で温めあうのがお話の定番じゃない?」
女「そっ、そそっ、それは雪山で遭難した時の話だっ!! 熱があるのに、温めてどうするんだよ、バカァッ!!(///)」
男「あっ言われて見れば確かにそうだね、ありゃりゃ僕としたことがうっかりさんだ、てへっ」
女「そう言いながら、なぜパンツの紐に手をかけるんだっ!! 止めろっ、馬鹿よせと言っとろうにっ!!
だっ、だいたい聖なる夜にそういう事を行うのは……ま、まぁ、ある意味では正しいかもしれないが。
それにしたって、そんな、ひっ、ひ、人の弱味に付けこむような形でするようなことではないだろう……。
って、人の話を聞けぇっ!! なっ、なっ、なにを脱いでるんだよ、バカぁっ!!(///)」
男「なにを脱いだって、パンツ脱いだに決まってるじゃない。見て分からないの?
大丈夫、大丈夫。これは別に女さんに早く良くなってもらおうとやっているだけで、
なんらやらしい気持ちなど、僕にはほれこの通り、微塵も無いわけでして……」
女「わかった、わかったからそれを早くしまえっ!!
微塵も無いなら、その立派なトーテムポールをしまっても問題なかろうっ!!
何故わざわざ出す必要性があるんだぁっ!! わっ、馬鹿近づくなぁっ!!
やめっ、止めてっ、来ないでぇっ、いやっ、い…………」
女「いっ、いやぁぁーーーーーっ!!」ガバァッ!!(布団から飛び起きる音)
男「あぁっ女さんっ!! よかったぁ、意識が戻ったんだねぇっ!?」
女「はぁ、はぁ……。ゆ、夢? なんだそうか、さっきのは夢だったのか……。くふぅっ、嫌な汁をかいたわ……」
男「もぉ~っ、心配したんだからねぇっ。どれだけ酷い唇ネタささやいても、女さんうんともすんともしないんだから~。
吐息で唇の皮がピラピラ動いてるし、唇の傷から血も滴ってたからまぁ大丈夫だとは思ってたけど、
それでも、いつ三途の皮の向こう側に行くんじゃないかと、その唇の皮の様にハラハラしてたんだからね。ハラハラ」
女「むぅ、このあまりに強引な唇ネタで埋め尽くされた、台詞系にしてはちょっと長めの台詞。
実に馬鹿っぽい言葉遣いといい、間違いない、どうやらこの男は本物のようだな……。
うぅっ、それにしても酷い悪夢だった。今思い返しても鳥肌が立つ……」
男「えっ、なになに、どうしたの? 本物とかいったいなんの話をしてらっしゃるの?」
女「なっ、なんでもない……。お前にはまったくこれっぽっちも、私の唇の皮ほども関係のない話だ。
気にするな。いや、気にしてくれるな頼むから…………(///)」
男「あれっ、女さん。よく見たら、さっきよりだいぶ顔色良くなってるんじゃない。どれどれ、ちょっと、お凸を失礼。
……んー、これは、もう熱無いんじゃないの? 手で触ってみた限り、そんなに熱くないように感じるんだけど」
女「そう言われて見れば、さっきより気分が良くなっているような……。あれかな、寝汗をびっしりかいたからかな?」
男「あぁ、確かに女さん全身汗でびっしょりだねぇ……。うっ、うん、じ、実に、びっしょりだ……。(///)
いっ、いけないっ、そんな汗だくの格好してたら、また具合悪くなっちゃうよ。
よしっ、ちょっと待ってて。すぐに体拭く為のタオル持って来るからっ!!」
女「あぁっ、ちょっと、お前、タオルどこにあるか分かるのか? ここは私の家だぞ……って、行っちゃったよ。
まったく、パジャマが濡れてるくらいで大げさな。夢の中と違って妙にしおらしいというか奥手というか。
まぁその方が、あいつらしいといえばあいつらしいか……。ふふっ……(///)」
――男を部屋の外へ出し、体を拭き終えた女
女「ふぅ、これで良し、っと。ふむ、どうやらもうすっかり体調の方も元に戻った様だな。
なんだ意外と丈夫じゃないか、私。一日とちょっとで風邪を完治させてしてしまうだなんて。
これなら無理してデートに行っても大丈夫だったかなぁ……。いやいや、それは流石に調子に乗りすぎか」
男「……女さーん、もう汗拭き終わったぁ? そろそろ、入って良いかなぁー?」
女「うむっ、いいぞ男よ、入れ、入るが良い、入りたまえよ、入ってくれー!!」
男「えへへへっ、それじゃ改めて失礼しまーす。おぉっ、良いねぇ、良いねぇ、そのパジャマも。
さっきのパジャマは唇の皮みたいなフリルが付いてて、なかなかどうしてお嬢様みたいで可愛いかったけど、
こっちはこっちで飾り気の無いシンプルさが、女さん本来の美しさとピロッピロの唇の皮を際立たせて、いたーっ!!」ボスッ(枕が顔に当たる音)
女「パジャマのファッションセンスなど褒められても嬉しくないよっ!! というか、それは褒めてるのか、貶してるのかどっちだ!!(///)
まったく、お前ときたらちょっと調子が良くなった途端すぐこれだ。病み上がりなんだぞ、もうちょっと労わってくれても良いだろうに」
男「ややっ、その唇の皮の数と同じくらい減らない、減らず口も帰ってきたみたいだねっ。
心なしかしおれていた唇の皮も、今は元気を取り戻して、天を突く様にはつらつと元気良く……って、いひゃいひゃいっ!!」
女「そんな漫画のアホ毛みたいに唇の皮に自己主張されてたまるか。ただでさえ痛くて、くすぐったくて、煩わしいのにっ!!
もうっ、せっかく看病してくれた礼を言おうと思ったのにぃっ。空気を嫁よ、空気をさぁっ、まったく……(///)」
男「はいお粥。どうせ寝込んでて、今まで何も食べれてなかったんでしょう?
もう時間的には晩御飯だけれど、体調良くなったとはいえすきっ腹に脂っこいものはきついだろうからね。
まぁ、今日は大人しくこれでも食べておきなさいな。あっ、一応明日の朝の分も作っておいたから、よかったら食べてね」
女「いやぁ……、なにからなにまで本当に世話をかけてすまんなぁ、男よ。
うぅっ、本当だったら今頃は美味しいレストランでディナーを食べて居るはずだったのになぁ。お前のおごりで」
男「……こらこら、ちょっと待って待って。あのさ、ディナー奢るなんて話、僕一度も言った覚えないし、聞かされた覚えもないんだけど」
女「あはっ、あっはっはっ、冗談だよ冗談っ!! よしっ、それじゃ冷めないうちに、とっととお粥を頂くとするかな……」
男「笑って誤魔化して。さては、僕が馬鹿だからってなし崩しで奢らせる腹積もりだったんじゃないの……まぁいいけど。
そりゃそうと、どうぞどうぞ。とっとと言わず、ゆっくりお召し上がりくださいな。そう、ゆっくり、ゆっくりめしあがってねっ!!」
女「ふぅ、これで良し、っと。ふむ、どうやらもうすっかり体調の方も元に戻った様だな。
なんだ意外と丈夫じゃないか、私。一日とちょっとで風邪を完治させてしてしまうだなんて。
これなら無理してデートに行っても大丈夫だったかなぁ……。いやいや、それは流石に調子に乗りすぎか」
男「……女さーん、もう汗拭き終わったぁ? そろそろ、入って良いかなぁー?」
女「うむっ、いいぞ男よ、入れ、入るが良い、入りたまえよ、入ってくれー!!」
男「えへへへっ、それじゃ改めて失礼しまーす。おぉっ、良いねぇ、良いねぇ、そのパジャマも。
さっきのパジャマは唇の皮みたいなフリルが付いてて、なかなかどうしてお嬢様みたいで可愛いかったけど、
こっちはこっちで飾り気の無いシンプルさが、女さん本来の美しさとピロッピロの唇の皮を際立たせて、いたーっ!!」ボスッ(枕が顔に当たる音)
女「パジャマのファッションセンスなど褒められても嬉しくないよっ!! というか、それは褒めてるのか、貶してるのかどっちだ!!(///)
まったく、お前ときたらちょっと調子が良くなった途端すぐこれだ。病み上がりなんだぞ、もうちょっと労わってくれても良いだろうに」
男「ややっ、その唇の皮の数と同じくらい減らない、減らず口も帰ってきたみたいだねっ。
心なしかしおれていた唇の皮も、今は元気を取り戻して、天を突く様にはつらつと元気良く……って、いひゃいひゃいっ!!」
女「そんな漫画のアホ毛みたいに唇の皮に自己主張されてたまるか。ただでさえ痛くて、くすぐったくて、煩わしいのにっ!!
もうっ、せっかく看病してくれた礼を言おうと思ったのにぃっ。空気を嫁よ、空気をさぁっ、まったく……(///)」
男「はいお粥。どうせ寝込んでて、今まで何も食べれてなかったんでしょう?
もう時間的には晩御飯だけれど、体調良くなったとはいえすきっ腹に脂っこいものはきついだろうからね。
まぁ、今日は大人しくこれでも食べておきなさいな。あっ、一応明日の朝の分も作っておいたから、よかったら食べてね」
女「いやぁ……、なにからなにまで本当に世話をかけてすまんなぁ、男よ。
うぅっ、本当だったら今頃は美味しいレストランでディナーを食べて居るはずだったのになぁ。お前のおごりで」
男「……こらこら、ちょっと待って待って。あのさ、ディナー奢るなんて話、僕一度も言った覚えないし、聞かされた覚えもないんだけど」
女「あはっ、あっはっはっ、冗談だよ冗談っ!! よしっ、それじゃ冷めないうちに、とっととお粥を頂くとするかな……」
男「笑って誤魔化して。さては、僕が馬鹿だからってなし崩しで奢らせる腹積もりだったんじゃないの……まぁいいけど。
そりゃそうと、どうぞどうぞ。とっとと言わず、ゆっくりお召し上がりくださいな。そう、ゆっくり、ゆっくりめしあがってねっ!!」
女「……そう言えば、ずいぶん前になるが、私もお前にお粥を作ってやったことがあったな。
あれは確か、お前が二日酔いになった時だったか。いやはや、そうするとこれでお互いおあいこという事になるな」
男「えーっ、僕お粥意外にも色々女さんに作ってあげてるんですけど。それでもおあいこと言うんでしょうか?」
女「おぉっと、見てみろ男よっ!! 外は雪が降っているぞ、凄いなホワイトクリスマスだっ!!」
男「あぁっ、またそんなテキトーな事言って誤魔化してぇっ!! もうっ、この二枚舌ならぬ、二枚唇の皮めっ!!
あだぁっ!! 痛い痛い痛いっ、痛いってそんな耳を引っ張らないでよぉっ……千切れる、千切れちゃうってぇっ……」
女「良いから、ちょっとこっちに来い。ほら、外凄く綺麗な景色だから、一緒に見よう?」
――窓越しに見る夜の街 疎らな粉雪がふわりふわりと舞い降りている
男「おぉっ……!! 本当だ、こりゃぁ、綺麗だねぇ。綺麗なホワイトクリスマスだ」
女「なんだなんだ、お前の事だから『ややっ、女さんの唇の皮が降ってるみたいだ』、なんて事を言うと思ったのに、拍子抜けだな」
男「誰かさんが空気嫁嫁五月蝿いから、読めないのを無理して読んであげたんじゃないか。もぉー、それなのになにその言い草」
女「いやぁ、あはっ、あははっ、すまんすまん。それじゃ、ここからは真面目な感じで……。
なぁ、本当に綺麗な景色だ。まっ、この景色をこうして一緒に見れただけでも、今年のクリスマスは良しとしておこうか」
男「んー、それはどちらかというと、女さんじゃなくって僕の台詞のような気がするけどなぁ」
女「まぁまぁ、そう硬い事言うなよ。せっかくの聖なる夜じゃないか。だから、ほら、なっ……」
「メリークリスマス」
あれは確か、お前が二日酔いになった時だったか。いやはや、そうするとこれでお互いおあいこという事になるな」
男「えーっ、僕お粥意外にも色々女さんに作ってあげてるんですけど。それでもおあいこと言うんでしょうか?」
女「おぉっと、見てみろ男よっ!! 外は雪が降っているぞ、凄いなホワイトクリスマスだっ!!」
男「あぁっ、またそんなテキトーな事言って誤魔化してぇっ!! もうっ、この二枚舌ならぬ、二枚唇の皮めっ!!
あだぁっ!! 痛い痛い痛いっ、痛いってそんな耳を引っ張らないでよぉっ……千切れる、千切れちゃうってぇっ……」
女「良いから、ちょっとこっちに来い。ほら、外凄く綺麗な景色だから、一緒に見よう?」
――窓越しに見る夜の街 疎らな粉雪がふわりふわりと舞い降りている
男「おぉっ……!! 本当だ、こりゃぁ、綺麗だねぇ。綺麗なホワイトクリスマスだ」
女「なんだなんだ、お前の事だから『ややっ、女さんの唇の皮が降ってるみたいだ』、なんて事を言うと思ったのに、拍子抜けだな」
男「誰かさんが空気嫁嫁五月蝿いから、読めないのを無理して読んであげたんじゃないか。もぉー、それなのになにその言い草」
女「いやぁ、あはっ、あははっ、すまんすまん。それじゃ、ここからは真面目な感じで……。
なぁ、本当に綺麗な景色だ。まっ、この景色をこうして一緒に見れただけでも、今年のクリスマスは良しとしておこうか」
男「んー、それはどちらかというと、女さんじゃなくって僕の台詞のような気がするけどなぁ」
女「まぁまぁ、そう硬い事言うなよ。せっかくの聖なる夜じゃないか。だから、ほら、なっ……」
「メリークリスマス」
男「へ……へっ……えっぷっし!! へっ、へっくしっ!! ぶわっくしっ!!」
女「おいおい、どうした男よ。ちょっと、大丈夫か? そんな大きなくしゃみなんかして」
男「うぅっ……。いや、なんかさっき台所でお粥作ってた辺りから、妙に鼻の調子がおかしくってさぁ。
たぶん鼻炎かなにかだと思うんだけど。そりゃそうと、ねぇ、ちょっとこの部屋寒くない? ヒーターの設定温度、何度なの?」
女「うん、そうか? ちょっと暑いくらいだと私は思うが……。ほれ、設定温度も、二十度になってるじゃないか。
お前の気のせいだy……って、おいっ、どうしたんだ男っ、顔色が真っ青だぞっ!!
おいおい、まさかとは思うがお前。もしかして、私の風邪がうつったんじゃないのか?」
男「いやいや、そんな馬鹿な。僕は女さんと違って、そんな不摂生な事なんてしてないし。
それにほらっ、よく言うじゃない、馬鹿は風邪、かぜかぜ、かぜにはかいげ……へっ、へっ、へっくっしょんっ!!」
――翌朝
女「……とまぁそんなこんなで、上の台詞の直後、眼を回してぶっ倒れた男と共に、
聖なる夜を一つ屋根の下で過ごすことになった訳ですが。どうだ男よ、少しは調子良くなったか?」
男「うーっ、全然。まだ頭がクラクラするよ……。クラクラクラクラ、クララが立ったぁっ。
クラクラクラクラ、シップスクラーク僕の舟七曲がる、水兵リーベぇ」
女「むぅ、分かりやすいくらい見事に錯乱しとるなぁ。まいったなぁ、一晩寝れば回復するだろうと思ったのに。
どうしたものか、このまま私のベッドで眠らせておく訳にも行かんしなぁ。かと言って、こんな状態で家まで帰れるかも怪しいし」
男「うーっ、せっかく女さんのベッドで寝させてもらってるのにぃっ、鼻がこの調子じゃ匂いが、匂いがぁっ!!」
女「やめろぉっ匂いを嗅ごうとするなっ!! もうっ、病人なんだからお前大人しくしてろっ!!
やれやれ、まったく仕方のない奴だなぁ。どれ、もうちょっとだけ看病して、頃合を見て家まで送ってやるとするか……」
男「ごめんねぇっ、女さん。なんか、ミイラ取りがミイラになっちゃってぇ。
これじゃどっちが世話しに来たのか分かんないよねぇっ……。けほっ、けほっ!! げほげほっ……!!」
女「なぁに気にするなそんな事。昨日お前に看病してもらって、助かったことには代わり無いのだ。
間隔は短いが、その恩を返す時が来ただけの事。ほれっ、無理せずそこで休んでいろ。すぐに、お粥を持って来てやるからな」
男「ありがとう、ありがとう女さん……。うぅっ、しかし、まさか昨日作ったお粥がこんな形で役に立つ……いや障害になるとは……」
女「障害ってなんだよ障害って。まぁ、情けは人のためならずという奴だな。ほれっ、持ってきてやったぞ。
ちょっとレンジで温めすぎたかもしれん。よーく冷まして食べないと火傷するかもだ、気をつけろ」
男「……ねぇ女さん。この際、おかゆが君の手作りじゃないのは目をつむろう。
しかしだね、ここはやはり新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」の正ヒロインとして、
お粥フーフーなんかをやって、献身的なヒロインである事を読者様にアピールするべきだと思うんだが。どうかねっ!?」
女「いや、別にそれはやっても構わんのだが。前にも言ってた、鰹節ならぬ女節(唇の皮)が、おかゆに浮かんでも良いのか?」
男「なぁに、かえって免疫力がつく!! もちろん、女さんのバイオレンスな行動に対する免疫力がねっ!!」
女「はぁ……。風邪引いてるときくらい馬鹿なこと言うのはやめろよ。まったく、風邪を引いてもどうしようもない奴だなぁ……。
フーッ、フーッ、フーッ……。ほれ、食わしてやるから、あーんしろ。あーんって……」
男「うぅ~それにしてもこのセーターすっごく温かいねえ。これのおかげで、何と寒気に対抗できるってもんだよ」
女「あっ、あぁっ、それ、それなぁっ。実はそのそれ、お前にプレゼントしてやろうかとおも、思ってだなぁ……(///)」
男「へっくしっ!! へぇっくしっ!! うーっ、ごめんくしゃみでよく聞こえなかったや。悪いけど、もう一回言ってくれる?」
女「……いっ、いやっ、いやいやなんでもないんだっ!! うんっ、ちょっとした独り言だよ。うん、独り言っ!!
そ、それなぁっ、そのセーター気に入ったんならお前にやるよ。ほらっ、あれだ、クリスマスプレゼントの代わりにさ?」
男「えっ? 良いの? やったー、ありがとう女さん!! それじゃぁこれ、大切にするねっ!!」
女「あっあぁ、是非ともそうしてくれると、作った身としてもうれし……いや、なんでもないっ、なんでもないんだっ!!(///)」
女「おいおい、どうした男よ。ちょっと、大丈夫か? そんな大きなくしゃみなんかして」
男「うぅっ……。いや、なんかさっき台所でお粥作ってた辺りから、妙に鼻の調子がおかしくってさぁ。
たぶん鼻炎かなにかだと思うんだけど。そりゃそうと、ねぇ、ちょっとこの部屋寒くない? ヒーターの設定温度、何度なの?」
女「うん、そうか? ちょっと暑いくらいだと私は思うが……。ほれ、設定温度も、二十度になってるじゃないか。
お前の気のせいだy……って、おいっ、どうしたんだ男っ、顔色が真っ青だぞっ!!
おいおい、まさかとは思うがお前。もしかして、私の風邪がうつったんじゃないのか?」
男「いやいや、そんな馬鹿な。僕は女さんと違って、そんな不摂生な事なんてしてないし。
それにほらっ、よく言うじゃない、馬鹿は風邪、かぜかぜ、かぜにはかいげ……へっ、へっ、へっくっしょんっ!!」
――翌朝
女「……とまぁそんなこんなで、上の台詞の直後、眼を回してぶっ倒れた男と共に、
聖なる夜を一つ屋根の下で過ごすことになった訳ですが。どうだ男よ、少しは調子良くなったか?」
男「うーっ、全然。まだ頭がクラクラするよ……。クラクラクラクラ、クララが立ったぁっ。
クラクラクラクラ、シップスクラーク僕の舟七曲がる、水兵リーベぇ」
女「むぅ、分かりやすいくらい見事に錯乱しとるなぁ。まいったなぁ、一晩寝れば回復するだろうと思ったのに。
どうしたものか、このまま私のベッドで眠らせておく訳にも行かんしなぁ。かと言って、こんな状態で家まで帰れるかも怪しいし」
男「うーっ、せっかく女さんのベッドで寝させてもらってるのにぃっ、鼻がこの調子じゃ匂いが、匂いがぁっ!!」
女「やめろぉっ匂いを嗅ごうとするなっ!! もうっ、病人なんだからお前大人しくしてろっ!!
やれやれ、まったく仕方のない奴だなぁ。どれ、もうちょっとだけ看病して、頃合を見て家まで送ってやるとするか……」
男「ごめんねぇっ、女さん。なんか、ミイラ取りがミイラになっちゃってぇ。
これじゃどっちが世話しに来たのか分かんないよねぇっ……。けほっ、けほっ!! げほげほっ……!!」
女「なぁに気にするなそんな事。昨日お前に看病してもらって、助かったことには代わり無いのだ。
間隔は短いが、その恩を返す時が来ただけの事。ほれっ、無理せずそこで休んでいろ。すぐに、お粥を持って来てやるからな」
男「ありがとう、ありがとう女さん……。うぅっ、しかし、まさか昨日作ったお粥がこんな形で役に立つ……いや障害になるとは……」
女「障害ってなんだよ障害って。まぁ、情けは人のためならずという奴だな。ほれっ、持ってきてやったぞ。
ちょっとレンジで温めすぎたかもしれん。よーく冷まして食べないと火傷するかもだ、気をつけろ」
男「……ねぇ女さん。この際、おかゆが君の手作りじゃないのは目をつむろう。
しかしだね、ここはやはり新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」の正ヒロインとして、
お粥フーフーなんかをやって、献身的なヒロインである事を読者様にアピールするべきだと思うんだが。どうかねっ!?」
女「いや、別にそれはやっても構わんのだが。前にも言ってた、鰹節ならぬ女節(唇の皮)が、おかゆに浮かんでも良いのか?」
男「なぁに、かえって免疫力がつく!! もちろん、女さんのバイオレンスな行動に対する免疫力がねっ!!」
女「はぁ……。風邪引いてるときくらい馬鹿なこと言うのはやめろよ。まったく、風邪を引いてもどうしようもない奴だなぁ……。
フーッ、フーッ、フーッ……。ほれ、食わしてやるから、あーんしろ。あーんって……」
男「うぅ~それにしてもこのセーターすっごく温かいねえ。これのおかげで、何と寒気に対抗できるってもんだよ」
女「あっ、あぁっ、それ、それなぁっ。実はそのそれ、お前にプレゼントしてやろうかとおも、思ってだなぁ……(///)」
男「へっくしっ!! へぇっくしっ!! うーっ、ごめんくしゃみでよく聞こえなかったや。悪いけど、もう一回言ってくれる?」
女「……いっ、いやっ、いやいやなんでもないんだっ!! うんっ、ちょっとした独り言だよ。うん、独り言っ!!
そ、それなぁっ、そのセーター気に入ったんならお前にやるよ。ほらっ、あれだ、クリスマスプレゼントの代わりにさ?」
男「えっ? 良いの? やったー、ありがとう女さん!! それじゃぁこれ、大切にするねっ!!」
女「あっあぁ、是非ともそうしてくれると、作った身としてもうれし……いや、なんでもないっ、なんでもないんだっ!!(///)」
男「冬休みとか夏休みの何が良いって、普段学校へ行ってて見れないテレビ番組が見れるのが良いよね。
朝はとくダ○!や花まる○ーケットでしょ。お昼はいいと○にご○げんよう! そうそう、徹○の部屋も捨てがたい……」
女「ふむ、なるほど。ものの見事に見たい番組がフジ○レビ系列ばっかりだな。
さてはお前フジ○レっ子だな。その調子で、朝は毎日め○ましテレビなんだろ? ううん、どうだ違うか?」
男「おぉっ、良く分かったねえ。さすがは女さん、鋭い観察眼だ!!
うん、見てる見てる、毎朝見てるよ。あの番組の占いを見る事から僕の一日は始る、と言っても過言ではないかもしれない。
で、そういう女さんは、朝のニュース番組は何を見てるの? みのさんの朝○バ、それともズームイン?
まさか、いい歳しておはスタ見てるなんてこたぁないだろうねぇ? そんな老けた唇しておイテテーっ!?」バチーン!!
女「おはよ○日本ですがなにか? ふんっ、どうせ唇も中身も老いてるよ、悪かったなっ!!」
男「いやいや、あえてそこでN○Kのニュースを持ってくる辺り、性格も唇も堅物の女さんらしいというか……ギャギャァーッ!!」
男「うぅっ、酷い目にあった。口は災いの元とはまさにこの事だね、以後気をつけるとしよう」
女「なんで私の口を見ながらその言葉を言う。災いの元になったのは、お前の口の方だろうが。
まったく……。それにしても、そんなに固いかおはよ○日本って。まぁ、お爺ちゃんお婆ちゃんが主な視聴者だとは思うが。
各地の面白い出来事やスポットを中継したり、真面目なのからおちゃらけたのまで色んな特集を組んだりするんだが?」
男「けどさぁ、おはよ○日本には占いのコーナーが無いじゃない、占いのコーナーが。
僕ね、けっこう大切だと思うんだよ、朝のニュースの占いのコーナーって。
ほら、事件や事故のニュースなんてのはさ、所詮対岸の火事みたいな物だけど、占いは自分に関係のある事じゃない。
だからさ、やっぱりどんなニュースをさし置いても、一番気になるのは占いだと思うんだよ……」
女「むぅ。まぁ、それは確かにそうかもしれないけれど……。
けど、ニュースは事件・事故の正確な情報を報道するからニュースな訳で。
占いなんていう不透明であやふやな物を報道するのは、はたしてその本分にあっているのか?」
男「だからぁ、そういう所がお堅いんだよ。良いじゃないあやふやでも楽しければって、そういう風になんで割り切れないかなぁ?
女さんの唇といっしょで柔軟性が無いというか、どこかふっきれないというか……。駄目だよやっぱり、そんな事じゃぁ。
ある程度は時代を見つめて、それにあわせて自分を変えていかないと。そんなんじゃその内誰も見向きもしなくなるよ?」
女「いや、そんな事私に言われても。別には私は、おはよ○日本の関係者でもなんでもないし。
まぁ、これでも(唇を)変えよう努力はしてるつもりなんだけどなぁ……って、何を言わすんだよ、お前は(///)」
朝はとくダ○!や花まる○ーケットでしょ。お昼はいいと○にご○げんよう! そうそう、徹○の部屋も捨てがたい……」
女「ふむ、なるほど。ものの見事に見たい番組がフジ○レビ系列ばっかりだな。
さてはお前フジ○レっ子だな。その調子で、朝は毎日め○ましテレビなんだろ? ううん、どうだ違うか?」
男「おぉっ、良く分かったねえ。さすがは女さん、鋭い観察眼だ!!
うん、見てる見てる、毎朝見てるよ。あの番組の占いを見る事から僕の一日は始る、と言っても過言ではないかもしれない。
で、そういう女さんは、朝のニュース番組は何を見てるの? みのさんの朝○バ、それともズームイン?
まさか、いい歳しておはスタ見てるなんてこたぁないだろうねぇ? そんな老けた唇しておイテテーっ!?」バチーン!!
女「おはよ○日本ですがなにか? ふんっ、どうせ唇も中身も老いてるよ、悪かったなっ!!」
男「いやいや、あえてそこでN○Kのニュースを持ってくる辺り、性格も唇も堅物の女さんらしいというか……ギャギャァーッ!!」
男「うぅっ、酷い目にあった。口は災いの元とはまさにこの事だね、以後気をつけるとしよう」
女「なんで私の口を見ながらその言葉を言う。災いの元になったのは、お前の口の方だろうが。
まったく……。それにしても、そんなに固いかおはよ○日本って。まぁ、お爺ちゃんお婆ちゃんが主な視聴者だとは思うが。
各地の面白い出来事やスポットを中継したり、真面目なのからおちゃらけたのまで色んな特集を組んだりするんだが?」
男「けどさぁ、おはよ○日本には占いのコーナーが無いじゃない、占いのコーナーが。
僕ね、けっこう大切だと思うんだよ、朝のニュースの占いのコーナーって。
ほら、事件や事故のニュースなんてのはさ、所詮対岸の火事みたいな物だけど、占いは自分に関係のある事じゃない。
だからさ、やっぱりどんなニュースをさし置いても、一番気になるのは占いだと思うんだよ……」
女「むぅ。まぁ、それは確かにそうかもしれないけれど……。
けど、ニュースは事件・事故の正確な情報を報道するからニュースな訳で。
占いなんていう不透明であやふやな物を報道するのは、はたしてその本分にあっているのか?」
男「だからぁ、そういう所がお堅いんだよ。良いじゃないあやふやでも楽しければって、そういう風になんで割り切れないかなぁ?
女さんの唇といっしょで柔軟性が無いというか、どこかふっきれないというか……。駄目だよやっぱり、そんな事じゃぁ。
ある程度は時代を見つめて、それにあわせて自分を変えていかないと。そんなんじゃその内誰も見向きもしなくなるよ?」
女「いや、そんな事私に言われても。別には私は、おはよ○日本の関係者でもなんでもないし。
まぁ、これでも(唇を)変えよう努力はしてるつもりなんだけどなぁ……って、何を言わすんだよ、お前は(///)」
男「しかしまぁ、『今日の占い○ウントダウン』の何が凄いって、番組中で七時前と八時前の二回流しているっていう所だよね。
おかげで、七時の占いを見過ごしても、一時間待って八時の見れば良い訳で。いやはや、おねぼうさんの僕には大助かりですよ」
女「いや、結構注意してみると、他のニュース番組でも占いを二回流してる所はあるぞ。ズーム○ンとか、やじう○とか。
別にめ○ましに限ったことではない。が、分かりやすい時間にセッティングしたなぁとは思うがな……」
男「ありゃ、なんだ他のニュース番組でも二回流してるところはあるのか。
けどそうだよね。実際、出勤時間なんて人それぞれだから、一つだけじゃやっぱり見れない人とかも出てくるものね。
そっか、やっぱり見る人たちの事を考えて、番組って作られてるんだなぁ……」
女「そういえば、占いではないが、おはよ○日本もよく同じ内容の放送を、何回か繰り返し流している時があるなぁ。
まぁ、たいがい生中継なんだがな。長いことつけてると、あれっ、ここの中継さっき見たぞって事がしばしば……」
男「えっ、生中継を何回も繰り返し放送するの?」
女「あぁそうだよ、これが中々酷な演出でなぁ。前の放送でやった事とまるっきり同じ事を次の放送でもやってるんだよ。
しかも朝の六時七時にだぞ。なんというか実にシュールだ。流石の私も、あれはちょっとどうかと思ったよ……」
男「そういえば、朝の連続テレビ小説も、地上波、ハイビジョン、衛星でほぼ間断なく流れてるイメージが。
むー○HKめ、お固いだけでなく、同じ放送を何度も繰り返すとは。ますます、女さんの唇に似ていタイッ!! イタイイタイッ!!」
女「どういう意味だ、どういう!! あれかっ、私の唇の皮が同じように何度もめくれるとでも言いたいのかっ、えぇっ、このアホがっ!!!」
【チラ裏というか補足】
たしか過去に母と、「あれ、この生中継さっきもやってなかったっけ?」
みたいな会話をした覚えがあるので、たぶん生中継の件は事実だと思いますが
もしかしたら間違ってるかもしれません。そのうち、朝早く起きた時にでも確認してみます
おかげで、七時の占いを見過ごしても、一時間待って八時の見れば良い訳で。いやはや、おねぼうさんの僕には大助かりですよ」
女「いや、結構注意してみると、他のニュース番組でも占いを二回流してる所はあるぞ。ズーム○ンとか、やじう○とか。
別にめ○ましに限ったことではない。が、分かりやすい時間にセッティングしたなぁとは思うがな……」
男「ありゃ、なんだ他のニュース番組でも二回流してるところはあるのか。
けどそうだよね。実際、出勤時間なんて人それぞれだから、一つだけじゃやっぱり見れない人とかも出てくるものね。
そっか、やっぱり見る人たちの事を考えて、番組って作られてるんだなぁ……」
女「そういえば、占いではないが、おはよ○日本もよく同じ内容の放送を、何回か繰り返し流している時があるなぁ。
まぁ、たいがい生中継なんだがな。長いことつけてると、あれっ、ここの中継さっき見たぞって事がしばしば……」
男「えっ、生中継を何回も繰り返し放送するの?」
女「あぁそうだよ、これが中々酷な演出でなぁ。前の放送でやった事とまるっきり同じ事を次の放送でもやってるんだよ。
しかも朝の六時七時にだぞ。なんというか実にシュールだ。流石の私も、あれはちょっとどうかと思ったよ……」
男「そういえば、朝の連続テレビ小説も、地上波、ハイビジョン、衛星でほぼ間断なく流れてるイメージが。
むー○HKめ、お固いだけでなく、同じ放送を何度も繰り返すとは。ますます、女さんの唇に似ていタイッ!! イタイイタイッ!!」
女「どういう意味だ、どういう!! あれかっ、私の唇の皮が同じように何度もめくれるとでも言いたいのかっ、えぇっ、このアホがっ!!!」
【チラ裏というか補足】
たしか過去に母と、「あれ、この生中継さっきもやってなかったっけ?」
みたいな会話をした覚えがあるので、たぶん生中継の件は事実だと思いますが
もしかしたら間違ってるかもしれません。そのうち、朝早く起きた時にでも確認してみます
女「おでんを作るときに何が一番面倒って、卵の皮を剥くのが一番面倒だよな。
あれって剥ける時には綺麗にペリペリーって捲れてくれるんだが、剥けない時はトコトン剥けないから。
あぁもうっ、ボロボロになった卵の殻を、身を崩さないように取っていく作業を思うだけで、眉間に皺が……」
男「そして唇では中途半端に皮がめくれる……。ううん、なんだか君が言うと実に説得力があるねっ!!
なにせ違う皮を剥くのに毎日思い煩っていらっしゃいますか……いててっててててってててててっ!!」
女「ふむ。お前のこの悪い口も、一度綺麗に剥いてやる必要があるかもなぁ。ふんっ、まったく……」
男「いたたたっ。ごめんごめんごめんなさいって。もうっ、珍しく褒めてんだから怒らなくっても良いじゃない」
女「……それはなにか、つまりいつもは貶してるって事か?
ふむ、そうかそうか。やはり一度私の手で、お前の口は綺麗にしてやる必要があるみたいだなぁ……」
男「わわわっ、ちょっ、そういう意味じゃないよっ!! たんまたんま、落ち着いてって女さんっ!!
とりあえず話を元に戻すけどさぁ、それならいっそ、おなべに直接生の卵を割って落としてみたら?
落とし卵みたいにしてみるんだよ。ねっ、それなら、皮を剥かなくっても良いから楽でしょっ?」
女「ふむ、ポーチドエッグ風か。なるほど、剥く手間を考えればそれもアリかもしれないなぁ。
いや、しかし、黄身が半熟だと卵みそがつくれんか。うーん、それはちょっと困るなぁ」
男「まぁ、誰かさんのみたいに、無様に崩れちゃったり、べったり他のおでんの具に張り付いて剥がれなくなるかもだけれどね。
イタイタイタイタイタッ!! なにするのさっ、女さんともその唇とも、僕は一言たりとも言ってないじゃないか……あてーっ!!」
男「ゆで卵や温泉卵、玉子焼きにオムレツ。カスタードクリームや、プリンといったおやつにもなる。
以外に卵って色んな調理方法があるよねぇ。女さんはどんな卵料理が一番好き?」
女「んー、ゆで卵か玉子焼きかなぁ。別にありふれた食材だけに、凝った物を食べたいとは思わんなぁ」
男「あらそうなの。僕としては、ピータンなんかは一度くらい食べてみたいと思うけど……」
女「ピータン……。アヒルの卵を、石灰や木炭混ぜたアルカリ質の粘土で包んで熟成させた料理だな。
確か粘土中のアルカリ成分で、白身の色が黒色に、黄身の色が緑色に変色するんだったか」
男「そうそう、それそれ、そのピータン。ぶっちゃけたところ、白身じゃ無いじゃん、黒身じゃん♪
黄身じゃないじゃん、緑身じゃん♪ って話だよねー。そんな不思議な食べ物を、食べないでどうするのさっ!!」
女「いや、緑色した卵を食べるのには、たとえそれがアヒルの卵と分かっていてもちょっと抵抗があるぞ。
それに、ピータンって独特の匂いがあるって、『すごいよ!! ○サルさん』でネタにされてた気が……」
男「おやおや、そんな事言っちゃって良いのかな? せっかく、女さんと似たもの同士のピータンさんに向かって。
皮に蛋白の蛋とつけて『皮蛋(ピータン)』。どうだね、皮の名を冠する料理に、君はシンパシーをかんじないのかいっ!?」
女「いや、そんな事を言われても。卵と人間では根本的に違うからなんとも……」
男「ですよねーっ!! まぁ、字面以外は女さんの唇とは似ても似つかないし、なんといっても相手は高級食材。
こんな庶民派でビロビロな唇の皮と一緒にされちゃ、皮蛋さんに失礼だよねぇ……って、久しぶりのテンプルッ!!」
女「そうかそうか、悪かったなぁ庶民派でビロビロな唇でぇっ!! どうせお前の事だ、感じると言ったら言ったで、
『だよねー、なんかちょっぴり変色してる所とか、匂いがきついところとかそっくりだよねー』なんて、言うつもりだったんだろ!!
よーしっ、その根性買ってやるっ!! ケチャップかけたスクランブルエッグの様にしてやるよっ!! おらっ、こいっ!!」
男「やっ、ちょっ、やめてっ!! 違うよ、そんな事言うつもりなんてさらさらないって!!
僕が言いたかったのは、そう、『女さんの唇って、粘土で固められてるピータンの姿にそっくりだなぁ』って……おふぅっ!!」
女「なっ、なぁっ、なお悪いわっ、この馬鹿ぁぁあああっ!!!11」
【資料】
ポーチドエッグ ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%89%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B0
ピータン ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E8%9B%8B
あれって剥ける時には綺麗にペリペリーって捲れてくれるんだが、剥けない時はトコトン剥けないから。
あぁもうっ、ボロボロになった卵の殻を、身を崩さないように取っていく作業を思うだけで、眉間に皺が……」
男「そして唇では中途半端に皮がめくれる……。ううん、なんだか君が言うと実に説得力があるねっ!!
なにせ違う皮を剥くのに毎日思い煩っていらっしゃいますか……いててっててててってててててっ!!」
女「ふむ。お前のこの悪い口も、一度綺麗に剥いてやる必要があるかもなぁ。ふんっ、まったく……」
男「いたたたっ。ごめんごめんごめんなさいって。もうっ、珍しく褒めてんだから怒らなくっても良いじゃない」
女「……それはなにか、つまりいつもは貶してるって事か?
ふむ、そうかそうか。やはり一度私の手で、お前の口は綺麗にしてやる必要があるみたいだなぁ……」
男「わわわっ、ちょっ、そういう意味じゃないよっ!! たんまたんま、落ち着いてって女さんっ!!
とりあえず話を元に戻すけどさぁ、それならいっそ、おなべに直接生の卵を割って落としてみたら?
落とし卵みたいにしてみるんだよ。ねっ、それなら、皮を剥かなくっても良いから楽でしょっ?」
女「ふむ、ポーチドエッグ風か。なるほど、剥く手間を考えればそれもアリかもしれないなぁ。
いや、しかし、黄身が半熟だと卵みそがつくれんか。うーん、それはちょっと困るなぁ」
男「まぁ、誰かさんのみたいに、無様に崩れちゃったり、べったり他のおでんの具に張り付いて剥がれなくなるかもだけれどね。
イタイタイタイタイタッ!! なにするのさっ、女さんともその唇とも、僕は一言たりとも言ってないじゃないか……あてーっ!!」
男「ゆで卵や温泉卵、玉子焼きにオムレツ。カスタードクリームや、プリンといったおやつにもなる。
以外に卵って色んな調理方法があるよねぇ。女さんはどんな卵料理が一番好き?」
女「んー、ゆで卵か玉子焼きかなぁ。別にありふれた食材だけに、凝った物を食べたいとは思わんなぁ」
男「あらそうなの。僕としては、ピータンなんかは一度くらい食べてみたいと思うけど……」
女「ピータン……。アヒルの卵を、石灰や木炭混ぜたアルカリ質の粘土で包んで熟成させた料理だな。
確か粘土中のアルカリ成分で、白身の色が黒色に、黄身の色が緑色に変色するんだったか」
男「そうそう、それそれ、そのピータン。ぶっちゃけたところ、白身じゃ無いじゃん、黒身じゃん♪
黄身じゃないじゃん、緑身じゃん♪ って話だよねー。そんな不思議な食べ物を、食べないでどうするのさっ!!」
女「いや、緑色した卵を食べるのには、たとえそれがアヒルの卵と分かっていてもちょっと抵抗があるぞ。
それに、ピータンって独特の匂いがあるって、『すごいよ!! ○サルさん』でネタにされてた気が……」
男「おやおや、そんな事言っちゃって良いのかな? せっかく、女さんと似たもの同士のピータンさんに向かって。
皮に蛋白の蛋とつけて『皮蛋(ピータン)』。どうだね、皮の名を冠する料理に、君はシンパシーをかんじないのかいっ!?」
女「いや、そんな事を言われても。卵と人間では根本的に違うからなんとも……」
男「ですよねーっ!! まぁ、字面以外は女さんの唇とは似ても似つかないし、なんといっても相手は高級食材。
こんな庶民派でビロビロな唇の皮と一緒にされちゃ、皮蛋さんに失礼だよねぇ……って、久しぶりのテンプルッ!!」
女「そうかそうか、悪かったなぁ庶民派でビロビロな唇でぇっ!! どうせお前の事だ、感じると言ったら言ったで、
『だよねー、なんかちょっぴり変色してる所とか、匂いがきついところとかそっくりだよねー』なんて、言うつもりだったんだろ!!
よーしっ、その根性買ってやるっ!! ケチャップかけたスクランブルエッグの様にしてやるよっ!! おらっ、こいっ!!」
男「やっ、ちょっ、やめてっ!! 違うよ、そんな事言うつもりなんてさらさらないって!!
僕が言いたかったのは、そう、『女さんの唇って、粘土で固められてるピータンの姿にそっくりだなぁ』って……おふぅっ!!」
女「なっ、なぁっ、なお悪いわっ、この馬鹿ぁぁあああっ!!!11」
【資料】
ポーチドエッグ ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%89%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B0
ピータン ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E8%9B%8B
女「そそっ、ピータンで思い出したがな、世の中にはこれよりもっと奇妙なバロットなる卵料理があってな」
男「ばろっと? その名前は僕も初耳だな。なになにいったいどういう料理なの?」
女「いやまぁ、調理方法はゆで卵と同じなんだが、使う卵がちと特殊というか、なんんというか……」
男「特殊? いくらでも茹でるの? それとも明太子?」
女「なんでそこで、魚介類系の卵が出てくるんだよっ!! 茹でないだろ常識的に考えて!!」
男「いやぁーそれは僕も分かってるけど、ほら二つとも形状的に話に絡ませた方が良いかなぁと」
女「また似てるとでもいいたいのか、私の唇と? えぇっ!? まったく、散々痛めつけたのにまだ懲りんとは……。
まぁいい話を元に戻そう。そうだなぁ、いくらやめんたいこのほうが、まだいくらかマシだったかもしれないなぁ」
男「女さん、そんな寒い洒落言って大丈夫なの? 唇に木枯らし吹いても知らないよ?」
女「ほっとけっ!! 別に言おうとして言った訳じゃないわっ!! いちいち話の腰を折るなっ!!
とにかくだ、バロットで使う卵は普通の卵と変わらん。問題はその卵の中身なんだ。
男よ、流石に分かると信じているが、卵の黄身と白身が本来なんであるかは知っているよな?」
男「んーとねぇ、『夢と希望』? いや、違うな……『花とゆめ』?」
女「少女コミックスになってるよっ!! あぁもうっ、そんなわけの分からんボケなど良いから、真面目に答えろっ!!」
男「はいなはいなー。えーっと、ひよこだよねたしか。けど、それがいったいどうい……あ゙っ!!」
女「ふむ、どうやら察したようだな、馬鹿の癖に。その通り、バロットは、『孵化寸前の卵』をゆで卵にした料理なんだ。
当然孵化寸前だから、卵の中身は黄身と白身なんていうものじゃなく、かわいいかわいいひよこちゃ……」
男「やっ、やめてーっ!! それ以上聞きたくない、聞きたくない、きーきーたーくなーいっ!!
あぁっもうっ、女さんの意地悪っ!! ちょっぴり想像しちゃったじゃない、夢に見たらどうしてくれるのさぁっ!?」
女「安心しろ、滋養強壮に良いし、味も抜群なんだとさ。日本国内でも買えるらしいぞ?」
男「買わないよっ!! 流石にそんなの食べれないって!! 可哀想じゃないっ、ひよこがっ!!」
女「やれやれ、これだから最近の若者はなっちゃいないんだ。お店に並んでる肉だって、元は牛や豚ったんだぞ?
生きて居たんだぞ、動いていたんだぞ? それは可哀想じゃなくて、これが可哀想というのは、ちょっと変な話じゃないか?」
男「そうかもしれないけど、別にわざわざこの状態にして食べなくっても良いじゃないかぁっ!!
普通に黄身と白身の状態で感謝して食べれ、うぷっ!! だっ、駄目だ、また想像したらなんだか気分が。
くそぉっ、女さんの唇でグロには耐性付いてたと思ったのにぃ……。ぉぇ、おえっぷ……!!」
女「人の唇をグロ呼ばわりですか、そうですか!! まったく、転んでもタダでは起きん奴よのう、少し感心したわ」
男「なにかもっと気分の良くなる話題っ!! もっと、こう爽やかな感じの卵料理は無いのっ、女さん!?」
女「爽やかか……。そうそうそう言えば、ドイツの卵料理に『農夫の朝食』という名前の物があってな。
ジャガイモとベーコン、玉葱を炒めたのを卵で閉じるといういたってシンプルな料理なんだが、それはいかがかな?」
男「あっ、それ家で食べたことある。あれって、ただのオムレツじゃなくって、ちゃんと名前あったんだ。
しかし、『農夫の朝食』か……。なんか、どこと無く気取っているような感じを受けないでもないなぁ。
なんというんだろう、スイーツ(笑)というかドイーツ(笑)というか……」
女「けど、実際にお手軽で美味しいよなドイーツ(笑)って」
男「うん、それはね。何だかんだ言いつつ僕も結構好きだよ、ドイーツ(笑)は。
そりゃそうと、女さんの唇はスイーツというより、スサームと言った方がしっくりくる……」
女「知っているか、京都の伏見神社は雀の串焼きが名物でな、周辺のお店で食べることが出来るんだぞ。
なんでも、伏見神社のお稲荷様は農耕の神様で、稲穂を食べる雀は敵だから食べてしまうのだとかうんたらかんたら……」
男「ぎゃぁぁあああああっ!! やめてっ、やめてぇぇえええっ!!11」
【参考】
バロット ttp://www.misskita.com/phils/balot/
卵料理って奥が深いですね……
>>278
水使うと面白いほど剥けますよね。俺も良くやります。
あと、親が言うには古い卵をゆで卵にすると殻を剥きやすいんだとか。どういう根拠かは知りませんが……。
男「ばろっと? その名前は僕も初耳だな。なになにいったいどういう料理なの?」
女「いやまぁ、調理方法はゆで卵と同じなんだが、使う卵がちと特殊というか、なんんというか……」
男「特殊? いくらでも茹でるの? それとも明太子?」
女「なんでそこで、魚介類系の卵が出てくるんだよっ!! 茹でないだろ常識的に考えて!!」
男「いやぁーそれは僕も分かってるけど、ほら二つとも形状的に話に絡ませた方が良いかなぁと」
女「また似てるとでもいいたいのか、私の唇と? えぇっ!? まったく、散々痛めつけたのにまだ懲りんとは……。
まぁいい話を元に戻そう。そうだなぁ、いくらやめんたいこのほうが、まだいくらかマシだったかもしれないなぁ」
男「女さん、そんな寒い洒落言って大丈夫なの? 唇に木枯らし吹いても知らないよ?」
女「ほっとけっ!! 別に言おうとして言った訳じゃないわっ!! いちいち話の腰を折るなっ!!
とにかくだ、バロットで使う卵は普通の卵と変わらん。問題はその卵の中身なんだ。
男よ、流石に分かると信じているが、卵の黄身と白身が本来なんであるかは知っているよな?」
男「んーとねぇ、『夢と希望』? いや、違うな……『花とゆめ』?」
女「少女コミックスになってるよっ!! あぁもうっ、そんなわけの分からんボケなど良いから、真面目に答えろっ!!」
男「はいなはいなー。えーっと、ひよこだよねたしか。けど、それがいったいどうい……あ゙っ!!」
女「ふむ、どうやら察したようだな、馬鹿の癖に。その通り、バロットは、『孵化寸前の卵』をゆで卵にした料理なんだ。
当然孵化寸前だから、卵の中身は黄身と白身なんていうものじゃなく、かわいいかわいいひよこちゃ……」
男「やっ、やめてーっ!! それ以上聞きたくない、聞きたくない、きーきーたーくなーいっ!!
あぁっもうっ、女さんの意地悪っ!! ちょっぴり想像しちゃったじゃない、夢に見たらどうしてくれるのさぁっ!?」
女「安心しろ、滋養強壮に良いし、味も抜群なんだとさ。日本国内でも買えるらしいぞ?」
男「買わないよっ!! 流石にそんなの食べれないって!! 可哀想じゃないっ、ひよこがっ!!」
女「やれやれ、これだから最近の若者はなっちゃいないんだ。お店に並んでる肉だって、元は牛や豚ったんだぞ?
生きて居たんだぞ、動いていたんだぞ? それは可哀想じゃなくて、これが可哀想というのは、ちょっと変な話じゃないか?」
男「そうかもしれないけど、別にわざわざこの状態にして食べなくっても良いじゃないかぁっ!!
普通に黄身と白身の状態で感謝して食べれ、うぷっ!! だっ、駄目だ、また想像したらなんだか気分が。
くそぉっ、女さんの唇でグロには耐性付いてたと思ったのにぃ……。ぉぇ、おえっぷ……!!」
女「人の唇をグロ呼ばわりですか、そうですか!! まったく、転んでもタダでは起きん奴よのう、少し感心したわ」
男「なにかもっと気分の良くなる話題っ!! もっと、こう爽やかな感じの卵料理は無いのっ、女さん!?」
女「爽やかか……。そうそうそう言えば、ドイツの卵料理に『農夫の朝食』という名前の物があってな。
ジャガイモとベーコン、玉葱を炒めたのを卵で閉じるといういたってシンプルな料理なんだが、それはいかがかな?」
男「あっ、それ家で食べたことある。あれって、ただのオムレツじゃなくって、ちゃんと名前あったんだ。
しかし、『農夫の朝食』か……。なんか、どこと無く気取っているような感じを受けないでもないなぁ。
なんというんだろう、スイーツ(笑)というかドイーツ(笑)というか……」
女「けど、実際にお手軽で美味しいよなドイーツ(笑)って」
男「うん、それはね。何だかんだ言いつつ僕も結構好きだよ、ドイーツ(笑)は。
そりゃそうと、女さんの唇はスイーツというより、スサームと言った方がしっくりくる……」
女「知っているか、京都の伏見神社は雀の串焼きが名物でな、周辺のお店で食べることが出来るんだぞ。
なんでも、伏見神社のお稲荷様は農耕の神様で、稲穂を食べる雀は敵だから食べてしまうのだとかうんたらかんたら……」
男「ぎゃぁぁあああああっ!! やめてっ、やめてぇぇえええっ!!11」
【参考】
バロット ttp://www.misskita.com/phils/balot/
卵料理って奥が深いですね……
>>278
水使うと面白いほど剥けますよね。俺も良くやります。
あと、親が言うには古い卵をゆで卵にすると殻を剥きやすいんだとか。どういう根拠かは知りませんが……。
――女さんの家で大掃除 庭で一階の窓を新聞紙で磨いている男
男「女さーん、古新聞紙持ってきてくれるー!? 僕の手元にあるのもう残り少ないんだ、頼むよーっ!!」
女「自分で取りに来れば良いだろうがーっ!! そんな事でいちいち私を呼びつけるなーっ!!(二階から)」
男「むぅ~。一人だと大掃除大変だろうと思って手伝いに来てあげたのに、その言い草はないんじゃないのっ!!
新聞紙持ってくるくらいの事はしてくれたってじゃない。感謝の気持ちってものが君には無いの!?
もうっ、本当に勝手なんだから。そんなんだから君の唇も、勝手放題な状態なんだよ……あたっ」ポスッ!!(丸まった新聞紙の当たる音)
女「あーもうっ、五月蝿いなぁっ。そんなにギャーギャーと大声で叫んだら、近所迷惑だろうがっ!! 静かにしろ、静かにっ!!
別に頼んでも無いのにお前が勝手に来たんじゃないか。だったら、人に頼らず勝手に掃除するのが筋ってもんだっ!!」
男「なんだよそれぇっ!! そんなの詭弁だぁっ、屁理屈だぁっ、頓知だぁっ!! ああもうっ、助けて、助けてぇーっ、一休さーんっ!!
女さんの、女さんの理不尽なもの言いと、理不尽な唇の皮をなんとかしてーっ!! あたっ、あたっ、あたたたっ!!」ポスポスポスッ!!
女「なんでいきなり一休さんを呼ぶんだよっ!! いい加減にしろよっ、近所迷惑だって言ってるだろぉっ!!(///)」
男「まったくぅっ、女さんてば酷いや、なにも濡れた新聞紙投げつけること無いじゃないかっ!!
もうっ、あんな調子じゃ絶対ろくな女房にはならないわねっ。将来、旦那になる奴が今から心配だわっ、ぷんぷん!!
……いや実際問題として切実な話だよなぁ。まさか、料理くらいはちゃんと作ってくれるよな。う~~ん。
っと、いかんいかん。お掃除お掃除っと。なんとかして、今日中に床のワックスがけまで終わらせなくっちゃだった。
えーっと、古新聞、古新聞はっと。おっ、あったあった……」
【階段に山積みにされた新聞紙】
男「……窓を磨けば、インクのオイルでワックス効果、ツルツルぴかぴかのお手軽雑巾。
また、水で湿らせ千切って撒けば、埃吸着のお茶がら効果で、掃き掃除がらくらくちんち○。
意外と新聞紙って色々な事に応用利くよね、暮らしの便利アイテムだよ。うーん、他にも何かいい使い道ないかなぁ」
女「そうだなぁ、それじゃぁこんなのはどうだ? 丸めて、棒状にして、振りかぶってぇーー、メーンっ!!」ポコッ!!
男「いたぁっ!? うぉおっ、女さん、いきなり後ろから何をするのさっ!? あぁっ、びっくりしたぁ……」
女「ふっふっふ、女子にこうもやすやすと後を取られるとは、まだまだ未熟者よのう、男。
その様子では、免許皆伝の日は程遠い。女子にうつつを抜かしている場合ではないのではないかな? ふっふっふっふ……」
男「べ、別にうつつを抜かしてなんかないやい。というか、どうして女さんがこんな所に。二階で掃除をしていたんじゃ?」
女「うむ。お前と会話した後、丁度私も上に持っていった新聞紙が切れてしまってな。同じ様に、その補充にこうして降りてきたんだ」
男「で、なんで古新聞取りに降りてきたはずが、補充なんかせず僕の頭叩いてる訳?」
女「いやー、余りにも中身がスカスカっぽくて、叩けば実にいい音のしそうな頭が、
ふらりふらりとこっちに向かってきたから、つい叩きたい衝動にかられてしまってね……てへっ!!(///)」
男「てへっじゃないよぉっ!! 酷いやっ、さっきからポスポスポコポコ僕の頭叩いてぇっ!!」
一回頭を叩いただけでも、脳の細胞は凄く減るんだからねっ。馬鹿になったらどうしてくれるのぉっ!?
って、そうだ、僕は元から馬鹿だったんだ……てへっ!!(爽やかな笑顔で)」
女「よーし、それじゃもう一発面打ちと行こうかぁっ!? 男、覚悟は良いかぁっ!?」
男「えぇっ、ちょっ、ちょっとちょっと、待ってよぉ。僕まだ女さんの唇について何も弄ってないんですけれどっ!? それでもするのぉっ!?」
女「ふむ、確かに言われて見ればそうだなぁ。なにもして無いのに新聞棒で殴るというのは流石に忍びないか。
よし、それなら特別に五秒やろう。その間に、私の唇に付いてなにか弄るが良い。それで殴るのなら問題なかろう?」
男「あるよっ、なんで殴られる為にわざわざそんな事しなくちゃなんないのさぁっ!!
まったくもうっ、口の周りも汚ければ、やり方まで汚い奴だなぁ女さんてば。
一度その口も、新聞紙で拭いて汚れを落とすべきなんじゃないの……って、ぎゃぁーっ!!」ポコーンッ!
男「女さーん、古新聞紙持ってきてくれるー!? 僕の手元にあるのもう残り少ないんだ、頼むよーっ!!」
女「自分で取りに来れば良いだろうがーっ!! そんな事でいちいち私を呼びつけるなーっ!!(二階から)」
男「むぅ~。一人だと大掃除大変だろうと思って手伝いに来てあげたのに、その言い草はないんじゃないのっ!!
新聞紙持ってくるくらいの事はしてくれたってじゃない。感謝の気持ちってものが君には無いの!?
もうっ、本当に勝手なんだから。そんなんだから君の唇も、勝手放題な状態なんだよ……あたっ」ポスッ!!(丸まった新聞紙の当たる音)
女「あーもうっ、五月蝿いなぁっ。そんなにギャーギャーと大声で叫んだら、近所迷惑だろうがっ!! 静かにしろ、静かにっ!!
別に頼んでも無いのにお前が勝手に来たんじゃないか。だったら、人に頼らず勝手に掃除するのが筋ってもんだっ!!」
男「なんだよそれぇっ!! そんなの詭弁だぁっ、屁理屈だぁっ、頓知だぁっ!! ああもうっ、助けて、助けてぇーっ、一休さーんっ!!
女さんの、女さんの理不尽なもの言いと、理不尽な唇の皮をなんとかしてーっ!! あたっ、あたっ、あたたたっ!!」ポスポスポスッ!!
女「なんでいきなり一休さんを呼ぶんだよっ!! いい加減にしろよっ、近所迷惑だって言ってるだろぉっ!!(///)」
男「まったくぅっ、女さんてば酷いや、なにも濡れた新聞紙投げつけること無いじゃないかっ!!
もうっ、あんな調子じゃ絶対ろくな女房にはならないわねっ。将来、旦那になる奴が今から心配だわっ、ぷんぷん!!
……いや実際問題として切実な話だよなぁ。まさか、料理くらいはちゃんと作ってくれるよな。う~~ん。
っと、いかんいかん。お掃除お掃除っと。なんとかして、今日中に床のワックスがけまで終わらせなくっちゃだった。
えーっと、古新聞、古新聞はっと。おっ、あったあった……」
【階段に山積みにされた新聞紙】
男「……窓を磨けば、インクのオイルでワックス効果、ツルツルぴかぴかのお手軽雑巾。
また、水で湿らせ千切って撒けば、埃吸着のお茶がら効果で、掃き掃除がらくらくちんち○。
意外と新聞紙って色々な事に応用利くよね、暮らしの便利アイテムだよ。うーん、他にも何かいい使い道ないかなぁ」
女「そうだなぁ、それじゃぁこんなのはどうだ? 丸めて、棒状にして、振りかぶってぇーー、メーンっ!!」ポコッ!!
男「いたぁっ!? うぉおっ、女さん、いきなり後ろから何をするのさっ!? あぁっ、びっくりしたぁ……」
女「ふっふっふ、女子にこうもやすやすと後を取られるとは、まだまだ未熟者よのう、男。
その様子では、免許皆伝の日は程遠い。女子にうつつを抜かしている場合ではないのではないかな? ふっふっふっふ……」
男「べ、別にうつつを抜かしてなんかないやい。というか、どうして女さんがこんな所に。二階で掃除をしていたんじゃ?」
女「うむ。お前と会話した後、丁度私も上に持っていった新聞紙が切れてしまってな。同じ様に、その補充にこうして降りてきたんだ」
男「で、なんで古新聞取りに降りてきたはずが、補充なんかせず僕の頭叩いてる訳?」
女「いやー、余りにも中身がスカスカっぽくて、叩けば実にいい音のしそうな頭が、
ふらりふらりとこっちに向かってきたから、つい叩きたい衝動にかられてしまってね……てへっ!!(///)」
男「てへっじゃないよぉっ!! 酷いやっ、さっきからポスポスポコポコ僕の頭叩いてぇっ!!」
一回頭を叩いただけでも、脳の細胞は凄く減るんだからねっ。馬鹿になったらどうしてくれるのぉっ!?
って、そうだ、僕は元から馬鹿だったんだ……てへっ!!(爽やかな笑顔で)」
女「よーし、それじゃもう一発面打ちと行こうかぁっ!? 男、覚悟は良いかぁっ!?」
男「えぇっ、ちょっ、ちょっとちょっと、待ってよぉ。僕まだ女さんの唇について何も弄ってないんですけれどっ!? それでもするのぉっ!?」
女「ふむ、確かに言われて見ればそうだなぁ。なにもして無いのに新聞棒で殴るというのは流石に忍びないか。
よし、それなら特別に五秒やろう。その間に、私の唇に付いてなにか弄るが良い。それで殴るのなら問題なかろう?」
男「あるよっ、なんで殴られる為にわざわざそんな事しなくちゃなんないのさぁっ!!
まったくもうっ、口の周りも汚ければ、やり方まで汚い奴だなぁ女さんてば。
一度その口も、新聞紙で拭いて汚れを落とすべきなんじゃないの……って、ぎゃぁーっ!!」ポコーンッ!
男「年末年始で師が走る。いやいや、師でなくても走る走る。
お父さんはお仕事で家の外を、お母さんは大掃除で家の中を。
そして僕たち学生はバイトに宿題に走り回る。いやはや、忙しい時代になったもんだねぇ」
女「そういうお前もその学生の一人だろうが。ほれっ、走らんで良いのか?
なんだかんだで、毎日私の所にきてる気がするが、バイトはどうしたんだよ。まさか、もう止めたのか?」
男「ちゃんと毎日行ってるよ。行った上で、こうして女さんのところにまったりお茶しに来てるの。
冬休みだけのアルバイトだけど、やると決めたからには最後までしっかりやり通すよっ!!」
女「おぉっ、立派な心がけだな。偉いぞ、どれ頭ナデナデしてやろうか?」
男「えへへへ~、撫でて撫でて~、褒めて褒めて~」
女「いやいや、流石に冗談だよ。なに本気にしてるんだよいい歳して、恥ずかしい……。
あっ、こらっ、勝手にひざの上に頭載せるなっ!! 冗談と言っただろう、ええいっ、気色の悪い!!」
男「ぶーぶー、なんだよぉーっ、ちょっとくらい良いじゃないか、ケチぃっ!!
せっかく女さんの姿を見習って、しぶとく粘り強くバイトを頑張ってるのに!!」
女「わ、私を見習って? そんなっ、私なんかに見習う様な所など、そんな無いだろ……(///)」
男「いやいやそれがあるんだよ。人間てのは、自分自身の姿が往々にして見えないものだからね。
君にはそれが見えていないかもしれないけど、僕にはちゃーんと見えてるんだからね?」
女「そっそんなものか? む、むぅ、なんだかお前に褒められるというのは、少しむず痒いな。
で、その私の見習うべき良い所とは、具体的にはどういうところなんだ? よかったら、聞かせてくれよ(///)」
男「具体的に? それは聞くより、見たほうが早いよ。はい、かーがーみー(ドラ○もん風に)」
女「鏡? 鏡なんか出して、これでいったいどうしろというんだ?」
男「はい、ここ見てー、鏡のちょうど真ん中のあたり。鼻の下にある、真っ赤な真っ赤な唇の辺り。
その上にびっしりと、冬の寒い風にも女さんの手にも負けない、逞しい唇の皮が生えているのが……。
わわっ、ちょっ、止めて止めてって!! そんなっ、ちょっとしたジョークじゃない、ジョークジョーク!!
ちょっと考えれば分かっても良いもんでしょ? それなのに、良い歳して本気にしちゃった女さんが悪いんじゃない。
まったく、人のこと言えないよねそんなんじゃぁさ……ぎゃぁぁあああっ!!」ズドン!!(拳が男の顔に振り下ろされる音)
男「別に僕間違ったことは言ってないよ。女さんの『姿』を見習って言ったんだから。
性格とは一言も言ってないもんね。そっちが勝手に勘違いしたんじゃない、ふんっだ!!」
女「なんにせよ、挑発した相手の膝の上で、ごろごろしながら言う言葉ではないな。
まったく、早くどいてくれ。まだ、水場周りの掃除が終わってないんだよ。
はやく済ませないと、大晦日におちおち紅白も見れなくなってしまう」
男「えーっ、良いじゃん、もうちょっとこうしてようよぉ。減るもんじゃないんだからさぁ」
女「私の時間は確実に減ってる。あぁもうっ、こらっウトウトするなっ、まだ昼間じゃないか」
男「いやね、最近夜遅くまでバイトしてるから、睡眠時間が足らなくて……。
ふぁあぁ~。あぁ、女さんの膝枕すっごく柔らかくて、寝やすいなり~、というわけれ、おやすみー」
女「ちょっ、ちょっと、何勝手なことを言って。こらっ、起きろ、起きんか、この馬鹿ぁっ!!
寝るならそっちのソファーで寝ろよぉっ!! もうっ、これじゃ身動きが取れんじゃないか……(///)」
男「むにゃむにゃっ……剥がそうとしたって無駄だよ、女さん。
なんといっても、女さんの唇の皮を見習ってる僕だからね。そう簡単には剥がれないから……むにゃむにゃ」
女「そんな所まで見習わんでいいわっ!! あぁもうっ、人の都合なぞお構いなしに、この馬鹿はぁっ!!
まったく、世話のかかる奴だなぁ。頼むから、涎とかはたれてくれるなよ、はぁ……」
女「しかしまぁ、寝顔はなんとも可愛らしいというか、なんというか。ふむ……まぁ、こういうのもたまにはありか(///)」
お父さんはお仕事で家の外を、お母さんは大掃除で家の中を。
そして僕たち学生はバイトに宿題に走り回る。いやはや、忙しい時代になったもんだねぇ」
女「そういうお前もその学生の一人だろうが。ほれっ、走らんで良いのか?
なんだかんだで、毎日私の所にきてる気がするが、バイトはどうしたんだよ。まさか、もう止めたのか?」
男「ちゃんと毎日行ってるよ。行った上で、こうして女さんのところにまったりお茶しに来てるの。
冬休みだけのアルバイトだけど、やると決めたからには最後までしっかりやり通すよっ!!」
女「おぉっ、立派な心がけだな。偉いぞ、どれ頭ナデナデしてやろうか?」
男「えへへへ~、撫でて撫でて~、褒めて褒めて~」
女「いやいや、流石に冗談だよ。なに本気にしてるんだよいい歳して、恥ずかしい……。
あっ、こらっ、勝手にひざの上に頭載せるなっ!! 冗談と言っただろう、ええいっ、気色の悪い!!」
男「ぶーぶー、なんだよぉーっ、ちょっとくらい良いじゃないか、ケチぃっ!!
せっかく女さんの姿を見習って、しぶとく粘り強くバイトを頑張ってるのに!!」
女「わ、私を見習って? そんなっ、私なんかに見習う様な所など、そんな無いだろ……(///)」
男「いやいやそれがあるんだよ。人間てのは、自分自身の姿が往々にして見えないものだからね。
君にはそれが見えていないかもしれないけど、僕にはちゃーんと見えてるんだからね?」
女「そっそんなものか? む、むぅ、なんだかお前に褒められるというのは、少しむず痒いな。
で、その私の見習うべき良い所とは、具体的にはどういうところなんだ? よかったら、聞かせてくれよ(///)」
男「具体的に? それは聞くより、見たほうが早いよ。はい、かーがーみー(ドラ○もん風に)」
女「鏡? 鏡なんか出して、これでいったいどうしろというんだ?」
男「はい、ここ見てー、鏡のちょうど真ん中のあたり。鼻の下にある、真っ赤な真っ赤な唇の辺り。
その上にびっしりと、冬の寒い風にも女さんの手にも負けない、逞しい唇の皮が生えているのが……。
わわっ、ちょっ、止めて止めてって!! そんなっ、ちょっとしたジョークじゃない、ジョークジョーク!!
ちょっと考えれば分かっても良いもんでしょ? それなのに、良い歳して本気にしちゃった女さんが悪いんじゃない。
まったく、人のこと言えないよねそんなんじゃぁさ……ぎゃぁぁあああっ!!」ズドン!!(拳が男の顔に振り下ろされる音)
男「別に僕間違ったことは言ってないよ。女さんの『姿』を見習って言ったんだから。
性格とは一言も言ってないもんね。そっちが勝手に勘違いしたんじゃない、ふんっだ!!」
女「なんにせよ、挑発した相手の膝の上で、ごろごろしながら言う言葉ではないな。
まったく、早くどいてくれ。まだ、水場周りの掃除が終わってないんだよ。
はやく済ませないと、大晦日におちおち紅白も見れなくなってしまう」
男「えーっ、良いじゃん、もうちょっとこうしてようよぉ。減るもんじゃないんだからさぁ」
女「私の時間は確実に減ってる。あぁもうっ、こらっウトウトするなっ、まだ昼間じゃないか」
男「いやね、最近夜遅くまでバイトしてるから、睡眠時間が足らなくて……。
ふぁあぁ~。あぁ、女さんの膝枕すっごく柔らかくて、寝やすいなり~、というわけれ、おやすみー」
女「ちょっ、ちょっと、何勝手なことを言って。こらっ、起きろ、起きんか、この馬鹿ぁっ!!
寝るならそっちのソファーで寝ろよぉっ!! もうっ、これじゃ身動きが取れんじゃないか……(///)」
男「むにゃむにゃっ……剥がそうとしたって無駄だよ、女さん。
なんといっても、女さんの唇の皮を見習ってる僕だからね。そう簡単には剥がれないから……むにゃむにゃ」
女「そんな所まで見習わんでいいわっ!! あぁもうっ、人の都合なぞお構いなしに、この馬鹿はぁっ!!
まったく、世話のかかる奴だなぁ。頼むから、涎とかはたれてくれるなよ、はぁ……」
女「しかしまぁ、寝顔はなんとも可愛らしいというか、なんというか。ふむ……まぁ、こういうのもたまにはありか(///)」
男「やっほー女さーん、バイト帰りに遊びに来たよー!! 早速だけどちょっと眠らせてー!!
いやー、昨日夜遅かったのに、今日は朝五時からバイトのシフト入って……わわっ!?」ズテーン!!
女「おう、いらっしゃい。どうした、そんな玄関にみっともなく寝転がって。
別に家で寝るのは構わんが、そんな所で寝て風邪を引いても私は知らんぞ?」
男「いたっ、いたたた……。あーそうだ、昨日床にワックスかけたの、すっかり忘れてたや。
あたたた。思いっきり腰打っちゃったよぉっ。うーっ、酷いや恩を仇で返したなぁっ、この床めぇっ!!」
女「物に八つ当たりするなよ、子供かお前は。って、あぁっ、そんな暴れたらまた……」
男「このっ、このっ、せっかく綺麗にしてあげたのに……って、ギャァーーッ!!」ステーン!!
女「もはやコントの世界だな。ほれっしっかりしろ。大丈夫か、ちゃんと立てるか?」
男「いたたたた……。くそぉっ、ちょっとワックスがかかったくらいで調子に乗りやがってぇ。
ふんっ、僕はもう知らないかんね。言っとくけど、ワックスなんて知らないうちに自然と剥げちゃうんだからな。
お前の主人の唇みたいに、見っとも無い格好になったとしても、もうかけてやらないんだからっ!!」
女「ふむ、そういう言葉が口をつくあたり、脳のほうは大丈夫なようだな……。
どーれそうと分かれば遠慮はいらんな。誰の唇が見っとも無いって? 見っとも無いのはお前だろうがぁーっ!!」
男「あー、酷い目にあった。まったく、なんでこんなにワックスって無駄によく滑るのかねぇー。
そういや、何の疑問もなく床にワックスかけてるけれど、これってどんな効果があるんだろう。
というか、そもそもワックスってなんなのさ。頭に塗るのもワックスって言うよね。同じ物なわけ?」
女「ふむ。Wikipediaでワックスを引くと、ヘアワックスも床に塗るワックスも、同じ蝋であると示されているな。
蝋。水の沸点よりも低い融点を持ち、気体はよく燃える特性を持つ物質……。
お前も見たことあるだろう、よく仏壇とかに供えられている蝋燭なんかが、ワックスの正体なんだとさ」
男「ふぇー、蝋燭が? すると蝋燭を髪に塗りたくってる事になるわけ、ヘアワックスって?」
女「いやまぁ、あくまで狭義な話であって、ヘアワックスも床に塗るワックスも、油性の物を含んだりもしているがな。
まぁ、仕組み的には、冷ますと固まる蝋の性質を利用して、髪の形を整えたり、床にコーティングを施しているんだ」
男「んー、なるほど。そっか、床にコーティングを施してるんだ、あれって」
女「そのまま使って、床が傷ついてしまってはいかんからな。ワックスの膜により、床が傷つくのを防いでるんだ。
あとは、微妙な凹みを修繕して床面を平らに整える効果もある。滑りやすくなるのも、艶が出るのもそのおかげさ。
もっとも床用ワックスは、最近は蝋ではなくて樹脂製のものが主流なんだそうだがな……」
男「……ねぇ、女さん。それなら一度さ、女さんも自分の唇にワックス塗ってみたらどうだい?
ここの床を見る限り、いつも塗ってるリップクリームよりも効果あるかもしれない……あででででっ!!」
女「唇にワックスなんて塗れるかよ、馬鹿っ!! お前はワックス落しで口でも洗ってきたらどうなんだっ!!」
男「あぁ、その発想があったか!! ワックスをかけるんじゃなくて、落とす方向でその唇の皮を……ぎゃふんっ!!」
女「ちなみに、幼稚園なんかでお絵かきに使うクレヨンの材質もまた蝋だったりする。
ホームセンターなんかで木材補修用のクレヨンが売っていたりするが、あれもまたワックスの一つというわけだ」
男「閃いたっ!! つまり、女さんはリップクリームの代わりに、ピンクのクレヨンを唇に塗れば……」
女「ま~だ~い~う~か~っ!! このアホがぁっ!!」
【参考】
蝋 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%8B
床ワックスについて ttp://www.suzanneinn.com/
床ワックスの性能について ttp://www.team-mishina.co.jp/floorcoating/wax.asp
いやー、昨日夜遅かったのに、今日は朝五時からバイトのシフト入って……わわっ!?」ズテーン!!
女「おう、いらっしゃい。どうした、そんな玄関にみっともなく寝転がって。
別に家で寝るのは構わんが、そんな所で寝て風邪を引いても私は知らんぞ?」
男「いたっ、いたたた……。あーそうだ、昨日床にワックスかけたの、すっかり忘れてたや。
あたたた。思いっきり腰打っちゃったよぉっ。うーっ、酷いや恩を仇で返したなぁっ、この床めぇっ!!」
女「物に八つ当たりするなよ、子供かお前は。って、あぁっ、そんな暴れたらまた……」
男「このっ、このっ、せっかく綺麗にしてあげたのに……って、ギャァーーッ!!」ステーン!!
女「もはやコントの世界だな。ほれっしっかりしろ。大丈夫か、ちゃんと立てるか?」
男「いたたたた……。くそぉっ、ちょっとワックスがかかったくらいで調子に乗りやがってぇ。
ふんっ、僕はもう知らないかんね。言っとくけど、ワックスなんて知らないうちに自然と剥げちゃうんだからな。
お前の主人の唇みたいに、見っとも無い格好になったとしても、もうかけてやらないんだからっ!!」
女「ふむ、そういう言葉が口をつくあたり、脳のほうは大丈夫なようだな……。
どーれそうと分かれば遠慮はいらんな。誰の唇が見っとも無いって? 見っとも無いのはお前だろうがぁーっ!!」
男「あー、酷い目にあった。まったく、なんでこんなにワックスって無駄によく滑るのかねぇー。
そういや、何の疑問もなく床にワックスかけてるけれど、これってどんな効果があるんだろう。
というか、そもそもワックスってなんなのさ。頭に塗るのもワックスって言うよね。同じ物なわけ?」
女「ふむ。Wikipediaでワックスを引くと、ヘアワックスも床に塗るワックスも、同じ蝋であると示されているな。
蝋。水の沸点よりも低い融点を持ち、気体はよく燃える特性を持つ物質……。
お前も見たことあるだろう、よく仏壇とかに供えられている蝋燭なんかが、ワックスの正体なんだとさ」
男「ふぇー、蝋燭が? すると蝋燭を髪に塗りたくってる事になるわけ、ヘアワックスって?」
女「いやまぁ、あくまで狭義な話であって、ヘアワックスも床に塗るワックスも、油性の物を含んだりもしているがな。
まぁ、仕組み的には、冷ますと固まる蝋の性質を利用して、髪の形を整えたり、床にコーティングを施しているんだ」
男「んー、なるほど。そっか、床にコーティングを施してるんだ、あれって」
女「そのまま使って、床が傷ついてしまってはいかんからな。ワックスの膜により、床が傷つくのを防いでるんだ。
あとは、微妙な凹みを修繕して床面を平らに整える効果もある。滑りやすくなるのも、艶が出るのもそのおかげさ。
もっとも床用ワックスは、最近は蝋ではなくて樹脂製のものが主流なんだそうだがな……」
男「……ねぇ、女さん。それなら一度さ、女さんも自分の唇にワックス塗ってみたらどうだい?
ここの床を見る限り、いつも塗ってるリップクリームよりも効果あるかもしれない……あででででっ!!」
女「唇にワックスなんて塗れるかよ、馬鹿っ!! お前はワックス落しで口でも洗ってきたらどうなんだっ!!」
男「あぁ、その発想があったか!! ワックスをかけるんじゃなくて、落とす方向でその唇の皮を……ぎゃふんっ!!」
女「ちなみに、幼稚園なんかでお絵かきに使うクレヨンの材質もまた蝋だったりする。
ホームセンターなんかで木材補修用のクレヨンが売っていたりするが、あれもまたワックスの一つというわけだ」
男「閃いたっ!! つまり、女さんはリップクリームの代わりに、ピンクのクレヨンを唇に塗れば……」
女「ま~だ~い~う~か~っ!! このアホがぁっ!!」
【参考】
蝋 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%8B
床ワックスについて ttp://www.suzanneinn.com/
床ワックスの性能について ttp://www.team-mishina.co.jp/floorcoating/wax.asp
男「ものまねに出てくるお笑い芸人ってさ、年々増加傾向にある気がしない?
なんというか歌番組って言うよりは、半分お笑い番組化しているような気がしないでもないよねぇ……」
女「なに言ってんだ、そんなの元からだろ。ものまね四天王の顔振りからしてまず察せよ」
男「ものまね四天王? えーっと、コロッケと、清水アキラと、栗田貫一と……。あれ、あと一人なんだっけ?」
女「ビジーフォーだよ、グッチ裕三とモト冬樹の。流れ的に、どっちが四天王なのとか言うなよ、どっちもだから」
男「四天王なのに五人いる。なんかどっかの漫画に出てきた、デトロイト・○ック・シティの奴らみたいだね」
女「……違う作品のネタに逃げおって。まぁ良い、それはひとまず置いといてだ。
鼻くそほじりやロボットといった、洒落の効いた振り付けをするコロッケ。
セロハンテープによる顔面整形と、下品な替え歌を得意とする清水アキラ。
本格的な洋楽を歌いながらも、コミックバンドのツボをしっかりと押さえたビージーフォー。
そして、栗田貫一は……栗田貫一さんは……。まぁ、パッとしたのは思いつかないが。
とにかくだ、番組を代表する四天王からしてネタに走ってるんだ。そんな番組が歌番組なわけあるもんか」
男「まぁ、確かに全部真面目に歌われるよりは、多少おふざけがあったほうが盛り上がるよね。
けど僕が言ってるのは、そういうちゃんと歌って尚且つふざけられる芸人じゃなくってね。
ほら、ダチョウ倶楽部とか、松村邦洋とか歌じゃなくてネタだけで来る芸人がいるじゃない?
あぁいうのが増えたねえって言いたいの。まぁ、松村さんなんかは良く似てると思うけど……」
女「うーん、そりゃ人の真似のはずなのに、自分のネタを織り込んでくる芸人なんかも居るには居るが。
けどそれは、ダチョウさんやたけし軍団がメインだった頃からやられてることだし、いまさら言うことでもないだろ」
男「まぁ僕としてはそういうネタのほうが好きだから良いんだけれどね。むしろ、もっとやれって感じなんだけど。
いいのかなぁ、そういう流行の物に頼る様な製作体制って。漫才廃れたら、次に何を持ってくるつもりなの。
漫才ブームの終焉とともに、ものまね番組も打ち切りなんて事になったら目も当てられないよ。
もっとこうさ、力を入れるにしても違う力の入れ方とかがあるんじゃないかなぁ。
第二のコロッケや清水アキラを育てるとか、そういう番組本来の方向で頑張らなくちゃ駄目なんじゃないの?」
女「お前、なんか久しぶりに真面目なことを言ったな……」
男「ものまね番組と女さんの唇の荒廃を憂うものですから。割と真面目に考えてるんですよ、こう見えて。いてててっ!!」
女「ふむ、もう少し考えて、どう言えば人の気に触れないですむかまで思慮が行き届くようになれば完璧だな」
男「さて、突然ですが僕もモノマネやります!! 女さんが一刻堂のモノマネをするモノマネっ!!
あれっ、声が、送れて、聞こえるよ? あれっ、唇の、皮の、掠れる音がするよ?」
女「……なにか、それは私の荒れた唇じゃ、腹話術はとうてい無理とでも言いたいのか?
余計なお世話だっ!! 分かりにくいネタなんか振りおって!! 待てっ、こら、逃げるなぁっ!!」
【参考】
ものまね四天王 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B
栗田貫一さんはルパンの声(のモノマネ)をやっていらっしゃるんですね、知りませんでした
>>287
Wikiでちょろちょろっと調べてみました、ちゃんと入ってますね蝋が。リップクリームにも。
オチ書く前に口紅とリップクリームのページもちゃんと見ておくべきでした。下調べ不足で申し訳ない。orz
なんというか歌番組って言うよりは、半分お笑い番組化しているような気がしないでもないよねぇ……」
女「なに言ってんだ、そんなの元からだろ。ものまね四天王の顔振りからしてまず察せよ」
男「ものまね四天王? えーっと、コロッケと、清水アキラと、栗田貫一と……。あれ、あと一人なんだっけ?」
女「ビジーフォーだよ、グッチ裕三とモト冬樹の。流れ的に、どっちが四天王なのとか言うなよ、どっちもだから」
男「四天王なのに五人いる。なんかどっかの漫画に出てきた、デトロイト・○ック・シティの奴らみたいだね」
女「……違う作品のネタに逃げおって。まぁ良い、それはひとまず置いといてだ。
鼻くそほじりやロボットといった、洒落の効いた振り付けをするコロッケ。
セロハンテープによる顔面整形と、下品な替え歌を得意とする清水アキラ。
本格的な洋楽を歌いながらも、コミックバンドのツボをしっかりと押さえたビージーフォー。
そして、栗田貫一は……栗田貫一さんは……。まぁ、パッとしたのは思いつかないが。
とにかくだ、番組を代表する四天王からしてネタに走ってるんだ。そんな番組が歌番組なわけあるもんか」
男「まぁ、確かに全部真面目に歌われるよりは、多少おふざけがあったほうが盛り上がるよね。
けど僕が言ってるのは、そういうちゃんと歌って尚且つふざけられる芸人じゃなくってね。
ほら、ダチョウ倶楽部とか、松村邦洋とか歌じゃなくてネタだけで来る芸人がいるじゃない?
あぁいうのが増えたねえって言いたいの。まぁ、松村さんなんかは良く似てると思うけど……」
女「うーん、そりゃ人の真似のはずなのに、自分のネタを織り込んでくる芸人なんかも居るには居るが。
けどそれは、ダチョウさんやたけし軍団がメインだった頃からやられてることだし、いまさら言うことでもないだろ」
男「まぁ僕としてはそういうネタのほうが好きだから良いんだけれどね。むしろ、もっとやれって感じなんだけど。
いいのかなぁ、そういう流行の物に頼る様な製作体制って。漫才廃れたら、次に何を持ってくるつもりなの。
漫才ブームの終焉とともに、ものまね番組も打ち切りなんて事になったら目も当てられないよ。
もっとこうさ、力を入れるにしても違う力の入れ方とかがあるんじゃないかなぁ。
第二のコロッケや清水アキラを育てるとか、そういう番組本来の方向で頑張らなくちゃ駄目なんじゃないの?」
女「お前、なんか久しぶりに真面目なことを言ったな……」
男「ものまね番組と女さんの唇の荒廃を憂うものですから。割と真面目に考えてるんですよ、こう見えて。いてててっ!!」
女「ふむ、もう少し考えて、どう言えば人の気に触れないですむかまで思慮が行き届くようになれば完璧だな」
男「さて、突然ですが僕もモノマネやります!! 女さんが一刻堂のモノマネをするモノマネっ!!
あれっ、声が、送れて、聞こえるよ? あれっ、唇の、皮の、掠れる音がするよ?」
女「……なにか、それは私の荒れた唇じゃ、腹話術はとうてい無理とでも言いたいのか?
余計なお世話だっ!! 分かりにくいネタなんか振りおって!! 待てっ、こら、逃げるなぁっ!!」
【参考】
ものまね四天王 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B
栗田貫一さんはルパンの声(のモノマネ)をやっていらっしゃるんですね、知りませんでした
>>287
Wikiでちょろちょろっと調べてみました、ちゃんと入ってますね蝋が。リップクリームにも。
オチ書く前に口紅とリップクリームのページもちゃんと見ておくべきでした。下調べ不足で申し訳ない。orz
男「ボーンボーンて除夜の鐘が響いてきたね。いやー、今年もいよいよクライマックスか。
来年はいい年になるといいなぁ。って、今年も充分いい年でしたけど。ねぇ、女さん?」
女「ふむ、私には年中お前から小うるさく馬鹿な話を聞かされて、煩わしかった思い出しかないぞ。
……まぁけど、そんなのも嫌いじゃなかった、かな。うむ、そこそこにはいい年だったぞ(///)」
男「あははー、どうしたのコタツの中みたいに顔真っ赤になってるよ、女さん。
唇が低温やけどしないように気をつけな……目がっ!!」プシュッ!!(みかんの汁が目に吹きかかる音)
女「まったく、まだまだ煩悩を払いきれていないようだなぁ。この馬鹿は……」
男「そうそう、煩悩といえば百八個ってよく言うけれどさぁ。あれって、本当に百八個あるの?
一つ一つに名前があるとしたら、なんだかそれってポケ○ンみたいだよね。
ららら言えるかな~、君は言えるかな~、ららら言えるかな~、煩悩の名前~♪」
女「厳密な煩悩の数については、百八個に限らず仏教の宗派によってまちまちなんだが。
大晦日に百八回撞かれる謂れについては、Wikiによれば色々な説がある。
たとえば、耳や鼻といった人間の持つ六つの器官である『六根』に、好・悪・平という気持ちの良し悪しを表す
三つの状態をかけ、さらにそこに浄・染というきれい汚いを表す状態をかけて、六×三×二で計三十六種。
この三十六種を、前世・今世・来世で足し合わせ、百八の煩悩とする、という説がまず一つ。
次に、睦月・如月といった月と、春分・夏至といった二十四節気。更に、二十四節気を三つに分けた七十二候を
それぞれ足し合わせ合計百八とし、一年を表すという説、なんてのが有名な所らしい」
男「あぁ。そういやそんなことを近所のお寺の和尚さんが言っていた様な気もするなぁ……」
女「まぁそのどちらが正しいってこともないそうなんだがな。と、いうわけでだ。
この説により煩悩の数を導くならば、組み合わせで算出しているのでそれぞれに名前があるという事ではないそうだ。
もっとも各宗派ごとに違う、仏教で扱う所の厳密な煩悩についてはどうかは知らんがな。
Wikiによれば、最小は三個かららしいので、少ない所ならばきっちり名前がついているかもしれないな……」
男「んー、そっかぁ。なんだかそれって、ちょっと残念だなぁ。百八個もあるならその中に、
『唇の皮が気になって気になって仕方が無い煩悩』とかあるかもとか思ったのに……はぁ、残念、実に残念。
年越しまでそんなことに思い煩って過ごさなくちゃいけないだなんて……いてててっ、いてててっ、てっ!!」
女「少なくとも、お前がどうこう言わなかったら、私が思い煩うことは無いんだよっ!! お前がまず煩悩を捨てろっ!!
なんだったら、お前の頭を除夜の鐘代わりに、百八回たたいてやってもかまわんのだぞっ!! ふんっ!!」
男「もう、今年も残り少ないんだから、そんなカリカリカリカリするのはよそうよ。
ほらっ、絶対に笑っちゃいけない番組でも見てさ。スマイルスマイル、笑う門には福が来るって言うじゃない」
女「誰のせいだよ誰の。まったく、来年もこんな調子だと思うと、鬼に笑われる気分だよ」
男「好きなだけ笑われれば良いじゃない。少なくとも笑われる人生のが、笑えない人生よりは楽しいと思うよ?」
女「……時々そういう発想ができるお前を、うらやましく思えるときがあるよ。
そうだな、人生なんて楽しくてなんぼというものだな。ふふっ……」
男「おっ、やっと笑ってくれた。さてと、それじゃ、そろそろ年越しそばでも作りますかね」
女「ん、私も手伝うよ。どれ、薬味の葱くらいは刻んでやろう!!」
男「そんな力いっぱいで言うことでも無いでしょ? そういうのは、そばとか出汁を作ってから言いなよ。
ふふふっ。あはっ、あははっ、あははは…………」
女「ふふっ、ふふふっ、ふふふふふ……」クスクスクスクス
【参考】
除夜の鐘 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%A4%E5%A4%9C%E3%81%AE%E9%90%98
浄土真宗の百八煩悩 ttp://www2.big.or.jp/~yba/QandA/97_6_18.html
↑除夜の鐘とはまた違う考え方で百八の煩悩を数えているそうですが、
組み合わせにより煩悩を数える辺りはおなじで、やっぱり名前は無いみたいです……
108煩悩擬人化とかできるかと思いましたが、いやー残念ですね
それでは残り少ないですが、みなさんよいお年を
来年はいい年になるといいなぁ。って、今年も充分いい年でしたけど。ねぇ、女さん?」
女「ふむ、私には年中お前から小うるさく馬鹿な話を聞かされて、煩わしかった思い出しかないぞ。
……まぁけど、そんなのも嫌いじゃなかった、かな。うむ、そこそこにはいい年だったぞ(///)」
男「あははー、どうしたのコタツの中みたいに顔真っ赤になってるよ、女さん。
唇が低温やけどしないように気をつけな……目がっ!!」プシュッ!!(みかんの汁が目に吹きかかる音)
女「まったく、まだまだ煩悩を払いきれていないようだなぁ。この馬鹿は……」
男「そうそう、煩悩といえば百八個ってよく言うけれどさぁ。あれって、本当に百八個あるの?
一つ一つに名前があるとしたら、なんだかそれってポケ○ンみたいだよね。
ららら言えるかな~、君は言えるかな~、ららら言えるかな~、煩悩の名前~♪」
女「厳密な煩悩の数については、百八個に限らず仏教の宗派によってまちまちなんだが。
大晦日に百八回撞かれる謂れについては、Wikiによれば色々な説がある。
たとえば、耳や鼻といった人間の持つ六つの器官である『六根』に、好・悪・平という気持ちの良し悪しを表す
三つの状態をかけ、さらにそこに浄・染というきれい汚いを表す状態をかけて、六×三×二で計三十六種。
この三十六種を、前世・今世・来世で足し合わせ、百八の煩悩とする、という説がまず一つ。
次に、睦月・如月といった月と、春分・夏至といった二十四節気。更に、二十四節気を三つに分けた七十二候を
それぞれ足し合わせ合計百八とし、一年を表すという説、なんてのが有名な所らしい」
男「あぁ。そういやそんなことを近所のお寺の和尚さんが言っていた様な気もするなぁ……」
女「まぁそのどちらが正しいってこともないそうなんだがな。と、いうわけでだ。
この説により煩悩の数を導くならば、組み合わせで算出しているのでそれぞれに名前があるという事ではないそうだ。
もっとも各宗派ごとに違う、仏教で扱う所の厳密な煩悩についてはどうかは知らんがな。
Wikiによれば、最小は三個かららしいので、少ない所ならばきっちり名前がついているかもしれないな……」
男「んー、そっかぁ。なんだかそれって、ちょっと残念だなぁ。百八個もあるならその中に、
『唇の皮が気になって気になって仕方が無い煩悩』とかあるかもとか思ったのに……はぁ、残念、実に残念。
年越しまでそんなことに思い煩って過ごさなくちゃいけないだなんて……いてててっ、いてててっ、てっ!!」
女「少なくとも、お前がどうこう言わなかったら、私が思い煩うことは無いんだよっ!! お前がまず煩悩を捨てろっ!!
なんだったら、お前の頭を除夜の鐘代わりに、百八回たたいてやってもかまわんのだぞっ!! ふんっ!!」
男「もう、今年も残り少ないんだから、そんなカリカリカリカリするのはよそうよ。
ほらっ、絶対に笑っちゃいけない番組でも見てさ。スマイルスマイル、笑う門には福が来るって言うじゃない」
女「誰のせいだよ誰の。まったく、来年もこんな調子だと思うと、鬼に笑われる気分だよ」
男「好きなだけ笑われれば良いじゃない。少なくとも笑われる人生のが、笑えない人生よりは楽しいと思うよ?」
女「……時々そういう発想ができるお前を、うらやましく思えるときがあるよ。
そうだな、人生なんて楽しくてなんぼというものだな。ふふっ……」
男「おっ、やっと笑ってくれた。さてと、それじゃ、そろそろ年越しそばでも作りますかね」
女「ん、私も手伝うよ。どれ、薬味の葱くらいは刻んでやろう!!」
男「そんな力いっぱいで言うことでも無いでしょ? そういうのは、そばとか出汁を作ってから言いなよ。
ふふふっ。あはっ、あははっ、あははは…………」
女「ふふっ、ふふふっ、ふふふふふ……」クスクスクスクス
【参考】
除夜の鐘 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%A4%E5%A4%9C%E3%81%AE%E9%90%98
浄土真宗の百八煩悩 ttp://www2.big.or.jp/~yba/QandA/97_6_18.html
↑除夜の鐘とはまた違う考え方で百八の煩悩を数えているそうですが、
組み合わせにより煩悩を数える辺りはおなじで、やっぱり名前は無いみたいです……
108煩悩擬人化とかできるかと思いましたが、いやー残念ですね
それでは残り少ないですが、みなさんよいお年を
男「新年、あけましておめでとうございます。本日はお日柄も良く、皆様の新たな門出を祝福するよう、
木には鶯、空には鳶、地にはハブとマングースがくんずほぐれつの大乱闘を……って、早くつっこんでよ女さん!!
一人で訳の分かんない事をぶつぶつと、これじゃまるで僕が馬鹿みたいじゃないかっ!!」
女「今年の抱負その一。馬鹿の馬鹿な発言に馬鹿正直につっこまない、答えない。
まったく、なにが本日もお日柄もよくだ、卒業式の校長式辞じゃあるまいし……。
おおっと、これはツッコミじゃなく独り言だからな。そう、あくまで独り言さ……」
男「うぅっ、酷いや、酷いや。ずぼらな女さんの事だから、おせちなんて作らないだろうなぁと思って、
わざわざ家のおせちを弁当箱に詰めて持って来てあげたのに。なのに、こんな仕打ちをするだなんて。
もう知らない。女さんなんて、一人ひもじく唇の皮でもしゃぶってれば良いんだ、うわぁんっ!!」タッタッタッタッ!!
女「ふむ。そう言いながら、なんで出て行かず同じ場所でずっと足踏みしているんだ?
ええい、訳の分からんコントは良いからとっとと上がれ。まったく、年がわかっても相変わらずな奴だなぁ……」
男「はい、昆布巻きに、伊達巻に、黒豆、栗きんとん。数の子に、鯛は無理だったけど鰤でしょ。
海老、かまぼこと、レンコン・椎茸・にんじんなんかの煮付け。後はおまけで、だし巻き玉子。
確か女さん好きだったよね、だし巻き玉子。たくさん作ってきたから、お腹一杯食べてね、ねっ」
女「おぉっ、弁当箱にぎっしりとおせちが……。いっ、いいのか、赤の他人の私がこんなに頂いてしまって?」
男「良いの良いの、遠慮しないで。いつも迷惑かけてる女さんへ、僕からのささやかなるお礼だよ」
女「……まさかとは思うが、睡眠薬だとか変な混ぜ物が入ってたりしないだろうな?」
男「ふふっ、強いて言うならば愛と言う名の隠し味が入ってるかな?
まあぶっちゃけ作ったのだし巻き玉子だけなんですけどね。って、言ってるそばから巻き除けないでよぉっ!!」
女「お前の愛は酷く捻じ曲がっているからな、そんなもの食べたらまず間違いなく腹を下すに決まってる」
男「捻じ曲がってるのは女さんの性格と唇の皮でしょうっ!! 酷いや酷いやっ、新年早々こんな仕打ち……しくしく」
女「今年の抱負その二。常にお前との会話で、主導権を握れる様にする。
思えば、去年はお前の言葉に振り回されて、色々と嫌な思いをすることが多かったからな。
今年は私もお前に対して強く出て、振り回されぬよう、いやむしろお前を振り回すような意気込みで……。
って、本気で泣くなよ。冗談だからさ。ちゃんとおせちと一緒にいただくってば」
男「……本当? 僕が帰った後、ごっそりゴミ箱につっこんだりしない?」
女「しないよっ!! 人に作ってもらった物にそんな扱いするほど、人間として終わってはおらん。
あぁもうっ、しょうのない奴だなぁっ!! もぐもぐもぐ……んぐっぐ、ほれ食べてやったぞ。これで文句ないかっ!?」
男「ふっはっは、まんまと僕の嘘泣きに引っかかったな女さんっ!! まったくその唇の皮と同じで、ちょろっちょろい奴だぜっ!!
そんなんで、会話の主導権を握ろうなんて百年はひゃ、いひゃいいひゃいぃっ!?」
女「はぁ……年の初めから煩わしい。なんだよちょろっちょろい奴って、それを言うなら甘っちょろいだろうがぁっ!!
えぇっ、どういう意味かは知らんが、お前の口もちょっちょろくしてやろうかっ!? あぁんっ!!」
男「一年の計は元旦にあり。この調子じゃ、今年も去年と変わらない一年になりそうだね。おー、いてててっ」
女「くそっ、散々痛めつけたのに、微妙に嬉しそうな顔しおって。お前はマゾかよまったく……。
それにしても、一人で食うにしても結構な量あるなこのおせち。これだけあれば、三日間くらいはこれで持つかな?」
男「駄目だよ、そんなの。ちゃんと料理しなくっちゃ。そんなつもりでおせち持ってきたわけじゃないんだからね?」
女「いやいや、そもそもおせちというのは、正月の三が日くらいは主婦も休めるようにと作られた食べ物でな。
これを食べて三日過ごすのはまこと理にかなっている行動というか……って、なんだよその目は。
い、言っておくがこれは、本当の話だぞ? 別に、面倒くさくて口からでまかせを言っているわけじゃぁ……」
男「正月の三が日くらいは? しょっちゅう休んでいらっしゃる気がするんですけれど?」
女「ぁぅ……(///)」
木には鶯、空には鳶、地にはハブとマングースがくんずほぐれつの大乱闘を……って、早くつっこんでよ女さん!!
一人で訳の分かんない事をぶつぶつと、これじゃまるで僕が馬鹿みたいじゃないかっ!!」
女「今年の抱負その一。馬鹿の馬鹿な発言に馬鹿正直につっこまない、答えない。
まったく、なにが本日もお日柄もよくだ、卒業式の校長式辞じゃあるまいし……。
おおっと、これはツッコミじゃなく独り言だからな。そう、あくまで独り言さ……」
男「うぅっ、酷いや、酷いや。ずぼらな女さんの事だから、おせちなんて作らないだろうなぁと思って、
わざわざ家のおせちを弁当箱に詰めて持って来てあげたのに。なのに、こんな仕打ちをするだなんて。
もう知らない。女さんなんて、一人ひもじく唇の皮でもしゃぶってれば良いんだ、うわぁんっ!!」タッタッタッタッ!!
女「ふむ。そう言いながら、なんで出て行かず同じ場所でずっと足踏みしているんだ?
ええい、訳の分からんコントは良いからとっとと上がれ。まったく、年がわかっても相変わらずな奴だなぁ……」
男「はい、昆布巻きに、伊達巻に、黒豆、栗きんとん。数の子に、鯛は無理だったけど鰤でしょ。
海老、かまぼこと、レンコン・椎茸・にんじんなんかの煮付け。後はおまけで、だし巻き玉子。
確か女さん好きだったよね、だし巻き玉子。たくさん作ってきたから、お腹一杯食べてね、ねっ」
女「おぉっ、弁当箱にぎっしりとおせちが……。いっ、いいのか、赤の他人の私がこんなに頂いてしまって?」
男「良いの良いの、遠慮しないで。いつも迷惑かけてる女さんへ、僕からのささやかなるお礼だよ」
女「……まさかとは思うが、睡眠薬だとか変な混ぜ物が入ってたりしないだろうな?」
男「ふふっ、強いて言うならば愛と言う名の隠し味が入ってるかな?
まあぶっちゃけ作ったのだし巻き玉子だけなんですけどね。って、言ってるそばから巻き除けないでよぉっ!!」
女「お前の愛は酷く捻じ曲がっているからな、そんなもの食べたらまず間違いなく腹を下すに決まってる」
男「捻じ曲がってるのは女さんの性格と唇の皮でしょうっ!! 酷いや酷いやっ、新年早々こんな仕打ち……しくしく」
女「今年の抱負その二。常にお前との会話で、主導権を握れる様にする。
思えば、去年はお前の言葉に振り回されて、色々と嫌な思いをすることが多かったからな。
今年は私もお前に対して強く出て、振り回されぬよう、いやむしろお前を振り回すような意気込みで……。
って、本気で泣くなよ。冗談だからさ。ちゃんとおせちと一緒にいただくってば」
男「……本当? 僕が帰った後、ごっそりゴミ箱につっこんだりしない?」
女「しないよっ!! 人に作ってもらった物にそんな扱いするほど、人間として終わってはおらん。
あぁもうっ、しょうのない奴だなぁっ!! もぐもぐもぐ……んぐっぐ、ほれ食べてやったぞ。これで文句ないかっ!?」
男「ふっはっは、まんまと僕の嘘泣きに引っかかったな女さんっ!! まったくその唇の皮と同じで、ちょろっちょろい奴だぜっ!!
そんなんで、会話の主導権を握ろうなんて百年はひゃ、いひゃいいひゃいぃっ!?」
女「はぁ……年の初めから煩わしい。なんだよちょろっちょろい奴って、それを言うなら甘っちょろいだろうがぁっ!!
えぇっ、どういう意味かは知らんが、お前の口もちょっちょろくしてやろうかっ!? あぁんっ!!」
男「一年の計は元旦にあり。この調子じゃ、今年も去年と変わらない一年になりそうだね。おー、いてててっ」
女「くそっ、散々痛めつけたのに、微妙に嬉しそうな顔しおって。お前はマゾかよまったく……。
それにしても、一人で食うにしても結構な量あるなこのおせち。これだけあれば、三日間くらいはこれで持つかな?」
男「駄目だよ、そんなの。ちゃんと料理しなくっちゃ。そんなつもりでおせち持ってきたわけじゃないんだからね?」
女「いやいや、そもそもおせちというのは、正月の三が日くらいは主婦も休めるようにと作られた食べ物でな。
これを食べて三日過ごすのはまこと理にかなっている行動というか……って、なんだよその目は。
い、言っておくがこれは、本当の話だぞ? 別に、面倒くさくて口からでまかせを言っているわけじゃぁ……」
男「正月の三が日くらいは? しょっちゅう休んでいらっしゃる気がするんですけれど?」
女「ぁぅ……(///)」
――初売りのデパートにて
男「あーららー、凄い人だかり。三が日くらいみんな家でゆっくりすれば良いのに、ホント好きだねぇ。
って、そんな事言ってる僕たちも、こうしてノコノコとやって来ている好き者なわけなんですが……。
おーい、女さーん、お目当てのモノは手に入ったかーい!? というか、今どこに居るのーっ!?」
女「……えぇいっ、邪魔だどけいっ!! この商品は私が先に目をつけていたんだ、横取りするなっ!!
あっ、ちょっとこらっ、どこを引っ張っているっ!! 痛っ、イタタタ、やめろそれは商品じゃなくて、私の唇の皮……」
男「……大変そうだなぁ。ううん、やはりここは一つ、頼りになる男というのを演出するべく女さんを助けに行くべきか。
いやいやだけども、この剥がれ剥ぎ取り阿鼻叫喚のバーゲン地獄に落ちたならば、僕の体もきっとただでは済むまい。
それはもう誰かさんの唇の様に、剥きに剥かれてずたぼろのボロ雑巾の様になってしまう……ううん、どうしたものか」
女「やめろっ、はーなーせーっ!! はーなーしーてぇーっ!! 伸びちゃう、唇の皮が伸びちゃうって!!
あぁっ、もう、何してるんだよ男ぉっ!! か弱い乙女のピンチなんだぞ、早く加勢してくれぇっ!!」
男「はぁ、呼ばれたとあっちゃぁしょうがない。はいはい、女さん今行きますよー、待っててくださいねー。
よっと。えっと、確かこの辺りから女さんの声が聞こえてきたような……。んー、これかなっ?」ギュッ!!
女「いたゃたゃっ!! こらっ、お前まで私の唇を引っ張ってどうするっ!!」
女「あー、年明け早々酷い眼にあった。まったく、連中めどんなに引き剥がしてもしつこくまとわり付きおってからに……」
男「日頃唇の皮で培った剥がしのテクニックは、こと人間に対しても通用せず、か。いや、商品は持ち帰れた訳だし、通用してるのか。
まぁ、なにはともあれお疲れ様。はい、ご注文のカフェオレ、クリーム大目。とりあえず、これで今日の目的は達成だよね」
女「おぉっ、さんきゅー。そうだなぁ、もう大体欲しいものは買ったからなぁ。後は専門店の福袋でも見て帰るとするか」ズズズズ
男「福袋かぁ~。あれってさぁ福って言うけど、基本的に売れないものを詰め合わせてあるだけだよね。
余りものには福があるなんて言葉もあるけど、それなら別に隠して売る必要も無い訳で……」
女「しかし頭では分かっていても、隠された袋の中に何か良い物が入っているのではと、思い巡らせてしまうのが人の性。
隠されれば隠されるほど、人間はその中身に様々な想像を膨らますもの。そこん所をしっかり押さえた上手い商売だよなぁ」ズズズ
男「けど家に帰って開けてみると、やっぱり中に入っているのは要らない物。想像と現実の落差に何度涙を流したものか。
あぁもうっ、今年は僕絶対に福袋買わない。もうこれ以上部屋に要らない物増えても、置く場所ないんだもの」
女「要らないんだったら捨てれば良いだろうが。まったく、一人で整理整頓もできんのか、あきれた男だな。
しかしまぁ、お前のそういう優しい所に、甘えている私が言えたことではないかな…………(///)」ズズズ
男「へっ? 何、僕女さんに何か優しい事してあげたっけ?」
女「な、なんでもない。どれっ、カフェオレも飲み終わった事だし、そろそろ行くとするかっ!! ほらっ、立て立てっ!!(///)」
男「えー僕まだ飲んでる途中なのにぃっ。あぁ、はいはい、分かりました、分かりましたよ立ちますよぉ。
まったくもう。自分だって唇の上の余り物を片付けられないくせに、自分の事は棚に上げるんだから……あいてっ」
男「あーららー、凄い人だかり。三が日くらいみんな家でゆっくりすれば良いのに、ホント好きだねぇ。
って、そんな事言ってる僕たちも、こうしてノコノコとやって来ている好き者なわけなんですが……。
おーい、女さーん、お目当てのモノは手に入ったかーい!? というか、今どこに居るのーっ!?」
女「……えぇいっ、邪魔だどけいっ!! この商品は私が先に目をつけていたんだ、横取りするなっ!!
あっ、ちょっとこらっ、どこを引っ張っているっ!! 痛っ、イタタタ、やめろそれは商品じゃなくて、私の唇の皮……」
男「……大変そうだなぁ。ううん、やはりここは一つ、頼りになる男というのを演出するべく女さんを助けに行くべきか。
いやいやだけども、この剥がれ剥ぎ取り阿鼻叫喚のバーゲン地獄に落ちたならば、僕の体もきっとただでは済むまい。
それはもう誰かさんの唇の様に、剥きに剥かれてずたぼろのボロ雑巾の様になってしまう……ううん、どうしたものか」
女「やめろっ、はーなーせーっ!! はーなーしーてぇーっ!! 伸びちゃう、唇の皮が伸びちゃうって!!
あぁっ、もう、何してるんだよ男ぉっ!! か弱い乙女のピンチなんだぞ、早く加勢してくれぇっ!!」
男「はぁ、呼ばれたとあっちゃぁしょうがない。はいはい、女さん今行きますよー、待っててくださいねー。
よっと。えっと、確かこの辺りから女さんの声が聞こえてきたような……。んー、これかなっ?」ギュッ!!
女「いたゃたゃっ!! こらっ、お前まで私の唇を引っ張ってどうするっ!!」
女「あー、年明け早々酷い眼にあった。まったく、連中めどんなに引き剥がしてもしつこくまとわり付きおってからに……」
男「日頃唇の皮で培った剥がしのテクニックは、こと人間に対しても通用せず、か。いや、商品は持ち帰れた訳だし、通用してるのか。
まぁ、なにはともあれお疲れ様。はい、ご注文のカフェオレ、クリーム大目。とりあえず、これで今日の目的は達成だよね」
女「おぉっ、さんきゅー。そうだなぁ、もう大体欲しいものは買ったからなぁ。後は専門店の福袋でも見て帰るとするか」ズズズズ
男「福袋かぁ~。あれってさぁ福って言うけど、基本的に売れないものを詰め合わせてあるだけだよね。
余りものには福があるなんて言葉もあるけど、それなら別に隠して売る必要も無い訳で……」
女「しかし頭では分かっていても、隠された袋の中に何か良い物が入っているのではと、思い巡らせてしまうのが人の性。
隠されれば隠されるほど、人間はその中身に様々な想像を膨らますもの。そこん所をしっかり押さえた上手い商売だよなぁ」ズズズ
男「けど家に帰って開けてみると、やっぱり中に入っているのは要らない物。想像と現実の落差に何度涙を流したものか。
あぁもうっ、今年は僕絶対に福袋買わない。もうこれ以上部屋に要らない物増えても、置く場所ないんだもの」
女「要らないんだったら捨てれば良いだろうが。まったく、一人で整理整頓もできんのか、あきれた男だな。
しかしまぁ、お前のそういう優しい所に、甘えている私が言えたことではないかな…………(///)」ズズズ
男「へっ? 何、僕女さんに何か優しい事してあげたっけ?」
女「な、なんでもない。どれっ、カフェオレも飲み終わった事だし、そろそろ行くとするかっ!! ほらっ、立て立てっ!!(///)」
男「えー僕まだ飲んでる途中なのにぃっ。あぁ、はいはい、分かりました、分かりましたよ立ちますよぉ。
まったくもう。自分だって唇の上の余り物を片付けられないくせに、自分の事は棚に上げるんだから……あいてっ」
>>291の続き
男「んー、ねぇ女さん? なんかさ、来た時よりも人が多くなってない? というか、多くなってるよね、これ?」
女「なんか有名人が来てるらしいぞ。それでそれを見るために人が集まってきたんだろう。
ほれっ、手を出せ。はぐれるといかんからな、手を繋いで帰ることにしよう……(///)」
男「女さん、新年の抱負その三に、『今年は自分の気持ちに対してもうちょっと素直になる……』を、追加した方が良いんじゃない?」
女「べっ、別に、この歳でアナウンスで呼び出したり呼び出されるのが嫌なだけだ!! 繋ぎたくないなら、別に繋がなくたって……(///)」
男「繋ぎます、繋がせていただきます、というか繋がせてください。ただ、一度繋げば、唇の皮の様に剥がれませんがよろしいですか?」
女「お前は呪いのアイテムかなにかか!! まったく、だいたい手を繋がなくたって、私にまとわりついて剥がれてくれんくせに。
今更そんな奴の手をどうこうし様などと私も思わんよ。ほれっ、良いからとっとと手を握れぇっ!! この馬鹿っ!!(///)」
男「んっ、分かったよ……ほい、これでいいかい?」
女「勝手に剥がすなよ、剥がれるなよ? ちゃんと私の後について来いよ? 場合によっては、お前が誘導しろよ?(///)」
男「はいはい、分かった分かったから。分かったから、どこまでもこうして二人で行きましょう。
剥がれそうで剥がれない女さんの唇の上の何かの様に、ね? ほら、それで良いんでしょう?」
女「家までだよっ!! もうっ、何を言ってるんだ、まったく。これだから脳みそが沸いてる馬鹿は困る……(//////)」
男「んー、ねぇ女さん? なんかさ、来た時よりも人が多くなってない? というか、多くなってるよね、これ?」
女「なんか有名人が来てるらしいぞ。それでそれを見るために人が集まってきたんだろう。
ほれっ、手を出せ。はぐれるといかんからな、手を繋いで帰ることにしよう……(///)」
男「女さん、新年の抱負その三に、『今年は自分の気持ちに対してもうちょっと素直になる……』を、追加した方が良いんじゃない?」
女「べっ、別に、この歳でアナウンスで呼び出したり呼び出されるのが嫌なだけだ!! 繋ぎたくないなら、別に繋がなくたって……(///)」
男「繋ぎます、繋がせていただきます、というか繋がせてください。ただ、一度繋げば、唇の皮の様に剥がれませんがよろしいですか?」
女「お前は呪いのアイテムかなにかか!! まったく、だいたい手を繋がなくたって、私にまとわりついて剥がれてくれんくせに。
今更そんな奴の手をどうこうし様などと私も思わんよ。ほれっ、良いからとっとと手を握れぇっ!! この馬鹿っ!!(///)」
男「んっ、分かったよ……ほい、これでいいかい?」
女「勝手に剥がすなよ、剥がれるなよ? ちゃんと私の後について来いよ? 場合によっては、お前が誘導しろよ?(///)」
男「はいはい、分かった分かったから。分かったから、どこまでもこうして二人で行きましょう。
剥がれそうで剥がれない女さんの唇の上の何かの様に、ね? ほら、それで良いんでしょう?」
女「家までだよっ!! もうっ、何を言ってるんだ、まったく。これだから脳みそが沸いてる馬鹿は困る……(//////)」
――自分の身長ほどもある大きなダンボールを見つめる男
男「むぅ。あまりのインパクトに、もう福袋は買わないと心に誓っていたにも関わらず買ってしまった、
福箱『貴方の理想の彼女詰め合わせ(傷有り)』……」
箱「…………」ガサコソガサコソ
男「なんかガサゴソ物音が聞こえてくるし、中に人が入ってるのはまず間違いないよね。
傷有りって、もしかして唇の皮の事かな? だとすると、やっぱり中に入っているのは……」
箱「…………」ギクリ
男「……まったくもぉ~、クリスマスに風邪で「私がプレゼントよ、うふ」って出来なかったからって、何もお正月にやらなくっても。
もっとバレンタインデーとかホワイトデーとか、プレゼントに適切な日があるでしょ~? いやまぁ、気持ちは凄く嬉しいですけど。
もう、女さんてばお茶目さんなんだからっ!! ちょっと待っててね、すぐに開けてあげるから……よっと!!」ビリビリ!!
女>1「ぷはぁっ!! はぁ、はぁ、あぁ苦しかったぁ……。こらっ、開けるのが遅いじゃないかっ!!
貰ってくれないんじゃないかと、こっちはハラハラしたんだぞっ!! 女の子を待たせるなよ、この馬鹿っ!!」
男「あぁ、この理不尽な怒りっぷりといい、倣岸不遜な態度といい、間違いなくこれは女さんっ!!
もうそんな心配してたの~? 大丈夫だよ、僕が女さんを貰わない訳が無いじゃないっ!!
そりゃもう、一人どころか百人来たってちゃんと貰ってあげるに決まって……」
女>2「本当ですか、男様っ!! こんな、私のような傷物の女でも貰ってくださるというのですか?」
男「あれれ? どうしたの、なんだかいつもと喋り方が違う感じだけど……って、女さんが二人ぃっ!?」
女>3「馬鹿っ、そんな風に言われたら照れるじゃないか……。その、なんだ、こんなアタイで良かったらぁ……(///)」
女>4「ふふふっ、もう離れません。いえ、剥がれません。一生貴方に纏わりついて、迷惑かけてやります。ふふっ、ふふふふ……」
女>5「おんな、おとこすきーっ!!」
男「なっ、な、なんだこれは!? 女さんが、ひいふうみいよういつむうななここのつ……いっ、いっぱいっ!?
そんな、どうしてこんなに女さんが……。はっ!! そういえばこの福箱の正式名称は、『貴方の理想の彼女詰め合わせ(傷有り)』。
詰め合わせって言う事は、詰め合わせって言うことは……まさかっ複数って事ぉっ!?」
女N「男ぉ、貰ったからには私の事、ちゃんと幸せにしないと駄目なんだからねぇっ!?(ハモリ)」
男「ひっ、ひぇえ~~~っ!?」
――女の家のこたつで寝汗びっしょりで眠る男
男「うーん、うーん。まさか、本当に百人も女さんが入ってるだなんて。そんなの聞いてないよぉっ……むにゃむにゃ」
女「……いったいどんな夢を見てるんだよ。まったく、人のこたつでぐーすかぐーすかと、遠慮なく。
寝言から察するに、また私の唇がどうとかこうとか失礼な夢を見ているんだろうな。まったく、叩き起こしてやろうか、この馬鹿!!」
男「うぅー、やめて、やめてって、そんな皆して引っ張らないでぇ~。バイトで疲れてるんだからぁ、あいて、てってって……」
女「……そういえば、今日も夕方からまたバイトとか言ってたな、こいつ。
むぅっ、仕方ないな。今日くらいは無粋なことはせず、ゆっくり寝させてやるとするか。
頑張ったものな、お前も……ふふっ。そうだ、たしか二階の箪笥に半纏があったな。風邪を引くと行かんし、持って来てやるか」
男「うーん、うぅーーん。あぁもうっ、わかったよぉっ。皆まとめて、僕が面倒見てあげるよぉっ。
どんな女さんだろうが、どんな唇だろうが、全部ひっくるめてまるっとごっそり愛してやるんだからっ!!
よーっし、ほらっ、そうと決まれば、かかってぇっ、来いやぁーーやぁーーーーぁぁーーーーーー……むにゃむにゃ」
――そんな男の2009年初夢
男「むぅ。あまりのインパクトに、もう福袋は買わないと心に誓っていたにも関わらず買ってしまった、
福箱『貴方の理想の彼女詰め合わせ(傷有り)』……」
箱「…………」ガサコソガサコソ
男「なんかガサゴソ物音が聞こえてくるし、中に人が入ってるのはまず間違いないよね。
傷有りって、もしかして唇の皮の事かな? だとすると、やっぱり中に入っているのは……」
箱「…………」ギクリ
男「……まったくもぉ~、クリスマスに風邪で「私がプレゼントよ、うふ」って出来なかったからって、何もお正月にやらなくっても。
もっとバレンタインデーとかホワイトデーとか、プレゼントに適切な日があるでしょ~? いやまぁ、気持ちは凄く嬉しいですけど。
もう、女さんてばお茶目さんなんだからっ!! ちょっと待っててね、すぐに開けてあげるから……よっと!!」ビリビリ!!
女>1「ぷはぁっ!! はぁ、はぁ、あぁ苦しかったぁ……。こらっ、開けるのが遅いじゃないかっ!!
貰ってくれないんじゃないかと、こっちはハラハラしたんだぞっ!! 女の子を待たせるなよ、この馬鹿っ!!」
男「あぁ、この理不尽な怒りっぷりといい、倣岸不遜な態度といい、間違いなくこれは女さんっ!!
もうそんな心配してたの~? 大丈夫だよ、僕が女さんを貰わない訳が無いじゃないっ!!
そりゃもう、一人どころか百人来たってちゃんと貰ってあげるに決まって……」
女>2「本当ですか、男様っ!! こんな、私のような傷物の女でも貰ってくださるというのですか?」
男「あれれ? どうしたの、なんだかいつもと喋り方が違う感じだけど……って、女さんが二人ぃっ!?」
女>3「馬鹿っ、そんな風に言われたら照れるじゃないか……。その、なんだ、こんなアタイで良かったらぁ……(///)」
女>4「ふふふっ、もう離れません。いえ、剥がれません。一生貴方に纏わりついて、迷惑かけてやります。ふふっ、ふふふふ……」
女>5「おんな、おとこすきーっ!!」
男「なっ、な、なんだこれは!? 女さんが、ひいふうみいよういつむうななここのつ……いっ、いっぱいっ!?
そんな、どうしてこんなに女さんが……。はっ!! そういえばこの福箱の正式名称は、『貴方の理想の彼女詰め合わせ(傷有り)』。
詰め合わせって言う事は、詰め合わせって言うことは……まさかっ複数って事ぉっ!?」
女N「男ぉ、貰ったからには私の事、ちゃんと幸せにしないと駄目なんだからねぇっ!?(ハモリ)」
男「ひっ、ひぇえ~~~っ!?」
――女の家のこたつで寝汗びっしょりで眠る男
男「うーん、うーん。まさか、本当に百人も女さんが入ってるだなんて。そんなの聞いてないよぉっ……むにゃむにゃ」
女「……いったいどんな夢を見てるんだよ。まったく、人のこたつでぐーすかぐーすかと、遠慮なく。
寝言から察するに、また私の唇がどうとかこうとか失礼な夢を見ているんだろうな。まったく、叩き起こしてやろうか、この馬鹿!!」
男「うぅー、やめて、やめてって、そんな皆して引っ張らないでぇ~。バイトで疲れてるんだからぁ、あいて、てってって……」
女「……そういえば、今日も夕方からまたバイトとか言ってたな、こいつ。
むぅっ、仕方ないな。今日くらいは無粋なことはせず、ゆっくり寝させてやるとするか。
頑張ったものな、お前も……ふふっ。そうだ、たしか二階の箪笥に半纏があったな。風邪を引くと行かんし、持って来てやるか」
男「うーん、うぅーーん。あぁもうっ、わかったよぉっ。皆まとめて、僕が面倒見てあげるよぉっ。
どんな女さんだろうが、どんな唇だろうが、全部ひっくるめてまるっとごっそり愛してやるんだからっ!!
よーっし、ほらっ、そうと決まれば、かかってぇっ、来いやぁーーやぁーーーーぁぁーーーーーー……むにゃむにゃ」
――そんな男の2009年初夢
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