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    元スレアスカ「強くてニューゲーム」

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    101 = 1 :

    -翌日、弐号機格納庫-
    アスカ「やっほー、ママ」

    アスカ「実はさ、今日学校サボってるんだよね~」

    アスカ「ま、あたしは大学出てるし本当は中学も行かなくていいんだけどねぇ」

    アスカ「んー、それにしても暇ねぇ……」

    アスカ「……」ウトウト

    アスカ「……」グーグー

    ミサト「アスカ!何やってんの!?」カツカツ

    アスカ「んん……?……あれ、ミサトいたんだ~、やっほー」

    ミサト「やっほー、じゃないわよっ!学校はどうしたのよ?」

    アスカ「……えーっと、面倒くさいからサボったわよ」

    ミサト「め、面倒くさいから!?駄目よちゃんと行かなきゃ」

    アスカ「……いーじゃん、あたしは大学出てる訳だし?それに何より、こうしてパイロットがすぐに出動出来る方が安心でしょ?」

    ミサト「全くもう……あんまり施設内を勝手にウロウロされると困るのよ。……あなたの安全面的にね」

    アスカ「そんなに気にしなくても、死にゃしないわよ」

    ミサト「そういう問題じゃなくてーーー!?」バチッ

    アスカ「!停電!!」

    ミサト「なんですって!?まずいわねっ、アスカはここでじっとしていて!何時でも弐号機に乗れるようにしていて!」

    アスカ「はーい」

    ミサト「くっ!」タッタッタ

    ミサト(一体どうなっているの!?)

    102 = 1 :

    アスカ「うーん、やっぱり暇ねぇ」

    アスカ「そう言えば、ここにいた場合使徒確認からの連絡ってどうなるのかしら」

    アスカ「うーむ…………!」

    アスカ(足音?複数人居るわね……隠れるか)コソコソ

    ゲンドウ「弐号機パイロット!」

    アスカ(あれ、碇司令だったのね)

    アスカ「はーい、何ですか?」ピョコ

    ゲンドウ「使徒だ。出撃準備をしたまえ」

    アスカ「使徒!?了解しました」

    アスカ(何だか嫌な感じね……)

    ーーーー

    アスカ「わぉ、こうして見るとあの使徒って大きいのね。いつも下から見てたから分かんなかったわ」

    アスカ「ま、楽勝よ」カチャッ

    アスカ「パレットライフル、一斉射撃!!」パパパパパパパ

    マトリエル『!?』パパパパパパパ

    マトリエル『……』ドシンッ

    アスカ「……弱っ」

    103 = 1 :

    ゲンドウ「ご苦労であった」

    諜報員A「では」パシュッ

    冬月「NERVの停電、それと当時に使徒の出現…」

    ゲンドウ「そこまではある程度予測の範囲内だ。だが」

    冬月「弐号機パイロットのことか?確かに、このタイミングに居合わせるのは不自然すぎるな」

    ゲンドウ「だが、現時点では我々の味方でいるのも事実だ。ゼーレの老人よりかは余程危険だが、まだ手元に置いておこう」

    冬月「……碇、仮に弐号機が覚醒するようなことがあれば……」

    ゲンドウ「その可能性はきわめて低い。初号機の何分の一というレベルだろう。だが……」

    冬月「覚醒してからでは遅いのだぞ」

    ゲンドウ「分かっている。それまでには処分するつもりだ」

    冬月「……まさに、道具だな」

    104 = 1 :

    ゼーレ1『NERVの全電力の停電、か』

    ゼーレ3『一体どういうつもりだね碇』

    ゲンドウ「今回の件については現在、総力を上げて捜査をしています」

    ゼーレ8『どうだか。信用に値しないな』

    ゼーレ7『だがここでその事を取り上げて責め立てるのもまた無意味だ』

    ゼーレ5『いかにも。シナリオに影響が無ければ良い。だが、弐号機とそのパイロットの件についてはどうするつもりだ』

    ゲンドウ「……弐号機パイロットは現在NERVの一員として使徒戦に尽力していますが」

    ゼーレ2『そんな建前には興味はないのだよ』

    ゼーレ1『左様。だが、現段階では問題がないのも事実だ。……碇、わかっているな?』

    ゲンドウ「はい。ゼーレのシナリオ通りに。」

    ゼーレを『……期待しているぞ』ブチッ

    ゲンドウ「……」

    冬月「面倒な老人共だな」

    105 = 1 :

    少し短めですが以上です

    では

    106 :

    アスカの服に盗聴器付けるけどな普通

    109 :

    私が飛鳥のパンツになって情報を仕入れよう盗聴やお薬手帳飲んでないか

    110 :

    シネ

    111 :

    投稿していきますね

    112 = 1 :

    アスカ「とうとう明日ね……」

    アスカ「今回止められなかったらどうしようもないわねぇ」

    アスカ「……ま、何とかなるわよね、多分」

    -翌日-
    ミサト「つまり、降ってくる使徒を受け止めてもらうわ」

    シンジ「受け止める!?」

    アスカ「そんなの出来るの?」

    ミサト「やるのよ!奇跡は起こすのよ」

    アスカ(ま、やるけどさ~)

    ミサト「それじゃ、三人とも、配置について」

    シンジ「うぅ、できるかな……」

    アスカ「もし失敗したら、終わりだからね~。ま、頑張りなさい」

    シンジ「うぅ……」

    113 = 1 :

    《サハクィエル『……!』バッ

    アスカ「来たわっ」

    ミサト『三人とも!スタート!』

    アスカ「うおぉぉぉ」

    シンジ『はぁぁぁ』

    レイ『行きます……っ!』

    アスカ(行くわよ……)

    アスカ「ママっ!!」

    弐号機『!!』グワッ

    シンジ『うおぉぉ』

    日向『使徒、進路変更!再計算、B-24地点と思われます!』

    ミサト『まずい!』

    アスカ「こっちじゃ間に合わない!バカシンジ!行きなさい!」

    シンジ『……!分かったっ!!』

    ミサト『走行補助152番から163番!』

    シンジ『うぉぉぉ』

    アスカ「……!」

    アスカ(バカシンジ、あれなら間に合うっ!)

    114 = 1 :

    シンジ『ATフィールド、全開っ!』キィィィン

    サハクィエル『……!!』キィィィン

    ミサト『受け止めた……っ!アスカ、レイ!急いで!』

    アスカ「分かってるわっ!レイ、フィールド全開っ!」キィィィ

    レイ『分かってるわ』キィィィ

    サハクィエル『……!?……』ググ

    零号機『……』ヒュバッ

    弐号機『!!』ザクッ

    サハクィエル『!?!?』シュゥゥゥ

    サハクィエル『』ドォォォン…

    日向『目標沈黙!』

    ミサト『やったわっ!』》

    諜報員A「……以上が第十使徒戦の様子です」

    冬月「碇…」

    ゲンドウ「あぁ、間違いない」

    ゲンドウ「弐号機パイロットは気付いている。エヴァの中に、自らの母の魂が眠っているとな」

    冬月「どう処理するつもりだ?」

    ゲンドウ「……まだ必要ない。使える内は使っておく。自らの手駒を無策に切り落とす必要は無い」

    115 = 1 :

    アスカ「10回目にしてようやく、あいつを突破出来たわね。正確には2回目の突破だけど」

    アスカ「それで、つぎはリツコね。まぁ大丈夫でしょ」

    アスカ「となると、やっぱり気になるのはその次の『影』よね……勝てるか怪しいわ……」

    アスカ「もし、勝てなかったらどうなるんだろ…?」

    アスカ「また、最初からやり直しかなぁ?嫌だな……」

    アスカ「……頭痛いわね」

    諜報員A「……」

    諜報員A(現在の命令は弐号機パイロットの保護を最優先、か。やはり彼女がポイントなのだな…)

    諜報員A(いや、俺が今そんなことをかんがえる必要も無い、か)

    諜報員A(……ゼーレとは何なのだ…?)

    116 = 1 :

    ゼーレ1『未だ我々は弐号機パイロットの情報を掴めていない』

    ゼーレ4『あぁ。碇も同じような事を言ってはいるが、あいつの事だ。信用は足りんな』

    ゼーレ6『最近はより護衛が増している。付け入る隙がまるでないぞ』

    ゼーレ2『当然といえば当然だがな。奴らの切り札の可能性すら考えられる』

    ゼーレ1『今のところ我らがシナリオに影響はない……だが』

    ゼーレ1『もし神の定めし運命に逆らおうというのなら、その時は分かっているのだろうな、碇……』

    ーーーー

    ミサト「いやぁ、上手くいってよかったわ……って、あれ?」

    ミサト(加地君?あんな所で何してるのかしら……。……!)

    ミサト(……)

    加地「……」スッ

    ミサト「加地リョウジ。……ここで何しているの?」カチャッ

    ーーーー

    アスカ「はっくしょん!」

    アスカ「……?」

    117 = 1 :

    アスカ「そう言えば、何故あたしだけループしてるのかしら」

    アスカ(確か、サードインパクトが起きて……それで……)

    アスカ「人類が溶けて一つになる、だったかしら?それが起こらなかったのはどうしてかしら」

    アスカ「不思議ねぇ……」

    アスカ「……いや、待って」

    アスカ「あの時あたしは、確か……」

    アスカ「『碇シンジを拒絶した』……?」

    アスカ「補完計画があいつを軸として行われたとしたなら……!!」

    アスカ「あたしが、あたしの心の壁が、碇シンジという存在を受け入れるのを拒絶したから」

    アスカ「あたしの魂は心の壁によって隔てられて、一つになることなくこうして漂っているのだとしたら……」

    アスカ?「あたしという存在が、ループをやめる方法って……サードインパクトを起こさないこと?」

    アスカ「元々起こすつもりはなかったけれど……でも、その後は1つになるのを拒絶した気はしないんだけど……」

    アスカ「なんだか、自分がよくわからなくなって来たわ……」

    118 = 1 :

    以上です。
    そろそろ第一話も終わりそうな感じです

    119 :


    中身朧気だけど思い出しながら楽しんでる

    122 :

    なかなかアプローチが難しい……
    とりあえず、ある程度書き上がったので投下します

    123 = 1 :

    アスカ「結局第十一使徒はリツコが処理してたわ。流石ね」

    アスカ「……そして、いよいよ明日が第十二使徒の襲来な訳だけど……」

    アスカ「はぁ、結局倒し方がまだ分かんないままなのよねぇ……」

    アスカ「まぁ、なるようにしかならないわよね……」

    アスカ「バカシンジが出てきた方法、ちゃんと聞いとけば良かった……ま、聞いても『わからない』って言いそうだけど」

    アスカ「……それにしても、流石に気付くものなのね。最近色んな人があたしの周りに居るわね……尾行というかなんというか」

    アスカ「疑われるのは今までのと同じだけど、ここまで来たのは初めてだし、分かんないことも多くなってきそうね……」

    アスカ「ふわぁ~あ。眠たいしもう寝よっかな」

    124 = 1 :

    -翌日-
    ミサト「目標は?」

    マヤ「現在第二防衛ラインへ到達。依然パターンオレンジ。使徒とは判別できません」

    ミサト「さて、どうしたものかしら……」

    ミサト「アスカ!シンジ君!レイ!目標との戦闘は極力避けて、街の外へと誘導して!」

    アスカ『戦闘は避けろって、どういうことよ?』

    ミサト「目標は依然使徒とは判別出来ません。街の中で無理に戦闘を行う必要は無いわ」

    ミサト「可能ならそのまま街の外へ連れ出す、つまり帰ってもらうわ」

    ミサト「……もっとも、そんなことがあるとは思えないけどね」

    アスカ『ふーん……まぁ、分かったわ』

    シンジ『分かりました!』

    レイ『了解』

    125 = 1 :

    アスカ「……」

    アスカ(外へ誘導っつったって、そんなの無理に決まってるでしょ……)

    アスカ(あいつ、使徒だし……)

    アスカ(近付けば影に飲み込まれる…どうすれば……)

    シンジ『……』

    シンジ(よし、ここは威嚇射撃で……)

    アスカ「……っ!だめっ」

    シンジ『えっ?』パァンッ

    レリエル『…』フッ

    ミサト『消えたっ!?』

    マヤ『!パターン青出現!!初号機の足元です!』

    シンジ『な、なんだよこれ!?』

    アスカ「バカシンジ!さっさと抜け出しなさい!」ダッ

    126 = 1 :

    シンジ『な、なんだよこれ!』パンパァンッ

    レリエル『……』スッスッ

    ミサト『ダメ、シンジ君!逃げなさい!』

    シンジ『そんなこと言ったって、こんなのどうしようもないよ!』

    アスカ「くっ……」

    アスカ(お願い、ママ……力を貸して!)

    弐号機『……!』カッ

    アスカ「ATフィールド、全開っっ!!!」

    弐号機『ウォォォォ』バリバリッ

    冬月『これは……っ』

    ゲンドウ『……』

    アスカ「はぁぁぁぁ!!!」

    レリエル『!?』ギィィ

    アスカ「バカシンジ!掴まって!早く!!」

    シンジ『アスカ!?っ、うん!』グッ

    アスカ「くぅ……どぉりゃぁぁ」

    シンジ『うわぁっ!?』

    弐号機『…!?』ガタンッ

    シンジ『!?アスカっ!?』

    アスカ「なっ、何よこれっ!?」

    レリエル『……』ズズズズ

    アスカ「ダメ、飲み込まれ……っ」

    シンジ『アスカ!アスカ!?アスカぁっ!!』

    127 = 1 :

    -ディラックの海-
    アスカ「……どこよここ」

    アスカ「……真っ白ね……」

    アスカ「バカシンジはこんな所に何時間も居たのよね……」

    アスカ「……確か、生命維持モードにしとくんだっけ……」

    アスカ「……通信は出来ない、か。むむむ…………ATフィールド、全開っっ!」

    弐号機『!!』キィィィ

    アスカ「くぅぅ……ダメかぁ」

    弐号機『……』シュゥゥ

    アスカ「……ママ……」

    アスカ「……モードチェンジ、生命維持モード」

    アスカ「……」

    アスカ「…………」

    アスカ「…………ママ……」

    128 = 1 :

    アスカ「……?ここ、どこ……?」

    アスカ「……!あんた、誰?」

    ???「あたしは、アスカ」

    アスカ「はぁ?アスカはあたしよ!」

    ???「いいえ、あたしはアスカ。あたしもあんたもアスカなのよ」

    アスカ「……何よそれ」

    ???「いや、少し違うか」

    アスカ「?」

    アスカ「あんたとあたしは同じアスカだけど同じアスカじゃない。アスカの魂が二つに裂かれて、その片方があんたになった」

    ???「は、はぁ?何言ってんのよ」

    アスカ「あんたとあたしとは、同じアスカの心を持った、別の存在」

    アスカ「ど、どういうことなのよ……」

    アスカ「……直に分かるわよ」

    アスカ「さて、それじゃあそろそろ時間だし、ここから出ましょうか」

    アスカ「何言ってんのよ!ちょっと!待ちなさいよ!!」

    129 = 1 :

    レリエル『!?!?』バキンッ

    弐号機『ウォォォォ』ドォォン

    シンジ『アスカっ!?』

    弐号機『ウォォォォ……』

    レリエル『……』バシャァァァァ

    ミサト『なに、あれ……』

    リツコ『エヴァ弐号機……』

    日向『目標……沈黙……』

    ミサト『……はっ、回収班急いで!』

    ーーーー

    アスカ「……?」

    ミサト「アスカ!大丈夫?」

    シンジ「アスカ……?」

    アスカ「んっ……何か、夢を見てた気がする。けど……忘れたわ」

    アスカ「重要な夢だったはずなんだけどなぁ……」

    シンジ「……ふふっ……良かった、無事で……」

    アスカ「ちょっと、何笑ってんのよ!」

    シンジ「だ、だって、アスカが変な事言うから……」

    アスカ「なんですって!?」

    シンジ「わっ、や、やめてよっ!?」

    ミサト「はぁ、全く……良かったわ」

    弐号機『……』


    弐号機『』ギロッ


    130 = 1 :

    以上です

    レリエル突破、ですね。
    原作では多分第十七話くらいです。違うかも

    読んでくださってる方、ありがとうございます
    ではでは

    132 :

    チャゲも出してあげてくださいアスカばかりです

    133 :

    遅くなりました、投下します

    134 = 1 :

    アスカ「弐号機の中で、確かに誰かと会った気がするんだけど……」

    アスカ「ママ……じゃなかったとは思うんだけど、ならあれは、誰だったんだろ……」

    アスカ「そういえば、明日だっけ。四号機の起動実験。失敗するとわかってはいるけど、止めようがないわね……。悔しいけど」

    アスカ「S2機関の無駄遣いね」

    ーーーー

    ー翌日・通学路ー
    アスカ「おはよ、ヒカリ」

    ヒカリ「あら、アスカ。おはよう。碇君は?」

    アスカ「なんか、鈴原たちと勉強するんだと。変なこともあるものねえ」

    ヒカリ「鈴原と?そ、そっか……」

    アスカ「……ねえ、ヒカリって、どこが好きなの?」

    ヒカリ「……え?何の話?」

    アスカ「鈴原のどこがいいのか聞いてんのよ」

    ヒカリ「え、え、な、何のことよ……」

    135 = 1 :

    ーネルフー
    青葉「手がかりは静止衛星からの映像のみです。後は形跡も残ってません」

    青葉「エヴァ四号機並びに半径49キロいないの関連研究施設はすべて消滅しました」

    青葉「タイムスケジュールから推察して、ドイツで修復したS2機関の搭載実験中のことだと思われます」

    マヤ「予想する原因は材質の強度不足から設計初期段階のミスまで32,768通り。妨害工作の線も考えられます」

    日向「でも爆発ではなく消滅なんでしょ……つまり消えたと」

    ミサト「よくわからないものを無理に使うからね」

    マヤ「復元中のS2機関は残り一つですね、これが最後のものです」

    リツコ「この失敗は調べ尽くさないとね。成功してないとはいえ数少ないデータの一つだわ」

    日向「しかし、米国は情報はないと主張を続けていますが……」

    リツコ「つまらないプライドね」

    136 = 1 :


    ミサト「これでせっかくのS2機関もパーね」

    リツコ「ええ。無駄なことにならないように活かさなければならないわね」

    ミサト「それで、残った参号機は?」

    リツコ「空輸されてこちらで引き取ることになったわ」

    ミサト「勝手に作っておいて、都合が悪くなると押しつけ?」

    リツコ「仕方ないことではあるわ。あんなことがあれば、誰でも怖じ気づくわよ」

    ミサト「虫のいい話だわ」

    リツコ「まあそうね」

    ミサト「それで、参号機の起動実験には、ダミーとやらを使うの?」

    リツコ「……。それは今から決めるわ」

    リツコ「碇司令と話し合ってね」

    137 = 1 :

    リツコ「試作されたダミープラグです。レイのパーソナルが埋め込まれていますわ」

    リツコ「ただ、人の心……魂まではデジタル化出来ませんので、あくまでも擬似的なものに過ぎません。人のまねをするだけの機械ですわ」

    ゲンドウ「信号パターンをエヴァに送り込む。そこにパイロットがいるとエヴァが思い込み、シンクロすればそれでよい」

    ゲンドウ「初号機と弐号機にデータを入れておけ」

    リツコ「しかし、まだ問題が残りますわ」

    ゲンドウ「エヴァが動けばそれでいい。それで、参号機のパイロットは?」

    リツコ「現在の候補のなかから、一人、生理学的に持ち上げれば可能な子供がいます」

    ゲンドウ「君に一任しよう。レイ、上がって良いぞ。食事にしよう」

    レイ「はい」

    リツコ「……」

    138 = 1 :

    アスカ「てなわけで、チャンスは明日の朝!なんとしてでもお弁当を渡すのよ!」

    ヒカリ「う、うん……」

    アスカ(明後日は起動実験だもんね)

    アスカ「シンジ!相田!あんたたちは邪魔をしないようにするだけでいいわ」

    シンジ「う、うん」

    ケンスケ「けど、びっくりだよ。トウジのことが好きで、しかもお弁当を渡そうなんて……」

    ヒカリ「うう……恥ずかしい……」

    アスカ「よし!それじゃ、解散!あ、シンジは残りなさい。エヴァのことで話があるわ」

    シンジ「え?うん、わかった」

    ーーーー

    シンジ「参号機のパイロットがトウジ!?」

    アスカ「そうよ。間違いないわ」

    シンジ「そ、それで……?」

    アスカ「四号機の消滅、知ってるわよね?S2機関は参号機にも搭載予定だったらしいの」

    シンジ「そんな……それじゃあ!」

    アスカ「何かあったら、最優先であいつを助け出すわ。わかったわね?」

    シンジ「それで……。うん、わかった。ありがとう、アスカ……」

    139 = 1 :

    以上です

    おやすみなさい。。。

    140 :

    何の対策もなく毎回楽勝で倒されるマトリエルにわろた

    141 :

    あの使徒だけはちょっとライフル撃ったら死ぬ印象しかない

    142 :

    弱い使途だから本部が沈黙=エヴァが動かない時に来たんじゃないだろうか?

    143 :

    ちょっとトラブったので更新は深夜になりそうです……
    ごめんなさい(..;)

    144 :

    舞ってる

    145 :

    こんなに遅くなるとは……

    投下の時間です

    146 = 1 :

    ー翌朝、トウジの家の前ー
    ヒカリ「……まだかなあ……」

    トウジ「なんや委員長、そんなとこで何しとんや?」

    ヒカリ「わっ!?……べ、別に……その……」

    トウジ「?なんやそれ……ん?何持ってるんや?」

    ヒカリ「あ、そ、そう!お弁当、作りすぎたから……あげよう、かなって……」

    トウジ「!え、えっと……ありがとう?」

    ヒカリ「う、うん………。あ、あのさ、鈴原、今まで喧嘩してばかりだったけど、その、これからは、仲良く…………」

    トウジ「せやな……仲良くやって行こか」

    ヒカリ「っあ…………うん!」ニコッ

    トウジ「……ほ、ほな、学校、行こか」

    147 = 1 :

    アスカ「おはよ、ヒカリ♪」

    ヒカリ「あ、アスカ、おはよう」

    アスカ「うまくいったみたいね」コソコソ

    ヒカリ「う、うん……ありがと、アスカ」

    アスカ「いいのよ、もう♪」


    シンジ「トウジ、おはよう」

    トウジ「おう。……な、なんやニヤニヤして」

    ケンスケ「別に~?」

    トウジ「気持ち悪いのう」

    担任「鈴原!至急校長室まで来なさい」

    シンジ「……!」

    ケンスケ「?トウジ、何したんだよ}

    トウジ「知るか。何も心当たりないわ。……ほな、行ってくるわ」

    ケンスケ「おーう」


    リツコ「鈴原トウジ君ね。ネルフ本部技術一課所属、赤城リツコです。以後よろしく」

    148 = 1 :

    ー葛城家ー
    アスカ「明日ねぇ、起動実験」

    シンジ「うん……大丈夫かな……」

    アスカ「さあ、わかんないわね~。ま、あんまり深く考えてもねえ」

    シンジ「それは……そう、だけど」

    アスカ「いざとなればあたし達もいるんだし、きっとうまくいくわよ」

    シンジ「そうかな……なんか、良くない予感がすごいんだけど……」

    アスカ(まあ確かにそうなんだけどさあ)

    アスカ「心配しすぎよ!さっさと寝なさい!それじゃ、おやすみ」

    シンジ「うん……おやすみ」

    アスカ(ミスは許されないわね)

    149 = 1 :

    ー翌日ー
    『エントリープラグ固定完了。第一接続開始』

    ミサト「思ったより順調ね」

    リツコ「これなら即実戦投入も可能ね」

    ミサト「ふうん。よかったわね」

    『パルス送信。グラフ正常位置』

    リツコ「あら、気のない返事ね。これもあなたの直轄部隊に入るのよ?」

    『リスト1350までクリア』

    ミサト「エヴァを四機も独占、か……」

    『初期コンタクト問題なし』

    リツコ「了解。作業をフェイズ2へ移行して」

    『オールナーブリング問題なし。リスト2250までクリア』

    『ハーモニクスすべて正常値。絶対境界線突破します』

    参号機『……!』カッ

    フィーフィーフィー!

    リツコ「何事!?」

    『中枢神経に異常発生!』

    リツコ「実験中止!回路切断!!」

    『だめです!体内に高エネルギー反応!!』

    リツコ「まさか……」

    ミサト「使徒!?」

    参号機『グオオオオオオオオ!!!』ドオオオオオン!!

    150 = 1 :

    アスカ「目標がエヴァね……」

    シンジ『どうしようアスカ、あれにはトウジが!』

    アスカ「わかってるわ。まずはあいつの中からプラグを無理矢理抜き取るわよ!レイ!援護射撃の用意しといて!」

    レイ『わかったわ』

    アスカ「あたしがなんとかあいつを止めるわ。そのすきにシンジは背後に回って、いいわね?」

    シンジ『う、うん。わかった』

    アスカ「……いくわよっ!」

    弐号機『!!』ダッ

    参号機『……!』ピクッ

    ーーーー

    アスカ「くうう……はああ!!」

    アスカ「シンジ!今!」

    シンジ『うん!ごめん、トウジ……っ!』バキバキ

    参号機『!?』

    シンジ『と…れ、たっ!』ブチッ


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