元スレ照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
601 :
遅くなりました、更新
602 :
舞ってた!
603 = 1 :
~流れるプール~
尭深「……」プカプカ
菫「……」プカプカ
京太郎「……」プカプカ
604 = 1 :
京太郎「……ずっとこうしてたんですか?」
尭深「…最初は淡ちゃんと遊んでたんだけど…あちこち行っちゃうから」プカーン
京太郎「テンション高かったですからね…」プカーン
菫「淡には亦野がついてくれてるから、まあ…大丈夫だろうと」プカーン
京太郎「…こういうときくらいは羽を伸ばしててください部長」
菫「…うん」
尭深「……」プカーン
京太郎「……」プカーン
菫「…たまにはこういうのも、悪くないだろう?」プカーン
京太郎「……そうですね」
尭深「……」パチャパチャ
605 = 1 :
~ビーチバレー~
尭深「頑張ってー」フリフリ
淡「行くぞー!」バシッ
菫「速っ…おっと」ポ-ン
京太郎(…意外!部長の素早い身のこなし)
誠子「はいはーい……ほいっと」パシン
京太郎「はい拾いまーす…先輩次!」トスッ
照「あっ…えっ……えいっ」
バスッ
菫「あっ」
尭深「えっ」
誠子「先輩?」
淡「て、…テルーの頭に、ボール……」
京太郎「」
606 :
刺さったのか?
607 = 1 :
コロコロコロ…
淡「きょーたろー…オニ!アクマ!」ジト-
京太郎「…っ!」
タタッ
京太郎「先輩!すみませんでした!」
照「…気にしないで」
京太郎「ほんとうに、いや、お怪我は…」アタフタ
照「…大丈夫。大丈夫だから……」
ガヤガヤ どーしたどーした
修羅場か?ん?
照「……」
京太郎「……先輩?」
照「…あまり、騒がないで」プルプル
京太郎「…すみません」
608 :
in 尭深
out 照 京太郎
そーれ はーいよっと
京太郎「…先輩、怒ってますね」
照「怒ってない」
京太郎「無表情装っても…分かりますよ」
照「っ…装ってない、もともとこんな顔してる」
609 = 1 :
京太郎「さて、どうでしょうかね…っと」パスッ
ボールこっちー パースパース
京太郎「はいはーい!……よいしょー」
ありがとー
京太郎「どーもー」
照「…行ってくればいいのに」
京太郎「このまま置いていけないですって。……俺もさっきはどうかしてました」
照「……」
610 = 1 :
京太郎「でも…その……あのですね」
照「…何?」
京太郎「えっと…まあその、心配なわけです。先輩」
照「……」
京太郎「危なっかしいところがあって、目が離せない……ってすみません、子供扱いしたいわけじゃなくて」
照「いい」
京太郎「……」
照「心配してくれるのは、嬉しくないわけじゃない……から」
611 = 1 :
京太郎「……」
照「……」
ポスン う゛わ゛っ
あははー スミレこけてんのー
こいつ… 次はお前だ淡!
「「ねえ/あの」」
京太郎「……先輩からどうぞ」
照「…お先に、どうぞ」
京太郎「いや……まあその、気持ちだけでもお詫びということで…先輩だけソフトクリームもう一本、付けさせていただけませんか」
照「…それは嬉しい。…バニラとチョコ一つずつ、よろしくね」
京太郎「もうメニュー把握してるんですか…」
照「さっき見てきた。バニラとチョコとミックスの三種類。正直迷ってたから、二つ食べられるなら嬉しい」
京太郎「…迷うなら間とってミックスっていう選択肢は…」
照「ない。ミックスで間にはならない。ミックスはミックスを食べたい時に食べる」フンス
京太郎「なるほど。……それで、先輩の用事は?」
照「……忘れるくらいだから、大したことじゃない」
京太郎「さいですか……」
612 = 1 :
~ウォータースライダー~
ガヤガヤ
誠子「来たからにはね、やっぱりこれ行かなきゃ」カツカツ
京太郎「ですよねー」カツカツ
菫「…にしても…結構高いな」カツカツ
京太郎「いちいち階段上らないといけないのが玉に瑕、ですかね」カツカツ
誠子「もう少し若い頃は何度も上ってきてたけどなぁ…正直少し、キツい」カツカツ
菫「誠子がそんなんで…私はどうなるんだ私は」
京太郎「ま、まあ…あとちょっとですから」
613 = 1 :
カツカツ
京太郎「はい、到着」
誠子「ひょー!たっかいなぁ」
菫「荷物を置いたのはあちらの方だから……あそこで漂っているのが尭深かな」チラッ
<次の方どうぞー
誠子「じゃあ、私いくよ。それぃ!」
シュ-
京太郎「慣れてますね」
菫「あぁ。…これ、どのくらいのスピードになる?」
京太郎「えっ…あっ、もしかしてあまり滑ったことない、とか」
菫「ん。なんとなくついてきてしまったが」
京太郎「えっとですね…この看板にもありますけど」
デ-ン
京太郎「座った状態で滑ります。体を寝かせればスピードが出る感じで」
菫「なるほど。調整できるんだな」
614 :
来ていましたか
615 :
おつ
616 = 1 :
>次どうぞー
菫「じゃ、行ってくるとするよ」ビシッ
シュ-
京太郎(やだなんかイケメン)
>はい次どうぞー
京太郎(どうせ行くなら、ハイスピードで…勢いつけて、そらっ!)
ドシュ-
京太郎(来た来た、この爽快感…たまんねー)
ヒャッホ-ウ
617 = 1 :
菫(滑り台といい…人は速度を体感したがる生き物なのか)
菫(それとも重力に任せて動いていくところに面白さを見出すのか)
菫(いずれにしても…なるほど、悪くない)
菫(…そろそろゴールかな?)
ゴゴゴ
菫「な、何だ?」
京太郎「や、やっべ!ブレーキ!ブレーキ!」
菫(お、追いついてきただと?のんびり行き過ぎたか、でもあと)
ゴスッ
京太郎(あ、足がジャストミート)
菫「グヘッ」
京太郎「ぶちょぉぉぉー!」
ザッパ-ン
618 = 615 :
追突事故…まあ、普通のプールだとこういうのは対策とってるから無いけどな
かわいそうに
619 = 1 :
・
・
・
京太郎「すいませんでした!」ドゲザ-
>またあの人謝ってる… やーねーほんと
菫「気にするな…私にも非があった、9:1くらいで」
誠子「痣とかにはなってないみたいで…よかったね須賀、親衛隊がいたら今頃袋叩きだよ」
京太郎「返す言葉もございません…出しちゃいけないような声も出させてしまって」
菫「忘れろ」
京太郎「あっはい」
620 = 1 :
京太郎「あの…お詫びと言っちゃなんですが…ソフトクリームもう一本」
菫「私が二本も平らげると思ってるのかな?」
京太郎「あ…いえ、その」
菫「その様子だと…照に同じ手を使ったろう?」
京太郎「なぜそれを…」
菫「……全く。君は照に甘いんだから」
京太郎「そ、そうですかね?」
誠子「自覚無しときましたよ部長」ヒソヒソ
菫「ああ。重体だなこれは」ヒソヒソ
京太郎「?」
621 = 1 :
菫「…まあとにかく、これに懲りて羽目を外し過ぎなければ、それでいいから」
京太郎「ははー、寛大なご処置ありがとうございます」
菫「…私は真面目に言ってるんだが」
京太郎「すみません調子乗りました」
誠子「やれやれ」
622 = 1 :
~???~
京太郎(…はぁ、そんなつもりじゃないんだがなぁ…)
京太郎(ん…?あれは…)
淡「だーかーら!一人じゃないのー!」
「でもさー、誰も来そうじゃないしー」
「ねーいいじゃーん、俺たちとちょっと遊ぶくらいさー」
淡「嫌って言ったら嫌なの!」
京太郎(ナンパ…だな)
京太郎(見た目だけで判断したら後悔するぞ…じゃなくて)
623 = 1 :
京太郎(…世話が焼けるな…しゃーなし)ダッ
京太郎「はいちょっとすみませーん」
「あ?」
京太郎「待たせたな、ほら行くぞ」ガシッ
淡「あっ…」
「…ちっ、兄貴か」
「冷めたわ…次いこ次」
624 = 1 :
淡「……」
京太郎「……ふぅ、なんとかなったな」
淡「……」
京太郎「淡さん?そんなに手を強く握られると痛いんだけど」
淡「ギニャッ!」バシッ
京太郎「痛っ…そんな振りほどかなくてもいいじゃん」ブツブツ
淡「あっ…な、なんできょーたろーが兄貴なの!?」
京太郎「知らねーよ…金髪同士だし、兄妹に見えたんだろ」
淡「そんなの……納得いかない、私の方が誕生日先だしー」
京太郎「落ち着きないからな、しゃーない」ハハハ
淡「なにをー!」ウガ-
625 = 1 :
・
・
・
菫「すまない、私が淡と一緒にいればこんなことには」
京太郎「いや、それを言ったら俺だってそうです」
淡「むー」プク-
尭深「よしよし、怖かったね」
菫「ともかくありがとう。さっきの蹴りを帳消しにして余りあるよ」
京太郎「先輩!その話は」
照「…菫を蹴ったの?」
京太郎「違うんです!不可抗力で…部長ぉ!」
淡「…兄妹、兄妹じゃなくて…」
淡「か、か……」
淡「……///」
尭深「どうしたの?」
淡「な、何でもないよ!?何でもない!」ブンブン
626 = 1 :
というベタな展開を見せてここまで
なぜこんな長くなったし
次回は今週中を予定、照のマスコミ用顔のお話
627 = 615 :
おつ
628 :
だれか読解力の無い俺にビーチバレーで照がどうなったのかを教えてくれ
629 :
>>648
宮永ホーン、後はわかるな?
630 :
乙、別ルートも見たくなってくるな…
631 :
あわあわは負け犬の定め…
632 :
すばら
633 :
飽きたな
634 :
今週中…ギリギリアウトですね
照は頭でボールをレシーブしたもよう、文章稚拙ですまない
ウォータースライダーは菫さんにラキスケでもよかったんですが書けそうになかったので却下
途中までですが投下ー
635 = 1 :
京太郎「取材…ですか」
菫「うん。ほら、そこの棚に揃ってるだろう?Weekly麻雀TODAY」
京太郎「…ああ、例の」
照「…いつも、来る」
誠子「そりゃあ、うちが全国トップなんですから。来ないわけないですよ」ハハッ
菫「…まあ、いわゆる強豪校と全国出場校には一通り来るようだからな。ウチだけ特に多いなんてことはないさ」
淡「えー…めんどくさい…」
菫「これから先も付き合うんだ、面倒がってはいられないぞ」
尭深「……」ズズッ
636 = 1 :
菫「というわけで淡、お前は個人レッスンな」
淡「なんで!?」
菫「取材されるときの最低限のマナー、それにあることないこと話さないように教育しなきゃならんからな」ゴゴゴ
淡「スミレ、こわい!こわいから!」
京太郎「あ、あのー…俺は聞かなくてもいいんですか」
菫「ん、須賀君は多分問題ない」
京太郎(いいのかそんな適当で)
菫「…そこのバックナンバーに付箋が付いているだろう?過去の白糸台の記事につけてあるから、参考までに皆で目を通しておいてくれ」
淡「そ、そっちの方が楽しそうだなーあはは」ズルズル
誠子「い、いってらっしゃい…」
バタン
637 = 1 :
照「…尭深、付箋付きのもの探して持って来てもらえる?」
尭深「わかりました」
京太郎「あっ、俺も手伝いますよ。かさばると重いでしょうし」
照「…じゃあお願い。誠子」
誠子「はい」
照「冷蔵庫にカスタ○ドケ○キが入ってたはずだから出して。みんなで食べよう」ワクワク
誠子「紙コップも出しときますね」
照「気がきくね、よろしく」
638 = 1 :
パラッ ペラッ
誠子「最初は扱いちっちゃいですね」
尭深「…この黄色い付箋は、ただ白糸台に触れただけの記事についてるみたい」
京太郎「桃色のだと…部員や顧問のコメントが出てますね。……部長が分類したんだろうか」
照「……」モックモック
京太郎「これも桃色…あっ」
誠子「どうかした?」
照「表紙の…瑞原プロ?」
京太郎「違います!……二年前の、インハイ出場決めたときの記事です」
尭深「『白糸台高校、悲願の出場!』ですか…」
誠子「照先輩や部長が入る前までは強豪校止まりだったんですよね?さすが…」
照「……」
京太郎(…懐かしいな)
639 = 1 :
=========================
小さい頃には、時間なんていくらでもあるものだと、そう錯覚していた。
だから季節が巡って年が変わり、背丈が伸びてもっと物事が良くわかるようになるにつれ、俺が根拠もなく心の隅に置いていた希望ーーつまり、
照さんがひょっこりと帰ってくるだとか、連絡してきてくれるだとか、とにかくまた昔のように三人で麻雀ができるようになるーーそんな願望はますます現実味を失っていく、それでいて諦めだけはつかないのは俺がまだ子どもだったからかもしれない。
『昔のように』……なんて言葉を使うほど、それでもその頃には時間の経過というものを十二分に体感していて、俺と咲は中学生になっていた。
640 = 1 :
『京ちゃん、顔こわいよ?』
『……眠たいの。部活は相変わらずだし』
『ふーん…』
俺は麻雀部……ではなく、ハンドボール部に入っていた。
理由の一つ目、体力と無駄に大きくなった図体を持て余していたこと。
二つ目、麻雀で照さんが活躍したという話は聞かず、中学で麻雀をやっても出会える可能性は低いと思われること。
三つ目、麻雀以外の何かに打ち込むことで、それに付随するオカルトめいた力に目覚める期待ができること。
そういう理由、もとい言い訳。
641 :
『仲直りさせる』という目標を掲げながらそのための手段は何も持ち合わせていなくて、麻雀が彼女との唯一の接点であり それすら危ういことには、子どもの俺にもすぐに気づけたのだった。
宮永家の雀卓は埃をかぶり、部屋の隅に追いやられ、ついには見なくなった。物置部屋にしまったのだと聞いて少しほっとした。
咲はそれらのことについても聞かないと何も言わないほど、自分を極力麻雀から遠ざけているようだった。俺はその話を早々に切り上げたのを覚えている。
それでも、照さんと咲に教えられた麻雀の熱は俺の中で、消えることだけはしなかった。嫌いになるなど考えたこともなく、頻度は減ったが週一回はネット麻雀に精を出し、そこで知り合いもできた。俺はそれなりに麻雀を楽しんでいたのだ。
ただ部活でやるほどの熱意はなく、期待もない。そんな中途半端な状況で、中二の夏を迎えようとしていた。
642 = 1 :
その日の夕刻、部活の帰り道。本屋に立ち寄ったのは少年誌を立ち読みしたかったからに違いない。
読みたいものを読んで名残惜しくパラパラめくってまた積み直して、ふと視界に入ったはやりん…瑞原プロの表紙に惹かれて手にとったとしても責められる謂れはないはずだ。だって中学生だもん。
数年前に創刊されたWeekly麻雀TODAYの存在は知っていたし、何らかの痕跡を探してめくってみた事も何度かあった。そしてその度に何も得られずにがっかりして、そのうち見る事もなくなっていた。
嘘か真か「執事」という職業だというネト麻の知り合い曰く、本当に強くても中学で麻雀をするとは限らない、と。
『そういう知り合い…いえ、お仕えする主人がそうなのですが』とそんなことを言っていたのもまあ、頭のどこかにひっかかっていたのかもしれない。
ともかく俺はその号を手にとって「インハイ特集~今年の優勝候補はココだ!」なんて記事を見つけ目を落とし、やがて数十秒後にはレジに駆け込むことになる。
643 = 1 :
地の文読み辛ければ申し訳ないです
この辺で一旦
644 :
乙
全然読めるよ
645 :
乙
次も楽しみにしてるからやりたいようにやるといいよ
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