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元スレ新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」
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男「十月に入って暑さは随分とマシになったけど、まだずるずると夏を引きずる物が一つ」ポリポリ
女「こらこらかくな、かくと余計酷くなるぞ? 大人なんだから我慢せんか。
しかし、随分と寒くなった物だが、まだ居るんだな蚊って……」
男「夏の蝉の鳴き声に次いで、夏の夜の蚊の羽音ほど五月蝿いものは無いよね」ポリポリ
女「気付いてたのか? ならなんでみすみす食われたんだ」
男「電気つけるとどっか消えちゃうんだよ。それで、電気消すとまた耳元に……。
蚊だけに、まっ良いかーってほったらかしにして朝起きたら、ほれこの通り」
女「なるほど、氷結ジェットばりのお前のギャグも蚊には利かなかった訳だ。
とはいえ、その電気消したら居なくなるというのは良く分かるぞ。
まったく、暗闇に乗じて人の血を吸うなど卑怯千万。男だったら、堂々と正面から……。
と言いたいところだが、メスだけなんだよな人の血を吸うのって」
男「えっ? 血を吸うのってメスだけなの?」
女「有名な話だぞ。Wikipediaによれば、蚊は花の蜜なんかを主食にするんだが、
メスは卵を産む為にたんぱく質を得る必要があり、吸血を行うんだと」
男「へーっ、そうなんだ。まてよ、それじゃぁ蚊を擬人化すれば、ある意味ハーレ……あいてっ!!」
女「ほれっ、ム○だ。刺された所に塗っておけ」
男「……ありがたいけど、何も叩くこと無いじゃないか」
女「擬人化だとかハーレムだとか、邪な念を抱くお前が悪い。
ほれ、要らぬなら返せ。本来馬鹿につける薬は無いんだぞ?」
男「もしかして蚊に嫉妬してるの? あっ、ごめんごめん、失言でした!!
ちょっ、ゴメンって、ムヒ返してよもぉー……」
男「それにしても、ム○とかメンソレー○ムとかよく持ってるね。
メンソレー○ムは唇の事情から良く分かるけど、ム○はいったいどうして?
あっ、まさか、その唇の荒れの正体は実は虫刺されとか……えふっ!!」
女「自分の唇の上を虫が這ってる姿なぞ想像させるな、気持ち悪い。
前にも言っただろう、私の家系はあまり肌が強くないって……」
男「あぁ、そういえばそんな設定だったっけ。
いやいや、睨まないでよ。虫刺されとか設定とか、茶化して悪かったって。ごめんごめん」
女「ふんっ、まったく人の気も知らんで好き勝手言いおって。
だいたい私の部屋はお前の部屋と違って、整理整頓されているんだ、
虫など沸くわけが無いし、沸いたら引くだろ、常識的にもヒロイン的にも。ブツブツ……」
男「所でさぁ、女さんって蚊には血を吸われる方? それとも、吸われない方?」
女「うん? なぜいきなりそんな事を聞くんだ?_
そうだなぁ、どちらかといえば吸われない方だが……」
男「……やっぱりそうか。だよなぁ、だってわざわざ肌を刺さなくても、
血が樹液の様に出て来るところがあるんだものなぁ。蚊もそっち行くよな……きゃんっ!!」
女「だーかーらーっ!! 想像させるなと言っておろうがぁっ!!」
女「こらこらかくな、かくと余計酷くなるぞ? 大人なんだから我慢せんか。
しかし、随分と寒くなった物だが、まだ居るんだな蚊って……」
男「夏の蝉の鳴き声に次いで、夏の夜の蚊の羽音ほど五月蝿いものは無いよね」ポリポリ
女「気付いてたのか? ならなんでみすみす食われたんだ」
男「電気つけるとどっか消えちゃうんだよ。それで、電気消すとまた耳元に……。
蚊だけに、まっ良いかーってほったらかしにして朝起きたら、ほれこの通り」
女「なるほど、氷結ジェットばりのお前のギャグも蚊には利かなかった訳だ。
とはいえ、その電気消したら居なくなるというのは良く分かるぞ。
まったく、暗闇に乗じて人の血を吸うなど卑怯千万。男だったら、堂々と正面から……。
と言いたいところだが、メスだけなんだよな人の血を吸うのって」
男「えっ? 血を吸うのってメスだけなの?」
女「有名な話だぞ。Wikipediaによれば、蚊は花の蜜なんかを主食にするんだが、
メスは卵を産む為にたんぱく質を得る必要があり、吸血を行うんだと」
男「へーっ、そうなんだ。まてよ、それじゃぁ蚊を擬人化すれば、ある意味ハーレ……あいてっ!!」
女「ほれっ、ム○だ。刺された所に塗っておけ」
男「……ありがたいけど、何も叩くこと無いじゃないか」
女「擬人化だとかハーレムだとか、邪な念を抱くお前が悪い。
ほれ、要らぬなら返せ。本来馬鹿につける薬は無いんだぞ?」
男「もしかして蚊に嫉妬してるの? あっ、ごめんごめん、失言でした!!
ちょっ、ゴメンって、ムヒ返してよもぉー……」
男「それにしても、ム○とかメンソレー○ムとかよく持ってるね。
メンソレー○ムは唇の事情から良く分かるけど、ム○はいったいどうして?
あっ、まさか、その唇の荒れの正体は実は虫刺されとか……えふっ!!」
女「自分の唇の上を虫が這ってる姿なぞ想像させるな、気持ち悪い。
前にも言っただろう、私の家系はあまり肌が強くないって……」
男「あぁ、そういえばそんな設定だったっけ。
いやいや、睨まないでよ。虫刺されとか設定とか、茶化して悪かったって。ごめんごめん」
女「ふんっ、まったく人の気も知らんで好き勝手言いおって。
だいたい私の部屋はお前の部屋と違って、整理整頓されているんだ、
虫など沸くわけが無いし、沸いたら引くだろ、常識的にもヒロイン的にも。ブツブツ……」
男「所でさぁ、女さんって蚊には血を吸われる方? それとも、吸われない方?」
女「うん? なぜいきなりそんな事を聞くんだ?_
そうだなぁ、どちらかといえば吸われない方だが……」
男「……やっぱりそうか。だよなぁ、だってわざわざ肌を刺さなくても、
血が樹液の様に出て来るところがあるんだものなぁ。蚊もそっち行くよな……きゃんっ!!」
女「だーかーらーっ!! 想像させるなと言っておろうがぁっ!!」
男「蚊といえば、金鳥。金鳥といえば、キンチョールもだけどやっぱり蚊取り線香。
あの緑色のとぐろといい、燃やした時に出る香といい、ノーマットにはない趣があるよね」
女「確かに線香の匂いをかぐと、あぁ夏だなぁという気分になるな」
男「あれってさぁ、昔から気になってたんだけどいったいどういう理屈なんだろう。
蜂みたいに、虫って総じて煙に弱いのかなぁ? そうすると、普通の線香焚いても良いって事?」
女「除虫菊というものがあってな、蚊取り線香にはその粉末が練りこまれているんだ。
そしてその除虫菊の粉末が、燃焼時にピレスロイドという虫に有害な化学物質を発生するんだとさ」
男「へぇ、除虫菊ねえ……。なんかそのまんまの名前で、ちょっとうさんくさいね」
女「金鳥KINCHOとよく言うがな、あの会社の正式名称は『大日本除虫菊株式会社』というんだ。
除虫菊の栽培とそれを使った蚊取り線香で財を成したから、未だにその名称を使っているんだと。
とまぁ、会社の名前に使われるくらい、効果抜群なのだよ除虫菊は。
もっとも除虫菊から発生する天然ピレスロイドは、発生してから暫くすると分解されてしまい、
農薬としては使用できない、また大量生産にも向いていないという欠点もあるんだがな。
良くも悪くも、除虫菊は蚊取り線香の為に存在する花と言っても良いだろう」
男「そうなんだ、化学の力って偉大だなぁ」
女「ただ、除虫菊が日本に伝来して、蚊取り線香が作られたのは100年程前でな。
それまでは、蚊火(かひ)というものが、虫除けに使われていたんだと。
これはお前が言ったとおり、虫が煙に弱い事を利用していてな、
藁やよもぎなんかで作った棒状の物を燃やして、煙で虫を追い払ったそうだ」
男「なんだ、やっぱ煙も効くんじゃない。そうすると、煙とピレスロイドって奴で、ダブル効果な訳だ」
女「いや残念ながら、煙には単に蚊を追い払うだけの効果しかないんだと」
男「……そっか、やっぱり最後に物を言うのは化学の力って事か」
男「その化学の力でどうにか女さんの唇もきれいすっぱりと治ってくれないものかなぁ」
女「……いらんお世話だ、ふんっ!!」
男「とりあえず、除虫菊は人体には影響ないんでしょう。
万が一虫が這ってた時の事を考えて、塗ってみる? それとも咥えてみる、少女漫画のキャラみたいに?
いやけど、菊の花じゃ少女漫画って感じじゃないよなぁ。
なんというか時代劇というか、仕事人というか、暴れん坊唇というか……あいてっ!!」
女「まーだーいーうーかーおーのーれーはーっ!!!」
あの緑色のとぐろといい、燃やした時に出る香といい、ノーマットにはない趣があるよね」
女「確かに線香の匂いをかぐと、あぁ夏だなぁという気分になるな」
男「あれってさぁ、昔から気になってたんだけどいったいどういう理屈なんだろう。
蜂みたいに、虫って総じて煙に弱いのかなぁ? そうすると、普通の線香焚いても良いって事?」
女「除虫菊というものがあってな、蚊取り線香にはその粉末が練りこまれているんだ。
そしてその除虫菊の粉末が、燃焼時にピレスロイドという虫に有害な化学物質を発生するんだとさ」
男「へぇ、除虫菊ねえ……。なんかそのまんまの名前で、ちょっとうさんくさいね」
女「金鳥KINCHOとよく言うがな、あの会社の正式名称は『大日本除虫菊株式会社』というんだ。
除虫菊の栽培とそれを使った蚊取り線香で財を成したから、未だにその名称を使っているんだと。
とまぁ、会社の名前に使われるくらい、効果抜群なのだよ除虫菊は。
もっとも除虫菊から発生する天然ピレスロイドは、発生してから暫くすると分解されてしまい、
農薬としては使用できない、また大量生産にも向いていないという欠点もあるんだがな。
良くも悪くも、除虫菊は蚊取り線香の為に存在する花と言っても良いだろう」
男「そうなんだ、化学の力って偉大だなぁ」
女「ただ、除虫菊が日本に伝来して、蚊取り線香が作られたのは100年程前でな。
それまでは、蚊火(かひ)というものが、虫除けに使われていたんだと。
これはお前が言ったとおり、虫が煙に弱い事を利用していてな、
藁やよもぎなんかで作った棒状の物を燃やして、煙で虫を追い払ったそうだ」
男「なんだ、やっぱ煙も効くんじゃない。そうすると、煙とピレスロイドって奴で、ダブル効果な訳だ」
女「いや残念ながら、煙には単に蚊を追い払うだけの効果しかないんだと」
男「……そっか、やっぱり最後に物を言うのは化学の力って事か」
男「その化学の力でどうにか女さんの唇もきれいすっぱりと治ってくれないものかなぁ」
女「……いらんお世話だ、ふんっ!!」
男「とりあえず、除虫菊は人体には影響ないんでしょう。
万が一虫が這ってた時の事を考えて、塗ってみる? それとも咥えてみる、少女漫画のキャラみたいに?
いやけど、菊の花じゃ少女漫画って感じじゃないよなぁ。
なんというか時代劇というか、仕事人というか、暴れん坊唇というか……あいてっ!!」
女「まーだーいーうーかーおーのーれーはーっ!!!」
女「いやな、せっかくの連休の中日に、朝一で親しい異性から暇なら遊ばないと呼びつけられてだな。
しぶしぶながら、料理屋・公園・映画館に水族館、どこ行っても良い様にそれなりのおめかししてきたら。
なんで近所の畑に連れてこられて、町内会の皆さんと枝豆とりせにゃならんようにならんのか」
男「良いじゃない良いじゃない。ほら、割烹着姿も似合ってるよ。
それ、お婆ちゃんのだけど……。あいてっ!!」
女「枝豆取りは遊びか!? えぇっ、お前の中では遊びなのか!?
潮干狩りじゃないんだぞ!! みてみてお父さん、とっても大きい枝豆取れたよー!!
おやおや、これは枝豆じゃなくて空豆だね? って、ちっとも楽しくないわーーっ!!」
男「なんでさぁ、枝豆美味しいじゃん。ほらぶつくさ言ってる暇があったら、とってとって」
女「くそうっ、やけに熱心に誘うから、何かあるのかと浮かれた私が馬鹿みたいだ……。
えぇいっ、覚悟しろ枝豆っ!! お前ら今晩の食卓にそのままの姿で並べると思うなよ!?」
男「あれ、枝豆って塩茹で以外に調理方法あったっけ?」
女「それは、ずんだもちとか、スープとか、がんもどきとか……」
男「……作れるの?」
女「さっ、さぁ、ぼさっとしてないでじゃんじゃん取るぞぉっ!! 今夜は枝豆パーティーだぁっ!!」
男「しかしさぁ、僕達は枝豆枝豆って言うけど、これって本当は大豆なんだよね?」
女「まぁな、Wikiによれば未成熟の大豆を収穫したのを枝豆というらしい。
なんでも、昔は一つ一つ千切って茹でずに、枝ごと蒸して食べていたんだと。
で、そこから転じて枝豆という名前がついたそうだ」
男「へー、枝ごと茹でてたんだ。昔の人は豪快だねえ」
女「けど、そのほうが持ちやすいといえば持ちやすいよな。
そうそう、大豆といえばもやしも大豆から作られるというのを知っていたか?」
男「あぁ、そういえば小学校の理科の実験で見たような」
女「暗所で栽培すれば安いもやし、未成熟ならつまみの枝豆、
成熟させれば豆腐や煮豆、さらに発酵させれば醤油や納豆。
まさに大豆というのは、変幻自在にして日本人の食に欠かせない食べ物なのだよ」
男「変幻自在かぁ、なるほどなぁ……」
男「しかし、瑞々しい枝豆が未成熟で、かさかさの大豆が成熟かぁ……」
女「なんだ、なんで私の唇を見る。そんな事をしている暇があったら手を動かせ」
男「大豆的には、その唇はもう成熟していることになるのか。はぁ……」
女「違うもんこれは、虫に食われてるだけだもん。
まだ私の唇はぷりっぷりの瑞々しい枝豆。そうだ、きっとそうなん」
男「虫に食われてたら食べる事もできないじゃん。あてっ。
ごめんごめん、泣かないでよ。ほらっ、せっかくのデートがそれじゃだいなしじゃない……」
しぶしぶながら、料理屋・公園・映画館に水族館、どこ行っても良い様にそれなりのおめかししてきたら。
なんで近所の畑に連れてこられて、町内会の皆さんと枝豆とりせにゃならんようにならんのか」
男「良いじゃない良いじゃない。ほら、割烹着姿も似合ってるよ。
それ、お婆ちゃんのだけど……。あいてっ!!」
女「枝豆取りは遊びか!? えぇっ、お前の中では遊びなのか!?
潮干狩りじゃないんだぞ!! みてみてお父さん、とっても大きい枝豆取れたよー!!
おやおや、これは枝豆じゃなくて空豆だね? って、ちっとも楽しくないわーーっ!!」
男「なんでさぁ、枝豆美味しいじゃん。ほらぶつくさ言ってる暇があったら、とってとって」
女「くそうっ、やけに熱心に誘うから、何かあるのかと浮かれた私が馬鹿みたいだ……。
えぇいっ、覚悟しろ枝豆っ!! お前ら今晩の食卓にそのままの姿で並べると思うなよ!?」
男「あれ、枝豆って塩茹で以外に調理方法あったっけ?」
女「それは、ずんだもちとか、スープとか、がんもどきとか……」
男「……作れるの?」
女「さっ、さぁ、ぼさっとしてないでじゃんじゃん取るぞぉっ!! 今夜は枝豆パーティーだぁっ!!」
男「しかしさぁ、僕達は枝豆枝豆って言うけど、これって本当は大豆なんだよね?」
女「まぁな、Wikiによれば未成熟の大豆を収穫したのを枝豆というらしい。
なんでも、昔は一つ一つ千切って茹でずに、枝ごと蒸して食べていたんだと。
で、そこから転じて枝豆という名前がついたそうだ」
男「へー、枝ごと茹でてたんだ。昔の人は豪快だねえ」
女「けど、そのほうが持ちやすいといえば持ちやすいよな。
そうそう、大豆といえばもやしも大豆から作られるというのを知っていたか?」
男「あぁ、そういえば小学校の理科の実験で見たような」
女「暗所で栽培すれば安いもやし、未成熟ならつまみの枝豆、
成熟させれば豆腐や煮豆、さらに発酵させれば醤油や納豆。
まさに大豆というのは、変幻自在にして日本人の食に欠かせない食べ物なのだよ」
男「変幻自在かぁ、なるほどなぁ……」
男「しかし、瑞々しい枝豆が未成熟で、かさかさの大豆が成熟かぁ……」
女「なんだ、なんで私の唇を見る。そんな事をしている暇があったら手を動かせ」
男「大豆的には、その唇はもう成熟していることになるのか。はぁ……」
女「違うもんこれは、虫に食われてるだけだもん。
まだ私の唇はぷりっぷりの瑞々しい枝豆。そうだ、きっとそうなん」
男「虫に食われてたら食べる事もできないじゃん。あてっ。
ごめんごめん、泣かないでよ。ほらっ、せっかくのデートがそれじゃだいなしじゃない……」
男「最近思ったんだけどね、その女さんの唇も所謂一つの進化なのか……いてててっ!!」
女「なーにーがー、進化だって? 誰の、何が、進化してるってー? えーっ?」
男「いや、だってさぁ、そんだけリップクリームとか色んなものでケアしても治らないんでしょ?
それだったら、もう遺伝子レベルで唇がお、あだだだだっ!! あっ、足、足踏んでるって!!」
女「踏んでるんじゃない、踏んだんだよ」
男「そんなあててんのよみたいに!! やっ、ぐりぐりするのやめて、オウッ……!!」
男「けどまぁ、仮にその唇が進化の賜物だったとしても、唇が荒れなきゃいけない理由がわかんないよね。
なんだろう、唇に物を引っ掛けられるようにかな? それとも、唇の皮で空腹を満たす為……?」
女「お前という奴は、毎度毎度人の気も知らんで好き勝手な事を言いおって。まったく……。
そもそも、進化にはそうなった理由なんてものは存在しないんだよ。全て突発的、偶発的な物なんだ。
その進化した物が環境の中で淘汰された結果、生き残り易い物が残ったに過ぎないんだ、とWikipediaにはある」
男「うん? えっと、つまりどういうこと……」
女「例えばだ、普通の男が進化して、口の悪い男と口の良い男が現れたとしよう。
この場合、悪い男のほうは女の気に障るような事を言い続けて女に嫌われ。
逆に口の良い男は女に好かれて、結婚して口の良い子孫を残す事になるわけだ。
別に男は女に好かれようとして進化したわけでもなく、たまたま進化した方が生き残りやすかっただけなんだ」
男「うーん……。なんとなく分かったような分からないような」
女「とりあえず、自分の遺伝子が今生き残りの危機に瀕しているという事くらいは分かってくれよ」
男「えっ、あぁ、うん……。どういう意味?」
女「……はぁ」
女「しかしまぁさっきの話は、自分の唇が進化してる事を肯定するようなものなんだがな」
男「ほらっ、やっぱりそうなんじゃん!!
あっ、やっ、ちょっ、ダブルで足踏むのはやめてって、いたっ、いたぁーっ!!」
女「この荒れた唇が果たして生き残る上でどれほどの役に立ってくれるというのか。
……いやまぁ、一人この唇のおかげでよってきた馬鹿は居るには居るるが」
男「ぎゃあああっ!! そんな、ヒールでぐりぐりと、穴開いちゃう、穴が開いちゃうって、マジでぇっ!!」
女「この馬鹿とこの唇の遺伝子を果たして掛け合わして良いのかどうか。
どう考えても、淘汰されるのは眼に見えてるよなぁ、はぁ……」
女「なーにーがー、進化だって? 誰の、何が、進化してるってー? えーっ?」
男「いや、だってさぁ、そんだけリップクリームとか色んなものでケアしても治らないんでしょ?
それだったら、もう遺伝子レベルで唇がお、あだだだだっ!! あっ、足、足踏んでるって!!」
女「踏んでるんじゃない、踏んだんだよ」
男「そんなあててんのよみたいに!! やっ、ぐりぐりするのやめて、オウッ……!!」
男「けどまぁ、仮にその唇が進化の賜物だったとしても、唇が荒れなきゃいけない理由がわかんないよね。
なんだろう、唇に物を引っ掛けられるようにかな? それとも、唇の皮で空腹を満たす為……?」
女「お前という奴は、毎度毎度人の気も知らんで好き勝手な事を言いおって。まったく……。
そもそも、進化にはそうなった理由なんてものは存在しないんだよ。全て突発的、偶発的な物なんだ。
その進化した物が環境の中で淘汰された結果、生き残り易い物が残ったに過ぎないんだ、とWikipediaにはある」
男「うん? えっと、つまりどういうこと……」
女「例えばだ、普通の男が進化して、口の悪い男と口の良い男が現れたとしよう。
この場合、悪い男のほうは女の気に障るような事を言い続けて女に嫌われ。
逆に口の良い男は女に好かれて、結婚して口の良い子孫を残す事になるわけだ。
別に男は女に好かれようとして進化したわけでもなく、たまたま進化した方が生き残りやすかっただけなんだ」
男「うーん……。なんとなく分かったような分からないような」
女「とりあえず、自分の遺伝子が今生き残りの危機に瀕しているという事くらいは分かってくれよ」
男「えっ、あぁ、うん……。どういう意味?」
女「……はぁ」
女「しかしまぁさっきの話は、自分の唇が進化してる事を肯定するようなものなんだがな」
男「ほらっ、やっぱりそうなんじゃん!!
あっ、やっ、ちょっ、ダブルで足踏むのはやめてって、いたっ、いたぁーっ!!」
女「この荒れた唇が果たして生き残る上でどれほどの役に立ってくれるというのか。
……いやまぁ、一人この唇のおかげでよってきた馬鹿は居るには居るるが」
男「ぎゃあああっ!! そんな、ヒールでぐりぐりと、穴開いちゃう、穴が開いちゃうって、マジでぇっ!!」
女「この馬鹿とこの唇の遺伝子を果たして掛け合わして良いのかどうか。
どう考えても、淘汰されるのは眼に見えてるよなぁ、はぁ……」
男「梅干食べてスッパマン!! ドラゴンボールも面白いけど、
僕としては、アラレちゃんも捨てがたいわけですよ、これが」
女「Dr.スランプか、Dr.マシリトとかニコチャン大王とか懐かしいなぁ。
しかし、梅干食べてスッパマンとは、鳥山先生も良く思いついたものだなぁ」
男「まぁ、オヤジギャグだけどね。そんでもって、その発想は後の大場つぐみに受け継がれると。
らっきょを食べて変身ってね。ねえ、僕たちも何か変身できる食べ物でも探してみようか?」
女「んー、梅干、らっきょときたら漬物だろう。そうすると……」
男「沢庵食べて、沢庵和尚!! ガッダイ、テッジョウ、ガッダイ、テッジョウ!!」
女「懐かしいだけでちっとも面白くないぞ。しかも、マンではないじゃないか……」
女「そうそう梅干といえば、最近は鰹節や蜂蜜なんかと一緒につけた調味梅干なんてのもあるな。
特に鰹節でつけた鰹梅は、梅のすっぱさにこくが加わって実にご飯が良く進むぞ」
男「へぇ、鰹味の梅か。たしかにご飯が進みそうな感じだね」
女「スーパーなどで探せば鰹梅は売っているが、普通の梅干を加工しても作ることができるらしい。
気が向いたら一度作ってみてはどうだ? 私も久しく食べてないから、良かったら手伝うぞ」
男「んー、それじゃぁ今度の日曜日にでも僕んちで作ろうか。
確か春先につけた庭の梅干があったはずだから、それ使って……」
女「おっ、なんだ家で梅干をつけているのか? やるじゃないか、ちょっぴり見直したぞ」
男「えへへ~、全部自分でやったんだよー、褒めて褒めてー。
けどね、梅干って結構作るの手間かかるんだよ。下ごしらえとして漬ける前に、
ヘタ取ったり水気吸ったりしなきゃならないし、中々市販されてるようには柔らかくなってくれないし……」
女「柔らかく? 硬い梅干なんて物があるのか?」
男「あるんだよこれが。ほら、コンビニのお弁当とかに入ってるようなカリカリの梅干だよ。食べた事無い?」
女「……いや、記憶に無いな。そもそも、私の家はコンビニの弁当など食べないからなぁ」
男「それはなに、ブルジョアさん的な理由で? それとも貧乏さん的な理由で?
まぁいいや。とにかく、僕んちは全員柔らかくてしわしわの梅干が好きでさ。
どうにかして柔らかくできないか毎年試行錯誤してるんだよね」
女「ほう、試行錯誤とな。例えばどんな事をしてるんだ?」
男「んとねぇ例えばねぇ……。
女さんの唇みたいに、破れんばかりに梅が熟れるのを待ってからつけるとかかな?」
女「……もうちょっと違う例え方は無いのか、おい」
女「桃栗三年、柿八年、ユズの馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年と言うが。
この馬鹿も、後十六年もすれば、少しは実のある男になるのだろうか」
男「へっ、なにそれ? 何の歌? どういう意味?」
女「梅じゃなく、ユズだったかこいつは。はぁ……」
僕としては、アラレちゃんも捨てがたいわけですよ、これが」
女「Dr.スランプか、Dr.マシリトとかニコチャン大王とか懐かしいなぁ。
しかし、梅干食べてスッパマンとは、鳥山先生も良く思いついたものだなぁ」
男「まぁ、オヤジギャグだけどね。そんでもって、その発想は後の大場つぐみに受け継がれると。
らっきょを食べて変身ってね。ねえ、僕たちも何か変身できる食べ物でも探してみようか?」
女「んー、梅干、らっきょときたら漬物だろう。そうすると……」
男「沢庵食べて、沢庵和尚!! ガッダイ、テッジョウ、ガッダイ、テッジョウ!!」
女「懐かしいだけでちっとも面白くないぞ。しかも、マンではないじゃないか……」
女「そうそう梅干といえば、最近は鰹節や蜂蜜なんかと一緒につけた調味梅干なんてのもあるな。
特に鰹節でつけた鰹梅は、梅のすっぱさにこくが加わって実にご飯が良く進むぞ」
男「へぇ、鰹味の梅か。たしかにご飯が進みそうな感じだね」
女「スーパーなどで探せば鰹梅は売っているが、普通の梅干を加工しても作ることができるらしい。
気が向いたら一度作ってみてはどうだ? 私も久しく食べてないから、良かったら手伝うぞ」
男「んー、それじゃぁ今度の日曜日にでも僕んちで作ろうか。
確か春先につけた庭の梅干があったはずだから、それ使って……」
女「おっ、なんだ家で梅干をつけているのか? やるじゃないか、ちょっぴり見直したぞ」
男「えへへ~、全部自分でやったんだよー、褒めて褒めてー。
けどね、梅干って結構作るの手間かかるんだよ。下ごしらえとして漬ける前に、
ヘタ取ったり水気吸ったりしなきゃならないし、中々市販されてるようには柔らかくなってくれないし……」
女「柔らかく? 硬い梅干なんて物があるのか?」
男「あるんだよこれが。ほら、コンビニのお弁当とかに入ってるようなカリカリの梅干だよ。食べた事無い?」
女「……いや、記憶に無いな。そもそも、私の家はコンビニの弁当など食べないからなぁ」
男「それはなに、ブルジョアさん的な理由で? それとも貧乏さん的な理由で?
まぁいいや。とにかく、僕んちは全員柔らかくてしわしわの梅干が好きでさ。
どうにかして柔らかくできないか毎年試行錯誤してるんだよね」
女「ほう、試行錯誤とな。例えばどんな事をしてるんだ?」
男「んとねぇ例えばねぇ……。
女さんの唇みたいに、破れんばかりに梅が熟れるのを待ってからつけるとかかな?」
女「……もうちょっと違う例え方は無いのか、おい」
女「桃栗三年、柿八年、ユズの馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年と言うが。
この馬鹿も、後十六年もすれば、少しは実のある男になるのだろうか」
男「へっ、なにそれ? 何の歌? どういう意味?」
女「梅じゃなく、ユズだったかこいつは。はぁ……」
――テスト期間 休み時間にて
男「うあーっ、どうしよう、どうしよう。今から英語のテストなのにまだ全然単語覚えてないよ。
いやいや、悩んでる暇があるなら一個でも多く覚えないと。けど、一個一個覚えてたらとても時間が足りない。
よーし、こうなったら重要な熟語だけを選んで覚えよう。えーっとまずは、sun of a bitch で、サノバビ……」
女「待て待て、ストップストーップ!! それは熟語じゃないわ、この馬鹿者っ!!
まったく、なんでもかんでも一夜漬けで済まそうとするからそういう事になるんだぞ。
単語なんてそうそう一朝一夕で覚えられるものかっ、ちょっとは計画を持って勉強しろっ!!」
男「いやほら、計画はいつも立てるんだけどね。こんなに時間があると誘惑が多くってさ……」
女「ふむ、定番の漫画とゲーム、それに加えていつもは見ない見れない『いいとも』や『ごきげんよう』といった所か。
まったくそんな軟弱な事でどうするっ!! 何もお前を遊ばせる為に、テスト期間は早く帰れるわけじゃないんだぞ!!」
男「分かった分かったよぉ。分かったからさぁ、出そうな単語教えてよ。お願いっ、この通りだから」
女「駄目だ。そうやってすぐ人に頼ろうとする所からして、お前は性根が腐っている。
男だったらもっとこう、がっしりと石の様に堅い信念を持ってだな……くどくどくどくど」
男「……ぶぅ。なんだよなんだよ、女さんてばお堅いんだから。
そんなんだから唇の皮も堅いんだよ……いてっ、いたたたたたっ、痛いよ痛いっ!!
しますします、真面目に勉強しますからぁっ!! だから唇ちみぎらないでぇっ……!!」
男「……はぁ。結局女さんとはしゃいでたせいで、ちっとも覚える暇なんか無かったよ」
女「そんなじとりとした眼でこちらを見るな。
私だって、お前と騒いでいたせいで二・三個単語を失念したんだからな。お互い様だ、お互い様」
男「それでも、八十点は堅いんでしょ? はぁ、良いよね頭の良い人はさ、ちょちょっと勉強するだけでこれだもの」
女「聞き捨てならん言い草だな。そうは言うがな、私だって家ではそれなりに勉強しているんだぞ。
ルーズリーフにびっしり単語や熟語を書き取って覚えたり。本文の和訳を全部暗記したり……」
男「えっ……? そんな事までしてるの、女さんって」
女「休み時間にやる勉強なんて、ちゃんと覚えているかどうかのチェック程度。
賢い賢い気軽に言うがな、こんなものやるかやらないかの違いくらいしかないんだよ。
それなのに、まるで私が特別で、自分ができない人間みたいに言いおって……。
いいかそういう事はな、まずやれる事をやってから言えっ!! なにもやって無いのに泣き言なんぞ言うなっ!!」
男「ご、ごめんなさぃ……」
男「……(´・ω・`)」
女「おいおい、そんなあからさまにしょぼくれるなよ。何だか私が悪い事したみたいじゃないか」
男「……だってぇ」
女「……まぁ、そうは言っても、そのやることが分からないと言うのが、馬鹿の大半だからなぁ。
仕方ない、ここは私が直々に勉強の仕方という奴を教えてやるとしようか」
男「……ぐすっ」
女「おいおい、教えてやると言っているのに泣く奴があるか。男だろう、メソメソするなよ……」
男「うあーっ、どうしよう、どうしよう。今から英語のテストなのにまだ全然単語覚えてないよ。
いやいや、悩んでる暇があるなら一個でも多く覚えないと。けど、一個一個覚えてたらとても時間が足りない。
よーし、こうなったら重要な熟語だけを選んで覚えよう。えーっとまずは、sun of a bitch で、サノバビ……」
女「待て待て、ストップストーップ!! それは熟語じゃないわ、この馬鹿者っ!!
まったく、なんでもかんでも一夜漬けで済まそうとするからそういう事になるんだぞ。
単語なんてそうそう一朝一夕で覚えられるものかっ、ちょっとは計画を持って勉強しろっ!!」
男「いやほら、計画はいつも立てるんだけどね。こんなに時間があると誘惑が多くってさ……」
女「ふむ、定番の漫画とゲーム、それに加えていつもは見ない見れない『いいとも』や『ごきげんよう』といった所か。
まったくそんな軟弱な事でどうするっ!! 何もお前を遊ばせる為に、テスト期間は早く帰れるわけじゃないんだぞ!!」
男「分かった分かったよぉ。分かったからさぁ、出そうな単語教えてよ。お願いっ、この通りだから」
女「駄目だ。そうやってすぐ人に頼ろうとする所からして、お前は性根が腐っている。
男だったらもっとこう、がっしりと石の様に堅い信念を持ってだな……くどくどくどくど」
男「……ぶぅ。なんだよなんだよ、女さんてばお堅いんだから。
そんなんだから唇の皮も堅いんだよ……いてっ、いたたたたたっ、痛いよ痛いっ!!
しますします、真面目に勉強しますからぁっ!! だから唇ちみぎらないでぇっ……!!」
男「……はぁ。結局女さんとはしゃいでたせいで、ちっとも覚える暇なんか無かったよ」
女「そんなじとりとした眼でこちらを見るな。
私だって、お前と騒いでいたせいで二・三個単語を失念したんだからな。お互い様だ、お互い様」
男「それでも、八十点は堅いんでしょ? はぁ、良いよね頭の良い人はさ、ちょちょっと勉強するだけでこれだもの」
女「聞き捨てならん言い草だな。そうは言うがな、私だって家ではそれなりに勉強しているんだぞ。
ルーズリーフにびっしり単語や熟語を書き取って覚えたり。本文の和訳を全部暗記したり……」
男「えっ……? そんな事までしてるの、女さんって」
女「休み時間にやる勉強なんて、ちゃんと覚えているかどうかのチェック程度。
賢い賢い気軽に言うがな、こんなものやるかやらないかの違いくらいしかないんだよ。
それなのに、まるで私が特別で、自分ができない人間みたいに言いおって……。
いいかそういう事はな、まずやれる事をやってから言えっ!! なにもやって無いのに泣き言なんぞ言うなっ!!」
男「ご、ごめんなさぃ……」
男「……(´・ω・`)」
女「おいおい、そんなあからさまにしょぼくれるなよ。何だか私が悪い事したみたいじゃないか」
男「……だってぇ」
女「……まぁ、そうは言っても、そのやることが分からないと言うのが、馬鹿の大半だからなぁ。
仕方ない、ここは私が直々に勉強の仕方という奴を教えてやるとしようか」
男「……ぐすっ」
女「おいおい、教えてやると言っているのに泣く奴があるか。男だろう、メソメソするなよ……」
――男の部屋にて勉強中
男「で、やることやるって言ってたけど、具体的にはどういう事をすれば良いの?」
女「まずはひたすら書くだな、単語でも熟語でも計算式でも、書かないことには覚えられない。
ルーズリーフ、A4コピー用紙を用意して、重要項目を書いて書いて書きまくれ!!」
男「凄く疲れそう……。だけど、女さんもそれをやってると思えば……。よぉっし!!」
女「ただし、やる気になったところ悪いが、なんでもかんでも書けば良いって物でもないぞ。
重要項目だけをひたすら書くんだ、テストに出ないところをひたすら書いても時間の無駄だからな。
さて、その重要項目だが……。男よ、何が重要で何がテストに出ないか見分けがつくか?」
男「……えっと。アンダーラインの有無とかかかな?」
女「うむ、まぁそんな所だが、これに加えて先生の出題傾向も考えねばならない。
例えば英語のテストなんかだと、授業の練習問題をどのようにテストに使ってくるかが重要だ。
そのまま載せてくる先生もいれば、微妙に前後の文を変化させて時制の変化で引っ掛けたり、
練習問題より一・二個多く埋める箇所を作る先生も居るからな」
男「なるほど……。それで、いったいどういう対策をとれば良いの?」
女「時制の変化は自分で気をつければある程度はこなせるが、埋める箇所を増やされた場合はそうはいかない。
が、大抵熟語の絡みで増えることが多いから、その問題で使われた熟語を覚えておけばまず間違いないだろう。
それと、もう一つチェックしておきたいのが、穴埋めと並び替えなんかの練習問題を入れ替わって出題されないかとかだ。
これが分かっているだけでも覚える量が随分違ってくる。なにせ入れ替わらないなら、穴埋めは埋める部分を覚えればいいだけだからな。
あと、先生の言ったテストに出す箇所をしっかりとチェックしとくのも地味だが大切だぞ」
男「んー、分かった。出そうなところを確実に絞って覚える訳だね。
よし、それじゃ早速書いてみるかな……」
女「あらかた書いたら、次はちゃんと覚えているかどうかのチェックも必要だぞ。
単語帳や、ルーズリーフの裏表に単語と意味を書いて、覚えた単語と意味が一致しているかチェックしろ。
もし覚えてなかったら、再びルーズリーフに書き殴って覚えろ!! 覚えるまで、何度でもなっ!!」
男「そっか、投げっぱなしじゃ無くて、自分がどの程度できているかをちゃんと知るのが大切なんだね。
そしてその上で足りないところを補強する……」
女「そういうことだな、これは勉強に限らず何にでも言える事だから、よく覚えておけ。
あと、この時いっぺんに全部やろうとせず、ある程度の単位で区切ってチェックしていくのがコツだぞ。
なんといっても、一度に全部やろうとすると疲れるからな。あと、幾つかの集合で覚えたほうが覚えやすい」
男「分かった!! ありがとう女さん、何か色々教えてもらったら、俄然やる気が出てきたよ!!
見てて、明日は絶対に良い点とってみせるからねっ!!」
女「その意気やよし。そんなお前に私から、単語帳をプレゼントだ。これを使って、精々励むが良い」
男「うわぁー、ありがとう女さん。この単語帳、女さんの唇みたいにボロボロになるまで大切にするよ!!」
女「いや百円ショップのだから。というか、一度書いたら終わりだろ単語帳なんて……。
まったく、調子に乗るな。こいつめっ、こいつめっ……(///)」
男「いて、いててっ……えへへへ…………(///)」
――翌朝 登校途中
男「女さーん!! 昨日教わった勉強方と女さんに貰った単語帳でしっかり勉強してきたよーっ!!」
女「……まったく、朝から騒がしい奴だな。それで、出来はどうなんだ? ちゃんと覚えられたのか」
男「ばっちりだよ!! 後はね、この you と ware と shock を覚えて、must と die を……」
女「終わった英語の単語を覚えてどうするんだ、このバカァッ!!」
男「で、やることやるって言ってたけど、具体的にはどういう事をすれば良いの?」
女「まずはひたすら書くだな、単語でも熟語でも計算式でも、書かないことには覚えられない。
ルーズリーフ、A4コピー用紙を用意して、重要項目を書いて書いて書きまくれ!!」
男「凄く疲れそう……。だけど、女さんもそれをやってると思えば……。よぉっし!!」
女「ただし、やる気になったところ悪いが、なんでもかんでも書けば良いって物でもないぞ。
重要項目だけをひたすら書くんだ、テストに出ないところをひたすら書いても時間の無駄だからな。
さて、その重要項目だが……。男よ、何が重要で何がテストに出ないか見分けがつくか?」
男「……えっと。アンダーラインの有無とかかかな?」
女「うむ、まぁそんな所だが、これに加えて先生の出題傾向も考えねばならない。
例えば英語のテストなんかだと、授業の練習問題をどのようにテストに使ってくるかが重要だ。
そのまま載せてくる先生もいれば、微妙に前後の文を変化させて時制の変化で引っ掛けたり、
練習問題より一・二個多く埋める箇所を作る先生も居るからな」
男「なるほど……。それで、いったいどういう対策をとれば良いの?」
女「時制の変化は自分で気をつければある程度はこなせるが、埋める箇所を増やされた場合はそうはいかない。
が、大抵熟語の絡みで増えることが多いから、その問題で使われた熟語を覚えておけばまず間違いないだろう。
それと、もう一つチェックしておきたいのが、穴埋めと並び替えなんかの練習問題を入れ替わって出題されないかとかだ。
これが分かっているだけでも覚える量が随分違ってくる。なにせ入れ替わらないなら、穴埋めは埋める部分を覚えればいいだけだからな。
あと、先生の言ったテストに出す箇所をしっかりとチェックしとくのも地味だが大切だぞ」
男「んー、分かった。出そうなところを確実に絞って覚える訳だね。
よし、それじゃ早速書いてみるかな……」
女「あらかた書いたら、次はちゃんと覚えているかどうかのチェックも必要だぞ。
単語帳や、ルーズリーフの裏表に単語と意味を書いて、覚えた単語と意味が一致しているかチェックしろ。
もし覚えてなかったら、再びルーズリーフに書き殴って覚えろ!! 覚えるまで、何度でもなっ!!」
男「そっか、投げっぱなしじゃ無くて、自分がどの程度できているかをちゃんと知るのが大切なんだね。
そしてその上で足りないところを補強する……」
女「そういうことだな、これは勉強に限らず何にでも言える事だから、よく覚えておけ。
あと、この時いっぺんに全部やろうとせず、ある程度の単位で区切ってチェックしていくのがコツだぞ。
なんといっても、一度に全部やろうとすると疲れるからな。あと、幾つかの集合で覚えたほうが覚えやすい」
男「分かった!! ありがとう女さん、何か色々教えてもらったら、俄然やる気が出てきたよ!!
見てて、明日は絶対に良い点とってみせるからねっ!!」
女「その意気やよし。そんなお前に私から、単語帳をプレゼントだ。これを使って、精々励むが良い」
男「うわぁー、ありがとう女さん。この単語帳、女さんの唇みたいにボロボロになるまで大切にするよ!!」
女「いや百円ショップのだから。というか、一度書いたら終わりだろ単語帳なんて……。
まったく、調子に乗るな。こいつめっ、こいつめっ……(///)」
男「いて、いててっ……えへへへ…………(///)」
――翌朝 登校途中
男「女さーん!! 昨日教わった勉強方と女さんに貰った単語帳でしっかり勉強してきたよーっ!!」
女「……まったく、朝から騒がしい奴だな。それで、出来はどうなんだ? ちゃんと覚えられたのか」
男「ばっちりだよ!! 後はね、この you と ware と shock を覚えて、must と die を……」
女「終わった英語の単語を覚えてどうするんだ、このバカァッ!!」
女「まぁ、ノストラダムスの大予言が外れてそろそろ十年になるが。
もし地球が明日滅ぶとしたら、男よお前はいったい何がしたいかね」
男「んー、そうだなぁ。特にこれと言ってしたいこととかは無いけど。
まぁ最後なんだし、美味しいもの食べて、おもいっきりゲームして、
宿題やらずに寝れたらそれで良いかなぁ……」
女「それって、おもいっきり普段どおりの生活じゃないか?」
男「あれ、あれれれ? 言われて見れば確かにそんな感じだ」
女「まぁ、それはそれでありだとは思うがな。普通に一日を過ごすというのも、また一興。
……しかしだなぁ、ここはやっぱり、好きな人と一緒に過ごせたらとか、
そういう気の効いた事を言ってくれんと、せっかく話を振ったのに肩透かしというかなんとい……(///)」
男「そういう女さんはいったい何がしたいの?
あれかい、思い切って唇を整形手術するとかかい?
それともひたすら唇の皮を剥いて剥いて剥きまくるとか?」
女「なんでそんなしょうもない事で、貴重な地球最後の日を使わにゃならんのだっ!!」スパーン!!
男「あてぇっ!! ハリセンっ!? いったいどこから!?」
女「……おほんっ!! ふむ、最後の日を私ならどう過ごすか、か。
そうだな、やはり悔いの残らぬように、やりたい事をやれるだけするだろうな」
男「やりたい事? それって普段はできない様な事なの?」
女「できないことも無いが、普段言ってもいつもみたく真に受けてくれんだろうからな」
男「へっ、へっ? なんでこっち見るのさ? なになに、どういう意味?」
女「……むぅ、みなまで言わせるつもりか、馬鹿者め(///)」
男「えっ、なに、それ? あっ、も、もしかして、女さん、ぼ、ぼぼ、僕の事を……」
女「そうだよ、私はお前の事を……」
男「本当は憎んでるんだね、心のそこから!! そして、こんなぷりぷりの麗しい唇をしているからって、妬んでるんだね!!
そうかやたら新ジャンルのヒロインにしては暴力的かつツン度が高いとと思ったら、まさか本気で怒っていただなんて……。
はっ、まさか殺りたい事って、地球最後の日にかこつけて僕を闇討ちして、唇を女さんの様にずたずたにしようっていうんじゃ……。
おぉっ、なんて恐ろしい。女さん、そんな可愛い顔して、心はその唇の様に酷い女だったんだ……あたーっ!!」スパーン!!
女「なんでそうなるんだ!! このニブチンがぁっ!!(///)」
男「うぅっ、ごめんよっ、ごめんよぉっ、女さん……。
僕はてっきり夫婦漫才でもしてるつもりだったのに、こんなにも女さんの心を傷つけ、そして歪めさせていたとは。
そりゃ唇もストレスでますます荒れるって物だよ。ゴメンよ女さん、僕が悪かった、悪かったよぉーっ!!」
女「め、夫婦漫才って、そんな……。いやけど、なんか素直に喜べないぞ、この状況……。
あぁもうっ、とりあえずそこに直れっ!! 愛の鞭ならぬ、愛のハリセンを喰らわしてくれるわぁッ!!」
もし地球が明日滅ぶとしたら、男よお前はいったい何がしたいかね」
男「んー、そうだなぁ。特にこれと言ってしたいこととかは無いけど。
まぁ最後なんだし、美味しいもの食べて、おもいっきりゲームして、
宿題やらずに寝れたらそれで良いかなぁ……」
女「それって、おもいっきり普段どおりの生活じゃないか?」
男「あれ、あれれれ? 言われて見れば確かにそんな感じだ」
女「まぁ、それはそれでありだとは思うがな。普通に一日を過ごすというのも、また一興。
……しかしだなぁ、ここはやっぱり、好きな人と一緒に過ごせたらとか、
そういう気の効いた事を言ってくれんと、せっかく話を振ったのに肩透かしというかなんとい……(///)」
男「そういう女さんはいったい何がしたいの?
あれかい、思い切って唇を整形手術するとかかい?
それともひたすら唇の皮を剥いて剥いて剥きまくるとか?」
女「なんでそんなしょうもない事で、貴重な地球最後の日を使わにゃならんのだっ!!」スパーン!!
男「あてぇっ!! ハリセンっ!? いったいどこから!?」
女「……おほんっ!! ふむ、最後の日を私ならどう過ごすか、か。
そうだな、やはり悔いの残らぬように、やりたい事をやれるだけするだろうな」
男「やりたい事? それって普段はできない様な事なの?」
女「できないことも無いが、普段言ってもいつもみたく真に受けてくれんだろうからな」
男「へっ、へっ? なんでこっち見るのさ? なになに、どういう意味?」
女「……むぅ、みなまで言わせるつもりか、馬鹿者め(///)」
男「えっ、なに、それ? あっ、も、もしかして、女さん、ぼ、ぼぼ、僕の事を……」
女「そうだよ、私はお前の事を……」
男「本当は憎んでるんだね、心のそこから!! そして、こんなぷりぷりの麗しい唇をしているからって、妬んでるんだね!!
そうかやたら新ジャンルのヒロインにしては暴力的かつツン度が高いとと思ったら、まさか本気で怒っていただなんて……。
はっ、まさか殺りたい事って、地球最後の日にかこつけて僕を闇討ちして、唇を女さんの様にずたずたにしようっていうんじゃ……。
おぉっ、なんて恐ろしい。女さん、そんな可愛い顔して、心はその唇の様に酷い女だったんだ……あたーっ!!」スパーン!!
女「なんでそうなるんだ!! このニブチンがぁっ!!(///)」
男「うぅっ、ごめんよっ、ごめんよぉっ、女さん……。
僕はてっきり夫婦漫才でもしてるつもりだったのに、こんなにも女さんの心を傷つけ、そして歪めさせていたとは。
そりゃ唇もストレスでますます荒れるって物だよ。ゴメンよ女さん、僕が悪かった、悪かったよぉーっ!!」
女「め、夫婦漫才って、そんな……。いやけど、なんか素直に喜べないぞ、この状況……。
あぁもうっ、とりあえずそこに直れっ!! 愛の鞭ならぬ、愛のハリセンを喰らわしてくれるわぁッ!!」
男「酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~、ノマノマイェイ、ノマノマノマイェイ~!!」
女「毎度の事だが、またそんな微妙に歌詞を混ぜて。
どうした、顔が真っ赤にして。そして、この鼻につく強烈なアルコール臭……」
男「ほーです、男くんは今酔っているのですよぉ~っ!! うぃ~っく!!
いやね~、昨日の夜久しぶりに親戚のおじさんが尋ねてきてさぁ~、父さんと一緒に飲んでたのよぉ~。
そしたら僕が帰って来るなり、『おぉ、お前も随分大きくなったなぁ、もう酒の美味さが分かる年頃だろう』
って叔父さんが酒突き出してきて、『そ~れ飲め飲め、ぐいーっと飲めって』さぁ~。ひっく!
それで夜通し朝まで飲み続けて、僕もう疲れたよパトラッシュ~って、訳なのよぉ~、ういっく!」
女「未成年の飲酒を知っていて制止しなかった場合、親権者や監督者は科料処分になるというのに。
あろうことか酒を勧めるだなんて、なんという親だ……。と、一応言っておこう」
男「社交辞令乙でありますっ!! 乙でありますっ!!
大事な事だから二回言いましたっ!! 言いましたぁっ!!」
女「社交辞令では無いだろう。この場合は建前だ。ほれっ、大丈夫か? ちゃんと立てるか?」
男「う~い~。ごめんね~、せっかくのデートだったのにぃ~、こんな状態でぇ~」
女「こんな状態だというのに、わざわざ待ち合わせ場所に出てきてくれただけで私は充分だよ。
もう今日は無理はせず家で寝てろ、ほらっ、送ってやるから」
男「やだ~っ!! あの親父達まだ飲んでるんだよぉ~!?
ノコノコ戻ったら、また何されるか分かったもんじゃ無いよぉ~!! いや、たぶん酒飲まされるんだろうけどさぁ~!!
もう僕これ以上飲めないよぉ~、ねぇ、どうしよう、どうすれば良いか教えてよ、ねぇ、ドラ○も~ん!!」
女「誰がドラ○もんか、誰が!! まったく、仕方ないなぁ……。
よしっ、それなら私の家に来るか? 泊めてやることは流石にできんが、仮眠くらいはさせてやれるぞ?」
男「えーっ、女さんの唇ハウスに? やだよぉっ、なぜなら、唇の皮が床に落ちてそうだからっ!!
落ちてそうだからぁっ!! はいっ、大事な事なので、二回言いまし……ウボァーッ!?」
女「あぁもう、五月蝿い!! 少し黙ってろこの酒乱馬鹿がっ!!」
男「……うぃ~、酒が飲める酒が飲める……酒がのめるぞぉ~……、
酒が飲める、飲めるぞぉ……、酒が飲め……オエェェエエッ!!」
女「呑めてないだろ、頼むからこんな往来で吐いてくれるなよ、恥かしい」
男「う~っ、呑めてな~い~? それじゃぁねぇ~……。
さ~け~は呑め呑め~呑むならば~、ひのもとい~ちのこの槍をぉ~」
女「おっ、お前にしては古い歌を知ってるじゃないか。
黒田節、母里友信が福島正則から名槍『日本号』を呑み取った時に歌ったとされる民謡だな」
男「呑み取るほ~どに~呑むならばぁ~、これぞ真の~くろだ~ぶ~し~♪」
女「槍なんて無いから、そんなに呑まなくて良いんだぞ」
男「え~っ? 槍無いのぉ~っ? ていうか、くろだぶしってなぁに~? かつおぶしの仲間ぁ~?」
女「黒田武士が何なのかも分からずに歌っていたのかお前は……」
男「かつおぶしっていえば~、女さんの唇ってかつおぶしみたいだよねぇ~。
だってほらぁ~、なんか唇の皮がかつおぶしそっくりじゃない~、削っても削ってもまた出てくるあたりとか~!!
やや~っ? そうすると~、くろだぶしが無いならば~、おんなぶしを呑み取れば良いじゃないのかな~、カナカナぁ~っ!?
よ~し、 なんかテンションあがってきたぞぉ~!! 不肖男、早速女さんのおんなぶしを呑み取らせていただきま~すっ!!
それ、ぶちゅ~~~~~っ!! ぶちゅ、ぶちゅ~~~~~~~~~っ!!」
女「わっ、バカ、やめろっ、このよっぱらいっ!! こらっ、臭いだろ、唇を近づけるな、バカぁッ!!(///)」
【参考】 ttp://jp.youtube.com/watch?v=TflcFY8VXTU&feature=related
女「毎度の事だが、またそんな微妙に歌詞を混ぜて。
どうした、顔が真っ赤にして。そして、この鼻につく強烈なアルコール臭……」
男「ほーです、男くんは今酔っているのですよぉ~っ!! うぃ~っく!!
いやね~、昨日の夜久しぶりに親戚のおじさんが尋ねてきてさぁ~、父さんと一緒に飲んでたのよぉ~。
そしたら僕が帰って来るなり、『おぉ、お前も随分大きくなったなぁ、もう酒の美味さが分かる年頃だろう』
って叔父さんが酒突き出してきて、『そ~れ飲め飲め、ぐいーっと飲めって』さぁ~。ひっく!
それで夜通し朝まで飲み続けて、僕もう疲れたよパトラッシュ~って、訳なのよぉ~、ういっく!」
女「未成年の飲酒を知っていて制止しなかった場合、親権者や監督者は科料処分になるというのに。
あろうことか酒を勧めるだなんて、なんという親だ……。と、一応言っておこう」
男「社交辞令乙でありますっ!! 乙でありますっ!!
大事な事だから二回言いましたっ!! 言いましたぁっ!!」
女「社交辞令では無いだろう。この場合は建前だ。ほれっ、大丈夫か? ちゃんと立てるか?」
男「う~い~。ごめんね~、せっかくのデートだったのにぃ~、こんな状態でぇ~」
女「こんな状態だというのに、わざわざ待ち合わせ場所に出てきてくれただけで私は充分だよ。
もう今日は無理はせず家で寝てろ、ほらっ、送ってやるから」
男「やだ~っ!! あの親父達まだ飲んでるんだよぉ~!?
ノコノコ戻ったら、また何されるか分かったもんじゃ無いよぉ~!! いや、たぶん酒飲まされるんだろうけどさぁ~!!
もう僕これ以上飲めないよぉ~、ねぇ、どうしよう、どうすれば良いか教えてよ、ねぇ、ドラ○も~ん!!」
女「誰がドラ○もんか、誰が!! まったく、仕方ないなぁ……。
よしっ、それなら私の家に来るか? 泊めてやることは流石にできんが、仮眠くらいはさせてやれるぞ?」
男「えーっ、女さんの唇ハウスに? やだよぉっ、なぜなら、唇の皮が床に落ちてそうだからっ!!
落ちてそうだからぁっ!! はいっ、大事な事なので、二回言いまし……ウボァーッ!?」
女「あぁもう、五月蝿い!! 少し黙ってろこの酒乱馬鹿がっ!!」
男「……うぃ~、酒が飲める酒が飲める……酒がのめるぞぉ~……、
酒が飲める、飲めるぞぉ……、酒が飲め……オエェェエエッ!!」
女「呑めてないだろ、頼むからこんな往来で吐いてくれるなよ、恥かしい」
男「う~っ、呑めてな~い~? それじゃぁねぇ~……。
さ~け~は呑め呑め~呑むならば~、ひのもとい~ちのこの槍をぉ~」
女「おっ、お前にしては古い歌を知ってるじゃないか。
黒田節、母里友信が福島正則から名槍『日本号』を呑み取った時に歌ったとされる民謡だな」
男「呑み取るほ~どに~呑むならばぁ~、これぞ真の~くろだ~ぶ~し~♪」
女「槍なんて無いから、そんなに呑まなくて良いんだぞ」
男「え~っ? 槍無いのぉ~っ? ていうか、くろだぶしってなぁに~? かつおぶしの仲間ぁ~?」
女「黒田武士が何なのかも分からずに歌っていたのかお前は……」
男「かつおぶしっていえば~、女さんの唇ってかつおぶしみたいだよねぇ~。
だってほらぁ~、なんか唇の皮がかつおぶしそっくりじゃない~、削っても削ってもまた出てくるあたりとか~!!
やや~っ? そうすると~、くろだぶしが無いならば~、おんなぶしを呑み取れば良いじゃないのかな~、カナカナぁ~っ!?
よ~し、 なんかテンションあがってきたぞぉ~!! 不肖男、早速女さんのおんなぶしを呑み取らせていただきま~すっ!!
それ、ぶちゅ~~~~~っ!! ぶちゅ、ぶちゅ~~~~~~~~~っ!!」
女「わっ、バカ、やめろっ、このよっぱらいっ!! こらっ、臭いだろ、唇を近づけるな、バカぁッ!!(///)」
【参考】 ttp://jp.youtube.com/watch?v=TflcFY8VXTU&feature=related
男「うーっイテテ、頭がズキズキする……。
あれっ、ここはいったい……?」
女「ようやくお目覚めかこの酔っ払いめ」
男「あえっ? 女さん? どうしてこんな所に、というかなんでジャージ姿?」
女「どこぞの馬鹿が所構わず吐き散らしてくれたのでな、そいつの後始末をしてたんだよ。
まったく吐くわ酒臭いわキスを迫るわ、はた迷惑な奴だ……ぶつぶつ……」
男「えっ、えーっと? なんか記憶が飛んでて良くわかんないけど、とりあえずごめんなさい」
女「ほう、どうやらだいぶ酒も抜けたようだな。どれ、男よ、私の指は何本に見える?」
男「三本」
女「それじゃこれは? これはどうだ?」
男「二本、一本、五本、二本……」
女「よし、それじゃ最後に、私の唇の皮はどうだ?」
男「ひい、ふう、みい、よ、い、いっいっ……いっ、いっぱい!! あてぇっ!?」
女「ふむ、そこまで頭が回るようなら、だいぶ酒は抜けたようだな。よろしいよろしい」
男「……それなら何で頭殴るのさ。酷いなぁ、自分で数えろって言っておいて」
女「ほれっ、スポーツドリンクだ。水を飲むより、こっちのほうがアルコールが早く抜ける」
男「ごめんねぇ、なんか何から何まで世話してもらっちゃって」
女「なぁに困った時はお互い様だ。それにほら、私もよく寝不足の時はお前に助けてもらってるじゃないか」
男「あぁ、そういえばそういう設定も、初期の頃にあったようななかったような……」
女「あとはその……。酔っ払って帰ってきた旦那の世話をするみたいで、私も少し楽しかったというか……」
男「えっ、なになに、なんだって? もう一回言って、よく聞こえなかった」
女「そっ、それよりだなぁ、お粥を作ったんだが食べるか?
二日酔いの時には、こういうあっさりした物の方が喉を通るかなと思ったんだが、どうだ?」
男「あーっ、またそんな事言って誤魔化してっ!!
けどお粥食べる食べるー!! 女さんの手料理を食べない手があるもんですか!!」
女「そ、そうか。それじゃ、持ってくるからちょっと待ってろ。
あっ、ちょっと待ってよ。味付けは何が言い? 塩か、梅干か? それとも鰹節か?」
男「いやいや、ここは女さんにフーフーしてもらって、鰹節ならぬ女節を……。
って、あれ? どうしたのさそんな変な顔して?」
女「所詮、酔ってても、醒めていても、馬鹿は馬鹿という事か……。
というか、そんなフーフーしたくらいで剥がれたら苦労せんわっ!!(///)」
男「えっ、なに? なんでそんな、顔真っ赤にして怒るの!? ほんのいつもの冗談じゃん!?」
女「」まったく、七味唐辛子しこたまぶち込んでやろうか……ブツブツ……(///)」
あれっ、ここはいったい……?」
女「ようやくお目覚めかこの酔っ払いめ」
男「あえっ? 女さん? どうしてこんな所に、というかなんでジャージ姿?」
女「どこぞの馬鹿が所構わず吐き散らしてくれたのでな、そいつの後始末をしてたんだよ。
まったく吐くわ酒臭いわキスを迫るわ、はた迷惑な奴だ……ぶつぶつ……」
男「えっ、えーっと? なんか記憶が飛んでて良くわかんないけど、とりあえずごめんなさい」
女「ほう、どうやらだいぶ酒も抜けたようだな。どれ、男よ、私の指は何本に見える?」
男「三本」
女「それじゃこれは? これはどうだ?」
男「二本、一本、五本、二本……」
女「よし、それじゃ最後に、私の唇の皮はどうだ?」
男「ひい、ふう、みい、よ、い、いっいっ……いっ、いっぱい!! あてぇっ!?」
女「ふむ、そこまで頭が回るようなら、だいぶ酒は抜けたようだな。よろしいよろしい」
男「……それなら何で頭殴るのさ。酷いなぁ、自分で数えろって言っておいて」
女「ほれっ、スポーツドリンクだ。水を飲むより、こっちのほうがアルコールが早く抜ける」
男「ごめんねぇ、なんか何から何まで世話してもらっちゃって」
女「なぁに困った時はお互い様だ。それにほら、私もよく寝不足の時はお前に助けてもらってるじゃないか」
男「あぁ、そういえばそういう設定も、初期の頃にあったようななかったような……」
女「あとはその……。酔っ払って帰ってきた旦那の世話をするみたいで、私も少し楽しかったというか……」
男「えっ、なになに、なんだって? もう一回言って、よく聞こえなかった」
女「そっ、それよりだなぁ、お粥を作ったんだが食べるか?
二日酔いの時には、こういうあっさりした物の方が喉を通るかなと思ったんだが、どうだ?」
男「あーっ、またそんな事言って誤魔化してっ!!
けどお粥食べる食べるー!! 女さんの手料理を食べない手があるもんですか!!」
女「そ、そうか。それじゃ、持ってくるからちょっと待ってろ。
あっ、ちょっと待ってよ。味付けは何が言い? 塩か、梅干か? それとも鰹節か?」
男「いやいや、ここは女さんにフーフーしてもらって、鰹節ならぬ女節を……。
って、あれ? どうしたのさそんな変な顔して?」
女「所詮、酔ってても、醒めていても、馬鹿は馬鹿という事か……。
というか、そんなフーフーしたくらいで剥がれたら苦労せんわっ!!(///)」
男「えっ、なに? なんでそんな、顔真っ赤にして怒るの!? ほんのいつもの冗談じゃん!?」
女「」まったく、七味唐辛子しこたまぶち込んでやろうか……ブツブツ……(///)」
男「最近さ、ちょっと気になってカラオケの機械が何円するか調べてたんだけどさ。
いやー、やっぱり結構するもんだね。一台だいたい150万から200万くらいしてさ。
さらにそこに一ヶ月一万円の通信料だって。とてもじゃないけど、個人で所有する気にはなれないよ」
女「なんだ、もしかして安かったらする気だったのか。
お前が歌うの好きなのは、私も嫌というほど聞かされて知っているが、まさかそこまでとは……」
男「はぁ、パソコンみたいに山奥に捨てられてないかなぁ、カラオケの本体」
女「いやいやいや、そんな高価なものなら捨てずに誰かに売るだろ、常識的に考えて。
というか、そんなに欲しいのかカラオケの本体……。
ほれ、通信販売で売っている様な、マイクに曲が搭載されているタイプの奴じゃ駄目なのか?
あれなら安いし、場所もとらんし、お手ごろだろ?」
男「あれは確かに安いけど、登録されてる曲が古かったり、あと採点機能が微妙じゃない。
やっぱりほら、買うからにはちゃんとしたのが欲しいって言うか……うんたらかんたら」
男「で、ネットで色々探してたらさ、WiiでJoySoundのカラオケができるっていうソフトが、
今年の十二月に出るって情報をつかんだ訳なんだよ」
女「ほー、スポーツに体操、ミュージックに今度はカラオケか。節操ないな、さすがWii」
男「ネットワーク通信を使った配信曲数は三万曲。カラオケ店での現行機種が八万曲だから、結構歌えるんだよね。
調べてみたらALIPROの『聖少女領域』や『亡國覚醒カタルシス』、MANZOの『マイペース大王』、『日本ブレイク工業 社歌』。
小泉一樹の『まっがーれ↓スペクタクル』に、朝比奈みくる『恋のミクル伝説』&白石稔『恋のミノル伝説(完全版)』なんかも、
入ってるんだ。だから、割と遊べる気はしないでもないんだけど……」
女「しないでも無いんだけど? なんだ、どうしたんだ、何が不満なんだ?」
男「……流石に同人音楽は配信してくれないかなぁと」
女「あぁ、東方アレンジの事か。
諦めろ、あんなの一時の流行じゃないか、十年もしたら誰も歌わなくなるって」
男「それまでこのサービスが稼動してるかどうかも怪しいけどね。あと、Wifi環境整えないといけないのも面倒なんだよな。
うちってさぁ、未だに有線なんだよ。無線ルーターって安いのでどれ位するんだろう。
ネットワーク通信にかかる費用自体は三ヶ月二千円だから、ヘタなカラオケボックスより安いんだけど、初期投資がなぁ。
そもそもWii買ったとしても他にやるソフトが……オプーナか……いや、駄目だろ…………」
女「どうでも良いが男よ。そろそろ私の唇いじりに入らんと、ハドソ○社員による商品紹介の、
やらしい工作書き込みみたいになってしまうぞ?」
男「えっ、あぁ、うん、そうね。そういや、そうういうスレだったね、このスレ。
えーっとそうだなぁ。あれだ、カラオケやるとあれだよね、喉涸れるよね。
あぁ、女さんの唇は元から涸れてたっけ、いやーごめんごめん……。
よしこれで良いや。はい、後は叩くなり、蹴るなり女さんのお好きにどーぞ。
僕はちょっと、Wii購入しようか考えてるからさ、気が散らない程度にお願いね。
そんじゃそういう事で一つよろしく……ぶつぶつぶつぶつ…………」
女「……弄られるのも屈辱的だが、まさかそんなおざなりな弄られ方をされるとは。
あれっ、なんだ、この頬を伝う水は……。
もしかして、雨? いや、違う……。だって、これ雨にしてはしょっぱいもの……」
【参考1】 ttp://www.sapasu.net/sps/tuusinnshop2.htm
【参考2】 ttp://joysound.com/ex/wii/
【チラ裏】 採点機能によるよなぁ。しょぼかったらあんまりだし。あと、通信速度も。
いやー、やっぱり結構するもんだね。一台だいたい150万から200万くらいしてさ。
さらにそこに一ヶ月一万円の通信料だって。とてもじゃないけど、個人で所有する気にはなれないよ」
女「なんだ、もしかして安かったらする気だったのか。
お前が歌うの好きなのは、私も嫌というほど聞かされて知っているが、まさかそこまでとは……」
男「はぁ、パソコンみたいに山奥に捨てられてないかなぁ、カラオケの本体」
女「いやいやいや、そんな高価なものなら捨てずに誰かに売るだろ、常識的に考えて。
というか、そんなに欲しいのかカラオケの本体……。
ほれ、通信販売で売っている様な、マイクに曲が搭載されているタイプの奴じゃ駄目なのか?
あれなら安いし、場所もとらんし、お手ごろだろ?」
男「あれは確かに安いけど、登録されてる曲が古かったり、あと採点機能が微妙じゃない。
やっぱりほら、買うからにはちゃんとしたのが欲しいって言うか……うんたらかんたら」
男「で、ネットで色々探してたらさ、WiiでJoySoundのカラオケができるっていうソフトが、
今年の十二月に出るって情報をつかんだ訳なんだよ」
女「ほー、スポーツに体操、ミュージックに今度はカラオケか。節操ないな、さすがWii」
男「ネットワーク通信を使った配信曲数は三万曲。カラオケ店での現行機種が八万曲だから、結構歌えるんだよね。
調べてみたらALIPROの『聖少女領域』や『亡國覚醒カタルシス』、MANZOの『マイペース大王』、『日本ブレイク工業 社歌』。
小泉一樹の『まっがーれ↓スペクタクル』に、朝比奈みくる『恋のミクル伝説』&白石稔『恋のミノル伝説(完全版)』なんかも、
入ってるんだ。だから、割と遊べる気はしないでもないんだけど……」
女「しないでも無いんだけど? なんだ、どうしたんだ、何が不満なんだ?」
男「……流石に同人音楽は配信してくれないかなぁと」
女「あぁ、東方アレンジの事か。
諦めろ、あんなの一時の流行じゃないか、十年もしたら誰も歌わなくなるって」
男「それまでこのサービスが稼動してるかどうかも怪しいけどね。あと、Wifi環境整えないといけないのも面倒なんだよな。
うちってさぁ、未だに有線なんだよ。無線ルーターって安いのでどれ位するんだろう。
ネットワーク通信にかかる費用自体は三ヶ月二千円だから、ヘタなカラオケボックスより安いんだけど、初期投資がなぁ。
そもそもWii買ったとしても他にやるソフトが……オプーナか……いや、駄目だろ…………」
女「どうでも良いが男よ。そろそろ私の唇いじりに入らんと、ハドソ○社員による商品紹介の、
やらしい工作書き込みみたいになってしまうぞ?」
男「えっ、あぁ、うん、そうね。そういや、そうういうスレだったね、このスレ。
えーっとそうだなぁ。あれだ、カラオケやるとあれだよね、喉涸れるよね。
あぁ、女さんの唇は元から涸れてたっけ、いやーごめんごめん……。
よしこれで良いや。はい、後は叩くなり、蹴るなり女さんのお好きにどーぞ。
僕はちょっと、Wii購入しようか考えてるからさ、気が散らない程度にお願いね。
そんじゃそういう事で一つよろしく……ぶつぶつぶつぶつ…………」
女「……弄られるのも屈辱的だが、まさかそんなおざなりな弄られ方をされるとは。
あれっ、なんだ、この頬を伝う水は……。
もしかして、雨? いや、違う……。だって、これ雨にしてはしょっぱいもの……」
【参考1】 ttp://www.sapasu.net/sps/tuusinnshop2.htm
【参考2】 ttp://joysound.com/ex/wii/
【チラ裏】 採点機能によるよなぁ。しょぼかったらあんまりだし。あと、通信速度も。
男「さて、秋も深まりそろそろ僕たち学生は衣替えの季節と相成った訳ですが。
やぁ女さん、どうだいこの冬服、めがっさ似合ってると思わないっかな?」
女「別に似合ってるもなにも、春先にも着てた服だろうが。今更見てどうという事も……。
あぁっ、こらっ、手に口咥えてリアルにょろーんとかするんじゃない、見てて気持ち悪い」
男「ぶーぶー、なんだよなんだよ、気持ち悪いだなんて失礼だなぁ。
まったく、せっかくさりげなく制服の話題に持って言って、『冬服似合ってるわよ、男くん』、
『ふふっ、そうかい? けど君の冬服姿ほどじゃないけどね、女さん』、『まぁ、お上手ね』みたいな、
うふふふあははは青春アドベンチャー、みたいな流に持って行こうと思ったのに」
女「ふむ、何がいったいお上手なのかまったく分からんのだが。
なんだどうした、今日のお前はいつに無く馬鹿っぽいな。ついに頭の中の桜でも狂い咲いたのか?」
男「失敬な、僕はいたって正常ですよっ!!
今朝だって、すっかり今日から衣替えだというのを忘れてて、急いで冬服差が探したんだけど見つからなくってね。
よ~く思い返してみたら、そういやクリーニングに出しっぱなしの預けっぱなしーのなのに気付いて、
すぐお店に行って、あけてよ、あけてよ、俺だよお前のあんちゃんだよってドアを叩いて制服を返してもらったんだから」
女「……馬鹿というより、ボケが始ったのか。はぁ、老後の介護が大変そうだなぁ」
男「ところでさぁ、女さんの唇の皮は衣替えしないのっ?」
女「なんでそんな話に飛躍するんだ!!
話をとんでもない方向に飛躍させるなど、典型的な馬鹿の話し方だぞ!!」
男「ほらねえ、やっぱりあれじゃない。冬になるとどうしても唇が荒れてくるじゃない。
だからさぁ、その擦りむけた唇の皮が巨大な瘡蓋になって、どこぞの蝦蟇蛙の如く変化するのかなぁと」
女「屈木頑之助の事か!? がま剣法の事か!?
あんな異形の剣士と私の唇を一緒にするなっ!! こらっ待て、逃げるな!!」
やぁ女さん、どうだいこの冬服、めがっさ似合ってると思わないっかな?」
女「別に似合ってるもなにも、春先にも着てた服だろうが。今更見てどうという事も……。
あぁっ、こらっ、手に口咥えてリアルにょろーんとかするんじゃない、見てて気持ち悪い」
男「ぶーぶー、なんだよなんだよ、気持ち悪いだなんて失礼だなぁ。
まったく、せっかくさりげなく制服の話題に持って言って、『冬服似合ってるわよ、男くん』、
『ふふっ、そうかい? けど君の冬服姿ほどじゃないけどね、女さん』、『まぁ、お上手ね』みたいな、
うふふふあははは青春アドベンチャー、みたいな流に持って行こうと思ったのに」
女「ふむ、何がいったいお上手なのかまったく分からんのだが。
なんだどうした、今日のお前はいつに無く馬鹿っぽいな。ついに頭の中の桜でも狂い咲いたのか?」
男「失敬な、僕はいたって正常ですよっ!!
今朝だって、すっかり今日から衣替えだというのを忘れてて、急いで冬服差が探したんだけど見つからなくってね。
よ~く思い返してみたら、そういやクリーニングに出しっぱなしの預けっぱなしーのなのに気付いて、
すぐお店に行って、あけてよ、あけてよ、俺だよお前のあんちゃんだよってドアを叩いて制服を返してもらったんだから」
女「……馬鹿というより、ボケが始ったのか。はぁ、老後の介護が大変そうだなぁ」
男「ところでさぁ、女さんの唇の皮は衣替えしないのっ?」
女「なんでそんな話に飛躍するんだ!!
話をとんでもない方向に飛躍させるなど、典型的な馬鹿の話し方だぞ!!」
男「ほらねえ、やっぱりあれじゃない。冬になるとどうしても唇が荒れてくるじゃない。
だからさぁ、その擦りむけた唇の皮が巨大な瘡蓋になって、どこぞの蝦蟇蛙の如く変化するのかなぁと」
女「屈木頑之助の事か!? がま剣法の事か!?
あんな異形の剣士と私の唇を一緒にするなっ!! こらっ待て、逃げるな!!」
男「秋茄子は嫁に食わすなっていうけど、何で食わせちゃいけないのかなぁ?
味噌ナス、生姜炒め、麻婆茄子、揚げ茄子、煮付けと美味しい調理法色々調あるのに、
食べちゃいけないなんてなんだか可哀想だよね」
女「私も何か意味があるのかと思って調べてみたんだがな、どうやらただの姑の嫁いびりらしい。
秋茄子は美味しいから嫁にはやらずに独り占め。そんなんだから姥捨て山に捨てられるんだよ、まったく」
男「えっなにそれ、食べちゃいけない科学的な裏づけとかそういうのは一切無いの?」
女「一説によると茄子は体温を下げるから、お腹の子供の為に良くないという説もある。
茄子が属する夏野菜には、体温を下げる効果があるともいわれているからな。
しかし、それなら他の夏野菜、きゅうりやトマトピーマンなんかも食べちゃいけない事になるだろ?」
男「あー、うんそうだね。茄子だけってのは確かにおかしい話だよね。
そっかー、そうすると本当に単なる嫁いびりだったんだ……」
女「他にも食べちゃいけないものは色々あってなぁ、『秋鯖』『秋カマス』『五月蕨』も駄目だったんだと」
男「なにそれ、鯖にカマスに蕨餅って、全部美味しいものばっかりじゃん。
相当食い意地はってたんだなぁ昔の姑って。あぁ、なんか本当にお嫁さんが可哀想になってきたよ」
女「その姑も若いころは食わせてもらえなかったのかもしれんがな……。
まぁ今となってはこうして話のネタに上がるくらいで、本気で信じてる奴なぞそうそうおらんだろ」
男「……いや、実はさぁ。田舎の爺ちゃんから、ナスがいっぱい送られてきてさぁ(///)」ガサゴソ
女「おっ、くれるのか? 嬉しいな、私結構好きなんだよ秋茄子って」
男「うん、そうと分かれば遠慮せずどんどん持ってってよ。さぁさぁ……(///)」
女「こんな、袋いっぱいに……。本当に良いのか、こんなに貰っちゃって?」
男「良いの良いの、気にしないで。家に帰ればまだいっぱいあるから」
女「……そうか? なら、ありがたくいただくとするよ。
うん? どうした、改まって私の手など握って?」
男「女さん、僕はたとえ何があっても、君に秋茄子を食うななんて言わないからね。
そして他の誰にも文句は言わせないから。だから、安心してね? ねっ?」
女「いや、まあ、心遣いはありがたいんだが。
それよりも、唇に関してケチをつけるのやめてくれた方が、嬉しいなぁと……」
男「秋茄子お腹いっぱい食べさせてあげるからねっ!! 鯖もカマスも、蕨餅もだからねっ!!」
女「……いや、何事も程々が良いと思うんだが。どうした、何か変な物でも食べたのか?」
味噌ナス、生姜炒め、麻婆茄子、揚げ茄子、煮付けと美味しい調理法色々調あるのに、
食べちゃいけないなんてなんだか可哀想だよね」
女「私も何か意味があるのかと思って調べてみたんだがな、どうやらただの姑の嫁いびりらしい。
秋茄子は美味しいから嫁にはやらずに独り占め。そんなんだから姥捨て山に捨てられるんだよ、まったく」
男「えっなにそれ、食べちゃいけない科学的な裏づけとかそういうのは一切無いの?」
女「一説によると茄子は体温を下げるから、お腹の子供の為に良くないという説もある。
茄子が属する夏野菜には、体温を下げる効果があるともいわれているからな。
しかし、それなら他の夏野菜、きゅうりやトマトピーマンなんかも食べちゃいけない事になるだろ?」
男「あー、うんそうだね。茄子だけってのは確かにおかしい話だよね。
そっかー、そうすると本当に単なる嫁いびりだったんだ……」
女「他にも食べちゃいけないものは色々あってなぁ、『秋鯖』『秋カマス』『五月蕨』も駄目だったんだと」
男「なにそれ、鯖にカマスに蕨餅って、全部美味しいものばっかりじゃん。
相当食い意地はってたんだなぁ昔の姑って。あぁ、なんか本当にお嫁さんが可哀想になってきたよ」
女「その姑も若いころは食わせてもらえなかったのかもしれんがな……。
まぁ今となってはこうして話のネタに上がるくらいで、本気で信じてる奴なぞそうそうおらんだろ」
男「……いや、実はさぁ。田舎の爺ちゃんから、ナスがいっぱい送られてきてさぁ(///)」ガサゴソ
女「おっ、くれるのか? 嬉しいな、私結構好きなんだよ秋茄子って」
男「うん、そうと分かれば遠慮せずどんどん持ってってよ。さぁさぁ……(///)」
女「こんな、袋いっぱいに……。本当に良いのか、こんなに貰っちゃって?」
男「良いの良いの、気にしないで。家に帰ればまだいっぱいあるから」
女「……そうか? なら、ありがたくいただくとするよ。
うん? どうした、改まって私の手など握って?」
男「女さん、僕はたとえ何があっても、君に秋茄子を食うななんて言わないからね。
そして他の誰にも文句は言わせないから。だから、安心してね? ねっ?」
女「いや、まあ、心遣いはありがたいんだが。
それよりも、唇に関してケチをつけるのやめてくれた方が、嬉しいなぁと……」
男「秋茄子お腹いっぱい食べさせてあげるからねっ!! 鯖もカマスも、蕨餅もだからねっ!!」
女「……いや、何事も程々が良いと思うんだが。どうした、何か変な物でも食べたのか?」
男「やぁ無情また会ったなだけどお前に用は無いぜ。
やぁ無情どっか行けよどうせ俺が馬鹿なんだろ」
女「ほう、良く気付いたな。自分馬鹿であることに気付く知能くらいは持ち合わせていたか。
なるほどこれがかのソクラテスが言った、無知の知という奴だな……」
男「ちっちっちっち、分からないかなぁ女さん。これ、有名なCMソングのAメロだよ。
ほら聞いた事が無い? 『どんなに~、頑張ってみても、どんなに愛しても』って?」
女「むぅ……。それは確かにテレビで流れているのを聞いたことはあるが……(///)」
男「えへへぇ、見事に引っかかったね。って、無理も無いよね、CMなんて一番良いとこしか使わないもの」
女「まぁ、CMにしろ何にしろサビの部分以外は、あれれこんなのだっけって感じのは多いよな。
あと全体を通してみると、思ってたのと全然違う歌詞だったりとか……」
男「歌詞じゃなくても前後で全然曲調が変わるのとかもあるよ。
例えばねえ、エリック・クラプトンの『いとしのレイラ』とか。
前半はあからさまに激しい曲調で、ギタージャンジャンかき鳴らして叫ぶように歌うんだけど、
後半からは一転して静かでメロディアスなしっとりとした曲調にガラッと変わるんだ」
女「ほーう、そういうのもあるのか」
男「かくいう僕も昔は、最初の方だけ聞いて後は飛ばしたりなんかしてたんだけどね。
けど、最近は後半のよさも分かるようになってきたというか、こだわらずに聞く余裕が出てきたっていうか……」
女「音楽の事は良く分からんが、偏見無くいろんな物に接するようになれたと言うのは良い事だろうな」
男「こだわりも大切だけど、それに縛られて視野が狭くなるのはもったいないよね。
とはいっても、未だに流行のJ-POPとかには少し抵抗はあるんだけど。いやはや、まだまだ僕も厨二病だよ」
女「ふむ、できればその広く寛大な視野を、私の唇にも適応してくれると助かるんだがな」
男「何言ってるのさ、適応してるからこそこうしていつも一緒に居るんじゃない」
女「……むぅ。その割には悪口がすぐ口を突くのはどうしてだ?」
男「それはほら、似たもの同士って事だよ。とりもなおさず、どっちも口が悪いってことさ」
女「そ、そんな妙なところだけ似てもなぁ……(///)」
>>119-120
ありがとうございます。
最近色々と思うところがあって心がぽっきり折れそうでしたが、
その言葉でまだもうちょっとだけ頑張れそうです。
やぁ無情どっか行けよどうせ俺が馬鹿なんだろ」
女「ほう、良く気付いたな。自分馬鹿であることに気付く知能くらいは持ち合わせていたか。
なるほどこれがかのソクラテスが言った、無知の知という奴だな……」
男「ちっちっちっち、分からないかなぁ女さん。これ、有名なCMソングのAメロだよ。
ほら聞いた事が無い? 『どんなに~、頑張ってみても、どんなに愛しても』って?」
女「むぅ……。それは確かにテレビで流れているのを聞いたことはあるが……(///)」
男「えへへぇ、見事に引っかかったね。って、無理も無いよね、CMなんて一番良いとこしか使わないもの」
女「まぁ、CMにしろ何にしろサビの部分以外は、あれれこんなのだっけって感じのは多いよな。
あと全体を通してみると、思ってたのと全然違う歌詞だったりとか……」
男「歌詞じゃなくても前後で全然曲調が変わるのとかもあるよ。
例えばねえ、エリック・クラプトンの『いとしのレイラ』とか。
前半はあからさまに激しい曲調で、ギタージャンジャンかき鳴らして叫ぶように歌うんだけど、
後半からは一転して静かでメロディアスなしっとりとした曲調にガラッと変わるんだ」
女「ほーう、そういうのもあるのか」
男「かくいう僕も昔は、最初の方だけ聞いて後は飛ばしたりなんかしてたんだけどね。
けど、最近は後半のよさも分かるようになってきたというか、こだわらずに聞く余裕が出てきたっていうか……」
女「音楽の事は良く分からんが、偏見無くいろんな物に接するようになれたと言うのは良い事だろうな」
男「こだわりも大切だけど、それに縛られて視野が狭くなるのはもったいないよね。
とはいっても、未だに流行のJ-POPとかには少し抵抗はあるんだけど。いやはや、まだまだ僕も厨二病だよ」
女「ふむ、できればその広く寛大な視野を、私の唇にも適応してくれると助かるんだがな」
男「何言ってるのさ、適応してるからこそこうしていつも一緒に居るんじゃない」
女「……むぅ。その割には悪口がすぐ口を突くのはどうしてだ?」
男「それはほら、似たもの同士って事だよ。とりもなおさず、どっちも口が悪いってことさ」
女「そ、そんな妙なところだけ似てもなぁ……(///)」
>>119-120
ありがとうございます。
最近色々と思うところがあって心がぽっきり折れそうでしたが、
その言葉でまだもうちょっとだけ頑張れそうです。
男「つい一ヶ月前は彼岸花でいっぱいだったこの通りも、今は一面のコスモス畑か。
うーん、この淡い感じの桃色がなんともいえないよね。まさに秋って感じ」
女「そうそう、コスモスといえば、最近はチョコレートコスモスというのがあるそうでな。
見た目もチョコレートみたいにちょっと茶色くて、嗅げばチョコレートの香がするんだとか」
男「へー、そりゃなんとも美味しそうな……じゅるり」
女「なんでも食欲の秋につなげるな、馬鹿者が」コツン!!
男「あてっ! やだなぁ、冗談に決まってるじゃない」
男「好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い、好き、き……。
なしなし、ノーカウント!! 選んだ花が悪かった、というわけでもう一回やりなおし……」
女「こらこら悪戯に花を摘むな、せっかくこんなに綺麗に咲いてるのに可哀想だろ。
そもそも、コスモスの花びらは全部八枚だぞ。何べんやっても結果は同じだ」
男「えっ、そうなの? あっ、本当だ、良くみたら確かに全部八枚だ!!」
女「まったく、少し考えれば簡単に幸せが手に入るというのに……。
本当に馬鹿の鏡みたいな奴だな、お前という奴は。少しは頭を使え、頭を」
男「……頭だけじゃ幸せはつかめないよ。ちゃんとしたテクニックが無いと。
そう、綺麗に花びらを摘む……剥がすテクニックが……」
女「ほほう、またそんな眼で私の唇を見よって……。なんだ、私が剥くのがヘタクソとでも言いたいのか?
良いだろう、ならばそこで見ているが良い!! 私が本当の花占いと言う奴をお前に教えて……」ブヂッ
男「あーあー、言ってるそばから花びら破いちゃって。
なるほど、本当の花占いって言うのはずいぶんとワイルドかつアバウトなんですね……くすくす……」
女「なっ……こっ、これはっ……!! たまたま、たまたまだよっ!!
観てろ、もう一度落ち着いてやればちゃんと出来……」ブヂッ
男「おやおや、どうやら女さんは唇の皮だけじゃなく、
花びらを剥くのも苦手のようですにゃぁ……ぷぷっ、くすくすくす……」
女「……ぬっ、ヌガァーッ!!! おのれコスモス!! 植物風情が人間様を馬鹿にしおってぇっ!!
覚悟しろ、もはやその株に花は残らぬと思えっ!!(///)」ブヂッ ブヂッ ブヂヂッ!!
男「おやおや、ついに植物に責任転嫁ですか。おぉ、こわいこわい……」
女「……ブツブツ…………ブツブツ……」ブヂッ ブヂッ ブチッ ブヂッ
男「ねぇ、もうそろそろ暗くなってきたんだけど」
女「嫌い、嫌い、男なんて嫌い、大嫌い、キライ…………」ブヂッ ブヂヂッ ブヂッ ブヂッ
男「酷い事言って悪かったよう。謝るから機嫌直してよ……」
女「やだぁっ、ちゃんとできるまで絶対帰らない……絶対に、帰らないんだからぁっ!!」ブヂッ!! ブヂ゙ッ!! ブヂッ!!
うーん、この淡い感じの桃色がなんともいえないよね。まさに秋って感じ」
女「そうそう、コスモスといえば、最近はチョコレートコスモスというのがあるそうでな。
見た目もチョコレートみたいにちょっと茶色くて、嗅げばチョコレートの香がするんだとか」
男「へー、そりゃなんとも美味しそうな……じゅるり」
女「なんでも食欲の秋につなげるな、馬鹿者が」コツン!!
男「あてっ! やだなぁ、冗談に決まってるじゃない」
男「好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い、好き、き……。
なしなし、ノーカウント!! 選んだ花が悪かった、というわけでもう一回やりなおし……」
女「こらこら悪戯に花を摘むな、せっかくこんなに綺麗に咲いてるのに可哀想だろ。
そもそも、コスモスの花びらは全部八枚だぞ。何べんやっても結果は同じだ」
男「えっ、そうなの? あっ、本当だ、良くみたら確かに全部八枚だ!!」
女「まったく、少し考えれば簡単に幸せが手に入るというのに……。
本当に馬鹿の鏡みたいな奴だな、お前という奴は。少しは頭を使え、頭を」
男「……頭だけじゃ幸せはつかめないよ。ちゃんとしたテクニックが無いと。
そう、綺麗に花びらを摘む……剥がすテクニックが……」
女「ほほう、またそんな眼で私の唇を見よって……。なんだ、私が剥くのがヘタクソとでも言いたいのか?
良いだろう、ならばそこで見ているが良い!! 私が本当の花占いと言う奴をお前に教えて……」ブヂッ
男「あーあー、言ってるそばから花びら破いちゃって。
なるほど、本当の花占いって言うのはずいぶんとワイルドかつアバウトなんですね……くすくす……」
女「なっ……こっ、これはっ……!! たまたま、たまたまだよっ!!
観てろ、もう一度落ち着いてやればちゃんと出来……」ブヂッ
男「おやおや、どうやら女さんは唇の皮だけじゃなく、
花びらを剥くのも苦手のようですにゃぁ……ぷぷっ、くすくすくす……」
女「……ぬっ、ヌガァーッ!!! おのれコスモス!! 植物風情が人間様を馬鹿にしおってぇっ!!
覚悟しろ、もはやその株に花は残らぬと思えっ!!(///)」ブヂッ ブヂッ ブヂヂッ!!
男「おやおや、ついに植物に責任転嫁ですか。おぉ、こわいこわい……」
女「……ブツブツ…………ブツブツ……」ブヂッ ブヂッ ブチッ ブヂッ
男「ねぇ、もうそろそろ暗くなってきたんだけど」
女「嫌い、嫌い、男なんて嫌い、大嫌い、キライ…………」ブヂッ ブヂヂッ ブヂッ ブヂッ
男「酷い事言って悪かったよう。謝るから機嫌直してよ……」
女「やだぁっ、ちゃんとできるまで絶対帰らない……絶対に、帰らないんだからぁっ!!」ブヂッ!! ブヂ゙ッ!! ブヂッ!!
男「そうそう、前に枝豆取りに行った時ずんだもちの話が出たでしょう。
あの後調べてみたんだけど、結構簡単に作れるらしいよ、ずんだもちって」
女「ほう。そんなに簡単なのか?」
男「うん。普通に枝豆茹でて、鞘から取り出して、薄皮をむいて。
剥いた枝豆をすり鉢で潰す、もしくはフードプロセッサーにかけて、
砂糖とちょっとの塩を混ぜたらずんだの完成。あとはお餅に絡めるだけ」
女「ほー。なんだ、別に宮城の郷土料理という割には、どこでも作れそうな調理法だな」
男「どういう経緯でこんなのを作ろうと思ったのか実に気になるよね。
そうそう、経緯といえば、ずんだという名前の語源には色々な説があってね。
『豆を打つ』→『豆打』→『ずだ』→『ずんだ』となったという説が有力なんだけど、
かの東北の奸雄伊達政宗が、陣太刀で枝豆を砕いて食べた事から、
『陣太刀』→『じんたち』→『ずんだ』になったとも言われてるんだ」
女「陣太刀とはなんだ? いやまぁ、おおよそ刀である事は想像は付くが……。
ふむ、しかしわざわざ刀を使って枝豆を砕く必要なんてあるのか?
別に、そのまま食べれば良いじゃないか。なんでそんな面倒くさい事を……」
男「まぁ、伊達政宗説は信憑性低いらしいからね。
本当だったとしたら、戦国時代だし色々ストレスとかもあったんじゃないの。
それで、枝豆潰す事でストレス解消してたとか。ほら、包装紙のプチプチ潰すみたいにさ」
女「……枝豆潰してストレス解消する戦国武将。それはそれでなんか嫌だなぁ」
男「というわけで、今からうちに来てストレス解消でもしない?
こうチュルッチュルッと、枝豆の薄皮を剥くの手伝ってよ。
ほら、薄皮って言うか唇の皮って言うか、普段から剥きなれてるでしょ女さん?」
女「……つい最近、剥くのヘタとか言ったくせに」ボソ
男「うえっ!? まだコスモスの事を根に持って!?」
女「食べたいなら自分でやれば良いじゃない。私は別に食べたくないもん。ふんっ……」
男「あぁもう、そんないじけないでよ!! 今回は褒めてるっぽいニュアンスで弄ったじゃんかぁ!!
もうっ、普段は態度も口調も大人っぽいくせに、なんで時々急にしおらしくなるかなぁ」
女「……女の子なんて一皮剥いたらみんなこんなものよ。
繊細で、傷つきやすくて、心はいつも不安でいっぱいなんだから……」
男「なに? それは、枝豆剥くのとかけた駄洒……ワギャギャァーッ!!」
あの後調べてみたんだけど、結構簡単に作れるらしいよ、ずんだもちって」
女「ほう。そんなに簡単なのか?」
男「うん。普通に枝豆茹でて、鞘から取り出して、薄皮をむいて。
剥いた枝豆をすり鉢で潰す、もしくはフードプロセッサーにかけて、
砂糖とちょっとの塩を混ぜたらずんだの完成。あとはお餅に絡めるだけ」
女「ほー。なんだ、別に宮城の郷土料理という割には、どこでも作れそうな調理法だな」
男「どういう経緯でこんなのを作ろうと思ったのか実に気になるよね。
そうそう、経緯といえば、ずんだという名前の語源には色々な説があってね。
『豆を打つ』→『豆打』→『ずだ』→『ずんだ』となったという説が有力なんだけど、
かの東北の奸雄伊達政宗が、陣太刀で枝豆を砕いて食べた事から、
『陣太刀』→『じんたち』→『ずんだ』になったとも言われてるんだ」
女「陣太刀とはなんだ? いやまぁ、おおよそ刀である事は想像は付くが……。
ふむ、しかしわざわざ刀を使って枝豆を砕く必要なんてあるのか?
別に、そのまま食べれば良いじゃないか。なんでそんな面倒くさい事を……」
男「まぁ、伊達政宗説は信憑性低いらしいからね。
本当だったとしたら、戦国時代だし色々ストレスとかもあったんじゃないの。
それで、枝豆潰す事でストレス解消してたとか。ほら、包装紙のプチプチ潰すみたいにさ」
女「……枝豆潰してストレス解消する戦国武将。それはそれでなんか嫌だなぁ」
男「というわけで、今からうちに来てストレス解消でもしない?
こうチュルッチュルッと、枝豆の薄皮を剥くの手伝ってよ。
ほら、薄皮って言うか唇の皮って言うか、普段から剥きなれてるでしょ女さん?」
女「……つい最近、剥くのヘタとか言ったくせに」ボソ
男「うえっ!? まだコスモスの事を根に持って!?」
女「食べたいなら自分でやれば良いじゃない。私は別に食べたくないもん。ふんっ……」
男「あぁもう、そんないじけないでよ!! 今回は褒めてるっぽいニュアンスで弄ったじゃんかぁ!!
もうっ、普段は態度も口調も大人っぽいくせに、なんで時々急にしおらしくなるかなぁ」
女「……女の子なんて一皮剥いたらみんなこんなものよ。
繊細で、傷つきやすくて、心はいつも不安でいっぱいなんだから……」
男「なに? それは、枝豆剥くのとかけた駄洒……ワギャギャァーッ!!」
おお投下キター
豆打でズダ→ずんだか
枝豆と大豆のときはホントに神だと思ったもんだ
まとめ欲しくなってくるな
豆打でズダ→ずんだか
枝豆と大豆のときはホントに神だと思ったもんだ
まとめ欲しくなってくるな
男「よくさぁ、お菓子とかの宣伝とかで見かけるけど、『モンドセレクション』っていったい何なの?
フランス菓子職人モンドさんが選んだ、このスイーツ(笑)を作ったのは誰だー!! とかそういうの?」
女「それだとモンドさん、スイーツ(笑)作ったパティシエを首にしちゃうから駄目だろ。
ふむ、Wikipediaによるとだな、ベルギーにある民間組織による食品審査みたいな物の様だな。
その食品の味や衛生面、原材料なんかを吟味して、その質を点数化するんだと」
男「へぇ、食品審査ねぇ……。けど、よく金賞受賞とかCMで言ってない?」
女「あぁ、その点数によって、特別金賞、金賞、銀賞、銅賞がその菓子に授与されるんだ。
だから、特別金賞・金賞のお菓子も複数存在して、
受賞と書いてあるからと言って、世界で一番美味しいお菓子ってわけでもないんだよ」
男「うーん、それってなんだか名前に騙された感じがするなぁ」
女「そんな事は無いぞ。民間の機関だけあって、審査自体はきっちりやってる。
特別金賞の合格ラインは100点から95点。金賞は95点から85点。
ほれ、馬鹿のお前ならこの点数取るのがいかに難しいか、嫌というほど分かるだろう?」
男「うっ、うーん、確かに。というか、取った事無いよそんな点数……。
そっか、つまり世界的に見てもトップクラスの美味しさを保障しますよって、
そういう事が言いたい訳なんだね、この『モンドセレクション』って奴は」
女「うむ、まぁかいつまんで言うとそういう事だな。
ちなみに、金賞以上を三年連続で受賞すると国際優秀品質賞という物をもらえてな、
受賞年度を一緒に記載すれば永久に使えるんだそうだ」
男「なるほど、つまり三年どころじゃなく荒れっぱなしの女さんの唇は、
もはや国際優秀品質賞並……あへへへへへへへっ(あてててててててっ)!!」
女「はぁ、お前の馬鹿は流石にグローバル化すると拙いだろ。
どれ仕方ない、これ以上馬鹿なことがいえぬようにその舌を引っこ抜いてやるとするか……」
>>125
他に書いている人も少ないし、まとめていただく程の物でも無いかと
ただ、まとめ欲しいなんて言われたのは初めてなので、気持ちは非常にありがたいですし嬉しいです
俺としては、こうしてまったり書ければそれで満足ですので、今はこれで充分ですよ
フランス菓子職人モンドさんが選んだ、このスイーツ(笑)を作ったのは誰だー!! とかそういうの?」
女「それだとモンドさん、スイーツ(笑)作ったパティシエを首にしちゃうから駄目だろ。
ふむ、Wikipediaによるとだな、ベルギーにある民間組織による食品審査みたいな物の様だな。
その食品の味や衛生面、原材料なんかを吟味して、その質を点数化するんだと」
男「へぇ、食品審査ねぇ……。けど、よく金賞受賞とかCMで言ってない?」
女「あぁ、その点数によって、特別金賞、金賞、銀賞、銅賞がその菓子に授与されるんだ。
だから、特別金賞・金賞のお菓子も複数存在して、
受賞と書いてあるからと言って、世界で一番美味しいお菓子ってわけでもないんだよ」
男「うーん、それってなんだか名前に騙された感じがするなぁ」
女「そんな事は無いぞ。民間の機関だけあって、審査自体はきっちりやってる。
特別金賞の合格ラインは100点から95点。金賞は95点から85点。
ほれ、馬鹿のお前ならこの点数取るのがいかに難しいか、嫌というほど分かるだろう?」
男「うっ、うーん、確かに。というか、取った事無いよそんな点数……。
そっか、つまり世界的に見てもトップクラスの美味しさを保障しますよって、
そういう事が言いたい訳なんだね、この『モンドセレクション』って奴は」
女「うむ、まぁかいつまんで言うとそういう事だな。
ちなみに、金賞以上を三年連続で受賞すると国際優秀品質賞という物をもらえてな、
受賞年度を一緒に記載すれば永久に使えるんだそうだ」
男「なるほど、つまり三年どころじゃなく荒れっぱなしの女さんの唇は、
もはや国際優秀品質賞並……あへへへへへへへっ(あてててててててっ)!!」
女「はぁ、お前の馬鹿は流石にグローバル化すると拙いだろ。
どれ仕方ない、これ以上馬鹿なことがいえぬようにその舌を引っこ抜いてやるとするか……」
>>125
他に書いている人も少ないし、まとめていただく程の物でも無いかと
ただ、まとめ欲しいなんて言われたのは初めてなので、気持ちは非常にありがたいですし嬉しいです
俺としては、こうしてまったり書ければそれで満足ですので、今はこれで充分ですよ
男「傭兵、それは男の憧れ。男の浪漫。
自分の腕一本を頼りに戦場を渡り歩く一匹狼!! 腕次第で金も地位も思いのまま!!
俺を雇いたいだって? 幾ら出せる? 100万? もちろんドルだろうなぁ……。
なんつって、なんつって!! くーっ、カッコいいなぁ憧れるなぁ……!!」
女「ところがどっこい、現実はそう甘くないんだなぁこれが。
金も地位も思いのままなんて嘘っ八と、声高らかに唱える日本人の元傭兵が居るのをご存知か?」
男「へっ、そんな人居るの!? というか、日本人なのに傭兵になれるの?」
女「なれるさ、その筋の人間の紹介と確かな腕、そしてどうあっても辞めないという強い意志さえあればな。
とまぁそんな事を、その元傭兵こと高部正樹先生は自著の中で語ってらっしゃる。
そもそも、傭兵なんて小説の中だけの物だと思ったら大間違い。Wikipediaで引くだけでも、
三人の日本人の元傭兵の名前が挙がっているんだぞ。確かに、傭兵というのは今この瞬、世界に間存在しているんだ」
男「……それで、金も地位も思いのままってのが嘘っ八っていうのは、いったいどうしてなのさ?
傭兵って、本来参加しなくても良い戦争に、高額な金銭を貰って参加するとかそういうのじゃないの」
女「逆に聞くがな。傭兵を雇わないといけないくらいに切迫している国が、高額な金銭を捻出できると思うか?」
男「……あっ」
女「ということだよ。つまりだ、そもそも傭兵という物は劣勢に陥って居る国が雇う物なんだよ。
そんな国が雇うんだ、パイロットだとか軍事顧問だとか、それ相応の技術を持ってる人間は別かも知れんが、
鉄砲持ってドンパチ戦うような兵卒は、温泉宿でバイトしたほうが実入りは良いんだとさ」
男「そんな、それじゃいったい何のために戦いに行くんだよ」
女「曰く、『誇りの為』、だとさ。どうだ、それでもまだ傭兵なんぞに憧れるか?」
男「…………」
女「高部先生も自著の中で、金銭的な話をすると大抵の志願者が腰を引けると言っていた。
まぁ、協調性の無いお前の事だ。行った所で、誰かの恨みを買って後からズドンが関の山だろう。
ならなくて正解だよ。いや、なってくれるな。お前にむざむざ死なれては、私がかなわんからな」
男「女さん……」
女「ふんっ! せいぜい、傭兵より実入りの良い仕事をして、私を楽させる事だな(///)」
男「……うん。きたよ、すごく心にずどんときたよ。
さすが女さん、幾多の戦場を駆け抜けてきた歴戦の兵の如く、
顔に傷、もとい唇の皮がめくれにめくれ上がってるだけはあるね……あいてーっ!!」
【参考】 ttp://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/youhei/youhei.htm
【チラ裏】 高部先生の著書は個人的に好きなので、
ミリオタでも無いのに立ち寄った図書館で見つけるたびに読んでるんだけど、実際の所どうなんだろう。
他に比較対象が無い(俺が知らない)ので、これが本当に傭兵の真実かと言われると疑問なんだよなぁ。
傭兵は薄給とか言ってるけど、(スキル的に)高部先生がそういう所でしか働けないだけなんじゃ……とも、思う。
自分の腕一本を頼りに戦場を渡り歩く一匹狼!! 腕次第で金も地位も思いのまま!!
俺を雇いたいだって? 幾ら出せる? 100万? もちろんドルだろうなぁ……。
なんつって、なんつって!! くーっ、カッコいいなぁ憧れるなぁ……!!」
女「ところがどっこい、現実はそう甘くないんだなぁこれが。
金も地位も思いのままなんて嘘っ八と、声高らかに唱える日本人の元傭兵が居るのをご存知か?」
男「へっ、そんな人居るの!? というか、日本人なのに傭兵になれるの?」
女「なれるさ、その筋の人間の紹介と確かな腕、そしてどうあっても辞めないという強い意志さえあればな。
とまぁそんな事を、その元傭兵こと高部正樹先生は自著の中で語ってらっしゃる。
そもそも、傭兵なんて小説の中だけの物だと思ったら大間違い。Wikipediaで引くだけでも、
三人の日本人の元傭兵の名前が挙がっているんだぞ。確かに、傭兵というのは今この瞬、世界に間存在しているんだ」
男「……それで、金も地位も思いのままってのが嘘っ八っていうのは、いったいどうしてなのさ?
傭兵って、本来参加しなくても良い戦争に、高額な金銭を貰って参加するとかそういうのじゃないの」
女「逆に聞くがな。傭兵を雇わないといけないくらいに切迫している国が、高額な金銭を捻出できると思うか?」
男「……あっ」
女「ということだよ。つまりだ、そもそも傭兵という物は劣勢に陥って居る国が雇う物なんだよ。
そんな国が雇うんだ、パイロットだとか軍事顧問だとか、それ相応の技術を持ってる人間は別かも知れんが、
鉄砲持ってドンパチ戦うような兵卒は、温泉宿でバイトしたほうが実入りは良いんだとさ」
男「そんな、それじゃいったい何のために戦いに行くんだよ」
女「曰く、『誇りの為』、だとさ。どうだ、それでもまだ傭兵なんぞに憧れるか?」
男「…………」
女「高部先生も自著の中で、金銭的な話をすると大抵の志願者が腰を引けると言っていた。
まぁ、協調性の無いお前の事だ。行った所で、誰かの恨みを買って後からズドンが関の山だろう。
ならなくて正解だよ。いや、なってくれるな。お前にむざむざ死なれては、私がかなわんからな」
男「女さん……」
女「ふんっ! せいぜい、傭兵より実入りの良い仕事をして、私を楽させる事だな(///)」
男「……うん。きたよ、すごく心にずどんときたよ。
さすが女さん、幾多の戦場を駆け抜けてきた歴戦の兵の如く、
顔に傷、もとい唇の皮がめくれにめくれ上がってるだけはあるね……あいてーっ!!」
【参考】 ttp://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/youhei/youhei.htm
【チラ裏】 高部先生の著書は個人的に好きなので、
ミリオタでも無いのに立ち寄った図書館で見つけるたびに読んでるんだけど、実際の所どうなんだろう。
他に比較対象が無い(俺が知らない)ので、これが本当に傭兵の真実かと言われると疑問なんだよなぁ。
傭兵は薄給とか言ってるけど、(スキル的に)高部先生がそういう所でしか働けないだけなんじゃ……とも、思う。
唇は凄絶な荒れようだなwww
傭兵は薄給ってのは昔からじゃないすかね
平時は訓練か山賊、海賊みたいなもんだし
傭兵は薄給ってのは昔からじゃないすかね
平時は訓練か山賊、海賊みたいなもんだし
>>128続き
女「そうそう、ついでだから15年働くだけでフランス国籍と年金を得る方法を教えてやろう」
男「おいおい傭兵の話からいきなり飛びすぎじゃない?
けど、15年働くだけで年金が受給されるってのは良いねえ。いったい、どうやるのさ?」
女「いやちっとも遠くなっておらんぞ。なんといっても、その働く内容が傭兵と大差ないからな。
そう、ズバリその方法とは、フランス国営の名門傭兵育成機関『フランス軍外人部隊』に所属する事だ!!」
男「フランス軍外人部隊? なにそれ、国家公認の傭兵部隊みたいなもの?」
女「厳密に言えば傭兵ではないんだが、まぁそんな物だな。
脱走者も少なくない厳しい訓練で有名だが、その反面傭兵達の登竜門的な役割も果たしている組織でな。
ここでの経歴を持って、今流行っている民間軍事会社に就職したりするらしい。
名のある傭兵で一時期ここに所属していた者も多いそうだ……」
男「ほへー。そっか、やっぱりなろうと思えば慣れるもんなんだ、傭兵って……」
女「まぁある程度の素養は必要だがな。健康的である事、持久力がある事は言わずもがな。
戦場で眼鏡眼鏡とやられても困るから、ある程度は裸眼での視力も要求される。
なにより、フランス人の上官や部隊の仲間達とコミュニケーションを取る為にも語学力は必要不可欠だ。
とまぁそういうわけだから、馬鹿のお前では門前払いも良い所だろう。素直に、宮勤めでも目指した方が良いと思うぞ」
男「それを言うなら女さんだって、唇がみるからに不健康そうだし門前払いされ……いひゃいっいひゃいっ!!」
男「ところでさっき、厳密には傭兵じゃないみたいな事言ってたけど、何がどう違うの?」
女「うむ、それを言うと傭兵の定義から話さなくちゃならなくなるんだが……。
まぁ実害だけを例に挙げれば、捕虜になったとき外人部隊の兵士は捕虜としての権利を受けられる。
対して傭兵はそもそもその存在自体禁止されているので、捕虜としての権利を受けられない」
男「……えと? つまり、どういう事?」
女「捕虜になるとほれ尋問なんてのがあるだろ。それが行き過ぎると拷問・虐待になるんだが……。
基本的にジュネーブ条約では、捕虜を死に至らしめたり、健康を損なわせる行為を禁止している。
だが、傭兵はそれが適用されない。そもそも、存在しちゃいけないモノだから。
なので捕まえた傭兵を転がすも生かすも、捕まえた奴次第という事になるんだ……」
男「それじゃ、どこぞの捕虜収容上で行われた虐待行為とかを受けても、文句の一つも言えないってこと?」
女「そういう事になる。まぁ、傭兵でなくても受けるときには受けるのだろうが、確率は高くなるわな。
それに、相手がやられても文句がいえないとなれば、俄然そのやり口も荒くなるというもの……。
どれ、ちょっと自分が拷問される様でも想像してみろ。捕まったとはいえ、そうはなりたく無いだろう?」
男「……あぁっ、そんな!! ナイフで唇の皮を抉るだなんて、酷い酷すぎる!!
くそうそんなごっそり抉られたら、女さんの唇みたいじゃないか!! しかも、ご丁寧に端に皮を残して……」
女「なんでそんな微妙な拷問方法を思いつくんだよ。あてつけか? あてつけなのか? えぇっ、こらぁっ!?
というか、人の唇を拷問受けた後扱いって……キサマ…………!!」
【参考】 ttp://www.taisa01.com/index.htm
>>129
中世の傭兵は、金貰うだけ貰って正規戦ではほとんど何もせず
味方が優勢の時だけ我先にと略奪を行う、とかどっかで見た覚えが
やっぱ傭兵ってのはそんなもんなのかなぁ……
女「そうそう、ついでだから15年働くだけでフランス国籍と年金を得る方法を教えてやろう」
男「おいおい傭兵の話からいきなり飛びすぎじゃない?
けど、15年働くだけで年金が受給されるってのは良いねえ。いったい、どうやるのさ?」
女「いやちっとも遠くなっておらんぞ。なんといっても、その働く内容が傭兵と大差ないからな。
そう、ズバリその方法とは、フランス国営の名門傭兵育成機関『フランス軍外人部隊』に所属する事だ!!」
男「フランス軍外人部隊? なにそれ、国家公認の傭兵部隊みたいなもの?」
女「厳密に言えば傭兵ではないんだが、まぁそんな物だな。
脱走者も少なくない厳しい訓練で有名だが、その反面傭兵達の登竜門的な役割も果たしている組織でな。
ここでの経歴を持って、今流行っている民間軍事会社に就職したりするらしい。
名のある傭兵で一時期ここに所属していた者も多いそうだ……」
男「ほへー。そっか、やっぱりなろうと思えば慣れるもんなんだ、傭兵って……」
女「まぁある程度の素養は必要だがな。健康的である事、持久力がある事は言わずもがな。
戦場で眼鏡眼鏡とやられても困るから、ある程度は裸眼での視力も要求される。
なにより、フランス人の上官や部隊の仲間達とコミュニケーションを取る為にも語学力は必要不可欠だ。
とまぁそういうわけだから、馬鹿のお前では門前払いも良い所だろう。素直に、宮勤めでも目指した方が良いと思うぞ」
男「それを言うなら女さんだって、唇がみるからに不健康そうだし門前払いされ……いひゃいっいひゃいっ!!」
男「ところでさっき、厳密には傭兵じゃないみたいな事言ってたけど、何がどう違うの?」
女「うむ、それを言うと傭兵の定義から話さなくちゃならなくなるんだが……。
まぁ実害だけを例に挙げれば、捕虜になったとき外人部隊の兵士は捕虜としての権利を受けられる。
対して傭兵はそもそもその存在自体禁止されているので、捕虜としての権利を受けられない」
男「……えと? つまり、どういう事?」
女「捕虜になるとほれ尋問なんてのがあるだろ。それが行き過ぎると拷問・虐待になるんだが……。
基本的にジュネーブ条約では、捕虜を死に至らしめたり、健康を損なわせる行為を禁止している。
だが、傭兵はそれが適用されない。そもそも、存在しちゃいけないモノだから。
なので捕まえた傭兵を転がすも生かすも、捕まえた奴次第という事になるんだ……」
男「それじゃ、どこぞの捕虜収容上で行われた虐待行為とかを受けても、文句の一つも言えないってこと?」
女「そういう事になる。まぁ、傭兵でなくても受けるときには受けるのだろうが、確率は高くなるわな。
それに、相手がやられても文句がいえないとなれば、俄然そのやり口も荒くなるというもの……。
どれ、ちょっと自分が拷問される様でも想像してみろ。捕まったとはいえ、そうはなりたく無いだろう?」
男「……あぁっ、そんな!! ナイフで唇の皮を抉るだなんて、酷い酷すぎる!!
くそうそんなごっそり抉られたら、女さんの唇みたいじゃないか!! しかも、ご丁寧に端に皮を残して……」
女「なんでそんな微妙な拷問方法を思いつくんだよ。あてつけか? あてつけなのか? えぇっ、こらぁっ!?
というか、人の唇を拷問受けた後扱いって……キサマ…………!!」
【参考】 ttp://www.taisa01.com/index.htm
>>129
中世の傭兵は、金貰うだけ貰って正規戦ではほとんど何もせず
味方が優勢の時だけ我先にと略奪を行う、とかどっかで見た覚えが
やっぱ傭兵ってのはそんなもんなのかなぁ……
今夜も乙でし!
殺すよりもきつい「転がす」を見てみたいwすいません冗談ですw
で、その拷問はリアルに使えそうだなと思った野蛮人ですた
傭兵はあれだな、現代ではゴルゴ13的な何かかな
現在でも中東なんかでは結構非正規部隊あるらしいね
殺すよりもきつい「転がす」を見てみたいwすいません冗談ですw
で、その拷問はリアルに使えそうだなと思った野蛮人ですた
傭兵はあれだな、現代ではゴルゴ13的な何かかな
現在でも中東なんかでは結構非正規部隊あるらしいね
女「ふむ。お前が珍しく、本ッ当に珍しく私に対して優しい口調でお菓子を挙げるって言うから、
なんだ優しい所もあるじゃないかと半ば感心して手を出したというのに……よりによってこのお菓子か」
つ【赤い輪っかのスナック菓子】
女「あれか、私の唇を真っ赤に腫上がらせて、痛みにのた打ち回る姿でも見たいのか?
それとも真っ赤に腫上がった唇を指差して、「お菓子とそっくりだ」とでも言いたいのか? ああん、どうなんだ?」
男「いはいいはいいはいへふ……ふひひるひっははれはらほはへはれはへんっへ!!
(いたいいたいいたいです……くちびるひっぱられたら答えられませんって!!)
も~、そんなんじゃないよ。季節限定で面白そうな味がでてたから、一つどうかなーと思ってあげたの。
ほらっこれこれ、このいつもと違う青いパッケージが眼に入らぬかーっ!!」
女「ほう、超暴君○バ○ロヒヤヒヤの夏、とな?」
男「そう、辛くてホットなハバネロに、爽やかでクールなメントールを加えた、冷た辛いという訳わかめな一品!!
口の中がメントールですっとしたかと思うと、次の瞬間ハバネロで大炎上!! このカウンターはちょっと癖になっちゃうよ!?」
女「なんでこのハバネロと言う奴は、サボテンだのチキンカレーだの変な味を次から次へと。
あぁ、目の前に居る馬鹿みたいな奴等が面白がって買うからか。まったく、まんまと会社に踊らされて情けな……」
男「どうかな? メントールってリップクリームにも含まれてるから、女さんでも食べれるかと思ったんだけど?」
女「いっ!? ちょっ、ちょっと待て、まさかそんな理由でそのくだらないお菓子を買ったのか?」
男「いやいや、女さんの言うとおり期間限定という常套句にやられただけだよ。
けどさぁ、やっぱり一緒に食べたほうが美味しいじゃない、こういう変わったお菓子ってさぁ?
ねっ、だからさ、食べても唇が大丈夫か試してみてよ。ほらっ、はやくぅ……」
女「……むぅ、唇に悪い悪くないの以前に、辛い物は苦手だと前に言ったろうに。
なのにそんな風に言われては……、食わないわけにはいかないだろ、常考……(///)」
女「ほっ!!(お菓子を上に投げる掛け声) パクッ!!(口の中にホールインワンした音) モグモグモグ……」
男「お上手お上手。凄いねえ、さっきから百発百中じゃない、どこでそんなテクニック身につけたのさ?」
女「ん……。まぁ、必要以上に唇に物を触れさせないようにと心がけていたら自然とな」
男「あぁ、なるほど、意図してやる気はなかったが身を守る為に仕方なくという訳か。
なんか物語の主人公みたいで格好良いね。降りかかる火の粉は払う、って感じで……あてぇっ!!」
女「茶化すな。これでも切実なんだよ……まったく!!」
男「えへへ、ごめんごめん。よーし、それじゃ僕も一つ挑戦してみるかなぁ!! そーれ、ポイっとな!!」
女「馴れないことはやめておいたほうが良いと思うぞ」
男「大丈夫大丈夫。女さんに出来て僕に出来ない事もな……い゙ぃ゙っ!?
ぎゃっ、ぎゃぁぁあっ!! 眼にっ、眼にハ○ネロがっ入って、火を噴かんばかりの……!!」
女「だから、やめとけと言ったじゃないか。ほらほら、落ち着け、まず落ち着けって……」
なんだ優しい所もあるじゃないかと半ば感心して手を出したというのに……よりによってこのお菓子か」
つ【赤い輪っかのスナック菓子】
女「あれか、私の唇を真っ赤に腫上がらせて、痛みにのた打ち回る姿でも見たいのか?
それとも真っ赤に腫上がった唇を指差して、「お菓子とそっくりだ」とでも言いたいのか? ああん、どうなんだ?」
男「いはいいはいいはいへふ……ふひひるひっははれはらほはへはれはへんっへ!!
(いたいいたいいたいです……くちびるひっぱられたら答えられませんって!!)
も~、そんなんじゃないよ。季節限定で面白そうな味がでてたから、一つどうかなーと思ってあげたの。
ほらっこれこれ、このいつもと違う青いパッケージが眼に入らぬかーっ!!」
女「ほう、超暴君○バ○ロヒヤヒヤの夏、とな?」
男「そう、辛くてホットなハバネロに、爽やかでクールなメントールを加えた、冷た辛いという訳わかめな一品!!
口の中がメントールですっとしたかと思うと、次の瞬間ハバネロで大炎上!! このカウンターはちょっと癖になっちゃうよ!?」
女「なんでこのハバネロと言う奴は、サボテンだのチキンカレーだの変な味を次から次へと。
あぁ、目の前に居る馬鹿みたいな奴等が面白がって買うからか。まったく、まんまと会社に踊らされて情けな……」
男「どうかな? メントールってリップクリームにも含まれてるから、女さんでも食べれるかと思ったんだけど?」
女「いっ!? ちょっ、ちょっと待て、まさかそんな理由でそのくだらないお菓子を買ったのか?」
男「いやいや、女さんの言うとおり期間限定という常套句にやられただけだよ。
けどさぁ、やっぱり一緒に食べたほうが美味しいじゃない、こういう変わったお菓子ってさぁ?
ねっ、だからさ、食べても唇が大丈夫か試してみてよ。ほらっ、はやくぅ……」
女「……むぅ、唇に悪い悪くないの以前に、辛い物は苦手だと前に言ったろうに。
なのにそんな風に言われては……、食わないわけにはいかないだろ、常考……(///)」
女「ほっ!!(お菓子を上に投げる掛け声) パクッ!!(口の中にホールインワンした音) モグモグモグ……」
男「お上手お上手。凄いねえ、さっきから百発百中じゃない、どこでそんなテクニック身につけたのさ?」
女「ん……。まぁ、必要以上に唇に物を触れさせないようにと心がけていたら自然とな」
男「あぁ、なるほど、意図してやる気はなかったが身を守る為に仕方なくという訳か。
なんか物語の主人公みたいで格好良いね。降りかかる火の粉は払う、って感じで……あてぇっ!!」
女「茶化すな。これでも切実なんだよ……まったく!!」
男「えへへ、ごめんごめん。よーし、それじゃ僕も一つ挑戦してみるかなぁ!! そーれ、ポイっとな!!」
女「馴れないことはやめておいたほうが良いと思うぞ」
男「大丈夫大丈夫。女さんに出来て僕に出来ない事もな……い゙ぃ゙っ!?
ぎゃっ、ぎゃぁぁあっ!! 眼にっ、眼にハ○ネロがっ入って、火を噴かんばかりの……!!」
女「だから、やめとけと言ったじゃないか。ほらほら、落ち着け、まず落ち着けって……」
――昼休み
女「……こらっ!! 授業中、何をこそこそ隠れてやっているかと思えば、
駄目だろ学校にゲーム機なんて持ってきたら。見つかって没収されても知らんぞ」
男「大丈夫、大丈夫、そんな見つかる様なへましないって。
それに小・中学校じゃないんだから、これくらいの事誰でもやってるよ」
女「そうじゃなくてだな、お前は学校に遊びに来るのか勉強しに来るのか……。
はぁ、馬鹿のお前に何言っても無駄か、そんなだからテストの成績悪いんだよ、まったく」
男「そんなだから唇の皮も固いんだよ。もっとも、他にも色々固そうだけどね……。
痛ッ!! 痛い、イタイイタイ、ごめんなさい、ちょっと、調子乗りました、まさか本当に便p……ぷぎゃぁっ!!」
女「しかし、最近の携帯ゲーム機は小さくなったなぁ。そして、液晶も綺麗になった。
私らが子供の頃は、よくてモノクロ諧調×10色がカラー表示の限界だったというのに……」
男「ぶっちゃけ、変換するの面倒だからそのままやっちゃうよね。けど、あのハードが出た時は衝撃だったなぁ」
女「そうそう、携帯ゲームといえば『NE○GE○ポケット』『ワンダース○ン』。
あのハードと同じくらいの時期に出て、同じような感じでカラー化したけど、結局どっちも残らなかったなぁ」
男「なんかどこぞのハードの行く末を暗示されてるような。最近本社もパッとした噂聞かないし、大丈夫なのかな」
女「まぁ、『ゲーム○ア』のSE○Aも、今はカードゲームでがっつり盛り返したわけだし、何とかなるんじゃないかな?」
男「『ゲーム○ア』あったね、そんなハードも。あれは携帯するにはちょっと大きすぎる感じだったけど」
女「そんな事言ったら、あのハードの最初の型なんかもっと無理だろ。
ポケットにモンスター忍ばせるって大きさじゃねーぞー、って感じだ。まぁ、そう言いつつ持ち運んで遊んでたけど」
男「なんだい、なんだかんだで女さんもゲームやってるんじゃない」
女「そりゃまぁ私だってそのくらいは。ただ、もうお前も私も良い歳なんだから、けじめという物を」
男「そういうのは社会出てからきっちりやれば良いんだよ。学生の内は遊べるだけ遊ぶ、それが正しい学業なの!!
というわけで、さっそく二人で遊びましょう。テトリスはやった事あるよね? 待ってて、今ゲーム機借りてくるから」
女「あっ、ちょっと!! 誰がそんなのやると言った!! こらっ、戻って来いっ!!」
女「……また負けた。これで五連敗、通算十二敗」
男「……将棋もそうだったけど、女さんってこういうゲーム、お世辞言うのも気が引けるくらい弱いね」
女「だから私はやりたくないと言ったのだ。得意じゃないんだよ、対戦は……」
男「あぁあぁ、駄目だよ、そんな唇噛み締めちゃ。よけい荒れちゃうよ?」
女「だれのせいだぁ……ぐすん。くそおっ、見てろ、今度は絶対勝ってやるんだからなぁ!!」
男「あのさぁ、そろそろ午後の授業始……」
女「問答無用!! 手加減したら承知しないからなっ、分かったな!!」
女「……こらっ!! 授業中、何をこそこそ隠れてやっているかと思えば、
駄目だろ学校にゲーム機なんて持ってきたら。見つかって没収されても知らんぞ」
男「大丈夫、大丈夫、そんな見つかる様なへましないって。
それに小・中学校じゃないんだから、これくらいの事誰でもやってるよ」
女「そうじゃなくてだな、お前は学校に遊びに来るのか勉強しに来るのか……。
はぁ、馬鹿のお前に何言っても無駄か、そんなだからテストの成績悪いんだよ、まったく」
男「そんなだから唇の皮も固いんだよ。もっとも、他にも色々固そうだけどね……。
痛ッ!! 痛い、イタイイタイ、ごめんなさい、ちょっと、調子乗りました、まさか本当に便p……ぷぎゃぁっ!!」
女「しかし、最近の携帯ゲーム機は小さくなったなぁ。そして、液晶も綺麗になった。
私らが子供の頃は、よくてモノクロ諧調×10色がカラー表示の限界だったというのに……」
男「ぶっちゃけ、変換するの面倒だからそのままやっちゃうよね。けど、あのハードが出た時は衝撃だったなぁ」
女「そうそう、携帯ゲームといえば『NE○GE○ポケット』『ワンダース○ン』。
あのハードと同じくらいの時期に出て、同じような感じでカラー化したけど、結局どっちも残らなかったなぁ」
男「なんかどこぞのハードの行く末を暗示されてるような。最近本社もパッとした噂聞かないし、大丈夫なのかな」
女「まぁ、『ゲーム○ア』のSE○Aも、今はカードゲームでがっつり盛り返したわけだし、何とかなるんじゃないかな?」
男「『ゲーム○ア』あったね、そんなハードも。あれは携帯するにはちょっと大きすぎる感じだったけど」
女「そんな事言ったら、あのハードの最初の型なんかもっと無理だろ。
ポケットにモンスター忍ばせるって大きさじゃねーぞー、って感じだ。まぁ、そう言いつつ持ち運んで遊んでたけど」
男「なんだい、なんだかんだで女さんもゲームやってるんじゃない」
女「そりゃまぁ私だってそのくらいは。ただ、もうお前も私も良い歳なんだから、けじめという物を」
男「そういうのは社会出てからきっちりやれば良いんだよ。学生の内は遊べるだけ遊ぶ、それが正しい学業なの!!
というわけで、さっそく二人で遊びましょう。テトリスはやった事あるよね? 待ってて、今ゲーム機借りてくるから」
女「あっ、ちょっと!! 誰がそんなのやると言った!! こらっ、戻って来いっ!!」
女「……また負けた。これで五連敗、通算十二敗」
男「……将棋もそうだったけど、女さんってこういうゲーム、お世辞言うのも気が引けるくらい弱いね」
女「だから私はやりたくないと言ったのだ。得意じゃないんだよ、対戦は……」
男「あぁあぁ、駄目だよ、そんな唇噛み締めちゃ。よけい荒れちゃうよ?」
女「だれのせいだぁ……ぐすん。くそおっ、見てろ、今度は絶対勝ってやるんだからなぁ!!」
男「あのさぁ、そろそろ午後の授業始……」
女「問答無用!! 手加減したら承知しないからなっ、分かったな!!」
>>133続き
――放課後 職員室前の廊下
男「んでもって、あの後熱中しすぎて、チャイムより早く教室に入ってきた先生に見つかったと」
女「すまん、本当にすまんっ!! 私とした事がつい我を忘れて」
男「謝るなら、そのゲーム機の持ち主に謝ってあげて。
取り上げられた時、ユーミンみたいな顔してたから」
女「おいおい、それを言うならムー……。
いや、今の私はそんなツッコミ入れられる立場じゃなかったな……反省(猿のポーズ)」
男「それは本当に反省してるの?
……まぁ、幸いこうしてすぐに返してもらったわけだし、良かったじゃない。
あっ、噂をすればちょうど言い所に。おーい、ゲーム機返してもらえたよー!!」
女「……はぁ、なんという事だ。
こんな……、こんな恥かしい失態を、よりにもよってこの男の前で犯してしまうなんて。
あぁ、またこの唇の皮の様にねちねちと言われるのかと思うと、胃が……」
男「失礼な。唇の皮はあほ毛みたいなものだから僕も遠慮なく弄るけど、
今日みたいな人の失敗をあげつらって笑う程、僕は落ちぶれちゃいないよっ!!」
女「……アホ毛扱いなのか、私の唇はお前の中で。
というかこれは慰められたのか、それとも馬鹿にされたのか……。はぁ、鬱だ氏のう……」
男「そっ、そうそう!! 携帯ゲームといえば、ポケッ○ステーションやビジュ○ルメモリなんてのもあったね!!
あぁいう超小型の携帯ゲーム、最近見ないけどなんでなのかなぁ。個人的にはああいうのも好きなんだけど」
女「……単純に携帯電話で事が足りるからだろう?
話題を私が得意な薀蓄話に持って言って、機嫌を直そうという腹積もりか? まったく、考えの浅い奴め……」
男「そう言いつつ、いつもの高慢さが首をもたげてきたじゃないか。そうそう、やっぱり女さんはそうでなくっちゃ」
女「ふっふっふ、実はなぁ、それ以外にもまだもう一つあるのだよ。
他のハードに繋げて、ゲームをダウンロードする超小型の携帯ゲームが」
男「へー、そうなんだー、凄いねー、良く知ってるねー、さすがおんなさーん(棒読み)」
女「Leafが開発したPIECEというゲーム機でな、『うたわれ』や『痕』付録のミニゲームをインストールすることができる。
その上、ソフトウェアの開発環境が公開されているから、自作ソフトウェアも……うんたらかんたら」
男「(毎度思うんだけど、こんなに薀蓄語って喉渇かないのかな?
……あぁ、それで違うところが渇きに渇いてめくれあがってくるのか。納得)」
男「ん? ちょっと待って、何でエロゲの付録を知ってる、女子校生!?」
女「…………AHA☆」
男「……その唇でねこ口はいかがなものかと。あっ、ちょっ、何で殴るの!?」
女「……五月蝿い。キャラじゃないなとは私も思ったわ。いいから、忘れろ、この馬鹿ッ!!(///)」
――放課後 職員室前の廊下
男「んでもって、あの後熱中しすぎて、チャイムより早く教室に入ってきた先生に見つかったと」
女「すまん、本当にすまんっ!! 私とした事がつい我を忘れて」
男「謝るなら、そのゲーム機の持ち主に謝ってあげて。
取り上げられた時、ユーミンみたいな顔してたから」
女「おいおい、それを言うならムー……。
いや、今の私はそんなツッコミ入れられる立場じゃなかったな……反省(猿のポーズ)」
男「それは本当に反省してるの?
……まぁ、幸いこうしてすぐに返してもらったわけだし、良かったじゃない。
あっ、噂をすればちょうど言い所に。おーい、ゲーム機返してもらえたよー!!」
女「……はぁ、なんという事だ。
こんな……、こんな恥かしい失態を、よりにもよってこの男の前で犯してしまうなんて。
あぁ、またこの唇の皮の様にねちねちと言われるのかと思うと、胃が……」
男「失礼な。唇の皮はあほ毛みたいなものだから僕も遠慮なく弄るけど、
今日みたいな人の失敗をあげつらって笑う程、僕は落ちぶれちゃいないよっ!!」
女「……アホ毛扱いなのか、私の唇はお前の中で。
というかこれは慰められたのか、それとも馬鹿にされたのか……。はぁ、鬱だ氏のう……」
男「そっ、そうそう!! 携帯ゲームといえば、ポケッ○ステーションやビジュ○ルメモリなんてのもあったね!!
あぁいう超小型の携帯ゲーム、最近見ないけどなんでなのかなぁ。個人的にはああいうのも好きなんだけど」
女「……単純に携帯電話で事が足りるからだろう?
話題を私が得意な薀蓄話に持って言って、機嫌を直そうという腹積もりか? まったく、考えの浅い奴め……」
男「そう言いつつ、いつもの高慢さが首をもたげてきたじゃないか。そうそう、やっぱり女さんはそうでなくっちゃ」
女「ふっふっふ、実はなぁ、それ以外にもまだもう一つあるのだよ。
他のハードに繋げて、ゲームをダウンロードする超小型の携帯ゲームが」
男「へー、そうなんだー、凄いねー、良く知ってるねー、さすがおんなさーん(棒読み)」
女「Leafが開発したPIECEというゲーム機でな、『うたわれ』や『痕』付録のミニゲームをインストールすることができる。
その上、ソフトウェアの開発環境が公開されているから、自作ソフトウェアも……うんたらかんたら」
男「(毎度思うんだけど、こんなに薀蓄語って喉渇かないのかな?
……あぁ、それで違うところが渇きに渇いてめくれあがってくるのか。納得)」
男「ん? ちょっと待って、何でエロゲの付録を知ってる、女子校生!?」
女「…………AHA☆」
男「……その唇でねこ口はいかがなものかと。あっ、ちょっ、何で殴るの!?」
女「……五月蝿い。キャラじゃないなとは私も思ったわ。いいから、忘れろ、この馬鹿ッ!!(///)」
男「女さん、突然だけど今度の日曜日空いてる?
もし暇だったら僕と一緒にどっか行かない? いや、もし暇だったらで良いんだけどさぁ……(///)」
女「……別に日曜日は何も予定は無いが、いったいどこに行くつもりだ?
特に今月は見たい映画もないし、かと言って前の様に日がな一日サイクリングなんてのは嫌だぞ」
男「えーっ? サイクリング楽しいのに。それじゃぁ、二人で港に魚釣りに行くってのは……」
女「却下だ!! 何が楽しくてこの糞寒い時期に、潮風を浴びながらゴカイだのオキアミだので、
指先を汚さねばならんのだ!! もっと、デートならデートらしい場所を選べ!!」
男「そんな大声でデートデートって言わなくても良いじゃない、恥かしいなぁもぉ~(///)」
女「あぁもうっ、なんでこの馬鹿は、物事を自分の良い様に良い様に受け取るかなぁ……」
男「うーん、それじゃぁ、みんなの街のアミューズメントパークJUSC○に……」
女「本気で言っているのか!? 大体だな、デートに誘うなら誘うで、それなりに準備をしてから来い!!
チケット買って置いて、承諾するやさりげなく差し出すような甲斐性くらい……」
男「無理無理。だってほら、遊園地って行くだけでもすっごくお金かかるじゃない」
女「あるわけ無いか、この馬鹿に。はぁ……」
男「あっ、それとも薬局でも行く? 新しいリップクリームでも探しがてら試供品漁りでも、おふぅっ!!」
男「そうそう、遊園地といえばマスコットキャラクターだけど、女さんは何が好き?
著作権侵害でこのスレが潰されない様な表現で答えてね? ねっ?」
女「ウォルトさんとこのキャラクター前提かよ。まぁ、遊園地のマスコットで有名なのといえば、それくらいしか……。
と言いたいところだが、どっこい実はスヌーピーが公式マスコットの遊園地があるにはあるんだな、これが」
男「……ユニバーサルスタジオジャパン?」
女「……いやまぁ、確かにあそこにもスヌーピーのアトラクションはあるけれども。
そうでなくて、アメリカはカリフォルニア州、『ナッツベリーファーム』という遊園地でな、
そこではスヌーピーが公式マスコットとして採用されており、キャンプ・スヌーピーというテーマパークが……」
男「……お金ないからひらパーじゃ駄目かな?」
女「だーかーらー、ユニバーサルスタジオジャパンじゃないと言っておろうが!!
大阪じゃない、カリフォルニア州だっ、カリフォルニア州っ!! コナン・ザ・グレートが知事やってる、カリフォルニア州っ!!」
男「……時間的にも金銭的にも、英語の成績的にもアメリカは無理だよ。
やっぱりJUSC○にしようよ。ほら、あそこなら日本語通じるし、迷子になってもアナウンスがあるし……」
女「日本全国、JUSC○以外のどのスーパーでも日本語通じるだろうが!!
まったく、別に行きたいともなんとも言って無いだろう、勝手に勘違いするな馬鹿者めっ!!」
男「なーんだ、びっくりしたなぁもぅ。脅かさないでよ……」
女「(せめて、『それなら新婚旅行で行こうよ』くらいの言葉は期待していたのだがなぁ……。はぁ……)」
男「まぁ良く考えると、女さんの唇で海外行こうなんていう発想事態がまず間違ってるよね。
その荒れに荒れて日毎姿を変える唇じゃ、パスポートの写真と違うってまず入国審査通らな……いだぁっ!?」
もし暇だったら僕と一緒にどっか行かない? いや、もし暇だったらで良いんだけどさぁ……(///)」
女「……別に日曜日は何も予定は無いが、いったいどこに行くつもりだ?
特に今月は見たい映画もないし、かと言って前の様に日がな一日サイクリングなんてのは嫌だぞ」
男「えーっ? サイクリング楽しいのに。それじゃぁ、二人で港に魚釣りに行くってのは……」
女「却下だ!! 何が楽しくてこの糞寒い時期に、潮風を浴びながらゴカイだのオキアミだので、
指先を汚さねばならんのだ!! もっと、デートならデートらしい場所を選べ!!」
男「そんな大声でデートデートって言わなくても良いじゃない、恥かしいなぁもぉ~(///)」
女「あぁもうっ、なんでこの馬鹿は、物事を自分の良い様に良い様に受け取るかなぁ……」
男「うーん、それじゃぁ、みんなの街のアミューズメントパークJUSC○に……」
女「本気で言っているのか!? 大体だな、デートに誘うなら誘うで、それなりに準備をしてから来い!!
チケット買って置いて、承諾するやさりげなく差し出すような甲斐性くらい……」
男「無理無理。だってほら、遊園地って行くだけでもすっごくお金かかるじゃない」
女「あるわけ無いか、この馬鹿に。はぁ……」
男「あっ、それとも薬局でも行く? 新しいリップクリームでも探しがてら試供品漁りでも、おふぅっ!!」
男「そうそう、遊園地といえばマスコットキャラクターだけど、女さんは何が好き?
著作権侵害でこのスレが潰されない様な表現で答えてね? ねっ?」
女「ウォルトさんとこのキャラクター前提かよ。まぁ、遊園地のマスコットで有名なのといえば、それくらいしか……。
と言いたいところだが、どっこい実はスヌーピーが公式マスコットの遊園地があるにはあるんだな、これが」
男「……ユニバーサルスタジオジャパン?」
女「……いやまぁ、確かにあそこにもスヌーピーのアトラクションはあるけれども。
そうでなくて、アメリカはカリフォルニア州、『ナッツベリーファーム』という遊園地でな、
そこではスヌーピーが公式マスコットとして採用されており、キャンプ・スヌーピーというテーマパークが……」
男「……お金ないからひらパーじゃ駄目かな?」
女「だーかーらー、ユニバーサルスタジオジャパンじゃないと言っておろうが!!
大阪じゃない、カリフォルニア州だっ、カリフォルニア州っ!! コナン・ザ・グレートが知事やってる、カリフォルニア州っ!!」
男「……時間的にも金銭的にも、英語の成績的にもアメリカは無理だよ。
やっぱりJUSC○にしようよ。ほら、あそこなら日本語通じるし、迷子になってもアナウンスがあるし……」
女「日本全国、JUSC○以外のどのスーパーでも日本語通じるだろうが!!
まったく、別に行きたいともなんとも言って無いだろう、勝手に勘違いするな馬鹿者めっ!!」
男「なーんだ、びっくりしたなぁもぅ。脅かさないでよ……」
女「(せめて、『それなら新婚旅行で行こうよ』くらいの言葉は期待していたのだがなぁ……。はぁ……)」
男「まぁ良く考えると、女さんの唇で海外行こうなんていう発想事態がまず間違ってるよね。
その荒れに荒れて日毎姿を変える唇じゃ、パスポートの写真と違うってまず入国審査通らな……いだぁっ!?」
女「男よ、唐突だが今日が何の日か知ってるか?」
男「10月30日、卵かけご飯の日でしょう? 後は、そう、コミックハイのWEBコミック更新日!!
最近読み出したんだけど、結構面白いねコミックハイ。そっかー、女さんも読んでるんだー意外だなぁ。
ところで女さんはどの作品が好きなの?原作さん? それとも、お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好……」
女「いや、知らんから。卵かけご飯の日とか、WEBコミックの更新日とか私知らんから。
私が言いたかったのは、今日はニュースパニックデーという事でだなぁ……」
男「にゅーすぱにっくでー? なに、久米○と御○川○男、筑紫哲○が夜の10時に一堂に会して、
それぞれのニュース番組が立ち行かなくなっちゃった日とか?」
女「御法川法男って、なんでそんな名前知ってるんだよ、馬鹿の癖に……。
ちがくてだなぁ、今日10月30日は、アメリカである大規模な放送事故が起こった日なんだ。
なんでも、『火星人来襲』というラジオドラマをアメリカで流した所、演出である
火星人襲来を告げる緊急速報を本物と勘違いしたらしくてな。またたくまに、アメリカ中がパニックに陥ったんだと」
男「嘘っ、そんなしょーもない事信じちゃったの? 僕が言うのもなんだけど、それはちょっと頭悪くない?」
女「1938年。僕らが生まれてくるずっとずっと前、まだアポロ11号が月に行ってない頃の話だ。
火星に無人探査戦が到着した今でこそ、誰もそんな話は信じそうに無いが、
当時はまったく何も分からなかったからなぁ、信じるのも無理はないさ」
男「はー、なるほど。ラジオの力って結構凄いんだね。へー、そっかぁ……」
『レディースエンドジェントルマン、新ジャンル高校のみんな、お昼休みをいかがお過ごしかな?
本日はここ、新ジャンル高校一階放送室をジャックして、謎のDJ.OTOKOがライブでお送りするYO!
さて、さっそくだけどまずはお手紙紹介。ペンネーム、リップマンさんからのお便りりだ、いつもありがとねー。
えーっ、万能葱万能葱と言いますが、首に巻いたりお尻に刺したりして効くのなら、もしかしてと思い、
不規則な生活で見っとも無く荒れた唇に、えいやと絆創膏の様に貼り付けて見た所、なんとびっくり。
綺麗さっぱり治っちゃいましたよ。凄いですね、さすが万能の葱。お婆ちゃんもびっくりの知恵袋です。
って、おいおい、本当かよ~? 葱を唇に貼るって、なんか青海苔みたいでちょっとかっこ悪いぞ。
けどまぁこれから唇が荒れてくる季節だから、気にしてる女の子なんかは試してみるといいかもNE?
例えば、○年○組、出席番号○番のおん……。
ガシャーン!!
どわぁっ!! だっ、だれだぁっ、いきなりドアを蹴破って……。って、噂をすれば、おっ、女さん!?
どこを探しても姿が無いと思ったら、こんな所でいったいなにをしてるんだ、男ぉぉぉおおおっ!!
いつからお前はこの学校の昼の放送のDJになったんだぁぁぁああああっ!!
そもそも昼の放送なんて、普段からやってないだろうがぁぁぁああああっ!!
ちょっ、落ち着いて、落ち着いてって女さん。まだマイク電源入ってるんだから。放送事故、放送事故。
いやね、こ、これには、深いわけと事情があってだね。決して、ラジオ効果で女さんが唇に葱貼り付けたところを、
やーい本当に信じてやんのとかからかってやろうってそういうつもりじゃ……ひゃうんっ!!
ゴンッ!!
そんなこったろうと思ったわぁぁぁあああっ!! えぇいっ、まったく、公共の電波に乗せて痴態を晒しってからにぃっ!!
本当にどうしようもない馬鹿者だな、お前という奴はっ!! こいっ、とっとと教室に帰るぞっ、ふんっ!!
ふがっ、ふがふがっ、ふんがががががーーーーっ!! ふがっ、ふががっ!!
ズルッ!! ズルズル、ズルズルズル――――――――――――ブツッ』
『――――――ブツッ! あー、断っておくが、さっきの放送はフィクションであり、実際の人物の唇の状態とはいっさい。
皆騙されるな、そいつは、そいつは嘘を言っているぞぉっ!!
唇の危機は今、確実にこの学校を蝕もうと近づいて……、いや、ぼっ、僕に近づい、あっ、やめてっ!!
ちょっ、ごめんごめんって、勘弁してよぉっ!! そんな、いったいどこから万能ねギャワァ――――――――――――ブツッ』
男「10月30日、卵かけご飯の日でしょう? 後は、そう、コミックハイのWEBコミック更新日!!
最近読み出したんだけど、結構面白いねコミックハイ。そっかー、女さんも読んでるんだー意外だなぁ。
ところで女さんはどの作品が好きなの?原作さん? それとも、お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好……」
女「いや、知らんから。卵かけご飯の日とか、WEBコミックの更新日とか私知らんから。
私が言いたかったのは、今日はニュースパニックデーという事でだなぁ……」
男「にゅーすぱにっくでー? なに、久米○と御○川○男、筑紫哲○が夜の10時に一堂に会して、
それぞれのニュース番組が立ち行かなくなっちゃった日とか?」
女「御法川法男って、なんでそんな名前知ってるんだよ、馬鹿の癖に……。
ちがくてだなぁ、今日10月30日は、アメリカである大規模な放送事故が起こった日なんだ。
なんでも、『火星人来襲』というラジオドラマをアメリカで流した所、演出である
火星人襲来を告げる緊急速報を本物と勘違いしたらしくてな。またたくまに、アメリカ中がパニックに陥ったんだと」
男「嘘っ、そんなしょーもない事信じちゃったの? 僕が言うのもなんだけど、それはちょっと頭悪くない?」
女「1938年。僕らが生まれてくるずっとずっと前、まだアポロ11号が月に行ってない頃の話だ。
火星に無人探査戦が到着した今でこそ、誰もそんな話は信じそうに無いが、
当時はまったく何も分からなかったからなぁ、信じるのも無理はないさ」
男「はー、なるほど。ラジオの力って結構凄いんだね。へー、そっかぁ……」
『レディースエンドジェントルマン、新ジャンル高校のみんな、お昼休みをいかがお過ごしかな?
本日はここ、新ジャンル高校一階放送室をジャックして、謎のDJ.OTOKOがライブでお送りするYO!
さて、さっそくだけどまずはお手紙紹介。ペンネーム、リップマンさんからのお便りりだ、いつもありがとねー。
えーっ、万能葱万能葱と言いますが、首に巻いたりお尻に刺したりして効くのなら、もしかしてと思い、
不規則な生活で見っとも無く荒れた唇に、えいやと絆創膏の様に貼り付けて見た所、なんとびっくり。
綺麗さっぱり治っちゃいましたよ。凄いですね、さすが万能の葱。お婆ちゃんもびっくりの知恵袋です。
って、おいおい、本当かよ~? 葱を唇に貼るって、なんか青海苔みたいでちょっとかっこ悪いぞ。
けどまぁこれから唇が荒れてくる季節だから、気にしてる女の子なんかは試してみるといいかもNE?
例えば、○年○組、出席番号○番のおん……。
ガシャーン!!
どわぁっ!! だっ、だれだぁっ、いきなりドアを蹴破って……。って、噂をすれば、おっ、女さん!?
どこを探しても姿が無いと思ったら、こんな所でいったいなにをしてるんだ、男ぉぉぉおおおっ!!
いつからお前はこの学校の昼の放送のDJになったんだぁぁぁああああっ!!
そもそも昼の放送なんて、普段からやってないだろうがぁぁぁああああっ!!
ちょっ、落ち着いて、落ち着いてって女さん。まだマイク電源入ってるんだから。放送事故、放送事故。
いやね、こ、これには、深いわけと事情があってだね。決して、ラジオ効果で女さんが唇に葱貼り付けたところを、
やーい本当に信じてやんのとかからかってやろうってそういうつもりじゃ……ひゃうんっ!!
ゴンッ!!
そんなこったろうと思ったわぁぁぁあああっ!! えぇいっ、まったく、公共の電波に乗せて痴態を晒しってからにぃっ!!
本当にどうしようもない馬鹿者だな、お前という奴はっ!! こいっ、とっとと教室に帰るぞっ、ふんっ!!
ふがっ、ふがふがっ、ふんがががががーーーーっ!! ふがっ、ふががっ!!
ズルッ!! ズルズル、ズルズルズル――――――――――――ブツッ』
『――――――ブツッ! あー、断っておくが、さっきの放送はフィクションであり、実際の人物の唇の状態とはいっさい。
皆騙されるな、そいつは、そいつは嘘を言っているぞぉっ!!
唇の危機は今、確実にこの学校を蝕もうと近づいて……、いや、ぼっ、僕に近づい、あっ、やめてっ!!
ちょっ、ごめんごめんって、勘弁してよぉっ!! そんな、いったいどこから万能ねギャワァ――――――――――――ブツッ』
男「おっはよー、女さん。おやおや、今日も見事に唇が一夜城ならぬ一夜皮だね。
いったいどこをどうやったら一夜にしてこんな立派なお皮が立つのやら……イタタッ、やめてっ、やめてぇっ!!」
女「なぁにお前の唇でも簡単にできるぞ? こうして爪を立ててもう少し引っ張ってやればなぁっ!!
ふんっ!! なーにーがー、一夜城だっ、朝っぱらからふざけおってからに、まったく!!」
男「イテテテ、もうっ、酷いなぁ。なんだい、ちょっと気の効いた朝の挨拶じゃないか、何を本気になって……。
わかった、わかったごめんって、僕が悪かったよ。そうだよね、一夜でそんな荒れる分けないよね、
こう何日も何日も積み重ねて、その荒城の月というか、兵どもが夢の跡というか……ギャワワァーッ!!」
女「はぁ……。だいたいだなぁ、太閤様といえば一夜城一夜城と皆が口を揃えていうが、
墨俣城を一夜で作ったという伝説は、最近否定的に捉えられているという事を知っているのか?」
男「ありゃりゃ、そうなの?」
女「例によって例の如くWikipediaの受け売りだがな。
記事によれば、豊臣秀吉が墨俣に一夜城を立てたという記述が、
文献にはっきりと初めて記載されたのは、江戸時代の後期になってからなんだと。
どうやら、それ以前に発行された資料中にある、『美濃攻めの際、信長が墨俣に城を作った』というのと、
『秀吉が美濃で新城の城主になった』という、年代の近い二つの話が合成されて出来たのではないかと言われているんだ」
男「合成して新しい歴史……メガテンじゃないんだから……」
女「しかもその片方の資料の信憑性が非常に怪しくてな。記述的にもちぐはぐな所が多いらしいんだが、
なにより問題なのはその著者、著者自体がずいぶん怪しい人物なんだ。
その著者は、『小瀬甫庵』という江戸時代初期の医師なんだがな。まぁ、彼の書いた著書の記述、
たとえば、桶狭間での迂回しての丘の上からの奇襲であるだとか、長篠の戦での鉄砲三段撃ちなんていうのは、
現在では話を面白くする上での、演出だったのではと疑われているんだ」
男「ちょっ、ちょっと待ってよ!! 桶狭間の奇襲も鉄砲三段撃ちも、どっちも有名な話じゃない!? あれって、嘘なの?」
女「まぁ遠い昔の話なので、本当かどうか確かめようは無い。あくまで信憑性が低いという話だがな……。
なんでも、信長に長らく仕えた『太田牛一』という家臣が書いた著書と、小瀬甫庵の書いた著書の内容が食い違っているそうでな。
この太田牛一の方が年代が古く、また彼が信長の直臣だったことから、こっちの方の信憑性が高いとされ、
相対的に小瀬甫庵の書いた著書は、信憑性が低いとされているようだ。
また、小瀬甫庵の記事を見る限りでは、『太田牛一の資料を元に、アレンジして書いた』とも書かれており、
現代での小瀬甫庵の評価は、『歴史家』ではなく『歴史小説家』であるという認識が強いらしい」
男「はぁー、確かに歴史に強烈なアレンジ加えて書く小説家って、現代でも居るものなぁ。まぁそこが作者の腕の見せ所なんだけど。
しかし、四百年立てば資料になるわけだから、うーむ、迂闊なことって書けないんだなぁ……」
女「まぁ、明日明後日にはこれが逆転して、実は小瀬甫庵の方が正しかった……なんてことも大いにありうるがな。
400年前の真相など、今となっては誰にももう分からぬよ……」
男「さて、そうすると、女さんの唇を長年にわたり眺め続けてきた僕も、
後の世に女さんの唇がどのように扱われていたかを伝える為、文章したためておいた方がいいのかしらん?」
女「やらんでいいやらんでいいそんなこと。私の唇の歴史など知って、いったい誰が得をするというのだ」
男「いやいや、分からないよ。もしかすると女さんの健気で力強い、冬の朝の唇の皮みたいな生き方に、未来の少女たちが涙するかもしれない。
そしてその少女たちが、やがて大きくなって唇の皮が剥け具合で人を差別するような社会をぶっ壊してくれるかもしれ……ヘプァッ!?」
女「別にその子達に頼まなくても、ここに居る馬鹿一人を葬れば全て事が済むからなぁ……」
いったいどこをどうやったら一夜にしてこんな立派なお皮が立つのやら……イタタッ、やめてっ、やめてぇっ!!」
女「なぁにお前の唇でも簡単にできるぞ? こうして爪を立ててもう少し引っ張ってやればなぁっ!!
ふんっ!! なーにーがー、一夜城だっ、朝っぱらからふざけおってからに、まったく!!」
男「イテテテ、もうっ、酷いなぁ。なんだい、ちょっと気の効いた朝の挨拶じゃないか、何を本気になって……。
わかった、わかったごめんって、僕が悪かったよ。そうだよね、一夜でそんな荒れる分けないよね、
こう何日も何日も積み重ねて、その荒城の月というか、兵どもが夢の跡というか……ギャワワァーッ!!」
女「はぁ……。だいたいだなぁ、太閤様といえば一夜城一夜城と皆が口を揃えていうが、
墨俣城を一夜で作ったという伝説は、最近否定的に捉えられているという事を知っているのか?」
男「ありゃりゃ、そうなの?」
女「例によって例の如くWikipediaの受け売りだがな。
記事によれば、豊臣秀吉が墨俣に一夜城を立てたという記述が、
文献にはっきりと初めて記載されたのは、江戸時代の後期になってからなんだと。
どうやら、それ以前に発行された資料中にある、『美濃攻めの際、信長が墨俣に城を作った』というのと、
『秀吉が美濃で新城の城主になった』という、年代の近い二つの話が合成されて出来たのではないかと言われているんだ」
男「合成して新しい歴史……メガテンじゃないんだから……」
女「しかもその片方の資料の信憑性が非常に怪しくてな。記述的にもちぐはぐな所が多いらしいんだが、
なにより問題なのはその著者、著者自体がずいぶん怪しい人物なんだ。
その著者は、『小瀬甫庵』という江戸時代初期の医師なんだがな。まぁ、彼の書いた著書の記述、
たとえば、桶狭間での迂回しての丘の上からの奇襲であるだとか、長篠の戦での鉄砲三段撃ちなんていうのは、
現在では話を面白くする上での、演出だったのではと疑われているんだ」
男「ちょっ、ちょっと待ってよ!! 桶狭間の奇襲も鉄砲三段撃ちも、どっちも有名な話じゃない!? あれって、嘘なの?」
女「まぁ遠い昔の話なので、本当かどうか確かめようは無い。あくまで信憑性が低いという話だがな……。
なんでも、信長に長らく仕えた『太田牛一』という家臣が書いた著書と、小瀬甫庵の書いた著書の内容が食い違っているそうでな。
この太田牛一の方が年代が古く、また彼が信長の直臣だったことから、こっちの方の信憑性が高いとされ、
相対的に小瀬甫庵の書いた著書は、信憑性が低いとされているようだ。
また、小瀬甫庵の記事を見る限りでは、『太田牛一の資料を元に、アレンジして書いた』とも書かれており、
現代での小瀬甫庵の評価は、『歴史家』ではなく『歴史小説家』であるという認識が強いらしい」
男「はぁー、確かに歴史に強烈なアレンジ加えて書く小説家って、現代でも居るものなぁ。まぁそこが作者の腕の見せ所なんだけど。
しかし、四百年立てば資料になるわけだから、うーむ、迂闊なことって書けないんだなぁ……」
女「まぁ、明日明後日にはこれが逆転して、実は小瀬甫庵の方が正しかった……なんてことも大いにありうるがな。
400年前の真相など、今となっては誰にももう分からぬよ……」
男「さて、そうすると、女さんの唇を長年にわたり眺め続けてきた僕も、
後の世に女さんの唇がどのように扱われていたかを伝える為、文章したためておいた方がいいのかしらん?」
女「やらんでいいやらんでいいそんなこと。私の唇の歴史など知って、いったい誰が得をするというのだ」
男「いやいや、分からないよ。もしかすると女さんの健気で力強い、冬の朝の唇の皮みたいな生き方に、未来の少女たちが涙するかもしれない。
そしてその少女たちが、やがて大きくなって唇の皮が剥け具合で人を差別するような社会をぶっ壊してくれるかもしれ……ヘプァッ!?」
女「別にその子達に頼まなくても、ここに居る馬鹿一人を葬れば全て事が済むからなぁ……」
過去っていうのは「存在しないが影響を与えるもの」だからなあ
唇の皮が気になる季節になりましたね
唇の皮が気になる季節になりましたね
――体育の時間
男「ん~~~~~、いてっ!! あや、女さん、ごきげんよう」
女「何がごきげんようだ、こらっ。さっきからじろじろと女子のバレーを覗きおって。
男子は外でソフトボールだろう、何をやってる」
男「いやいや、今僕のチームが攻撃でさぁ、打順だいぶ先だから暇なんだよー。
だから暇つぶしに。あいや、決して体操服にくっきり浮き出た女子の未成熟なボディを堪能しようとか、
そういうやましい気持ちはこれ小指の先ほども無く……あいてっ、いてっあいててててっ……!!」
女「言ってるそばから、○○(クラス一の巨乳)を眼で追って居るではないか!!
まったく、この助平がっ。そんなに、胸の大きい女が好きか? えぇっ?」
男「んー、いやまぁ、人間はみんな違ってみんな良いって言うじゃない。
別にそんな事には僕は拘りませんよー。僕の心は、この体育館の様にバレーコート二つ分なのです」
女「大海原と比べれば随分と狭い心だな。だから私の唇の荒れ具合をぐちぐち言うのか……。
って、こらっ!! 言ってるそばから今度は××(クラス一の美人)を見おってからに!!」
男「なんだよなんだよっ!! 別に僕がクラスのどの女の子を見たって勝手じゃないか!!
なんでそんな事を女さんにとやかく言われなくちゃならないのさっ!! 君は僕の女房か何かなのかい!? 違うだろっ!?」
女「にょ、女房って……そ、そそ、そんな、そ、それは、その、ちが、ちがうがしかし…………。(///)」
男「ほらっ、違うんでしょうっ!! だったら、僕がここで誰を・誰のボインを見ようが、女さんには関係ないわけですよっ!!
というわけで、僕は今から女子のボインを見ようと思いますが構いませ……あーら、先生今日も上腕二等筋が逞しくていらっしゃる。
あっ、その別に僕はサボってた、ちょっ、やめっ、苦しい、苦しいですって先生っ!! 歩きます、自分でグラウンドまで歩きますからっ!!
そんな逞しい腕で、僕の首をホールドンミーしたら、ちょっと、やば……うぐっ、うぐぐぐ…………」
女「…………馬鹿め」
女「(まったく、あの浮気者め。私というものがありながら、他の女に現を抜かしおってからに。
……しかし、そんなに大きい胸が良いのだろうか。私としても、それなりにはあるつもりだったのだがな。
というか、普段の態度からすっかり忘れていたが、別に私とあいつは正式に付き合っている訳でもなんでもないんだよな。
ただ、なんとなく一緒に居るだけで、どちらからも告白した訳でもないし……。面と向かって好きだと言われた事もない……)」
女「もしかして、私、からかわれてるだけなのかなぁ……うんっ? きっ、きゃぁっ!!」
バシーンッ!!(バレーボールが顔面に当たる音)
男「だっ、大丈夫、女さんっ!! 確りしてっ!!」
女「ん、あぁ……、大丈夫だ。ちょっと顔がジンジンするけど、このくらいなんてことは……」
男「ちょっと顔を良く見せてっ!! 嫁入り前の顔に傷がついてたら大変だ!!」
女「(男……、私の事をこんなにも心配してくれるなんて)」
男「ほらっ、押さえてないで手をどけて。それじゃよく見えないよっ」
女「(……ふっ。からかわれてるんじゃないかだなんて思ったのは、どうやら私の杞憂だったな。
なんだかんだ言いつつ、こいつが優しい奴なのは、私がよぉく知っているじゃないか……)」
男「そうそう、手をどけて。どれ、ちょっと顔が近いけど我慢して……」
男「うわぁっ、なっ、なんてことだぁっ!! くっ、唇の皮がボロ雑巾の如くズタズタになっているっ!!
いったい、どんなスパイクを打ったらこんな顔に……。なっ、なんという、殺人スパイクっ!!
恐るべし、新ジャンル高校バレーブーーーッ!?」バチーンッ!!(女のアタックが男の頭に炸裂した音)
女「もとからこんな唇じゃいっ!! このネタがやりたくて来ただけか、このドアホがぁーっ!!」
男「ん~~~~~、いてっ!! あや、女さん、ごきげんよう」
女「何がごきげんようだ、こらっ。さっきからじろじろと女子のバレーを覗きおって。
男子は外でソフトボールだろう、何をやってる」
男「いやいや、今僕のチームが攻撃でさぁ、打順だいぶ先だから暇なんだよー。
だから暇つぶしに。あいや、決して体操服にくっきり浮き出た女子の未成熟なボディを堪能しようとか、
そういうやましい気持ちはこれ小指の先ほども無く……あいてっ、いてっあいててててっ……!!」
女「言ってるそばから、○○(クラス一の巨乳)を眼で追って居るではないか!!
まったく、この助平がっ。そんなに、胸の大きい女が好きか? えぇっ?」
男「んー、いやまぁ、人間はみんな違ってみんな良いって言うじゃない。
別にそんな事には僕は拘りませんよー。僕の心は、この体育館の様にバレーコート二つ分なのです」
女「大海原と比べれば随分と狭い心だな。だから私の唇の荒れ具合をぐちぐち言うのか……。
って、こらっ!! 言ってるそばから今度は××(クラス一の美人)を見おってからに!!」
男「なんだよなんだよっ!! 別に僕がクラスのどの女の子を見たって勝手じゃないか!!
なんでそんな事を女さんにとやかく言われなくちゃならないのさっ!! 君は僕の女房か何かなのかい!? 違うだろっ!?」
女「にょ、女房って……そ、そそ、そんな、そ、それは、その、ちが、ちがうがしかし…………。(///)」
男「ほらっ、違うんでしょうっ!! だったら、僕がここで誰を・誰のボインを見ようが、女さんには関係ないわけですよっ!!
というわけで、僕は今から女子のボインを見ようと思いますが構いませ……あーら、先生今日も上腕二等筋が逞しくていらっしゃる。
あっ、その別に僕はサボってた、ちょっ、やめっ、苦しい、苦しいですって先生っ!! 歩きます、自分でグラウンドまで歩きますからっ!!
そんな逞しい腕で、僕の首をホールドンミーしたら、ちょっと、やば……うぐっ、うぐぐぐ…………」
女「…………馬鹿め」
女「(まったく、あの浮気者め。私というものがありながら、他の女に現を抜かしおってからに。
……しかし、そんなに大きい胸が良いのだろうか。私としても、それなりにはあるつもりだったのだがな。
というか、普段の態度からすっかり忘れていたが、別に私とあいつは正式に付き合っている訳でもなんでもないんだよな。
ただ、なんとなく一緒に居るだけで、どちらからも告白した訳でもないし……。面と向かって好きだと言われた事もない……)」
女「もしかして、私、からかわれてるだけなのかなぁ……うんっ? きっ、きゃぁっ!!」
バシーンッ!!(バレーボールが顔面に当たる音)
男「だっ、大丈夫、女さんっ!! 確りしてっ!!」
女「ん、あぁ……、大丈夫だ。ちょっと顔がジンジンするけど、このくらいなんてことは……」
男「ちょっと顔を良く見せてっ!! 嫁入り前の顔に傷がついてたら大変だ!!」
女「(男……、私の事をこんなにも心配してくれるなんて)」
男「ほらっ、押さえてないで手をどけて。それじゃよく見えないよっ」
女「(……ふっ。からかわれてるんじゃないかだなんて思ったのは、どうやら私の杞憂だったな。
なんだかんだ言いつつ、こいつが優しい奴なのは、私がよぉく知っているじゃないか……)」
男「そうそう、手をどけて。どれ、ちょっと顔が近いけど我慢して……」
男「うわぁっ、なっ、なんてことだぁっ!! くっ、唇の皮がボロ雑巾の如くズタズタになっているっ!!
いったい、どんなスパイクを打ったらこんな顔に……。なっ、なんという、殺人スパイクっ!!
恐るべし、新ジャンル高校バレーブーーーッ!?」バチーンッ!!(女のアタックが男の頭に炸裂した音)
女「もとからこんな唇じゃいっ!! このネタがやりたくて来ただけか、このドアホがぁーっ!!」
女「最近ふと思ったんだがな。縁日などの当たらないくじや落ちない射的、
からあげやお好み焼きなんかはまだしも、あれって凄くあこぎな商売だと思わないか?」
男「……なにを今更。なに、もしかして久しぶりにくじでもやって五百円損したとか?」
女「するか、子供じゃあるまいし。……いや、その子供しかやらないという所が問題だと思ってな。
良い大人が、子供を騙してなけなしのお小遣いを搾取する。そんな事ではたして良いのだろうかと」
男「うーん、そりゃまぁいわれて見れば、結構情けない話のような気はするけど」
女「だろう? からあげやお好み焼き、焼き鳥なんかは多少ぼっていたとしても、
そういう物と割り切れる大人を相手にしているだけまだましだ。
だが、あの手のは、何も知らない子供がターゲットだろう?
あのくじを引く子供たちの全ては、本当に当たると信じて財布から金を出しているんだぞ。
それは、詐欺に当たらないのか……? そんな子供を騙すような大人で本当に良いのか……?」
男「ん~、きっとねえ、それは騙すんじゃなくて、夢を売っているって言うんだよ」
女「……夢か、だがそんなものいったい何になる」
男「何になるって、楽しいじゃない。当たるんじゃないかなー、どうかなーって考えてワクワクする、それじゃ駄目?」
女「外れると分かっているから夢か? 馬鹿馬鹿しい、そんなのは大人の詭弁だ……」
男「でも、縁日からくじ屋さんがなくなっちゃったら、それはそれで寂しいでしょ?
はずれると分かってても、やっぱり必要なんだよ。あれは、当たるとか当たらないとかじゃなくて、
今日はくじ引きができる日なんだ、お祭りなんだって思わせる、楽しませる、そういう商売なんだよ、きっと」
女「…………だが」
男「あーあー、じゃぁこれならどう。くじ屋さんていうのは、親からお金を貰って子供たちを楽しませてるっていうのは。
保育所や託児所、遊園地なんかと同じだよ。親が、子供たちを遊ばせてあげてるの。それでも納得できない?」
女「…………」
男「別にさ、くじびき屋さんが豪邸に住んで、毎晩ドンペリ飲んでるって訳じゃないじゃん。
あの人たちだってさ、何だかんだでやりたいからあの仕事をやってるんだよ。
知ってた? あぁ見えてさぁ、的屋さんたちって祭りを求めて日本中旅してるんだよ。
しかも一年中だよ、一年中。後ろめたさなんか感じてたら、とてもそんなそんなハードな仕事出来ないよ。
だからさ、良いじゃない。夢を売る仕事って、僕は素敵だと思うなぁ。
そういう仕事が出来るこの国を、大人たちは守っていくべきなんじゃないかなぁ……ねっ?」
女「……おまえは、ときどき驚くほどに大人な事を言う(///)」
男「君は時々、その年老いた唇に似合わないほど子供じみた事を言うね。
まぁ、そこが可愛らしい所でもあるんだけど……いたいいたい、いたいって!!」
男「……とは言うものの。やっぱり、昔くじ屋につぎ込んだお金が惜しくないといえば嘘になる」
女「あのお金。全部溜めておけば、あの時ほしかった物などすぐ買えたのだろうなぁ。はぁ、昔の私の馬鹿……」
男「よし、こういう時には夕日に向かって叫ぶに限る!!
せーのーっ、くじ屋さんのー馬ー鹿ーやーろーっ!!」
女「つぎ込んだーお金かーえーせーっ!!」
男「女さんの唇だってー、めくればー、血がー、出るんだぞーーーー!!」
女「どさくさにー紛れてーー!! 訳のー分からん事をーー!! 言ーうーなぁーっ!!」
男「あーいーてーっ!!」
からあげやお好み焼きなんかはまだしも、あれって凄くあこぎな商売だと思わないか?」
男「……なにを今更。なに、もしかして久しぶりにくじでもやって五百円損したとか?」
女「するか、子供じゃあるまいし。……いや、その子供しかやらないという所が問題だと思ってな。
良い大人が、子供を騙してなけなしのお小遣いを搾取する。そんな事ではたして良いのだろうかと」
男「うーん、そりゃまぁいわれて見れば、結構情けない話のような気はするけど」
女「だろう? からあげやお好み焼き、焼き鳥なんかは多少ぼっていたとしても、
そういう物と割り切れる大人を相手にしているだけまだましだ。
だが、あの手のは、何も知らない子供がターゲットだろう?
あのくじを引く子供たちの全ては、本当に当たると信じて財布から金を出しているんだぞ。
それは、詐欺に当たらないのか……? そんな子供を騙すような大人で本当に良いのか……?」
男「ん~、きっとねえ、それは騙すんじゃなくて、夢を売っているって言うんだよ」
女「……夢か、だがそんなものいったい何になる」
男「何になるって、楽しいじゃない。当たるんじゃないかなー、どうかなーって考えてワクワクする、それじゃ駄目?」
女「外れると分かっているから夢か? 馬鹿馬鹿しい、そんなのは大人の詭弁だ……」
男「でも、縁日からくじ屋さんがなくなっちゃったら、それはそれで寂しいでしょ?
はずれると分かってても、やっぱり必要なんだよ。あれは、当たるとか当たらないとかじゃなくて、
今日はくじ引きができる日なんだ、お祭りなんだって思わせる、楽しませる、そういう商売なんだよ、きっと」
女「…………だが」
男「あーあー、じゃぁこれならどう。くじ屋さんていうのは、親からお金を貰って子供たちを楽しませてるっていうのは。
保育所や託児所、遊園地なんかと同じだよ。親が、子供たちを遊ばせてあげてるの。それでも納得できない?」
女「…………」
男「別にさ、くじびき屋さんが豪邸に住んで、毎晩ドンペリ飲んでるって訳じゃないじゃん。
あの人たちだってさ、何だかんだでやりたいからあの仕事をやってるんだよ。
知ってた? あぁ見えてさぁ、的屋さんたちって祭りを求めて日本中旅してるんだよ。
しかも一年中だよ、一年中。後ろめたさなんか感じてたら、とてもそんなそんなハードな仕事出来ないよ。
だからさ、良いじゃない。夢を売る仕事って、僕は素敵だと思うなぁ。
そういう仕事が出来るこの国を、大人たちは守っていくべきなんじゃないかなぁ……ねっ?」
女「……おまえは、ときどき驚くほどに大人な事を言う(///)」
男「君は時々、その年老いた唇に似合わないほど子供じみた事を言うね。
まぁ、そこが可愛らしい所でもあるんだけど……いたいいたい、いたいって!!」
男「……とは言うものの。やっぱり、昔くじ屋につぎ込んだお金が惜しくないといえば嘘になる」
女「あのお金。全部溜めておけば、あの時ほしかった物などすぐ買えたのだろうなぁ。はぁ、昔の私の馬鹿……」
男「よし、こういう時には夕日に向かって叫ぶに限る!!
せーのーっ、くじ屋さんのー馬ー鹿ーやーろーっ!!」
女「つぎ込んだーお金かーえーせーっ!!」
男「女さんの唇だってー、めくればー、血がー、出るんだぞーーーー!!」
女「どさくさにー紛れてーー!! 訳のー分からん事をーー!! 言ーうーなぁーっ!!」
男「あーいーてーっ!!」
男「こう、こうやって肘をさ、机のそこ、そう、かどとか縁の辺りにぶつける訳よ。
そうするとさほら、ジーンって……来た? 来たでしょ? ほらっ、やっぱり来るじゃない!!」
女「イタタタ……。あぁ、これ味わった事あるぞ。中々痺れが取れないんだよな」
男「そうなんだよ。ファニーボーンて言うらしいんだけどね、肘の内側に指の神経が通ってて、
それを打つと起こるらしいんだ。気持ち悪いけど、なんか癖になる感覚だよね、これって」
女「そうか? 私は出来る事ならあまり味わいたくないが……。おーいててて……」
男「不意打ちで来るからね~こいつは。こう肩肘ついてこっくりこっくりしてたら、つるっと滑ってとか。
あとはそう、立ち上がるときに後の椅子にぶつけてとか……」
女「やめろ、想像してしまうだろう。せっかく痛みが引いてきたのに」
男「ちなみに意図的にやろうと思ったら、肘を曲げてできる線上の骨を刺激してやれば良いんだってさ。
何回打っても命に別状は無いそうだけれど、やりすぎると痺れが取れなくなるってトリビアで言ってた」
女「さすがトリビア、知ってたところで使いようの無い無駄知識だな。
っておいおい、さっそくやろうとするなよ。物好きな奴だなぁお前も……」
男「えーっ、剥がれないって分かってても、ついつい剥がして血を出しちゃう女さんに言われたくないなぁ。
あの向く感触が快感なんでしょう? 口では忌々しいとか言ってても、目を見てれば……ぎゃぁーーっ!!」
女「どーれ日ごろの感謝の気持ちを込めて私も協力してやろう。グーで良いな?」
男「ちょっ、待って待って。そんな肘に思いっきりパンチしたら壊れ、ぎゃぁっ、しびっ、しびしびしびれるぅっ…………!!」
女「まぁ、確かに唇の皮を剥く時に、ちょっとくらい快感を感じていないわけではないが……(///)」
男「なにその、まさかの真実告白!? どう考えても僕殴られ損じゃない!!
MならMと早く言ってよっ!! この唇SMお……しびっ、しびびっ、しびびびびっ!!」
女「お前のそういう物言いが気に入らないんだよっ!! ふんっ!!」
そうするとさほら、ジーンって……来た? 来たでしょ? ほらっ、やっぱり来るじゃない!!」
女「イタタタ……。あぁ、これ味わった事あるぞ。中々痺れが取れないんだよな」
男「そうなんだよ。ファニーボーンて言うらしいんだけどね、肘の内側に指の神経が通ってて、
それを打つと起こるらしいんだ。気持ち悪いけど、なんか癖になる感覚だよね、これって」
女「そうか? 私は出来る事ならあまり味わいたくないが……。おーいててて……」
男「不意打ちで来るからね~こいつは。こう肩肘ついてこっくりこっくりしてたら、つるっと滑ってとか。
あとはそう、立ち上がるときに後の椅子にぶつけてとか……」
女「やめろ、想像してしまうだろう。せっかく痛みが引いてきたのに」
男「ちなみに意図的にやろうと思ったら、肘を曲げてできる線上の骨を刺激してやれば良いんだってさ。
何回打っても命に別状は無いそうだけれど、やりすぎると痺れが取れなくなるってトリビアで言ってた」
女「さすがトリビア、知ってたところで使いようの無い無駄知識だな。
っておいおい、さっそくやろうとするなよ。物好きな奴だなぁお前も……」
男「えーっ、剥がれないって分かってても、ついつい剥がして血を出しちゃう女さんに言われたくないなぁ。
あの向く感触が快感なんでしょう? 口では忌々しいとか言ってても、目を見てれば……ぎゃぁーーっ!!」
女「どーれ日ごろの感謝の気持ちを込めて私も協力してやろう。グーで良いな?」
男「ちょっ、待って待って。そんな肘に思いっきりパンチしたら壊れ、ぎゃぁっ、しびっ、しびしびしびれるぅっ…………!!」
女「まぁ、確かに唇の皮を剥く時に、ちょっとくらい快感を感じていないわけではないが……(///)」
男「なにその、まさかの真実告白!? どう考えても僕殴られ損じゃない!!
MならMと早く言ってよっ!! この唇SMお……しびっ、しびびっ、しびびびびっ!!」
女「お前のそういう物言いが気に入らないんだよっ!! ふんっ!!」
時計「ピピピッ ピピピピッ ピピピッ ピピピピッ」
女「んっ……むー……んー……」
時計「ピピピッ ピピピピッ ピピピッ ピピピピッ」
女「うーっ、あと五分、あと五分……」カチッ
時計「…………。
ピピッ ピピピッ ピピピピッ ピピピッ ピピピピッ」
女「……むー、感覚が短いんだよ。なんで一分おきとかに設定するかなぁ、まったく。
使う方の身にもなってみろって物だ……。とはいえ、効果があるのは確かだし」カチッ
時計「……」
女「はぁ、二時間か……。まぁ良く眠れた方だな」
時計「ピピッ ピピピ……カチッ」
女「んー、あいつが起しに来るまで、もう一寝りと行くか?」
時計「……」
女「……いや、やめとこう。寝過ごしたら大変だしな。
それに、目覚まし代わりに、朝からあいつの嫌味を聞かされるのはこりごりだ。ほっ」カチッ!!
時計「ピ……」
女「しかし、今日は何でまたいつもより三十分早い……。あぁ、そう言えば……」
男「おっはよー女さん!! いやー、なんというか今日はいつもより一段とお美しいと言うか、
唇の色合いが鮮やかというか。実に健康的なそんな感じであらせられますねっ!!」
女「くだらんお世辞などいらんわ。それより、ほれっ、昨日言ってた奴だ、受け取れ」
男「うぁーいっ!! 本当にお弁当作ってきてくれたの? やったぁ、ありがとうっ!!」
女「いっ、言っておくがなぁ、あんまり味には期待するなよ?
塗装とか鑢がけとか、そういう細かい事は得意だが、料理の事はあまり……」
男「イイヨイイヨ。何が出てきても食べれるような気構えでなくちゃ、
将来女さんの唇をいただけな……イテテテッ、イテッ、イテテテッ!! あぁもう、痛いよぉ、女さんッ!!」
女「……まったく、毎朝毎朝出会い頭に性懲りも無く。
弁当を作ってもらった日くらい、静かにしようという気になったらどうなんだ、まったく……!!」
男「いやいや、こうやって朝から女さんに怒られないと起きたって気がしなくってさぁ。
ほら、そういう女さんも、怒って眠気がすっきりしたんじゃないの?」
女「そんな訳ないに決まってるだろ。まったく、何を寝ぼけた事を、もう一発殴ってやろうか?」
男「いやいやいやいやいや、一発で充分だよ!! だからほら、拳を収めてよ!!
ほら、あんまり騒いで、せっかく作ってもらった愛妻弁当が傾いじゃうといけないしね? ねっ?」
女「……ふんっ!! まったく、お前という奴は朝からこれだ……、まったく……!!(///)」
女「んっ……むー……んー……」
時計「ピピピッ ピピピピッ ピピピッ ピピピピッ」
女「うーっ、あと五分、あと五分……」カチッ
時計「…………。
ピピッ ピピピッ ピピピピッ ピピピッ ピピピピッ」
女「……むー、感覚が短いんだよ。なんで一分おきとかに設定するかなぁ、まったく。
使う方の身にもなってみろって物だ……。とはいえ、効果があるのは確かだし」カチッ
時計「……」
女「はぁ、二時間か……。まぁ良く眠れた方だな」
時計「ピピッ ピピピ……カチッ」
女「んー、あいつが起しに来るまで、もう一寝りと行くか?」
時計「……」
女「……いや、やめとこう。寝過ごしたら大変だしな。
それに、目覚まし代わりに、朝からあいつの嫌味を聞かされるのはこりごりだ。ほっ」カチッ!!
時計「ピ……」
女「しかし、今日は何でまたいつもより三十分早い……。あぁ、そう言えば……」
男「おっはよー女さん!! いやー、なんというか今日はいつもより一段とお美しいと言うか、
唇の色合いが鮮やかというか。実に健康的なそんな感じであらせられますねっ!!」
女「くだらんお世辞などいらんわ。それより、ほれっ、昨日言ってた奴だ、受け取れ」
男「うぁーいっ!! 本当にお弁当作ってきてくれたの? やったぁ、ありがとうっ!!」
女「いっ、言っておくがなぁ、あんまり味には期待するなよ?
塗装とか鑢がけとか、そういう細かい事は得意だが、料理の事はあまり……」
男「イイヨイイヨ。何が出てきても食べれるような気構えでなくちゃ、
将来女さんの唇をいただけな……イテテテッ、イテッ、イテテテッ!! あぁもう、痛いよぉ、女さんッ!!」
女「……まったく、毎朝毎朝出会い頭に性懲りも無く。
弁当を作ってもらった日くらい、静かにしようという気になったらどうなんだ、まったく……!!」
男「いやいや、こうやって朝から女さんに怒られないと起きたって気がしなくってさぁ。
ほら、そういう女さんも、怒って眠気がすっきりしたんじゃないの?」
女「そんな訳ないに決まってるだろ。まったく、何を寝ぼけた事を、もう一発殴ってやろうか?」
男「いやいやいやいやいや、一発で充分だよ!! だからほら、拳を収めてよ!!
ほら、あんまり騒いで、せっかく作ってもらった愛妻弁当が傾いじゃうといけないしね? ねっ?」
女「……ふんっ!! まったく、お前という奴は朝からこれだ……、まったく……!!(///)」
男「……小室のてっちゃんが捕まっちゃったね」
女「最近今ひとつ名前を聞かないなぁと思ったら、なんてこったい。
まぁ、21世紀に入ってからはつんく♂に押されっぱなしだったものなぁ」
男「それなりに聞いてた世代だからねぇ僕たちって。やっぱりショックは大きいよ。
……えと、安室奈美恵とグローブだったっけ?」
女「さては、そんなに小室哲哉のこと知らんだろうお前。
ほれっ、サイボーグ○○9のオープニングテーマとか、覚えてないか?
やーくーそーくーの、あのばーしょでー♪ って奴だ、あれがglobeだよ」
男「あぁっ、それなら知ってる!! アニメ見てたもの、○○9!! そっかー、あれがglobeかぁ~。
しかし、作曲者が捕まっちゃったとなると、カラオケとかで曲を流せなくなっちゃったりするのかなぁ?」
女「もう既にエイベックスは音楽配信を全曲配信停止にしたとさ。これが、どこまで広がるかは分からんが……。
なまじ人に愛された作品が多いだけに、こういう結末になってしまったのはなんだか寂しいな」
男「成功の後の借金まみれの生活かぁ……。
好きな音楽を作ってるだけじゃ満足できなかったのかなぁ……?」
女「天才だからだろう。天才だから、貪欲に高みの更に先が見えてしまう、求めてしまうんだよ。
まだ行ける、まだ行けるんだと、どこまでも、振り返ることも無く、どこまでも、墜落するまで……。
その墜落した先が失意か死かはたまた留置所かは知らないが、案外天才とは不幸な者なのかも知れないな。
いや、あるいはだからこそ、天才は私たちの眼に逞しくそして美しく映るのかも知れない……。
その生命の全てをかけて、ひと時の春に咲く花を見るように……」
男「天才、か……」
男「ちょっとまって、別に花って来年も同じ場所で咲かない? ほら、彼岸花とか」
女「……そうやって、発言の意図ではなく荒を探して相手を論破するのは、
愚者の知恵を弁えぬ所業だという事が何故分からない」
男「またそんな難しそうな事言って保身してさぁ。なんだいなんだい、そんなに自分を賢く見せたいのかい?
そんな自分の身の丈に合わない事言うから、唇がさぶいぼ起して荒れるんだよっ!!」
女「……微妙に罵る方向がずれてやしないか? しかし、私の唇をさぶいぼとはよく言ってくれたものだなぁ。
まったく、お前という奴は私を怒らせる天才だよ……!! こらっ、待てっ、逃げるなぁっ……!!」
女「最近今ひとつ名前を聞かないなぁと思ったら、なんてこったい。
まぁ、21世紀に入ってからはつんく♂に押されっぱなしだったものなぁ」
男「それなりに聞いてた世代だからねぇ僕たちって。やっぱりショックは大きいよ。
……えと、安室奈美恵とグローブだったっけ?」
女「さては、そんなに小室哲哉のこと知らんだろうお前。
ほれっ、サイボーグ○○9のオープニングテーマとか、覚えてないか?
やーくーそーくーの、あのばーしょでー♪ って奴だ、あれがglobeだよ」
男「あぁっ、それなら知ってる!! アニメ見てたもの、○○9!! そっかー、あれがglobeかぁ~。
しかし、作曲者が捕まっちゃったとなると、カラオケとかで曲を流せなくなっちゃったりするのかなぁ?」
女「もう既にエイベックスは音楽配信を全曲配信停止にしたとさ。これが、どこまで広がるかは分からんが……。
なまじ人に愛された作品が多いだけに、こういう結末になってしまったのはなんだか寂しいな」
男「成功の後の借金まみれの生活かぁ……。
好きな音楽を作ってるだけじゃ満足できなかったのかなぁ……?」
女「天才だからだろう。天才だから、貪欲に高みの更に先が見えてしまう、求めてしまうんだよ。
まだ行ける、まだ行けるんだと、どこまでも、振り返ることも無く、どこまでも、墜落するまで……。
その墜落した先が失意か死かはたまた留置所かは知らないが、案外天才とは不幸な者なのかも知れないな。
いや、あるいはだからこそ、天才は私たちの眼に逞しくそして美しく映るのかも知れない……。
その生命の全てをかけて、ひと時の春に咲く花を見るように……」
男「天才、か……」
男「ちょっとまって、別に花って来年も同じ場所で咲かない? ほら、彼岸花とか」
女「……そうやって、発言の意図ではなく荒を探して相手を論破するのは、
愚者の知恵を弁えぬ所業だという事が何故分からない」
男「またそんな難しそうな事言って保身してさぁ。なんだいなんだい、そんなに自分を賢く見せたいのかい?
そんな自分の身の丈に合わない事言うから、唇がさぶいぼ起して荒れるんだよっ!!」
女「……微妙に罵る方向がずれてやしないか? しかし、私の唇をさぶいぼとはよく言ってくれたものだなぁ。
まったく、お前という奴は私を怒らせる天才だよ……!! こらっ、待てっ、逃げるなぁっ……!!」
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