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    元スレ照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」

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    51 :

    こんばんは

    上の件ですが一軍、二軍ではなくて部室が大きく分けて二つあって
    第一部室…虎姫含めチームに入れるレベルの部員たちが使う
    第二部室…その他もろもろ
    という感じの設定で

    校内とメディアで一軍とかの呼称が違うとか考えたんですがそれはそれで面倒なのでパス
    その辺の菫さんのセリフは脳内変換してください、よろしくです

    白糸台のチーム作りの事情とかなかなか謎も多いんですが、本題じゃないのでこのSSではスルーします

    ではちょこっとだけ

    52 :

    了解!

    53 :



    「……照」

    「」ビクッ


    「……なに?」

    「……お前のその変わり身にはほとほと感心するよ」

    「尭深のお茶だ、冷めないうちにな」コトン

    「…ありがとう」

    「余程集中していたのか?別に抜き足差し足で来たつもりじゃないんだが」

    「…昔のこと考えてた」

    「妹のことか?」

    「……そんなところ」

    54 = 1 :



    ズズッ

    「……お前には感謝しているよ」コトン

    「急に言われると気持ち悪い」

    「ひどいな」

    「……私は何もした覚えがない」

    「今年も部員は大勢入ってくれた」

    「大勢いさえすればいいとは言わないが……ともかくいいことだろう」

    「入部動機で一番多かったのはなんだと思う? 」

    「『宮永照がいるから』だ」

    「『全国での実績があるから』『強い部員の中で自分を鍛えたいから』 これもお前のおかげだ」

    「……その人たちは何も知らない」

    「知ってどうなるとも思わないがな」

    55 = 1 :



    「なあ照」

    「お前は麻雀については日本一の高校生だ」

    「おそらくプロに行ったって通用するさ」

    「だがそれ以外は普通の女子高生だ。まだ子供だ」

    「何かうまくいかないことがあっても、それで恥じることはない」

    「……」

    「……偉そうな口をきいてすまなかったな、部外者のくせにと思ったかもしれんが」

    「菫のそういうところ、きらいじゃない」

    「…そうか」

    56 = 1 :



    バタッ

    「なんだ、今日は菓子が全然減っていないじゃないか」

    「これは雪でも降るかもしれないな」

    「…今から食べる、何か取って」

    「ほら、ポ◯キー」

    「うん」

    「……」モックモック




    (…甘い)

    (甘いなぁ…)

    57 = 1 :

    本当に短いですがここまでー
    次回京ちゃんモブと対局、大まかな雀力が判明します
    雀力ってなんだ

    58 :

    おつ

    62 :

    乙、楽しみにしてるよ

    63 :

    こんばんは
    カーリング見たりなんだりしてました

    途中まで書いてるので風呂入ってからぼちぼち進めます

    64 :




    「須賀くんはー、あの金髪の子と知り合いなのぉ?」

    「……」トン

    京太郎「ああ、クラスで席が隣なんだよ」トン

    「あ、あの人ちょっと怖い、かも…」トン

    京太郎「そうか?あ、それポン」カチャ

    京太郎「こう、言っちゃあ悪いけどどこか抜けてるっていうか」トン

    「そっかぁ、須賀くん体験入学いなかったもんねぇ」

    「なんかこう、ず、ズバーン、ドカーン!って」トン

    京太郎(何やったんだ大星)

    65 = 1 :


    京太郎「そういえばインパクトがある奴だった、って弘世部長も」

    「……す……さま……」ボソボソ

    「あっ、地雷踏んじゃったねぇ」

    京太郎「えっ」

    ガタッ

    「さっき!部長と!菫様とお話ししてたよねっ!名前まで呼んでもらって!」

    「ひぃっ!」

    京太郎「ぐえっ、首、首締ま…」

    「はいストォップ」チョップ

    66 = 1 :


    「……すまない。菫様のこととなると、こう……熱くなってしまって」

    京太郎「あぁ、うん、気にしないで(えぇ……)」

    「だ、大丈夫、ですか…?」

    「この子重度の菫様キチだからねぇ」

    「……否定はできない」

    京太郎「えぇ……」

    京太郎(なぜキチと言われて誇らしげなのか、小一時間問い詰め……いや、やっぱいいわ)

    京太郎(延々と語られる図しか見えない)

    「部長さんはファンも多くて、し、親衛隊みたいなものがあるとかないとか」

    京太郎「……まあ、わからないでもないけど」

    「そうか!君も私と親衛隊に入らないか!」パァッ

    京太郎「い、いや…男子一人とかきっと変な空気になるし……」

    「……そ、それもそうか。残念だな」ズーン

    「気にしない方がいいよぉ、さっきも繰り返した光景だしぃ」

    京太郎「おぉ、もう……」

    67 = 1 :



    「ま、とりあえず◯◯ちゃんのチョンボって事だけど」

    「練習だしこの局ノーカンってことでいいよねぇ」

    「「異議なし」」

    「……面目ない」

    「じゃ、気を取り直して打とぉか」

    「り、了解です」

    京太郎「うっし、やるか」

    68 = 1 :




    京太郎(さて部長キチさんの親で東一局、俺は南家)

    京太郎(卓で打つのは久しぶりだけど……まあ、さっきの局でちゃんと“感じ取れた”)

    京太郎(上家のキチさんと下家の子は、なにかオカルトめいた力を持ってる)

    京太郎(発動はしてないみたいだけど……おっと配牌は……四向聴かな、うーん)


    京太郎(さっきの三麻はキチさんトップ、ふわふわした感じの対面の子が続いて下家の人がハコ寸前)

    「ポン!」「チー!」

    京太郎(普段のしゃべりはビクビクしてるけどすごく元気な発声、積極的な鳴き)

    京太郎(さっきも二鳴きしてたし…でも鳴きをトリガーとして何か変わってるとか、そんな気配はない)

    京太郎(とりあえず上がりたいってとこなのかな……ただ捨て牌も理牌もちょっと素直なんだよなあ)

    69 = 1 :






    「ツ、ツモ!タンヤオのみ、300・500です!」



    京太郎(……ピシリ、と)

    京太郎(何か来た)

    京太郎(じわっと、彼女の中のゲージがぐっと溜まったようなそんな感触)

    京太郎(要注意だな)



    「そ、それロン!3900!」

    「はぁーい」チャラッ

    京太郎(連続で和了か…俺の親が流れた)

    京太郎(今度は面前だったし、やっぱり鳴きは直接関係ない)

    京太郎(安いから助かってるけど次は彼女の親番……このままはマズいな)

    70 = 1 :



    京太郎(さっき感じた感触)

    京太郎(相変わらずゲージはいっぱいのまま)

    京太郎(たださっきキチさんが鳴いた時…その後数巡収まった感があった)

    京太郎(突破口はそこか……手牌は……悪くない)


    京太郎「ポン」

    「……」

    京太郎(やはり鳴くと力が薄れていく)

    京太郎(ズレると消えるってことは、牌の引き方に影響を及ぼす類のものだってこと)

    京太郎(あれだけ積極的だった鳴きを全然しなくなったことから考えても)

    京太郎(『和了ると有効牌が引きやすくなる』)

    京太郎(たぶんこんな感じの力だろう)

    京太郎(最初やや強引に和了ったのも辻褄が合う)

    京太郎(早い段階でずらせたのは本当に良かった…おっ)

    京太郎「ロン。役牌ドラ2の3900」

    「は、はい…」チャラッ

    「うーん、いいようにやられてるねぇ」

    京太郎「よし、この調子!」





    71 = 1 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










    「それで、勝ったんだ」

    『おう。……なんでわかったんだ?』

    「わかるよ。京ちゃんの声ウキウキだし」

    『マジか……浮かれてるつもりじゃないんだけど』

    「ふふっ、大丈夫だよ」

    「ちゃんと通用するってわかったんだもん、少々喜んでもばちは当たらないよ」

    「それに……」

    『それに?』

    「…ううん、なんでもない」

    72 = 1 :




    「……そっか。お姉ちゃんがそんなこと…ごめんね」

    『咲が謝んなよ。照さんにもきっと……事情があるんだと思う』

    「京ちゃん……」

    『だから俺は決めた。照さんと打てるようになるまで強くなってみせるって』

    『もともとそういう覚悟はできてたし』

    『咲とも約束したからな。“照さんと仲直りさせる”って』

    「……もう六年も前なんだね」

    『照さんも驚くはずさ…“なんだこのでっかい金髪!”って』

    「ふふっ、なにそれ」

    「……ほんと京ちゃんって、お姉ちゃんに甘いよね」

    『え?』

    73 = 1 :

    「昔からそうだよ。お姉ちゃんが好きなお菓子絶対持ってくるし」

    「お姉ちゃんが言うことはほぼ無条件で聞いてたし」

    『そりゃあまあ……麻雀の先生だったわけだし』

    「それにしたって優しすぎると思うよ?」

    『こう、なんだろ……照さんは俺にとって“憧れ”の存在ってところ?』

    「なんで疑問形なの?」

    『いや、あまり深く考えたことなくてな』

    「…憧れ、かぁ」

    『なんだよ、語彙不足で悪かったな』

    『文学少女の宮永さんならもっと上手く表現できるんだろうなー』

    「文学少女だなんて、そんな、恥ずかしいよ…」

    『そっちかよ』

    74 = 1 :




    『そういえばGWだけどさ、すまん』

    『麻雀部の校内合宿があるらしくてさ、そっちには帰れない』

    「そっか…しょうがないよ」

    「そうだ!おばさんが連絡がなくて心配って」

    『えー…まだ10日も経ってないのにさー』

    『てかなんで咲に愚痴ってんだよ母さん…』

    「そう言わずに…ね?」

    『…まあ、考えとくわ』

    「ふふっ」

    『なんだよその笑いは、頬つつくぞ』

    「なんでもないよ。…つつけるものならつついてみてよ」

    『こやつ…咲のくせに生意気な』

    75 = 1 :




    ふふっ、京ちゃんってやっぱり甘い。

    こんなちんちくりんな私にだって。


    あぁ、京ちゃんに言いたい。
    言わなきゃいけない。

    でも、今はきっとその時じゃないの。
    ちゃんと形にしてなきゃ、だめ。

    だからもう少しだけ、この胸にしまっておくよ。


    「また連絡してね、京ちゃん」

    『おう。咲も元気でな』

    76 = 1 :

    ここまでです。
    日付またいだだらしない投下ですまない…

    77 :

    おっつおっつ

    78 = 1 :

    忘れてたけど一箇所訂正
    >>53
    「妹のことか?」→「妹さんのことか?」

    早く京照いちゃいちゃさせたい

    79 :


    照の京ちゃん呼び違和感なくてすき

    81 :

    こんばんは
    気を抜くと数日すぐに経っていけない
    ぼちぼち投下していきます

    82 = 1 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    京太郎「おはようございまーす」

    「あーちょうどいいところに」

    「須賀くんおはようさん。来て早々悪いけど仕事頼まれてくれる?」

    京太郎「あー了解っす。ちょいとお待ちを」

    京太郎(部活が始まって早2週間。男子一人ですがそれなりに上手くやってるつもりです)

    「須賀くんも今日はお泊りするの?」

    「いやいやいや、言葉には気をつけて?須賀くん男の子だよ?誘ってんの?」

    「ないわー、そんなエロエロの思考するのあんたぐらいだわー」

    京太郎(……こんな会話してますが基本優しい先輩方です)

    京太郎「…それで、お仕事というのは?」

    「あ、ほらー須賀くんドン引きしちゃってるよ」

    「早く逃げた方がいいよ、この子男日照りだし重いしメンヘラだし」

    「人に勝手に属性盛るのやめろよコラァ」

    キャピキャピ

    京太郎(……頑張れ俺)

    83 :




    京太郎(買い足した食材もろもろを運ぶだけの簡単なお仕事です)コツコツ

    京太郎(にしてもこう…菓子の多さ)

    京太郎(というか9割方菓子なんじゃ)


    バッタリ

    京太郎「あ……」

    京太郎「おはようございます、部長」

    「ああ、須賀君か。おはよう。早いな」

    「その荷物は…」

    京太郎「ああ、〇〇先輩から頼まれまして」

    「そうか、持って来てくれたのか。助かるよ」

    「ほら、半分貸して」

    京太郎「え?……いやぁ、先輩に持たせるなんてそんな」

    「どうせ部室に行くんだ。それに後輩に大量の荷物を持たせたままだなんて他の部員に示しがつかない」

    「大した重さじゃないんだろう?私のためと思って持たせてくれ」スッ

    京太郎「…そう言われると断れないじゃないですか」

    「物は言いようだ」フフン

    84 = 1 :






    「…だからまあ、一年はこの合宿でようやく第一部室行きを狙える、というわけだ」

    京太郎「道理で大星がこちらに来てたわけですね」

    「ああ、特待生とはいえそこは平等にな」

    京太郎「でもあいつはかなり打てるんでしょう?」

    京太郎「こんなはずじゃなかったとかなんとかブツブツ言ってましたけど」

    「はぁ……これは説教が必要だな」

    京太郎「え、これ俺がチクった形になってません?」

    「心配するな、君の名は出さない」

    京太郎「あー…くれぐれも穏便にお願いします」

    「ほう、たいそう優しいじゃないか」

    京太郎「まあ腐ってもクラスメートなんで」

    スタスタ

    85 = 1 :



    「…もしかしてまだ大星と打ってないのか」

    京太郎「あー…なんかタイミングが合わなくて」

    「まあいいさ、合宿中に手合わせさせるよ。…さて」

    「到着だ。ようこそ第一部室へ」ガチャ

    京太郎「……失礼しまーす」

    「食材は奥の方…そうそっちだ。冷蔵庫があるからその辺に置いててくれ」

    京太郎「了解です」ガサガサ

    「あー、個人の私物も置いてあるから漁ったりするなよ」

    京太郎「しませんよ!」

    京太郎(そんなこと言われると気になるだろ!いい加減にしろ!)

    86 = 1 :




    京太郎(冷蔵庫はこれ、か……じゃこの辺に)トスッ

    京太郎(…見間違いじゃなければ菓子の在庫はまあまあある気がするんだけど)

    京太郎(これはお茶缶、まあわかる)

    京太郎(…立てかけてある釣竿はなんだ?)

    87 = 1 :




    >ガチャ

    京太郎(…だれか来た)

    京太郎(挨拶だけして早々に退散しよう)

    京太郎「部長ー、置いときました、よ…」

    「……」

    京太郎(…てる、さん)

    88 = 1 :




    「なんだ、来てたのか」

    「…今来たところ」

    チラッ

    京太郎(これ目で合図されてる?)

    京太郎「…はじめまして宮永先輩、須賀京太郎です。よろしくお願いします」

    「ああ照、ほら例の男子部員だ。〇〇に頼んでた菓子、ここまで持ってきてもらったんだ」

    「」ピクッ

    「そう…」

    「ありがと」

    京太郎「どういたしまして」

    (……ほう)

    89 = 1 :

    ここまでです
    次は調子良ければ今晩
    遅くとも金曜夜には来ます

    90 :

    おつ
    はよイチャイチャしてくれ~

    91 :

    あわあわの横恋慕にも期待している

    94 :

    面白くなって来た

    95 :

    こういう狭い範囲でラブコメして方がおもろいわ
    淡とイチャイチャして嫉妬する照が見たいんじゃあ

    96 :

    こんばんは
    キャラ増やすと収拾つかなくなる(断言)
    大勢動かすには実力不足だと思うので大人しく
    では投下していきます

    97 = 1 :


    京太郎「……それじゃ俺はそろそろ戻ります」

    「もっとゆっくりしていっても構わないが?他のメンバーもそろそろ来るだろうし」

    京太郎「いえ……荷物持って来ただけですし、それに」

    京太郎「この部室には実力でまた来たいと思います」

    「そうか……漢だな」

    京太郎「そんな大したものじゃないですけど」

    京太郎「先輩、……また来ます」

    「……」

    98 = 1 :




    「……頑張って」


    京太郎「……!」

    京太郎「はい!」




    ガチャリ

    「爽やかな青年だな」

    「……よくわからない」

    「そうか」

    99 = 1 :


    「……」

    「照、お前」

    ガチャ

    誠子「おはようございます、遅くなってすみません!」

    尭深「おはようございます」オズオズ

    「おはよう、二人とも」

    「おはよう」

    「……」

    (まあいい、後にしよう)

    「よし、揃ったことだし軽く打ち合わせしておこう。今日から忙しくなるしな」

    「では日程の確認からだが…」

    100 = 1 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    「うわっ、朝から須賀だ」

    京太郎「いつも朝一番会ってるだろうが」

    「だからこそ!せっかく朝から麻雀なのにそこに須賀がいるのが納得いかない」

    京太郎「麻雀部!俺麻雀部なんだけど」

    「はいそこの金髪コンビうるさいよー」

    「…怒られてやんの」ボソボソ

    京太郎「お前もだよ大星」ボソボソ

    「……だいたいいっつもあんたとコンビって言われるの嫌なんだけど」ボソボソ

    京太郎「知らねー全く知らねー」ボソボソ

    「金髪揃ってるのがいけないんだ……染めてきてくれない?」ボソボソ

    京太郎「無茶言うな」ボソボソ


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