“救いようのないアホバーロー”に見えたのは俺だけでいい

ローバーを美形で補完するかDQのカンダタで補完するかすごく迷う

>>502
あれ? 俺がいる...ｗｗ

みんな考えること一緒なのねｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

俺は銀河鉄道999に出てきた宇宙山賊アンタレスを若くした感じで再生してるｗｗｗｗ

うたわれが頭から・・・
いや、なんでもない

俺はレジェンディアのアイツを･･･武器も槍だし･･･

>>507
口汚い触覚騎士ですねわかります＞＜

　>>500の続き。

混血「大丈夫ッス！　バーヤさんはオイラが守るッスよ！」
獣耳「ミッちゃん…。」
混「オイラはオミソじゃないッス！　傷一つ付けさせてたまるかッス！」
獣「…ありがとう、ありがとうねミッちゃん。」
　ｷﾞｭｳｩｩｩ
魔王「ヒューヒュー。」
騎士長「冷やかすのはやめなさい。」
盗賊頭「熱いね熱いねーっ！」
僧侶「黙れオミソ。」

盗「！？」


獣「……とは言っても、まだ陽が沈むまで時間が有りますが…。」
僧「バーヤもミックスも、休めて無いだろうから丁度良いじゃないか。午前中の歩き疲れも有るしな。」
獣「そう…ですね、モンクもウォリアも出掛けていた訳ですし。」
騎「何が起きるかわからないから、休めるうちに休んでおこうか。」
僧「そう言う事だ。…じゃあ、俺とマオはミソと一緒に隣に行くわ。」
混「はいッス、おやすみなさいッス。」
盗「……ミソじゃねぃやい…ミソじゃねぃやい……。」
魔「よしよーし、よしよーし。」
　ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


僧「いつになく落ち込んでるな……言い過ぎたか。」

ガキ大将タイプのショタっ子・・・いやなんでもない

　>>494
リアルが大変なら仕方ないけど、ｻｻｯと終わらせるなんて悲しい事言わないでくれよん
捲きを入れたりしないで、この物語に必要な事を全部書ききって欲しい

　>>510の続き。

騎士長「しかし…なんだね。」
獣耳「はい？」
騎「モンくんとマオくん…２人の差はどうにも縮められないものなのかな。」

獣「何の話しですか？」
混血「寿命の話しッス。この間も少し話したッスけど…。」
獣「……寿命、ですか。」
騎「個人差が有るとは思うけど、魔族の寿命は人間に比べて長いじゃないか。」
獣「そうですね、１０００歳を超えて一人前、と言った所でしょうか。」
騎「（…バーヤくんは約２３００歳らしいから、人間に直すと成人２回分と少し……つまり４０歳前半か…。）」
獣「いま何か失礼な事を考えていませんか？」
騎「いや、全く。」

獣「…１０００歳で一人前と言うのはあくまでも“目安”なので、変な計算はしないで下さい。」
騎「う、うむ。把握した。」
混「けど…それならマオ様はまだ半人前ってことッスか？」


獣「……本来、一人前と認められるには『本能』に打ち克つ必要が有るんだけど、マオ様の場合はもう克った…あるいは闘っている最中だから、ドチラとも言えないかも…。」

　>>513あまり長引かせるのも無責任だと思ったので…。ただ性格上、自分は捲いたりする事が出来ないので御了承いただきたいです、済みません。

　>>514の続き。

騎士長「１０００歳になると、魔族は本能と闘うのかい？」
獣耳「えぇ。…生まれながらに持っている『能力』の強さ、使用頻度によって上下差が有りますが、大体は。」
混血「バーヤさんはいつ頃だったッスか？」
獣「わたしは……９３０歳くらいね。…『能力』が不完全だから、本能に克つのは簡単だったけど…。」
騎「？　済まない、よく聴こえなかったのだが。」
混「なな、なんでもないッス！　９３０歳らしいッス！！」
騎「…ふむ、把握した。」

獣「今回マオ様の“覚醒”が早かったのは、やはり能力の強さが原因かと。」
混「マオたん様は、たしか５００歳くらいッスよね？」
騎「成人の半分……堪え切れるものなのかい？」
獣「実際、堪えてみせています。わたしはマオ様を信じますので。」
騎「……ふむ。」


獣「…マオ様のお兄様──現魔王のオウ様が、８００歳を過ぎた頃に“覚醒”して『本能』に呑み込まれたのも、事実ですが。」

　>>515の続き。

魔王「うにゅーっ、モンくーん！」
　ｶﾞｼｨｯ！
僧侶「とと…、どうした、さっきからヤケに甘えん坊だな。」
　ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
魔「んふふ～、モンくんへのラヴが抑え切れないのよぉ～っ。」
　ｷﾞｭｳｩｩ
僧「こらこら、苦しい苦しい。」
魔「あたしはいま、猛烈に──ラヴラヴしてるぅーっ！！」
僧「……本当にどうしたマオ。顔も赤いし、実はまだ苦しかったりするんじゃないのか？」
魔「胸が、苦しいかも。愛しすぎて。」
盗賊頭「苦しがるほど乳ないだろ？」

　ﾎﾟｶﾎﾟｶﾎﾟｶﾎﾟｶﾊﾞｷﾊﾞｷﾒｷｮﾒｷｮ

魔「モ、モンくん、ちょっとやり過ぎかも…。」
僧「応？」
盗「………。」
魔「ロバっちぃ？」
盗「………。」
僧「返事がない、ただの屍のようだ。」


盗「[ﾋﾟｰｰｰ]な[ﾋﾟｰｰｰ]な。」

モンくんかわいいよモンくん

今日はＶＩＰも魔王スレだらけだぜ

　>>516の続き。

魔王「あたしと違う、“本能側のあたし”がモンくんのこと大好きなの。…もも、勿論あたしも大好きだけどねっ？」
僧侶「（……なにか好かれるような事したか…？）」
魔「だから、今のあたしは、２人分の『モンくんへのラヴ』が漲ってるんだよぅ～っ！！」
　ｷﾞｭｳｳｩ、ｷﾞｭｳｳｩｩｩ…
僧「…ソレは、マオが２人居るって考えて良いのか？」
魔「うにゅぅ…そうなんだけど、そうじゃないって言うか……。」
僧「……よしっ、他ならぬマオがそう言うんだ。俺も精一杯、愛し返してやる。」
魔「うにゅ？　──わっ！」
　ｶﾞﾊﾞｧｯ

魔「……モモ、モンくん？」
僧「ふはははは、この俺対して無防備過ぎるぞマオよ。」
魔「な、なんか恐いよモンく…きゃはぁっ！！」
　ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｭｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｭｺﾁｮ
魔「あはははははっ、あははははははっ！　ちょ、だめ…くしゅぐったいよモンくん──！！」
僧「そりゃそうだ、くすぐってるんだから。」
魔「あははははは、あははははははっ！！」

盗賊頭「寝かせてくれよ。」

　>>519の続き。

僧侶「…機会が有ったら、その“本能側のマオ”と話しがしてみたいモンだな。」
魔王「はぁ、はぁ、はぁ……ふぇ？」
僧「あ、いや、なんでもない。」
魔「？」

盗賊頭「オメェ等がウルサくて寝るに寝れなかったんだが。」
僧「さっきアレだけ寝ておいてよくもまぁ。」
魔「ロバっち、よく眠るよねー。」
盗「今まで“寝れる時に寝る”生活だったからよ、仲間に合わせんのは大変だぜ。」
僧「それじゃあ無理してついて来るなよ。」
盗「………。」

魔「モンくん、意地悪だよぉ。」
僧「そうか？」
盗「へ、へへ……へへへ。」
魔「ほらぁ、ロバっち落ち込んじゃったぁ。」
僧「（…意外とメンタル弱いんだなコイツ……鈍い性格は自己防衛みたいなもんか。）」
魔「よしよし、元気だせ元気だせ～。」
盗「（盗賊）Ａよ…故郷の弟達よ……兄ちゃんは仲間の冷たい態度に心が挫けそうだぜ…。」


僧「……さて、そろそろ集合して出発するとするか。」

　>>520の続き。

魔王「うわぁ…。」
混血「……えっと、」
僧侶「どうかしたか？」
混「レストランに行くッスよね？」
僧「そうだな。もう着いてるけど。」
混「……ココ、本当に“レストラン”ッスか？」

騎士長「まさか指示された場所が、こんな不良の溜まり場のような所とはね。」
獣耳「…なんだか周りに居る人間達も目付きが悪いですし、こんな場所が城の近くにあって良いのでしょうか。」
混「見られてるッス…オイラたち見られまくってるッスよ…！！」
盗賊頭「ま。入口でボヤいてても仕方無ぇだろ、さっさと入ろうぜ。」


　ｶﾗﾝｺﾛﾝｶﾗﾝ

僧「…割りと静かだな。」
魔「あったかいねぇ。」
獣「外の雰囲気と違って、内装は綺麗なものですね。」
騎「城の近くにあるくらいだし、貴族や官僚が来たりするんじゃないかな。」
混「なんだか、場違いな空気ッスね…。」
盗「ンなもん気にすんなって、飲食店にゃ客は神様みたいなもんなんだからよっ！」


僧「半裸に近いオマエは少しは気にしろ。」

　>>521の続き。

魔王「いい匂いがするねぇ。」
僧侶「レストランだからな……？」

　ﾁｮﾝﾁｮﾝ
獣耳「？　なんですか？」
僧「…いま、マオが料理の匂いに反応したんだが。」
獣「………。」
僧「今まで、どんな料理を見ても言ったこと無かったのにな。」
獣「…本当ですか？」
僧「嘘を言ってどうする。」
獣「……わかりました、御報告どうも。」

店員「お待たせ致しました、６名様で宜しいでしょうか。」
混血「は、はいッス！」
騎士長「私達は“地下”に用が有るんだが、行けるかな？」
店「……畏まりました、どうぞコチラへ。」
盗賊頭「なんでぃ、随分とすんなり通すんだな。」
店「いえいえ。最近は挑戦する人達が減っていましたので、活気づくならどのような方でも歓迎いたしますよ。」


騎「（……挑戦…？）」

　>>522の続き。

店員「こちらの扉から続く階段を下りていただければ、地下斎場へ辿り着けますので。」

盗賊頭「なんだよ、手前ぇが案内してくれんじゃねぇのか。」
店「自分はこのレストランが仕事場ですので、悪しからず。」
騎士長「『斎場』とは？　あまり良い響きじゃないけれど。」

混血「サイジョウって何ッスか？」
獣耳「『斎場』はつまり『祭場』、神を崇めたりする儀式を行う場所のことよ。」
僧侶「葬式だったりもするけどな。」
魔王「ほへぇ……モンくんにお似合いな感じ？」
僧「そうだな。…俺は奉りにゃ興味無いけど。」

店「はて、地下に何が有るのか存じないで来たのですか？」
騎「そうだが。」
店「……百聞よりも一見、下りてみればすぐにご理解いただけるかと。」
盗「投げ槍だなオイ。」
店「忙しい身なもので。」

　ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨ…


店「灯りが少ないですので、足元にご注意して下さいませ。…それでは、御健闘を。」

　>>523の続き。

盗賊頭「なんだか気になる捨てゼリフ吐きやがったなあの店員。」
騎士長「御健闘か……少しばかり、注意して下りた方が良さそうだね。」

　ｺﾂｺﾂｺﾂｺﾂ…

魔王「うっひゃあ！」
僧侶「──っと…大丈夫か？」
魔「う、うん、ありがとうモンくん。」
混血「地下だからジメジメしてて滑りやすいッスね……ちゃんと掃除してほしいッス。」
僧「抱きついてもいいから、滑りそうになったら遠慮なく掴むんだぞ？」
魔「うんっ！」


獣耳「（…わ、わたしも滑りそうになったら、ミックスに抱きついてもいいのかしら…。）」
　ﾌﾟﾆ
獣「（あぁでも、わたしが抱きついたりしたらミックスが一緒に転んじゃうかも……体格はわたしの方が大きいわけだし…。）」
　ﾌﾟﾆ、ﾌﾟﾆ
獣「……ちょっと、さっきから何ですかアホ盗賊。」
盗「応？」
獣「槍が当たって痛いんですけど。」
盗「お、悪ぃ。どうも道幅が狭くて槍が通り辛くてよ。」
　ﾌﾟﾆ、ﾌﾟﾆ、ﾌﾟﾆ
獣「ちょ…ちょっと、そんなに押したら歩き辛…きゃあぁっ！」
　ｸﾞｨｯ
混「バーヤさ…！！」
　ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀｯ

獣「……痛たたたた…。」
僧「おーい、大丈夫かー。」
獣「あ、はい、わたしは何とも……ミックス？」

　>>524の続き。（文章切れた…。）

混血「ふがふが、ふがふが。」
獣耳「──お尻の下！！？」

混「たんこぶ出来ちゃったッス…。」
獣「ごめんねミックス、本当にごめんね？」
混「あ、気にしないでくださいッス。バーヤさんに怪我が無ければ、オイラは構わないッスから。」
獣「うぅ……本当にごめんなさい。」

魔王「ラヴが満ち溢れておるぞよ！。」
騎士長「何キャラだいソレは。」
盗賊頭「ヒャハハ、所帯が有る奴は羨ましいねぇ！」
僧侶「所帯って言うならオマエは弟が居るだろ。って言うかオマエが原因で２人が転んだんだから少しは反省しろや。」
盗「応。」


混「…あ、師匠ーっ！」
僧「うん？」
獣「ちょうど階段がココで終わっていて、突き当たりに扉が有りますよ。」
騎「良かった、まだ階段が続いていたら流石に瘤じゃ済まなかったかも知れないからね。」


僧「すぐ行くから、待っててくれ。」

ワクワク

ラヴが満ち溢れてるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　>>525の続き。

獣耳「はい、頭見せて。」
混血「わざわざ済みませんッス。」
　ﾇﾘﾇﾘﾇﾘﾇﾘ
獣「わたしの所為で怪我がしちゃったんだもの、これくらい…。」
　ﾇﾘﾇﾘﾇﾘﾇﾘ
獣「はい、これで腫れはすぐ治まるから。」
混「ありがとうございますッス。」

獣「…ね、ねぇ。」
混「はい？」
獣「その…ミックスって、いつも口調が目上に対してじゃない？」
混「そう…ッスね、癖になってるから気付かなかったッスけど。」
獣「わた、わたしとミックスの仲なんだし、せめてわたしに対してはもっと馴れ馴れしくしても良いからね？」
混「お気遣いありがとうございますッス。…でも、親しいヒトにこそ礼儀は忘れたくないッスから。」
獣「…そう…。」
混「その代わり愛情表現は、目一杯体で示して見せるッスよ！」
獣「（……体で愛情表現…？）」
　ﾌﾞﾌｯ

混「うわっ！　バーヤさん鼻ぶつけてたッスか！！？」
獣「だだ…大丈夫、すぐ治まるから……。」


僧侶「楽しそうだな２人共。」

　>>528の続き。

騎士長「ここか……光が漏れているね。」
混血「何だか中から騒がしい声も聴こえるッスよ。」
僧侶「歓声…みたいだな、見世物小屋でも有るのか？」
魔王「取りあえず入ってみようよ。」
盗賊頭「だな、行くぜぇ！」
　ﾊﾞｧ──ﾝｯ
僧「無闇に蹴破るな…」

　ﾜｱｧｱｧｧｧ！
獣耳「う…るさ…！」
　ｳｫｵｫｫｫｫ！
盗「ヒャハハハハッ！　楽しそ…じゃねぇか……ぁ！？」
　ｷｬｱｱｧｧｧ！
僧「あぁ！？　悪いけど聴こえねぇよ！！」
　ｸﾞｨ、ｸﾞｨ
魔「モンくんあっち！　あっちの方が空いてるよ！！」
僧「…よし、みんな！！　アッチに移動するぞ！！」


　ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ
騎「……ふぅ、こっちはバーになっているのか。」
僧「ガラス戸で仕切られてるから、だいぶ静かだな。」
魔「うー、耳が痛いよぉ。」
獣「わたしも、変身を解いていたせいで耳が…痛たたた。」
混「あ…バーヤさん耳が４つ有るから…大丈夫ッスか？」


盗「いったいこのフロアの中心に何が有んだ？　あそこに居る連中、食い入るように観てるけどよぉ。」

　>>529の続き。

酒屋店主「オタクら、初めてかい？」
盗賊頭「ぁん？」
酒「今は二組目の試合中だよ。…そろそろ終わるんじゃないかな。」

　──ﾜｱｱｧｧｧｧｯ！

騎士長「…済まない店主、我々は初めて以前に、ココがどう言う所かもよく知らないのだが。」
酒「有りゃま、本当かい？」
僧侶「“上”の酒屋で、情報を売ってほしいって言ったらココを紹介されてな。」
酒「おりょ、ソイツは多分オレの弟だな。」
混血「マジッスか！？」
魔王「世界は割りと狭いねぇ。」

僧「…で？　アンタが情報を売ってくれるのか？」
酒「代金さえ貰えれば。先払いでな。」
盗「なんだそりゃ。」
酒「オレは良い情報しか売らない、だから売る場合は先払いでいただくんだよ。」
騎「…幾らだい？」
酒「──あそこ、オタクらがウルサいって言ってたトコで、何が行われてるか知ってるかい？」
僧「知らんと言ってるだろうが。」


酒「簡単に言えば、殺し合いさ。個人団体問わず、決められた数だけ勝ち抜けば豪華景品がいただけるってね。」

　>>530の続き。

獣耳「……まさか、その“景品”を寄越せとでも？」
酒屋店主「おっ、鋭いねぇ。」

騎士長「バカらしい！　情報を買うのに命を賭けろと！？」
酒「イヤなら買わなけりゃイイ。急ぎの情報じゃなきゃ、待ってりゃいつか余所で買えるかも知れないしな。」
騎「…！」

僧「……何と戦わされるんだ？」
混血「師匠…！」
酒「さぁ？　ソレは行ってのお楽しみさ。教えられるのは、命が惜しけりゃ帰った方がイイってことくらいさね。」

僧「………。」
獣「……モンク…？」
酒「参加するんだったら、バーを出て左に行くと下への階段が有るぜぇ。」
僧「よし、わかった。」
騎「──モンクくん！！」
魔王「だ、ダメだよ！　危ないことして、もし死んじゃったりしたら…！」
僧「マオを遺して一人で死ぬほど、俺はバカじゃないぞ。」
魔「モンくんが負けたりしないって言うのはわかってるよ？　でも、もしなにか有ったら…」


僧「ミックス、ウォリア。マオとバーヤのこと守っておいてくれよ。」

　>>531の続き。

混血「守るって…本当に一人で行く気ッスか！？」
僧侶「全員で行くには、戦えない２人を連れてたら落ち着いて戦えないだろ。」
騎士長「だったら私だけでも…！」
僧「オマエを連れて行ったら、マオとバーヤをミックス一人に任せないといけないじゃないか。」

盗賊頭「さっきからオレ様を省くのはわざとかオラァ。」
僧「数時間前に裏切ったばかりのヤツを信用出来るかアホウ。」

魔王「やだよぅ…モンくんが危ない目に遭うの見たくないよぉ…。」
僧「……だったら、少しだけ瞼を閉じてろ。ちゃっちゃと済まして帰って来るから、少しだけ。な？」
　ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
魔「……わかった…ｸﾞｽｯ…。」

僧「──良いな？　いつどこからアルム達が襲って来るかわからないから、充分に注意するんだぞ。」
騎「…ああ、」
混「ままま、任せてくださいッス！！」
僧「……バーヤも、頼むぞ。」
獣耳「い、言われなくてもわたしはわたしの役目を果たすだけですっ！」


僧「そんじゃま、軽く皆ゴロしてくるとするかな。」

　>>532の続き。

　ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝｯ

魔王「モンくん…大丈夫だよね…？」
獣耳「えぇ、きっと。マオ様が信じれば、彼はマオ様を裏切るような事はしませんよ。」
　……ｷﾞｭｯ
魔「（…モンくん…。）」

混血「……あれ？　そう言えばアニキさんが見当たらないッス。」
騎士長「きっとトイレにでも行ったんだろう、すぐ戻って来るさ。」
混「２人以上で行動するように言ってあるッスのに…。」
騎「───。」
混「…？　どうかしたッスか？」
騎「いま、下に行く階段に見慣れた槍の刃が見えたのだけど。」

混血、獣耳「……！！」


　ｺﾂ、ｺﾂ、ｺﾂ、ｺﾂ
僧侶「筒状に真ん中が吹き抜けになってるのか……１階での戦いを２階から見下ろす、」
盗賊頭「まさに“見世物”だな。」
僧「……なんでついて来たんだ。」
盗「ヒャハハハハッ！　オレ様にゃ期待してねぇんだろ？　だったら守るより攻めろってな、ヒャハハハハハッ！！」
僧「…ったく、好きにしろよ。」


盗「応よ！　好き放題殺りたい放題だぜぇ！！」

　>>533の続き。

受付嬢「２名様ですねー？」
盗賊頭「応ッ！」
受「『ビギナー』、『アマチュア』、『プロフェッショナル』、ドチラのコースになさいますかー？」
僧侶「『豪華景品』とやらが貰えるならなんでも良い。」
受「プロフェッショナルですねー？　ではコチラの同意書にサインをお願いしまーっす。」
盗「応？　…“私は、この場所においてどのような理由においても、死ぬ事への責任を当方に負わせないものとする”。なんだこりゃ？」
受「うっかり死んじゃって、恨まれたり起訴されたりしたらタマんないのでーっ。」
僧「責任逃れか、まったく不安な事この上無いな。」
　ｶｷｶｷ
受「恐縮ですー。」
盗「メンド臭ぇ……なぁ、オレ様の名前って綴りなんだっけか？」
僧「自分の名前忘れるとか有り得ないだろ。」
　ｶｷｶｷｶｷ

受「承諾致しましたーっ、それではお近くのゲートから入場くださーいっ。」
盗「よっしゃぁ！　殺っちゃるぜぃぃ！！」
受「あ、ちなみに『プロフェッショナル』は全１０勝しないと退場できませんので、お気をつけてーっ。」
　ｶﾞｯｼｬ──ﾝ！

盗「…なにぃっ！？」


僧「ハナから逃げる気は無いんだ、全部片付ければいいだけだろ。」

　>>534の続き。

受付嬢『あーあーあー、マイクテスマイクテスー。』

混血「始まるみたいッスね…。」
騎士長「救いようのないアホローバーくんめ…一人だけズルいじゃないか…！！」
混「まぁまぁ、オイラたちはマオたん様とバーヤさんを守るように任されたッス、師匠の期待に応えましょうッス。」
騎「う、有無…。」
獣耳「…マオ様、うるさくなりますが大丈夫ですか？」
魔王「モンくんを見ていられるなら平気だよっ。…バーヤこそ大丈夫？」
獣「わたしは姿を変えればいいだけですから、御心配無く。」

受『あー紳士淑女、貴族に平民、勝ち組と負け組の皆様ー。只今より、プロフェッショナル級勝ち抜き戦を開始致しまーっす。』

混「プ、プロフェッショナル？　」
騎「──出て来たぞっ！」

受『挑戦者はコチラの御二人！　僧侶のモンクと、プータローのローバーでーっす！』


盗賊頭「誰がプーだオラァ！！」

受『死ぬまで足掻くか、勝ち進み名声を得るか、儚い命の１０本勝負、開始ーっ！！』
　ｶｧｰﾝｯ


獣「…！？　死ぬまでですって…！！？」

　>>535の続き。

僧侶「…見下ろされるのは良い気分しないな。」
盗賊頭「ヒャハハッ！　ンなの気にしてたら死んじまうぜぇー！？」
　…ｶﾞｺﾝｯ…
魔物「グルルルル…。」
僧「熊の魔物か、何とかなるな。」
盗「お先に抜け駆け一番槍だぜぇっ！！」
　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ、ｸﾞｻｯ！
魔「グギャァーッ！！」
僧「あっ！　…テメェ、勝手に始めんなっての！！」
盗「ヒャッホーゥ！　早いモン勝ちだぜぃ！！」
僧「なら、１０回終わるまでにドッチが多く“潰す”か勝負でもしようぜ。」
盗「応！　望むところだってんだ！！」

受付嬢「続いて２戦目ー、ファイッ！！」
　ｶｧｰﾝｯ

盗「お次は狼の群れか、どんどん来いや来いや来いやぁーッ！！」


僧「（…この殺気、本当にコロす気満々だな。よくもまぁこんな催しが城の近くで許されてるモンだ。）」

狼に１００じゃ！！

プータローに１ガルド

プータローに3G

3Ｇ＝三匹のゴキｂ…いや、なんでもない

>>540
ガオガイガーですね！分かります！

>>540
戦国ランスですね、わかります

重力ですね分かります

ガンダムですね分かります

　>>536の続き。

受付嬢『えー、挑戦者が早々に一回戦を勝ち抜いてしまったので、この二回戦中に改めてルール説明をさせていただきまーっす。』

騎士長「おい！　“死ぬまで”というのはどう言う意味なのか明確に…」

受『んー？　アラっ、良い男が私を見て何か叫んでるわーっ。愛の告白かしらぁ？』

混血「ええぇっ！？」
獣耳「ガラス越しにマイクを使って喋ってるから、こちらの声は届かないのね。」
騎「…！！」

受『んっと、まず挑戦者にはビギナー、アマチュア、プロフェッショナルの中から挑戦するコースを選んでもらい、ソレに応じて出撃した相手を、すべて倒してもらうのがこの“ステージ”の目的ですー。』

獣「…と言うことは、あの２人は自らプロフェッショナルを選んだと。」


受『ビギナーは３回、アマチュアは５回、プロフェッショナルは１０回勝ち抜けば優勝となり、この場を盛り上げてくれたご褒美に賞金が与えられますー。プロフェッショナルだと、更に豪華景品つきーっ。』

　>>547の続き。

騎士長「なるほど、景品狙いなのか。」
混血「バーのおじさん、プロに出ろって言ってたッスか。」

受付嬢『戦闘中、もし戦えないほどの傷を負ってしまった場合は、ただちにスタッフが戦闘を中止しますー。』

混「あ…なんだ、それなら安心…」

受『ただしプロフェッショナルの場合は、用意した魔物が強すぎて止めに入ったスタッフに危害を及ぼす可能性が有りますので“戦闘中の中止”はございませーん。申し込みの際はお気をつけてー。』

混「……！？」
騎「つまり、勝てない相手に勝たなければ助けは無い、と。」
獣耳「自分達で扱えない魔物を利用するなんて、愚かにもほどが……。」
魔王「モンくん…！」


盗賊頭「１３匹目ぇ！！」
僧侶「暴れ過ぎるとすぐバテるぞ。」
盗「ヒャハハハハハッ！！　２０匹居た群れも、残るはラスト１匹だぜぃっ！！」
僧「聴いちゃいないな。」
盗「ウォりゃっ！」
　ｻﾞｸｯ…ﾌﾞｼｭｳｩｩ


受『はーい、それでは続いて三回戦──ファイッ！』
　ｶｧｰﾝｯ

　>>548の続き。

混血「……えっと、最初がクマで、次がオオカミの群れで、」
獣耳「三回戦がウシ、四回戦は巨大なイモムシで、五回戦は──」

僧侶「フンッ！」
　ｽﾞﾄﾞﾝｯ！
魔物「キュアアアアァー！！」

騎士長「カメレオンだね。ドラゴン並に巨大な。」
魔王「コレでまだなの？　モンくんもロバっちも息あがってきてるよ…！！」
獣「倒したと思ったらすぐに次の戦いに入る……コレはもう、休憩も退場もさせる気が無いとしか思えないですね。」

受付嬢『はーいっ、ようやくターニングポイントに辿り着きましたー。では六回戦──はい？』

混「？」


受『…はい、はい。……えぇと、それでは一旦休憩に入りまーす！　スタッフが死骸の掃除に来ますので、挑戦者の２人はハジッコに行って下さーい。』

　>>549の続き。

盗賊頭「ゼェ…ゼェ……休憩だぁ？」
僧侶「良かったな。深呼吸するくらいは出来そうだぞ。」
盗「ケッ、オレ様はまだまだ余裕だって言ってんだろ！」
僧「威勢が良いのは結構だが、少しは体力を自覚してくれ。どんな奴にも限界は有る、むしろ限界を知っている奴の方が強いくらいだからな。」
盗「……まぁ、あと五回連続ってーのはキツいかもな。」
僧「そうか。俺も似たようなもんだよ。」

　ｶﾞｼｭｶﾞｼｭ、ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ（掃除中）

僧「それにしてもあの司会、急に休憩とか言い出したな。」
盗「ぁん？　…あぁ、あのゴンドラに乗ってる受付のガキか。」
僧「多分、いつもは『掃除』なんて休憩時間は作ってないだろう。どうして俺たちに限って…。」
盗「ゴンドラの床、ガラスで出来てやがるから見上げるとパンツ見えるんだぜ。」
僧「……ロリコン。」
盗「はぁ！？　オレ様のドコがロリコンだオラァ！」
僧「自分で“ガキ”って言った奴のパンツ覗いて喜んでるなんて、ロリコンか変態だろ。」
盗「テメェ…！！」
僧「いいか、マオに何かしたらその首へし折るからな。ソレだけは肝に銘じてろ。」
盗「オオオ…オレ様はロリコンなんかじゃねぇ──っ！！」


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