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    元スレ照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」

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    201 = 1 :




    「まあ正直に言うとだな」

    「君がここまでやれるとは思っていなかった」

    京太郎「先輩…」

    「一軍候補二人相手に僅差の2位だ。十分誇っていいだろう?」

    京太郎「でも、一度対局しただけですし」

    「その一度で何もできない者も多い。君はそうではない」

    「点差云々よりも、私は君の打ち回しに実力と可能性を感じるよ」

    京太郎「可能性…」

    尭深「淡ちゃんが本気出した理由、わかるよね」

    京太郎「……」

    尭深「勝ちに来た淡ちゃんが勝てなかった。それだけでもすごいことだと私は思うけどな」

    京太郎「……恐縮です」

    「それを尭深が言うのは少し違う気がするがな」

    尭深「ほんとですね、すみません」

    202 = 1 :





    「では、私たちはそろそろ失礼しよう」

    「夕食はあとで持たせる。風呂だが…今日は出て左の角にあるシャワー室を使ってくれ」

    京太郎「わかりました」

    尭深「今日はゆっくり休んでね」

    「……」

    「行くぞ、照」スタスタ

    「…今行く」スッ

    203 = 1 :



    「……」

    京太郎「…先輩も、ありがとうございました」

    「ひとついいかな」

    京太郎「え……はい、なにか」

    「下の名前で呼んじゃダメって、言ったよね」

    京太郎「あ……ごめんなさい」

    「……今日は急だったししょうがない。でも気をつけて」

    「……まだダメだから」

    京太郎「まだ……?」

    「お大事に」スタスタ

    ガチャン


    シーン


    京太郎「まだって、…なんだよ」

    204 = 1 :

    ここまでです
    合宿1日目が終わらない
    気がつけば初投下から一ヶ月…追い抜かれないよう頑張ります

    207 :


    初めから本気出してない相手に結果的に点が上だったからって勝った気にはなれんよなぁ

    208 :

    あわあわかわいい!

    209 :

    珍しい照京SS

    210 :


    白糸台で照と淡がバラバラに動き出すと途端に菫と誠子が突っ込みで忙しくなる王道パターンは良いよね
    そして常にマイペースなたかみー

    211 :

    日付指定してないとこの有様だよ!
    とりあえず明日投下予定です

    212 :

    舞ってた

    213 :

    明日って今さ

    214 :

    まだかー

    215 :

    今来ました
    ちょろっとですが投下

    216 = 1 :




    コンコンコン

    京太郎「はいど」

    「ご飯だよ!」バーン

    京太郎「…うぞ」

    「…ああもうこいつは!」

    217 = 1 :




    京太郎「でも先輩、ノックしただけまだ成長してると思いますよこいつも」

    誠子「ところがどっこい、ノックしたのは私なんだなあこれが」

    京太郎「あーなるほど」

    「む!二人して私のことバカにしてない?」

    京太郎「してないしてない」

    誠子「うん、してないしてない」

    「…むー」

    218 = 1 :



    誠子「……大星」

    「あー……うん。えっと……ね」

    京太郎「どうした」

    「さっきは……心配も全然しないで……ごめん」

    京太郎「……え」

    「え、ってなに!」

    京太郎「いやー、大星さんからそんな言葉が出るとは思いませんで」

    「むっかー!私だって悪いと思ったらちゃんと謝れるの!」

    京太郎「…冗談冗談。そんな気にしなくていいのに」

    「へ?……怒ってない?」

    京太郎「怒ってない怒ってない」

    「そっか…へへへ」

    219 :


    「それじゃそれじゃ、もういっこ。えーと……」

    京太郎「…なんだよ」

    「……うん!次は負けないから!」ズビシッ

    京太郎「おう!」

    「だからきょーたろーは私のライバルってことで!」

    京太郎「お、おう……名前?」

    「さっき覚えた!ライバルって名前どうしで呼び合う感じ……そんな感じで!」

    京太郎「……わかんねー、ぜっんぜんわっかんねー」

    220 = 1 :





    誠子「私もさっきの局見てたけど、なかなかいい鳴きしてたね」

    京太郎「ありがとうございます……運も良かったんで」

    誠子「運も実力のうちって言うしね……あんまり謙虚だと大星がまた機嫌損ねるよ」

    「むっ……同じ失敗は繰り返さないしー」

    京太郎「一回練習で勝ったくらいで大きい顔できませんよ」ハハハ

    誠子「言われてるぞ淡」

    「なんで私なの!」

    京太郎「そうだぞ淡」

    「あわっ…だからなんでよ!」



    221 :

    淡のライバル兼ヒロインムーブ

    222 = 1 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    誠子「…一仕事済んだし、これでゆっくり寝れるよ」カチャカチャ

    「あー楽しかったー」

    誠子「……それより良かったのか?」

    「何が?」

    誠子「あーいや、忘れるくらいのことならいいんだけど」

    誠子「本気云々がどーだとかさ」

    「あー……うん、それね……気にしないことにしたんです!」

    誠子「…気にしない」

    「きょーたろーは遊びでやってないことはわかったし……」

    「もし本気じゃなかったんなら、私が弱かっただけ」

    「だから次は勝つ」

    223 = 1 :

    誠子「ふーん、そっか」

    「えー、反応薄い」

    誠子「私にリアクションを期待してどうする」

    「ぶーぶー」

    誠子「ぶーじゃない。……羨ましいかな。楽しそうで」

    「先輩は麻雀楽しくないんですか?」

    誠子「楽しいよ。でも……背負うものもあるからね」

    「?」

    224 = 1 :



    誠子「そんなことよりさ、何あの名前呼び?」

    「え?よくあるよね、サ◯ケェ!ナ◯トォ!みたいに」

    誠子「お前はいつジャンプ漫画の主人公になったんだ」

    225 :

    あわいい

    226 = 1 :

    きりがいいのでここまで
    次は金曜の予定

    228 :

    アワイィ!お前の前の河のマンズ取ってマンズ!

    229 :

    日が変わりましたが今から投下します
    NARUTOはコラ含めて好き

    230 = 1 :



    チュンチュン


    京太郎(……朝か)

    京太郎(……)

    京太郎(……そうか、合宿か)ムクッ



    ザーッ バシャバシャ

    京太郎(無駄に早く目が覚めてしまった)

    京太郎「ふぅ」フキフキ

    京太郎(でもホントすがすがしい朝、須賀だけに)


    231 = 1 :

    京太郎(あ、照さん)

    「……」テクテク

    「ふぁぁ……」



    京太郎(…こっちに来る)

    京太郎「おはようございます」

    「ぁ…おはよう京ちゃん」

    京太郎「え」

    テクテク

    京太郎(あれ、夢見てんのかな)

    232 = 1 :

    <ザーッ バシャバシャ

    <………

    <バタバタバタ

    京太郎(……戻ってきた)

    「……さっきの無しで」

    京太郎「さっきのって何ですか?」

    「……意地悪」

    京太郎「また間違えたんですか」

    「寝ぼけてたからノーカン。顔洗って目が覚めた」キリッ

    京太郎「…先輩の日常が心配です」

    「?」

    京太郎「弘世先輩とかに迷惑かけてませんか?」

    「……ちょっとは、自覚ある」

    京太郎「自覚があるなら…まあいいですけど」

    233 = 1 :



    「……体調はもういいの?」

    京太郎「え、…はい、なんとか」

    「そう…気をつけてね」

    スタスタスタ

    京太郎(行ってしまわれた…)

    京太郎(…よし、今日も頑張りますか)パンパン

    234 = 1 :




    京太郎「おはようございまーす」

    <おはよう須賀くん おはようさん

    パタパタパタ

    「おはよ、きょーたろー!」

    京太郎「おはよう、朝から元気だな淡」

    ざわっ

    京太郎(あれ、なんか嫌な雰囲気)

    「?…どうかした?」

    京太郎「いや、なんでもない」

    235 = 1 :




    「……とまあ、須賀君と淡が付き合い始めたんじゃないかと噂が」

    京太郎「誤解です」

    誠子「昨日のアレでそうなったらなかなか劇的だけどね」

    尭深「ラブロマンス、だね」フフッ

    京太郎「先輩たち面白がってるだけですよね!?」

    「……」フキフキ

    京太郎「ほら、掃除中なんですから集中してやりましょうよ。宮永先輩黙々とやってるじゃないですか」

    「上級生に指示するとは大きくなったもんだなあ」

    誠子「そーだそーだ」

    尭深「ちゃんとやってるよ?『たまたま』須賀君と担当が近くて、『たまたま』この辺の担当が多いから手が空きがちなだけで」

    京太郎「先輩方がそっち側だと収拾つかなくなるじゃないですか……」

    236 = 1 :

    「ほら、照も何か一言」

    「……」

    京太郎(表情変えないままでめっちゃ困ってるんですけど、照さん)

    「……」

    「……お幸せに」

    京太郎「ちょ、だから違うんです、誤解ですって!今は麻雀でいっぱいいっぱいで」

    誠子「麻雀が恋人って?そんな行き遅れたアラフォー雀士みたいなこと言って」


    ???(アラサーだよ!?)


    京太郎「いやそこまでは言わないですけど」

    「つまらないな」ニヤニヤ

    京太郎「つまらなくて充分です、さあ掃除掃除!」

    237 = 1 :

    寝落ちしそうなのでここまで
    日曜日また来ます

    239 :


    アラフォー雀士ともなると直接脳内に語りかける事も可能なのか……

    240 :

    なんたって世界二位だからな

    242 :

    世界1位は世界すら掌握してそう

    243 :

    また日が変わっての参上
    書き溜めあまり無いですが進めます

    244 = 1 :

    京太郎(さて……午後からは部室昇格をかけての個人戦スタート、か)

    京太郎(ここからが正念場)グッ


    尭深「緊張してる?須賀くん」

    京太郎「それなりに…でもやるしかないんで」

    尭深「そっか…やっぱり男の子だね」

    京太郎「それ昨日も聞きましたよ…先輩はいいんですか?のんびりしてて」

    尭深「だって私たちは観戦する側だし」

    京太郎「あ、そうなんですね」

    尭深「牌譜分析くらいはするけど…お茶汲み頑張るね」

    245 = 1 :






    京太郎「ツモ。1000・2000」

    京太郎(よし、この調子でいけば……)



    「ロン。3900」

    京太郎「っ……はい」チャラッ


    「テンパイ」

    「テンパイ」

    京太郎「…ノーテン」

    「テンパイ」

    246 :

    やっとったんか

    247 :

    寝落ちか?
    まさか地震?

    248 = 1 :

    寝落ちしました
    ご心配かけてすみません

    249 :

    作者もノーテンやったんやろなぁ…

    250 = 1 :






    京太郎(…流れが悪いな)

    京太郎(昨日対局してない人もいるからだけど…なんせ上級生が強い)

    京太郎(上に絶対行きたいという気持ち、最後のチャンス…とにかく気迫が違う)

    京太郎(でも俺だって)

    京太郎「ロン!3900」

    京太郎(気持ちは負けてない自信がある)







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