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元スレ新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」
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男「先生の急病で、数学の授業が図書室で自習になったのは良いけど、読む本ないなぁ。
なんでうちの学校って漫画とか置いてないんだろう。他はあるって聞くのに……」
女「こらこら、あくまで自習なんだぞ。授業に関係ある本を読め」
男「そう言いながら、女さんも数学とは全然関係のない本読んでるじゃないか。
ローランの歌? なにこれ、ジブリ系? テ○ーの歌みたいなお話?」
女「テ○ーの歌みたいなお話ってなんだ。それを言うならゲド戦記みたいなお話だろ。
まぁ要するに、円卓の騎士やニーベルゲンの歌みたいな騎士道物語だな」
男「あぁっ、円卓の騎士なら僕も知ってるよ!!
あれってさぁ、灼騎士が仲間になる辺りで絶対はまっちゃうんだよねー」
女「……灼騎士、そんなの居たか? まぁいい、どうせいつものお前の与太だろう」
男「騎士といえば、ほらあれ。貴婦人の手の甲にキスして『もう大丈夫ですよマドモァゼル』とかやるよね。
現代でやったら間違いなくお寒いギャグなのに、よくやったよね昔の人って」
女「やったかどうかは知らんが、騎士道の中でも貴婦人への献身というのは美徳の一つでな。
まぁそれでだろう、女性を助けたりだとか言う話が騎士が出てくる話に多いのは。
しかしまぁ自分に甲斐甲斐しく尽くしてくるというのは、女としては悪い気はせんな……」
男「女様!! 不肖子の男、女様に仕える騎士として忠誠をここに誓います!!」
女「……まったく、影響されやすい男め。どれ、誓ってか?」
男「はい、女様。【その】唇に誓って……」
女「…………」
男「おいおいなんだよ、乗ってくれたんじゃないのぉ?
ここは、差し出された手にうぶちゅっと接吻をするシーンでしょ? ほら、はやく手を出してよ!!」
女「ふむ、まぁそれでも良いのだが。ここは一つ本格的に騎士叙任をしてやろうと思ってな。
知っているか。騎士叙任の時にはな支える王なり姫なりから剣でその首を叩いてもらうのが礼儀なのだ」
男「へぇー、なんだか禅みたいだね。あっ、その定規、それで剣の代わりって訳ね。
よっしゃオッケイ、女さんの柔肌を楽しめないのは残念だけど、それはそれで面白そうだ。
いっちょパシーンとやっちゃってくださいよ、その定規で!! ささっ、どうぞどうぞ!!」
女「ふむ、その心意気やよし。では、背を向けてしばし待つが良い……」
男「…………」
女「間違えたのかわざとか知らんが、【その】ってなんだ【その】って!!
ええいっ、このスットコドッコイがぁっ!! 喝ぅ―――ッ!!!!111」ビシーン
男「あいたぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!11111」
なんでうちの学校って漫画とか置いてないんだろう。他はあるって聞くのに……」
女「こらこら、あくまで自習なんだぞ。授業に関係ある本を読め」
男「そう言いながら、女さんも数学とは全然関係のない本読んでるじゃないか。
ローランの歌? なにこれ、ジブリ系? テ○ーの歌みたいなお話?」
女「テ○ーの歌みたいなお話ってなんだ。それを言うならゲド戦記みたいなお話だろ。
まぁ要するに、円卓の騎士やニーベルゲンの歌みたいな騎士道物語だな」
男「あぁっ、円卓の騎士なら僕も知ってるよ!!
あれってさぁ、灼騎士が仲間になる辺りで絶対はまっちゃうんだよねー」
女「……灼騎士、そんなの居たか? まぁいい、どうせいつものお前の与太だろう」
男「騎士といえば、ほらあれ。貴婦人の手の甲にキスして『もう大丈夫ですよマドモァゼル』とかやるよね。
現代でやったら間違いなくお寒いギャグなのに、よくやったよね昔の人って」
女「やったかどうかは知らんが、騎士道の中でも貴婦人への献身というのは美徳の一つでな。
まぁそれでだろう、女性を助けたりだとか言う話が騎士が出てくる話に多いのは。
しかしまぁ自分に甲斐甲斐しく尽くしてくるというのは、女としては悪い気はせんな……」
男「女様!! 不肖子の男、女様に仕える騎士として忠誠をここに誓います!!」
女「……まったく、影響されやすい男め。どれ、誓ってか?」
男「はい、女様。【その】唇に誓って……」
女「…………」
男「おいおいなんだよ、乗ってくれたんじゃないのぉ?
ここは、差し出された手にうぶちゅっと接吻をするシーンでしょ? ほら、はやく手を出してよ!!」
女「ふむ、まぁそれでも良いのだが。ここは一つ本格的に騎士叙任をしてやろうと思ってな。
知っているか。騎士叙任の時にはな支える王なり姫なりから剣でその首を叩いてもらうのが礼儀なのだ」
男「へぇー、なんだか禅みたいだね。あっ、その定規、それで剣の代わりって訳ね。
よっしゃオッケイ、女さんの柔肌を楽しめないのは残念だけど、それはそれで面白そうだ。
いっちょパシーンとやっちゃってくださいよ、その定規で!! ささっ、どうぞどうぞ!!」
女「ふむ、その心意気やよし。では、背を向けてしばし待つが良い……」
男「…………」
女「間違えたのかわざとか知らんが、【その】ってなんだ【その】って!!
ええいっ、このスットコドッコイがぁっ!! 喝ぅ―――ッ!!!!111」ビシーン
男「あいたぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!11111」
>>51の続き
男「イタタタ……。酷いよ、定規とはいえ思いっきり殴るなんて。
言ってた首じゃなくて、肩を叩かれたのがせめてもの救いだけれど。けど、肩でもやっぱり痛い……」
女「ふん、座禅だ座禅。年がら年中、邪念に囚われておるお前が悪い!!」
男「邪念って。違うよぉ、これは女さんの唇の様に荒れ狂う恋ごこあだだだだだ……ッ!!」
女「そんな下心など岩にでも叩きつけて砕いてしまえッ!!」
男「まぁ、図書館だし馬鹿騒ぎはこれくらいにして。そのローランの歌って面白いの?」
女「うむ、面白いぞ。騎士道物語は色々読んだが、これは女王騎士物語に次ぐ面白さだ」
男「へーっそっかー、女王騎士物語ってのは聞いたこと無いけど、それくらい面白いのかー」
女「…………おっ、おほん!!(///)
まぁローランの歌のなにが良いって、やっぱり主人公のオルランドのキャラだな。
このローランの歌では比較的まとも……いや、そんな事も無いか。
とにかく、これの前編と言って良いシャルルマーニュ伝説から、
オルランドは『お前本当に騎士か?』と問いたくなるお馬鹿な大活躍を見せてくれる」
男「お馬鹿なの? 主人公なのに?」
女「あぁっ、馬鹿も馬鹿、お前もびっくりなホンマもんの大馬鹿という奴だ。
どれくらい馬鹿かというと、思い人に振られるや全裸になって発狂し、熊とかを素手で倒しはじめる。
それにあきたら今度は地中海を泳いで渡ろうとする、馬鹿かつ人間としても規格外という、スーパー馬鹿だな」
男「なるほど、スーパー馬鹿かぁ。なんだかちょっと格好良いな、スーパーサ○ヤ人みたいで。
……待てよ。それなら、僕も女さんに振られればオルランドみたいなスーパー馬鹿に……!?」
女「なりたいのならいつでも振ってやっても構わんぞ、私は」
男「うそうそ、冗談だよ。馬鹿で良いからさ、女さんと一緒に居るほうが僕は幸せだよぉー」
女「(しかしまぁ、オルランドといいこいつといい、ひょっとして私は馬鹿が好きなのだろうか……)」
男「……うん? どしたの女さん、僕の顔なんてジロジロ見て。もしかして、唇の皮でも剥けてる?」
女「(ただ、オルランドと違って、こいつは随分と弱っちいがな……)」
男「イタイイタイイタイ、痛いって女さん!! ジョーク、ほんのいつものジョークじゃんかぁっ!!
だいたいねぇ、ここをどこだと思ってるの。図書室なんだよ、騒ぐところじゃないんだよ!!
なのにそんな、お口のジッパーだらしなく開いて、スライダーはどこやったの!? 壊れちゃったの!?」
女「(……まぁ、女だから反撃しないというのもあるかもしれんな。
もしそうだとしたら……ふふっ。まったく、よく出来た優しい騎士様じゃないか…………)」
男「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! 女さんの、唇をジッパーとか言ってごめんなさい!!
だからもうこれ以上力を入れないでぇっ!! そんなにぐりぐりされたら、頭が、頭が割れちゃうぅぅぅ……!!」
男「イタタタ……。酷いよ、定規とはいえ思いっきり殴るなんて。
言ってた首じゃなくて、肩を叩かれたのがせめてもの救いだけれど。けど、肩でもやっぱり痛い……」
女「ふん、座禅だ座禅。年がら年中、邪念に囚われておるお前が悪い!!」
男「邪念って。違うよぉ、これは女さんの唇の様に荒れ狂う恋ごこあだだだだだ……ッ!!」
女「そんな下心など岩にでも叩きつけて砕いてしまえッ!!」
男「まぁ、図書館だし馬鹿騒ぎはこれくらいにして。そのローランの歌って面白いの?」
女「うむ、面白いぞ。騎士道物語は色々読んだが、これは女王騎士物語に次ぐ面白さだ」
男「へーっそっかー、女王騎士物語ってのは聞いたこと無いけど、それくらい面白いのかー」
女「…………おっ、おほん!!(///)
まぁローランの歌のなにが良いって、やっぱり主人公のオルランドのキャラだな。
このローランの歌では比較的まとも……いや、そんな事も無いか。
とにかく、これの前編と言って良いシャルルマーニュ伝説から、
オルランドは『お前本当に騎士か?』と問いたくなるお馬鹿な大活躍を見せてくれる」
男「お馬鹿なの? 主人公なのに?」
女「あぁっ、馬鹿も馬鹿、お前もびっくりなホンマもんの大馬鹿という奴だ。
どれくらい馬鹿かというと、思い人に振られるや全裸になって発狂し、熊とかを素手で倒しはじめる。
それにあきたら今度は地中海を泳いで渡ろうとする、馬鹿かつ人間としても規格外という、スーパー馬鹿だな」
男「なるほど、スーパー馬鹿かぁ。なんだかちょっと格好良いな、スーパーサ○ヤ人みたいで。
……待てよ。それなら、僕も女さんに振られればオルランドみたいなスーパー馬鹿に……!?」
女「なりたいのならいつでも振ってやっても構わんぞ、私は」
男「うそうそ、冗談だよ。馬鹿で良いからさ、女さんと一緒に居るほうが僕は幸せだよぉー」
女「(しかしまぁ、オルランドといいこいつといい、ひょっとして私は馬鹿が好きなのだろうか……)」
男「……うん? どしたの女さん、僕の顔なんてジロジロ見て。もしかして、唇の皮でも剥けてる?」
女「(ただ、オルランドと違って、こいつは随分と弱っちいがな……)」
男「イタイイタイイタイ、痛いって女さん!! ジョーク、ほんのいつものジョークじゃんかぁっ!!
だいたいねぇ、ここをどこだと思ってるの。図書室なんだよ、騒ぐところじゃないんだよ!!
なのにそんな、お口のジッパーだらしなく開いて、スライダーはどこやったの!? 壊れちゃったの!?」
女「(……まぁ、女だから反撃しないというのもあるかもしれんな。
もしそうだとしたら……ふふっ。まったく、よく出来た優しい騎士様じゃないか…………)」
男「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! 女さんの、唇をジッパーとか言ってごめんなさい!!
だからもうこれ以上力を入れないでぇっ!! そんなにぐりぐりされたら、頭が、頭が割れちゃうぅぅぅ……!!」
男「いっつも思うんだけどさぁ。なんで女さんのお弁当って、カレーピラフだとかドライチャーハンだとか、
渇いてる系のが入ってるの? 普通に白飯入れるんじゃ駄目なの?」
女「ドライチャーハンとな、ふむ面妖な。そうなるとウェットチャーハンというのも存在するのか?
まぁそれはさておき、人が何食おうが人の勝手であろう。正直、ほっといてくれ」
男「いや、唇の事を考えてってのは分かるけどさぁ。けどそれはいくらなんでも気にしすぎじゃないの?」
女「……口に糊するという言葉があるだろう。あれが唇で渇いてパリパリになる感覚が私は好きじゃないんだ。
だから、弁当に詰めるご飯は極力炒める、白飯なら冷蔵庫で水分を飛ばす。どうだ、これで満足か?」
男「たしかに乾いた糊の感触が気持ち悪いのは分かるけど……。
けどそれじゃ、おかゆとか雑炊食べれないじゃん。風邪引いたときなんかどうするのさ!?」
女「おあいにくさま。こう見えて、唇が荒れるという奇病以外、病気らしい病気にはかかった事のない健康優良児での……」
男「ちがーう!! 君の話じゃない、僕が食べれないって話だよ!!」
女「…………はっ?」
男「恋人が病床で臥せっていたらお粥作ってあげるのが定石でしょう。
だけど、女さんみたいな事言ってたら味見できないじゃん。おかゆって結構塩加減が大切なんだからね!!」
女「……は、はぁ、そうですか」
男「あぁあぁ~、女さんの唇でふーふーしてもらったおかゆをベッドで食べるのが僕の密かな夢だったのにぃ。
しかもこの調子じゃ、結婚したらご飯は全部冷ごはんかぁ。なんか、今から気が滅入りそうだなぁ……はぁ……」
女「別に私が冷蔵庫の昨日のご飯を食べて、お前はジャーのご飯を食べれば良いだけじゃ」
男「駄目だよ、そんな事したら!! 子供が見てたらなんて思うか分かったもんじゃないよ!?
『おかあさんはおとおさんにれいぞうこのごはんばっかりたべさせてる』『おとおさん、おかあさんをいじめないで(裏声)』
なんて言われた日には、立てと言われて立てないジョーの如く、立ち直る自信が無いですよ!?」
女「……なんだ、なんで微妙に声が違うんだ。どういう意図だ!?(///)
というか、こんなところで恥かしげも無く家族計画なぞ語るな!! みろ、みんなこっちを見てるじゃないか……」
男「子供は一姫二太郎三なすびっていうけど、僕はやっぱり男の子がお兄ちゃんのほうが良いなぁ。
あと、懸賞金で生活するような息子は要らないや……」
女「なすびはまた別の話だ、お馬鹿ッ!! ええいっ少し黙れ、この妄想狂め!!」
渇いてる系のが入ってるの? 普通に白飯入れるんじゃ駄目なの?」
女「ドライチャーハンとな、ふむ面妖な。そうなるとウェットチャーハンというのも存在するのか?
まぁそれはさておき、人が何食おうが人の勝手であろう。正直、ほっといてくれ」
男「いや、唇の事を考えてってのは分かるけどさぁ。けどそれはいくらなんでも気にしすぎじゃないの?」
女「……口に糊するという言葉があるだろう。あれが唇で渇いてパリパリになる感覚が私は好きじゃないんだ。
だから、弁当に詰めるご飯は極力炒める、白飯なら冷蔵庫で水分を飛ばす。どうだ、これで満足か?」
男「たしかに乾いた糊の感触が気持ち悪いのは分かるけど……。
けどそれじゃ、おかゆとか雑炊食べれないじゃん。風邪引いたときなんかどうするのさ!?」
女「おあいにくさま。こう見えて、唇が荒れるという奇病以外、病気らしい病気にはかかった事のない健康優良児での……」
男「ちがーう!! 君の話じゃない、僕が食べれないって話だよ!!」
女「…………はっ?」
男「恋人が病床で臥せっていたらお粥作ってあげるのが定石でしょう。
だけど、女さんみたいな事言ってたら味見できないじゃん。おかゆって結構塩加減が大切なんだからね!!」
女「……は、はぁ、そうですか」
男「あぁあぁ~、女さんの唇でふーふーしてもらったおかゆをベッドで食べるのが僕の密かな夢だったのにぃ。
しかもこの調子じゃ、結婚したらご飯は全部冷ごはんかぁ。なんか、今から気が滅入りそうだなぁ……はぁ……」
女「別に私が冷蔵庫の昨日のご飯を食べて、お前はジャーのご飯を食べれば良いだけじゃ」
男「駄目だよ、そんな事したら!! 子供が見てたらなんて思うか分かったもんじゃないよ!?
『おかあさんはおとおさんにれいぞうこのごはんばっかりたべさせてる』『おとおさん、おかあさんをいじめないで(裏声)』
なんて言われた日には、立てと言われて立てないジョーの如く、立ち直る自信が無いですよ!?」
女「……なんだ、なんで微妙に声が違うんだ。どういう意図だ!?(///)
というか、こんなところで恥かしげも無く家族計画なぞ語るな!! みろ、みんなこっちを見てるじゃないか……」
男「子供は一姫二太郎三なすびっていうけど、僕はやっぱり男の子がお兄ちゃんのほうが良いなぁ。
あと、懸賞金で生活するような息子は要らないや……」
女「なすびはまた別の話だ、お馬鹿ッ!! ええいっ少し黙れ、この妄想狂め!!」
――デートの待ち合わせ
女「すまん、待たせたな。ちょっと、出掛けに親に捕まってしまってな」
男「ううん、大丈夫だよ。待たされたり、焦らされたり、おあずけくらうのには慣れてるから。むしろ嬉しいから。
ほら僕ってMだからさ、もしかして放置プレイかなって勘ぐったり、どこで女さんが僕を視か……あふぅっ!!」
女「こんな道端で不穏当な発言をするな。すまなかったと言っているだろうが、まったく!!(///)」
男「……すまないって思ってるなら殴ること無いじゃん。イテテテテ……」
女「それにしても……。お前、私服はいつもこんなのなのか?
破れたジーンズに、ペンキが付いた帽子や靴。ジャラジャラしたチェーンアクセサリー。
Tシャツもなんか悪そうな奴はだいたい友達っぽい人の顔がでかでかと……」
男「裏宿系で決めてみましたー。イェーッ、裏宿って何処か知りませんけどー」
女「それは……裏宿なのか? とりあえず、DQNっぽい服装ではあるとは思うが……。
しかし、幾らなんでもみっとも無いだろそのジーンズは。股の所が裂けてるって、セクハラだぞそれ」
男「分からないかなぁー、ダメージジーンズの良さが。このいかにも使い込んでますよって所が良いんじゃない!!」
女「お前は、股を擦り切れるほどに使い込むのか。ナニをして使い込むのかしらんが程ほどにしておけよ。
……で、なんで私の唇を見る。ほれ、怒らんからちょっとなぜだか言ってみろ」
男「いやー、女さんの唇も、ある意味では使い込んでるダメージ系かなぁと思って。
そう考えると、その唇もワイルドというか格好良いというか、おしゃれな感じがするなぁと」
女「……褒められてるのか貶されてるのか。初めてだよ、この唇をおしゃれなんていわれたのは」
男「あと数年したら、もしかすると女の子達の間で流行るかもね。
わざと自分の唇を荒れさせてワイルドさをアピールするようなファッションが。
そうなったら女さんも、ガングロを定着させた安室奈美恵の様に、一気にファッションリーダーか……」
女「嫌だわ、そんなファッションリーダー!!
あぁもう、とりあえず、今日のデートは服買いに行くぞ。そんな格好じゃ恥かしくって隣をあるけん」
男「ホワット? おいおい何言ってるんだベイビィー。そんなネガティブでどうすんのYO!
俺とお前でダメージ系の明日、切り開くってあの日リメンバー、夕日追いかけ誓ったサタデナイト!」
女「止めろ気色悪い。リズムに乗せて思いつくままに馬鹿な事を喋るな、この馬鹿!!」
女「すまん、待たせたな。ちょっと、出掛けに親に捕まってしまってな」
男「ううん、大丈夫だよ。待たされたり、焦らされたり、おあずけくらうのには慣れてるから。むしろ嬉しいから。
ほら僕ってMだからさ、もしかして放置プレイかなって勘ぐったり、どこで女さんが僕を視か……あふぅっ!!」
女「こんな道端で不穏当な発言をするな。すまなかったと言っているだろうが、まったく!!(///)」
男「……すまないって思ってるなら殴ること無いじゃん。イテテテテ……」
女「それにしても……。お前、私服はいつもこんなのなのか?
破れたジーンズに、ペンキが付いた帽子や靴。ジャラジャラしたチェーンアクセサリー。
Tシャツもなんか悪そうな奴はだいたい友達っぽい人の顔がでかでかと……」
男「裏宿系で決めてみましたー。イェーッ、裏宿って何処か知りませんけどー」
女「それは……裏宿なのか? とりあえず、DQNっぽい服装ではあるとは思うが……。
しかし、幾らなんでもみっとも無いだろそのジーンズは。股の所が裂けてるって、セクハラだぞそれ」
男「分からないかなぁー、ダメージジーンズの良さが。このいかにも使い込んでますよって所が良いんじゃない!!」
女「お前は、股を擦り切れるほどに使い込むのか。ナニをして使い込むのかしらんが程ほどにしておけよ。
……で、なんで私の唇を見る。ほれ、怒らんからちょっとなぜだか言ってみろ」
男「いやー、女さんの唇も、ある意味では使い込んでるダメージ系かなぁと思って。
そう考えると、その唇もワイルドというか格好良いというか、おしゃれな感じがするなぁと」
女「……褒められてるのか貶されてるのか。初めてだよ、この唇をおしゃれなんていわれたのは」
男「あと数年したら、もしかすると女の子達の間で流行るかもね。
わざと自分の唇を荒れさせてワイルドさをアピールするようなファッションが。
そうなったら女さんも、ガングロを定着させた安室奈美恵の様に、一気にファッションリーダーか……」
女「嫌だわ、そんなファッションリーダー!!
あぁもう、とりあえず、今日のデートは服買いに行くぞ。そんな格好じゃ恥かしくって隣をあるけん」
男「ホワット? おいおい何言ってるんだベイビィー。そんなネガティブでどうすんのYO!
俺とお前でダメージ系の明日、切り開くってあの日リメンバー、夕日追いかけ誓ったサタデナイト!」
女「止めろ気色悪い。リズムに乗せて思いつくままに馬鹿な事を喋るな、この馬鹿!!」
○公園(夜)
男(20)と女(20)が抱き合っている。
男「キスしようか」
女「うん」
二人のキス。
男「……」
女「激し……」
女の様子がおかしくなる。
女「んー!?」
男「……」
女「ちょ、やめ……離し……」
女の唇から血しぶきが飛ぶ。
女「ぎゃあああああ!!」
男「ぺっ」
男が女の唇の一部を吐き出す。
女「あた、あた、あたしの唇があああああ!! なにすんのおおおおお!!」
男「ざまあみやがれ。このクソ女が」
剥がれそうで剥がれない唇を女が必死でくっつけようとする。
女「ごのやろおおおおお!!」
男「俺は知ってる。お前は人間じゃない」
女「……」
男「本当はそれ、痛くもないんだろ? 下手な人間の真似はやめろ」
女「……なぜ解った!? お前……ぶっ殺す!!」
男「同業だからな。かかって来いよ」
始めてシナリオ形式に沿って書いてみたが、糞脚本だな。
男(20)と女(20)が抱き合っている。
男「キスしようか」
女「うん」
二人のキス。
男「……」
女「激し……」
女の様子がおかしくなる。
女「んー!?」
男「……」
女「ちょ、やめ……離し……」
女の唇から血しぶきが飛ぶ。
女「ぎゃあああああ!!」
男「ぺっ」
男が女の唇の一部を吐き出す。
女「あた、あた、あたしの唇があああああ!! なにすんのおおおおお!!」
男「ざまあみやがれ。このクソ女が」
剥がれそうで剥がれない唇を女が必死でくっつけようとする。
女「ごのやろおおおおお!!」
男「俺は知ってる。お前は人間じゃない」
女「……」
男「本当はそれ、痛くもないんだろ? 下手な人間の真似はやめろ」
女「……なぜ解った!? お前……ぶっ殺す!!」
男「同業だからな。かかって来いよ」
始めてシナリオ形式に沿って書いてみたが、糞脚本だな。
男「みてみてー、女さん。ほらっ、たらこ唇ー!!」
女「ピンク色の田舎あられを集めて何をしてるかと思ったら、案の定そんなくだらない事を……。
小さい頃食べ物で遊ぶなと親から教わらなかったか? まったく、いつまでたっても成長せん奴だ」
男「えーっ、なんだよぉ、せっかくそれっぽく曲がってるの選んで作ったのにぃ」
女「そうかそうかよく頑張ったな、どれ花丸をあげよう。ほれ、良いからあられの袋を私にもよこせ」
男「あれ、女さんもあられ食べるんだ。てっきりぱさぱさしてるから、唇が乾くとか言って嫌がるかと」
女「一口で食べれるからな。あとはまぁ、あんまり甘すぎないところが良心的というか……」
男「うんうん、そんなにカロリー高くないから量食べても大丈夫だものね!!」
女「……はっきりというな、デリカシーの無いやつめ(///)」
男「僕さぁ、あられって味気ないから昔はあんまり好きじゃなかったんだよねー。
けどなんだろう、味覚の変化かなぁ。最近は、このちょっとしょっぱいくらいがたまらないんだよねー」
女「ふむ。私はやっぱり、あられは甘いほうが好きだなぁ……。
だがしかし、お湯につけてふやかす奴、あれは多少塩っ辛いほうが好きだな」
男「あー、そんなのもあるねえ」
女「水を含んでちょっともっちりしたあられの感触も中々味わいがあるというもの。
ふやかした汁も、あられの風味が良い感じに移っていて香ばしいしな……」
男「なんかそんな事言われると、久しぶりに食べたくなって来ちゃったじゃない。
よしっ、ちょっとお湯沸かしてくるね……」
女「あぁっ、それなら私の分も頼む」
男「…………」
女「うん? どうした、たらこ唇なんぞじっと見つめて。ほれ、はやく食わんとアラレがお湯に溶けてしまうぞ?」
男「……いやさ、このタラコ唇ってどことなく女さんの唇と似てるなーと思って」
女「貴様、せっかくのおやつが不味くなってしまったではないか」
男「だって、この微妙なでこぼこ具合と良い、表面のわれ具合と良いそっくりでしょう!?
作った僕だってびっくりだよ、こんな見事な割れくちび……熱い熱い熱い熱いッ!?
いきなりなにするのさ!? お湯なんか机の上にぶちまけて!?」
女「ふむ、お湯をかければそのあられ唇も、ふやけて少しはマシになるかと思ってな。
口唇炎女の悲しい性というもの、許してくれ……」
女「ピンク色の田舎あられを集めて何をしてるかと思ったら、案の定そんなくだらない事を……。
小さい頃食べ物で遊ぶなと親から教わらなかったか? まったく、いつまでたっても成長せん奴だ」
男「えーっ、なんだよぉ、せっかくそれっぽく曲がってるの選んで作ったのにぃ」
女「そうかそうかよく頑張ったな、どれ花丸をあげよう。ほれ、良いからあられの袋を私にもよこせ」
男「あれ、女さんもあられ食べるんだ。てっきりぱさぱさしてるから、唇が乾くとか言って嫌がるかと」
女「一口で食べれるからな。あとはまぁ、あんまり甘すぎないところが良心的というか……」
男「うんうん、そんなにカロリー高くないから量食べても大丈夫だものね!!」
女「……はっきりというな、デリカシーの無いやつめ(///)」
男「僕さぁ、あられって味気ないから昔はあんまり好きじゃなかったんだよねー。
けどなんだろう、味覚の変化かなぁ。最近は、このちょっとしょっぱいくらいがたまらないんだよねー」
女「ふむ。私はやっぱり、あられは甘いほうが好きだなぁ……。
だがしかし、お湯につけてふやかす奴、あれは多少塩っ辛いほうが好きだな」
男「あー、そんなのもあるねえ」
女「水を含んでちょっともっちりしたあられの感触も中々味わいがあるというもの。
ふやかした汁も、あられの風味が良い感じに移っていて香ばしいしな……」
男「なんかそんな事言われると、久しぶりに食べたくなって来ちゃったじゃない。
よしっ、ちょっとお湯沸かしてくるね……」
女「あぁっ、それなら私の分も頼む」
男「…………」
女「うん? どうした、たらこ唇なんぞじっと見つめて。ほれ、はやく食わんとアラレがお湯に溶けてしまうぞ?」
男「……いやさ、このタラコ唇ってどことなく女さんの唇と似てるなーと思って」
女「貴様、せっかくのおやつが不味くなってしまったではないか」
男「だって、この微妙なでこぼこ具合と良い、表面のわれ具合と良いそっくりでしょう!?
作った僕だってびっくりだよ、こんな見事な割れくちび……熱い熱い熱い熱いッ!?
いきなりなにするのさ!? お湯なんか机の上にぶちまけて!?」
女「ふむ、お湯をかければそのあられ唇も、ふやけて少しはマシになるかと思ってな。
口唇炎女の悲しい性というもの、許してくれ……」
男「おっ、求人情報誌なんか見てどうしたのー。新しいリップクリームでも欲しいのー?」
女「いや、そろそろワンフェスの軍資金を用立てねばと思ってな。
というか、リップクリーム買う金程度に困るか。どんだけお前の中で私は貧乏なんだ」
男「いやいや、肌荒れに効く一個五千円位するまゆつばなリップでも買うのかなぁと思ってね……。
オーケーオーケー時に落ち着けって、またいつもの冗談だから……あいたぁっ!!!」
女「……しかし困ったなぁ。どうにも良さそうなバイトが見当たらない。
飲食店は女だから接客に回されるだろうが、塗装で汚れた手じゃとても営業できんし……」
男「大丈夫。見る者の食欲を萎えさせるそんなただれた唇で、接客なんて元から無理だか……ヒュッ!!」
女「よく考えれば、この手じゃ内勤もろくにできんよなぁ。飲食系以外でも、なんか塗装がつきそうとか言われるだろうし。
うーむ、どっかに手を動かさないで出来る仕事なぞ無いだろうか……」
男「けほけほけほ……。えっと、それだったら、モデルとかちょうど良いんじゃないかなぁ?」
女「も、モデル!? な、なんでまた急にそんな。お、おだてても何も出んぞ……(///)」
男「いやいや、割と本気で言ってるですよ? ほら時々週刊誌に見開きで入ってたりするでしょ。
『このダイエット方法で私も10kg痩せました』みたいなの」
女「うん? まぁ、確かにあるが、それがいったい……」
男「ほら、リップクリーム作ってる会社の専属モデルになってさ、
『この荒れた唇も、我が社のリップでこの通り』みたいな事をやるわけだよ、BeforeAfterの写真つきでさ。
ほらやっぱり効果の程が見える方が消費者も安心じゃない。まさに女さんの天職じゃないか……イタイイタイイタイイタイ!!
やめて、唇をちみぎらないでッ、擦らないでッ!! そんな事したら皮が、皮が剥けちゃうぅぅ!!!」
女「ふむ、一人で出るのは少し心もとないのでな。悪いが一緒に出てくれないか、男よ。
なぁに、女の私に需要があるのなら、男のお前にも需要があってもおかしく無いはず……」
男「ないない、無いよ、需要無い!! 男ノ子、唇ガ荒レテルノナンテキニシナイ!!
だからお願い、もうやめ……ぎゃぁぁぁぁああああああッ!!」
女「いや、そろそろワンフェスの軍資金を用立てねばと思ってな。
というか、リップクリーム買う金程度に困るか。どんだけお前の中で私は貧乏なんだ」
男「いやいや、肌荒れに効く一個五千円位するまゆつばなリップでも買うのかなぁと思ってね……。
オーケーオーケー時に落ち着けって、またいつもの冗談だから……あいたぁっ!!!」
女「……しかし困ったなぁ。どうにも良さそうなバイトが見当たらない。
飲食店は女だから接客に回されるだろうが、塗装で汚れた手じゃとても営業できんし……」
男「大丈夫。見る者の食欲を萎えさせるそんなただれた唇で、接客なんて元から無理だか……ヒュッ!!」
女「よく考えれば、この手じゃ内勤もろくにできんよなぁ。飲食系以外でも、なんか塗装がつきそうとか言われるだろうし。
うーむ、どっかに手を動かさないで出来る仕事なぞ無いだろうか……」
男「けほけほけほ……。えっと、それだったら、モデルとかちょうど良いんじゃないかなぁ?」
女「も、モデル!? な、なんでまた急にそんな。お、おだてても何も出んぞ……(///)」
男「いやいや、割と本気で言ってるですよ? ほら時々週刊誌に見開きで入ってたりするでしょ。
『このダイエット方法で私も10kg痩せました』みたいなの」
女「うん? まぁ、確かにあるが、それがいったい……」
男「ほら、リップクリーム作ってる会社の専属モデルになってさ、
『この荒れた唇も、我が社のリップでこの通り』みたいな事をやるわけだよ、BeforeAfterの写真つきでさ。
ほらやっぱり効果の程が見える方が消費者も安心じゃない。まさに女さんの天職じゃないか……イタイイタイイタイイタイ!!
やめて、唇をちみぎらないでッ、擦らないでッ!! そんな事したら皮が、皮が剥けちゃうぅぅ!!!」
女「ふむ、一人で出るのは少し心もとないのでな。悪いが一緒に出てくれないか、男よ。
なぁに、女の私に需要があるのなら、男のお前にも需要があってもおかしく無いはず……」
男「ないない、無いよ、需要無い!! 男ノ子、唇ガ荒レテルノナンテキニシナイ!!
だからお願い、もうやめ……ぎゃぁぁぁぁああああああッ!!」
男「おっはよー女さん。今日もまた君の唇は荒野に咲く花の土壌の様だね!!」
女「それで表現を濁したつもりか? まったく、朝っぱらから人の気分を沈めさせよって。
うん? 男よ、お前そのカッターシャツどうしたんだ。肩の所ざっくり破れてるぞ?」
男「えっ、嘘……。うわぁっ、本当だ。なんだこれ、いつの間に!?
いやぁっやめてっ、そんな獣のやうな眼でじろじろ見ないでよっ、エチーッ!!」
女「誰も貴様の汚らしい素肌など見たいと思わんわ。いいから、朝からピーピー騒ぐな、馬鹿め。
ほれ、直してやるから少し貸してみろ……」
男「へーっ、女さん裁縫道具とか持ち歩いてるんだ。なんだか家庭的だねー」
女「別に男でも裁縫道具持ってる奴なんているだろ。言うほど特別な事か?」チクチクチクチク
男「いやいや、破けたのを直そうって言う発想が凄いなーと。
ほら僕なんか破れたらそのまんまにしちゃう人だからさぁ」
女「前にデートで着てきたアレは、そういう事だったのか……。親なり姉なりに言って直してもらえよ。
それに、言ってくれれば、その、私だってやってやらんこともないんだぞ(///)」チクチクチクチクチクチク……ブスッ
男「あっ、指刺した」
女「……うおぉっ!? しまった、ボーっとしててついうっかり。
まいったなぁ、せっかく綺麗に直ったというのに血がついてしまった」
男「いいよいいよ血なんてどうでも。それより、大丈夫、痛くなかった?」
女「あぁ、大丈夫だ。これくらいなら舐めとけば自然と治るだ……男?」
男「…………ぱっくんちょ!!(女の指をくわえる音)」
女「……なっ、ななっ、なななななっ!? 何をするんだ、お前はいきなりぃっ!?(///)
こらっ、やめろっ、口から出せ!! わはっ!? し、舌を動かすな気色悪い……!!」
男「……いやほら、血が唇に付くと厄介じゃないかと思ってさ、女さんの場合。
せっかく服直してもらったんだし、これくらいのお礼はしなくちゃなぁって事で……」
女「……嘘付け。単に舐めたかっただけであろう、この助平め(///)」
男「えーっ? 怪我した人の傷舐めるとか、よく漫画とかでもやってる事じゃーん。
なんでそんなに怒るのさ、訳わかんないなぁーもぉー」ニヤニヤ
女「……くそっ、指さえ怪我してなかったら、思いっきりこいつの頬をぶん殴ってやるのに(///)」
男「はい、仕上げの絆創膏。なんだったらこれも僕が貼ってあげようか?」
女「それくらい自分で出来るわ!! いいからさっさと寄越せ……(///)」
女「それで表現を濁したつもりか? まったく、朝っぱらから人の気分を沈めさせよって。
うん? 男よ、お前そのカッターシャツどうしたんだ。肩の所ざっくり破れてるぞ?」
男「えっ、嘘……。うわぁっ、本当だ。なんだこれ、いつの間に!?
いやぁっやめてっ、そんな獣のやうな眼でじろじろ見ないでよっ、エチーッ!!」
女「誰も貴様の汚らしい素肌など見たいと思わんわ。いいから、朝からピーピー騒ぐな、馬鹿め。
ほれ、直してやるから少し貸してみろ……」
男「へーっ、女さん裁縫道具とか持ち歩いてるんだ。なんだか家庭的だねー」
女「別に男でも裁縫道具持ってる奴なんているだろ。言うほど特別な事か?」チクチクチクチク
男「いやいや、破けたのを直そうって言う発想が凄いなーと。
ほら僕なんか破れたらそのまんまにしちゃう人だからさぁ」
女「前にデートで着てきたアレは、そういう事だったのか……。親なり姉なりに言って直してもらえよ。
それに、言ってくれれば、その、私だってやってやらんこともないんだぞ(///)」チクチクチクチクチクチク……ブスッ
男「あっ、指刺した」
女「……うおぉっ!? しまった、ボーっとしててついうっかり。
まいったなぁ、せっかく綺麗に直ったというのに血がついてしまった」
男「いいよいいよ血なんてどうでも。それより、大丈夫、痛くなかった?」
女「あぁ、大丈夫だ。これくらいなら舐めとけば自然と治るだ……男?」
男「…………ぱっくんちょ!!(女の指をくわえる音)」
女「……なっ、ななっ、なななななっ!? 何をするんだ、お前はいきなりぃっ!?(///)
こらっ、やめろっ、口から出せ!! わはっ!? し、舌を動かすな気色悪い……!!」
男「……いやほら、血が唇に付くと厄介じゃないかと思ってさ、女さんの場合。
せっかく服直してもらったんだし、これくらいのお礼はしなくちゃなぁって事で……」
女「……嘘付け。単に舐めたかっただけであろう、この助平め(///)」
男「えーっ? 怪我した人の傷舐めるとか、よく漫画とかでもやってる事じゃーん。
なんでそんなに怒るのさ、訳わかんないなぁーもぉー」ニヤニヤ
女「……くそっ、指さえ怪我してなかったら、思いっきりこいつの頬をぶん殴ってやるのに(///)」
男「はい、仕上げの絆創膏。なんだったらこれも僕が貼ってあげようか?」
女「それくらい自分で出来るわ!! いいからさっさと寄越せ……(///)」
男「ゔーっ、おんな゙ざんおばよ゙う~。ずずっ……!!」
女「どうした、苦しそうに鼻なぞ啜って。バカの癖に風邪でも引いたのか?」
男「ずっ……!! いやぁ、まだ夏のつもりで布団着ないで寝てたら寝冷えしてさぁ。
怖いねぇ季節の変わり゙目っで……。ずびびびっ……!!」
女「まったく、お前という奴は本当に救い用の無い馬鹿だなぁ。
ほれっ、風邪薬だ。それと、のど飴も欲しいか?」
男「うぁーっ、ありがとう女さん。やっぱり持つべきものは、持病持ちの幸薄病弱っ娘だね゙っ……!
あ゙ーゔーっ、イ゙ダイ゙イ゙ダイ゙ー……!! 僕今日は病人な゙んだよぉー!?」
女「お前に言わせりゃ持病持ちなんだろう私は。条件は同じだ、よもや卑怯とは言うまいな?」
男「ゔーっ、これでも褒めたつもりだったのに゙ぃー!! ずびっ……!!
所で女さんはやたら元気だけど、季節の変わり目とか大丈夫な゙の゙? ずずーっ……!!」
女「いやそんな事も無いな、私もこの時期は調節が効かなくて少し調子が悪い。
ただお前と違って、布団を被ったり腹巻を付けたりして備えはするがな」
男「腹巻ってあのバカボンのパパがつけてるダッサイ奴? あんなの付けて寝てるの?」
女「悪いか? 別に良いだろ、誰に見せるわけでもないんだし……。(///)
だいたい馬鹿にするがなぁ、腹巻してるだけで随分違うんだぞ」
男「ずずっ……!! そう。そこまで効果が分かってるなら、口にもなにか巻いてみだら゙?」
女「……どういう意味だ?」
男「腹巻で体温逃がさないみたいに、口巻きで唇の潤いを逃がさないようにする゙んだよ゙。ずずずっ……!!
あっ、ごめんごめん、冗談だって。そんな事でどうにかなったら゙苦労じな゙い゙よ゙ね゙っ……あ゙ゔっ!?」
女「ふむ、なるほどな。たしかにお前の言う事も一理あるかもしれない。
どれまずはまずはお前の口をふさいで見て、その減らず口がどれだけ減るかためしてみようじゃないか」
男「あ゙ーゔーっ、や゙めてや゙ーめ゙ーでー、因果関係が見え゙てごない゙よ゙ぉーっ、もがもがっ……!!」
女「どうした、苦しそうに鼻なぞ啜って。バカの癖に風邪でも引いたのか?」
男「ずっ……!! いやぁ、まだ夏のつもりで布団着ないで寝てたら寝冷えしてさぁ。
怖いねぇ季節の変わり゙目っで……。ずびびびっ……!!」
女「まったく、お前という奴は本当に救い用の無い馬鹿だなぁ。
ほれっ、風邪薬だ。それと、のど飴も欲しいか?」
男「うぁーっ、ありがとう女さん。やっぱり持つべきものは、持病持ちの幸薄病弱っ娘だね゙っ……!
あ゙ーゔーっ、イ゙ダイ゙イ゙ダイ゙ー……!! 僕今日は病人な゙んだよぉー!?」
女「お前に言わせりゃ持病持ちなんだろう私は。条件は同じだ、よもや卑怯とは言うまいな?」
男「ゔーっ、これでも褒めたつもりだったのに゙ぃー!! ずびっ……!!
所で女さんはやたら元気だけど、季節の変わり目とか大丈夫な゙の゙? ずずーっ……!!」
女「いやそんな事も無いな、私もこの時期は調節が効かなくて少し調子が悪い。
ただお前と違って、布団を被ったり腹巻を付けたりして備えはするがな」
男「腹巻ってあのバカボンのパパがつけてるダッサイ奴? あんなの付けて寝てるの?」
女「悪いか? 別に良いだろ、誰に見せるわけでもないんだし……。(///)
だいたい馬鹿にするがなぁ、腹巻してるだけで随分違うんだぞ」
男「ずずっ……!! そう。そこまで効果が分かってるなら、口にもなにか巻いてみだら゙?」
女「……どういう意味だ?」
男「腹巻で体温逃がさないみたいに、口巻きで唇の潤いを逃がさないようにする゙んだよ゙。ずずずっ……!!
あっ、ごめんごめん、冗談だって。そんな事でどうにかなったら゙苦労じな゙い゙よ゙ね゙っ……あ゙ゔっ!?」
女「ふむ、なるほどな。たしかにお前の言う事も一理あるかもしれない。
どれまずはまずはお前の口をふさいで見て、その減らず口がどれだけ減るかためしてみようじゃないか」
男「あ゙ーゔーっ、や゙めてや゙ーめ゙ーでー、因果関係が見え゙てごない゙よ゙ぉーっ、もがもがっ……!!」
>>60の続き
女「……まさか、こじらせて学校を休んでしまうとは。まったく、馬鹿の癖に世話のかかるやつめ」
男「うーっ、その一端を作ったのは女さんの癖にその言い草は無いんじゃないの。
酷いよね、調子悪い人間に猿轡させるとか。おかげで喉は涸れるわ、鼻は荒れまくるわ……」
女「……いや、すまん。まぁ、その罪滅ぼしにこうして学校帰りに看病しに来てやったのではないか。
うむ、だいぶ熱は下がったようだな。これなら二・三日も休めば学校には来られそうだ」
男「んー、そっか残念。せっかくだしもうちょっと学校休んでおきたかったなぁ~」
女「馬鹿を言うな。ただでさえテストの点数良くない癖に、授業休んで平常点まで下げる気か?」
男「なにそのもっともな言い分。そんなんじゃなくてさぁ、もっと他に言うべき事があるんじゃないの?
例えば、『男くんが来ないと、話す相手が居なくて寂しいの』とか『男くんの顔見ないと、朝から調子出なくって』とかさぁ」
女「ふむ、そう言われれば、今日はお前が居ないおかげで、久しぶりに静かな一日を過ごす事ができたな。
それにお前に構わなくていい分勉強や読書に力を潅ぐ事が出来たし、いやー今思うと実に充実した一日であった。
これなら、毎日休んでくれても良いかも知れんなぁ……」
男「うぅっ、そんなぁ、酷いやぁ。毎日休んでた方が良いだなんて……」
女「……嘘だ嘘、冗談だよ。まったく、心まで風邪をこじらしたのか? お前らしくないぞ!!
まぁ調子が悪いという事は無いが、毎朝お前をしばくのは私の楽しみでもあるからな。
はやく殴れるくらいに元気になれ。それまでは、しっかりと面倒見てやるから」
男「なにその歪んだ愛情表現。まじ意味わかんないんですけどー!!」
女「お前にだけは言われたくないわっ!! まったく、いつもいつも唇唇五月蝿いくせに……。
ほれっ、何か食いたいものでも言ってみろ。せっかくだし、帰る前に晩飯くらい作ってやろう」
男「やったー!! それじゃーねー、うんとねー、オムライス!!」
女「……なんだ、前にアレだけ力説してたおかゆじゃないのか」
男「治りかけには栄養のあるご飯が一番なのですよ!!
そうそう、ちゃんと卵はふんわりした感じで仕上げてね。あと、文字は『男くん愛してる(はぁと)』でお願いー」
女「まったく、注文の多いやつめ。待ってろ、習字コンクールで金賞取れる様な楷書体でバッチリ書いてやるからな!!」
男「あっ、それと女さん!!」
女「うん、なんだ? まだ何か作って欲しいのか、まったく病人の癖になんて食欲旺盛な……」
男「僕も女さんと同じでさ、女さんの唇を一日一回は見ないと落ち着かないんだ。
だから、今日は来てくれてとても嬉しかったよ。本当、ありがとう……。えへへっ…………(///)」
女「…………」
男「……あっ、あれ? ど、どうしたのさ女さん、黙り込んじゃって?
もしかして、またいつもみたいに癪に障った? やっ、やめてよね、僕今日は病人なんだから……!!」
女「……いや、違う。はじめてだよ、唇弄られてこんな気分になったのは」
女「……まさか、こじらせて学校を休んでしまうとは。まったく、馬鹿の癖に世話のかかるやつめ」
男「うーっ、その一端を作ったのは女さんの癖にその言い草は無いんじゃないの。
酷いよね、調子悪い人間に猿轡させるとか。おかげで喉は涸れるわ、鼻は荒れまくるわ……」
女「……いや、すまん。まぁ、その罪滅ぼしにこうして学校帰りに看病しに来てやったのではないか。
うむ、だいぶ熱は下がったようだな。これなら二・三日も休めば学校には来られそうだ」
男「んー、そっか残念。せっかくだしもうちょっと学校休んでおきたかったなぁ~」
女「馬鹿を言うな。ただでさえテストの点数良くない癖に、授業休んで平常点まで下げる気か?」
男「なにそのもっともな言い分。そんなんじゃなくてさぁ、もっと他に言うべき事があるんじゃないの?
例えば、『男くんが来ないと、話す相手が居なくて寂しいの』とか『男くんの顔見ないと、朝から調子出なくって』とかさぁ」
女「ふむ、そう言われれば、今日はお前が居ないおかげで、久しぶりに静かな一日を過ごす事ができたな。
それにお前に構わなくていい分勉強や読書に力を潅ぐ事が出来たし、いやー今思うと実に充実した一日であった。
これなら、毎日休んでくれても良いかも知れんなぁ……」
男「うぅっ、そんなぁ、酷いやぁ。毎日休んでた方が良いだなんて……」
女「……嘘だ嘘、冗談だよ。まったく、心まで風邪をこじらしたのか? お前らしくないぞ!!
まぁ調子が悪いという事は無いが、毎朝お前をしばくのは私の楽しみでもあるからな。
はやく殴れるくらいに元気になれ。それまでは、しっかりと面倒見てやるから」
男「なにその歪んだ愛情表現。まじ意味わかんないんですけどー!!」
女「お前にだけは言われたくないわっ!! まったく、いつもいつも唇唇五月蝿いくせに……。
ほれっ、何か食いたいものでも言ってみろ。せっかくだし、帰る前に晩飯くらい作ってやろう」
男「やったー!! それじゃーねー、うんとねー、オムライス!!」
女「……なんだ、前にアレだけ力説してたおかゆじゃないのか」
男「治りかけには栄養のあるご飯が一番なのですよ!!
そうそう、ちゃんと卵はふんわりした感じで仕上げてね。あと、文字は『男くん愛してる(はぁと)』でお願いー」
女「まったく、注文の多いやつめ。待ってろ、習字コンクールで金賞取れる様な楷書体でバッチリ書いてやるからな!!」
男「あっ、それと女さん!!」
女「うん、なんだ? まだ何か作って欲しいのか、まったく病人の癖になんて食欲旺盛な……」
男「僕も女さんと同じでさ、女さんの唇を一日一回は見ないと落ち着かないんだ。
だから、今日は来てくれてとても嬉しかったよ。本当、ありがとう……。えへへっ…………(///)」
女「…………」
男「……あっ、あれ? ど、どうしたのさ女さん、黙り込んじゃって?
もしかして、またいつもみたいに癪に障った? やっ、やめてよね、僕今日は病人なんだから……!!」
女「……いや、違う。はじめてだよ、唇弄られてこんな気分になったのは」
男「あーかーいーリンゴにー唇寄せてー♪」
女「黙ってみている訳が無いー♪ まーた歌にこじつけた私の唇弄りか、家まで押しかけて芸のないやつめ。
赤い林檎とおそろいで、この唇を真っ赤かに腫らしてやろうか? えっ、このっ、このっ!!」
男「やめへやめへーっ、ひつもの冗談じゃはい、くちひるひっぱらないへーっ!!」
女「いいかげんやめて欲しいのはこっちだというのだ。許して欲しければ侘びの一つに林檎でも持って……」
男「はい、林檎。青森の爺ちゃんが送ってきてくれてさ、それでおすそ分けにと思って」
女「そっ、それを早く言え。なんだ、からかいにきたわけでは無かったのか。すまん、そうと知っていれば……」
男「いや、おすそ分けにこじつけてからかいに来たのは事実だよー。だからそんな畏まらないでよ」
女「……と、とにかく上がれ。茶の一杯でも出してやろう」
男「おぉ、流石まがりなりにも新ジャンルのヒロイン。お部屋はちゃんと少女チックなのねー」
女「ひ、人の部屋をじろじろ見るな、馬鹿め……。
ほれ、お茶だ。それと、茶請けにさっきの林檎を切ってきたやったぞ」
男「おっ、可愛いウサギリンゴさんじゃない。いやはやいつも粗暴な女さんにしては、良い趣味してるねー」
女「……そっ、そうか。いや、そんな風にいわれたら、照れるじゃないか(///)」
男「唇絡まない暴言には気付かない。君のそういうところ、僕とっても好きだよ。んぐんぐ」
女「むっ、唇に何が絡むって?」
男「なんでもなーいよ。それにしても、女さんは林檎食べないの?
爺ちゃんの林檎、無農薬だから女さんでも皮ごと食べてもたぶん大丈夫だよ?」
女「いや、その、恥かしい話なんだが。私はハグキもあまり強くなくってな。
林檎を噛むと、必ず血が出るんだよ。だから、後でアップルぱいなり焼き林檎にしていただくことにするよ」
男「へぇっ、なるほど。たしかに、外も内も真っ赤っ赤じゃたまったもんじゃないよねー」
女「内も外も真っ赤っ赤、なんだなぞかけか? 分かった、消防車だろう?」
男「……散々酷い事いうけどさ、君もたいがい頭悪いよね。
あぁあぁ怒らないで、ごめんごめん。とりあえず、アップルパイ作ったら僕にも頂戴ね?」
女「黙ってみている訳が無いー♪ まーた歌にこじつけた私の唇弄りか、家まで押しかけて芸のないやつめ。
赤い林檎とおそろいで、この唇を真っ赤かに腫らしてやろうか? えっ、このっ、このっ!!」
男「やめへやめへーっ、ひつもの冗談じゃはい、くちひるひっぱらないへーっ!!」
女「いいかげんやめて欲しいのはこっちだというのだ。許して欲しければ侘びの一つに林檎でも持って……」
男「はい、林檎。青森の爺ちゃんが送ってきてくれてさ、それでおすそ分けにと思って」
女「そっ、それを早く言え。なんだ、からかいにきたわけでは無かったのか。すまん、そうと知っていれば……」
男「いや、おすそ分けにこじつけてからかいに来たのは事実だよー。だからそんな畏まらないでよ」
女「……と、とにかく上がれ。茶の一杯でも出してやろう」
男「おぉ、流石まがりなりにも新ジャンルのヒロイン。お部屋はちゃんと少女チックなのねー」
女「ひ、人の部屋をじろじろ見るな、馬鹿め……。
ほれ、お茶だ。それと、茶請けにさっきの林檎を切ってきたやったぞ」
男「おっ、可愛いウサギリンゴさんじゃない。いやはやいつも粗暴な女さんにしては、良い趣味してるねー」
女「……そっ、そうか。いや、そんな風にいわれたら、照れるじゃないか(///)」
男「唇絡まない暴言には気付かない。君のそういうところ、僕とっても好きだよ。んぐんぐ」
女「むっ、唇に何が絡むって?」
男「なんでもなーいよ。それにしても、女さんは林檎食べないの?
爺ちゃんの林檎、無農薬だから女さんでも皮ごと食べてもたぶん大丈夫だよ?」
女「いや、その、恥かしい話なんだが。私はハグキもあまり強くなくってな。
林檎を噛むと、必ず血が出るんだよ。だから、後でアップルぱいなり焼き林檎にしていただくことにするよ」
男「へぇっ、なるほど。たしかに、外も内も真っ赤っ赤じゃたまったもんじゃないよねー」
女「内も外も真っ赤っ赤、なんだなぞかけか? 分かった、消防車だろう?」
男「……散々酷い事いうけどさ、君もたいがい頭悪いよね。
あぁあぁ怒らないで、ごめんごめん。とりあえず、アップルパイ作ったら僕にも頂戴ね?」
男「あっ、女さんやっと携帯電話買ったんだ。早速メアド交換しようよー!!」
女「うむ、そうしたいのは山々なんだが。その、生憎私はこういう機械にはちょっと疎くてだなぁ、
いったい、どうやって交換すれば良いか分からなくて、その、教えて欲しいというか……」
男「おぉっ、ついに女さんの意外な弱点発見か!? しかし、機械音痴とは、こりゃまた古きよき萌え要素じゃないか!!
ツンデレとそれに負けじとも劣らぬ天邪鬼な唇の皮を従えて、そこに機械音痴とはいったいどこまで行こうというのだ、
この萌えっ娘モンスターは!?」
女「誰が萌えっ娘モンスターだっ!! 恥かしい事を言うのは止めろっ!!(///)
……そっ、それで、教えてくれるのかくれないのか、どっちだ?」
男「うい、任せて任せてー、どーんと泥舟に乗ったつもりで居てくれたまえ」
女「それをいうなら大船だろ。大丈夫なのか、本当に……?」
男「とりあえず携帯貸してくれる? 僕のメールアドレスと電話番号書いたメール送るから……」
ブルルブルルッ
女「あっ、来たっ、来たぞ男よ、どうすればいい!?」
男「メール開いて、それで次にメニュー開いてメールアドレスをアドレス帳に登録する。
最後に本文の電話番号をさっきのメールアドレスに追加で登録すればばOKだよ。
ほらっ、とにかくまずはやってごらんよ。何かあったら僕がフォローしたげるから」
女「うっ、うむっ、そうだな……。ではまずはメールを開いて、それで次にメニューを……」
男「そうそう、機械音痴とか言ってた割にはやれば出来るじゃない」
女「それで、電話番号を追加登録……で、出来たっ!! やったぞ、男よ、私にも出来た!!」
男「はいはい、おめでとう。これで毎日僕とメールで文通できるね」
女「あぁそうだなっ、それでは早速お前に返信のメール……」
男「あれっ、どしたの急に固まっちゃって? もしかして、返信の仕方がわからな……イタッ、イダダダダだッ!!
なっ、なにするんだよいきなりっ、僕まだ何も君の唇の事からかったりしてないのに!?」
女「嘘付け、それじゃぁこれはいったいなんなんだっ!?
嫌みったらしくびっしりと唇の絵文字なぞ貼り付けよって!! 貴様、いったい何が言いたいんだ、えぇっ!?」
男「えっ、あぁっ、本当だ。あれぇ、けど僕こんな絵文字貼り付けたっけ、もっと違うのだったような……?
あっ、ちょっと女さんやめて、やめてよぉっ。まだ僕はやったって認めたわけじゃないんだから……あっ、ちょっ!?」
女「言い訳無用。せっかく素直に感謝したというのに、私の気持ちを踏みにじりおってぇ……。
この馬鹿、馬鹿ぁッ、大馬鹿者ぉッ……!!」
参考 http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/mail/pictogram/list.html
女「うむ、そうしたいのは山々なんだが。その、生憎私はこういう機械にはちょっと疎くてだなぁ、
いったい、どうやって交換すれば良いか分からなくて、その、教えて欲しいというか……」
男「おぉっ、ついに女さんの意外な弱点発見か!? しかし、機械音痴とは、こりゃまた古きよき萌え要素じゃないか!!
ツンデレとそれに負けじとも劣らぬ天邪鬼な唇の皮を従えて、そこに機械音痴とはいったいどこまで行こうというのだ、
この萌えっ娘モンスターは!?」
女「誰が萌えっ娘モンスターだっ!! 恥かしい事を言うのは止めろっ!!(///)
……そっ、それで、教えてくれるのかくれないのか、どっちだ?」
男「うい、任せて任せてー、どーんと泥舟に乗ったつもりで居てくれたまえ」
女「それをいうなら大船だろ。大丈夫なのか、本当に……?」
男「とりあえず携帯貸してくれる? 僕のメールアドレスと電話番号書いたメール送るから……」
ブルルブルルッ
女「あっ、来たっ、来たぞ男よ、どうすればいい!?」
男「メール開いて、それで次にメニュー開いてメールアドレスをアドレス帳に登録する。
最後に本文の電話番号をさっきのメールアドレスに追加で登録すればばOKだよ。
ほらっ、とにかくまずはやってごらんよ。何かあったら僕がフォローしたげるから」
女「うっ、うむっ、そうだな……。ではまずはメールを開いて、それで次にメニューを……」
男「そうそう、機械音痴とか言ってた割にはやれば出来るじゃない」
女「それで、電話番号を追加登録……で、出来たっ!! やったぞ、男よ、私にも出来た!!」
男「はいはい、おめでとう。これで毎日僕とメールで文通できるね」
女「あぁそうだなっ、それでは早速お前に返信のメール……」
男「あれっ、どしたの急に固まっちゃって? もしかして、返信の仕方がわからな……イタッ、イダダダダだッ!!
なっ、なにするんだよいきなりっ、僕まだ何も君の唇の事からかったりしてないのに!?」
女「嘘付け、それじゃぁこれはいったいなんなんだっ!?
嫌みったらしくびっしりと唇の絵文字なぞ貼り付けよって!! 貴様、いったい何が言いたいんだ、えぇっ!?」
男「えっ、あぁっ、本当だ。あれぇ、けど僕こんな絵文字貼り付けたっけ、もっと違うのだったような……?
あっ、ちょっと女さんやめて、やめてよぉっ。まだ僕はやったって認めたわけじゃないんだから……あっ、ちょっ!?」
女「言い訳無用。せっかく素直に感謝したというのに、私の気持ちを踏みにじりおってぇ……。
この馬鹿、馬鹿ぁッ、大馬鹿者ぉッ……!!」
参考 http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/mail/pictogram/list.html
女「……王手」
男「むむっ!? むぅ……、うぅ~ん……、うぅ~~~ん……!!」
女「素直に参りましたと言ったらどうだ。将たる者、引き際を間違えるのは最も愚かな行為だぞ」
男「引き際……、引く……、押す……、引いては押して、引いては押して、将棋盤をぽーいっ!!」
女「あぁっ!? こらっ、何をするっ!!」
男「ふっふっふ、いやぁ思わず手が滑ってしまった、ごめんごめん。
というわけでさっきの勝負は無しという事で……」
女「おのれ、こんなギャグマンガや吉本でしかやらないような事を平然としおって」
男「ふっふっふ、盤上の上だけが戦の全てでは無いのですよ。時にその盤から覆す手を考えるのも兵法の一つなのさ!
イタタタタ、ごめんごめん、ごめんなさいっ!! 悪かったよぉっ、僕の負けです、すみませーん!!」
女「まったく、ちょっと抓られたくらいで負けを認めるくらいなら、最初からぶちまけるな馬鹿め。
ほれっ、ぼさっとしてないでお前も駒を拾うのを手伝え!! お前がやったんだろう!!」
男「はぁい、わかりましたよぉ……。それにしても、女さん将棋も強いんだね。
素人に毛が生えた程度だけど僕相手に二枚落ちで勝っちゃうなんて……」
女「まぁ近所の爺さんよりは強かったのう。
また挑んでくる根性があったら、いつでも相手してやろう。かっかっか……!!」
男「しかし、将棋盤の角は落ちても、唇の角(質)は中々落ちない……」
女「何か言ったか? えぇっ、この負け犬が、吼えるなら遠い所で吼えろ!!」
男「あうあうあう、ごめんなさいー。やめてぇっ、角を頬に擦り付けないでぇぇっ……」
男「とまぁ、そんなやり取りが昔あったのを覚えてるけど。
実力伯仲してきた今になっても、未だに験を担いで角を捨てるのはどうかと」
女「五月蝿いッ!! そう思うなら、もうちょっと強くなって見せたらどうなんだ、えぇっ!?」
男「最近負け越してるって自覚してる? もう、角にこだわってる場合じゃないんじゃないの?」
女「ええいっ、五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿いっ!!
私がお前より弱い訳無かろう、みてろ今日こそ角落ちで勝ってみせるからなぁ……!!」
男「むむっ!? むぅ……、うぅ~ん……、うぅ~~~ん……!!」
女「素直に参りましたと言ったらどうだ。将たる者、引き際を間違えるのは最も愚かな行為だぞ」
男「引き際……、引く……、押す……、引いては押して、引いては押して、将棋盤をぽーいっ!!」
女「あぁっ!? こらっ、何をするっ!!」
男「ふっふっふ、いやぁ思わず手が滑ってしまった、ごめんごめん。
というわけでさっきの勝負は無しという事で……」
女「おのれ、こんなギャグマンガや吉本でしかやらないような事を平然としおって」
男「ふっふっふ、盤上の上だけが戦の全てでは無いのですよ。時にその盤から覆す手を考えるのも兵法の一つなのさ!
イタタタタ、ごめんごめん、ごめんなさいっ!! 悪かったよぉっ、僕の負けです、すみませーん!!」
女「まったく、ちょっと抓られたくらいで負けを認めるくらいなら、最初からぶちまけるな馬鹿め。
ほれっ、ぼさっとしてないでお前も駒を拾うのを手伝え!! お前がやったんだろう!!」
男「はぁい、わかりましたよぉ……。それにしても、女さん将棋も強いんだね。
素人に毛が生えた程度だけど僕相手に二枚落ちで勝っちゃうなんて……」
女「まぁ近所の爺さんよりは強かったのう。
また挑んでくる根性があったら、いつでも相手してやろう。かっかっか……!!」
男「しかし、将棋盤の角は落ちても、唇の角(質)は中々落ちない……」
女「何か言ったか? えぇっ、この負け犬が、吼えるなら遠い所で吼えろ!!」
男「あうあうあう、ごめんなさいー。やめてぇっ、角を頬に擦り付けないでぇぇっ……」
男「とまぁ、そんなやり取りが昔あったのを覚えてるけど。
実力伯仲してきた今になっても、未だに験を担いで角を捨てるのはどうかと」
女「五月蝿いッ!! そう思うなら、もうちょっと強くなって見せたらどうなんだ、えぇっ!?」
男「最近負け越してるって自覚してる? もう、角にこだわってる場合じゃないんじゃないの?」
女「ええいっ、五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿いっ!!
私がお前より弱い訳無かろう、みてろ今日こそ角落ちで勝ってみせるからなぁ……!!」
男「いけーっ、イチロー、本塁打だーっ!! 目指せ八年連続200本安打!!」
女「随分熱心だなぁ。やはり君も一般的な男子と同じく、野球が好きなのか?」
男「いいや全然。なんかイチローが凄いことなってるって言うから、応援してるだけー」
女「……なんだいそりゃ。おっ、言ってるそばから打ったぞ」
男「あぁっ、外野フライか……。残念、もうちょっとだったのに。
所でさぁ、よく外国の選手で目の下を黒く塗りつぶしてる人居るけど、
あれって何な訳? いったい何の意味があるの?」
女「ふむ。あれは隈取りと言ってな、目の下のくぼみに溜まった汗に反射した太陽光を吸収する役目がある。
ほれ外国人は彫の深いのが多いだろう、だから日本人と違って汗が溜まりやすいんだと」
男「あー、それで日本ではあまり見ない格好なんだ」
女「いやいや、日本にも隅取りはあるぞ。ほれ、よく浮世絵などで顔に朱色の模様が入っているのがあるだろ。
奇しくもあれも隈取りと言うんだ。まぁ、こじつけだがな……」
男「はっ!! 突然だけど、僕閃いちゃった!!
女さん、女さんも唇に隈取りしてみたらどうかな? ほらっ、紫外線は唇の天敵でしょう!?」
女「えっ、いや、そんな事しても今更変わらんだろうし」
男「女は度胸、なんでも試してみなくっちゃ!! イイカライイカラ、テリーヲシンジテー」
女「テリーって誰だ!? あっ、こらやめてっ、離して…………」
男「……できたっ!! ほら、女さん見て見てー、上手に描けたでしょー?」
女「まったく、嫌だというのに無理やりやりおって……。
って、この模様!? これはまさか、懐かしきストリートファイター2の……」
男「そう、これぞまさにエドモンド本田ならぬ、エドモンド女!!
凄いね、発音そっくりだ、思わず思いついたときに鳥肌がたっちゃったよ!!」
女「……そうか、さてはお前はこのネタがやりたくて私にこんな事を」
男「もちのロンのドラドラセブンですよ!! って、イタぁッ!!
ぶったね、親父にもぶたれたことな……イタぁッ!! ぶった、二度もぶっぶっぶっ……!!」
女「フンフンッ! フンフンッ! フンフンッ! フンフンッ! YOUWIN!!」
女「随分熱心だなぁ。やはり君も一般的な男子と同じく、野球が好きなのか?」
男「いいや全然。なんかイチローが凄いことなってるって言うから、応援してるだけー」
女「……なんだいそりゃ。おっ、言ってるそばから打ったぞ」
男「あぁっ、外野フライか……。残念、もうちょっとだったのに。
所でさぁ、よく外国の選手で目の下を黒く塗りつぶしてる人居るけど、
あれって何な訳? いったい何の意味があるの?」
女「ふむ。あれは隈取りと言ってな、目の下のくぼみに溜まった汗に反射した太陽光を吸収する役目がある。
ほれ外国人は彫の深いのが多いだろう、だから日本人と違って汗が溜まりやすいんだと」
男「あー、それで日本ではあまり見ない格好なんだ」
女「いやいや、日本にも隅取りはあるぞ。ほれ、よく浮世絵などで顔に朱色の模様が入っているのがあるだろ。
奇しくもあれも隈取りと言うんだ。まぁ、こじつけだがな……」
男「はっ!! 突然だけど、僕閃いちゃった!!
女さん、女さんも唇に隈取りしてみたらどうかな? ほらっ、紫外線は唇の天敵でしょう!?」
女「えっ、いや、そんな事しても今更変わらんだろうし」
男「女は度胸、なんでも試してみなくっちゃ!! イイカライイカラ、テリーヲシンジテー」
女「テリーって誰だ!? あっ、こらやめてっ、離して…………」
男「……できたっ!! ほら、女さん見て見てー、上手に描けたでしょー?」
女「まったく、嫌だというのに無理やりやりおって……。
って、この模様!? これはまさか、懐かしきストリートファイター2の……」
男「そう、これぞまさにエドモンド本田ならぬ、エドモンド女!!
凄いね、発音そっくりだ、思わず思いついたときに鳥肌がたっちゃったよ!!」
女「……そうか、さてはお前はこのネタがやりたくて私にこんな事を」
男「もちのロンのドラドラセブンですよ!! って、イタぁッ!!
ぶったね、親父にもぶたれたことな……イタぁッ!! ぶった、二度もぶっぶっぶっ……!!」
女「フンフンッ! フンフンッ! フンフンッ! フンフンッ! YOUWIN!!」
男「うーん、秋といったらやっぱり食欲の秋だよね。
秋刀魚、新米、柿に栗にサツマイモ!! いやー、知らないうちに体重が増えちゃうのも無理もない!!」
女「ふむ、本当に少しデブったんじゃないか? スポーツの秋とも言うし少し走ったらどうだ?」
男「……女さんはデブになった僕はお嫌い?」
女「安心しろ、お前の事は元からあんまり好きじゃないから。
……えぇいっ、そんな辛そうな顔をするな、冗談だ冗談!! いつもお前が言っている様なことだろう!!」
男「だってほら、女さんってあんまりそういう冗談言う人じゃないじゃん……ぐすん」
女「半べそっ!? なんだそのガラスハート、かきたいのはこっちの方だよっ!!」
男「それで、女さんの秋は読書の秋なんだ」
女「別に秋に限った事ではないが、まぁそうだな読書が一番に思いつくかな」
男「へーっ、じゃぁ次に思いつくのは?」
女「……睡眠の秋かな。こういうハードカバーの本を読んでいると、いつの間にかうつらうつらとしてしまう。
もっとも、何度か誘惑に負けて本を枕に寝たこともあるんだが……実にこれが厄介でな」
男「あー、顔に後とか文字とかついちゃうよね、本を枕に寝るとさー」
女「それもあるんだか、私はよくうつ伏せで寝てしまってな。
起きる時には唾液で唇とページがべったりと糊付けされていた、なんて事がしばしば……」
男「女さん、僕も唐突に読書の秋に目覚めちゃったよ、なんか本貸して!!」
女「待て待て。そこはいつもの流れ的に、私の唇を意地って落とすのが筋じゃないのか?」
男「いいから、はやく何か貸してよ!! それともなに、唇ネタで弄らないと貸してくれないの!?
だったら、容赦なく弄っちゃうよっ!? あっ、それいいねぇっ、端っこだったら女さんの唇の皮が付箋になりそう!!
さぁこれで良いかい、良いよね、良いだろうともさ!! さぁっ、さっさと僕に何か本を貸してくださいよこんちくしょう!!」
女「……ふむ、まぁお前のような馬鹿には、分かりやすい絵本くらいが丁度良いかな」
男「女さんの貸してくれた、ターシャチューダーの本って難しいね。
わざわざ寝ようと意識しなくっても、読み終えるまでに三回も寝ちゃった!!」
女「……まさかとは思ったが、お前がそこまでの馬鹿だったとは」
男「と、所で、女さんはどこら辺で寝たかな。僕は女の子がアイスクリーム作ってるところと……」
女「絵本如きで寝る奴があるか、この大馬鹿者っ!! 絵本渡された時点で気づけっ!!」
秋刀魚、新米、柿に栗にサツマイモ!! いやー、知らないうちに体重が増えちゃうのも無理もない!!」
女「ふむ、本当に少しデブったんじゃないか? スポーツの秋とも言うし少し走ったらどうだ?」
男「……女さんはデブになった僕はお嫌い?」
女「安心しろ、お前の事は元からあんまり好きじゃないから。
……えぇいっ、そんな辛そうな顔をするな、冗談だ冗談!! いつもお前が言っている様なことだろう!!」
男「だってほら、女さんってあんまりそういう冗談言う人じゃないじゃん……ぐすん」
女「半べそっ!? なんだそのガラスハート、かきたいのはこっちの方だよっ!!」
男「それで、女さんの秋は読書の秋なんだ」
女「別に秋に限った事ではないが、まぁそうだな読書が一番に思いつくかな」
男「へーっ、じゃぁ次に思いつくのは?」
女「……睡眠の秋かな。こういうハードカバーの本を読んでいると、いつの間にかうつらうつらとしてしまう。
もっとも、何度か誘惑に負けて本を枕に寝たこともあるんだが……実にこれが厄介でな」
男「あー、顔に後とか文字とかついちゃうよね、本を枕に寝るとさー」
女「それもあるんだか、私はよくうつ伏せで寝てしまってな。
起きる時には唾液で唇とページがべったりと糊付けされていた、なんて事がしばしば……」
男「女さん、僕も唐突に読書の秋に目覚めちゃったよ、なんか本貸して!!」
女「待て待て。そこはいつもの流れ的に、私の唇を意地って落とすのが筋じゃないのか?」
男「いいから、はやく何か貸してよ!! それともなに、唇ネタで弄らないと貸してくれないの!?
だったら、容赦なく弄っちゃうよっ!? あっ、それいいねぇっ、端っこだったら女さんの唇の皮が付箋になりそう!!
さぁこれで良いかい、良いよね、良いだろうともさ!! さぁっ、さっさと僕に何か本を貸してくださいよこんちくしょう!!」
女「……ふむ、まぁお前のような馬鹿には、分かりやすい絵本くらいが丁度良いかな」
男「女さんの貸してくれた、ターシャチューダーの本って難しいね。
わざわざ寝ようと意識しなくっても、読み終えるまでに三回も寝ちゃった!!」
女「……まさかとは思ったが、お前がそこまでの馬鹿だったとは」
男「と、所で、女さんはどこら辺で寝たかな。僕は女の子がアイスクリーム作ってるところと……」
女「絵本如きで寝る奴があるか、この大馬鹿者っ!! 絵本渡された時点で気づけっ!!」
男「うわっ!? で、で、で、でたぁっ、ゴキ、ゴキゴキ、ゴキブリィィィッ!!!」
女「ゴキブリ如きでなにをそんな乙女のように驚く。まったく情けない男だのう、玉付いとるのか?
……それっ!! ふふっ、どれ見たか一発だぞ。私の腕も捨てたものではないな」
男「おぉ、流石唇の様に気性荒き女さんだ、ゴキブリ相手に微塵の容赦も無い。
わーっ、やめてっ!! そんな潰れて汚い汁出てるの近づけないで、きゃぁっ、ぎゃぁぁあああっ!!」
女「容赦などしては、馬鹿とゴキブリはのさばるだけだからな。ほれっ、始末くらいは男のお前がしろ」
男「うぅぅっ、酷いやこんなのと同列扱いだなんて……。
けど、なんでこいつこんなところに沸いたんだろう。僕、この部屋でお菓子とかお弁当とか食べた覚えないけどなぁ」
女「別に食べ物にたかるだけがゴキブリの能じゃない。垢や毛髪なんかも奴等は食べるからな。
つまりはちゃんと掃除していないという事だ。ほれっ、ゴキブリ始末したら掃除機持ってこい、ちょっと掃除するぞ」
男「人の垢や髪の毛かぁ……。ふーん…………」
女「……なんだ、またそうやって私の唇を凝視して。
まさか、この唇もゴキブリに食い荒らされてとか思って無いだろうなぁ?
おいこらっ、なんで目を逸らす!! お前っ、やっぱり思ってたなっ、こらっ、待て逃げるな……」
女「まったく、ゴキブリに唇を齧られるなんてそんな非常識な事があるわけ無いだろう!!」
男「だってぇっ、垢や毛髪を食べるって言うからぁ……」
女「それは落ちてる毛や垢だけだ!! あいつらは人間見つけたら逃げるだろう!!
だいたい、ゴキブリが生きてる人間の皮膚など食べるようなら、
とっくの昔にスターシップトゥルーパーズの様に人間対バクの全面戦争になっとるわ……」
男「……そっか、それもそうだね。よかったぁ、女さんの大切なファーストキスがゴキブリなんかに奪われなくて」
女「私としては、お前のようなゴキブリと同じレベルの脳みそしかない下等生物にくれてやるのも癪だがな」
男「……うん? ちょっと待って!? なにそれ、どういう意味さっ!?」
女「どういう意味もこういう意味も、人間なら普通に分かる話だろう。
一々私が説明する必要も無い。まぁ、せいぜいスカスカの脳みそ振り絞って考えるのだな……(///)」
女「ゴキブリ如きでなにをそんな乙女のように驚く。まったく情けない男だのう、玉付いとるのか?
……それっ!! ふふっ、どれ見たか一発だぞ。私の腕も捨てたものではないな」
男「おぉ、流石唇の様に気性荒き女さんだ、ゴキブリ相手に微塵の容赦も無い。
わーっ、やめてっ!! そんな潰れて汚い汁出てるの近づけないで、きゃぁっ、ぎゃぁぁあああっ!!」
女「容赦などしては、馬鹿とゴキブリはのさばるだけだからな。ほれっ、始末くらいは男のお前がしろ」
男「うぅぅっ、酷いやこんなのと同列扱いだなんて……。
けど、なんでこいつこんなところに沸いたんだろう。僕、この部屋でお菓子とかお弁当とか食べた覚えないけどなぁ」
女「別に食べ物にたかるだけがゴキブリの能じゃない。垢や毛髪なんかも奴等は食べるからな。
つまりはちゃんと掃除していないという事だ。ほれっ、ゴキブリ始末したら掃除機持ってこい、ちょっと掃除するぞ」
男「人の垢や髪の毛かぁ……。ふーん…………」
女「……なんだ、またそうやって私の唇を凝視して。
まさか、この唇もゴキブリに食い荒らされてとか思って無いだろうなぁ?
おいこらっ、なんで目を逸らす!! お前っ、やっぱり思ってたなっ、こらっ、待て逃げるな……」
女「まったく、ゴキブリに唇を齧られるなんてそんな非常識な事があるわけ無いだろう!!」
男「だってぇっ、垢や毛髪を食べるって言うからぁ……」
女「それは落ちてる毛や垢だけだ!! あいつらは人間見つけたら逃げるだろう!!
だいたい、ゴキブリが生きてる人間の皮膚など食べるようなら、
とっくの昔にスターシップトゥルーパーズの様に人間対バクの全面戦争になっとるわ……」
男「……そっか、それもそうだね。よかったぁ、女さんの大切なファーストキスがゴキブリなんかに奪われなくて」
女「私としては、お前のようなゴキブリと同じレベルの脳みそしかない下等生物にくれてやるのも癪だがな」
男「……うん? ちょっと待って!? なにそれ、どういう意味さっ!?」
女「どういう意味もこういう意味も、人間なら普通に分かる話だろう。
一々私が説明する必要も無い。まぁ、せいぜいスカスカの脳みそ振り絞って考えるのだな……(///)」
すげー量だ、しかも面白い
うまく感想とか書けないけどちゃんと読んでるぞ!
うまく感想とか書けないけどちゃんと読んでるぞ!
女「暇つぶしに町内会パターゴルフ大会に出場したは良いが、まさか貴様と私で上位の賞を独占とはな」
男「いぇーっ、みんな見てるー!! ぴーすぴーす!!」
女「えばるな、お前はブービー賞だろうが。しかも、狙った訳でもなく純粋にヘタクソとは……。
そもそも、まずルールを覚えて来い。パターで300ヤード飛ばそうとする奴を私ははじめて見たよ」
男「うーん、前日にちゃんとライジングインパクトは見てきたんだけどなぁ、どうして見えなかったんだろう」
女「見えなくちゃならんのはシャイニングロード、もしくは蛇の這いずった跡だぞ?
というか、本当に見えると思うとは、まさに漫画の読みすぎだな……」
男「ところでさぁ、貰った賞品はなんだった。僕は、大学ノート五冊セット!!」
女「流石ブービー賞、下位にふさわしい賞品だな。まぁ、せいぜいそれで勉強する事だ。
どれ今開けてみるから少し待て。可哀想だし、食べるものでも入っていたら分けてやろう。
……って、入浴セットだとぉっ!? 馬鹿なっ、こんなのが優勝賞品!?」
男「おーっ、風呂桶に手ぬぐい&バスタオル、剃刀と石鹸に入浴剤。こりゃ、至れり尽くせりだねー」
女「……そうか、おじいさんおばあさん方が主な参加者だという事を考慮に入れるべきだった。
若者の欲しいものなぞ端から用意しとらんわな。参ったなぁ、こんなの貰ってもちっとも嬉しくないぞ」
男「あっ、ならそれ僕に頂戴。僕、温泉とかよく行くからさ、そういうの欲しかったんだー」
女「……随分とじじくさい趣味だな。まぁいいだろう、ほれっ、くれてやるから大事に使えよ」
男「えへへっ、サンキュー。よし、これを女さんだと思って大切な所に使うとしよ……いててててっ、冗談だよぉ」
女「いいから素直に大事に使え。いいな、汚したりしたら承知せんぞ?」
男「いやいや、入浴セットは汚れを落とすもんでしょうがよ、そんな汚すなだなんて無茶な。
……うん? ねえ女さん、この灰色でごつごつした奴何に使うの? スポンジにしては固いよね……」
女「あぁ、それは軽石と言ってな。主に足の裏の踵などの角質を落とすのに使う道具だ」
男「へぇ、足の裏の角質を……」
女「ボロボロと面白いように取れるぞ。それでいて磨いたかかとは玉の様にツルツルになる。
帰ったらすぐやってみると良い、きっと驚くように……っておい、なんだいきなり何をする!?
突然軽石を私の口に突きつけおって、いったいなんの真似だ!?」
男「いや、ほら。足の裏磨いてツルツルになるのなら、唇磨いてもツルツルになるのかなぁと思ってさぁ」
女「…………ほぅ」
男「せ、せっかく新品なんだし、せっかくだから試してみない? な、なんちゃってー、あははははは……」
女「………………楽しいか?」
男「……ごめんなさい。調子乗りました、スミマセン」
女「まぁお前が試して大丈夫なら、私も軽石で唇を磨く事にやぶさかではない。勿論お前が使った軽石でな」
男「…………ごくりっ!!(///)」
女「考えるなよ馬鹿者め。ほれっ、口から軽石を離せ危ないだろう……」
男「いぇーっ、みんな見てるー!! ぴーすぴーす!!」
女「えばるな、お前はブービー賞だろうが。しかも、狙った訳でもなく純粋にヘタクソとは……。
そもそも、まずルールを覚えて来い。パターで300ヤード飛ばそうとする奴を私ははじめて見たよ」
男「うーん、前日にちゃんとライジングインパクトは見てきたんだけどなぁ、どうして見えなかったんだろう」
女「見えなくちゃならんのはシャイニングロード、もしくは蛇の這いずった跡だぞ?
というか、本当に見えると思うとは、まさに漫画の読みすぎだな……」
男「ところでさぁ、貰った賞品はなんだった。僕は、大学ノート五冊セット!!」
女「流石ブービー賞、下位にふさわしい賞品だな。まぁ、せいぜいそれで勉強する事だ。
どれ今開けてみるから少し待て。可哀想だし、食べるものでも入っていたら分けてやろう。
……って、入浴セットだとぉっ!? 馬鹿なっ、こんなのが優勝賞品!?」
男「おーっ、風呂桶に手ぬぐい&バスタオル、剃刀と石鹸に入浴剤。こりゃ、至れり尽くせりだねー」
女「……そうか、おじいさんおばあさん方が主な参加者だという事を考慮に入れるべきだった。
若者の欲しいものなぞ端から用意しとらんわな。参ったなぁ、こんなの貰ってもちっとも嬉しくないぞ」
男「あっ、ならそれ僕に頂戴。僕、温泉とかよく行くからさ、そういうの欲しかったんだー」
女「……随分とじじくさい趣味だな。まぁいいだろう、ほれっ、くれてやるから大事に使えよ」
男「えへへっ、サンキュー。よし、これを女さんだと思って大切な所に使うとしよ……いててててっ、冗談だよぉ」
女「いいから素直に大事に使え。いいな、汚したりしたら承知せんぞ?」
男「いやいや、入浴セットは汚れを落とすもんでしょうがよ、そんな汚すなだなんて無茶な。
……うん? ねえ女さん、この灰色でごつごつした奴何に使うの? スポンジにしては固いよね……」
女「あぁ、それは軽石と言ってな。主に足の裏の踵などの角質を落とすのに使う道具だ」
男「へぇ、足の裏の角質を……」
女「ボロボロと面白いように取れるぞ。それでいて磨いたかかとは玉の様にツルツルになる。
帰ったらすぐやってみると良い、きっと驚くように……っておい、なんだいきなり何をする!?
突然軽石を私の口に突きつけおって、いったいなんの真似だ!?」
男「いや、ほら。足の裏磨いてツルツルになるのなら、唇磨いてもツルツルになるのかなぁと思ってさぁ」
女「…………ほぅ」
男「せ、せっかく新品なんだし、せっかくだから試してみない? な、なんちゃってー、あははははは……」
女「………………楽しいか?」
男「……ごめんなさい。調子乗りました、スミマセン」
女「まぁお前が試して大丈夫なら、私も軽石で唇を磨く事にやぶさかではない。勿論お前が使った軽石でな」
男「…………ごくりっ!!(///)」
女「考えるなよ馬鹿者め。ほれっ、口から軽石を離せ危ないだろう……」
女「……おはよう男。……ケホッ、ケホケホッ!!」
男「うっ、うわぁっ、でたぁ口裂け女だぁっ!!
くそっ、なんてこったこんな時にべっこう飴を切らしてるなんて!!
えぇいっ、こうなったら……ポマードっ!! ポマードっ、ポマードっ!!」
女「マスクかけてきただけで口裂け女扱いとは酷いな。私でなかったら泣くぞ……ケホケホ」
男「いやほら、実際裂けてるでしょ唇のあたりが!! なんちゃって、なんちゃって!!
前に都市伝説のサイト見て思いついてから、いつかやろうと機会を伺ってたんだぁ~!!」
女「……ケホッ、ケホケホ、ゴホッ……ケホケホ……」
男「って、いつもの冗談に構う余裕も無いのね。大丈夫女さん? 保健室行った方が良いんじゃない?」
女「馬鹿者、何のために病気を押して学校に出てきたと思ってるんだ。わざわざ、保健室で寝るためじゃないんだぞ。
ゴホッ、ゴホゴホッ……ゴホンッ!! うーっ、とはいえ、風邪薬飲んできたのにこの様子ではなぁ」
男「うーん、やっぱり保健室行こうよ。ほらっ、僕の肩貸してあげるから掴まって」
女「すまんな男よ。恩に着るぞ……と、言いたいところだが、先ほどの暴言でチャラだ……ケホケホ」
男「強がりは良いからさ、ほらっ行くよ。なんだったら、おんぶしてあげ……あいてっ!
なんだよ、まだ元気あるじゃん。これなら保健室までくらいなら持つよね……」
女「……うぅっ、マスクが息でベトベトで傷に凍みる。これだから、風邪は嫌いなんだ」
男「マスクしなかったら良いんじゃないの。って、そうはいかないよね……。
はいこれ、布マスク。僕の使いまわしだけど、よかったら使う?」
女「……なんでこんなもの持ってるんだ……ケホッ」
男「ほら、いつでも仮面の紳士になって君を助けられるようにと思ってね、常備してたんだよ。
まぁ、よもやこんな場面で役に立つとは露にも思わなかったけど……」
女「一応聞くが、一度は洗ってあるんだな。まさか本当に使ってそのままということは」
男「いやいや、流石にそんなの病人に薦めないよ。ちゃんと洗濯機でパンツとかと一緒に洗いました!!
まぁある意味で、そのままにしてるよりも色んなものついてそうだけどね」
女「……背に腹は代えられぬからな。しかたない、不本意だが貸してくれ……ケホケホッ!!」
男「むー、何が不本意なんだよぉ、失礼しちゃうなぁ、プンプン!!」
女「はぁ……、マスクで間接キスか。なんとも特殊極まりないシチュエーションだのう」
男「へっ、間接キス? 何が? 何の話? いったいどういう意味?」
女「……独り言だ、忘れてくれ頼むから。これ以上熱が上がると流石に拙い……(///)」
男「うっ、うわぁっ、でたぁ口裂け女だぁっ!!
くそっ、なんてこったこんな時にべっこう飴を切らしてるなんて!!
えぇいっ、こうなったら……ポマードっ!! ポマードっ、ポマードっ!!」
女「マスクかけてきただけで口裂け女扱いとは酷いな。私でなかったら泣くぞ……ケホケホ」
男「いやほら、実際裂けてるでしょ唇のあたりが!! なんちゃって、なんちゃって!!
前に都市伝説のサイト見て思いついてから、いつかやろうと機会を伺ってたんだぁ~!!」
女「……ケホッ、ケホケホ、ゴホッ……ケホケホ……」
男「って、いつもの冗談に構う余裕も無いのね。大丈夫女さん? 保健室行った方が良いんじゃない?」
女「馬鹿者、何のために病気を押して学校に出てきたと思ってるんだ。わざわざ、保健室で寝るためじゃないんだぞ。
ゴホッ、ゴホゴホッ……ゴホンッ!! うーっ、とはいえ、風邪薬飲んできたのにこの様子ではなぁ」
男「うーん、やっぱり保健室行こうよ。ほらっ、僕の肩貸してあげるから掴まって」
女「すまんな男よ。恩に着るぞ……と、言いたいところだが、先ほどの暴言でチャラだ……ケホケホ」
男「強がりは良いからさ、ほらっ行くよ。なんだったら、おんぶしてあげ……あいてっ!
なんだよ、まだ元気あるじゃん。これなら保健室までくらいなら持つよね……」
女「……うぅっ、マスクが息でベトベトで傷に凍みる。これだから、風邪は嫌いなんだ」
男「マスクしなかったら良いんじゃないの。って、そうはいかないよね……。
はいこれ、布マスク。僕の使いまわしだけど、よかったら使う?」
女「……なんでこんなもの持ってるんだ……ケホッ」
男「ほら、いつでも仮面の紳士になって君を助けられるようにと思ってね、常備してたんだよ。
まぁ、よもやこんな場面で役に立つとは露にも思わなかったけど……」
女「一応聞くが、一度は洗ってあるんだな。まさか本当に使ってそのままということは」
男「いやいや、流石にそんなの病人に薦めないよ。ちゃんと洗濯機でパンツとかと一緒に洗いました!!
まぁある意味で、そのままにしてるよりも色んなものついてそうだけどね」
女「……背に腹は代えられぬからな。しかたない、不本意だが貸してくれ……ケホケホッ!!」
男「むー、何が不本意なんだよぉ、失礼しちゃうなぁ、プンプン!!」
女「はぁ……、マスクで間接キスか。なんとも特殊極まりないシチュエーションだのう」
男「へっ、間接キス? 何が? 何の話? いったいどういう意味?」
女「……独り言だ、忘れてくれ頼むから。これ以上熱が上がると流石に拙い……(///)」
男「チョコバットってさ、中身ふにゃふにゃであんまり好きじゃないんだけど、
当たりつきって事でついつい買っちゃうんだよねぇー、これが」
女「お小遣いの少ない子供にとって当たりつき駄菓子は神だからな。
チョコバット以外にも、よっちゃんイカやコーラガム、あわ玉サイダーなんかも良く買った。
しかし、何と言っても金券付き駄菓子に勝るものは無いだろう」
男「ヤッター麺にゴールデンチョコ、そして刺青シール入りのうつしていいとも!
僕さぁ、昔100円当たった事あるんだよー。あれ、結構当たるよね」
女「あの縁の所を爪で切ってめくる感覚が溜まらんのだよ。当たる当たらないは別にしてな」
男「もしかしてさ、女さんの唇もめくると何か書いてあるんじゃない。金券100円分とか。
イタタタッ、冗談だよぉーっ、唇めくらないでえっ!! 僕の唇には何も書いてないって!!」
男「あー、なんか駄菓子の話してたら急に懐かしくなっちゃった。
そだ、せっかくだし久しぶりに昔よく行った駄菓子屋に今から行かない?
あそこのおじいさん元気にしてるかなぁ。大きくなった僕たち見たら何て言うだろ」
女「……あのな、男よ。あそこの駄菓子やな、もう随分前に店じまいしてたらしい」
男「……えっ?」
女「最近久しぶりに店の前通ったんだが、更地になってた。隣の音楽教室と一緒に」
男「嘘……。まだあそこのおじいさん元気そうだったのに」
女「おじいさんは元気でも、な? 色々と家庭の事情があったらしい。
一応今でもおじいさんは元気なそうだが、もうあの辺りには住んでないんだと」
男「……そっか、そうなんだ。
無くなっちゃったんだ、あの駄菓子屋…………」
女「……男よ、あの駄菓子屋の名前、今でも思い出せるか?」
男「もちろんだよ!! もちろん……もちろ……ん」
女「奇遇だな、実は私も覚えていないんだ。
あんなに毎日通いつめていたというのに、不思議なものだな」
男「……大人になるってこういう事なのかな」
女「さあな……。だが、店の中の事は今でも思い出せるだろう?
入ってすぐの所に、お菓子が入ったガラス張りのケースがあって。
その向こうにある棚にはヤッター麺やガムの入った容器がある……」
男「そこからちょっと左に入ると、袋詰めの良くわかんないコーラが山の様に置いてあって。
反対の左には五円チョコが載ったカウンター。そして、そろばんを持ったおじいさん……」
女「……上手くは言えないがな、そういう記憶があるだけで良いんじゃないかな。
店の名前なんかじゃなくて、確かにそこに自分たちが居たって記憶があれば。
それでまたあの店の事を、駄菓子屋の事を皆で語り合えれば、それで、さ…………」
男「……そうだね。そうかもしれないね」
女「……貴重な経験だったと思うよ、あのお店で過ごした少女時代は」
男「うん………」
「ありがとう、僕の私の町の駄菓子屋さん」
当たりつきって事でついつい買っちゃうんだよねぇー、これが」
女「お小遣いの少ない子供にとって当たりつき駄菓子は神だからな。
チョコバット以外にも、よっちゃんイカやコーラガム、あわ玉サイダーなんかも良く買った。
しかし、何と言っても金券付き駄菓子に勝るものは無いだろう」
男「ヤッター麺にゴールデンチョコ、そして刺青シール入りのうつしていいとも!
僕さぁ、昔100円当たった事あるんだよー。あれ、結構当たるよね」
女「あの縁の所を爪で切ってめくる感覚が溜まらんのだよ。当たる当たらないは別にしてな」
男「もしかしてさ、女さんの唇もめくると何か書いてあるんじゃない。金券100円分とか。
イタタタッ、冗談だよぉーっ、唇めくらないでえっ!! 僕の唇には何も書いてないって!!」
男「あー、なんか駄菓子の話してたら急に懐かしくなっちゃった。
そだ、せっかくだし久しぶりに昔よく行った駄菓子屋に今から行かない?
あそこのおじいさん元気にしてるかなぁ。大きくなった僕たち見たら何て言うだろ」
女「……あのな、男よ。あそこの駄菓子やな、もう随分前に店じまいしてたらしい」
男「……えっ?」
女「最近久しぶりに店の前通ったんだが、更地になってた。隣の音楽教室と一緒に」
男「嘘……。まだあそこのおじいさん元気そうだったのに」
女「おじいさんは元気でも、な? 色々と家庭の事情があったらしい。
一応今でもおじいさんは元気なそうだが、もうあの辺りには住んでないんだと」
男「……そっか、そうなんだ。
無くなっちゃったんだ、あの駄菓子屋…………」
女「……男よ、あの駄菓子屋の名前、今でも思い出せるか?」
男「もちろんだよ!! もちろん……もちろ……ん」
女「奇遇だな、実は私も覚えていないんだ。
あんなに毎日通いつめていたというのに、不思議なものだな」
男「……大人になるってこういう事なのかな」
女「さあな……。だが、店の中の事は今でも思い出せるだろう?
入ってすぐの所に、お菓子が入ったガラス張りのケースがあって。
その向こうにある棚にはヤッター麺やガムの入った容器がある……」
男「そこからちょっと左に入ると、袋詰めの良くわかんないコーラが山の様に置いてあって。
反対の左には五円チョコが載ったカウンター。そして、そろばんを持ったおじいさん……」
女「……上手くは言えないがな、そういう記憶があるだけで良いんじゃないかな。
店の名前なんかじゃなくて、確かにそこに自分たちが居たって記憶があれば。
それでまたあの店の事を、駄菓子屋の事を皆で語り合えれば、それで、さ…………」
男「……そうだね。そうかもしれないね」
女「……貴重な経験だったと思うよ、あのお店で過ごした少女時代は」
男「うん………」
「ありがとう、僕の私の町の駄菓子屋さん」
女「くぅっ、腰が……イタタ、イタタタタ…………!!」
男「どしたのー? ついに寄る年波に負けてぎっくり腰にでもなっちゃったー?」
女「寄るほど年はくっとらんわ。同い年だろう!!」
男「いやいや、ほら、唇の肌年齢的に……ハイハイ、ごめんなさい、謝りますから睨まないでくださいって。
で、本当の所はどうしたん、滑って腰でも打ったりしたの? それとも、ヘルニアとか腰の持病もち?」
女「単純に寝違えただけだよ。昨日暑かったら布団を抱くようにして寝たんだが、それが拙かったらしい。
朝起きたら、右足が常時釣ってる様に痛くなってた。まったく、変な寝方はするものじゃないな」
男「ちゃんと仰向けで寝たほうが良いよ、横向いたりうつ伏せで寝ると窒息する恐れが……」
女「それは赤ちゃんの場合だろう、大人はそんな簡単に窒息せんよ。
むしろうつ伏せで寝たほうが良いという説もあってな、あの長寿で有名な日野原先生考案の
『うつ伏せ寝健康法』なるものもあるらしい。まぁ、マユツバだがな……」
男「へーっ、うつ伏せね健康法ねえ。せっかくだし試してみたら、唇の新陳代謝が良くなるかもよ?」
女「いや、むしろ唇が枕や布団に張り付いて被害が増すだけな気が……。
って、何を言わせるっ!! こらっ、待てっ、男なら大人しく前のめりに倒れんか……!!」
男「ほら、腰痛いのに無茶するから……。イタイイタイ、叩かないでっ!!
もぉっ、悪いと思って肩貸してあげてるんだから大人しくしてよぉっ!!」
女「五月蝿いっ!! 誰の所為でこんな目に……っつぅ!!ま、また腰がぁっ…………!!」
男「言われたとおりに大人しくしないからだよ。もうっ、すぐそうやって唇の様に剥きになるのは悪い癖だよ」
女「どういう意味だ、くそっ、ちょうしに乗りおっ……。イダッ、イダダダダ………。
す、すまんが男よ、もうちょっとゆっくり歩いてくれ。小さな振動でも今の私には命取りだ」
男「(……なんか事後みたいで、ちょっとやらしいなぁ)」
女「……なんだ、何を鼻の下を伸ばしてにやけているっ!!
言いたいことがあるならはっきり言え、このばかもイタタ、イタ、イタタタタ……!!」
男「どしたのー? ついに寄る年波に負けてぎっくり腰にでもなっちゃったー?」
女「寄るほど年はくっとらんわ。同い年だろう!!」
男「いやいや、ほら、唇の肌年齢的に……ハイハイ、ごめんなさい、謝りますから睨まないでくださいって。
で、本当の所はどうしたん、滑って腰でも打ったりしたの? それとも、ヘルニアとか腰の持病もち?」
女「単純に寝違えただけだよ。昨日暑かったら布団を抱くようにして寝たんだが、それが拙かったらしい。
朝起きたら、右足が常時釣ってる様に痛くなってた。まったく、変な寝方はするものじゃないな」
男「ちゃんと仰向けで寝たほうが良いよ、横向いたりうつ伏せで寝ると窒息する恐れが……」
女「それは赤ちゃんの場合だろう、大人はそんな簡単に窒息せんよ。
むしろうつ伏せで寝たほうが良いという説もあってな、あの長寿で有名な日野原先生考案の
『うつ伏せ寝健康法』なるものもあるらしい。まぁ、マユツバだがな……」
男「へーっ、うつ伏せね健康法ねえ。せっかくだし試してみたら、唇の新陳代謝が良くなるかもよ?」
女「いや、むしろ唇が枕や布団に張り付いて被害が増すだけな気が……。
って、何を言わせるっ!! こらっ、待てっ、男なら大人しく前のめりに倒れんか……!!」
男「ほら、腰痛いのに無茶するから……。イタイイタイ、叩かないでっ!!
もぉっ、悪いと思って肩貸してあげてるんだから大人しくしてよぉっ!!」
女「五月蝿いっ!! 誰の所為でこんな目に……っつぅ!!ま、また腰がぁっ…………!!」
男「言われたとおりに大人しくしないからだよ。もうっ、すぐそうやって唇の様に剥きになるのは悪い癖だよ」
女「どういう意味だ、くそっ、ちょうしに乗りおっ……。イダッ、イダダダダ………。
す、すまんが男よ、もうちょっとゆっくり歩いてくれ。小さな振動でも今の私には命取りだ」
男「(……なんか事後みたいで、ちょっとやらしいなぁ)」
女「……なんだ、何を鼻の下を伸ばしてにやけているっ!!
言いたいことがあるならはっきり言え、このばかもイタタ、イタ、イタタタタ……!!」
男「うーん、二階崩れの変で有名な豊後の戦国大名? 誰だろう、明智光秀かな?」
女「まてまて、お前どういう頭の構造をしておるのだ。
と言っても、マイナーだからな大友宗麟は。分からんでも無理は無い。
ところでそんな問題を解いて何をしておるんだ? あぁっ、クロスワードパズルか……」
男「えへへぇ、解いて出てきたキーワードを送ると賞金一万円が当たるんだってぇ。
当たったら何か食べに行こっか。唇荒れなさそうな料理探しておくよ」
女「抽選で一名様だろ。当たるわけないだろ常識的に考えて。
まぁ連れて行ってくれるといのは、素直に嬉しいがな……」
男「んー、これで大体埋まったかな。どれどれ、キーワードは……。
『びちかるとくわ』? なんだこれ、どういう意味だろう?」
女「まてまて、説明を良くみろ。文字を並べ替えて単語を作れと書いてあるだろう?
なになにヒントは、『焼肉の定番とおでんの定番をあわせて』だそうだ」
男「焼肉? おでん? 焼肉といったらホルモンだし、おでんといったらじゃがいもだよね。
ややっ、どっちもどう考えてもこの文字からは作れ無さそう……」
女「まぁ待て、そのといったらはきっとお前だけだ。
普通に考えれば分かるだろう、焼肉の定番はカルビ、おでんはちくわ、両方あわせて……」
男「くちびるのかわ!!」
女「なんでそうなるっ!! 『の』はどこから来た!? 『と』だろ『と』、『と』ぉっ!!」
男「いやー、だってほらニュアンスが似てたもんだからついさぁ……。
そうだ、せっかくだしこれで応募してみよっか? 答え合せの人絶対、笑うって」
女「笑うか、こんな身内ネタでぇっ!! あぁっ、こらぁっ、言ってるそばからぁっ!!
せっかく正解が分かってるんだから、正解を書けよ!! 一万円欲しくないのか……!!」
数ヵ月後
男「すいませーん、マグロ一皿とアナゴ、あと特選イクラ二皿ください」
インターフォン「かしこまりましたー。暫くお待ちくださーい……」
女「……まさか、面白かったという理由で特別に二千円送られてくるとは思わなかった」
男「駄目元でも送ってみるもんだね。さぁっ、じゃんじゃん食べてよ、今日は僕のおごりだからさっ!!」
女「私の唇ネタは百円寿司二十枚分か……。はぁ………」
女「まてまて、お前どういう頭の構造をしておるのだ。
と言っても、マイナーだからな大友宗麟は。分からんでも無理は無い。
ところでそんな問題を解いて何をしておるんだ? あぁっ、クロスワードパズルか……」
男「えへへぇ、解いて出てきたキーワードを送ると賞金一万円が当たるんだってぇ。
当たったら何か食べに行こっか。唇荒れなさそうな料理探しておくよ」
女「抽選で一名様だろ。当たるわけないだろ常識的に考えて。
まぁ連れて行ってくれるといのは、素直に嬉しいがな……」
男「んー、これで大体埋まったかな。どれどれ、キーワードは……。
『びちかるとくわ』? なんだこれ、どういう意味だろう?」
女「まてまて、説明を良くみろ。文字を並べ替えて単語を作れと書いてあるだろう?
なになにヒントは、『焼肉の定番とおでんの定番をあわせて』だそうだ」
男「焼肉? おでん? 焼肉といったらホルモンだし、おでんといったらじゃがいもだよね。
ややっ、どっちもどう考えてもこの文字からは作れ無さそう……」
女「まぁ待て、そのといったらはきっとお前だけだ。
普通に考えれば分かるだろう、焼肉の定番はカルビ、おでんはちくわ、両方あわせて……」
男「くちびるのかわ!!」
女「なんでそうなるっ!! 『の』はどこから来た!? 『と』だろ『と』、『と』ぉっ!!」
男「いやー、だってほらニュアンスが似てたもんだからついさぁ……。
そうだ、せっかくだしこれで応募してみよっか? 答え合せの人絶対、笑うって」
女「笑うか、こんな身内ネタでぇっ!! あぁっ、こらぁっ、言ってるそばからぁっ!!
せっかく正解が分かってるんだから、正解を書けよ!! 一万円欲しくないのか……!!」
数ヵ月後
男「すいませーん、マグロ一皿とアナゴ、あと特選イクラ二皿ください」
インターフォン「かしこまりましたー。暫くお待ちくださーい……」
女「……まさか、面白かったという理由で特別に二千円送られてくるとは思わなかった」
男「駄目元でも送ってみるもんだね。さぁっ、じゃんじゃん食べてよ、今日は僕のおごりだからさっ!!」
女「私の唇ネタは百円寿司二十枚分か……。はぁ………」
――サイクリングデート
男「アイウォントゥバイマイバイシコー! アイウォントゥバイマイバイク!」
女「……自転車の一つも買えん位に貧乏なのかお前は。
というか、それなら今お前が乗っとるのは一体なんだ。セグウェイか、それとも三輪車か?」
男「あれ? 自転車欲しくてたまらない少年のおねだりの歌じゃなかったっけ?」
女「バイじゃなくライドだ、乗りたくて仕方が無い少年の歌だな。まぁ、たいして変わらんが。
しかしまぁ、君もまた古い歌を知っているなぁ……」
男「自転車こいでるときにこれ歌うとテンションあがるよね!! ねっ!!」
女「そんな恥かしい事するのはお前だけだよ……」
男「なんでさぁっ!! ハイキングだって海兵隊の訓練だって歌うんだよ!!
サイクリングで歌ってもおかしくないよぉっ!! ねっ、一緒に歌おうよぉっ!!」
女「わっ、馬鹿やめろっ、自転車を寄せるな!! こけたらどうするんだ……」
男「いやーっ、やっぱり歌いながらサイクリングするのはサイコーだね!! ねっ、女さん?」
女「……突然なんの断りもなしに、ランナーやトレイントレインに歌を変えおって!!
おかげで、ただでさえ人前で歌ってて恥かしいのに、とんだ赤っ恥をかかされた……!!(///)」
男「何言ってんのさぁ、これ以上赤くなる余地なんて君の唇には無いじゃない」
女「車輪に思いっきり横蹴り食らわしてやろうか、歌詞もろくに覚えられんこの大馬鹿者めっ!!
サビからサビへと飛び飛びに、カラオケの名曲メドレーかっ!!」
男「いやぁ~、サビだけに唇が錆びてる感じの君にはぴったりかと……。
あっ、やぁっ、ちょっとぉっ、揺らさないでよっ!!」
女「なに、お前のサドルのサビでも落としてやろうかと思ってな。
勢い余ってお前も落としてしまうかもしれんから気をつけろよ……!!」
男「あーもう、いつもの冗談じゃないかー!! やめてっ、やめてよぉっ、っとぉっ!!」
女「あっ、こらっ!! 逃げるなっ、まだサビもお前も落ちてないぞ!! 待てぇっ!!」
男「続きまして、スピッツで『スパイダー』をお送りします!!
だからもっと遠くまで君を奪って逃げるー!! ラララ……」
男「アイウォントゥバイマイバイシコー! アイウォントゥバイマイバイク!」
女「……自転車の一つも買えん位に貧乏なのかお前は。
というか、それなら今お前が乗っとるのは一体なんだ。セグウェイか、それとも三輪車か?」
男「あれ? 自転車欲しくてたまらない少年のおねだりの歌じゃなかったっけ?」
女「バイじゃなくライドだ、乗りたくて仕方が無い少年の歌だな。まぁ、たいして変わらんが。
しかしまぁ、君もまた古い歌を知っているなぁ……」
男「自転車こいでるときにこれ歌うとテンションあがるよね!! ねっ!!」
女「そんな恥かしい事するのはお前だけだよ……」
男「なんでさぁっ!! ハイキングだって海兵隊の訓練だって歌うんだよ!!
サイクリングで歌ってもおかしくないよぉっ!! ねっ、一緒に歌おうよぉっ!!」
女「わっ、馬鹿やめろっ、自転車を寄せるな!! こけたらどうするんだ……」
男「いやーっ、やっぱり歌いながらサイクリングするのはサイコーだね!! ねっ、女さん?」
女「……突然なんの断りもなしに、ランナーやトレイントレインに歌を変えおって!!
おかげで、ただでさえ人前で歌ってて恥かしいのに、とんだ赤っ恥をかかされた……!!(///)」
男「何言ってんのさぁ、これ以上赤くなる余地なんて君の唇には無いじゃない」
女「車輪に思いっきり横蹴り食らわしてやろうか、歌詞もろくに覚えられんこの大馬鹿者めっ!!
サビからサビへと飛び飛びに、カラオケの名曲メドレーかっ!!」
男「いやぁ~、サビだけに唇が錆びてる感じの君にはぴったりかと……。
あっ、やぁっ、ちょっとぉっ、揺らさないでよっ!!」
女「なに、お前のサドルのサビでも落としてやろうかと思ってな。
勢い余ってお前も落としてしまうかもしれんから気をつけろよ……!!」
男「あーもう、いつもの冗談じゃないかー!! やめてっ、やめてよぉっ、っとぉっ!!」
女「あっ、こらっ!! 逃げるなっ、まだサビもお前も落ちてないぞ!! 待てぇっ!!」
男「続きまして、スピッツで『スパイダー』をお送りします!!
だからもっと遠くまで君を奪って逃げるー!! ラララ……」
スピッツw
良いぞ、良いぞ、もっとやれ!
一途な男にツンデレな女、美味しく頂いてます
良いぞ、良いぞ、もっとやれ!
一途な男にツンデレな女、美味しく頂いてます
男「ゔ~っ、あ゙~づ~い゙~~~!!
どうしてこう、台風過ぎた後って急に暑くなるかなぁ。
せっかく涼しくて過ごしやすい季節になってきたのに……」
女「ふむ、フェーン現象という奴だな。
普通、空気は100m毎に1℃気温が上下するのだが、
水蒸気が飽和した状態だとこれが0.5℃になるらしくてな。
湿った空気を集める台風なんかでは、これが顕著に現れる。
集める時は0.5℃ずつ冷たくなり、出すときには1℃ずつ熱くなる、という具合にな」
男「ふぇーん、そーなのかー。
台風の過ぎた後の空って澄んでるから、日光や熱がよく伝わるようになって、
それで暑くなるのかと思ってたよ。そっか、ちゃんとメカニズムがあったんだ」
女「……ほう。なるほど、言われて見れば確かに綺麗だな、空」
男「嵐の前の静けさなんて言葉もあるけど、これはさしずめ嵐の後の清清しさかな。
あともうちょっと涼しかったら言う事無いんだけどねぇ~」
女「雲も曇りもなく、どこまでも青い空か。
人の暮らしを荒らし回るだけが取り得と思っていたが、なかなか粋な所もあるものだ」
男「物事には何にだって良い面と悪い面があるものなんだよ。
ちょっと視点を変えればさ、女さんの唇だって……」
女「私の唇だって?」
男「……………………あいてっ!!」
女「思いつかないなら最初から言うな。淡い期待をさせおって、この馬鹿め……!!」
男「もぉー、女さんってば、まださっきのこと怒ってんの?
適当な事言って傷つけとのは悪かったよ。ほらこの通りだから、機嫌治してよ。ねっ、ねっ?」
女「どうせ私の唇は、台風が通った田んぼの様に荒れるだけしか能が無いさ。ふんっ!!」
男「おぉっ、上手い!! 澄み渡る空の清さとは、まさにこれ天と地の差……あいてててて!!
引っ張らないでよ、頬っぺた引っ張らないでぇっ!! あだゃだゃだゃっ!!」
女「なぜお前はそういう要らん所ばかりに気が回るんだ、えぇっ!!」
男「いや~、それほどでもないですよぉ……って、あいだぁっ!?
ちょっ、タンマタンマ、分かってるって褒めて無いってのは分かっててボケて……」
女「なんでお前は、『いつかは、その唇の台風も消えて、この空の様に綺麗に澄み渡ると良いね』
くらいの台詞が言えんのだ。ええいっ、この唐変木!! ウスラトンカチ!!(///)」
男「僕の顔を台風が直撃した様な感じにしといてよく言うよ……。しくしくしく……」
どうしてこう、台風過ぎた後って急に暑くなるかなぁ。
せっかく涼しくて過ごしやすい季節になってきたのに……」
女「ふむ、フェーン現象という奴だな。
普通、空気は100m毎に1℃気温が上下するのだが、
水蒸気が飽和した状態だとこれが0.5℃になるらしくてな。
湿った空気を集める台風なんかでは、これが顕著に現れる。
集める時は0.5℃ずつ冷たくなり、出すときには1℃ずつ熱くなる、という具合にな」
男「ふぇーん、そーなのかー。
台風の過ぎた後の空って澄んでるから、日光や熱がよく伝わるようになって、
それで暑くなるのかと思ってたよ。そっか、ちゃんとメカニズムがあったんだ」
女「……ほう。なるほど、言われて見れば確かに綺麗だな、空」
男「嵐の前の静けさなんて言葉もあるけど、これはさしずめ嵐の後の清清しさかな。
あともうちょっと涼しかったら言う事無いんだけどねぇ~」
女「雲も曇りもなく、どこまでも青い空か。
人の暮らしを荒らし回るだけが取り得と思っていたが、なかなか粋な所もあるものだ」
男「物事には何にだって良い面と悪い面があるものなんだよ。
ちょっと視点を変えればさ、女さんの唇だって……」
女「私の唇だって?」
男「……………………あいてっ!!」
女「思いつかないなら最初から言うな。淡い期待をさせおって、この馬鹿め……!!」
男「もぉー、女さんってば、まださっきのこと怒ってんの?
適当な事言って傷つけとのは悪かったよ。ほらこの通りだから、機嫌治してよ。ねっ、ねっ?」
女「どうせ私の唇は、台風が通った田んぼの様に荒れるだけしか能が無いさ。ふんっ!!」
男「おぉっ、上手い!! 澄み渡る空の清さとは、まさにこれ天と地の差……あいてててて!!
引っ張らないでよ、頬っぺた引っ張らないでぇっ!! あだゃだゃだゃっ!!」
女「なぜお前はそういう要らん所ばかりに気が回るんだ、えぇっ!!」
男「いや~、それほどでもないですよぉ……って、あいだぁっ!?
ちょっ、タンマタンマ、分かってるって褒めて無いってのは分かっててボケて……」
女「なんでお前は、『いつかは、その唇の台風も消えて、この空の様に綺麗に澄み渡ると良いね』
くらいの台詞が言えんのだ。ええいっ、この唐変木!! ウスラトンカチ!!(///)」
男「僕の顔を台風が直撃した様な感じにしといてよく言うよ……。しくしくしく……」
男「アニメとかドラマとかでさ、よくペンキ塗りたてのベンチに気付かないで座って
ペンキが背中にべったりって展開あるけど、実際塗られてるベンチなんて見かけないよね」
女「どこぞの漫画でもあったなそんなネタ。で、それがどうした、塗られてるベンチでも見かけたのか?
それで誘惑に負けて座ってしまったのか? そうかそうか、まったくきみはどうしようもない馬鹿だなぁ……」
男「それにさぁ、そもそも張り紙なり立て札なり置くにしてもちゃんと見える所に置くはずでしょ。
漫画とかではベンチの裏とかに貼ってあるけど、そんな見えにくい所常識的に考えて貼る訳無いじゃん。
だからさ、かかるほうも相当にアホだけど、塗るほうもたいがいにアホだよね、アレって」
女「ふむ、座る阿呆に塗る阿呆、同じ阿呆でもお前のような底抜けの馬鹿にアホとは言われたくないがな。
で、阿呆で馬鹿の男くんよ、もったいぶらずにその鍛え上げられた馬鹿の背中……じゃなかった、ペンキの背中を見せておくれよ」
男「つまりだねえ、僕が何を言いたいかというと、注意の張り紙はもっと見やすい所に貼るべきだと言いたいわけで。
転じて女さんの唇にも、『唇剥がれかけ注意』の張り紙を……イタイイタイイタイイタイ!!!」
女「なんで私の唇にそんなもんを貼り付けなくちゃならんのだ。理由を述べろ理由を」
男「だ、だってほら。なにげなくキスしたら、口紅の代わりに血ついちゃったらムードが台無……。
イテテ、イテ、イテテテテテ!! やめてよっ、これ以上は人体の構造的に曲がらなイダダダダ……!!」
男「なんだよなんだよ、人の事を決まりきったように馬鹿馬鹿って!!
そんなに馬鹿馬鹿言われたら、本物の馬鹿の僕でも嫌味の一つも言いたくなるよ!!」
女「けど、実際に座っていたんだろう? ほれ見ろなんという見事なシマウマ模様。
良かったな、元が馬鹿だけに良く似合ってるぞ。今日から君は立派な縞馬鹿だ」
男「だって、だって、本当に後に張り紙してあったんだもの、仕方ないじゃん……悔しいじゃん……」
女「おいおい、その程度の事で泣くなよ、男の子だろう。まったく、馬鹿の上に世話の焼ける奴だなぁ。
しかたない、後で私の家にその服持って来い、シンナーで落としてやるから」
男「……シンナーは駄目だよ。ダメ。ゼッタイ。麻薬・覚せい剤乱用防止センター」
女「塗りミスした時に使うんだよ!! 人が好意で落としてやろうと言っているのだ、黙って出せ!!」
男「うん……。えへへぇ、ありがとね女さん……」
女「まったく、私はお前の女房じゃ無いんだぞ。ぶつぶつぶつぶつ……」
ペンキが背中にべったりって展開あるけど、実際塗られてるベンチなんて見かけないよね」
女「どこぞの漫画でもあったなそんなネタ。で、それがどうした、塗られてるベンチでも見かけたのか?
それで誘惑に負けて座ってしまったのか? そうかそうか、まったくきみはどうしようもない馬鹿だなぁ……」
男「それにさぁ、そもそも張り紙なり立て札なり置くにしてもちゃんと見える所に置くはずでしょ。
漫画とかではベンチの裏とかに貼ってあるけど、そんな見えにくい所常識的に考えて貼る訳無いじゃん。
だからさ、かかるほうも相当にアホだけど、塗るほうもたいがいにアホだよね、アレって」
女「ふむ、座る阿呆に塗る阿呆、同じ阿呆でもお前のような底抜けの馬鹿にアホとは言われたくないがな。
で、阿呆で馬鹿の男くんよ、もったいぶらずにその鍛え上げられた馬鹿の背中……じゃなかった、ペンキの背中を見せておくれよ」
男「つまりだねえ、僕が何を言いたいかというと、注意の張り紙はもっと見やすい所に貼るべきだと言いたいわけで。
転じて女さんの唇にも、『唇剥がれかけ注意』の張り紙を……イタイイタイイタイイタイ!!!」
女「なんで私の唇にそんなもんを貼り付けなくちゃならんのだ。理由を述べろ理由を」
男「だ、だってほら。なにげなくキスしたら、口紅の代わりに血ついちゃったらムードが台無……。
イテテ、イテ、イテテテテテ!! やめてよっ、これ以上は人体の構造的に曲がらなイダダダダ……!!」
男「なんだよなんだよ、人の事を決まりきったように馬鹿馬鹿って!!
そんなに馬鹿馬鹿言われたら、本物の馬鹿の僕でも嫌味の一つも言いたくなるよ!!」
女「けど、実際に座っていたんだろう? ほれ見ろなんという見事なシマウマ模様。
良かったな、元が馬鹿だけに良く似合ってるぞ。今日から君は立派な縞馬鹿だ」
男「だって、だって、本当に後に張り紙してあったんだもの、仕方ないじゃん……悔しいじゃん……」
女「おいおい、その程度の事で泣くなよ、男の子だろう。まったく、馬鹿の上に世話の焼ける奴だなぁ。
しかたない、後で私の家にその服持って来い、シンナーで落としてやるから」
男「……シンナーは駄目だよ。ダメ。ゼッタイ。麻薬・覚せい剤乱用防止センター」
女「塗りミスした時に使うんだよ!! 人が好意で落としてやろうと言っているのだ、黙って出せ!!」
男「うん……。えへへぇ、ありがとね女さん……」
女「まったく、私はお前の女房じゃ無いんだぞ。ぶつぶつぶつぶつ……」
――二人で観光地へ日帰り旅行
女「はーい、にっこり笑ってー。1+1はー?」
男「ワンが二つで、ワンワン、ワワワン!! ワンワン、キャンキャン、アォーン!!」
女「……あのな、お前が馬鹿という事はそんな風にわざわざアピールしなくても見れば充分分かるから。
それとも何か、どっかのラノベみたいに、この馬鹿犬とでも罵られたい願望でもあるのか?」
男「えーっ、面白くなかった僕のギャグ?」
女「面白くない上に、こっちまで恥かしくなるから、出来れば止めてくれ。
ほれっ、次は私の番だ。綺麗に写せよ」
男「はいはい、任せて任せてー。それじゃ行くよぉー。
働いたら負けかなと思ってる生き物ってなーに?」
女「……Not currently engaged in Employment, Education or Training」
男「違うよ、答えはニ―――――――――――――――――ト!!
もうっ、なんでこんな簡単な問題もわかんないのさ。まったく女さんてば馬鹿だなぁ、本当に馬鹿」
女「掛け声とかいいからさっさと撮れ。ほれっ早くしろ、英語補習常習者!!」
男「……むーっ。ねぇ、なんで写真撮るっていうのに、そんな不機嫌そうな顔してるのさ」
女「別に不機嫌なんかじゃない。いいから早く撮れ、時間がもったいないだろ」
男「嘘だぁ、そんな唇を一文字に結んだ顔で言っても説得力ないよ。
ねぇ、何がそんなに嫌なのさ、さっき僕が馬鹿馬鹿言ったから?」
女「違う」
男「じゃぁなにさ。ねぇ、せっかくの二人での旅行なんだからさ、ちゃんと笑った写真残そうよ。
僕が悪いんだったらいくらでも謝るからさ、ねっ、ほら、この通り……」
女「違う、そういうことじゃない。これはお前じゃなくて、私の体の――唇の問題だ」
男「……あっ」
女「残したくないんだよ、私のこんな姿を、こんな唇の姿を。
だから写真を撮る時はいつもこうするようにしてる。後で見ても分かりにくいように、な」
男「……ご、ごめん。そんな風に思っていたなんて気付かなくって」
女「……まったく、いつも下らん事には気付いてすぐ茶化すくせに、なぜこういう肝心な時に気付かんのだ。
この大馬鹿者め。ほれ分かったらちゃっちゃと撮れ。撮ったらさっさと茶屋にでも入って団子でも奢……」
男「けど、女さんは嫌かもしれないけど。僕はやっぱり笑っていて欲しいな」
女「…………」
男「す、好きな…人……だから……さ。(///)
そ、そんな人との思い出の写真が笑顔じゃないってのは、なんか寂しいよ、やっぱり……」
女「……良いのか? こんな唇だぞ?」
男「そんなの気にする様なら、好きになんかなってないって。
それに、そんなに神経質にならなくっても、写真なんてちっちゃいから分かんないよ。
だからほら、ねっ、笑ってよ女さん。ニって、ニーってさぁ……」
女「……ふふっ、そうだな。好きな人との旅行の写真がむくれっ面じゃ味気ないも」
男「その笑顔いただきさっ!! くらえ、富竹フラーッシュ!!」
女「なぁっ、いきなりっ!? まっ、待て男、その不意打ちは卑怯だろぉっ……!!(///)」
女「はーい、にっこり笑ってー。1+1はー?」
男「ワンが二つで、ワンワン、ワワワン!! ワンワン、キャンキャン、アォーン!!」
女「……あのな、お前が馬鹿という事はそんな風にわざわざアピールしなくても見れば充分分かるから。
それとも何か、どっかのラノベみたいに、この馬鹿犬とでも罵られたい願望でもあるのか?」
男「えーっ、面白くなかった僕のギャグ?」
女「面白くない上に、こっちまで恥かしくなるから、出来れば止めてくれ。
ほれっ、次は私の番だ。綺麗に写せよ」
男「はいはい、任せて任せてー。それじゃ行くよぉー。
働いたら負けかなと思ってる生き物ってなーに?」
女「……Not currently engaged in Employment, Education or Training」
男「違うよ、答えはニ―――――――――――――――――ト!!
もうっ、なんでこんな簡単な問題もわかんないのさ。まったく女さんてば馬鹿だなぁ、本当に馬鹿」
女「掛け声とかいいからさっさと撮れ。ほれっ早くしろ、英語補習常習者!!」
男「……むーっ。ねぇ、なんで写真撮るっていうのに、そんな不機嫌そうな顔してるのさ」
女「別に不機嫌なんかじゃない。いいから早く撮れ、時間がもったいないだろ」
男「嘘だぁ、そんな唇を一文字に結んだ顔で言っても説得力ないよ。
ねぇ、何がそんなに嫌なのさ、さっき僕が馬鹿馬鹿言ったから?」
女「違う」
男「じゃぁなにさ。ねぇ、せっかくの二人での旅行なんだからさ、ちゃんと笑った写真残そうよ。
僕が悪いんだったらいくらでも謝るからさ、ねっ、ほら、この通り……」
女「違う、そういうことじゃない。これはお前じゃなくて、私の体の――唇の問題だ」
男「……あっ」
女「残したくないんだよ、私のこんな姿を、こんな唇の姿を。
だから写真を撮る時はいつもこうするようにしてる。後で見ても分かりにくいように、な」
男「……ご、ごめん。そんな風に思っていたなんて気付かなくって」
女「……まったく、いつも下らん事には気付いてすぐ茶化すくせに、なぜこういう肝心な時に気付かんのだ。
この大馬鹿者め。ほれ分かったらちゃっちゃと撮れ。撮ったらさっさと茶屋にでも入って団子でも奢……」
男「けど、女さんは嫌かもしれないけど。僕はやっぱり笑っていて欲しいな」
女「…………」
男「す、好きな…人……だから……さ。(///)
そ、そんな人との思い出の写真が笑顔じゃないってのは、なんか寂しいよ、やっぱり……」
女「……良いのか? こんな唇だぞ?」
男「そんなの気にする様なら、好きになんかなってないって。
それに、そんなに神経質にならなくっても、写真なんてちっちゃいから分かんないよ。
だからほら、ねっ、笑ってよ女さん。ニって、ニーってさぁ……」
女「……ふふっ、そうだな。好きな人との旅行の写真がむくれっ面じゃ味気ないも」
男「その笑顔いただきさっ!! くらえ、富竹フラーッシュ!!」
女「なぁっ、いきなりっ!? まっ、待て男、その不意打ちは卑怯だろぉっ……!!(///)」
男「ちょっ、やっ、待って待って、話を聞いてよ女さん。
隻眼キャラがゲームで市民権を得てるんだから、その内唇に傷を負った様なキャラもゲームにって……。
やっ、冗談じゃない、なにマジになってんのさ。やめてっ、あっ、目は弄ったららめっ、らめったららめぇぇええっ!!
だっ、誰か助けて、助けてDoraemoon!! Doraemoooooon!! ギャワーッ!!」
女「Ya! Ya! Ya! Ya! Yah! THE OFFSPRINGとな、ギャグが古すぎるわ!!
まったく、すぐこうやって命乞いするくせに、懲りもせずに良くやるよ。本当に学習能力が無い奴だなぁ……」
男「い、いくぅー、どこだいくぅー。己の、己の顔はどうなっているーっ。
酷いよ女さん、チョキで目潰しとかマジスパルタン。なに、君は錬金の戦士かなにかなの?
それでその唇の皮も実は武装錬金で、剥がれそうで剥がれないというまるで利用価値の無い特性を……。
やぁっ、やめてぇっ!! ジャジャン拳の構えをとらないでぇっ!!」
女「安心しろ、最初はグーだし、その後もグーだ。いいから黙って一発殴らせろッ!!」
女「しかし『Doraemoon』か、懐かしいな。Flash黎明期の作品だな、私も良く見たものだ」
男「こんなに何回も見て飽きないのかってくらい見たよね。いやー、実に面白かった。
最近はニコニコとかに押されていまいちパッとしないけど、Flashアニメーションは日本の文化の極みだよ、うん」
女「後はシェリーに口づけとかジンギスカン、もすかうなんていう空耳系もよく聞いたな。
ギャ○ンやシャ○バンなんかを今の忙しい人向け系と考えると、媒体が動画にシフトしただけで
やってる事は昔と対して変わらないのかもしれんな」
男「ただ、インタラクティブ性は失われたよね。あと、さりげなくランダムで動画が変わる様なギミックも。
とらぶる○ィンドウズとか、2ちゃんねる○王みたいなのとか」
女「あぁあぁ、あったあった。最近ではウサ○イのPVなんかがそうだな。
あの手のFlashは、よく全種類見ようとして何度もリプレイボタンを押したなぁ~。
けど、実は一定のタイミングで特定のキーを押す事で見れるようになってたりするんだよ、これが。
コンプした後にそれに気付いて、私が費やした時間はいったいなんだったんだーってなった事も……」
男「女さんの唇の皮を弄った時の反応も、もうちょっと色々あれば僕もコンプする気になるのになぁ。
もっとこう、『やめてよぉーっ』とか、『ひどい、私ないちゃうんだから』とか、そういう反応とかもないのー?
いっつも暴力ネタばっかりで、すっかりMに目覚めちゃったんだけ、あいてあいてあいててテテテ……!!」
女「そりゃ、こっちの台詞だ。口を開けば唇の皮があーだこーだーと言いおってからに!!
たまには私を喜ばす言葉の一つや二つくらい吐いてみろというのだ。ふんっ!!」
隻眼キャラがゲームで市民権を得てるんだから、その内唇に傷を負った様なキャラもゲームにって……。
やっ、冗談じゃない、なにマジになってんのさ。やめてっ、あっ、目は弄ったららめっ、らめったららめぇぇええっ!!
だっ、誰か助けて、助けてDoraemoon!! Doraemoooooon!! ギャワーッ!!」
女「Ya! Ya! Ya! Ya! Yah! THE OFFSPRINGとな、ギャグが古すぎるわ!!
まったく、すぐこうやって命乞いするくせに、懲りもせずに良くやるよ。本当に学習能力が無い奴だなぁ……」
男「い、いくぅー、どこだいくぅー。己の、己の顔はどうなっているーっ。
酷いよ女さん、チョキで目潰しとかマジスパルタン。なに、君は錬金の戦士かなにかなの?
それでその唇の皮も実は武装錬金で、剥がれそうで剥がれないというまるで利用価値の無い特性を……。
やぁっ、やめてぇっ!! ジャジャン拳の構えをとらないでぇっ!!」
女「安心しろ、最初はグーだし、その後もグーだ。いいから黙って一発殴らせろッ!!」
女「しかし『Doraemoon』か、懐かしいな。Flash黎明期の作品だな、私も良く見たものだ」
男「こんなに何回も見て飽きないのかってくらい見たよね。いやー、実に面白かった。
最近はニコニコとかに押されていまいちパッとしないけど、Flashアニメーションは日本の文化の極みだよ、うん」
女「後はシェリーに口づけとかジンギスカン、もすかうなんていう空耳系もよく聞いたな。
ギャ○ンやシャ○バンなんかを今の忙しい人向け系と考えると、媒体が動画にシフトしただけで
やってる事は昔と対して変わらないのかもしれんな」
男「ただ、インタラクティブ性は失われたよね。あと、さりげなくランダムで動画が変わる様なギミックも。
とらぶる○ィンドウズとか、2ちゃんねる○王みたいなのとか」
女「あぁあぁ、あったあった。最近ではウサ○イのPVなんかがそうだな。
あの手のFlashは、よく全種類見ようとして何度もリプレイボタンを押したなぁ~。
けど、実は一定のタイミングで特定のキーを押す事で見れるようになってたりするんだよ、これが。
コンプした後にそれに気付いて、私が費やした時間はいったいなんだったんだーってなった事も……」
男「女さんの唇の皮を弄った時の反応も、もうちょっと色々あれば僕もコンプする気になるのになぁ。
もっとこう、『やめてよぉーっ』とか、『ひどい、私ないちゃうんだから』とか、そういう反応とかもないのー?
いっつも暴力ネタばっかりで、すっかりMに目覚めちゃったんだけ、あいてあいてあいててテテテ……!!」
女「そりゃ、こっちの台詞だ。口を開けば唇の皮があーだこーだーと言いおってからに!!
たまには私を喜ばす言葉の一つや二つくらい吐いてみろというのだ。ふんっ!!」
男「ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪ ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪
ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪ ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪
ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪ ツンデレツンデツン……デ、デ……すぅー……。
ちょっとちょっと、女さんなんで『どうした、ついに気でも狂れたか』とか言って止めてくれないのさ!!
もう少しで僕酸欠で死んじゃうとこだったよ!? ええい、女さんのツンデレ、最終鬼ち唇の皮ッ!!」
女「ふむ、語呂が最悪のうえに面白くもなんとも無いぞ。
まったく、お前のその壊滅的なギャグセンスは、直せるときに直しておかんと生死に関わるかもしれんな……」
男「……だよね、僕も無いと思ったもの。けど、無いと思っててもどうしても言ってみたかったんだ、不思議っ!!」
女「で、誰がツンデレだって誰が? 私はただ、お前が私の唇に対して失礼な事をのたまうので、
それに対して世界の警察よろしく際限なき報復活動をしているに過ぎないわけだが、何か文句はあるかね、ううん?」
男「まはまはーっ、ほんはへれちゃっへー(またまたー、そんな照れちゃってー)
ひぁっ、いはいいはいいはいは、ほうはんはっへほうはん(ひゃぁっ、イタイイタイイタイタ、冗談だって冗談)
やめへやめへーふひはへほんはひはっはふー(やめてやめてー、口裂け女になっちゃうー)」
女「……まったく。スイーツだのなんだのもそうだが、そうやって流行り言葉で何でも表現しようとするのは悪い癖だ。
別にそんな横文字使わんでも、スイーツはお菓子、ツンデレは素直じゃない、ヤンデレはイカレオポンチで良いだろう」
男「流行にはとりあえず乗っかる、もしくは叩く、これが最近の若者のトレンドなんだYO!
良いじゃん今が楽しければなんだって。どうせ五年経ったらただの箱、十年経ったら死語廃語、
二十年経ったら特別番組『あの人は今 ~アイ(キャッチ)・覚えていますか~』なんだからさー!
無意味な理屈なんて捏ねるだけナンセンス!! 空気を読んで楽しもうぜ、空気をさ!!」
女「で、そういうお前は空気読めてると自分で思うのか? えっ、この失言大王」
男「いはーほれほどでほはいははー(いやー、それほどでもないかなー)
ほいうは、ほへへはらほんはへひはっへはいひ(というか、読めてたらこんな目にあってないし)」
女「だいたい、私は私なりに好意は表しているつもりだぞ……。(///)
どちらかといえば、毎度毎度下らん事を言って私の気を引こうとするお前のほうがツンデレじゃないのか?」
男「失礼なー、こんなTSしたら理想のデレデレキャラクター、滅多におらんとですよ!!
ツンデレなのは間違いなく女さん。その剥がれそうで剥がれない、
『ふんっ、貴方の唇なんかこっちから剥がれてやるわよ!!(……馬鹿、本当は剥がれたくないに決まってるじゃない!!)』
みたいな感じの唇の皮が何よりの証拠っ!! 細胞レベルで女さんは生粋のツンデレなのさっ!!」
女「……よもや唇の皮をツンデレ呼ばわりされるとは思わなかったよ」
男「ところでさー、ツンデレって英語でスペルどー書くの?
ヤンデレも、よかったらおせーてー、ねーおせーてー」
女「……少しずつ私とツッコミの練習をしていこう、な?
なぁに、すぐにお前なら増岡の岡田レベルにはなれるさ」
男「もぉー、なんの話だよー? ねー、どう書くのさ、もったいぶらずに教えてよー」
女「お前、本気で言っているの……いや待てよ、これも含めて揚げ足取りという事も……。
いや、考えるだけ面倒だな。なに、どうせ馬鹿は馬鹿だし、大丈夫だろう……」
ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪ ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪
ツンデレツンデレツンデレツンデレ♪ ツンデレツンデツン……デ、デ……すぅー……。
ちょっとちょっと、女さんなんで『どうした、ついに気でも狂れたか』とか言って止めてくれないのさ!!
もう少しで僕酸欠で死んじゃうとこだったよ!? ええい、女さんのツンデレ、最終鬼ち唇の皮ッ!!」
女「ふむ、語呂が最悪のうえに面白くもなんとも無いぞ。
まったく、お前のその壊滅的なギャグセンスは、直せるときに直しておかんと生死に関わるかもしれんな……」
男「……だよね、僕も無いと思ったもの。けど、無いと思っててもどうしても言ってみたかったんだ、不思議っ!!」
女「で、誰がツンデレだって誰が? 私はただ、お前が私の唇に対して失礼な事をのたまうので、
それに対して世界の警察よろしく際限なき報復活動をしているに過ぎないわけだが、何か文句はあるかね、ううん?」
男「まはまはーっ、ほんはへれちゃっへー(またまたー、そんな照れちゃってー)
ひぁっ、いはいいはいいはいは、ほうはんはっへほうはん(ひゃぁっ、イタイイタイイタイタ、冗談だって冗談)
やめへやめへーふひはへほんはひはっはふー(やめてやめてー、口裂け女になっちゃうー)」
女「……まったく。スイーツだのなんだのもそうだが、そうやって流行り言葉で何でも表現しようとするのは悪い癖だ。
別にそんな横文字使わんでも、スイーツはお菓子、ツンデレは素直じゃない、ヤンデレはイカレオポンチで良いだろう」
男「流行にはとりあえず乗っかる、もしくは叩く、これが最近の若者のトレンドなんだYO!
良いじゃん今が楽しければなんだって。どうせ五年経ったらただの箱、十年経ったら死語廃語、
二十年経ったら特別番組『あの人は今 ~アイ(キャッチ)・覚えていますか~』なんだからさー!
無意味な理屈なんて捏ねるだけナンセンス!! 空気を読んで楽しもうぜ、空気をさ!!」
女「で、そういうお前は空気読めてると自分で思うのか? えっ、この失言大王」
男「いはーほれほどでほはいははー(いやー、それほどでもないかなー)
ほいうは、ほへへはらほんはへひはっへはいひ(というか、読めてたらこんな目にあってないし)」
女「だいたい、私は私なりに好意は表しているつもりだぞ……。(///)
どちらかといえば、毎度毎度下らん事を言って私の気を引こうとするお前のほうがツンデレじゃないのか?」
男「失礼なー、こんなTSしたら理想のデレデレキャラクター、滅多におらんとですよ!!
ツンデレなのは間違いなく女さん。その剥がれそうで剥がれない、
『ふんっ、貴方の唇なんかこっちから剥がれてやるわよ!!(……馬鹿、本当は剥がれたくないに決まってるじゃない!!)』
みたいな感じの唇の皮が何よりの証拠っ!! 細胞レベルで女さんは生粋のツンデレなのさっ!!」
女「……よもや唇の皮をツンデレ呼ばわりされるとは思わなかったよ」
男「ところでさー、ツンデレって英語でスペルどー書くの?
ヤンデレも、よかったらおせーてー、ねーおせーてー」
女「……少しずつ私とツッコミの練習をしていこう、な?
なぁに、すぐにお前なら増岡の岡田レベルにはなれるさ」
男「もぉー、なんの話だよー? ねー、どう書くのさ、もったいぶらずに教えてよー」
女「お前、本気で言っているの……いや待てよ、これも含めて揚げ足取りという事も……。
いや、考えるだけ面倒だな。なに、どうせ馬鹿は馬鹿だし、大丈夫だろう……」
男「ねえねえ女さん。よかったらさ、これかけてみてくれない?」
女「……眼鏡か? 度が入って無いなら別に構わんが。しかし、いったいなんでまたこんなものを」
男「いやー、百円ショップで暇つぶししてたらたまたま見つけてさー。
ほら女さんってこういつもツンツンしてるじゃない、
だからキャラ的に眼鏡も似合うんじゃないかなーと思ってさ、買ってきちゃった」
女「百円ショップということは、おそらく老眼鏡か……。
まぁ、いいだろう。プレゼントと思えば悪い気はせんしな。
……ほれっ、これで良いか、どうだ似合ってるか?」
男「オーウ、グーッド!! 良いね良いねぇ、なんだか眼鏡のおかげでとっても賢く見えるよ!!」
女「馬鹿のお前に賢く見えるといわれてもなぁ。
……というか、もっと違う褒め方があっても良いんじゃないか?
その、だな……、可愛く見えるだとか……、大人っぽく見えるだとか……(///)」
男「見える見える!! なんかねー、うんと、あれだ、漫画の学級委員長さんみたい!!
私遊んでないんですって感じがひしひしと伝わってくるよぉー、眼鏡と唇から!!」
女「そ、そうか、委員長みたいか……。(///)
……待て、唇からとな? いったいどういう意味だ?」
男「その唇の野放図に任せた荒れっぷりがね、いかにも外見に無頓着といいますか、
そばかすなんて気にしないはという感じの、いかにもパッとしない眼鏡キャラ的委員長像なわけですよ」
女「待て、そのつまり、どういう意味だ。
お前の言う委員長っぽいというのは、出来る女みたいとかそういうのではないのか?」
男「違うよー、僕の言う委員長像は、ちび丸子ちゃんで言う所の丸尾君!! ヤマザキで言う所のメメ子先生!!
瀬戸の花嫁のキョーッキョッキョ! 最後の女傑族ことラストアマゾネスの事さっ!!」
女「……つまり? 褒めているのか? 貶しているのか?
いや、訊くまでも無く後者だな、間違いなく…………」
男「おや、どうしたんだよ女さん、そんな眉間に皺なんか寄せちゃって、ますます委員長っぽいよ?
『ちょっと男くん、静かにしてくれるっ? さっきから五月蝿いんだけど』って感じだね、ちょっとゾクゾクしちゃ……オフゥッ!?」
女「ちょっと男くん、静かにしてあげる。さっきから五月蝿いんだけど……ッ!!」
男「あっ、ちょっとグーはまずいって、グーは!! 女の子だからって、そんな風に殴っちゃ、ぎゃああああっ!!」
女「ふん!! どうせ私はパッとせんキャラクターだよ。
せっかくお前の為に眼鏡をかけてやったというのに、酷く気分が悪いわ!!」
男「け、けどさぁ、丸尾君はともかくメメ子先生もラスト・アマゾネスも眼鏡外すと美人さんじゃん……」
女「……そっ、そうなのか?(///)」
男「そうだよぉ、眼鏡かけてるときと外してる時じゃ全然印象が変わる、って良くある設定じゃない。
ほらっ、女さんも外してみなよ、もしかしたら眼鏡効果で唇の皮も無かった事になるかもしれないよ?」
女「なっ、なにを馬鹿な事を。そ、そんな事が起こる訳無いだろう常識的に考えて…………………………」
女「……眼鏡か? 度が入って無いなら別に構わんが。しかし、いったいなんでまたこんなものを」
男「いやー、百円ショップで暇つぶししてたらたまたま見つけてさー。
ほら女さんってこういつもツンツンしてるじゃない、
だからキャラ的に眼鏡も似合うんじゃないかなーと思ってさ、買ってきちゃった」
女「百円ショップということは、おそらく老眼鏡か……。
まぁ、いいだろう。プレゼントと思えば悪い気はせんしな。
……ほれっ、これで良いか、どうだ似合ってるか?」
男「オーウ、グーッド!! 良いね良いねぇ、なんだか眼鏡のおかげでとっても賢く見えるよ!!」
女「馬鹿のお前に賢く見えるといわれてもなぁ。
……というか、もっと違う褒め方があっても良いんじゃないか?
その、だな……、可愛く見えるだとか……、大人っぽく見えるだとか……(///)」
男「見える見える!! なんかねー、うんと、あれだ、漫画の学級委員長さんみたい!!
私遊んでないんですって感じがひしひしと伝わってくるよぉー、眼鏡と唇から!!」
女「そ、そうか、委員長みたいか……。(///)
……待て、唇からとな? いったいどういう意味だ?」
男「その唇の野放図に任せた荒れっぷりがね、いかにも外見に無頓着といいますか、
そばかすなんて気にしないはという感じの、いかにもパッとしない眼鏡キャラ的委員長像なわけですよ」
女「待て、そのつまり、どういう意味だ。
お前の言う委員長っぽいというのは、出来る女みたいとかそういうのではないのか?」
男「違うよー、僕の言う委員長像は、ちび丸子ちゃんで言う所の丸尾君!! ヤマザキで言う所のメメ子先生!!
瀬戸の花嫁のキョーッキョッキョ! 最後の女傑族ことラストアマゾネスの事さっ!!」
女「……つまり? 褒めているのか? 貶しているのか?
いや、訊くまでも無く後者だな、間違いなく…………」
男「おや、どうしたんだよ女さん、そんな眉間に皺なんか寄せちゃって、ますます委員長っぽいよ?
『ちょっと男くん、静かにしてくれるっ? さっきから五月蝿いんだけど』って感じだね、ちょっとゾクゾクしちゃ……オフゥッ!?」
女「ちょっと男くん、静かにしてあげる。さっきから五月蝿いんだけど……ッ!!」
男「あっ、ちょっとグーはまずいって、グーは!! 女の子だからって、そんな風に殴っちゃ、ぎゃああああっ!!」
女「ふん!! どうせ私はパッとせんキャラクターだよ。
せっかくお前の為に眼鏡をかけてやったというのに、酷く気分が悪いわ!!」
男「け、けどさぁ、丸尾君はともかくメメ子先生もラスト・アマゾネスも眼鏡外すと美人さんじゃん……」
女「……そっ、そうなのか?(///)」
男「そうだよぉ、眼鏡かけてるときと外してる時じゃ全然印象が変わる、って良くある設定じゃない。
ほらっ、女さんも外してみなよ、もしかしたら眼鏡効果で唇の皮も無かった事になるかもしれないよ?」
女「なっ、なにを馬鹿な事を。そ、そんな事が起こる訳無いだろう常識的に考えて…………………………」
――二人で仲良く初詣
男「初夢は一富士、二鷹、三なすびっていうけど、なかなか元旦に夢を見るのって難しいよね。
僕ってさ普段も滅多に夢とか見れなくてさ、今年も初夢は見れなかったや。いやー残念」
女「いや、初夢の定義には諸説あってな。どれが正解という事も無いのだが、
『大晦日と元日の間』、『元日と二日の間』、『二日と三日の間』の三種類がWikiには記されている。
だから、今日見れなかったとしても、まだ明日・明後日にもチャンスはあるぞ」
男「本当!? よーし、それじゃぁっ今日こそ頑張って良い夢見るぞーっ!!」
女「なにをどう頑張るのかは知らんが、まぁ頑張れ。
……おや、やらしいな。めでたいめでたい正月だというのに、雨とは」
男「おぉっ、小雨だけど濡れると風引いちゃいそうだね。
よかった、こんなこともあろうかと折り畳み傘を持ってきておいて。はい、女さんどうぞ」
女「どうぞって、一本だけじゃないか。お前は?」
男「僕は大丈夫だよ。何て言ったって、ポーニョポニョポニョ男の子だもの!!
こんな雨風なんのその鈴木その子ってね……あっ……!
女「まったく、なにが理由かは知らんが妙な意地なぞ張るな、お前らしくも無い。
ほれっ、女の子に傘を持たせるな。はやく傘を持たんか」
男「良いの? 相合傘なんて恥かしいんじゃ……」
女「濡れた男と並んで歩く方がよっぽど恥かしいわ。
いいからもっと肩を寄せろ、濡れてしまうだろう……(///)」
男「……そっ、それじゃぁ遠慮なく(///)」
女「んっ……。なっ、なんだ、何をジロジロ私の顔を見ている!!(///)
口に何か付いているか? って、あぁそうだな、唇の皮が付いてたな。ほれ、そう言いたいのだろ……」
男「いや、今日は何もついてないよ。とっても瑞々しくて鮮やかなピンクをした唇だ……」
女「え゙っ!? そっ、そんな馬鹿なっ……!? って!? えっ? あっ? えぇっ!?
ほ、本当だ、本当にに唇の皮が無くなってる……。なっ、なんでだ?」
男「……女さん!!」ガバッ
女「おっ、男!? やっ、ちょっと、かっ、顔が近いぞ!!
こらっ、離れろ……離れ……離れてぇっ…………!(///)」
男「……今まで待ったんだ。良いでしょ?」
女「まっ、ままっ、待ったって、そんな!! 良いも悪いも、心の準備がぁっ!? あうっ、むぐっ……!!」
男「ん…………」
女「んんっ……………ッ!! ぷはぁっ!! はぁー、はぁーっ……!!」
男「……イタッ。酷いや、噛んだね」
女「ひっ、酷いのはどっちだ!! いきなり人のく、くち、唇を、う、うば、うばうば、うば……」
男(?)「……チッ、モウスコシダッタトイウノニ。ミッションシッパイ、コレヨリキョウコウシュダンニデマス」
女「……おっ、男? なんだ、いったい、何を言っているんだ?
というか、お前その目どうしたんだ、なんか宝石みたいに真っ赤だぞ?」
男「待ていっ、そうはいかん、そうはいかんぞ!! 偽男っ!! お前に女さんの唇を好き勝手にはさせーん!!」
女「うおっ!? お、男が二人!? こっ、これはいったい……!?」
偽男「バカナー!! オトコ、オマエイキテイタノカ!?」
男「侮るなよ!! 清水の舞台から突き落としたくらいで、僕と僕の女さんの唇の皮への執着を消せると思ったら大間違いだ!!
そう、僕は蘇ったのさ、女さんの唇の皮の為に地獄の底から、機械の体になってな!!」
偽男「ナ、ナンダッテー!!」
男「見せてやるぜ、これが僕の生まれ変わった不死身の体だぁっ!!
それっ、ムーンライトパワー、メイクアーップ!! しゃらんらしゃらんらへいへへいへい、しゃらんらー♪」
偽男「マッ、マサカ!! キサマガアノデンセツノ、セーラフクジンゾウニンゲンマジョッコダトイウノカ……!!」
チュンチュン
女「…………うむ? ここは、私の部屋?」
カサカサ(唇の皮を確認する音)
女「……いつもどおり。という事は、さっきのは夢?」
男(家の外から)「おーいっ女さーん、起きてるー!? 起きてたら、一緒に初詣行こうよぉー!!」
女「……はぁ。この初夢では、今年も苦労の多い年になりそうだな」
男「初夢は一富士、二鷹、三なすびっていうけど、なかなか元旦に夢を見るのって難しいよね。
僕ってさ普段も滅多に夢とか見れなくてさ、今年も初夢は見れなかったや。いやー残念」
女「いや、初夢の定義には諸説あってな。どれが正解という事も無いのだが、
『大晦日と元日の間』、『元日と二日の間』、『二日と三日の間』の三種類がWikiには記されている。
だから、今日見れなかったとしても、まだ明日・明後日にもチャンスはあるぞ」
男「本当!? よーし、それじゃぁっ今日こそ頑張って良い夢見るぞーっ!!」
女「なにをどう頑張るのかは知らんが、まぁ頑張れ。
……おや、やらしいな。めでたいめでたい正月だというのに、雨とは」
男「おぉっ、小雨だけど濡れると風引いちゃいそうだね。
よかった、こんなこともあろうかと折り畳み傘を持ってきておいて。はい、女さんどうぞ」
女「どうぞって、一本だけじゃないか。お前は?」
男「僕は大丈夫だよ。何て言ったって、ポーニョポニョポニョ男の子だもの!!
こんな雨風なんのその鈴木その子ってね……あっ……!
女「まったく、なにが理由かは知らんが妙な意地なぞ張るな、お前らしくも無い。
ほれっ、女の子に傘を持たせるな。はやく傘を持たんか」
男「良いの? 相合傘なんて恥かしいんじゃ……」
女「濡れた男と並んで歩く方がよっぽど恥かしいわ。
いいからもっと肩を寄せろ、濡れてしまうだろう……(///)」
男「……そっ、それじゃぁ遠慮なく(///)」
女「んっ……。なっ、なんだ、何をジロジロ私の顔を見ている!!(///)
口に何か付いているか? って、あぁそうだな、唇の皮が付いてたな。ほれ、そう言いたいのだろ……」
男「いや、今日は何もついてないよ。とっても瑞々しくて鮮やかなピンクをした唇だ……」
女「え゙っ!? そっ、そんな馬鹿なっ……!? って!? えっ? あっ? えぇっ!?
ほ、本当だ、本当にに唇の皮が無くなってる……。なっ、なんでだ?」
男「……女さん!!」ガバッ
女「おっ、男!? やっ、ちょっと、かっ、顔が近いぞ!!
こらっ、離れろ……離れ……離れてぇっ…………!(///)」
男「……今まで待ったんだ。良いでしょ?」
女「まっ、ままっ、待ったって、そんな!! 良いも悪いも、心の準備がぁっ!? あうっ、むぐっ……!!」
男「ん…………」
女「んんっ……………ッ!! ぷはぁっ!! はぁー、はぁーっ……!!」
男「……イタッ。酷いや、噛んだね」
女「ひっ、酷いのはどっちだ!! いきなり人のく、くち、唇を、う、うば、うばうば、うば……」
男(?)「……チッ、モウスコシダッタトイウノニ。ミッションシッパイ、コレヨリキョウコウシュダンニデマス」
女「……おっ、男? なんだ、いったい、何を言っているんだ?
というか、お前その目どうしたんだ、なんか宝石みたいに真っ赤だぞ?」
男「待ていっ、そうはいかん、そうはいかんぞ!! 偽男っ!! お前に女さんの唇を好き勝手にはさせーん!!」
女「うおっ!? お、男が二人!? こっ、これはいったい……!?」
偽男「バカナー!! オトコ、オマエイキテイタノカ!?」
男「侮るなよ!! 清水の舞台から突き落としたくらいで、僕と僕の女さんの唇の皮への執着を消せると思ったら大間違いだ!!
そう、僕は蘇ったのさ、女さんの唇の皮の為に地獄の底から、機械の体になってな!!」
偽男「ナ、ナンダッテー!!」
男「見せてやるぜ、これが僕の生まれ変わった不死身の体だぁっ!!
それっ、ムーンライトパワー、メイクアーップ!! しゃらんらしゃらんらへいへへいへい、しゃらんらー♪」
偽男「マッ、マサカ!! キサマガアノデンセツノ、セーラフクジンゾウニンゲンマジョッコダトイウノカ……!!」
チュンチュン
女「…………うむ? ここは、私の部屋?」
カサカサ(唇の皮を確認する音)
女「……いつもどおり。という事は、さっきのは夢?」
男(家の外から)「おーいっ女さーん、起きてるー!? 起きてたら、一緒に初詣行こうよぉー!!」
女「……はぁ。この初夢では、今年も苦労の多い年になりそうだな」
――再び二人で仲良く初詣
男「いやー、それでさー。『殿中でござる殿中でござる!! NHK教育日曜午後五時はニャンちゅうでござる!!』
って言いながら吉良屋敷を徘徊してさ。出てくる敵を大石さんの作ったラーメンで『そぉい!!』って」
女「ふむ、馬鹿のお前らしく無茶苦茶な初夢だな。良かったな、これで今年も馬鹿確定だ」
男「ぶーっ、酷いな馬鹿確定だなんて。そういう女さんはどうだったのさ、どんな初夢みたの?」
女「わっ、私!? 私は……その……。あんまり、夢を見るほうではないのでな……(///)」
男「なーんだ見れなかったんだ、残念。せっかく夢占いしてあげようと思って、本持ってきたのに」
女「夢占い?」
男「そっ。夢に出てきた物とかシチュエーションから、その人がどういう欲求を持ってるのかとかを占うの。
これが結構面白いんだよ。例えばね、ラーメンは平凡な日常生活の象徴なんだってー」
女「とても日常生活とはかけ離れた夢なのに?
あぁ、『そぉい!!』ってやってぶちまけてるから、そういうのを壊したいという意味なのか?」
男「そういう事なのかもねー。ねっ、けっこう面白いでしょ?」
女「ふむ、そうだな……。そ、そうだ、そう言えば初夢じゃないんだが、
つい最近雨に降られて傘をさす夢を見てな。これはいったいどういう意味だ?」
男「うーん、ちょっと待ってね。
雨は恵みの雨の象徴で、運が良くなるって意味らしいね。
振り方によって意味は色々あるけど、まずは吉兆と言って良いみたい。
傘は……。誰かに守られたいとか守りたいとかの象徴だって。
この場合は、雨が降ってきて傘をさした訳だから、誰か女さんを守ってくれる人が現れるって意味かな」
女「そっ、そうか。ち、ちなみに、その傘を人から貰った場合はどうなる?」
男「えっと、その場合は……。親から貰った場合は自立が出来てないって意味らしいけど。
誰かと一緒にさしてたなら、その人との親密さを表すらしいよ?
まぁ、そうだよね夢の中とはいえ相合傘するなんて好きな人じゃないとやらないよ」
女「そっ、そうだな……。好きな相手にしかせんな……(///)」
男「まぁけど、所詮占いだからね。本によっては同じ夢でも解釈が違ったりするし。
たとえば、今使った本では『噛む』ことは、攻撃性、攻撃的性欲、自己の性的衝動に対する恐怖。なんて書いてあるけど。
前に見た違う本では『噛む』っていう行為は、噛んだ相手に対する強い愛情や性的欲求を表すって……。
あれ、どうしたの? 顔が真っ赤だよ、大丈夫?」
女「あっ、甘酒が効いてきたみたいだ!! やっ、やっぱり、未成年はお酒は飲んじゃだめだなっ!!(///)」
男「ちなみに荒れた唇は、愛情に飢えている、障害の多い恋なんていう意味が……あいてっ!!」
男「五円玉五円玉っと……。ありゃ、無いや」
女「意外と心身深い奴だな。どれっ、私が貸してやろう。ありがたく思えよ」
男「おぉっ、ありがとう。これで僕と女さんも今年一年縁がありそうだね」
女「こっちとしては、早々にこんなただれた縁は切ってしまいたいがな。
ほれっ、さっさと祈っておみくじでも買いに行くぞ」
男「うん、そうだねっ……」
女「(……まっ、まぁなんだ。今年もこの隣の馬鹿と一緒に居られ……なくても良いんだが。
その、なんだ。私が目を離すとこいつが何をやらかすか分かったものではないのでな、だからまぁお守りをかね……)」
男「すぅっ…………。
女さんの唇が今年こそよくなりますよぉにぃっ!!!」
女「……//////なっ!? なっ、なっ、なぁーーーっ!?
お、男、おっ、おま、お前っ!? なっ、何をいきなりそんな大声でぇっ!?(///)」
男「へっ? お祈りって、声に出してするものじゃなかったっけ?」
女「いっ、いやっ、するけど、するが、するけれども。けれども、他人のことを、そんなっ、えっと……!?
……も、もぉっ!! この大馬鹿者ぉ~~~っ!!(///)」
男「えぇっ!? なんでそうなるのさぁっ!?」
参考1: ttp://diary.jp.aol.com/renjhcsb/
参考2: ttp://oizumi.main.jp/jiten1/jitendesu.html
男「いやー、それでさー。『殿中でござる殿中でござる!! NHK教育日曜午後五時はニャンちゅうでござる!!』
って言いながら吉良屋敷を徘徊してさ。出てくる敵を大石さんの作ったラーメンで『そぉい!!』って」
女「ふむ、馬鹿のお前らしく無茶苦茶な初夢だな。良かったな、これで今年も馬鹿確定だ」
男「ぶーっ、酷いな馬鹿確定だなんて。そういう女さんはどうだったのさ、どんな初夢みたの?」
女「わっ、私!? 私は……その……。あんまり、夢を見るほうではないのでな……(///)」
男「なーんだ見れなかったんだ、残念。せっかく夢占いしてあげようと思って、本持ってきたのに」
女「夢占い?」
男「そっ。夢に出てきた物とかシチュエーションから、その人がどういう欲求を持ってるのかとかを占うの。
これが結構面白いんだよ。例えばね、ラーメンは平凡な日常生活の象徴なんだってー」
女「とても日常生活とはかけ離れた夢なのに?
あぁ、『そぉい!!』ってやってぶちまけてるから、そういうのを壊したいという意味なのか?」
男「そういう事なのかもねー。ねっ、けっこう面白いでしょ?」
女「ふむ、そうだな……。そ、そうだ、そう言えば初夢じゃないんだが、
つい最近雨に降られて傘をさす夢を見てな。これはいったいどういう意味だ?」
男「うーん、ちょっと待ってね。
雨は恵みの雨の象徴で、運が良くなるって意味らしいね。
振り方によって意味は色々あるけど、まずは吉兆と言って良いみたい。
傘は……。誰かに守られたいとか守りたいとかの象徴だって。
この場合は、雨が降ってきて傘をさした訳だから、誰か女さんを守ってくれる人が現れるって意味かな」
女「そっ、そうか。ち、ちなみに、その傘を人から貰った場合はどうなる?」
男「えっと、その場合は……。親から貰った場合は自立が出来てないって意味らしいけど。
誰かと一緒にさしてたなら、その人との親密さを表すらしいよ?
まぁ、そうだよね夢の中とはいえ相合傘するなんて好きな人じゃないとやらないよ」
女「そっ、そうだな……。好きな相手にしかせんな……(///)」
男「まぁけど、所詮占いだからね。本によっては同じ夢でも解釈が違ったりするし。
たとえば、今使った本では『噛む』ことは、攻撃性、攻撃的性欲、自己の性的衝動に対する恐怖。なんて書いてあるけど。
前に見た違う本では『噛む』っていう行為は、噛んだ相手に対する強い愛情や性的欲求を表すって……。
あれ、どうしたの? 顔が真っ赤だよ、大丈夫?」
女「あっ、甘酒が効いてきたみたいだ!! やっ、やっぱり、未成年はお酒は飲んじゃだめだなっ!!(///)」
男「ちなみに荒れた唇は、愛情に飢えている、障害の多い恋なんていう意味が……あいてっ!!」
男「五円玉五円玉っと……。ありゃ、無いや」
女「意外と心身深い奴だな。どれっ、私が貸してやろう。ありがたく思えよ」
男「おぉっ、ありがとう。これで僕と女さんも今年一年縁がありそうだね」
女「こっちとしては、早々にこんなただれた縁は切ってしまいたいがな。
ほれっ、さっさと祈っておみくじでも買いに行くぞ」
男「うん、そうだねっ……」
女「(……まっ、まぁなんだ。今年もこの隣の馬鹿と一緒に居られ……なくても良いんだが。
その、なんだ。私が目を離すとこいつが何をやらかすか分かったものではないのでな、だからまぁお守りをかね……)」
男「すぅっ…………。
女さんの唇が今年こそよくなりますよぉにぃっ!!!」
女「……//////なっ!? なっ、なっ、なぁーーーっ!?
お、男、おっ、おま、お前っ!? なっ、何をいきなりそんな大声でぇっ!?(///)」
男「へっ? お祈りって、声に出してするものじゃなかったっけ?」
女「いっ、いやっ、するけど、するが、するけれども。けれども、他人のことを、そんなっ、えっと……!?
……も、もぉっ!! この大馬鹿者ぉ~~~っ!!(///)」
男「えぇっ!? なんでそうなるのさぁっ!?」
参考1: ttp://diary.jp.aol.com/renjhcsb/
参考2: ttp://oizumi.main.jp/jiten1/jitendesu.html
――公園
男「さくら~さくら~野山も里も~見渡す限り~
かすみか雲か~朝日ににおう~
さくら~さくら~花ざかり~~~」
女「ふむ、実に見事な桜だな。今は九月だが」
男「狂い咲きって奴だね。いやー、それにしても本当に見事なもんだよ。
これじゃもう、これから温かくなるのか寒くなるのか分からなくなっちゃいそうだね」
女「これもまた、地球温暖化の影響という奴かな。
話は変わるがな、桜の花は見てる分には綺麗で良いんだが、
その後の始末が面倒でかなわんのだよ。こういう下が土の所なら良いんだが、
コンクリートの上なんかに降られると、へばりついてなかなか取れないのなんの。
それに加えて、毛虫は沸く、落ち葉や茶色いよくわかんないので道路は汚れるし……」
男「茶色いよくわかんないの? なにそれ?」
女「良く分からんが、桜が散った後にきまって落ちてるんだよ。
落ちてるだけでもなんかの糞みたいで見栄え悪いんだが、そこに雨が降るともう最悪でな。
水で引き伸ばされて、黒いコンクリートの道路が一面真っ茶っ茶になってしまうわけだ、これが」
男「なんか、あんまり想像したくない光景だね」
女「まぁ、他にも木があるから必ずしも桜とは言えないが、桜の散る季節に良く落ちてるんだ。
それでまぁ、毎年近所の人から早く掃除しろって掃除しろって苦情が来てな。
まったく、咲いてる時は綺麗ですねとか言ってる癖に、散った途端手のひら返すようなこの仕打ち。
そりゃ絶望して枝垂れてきちゃうのも頷けるってものさ。勝手なもんだよ人間なんてのは……ブツブツ」
男「……と、とりあえず、桜の話はここまでにして。えっと、ほら、地球温暖化の話をしようよ。
大変だよね、どっかの映画みたいに『世界がおかしくなりはじめてる』のかも。
そして人の頭もおかしくなっていって、ついにはその影響は人の体にまで……!!
そうっ、女さんの唇の皮が常時仮性なのは、実は地球温暖化のせいだったんだよ!! なっ、なんだってー!!」
女「…………はぁ(斜め下に視線を逸らして)」
男「……えとえと。あのねっ、ほら、普通唇の皮って冬場になってくると荒れるものじゃない?
そうすると、女さんの唇って言ってみれば唇の皮の狂い咲きになる訳じゃん。
地球温暖化で桜が狂い咲くんだから、女さんの唇の皮にも因果関係があってもいいんじゃ……。
って、女さん、どこいくのっ!? ちょっとっ、デートの途中じゃない!! 置いてかないでよぉっ!!」
女「苦情来る前に掃除しとくか……。はぁ、せっかくの休日だというのに…………」
――けっく、その後二人で仲良く道路の掃除になったとさ
男「さくら~さくら~野山も里も~見渡す限り~
かすみか雲か~朝日ににおう~
さくら~さくら~花ざかり~~~」
女「ふむ、実に見事な桜だな。今は九月だが」
男「狂い咲きって奴だね。いやー、それにしても本当に見事なもんだよ。
これじゃもう、これから温かくなるのか寒くなるのか分からなくなっちゃいそうだね」
女「これもまた、地球温暖化の影響という奴かな。
話は変わるがな、桜の花は見てる分には綺麗で良いんだが、
その後の始末が面倒でかなわんのだよ。こういう下が土の所なら良いんだが、
コンクリートの上なんかに降られると、へばりついてなかなか取れないのなんの。
それに加えて、毛虫は沸く、落ち葉や茶色いよくわかんないので道路は汚れるし……」
男「茶色いよくわかんないの? なにそれ?」
女「良く分からんが、桜が散った後にきまって落ちてるんだよ。
落ちてるだけでもなんかの糞みたいで見栄え悪いんだが、そこに雨が降るともう最悪でな。
水で引き伸ばされて、黒いコンクリートの道路が一面真っ茶っ茶になってしまうわけだ、これが」
男「なんか、あんまり想像したくない光景だね」
女「まぁ、他にも木があるから必ずしも桜とは言えないが、桜の散る季節に良く落ちてるんだ。
それでまぁ、毎年近所の人から早く掃除しろって掃除しろって苦情が来てな。
まったく、咲いてる時は綺麗ですねとか言ってる癖に、散った途端手のひら返すようなこの仕打ち。
そりゃ絶望して枝垂れてきちゃうのも頷けるってものさ。勝手なもんだよ人間なんてのは……ブツブツ」
男「……と、とりあえず、桜の話はここまでにして。えっと、ほら、地球温暖化の話をしようよ。
大変だよね、どっかの映画みたいに『世界がおかしくなりはじめてる』のかも。
そして人の頭もおかしくなっていって、ついにはその影響は人の体にまで……!!
そうっ、女さんの唇の皮が常時仮性なのは、実は地球温暖化のせいだったんだよ!! なっ、なんだってー!!」
女「…………はぁ(斜め下に視線を逸らして)」
男「……えとえと。あのねっ、ほら、普通唇の皮って冬場になってくると荒れるものじゃない?
そうすると、女さんの唇って言ってみれば唇の皮の狂い咲きになる訳じゃん。
地球温暖化で桜が狂い咲くんだから、女さんの唇の皮にも因果関係があってもいいんじゃ……。
って、女さん、どこいくのっ!? ちょっとっ、デートの途中じゃない!! 置いてかないでよぉっ!!」
女「苦情来る前に掃除しとくか……。はぁ、せっかくの休日だというのに…………」
――けっく、その後二人で仲良く道路の掃除になったとさ
女「今日ニュースで土佐の箸拳が取り上げられていてな」
男「えっ、なになに、野球拳? そんなものニュースで取り上げるなんて世も末だなぁ。
あれでしょ、女さんてば服をひん剥かれる代わりに、唇の皮剥かせるつもりなんでしょ?
いやいや、流石にそれは無理だって。だってそんなの許可したら女さんほぼ無敵じゃ……げふぅっ!!」
女「箸拳だは・し・け・ん!! どこのテレビ局が野球拳みたいな破廉恥な物を取り上げるんだ!!」
男「えーっ、子供の頃にテレビでやってなかったっけ?
まぁ、それはそれとして。なになにどういう遊びなのその箸拳って、知ってるなら教えてよ?」
女「ふむ。まぁ、分かりやすくいえばバリチッチやいっせっせみたいな数当て遊びだな。
後攻がまず三本の箸の内から何本か箸を握り前に出し、
次に先攻がそれを見て三本になるように箸を握って前に出す。
後攻は二人が握っている箸の合計を推理して言うんだが、
この時、先攻が目指した三本と、偶数は言う事ができないんだ」
男「んー、すると一と五しか言えないって訳か。
それにしてもなんで、偶数は駄目なんだろ?」
女「私も詳しくは知らんが、ほら箸は必ず二本ずつで使うものだろう、それと関係あるんじゃないか?
まぁとにかくだ、偶数だったら攻守交替をしつつ、箸の本数を先に二回言い当てたほうが勝ち。
負けたほうは罰としてお酒を一杯飲まさせられる。とまぁ、そういう宴会芸みたいな遊びなんだ」
男「負ければ負けるほど飲まされるっていうのがなんか面白いね。
そうだ、せっかくだし今から二人でやってみようよ。自販機のジュース一本賭けてさ」
女「ほう、面白い。言っておくがな、私は小学校の頃バリチッチで無敗伝説を打ち立てた事が……」
男「……つ、強いっ。まさか、交代することもなくストレート負けするなんて」
女「だから言っただろう? 数当て遊びは得意だと。
さて、いったいに何を奢ってもらおうかのう。メッコールが良いか、それともマックスコーヒーか」
男「ちょっとちょっと、それどっちもこの地域じゃ売ってないジュースじゃん。
えっ、ちょっと、何その眼? 言いだしっぺはお前だろうって感じで、こっち見ないでよ」
女「勝負に負けたお前が悪い。まあ、せめてもの情けだマウンテンデューで勘弁してやろう」
男「それもこの地域じゃあんまり見かけないジュースじゃん。酷いや、女さんのドS。
わざわざそんなマニアックなのにしなくても、唇に良さそうなファイブミニとかにしとけば良いのに……」
女「ファイブミニはそんなに肌とは関係ないと思うぞ? いいから、つべこべ言わずに買って来いっ!!」
男「えっ、なになに、野球拳? そんなものニュースで取り上げるなんて世も末だなぁ。
あれでしょ、女さんてば服をひん剥かれる代わりに、唇の皮剥かせるつもりなんでしょ?
いやいや、流石にそれは無理だって。だってそんなの許可したら女さんほぼ無敵じゃ……げふぅっ!!」
女「箸拳だは・し・け・ん!! どこのテレビ局が野球拳みたいな破廉恥な物を取り上げるんだ!!」
男「えーっ、子供の頃にテレビでやってなかったっけ?
まぁ、それはそれとして。なになにどういう遊びなのその箸拳って、知ってるなら教えてよ?」
女「ふむ。まぁ、分かりやすくいえばバリチッチやいっせっせみたいな数当て遊びだな。
後攻がまず三本の箸の内から何本か箸を握り前に出し、
次に先攻がそれを見て三本になるように箸を握って前に出す。
後攻は二人が握っている箸の合計を推理して言うんだが、
この時、先攻が目指した三本と、偶数は言う事ができないんだ」
男「んー、すると一と五しか言えないって訳か。
それにしてもなんで、偶数は駄目なんだろ?」
女「私も詳しくは知らんが、ほら箸は必ず二本ずつで使うものだろう、それと関係あるんじゃないか?
まぁとにかくだ、偶数だったら攻守交替をしつつ、箸の本数を先に二回言い当てたほうが勝ち。
負けたほうは罰としてお酒を一杯飲まさせられる。とまぁ、そういう宴会芸みたいな遊びなんだ」
男「負ければ負けるほど飲まされるっていうのがなんか面白いね。
そうだ、せっかくだし今から二人でやってみようよ。自販機のジュース一本賭けてさ」
女「ほう、面白い。言っておくがな、私は小学校の頃バリチッチで無敗伝説を打ち立てた事が……」
男「……つ、強いっ。まさか、交代することもなくストレート負けするなんて」
女「だから言っただろう? 数当て遊びは得意だと。
さて、いったいに何を奢ってもらおうかのう。メッコールが良いか、それともマックスコーヒーか」
男「ちょっとちょっと、それどっちもこの地域じゃ売ってないジュースじゃん。
えっ、ちょっと、何その眼? 言いだしっぺはお前だろうって感じで、こっち見ないでよ」
女「勝負に負けたお前が悪い。まあ、せめてもの情けだマウンテンデューで勘弁してやろう」
男「それもこの地域じゃあんまり見かけないジュースじゃん。酷いや、女さんのドS。
わざわざそんなマニアックなのにしなくても、唇に良さそうなファイブミニとかにしとけば良いのに……」
女「ファイブミニはそんなに肌とは関係ないと思うぞ? いいから、つべこべ言わずに買って来いっ!!」
男「クレーンクレーンクレーンゲームー♪
流行のアニメのフィギュアをホイっ♪ 大きなお菓子の袋をホイっ♪ ホイホイホイっと……」
女「おぉっ、ちょっと眼を離した隙に大漁だな。
なんだ馬鹿の癖に誇れる特技を持ってるじゃないか。ちょっと見直したぞ」
男「えへへー、褒めて褒めてー。もっと褒めてー」
女「おっ、このぬいぐるみ可愛いな。どれ、金は私が払うから一つ取ってくれないか?」
男「あっ、それは無理。取ろうと思えば取れるけど二千円以上かかっちゃうよ?」
女「……なんだそれ。それだけ大漁なのに、あの人形一つ取れないのか?」
男「えっとね、上手い人ってのはね勿論取る技術もあるんだけど、
それよりも取れる取れないの見極めが上手い人なんだ。
あれはそうだね、少しずつ引っ掛けて転がしていけば取れるとは思うけど……。
ほら見てこのアームの先。ちょっと筐体揺らしただけでも激しく揺れちゃうでしょ。
つまりアームの力が弱いんだ、だから引っ掛けても上手く転がってくれないかもしれないんだよ」
女「……ほ、ほう、なるほど」
男「投入額によってアームの力が強くなったりするらしいけど、どう上手く転がってもこの距離は二千円はかかる。
それだったら、ヤフオクとか景品を取り扱ってる通販で買ったほうが安くつくんだよ。
なんと言ってもクレーンゲームの景品は、原価が800円以下の物しか無いからね……」
女「むぅ……。いつもは馬鹿な事しか言わぬその口から、そんな言葉が出るとは。
そうか、お前でも無理なのか。なら、仕方ないな諦めるか……」
男「……けどまぁ、どうしても欲しいって言うならそれも一興。
こういうのは自分で取った、誰かに取ってもらったっていうのが大事だったりするからね。
というわけで、そこまで欲しいなら取ってあげるよ。けどお金はいらない、僕から女さんにプレゼントしたげる」
女「なっ、そんな、そこまで欲しい訳じゃ。というか、流石にそれはお前に悪いんじゃ……」
男「良いから良いから、僕が女さんにプレゼントしてあげたいんだ。
それに他人のお金じゃ、いまいち緊張感が無いからね。まぁ黙って後で見てなって……」
女「お、男……(///)」
女「なぁ、さっきから見ていて気になったんだが」
男「なにっ。今集中しているからどうでも良い事は後にしてくれる?」
女「私の気のせいなら良いのだが。さっきからお前、人形の口元ばかり狙ってないか?」
男「仕方ないじゃん、この人形頭が大きいんだから。あぁっ、反対方向に転がったぁっ!!」
女「……決して、他意は無いんだな? 決して?」
男「なにそれ、いつもの僕の唇弄りって言いたいの? 違うよ、たまたまだよ、たまたま!!」
女「……だと良いのだが」
男「あぁっもうっ!! また変な方向に行っちゃったよぉっ!!
もうっ、なんでこれタグつけないかなぁ!! この口の辺りに付いてればもうちょっと楽なのに……」
女「……おい」
男「違うって、本当にそう思ったんだって!! 唇の皮みたいとかこれっぽっちも思ってないよ!!」
流行のアニメのフィギュアをホイっ♪ 大きなお菓子の袋をホイっ♪ ホイホイホイっと……」
女「おぉっ、ちょっと眼を離した隙に大漁だな。
なんだ馬鹿の癖に誇れる特技を持ってるじゃないか。ちょっと見直したぞ」
男「えへへー、褒めて褒めてー。もっと褒めてー」
女「おっ、このぬいぐるみ可愛いな。どれ、金は私が払うから一つ取ってくれないか?」
男「あっ、それは無理。取ろうと思えば取れるけど二千円以上かかっちゃうよ?」
女「……なんだそれ。それだけ大漁なのに、あの人形一つ取れないのか?」
男「えっとね、上手い人ってのはね勿論取る技術もあるんだけど、
それよりも取れる取れないの見極めが上手い人なんだ。
あれはそうだね、少しずつ引っ掛けて転がしていけば取れるとは思うけど……。
ほら見てこのアームの先。ちょっと筐体揺らしただけでも激しく揺れちゃうでしょ。
つまりアームの力が弱いんだ、だから引っ掛けても上手く転がってくれないかもしれないんだよ」
女「……ほ、ほう、なるほど」
男「投入額によってアームの力が強くなったりするらしいけど、どう上手く転がってもこの距離は二千円はかかる。
それだったら、ヤフオクとか景品を取り扱ってる通販で買ったほうが安くつくんだよ。
なんと言ってもクレーンゲームの景品は、原価が800円以下の物しか無いからね……」
女「むぅ……。いつもは馬鹿な事しか言わぬその口から、そんな言葉が出るとは。
そうか、お前でも無理なのか。なら、仕方ないな諦めるか……」
男「……けどまぁ、どうしても欲しいって言うならそれも一興。
こういうのは自分で取った、誰かに取ってもらったっていうのが大事だったりするからね。
というわけで、そこまで欲しいなら取ってあげるよ。けどお金はいらない、僕から女さんにプレゼントしたげる」
女「なっ、そんな、そこまで欲しい訳じゃ。というか、流石にそれはお前に悪いんじゃ……」
男「良いから良いから、僕が女さんにプレゼントしてあげたいんだ。
それに他人のお金じゃ、いまいち緊張感が無いからね。まぁ黙って後で見てなって……」
女「お、男……(///)」
女「なぁ、さっきから見ていて気になったんだが」
男「なにっ。今集中しているからどうでも良い事は後にしてくれる?」
女「私の気のせいなら良いのだが。さっきからお前、人形の口元ばかり狙ってないか?」
男「仕方ないじゃん、この人形頭が大きいんだから。あぁっ、反対方向に転がったぁっ!!」
女「……決して、他意は無いんだな? 決して?」
男「なにそれ、いつもの僕の唇弄りって言いたいの? 違うよ、たまたまだよ、たまたま!!」
女「……だと良いのだが」
男「あぁっもうっ!! また変な方向に行っちゃったよぉっ!!
もうっ、なんでこれタグつけないかなぁ!! この口の辺りに付いてればもうちょっと楽なのに……」
女「……おい」
男「違うって、本当にそう思ったんだって!! 唇の皮みたいとかこれっぽっちも思ってないよ!!」
男「天気の良い日に干した布団ってさ、ぽかぽか温かくって良い匂いがするよね。
あの匂いってさぁ、いったいなんの匂いなんだろう?
日の光に浴びて出るんだから、やっぱり『おひさまの匂』いなのかなぁ?」
女「ふむ、私も前に気になって調べてみたんだがな、
どうやらあれは布団に付いた私たちの垢や汗・洗剤なんかが分解されて出る匂いらしい」
男「汗や垢!? そんな、あんなに良い匂いなのにっ!?」
女「紫外線には殺菌作用があるらしくてな、脱臭にも使われるそうだからそれでじゃないかな。
ほらっ、温泉なんかにあるヘアブラシが入れてある箱も紫外線殺菌されてるだろ?」
男「……そういえば、あれ開いた時にも布団を干したときと似た匂いがするような。
そっか~、凄いんだな紫外線って。女さんの唇を荒らすだけじゃ無かっ……あだぁっ!?」
女「お前の口も、私を怒らす以外の作用があれば良いのにと常々思うよ。まったく」」
あの匂いってさぁ、いったいなんの匂いなんだろう?
日の光に浴びて出るんだから、やっぱり『おひさまの匂』いなのかなぁ?」
女「ふむ、私も前に気になって調べてみたんだがな、
どうやらあれは布団に付いた私たちの垢や汗・洗剤なんかが分解されて出る匂いらしい」
男「汗や垢!? そんな、あんなに良い匂いなのにっ!?」
女「紫外線には殺菌作用があるらしくてな、脱臭にも使われるそうだからそれでじゃないかな。
ほらっ、温泉なんかにあるヘアブラシが入れてある箱も紫外線殺菌されてるだろ?」
男「……そういえば、あれ開いた時にも布団を干したときと似た匂いがするような。
そっか~、凄いんだな紫外線って。女さんの唇を荒らすだけじゃ無かっ……あだぁっ!?」
女「お前の口も、私を怒らす以外の作用があれば良いのにと常々思うよ。まったく」」
男「お布団といえば枕。枕といったら、やっぱり枕投げだよね。
けど、中に入っているものによっちゃぁ投げると相当痛いわけで。
女さんはどんな枕使ってた? そば殻、プラスチック? それとも羽毛?」
女「私はそうだなぁ、小さい頃はそば殻を使ってたが、今は低反発枕を使ってるな。
アレの中身が何なのかは知らんが、中々に心地が良いぞ。オススメだ」
男「頭の形に沈んでくれるんだよね。けどまぁ、僕はやっぱりそば殻やプラスチックかな。
なんといってもあのジャリジャリっていう音がたまらないんだよね。あと、ひんやりした感じも」
女「……暑くて寝苦しい夜に重宝するよな、そば殻やプラスチックは。
けどまぁ最近は、そんな事感じる前に疲れてバタンキューだからなぁ」
男「子供の頃は布団に入って寝付けないなんてことしょっちゅうだったけど、今はそんなにだよね。
あぁ、これが大人になるっていう事なのかなぁ……」
女「だとしたら良い事じゃないか。無駄な時間を過ごさなくなったわけだから」
男「あっそうそう、枕カバーってどれくらいの周期で洗ってる?
僕は基本一年くらいほったらかしだけど……」
女「それは、流石に汚いだろ。せめて、三ヶ月に一度くらいは洗濯しろよ。
変な菌が沸いて、病気になっても知らんぞ……」
男「いやいやー、それを言うなら女さんでしょ。
ほらっ、見てみなよその唇、そんなに荒れてるのも女さんの枕に菌が沸いてて、
夜毎それが唇に付着するから……イタタタタ、イタタタ!! 冗談、冗談だってばっ!!」
女「仰向けで寝てるというのに、どうやって唇に枕の菌をつけるというのだ。えぇっ、この馬鹿めっ!!
お前と違って一ヶ月に一度は洗濯しておるわっ!! まったく!!」
男「じゃ、じゃあ布団だ。布団に菌が沸いていて、それが女さんの唇に……」
女「お前はどうあってもわたしの寝床に菌が沸いているという事にしたいらしいなぁ……。
その頭をかち割って、脳みそに菌がわいてないか確認してやろうかっ!! このっ、このっ!!」
けど、中に入っているものによっちゃぁ投げると相当痛いわけで。
女さんはどんな枕使ってた? そば殻、プラスチック? それとも羽毛?」
女「私はそうだなぁ、小さい頃はそば殻を使ってたが、今は低反発枕を使ってるな。
アレの中身が何なのかは知らんが、中々に心地が良いぞ。オススメだ」
男「頭の形に沈んでくれるんだよね。けどまぁ、僕はやっぱりそば殻やプラスチックかな。
なんといってもあのジャリジャリっていう音がたまらないんだよね。あと、ひんやりした感じも」
女「……暑くて寝苦しい夜に重宝するよな、そば殻やプラスチックは。
けどまぁ最近は、そんな事感じる前に疲れてバタンキューだからなぁ」
男「子供の頃は布団に入って寝付けないなんてことしょっちゅうだったけど、今はそんなにだよね。
あぁ、これが大人になるっていう事なのかなぁ……」
女「だとしたら良い事じゃないか。無駄な時間を過ごさなくなったわけだから」
男「あっそうそう、枕カバーってどれくらいの周期で洗ってる?
僕は基本一年くらいほったらかしだけど……」
女「それは、流石に汚いだろ。せめて、三ヶ月に一度くらいは洗濯しろよ。
変な菌が沸いて、病気になっても知らんぞ……」
男「いやいやー、それを言うなら女さんでしょ。
ほらっ、見てみなよその唇、そんなに荒れてるのも女さんの枕に菌が沸いてて、
夜毎それが唇に付着するから……イタタタタ、イタタタ!! 冗談、冗談だってばっ!!」
女「仰向けで寝てるというのに、どうやって唇に枕の菌をつけるというのだ。えぇっ、この馬鹿めっ!!
お前と違って一ヶ月に一度は洗濯しておるわっ!! まったく!!」
男「じゃ、じゃあ布団だ。布団に菌が沸いていて、それが女さんの唇に……」
女「お前はどうあってもわたしの寝床に菌が沸いているという事にしたいらしいなぁ……。
その頭をかち割って、脳みそに菌がわいてないか確認してやろうかっ!! このっ、このっ!!」
男「屋根より高い、赤とーんぼー♪ 追われているのは、こどもたーち♪」
女「ふむ、春と秋がごっちゃになってるぞ、しかもそこはかとなく猟奇的だ」
男「いやー、トンボに追われて泣きじゃくる子供達の姿が眼に浮かぶ歌だよね。
僕も昔よくトンボに追い立てられてドブや田んぼに落ちたっけ、嘘だけど」
女「なんだ嘘か。お前の事だから本当にあったのかと瞼の裏に描きかけたぞ。
……しかしまぁ、秋も深まりトンボやバッタが飛ぶ頃になってきたなぁ」
男「ねぇ知ってる女さん、イナゴってね佃煮にして食べれるんだよ。
前に旅行先で父さんが買って来た事があるから、これは本当だよ」
女「ほぅ、そんなゲテモノな食べ物があるのか。で、お前は食べたのか?」
男「食べたけど、味はともかくとして食感がいかにも昆虫って感じでさぁ。
それを考えると、あんまり美味しいと思えるものではなかったかな。
いや、もったいないから一応全部食べたけどね」
女「……その勇気には素直に敬意を表するよ。
しかし昆虫食なぁ……。女の私にはとてもそんなモノを食べる勇気は無いなぁ」
男「あっ、けど蜂の子なんかはお肌、ひいては唇に良さそうじゃない?
ローヤルゼリーとかたらふく食ってそうじゃん。それに、高級食材らしいし」
女「蜂の子って様は幼虫だろ? そんなグロテスクな物、高級食材だろうとよけい食べたくないわ」
男「えーっ、結構美味しいらしいよ。それに、精力増進の効果もあるって聞くし」
女「そんなもの増進してどうするつもりだ、ええいこの助平めっ!!(///)」
男「痛いっ!! そんなぁ、僕はただ女さんの唇が
ロイヤルゼリーパウァーで少しでも良くなればと思って言っただけなのにぃ……」
女「要らんお世話だ、まったく!!
……だいたいだなぁ、それで私が食べてみたいとか気まぐれに言ってみろ。
馬鹿のお前の事だ、私の為にとすぐに蜂の巣に挑みかかるやもしれんだろ。
私の唇の事を心配してくれるのは結構だが、お前の体が傷ついては元も子もない。
それに、そうなってしまっては、私がだなぁ、その……悲しいではないか……(///)」
男「女さん……。そっか、さっきのはグーパンは僕の事を思って……。(///)
そうだね、分かったよ。正直、女さんの予想通り、
食べたいって言ったら蜂の巣を取り行こうと考えてたけど、そこまで言うなら諦めるよ」
女「……本当に考えてたのか。しかしまぁ、思いとどまってくれて良かった良かった」
男「だから代わりに今からイナゴの子を取ってk」
女「ロイヤルゼリー関係ないだろこのお馬鹿がぁっ!!」
女「ふむ、春と秋がごっちゃになってるぞ、しかもそこはかとなく猟奇的だ」
男「いやー、トンボに追われて泣きじゃくる子供達の姿が眼に浮かぶ歌だよね。
僕も昔よくトンボに追い立てられてドブや田んぼに落ちたっけ、嘘だけど」
女「なんだ嘘か。お前の事だから本当にあったのかと瞼の裏に描きかけたぞ。
……しかしまぁ、秋も深まりトンボやバッタが飛ぶ頃になってきたなぁ」
男「ねぇ知ってる女さん、イナゴってね佃煮にして食べれるんだよ。
前に旅行先で父さんが買って来た事があるから、これは本当だよ」
女「ほぅ、そんなゲテモノな食べ物があるのか。で、お前は食べたのか?」
男「食べたけど、味はともかくとして食感がいかにも昆虫って感じでさぁ。
それを考えると、あんまり美味しいと思えるものではなかったかな。
いや、もったいないから一応全部食べたけどね」
女「……その勇気には素直に敬意を表するよ。
しかし昆虫食なぁ……。女の私にはとてもそんなモノを食べる勇気は無いなぁ」
男「あっ、けど蜂の子なんかはお肌、ひいては唇に良さそうじゃない?
ローヤルゼリーとかたらふく食ってそうじゃん。それに、高級食材らしいし」
女「蜂の子って様は幼虫だろ? そんなグロテスクな物、高級食材だろうとよけい食べたくないわ」
男「えーっ、結構美味しいらしいよ。それに、精力増進の効果もあるって聞くし」
女「そんなもの増進してどうするつもりだ、ええいこの助平めっ!!(///)」
男「痛いっ!! そんなぁ、僕はただ女さんの唇が
ロイヤルゼリーパウァーで少しでも良くなればと思って言っただけなのにぃ……」
女「要らんお世話だ、まったく!!
……だいたいだなぁ、それで私が食べてみたいとか気まぐれに言ってみろ。
馬鹿のお前の事だ、私の為にとすぐに蜂の巣に挑みかかるやもしれんだろ。
私の唇の事を心配してくれるのは結構だが、お前の体が傷ついては元も子もない。
それに、そうなってしまっては、私がだなぁ、その……悲しいではないか……(///)」
男「女さん……。そっか、さっきのはグーパンは僕の事を思って……。(///)
そうだね、分かったよ。正直、女さんの予想通り、
食べたいって言ったら蜂の巣を取り行こうと考えてたけど、そこまで言うなら諦めるよ」
女「……本当に考えてたのか。しかしまぁ、思いとどまってくれて良かった良かった」
男「だから代わりに今からイナゴの子を取ってk」
女「ロイヤルゼリー関係ないだろこのお馬鹿がぁっ!!」
女「そうそう、イナゴ……というかバッタで思い出したがな。
奴等は生まれ育った場所の個体の総数によって、
体の構造が微妙に変わるらしいぞ。俗に相変異と言う現象らしい」
男「へぇ、そうなんだ。けど、なんでそんな事する必要が?」
女「Wikipediaによると、バッタは同じ地域に棲む仲間の数が多くなるにつれて、
その子は体色が緑から黒っぽく変化して、羽が長く足が短くなるらしい。
これは長距離を飛ぶのに適した形への進化であり、同時に群れで行動する習性も得るそうだ」
男「へぇー。トランスフォームするのは最近の仮面ライ○ーだけかと思ったら、
ちゃんと元ネタのバッタも形態変えるんだ」
女「……そして、この相変異したバッタ達は、棲んでいる地域の食料が無くなると、
一斉に飛翔して次なる餌場を探して飛び立つんだ。その様子はさながら黒い雲の如く。
ほれ、横山光輝先生の三国志で、バッタの大群が都を襲う描写があるだろ、
アレがその相変異したバッタなんだ。これを中国ではいなごと書いて蝗(こう)と呼ぶらしい」
男「……アレかぁ、たしかに怖いよね。すると、黒いバッタを見たらそれは要注意って事なんだ」
女「いや、過去に日本で起きた蝗による災害はそんなに多くないから、見ても大丈夫だろう。
そもそもその個体の総数が多いとバッタが認識する方法も曖昧でな。
なんでも何かが絶え間なく何かが体に触れるように育成すれば、相変異に近い形態になるそうだ。
だからまぁ、スターシッ○・トゥルーパーズみたいに、見つけたら踏み潰すなんて事はしなくても大丈夫だぞ」
男「なんだぁ、それを聞いてちょっと安心。
それにしても、数の多さに応じて構造を変える相変異か……」
女「……またそうやって私の唇を見て。
私の唇の皮もあまりの多さに相変異したとでも言いたいのか? えぇっ!!
いったいどの様に相変異したか、この左右に広がった口で言えるものなら言ってみろ……ッ!!」
【参考(グロちうい)】 ttp://www.eat-insect.com/
奴等は生まれ育った場所の個体の総数によって、
体の構造が微妙に変わるらしいぞ。俗に相変異と言う現象らしい」
男「へぇ、そうなんだ。けど、なんでそんな事する必要が?」
女「Wikipediaによると、バッタは同じ地域に棲む仲間の数が多くなるにつれて、
その子は体色が緑から黒っぽく変化して、羽が長く足が短くなるらしい。
これは長距離を飛ぶのに適した形への進化であり、同時に群れで行動する習性も得るそうだ」
男「へぇー。トランスフォームするのは最近の仮面ライ○ーだけかと思ったら、
ちゃんと元ネタのバッタも形態変えるんだ」
女「……そして、この相変異したバッタ達は、棲んでいる地域の食料が無くなると、
一斉に飛翔して次なる餌場を探して飛び立つんだ。その様子はさながら黒い雲の如く。
ほれ、横山光輝先生の三国志で、バッタの大群が都を襲う描写があるだろ、
アレがその相変異したバッタなんだ。これを中国ではいなごと書いて蝗(こう)と呼ぶらしい」
男「……アレかぁ、たしかに怖いよね。すると、黒いバッタを見たらそれは要注意って事なんだ」
女「いや、過去に日本で起きた蝗による災害はそんなに多くないから、見ても大丈夫だろう。
そもそもその個体の総数が多いとバッタが認識する方法も曖昧でな。
なんでも何かが絶え間なく何かが体に触れるように育成すれば、相変異に近い形態になるそうだ。
だからまぁ、スターシッ○・トゥルーパーズみたいに、見つけたら踏み潰すなんて事はしなくても大丈夫だぞ」
男「なんだぁ、それを聞いてちょっと安心。
それにしても、数の多さに応じて構造を変える相変異か……」
女「……またそうやって私の唇を見て。
私の唇の皮もあまりの多さに相変異したとでも言いたいのか? えぇっ!!
いったいどの様に相変異したか、この左右に広がった口で言えるものなら言ってみろ……ッ!!」
【参考(グロちうい)】 ttp://www.eat-insect.com/
男「秋の日は釣瓶落としとはよく言ったものだけど、最近日が落ちるのが早くなったよね」
女「まぁ早くなって何が困るという事は無いが、こうなってくると秋も深まったなぁとしみじみ思うよ。
さて、落ちるのは早いが再び登るまでは長いのが秋の夜。
そんな夜にいったいなにして過ごすかで、その人間の本質というか学が見えてくるというもの」
男「うーんそうだなぁ……。僕は、やっぱりテレビかなぁ。
ほら、この時期って年末に向けて特番が増えてくるじゃない。だからなかなかテレビの前から離れられないんだー。
物まね、無人島にカラオケでしょ。後はレギュラー番組の拡大版とか、M-1とかお笑い番組も面白いよね」
女「やれやれ、やっぱり学の無い奴だなぁ。と、言いたいところだが、確かに面白いな。
しかし、流石に毎日特番はやってないだろ? 他にも何かやってるんじゃないか?」
男「うーん、そんな事言われてもなぁ。いつもどおり、漫画読んだりとか、ゲームしたりとかしかやってないなぁ。
そういう女さんはどうなのさ。何か、秋の夜長に特別なこととかやってるの?
あっ、分かった、きっと唇の手入れでしょ? これから空気が乾燥してきて唇には辛い季節だものねぇ……」
女「失敬なぁっ!! 夕涼みだよ夕涼みっ!!(///)
まったく、風流というものが分からん奴だなぁ。ほれっ、ちょっと耳を澄ましてみろ。
どうだ聞こえてくるだろう、鈴虫たちの鳴く声が。聞こえるだろう、微かに吹く風の音が。
空を見れば白く鮮やかな月と、宝石箱をひっくり返したように瞬く星……」
男「うーん、蛙のゲロゲーロ大合唱に、微妙に気持ち悪い生暖かい風、
どんよりとした雲に覆われた空しか見えないんだけど……」
女「…………」
男「秋の夜長を楽しむにはもうちょっと日がかかりそうだね」
女「まぁ早くなって何が困るという事は無いが、こうなってくると秋も深まったなぁとしみじみ思うよ。
さて、落ちるのは早いが再び登るまでは長いのが秋の夜。
そんな夜にいったいなにして過ごすかで、その人間の本質というか学が見えてくるというもの」
男「うーんそうだなぁ……。僕は、やっぱりテレビかなぁ。
ほら、この時期って年末に向けて特番が増えてくるじゃない。だからなかなかテレビの前から離れられないんだー。
物まね、無人島にカラオケでしょ。後はレギュラー番組の拡大版とか、M-1とかお笑い番組も面白いよね」
女「やれやれ、やっぱり学の無い奴だなぁ。と、言いたいところだが、確かに面白いな。
しかし、流石に毎日特番はやってないだろ? 他にも何かやってるんじゃないか?」
男「うーん、そんな事言われてもなぁ。いつもどおり、漫画読んだりとか、ゲームしたりとかしかやってないなぁ。
そういう女さんはどうなのさ。何か、秋の夜長に特別なこととかやってるの?
あっ、分かった、きっと唇の手入れでしょ? これから空気が乾燥してきて唇には辛い季節だものねぇ……」
女「失敬なぁっ!! 夕涼みだよ夕涼みっ!!(///)
まったく、風流というものが分からん奴だなぁ。ほれっ、ちょっと耳を澄ましてみろ。
どうだ聞こえてくるだろう、鈴虫たちの鳴く声が。聞こえるだろう、微かに吹く風の音が。
空を見れば白く鮮やかな月と、宝石箱をひっくり返したように瞬く星……」
男「うーん、蛙のゲロゲーロ大合唱に、微妙に気持ち悪い生暖かい風、
どんよりとした雲に覆われた空しか見えないんだけど……」
女「…………」
男「秋の夜長を楽しむにはもうちょっと日がかかりそうだね」
男「そうそう、星がどうこうで思い出したけど。北斗の拳で有名な死兆星って本当にあるんだってね」
女「うむ、アルコルの事だな。北斗七星の柄の先端から二番目、ミザールの近くにある星だ。
アルコルはミザールと重なっているんだが、ある程度視力の良い人ならばこれを分離して見ることができるらしい。
Wikipediaによれば、古くは視力の検査などにも使われたそうな」
男「そうすると、死兆星が見えるようになるってことは、眼が良くなるって事?
なんで死期が近づくと眼が良くなるんだ? やっぱり秘孔の力……?」
女「それはほら、北斗の拳は漫画だから、フィクションだから……。
もっとも、実際に日本ではこのアルコルは死を予期する星、『寿命星』として呼ぶ地域もあったそうだ。
これは北斗の拳とは逆でアルコルが見えなくなると死ぬとされ、
そのメカニズムは老眼により視力が低下するから……と、これまたWikipediaに記されている」
男「へぇ~。そうすると、やっぱ死を告げる不気味な星なんだ……」
女「うん? どうした、さっきから私の顔ばかりじろじろ見て?
ははん、さてはまた何かよからぬ事を考えているのではなかろうなぁ……」
男「いっ、いやいやいやいや!! 違うよ、そんな事ちっとも考えてない、考えてないから。
ほらっあれ、あれだよっ!! 今夜は月が綺麗ですねって奴!! うん、実に綺麗だっ!!」
女「……むぅ。その前後の文脈がどうなっているのか分からんがな、
好意は誤魔化さずにそのまま伝えてもらったほうが、その、女としては嬉しいんだぞ……(///)」
男「えっ? あぁうん、そう……」
女「だいたい男の癖に卑怯だと思わないか? 自分の気持ち一つ意中の相手にはっきりと言えないなんて。
男だったらもっとびしっと、お前を、す、す……とかだな、はっきり言うべきだと」
男「(……言えない。
女さんの唇の皮を良く見たら、死兆星(もう一枚めくれた皮)が見えただなんて。
これは果たして、僕にとっての死兆星なのか、はたまた女さんにとっての死兆星なのか……)」
女「おいこらっ!! 聞いておるのか男!? まったく、煮え切らん奴だなぁ……(///)」
【参考1】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%AB
【参考2】 http://www.wa.commufa.jp/~anknak/a-kotowaza-06-ai.htm
【馬鹿のチラ裏】
夏目先生の「I Love You」は愛の告白って意味合いじゃなく、
愛の確認というか、たわいないやり取りを表したものなのかなぁ?
けど、なんか「I Love You」で検索すると、イギリス人は本当に大切な人にしか言わないとか書いてあるし……。
そもそもなんで前後の文が無いんだよ……。
女「うむ、アルコルの事だな。北斗七星の柄の先端から二番目、ミザールの近くにある星だ。
アルコルはミザールと重なっているんだが、ある程度視力の良い人ならばこれを分離して見ることができるらしい。
Wikipediaによれば、古くは視力の検査などにも使われたそうな」
男「そうすると、死兆星が見えるようになるってことは、眼が良くなるって事?
なんで死期が近づくと眼が良くなるんだ? やっぱり秘孔の力……?」
女「それはほら、北斗の拳は漫画だから、フィクションだから……。
もっとも、実際に日本ではこのアルコルは死を予期する星、『寿命星』として呼ぶ地域もあったそうだ。
これは北斗の拳とは逆でアルコルが見えなくなると死ぬとされ、
そのメカニズムは老眼により視力が低下するから……と、これまたWikipediaに記されている」
男「へぇ~。そうすると、やっぱ死を告げる不気味な星なんだ……」
女「うん? どうした、さっきから私の顔ばかりじろじろ見て?
ははん、さてはまた何かよからぬ事を考えているのではなかろうなぁ……」
男「いっ、いやいやいやいや!! 違うよ、そんな事ちっとも考えてない、考えてないから。
ほらっあれ、あれだよっ!! 今夜は月が綺麗ですねって奴!! うん、実に綺麗だっ!!」
女「……むぅ。その前後の文脈がどうなっているのか分からんがな、
好意は誤魔化さずにそのまま伝えてもらったほうが、その、女としては嬉しいんだぞ……(///)」
男「えっ? あぁうん、そう……」
女「だいたい男の癖に卑怯だと思わないか? 自分の気持ち一つ意中の相手にはっきりと言えないなんて。
男だったらもっとびしっと、お前を、す、す……とかだな、はっきり言うべきだと」
男「(……言えない。
女さんの唇の皮を良く見たら、死兆星(もう一枚めくれた皮)が見えただなんて。
これは果たして、僕にとっての死兆星なのか、はたまた女さんにとっての死兆星なのか……)」
女「おいこらっ!! 聞いておるのか男!? まったく、煮え切らん奴だなぁ……(///)」
【参考1】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%AB
【参考2】 http://www.wa.commufa.jp/~anknak/a-kotowaza-06-ai.htm
【馬鹿のチラ裏】
夏目先生の「I Love You」は愛の告白って意味合いじゃなく、
愛の確認というか、たわいないやり取りを表したものなのかなぁ?
けど、なんか「I Love You」で検索すると、イギリス人は本当に大切な人にしか言わないとか書いてあるし……。
そもそもなんで前後の文が無いんだよ……。
女「おうっ? どうしたことか、財布のジッパーが閉まらない……。
くそっ、このっ、閉まれ……ぐぎっ、ぐぎぎぎぎぎ!!」
男「凄いねその財布、まるで蛇の抜け殻の様に、いや、女さんの唇の様にボーロボ……」
女「ほう? 私の唇の様に?」
男「ボーロボーロボロ、赤ちゃんのお菓子卵ボーロ!! あっ、いたいい、たいぃっ!!」
女「そうそう、そう言えばお前の口のジッパーも壊れていたんだっけか。
さてどうしたものか。財布は買い換えれば良いが、人の口は買い替えられないからなぁ。
仕方ない、こうなったら糸で縫いつけ……」
男「大丈夫、まだなんとか締めれるって!! ほらっ、女サンノ唇ハマルデ赤バナナノヤウ……。
どう壊れてない証拠にちゃっとお世辞だって言え……イタイイタイイタイッ!!
ちょっ、なんでさぁっ、ちゃんと褒めてあげたんじゃんっ!!」
女「バナナに唇を例えられて嬉しい女の子が居るかっ!! この馬鹿がっ!!」
女「……ふむっ、この財布可愛らしいな。しかし、こっちは小さくて持ち運びが便利そう。
うーむ、自分の金で買わないとなると、金額を気にしなくて良いからついつい目移りするなぁ」
男「トホホ……。今月ピンチなのに、女さんの新しい財布を買わされる事になんて。
あぁっ、こんなことなら言わなきゃ良かった。もうっ、僕の口の馬鹿馬鹿馬鹿ぁっ!!」
女「お前はそもそも口以外にも色々なところが馬鹿であろう。
ところで、ちょっと見てくれ男よ。こっちの布製の財布と、この皮製の財布お前はどっちが良いと思う?」
男「そりゃもちろん値段的に安いほう……って、それじゃ駄目だよね。うん、分かったから睨まないでよ。
うーんそうだなぁ。僕としては布製のほうが好きだけど、やっぱりこの歳ともなると少し子供っぽいよね」
女「ふむ、子供っぽいか。確かにそうかもな。よし、それじゃぁこっちの皮製のにしようかな」
男「それにそのしわしわ感がおそろいで……」
女「な・に・か・言ったか? えっ、何か?」
男「へふひはひほーひっへはへんほー!!(別に何も言ってませんよー!!)」
女「おそろい、おそろいと今確かに言ったな?
そうかそうか、私とおそろいでお前も財布が欲しいのか。まったくそれならそうと早く言え。
どれ、それなら色は私が選んでやろう……」
男「結局財布二つも買わされてしまった。
新しい財布を買ったのに、入れる物がカードしかないこの寂しさ。どうしてくれよう」
女「良いではないか、こうして二人お揃いの財布を買えたんだから。
ほれっ、正直なところは嬉しいんだろう、ん? 素直に言ったらどうなんだ?」
男「……そりゃまぁ、嬉しいけどさぁ」
女「なら文句を言うな。まったく、馬鹿の上にみみっちいとあっては婿の貰い手が来ないぞ。
ふふふふっ…………(///)」
男「(そう言いながら、女さんが一番嬉しいんだろうなぁ。まっ、それならそれで良いか……)」
くそっ、このっ、閉まれ……ぐぎっ、ぐぎぎぎぎぎ!!」
男「凄いねその財布、まるで蛇の抜け殻の様に、いや、女さんの唇の様にボーロボ……」
女「ほう? 私の唇の様に?」
男「ボーロボーロボロ、赤ちゃんのお菓子卵ボーロ!! あっ、いたいい、たいぃっ!!」
女「そうそう、そう言えばお前の口のジッパーも壊れていたんだっけか。
さてどうしたものか。財布は買い換えれば良いが、人の口は買い替えられないからなぁ。
仕方ない、こうなったら糸で縫いつけ……」
男「大丈夫、まだなんとか締めれるって!! ほらっ、女サンノ唇ハマルデ赤バナナノヤウ……。
どう壊れてない証拠にちゃっとお世辞だって言え……イタイイタイイタイッ!!
ちょっ、なんでさぁっ、ちゃんと褒めてあげたんじゃんっ!!」
女「バナナに唇を例えられて嬉しい女の子が居るかっ!! この馬鹿がっ!!」
女「……ふむっ、この財布可愛らしいな。しかし、こっちは小さくて持ち運びが便利そう。
うーむ、自分の金で買わないとなると、金額を気にしなくて良いからついつい目移りするなぁ」
男「トホホ……。今月ピンチなのに、女さんの新しい財布を買わされる事になんて。
あぁっ、こんなことなら言わなきゃ良かった。もうっ、僕の口の馬鹿馬鹿馬鹿ぁっ!!」
女「お前はそもそも口以外にも色々なところが馬鹿であろう。
ところで、ちょっと見てくれ男よ。こっちの布製の財布と、この皮製の財布お前はどっちが良いと思う?」
男「そりゃもちろん値段的に安いほう……って、それじゃ駄目だよね。うん、分かったから睨まないでよ。
うーんそうだなぁ。僕としては布製のほうが好きだけど、やっぱりこの歳ともなると少し子供っぽいよね」
女「ふむ、子供っぽいか。確かにそうかもな。よし、それじゃぁこっちの皮製のにしようかな」
男「それにそのしわしわ感がおそろいで……」
女「な・に・か・言ったか? えっ、何か?」
男「へふひはひほーひっへはへんほー!!(別に何も言ってませんよー!!)」
女「おそろい、おそろいと今確かに言ったな?
そうかそうか、私とおそろいでお前も財布が欲しいのか。まったくそれならそうと早く言え。
どれ、それなら色は私が選んでやろう……」
男「結局財布二つも買わされてしまった。
新しい財布を買ったのに、入れる物がカードしかないこの寂しさ。どうしてくれよう」
女「良いではないか、こうして二人お揃いの財布を買えたんだから。
ほれっ、正直なところは嬉しいんだろう、ん? 素直に言ったらどうなんだ?」
男「……そりゃまぁ、嬉しいけどさぁ」
女「なら文句を言うな。まったく、馬鹿の上にみみっちいとあっては婿の貰い手が来ないぞ。
ふふふふっ…………(///)」
男「(そう言いながら、女さんが一番嬉しいんだろうなぁ。まっ、それならそれで良いか……)」
男「そうそう財布といえば、うちの母さんが言ってたんだけど、
風水的にあんまり古いお財布を使ってるのは良くないんだって。なんでも金運が落ちるんだとか」
女「……そりゃまたいったいどういう根拠で」
男「さぁ、そこまでは僕も母さんから聞いただけだからなんとも。
けど、三年くらい使うとお財布自体が持ってる金運がなくなっちゃうんだそうだよ」
女「ひいふうみいよういつ……。ふむ、倍以上使ってるがそんなに金に苦労した実感は無いがなぁ」
男「まぁ、気分の問題でしょう、気分の。というか、そんなに使ってたんだ前の財布……」
女「財布の中に蛇の皮だとか、金運UPのお守りだとか。そういうの好きだよな主婦の方々って。
はぁ、私も将来そういう事に無駄に夢中になるのかと思うと、少し気が重たいよ」
男「そんな事言ってさぁ、女さんも占いとか好きでしょ。
ほらっ、思い思われ振り振られのニキビ占いとか」
女「そりゃまぁ占いは好きだが……」
男「もしかしてその剥がれない唇の皮も何か意味があったりしてね。
思い思われ、唇の皮占い。さてさて、いったい誰に思われているのでしょう?」
女「なにをそんなにやにやしておる……。
まったく、お前という奴は本当にしょうもない奴だなぁ……(///)」
男「いやいや、分からないなぁ。もしかしたら、女さんが誰かを思っているのかも。
けど結構真ん中のほうが荒れてるから、もしかしたらこれは両思……いたぁっ!!」
女「馬鹿な事言ってないで、暗くならんうちにさっさと帰るぞ。ほれっ、ぼさっとするな」
男「……ぶーっ、せっかく良いムード作ろうと努力してみたのにー。もうっ!!」
女「……もし、もしもだぞ。さっきの話が本当だったとして」
男「……うん?」
女「……私は自分の唇が治る為にお前が居なくなるくらいなら、
今のままで良い。いや、今のままが良いと思う……(///)」
男「女さん……」
女「柄ではないとは分かってるんだがな。まぁあれだ、財布のお礼だよ。
というわけでだなぁ。その、これからもまぁ私と仲良くしてくれよ、男よ……(///)」
男「えっと……さっきの話って、いったい何の話? ごめん全然思い出せ……イタッ、痛いっ、イタタタッ!!
なになに、なんなのさぁっ!? ちょっと忘れたから聞いただけじゃん、何でそんなに怒るのさぁっ!!」
女「五月蝿いっ!! 理由なぞお前が馬鹿なだけで充分だ!! このっ、このぉっ!!(///)」
風水的にあんまり古いお財布を使ってるのは良くないんだって。なんでも金運が落ちるんだとか」
女「……そりゃまたいったいどういう根拠で」
男「さぁ、そこまでは僕も母さんから聞いただけだからなんとも。
けど、三年くらい使うとお財布自体が持ってる金運がなくなっちゃうんだそうだよ」
女「ひいふうみいよういつ……。ふむ、倍以上使ってるがそんなに金に苦労した実感は無いがなぁ」
男「まぁ、気分の問題でしょう、気分の。というか、そんなに使ってたんだ前の財布……」
女「財布の中に蛇の皮だとか、金運UPのお守りだとか。そういうの好きだよな主婦の方々って。
はぁ、私も将来そういう事に無駄に夢中になるのかと思うと、少し気が重たいよ」
男「そんな事言ってさぁ、女さんも占いとか好きでしょ。
ほらっ、思い思われ振り振られのニキビ占いとか」
女「そりゃまぁ占いは好きだが……」
男「もしかしてその剥がれない唇の皮も何か意味があったりしてね。
思い思われ、唇の皮占い。さてさて、いったい誰に思われているのでしょう?」
女「なにをそんなにやにやしておる……。
まったく、お前という奴は本当にしょうもない奴だなぁ……(///)」
男「いやいや、分からないなぁ。もしかしたら、女さんが誰かを思っているのかも。
けど結構真ん中のほうが荒れてるから、もしかしたらこれは両思……いたぁっ!!」
女「馬鹿な事言ってないで、暗くならんうちにさっさと帰るぞ。ほれっ、ぼさっとするな」
男「……ぶーっ、せっかく良いムード作ろうと努力してみたのにー。もうっ!!」
女「……もし、もしもだぞ。さっきの話が本当だったとして」
男「……うん?」
女「……私は自分の唇が治る為にお前が居なくなるくらいなら、
今のままで良い。いや、今のままが良いと思う……(///)」
男「女さん……」
女「柄ではないとは分かってるんだがな。まぁあれだ、財布のお礼だよ。
というわけでだなぁ。その、これからもまぁ私と仲良くしてくれよ、男よ……(///)」
男「えっと……さっきの話って、いったい何の話? ごめん全然思い出せ……イタッ、痛いっ、イタタタッ!!
なになに、なんなのさぁっ!? ちょっと忘れたから聞いただけじゃん、何でそんなに怒るのさぁっ!!」
女「五月蝿いっ!! 理由なぞお前が馬鹿なだけで充分だ!! このっ、このぉっ!!(///)」
男「最近さ、知り合いから残暑見舞いの手紙貰ったんだけどさ、
なんと機動警察パトレイバーの切手が貼ってあったんだよ。
いやー、たまげたね、まさかアニメの切手があるなんて、知らなかったや」
女「ふむ、確か三年位前からかな。
人気アニメとタイアップして、アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズとして出しているそうだ。
他にもポケモンやコナン、ガンダムにエヴァなんかもあるぞ」
男「へー、結構種類出てるんだね。エヴァはちょっと欲しいかなぁ」
女「あとこれは私も最近気付いたんだが、発売日限定で記念押印もあるそうだ。
アニメのキャラの顔入り消印でな、少しややっこしい手順を踏まねばならんが、
中々にコレクター心を擽られる一品だぞ」
男「郵便局も、民営化してちょっとは面白くなったって事かな。
しかし、消印にもそんな種類があるとは知らなかったなぁ……」
女「……はいはい、またそんな眼で私の唇を見て。
分かってるよ。どうせキスマークの消印でもあったら面白いのになとでも言うつもりだろう?
それで何か、押し損ねて擦れてるキスマークは私の唇みたいってか?
馬鹿にするなよ、このっ!! こらっ、待てっ、逃げるなぁっ!!」
女「それにしても、お前宛に残暑見舞いが送られてくるとは。
私くらいしか友達居ないと思ったが意外に交友関係はあるのだな。で、いったい誰からだ?」
男「んー、じいちゃんとこの従弟からだよ。
昔からよくじーちゃんちに行くと、一緒に遊んだりして仲良いんだ」
女「いっ、従姉妹ぉっ!? おっ、おまっ、そんなのが居るなんて一言も……。
しまった、登場人物が私とこいつしか居ないからって、すっかり油断していた。
まさかそんな所に思わぬ伏兵が潜んでいようとは……!!」
男「よく一緒に川で遊んだり、雪合戦したり。そうそう前に行ったときは、一緒にお風呂も入ったなぁ。
いやぁ、暫く見ないうちにあんなに大きくなっちゃって……。僕も負けてられないなぁ(故意犯)」
女「お風呂、大きくっ!? そそ、そ、そんなことまでぇっ!?(///)
なっ、なんという事だ、そこまで伏兵との仲が進んでいようとは……。
これはもしや私のヒロインとしての立場が危ないのでは!?
いやしかし、この新ジャンルのタイトルは、『今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮』。
その従姉妹が唇の皮が剥がれていない限りは……。
だが、なんと言っても執拗なまでに唇の皮を弄る男の事だ、
一緒に風呂に入るその相手もまた私と同じ唇をしていてもおかしくは……」
男「ちょっとちょっと。勘弁してよ、そんな人を荒れた唇好きの変態みたいに言うのは。
唇とか関係なく、僕は純粋に女さんの性格に……って、聞いてる?」
女「あぁっ、100を目前にして、この新ジャンル始って以来のピンチ!!
いったい、いったい私はどうすれば……!! おぉっ、神よ!! 神よ~っ!!」
男「……駄目だこりゃ」
なんと機動警察パトレイバーの切手が貼ってあったんだよ。
いやー、たまげたね、まさかアニメの切手があるなんて、知らなかったや」
女「ふむ、確か三年位前からかな。
人気アニメとタイアップして、アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズとして出しているそうだ。
他にもポケモンやコナン、ガンダムにエヴァなんかもあるぞ」
男「へー、結構種類出てるんだね。エヴァはちょっと欲しいかなぁ」
女「あとこれは私も最近気付いたんだが、発売日限定で記念押印もあるそうだ。
アニメのキャラの顔入り消印でな、少しややっこしい手順を踏まねばならんが、
中々にコレクター心を擽られる一品だぞ」
男「郵便局も、民営化してちょっとは面白くなったって事かな。
しかし、消印にもそんな種類があるとは知らなかったなぁ……」
女「……はいはい、またそんな眼で私の唇を見て。
分かってるよ。どうせキスマークの消印でもあったら面白いのになとでも言うつもりだろう?
それで何か、押し損ねて擦れてるキスマークは私の唇みたいってか?
馬鹿にするなよ、このっ!! こらっ、待てっ、逃げるなぁっ!!」
女「それにしても、お前宛に残暑見舞いが送られてくるとは。
私くらいしか友達居ないと思ったが意外に交友関係はあるのだな。で、いったい誰からだ?」
男「んー、じいちゃんとこの従弟からだよ。
昔からよくじーちゃんちに行くと、一緒に遊んだりして仲良いんだ」
女「いっ、従姉妹ぉっ!? おっ、おまっ、そんなのが居るなんて一言も……。
しまった、登場人物が私とこいつしか居ないからって、すっかり油断していた。
まさかそんな所に思わぬ伏兵が潜んでいようとは……!!」
男「よく一緒に川で遊んだり、雪合戦したり。そうそう前に行ったときは、一緒にお風呂も入ったなぁ。
いやぁ、暫く見ないうちにあんなに大きくなっちゃって……。僕も負けてられないなぁ(故意犯)」
女「お風呂、大きくっ!? そそ、そ、そんなことまでぇっ!?(///)
なっ、なんという事だ、そこまで伏兵との仲が進んでいようとは……。
これはもしや私のヒロインとしての立場が危ないのでは!?
いやしかし、この新ジャンルのタイトルは、『今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮』。
その従姉妹が唇の皮が剥がれていない限りは……。
だが、なんと言っても執拗なまでに唇の皮を弄る男の事だ、
一緒に風呂に入るその相手もまた私と同じ唇をしていてもおかしくは……」
男「ちょっとちょっと。勘弁してよ、そんな人を荒れた唇好きの変態みたいに言うのは。
唇とか関係なく、僕は純粋に女さんの性格に……って、聞いてる?」
女「あぁっ、100を目前にして、この新ジャンル始って以来のピンチ!!
いったい、いったい私はどうすれば……!! おぉっ、神よ!! 神よ~っ!!」
男「……駄目だこりゃ」
男「部屋干し~でも部屋干しすると~ちょっと臭う~♪
って歌があるけど実際どうなの? 僕んちは雨降ったら乾燥機使うから、正直わかんないんだよね」
女「ほほう、つまり私の家は乾燥機を回す金も無いと言いたいわけか? えぇっ、馬鹿にしおって?
まぁ、いい……。そうだな、確かにその歌の通り、部屋干しするとちょっと臭うぞ。
いや、ちょっとなんていう生半可なものじゃないな。時には、人前には来ていけないような臭いになる事も……」
男「それじゃ洗濯した意味無いよね。あぁ、よかった~、家に乾燥機があって」
女「……ふん。そうやって文明の利器に頼ってばかりいると、いつか宇宙人みたいに退化するぞ。
しかし、締め切った部屋に充満したあの腐ったような臭いを考えると……。
はぁ、うちも乾燥機買わないかなぁ。無理か、そんな金など無いものなぁ」
男「ねえ、本当にそんなに臭うものなの? 洗剤って結構良い匂いするのに?」
女「あぁ、そうだ、そういえばお前には言って無かったけかな。
家はあまり肌が強い家系ではなくてな。柔軟材だとか漂白剤だとかが入った洗剤はちょっときついんだ。
だから、無添加無香料の洗剤を使ってていてな、臭いは誤魔化しが効かんのだよ」
男「あっ……ごめん。僕、女さんの家庭にそんな事情があるとは知らなくて」
女「別にお前が気に病むような事じゃない。それに、普通に干せばこれはこれで良い匂いがするんだぞ。
ほれ、どうだ、ちょっと嗅いでみるか? 安心しろ、これはちゃんと外で干した服だから……」
男「……本当だ。なんだかとっても自然な香がする。いや、何が自然かは良くわかんないけど。
けど、なんだろう、とっても嗅いでて安心する匂いだ……」
女「だろう? 香水と同じさ。匂いなんて付けすぎても煩わしいだけなんだ。
ありのまま、自然のままが一番人間にとって心地よいのさ……。
ほれっ、所でいつまで匂いを嗅いでいるつもりだ? そろそろ離れろ、要らぬ誤解を招くだろう」
男「あぁ、ごめんごめん。あんまり良い匂いだったから、つい、さ」
女「なぁに、その内嫌というほど嗅がせてやれる日が来るさ。ふふっ……(///)」
男「……それは素直に喜んで良いのか、悪いのか」
女「むっ、なんだその言い草は? なにが言いたい?」
男「だってさ、肌に優しい無添加無香料の洗剤を使ってるって事はだよ、そうなってもまだ肌が弱いまんまって事だよね。
やっぱりさぁ、そこは治ってて欲しいじゃない。でないと、健全な朝の挨拶とかそういうのが……あてっ!!」
女「要らん事まで妄想するな、恥かしい!! まったく、お前という奴は……(///)」
男「えへへへ……(///)」
男「しかし、驚いたなぁ。女さんのその唇って遺伝だったんだ」
女「……はぁ? 何を言っている、私はそんな事一言も」
男「だって、家族全員唇の皮が弱くって、肌に優しい洗剤使ってるんでしょ?」
女「……いや、まぁ唇の皮が弱いのも確かに無いとは言えないが。
唇に服が触れることなんてそうそう無いだろ、常識的に考えて。
というか、どうあっても私の唇を話しに絡めたいみたいだな、お前の脳みそは……」
男「いやぁ、そんなぁ褒められるようなことじゃ……あたぁっ!? あれれ、今度は痛いよぉっ!?」
って歌があるけど実際どうなの? 僕んちは雨降ったら乾燥機使うから、正直わかんないんだよね」
女「ほほう、つまり私の家は乾燥機を回す金も無いと言いたいわけか? えぇっ、馬鹿にしおって?
まぁ、いい……。そうだな、確かにその歌の通り、部屋干しするとちょっと臭うぞ。
いや、ちょっとなんていう生半可なものじゃないな。時には、人前には来ていけないような臭いになる事も……」
男「それじゃ洗濯した意味無いよね。あぁ、よかった~、家に乾燥機があって」
女「……ふん。そうやって文明の利器に頼ってばかりいると、いつか宇宙人みたいに退化するぞ。
しかし、締め切った部屋に充満したあの腐ったような臭いを考えると……。
はぁ、うちも乾燥機買わないかなぁ。無理か、そんな金など無いものなぁ」
男「ねえ、本当にそんなに臭うものなの? 洗剤って結構良い匂いするのに?」
女「あぁ、そうだ、そういえばお前には言って無かったけかな。
家はあまり肌が強い家系ではなくてな。柔軟材だとか漂白剤だとかが入った洗剤はちょっときついんだ。
だから、無添加無香料の洗剤を使ってていてな、臭いは誤魔化しが効かんのだよ」
男「あっ……ごめん。僕、女さんの家庭にそんな事情があるとは知らなくて」
女「別にお前が気に病むような事じゃない。それに、普通に干せばこれはこれで良い匂いがするんだぞ。
ほれ、どうだ、ちょっと嗅いでみるか? 安心しろ、これはちゃんと外で干した服だから……」
男「……本当だ。なんだかとっても自然な香がする。いや、何が自然かは良くわかんないけど。
けど、なんだろう、とっても嗅いでて安心する匂いだ……」
女「だろう? 香水と同じさ。匂いなんて付けすぎても煩わしいだけなんだ。
ありのまま、自然のままが一番人間にとって心地よいのさ……。
ほれっ、所でいつまで匂いを嗅いでいるつもりだ? そろそろ離れろ、要らぬ誤解を招くだろう」
男「あぁ、ごめんごめん。あんまり良い匂いだったから、つい、さ」
女「なぁに、その内嫌というほど嗅がせてやれる日が来るさ。ふふっ……(///)」
男「……それは素直に喜んで良いのか、悪いのか」
女「むっ、なんだその言い草は? なにが言いたい?」
男「だってさ、肌に優しい無添加無香料の洗剤を使ってるって事はだよ、そうなってもまだ肌が弱いまんまって事だよね。
やっぱりさぁ、そこは治ってて欲しいじゃない。でないと、健全な朝の挨拶とかそういうのが……あてっ!!」
女「要らん事まで妄想するな、恥かしい!! まったく、お前という奴は……(///)」
男「えへへへ……(///)」
男「しかし、驚いたなぁ。女さんのその唇って遺伝だったんだ」
女「……はぁ? 何を言っている、私はそんな事一言も」
男「だって、家族全員唇の皮が弱くって、肌に優しい洗剤使ってるんでしょ?」
女「……いや、まぁ唇の皮が弱いのも確かに無いとは言えないが。
唇に服が触れることなんてそうそう無いだろ、常識的に考えて。
というか、どうあっても私の唇を話しに絡めたいみたいだな、お前の脳みそは……」
男「いやぁ、そんなぁ褒められるようなことじゃ……あたぁっ!? あれれ、今度は痛いよぉっ!?」
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