私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ新ジャンル「今にも剥がれそうで剥がれない唇の皮」
新ジャンル スレッド一覧へ / 新ジャンル とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : △
レスフィルター : (試験中)
男「はふはふ……。いやぁー、まさか炊飯器でお芋が蒸かせるとは、はふはふ……。
最初女さんが、炊飯器に芋をつっこんだ時は、はふはふ……。気でも狂ったかと、はふはふ……。
んぐっ……、ぷはぁ。思ったけど。すごいね、結構美味しく炊き上がるもんだね。こりゃびっくりだ」
女「もぐもぐ……。私も母から聞いただけで、もぐもぐ……。
まさかここまで美味しく出来るとは思ってなかったが、もぐもぐ……。
んくっ……、ぷはぁ。いやぁー、やるもんだなぁ炊飯器。ご飯を炊く以外にもこんな使い道があったとは」
男「んー、前にテレビで見たんだけど、パン焼いたりとかもできるらしいね炊飯器で」
女「私はどこぞの企画サイトで、炊飯器でたこ焼き作ってるのを見た覚えがあるなぁ。
馬鹿とハサミはなんとやらとよく言うが、炊飯器も使う奴次第だったという事か」
男「はふはふ……。その唇も、なにか使い道があると良いね、はふはふ……。
いや、実はその唇にも使いようはあるんだけど、はふはふ……。
女さんがそれに気付いてないイコールば……いはっ!! いはっ、いはははっ!!」
女「物を口に入れているときに喋るな、汚らしいだろ。まったく、躾のなってない奴め……もぐもぐ」
男「はぁ~っ、食った食った。芋って意外に美味しいねえ」
女「なんだその言い草は。はじめて芋食ったわけでもなかろうに……。
それはそうと、残った芋はどうするんだ? まだ結構量があるが、独りで食べきれるのか、これ?」
男「あやや、もしかして持って帰りたいんですかー? 女さんてば意外にいやしんぼさんですねー」
女「だ、誰がいやしんぼだ、誰が!! そういうつもりで言った訳ではないわっ!!
みすみす腐らせるのが惜しいと思っただけで、別に私が食いたいとかそういうのは……。
……ちょっぴりは、その……、思ったりはしたが…………(///)」
男「んー、けど、さすがにもうふかし芋には食指が伸びないよね。
せめてこのイモイモした形から遠ざけないと、ちょっと食う気が……」
女「……そういえば、芋で作る一口ケーキみたいなのがあったなぁ。あれは、なんといったっけか」ボソボソ
男「あぁ、そうだね、スイートポテトにしてみよっか、これ。それなら、なんとか入るかも」
女「うむ、お前にしては良い発想だな。どれ、褒めて進ぜよう頭を垂れい(///)」
男「……食べたかったんでしょ?」
女「卵黄塗るのは私に任せろ!! ガレキで塗装は得意だから!!(///)」
男「んー。しかし、スイートポテト作るなら、どうせなら紫芋が欲しかったなぁ」
女「どうせ赤いスイートポテトを作って、私の唇みたいとか言うつもりだろう?
ほれっ、そんな事は良いから手を動かせ!! 満遍なく、粒が残らぬよう丁寧に潰すんだぞ!!」
男「……ぶぅ、普通こういうのって逆なんじゃないのかなー」
女「なにを言っているんだ、今時の男の子は料理くらいできんと嫁の貰い手がないぞ?」
男「料理ぐらいなら良いけれど、掃除洗濯とかはやってよね。
家事は奥さんの仕事とは言わないけど、家族なんだから助け合うのが基本でしょ?」
女「なっ、なにを、お、おま、お前、気の早い事をっ!! わ、わわ、私らまだ、ここ、高校生じゃまいか……!!(///)」
男「……へっ、なにその反応? 僕、なんか変なこと言った?」
最初女さんが、炊飯器に芋をつっこんだ時は、はふはふ……。気でも狂ったかと、はふはふ……。
んぐっ……、ぷはぁ。思ったけど。すごいね、結構美味しく炊き上がるもんだね。こりゃびっくりだ」
女「もぐもぐ……。私も母から聞いただけで、もぐもぐ……。
まさかここまで美味しく出来るとは思ってなかったが、もぐもぐ……。
んくっ……、ぷはぁ。いやぁー、やるもんだなぁ炊飯器。ご飯を炊く以外にもこんな使い道があったとは」
男「んー、前にテレビで見たんだけど、パン焼いたりとかもできるらしいね炊飯器で」
女「私はどこぞの企画サイトで、炊飯器でたこ焼き作ってるのを見た覚えがあるなぁ。
馬鹿とハサミはなんとやらとよく言うが、炊飯器も使う奴次第だったという事か」
男「はふはふ……。その唇も、なにか使い道があると良いね、はふはふ……。
いや、実はその唇にも使いようはあるんだけど、はふはふ……。
女さんがそれに気付いてないイコールば……いはっ!! いはっ、いはははっ!!」
女「物を口に入れているときに喋るな、汚らしいだろ。まったく、躾のなってない奴め……もぐもぐ」
男「はぁ~っ、食った食った。芋って意外に美味しいねえ」
女「なんだその言い草は。はじめて芋食ったわけでもなかろうに……。
それはそうと、残った芋はどうするんだ? まだ結構量があるが、独りで食べきれるのか、これ?」
男「あやや、もしかして持って帰りたいんですかー? 女さんてば意外にいやしんぼさんですねー」
女「だ、誰がいやしんぼだ、誰が!! そういうつもりで言った訳ではないわっ!!
みすみす腐らせるのが惜しいと思っただけで、別に私が食いたいとかそういうのは……。
……ちょっぴりは、その……、思ったりはしたが…………(///)」
男「んー、けど、さすがにもうふかし芋には食指が伸びないよね。
せめてこのイモイモした形から遠ざけないと、ちょっと食う気が……」
女「……そういえば、芋で作る一口ケーキみたいなのがあったなぁ。あれは、なんといったっけか」ボソボソ
男「あぁ、そうだね、スイートポテトにしてみよっか、これ。それなら、なんとか入るかも」
女「うむ、お前にしては良い発想だな。どれ、褒めて進ぜよう頭を垂れい(///)」
男「……食べたかったんでしょ?」
女「卵黄塗るのは私に任せろ!! ガレキで塗装は得意だから!!(///)」
男「んー。しかし、スイートポテト作るなら、どうせなら紫芋が欲しかったなぁ」
女「どうせ赤いスイートポテトを作って、私の唇みたいとか言うつもりだろう?
ほれっ、そんな事は良いから手を動かせ!! 満遍なく、粒が残らぬよう丁寧に潰すんだぞ!!」
男「……ぶぅ、普通こういうのって逆なんじゃないのかなー」
女「なにを言っているんだ、今時の男の子は料理くらいできんと嫁の貰い手がないぞ?」
男「料理ぐらいなら良いけれど、掃除洗濯とかはやってよね。
家事は奥さんの仕事とは言わないけど、家族なんだから助け合うのが基本でしょ?」
女「なっ、なにを、お、おま、お前、気の早い事をっ!! わ、わわ、私らまだ、ここ、高校生じゃまいか……!!(///)」
男「……へっ、なにその反応? 僕、なんか変なこと言った?」
男「ハッチポッチステーション。1995年から2005年にかけて、BSとNHK教育で放送された人形劇。
洋楽物まねを得意とするグッチ裕三の独特のセンスによって演出されたこの作品は、
懐かしの洋楽パロディを多用することで、子供は愚かその親たちのハートもがっちり掴み、
子供向け番組としては異例の高視聴率を記録した超人気番組だった……」
女「そんな堅苦しい説明をしなくちゃならん番組だったか?
まぁ、私も見てた口だが、あれはたしかに面白かったな。毎度毎度くだらない歌を歌うんだよなグッチさんが」
男「よくあんな歌詞思いつくよね。黒やぎさんからお手紙ついたをBeat Itに載せちゃうんだよ?
それでまたなんというか、違和感が無い所が。って、当時の子供が何人気付いてたかは知らないけど」
女「Beat It? なんだそれ? というか、あれパロディだったのか?」
男「犬のおまわりさんはボヘミアンラプソディ、おなかのへるうたはデトロイト・ロック・シティ。
ふしぎなポケットはサタデナイト、母さんのうたは宇宙のファンタジーがそれぞれ原曲になってるんだ。
他にも色々あるんだけど、当時の僕が分かったのはこれくらいだったなぁ……」
女「……当時も今も全然分からんのだが。というか、あの歌ってグッチさんのオリジナルじゃなかったのか」
男「いったい当時の子供の何人くらいが、パロディだと分かって面白がってたのか……。
けど、パロディである事を差し引いても、上で挙げたのは充分面白い歌だったけどね」
女「まぁ、パロディだけじゃあそこまでのヒットには繋がらなかっただろう。
やはりグッチさんのギャグのセンスがよかったんだと思うよ。
パロディの元ネタなんてのは、話に深みを与えるだけの隠し味に過ぎないさ」
男「ところでハッチポッチステーションといえばダイヤさん。
林家正蔵演じるジャーニーの憧れの人、ミスダイヤモンドの昼の姿なんだけど。
いやー、なんであれでジャーニーは気付かないなかなぁ……」
女「そういえばそんな設定もあったようななかったような。
まぁ、髪形変えたり、眼鏡かけたりで分からなくなるっていうのは、物語のお約束中のお約束だからな」
男「チャームポイントが変わると分からなくなるってとこだね。
女さんもそのチャームポイントの唇を隠せば、意外と分からなくなったりして」
女「……こうか?(手で口元を覆う)」サッ
男「おっ、彼女ぉ、可愛いねえ。どうだい、よかったら僕と一緒にお茶しない?
この先の海岸に、真夏に原色ギトギトのかき氷を出す店を知ってるんだ。今は冬だからやってないけど」
女「……それはなんだ、誘ってるのか誘ってないのか?(手を口元から離す)」サッ
男「ぎゃっ、ぎゃわわぁーーーっ!! くっ、くっ、口裂け女ぁーーーっ!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「おほっ、今日はついてるな。君みたいな美人に二度も出会ってしまうなんて。
ねぇよかったらちょっと付き合わない? 駅前に緑の看板の美味しいおにぎり置いてる店を知ってるんだけど」
女「…………(手を口元から離す)」サッ
男「ぎゃぁーっ!! TOSHIDENSETSU!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「ヘイ、そこのいかしたプリティーウーメン、そこらへんで一緒にカップラーメンでもフリーダムしな……」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「へっ、へいっ、いらっしゃいっ!! なにを握りや……って寿司やじゃんこれ。
もう駄目、もうくどき文句なんて思いつかないよっ!! ギブギブ、ギブアップっ!!
酷いや女さん!! キリの良い所で、いつもみたいにムキーって怒ってくれないとぉっ、
僕だってそんなにネタポンポン浮かばないんだからね!! というか、こんな風に僕を虐めて楽しいのっ!?」
女「うむっ、めっさ楽しい。やる側がこんなに楽しいとは思わなかったよ(手を口元から離す)」
男「ぎゃっ、ぎゃぁぁああっ!! リアル蓮コラ人間だぁぁぁあああっ!! コラ子さんだぁぁあああっ!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「へ、ヘラッシェー、で、なんにす……だからぁっ、もう無理だって!! 許してよ、女さぁーんっ!!」
洋楽物まねを得意とするグッチ裕三の独特のセンスによって演出されたこの作品は、
懐かしの洋楽パロディを多用することで、子供は愚かその親たちのハートもがっちり掴み、
子供向け番組としては異例の高視聴率を記録した超人気番組だった……」
女「そんな堅苦しい説明をしなくちゃならん番組だったか?
まぁ、私も見てた口だが、あれはたしかに面白かったな。毎度毎度くだらない歌を歌うんだよなグッチさんが」
男「よくあんな歌詞思いつくよね。黒やぎさんからお手紙ついたをBeat Itに載せちゃうんだよ?
それでまたなんというか、違和感が無い所が。って、当時の子供が何人気付いてたかは知らないけど」
女「Beat It? なんだそれ? というか、あれパロディだったのか?」
男「犬のおまわりさんはボヘミアンラプソディ、おなかのへるうたはデトロイト・ロック・シティ。
ふしぎなポケットはサタデナイト、母さんのうたは宇宙のファンタジーがそれぞれ原曲になってるんだ。
他にも色々あるんだけど、当時の僕が分かったのはこれくらいだったなぁ……」
女「……当時も今も全然分からんのだが。というか、あの歌ってグッチさんのオリジナルじゃなかったのか」
男「いったい当時の子供の何人くらいが、パロディだと分かって面白がってたのか……。
けど、パロディである事を差し引いても、上で挙げたのは充分面白い歌だったけどね」
女「まぁ、パロディだけじゃあそこまでのヒットには繋がらなかっただろう。
やはりグッチさんのギャグのセンスがよかったんだと思うよ。
パロディの元ネタなんてのは、話に深みを与えるだけの隠し味に過ぎないさ」
男「ところでハッチポッチステーションといえばダイヤさん。
林家正蔵演じるジャーニーの憧れの人、ミスダイヤモンドの昼の姿なんだけど。
いやー、なんであれでジャーニーは気付かないなかなぁ……」
女「そういえばそんな設定もあったようななかったような。
まぁ、髪形変えたり、眼鏡かけたりで分からなくなるっていうのは、物語のお約束中のお約束だからな」
男「チャームポイントが変わると分からなくなるってとこだね。
女さんもそのチャームポイントの唇を隠せば、意外と分からなくなったりして」
女「……こうか?(手で口元を覆う)」サッ
男「おっ、彼女ぉ、可愛いねえ。どうだい、よかったら僕と一緒にお茶しない?
この先の海岸に、真夏に原色ギトギトのかき氷を出す店を知ってるんだ。今は冬だからやってないけど」
女「……それはなんだ、誘ってるのか誘ってないのか?(手を口元から離す)」サッ
男「ぎゃっ、ぎゃわわぁーーーっ!! くっ、くっ、口裂け女ぁーーーっ!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「おほっ、今日はついてるな。君みたいな美人に二度も出会ってしまうなんて。
ねぇよかったらちょっと付き合わない? 駅前に緑の看板の美味しいおにぎり置いてる店を知ってるんだけど」
女「…………(手を口元から離す)」サッ
男「ぎゃぁーっ!! TOSHIDENSETSU!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「ヘイ、そこのいかしたプリティーウーメン、そこらへんで一緒にカップラーメンでもフリーダムしな……」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「へっ、へいっ、いらっしゃいっ!! なにを握りや……って寿司やじゃんこれ。
もう駄目、もうくどき文句なんて思いつかないよっ!! ギブギブ、ギブアップっ!!
酷いや女さん!! キリの良い所で、いつもみたいにムキーって怒ってくれないとぉっ、
僕だってそんなにネタポンポン浮かばないんだからね!! というか、こんな風に僕を虐めて楽しいのっ!?」
女「うむっ、めっさ楽しい。やる側がこんなに楽しいとは思わなかったよ(手を口元から離す)」
男「ぎゃっ、ぎゃぁぁああっ!! リアル蓮コラ人間だぁぁぁあああっ!! コラ子さんだぁぁあああっ!!」
女「…………(手で口元を覆う)」サッ
男「へ、ヘラッシェー、で、なんにす……だからぁっ、もう無理だって!! 許してよ、女さぁーんっ!!」
――古本屋デート
女「むぅ」
男「どしたの? たまたま開いた本の中にのっぺり潰れた紙魚の死骸でも見つけた?」
女「微妙にありそうな事を言うな、ちょっと想像してしまったではないか。
違うよ、ほれっちょっとそこの棚を見てみろ、上から二段目の辺りだ」
男「んー、ENI○系の漫画のコーナー? あぁ、見事に巻が飛び飛びになってるね。
さすがマイナー出版社。ほぼ全巻揃っているのは、魔方○グルグルと……剥が○んだけか」
女「なんだか凄く引っかかる言い方だった気がしないでもないが、まぁ言わんとせんことはそういうことだ。
はぁ、せっかく今日はサン○ッドを全巻読もうと思って来たと言うのに。なんと品揃えの悪い店だ、がっかりだよ」
男「しっ、仕方ないじゃん、ただでさえ人気のある作品は、GE○とかB○○K○FFみたいな大手に回るようになってるんだから。
こんな場末の古本屋じゃ扱ってないのも無理ないよ。それでなくてもマイナーな出版社の作品じゃない」
女「しかしだなぁ、それでもこの並べ方は無いだろ。見てみろこれを、サンレッドの一巻と四巻の間に他の漫画を詰められてる。
常識的に考えて作品でまとめて並べるべき……、いや、もっと言えば作者でまとめておくべきだろっ、こんなものは。
なんでこんなにG○ぷりとの間が開いてるのだ、ちゃんと整理をしろよな、まったく……。
小さい店で手が回らないのかも知れないが、こういう所をめんどうがって手を抜いてたらますます客足遠のくぞ」
男「そっ、そうかなぁ、僕としては昔ながらの本屋さんって感じでこういうのは好きだけど。
いや、そのっ、決して古いとか、そういう意味ではなくって……」
女「うん、どうしたんだ男? いつもだったら、『ほー、自分の唇の皮も整理できない人間がよく言えたもんですねー』
とか言いそうなのに、やけに今日はしおらしいじゃないか?」
男「ちょっと後ろ振り向いて見て。そう、カウンターの辺り。
タバコ咥えた眼鏡のお姉さんが、こっちめっさ睨んでるのが見えるでしょ」
女「なんだあれ、もしかしてアレがここの店主か?」
男「分かんない、けど怒らせたらちょっと怖そうだよ。ほらっ、脇になぜか広辞苑置いてる。あれで五月蝿い客を叩くんじゃ」
女「まさか、そんな、本に携わる仕事をする者が、本で人を叩くなんてするわけがないだろう……。
いや、しかし、大事な本に臭いがつくかもしれんのに、煙草をすっているあたり、あながちやりそうな気がしないでも」
男「お客様は神様だけど貧乏神はお断りだぁッ、とか言って追い出される前に静かにしよう」
女「そうだな、そうした方がよさそうだな。って、おいっ!! 言ってるそばから、なんかこっちに向かってきてるぞ!?」
男「えっ、うっそ!? うわぁっ、なんか真っ赤な単行本を何冊も持ってる!! まさか、あれで僕たちをっ!?」
女「落ち着け、あんな単行本で何が出来るというのだ。ペンは剣より強いかもしれないが、紙は挟みに……って、もう来たァッ!!」
男&女「いっ、いっ、いやぁ~~~~っ!! ごっ、ごごっ、ごめんなさ~~~~いっ!!」
女「……まさかサン○ッドをカウンターの中で読んでたとは(///)」
男「わざわざ親切に届けに来てくれたのに、なんだか悪い事しちゃったね(///)」
女「むぅ」
男「どしたの? たまたま開いた本の中にのっぺり潰れた紙魚の死骸でも見つけた?」
女「微妙にありそうな事を言うな、ちょっと想像してしまったではないか。
違うよ、ほれっちょっとそこの棚を見てみろ、上から二段目の辺りだ」
男「んー、ENI○系の漫画のコーナー? あぁ、見事に巻が飛び飛びになってるね。
さすがマイナー出版社。ほぼ全巻揃っているのは、魔方○グルグルと……剥が○んだけか」
女「なんだか凄く引っかかる言い方だった気がしないでもないが、まぁ言わんとせんことはそういうことだ。
はぁ、せっかく今日はサン○ッドを全巻読もうと思って来たと言うのに。なんと品揃えの悪い店だ、がっかりだよ」
男「しっ、仕方ないじゃん、ただでさえ人気のある作品は、GE○とかB○○K○FFみたいな大手に回るようになってるんだから。
こんな場末の古本屋じゃ扱ってないのも無理ないよ。それでなくてもマイナーな出版社の作品じゃない」
女「しかしだなぁ、それでもこの並べ方は無いだろ。見てみろこれを、サンレッドの一巻と四巻の間に他の漫画を詰められてる。
常識的に考えて作品でまとめて並べるべき……、いや、もっと言えば作者でまとめておくべきだろっ、こんなものは。
なんでこんなにG○ぷりとの間が開いてるのだ、ちゃんと整理をしろよな、まったく……。
小さい店で手が回らないのかも知れないが、こういう所をめんどうがって手を抜いてたらますます客足遠のくぞ」
男「そっ、そうかなぁ、僕としては昔ながらの本屋さんって感じでこういうのは好きだけど。
いや、そのっ、決して古いとか、そういう意味ではなくって……」
女「うん、どうしたんだ男? いつもだったら、『ほー、自分の唇の皮も整理できない人間がよく言えたもんですねー』
とか言いそうなのに、やけに今日はしおらしいじゃないか?」
男「ちょっと後ろ振り向いて見て。そう、カウンターの辺り。
タバコ咥えた眼鏡のお姉さんが、こっちめっさ睨んでるのが見えるでしょ」
女「なんだあれ、もしかしてアレがここの店主か?」
男「分かんない、けど怒らせたらちょっと怖そうだよ。ほらっ、脇になぜか広辞苑置いてる。あれで五月蝿い客を叩くんじゃ」
女「まさか、そんな、本に携わる仕事をする者が、本で人を叩くなんてするわけがないだろう……。
いや、しかし、大事な本に臭いがつくかもしれんのに、煙草をすっているあたり、あながちやりそうな気がしないでも」
男「お客様は神様だけど貧乏神はお断りだぁッ、とか言って追い出される前に静かにしよう」
女「そうだな、そうした方がよさそうだな。って、おいっ!! 言ってるそばから、なんかこっちに向かってきてるぞ!?」
男「えっ、うっそ!? うわぁっ、なんか真っ赤な単行本を何冊も持ってる!! まさか、あれで僕たちをっ!?」
女「落ち着け、あんな単行本で何が出来るというのだ。ペンは剣より強いかもしれないが、紙は挟みに……って、もう来たァッ!!」
男&女「いっ、いっ、いやぁ~~~~っ!! ごっ、ごごっ、ごめんなさ~~~~いっ!!」
女「……まさかサン○ッドをカウンターの中で読んでたとは(///)」
男「わざわざ親切に届けに来てくれたのに、なんだか悪い事しちゃったね(///)」
男「その人の実力を認めている場合に使う『一目置く』という言葉があるよね。
これって囲碁のハンデから発生した言葉なんだけど、そこんとこどう思うかね連戦連敗中の女くんよ?」
女「……まさかそんな。囲碁はやったこと無いって言うから、ちゃんと本読んで勉強してきたのに」
男「ふっふっふ、この僕の舐めてもらっちゃ困るよ女く~ん。こう見えても、一応SHU☆JIN☆KOUなんだぜ!?
この程度の事主人公補正こと種割れでパンパンスパーンですよっ!!
ほれほれっ、肩の辺りに和風のスタンドでも見えるんじゃないかな、カナ!?」ゴゴゴゴゴゴ
女「ぐぬぬ……黙っておれば調子に乗りおってからにぃっ。
スレタイの身体的特徴を持つのは私なんだぞっ、どう考えても私が主人公だろうが……。
なのに、なのにぃっ、なんでこいつにゲームでは勝てないんだぁっ!! むきーっ!!」
男「にょっほっほっほ、どうだね、観念して僕に一目置くつもりになったかね? うーん?」
女「誰が置くかっ!! まだだっ、もう一度、もう一度だけ勝負だぁっ!!」
男「何べんやっても同じですよー。女さんの唇と一緒で、剥くだけやるだけ無駄無駄無駄無駄アリーヴェデルチさっ!
まぁそれでもやるというのなら、受けて立つのが男ってもんだがねっ!! というわけで、かかって来なっ!!」
女「………………………ありません」
男「はい、これで僕の七戦七勝。いやー、今日も勝った勝った。勝ーった勝ったまた勝ったー、弱い女さんにまた勝ったー」
女「………ゔぅ゙っ、なーんでーだー、なんで勝てないんだぁーっ!! 相手は、まごう事なきバカなのに、何故、どうしてっ!?」
男「ねぇー、もういい加減諦めて一目置こうよ。それくらいしないと僕も、張りあいないからさー」
女「嫌だッ!! なんで私がバカのお前を一目置いてやらねばならんのだっ!!
どこにも一目置く要素なんて無いじゃないか。そういう事は、一目置くような事をしてから言って……」
男「今こうして、文句も言わずに女さんのわがままに付き合って上げてるのでまず一目でしょ」パチッ
女「うぐっ!?」
男「これだけ馬鹿馬鹿言われても平然とスルーしてるその寛大な心でニ目。
他にも、女さんの暴力的な突っ込みに耐えたりだとか、月にニ度はデートに誘う気の効く所とか……」パチパチパチパチ……
――数分後
【びっしりと白色で埋まった碁盤】
女「…………」
男「最後に、毎回毎回手を変え品を変え、繰り出される僕の唇弄りで179目、っと。
ふーむ、ここまでびっしりと埋まると、流石の僕でも逆転は難しいなぁ……。
よしまいった、参りました、僕の負けです。というわけで、女さんを立てる僕、180も……」
女「ぬっ、ぬぁーっ!! こんなものっ、こんなものっ、こうしてくれるわーっ!!」
男「あーっ、ちょっ、卓袱台返しってぇ!? その碁盤けっこう高いんだよぉっ!?」
女「うるさいうるさいうるさーいっ!! そんな勝ち方して、嬉しいはずが無いだろうがっ!!
最初はともかく、以後は殆どこじつけじゃないかっ!! こんな一目、認められるかぁっ!!」
男「なるほど、以後と囲碁をかけたんですね。わかります」
女「違うわーっ!! 貴様、どこまで私をおちょくれば、気が……」
男「はいはい、分かったから、分かったから落ち付いてよ女さん。
それじゃあねえ、そんな荒れた女さんでもありのままに受け止める、僕の愛に免じて一目」
女「…………」
男「あれっ、ツッコミなし!? やばい、もしかしてくさ過ぎた? あちゃー、やっぱなれないことは言うもんじゃないな。
やっぱりここは、そんな唇の荒れた女さんでもありのままに受け止める、の方がよかったか……目がっ!!」
女「…………ふんっ!! そんな一目など、こうやって突き返してくれるわっ!!(///)」
これって囲碁のハンデから発生した言葉なんだけど、そこんとこどう思うかね連戦連敗中の女くんよ?」
女「……まさかそんな。囲碁はやったこと無いって言うから、ちゃんと本読んで勉強してきたのに」
男「ふっふっふ、この僕の舐めてもらっちゃ困るよ女く~ん。こう見えても、一応SHU☆JIN☆KOUなんだぜ!?
この程度の事主人公補正こと種割れでパンパンスパーンですよっ!!
ほれほれっ、肩の辺りに和風のスタンドでも見えるんじゃないかな、カナ!?」ゴゴゴゴゴゴ
女「ぐぬぬ……黙っておれば調子に乗りおってからにぃっ。
スレタイの身体的特徴を持つのは私なんだぞっ、どう考えても私が主人公だろうが……。
なのに、なのにぃっ、なんでこいつにゲームでは勝てないんだぁっ!! むきーっ!!」
男「にょっほっほっほ、どうだね、観念して僕に一目置くつもりになったかね? うーん?」
女「誰が置くかっ!! まだだっ、もう一度、もう一度だけ勝負だぁっ!!」
男「何べんやっても同じですよー。女さんの唇と一緒で、剥くだけやるだけ無駄無駄無駄無駄アリーヴェデルチさっ!
まぁそれでもやるというのなら、受けて立つのが男ってもんだがねっ!! というわけで、かかって来なっ!!」
女「………………………ありません」
男「はい、これで僕の七戦七勝。いやー、今日も勝った勝った。勝ーった勝ったまた勝ったー、弱い女さんにまた勝ったー」
女「………ゔぅ゙っ、なーんでーだー、なんで勝てないんだぁーっ!! 相手は、まごう事なきバカなのに、何故、どうしてっ!?」
男「ねぇー、もういい加減諦めて一目置こうよ。それくらいしないと僕も、張りあいないからさー」
女「嫌だッ!! なんで私がバカのお前を一目置いてやらねばならんのだっ!!
どこにも一目置く要素なんて無いじゃないか。そういう事は、一目置くような事をしてから言って……」
男「今こうして、文句も言わずに女さんのわがままに付き合って上げてるのでまず一目でしょ」パチッ
女「うぐっ!?」
男「これだけ馬鹿馬鹿言われても平然とスルーしてるその寛大な心でニ目。
他にも、女さんの暴力的な突っ込みに耐えたりだとか、月にニ度はデートに誘う気の効く所とか……」パチパチパチパチ……
――数分後
【びっしりと白色で埋まった碁盤】
女「…………」
男「最後に、毎回毎回手を変え品を変え、繰り出される僕の唇弄りで179目、っと。
ふーむ、ここまでびっしりと埋まると、流石の僕でも逆転は難しいなぁ……。
よしまいった、参りました、僕の負けです。というわけで、女さんを立てる僕、180も……」
女「ぬっ、ぬぁーっ!! こんなものっ、こんなものっ、こうしてくれるわーっ!!」
男「あーっ、ちょっ、卓袱台返しってぇ!? その碁盤けっこう高いんだよぉっ!?」
女「うるさいうるさいうるさーいっ!! そんな勝ち方して、嬉しいはずが無いだろうがっ!!
最初はともかく、以後は殆どこじつけじゃないかっ!! こんな一目、認められるかぁっ!!」
男「なるほど、以後と囲碁をかけたんですね。わかります」
女「違うわーっ!! 貴様、どこまで私をおちょくれば、気が……」
男「はいはい、分かったから、分かったから落ち付いてよ女さん。
それじゃあねえ、そんな荒れた女さんでもありのままに受け止める、僕の愛に免じて一目」
女「…………」
男「あれっ、ツッコミなし!? やばい、もしかしてくさ過ぎた? あちゃー、やっぱなれないことは言うもんじゃないな。
やっぱりここは、そんな唇の荒れた女さんでもありのままに受け止める、の方がよかったか……目がっ!!」
女「…………ふんっ!! そんな一目など、こうやって突き返してくれるわっ!!(///)」
――墓地
女「ここが、お前が言ってた……」
男「うん、そうだよ。ここが前に話した、僕が子供の頃仲良かった友達の眠ってる場所さ」
女「普通のと比べるとずいぶん小さいんだな。こんな物なのか」
男「家が貧乏だったからね。このくらいの墓しか立ててあげられなかったんだよ。
こうやって墓があるだけましさ……。いや、やっぱり無い方がよかったのかもしれない」
女「毎年、来ているのか?」
男「親友だったからね。命日くらいはちゃんと顔を見せてあげないと。
あっちには知り合いも居ないだろうから、きっと寂しがってる。僕が逝くのはまだだいぶ先だろうしね」
女「恐れ入るよ、お前のそういう所には……。
男? 泣いて……いるのか?」
男「……あはっ。ごめんっ、彼の顔を思い出したらちょっとしんみり来ちゃって。
どうして、どうして僕を残して死んじゃったんだよ。うっ、うぅっ……うっ………」
男「ウパパァーーーーーッ!!(男が小さい頃飼ってたウーパールーパーの名前)」
女「たかがペットで大げさな……」
男「大げさなもんかいっ!! あの時は、あの時は本当に悲しかったんだからっ!!
ごはんも喉を通らなくって、小学校だって休んだんだからねっ!! あーっ、ウパパー、ウパパーっ!!」
女「それでこんな犬猫埋めるペット墓地にまで埋めて。ほんっとうにご苦労な事だ……。
というか、よくウーパールーパーなんて埋めさせてもらえたな。
私が管理者ならそんなもの焼いて食っちまえと付き返してるぞ」
男「……ウパパーが死んでからというもの、僕はそのあまりの悲しさに、
人の顔がみんなウーパールーパーに見えるようになってしまってね」
女「……なんかそんなドラマが昔あったな。イグアナとかそんな感じの」
男「はやくこんな悲しい気持ち忘れたい、けど人の顔を診れば思い出してしまう。
そんなジレンマの中にあって、僕はどんどんと人見知りするようになっていったんだ」
女「朝会うなり、唇がどうのこうのと五月蝿く言ってくるお前が人見知りとな? 馬鹿も休み休みに言え……」
男「小中と友達もなく過ごした僕。あぁ、僕はこのままウパパーの面影に怯えて生きていくしかないのか。
けど、人の顔を見れば、あぁ、そこにウパパーが。これじゃ高校でも、きっと僕は一人ぼっちだ……。
そう思っていた矢先、君の事を思い出さない彼女と、偶然出会ったんだ。
紹介するよウパパー。女さん、今僕がこの世で一番大切に思ってる人だよ」
女「両性類に紹介されてもなぁ……」
女「ところで、どうして私だとウパパーの顔を思い出さないんだ?」
男「人の唇を見るたびに、ウパパーの間の抜けたピンクの顔を思い出してさぁ……うぅっ……」
女「ほほう、つまり私の唇は、荒れに荒れててウーパールーパーの様に見えないという事か?
こんなくだらんネタのために、私の貴重な休日を振り回しおって、こんのっ、アホロートルめっ!!」
【参考】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB
女「ここが、お前が言ってた……」
男「うん、そうだよ。ここが前に話した、僕が子供の頃仲良かった友達の眠ってる場所さ」
女「普通のと比べるとずいぶん小さいんだな。こんな物なのか」
男「家が貧乏だったからね。このくらいの墓しか立ててあげられなかったんだよ。
こうやって墓があるだけましさ……。いや、やっぱり無い方がよかったのかもしれない」
女「毎年、来ているのか?」
男「親友だったからね。命日くらいはちゃんと顔を見せてあげないと。
あっちには知り合いも居ないだろうから、きっと寂しがってる。僕が逝くのはまだだいぶ先だろうしね」
女「恐れ入るよ、お前のそういう所には……。
男? 泣いて……いるのか?」
男「……あはっ。ごめんっ、彼の顔を思い出したらちょっとしんみり来ちゃって。
どうして、どうして僕を残して死んじゃったんだよ。うっ、うぅっ……うっ………」
男「ウパパァーーーーーッ!!(男が小さい頃飼ってたウーパールーパーの名前)」
女「たかがペットで大げさな……」
男「大げさなもんかいっ!! あの時は、あの時は本当に悲しかったんだからっ!!
ごはんも喉を通らなくって、小学校だって休んだんだからねっ!! あーっ、ウパパー、ウパパーっ!!」
女「それでこんな犬猫埋めるペット墓地にまで埋めて。ほんっとうにご苦労な事だ……。
というか、よくウーパールーパーなんて埋めさせてもらえたな。
私が管理者ならそんなもの焼いて食っちまえと付き返してるぞ」
男「……ウパパーが死んでからというもの、僕はそのあまりの悲しさに、
人の顔がみんなウーパールーパーに見えるようになってしまってね」
女「……なんかそんなドラマが昔あったな。イグアナとかそんな感じの」
男「はやくこんな悲しい気持ち忘れたい、けど人の顔を診れば思い出してしまう。
そんなジレンマの中にあって、僕はどんどんと人見知りするようになっていったんだ」
女「朝会うなり、唇がどうのこうのと五月蝿く言ってくるお前が人見知りとな? 馬鹿も休み休みに言え……」
男「小中と友達もなく過ごした僕。あぁ、僕はこのままウパパーの面影に怯えて生きていくしかないのか。
けど、人の顔を見れば、あぁ、そこにウパパーが。これじゃ高校でも、きっと僕は一人ぼっちだ……。
そう思っていた矢先、君の事を思い出さない彼女と、偶然出会ったんだ。
紹介するよウパパー。女さん、今僕がこの世で一番大切に思ってる人だよ」
女「両性類に紹介されてもなぁ……」
女「ところで、どうして私だとウパパーの顔を思い出さないんだ?」
男「人の唇を見るたびに、ウパパーの間の抜けたピンクの顔を思い出してさぁ……うぅっ……」
女「ほほう、つまり私の唇は、荒れに荒れててウーパールーパーの様に見えないという事か?
こんなくだらんネタのために、私の貴重な休日を振り回しおって、こんのっ、アホロートルめっ!!」
【参考】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB
>>157 引き続いて、大衆食堂にて
男「……いや、ごめんごめん、悪かったって。
人の顔がウーパールーパーに見えるって件は流石に冗談だから。ちょっとからかってみただけだよ。
ごめんね、今日はデートだって言ったんだけど、親がどうしても墓参りに行けって五月蝿くってさぁ。
まぁそのおかげでこうして軍資金を貰って、ご飯を奢ってるわけだから、ねっ、機嫌直してよ?」
女「別に唇の兼はいつもの事だから気にしてなどいない。
私が言いたいのは、なんでよりにもよって食いにいく先が、こんな薄ぎ……年期の入った大衆食堂なんだ。
せっかくのデートなんだからもっと気の効いた店を選べよ。知らなくても、せめてガス○とかサイ○リアとか」
男「わからないかなー、こういう個人でやってる店の微妙な味付けの違い、こだわりって奴が良いんじゃないか。
ファミレスじゃどこいっても同じような味じゃない。それじゃインスタントと大差ないでしょ?」
女「そういうのは味の違いが分かるようになってから言え。
というか、たしかに味は店毎に違うかもしれないが、メニューはファミレスと同じでどこも大差ないぞ。
うどんとそばは言わずもがな。カレー、チャーハン、ラーメン。ファミレスのが種類多いだけましというものだ」
男「名のある老舗か、潰れかけの激マズ店か。どっちか分からないからこそ入ってみたくなる。
そんな微妙な男の博打心なんて、女の君には分からないだろうね……」
女「分からんし、分かりたいとも思わないなそんなくだらん男心。
それと、もしそんな考えで私と付き合ってるのだとしたら、頼んだきつねうどんを顔面に見舞うからな」
男「ジョーク、ジョーク、ここはジョークアベニュー、HAHAHAHA……。
あっ、言ってるそばからきつねうどん来たよ。はーいっ、こっちですこっちー!!」
女「……先ほどの博打だが。どうやら、ここは前者の方で当たりだったみたいだな」
男「だねえ。出汁と言い麺と言い、申し分ない美味しさですた。けふぅー。
なんか容器に入れてお持ち帰りしている人もいるし、もしかしてここ本当に名店なのかも。
後でネットで調べておこうっと、えーっと、店名はっと」
女「うん? なんだあれ? カレーうどんの上に海老天が乗っかってる。
あんなメニューなんてあったか? あっ、あっちは肉の上に葱が山盛りに……」
男「えっ、あぁっ、なじみの客だからじゃない? ほら、おばちゃんと雑談してるし。
カレーうどんに海老天か~。こういう一見無理そうな融通が効く所も、こんなお店の良い所だよね」
女「むぅ、美味いのだろうか、あれ。いや、きつねうどんも美味かったし、きっとあれも……」
男「どうっ、何だかんだ言ってたけど、入ってよかったでしょ?
やっぱりさー、人でも店でも外見だけじゃわからないものなんだよ。
ちゃんと中まで入って、ちゃんと付き合ってみて、初めてその良さが分かって来るんだよ」
女「当たりだったからって調子に乗りよってからに。ふん、まぁ良い、そういう事にしておいてやろう……(///)」
男「さて、お店で言うなら常連さんくらいに、僕も女さんと付き合ってきたわけですが。
そろそろ裏メニューといいますか、常連だけにしか出さない何かを見せてくれても良い頃かと」
女「……歯磨きしてないから、キスはまた今度、別の日にな」
男「ぶーっ!! いけずーっ!! 今更口の中の汚れがどうだって言うんだ、口の外の汚れのほんぎゃぁあーっ!!」
女「お客さん、あんまり騒ぐ様なら出入り禁止にしますよ……」
女「//////まぁ、なんだ。そこまで言うなら、腕組みくらいはしてやらんでもない。
ほ、ほれっ、最近はめっきり冷えるようになってきたじゃないか。だから、その、懐炉代わりにだなぁ……(///)」
男「……いや、ごめんごめん、悪かったって。
人の顔がウーパールーパーに見えるって件は流石に冗談だから。ちょっとからかってみただけだよ。
ごめんね、今日はデートだって言ったんだけど、親がどうしても墓参りに行けって五月蝿くってさぁ。
まぁそのおかげでこうして軍資金を貰って、ご飯を奢ってるわけだから、ねっ、機嫌直してよ?」
女「別に唇の兼はいつもの事だから気にしてなどいない。
私が言いたいのは、なんでよりにもよって食いにいく先が、こんな薄ぎ……年期の入った大衆食堂なんだ。
せっかくのデートなんだからもっと気の効いた店を選べよ。知らなくても、せめてガス○とかサイ○リアとか」
男「わからないかなー、こういう個人でやってる店の微妙な味付けの違い、こだわりって奴が良いんじゃないか。
ファミレスじゃどこいっても同じような味じゃない。それじゃインスタントと大差ないでしょ?」
女「そういうのは味の違いが分かるようになってから言え。
というか、たしかに味は店毎に違うかもしれないが、メニューはファミレスと同じでどこも大差ないぞ。
うどんとそばは言わずもがな。カレー、チャーハン、ラーメン。ファミレスのが種類多いだけましというものだ」
男「名のある老舗か、潰れかけの激マズ店か。どっちか分からないからこそ入ってみたくなる。
そんな微妙な男の博打心なんて、女の君には分からないだろうね……」
女「分からんし、分かりたいとも思わないなそんなくだらん男心。
それと、もしそんな考えで私と付き合ってるのだとしたら、頼んだきつねうどんを顔面に見舞うからな」
男「ジョーク、ジョーク、ここはジョークアベニュー、HAHAHAHA……。
あっ、言ってるそばからきつねうどん来たよ。はーいっ、こっちですこっちー!!」
女「……先ほどの博打だが。どうやら、ここは前者の方で当たりだったみたいだな」
男「だねえ。出汁と言い麺と言い、申し分ない美味しさですた。けふぅー。
なんか容器に入れてお持ち帰りしている人もいるし、もしかしてここ本当に名店なのかも。
後でネットで調べておこうっと、えーっと、店名はっと」
女「うん? なんだあれ? カレーうどんの上に海老天が乗っかってる。
あんなメニューなんてあったか? あっ、あっちは肉の上に葱が山盛りに……」
男「えっ、あぁっ、なじみの客だからじゃない? ほら、おばちゃんと雑談してるし。
カレーうどんに海老天か~。こういう一見無理そうな融通が効く所も、こんなお店の良い所だよね」
女「むぅ、美味いのだろうか、あれ。いや、きつねうどんも美味かったし、きっとあれも……」
男「どうっ、何だかんだ言ってたけど、入ってよかったでしょ?
やっぱりさー、人でも店でも外見だけじゃわからないものなんだよ。
ちゃんと中まで入って、ちゃんと付き合ってみて、初めてその良さが分かって来るんだよ」
女「当たりだったからって調子に乗りよってからに。ふん、まぁ良い、そういう事にしておいてやろう……(///)」
男「さて、お店で言うなら常連さんくらいに、僕も女さんと付き合ってきたわけですが。
そろそろ裏メニューといいますか、常連だけにしか出さない何かを見せてくれても良い頃かと」
女「……歯磨きしてないから、キスはまた今度、別の日にな」
男「ぶーっ!! いけずーっ!! 今更口の中の汚れがどうだって言うんだ、口の外の汚れのほんぎゃぁあーっ!!」
女「お客さん、あんまり騒ぐ様なら出入り禁止にしますよ……」
女「//////まぁ、なんだ。そこまで言うなら、腕組みくらいはしてやらんでもない。
ほ、ほれっ、最近はめっきり冷えるようになってきたじゃないか。だから、その、懐炉代わりにだなぁ……(///)」
男「うーっ、さぶさぶ。いつまでも秋のつもりで気を抜いてたら、いきなり寒くなったね。
もうすっかり冬の気候だよ。そろそろ手袋とかマフラーとか、そういうのが欲しくなってくるなぁ……」
女「何かを期待するような視線を私に向けているところ悪いが、
私がお前にプレゼントしてやれるのは、予備の防塵マスクと使い捨てゴム手袋くらいだぞ。
寒さしのぎに手袋やマフラーが欲しいなら、デパートにでも行って買って来てくれ」
男「むー、もうすぐクリスマスだってのに、なんだいそのイベントキャンセラー的発言は。
クリスマスのプレゼントはマフラーセーター、手編みのなんちゃらって相場が決まってるじゃない。
ふかふかぬくぬくで体もあったか、手編みに込めた優しさで心もあったか。うーっ、たまらないなぁ」
女「すまんね、手捏ねのフィギュアしか作れん女で。サンタのSDフィギュアでよければ、一体くらい作ってやるぞ。
だいたい手編みだとか手作りだとか、そんなものになんで拘る必要があるんだ。
手編みだろうと何だろうと心がこもってなければ意味は無いだろう。
逆に既製品でも、贈る相手の事を思いやって選べば、その心はちゃんと相手に届くはずだ。違うか?」
男「おー、なんだか凄く説得力のあるお言葉ですにゃー」
女「まっ、まぁあれだよ、経験者は語る、という奴だよ……うん。
し、しかしなんだ、マフラーや手袋もそうだが、この時期はリップスティックも手放せないよな。
軟膏タイプ無も良いが、スティックタイプは人目が合っても気軽に使えるし、実に重宝するよ(///)」ヌリヌリ
男「あれ? なにそのリップクリーム、珍しいねえ?」
女「……へっ?」
男「へー、ほー、クリームに色がついてるんだ。なんだか口紅みたいで格好良いね」
女「そっ、そうか。かっ、格好良い…か……。いや…うん……、そうだな、うん、その通りだ。
どうだ、これを使えば私みたいなのでもお洒落できるんだぞ。ちょっとは見直したか」
男「そんな事しなくても女さんの唇は、普段から血塗れで充分お洒落ですよっ。
あぁ、ウソウソウソウソ、もうっ、女さんてばすぐそうやって怒……らない? あれ?」
女「…………」
男「どうしたのさ女さん、いつもの元気がないじゃん。もしかして、寒さに唇だけじゃなくお腹までやられちゃった?」
女「……なんでもない。ちょっと疲れただけだ」
男「ちょっと疲れただけにしてはなんだか辛そうだけど。本当に大丈夫?
なんだったらお腹擦ってあげようか? あっ、僕のコート着る? ちょっと臭うかもだけど、暖か……」
女「いい、今日はもう帰る。さよならっ」
男「えっ? ちょっ、まだ別れるには早いじゃん。って、ありゃりゃ行っちゃったぁ……。
なんだろう、僕、何か地雷踏んだかなぁ? うぅん、別にいつもと変わらなかった気がするけど……」
女「……男の、バカァ…………ぐすん」
もうすっかり冬の気候だよ。そろそろ手袋とかマフラーとか、そういうのが欲しくなってくるなぁ……」
女「何かを期待するような視線を私に向けているところ悪いが、
私がお前にプレゼントしてやれるのは、予備の防塵マスクと使い捨てゴム手袋くらいだぞ。
寒さしのぎに手袋やマフラーが欲しいなら、デパートにでも行って買って来てくれ」
男「むー、もうすぐクリスマスだってのに、なんだいそのイベントキャンセラー的発言は。
クリスマスのプレゼントはマフラーセーター、手編みのなんちゃらって相場が決まってるじゃない。
ふかふかぬくぬくで体もあったか、手編みに込めた優しさで心もあったか。うーっ、たまらないなぁ」
女「すまんね、手捏ねのフィギュアしか作れん女で。サンタのSDフィギュアでよければ、一体くらい作ってやるぞ。
だいたい手編みだとか手作りだとか、そんなものになんで拘る必要があるんだ。
手編みだろうと何だろうと心がこもってなければ意味は無いだろう。
逆に既製品でも、贈る相手の事を思いやって選べば、その心はちゃんと相手に届くはずだ。違うか?」
男「おー、なんだか凄く説得力のあるお言葉ですにゃー」
女「まっ、まぁあれだよ、経験者は語る、という奴だよ……うん。
し、しかしなんだ、マフラーや手袋もそうだが、この時期はリップスティックも手放せないよな。
軟膏タイプ無も良いが、スティックタイプは人目が合っても気軽に使えるし、実に重宝するよ(///)」ヌリヌリ
男「あれ? なにそのリップクリーム、珍しいねえ?」
女「……へっ?」
男「へー、ほー、クリームに色がついてるんだ。なんだか口紅みたいで格好良いね」
女「そっ、そうか。かっ、格好良い…か……。いや…うん……、そうだな、うん、その通りだ。
どうだ、これを使えば私みたいなのでもお洒落できるんだぞ。ちょっとは見直したか」
男「そんな事しなくても女さんの唇は、普段から血塗れで充分お洒落ですよっ。
あぁ、ウソウソウソウソ、もうっ、女さんてばすぐそうやって怒……らない? あれ?」
女「…………」
男「どうしたのさ女さん、いつもの元気がないじゃん。もしかして、寒さに唇だけじゃなくお腹までやられちゃった?」
女「……なんでもない。ちょっと疲れただけだ」
男「ちょっと疲れただけにしてはなんだか辛そうだけど。本当に大丈夫?
なんだったらお腹擦ってあげようか? あっ、僕のコート着る? ちょっと臭うかもだけど、暖か……」
女「いい、今日はもう帰る。さよならっ」
男「えっ? ちょっ、まだ別れるには早いじゃん。って、ありゃりゃ行っちゃったぁ……。
なんだろう、僕、何か地雷踏んだかなぁ? うぅん、別にいつもと変わらなかった気がするけど……」
女「……男の、バカァ…………ぐすん」
――女、自室にて
女「……はあ。男の馬鹿。なんで自分がプレゼントしたものを覚えていないんだ。
たった二・三ヶ月前の話だろう。まったく、とんだ恥をかかせおって…………」コロコロコロコロ(リップクリームを転がす音)
携帯『PiPiPi PiPiPi』
女「…………はぁ。誰だ、いったいこんな夜遅くに……。って、男?」Pi!
携帯『もしもし、女さん? 今大丈夫だった、大丈夫だよね、大丈夫だろうさ!!』
女「大丈夫だと思ってかけたんだったら確認する必要ないだろうが。
まったく、いったい何の様だ、明日提出の宿題の出題範囲でも忘れたか? それなら、教科書の七じゅ」
携帯『よかったぁ……。その様子なら機嫌の方はだいぶ良くなったみたいだね』
女「お前……。まさか、そんな事でわざわざ私に電話してきたのか?」
携帯『あっ、やっぱり迷惑だった? だったらごめん!!』
女「いっ、いや迷惑なんて事はないが。しかし……」
携帯『なんか言っちゃいけない事、僕言っちゃったんでしょ? ごめんね、デリカシー無い男で。
僕としてはいつもの軽口のつもりだったんだけど。まさか、無言で帰っちゃうとは思わなかったよ』
女「……話はそれだけか? なら、もう遅いから切るぞ」
携帯『あっ、待って女さん。まだ僕の事許してくれたかどうか聞いブツッ!! ツーツーツーツー……』
女「…………あんな事されて許す訳無いだろう、馬鹿者が。ふんっ……」
携帯『PiPiPi PiPiPi』
女「……しつこい奴め。もしもし?」Pi!
数時間後
携帯『PiPiPi PiPiPI』
女「しつこいっ!! 何べんかければ気が済むんだっ!! もう日付越えてるんだぞっ!!」
携帯『だったら出ないで無視すればいいじゃないかっ!! なんでいちいち出るんだよっ!!』
女「五月蝿いッ!! 電源落とす間もなく電話かけてくるお前が悪いんじゃないかっ!!
ふんっ、まったく、まえまえからしつこい奴だとは思っていたが、まさかここまで変質的だとは思わなかったぞ!!」
携帯『なんとでも言えばいいさ!! ただし、言っとくけどね、僕は女さんの唇の皮並に諦めが悪いんだからねっ!!
何べん電話を切ろうと、しつこくしつこくかけなおしてやるんだからッ!!』
女「こんな時まで私の唇を引きあいに出すなっ!! ええいっ、このスカポンタンがっ!!
お前のような奴は絶対に何があっても許してやるもんかっ!! 電話の向こうで、一生悔やんでろ、ふんっ!!」
携帯『ブツッ!! ツーツーツーツー…………。
PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……』
女「うっ……ウッガァァアアアアッ!!! だからっ、何べんかけてくれば気が済むんだ、この馬鹿がァァアアアアッ!!」
女「……はあ。男の馬鹿。なんで自分がプレゼントしたものを覚えていないんだ。
たった二・三ヶ月前の話だろう。まったく、とんだ恥をかかせおって…………」コロコロコロコロ(リップクリームを転がす音)
携帯『PiPiPi PiPiPi』
女「…………はぁ。誰だ、いったいこんな夜遅くに……。って、男?」Pi!
携帯『もしもし、女さん? 今大丈夫だった、大丈夫だよね、大丈夫だろうさ!!』
女「大丈夫だと思ってかけたんだったら確認する必要ないだろうが。
まったく、いったい何の様だ、明日提出の宿題の出題範囲でも忘れたか? それなら、教科書の七じゅ」
携帯『よかったぁ……。その様子なら機嫌の方はだいぶ良くなったみたいだね』
女「お前……。まさか、そんな事でわざわざ私に電話してきたのか?」
携帯『あっ、やっぱり迷惑だった? だったらごめん!!』
女「いっ、いや迷惑なんて事はないが。しかし……」
携帯『なんか言っちゃいけない事、僕言っちゃったんでしょ? ごめんね、デリカシー無い男で。
僕としてはいつもの軽口のつもりだったんだけど。まさか、無言で帰っちゃうとは思わなかったよ』
女「……話はそれだけか? なら、もう遅いから切るぞ」
携帯『あっ、待って女さん。まだ僕の事許してくれたかどうか聞いブツッ!! ツーツーツーツー……』
女「…………あんな事されて許す訳無いだろう、馬鹿者が。ふんっ……」
携帯『PiPiPi PiPiPi』
女「……しつこい奴め。もしもし?」Pi!
数時間後
携帯『PiPiPi PiPiPI』
女「しつこいっ!! 何べんかければ気が済むんだっ!! もう日付越えてるんだぞっ!!」
携帯『だったら出ないで無視すればいいじゃないかっ!! なんでいちいち出るんだよっ!!』
女「五月蝿いッ!! 電源落とす間もなく電話かけてくるお前が悪いんじゃないかっ!!
ふんっ、まったく、まえまえからしつこい奴だとは思っていたが、まさかここまで変質的だとは思わなかったぞ!!」
携帯『なんとでも言えばいいさ!! ただし、言っとくけどね、僕は女さんの唇の皮並に諦めが悪いんだからねっ!!
何べん電話を切ろうと、しつこくしつこくかけなおしてやるんだからッ!!』
女「こんな時まで私の唇を引きあいに出すなっ!! ええいっ、このスカポンタンがっ!!
お前のような奴は絶対に何があっても許してやるもんかっ!! 電話の向こうで、一生悔やんでろ、ふんっ!!」
携帯『ブツッ!! ツーツーツーツー…………。
PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……』
女「うっ……ウッガァァアアアアッ!!! だからっ、何べんかけてくれば気が済むんだ、この馬鹿がァァアアアアッ!!」
――>>160の次の日の朝
携帯『PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……』
女「……いい加減に……しろぉぉぉおおおおおっ!!
朝まで電話かけ続ける奴があるかっ、このタコっ!! オクトパスっ!! デビルフィィィィッシュッ!!
完徹じゃないかぁっ、どうしてくれるんだ、寝不足は唇の皮の天敵なんだぞぉっ!!」
携帯『……あふぅ。どうやら、寝不足でだいぶ頭のほうが沸いてるみたいだね……ふぁぁっ。
というか……、いっつもフィギュア作っててこれくらい起きてるんじゃ……ZZZ』
女「こらぁっ、何一人だけ夢の中へ旅立ってるんだ!! 起きろっ、こらっ、起きろぉっ!!
携帯の通話料金だって馬鹿にならんのだぞ!! 寝るならちゃんと切れ、こらっ、聞いているのかっ!!」
携帯『うーん、むにゃむにゃ……S○FTBANK同士なら1時から21時まで通話無料……ぐーぐー……』
女「寝言で切り返すなぁっ!! それに、私もお前も使ってる携帯はS○FTBANKじゃないだろうがぁっ!!」
携帯『あぁ、いいよ私にかけるとお金かかかるし……。そっかS○FTBANKじゃないんだ……』
女「懐かしいCMだなぁおいっ!! だぁぁああもうっ、いい加減にしろっ!!
お前の馬鹿な行動に付き合う私も私だがなぁ、自分のやっていることがどういう事か分かってるのか!?」
携帯『分かってるのかって。僕はただ純粋に女さんに機嫌を直してもらいたいと……』
女「はんっ、なーにが機嫌を直してもらいたいだ。私に許してもらえないのが気持ち悪いだけだろっ!!
なんにもお前は私の事なんか思いやっちゃいない!! ただ自分が傷ついたままなのが嫌なだけなんだ!!
なーにが思いやりだふざけおって!! 本当に思いやってるんだったらなぁ、とっとと電話切って糞して寝ろっ!!
いいかげん迷惑なんだよっ!! 思いやってるんだったら、普通分かるだろそのくらいのことっ!!
許してくれるまで何度でもかけるからね? はん、ストーカーかお前は、正直キモいんだよっ!!!」
携帯『…………』
女「……はぁはぁはぁ。くそっ、寝ぼけた状態で怒鳴ったせいで唇を噛んでしまったじゃないか。
どうしてくれるんだまったく、また唇の皮が増えてしまったじゃないか。お前のせいだぞ……」
携帯『……ごめん。そうだよね、普通に考えたら眠たいよね。あはっ、馬鹿だなぁ僕、一人で勝手に熱くなっちゃって。
そうだよね、許してもらえるまでずっと電話し続けるなんて迷惑なだけだよね。ただの自己満足だよね……。
ははっ、こんなことも分からないなんて、僕って馬鹿だな。うん、ホント馬鹿……馬鹿みたい…………』
女「…………」
携帯『……もうかけないよ。ごめんね、寝るの邪魔しちゃって。
噛んじゃった唇だけどおだいじにね。それじゃ、おやすみ……プツッ。ツーツーツー……』
女「…………」
女「……ふんっ。
なーにがおやすみだ、もう朝だっつーの!! 学校始るまでもう時間ないっつーの!!
まったくあの馬鹿め、私の貴重な睡眠時間をデザインナイフの様にごっそりと削りおって。
会ったらどうしてくれようか。いつもの様に唇を捻ってやるだけではもう物足りん!!
やはり唇を噛んだ恨みは噛んで返してくれるっ!! ふっふっふ、男よ覚悟するのだな…………うん?」
つ【日めくりカレンダー 11/8(sat)】
女「あれ? 今日って、土曜日だったっけ……?」
携帯『PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……』
女「……いい加減に……しろぉぉぉおおおおおっ!!
朝まで電話かけ続ける奴があるかっ、このタコっ!! オクトパスっ!! デビルフィィィィッシュッ!!
完徹じゃないかぁっ、どうしてくれるんだ、寝不足は唇の皮の天敵なんだぞぉっ!!」
携帯『……あふぅ。どうやら、寝不足でだいぶ頭のほうが沸いてるみたいだね……ふぁぁっ。
というか……、いっつもフィギュア作っててこれくらい起きてるんじゃ……ZZZ』
女「こらぁっ、何一人だけ夢の中へ旅立ってるんだ!! 起きろっ、こらっ、起きろぉっ!!
携帯の通話料金だって馬鹿にならんのだぞ!! 寝るならちゃんと切れ、こらっ、聞いているのかっ!!」
携帯『うーん、むにゃむにゃ……S○FTBANK同士なら1時から21時まで通話無料……ぐーぐー……』
女「寝言で切り返すなぁっ!! それに、私もお前も使ってる携帯はS○FTBANKじゃないだろうがぁっ!!」
携帯『あぁ、いいよ私にかけるとお金かかかるし……。そっかS○FTBANKじゃないんだ……』
女「懐かしいCMだなぁおいっ!! だぁぁああもうっ、いい加減にしろっ!!
お前の馬鹿な行動に付き合う私も私だがなぁ、自分のやっていることがどういう事か分かってるのか!?」
携帯『分かってるのかって。僕はただ純粋に女さんに機嫌を直してもらいたいと……』
女「はんっ、なーにが機嫌を直してもらいたいだ。私に許してもらえないのが気持ち悪いだけだろっ!!
なんにもお前は私の事なんか思いやっちゃいない!! ただ自分が傷ついたままなのが嫌なだけなんだ!!
なーにが思いやりだふざけおって!! 本当に思いやってるんだったらなぁ、とっとと電話切って糞して寝ろっ!!
いいかげん迷惑なんだよっ!! 思いやってるんだったら、普通分かるだろそのくらいのことっ!!
許してくれるまで何度でもかけるからね? はん、ストーカーかお前は、正直キモいんだよっ!!!」
携帯『…………』
女「……はぁはぁはぁ。くそっ、寝ぼけた状態で怒鳴ったせいで唇を噛んでしまったじゃないか。
どうしてくれるんだまったく、また唇の皮が増えてしまったじゃないか。お前のせいだぞ……」
携帯『……ごめん。そうだよね、普通に考えたら眠たいよね。あはっ、馬鹿だなぁ僕、一人で勝手に熱くなっちゃって。
そうだよね、許してもらえるまでずっと電話し続けるなんて迷惑なだけだよね。ただの自己満足だよね……。
ははっ、こんなことも分からないなんて、僕って馬鹿だな。うん、ホント馬鹿……馬鹿みたい…………』
女「…………」
携帯『……もうかけないよ。ごめんね、寝るの邪魔しちゃって。
噛んじゃった唇だけどおだいじにね。それじゃ、おやすみ……プツッ。ツーツーツー……』
女「…………」
女「……ふんっ。
なーにがおやすみだ、もう朝だっつーの!! 学校始るまでもう時間ないっつーの!!
まったくあの馬鹿め、私の貴重な睡眠時間をデザインナイフの様にごっそりと削りおって。
会ったらどうしてくれようか。いつもの様に唇を捻ってやるだけではもう物足りん!!
やはり唇を噛んだ恨みは噛んで返してくれるっ!! ふっふっふ、男よ覚悟するのだな…………うん?」
つ【日めくりカレンダー 11/8(sat)】
女「あれ? 今日って、土曜日だったっけ……?」
>>161の後、ちょびっと仮眠して起きた女 ただいま朝食中
テレビ『ウ○の旅してゴメン。今日は京都府伏見区の深草駅から旅して……』
女「……土曜日の朝だというのに、なぜだろうか飯が不味いな。
あたりまえか、一時間も寝ていないんだものな。それもこれもみんな、あの馬鹿に付き合わされたせい」
テレビ『おやーっ、あそこに居るのは学生さん達でしょうか? ちょっと声をかけてみますねぇ。おーいっ……』
女「(……馬鹿はどっちだ。なにが他人の事を思いやれだ、あんな酷い言葉を浴びせておいて。
本当は分かってるんだろ。飯が不味いのも、気分が悪いのも、あいつの顔が頭から離れないのも……)」
テレビ『ここら辺におすすめのお店屋さんとか無いかなぁ? うん、あっ、知ってる? ぜひ教えて……』
女「……なにが本当は分かってるんだろ、だ。物語の主人公にでもなったつもりか、馬鹿馬鹿しい。
たまにはアレくらいきついお灸を据えてやらんと、あいつの将来の為に良くないんだよ。
私は間違ってない。なにも間違ってないんだ……そう、間違ってなんかない…………」
テレビ『うわーっ、見てくださいこれ、中からふわーって美味しそうな湯気が……』
女「ろくな番組がやってないな。何か他に無いのか……。えーっと、新聞新聞っと」
女「うーっ、玄関先はやっぱり冷えるなぁ。どれどれ、今日の新聞はちゃんとありますねー。
うん、なんだこの袋は? 酔っ払いが通りがけにつっこんでいったのか? にしてはやけに綺麗な……あっ」コトン
【昨日男に見せたのと同じリップクリーム(新品)】
女「……あいつ。まさか来てたのか?」
携帯『PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……ガチャッ』
女「……私だ。悪いな突然かけて、今起きてたか?」
携帯『…………』
女「なんとかいえよストーカー。勝手に人の家来て変なもの郵便受けに押し込んでいきやがって。
どういうつもりだ、ことと場合に寄っては、私は出る所に出ても構わんのだぞ?」
携帯『その……、唇、僕のせいで噛んじゃったって言うから……』
女「それでリップクリームか。バカ、リップクリームは消毒液じゃないんだぞ、こんなんでどうにかなるか。
唾液の方がよっぽど効くぞ。まったく、こんな馬鹿やるのはお前だけだと思ったら、やっぱりそうか、そうだったか」
携帯『……ごめん』
女「出る所に出ても構わんといっただろう? その言葉はそこで言うんだな……」
携帯『…………』
女「そりゃそうと、いつまで雨戸を閉め切ってるんだ。もうとっくにお日様は昇ってるんだぞ?」
携帯『……えっ? ドタッ、バタバタ、カラッカラカラカラ……』
ガラガラ……ピシャンッ!!
「……おはよう、男。酷い事言ってごめんね。安心して、もう怒ってなんかいないよ」
テレビ『ウ○の旅してゴメン。今日は京都府伏見区の深草駅から旅して……』
女「……土曜日の朝だというのに、なぜだろうか飯が不味いな。
あたりまえか、一時間も寝ていないんだものな。それもこれもみんな、あの馬鹿に付き合わされたせい」
テレビ『おやーっ、あそこに居るのは学生さん達でしょうか? ちょっと声をかけてみますねぇ。おーいっ……』
女「(……馬鹿はどっちだ。なにが他人の事を思いやれだ、あんな酷い言葉を浴びせておいて。
本当は分かってるんだろ。飯が不味いのも、気分が悪いのも、あいつの顔が頭から離れないのも……)」
テレビ『ここら辺におすすめのお店屋さんとか無いかなぁ? うん、あっ、知ってる? ぜひ教えて……』
女「……なにが本当は分かってるんだろ、だ。物語の主人公にでもなったつもりか、馬鹿馬鹿しい。
たまにはアレくらいきついお灸を据えてやらんと、あいつの将来の為に良くないんだよ。
私は間違ってない。なにも間違ってないんだ……そう、間違ってなんかない…………」
テレビ『うわーっ、見てくださいこれ、中からふわーって美味しそうな湯気が……』
女「ろくな番組がやってないな。何か他に無いのか……。えーっと、新聞新聞っと」
女「うーっ、玄関先はやっぱり冷えるなぁ。どれどれ、今日の新聞はちゃんとありますねー。
うん、なんだこの袋は? 酔っ払いが通りがけにつっこんでいったのか? にしてはやけに綺麗な……あっ」コトン
【昨日男に見せたのと同じリップクリーム(新品)】
女「……あいつ。まさか来てたのか?」
携帯『PiPiPi PiPiPi PiPiPi PiPiPi……ガチャッ』
女「……私だ。悪いな突然かけて、今起きてたか?」
携帯『…………』
女「なんとかいえよストーカー。勝手に人の家来て変なもの郵便受けに押し込んでいきやがって。
どういうつもりだ、ことと場合に寄っては、私は出る所に出ても構わんのだぞ?」
携帯『その……、唇、僕のせいで噛んじゃったって言うから……』
女「それでリップクリームか。バカ、リップクリームは消毒液じゃないんだぞ、こんなんでどうにかなるか。
唾液の方がよっぽど効くぞ。まったく、こんな馬鹿やるのはお前だけだと思ったら、やっぱりそうか、そうだったか」
携帯『……ごめん』
女「出る所に出ても構わんといっただろう? その言葉はそこで言うんだな……」
携帯『…………』
女「そりゃそうと、いつまで雨戸を閉め切ってるんだ。もうとっくにお日様は昇ってるんだぞ?」
携帯『……えっ? ドタッ、バタバタ、カラッカラカラカラ……』
ガラガラ……ピシャンッ!!
「……おはよう、男。酷い事言ってごめんね。安心して、もう怒ってなんかいないよ」
>>162 続き、そして連作終わり
男「おっ、女さん!? どっ、ど、どうして僕の家の前なんかに……?」
女「出る所に出ても構わんといっただろう。だからこうして出てきてやったんじゃないか。
まったく、お前という奴は、本当に世話の焼ける奴だなぁ。まるで大きな子供だ、てんでなっちゃいない」
男「ご、ごめん……」
女「ん、ちゃんと言ったな。じゃぁ、それでこの話は終わり、おしまいだ、おしまい」
男「……許してくれるの?」
女「お互い様だよ。私も意固地になってお前の話しに聞く耳持たなかったからな。
最初にお前からかかってきたときに許してやるべきだった。すまない、反省してる……」
男「…………」
女「こらっ、どうしたいつもの唇いじりは。元気が無いじゃないか、元気が。
いつもだったら、ほれ、『面の皮も唇の皮も厚くて強情な女さんが、僕に謝るだなんて……』、
なんて憎まれ口を叩くシーンであろう。何をぼさっと突っ立ってる!! ほれっ、しゃきっとせんか、しゃきっと!!」
男「……いや、だってそんな、いきなり言われても。僕もほら、寝起きだし」
女「…………」
男「…………」
女「…………ぷっ、くふふふっ、くすっ、あはっ、あははははははは!!」
男「……ははっ、あはっ、あははははっ!!」
「あははっ、あはっ、あっはっはっはっはっ……!!」
女「あはっ……あはははっ……ははっ……………ふぅ。
そうか、そうだな、寝起きなら頭が冴えないのは仕方ないな」
男「……ごめんね、なんか期待を損ねちゃって」
女「ふふっ、まぁたまにはしおらしいお前というのも新鮮味があって良いよ」
男「あぁその言葉。薄々思ってたんだけど、なんかさぁ男女の立場逆転してない?」
女「かもしれんな。だがまぁそんなことはどうだって良いじゃないか。こうして無事仲直りできたんだから、さ?」
男「……そだね。仲直りできたんだから、それで良いよね」
女「…………ふふっ、クスクス。クスクスクスクス……」
男「あはっ、ははっ……はははははは……」
女「それじゃぁ、無事仲直りも出来たし、一通り笑った事だし、そろそろ家に帰るとするかな」
男「あっ、それなら僕家まで送るよ。ちょっと待ってて、着替えてくるから……」
女「いいよいいよそんなの。お前だってろくに寝てないんだろ、そのままゆっくり寝とけって。
それに寝ぼけて事故にあわれちゃかなわん。ほらっ、悪い事は言わんからさ……」
男「事故にあわれちゃ困るのは、なにも僕だけじゃないでしょ。君だって、目の下真っ黒黒だよ?
ほんと、唇も目の下もそんなんでよく家までこれたよね。びっくりだよ……いててててっ!!」
女「大丈夫だ、こうしてお前の唇を抓れば、私もお前も眠気すっきりだからっ、なっ!!」
男「あだだだだ……。酷いや、いつものジョークなのに」
女「いつものジョークだからいつものツッコミをしたまでだよ。ほれっ、送ってくれるなら早く支度をしてくれ。
でないと、お前の家の前で冬眠する事になるぞ? それでも良いのか?」
男「はいはい、今着替えます、着替えますから。そんなせかさないでよぉ……」
女「これ、男よ。道を歩くのにそんなに密着して腕を組む必要性があるのか?」
男「不慮の事故から女さんを守るのが、男の子の僕の役目。それと、ちょっぴり眠たいから、もたれ掛れた方が……」
女「言ってるそばから居眠りこくな。まったく、これじゃどっちが送っているのか分かったもんじゃない」
男「……ついていくよどこまでも、女さんの唇の皮の如く、何度剥がそうとしても無駄なんだからね(///)」
女「はいはい、それじゃ剥がそうとするだけ無駄ですな……(///)」
男「おっ、女さん!? どっ、ど、どうして僕の家の前なんかに……?」
女「出る所に出ても構わんといっただろう。だからこうして出てきてやったんじゃないか。
まったく、お前という奴は、本当に世話の焼ける奴だなぁ。まるで大きな子供だ、てんでなっちゃいない」
男「ご、ごめん……」
女「ん、ちゃんと言ったな。じゃぁ、それでこの話は終わり、おしまいだ、おしまい」
男「……許してくれるの?」
女「お互い様だよ。私も意固地になってお前の話しに聞く耳持たなかったからな。
最初にお前からかかってきたときに許してやるべきだった。すまない、反省してる……」
男「…………」
女「こらっ、どうしたいつもの唇いじりは。元気が無いじゃないか、元気が。
いつもだったら、ほれ、『面の皮も唇の皮も厚くて強情な女さんが、僕に謝るだなんて……』、
なんて憎まれ口を叩くシーンであろう。何をぼさっと突っ立ってる!! ほれっ、しゃきっとせんか、しゃきっと!!」
男「……いや、だってそんな、いきなり言われても。僕もほら、寝起きだし」
女「…………」
男「…………」
女「…………ぷっ、くふふふっ、くすっ、あはっ、あははははははは!!」
男「……ははっ、あはっ、あははははっ!!」
「あははっ、あはっ、あっはっはっはっはっ……!!」
女「あはっ……あはははっ……ははっ……………ふぅ。
そうか、そうだな、寝起きなら頭が冴えないのは仕方ないな」
男「……ごめんね、なんか期待を損ねちゃって」
女「ふふっ、まぁたまにはしおらしいお前というのも新鮮味があって良いよ」
男「あぁその言葉。薄々思ってたんだけど、なんかさぁ男女の立場逆転してない?」
女「かもしれんな。だがまぁそんなことはどうだって良いじゃないか。こうして無事仲直りできたんだから、さ?」
男「……そだね。仲直りできたんだから、それで良いよね」
女「…………ふふっ、クスクス。クスクスクスクス……」
男「あはっ、ははっ……はははははは……」
女「それじゃぁ、無事仲直りも出来たし、一通り笑った事だし、そろそろ家に帰るとするかな」
男「あっ、それなら僕家まで送るよ。ちょっと待ってて、着替えてくるから……」
女「いいよいいよそんなの。お前だってろくに寝てないんだろ、そのままゆっくり寝とけって。
それに寝ぼけて事故にあわれちゃかなわん。ほらっ、悪い事は言わんからさ……」
男「事故にあわれちゃ困るのは、なにも僕だけじゃないでしょ。君だって、目の下真っ黒黒だよ?
ほんと、唇も目の下もそんなんでよく家までこれたよね。びっくりだよ……いててててっ!!」
女「大丈夫だ、こうしてお前の唇を抓れば、私もお前も眠気すっきりだからっ、なっ!!」
男「あだだだだ……。酷いや、いつものジョークなのに」
女「いつものジョークだからいつものツッコミをしたまでだよ。ほれっ、送ってくれるなら早く支度をしてくれ。
でないと、お前の家の前で冬眠する事になるぞ? それでも良いのか?」
男「はいはい、今着替えます、着替えますから。そんなせかさないでよぉ……」
女「これ、男よ。道を歩くのにそんなに密着して腕を組む必要性があるのか?」
男「不慮の事故から女さんを守るのが、男の子の僕の役目。それと、ちょっぴり眠たいから、もたれ掛れた方が……」
女「言ってるそばから居眠りこくな。まったく、これじゃどっちが送っているのか分かったもんじゃない」
男「……ついていくよどこまでも、女さんの唇の皮の如く、何度剥がそうとしても無駄なんだからね(///)」
女「はいはい、それじゃ剥がそうとするだけ無駄ですな……(///)」
男「子供の頃の好きだったお菓子といったらなんですか、三秒でお答えください。三、二、一……」
女「んー、そうだなぁ。やっぱり、おやつの王道ポテトチップスかな。
特に『コンソメパンチ』。『コンソメ』じゃなくて『コンソメパンチ』を良く食べた。
いやー、今思うと良くあんなカロリーの高い物をばかばか食べてたものだよ。
今、目の前にコンソメパンチを出されても、きっと怖くて半分も食べられないぞ……」
男「怖いって? あぁ、化学調味料で唇が荒れちゃわないか心配ってこと?
それとも唇にコンソメが凍みるとあいてあいて、アイテテテテ……!!」
女「女にそういう事(体重の事)を言わせるな、デリカシーのない奴め!!
あと、そういう事(唇の事)も言うな、毎度毎度腹の立つ、やはりデリカシーのない奴め!!」
女「で、そういうお前は子供の頃何が好きだったんだ?
あれか? 漫画での馬鹿っぽい子供の定番ぐるぐる『うずまきキャンディ』か?
漫画肉に近い存在かと思いきや、ちゃんと存在するあれを選ぶとは……。
馬鹿の癖になかなかやるな、ちょっぴり見直したぞ。ほれ、えらいえらい」
男「ちーがーうーよー!! 誰がそんなの食べるもんかっ!! ……いやまぁ、ちょっとは食べて見たいけど。
うんとねぇ。僕は子供の頃、スナックよりもガム、キャンディよりもガムの大のガム派だったんだ。
よく『バブリシャス』や『キシリトールガム』、『すっぱいレモンにご用心』とか『ふ~せんの実』なんかを食べてたな」
女「なんだ割と普通の答えだな、期待して損したぞ。しかし、たしかにその気持ちは分からんでもない。
バブリシャス不健康そうな味だけど、美味しいよな。あと、すっぱいシリーズは、逆にすっぱい奴が美味しかったり……」
男「そうだよねぇ~、やっぱりすっぱい奴のが美味しいよね、あれって~。
あとさぁ、友達と食べたりするとすっぱいすっぱくないの基準が分からなくって、
『おい、誰がすっぱいの食ったんだ?』ってなったりしなかった?」
女「なった、なった。はずれのはずなのに全然はずれじゃなかったよな、あのお菓子。
まぁ子供が食べるものだから、あんまり刺激が強いのは駄目だったんだろうが……」
男「けど、なんと言っても一番食べたのはグリコのガム。『うらないっこ』と『ツインポップ』だね!!
あのガムの楽しさといったら……。グリコの社員はよくあんなの考え付いたと今でも思うよ」
女「『うらないっこ』? あぁあぁ、棒状のガムに占いが印字されてる奴か。
うむ、確かにあれは私もよく買ったし、よくやった思い出があるな、いや、懐かしい……」
男「『ツインポップ』は味がミックスできるガムでさ。コーラ、ソーダ、メロン、オレンジなんて基本の味があって、
それを二つ組み合わせる事で、メロンソーダとかアップルとか色んな味に変わるんだよ。
箱の裏に組み合わせ表が載ってるんだけど、それだけじゃ飽き足らず、
自分で新たな組み合わせを模索したりしたなぁ。今じゃ、恥かしくて買えないけど、あれは実に良いガムだったよ」
女「しかし、ガムはあんまり噛み過ぎると唇にくっついて取れなくなるからなぁ。
ただでさえ唇の皮でやきもきしてるのに、その上ガムの相手もしなくちゃいけないというのはどうも……」
男「噛みすぎる前に紙に包んで捨てれば良いだけじゃない。どんだけ貧乏性なんだよ。
まさか、味のしなくなったガムを冷蔵庫で冷やして、復活とかやってないだろうね?」
女「……誰にでも若さゆえの過ちというものはあるさ。それを知っているんだ、お前もわかるだろう?」
【参考】
うずまきキャンディ : ttp://mrokashi.com/?pid=6433090
グリコ ドキドキランド : ttp://www.ezaki-glico.net/kids/index.html
女「んー、そうだなぁ。やっぱり、おやつの王道ポテトチップスかな。
特に『コンソメパンチ』。『コンソメ』じゃなくて『コンソメパンチ』を良く食べた。
いやー、今思うと良くあんなカロリーの高い物をばかばか食べてたものだよ。
今、目の前にコンソメパンチを出されても、きっと怖くて半分も食べられないぞ……」
男「怖いって? あぁ、化学調味料で唇が荒れちゃわないか心配ってこと?
それとも唇にコンソメが凍みるとあいてあいて、アイテテテテ……!!」
女「女にそういう事(体重の事)を言わせるな、デリカシーのない奴め!!
あと、そういう事(唇の事)も言うな、毎度毎度腹の立つ、やはりデリカシーのない奴め!!」
女「で、そういうお前は子供の頃何が好きだったんだ?
あれか? 漫画での馬鹿っぽい子供の定番ぐるぐる『うずまきキャンディ』か?
漫画肉に近い存在かと思いきや、ちゃんと存在するあれを選ぶとは……。
馬鹿の癖になかなかやるな、ちょっぴり見直したぞ。ほれ、えらいえらい」
男「ちーがーうーよー!! 誰がそんなの食べるもんかっ!! ……いやまぁ、ちょっとは食べて見たいけど。
うんとねぇ。僕は子供の頃、スナックよりもガム、キャンディよりもガムの大のガム派だったんだ。
よく『バブリシャス』や『キシリトールガム』、『すっぱいレモンにご用心』とか『ふ~せんの実』なんかを食べてたな」
女「なんだ割と普通の答えだな、期待して損したぞ。しかし、たしかにその気持ちは分からんでもない。
バブリシャス不健康そうな味だけど、美味しいよな。あと、すっぱいシリーズは、逆にすっぱい奴が美味しかったり……」
男「そうだよねぇ~、やっぱりすっぱい奴のが美味しいよね、あれって~。
あとさぁ、友達と食べたりするとすっぱいすっぱくないの基準が分からなくって、
『おい、誰がすっぱいの食ったんだ?』ってなったりしなかった?」
女「なった、なった。はずれのはずなのに全然はずれじゃなかったよな、あのお菓子。
まぁ子供が食べるものだから、あんまり刺激が強いのは駄目だったんだろうが……」
男「けど、なんと言っても一番食べたのはグリコのガム。『うらないっこ』と『ツインポップ』だね!!
あのガムの楽しさといったら……。グリコの社員はよくあんなの考え付いたと今でも思うよ」
女「『うらないっこ』? あぁあぁ、棒状のガムに占いが印字されてる奴か。
うむ、確かにあれは私もよく買ったし、よくやった思い出があるな、いや、懐かしい……」
男「『ツインポップ』は味がミックスできるガムでさ。コーラ、ソーダ、メロン、オレンジなんて基本の味があって、
それを二つ組み合わせる事で、メロンソーダとかアップルとか色んな味に変わるんだよ。
箱の裏に組み合わせ表が載ってるんだけど、それだけじゃ飽き足らず、
自分で新たな組み合わせを模索したりしたなぁ。今じゃ、恥かしくて買えないけど、あれは実に良いガムだったよ」
女「しかし、ガムはあんまり噛み過ぎると唇にくっついて取れなくなるからなぁ。
ただでさえ唇の皮でやきもきしてるのに、その上ガムの相手もしなくちゃいけないというのはどうも……」
男「噛みすぎる前に紙に包んで捨てれば良いだけじゃない。どんだけ貧乏性なんだよ。
まさか、味のしなくなったガムを冷蔵庫で冷やして、復活とかやってないだろうね?」
女「……誰にでも若さゆえの過ちというものはあるさ。それを知っているんだ、お前もわかるだろう?」
【参考】
うずまきキャンディ : ttp://mrokashi.com/?pid=6433090
グリコ ドキドキランド : ttp://www.ezaki-glico.net/kids/index.html
男「久しぶりにやってみたいなあのゲームこのゲーム。
ゲームセンターCXに、WiiやPS3、Xboxの旧作ダウンロードプレイ。
世はまさに今、懐古ゲームブームの真っ只中……は、流石に言い過ぎかもしれないけど、
最近多いよねこういう旧作のリメイクって」
女「ファミコンやスーファミならいざ知らず、PSのリメイクまであるから侮れん。
なんにせよ、携帯ゲームで出来るというのは、塾やらバイトやらで時間の無い現代っ子には実に嬉しい。
が、リメイクだからって当時の半額くらいの値段で売られると、流石に悲しくなるよな」
男「けど、それ以上に懐かしくて、ついつい手が出ちゃったりするんだよね。
というわけで、ジャジャーン、買って来ました『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』!!」
女「おぉっ、なんだ買っちゃったのか。SFCのスパデラはやり込んだからなぁ、気持ちは分かるぞ」
男「へへへ~。いい歳して子供の列に混じって買うのはちょっぴり恥かしかったけどね。
そうそう、さっそく昨日の夜ちょっぴりやってみたんだけど、だいぶ難易度下がってる感じだったよ。
特にボスの体力がさくさく削れるんだよね。なんだろ、こういう仕様なのかなぁ?」
女「単純に、子供の頃よりお前のゲームの腕が上がっただけじゃないのか?
ただまぁ、確かに移植にはハード的な問題はあるからなぁ……。
なにかしらの制約で、そういう仕様になったのかもしれん。某ブレイクの様に……」
男「某ブレイク? なに、日本ブレイク工業? 萬Z?」
女「PCのゲームをPSPに移植しようとして、色々と問題の発生したゲームがあるんだよ。
CPUのクロック数とか、メモリ容量なんかは、PCなんかと比べると遥かに劣るからな、携帯ゲーム機は。
しかし、今回の場合はSFCからDSだものなぁ。SFCのエミュが動くって話だし、ハード的に動かないってことは……」
男「クロック数? メモリ容量? エミュ? もうっ、さっきからいったいなんの話さ? 全然分からないんだけど」
女「……無知故に純粋。たまに見せるお前のそういう所だけは、素直に美徳だと思うよ。
知らなくていい、知らなくていい。こんなこと知って、私の様に汚れてもらっては困るからな。忘れたまへよ」
男「なに? 知ると唇が荒れる謎の知識ってこと? 凄いや、なんかクトゥルフみたいだね!!」
女「そうそう、そして私の唇はやがて魚の口先の様に硬化し、目は落ち窪み、頬はこけ、見事なインスマス顔に……。
って、肉体的な汚れじゃないわっ!! 何が、イア! イア! クトルゥフ・フタグンかっ!! このっ!!」
男「しかしさぁ、ウルトラは無いよね、ウルトラスーパーデラックスは。
ウルトラでデラックスって、まるでどっかのはっちゃけ系アイドルの歌みたい」
女「あぁ、そういうえばそんな歌、大豆の人歌ってたっけか……」
ゲームセンターCXに、WiiやPS3、Xboxの旧作ダウンロードプレイ。
世はまさに今、懐古ゲームブームの真っ只中……は、流石に言い過ぎかもしれないけど、
最近多いよねこういう旧作のリメイクって」
女「ファミコンやスーファミならいざ知らず、PSのリメイクまであるから侮れん。
なんにせよ、携帯ゲームで出来るというのは、塾やらバイトやらで時間の無い現代っ子には実に嬉しい。
が、リメイクだからって当時の半額くらいの値段で売られると、流石に悲しくなるよな」
男「けど、それ以上に懐かしくて、ついつい手が出ちゃったりするんだよね。
というわけで、ジャジャーン、買って来ました『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』!!」
女「おぉっ、なんだ買っちゃったのか。SFCのスパデラはやり込んだからなぁ、気持ちは分かるぞ」
男「へへへ~。いい歳して子供の列に混じって買うのはちょっぴり恥かしかったけどね。
そうそう、さっそく昨日の夜ちょっぴりやってみたんだけど、だいぶ難易度下がってる感じだったよ。
特にボスの体力がさくさく削れるんだよね。なんだろ、こういう仕様なのかなぁ?」
女「単純に、子供の頃よりお前のゲームの腕が上がっただけじゃないのか?
ただまぁ、確かに移植にはハード的な問題はあるからなぁ……。
なにかしらの制約で、そういう仕様になったのかもしれん。某ブレイクの様に……」
男「某ブレイク? なに、日本ブレイク工業? 萬Z?」
女「PCのゲームをPSPに移植しようとして、色々と問題の発生したゲームがあるんだよ。
CPUのクロック数とか、メモリ容量なんかは、PCなんかと比べると遥かに劣るからな、携帯ゲーム機は。
しかし、今回の場合はSFCからDSだものなぁ。SFCのエミュが動くって話だし、ハード的に動かないってことは……」
男「クロック数? メモリ容量? エミュ? もうっ、さっきからいったいなんの話さ? 全然分からないんだけど」
女「……無知故に純粋。たまに見せるお前のそういう所だけは、素直に美徳だと思うよ。
知らなくていい、知らなくていい。こんなこと知って、私の様に汚れてもらっては困るからな。忘れたまへよ」
男「なに? 知ると唇が荒れる謎の知識ってこと? 凄いや、なんかクトゥルフみたいだね!!」
女「そうそう、そして私の唇はやがて魚の口先の様に硬化し、目は落ち窪み、頬はこけ、見事なインスマス顔に……。
って、肉体的な汚れじゃないわっ!! 何が、イア! イア! クトルゥフ・フタグンかっ!! このっ!!」
男「しかしさぁ、ウルトラは無いよね、ウルトラスーパーデラックスは。
ウルトラでデラックスって、まるでどっかのはっちゃけ系アイドルの歌みたい」
女「あぁ、そういうえばそんな歌、大豆の人歌ってたっけか……」
男「博多塩祭り。博多の塩で、有名な福島県の博多にて年に一度行われる奇祭。
スペインのトマト祭りよろしく、街の道にびっしり敷き詰められた食塩を、雪だまの様に手で丸めてぶつけ合うというお祭り。
起源は福島藩初代藩主黒田長政が、家臣の後藤基次が出奔した時に、「にどとくるな!」と塩の塊を投げつけた事から……」
女「ふむ。いったいどこからつっこんで良いやら。全部嘘っ八なのは分かるんだが……。
とりあえず、博多があるのも黒田長政が初代なのも、福島じゃなく福岡な?
それでもって、博多の塩じゃなくて伯方の塩だ。愛媛県の伯方。人偏に白と方角の方で、伯方だ。
博多の塩だったら、なんか美味しい塩ラーメンになっちゃうだろ。いや、間違える気持ちは分からないでもないが」
男「ありゃりゃ、せっかく本当っぽい事言って騙そうと思ったのに、速攻でばれちゃったよ。てへっ」
女「エイプリルフールでも無いのに、貴様の馬鹿話に私が引っかかるものか。あと、てへとか言うな気持ちの悪い。
ところで、前にテレビでやっていたんだが、伯方の塩というのは実はメキシコ産なんだそうだ。
なんでもメキシコから輸入した純度の高い原料の塩を、にがり……つまり伯方の海水で溶かして、再び製塩しているんだと」
男「またまた~、さっきの仕返しに僕を騙そうったってそうは行かないよ。
なんでまたそんなややこしい事をする必要性があるのさ。わざわざ溶かさなくても普通に海水から製塩すればいいじゃない」
女「それが本当なんだって。というのも昔、「塩業近代化臨時措置法」というものが施行されてな。
建前上は国の製塩方法を効率が良く純度が高い化学的なものにシフトしようという事だったんだが、様は塩の専売でな。
今のJTの全身である日本専売公社を除いて、旧来の塩田方式を採用していた企業は塩を作れなくなってしまったんだ」
男「……えっ、なにそれ? 日本は資本主義の国じゃないの? 独占禁止法はどうなってるのさ?」
女「生活に必須なものは国で管理して財源にする。資本も社会も関係なく、昔からやってることだ。
しかしだ。このお国が作る塩というのが、ちと厄介な代物でな。
主に工業用途を想定し純粋な塩化ナトリウムとして製塩されるため、自然塩に比べミネラルが足りないんだ。
人間は塩なしでは生きていけないが、塩化ナトリウムだけ採っていれば良いという訳ではない。
塩に含まれる様々なミネラルも共に摂取しているんだ。だから、それを捨てるなんてとんでもない。
といった具合に大義名分を掲げてだな、すぐに自然塩存続運動というものが立ち上がる事になる」
男「へぇ、その当時からすでに天然がどうとかみたいな思想はあったんだ。ふ~ん、なるほどなるほど、それで?」
女「うん。まぁ、結果としてこの運動が功を奏し、民間での自然塩の製塩販売は許可されるんだけども。
そこはやっぱり国の事業、邪魔にならないよう、商売敵にならないよう、様々な無理難題を押し付けられたらしい。
その中の一つに、この専売公社が輸入していたメキシコの原材料を使用すること、という項目があって、
専売公社が解体されJTになった今でも、その名残で今でも伯方の塩はメキシコから原材料を仕入れる方法で作ってるんだと」
男「はぁ~~、なるほどねぇ~~」
女「そうそう、これもテレビで見た受け売りだがな、世の中には赤色をした塩もあるんだとか。
中国はチベット自治区、瀾滄江というところの岸辺に山中にも関わらず、とても大きな塩田があってな。
そこで作られる塩は土壌が赤色の為か、赤い塩になるんだそうな」
男「なるほど、つまりその塩を使って化粧塩って事だね。赤色だったら、唇につけててもそう目立たない……あいててててっ!!」
女「化粧塩って言うのは化粧に使う塩のことじゃない、料理の見栄えを良くするために振り掛ける塩の事だよ。はぁ、まったく……」
男「ひはひ、ふひひるはへんへんひはいひはっへるはへはっへほふひっへるへ、はんひんひはほ。いは、ふほひふほひ。
(しかし、唇が塩田みたいになってるなだけあって良く知ってるね、感心したよ。いや、すごいすごい)」
女「なんだ、そんなに自分の唇を開墾して欲しいのか? まったく仕方の無い奴だなぁ。
そこまで言うなら仕方ない。随分と悪い唇というか口だが、丁寧に耕せば何とかなるだろう。
なぁに、ちょっと痛いかもしれんがすぐ済むさ。こらこら暴れるなって…………」
スペインのトマト祭りよろしく、街の道にびっしり敷き詰められた食塩を、雪だまの様に手で丸めてぶつけ合うというお祭り。
起源は福島藩初代藩主黒田長政が、家臣の後藤基次が出奔した時に、「にどとくるな!」と塩の塊を投げつけた事から……」
女「ふむ。いったいどこからつっこんで良いやら。全部嘘っ八なのは分かるんだが……。
とりあえず、博多があるのも黒田長政が初代なのも、福島じゃなく福岡な?
それでもって、博多の塩じゃなくて伯方の塩だ。愛媛県の伯方。人偏に白と方角の方で、伯方だ。
博多の塩だったら、なんか美味しい塩ラーメンになっちゃうだろ。いや、間違える気持ちは分からないでもないが」
男「ありゃりゃ、せっかく本当っぽい事言って騙そうと思ったのに、速攻でばれちゃったよ。てへっ」
女「エイプリルフールでも無いのに、貴様の馬鹿話に私が引っかかるものか。あと、てへとか言うな気持ちの悪い。
ところで、前にテレビでやっていたんだが、伯方の塩というのは実はメキシコ産なんだそうだ。
なんでもメキシコから輸入した純度の高い原料の塩を、にがり……つまり伯方の海水で溶かして、再び製塩しているんだと」
男「またまた~、さっきの仕返しに僕を騙そうったってそうは行かないよ。
なんでまたそんなややこしい事をする必要性があるのさ。わざわざ溶かさなくても普通に海水から製塩すればいいじゃない」
女「それが本当なんだって。というのも昔、「塩業近代化臨時措置法」というものが施行されてな。
建前上は国の製塩方法を効率が良く純度が高い化学的なものにシフトしようという事だったんだが、様は塩の専売でな。
今のJTの全身である日本専売公社を除いて、旧来の塩田方式を採用していた企業は塩を作れなくなってしまったんだ」
男「……えっ、なにそれ? 日本は資本主義の国じゃないの? 独占禁止法はどうなってるのさ?」
女「生活に必須なものは国で管理して財源にする。資本も社会も関係なく、昔からやってることだ。
しかしだ。このお国が作る塩というのが、ちと厄介な代物でな。
主に工業用途を想定し純粋な塩化ナトリウムとして製塩されるため、自然塩に比べミネラルが足りないんだ。
人間は塩なしでは生きていけないが、塩化ナトリウムだけ採っていれば良いという訳ではない。
塩に含まれる様々なミネラルも共に摂取しているんだ。だから、それを捨てるなんてとんでもない。
といった具合に大義名分を掲げてだな、すぐに自然塩存続運動というものが立ち上がる事になる」
男「へぇ、その当時からすでに天然がどうとかみたいな思想はあったんだ。ふ~ん、なるほどなるほど、それで?」
女「うん。まぁ、結果としてこの運動が功を奏し、民間での自然塩の製塩販売は許可されるんだけども。
そこはやっぱり国の事業、邪魔にならないよう、商売敵にならないよう、様々な無理難題を押し付けられたらしい。
その中の一つに、この専売公社が輸入していたメキシコの原材料を使用すること、という項目があって、
専売公社が解体されJTになった今でも、その名残で今でも伯方の塩はメキシコから原材料を仕入れる方法で作ってるんだと」
男「はぁ~~、なるほどねぇ~~」
女「そうそう、これもテレビで見た受け売りだがな、世の中には赤色をした塩もあるんだとか。
中国はチベット自治区、瀾滄江というところの岸辺に山中にも関わらず、とても大きな塩田があってな。
そこで作られる塩は土壌が赤色の為か、赤い塩になるんだそうな」
男「なるほど、つまりその塩を使って化粧塩って事だね。赤色だったら、唇につけててもそう目立たない……あいててててっ!!」
女「化粧塩って言うのは化粧に使う塩のことじゃない、料理の見栄えを良くするために振り掛ける塩の事だよ。はぁ、まったく……」
男「ひはひ、ふひひるはへんへんひはいひはっへるはへはっへほふひっへるへ、はんひんひはほ。いは、ふほひふほひ。
(しかし、唇が塩田みたいになってるなだけあって良く知ってるね、感心したよ。いや、すごいすごい)」
女「なんだ、そんなに自分の唇を開墾して欲しいのか? まったく仕方の無い奴だなぁ。
そこまで言うなら仕方ない。随分と悪い唇というか口だが、丁寧に耕せば何とかなるだろう。
なぁに、ちょっと痛いかもしれんがすぐ済むさ。こらこら暴れるなって…………」
最近来れてなかったが伸びてるなあ
一つ一つが面白い…
雑学も増えて二度美味しいです
一つ一つが面白い…
雑学も増えて二度美味しいです
――休日 デート中、某レンタルショップにて
男「おっ、凄いや、ついにこの店も話題のコミックレンタル始めたんだ」
女「お前、新聞読んでいないのか。昨日の折り込みチラシに、『コミックレンタル始めました』って入ってたぞ」
男「へー、なんか冷やし中華の売り文句みたいだね。冷やし中華みたいに時期が過ぎたら止めるって事だろうか?」
女「いや、そんな事を私に聞かれても……。というか、そんな事言い出したらなにも始められなくなっちゃうじゃないか」
男「けどさー、僕思うんだけど、これって本当に需要あるのかねえ。
女さんの身体的特徴と同じで、その手の人からの需要は少ないと思うんだけど……。あいて、あいて、あいててててっ!!」
女「悪かったなぁ、需要の無い身体的特徴で……。
こちとらそこいらの奴とは違って、狙ってやってる訳でも好きでやってる訳じゃ無いんでねえ……ふんっ!!」
男「うーん。やっぱりさぁ、一度くらいなら話のネタに何か借りてみるのも良いかもしれないけど、
そんなに借りるような本なんてないんじゃないのかなぁ?
というか、わざわざお金出して借りなくても、ここで立ち読みしていけば万事解決なんじゃ……」
女「コミックレンタルのコーナーでは立ち読みはご遠慮ください、と、そこの張り紙に書いてあるぞ。
まぁ、一泊二日のレンタル料が一冊五十円ちょいだから、漫画喫茶よりは安くあがることになるな。
そう考えれば値段的に需要はありそうだが、問題は品揃えだな」
男「メジャーな作品ばっかりだよね。ドラゴン○ールにスラ○ダンク、ドラ○もんにM○NSTER、2○世紀少年……。
どれもこれも、友達の誰かが持ってそうな作品だから、わざわざお金出さなくても借りた方が手っ取り早そう」
女「というか、図書館に置いてるよなスラ○ダンクなんかは。
買う金無いから貸すんだろ。無料で貸してくれる所があればそっちに流れるのが必然じゃないのか?
だったらもっとこう、そういう所で置いて無いような作品を揃えるだとかしなくちゃ。
そう、例えば「成○の世界」や「ラブ○マ」みたいな、マイナー路線で攻めてみるとか……。
って、マイナーすぎてそれだと余計に誰も手に取らんか」
男「かろうじて現在進行形の作品が揃っているのが救いだよね。「あっ、最新刊出たんだ見てみよー」、ってなって。
それでも学校なんかだと、買った次の日に誰かが持って来てて意味無いかもだけど」
女「考えれば考えるほど、これでどうやって採算取るのかが見えてこない。
うーむ、原価自体がそこそこ安いからなぁ、そんなに頑張らなくても、少し貸すだけで儲かるのかも。
いや、しかし、それでも維持費なんかはかかってくるだろうし……」
男「あっ「ヒスト○エ」が入ってる。これ、一度読んでみたかったんだよね~。
ん~、なんか開始セールで安くなるらしいし、全巻綺麗に残ってるし借りてみようかな」
女「……そうか、こういう巻数の少ない作品は、せっかくの機会にとまとめて読む気になるかもしれないな。
とすると、一回のレンタルで全巻借りれてしまいそうな巻数の、魅力的な中篇タイトルをどれだけ揃えられるかが、
今後コミックレンタルが成功するかどうかの鍵という訳か……」
男「メジャーとマイナーの微妙な境界を見極められるか、店の目利きが問われそうな感じだね」
男「あー、けどそっか一泊二日なのか。どうしよう、明日返しにここに来るのも面倒だよなぁ……」
女「一日で十冊なんてよっぽど頑張らないと読めないよな。通学・通勤の途中にある様な店ならともかく、
わざわざ自転車や車出さなくちゃ行けない店なんだもの。せめて二泊三日くらいにはして欲しい所だ」
男「そうそう。ただでさえ需要無いんだから、そういう所でサービスしないとやっぱり駄目だよね。サービス」
女「なんで私の顔を見る!! サービスが足りていないのはお前の方だろう!!
馬鹿の癖になんでもかんでも思うさま自由に言いよってからに、もうちょっと気遣いを見せたらどうなんだ、まったく!!」
男「そうだね、確かに僕はもう少し歯に衣を被せた方が良いのかもしれない。
けどそれは女さんにも言える事。そう、君は唇にブックカバーを被せた方が良いかもしれないよ。
それ以上唇が痛んでしまわないようにねっ……って、痛い!! 痛っ、イタタタ!!」
女「ほほう。つまり、私の唇のケアはGE○のコミックレンタルの管理より劣るとでも言いたいわけだなっ。
調子に乗るなぁっ、この馬鹿がっ!! あっ、こらっ、待てぇっ!! 逃げるな、馬鹿ぁっ!! 騒ぐな、馬鹿ぁっ!!」
男「おっ、凄いや、ついにこの店も話題のコミックレンタル始めたんだ」
女「お前、新聞読んでいないのか。昨日の折り込みチラシに、『コミックレンタル始めました』って入ってたぞ」
男「へー、なんか冷やし中華の売り文句みたいだね。冷やし中華みたいに時期が過ぎたら止めるって事だろうか?」
女「いや、そんな事を私に聞かれても……。というか、そんな事言い出したらなにも始められなくなっちゃうじゃないか」
男「けどさー、僕思うんだけど、これって本当に需要あるのかねえ。
女さんの身体的特徴と同じで、その手の人からの需要は少ないと思うんだけど……。あいて、あいて、あいててててっ!!」
女「悪かったなぁ、需要の無い身体的特徴で……。
こちとらそこいらの奴とは違って、狙ってやってる訳でも好きでやってる訳じゃ無いんでねえ……ふんっ!!」
男「うーん。やっぱりさぁ、一度くらいなら話のネタに何か借りてみるのも良いかもしれないけど、
そんなに借りるような本なんてないんじゃないのかなぁ?
というか、わざわざお金出して借りなくても、ここで立ち読みしていけば万事解決なんじゃ……」
女「コミックレンタルのコーナーでは立ち読みはご遠慮ください、と、そこの張り紙に書いてあるぞ。
まぁ、一泊二日のレンタル料が一冊五十円ちょいだから、漫画喫茶よりは安くあがることになるな。
そう考えれば値段的に需要はありそうだが、問題は品揃えだな」
男「メジャーな作品ばっかりだよね。ドラゴン○ールにスラ○ダンク、ドラ○もんにM○NSTER、2○世紀少年……。
どれもこれも、友達の誰かが持ってそうな作品だから、わざわざお金出さなくても借りた方が手っ取り早そう」
女「というか、図書館に置いてるよなスラ○ダンクなんかは。
買う金無いから貸すんだろ。無料で貸してくれる所があればそっちに流れるのが必然じゃないのか?
だったらもっとこう、そういう所で置いて無いような作品を揃えるだとかしなくちゃ。
そう、例えば「成○の世界」や「ラブ○マ」みたいな、マイナー路線で攻めてみるとか……。
って、マイナーすぎてそれだと余計に誰も手に取らんか」
男「かろうじて現在進行形の作品が揃っているのが救いだよね。「あっ、最新刊出たんだ見てみよー」、ってなって。
それでも学校なんかだと、買った次の日に誰かが持って来てて意味無いかもだけど」
女「考えれば考えるほど、これでどうやって採算取るのかが見えてこない。
うーむ、原価自体がそこそこ安いからなぁ、そんなに頑張らなくても、少し貸すだけで儲かるのかも。
いや、しかし、それでも維持費なんかはかかってくるだろうし……」
男「あっ「ヒスト○エ」が入ってる。これ、一度読んでみたかったんだよね~。
ん~、なんか開始セールで安くなるらしいし、全巻綺麗に残ってるし借りてみようかな」
女「……そうか、こういう巻数の少ない作品は、せっかくの機会にとまとめて読む気になるかもしれないな。
とすると、一回のレンタルで全巻借りれてしまいそうな巻数の、魅力的な中篇タイトルをどれだけ揃えられるかが、
今後コミックレンタルが成功するかどうかの鍵という訳か……」
男「メジャーとマイナーの微妙な境界を見極められるか、店の目利きが問われそうな感じだね」
男「あー、けどそっか一泊二日なのか。どうしよう、明日返しにここに来るのも面倒だよなぁ……」
女「一日で十冊なんてよっぽど頑張らないと読めないよな。通学・通勤の途中にある様な店ならともかく、
わざわざ自転車や車出さなくちゃ行けない店なんだもの。せめて二泊三日くらいにはして欲しい所だ」
男「そうそう。ただでさえ需要無いんだから、そういう所でサービスしないとやっぱり駄目だよね。サービス」
女「なんで私の顔を見る!! サービスが足りていないのはお前の方だろう!!
馬鹿の癖になんでもかんでも思うさま自由に言いよってからに、もうちょっと気遣いを見せたらどうなんだ、まったく!!」
男「そうだね、確かに僕はもう少し歯に衣を被せた方が良いのかもしれない。
けどそれは女さんにも言える事。そう、君は唇にブックカバーを被せた方が良いかもしれないよ。
それ以上唇が痛んでしまわないようにねっ……って、痛い!! 痛っ、イタタタ!!」
女「ほほう。つまり、私の唇のケアはGE○のコミックレンタルの管理より劣るとでも言いたいわけだなっ。
調子に乗るなぁっ、この馬鹿がっ!! あっ、こらっ、待てぇっ!! 逃げるな、馬鹿ぁっ!! 騒ぐな、馬鹿ぁっ!!」
コミックレンタルか
貸出専門でやらないと無理だな……安価で借りれる漫画図書館みたいな
立ち読み禁止が厳しそうだ
俺も女さんに馬鹿って言われたいぜ
貸出専門でやらないと無理だな……安価で借りれる漫画図書館みたいな
立ち読み禁止が厳しそうだ
俺も女さんに馬鹿って言われたいぜ
女「んー、そういえばお前はカードゲームとかはしないのか?
クラスの男連中は休み時間にちょくちょくやってるのを見かけるが……」
男「カードゲーム? なんだい、そんなハイカラな遊び、あたしゃしらないよ。
あたしが知ってるのはめんこだけだよっ!! そう、めんここそ男の中の男の遊び。
叩く!! そして!! 取る!! 単純でいて勝つにはちょっとしたコツが要る、奥が深い遊びさ。ふふっ……」
女「ふむ、ではそのコツとやらを一つ教えてもらおうか。
どうにも唇の皮をめくるのに難儀していてな、めんこのテクニックが役に立つかもしれない」
男「えっ!? えっと、それは、その……、こう手首のスナップが大切というか、こう台に向かってバーン、バーンって!!
……いや、ごめん、実はその出鱈目こきました。めんこなんてやったこと無いです。見たことも無いです」
女「だと思ったよ。で、なんだ、なんでお前はカードゲームやらないんだ」
男「いやだってさぁ、この歳でカードゲームって柄でもないでしょう。
そりゃ、周りの奴等はやってるかもしれないけど、それはそれ、自分は自分じゃない。
幼い自分にさよならバイバイして、もっとこう車やバイクといった大人っぽいものに熱くなるのが……って、嘘だよぉっ!!
嘘だからそんな白々しい目で僕を見ないでよっ!! そうですー、カードゲームは苦手だからやってないんですーっ!!」
女「最初から素直にそう言えば良いんだよ。それにしても、意外だな、将棋やチェスといったゲームの得意なお前の事だ、
カードゲームも得意かとてっきり思っていたが、苦手だったとは。またいったいどうして?」
男「多すぎるんだよ、カードの種類がさぁ。将棋やチェスなんかは駒の動かし方を覚えたらそれで戦略組めるけど、
カードゲームはたくさんある種類の中から効果考えて組み合わせて、ってしなくちゃいけないでしょ。そういうのが面倒なんだよ」
女「あぁ、そういえばお前馬鹿だったっけか。そうか、将棋やチェスの戦略は練れても、カードゲームの戦略は練れないか」
男「それにさぁカードゲームってぽんぽんぽんぽん新しいパック発売するじゃない。
そういうのを追ってるとキリが無いし、お金もかかるんだよ。正直、しんどいんだけど、それ買わないと勝てないし。
あと、新パックに付随してのルール改定とか、カードの効果改定とかも面倒なんだよね。
今まで使ってたデッキが急に使えなくなったりして、いちいちネットで最新の情報を確かめなくちゃならなかったり……。
もー、なんで後で改定するようなカード出すかなぁ、もっとちゃんと考えて作れよぉっ!!」
女「おぉぅ、言ってることはなんだかよく分からんが、このうろたえ振りただ事ではない!!
そうかカードゲームか……。男がこれほどうろたえるなら、上手く立ち回れば私にも勝機が……!!」
男「けど、やらなくなった一番の原因は、一緒のカードゲームやってる友人が居なかったからなんだよねぇ。
みんな遊○王とかギャ○ばっかりでさぁ、誰もポケ○ンカードはやってないの。せっかく色々集めたのに、トホホ……」
女「ポケ○ン。そうか、ポケ○ンのカードだなっ!!
よしっ、分かった男よ!! やる相手がいないなら私が相手をしてやろう!!」
男「……へっ、なにそれ。いや、気持ちは嬉しいけど、カード持ってるの女さん?」
女「安心しろ、私を誰だと思っている。明後日までにポケモンのカードは必ず揃えてみせよう!!
ただし、普通にやるのではつまらん。この際だ、負けたほうが勝ったほうのいう事を何でも聞くと言うのはどうだっ!?」
男「うぇ、なにそれ、やけに強気だねえ。まぁ、たまにはこういう先の見えない勝負も面白いから、僕はそれでも良いけど」
女「よし決まりだっ!! 勝負は明後日、放課後この教室でっ!! 男よせいぜい、その首を洗って待っているが良い!!
今度こそ、今度こそ長年ゲームで負け続けた恨みを晴らしてくれるわっ!! ふふっ、ふははっ、ふーっはっはっはっは……!!」
クラスの男連中は休み時間にちょくちょくやってるのを見かけるが……」
男「カードゲーム? なんだい、そんなハイカラな遊び、あたしゃしらないよ。
あたしが知ってるのはめんこだけだよっ!! そう、めんここそ男の中の男の遊び。
叩く!! そして!! 取る!! 単純でいて勝つにはちょっとしたコツが要る、奥が深い遊びさ。ふふっ……」
女「ふむ、ではそのコツとやらを一つ教えてもらおうか。
どうにも唇の皮をめくるのに難儀していてな、めんこのテクニックが役に立つかもしれない」
男「えっ!? えっと、それは、その……、こう手首のスナップが大切というか、こう台に向かってバーン、バーンって!!
……いや、ごめん、実はその出鱈目こきました。めんこなんてやったこと無いです。見たことも無いです」
女「だと思ったよ。で、なんだ、なんでお前はカードゲームやらないんだ」
男「いやだってさぁ、この歳でカードゲームって柄でもないでしょう。
そりゃ、周りの奴等はやってるかもしれないけど、それはそれ、自分は自分じゃない。
幼い自分にさよならバイバイして、もっとこう車やバイクといった大人っぽいものに熱くなるのが……って、嘘だよぉっ!!
嘘だからそんな白々しい目で僕を見ないでよっ!! そうですー、カードゲームは苦手だからやってないんですーっ!!」
女「最初から素直にそう言えば良いんだよ。それにしても、意外だな、将棋やチェスといったゲームの得意なお前の事だ、
カードゲームも得意かとてっきり思っていたが、苦手だったとは。またいったいどうして?」
男「多すぎるんだよ、カードの種類がさぁ。将棋やチェスなんかは駒の動かし方を覚えたらそれで戦略組めるけど、
カードゲームはたくさんある種類の中から効果考えて組み合わせて、ってしなくちゃいけないでしょ。そういうのが面倒なんだよ」
女「あぁ、そういえばお前馬鹿だったっけか。そうか、将棋やチェスの戦略は練れても、カードゲームの戦略は練れないか」
男「それにさぁカードゲームってぽんぽんぽんぽん新しいパック発売するじゃない。
そういうのを追ってるとキリが無いし、お金もかかるんだよ。正直、しんどいんだけど、それ買わないと勝てないし。
あと、新パックに付随してのルール改定とか、カードの効果改定とかも面倒なんだよね。
今まで使ってたデッキが急に使えなくなったりして、いちいちネットで最新の情報を確かめなくちゃならなかったり……。
もー、なんで後で改定するようなカード出すかなぁ、もっとちゃんと考えて作れよぉっ!!」
女「おぉぅ、言ってることはなんだかよく分からんが、このうろたえ振りただ事ではない!!
そうかカードゲームか……。男がこれほどうろたえるなら、上手く立ち回れば私にも勝機が……!!」
男「けど、やらなくなった一番の原因は、一緒のカードゲームやってる友人が居なかったからなんだよねぇ。
みんな遊○王とかギャ○ばっかりでさぁ、誰もポケ○ンカードはやってないの。せっかく色々集めたのに、トホホ……」
女「ポケ○ン。そうか、ポケ○ンのカードだなっ!!
よしっ、分かった男よ!! やる相手がいないなら私が相手をしてやろう!!」
男「……へっ、なにそれ。いや、気持ちは嬉しいけど、カード持ってるの女さん?」
女「安心しろ、私を誰だと思っている。明後日までにポケモンのカードは必ず揃えてみせよう!!
ただし、普通にやるのではつまらん。この際だ、負けたほうが勝ったほうのいう事を何でも聞くと言うのはどうだっ!?」
男「うぇ、なにそれ、やけに強気だねえ。まぁ、たまにはこういう先の見えない勝負も面白いから、僕はそれでも良いけど」
女「よし決まりだっ!! 勝負は明後日、放課後この教室でっ!! 男よせいぜい、その首を洗って待っているが良い!!
今度こそ、今度こそ長年ゲームで負け続けた恨みを晴らしてくれるわっ!! ふふっ、ふははっ、ふーっはっはっはっは……!!」
>>170の続き
――明後日 放課後
男「はい。また僕の勝ちー。これで、通算十戦十勝だね。いやー、実によく勝ったもんだ、うんうん。
それにしても、遅い、遅すぎるよ女さん、そんな速さで僕に勝とうって言うの? 馬鹿なの? ストレ○ト・クーガーに殴られるの?」
女「ば、馬鹿な……。男の苦手なカードゲームでも、一度も勝てないだなんて。そんな、そんなことが……」
つ【ポケモンのイラストの入ったカード というかトランプ】
男「まぁ、トランプもカードゲームといえばカードゲームだけど。なんか食い違いがあったおかげで助かった助かった」
女「酷いぞ男、カードゲームは種類が多すぎて戦略を考えられないんじゃぁ!? もしや、私を謀ったのか!?」
男「いや謀ったって言うかなんというか。はっきりと、トランプと言ってくれれば、僕の受け答えも違ったのだろうけど。
まぁ過ぎた事言っても仕方ない。紆余屈折はあったとはいえ、僕の勝ちは勝ちだからね。言う事を聞いてもらうよ?」
女「うぅっ、なんだっ!! あんまり痛いのとか、その……えっちなのは駄目だぞ」
男「なーに簡単簡単。ちょろっとその女さんの唇に生えてる皮を剥かせてくれればいいだけだから。
実はさぁ一度剥いてみたかったんだよその皮。やっぱり自分の皮とはちょっと違うのかなぁって……いひゃいひゃいっ!!」
女「そっ、そそ、そんなエッチで痛いことは駄目だぁっ!! ちちち、違うのにしなさいっ!!(///)」
男「ふぇーっ? はんへもいうほほひふんはははっはほー? ほひうは、ほへはほっひははふへーふはよ……
(えぇーっ? なんでもいうこときくんじゃなかったのー? というか、これじゃこっちがばつゲームだよ……)」
>>169
今日、近くのGE○見てきたら、結構借りられてる感じだった
しかも誰も借りないんじゃないかなーとか作中で言ってた、DBが二冊中一冊無いという具合
やり始めたばっかりで物珍しさに借りてる人も居るだろうから、完全に読み外れてるとは思わないけど、
この様子ならそれなりに商売として成り立ちそうな感じかも
ただ、一冊80円じゃ俺は借りる気になれないなぁ。もちっと安くならないのだろうか……
――明後日 放課後
男「はい。また僕の勝ちー。これで、通算十戦十勝だね。いやー、実によく勝ったもんだ、うんうん。
それにしても、遅い、遅すぎるよ女さん、そんな速さで僕に勝とうって言うの? 馬鹿なの? ストレ○ト・クーガーに殴られるの?」
女「ば、馬鹿な……。男の苦手なカードゲームでも、一度も勝てないだなんて。そんな、そんなことが……」
つ【ポケモンのイラストの入ったカード というかトランプ】
男「まぁ、トランプもカードゲームといえばカードゲームだけど。なんか食い違いがあったおかげで助かった助かった」
女「酷いぞ男、カードゲームは種類が多すぎて戦略を考えられないんじゃぁ!? もしや、私を謀ったのか!?」
男「いや謀ったって言うかなんというか。はっきりと、トランプと言ってくれれば、僕の受け答えも違ったのだろうけど。
まぁ過ぎた事言っても仕方ない。紆余屈折はあったとはいえ、僕の勝ちは勝ちだからね。言う事を聞いてもらうよ?」
女「うぅっ、なんだっ!! あんまり痛いのとか、その……えっちなのは駄目だぞ」
男「なーに簡単簡単。ちょろっとその女さんの唇に生えてる皮を剥かせてくれればいいだけだから。
実はさぁ一度剥いてみたかったんだよその皮。やっぱり自分の皮とはちょっと違うのかなぁって……いひゃいひゃいっ!!」
女「そっ、そそ、そんなエッチで痛いことは駄目だぁっ!! ちちち、違うのにしなさいっ!!(///)」
男「ふぇーっ? はんへもいうほほひふんはははっはほー? ほひうは、ほへはほっひははふへーふはよ……
(えぇーっ? なんでもいうこときくんじゃなかったのー? というか、これじゃこっちがばつゲームだよ……)」
>>169
今日、近くのGE○見てきたら、結構借りられてる感じだった
しかも誰も借りないんじゃないかなーとか作中で言ってた、DBが二冊中一冊無いという具合
やり始めたばっかりで物珍しさに借りてる人も居るだろうから、完全に読み外れてるとは思わないけど、
この様子ならそれなりに商売として成り立ちそうな感じかも
ただ、一冊80円じゃ俺は借りる気になれないなぁ。もちっと安くならないのだろうか……
一冊80は高ぇw
場合によっちゃあと25円、ブックオフで使った方がましだな
TCGはD0とかMTGとかDMならできますぜw
でもメインの趣味は車、バイクなんだよな
今もZ2テールのフェンダーレスを切りながら2ch見てるしw
さすがにポケモンはやったことないわ……
そして唇の皮を剥がすキスを想像してポッ///
場合によっちゃあと25円、ブックオフで使った方がましだな
TCGはD0とかMTGとかDMならできますぜw
でもメインの趣味は車、バイクなんだよな
今もZ2テールのフェンダーレスを切りながら2ch見てるしw
さすがにポケモンはやったことないわ……
そして唇の皮を剥がすキスを想像してポッ///
男「うーん、あれよこれよと言う間に冬休みか。どうしよう、今年も郵便局でバイトしようかなぁ。
別に欲しい物とか特に無いけど……、クリスマスに大晦日、そしてお正月。
イベント尽くめのこの時期に、どっこも連れ行かないと、後でネチネチ文句言ってきそうだもんなぁ……」
女「誰の唇がネチネチしてるって? えぇっ、ネチネチしてるのはお前の方だろうが」
男「げぇっ、女さん!? い、いつから居たのっ、もしかして聞いてた……?」
女「うむ、『イベント尽くめのこの時期に』の辺りからばっちりとな。いやはや、こうなっては私の唇ネタで誤魔化す事はできんな。
で、どこに連れてってくれるんだ。言っとくが、遊園地とかスキー場とか寒い野外はパスだぞ、暖かい所が良い」
男「えー、それじゃぁ、温泉でも行く? 『秘湯! 湯煙バスツアー殺人事件! 唇の皮が残したメッセージ』って感じで」
女「いやだよそんな色んな意味で年寄り臭いのは。ほれ、もっとこう室内で出来る遊びがあるだろ。
こう椅子に座ってだなぁ、前に移る映像を楽しみながら、ポップコーン食べたりだとかジュースを飲んだりする……」
男「えーっ? えーっと、床屋さん? いやっ……、エステ、エステだ!! エステでファイアルアンサー!!」
女「なんでエステになるんだよっ!! パックしてポップコーンなんて食えるかぁっ!! それに、ちっとも楽しくないだろエステなんて!!」
男「いやだってほら、エステ行って小じわが取れた気になっておばさんが喜ぶように。
女さんもエステ行って唇の皮が治った気になって、喜ぶんじゃないかと……」
女「失礼なっ!! 金で気休めをするほど私は老いておらんわっ!! というか、私の唇を皺と一緒にするなぁっ!!」
男「歳とったら今よりもっと酷くなったりしてね……あてぇっ!!」
男「んー、つまりさぁ、映画館に行きたいって言うのは把握できたんだけど」
女「なんだ、何か文句があるのか。私が行きたいと言っているのだからそれで良いだろう」
男「良いの? 全然冬と関係無いような所だけど。やっぱりこういうのは、季節感のある所に行った方が、思い出になるんじゃ」
女「……別に、お前と一緒だったら私はそれで(///)」
男「……うぁっ、なんかそういう言葉が女さんの口から出てくるとは意外だなぁ(///)」
女「お、お前がいけないんだろうが、こんな直前になって金の工面なんぞしておるから。
常日頃からお小遣いをためて置くとかバイトをして稼ぐとかしていれば、
私だって気を使わずに『旅行に行こうよ』って言ったかもしれないが……」
男「いやいや、学生で旅行はちょっとまずくない? ほら、異性同士だと親がやっぱり心配するし」
女「なっ、なにを勘違いしているんだ。ひ、日帰り旅行だよ。誰が泊まるだなんて言った」
男「えっ、あっ、あぁ、そうだよね。うん、そりゃそうだよね!! あはっ、あははは、あはははは……(///)」
女「……まったく、これからますます寒くなるというのに。お前の頭の中は常春のようだな。ふんっ(///)」
>>172
へー、結構色々やってるんだね。
カードでも人生でも戦略練れない人間なので、こういうのできる人は素直に凄いと思うよ。
あと車やバイクが趣味ってのも格好良いね。けど、やっぱりお金かかるんじゃないの、そういうのって?
別に欲しい物とか特に無いけど……、クリスマスに大晦日、そしてお正月。
イベント尽くめのこの時期に、どっこも連れ行かないと、後でネチネチ文句言ってきそうだもんなぁ……」
女「誰の唇がネチネチしてるって? えぇっ、ネチネチしてるのはお前の方だろうが」
男「げぇっ、女さん!? い、いつから居たのっ、もしかして聞いてた……?」
女「うむ、『イベント尽くめのこの時期に』の辺りからばっちりとな。いやはや、こうなっては私の唇ネタで誤魔化す事はできんな。
で、どこに連れてってくれるんだ。言っとくが、遊園地とかスキー場とか寒い野外はパスだぞ、暖かい所が良い」
男「えー、それじゃぁ、温泉でも行く? 『秘湯! 湯煙バスツアー殺人事件! 唇の皮が残したメッセージ』って感じで」
女「いやだよそんな色んな意味で年寄り臭いのは。ほれ、もっとこう室内で出来る遊びがあるだろ。
こう椅子に座ってだなぁ、前に移る映像を楽しみながら、ポップコーン食べたりだとかジュースを飲んだりする……」
男「えーっ? えーっと、床屋さん? いやっ……、エステ、エステだ!! エステでファイアルアンサー!!」
女「なんでエステになるんだよっ!! パックしてポップコーンなんて食えるかぁっ!! それに、ちっとも楽しくないだろエステなんて!!」
男「いやだってほら、エステ行って小じわが取れた気になっておばさんが喜ぶように。
女さんもエステ行って唇の皮が治った気になって、喜ぶんじゃないかと……」
女「失礼なっ!! 金で気休めをするほど私は老いておらんわっ!! というか、私の唇を皺と一緒にするなぁっ!!」
男「歳とったら今よりもっと酷くなったりしてね……あてぇっ!!」
男「んー、つまりさぁ、映画館に行きたいって言うのは把握できたんだけど」
女「なんだ、何か文句があるのか。私が行きたいと言っているのだからそれで良いだろう」
男「良いの? 全然冬と関係無いような所だけど。やっぱりこういうのは、季節感のある所に行った方が、思い出になるんじゃ」
女「……別に、お前と一緒だったら私はそれで(///)」
男「……うぁっ、なんかそういう言葉が女さんの口から出てくるとは意外だなぁ(///)」
女「お、お前がいけないんだろうが、こんな直前になって金の工面なんぞしておるから。
常日頃からお小遣いをためて置くとかバイトをして稼ぐとかしていれば、
私だって気を使わずに『旅行に行こうよ』って言ったかもしれないが……」
男「いやいや、学生で旅行はちょっとまずくない? ほら、異性同士だと親がやっぱり心配するし」
女「なっ、なにを勘違いしているんだ。ひ、日帰り旅行だよ。誰が泊まるだなんて言った」
男「えっ、あっ、あぁ、そうだよね。うん、そりゃそうだよね!! あはっ、あははは、あはははは……(///)」
女「……まったく、これからますます寒くなるというのに。お前の頭の中は常春のようだな。ふんっ(///)」
>>172
へー、結構色々やってるんだね。
カードでも人生でも戦略練れない人間なので、こういうのできる人は素直に凄いと思うよ。
あと車やバイクが趣味ってのも格好良いね。けど、やっぱりお金かかるんじゃないの、そういうのって?
なんか二人とも初々しいなwお泊まりかぁ…
最初は日帰り、突如確信犯的にお泊りに変更する流れだなこりゃ
>>お金
そう……4輪も2輪も競技志向で作ってたからお金が……
で、4輪は売っちゃった:;
今は2輪一筋ですなー
人生の戦略は俺もからっきし駄目人間です
あと趣味が自転車(金かかる)
読書(地味に結構金食う)
なので致命的wwwwですww
最初は日帰り、突如確信犯的にお泊りに変更する流れだなこりゃ
>>お金
そう……4輪も2輪も競技志向で作ってたからお金が……
で、4輪は売っちゃった:;
今は2輪一筋ですなー
人生の戦略は俺もからっきし駄目人間です
あと趣味が自転車(金かかる)
読書(地味に結構金食う)
なので致命的wwwwですww
――携帯でニュース読み読み下校中の男と女
男「新型インフルエンザ、流行すると……死者六十四万人!?」
女「日本の人口のおよそ0.5%が死ぬ事になるな。しかし、まぁ、去年もそういう風に鳥インフルエンザで騒がれてたからなぁ。
まぁ流行るかどうかは別として、気をつけて生活しなくてはいけないことは確かだな。腹出して寝たりするなよ、分かったな?」
男「そんな子供じゃないんだから。へ、へ、えくしっ!! ……うぅっ、それにしても何か今日寒いよね。
その割には体は変に汗かくし。やばいな、これ、下手すると明日かぜひいちゃう……んじゃ……ない」バタ
女「お、おいっ、男、大丈夫か!? 確りしろ、おいっ、こらっ、言ってるそばから倒れるな……!!
男? ……男ぉ!? そんなっ、こんな突然……いったい、いったい、どうしたら」
男「……うぅっ、女さん。やばい、これ、ちょっと、やばいかも……。今まで、ごめんね、ひどいこと……いっ……」
女「ばっ、馬鹿者っ!! そんな事を言うでない、縁起でも無いだろうがっ!!
おっ……おい、男? 男!! こらっ、返事をせんかっ!! 何をふざけてっ、こらっ、やだっ、そんな……」
男「…………」
女「返事、返事を……返事をせんかっ!! 死ぬな、死ぬんじゃない男!! お前に死なれたら、私は、私は……」
男「……なーんちゃって。じゃーん、嘘でしたー!!
そんな簡単に引くわけ無いでしょ、やだもう、こんな大げさに引っかかってくれちゃってぇっ!!
なーに、僕がインフルエンザで倒れたらそんな反応してくれんだ、いやー、それなら毎日倒れちゃってもおつりがくる……いたっ」バチン
女「…………」
男「あう。そんな、ちょっとしたジョークじゃない。いや、ちょっとしたジョークだからいつもみたいに殴ったのかな?
えっと、その、あの……、なんといいますか……。とりあえず、睨まないでよ……。ほらっ、スマイル、スマイル!!」
女「……本気で心配したんだぞ。こういう冗談は止めろ、いいな」
男「は、はい。ごめんなさい……。って、ええっ、そんな、泣くほど心配してくれたのっ!?」
女「当たり前だろ。好きな奴が目の前で倒れて心配しない奴があるか!!
白血病だろうが、癌だろうが、インフルエンザだろうが、風邪だろうが、そんなの関係ない!!
倒れたんだぞ!! 二度と立ち上がらないのかも知れないんだぞ!! もう話せないかも知れないんだぞ!!」
男「心配しすぎだよ。倒れたからってそんな滅多な事なんてあるわけ無いじゃない……って、イタタ、イタ、イタタタタ!!」
女「いいからもう二度とするなっ!! 私はこんな人の生き死にが関わった冗談は好かんっ!! 良いなっ!!」
男「ふぁ、ふぁい……ふぁかりまひふぁぁ……」
男「……仮にさ、もしもだよ、僕が女さんと同じ唇常時荒れ病にかかったとしよう。
そのとき女さんはやっぱり僕みたいに、唇の事を冗談言ってからかうのは嫌な訳?」
女「そんな事は無いぞ。もしお前がかかったら、それこそ積年の恨みをここぞとばかりに晴らさせてもらうつもりだ。
まぁその時は覚悟しておくが良い……ふっふっふっ…………」
男「まぁ馬鹿だのスットコドッコイだの語彙の少ない女さんじゃ大した事は言え無いだろうけどね。
ただその唇の皮と同じでしつこくしつこく言ってきそうだけど。あっ、いててて……」
女「しつこいのはお前の方だろうが。まったく……まったく……」
男「ほら、言ってるそばから語彙が少ないじゃない。まぁ、真面目が取り得の女さんには悪口なんて似合わないよ
……ところでさぁ。いつまでこうしてるつもりなの? さっきから、周りの視線が凄く痛いんだけど」
――男、女に腕を抱きつかれ中
女「お前を家に送り届けるまでだ。また倒れられても困るし、風邪を引かれても困るからな」
男「あーうー。大丈夫だって、女さんてば絶対心配しすぎだよ。将来ヤンデレとかにならないでよ頼むから」
女「ふんっ、貴様のようなごくつぶし思われるだけで幸せだっ、いちいち文句を言うなっ!! いいから黙ってきびきび歩け!!」
男「けどさぁ、こういう衆人環境の中をこの格好で歩くのは、流石に恥かしいじゃない」
女「……別に、お前が恥かしくなって火照れば火照るだけ、私が温かくなるだけだし(///)」
男「……言ってるそばから自分が火照ってるじゃん。もうっ、意地っ張りなんだから(///)」
女「……そういうお前も火照ってるだろうが。ふんっ!!(//////)」
男「新型インフルエンザ、流行すると……死者六十四万人!?」
女「日本の人口のおよそ0.5%が死ぬ事になるな。しかし、まぁ、去年もそういう風に鳥インフルエンザで騒がれてたからなぁ。
まぁ流行るかどうかは別として、気をつけて生活しなくてはいけないことは確かだな。腹出して寝たりするなよ、分かったな?」
男「そんな子供じゃないんだから。へ、へ、えくしっ!! ……うぅっ、それにしても何か今日寒いよね。
その割には体は変に汗かくし。やばいな、これ、下手すると明日かぜひいちゃう……んじゃ……ない」バタ
女「お、おいっ、男、大丈夫か!? 確りしろ、おいっ、こらっ、言ってるそばから倒れるな……!!
男? ……男ぉ!? そんなっ、こんな突然……いったい、いったい、どうしたら」
男「……うぅっ、女さん。やばい、これ、ちょっと、やばいかも……。今まで、ごめんね、ひどいこと……いっ……」
女「ばっ、馬鹿者っ!! そんな事を言うでない、縁起でも無いだろうがっ!!
おっ……おい、男? 男!! こらっ、返事をせんかっ!! 何をふざけてっ、こらっ、やだっ、そんな……」
男「…………」
女「返事、返事を……返事をせんかっ!! 死ぬな、死ぬんじゃない男!! お前に死なれたら、私は、私は……」
男「……なーんちゃって。じゃーん、嘘でしたー!!
そんな簡単に引くわけ無いでしょ、やだもう、こんな大げさに引っかかってくれちゃってぇっ!!
なーに、僕がインフルエンザで倒れたらそんな反応してくれんだ、いやー、それなら毎日倒れちゃってもおつりがくる……いたっ」バチン
女「…………」
男「あう。そんな、ちょっとしたジョークじゃない。いや、ちょっとしたジョークだからいつもみたいに殴ったのかな?
えっと、その、あの……、なんといいますか……。とりあえず、睨まないでよ……。ほらっ、スマイル、スマイル!!」
女「……本気で心配したんだぞ。こういう冗談は止めろ、いいな」
男「は、はい。ごめんなさい……。って、ええっ、そんな、泣くほど心配してくれたのっ!?」
女「当たり前だろ。好きな奴が目の前で倒れて心配しない奴があるか!!
白血病だろうが、癌だろうが、インフルエンザだろうが、風邪だろうが、そんなの関係ない!!
倒れたんだぞ!! 二度と立ち上がらないのかも知れないんだぞ!! もう話せないかも知れないんだぞ!!」
男「心配しすぎだよ。倒れたからってそんな滅多な事なんてあるわけ無いじゃない……って、イタタ、イタ、イタタタタ!!」
女「いいからもう二度とするなっ!! 私はこんな人の生き死にが関わった冗談は好かんっ!! 良いなっ!!」
男「ふぁ、ふぁい……ふぁかりまひふぁぁ……」
男「……仮にさ、もしもだよ、僕が女さんと同じ唇常時荒れ病にかかったとしよう。
そのとき女さんはやっぱり僕みたいに、唇の事を冗談言ってからかうのは嫌な訳?」
女「そんな事は無いぞ。もしお前がかかったら、それこそ積年の恨みをここぞとばかりに晴らさせてもらうつもりだ。
まぁその時は覚悟しておくが良い……ふっふっふっ…………」
男「まぁ馬鹿だのスットコドッコイだの語彙の少ない女さんじゃ大した事は言え無いだろうけどね。
ただその唇の皮と同じでしつこくしつこく言ってきそうだけど。あっ、いててて……」
女「しつこいのはお前の方だろうが。まったく……まったく……」
男「ほら、言ってるそばから語彙が少ないじゃない。まぁ、真面目が取り得の女さんには悪口なんて似合わないよ
……ところでさぁ。いつまでこうしてるつもりなの? さっきから、周りの視線が凄く痛いんだけど」
――男、女に腕を抱きつかれ中
女「お前を家に送り届けるまでだ。また倒れられても困るし、風邪を引かれても困るからな」
男「あーうー。大丈夫だって、女さんてば絶対心配しすぎだよ。将来ヤンデレとかにならないでよ頼むから」
女「ふんっ、貴様のようなごくつぶし思われるだけで幸せだっ、いちいち文句を言うなっ!! いいから黙ってきびきび歩け!!」
男「けどさぁ、こういう衆人環境の中をこの格好で歩くのは、流石に恥かしいじゃない」
女「……別に、お前が恥かしくなって火照れば火照るだけ、私が温かくなるだけだし(///)」
男「……言ってるそばから自分が火照ってるじゃん。もうっ、意地っ張りなんだから(///)」
女「……そういうお前も火照ってるだろうが。ふんっ!!(//////)」
――翌日、二人仲良く町医者に通う男と女
男「ごめん、まさか本当に風邪を引いてたとは思わなくってさぁ。
たぶん、昨日密着した時に移っちゃったんだろうね。ごめんよ、女さん。ごほっ、ごほごほ……」
女「いや、弱り目に祟り目とも言う、不摂生をしていた私にも問題があるさ、おあいこだよ。えほっ、えほえほ……」
男「それにしても学校で何て言われてるだろうかなぁ……。
仲良い男女が二人揃って休むなんて、きっとなにか訳ありだとか噂されてるんだろうなぁ……。ごほごほ……」
女「うぅっ、実に忌々しい限りだ。そんな恥かしい噂を、こんな恥かしい奴相手に流されるなんて……。えほえほ……」
男「なんだよなんだよ、風邪だってのにえらく強気じゃない、女さん。
こんな時くらい、『えー、どうしよぉー、私恥かしくて明日から学校行けないよー』とか、しおらしいこと言ったらどうなのさ?
そんなんだからこんな状態でも唇の皮だけやたら元気なんだよ。あいてっ!! ちょっと、こっちは病人なんだよ!!」
女「私も病人だというに。というか、まったく上手くない喩えだぞ、病気がとうとう脳にまで来てしまったんじゃないか。オウノウってな……」
男「……うぅっ、さ、寒い。女さんもたいがい脳に来てるんじゃないの、オウノウって……えっくっし!! へっく、へっくしょんっ!!」
女「やめろっ、こっちに向かってくしゃみをするなぁっ!! えほっ、えほえほ、えほえほほ……!!
ほっ、ほらっ、看護婦さんに名前を呼ばれたぞ。さっさと行くぞ、ほれっ、早くせんか……」
男「うーっ、ただの風邪でよかったぁ。熱あったからインフルエンザだったらどうしようかと思ったよ。
それでも一応優曇華は貰っておいたけど。ほれっ、見る? 見てみる? ゆっくり見ても良いのよ? ほれほれ」
女「やめろっ、セクハラだぞ。まったく、なんで座薬なんかにしたんだよ。子供じゃないんだから、頓服飲めるだろうが」
男「いやね、頓服と坐薬どっちが良いって先生に聞かれたからね。
上の唇を弄るのは得意ですから、下の…………を弄るのも大丈夫だと思いますって言ったら、問答無用でこっちにされてさぁ。
なんというか冗談が通じないよねあの先生。そんなんだから、未だに婿の貰い手がこないんだよ……」
女「そりゃ、私だったらその冗談でも通じるかもしれんが、事情を知らん人には通じんだろう……。
というか、人の唇をその……そんなものと一緒にするなっ、汚らしいっ!! とっと家帰って寝ろ、この重病人!!(///)」
【参考】
去年のインフルエンザの記事 ttp://diamond.jp/series/pandemic/10001/
今年のインフルエンザの記事 ttp://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001574464.shtml
迷走するGoogle先生 ttp://www.google.org/flutrends/
どんなインフルエンザが大流行しても、人口の0.5%が死んじゃう計算っぽいのかな?
男「ごめん、まさか本当に風邪を引いてたとは思わなくってさぁ。
たぶん、昨日密着した時に移っちゃったんだろうね。ごめんよ、女さん。ごほっ、ごほごほ……」
女「いや、弱り目に祟り目とも言う、不摂生をしていた私にも問題があるさ、おあいこだよ。えほっ、えほえほ……」
男「それにしても学校で何て言われてるだろうかなぁ……。
仲良い男女が二人揃って休むなんて、きっとなにか訳ありだとか噂されてるんだろうなぁ……。ごほごほ……」
女「うぅっ、実に忌々しい限りだ。そんな恥かしい噂を、こんな恥かしい奴相手に流されるなんて……。えほえほ……」
男「なんだよなんだよ、風邪だってのにえらく強気じゃない、女さん。
こんな時くらい、『えー、どうしよぉー、私恥かしくて明日から学校行けないよー』とか、しおらしいこと言ったらどうなのさ?
そんなんだからこんな状態でも唇の皮だけやたら元気なんだよ。あいてっ!! ちょっと、こっちは病人なんだよ!!」
女「私も病人だというに。というか、まったく上手くない喩えだぞ、病気がとうとう脳にまで来てしまったんじゃないか。オウノウってな……」
男「……うぅっ、さ、寒い。女さんもたいがい脳に来てるんじゃないの、オウノウって……えっくっし!! へっく、へっくしょんっ!!」
女「やめろっ、こっちに向かってくしゃみをするなぁっ!! えほっ、えほえほ、えほえほほ……!!
ほっ、ほらっ、看護婦さんに名前を呼ばれたぞ。さっさと行くぞ、ほれっ、早くせんか……」
男「うーっ、ただの風邪でよかったぁ。熱あったからインフルエンザだったらどうしようかと思ったよ。
それでも一応優曇華は貰っておいたけど。ほれっ、見る? 見てみる? ゆっくり見ても良いのよ? ほれほれ」
女「やめろっ、セクハラだぞ。まったく、なんで座薬なんかにしたんだよ。子供じゃないんだから、頓服飲めるだろうが」
男「いやね、頓服と坐薬どっちが良いって先生に聞かれたからね。
上の唇を弄るのは得意ですから、下の…………を弄るのも大丈夫だと思いますって言ったら、問答無用でこっちにされてさぁ。
なんというか冗談が通じないよねあの先生。そんなんだから、未だに婿の貰い手がこないんだよ……」
女「そりゃ、私だったらその冗談でも通じるかもしれんが、事情を知らん人には通じんだろう……。
というか、人の唇をその……そんなものと一緒にするなっ、汚らしいっ!! とっと家帰って寝ろ、この重病人!!(///)」
【参考】
去年のインフルエンザの記事 ttp://diamond.jp/series/pandemic/10001/
今年のインフルエンザの記事 ttp://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001574464.shtml
迷走するGoogle先生 ttp://www.google.org/flutrends/
どんなインフルエンザが大流行しても、人口の0.5%が死んじゃう計算っぽいのかな?
――放課後 男の家でビバーク中もとい寄り道中
男「うー、ついに日本に冬将軍が到来しましたか。ナポレオンも柴田勝家も悩まされ、
豊臣秀吉夢のドリームチームも破れた冬将軍に、一般人の僕たちが勝てるはずも無い訳で、うーさむさむ。
女さんもうちょっと設定温度上げない? 全然ストーブ動いてないじゃん、絶対その温度センサー壊れてるって」
女「そんな事はないはずだ。寒いなら上に着込めば良いだけだろう、ほれっ、我慢せんか。
それに柴田勝家は負けたかも知れんが、配下の佐々成政は冬将軍に打ち勝ってさらさら越えをしてみせただろうが」
男「けどあれって言ってしまえば戦国版八甲田山じゃない。上司が訳の分かんない面子に拘って雪中行軍を強行したわけでしょ。
その道程で何人死んだかは分かんないけど、結果的に説得失敗したわけだし冷静な目で見るとかなり悲惨な話なんじゃ」
女「ちっ、男の癖に浪漫のわからん奴め。なんでこう素直に凄いといえないかなぁ、この捻くれ者め」
男「唇の皮も性格も捻りきれてる女さんには負けるけどね……いひゃぁっ、背中に手を突っ込まないでしょぉっ!!」
女「北海道で大雪、異例の除雪車出動か。そりゃ寒いわけだわ」
男「こりゃ寝るとき大変そうだな。よし、今の内に湯たんぽ出して来よう」
女「湯たんぽとはまたえらく古風な。電気あんかは持ってないのか、あれのが効率的だろう」
男「生憎僕が持っているのは電気按摩だけなんだよ。それにほら、電気按摩使って寝るくらいなら炬燵で寝るし」
女「ストーブあるのに炬燵も使ってるのか? やめろ、電気と灯油の無駄だ、どっちか一つにしろもったいない。
というかそれ以前に炬燵で寝るなよ。低温火傷になっても知らんぞ。まぁ、それは湯たんぽでも言える事だが」
男「女さんの唇は常に低温火傷みたいな状態だけどね……ひゃうんっ、やめてよっ耳に冷たい手を当てるのっ、熱もっちゃうじゃん!!」
女「しかし、この調子ならクリスマスにはもしかするとここらでも雪が降るかもしれんな」
男「ホワイトクリスマスかぁ。粉雪だったら確かにムードはあるだろうけど……」
女「吹雪く事も多いよな。吹雪の中で繰り広げられるラブストーリーなんてのは私は勘弁だな」
男「と、言う事でクリスマスはおこたに入りながら、ケーキの蝋燭にみかんの汁噴きかける感じでよろしいでしょうか」
女「うむ、答えはNOだ。前にも言ったように、クリスマスには映画に連れて行け。
安心しろ。もう既に前売り券は買ってあるからな。金をドブに捨てん為にも絶対に映画館に行くぞ、分かったな」
男「おう、なんと無謀なホワイト(クリスマス)プラン。天は我々を見放した……ワンワン!!」
女「……お前はどっちかと言うと神田大尉じゃなく進藤特務曹長だろ。
大丈夫だよ、私はスーさんじゃなくて健さんだから。無謀な行軍なんてしないから……」
男「そう言いつつ何時間僕の家に居ると思ってるのさ。もう外真っ暗だよ、完全に帰るタイミング逃してるじゃん」
女「いやぁ、だってあんまりにも寒いもんだから、ストーブの前から離れられなくって……」
男「ストーブの前に陣取って、やっぱり山田少佐じゃないかっ!! ほらっ、送ってあげるからさっさと立ちなよ、ほらっ!!」
女「やっ、やだぁっ!! 今立ったら、服の中の汗が凍って凍死しちゃうのぉっ!! 離して、離してぇっ!!」
男「年中無休で唇あかぎれ状態の癖になにいってんのさっ!! って、ひゃぁっ、頬っぺたに手を当てないでよっ!!
あぁ、もう、何度目だこのやり取り…………」
【参考】
映画「八甲田山」ファンサイト ttp://www.h7.dion.ne.jp/~wakana-s/whiteout_movie_index.html
>>177
年寄り・子供が家に居る身だと相当気を使うよね。そんな事言いつつ毎年真っ先に貰ってくるけど。
けど怖い反面、病気の時って脳内麻薬が発生するのか、良いアイデアが浮んだりするんだよなぁ。
男「うー、ついに日本に冬将軍が到来しましたか。ナポレオンも柴田勝家も悩まされ、
豊臣秀吉夢のドリームチームも破れた冬将軍に、一般人の僕たちが勝てるはずも無い訳で、うーさむさむ。
女さんもうちょっと設定温度上げない? 全然ストーブ動いてないじゃん、絶対その温度センサー壊れてるって」
女「そんな事はないはずだ。寒いなら上に着込めば良いだけだろう、ほれっ、我慢せんか。
それに柴田勝家は負けたかも知れんが、配下の佐々成政は冬将軍に打ち勝ってさらさら越えをしてみせただろうが」
男「けどあれって言ってしまえば戦国版八甲田山じゃない。上司が訳の分かんない面子に拘って雪中行軍を強行したわけでしょ。
その道程で何人死んだかは分かんないけど、結果的に説得失敗したわけだし冷静な目で見るとかなり悲惨な話なんじゃ」
女「ちっ、男の癖に浪漫のわからん奴め。なんでこう素直に凄いといえないかなぁ、この捻くれ者め」
男「唇の皮も性格も捻りきれてる女さんには負けるけどね……いひゃぁっ、背中に手を突っ込まないでしょぉっ!!」
女「北海道で大雪、異例の除雪車出動か。そりゃ寒いわけだわ」
男「こりゃ寝るとき大変そうだな。よし、今の内に湯たんぽ出して来よう」
女「湯たんぽとはまたえらく古風な。電気あんかは持ってないのか、あれのが効率的だろう」
男「生憎僕が持っているのは電気按摩だけなんだよ。それにほら、電気按摩使って寝るくらいなら炬燵で寝るし」
女「ストーブあるのに炬燵も使ってるのか? やめろ、電気と灯油の無駄だ、どっちか一つにしろもったいない。
というかそれ以前に炬燵で寝るなよ。低温火傷になっても知らんぞ。まぁ、それは湯たんぽでも言える事だが」
男「女さんの唇は常に低温火傷みたいな状態だけどね……ひゃうんっ、やめてよっ耳に冷たい手を当てるのっ、熱もっちゃうじゃん!!」
女「しかし、この調子ならクリスマスにはもしかするとここらでも雪が降るかもしれんな」
男「ホワイトクリスマスかぁ。粉雪だったら確かにムードはあるだろうけど……」
女「吹雪く事も多いよな。吹雪の中で繰り広げられるラブストーリーなんてのは私は勘弁だな」
男「と、言う事でクリスマスはおこたに入りながら、ケーキの蝋燭にみかんの汁噴きかける感じでよろしいでしょうか」
女「うむ、答えはNOだ。前にも言ったように、クリスマスには映画に連れて行け。
安心しろ。もう既に前売り券は買ってあるからな。金をドブに捨てん為にも絶対に映画館に行くぞ、分かったな」
男「おう、なんと無謀なホワイト(クリスマス)プラン。天は我々を見放した……ワンワン!!」
女「……お前はどっちかと言うと神田大尉じゃなく進藤特務曹長だろ。
大丈夫だよ、私はスーさんじゃなくて健さんだから。無謀な行軍なんてしないから……」
男「そう言いつつ何時間僕の家に居ると思ってるのさ。もう外真っ暗だよ、完全に帰るタイミング逃してるじゃん」
女「いやぁ、だってあんまりにも寒いもんだから、ストーブの前から離れられなくって……」
男「ストーブの前に陣取って、やっぱり山田少佐じゃないかっ!! ほらっ、送ってあげるからさっさと立ちなよ、ほらっ!!」
女「やっ、やだぁっ!! 今立ったら、服の中の汗が凍って凍死しちゃうのぉっ!! 離して、離してぇっ!!」
男「年中無休で唇あかぎれ状態の癖になにいってんのさっ!! って、ひゃぁっ、頬っぺたに手を当てないでよっ!!
あぁ、もう、何度目だこのやり取り…………」
【参考】
映画「八甲田山」ファンサイト ttp://www.h7.dion.ne.jp/~wakana-s/whiteout_movie_index.html
>>177
年寄り・子供が家に居る身だと相当気を使うよね。そんな事言いつつ毎年真っ先に貰ってくるけど。
けど怖い反面、病気の時って脳内麻薬が発生するのか、良いアイデアが浮んだりするんだよなぁ。
どこかの小学校も学級閉鎖とかなんとか
「八甲田山死の彷徨」か……
俺も暖房ない部屋で北風ビバーク中
女さんの唇の皮の影に隠れて風をやり過ごすしかないな
「八甲田山死の彷徨」か……
俺も暖房ない部屋で北風ビバーク中
女さんの唇の皮の影に隠れて風をやり過ごすしかないな
男「知ってる? 深く刺しすぎて抜けなくなった画鋲は、壁と画鋲の間にゴムを通して巻きつけると抜けるんだってさ。
たしか今は無き『伊○家の食卓』でやってた裏技だったと思うけど、ぶっちゃ画鋲取り使えば良いだけだよね」
女「それを言ったらおしまいだろうが、なんせ裏技なんだぞ。
そんな事言ったら二重画鋲じゃなくて、プラスチック画鋲を使えば良いだけの話だろう?」
男「二重画鋲? へぇ~、あの金ぴかの画鋲って二重画鋲って言うんだ、知らんかった」
女「例によってWikipediaによれば、戦時中鉄の代わりにレコード盤を二枚重ねて作ったのが揺らいだそうだ。
ちなみに、持つ所がプラスチックでできてる奴にも何個か種類があるが、
剣の柄みたいになっている奴をだるま型、丸くなってる奴をマップピンというそうだ」
男「プラスチックタイプは剥がしやすくて便利だよね。そうだ、女さんの唇の皮もプラスチックにしてみたら?
ペキペキと軽く力を加えるだけで折れてくれるんじゃない? もしくは、ドライヤーで熱風浴びせると縮むとか」
女「ふむ、中学時代は技術の成績全て5でな。趣味のフィギュア製作でもよく使うから、プラバン工作は得意中の得意だ。
はっはっは、どうやら信じられんという顔だな。どおれ、ちょっくら実演して見せてやろうじゃないか……。
お前のプラバン並にあつかましい顔でなっ!! このっ、アホがっ!! 唇がプラスチックになってたまるかっ!!」
男「まぁ、確かにプラスチックの画鋲は剥がしやすいけれども、遊びに使うとなればだんぜん金属画鋲だよね。
画鋲投げに、画鋲ゴマ、人のポスターの目の部分を隠したり、嫌いな奴の上靴にそっと忍ばせたり……」
女「最後のは遊びじゃないだろ!! いじめかっこ悪いっ!! 駄目ゼッタイ!!」
男「陰湿な奴はさ、上靴の内側に忍ばせるんじゃなくて外側から刺すんだよね。いやー、あれには温厚な僕も腹が立った。
ちょこっと底の部分から針が出ててさ、ぱっと見気付かないんよ。で、履いても靴下の厚みで気が付かない。意味ないじゃーん!!」
女「……それはお前が落ちてた画鋲を踏んづけただけじゃないのか? まぁ、いいや。
しかし、画鋲投げに画鋲ゴマは確かにやったな。画鋲投げは上手く投げないと跳ね返ってきて危ないんだよなぁ、あれ」
男「画鋲ゴマは回す事はできても、思い通りの場所に落とすのが難しいんだよね。上手い奴はちゃんとできてたけど。
んー、どっかに画鋲落ちてないかなぁー。久しぶりに僕の中の画鋲ラー魂が熱く燃え上がってきちゃったよ……」
たしか今は無き『伊○家の食卓』でやってた裏技だったと思うけど、ぶっちゃ画鋲取り使えば良いだけだよね」
女「それを言ったらおしまいだろうが、なんせ裏技なんだぞ。
そんな事言ったら二重画鋲じゃなくて、プラスチック画鋲を使えば良いだけの話だろう?」
男「二重画鋲? へぇ~、あの金ぴかの画鋲って二重画鋲って言うんだ、知らんかった」
女「例によってWikipediaによれば、戦時中鉄の代わりにレコード盤を二枚重ねて作ったのが揺らいだそうだ。
ちなみに、持つ所がプラスチックでできてる奴にも何個か種類があるが、
剣の柄みたいになっている奴をだるま型、丸くなってる奴をマップピンというそうだ」
男「プラスチックタイプは剥がしやすくて便利だよね。そうだ、女さんの唇の皮もプラスチックにしてみたら?
ペキペキと軽く力を加えるだけで折れてくれるんじゃない? もしくは、ドライヤーで熱風浴びせると縮むとか」
女「ふむ、中学時代は技術の成績全て5でな。趣味のフィギュア製作でもよく使うから、プラバン工作は得意中の得意だ。
はっはっは、どうやら信じられんという顔だな。どおれ、ちょっくら実演して見せてやろうじゃないか……。
お前のプラバン並にあつかましい顔でなっ!! このっ、アホがっ!! 唇がプラスチックになってたまるかっ!!」
男「まぁ、確かにプラスチックの画鋲は剥がしやすいけれども、遊びに使うとなればだんぜん金属画鋲だよね。
画鋲投げに、画鋲ゴマ、人のポスターの目の部分を隠したり、嫌いな奴の上靴にそっと忍ばせたり……」
女「最後のは遊びじゃないだろ!! いじめかっこ悪いっ!! 駄目ゼッタイ!!」
男「陰湿な奴はさ、上靴の内側に忍ばせるんじゃなくて外側から刺すんだよね。いやー、あれには温厚な僕も腹が立った。
ちょこっと底の部分から針が出ててさ、ぱっと見気付かないんよ。で、履いても靴下の厚みで気が付かない。意味ないじゃーん!!」
女「……それはお前が落ちてた画鋲を踏んづけただけじゃないのか? まぁ、いいや。
しかし、画鋲投げに画鋲ゴマは確かにやったな。画鋲投げは上手く投げないと跳ね返ってきて危ないんだよなぁ、あれ」
男「画鋲ゴマは回す事はできても、思い通りの場所に落とすのが難しいんだよね。上手い奴はちゃんとできてたけど。
んー、どっかに画鋲落ちてないかなぁー。久しぶりに僕の中の画鋲ラー魂が熱く燃え上がってきちゃったよ……」
――連休初日、女の家にお出かけのお誘いに来た男
男「さてさてさて、ついにやってきました三・連・休!! 待ちに待ってた三・連・休!!
疲れた体を癒す土日にもう一日加わることにより、丸一日自由な時間が生まれる!!
さぁこの一日で、どこへ行こうか、何をしようか、何を買おうか、何を食べようか!!」
女「そして、そうやってはしゃぎすぎていつもの休日より疲労する、と……。
別にさぁ、三連休ってだけで、その三日のうちに特別な日があるわけでも無いだろう。
なら、家でゆっくり過ごすのが一番有意義な休日の過ごし方だと、私は思うんだがなぁ」
男「えーっ? せっかくなんだしどっか行こうよぉ。家に居てもすることなんて何も無いじゃん」
女「行きたければ一人で勝手に行けば良いだろう。この寒い中、どこへ行くのか知らんが。
それに、私には撮り溜めたアニメを見るという、家の中でする事がちゃんとあるのでな」
男「そりゃ、行く所にあてなんてないけどさぁ。けどだからって、一日中家でアニメ見るのぉ?
ちょっとそれは不健康すぎやしない? 少しは動こうよ……」
女「いやいや、ぶっ続けでアニメを見るというのも結構疲れるものだぞ。
しかしまぁ、そこまで外に行きたいんだったら、ほれ、近くのスーパーでみかん一袋買ってきてくれないか。
あっ、あと弁当に入れる冷凍食品なんかも切らしてたな。待てよ、たしか牛乳もなかったような……」
男「自分で行きなよぉっ!! それじゃまるっきり買いだしじゃないか!!
あぁっ、さては寒くて最近買出し行ってないんでしょ!! 駄目だよ、そんなんじゃ、ちょっとは動こうよ!!」
女「おっ、サンレッド新OPに変わってる。いいねぇ、前のも好きだったけど、これはこれで」
男「……むー、駄目だ、すっかりコタツムリになっちゃってる。炬燵から離れようという気配が微塵もない。
いや、剥がれる気配が無い、そう、その唇のやうに……あいてーっ!!」バチーン!!(五百円玉が銭形平次の如く)
女「ほれ、五百円あれば足りるだろう。ちゃっちゃか頼むぞ、風の子クン」
――半時間後
男「ただいまぁー!! ほらっ、買ってきたよぉーみかんと牛乳……って」
女「zzz……zzz……」
男「寝ちゃってらっしゃるじゃあーりませんか。あぁあぁ、しかもテレビつけっぱなしで。
まったくもう、人にあーだこーだととやかく言うくせに、自分もたいがいだらしのないんだから……。
あっ、けどちゃんと炬燵の電源は切ってあるや」
女「あたりまえだぁ……私を…お前なんかと……いっしょに…するなぁ…zzz……」
男「……ならついでにテレビの電源も切ろうよ」
女「うーっ、まだ見てるんだよ……勝手に消すなぁ……zzz……」
男「居間でうたた寝する中年親父かよ。意識があるのか、無いのか。寝るのか、起きるのか。
唇の皮が剥がれるのか剥がれないのか、ちゃんとはっきりさせなさいよっ、あだーっ!!」バシーン!!(リモコン直撃)
女「……唇は関係無いだろうが……ほら、とっとと炬燵に入って温めろぉ……寒いんだよ馬鹿ぁ……」
男「(しかし、よく漫画や小説に一つの布団で背中合わせの格好になって、
男女が寝るなんてシチュエーションなんかがあるけれど……)」
女「……zzz……zzz」
男「(その布団が炬燵布団だと、こうも盛り上がりに欠けるとは知らなかった……)」
女「……んんっ……やばい…薄め液……入れすぎ…かなぁ……zzz……」
男「(……んー、足を伸ばせば密着する部分も増えて少しは盛り上がるだろうか)」ススス
女「……うっ……臭い…………」
男「…………」ススス
女「……やっぱり、薄め液入れすぎたかなぁ…凄くシンナー臭い……うぷっ……」
男「…………なんだ、寝言か。あぁ、びっくりしたぁ(///)」
男「さてさてさて、ついにやってきました三・連・休!! 待ちに待ってた三・連・休!!
疲れた体を癒す土日にもう一日加わることにより、丸一日自由な時間が生まれる!!
さぁこの一日で、どこへ行こうか、何をしようか、何を買おうか、何を食べようか!!」
女「そして、そうやってはしゃぎすぎていつもの休日より疲労する、と……。
別にさぁ、三連休ってだけで、その三日のうちに特別な日があるわけでも無いだろう。
なら、家でゆっくり過ごすのが一番有意義な休日の過ごし方だと、私は思うんだがなぁ」
男「えーっ? せっかくなんだしどっか行こうよぉ。家に居てもすることなんて何も無いじゃん」
女「行きたければ一人で勝手に行けば良いだろう。この寒い中、どこへ行くのか知らんが。
それに、私には撮り溜めたアニメを見るという、家の中でする事がちゃんとあるのでな」
男「そりゃ、行く所にあてなんてないけどさぁ。けどだからって、一日中家でアニメ見るのぉ?
ちょっとそれは不健康すぎやしない? 少しは動こうよ……」
女「いやいや、ぶっ続けでアニメを見るというのも結構疲れるものだぞ。
しかしまぁ、そこまで外に行きたいんだったら、ほれ、近くのスーパーでみかん一袋買ってきてくれないか。
あっ、あと弁当に入れる冷凍食品なんかも切らしてたな。待てよ、たしか牛乳もなかったような……」
男「自分で行きなよぉっ!! それじゃまるっきり買いだしじゃないか!!
あぁっ、さては寒くて最近買出し行ってないんでしょ!! 駄目だよ、そんなんじゃ、ちょっとは動こうよ!!」
女「おっ、サンレッド新OPに変わってる。いいねぇ、前のも好きだったけど、これはこれで」
男「……むー、駄目だ、すっかりコタツムリになっちゃってる。炬燵から離れようという気配が微塵もない。
いや、剥がれる気配が無い、そう、その唇のやうに……あいてーっ!!」バチーン!!(五百円玉が銭形平次の如く)
女「ほれ、五百円あれば足りるだろう。ちゃっちゃか頼むぞ、風の子クン」
――半時間後
男「ただいまぁー!! ほらっ、買ってきたよぉーみかんと牛乳……って」
女「zzz……zzz……」
男「寝ちゃってらっしゃるじゃあーりませんか。あぁあぁ、しかもテレビつけっぱなしで。
まったくもう、人にあーだこーだととやかく言うくせに、自分もたいがいだらしのないんだから……。
あっ、けどちゃんと炬燵の電源は切ってあるや」
女「あたりまえだぁ……私を…お前なんかと……いっしょに…するなぁ…zzz……」
男「……ならついでにテレビの電源も切ろうよ」
女「うーっ、まだ見てるんだよ……勝手に消すなぁ……zzz……」
男「居間でうたた寝する中年親父かよ。意識があるのか、無いのか。寝るのか、起きるのか。
唇の皮が剥がれるのか剥がれないのか、ちゃんとはっきりさせなさいよっ、あだーっ!!」バシーン!!(リモコン直撃)
女「……唇は関係無いだろうが……ほら、とっとと炬燵に入って温めろぉ……寒いんだよ馬鹿ぁ……」
男「(しかし、よく漫画や小説に一つの布団で背中合わせの格好になって、
男女が寝るなんてシチュエーションなんかがあるけれど……)」
女「……zzz……zzz」
男「(その布団が炬燵布団だと、こうも盛り上がりに欠けるとは知らなかった……)」
女「……んんっ……やばい…薄め液……入れすぎ…かなぁ……zzz……」
男「(……んー、足を伸ばせば密着する部分も増えて少しは盛り上がるだろうか)」ススス
女「……うっ……臭い…………」
男「…………」ススス
女「……やっぱり、薄め液入れすぎたかなぁ…凄くシンナー臭い……うぷっ……」
男「…………なんだ、寝言か。あぁ、びっくりしたぁ(///)」
――11月23日(日)
女「今日は勤労感謝の日。日頃真面目に働いた自分に対してのご褒美の日。
というわけで、今日くらいは学校のことも勉強の事も忘れて、炬燵でみかんでも食いながら、
のーんびり、まーったり、ゆーっくりしよう……」
男「人の家だけれど、ゆっくりしていってね!!(爽やかな笑顔で)」
女「と、思ったらこれだよ。あぁあぁ、学校でも無いのになんでこいつと顔をつき合わさねばならんのだ。
まったく、二日連続で押しかけてきおって、他に行くところはないのか暇人め」
男「またまたー、そんな事言って。内心は嬉しいくせにー、もうっ、ツンデレなんだからー。
ツンツンするのは唇の皮だけにしときなさいよねっ……いたたっ、ちょっと女さん、足、お尻で踏んでるって!!」
女「踏んでんのよ。ふむ、性的アピールであった赤い尻が二足歩行化により目立たなくなり、
その代換として胸が発達したのなら、尻を押し付けるのもまた性的アピールとして間違った行為ではないはず……」
男「あっ、愛の重みを感じる……。五十㌔くらい……? ワギャギャーッ!!」
女「しっかし、勤労感謝の日だというのに、民放各社はご苦労様だな。
ほぼ日本全国の人が休んでいるというのに、いつもどおり通常番組をお送りして。
まぁ、人の働かない時に働くというのは、出来る者・儲ける者の鉄則なのかも知れんが」
男「そんな事言って。テレビ局が仕事しなくなったら何も見るものなくって退屈じゃない」
女「そんな事はない。撮り溜めたアニメもあるし、その気になったらいくらでも動画共有サイトで」
男「わーっ、わーっ!! 公式アップロードされてるアニメ作品を見るんだよね!! ねっ!!
いや~、面白いよね、天体戦士サ○レッド!! あんな作品がタダで毎週見れるなんて、世も末だよね~!!」
女「世も末ってなんだ、世も末って。それと、他にもタダで毎週見れる作品があるだろうに、なぜそいつらの話題は出ない。
……まぁよい。それにだなぁ、たとえ民放が全局休んだ所で、N○Kだけはきっと毎日やっているだろうから、それを見れば」ピッ
TV『テレレ、テレレレ、テレレ、テレレレ~♪(El Alma/Dragon Ash)』
女「……なっ、なんぞこれぇっ!? えっ、なに? みっ、民放!?」
男「うぉっ、セクスィー部長じゃん。サラNEOシーズン3は終わったはずなのに、あれっ、なんで?」
女「せ、セクシー部長? なっ、なんだそれは?」
男「セクシーじゃない、セクスィーだっ!!」
TV『こらっ!!』ハーッ!! フキフキ!!
男「はぁん、セクスィー部長……!! 駄目だっ、セクシー部長のせいで足が痺れ、シビ、しびびび……」
女「それは単に座り過ぎで血行が悪くなっただけじゃ。というか、やめろっ、そんな気持ち悪い顔をするな!!
まったく、何がセクスィー部長だ、こんなののどこがいったいセクスィーだと……」
――数時間後
TV『セクスィー常務、セクスィー部長どこにっ!!』
女「……はっ、気付いたらもう夕方だと!? 馬鹿なっ、貴重な休日が!!」
男「ふふっ、どうやら女さんも魅入られてしまったようだね、セクスィー部長の色気に……!!」
女「悔しい……、悔しいが、セクスィー部長。一目、できる事ならお会いしてみたい……。
お会いして、私の唇の皮に香水をシュッと一噴きしていただきたい……。あぁっ!!」
TV『どうか、ビジネスと色恋を一緒になさらぬように……』
女&男「セクスィー部長ぉっ!! 抱いてぇぇっ!!」
――この後、二人で仲良くNEOジャンル大学の校歌を仲良く熱唱したとか、しないとか
【チラ裏】
NHKで噴いたのはアンジャのベンチコント以来でした
なんで今までこの番組に気づかなかったのだろうか、俺の馬鹿……
女「今日は勤労感謝の日。日頃真面目に働いた自分に対してのご褒美の日。
というわけで、今日くらいは学校のことも勉強の事も忘れて、炬燵でみかんでも食いながら、
のーんびり、まーったり、ゆーっくりしよう……」
男「人の家だけれど、ゆっくりしていってね!!(爽やかな笑顔で)」
女「と、思ったらこれだよ。あぁあぁ、学校でも無いのになんでこいつと顔をつき合わさねばならんのだ。
まったく、二日連続で押しかけてきおって、他に行くところはないのか暇人め」
男「またまたー、そんな事言って。内心は嬉しいくせにー、もうっ、ツンデレなんだからー。
ツンツンするのは唇の皮だけにしときなさいよねっ……いたたっ、ちょっと女さん、足、お尻で踏んでるって!!」
女「踏んでんのよ。ふむ、性的アピールであった赤い尻が二足歩行化により目立たなくなり、
その代換として胸が発達したのなら、尻を押し付けるのもまた性的アピールとして間違った行為ではないはず……」
男「あっ、愛の重みを感じる……。五十㌔くらい……? ワギャギャーッ!!」
女「しっかし、勤労感謝の日だというのに、民放各社はご苦労様だな。
ほぼ日本全国の人が休んでいるというのに、いつもどおり通常番組をお送りして。
まぁ、人の働かない時に働くというのは、出来る者・儲ける者の鉄則なのかも知れんが」
男「そんな事言って。テレビ局が仕事しなくなったら何も見るものなくって退屈じゃない」
女「そんな事はない。撮り溜めたアニメもあるし、その気になったらいくらでも動画共有サイトで」
男「わーっ、わーっ!! 公式アップロードされてるアニメ作品を見るんだよね!! ねっ!!
いや~、面白いよね、天体戦士サ○レッド!! あんな作品がタダで毎週見れるなんて、世も末だよね~!!」
女「世も末ってなんだ、世も末って。それと、他にもタダで毎週見れる作品があるだろうに、なぜそいつらの話題は出ない。
……まぁよい。それにだなぁ、たとえ民放が全局休んだ所で、N○Kだけはきっと毎日やっているだろうから、それを見れば」ピッ
TV『テレレ、テレレレ、テレレ、テレレレ~♪(El Alma/Dragon Ash)』
女「……なっ、なんぞこれぇっ!? えっ、なに? みっ、民放!?」
男「うぉっ、セクスィー部長じゃん。サラNEOシーズン3は終わったはずなのに、あれっ、なんで?」
女「せ、セクシー部長? なっ、なんだそれは?」
男「セクシーじゃない、セクスィーだっ!!」
TV『こらっ!!』ハーッ!! フキフキ!!
男「はぁん、セクスィー部長……!! 駄目だっ、セクシー部長のせいで足が痺れ、シビ、しびびび……」
女「それは単に座り過ぎで血行が悪くなっただけじゃ。というか、やめろっ、そんな気持ち悪い顔をするな!!
まったく、何がセクスィー部長だ、こんなののどこがいったいセクスィーだと……」
――数時間後
TV『セクスィー常務、セクスィー部長どこにっ!!』
女「……はっ、気付いたらもう夕方だと!? 馬鹿なっ、貴重な休日が!!」
男「ふふっ、どうやら女さんも魅入られてしまったようだね、セクスィー部長の色気に……!!」
女「悔しい……、悔しいが、セクスィー部長。一目、できる事ならお会いしてみたい……。
お会いして、私の唇の皮に香水をシュッと一噴きしていただきたい……。あぁっ!!」
TV『どうか、ビジネスと色恋を一緒になさらぬように……』
女&男「セクスィー部長ぉっ!! 抱いてぇぇっ!!」
――この後、二人で仲良くNEOジャンル大学の校歌を仲良く熱唱したとか、しないとか
【チラ裏】
NHKで噴いたのはアンジャのベンチコント以来でした
なんで今までこの番組に気づかなかったのだろうか、俺の馬鹿……
ワラタwwwww
テレビか……ここ二三年見てないなぁ
鍵穴テレビくらいだ……
テレビか……ここ二三年見てないなぁ
鍵穴テレビくらいだ……
女「おや? やぁ、男、こんな所で会うとは奇遇だな。
どうした、自販機の前できょろきょろして。タダでさえ自他共に認める馬鹿なのに、そこに不審者の称号も加える気か?」
男「あぁ、女さんっ、ちょうど良い所に。よかったぁ、これで無駄な買い物せずに助かった……」
女「何だどういう意味だ? 勝手に自己完結しとらんでちゃんと訳を話せ」
男「いや、長くなるだろうから話しは後々。それより、百円玉持ってない、軽く五枚くらいさぁ」
女「馬鹿言え、五枚あったら五百円玉にするのが賢い人間というものだろうが。
そんな百円玉でいちいち持ってたら、チャリチャリと五月蝿い上に、財布がかさばるというもの」
男「そう、そうだよね、普通そうだよね……。
それじゃぁさ、今財布の中にある百円玉だけでも貸してくれない? お願い、この通り!!」
女「おいおい、どうしたんだいったい? まぁ、他ならぬお前の頼みだ、断る理由もないが……。
って、あぁそうだった、そうだった。悪いな、男、実はさっきそこのコンビニでガムを買ってな。
その時最後の百円玉を使ってしまったんだった。十円玉ならまだいくらかあったはずだが……」
男「え~、なんだよせっかく助かったと思ったのに百円玉持ってないのかよ、役立たずだなぁ。
その唇みたいに、お金も細かくくずしておけば良いのに……あいてあいてあいてっ!!」
女「これは好きで崩してるんじゃない、勝手に崩れてくるんだよっ!!
まったく、せっかく人が優しくしてやったというのに、お前ときたら……。まったく……!!」
女「で、何だ、何で百円玉が欲しいんだ? プレミア硬貨の話しでも伝に聞いたか?
まったく単純な脳細胞をしおってからに。そんな価値のあるものがそうそう簡単に見つかってたまるか。
うん、違うだと? なんだ後を指差して、そこは……コインランドリー?」
【10Kg洗濯機、一回500円 100円硬貨専用】
男「つい二三日前に家の洗濯機が壊れちゃってさ、今、修理に出してるんだよね。
それで溜まった二日分の洗濯物ここまで持ってきたんだけど、まさかこんなトラップが待っているとは」
女「ち、近くに両替機は無かったのか? いや、待て。そうか、無かったから自販機の前であんなに思い悩んで……」
男「ねぇ、これってさぁ、やっぱり故意にやってるのかなぁ……。だとしたら酷いよね、酷いよね……」
女「とっ、とりあえず、洗濯物は私が見といてやるから、そこのコンビニで両替して来い。なっ? なっ?」
どうした、自販機の前できょろきょろして。タダでさえ自他共に認める馬鹿なのに、そこに不審者の称号も加える気か?」
男「あぁ、女さんっ、ちょうど良い所に。よかったぁ、これで無駄な買い物せずに助かった……」
女「何だどういう意味だ? 勝手に自己完結しとらんでちゃんと訳を話せ」
男「いや、長くなるだろうから話しは後々。それより、百円玉持ってない、軽く五枚くらいさぁ」
女「馬鹿言え、五枚あったら五百円玉にするのが賢い人間というものだろうが。
そんな百円玉でいちいち持ってたら、チャリチャリと五月蝿い上に、財布がかさばるというもの」
男「そう、そうだよね、普通そうだよね……。
それじゃぁさ、今財布の中にある百円玉だけでも貸してくれない? お願い、この通り!!」
女「おいおい、どうしたんだいったい? まぁ、他ならぬお前の頼みだ、断る理由もないが……。
って、あぁそうだった、そうだった。悪いな、男、実はさっきそこのコンビニでガムを買ってな。
その時最後の百円玉を使ってしまったんだった。十円玉ならまだいくらかあったはずだが……」
男「え~、なんだよせっかく助かったと思ったのに百円玉持ってないのかよ、役立たずだなぁ。
その唇みたいに、お金も細かくくずしておけば良いのに……あいてあいてあいてっ!!」
女「これは好きで崩してるんじゃない、勝手に崩れてくるんだよっ!!
まったく、せっかく人が優しくしてやったというのに、お前ときたら……。まったく……!!」
女「で、何だ、何で百円玉が欲しいんだ? プレミア硬貨の話しでも伝に聞いたか?
まったく単純な脳細胞をしおってからに。そんな価値のあるものがそうそう簡単に見つかってたまるか。
うん、違うだと? なんだ後を指差して、そこは……コインランドリー?」
【10Kg洗濯機、一回500円 100円硬貨専用】
男「つい二三日前に家の洗濯機が壊れちゃってさ、今、修理に出してるんだよね。
それで溜まった二日分の洗濯物ここまで持ってきたんだけど、まさかこんなトラップが待っているとは」
女「ち、近くに両替機は無かったのか? いや、待て。そうか、無かったから自販機の前であんなに思い悩んで……」
男「ねぇ、これってさぁ、やっぱり故意にやってるのかなぁ……。だとしたら酷いよね、酷いよね……」
女「とっ、とりあえず、洗濯物は私が見といてやるから、そこのコンビニで両替して来い。なっ? なっ?」
男「突然ですがアンケート!! 小さい頃の貴方はどっち!?
子供の頃一度はやったことがある、手からエネルギー弾遊び!!
漫画発祥のかめ○め波と、ゲーム発祥の波○拳、この二つが有名どころですが、
女さんは子供の頃どっち派だったでしょうか? ちなみに僕は波○拳ー派ぁっ!!(波動拳のポーズで)」
女「何だお前、いきなりそんな大声で、しかもそんな恥かしい格好で……。
そうだなぁ、強いて言うなら空○砲派かな。ドッカーン、ドッカーンって……」
男「わぁお、まさかの第三の選択!? しかしまぁ、空気砲なら仕方ないか、有名だし。
サイ○ガンを持ってこない辺りは流石に空気を読んだね!! 空○砲なだけに!!」
女「……いや別に、選択肢に無いこと言って、話の腰を折ってやろうと思っただけなのだがな。
別にサイ○ガンでもレ○ガンでもよかったんだが。で、それがどうかしたのか?」
男「いんや別に、ちょっと気になって聞いてみただけ~」
女「ふむ、そうか。なら今後は、聞いて良い内容かどうか、発展性のある話題かどうか吟味してから聞くようにな。
聞きたいから聞くでは、円滑なコミュニケーションなんて築けないぞ。そこは、聞かれる相手の気持ちを考えてだなぁ」
男「皮があったら、剥いてみる。とても脊髄反射な女さんの言葉とは思えない発言ですね……。
イタッ、イタイイタイッ!! ちょっ、なにさっ、別に女さんが唇の皮を剥くだなんて一言も言って無いだろうっ!?」
女「パブロフの犬と言ってな。餌の時にベルを鳴らしていると、いつしか犬はベルの音を聞いただけで涎を出すようになるんだと。
それと同じだ。唇だとか、皮だとか、剥くだとか、そういう言葉で脊髄反射に手が出るようにしたお前が悪いっ!!」
男「イタタタ……。レスが進むにつれ、僕にツッコム女さんの拳にもだいぶ磨きがかかってきたね。
もうなんというか、これは凶器だよ。波○拳使えなくっても、ストリートファイターになれちゃうんじゃない、まじで」
女「馬鹿言え。そんな、ストリートファイターなんて実際に居る訳無いだろう。ゲームや漫画の世界の話だよ。
想像しても見ろ。坂本○ュリエッタや範馬○次郎、神代○ウや城○一が街をウロウロしてたら、おちおち買い物にも出かけられんだろ」
男「……最後の人はストリートファイターじゃなくて、転がし屋じゃないの?
いやいやそれがね、案外居るところには居るものなんだよストリートファイター。例えば、東の果ての山木Y……」
女「ワーッ!! ワーッ、ワーッ!! WAWAWA、WASUREMONO!! ORENOWASUREMONO!!」
男「なにその反応? もしかして、女さんも知ってるんじゃないの、山木のホーリー○ンd……あてぇっ!? なんで殴るのさ!?」
女「バカッ!! 日本にはな決闘罪って言う罪があるんだよっ!! 決闘を挑んでも応じても有期懲役なんだぞ!!
今の所は他流試合とかそういう扱いになってるんだろうが、アレもいつどうなるか分からん。そんなサイトの話、するもんじゃない!!」
男「あははは、何言ってるのさ、心配しすぎだよ。そんな事言い出したら、僕へのドメスティックバイオレンスで、
とっくの昔に女さんは捕まってるだろうし、ここにもPTAの苦情のお手紙がドバァっと女さんの唇の皮の様に溢れ返って、
ほんげぇっ!! ほらぁっ、言ってるそばからまた殴ったぁっ!! イタッ、イタタタ、いたひひたひ……」
女「誰が誰にドメスティックバイオレンスだって!? えぇっ!?
お前から私へのセクハラまがいの発言の方がよっぽど子供にとって有害だよっ!!
なにぃっ? 有害有害って、そもそも私の唇がフィルタリングされてるじゃないかだとぉっ!?
きっ、貴様ぁっ!! 苦し紛れに言ったのだとしても、もう許さんッ!! そこに直れぇっ!!」
【参考】
決闘罪 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E9%97%98%E7%BD%AA%E3%83%8B%E9%96%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E4%BB%B6
ウェザリング http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
【チラ裏】
有害→フィルタリングでなんか良い感じに落とせないかと探してたら
模型の塗装技術の一つにフィルタリングというものがあるのを発見
なんとなく言ったら、その手の人の専門用語で上手いこと言っちゃってて大激怒
みたいな感じで書いてみたけど、なんか微妙なオチだなぁ……
いや、いつものことか……
>>187
このへんなこいんらんどりーは おれのいえのちかくにあるのです まじで
子供の頃一度はやったことがある、手からエネルギー弾遊び!!
漫画発祥のかめ○め波と、ゲーム発祥の波○拳、この二つが有名どころですが、
女さんは子供の頃どっち派だったでしょうか? ちなみに僕は波○拳ー派ぁっ!!(波動拳のポーズで)」
女「何だお前、いきなりそんな大声で、しかもそんな恥かしい格好で……。
そうだなぁ、強いて言うなら空○砲派かな。ドッカーン、ドッカーンって……」
男「わぁお、まさかの第三の選択!? しかしまぁ、空気砲なら仕方ないか、有名だし。
サイ○ガンを持ってこない辺りは流石に空気を読んだね!! 空○砲なだけに!!」
女「……いや別に、選択肢に無いこと言って、話の腰を折ってやろうと思っただけなのだがな。
別にサイ○ガンでもレ○ガンでもよかったんだが。で、それがどうかしたのか?」
男「いんや別に、ちょっと気になって聞いてみただけ~」
女「ふむ、そうか。なら今後は、聞いて良い内容かどうか、発展性のある話題かどうか吟味してから聞くようにな。
聞きたいから聞くでは、円滑なコミュニケーションなんて築けないぞ。そこは、聞かれる相手の気持ちを考えてだなぁ」
男「皮があったら、剥いてみる。とても脊髄反射な女さんの言葉とは思えない発言ですね……。
イタッ、イタイイタイッ!! ちょっ、なにさっ、別に女さんが唇の皮を剥くだなんて一言も言って無いだろうっ!?」
女「パブロフの犬と言ってな。餌の時にベルを鳴らしていると、いつしか犬はベルの音を聞いただけで涎を出すようになるんだと。
それと同じだ。唇だとか、皮だとか、剥くだとか、そういう言葉で脊髄反射に手が出るようにしたお前が悪いっ!!」
男「イタタタ……。レスが進むにつれ、僕にツッコム女さんの拳にもだいぶ磨きがかかってきたね。
もうなんというか、これは凶器だよ。波○拳使えなくっても、ストリートファイターになれちゃうんじゃない、まじで」
女「馬鹿言え。そんな、ストリートファイターなんて実際に居る訳無いだろう。ゲームや漫画の世界の話だよ。
想像しても見ろ。坂本○ュリエッタや範馬○次郎、神代○ウや城○一が街をウロウロしてたら、おちおち買い物にも出かけられんだろ」
男「……最後の人はストリートファイターじゃなくて、転がし屋じゃないの?
いやいやそれがね、案外居るところには居るものなんだよストリートファイター。例えば、東の果ての山木Y……」
女「ワーッ!! ワーッ、ワーッ!! WAWAWA、WASUREMONO!! ORENOWASUREMONO!!」
男「なにその反応? もしかして、女さんも知ってるんじゃないの、山木のホーリー○ンd……あてぇっ!? なんで殴るのさ!?」
女「バカッ!! 日本にはな決闘罪って言う罪があるんだよっ!! 決闘を挑んでも応じても有期懲役なんだぞ!!
今の所は他流試合とかそういう扱いになってるんだろうが、アレもいつどうなるか分からん。そんなサイトの話、するもんじゃない!!」
男「あははは、何言ってるのさ、心配しすぎだよ。そんな事言い出したら、僕へのドメスティックバイオレンスで、
とっくの昔に女さんは捕まってるだろうし、ここにもPTAの苦情のお手紙がドバァっと女さんの唇の皮の様に溢れ返って、
ほんげぇっ!! ほらぁっ、言ってるそばからまた殴ったぁっ!! イタッ、イタタタ、いたひひたひ……」
女「誰が誰にドメスティックバイオレンスだって!? えぇっ!?
お前から私へのセクハラまがいの発言の方がよっぽど子供にとって有害だよっ!!
なにぃっ? 有害有害って、そもそも私の唇がフィルタリングされてるじゃないかだとぉっ!?
きっ、貴様ぁっ!! 苦し紛れに言ったのだとしても、もう許さんッ!! そこに直れぇっ!!」
【参考】
決闘罪 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E9%97%98%E7%BD%AA%E3%83%8B%E9%96%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E4%BB%B6
ウェザリング http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
【チラ裏】
有害→フィルタリングでなんか良い感じに落とせないかと探してたら
模型の塗装技術の一つにフィルタリングというものがあるのを発見
なんとなく言ったら、その手の人の専門用語で上手いこと言っちゃってて大激怒
みたいな感じで書いてみたけど、なんか微妙なオチだなぁ……
いや、いつものことか……
>>187
このへんなこいんらんどりーは おれのいえのちかくにあるのです まじで
噴いたw
小さい頃どちらも知らなかったんだよなー
久しぶりに?バイオレンスな落ち方したなあw
小さい頃どちらも知らなかったんだよなー
久しぶりに?バイオレンスな落ち方したなあw
男「いやー、昨日さ学校の帰りに某ありふれた苗字の電気屋に寄ったんだけど、
なんかさ平日なのにセールしててペンタブレットが異様に安かったんだよ。
絵描きじゃないし使わないなーとは思ったんだけどさぁ、やっぱりそういうデジタルアイテムって憧れるじゃない。
で、気付いたらポイントもだいぶ溜まってたもんだから、欲望に負けてつい衝動買いしちゃった。てへっ!」
女「……はぁ。まんまと店側の思惑に乗せられたな。そんなもの買わされてどうするというのだ。
だいたいだなぁ、ペンタブって直感的に操作できるみたいなイメージがあるが、中々操作難しいんだぞ?」
男「うん、それは昨日家に帰って嫌というほど思い知ったよ。クリックの仕方が面倒だよね、ペンタブって。
あとはやっぱり慣れてないからかなぁ。思ったように線が引けないというか、ポインタが動かないというか……」
女「それは別に、アナログでも思ったとおりの線が引けないんだったら関係ないだろ自分の実力を機械のせいにするんじゃない。
……とは言うものの、ペンタブ使えば綺麗な線を、綺麗な絵を描けるんじゃないかと、期待してしまう気持ちはよ~く分かるぞ」
男「そうなんだよね。別にペンタブに限らず言える事だけど、良い道具を使えば良い物が出来るってわけじゃないんだよね。
大切なのはそれを使う人の技量。なのに、使わない、使えない、金をかけた良い道具を求める。人間って実に愚かだよね……」
女「愚かなのはお前だけだ、とは言ってやるまい。それが人間というものだ、まぁ、それが分かっただけでも良い買い物をしたな」
男「……うーん。唇関連で現在進行形に良い買い物をしてらっしゃる女さんに言われると、さすがに心に響くなぁ」
女「なんだそれは、どういう意味だ? おいこらっ、ちょっと待って。逃げるな、こっちにこい……」
女「しかしなぁ。ペンタブを使うにおいて真に恐ろしいのは、グリップ部のゴムの経年劣化だよ。
あれは気持ち悪いぞ。グリップが手にべたつくようになってな、こするとモロモロと垢の様に落ちるんだよ、これが……」
男「へぇ、女さんの唇の皮の様にモロモロと……イタイイタイイタイイタイ、ごめんなさぁいっ!!」
女「……ふぅ。それで、話しの続きだが。余りに酷くなってきたもんだから、暫く使わないで放置しておくと今度は硬化しおってな。
ゴムなのに固いのなんのって、表面がパリパリニなって、しかも汚く変色しおるのだ。そうなってしまっては、とても使えたものではない。
だからゴムタイプのペンタブレットには注意しろ、くれぐれも丁寧に扱うんだぞ。わかったな?」
男「暫く使わないと表面がパリパリニなって、しかも汚く変色する……。ゴクリ
分かったよ気をつける。劣化しないように丁寧に、それでいて硬化しないよう毎日弄るように心がけるね……」
女「……なんでそこで私の顔を見るんだよ、えぇっ? どういう意味だまったく……」
――翌日
男「やぁ女さん、おはやう。今日もまたよく剥げた良い天気だね。
あっはっはごめんごめん、よく晴れただった、失礼失礼。別に女さんの唇とかけたとかそんなんじゃないからね、気にしないで?
あぁそうそう、前に女さんから借りてたCDだけど、聞き終わったから持ってきたよ。はい、どうも荒れが……ゲフンゲフン!!
……どうもありがとう。えっ? 今、荒れたって言ったって? おいおいやだなぁ、誰も女さんの唇が荒れてるなんて言ってないよ!!
聞き間違いじゃないの? へっ? 今日のお前は、なんだか妙によそよそしい? いったいどういう魂胆だ?
酷いな、魂胆だなんて。そんな事何も思って無いよ。そんな、女さんの唇がペンタブのグリップの様に劣化しないよう、
オブラートに包んだ嫌味で優しく刺激しつつ、硬化しないようにしているだなんて、そんな事は。あっはっはっは……ひでぶっ!?」
なんかさ平日なのにセールしててペンタブレットが異様に安かったんだよ。
絵描きじゃないし使わないなーとは思ったんだけどさぁ、やっぱりそういうデジタルアイテムって憧れるじゃない。
で、気付いたらポイントもだいぶ溜まってたもんだから、欲望に負けてつい衝動買いしちゃった。てへっ!」
女「……はぁ。まんまと店側の思惑に乗せられたな。そんなもの買わされてどうするというのだ。
だいたいだなぁ、ペンタブって直感的に操作できるみたいなイメージがあるが、中々操作難しいんだぞ?」
男「うん、それは昨日家に帰って嫌というほど思い知ったよ。クリックの仕方が面倒だよね、ペンタブって。
あとはやっぱり慣れてないからかなぁ。思ったように線が引けないというか、ポインタが動かないというか……」
女「それは別に、アナログでも思ったとおりの線が引けないんだったら関係ないだろ自分の実力を機械のせいにするんじゃない。
……とは言うものの、ペンタブ使えば綺麗な線を、綺麗な絵を描けるんじゃないかと、期待してしまう気持ちはよ~く分かるぞ」
男「そうなんだよね。別にペンタブに限らず言える事だけど、良い道具を使えば良い物が出来るってわけじゃないんだよね。
大切なのはそれを使う人の技量。なのに、使わない、使えない、金をかけた良い道具を求める。人間って実に愚かだよね……」
女「愚かなのはお前だけだ、とは言ってやるまい。それが人間というものだ、まぁ、それが分かっただけでも良い買い物をしたな」
男「……うーん。唇関連で現在進行形に良い買い物をしてらっしゃる女さんに言われると、さすがに心に響くなぁ」
女「なんだそれは、どういう意味だ? おいこらっ、ちょっと待って。逃げるな、こっちにこい……」
女「しかしなぁ。ペンタブを使うにおいて真に恐ろしいのは、グリップ部のゴムの経年劣化だよ。
あれは気持ち悪いぞ。グリップが手にべたつくようになってな、こするとモロモロと垢の様に落ちるんだよ、これが……」
男「へぇ、女さんの唇の皮の様にモロモロと……イタイイタイイタイイタイ、ごめんなさぁいっ!!」
女「……ふぅ。それで、話しの続きだが。余りに酷くなってきたもんだから、暫く使わないで放置しておくと今度は硬化しおってな。
ゴムなのに固いのなんのって、表面がパリパリニなって、しかも汚く変色しおるのだ。そうなってしまっては、とても使えたものではない。
だからゴムタイプのペンタブレットには注意しろ、くれぐれも丁寧に扱うんだぞ。わかったな?」
男「暫く使わないと表面がパリパリニなって、しかも汚く変色する……。ゴクリ
分かったよ気をつける。劣化しないように丁寧に、それでいて硬化しないよう毎日弄るように心がけるね……」
女「……なんでそこで私の顔を見るんだよ、えぇっ? どういう意味だまったく……」
――翌日
男「やぁ女さん、おはやう。今日もまたよく剥げた良い天気だね。
あっはっはごめんごめん、よく晴れただった、失礼失礼。別に女さんの唇とかけたとかそんなんじゃないからね、気にしないで?
あぁそうそう、前に女さんから借りてたCDだけど、聞き終わったから持ってきたよ。はい、どうも荒れが……ゲフンゲフン!!
……どうもありがとう。えっ? 今、荒れたって言ったって? おいおいやだなぁ、誰も女さんの唇が荒れてるなんて言ってないよ!!
聞き間違いじゃないの? へっ? 今日のお前は、なんだか妙によそよそしい? いったいどういう魂胆だ?
酷いな、魂胆だなんて。そんな事何も思って無いよ。そんな、女さんの唇がペンタブのグリップの様に劣化しないよう、
オブラートに包んだ嫌味で優しく刺激しつつ、硬化しないようにしているだなんて、そんな事は。あっはっはっは……ひでぶっ!?」
男「ラ・フラ~ンス、おフラ~ンス、ボンソワ~ル。
えへへぇ、青森の爺ちゃんがラ・フランス送ってきてくれたんだ。どうだい女さん、よかったら食べる?」
女「林檎だけに飽き足らず、ラ・フランスにまで手を出すとは、お前の爺さんとやらなかなかにハイカラだな。
うむ、遠慮なくいただくぞ。林檎はハグキから血が出るので苦手だが、梨は柔らかいからな、好物なんだ」
男「あれそうなんだ? へー、それだったらこんど箱ごとごっそり持って来ようか?」
女「いっ、いやいやそんな。お前宛に送られてきたんだろう、私がそんなに貰ったら悪いよ」
男「そんなことないよ。実はさ、僕あんまりこのラ・フランスって好きじゃないんだよね。
味がなんか引っかかるんだよ。わざとらしいというか、気取ってるって言うか……。
やっぱり改良種だからかなぁ、二十世紀梨みたいな普通の梨の方が僕は好きだなぁ、うん」
女「改良種って、ラ。フランスは洋ナシだぞ? 改良も何も、和梨とは根本的に違うじゃないか。
それを言うなら、二十世紀梨こそ改良種の最たる物だ。Wikiによれば、二十世紀梨の元となった木は、
ゴミ捨て場に生えていたんだそうだ。それを果樹園に移植して、結実させた所、予想外に美味しい梨が出来上がったんだと」
男「ゴミ捨て場から? よくそんな所に生えてた木を移植する気になったもんだね」
女「木だけに気になったんだろう、色んな意味で……。おほんっ! と、とにかくだなぁ。
その後その梨は、来る二十世紀の代表的な梨になるだろうことを願い、『二十世紀』と名付けられたんだ」
男「ほへぇー。人間にしろ木にしろ、どこから才能の芽はでるかわかんないって事か。植物だけに。
……こほんっ!! し、しかしまぁ、あれだ。ゴミ捨て場から二十世紀を代表する梨が産まれたんだもの、
もしかしたら女さんの荒れた唇からも、ひょんな拍子に何かを代表するような物が産まれるかも知れないね? ねっ?」
女「……上手いこと言おうとして滑った挙句が私の唇弄りか。黙っていれば、痛み分けにしてやったものを。まったく。
人の、唇を、ごみため、扱いとは、随分な、言い草、だ、なぁっ!!」バチバチバチバチバチバチバチバチーン!!
女「ちなみにWikiによれば、梨はそのままの発音だと縁起が悪いので、『ありのみ』なんて言い方もするらしい。
まぁ身近な所で言う、『するめ』と『あたりめ』みたいな物だな。実に日本人らしい気配りだ、お前も少しは見習ったらどうだ?」
男「うーんそうだなぁ。分かったよそれじゃぁねえ、女さんの唇を弄る時、「くちびる」って言っちゃうと「朽ちる」に通じて縁起が悪そうだから、
これからは唇の事を、「咲く」という意味を込めて、「さきびる」と呼ぶことにするよっ!! どうだいっ、僕の思いやり分かってくれたかなっ!?
……えっ、あれ? ちょっと待って、なんでそんな怖い顔するの? へっ、朽ちても裂けても、どっちも変わらないじゃないかって?
いやいやいやいや、違う違う!! 裂けるじゃなくて、咲く!! 桜、咲く、の咲くだよ!! そ、そそ、そういう意味じゃないって!!
えっ、赤い花を咲かせてやろうか? ちょっ、まっ、止めて……そんなっ、殴ったらあぶ、あぶあぶ、あぶな……ぎゃぁぁああああっ!!」
えへへぇ、青森の爺ちゃんがラ・フランス送ってきてくれたんだ。どうだい女さん、よかったら食べる?」
女「林檎だけに飽き足らず、ラ・フランスにまで手を出すとは、お前の爺さんとやらなかなかにハイカラだな。
うむ、遠慮なくいただくぞ。林檎はハグキから血が出るので苦手だが、梨は柔らかいからな、好物なんだ」
男「あれそうなんだ? へー、それだったらこんど箱ごとごっそり持って来ようか?」
女「いっ、いやいやそんな。お前宛に送られてきたんだろう、私がそんなに貰ったら悪いよ」
男「そんなことないよ。実はさ、僕あんまりこのラ・フランスって好きじゃないんだよね。
味がなんか引っかかるんだよ。わざとらしいというか、気取ってるって言うか……。
やっぱり改良種だからかなぁ、二十世紀梨みたいな普通の梨の方が僕は好きだなぁ、うん」
女「改良種って、ラ。フランスは洋ナシだぞ? 改良も何も、和梨とは根本的に違うじゃないか。
それを言うなら、二十世紀梨こそ改良種の最たる物だ。Wikiによれば、二十世紀梨の元となった木は、
ゴミ捨て場に生えていたんだそうだ。それを果樹園に移植して、結実させた所、予想外に美味しい梨が出来上がったんだと」
男「ゴミ捨て場から? よくそんな所に生えてた木を移植する気になったもんだね」
女「木だけに気になったんだろう、色んな意味で……。おほんっ! と、とにかくだなぁ。
その後その梨は、来る二十世紀の代表的な梨になるだろうことを願い、『二十世紀』と名付けられたんだ」
男「ほへぇー。人間にしろ木にしろ、どこから才能の芽はでるかわかんないって事か。植物だけに。
……こほんっ!! し、しかしまぁ、あれだ。ゴミ捨て場から二十世紀を代表する梨が産まれたんだもの、
もしかしたら女さんの荒れた唇からも、ひょんな拍子に何かを代表するような物が産まれるかも知れないね? ねっ?」
女「……上手いこと言おうとして滑った挙句が私の唇弄りか。黙っていれば、痛み分けにしてやったものを。まったく。
人の、唇を、ごみため、扱いとは、随分な、言い草、だ、なぁっ!!」バチバチバチバチバチバチバチバチーン!!
女「ちなみにWikiによれば、梨はそのままの発音だと縁起が悪いので、『ありのみ』なんて言い方もするらしい。
まぁ身近な所で言う、『するめ』と『あたりめ』みたいな物だな。実に日本人らしい気配りだ、お前も少しは見習ったらどうだ?」
男「うーんそうだなぁ。分かったよそれじゃぁねえ、女さんの唇を弄る時、「くちびる」って言っちゃうと「朽ちる」に通じて縁起が悪そうだから、
これからは唇の事を、「咲く」という意味を込めて、「さきびる」と呼ぶことにするよっ!! どうだいっ、僕の思いやり分かってくれたかなっ!?
……えっ、あれ? ちょっと待って、なんでそんな怖い顔するの? へっ、朽ちても裂けても、どっちも変わらないじゃないかって?
いやいやいやいや、違う違う!! 裂けるじゃなくて、咲く!! 桜、咲く、の咲くだよ!! そ、そそ、そういう意味じゃないって!!
えっ、赤い花を咲かせてやろうか? ちょっ、まっ、止めて……そんなっ、殴ったらあぶ、あぶあぶ、あぶな……ぎゃぁぁああああっ!!」
男「カッターを買った、とっても高かったー。
お決まりの三連ギャグですけど、何も買うのは切れるほうのカッターとはかぎらない」
女「いや、本当にすまんかった。いつもの調子で胸倉掴んだら、まさか破れてしまうとは……。
そんなに高くついたんだったら、カッター(シャツ)代私が払おうか?」
男「うん、女さんのそういう、どんなギャグでも真に受けちゃう所、僕は好きだよ?
やだなぁ女さんてば、カッターがそんな高いわけないじゃない。常識的に考えてよ、そこは」
女「あっ、いや、そ、そうだな、常識的に考えればそんな高いわけ無いよな……。あはっ、あははっ……」
男「そりゃそうと、どうだいこの真っ白おニューなカッターは。ばっちり似合ってるかな?」
女「……質問を質問で返すなと言われそうだが、あえて聞こう。
似合っていると言われたして、お前はそれで嬉しいのか?」
男「そりゃねえ、Yシャツが似合うってのはそれだけで異性を惹き付ける強烈な武器になるから。
裸エプロン、裸Yシャツ、裸褌。裸系衣服三種の神器だよ、テストに出るから覚えておく様に」
女「なんのテストだ、なんの。そんな変な着方するのは、そういうビデオやそういう本の中だけだ。
リアルでやる奴など居る訳無いだろうが。女性の視点から言わせて貰うと、そういうのは正直きも……」
男「…………」カチャカチャ(ズボンのベルトを外す音)
女「な・ん・で・脱・い・で・らっ・しゃ・る・のっ!?」
男「分からないなら教えてあげよう、裸Yシャツのふつくしさを!! 主に、僕の体で!!
見えそうで見えない、めくれそうでめくれない、大事な人の大事な所の薄い布!!
チラチラと情欲をそそるそのフェティシズムを、存分に味わうがいいわっ!!」
女「まっ、待て待てっ、それは着ているのが女性だから起こる感情であって、男性だったら目の毒なだけだ!!
こらっ、だから止めろって!! まずいから、そんなの出したら、まずいから!! ほらっ、皆見てるんだぞ!!
それに、たとえ学校の中とは言えそんなもの出したら捕まるって!! おいこらっ、やめっ、あぁっそんな、やっ……。
おっ、大きぃ…………(///)」
男「僕、気付いたよ。顔は唇傷だらけ、暴力的で性格も玉に瑕だらけの女さんに、なんでこんなにも心惹かれるのかが。
チラリズムだよ。裸Yシャツや裸エプロンみたいに、捲れるか捲れないかの境地なんだよ。
女さんの唇の皮が捲れるか捲れないか、言い換えれば剥けるか剥けないかという所に、
僕はそこしれない魅力を感じているんだ、きっと……」
女「そうすると、絶妙の所で捲れない私の唇の皮は、パンツ見えない『絶対領域』という事になるわけか。はぁ……。
どうでもいいから早く反省文を書け。お前が書かないと私も帰れ無いんだぞ。いつまで待たせるんだ、まったく」
【チラ裏】
絶対領域についてはまた後日ネタにするので、今日は弄らないでやってください
>>194
調べたら二十一世紀梨ってのもあるみたいだね。
二十世紀梨と同じように、二十一世紀の代表的な梨になるようにって意味で名付けたそうな。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2005000671
お決まりの三連ギャグですけど、何も買うのは切れるほうのカッターとはかぎらない」
女「いや、本当にすまんかった。いつもの調子で胸倉掴んだら、まさか破れてしまうとは……。
そんなに高くついたんだったら、カッター(シャツ)代私が払おうか?」
男「うん、女さんのそういう、どんなギャグでも真に受けちゃう所、僕は好きだよ?
やだなぁ女さんてば、カッターがそんな高いわけないじゃない。常識的に考えてよ、そこは」
女「あっ、いや、そ、そうだな、常識的に考えればそんな高いわけ無いよな……。あはっ、あははっ……」
男「そりゃそうと、どうだいこの真っ白おニューなカッターは。ばっちり似合ってるかな?」
女「……質問を質問で返すなと言われそうだが、あえて聞こう。
似合っていると言われたして、お前はそれで嬉しいのか?」
男「そりゃねえ、Yシャツが似合うってのはそれだけで異性を惹き付ける強烈な武器になるから。
裸エプロン、裸Yシャツ、裸褌。裸系衣服三種の神器だよ、テストに出るから覚えておく様に」
女「なんのテストだ、なんの。そんな変な着方するのは、そういうビデオやそういう本の中だけだ。
リアルでやる奴など居る訳無いだろうが。女性の視点から言わせて貰うと、そういうのは正直きも……」
男「…………」カチャカチャ(ズボンのベルトを外す音)
女「な・ん・で・脱・い・で・らっ・しゃ・る・のっ!?」
男「分からないなら教えてあげよう、裸Yシャツのふつくしさを!! 主に、僕の体で!!
見えそうで見えない、めくれそうでめくれない、大事な人の大事な所の薄い布!!
チラチラと情欲をそそるそのフェティシズムを、存分に味わうがいいわっ!!」
女「まっ、待て待てっ、それは着ているのが女性だから起こる感情であって、男性だったら目の毒なだけだ!!
こらっ、だから止めろって!! まずいから、そんなの出したら、まずいから!! ほらっ、皆見てるんだぞ!!
それに、たとえ学校の中とは言えそんなもの出したら捕まるって!! おいこらっ、やめっ、あぁっそんな、やっ……。
おっ、大きぃ…………(///)」
男「僕、気付いたよ。顔は唇傷だらけ、暴力的で性格も玉に瑕だらけの女さんに、なんでこんなにも心惹かれるのかが。
チラリズムだよ。裸Yシャツや裸エプロンみたいに、捲れるか捲れないかの境地なんだよ。
女さんの唇の皮が捲れるか捲れないか、言い換えれば剥けるか剥けないかという所に、
僕はそこしれない魅力を感じているんだ、きっと……」
女「そうすると、絶妙の所で捲れない私の唇の皮は、パンツ見えない『絶対領域』という事になるわけか。はぁ……。
どうでもいいから早く反省文を書け。お前が書かないと私も帰れ無いんだぞ。いつまで待たせるんだ、まったく」
【チラ裏】
絶対領域についてはまた後日ネタにするので、今日は弄らないでやってください
>>194
調べたら二十一世紀梨ってのもあるみたいだね。
二十世紀梨と同じように、二十一世紀の代表的な梨になるようにって意味で名付けたそうな。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2005000671
男「絶対領域、ミニスカートとニーソックスの間に発生する、ふとももの露出する部分の事を言う。
その黄金比率は、ミニスカートの丈:4、絶対領域:1、ニーソックスの膝上部分:2.5と言われており、
断じてパンツ見えそうで見えない神作画に対して用いる言葉ではない……と言う事で、ドゥーユーアンダースタンド?」
女「何を馬鹿な。絶対領域とはパンチラ忌避性能を持つ女の子に使われる、ある種の萌属性の事じゃ……。
って、Wikipedia!? なっ、はてなキーワードもっ!? まっ、まさか……、に、ニコニコ大百科までっ!?
そんなっ、私の認識が間違っていたというのか……? この私が、勘違い…だと……!?」
男「ふっふっふ。動かぬ証拠を突きつけられてぐうの音も出ない様だねぇ、女さん。
というわけで、女さんの唇は絶対領域にあらず。間違った知識で、勝手に絶対領域を名乗っちゃた事を、
全国の絶対領域ファン、ひいてはニーソックスファンに謝るべきなんじゃないのかな!? かな!?」
女「全国の絶対領域ファンって……。心配しなくても、このスレそんなに見てる人居ないから大丈夫だよ」
男「だまらっしゃい!! いいかい女さん、ダムの決壊はね小さな穴でも起こるんだよっ!?
そして、荒れた唇の皮はね、ちょこっと剥くつもりがついつい大きく剥いちゃうんだよっ!?」
女「いや、まぁ、たしかにそれはそうかもしれんが」
男「今は小さく見える問題でも、後にどんな大きい影響を与えるか分からないんだ。
こういう事には多少神経質なくらいで良いんだよ。唇のケアを通して、その事は女さんも自覚してるんじゃないの?」
女「むっ、むぅ……。だが、いったいその、どうやって詫びれば良いのか……」
男「そういうと思って、買って来ました、持ってきましたニーソックス(黒)!!
これを穿いて、ちょっと恥かしげに、『ごめんなさい……』って謝れば、世の男の大半は鼻の下たらーん、鼻血たらーんで許してくれるよっ!!
というわけで、ささっ、女さんっ!! どうぞニーソを穿いちゃってくださいなっ!! 大丈夫だよっ、冷たくないように人肌で温めておいたから!!」
女「……なんのかんの理由をつけて、お前が見たいだけじゃないか。まったく、この助平め。まったく……(///)」
女「……あー、先日行われた書き込みの私の発言中に、事実を確認しない軽はずみな発言があった訳だが。
えー、今後スレ内でこの様なことが無い様に、恋人の男共々善処していきたい所存であります。以上、終わり」
男「カーット!! カットカットカットォーッ!! J^ω.^し⊃ 樋○カッター!!
駄目だよ女さん、そんなどこぞのお偉いさんの謝罪会見みたいな謝り方じゃぁっ!! そんなんじゃ、誰も許しちゃくれないよ!?
もう駄目、全然駄目!! 唯一評価できるのは、その絶対領域を前面に出した仁王立ちだけだよっ!! はいやり直し、もう一回謝って!!」
女「はぁ……。やれやれ、なんだか面倒な事になったなぁ……。
というか、そこじゃなくてだなぁ、もうちょっと他にツッコミを入れる場所があるだろうが。まったく、ニブチンめ……(///)」
男「ぶつくさ言ってないで、ほらっ、もう一回!!」
女「……はぁ。あーん、ごめんなさーい、私ったらちょードジなんだからぁっ。もうっ、ばかばか、私のお馬鹿さーん、てへっ☆」
男「カット、カットカットカットッカットォーッ!!(C.V増谷康紀) 要らないんだよぉっ、そんなとってつけたようなキャラ造りはっ!!
唇のそれと同じで、剥がれそうで剥がれない中途半端な演技はやめてよねっ!! 見ててさぶいぼが……あいたっ!!」
――数日後
男「女さん、大変だぁっ!! 実はニーソックスって、本来は膝下までの長さの靴下の事なんだって!!
絶対領域の謝罪に使ったニーソックス、あれは正式名称をサイハイソックスって言ってニーソじゃないんだ!!
これは由々しき事態だよっ。本来のニーソックスファンを怒らせないためにも、さぁっ、女さんこれを着て!!」
女「……あのさぁ、なんでそうやって懐で靴下を温めておくんだ? ぶっちゃけ、温かい靴下なんて気持ち悪いだけだろ。
というか着ても何も、それ普通のハイソックスじゃないか。それなら現在進行形で穿いておるわ、ほれ、よく見ろ馬鹿者め……」
男「えっ、よく見て良いのっ!? ひゃっほー、見ます見ます!! やったね、女さんの生足だー……あべしっ!?(蹴られた)」
女「はぁ、なんでよりにもよってこいつなんだろう。疲れてるのかな、私……」
その黄金比率は、ミニスカートの丈:4、絶対領域:1、ニーソックスの膝上部分:2.5と言われており、
断じてパンツ見えそうで見えない神作画に対して用いる言葉ではない……と言う事で、ドゥーユーアンダースタンド?」
女「何を馬鹿な。絶対領域とはパンチラ忌避性能を持つ女の子に使われる、ある種の萌属性の事じゃ……。
って、Wikipedia!? なっ、はてなキーワードもっ!? まっ、まさか……、に、ニコニコ大百科までっ!?
そんなっ、私の認識が間違っていたというのか……? この私が、勘違い…だと……!?」
男「ふっふっふ。動かぬ証拠を突きつけられてぐうの音も出ない様だねぇ、女さん。
というわけで、女さんの唇は絶対領域にあらず。間違った知識で、勝手に絶対領域を名乗っちゃた事を、
全国の絶対領域ファン、ひいてはニーソックスファンに謝るべきなんじゃないのかな!? かな!?」
女「全国の絶対領域ファンって……。心配しなくても、このスレそんなに見てる人居ないから大丈夫だよ」
男「だまらっしゃい!! いいかい女さん、ダムの決壊はね小さな穴でも起こるんだよっ!?
そして、荒れた唇の皮はね、ちょこっと剥くつもりがついつい大きく剥いちゃうんだよっ!?」
女「いや、まぁ、たしかにそれはそうかもしれんが」
男「今は小さく見える問題でも、後にどんな大きい影響を与えるか分からないんだ。
こういう事には多少神経質なくらいで良いんだよ。唇のケアを通して、その事は女さんも自覚してるんじゃないの?」
女「むっ、むぅ……。だが、いったいその、どうやって詫びれば良いのか……」
男「そういうと思って、買って来ました、持ってきましたニーソックス(黒)!!
これを穿いて、ちょっと恥かしげに、『ごめんなさい……』って謝れば、世の男の大半は鼻の下たらーん、鼻血たらーんで許してくれるよっ!!
というわけで、ささっ、女さんっ!! どうぞニーソを穿いちゃってくださいなっ!! 大丈夫だよっ、冷たくないように人肌で温めておいたから!!」
女「……なんのかんの理由をつけて、お前が見たいだけじゃないか。まったく、この助平め。まったく……(///)」
女「……あー、先日行われた書き込みの私の発言中に、事実を確認しない軽はずみな発言があった訳だが。
えー、今後スレ内でこの様なことが無い様に、恋人の男共々善処していきたい所存であります。以上、終わり」
男「カーット!! カットカットカットォーッ!! J^ω.^し⊃ 樋○カッター!!
駄目だよ女さん、そんなどこぞのお偉いさんの謝罪会見みたいな謝り方じゃぁっ!! そんなんじゃ、誰も許しちゃくれないよ!?
もう駄目、全然駄目!! 唯一評価できるのは、その絶対領域を前面に出した仁王立ちだけだよっ!! はいやり直し、もう一回謝って!!」
女「はぁ……。やれやれ、なんだか面倒な事になったなぁ……。
というか、そこじゃなくてだなぁ、もうちょっと他にツッコミを入れる場所があるだろうが。まったく、ニブチンめ……(///)」
男「ぶつくさ言ってないで、ほらっ、もう一回!!」
女「……はぁ。あーん、ごめんなさーい、私ったらちょードジなんだからぁっ。もうっ、ばかばか、私のお馬鹿さーん、てへっ☆」
男「カット、カットカットカットッカットォーッ!!(C.V増谷康紀) 要らないんだよぉっ、そんなとってつけたようなキャラ造りはっ!!
唇のそれと同じで、剥がれそうで剥がれない中途半端な演技はやめてよねっ!! 見ててさぶいぼが……あいたっ!!」
――数日後
男「女さん、大変だぁっ!! 実はニーソックスって、本来は膝下までの長さの靴下の事なんだって!!
絶対領域の謝罪に使ったニーソックス、あれは正式名称をサイハイソックスって言ってニーソじゃないんだ!!
これは由々しき事態だよっ。本来のニーソックスファンを怒らせないためにも、さぁっ、女さんこれを着て!!」
女「……あのさぁ、なんでそうやって懐で靴下を温めておくんだ? ぶっちゃけ、温かい靴下なんて気持ち悪いだけだろ。
というか着ても何も、それ普通のハイソックスじゃないか。それなら現在進行形で穿いておるわ、ほれ、よく見ろ馬鹿者め……」
男「えっ、よく見て良いのっ!? ひゃっほー、見ます見ます!! やったね、女さんの生足だー……あべしっ!?(蹴られた)」
女「はぁ、なんでよりにもよってこいつなんだろう。疲れてるのかな、私……」
女「ふむ。男よ、やはり人間は顔やスタイルも大切だが、一番大切なのは性格……ではなく、名前だと私は思うんだ」
男「へっ、なに、どうしたのさ急に? もしかして僕たちの名前が、『男』『女』で表記されている事に不満でもあるの?」
女「いやそんな事は無い、むしろ私としては『女』と表記されている事に感謝しているくらいだ。
なにせスレタイがスレタイだけに、『唇』とか『皮』なんて表記にされかねんからな。流石にそれは私も敵わん」
男「こういう時にさ、自分が没個性で全スレ共通なキャラクターしてる『男』でよかったってしみじみ思うよ。うん、しみじみ」
女「……お前が没個性で片付けられるなら、唇の皮が人よりちょっぴりあれてるだけの私も没個性になりそうなものだがなぁ。
まぁいい、とりあえず楽屋ネタは一旦横に置いといてだなぁ。(手で挟んで横に置く仕草)
私らの名前にも言える事だが、人間、名が体を表すというか、名に体が追いつくというか。
名前が人に与えるイメージというものは、時としてその人が行ってきた過去の活動や、人格さえも遥かに上回る力を持つと思わないか?」
男「あぁ、○ンザレスって名前だと、いかにも粗暴で悪そうな。クロ○ニヨンって名前だと、裸の格闘家ってイメージが沸くアレね?」
女「○ンザレスはともかく、クロマニヨンはお前だけだろ……。というか、どこで得た知識だ、それ?
だがまぁ、言わんとせん事はそういうところだ。そうやって、名前から勝手にその人の姿や性格が思いついちゃうわけだ。
それだけに、やっぱり名前というものは、人当たりが良くて悪いイメージを起させないものであるべきだ、と私は思うわけなんだよ」
男「人当たりが良くて、悪いイメージを起させないものか……。うーん、実際どんなのがある?」
女「女の子なんかだと、可憐さや儚さを髣髴とさせる花の名前からとったりするな。『桜』『牡丹』『菖蒲』『雛菊』……」
男「あぁ、そっか。ただ草の名前だと、『芭蕉』なんていう例外もあるけどね。
男の子だと、そうだなぁ……。やっぱり太郎系の名前になるのかなぁ。
男の象徴である『郎』。その前に、順番を表す『太』『次』『三』。最後に出自や親の期待を表して、一番前に『桃』『力』『金』って感じ?」
女「いや、『太郎』はいくらなんでも古すぎるだろう。まぁ、『郎』を無くして『○太』という形式にするのは、今でも人気があるみたいだが……」
馬「それでまぁ、ぶっちゃけなんでまた今日に限って名前の事なんか話題に出したのさ?
なに? もしかして、未来の僕との結婚生活でも想像して子供の名前を考えてたの? やだもう、可愛いなぁ女さんてば!!」
剥「かっ、勝手に変な勘違いをするなっ!! こ、これは、その、あのだなぁ、し、親戚に犬の名前を考えてと頼まれてだなぁ……(///)」
馬「うーんそうだなぁ。やっぱり女さんと僕の子供なわけだから、両方の名前を上手い具合にミックスさせたいのが親心ってものだよね」
剥「って、人の話を聞けっ!! 違うと言っておるではないかぁっ!!(///)」
馬「ストレートに合体させると『男女』か。なんだか一昔前に、どっかの動画サイトで流行った曲みたいだなぁ……」
剥「先生! 男が、私の言う事を聞きません!!(///)」
男「へっ、なに、どうしたのさ急に? もしかして僕たちの名前が、『男』『女』で表記されている事に不満でもあるの?」
女「いやそんな事は無い、むしろ私としては『女』と表記されている事に感謝しているくらいだ。
なにせスレタイがスレタイだけに、『唇』とか『皮』なんて表記にされかねんからな。流石にそれは私も敵わん」
男「こういう時にさ、自分が没個性で全スレ共通なキャラクターしてる『男』でよかったってしみじみ思うよ。うん、しみじみ」
女「……お前が没個性で片付けられるなら、唇の皮が人よりちょっぴりあれてるだけの私も没個性になりそうなものだがなぁ。
まぁいい、とりあえず楽屋ネタは一旦横に置いといてだなぁ。(手で挟んで横に置く仕草)
私らの名前にも言える事だが、人間、名が体を表すというか、名に体が追いつくというか。
名前が人に与えるイメージというものは、時としてその人が行ってきた過去の活動や、人格さえも遥かに上回る力を持つと思わないか?」
男「あぁ、○ンザレスって名前だと、いかにも粗暴で悪そうな。クロ○ニヨンって名前だと、裸の格闘家ってイメージが沸くアレね?」
女「○ンザレスはともかく、クロマニヨンはお前だけだろ……。というか、どこで得た知識だ、それ?
だがまぁ、言わんとせん事はそういうところだ。そうやって、名前から勝手にその人の姿や性格が思いついちゃうわけだ。
それだけに、やっぱり名前というものは、人当たりが良くて悪いイメージを起させないものであるべきだ、と私は思うわけなんだよ」
男「人当たりが良くて、悪いイメージを起させないものか……。うーん、実際どんなのがある?」
女「女の子なんかだと、可憐さや儚さを髣髴とさせる花の名前からとったりするな。『桜』『牡丹』『菖蒲』『雛菊』……」
男「あぁ、そっか。ただ草の名前だと、『芭蕉』なんていう例外もあるけどね。
男の子だと、そうだなぁ……。やっぱり太郎系の名前になるのかなぁ。
男の象徴である『郎』。その前に、順番を表す『太』『次』『三』。最後に出自や親の期待を表して、一番前に『桃』『力』『金』って感じ?」
女「いや、『太郎』はいくらなんでも古すぎるだろう。まぁ、『郎』を無くして『○太』という形式にするのは、今でも人気があるみたいだが……」
馬「それでまぁ、ぶっちゃけなんでまた今日に限って名前の事なんか話題に出したのさ?
なに? もしかして、未来の僕との結婚生活でも想像して子供の名前を考えてたの? やだもう、可愛いなぁ女さんてば!!」
剥「かっ、勝手に変な勘違いをするなっ!! こ、これは、その、あのだなぁ、し、親戚に犬の名前を考えてと頼まれてだなぁ……(///)」
馬「うーんそうだなぁ。やっぱり女さんと僕の子供なわけだから、両方の名前を上手い具合にミックスさせたいのが親心ってものだよね」
剥「って、人の話を聞けっ!! 違うと言っておるではないかぁっ!!(///)」
馬「ストレートに合体させると『男女』か。なんだか一昔前に、どっかの動画サイトで流行った曲みたいだなぁ……」
剥「先生! 男が、私の言う事を聞きません!!(///)」
なにぃ~ 勝手にいちゃいちゃ するんじゃない!
男女男女で交互に話せ!
男女男女で交互に話せ!
――休日に名古屋を旅行してきた男 その翌日の学校にて
男「名古屋土産といったら、手羽先、きしめん、そしてういろう!! というわけで、はい女さん、名古屋土産のういろうだよー!!
大須ういろとないろでーすー♪ ってね。けど、ういろうはわかるけど、ないろうってなんだろう?」
女「内に良しと書いて内良(ないろ)だそうだ。ういろうに羊羹のこしあんを加えた、大須ういろ独自の商品だとさ。
名古屋名物と言ってもういろう屋にも色々あるからな。大須ういろに、青柳ういろう、伊勢発祥だが虎屋ういろなんてのもある。
オーソドックスなのに加えて、こういう一風変わった商品で客の目を引かないといけないのさ、きっと」
男「ふーん。ていうか、ういろっていったいどんな材料で出来てるの? なんか、どうやって作るか想像付かないんだけど」
女「うむ、私も気になって昔調べたことがあるんだが、これがいざ知ってみると拍子抜けするほど簡単でな。
ずばり、米粉や小麦粉と砂糖を水に溶かし、お鍋やレンジで熱するだけではい完成。
実は意外にお手軽おやつなんだよ。もっとも、入れる砂糖の量を考えると、お手軽に口に入れることは出来ないがな」
男「粉を水で溶いて蒸すだけかぁ。なんだか凄く安く上がりそうだね……」
女「そんな事言ったらカステラだって小麦粉と砂糖と卵を混ぜて焼くだけじゃないか。
それに手間がかからないわけじゃないんだぞ。小麦粉や砂糖がだまにならない様潰すのは結構面倒だし、
熱している時なんかも、ちょっと目を離すと膨張したういろうが容器から溢れ出して、レンジの中が大惨事なんてことになるからな……」
男「レンジを開けたら、そこには甘い匂いを漂わせるういろうスライムが……、って、うわわっ何この画像!? キモッ!!
えっ、これがういろう? 嘘でしょ!? このブツブツ、この荒れ具合、どう見たってこれ、一番酷い時の女さんの唇の皮……ぷぎゃらっ!?」
女「ういろうだよっ!! なんでなんの脈絡もなく、お前に私の唇の画像を見せなくちゃならんのだっ!!」
女「とまぁ、この写真の様にだな、目を離した隙に溢れてくるのも問題なんだが、出来上がったときの見た目にも少々難があるんだ。
ひっくり返してしまえば問題ないのだが、まぁそういう見た目の綺麗さなんかは、やっぱり店で売ってるのには遠く及ばない訳だよ」
男「確かに売り物のお菓子・料理ってのは味と共に見栄えも大切だものね。原材料が安くても、そこは技術料って事か」
女「そりゃそうと、なんでまたお土産にういろうなんて買ってきたんだ?
名古屋名物のお菓子といえば、『千なり』や『をちこち』、『うなぎパイ』とか他にも色々あるだろうに」
男「ほら、ういろうって口直しのお薬って言うじゃない? 女さんの口が少しでも良くなればと思って、それで買ってきたんだけど」
女「久しぶりにとんでもなお馬鹿発言が飛び出しおったな。ふむ、いったいどこからつっこんで良いやら……。
まぁいい、とりあえず細かいことは置いておくとして。今は素直に、お前の心遣いに感謝することにしよう。ありがとうな、男よ(///)」
男「いやいやー、どういたまして。えへへぇ、褒められちゃったよ」
女「ど、ど~れ、それじゃお返しに、ここは一つ私も手作りういろうの一つでも作ってやるとするかなぁ。(///)
今日の放課後は暇だろう。どれ、ちょっとお前の家に寄らせて貰うとするか……って、なんだその嫌そうな目は?」
男「いやだって、電子レンジが唇まみれ……いひゃいいひゃい!! スライムまみれですっ、すみませんっ、間違えましたぁっ!!」
【チラ裏】
/ ̄\
| ^o^ | < てづくりういろう おいしいです
\_[]⊂/)
_| |/ |
| /
【参考】
虎屋ういろ ttp://www.torayauiro.co.jp/
季節限定で、メロン、ブルーベリー、バレンタインなんていう変り種のういろうを作ってるそうな
チョコの代わりにういろうが机に突っ込まれている、そんなバレンタイン
男「名古屋土産といったら、手羽先、きしめん、そしてういろう!! というわけで、はい女さん、名古屋土産のういろうだよー!!
大須ういろとないろでーすー♪ ってね。けど、ういろうはわかるけど、ないろうってなんだろう?」
女「内に良しと書いて内良(ないろ)だそうだ。ういろうに羊羹のこしあんを加えた、大須ういろ独自の商品だとさ。
名古屋名物と言ってもういろう屋にも色々あるからな。大須ういろに、青柳ういろう、伊勢発祥だが虎屋ういろなんてのもある。
オーソドックスなのに加えて、こういう一風変わった商品で客の目を引かないといけないのさ、きっと」
男「ふーん。ていうか、ういろっていったいどんな材料で出来てるの? なんか、どうやって作るか想像付かないんだけど」
女「うむ、私も気になって昔調べたことがあるんだが、これがいざ知ってみると拍子抜けするほど簡単でな。
ずばり、米粉や小麦粉と砂糖を水に溶かし、お鍋やレンジで熱するだけではい完成。
実は意外にお手軽おやつなんだよ。もっとも、入れる砂糖の量を考えると、お手軽に口に入れることは出来ないがな」
男「粉を水で溶いて蒸すだけかぁ。なんだか凄く安く上がりそうだね……」
女「そんな事言ったらカステラだって小麦粉と砂糖と卵を混ぜて焼くだけじゃないか。
それに手間がかからないわけじゃないんだぞ。小麦粉や砂糖がだまにならない様潰すのは結構面倒だし、
熱している時なんかも、ちょっと目を離すと膨張したういろうが容器から溢れ出して、レンジの中が大惨事なんてことになるからな……」
男「レンジを開けたら、そこには甘い匂いを漂わせるういろうスライムが……、って、うわわっ何この画像!? キモッ!!
えっ、これがういろう? 嘘でしょ!? このブツブツ、この荒れ具合、どう見たってこれ、一番酷い時の女さんの唇の皮……ぷぎゃらっ!?」
女「ういろうだよっ!! なんでなんの脈絡もなく、お前に私の唇の画像を見せなくちゃならんのだっ!!」
女「とまぁ、この写真の様にだな、目を離した隙に溢れてくるのも問題なんだが、出来上がったときの見た目にも少々難があるんだ。
ひっくり返してしまえば問題ないのだが、まぁそういう見た目の綺麗さなんかは、やっぱり店で売ってるのには遠く及ばない訳だよ」
男「確かに売り物のお菓子・料理ってのは味と共に見栄えも大切だものね。原材料が安くても、そこは技術料って事か」
女「そりゃそうと、なんでまたお土産にういろうなんて買ってきたんだ?
名古屋名物のお菓子といえば、『千なり』や『をちこち』、『うなぎパイ』とか他にも色々あるだろうに」
男「ほら、ういろうって口直しのお薬って言うじゃない? 女さんの口が少しでも良くなればと思って、それで買ってきたんだけど」
女「久しぶりにとんでもなお馬鹿発言が飛び出しおったな。ふむ、いったいどこからつっこんで良いやら……。
まぁいい、とりあえず細かいことは置いておくとして。今は素直に、お前の心遣いに感謝することにしよう。ありがとうな、男よ(///)」
男「いやいやー、どういたまして。えへへぇ、褒められちゃったよ」
女「ど、ど~れ、それじゃお返しに、ここは一つ私も手作りういろうの一つでも作ってやるとするかなぁ。(///)
今日の放課後は暇だろう。どれ、ちょっとお前の家に寄らせて貰うとするか……って、なんだその嫌そうな目は?」
男「いやだって、電子レンジが唇まみれ……いひゃいいひゃい!! スライムまみれですっ、すみませんっ、間違えましたぁっ!!」
【チラ裏】
/ ̄\
| ^o^ | < てづくりういろう おいしいです
\_[]⊂/)
_| |/ |
| /
【参考】
虎屋ういろ ttp://www.torayauiro.co.jp/
季節限定で、メロン、ブルーベリー、バレンタインなんていう変り種のういろうを作ってるそうな
チョコの代わりにういろうが机に突っ込まれている、そんなバレンタイン
類似してるかもしれないスレッド
- 新ジャンル「おけけけけけけけけけけけけけけけ」 (137) - [58%] - 2008/2/17 3:30
- 新ジャンル「あの日にささったトゲを抜かなきゃ」 (179) - [56%] - 2008/8/7 5:45
- 新ジャンル思いつくわけなくね?「ごちゃまぜ」 (254) - [53%] - 2008/9/30 4:15
- 新ジャンル「おしっこしたい俺を幼女がいぢめる」 (319) - [53%] - 2009/2/14 23:30 ☆
- 新ジャンル「常にハナクソをほじっている」 (58) - [53%] - 2008/4/21 6:20 ○
- 新ジャンル「この女、未来から来たらしいんだけど」 (59) - [52%] - 2008/12/26 7:15 △
- 新ジャンル「ドSな巫女さんに束縛される男の霊」 (701) - [52%] - 2008/8/19 3:00 ☆
- 新ジャンル「ウザカワイイ」はてなようせいが全レス (166) - [51%] - 2009/9/14 5:00 △
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について