元スレ少女「コミケ行くので泊めてください!」男「は……?」
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501 = 1 :
男「……落ち着いたか?」
少女「……ハイ」
男「なら、戻ろう」グッ
少女「…………」
少女「それは、出来ないんです」
男「どうして」
少女「…………」
502 = 1 :
少女「……私が、この街にいられるのは、あと一日」
少女「今日にはもう、帰らなくちゃいけませんから」
男「だったら、今日一日だけでも」
男「今日一日だけでも、一緒にいるコトは出来るだろう」
少女「…………」
少女「だけど」
少女「私なんかが、戻っていいんでしょうか」
少女「戦士の戦利品を盗もうとした、私なんかが……」
503 = 1 :
男「…………」
男「……そうだな」
男「窃盗未遂でも、窃盗は窃盗」
男「見つかれば許されるハナシじゃあないだろう」
少女「…………」
男「でも」
男「集まった数十万人だって、全員が全員根っからの善人じゃない」
男「ちょっとくらい心に後ろ暗いところだってある。人間なんだから」
504 = 1 :
少女「…………」
男「……ナットクいかないって顔だな」
男「…………上を見ろ」
少女「上……?」
男「夏の夜明けは早いが、まだ日は昇っていない」
男「空を見てみろ。黒い夜の空を」
少女「空……」
506 = 1 :
少女「…………」
少女「きれい」
男「だろう。ココは、東狂で最も空に近い場所の一つ」
男「最も星がよく見える場所の一つだ」
少女「こんな星空が、本当にあるなんて……」
少女「まるで天然のプラネタリウムだなぁ」
男「なんじゃそりゃ」
507 = 1 :
男「……これでも、夏は空気中の水分が多いから、冬のほうがよく見える」
男「街の光が届くこんなところより、内陸の山のほうが、もっと星はよく見えるぞ」
男「自然は限りなく広い」
男「お前の目に見えている部分なんて、ほんの一部なんだ」
少女「…………」
男「って、大学生風情が何を、ってハナシだがな」
男「だけど。ヒトも、同じコトだ」
男「見てみろ、星を」
508 = 1 :
男「様々な大きさ、様々な色、様々な輝きをする星が、無数にある」
男「俺たちの目に見える太陽系の星から、銀河の果てまで、限りなく」
男「そして、無窮に瞬く星々……」
男「とはいうが、永遠に輝きつづける星なんて、この世には存在しない」
男「すべてが等しく有限で。すべてには等しく終わりがあり」
男「だからこそ、こうして今を、きらめくんだ」
少女「…………」
男「人間だって、色んなヤツがたくさんいて、色んな考えを持ち、ソレを表現している」
509 = 1 :
男「だからこそ。俺も、お前も」
男「COMIKEっていう、デカいお祭に、心惹かれるんじゃないか?」
少女「…………」
男「そして、俺もお前も、その一員だ」
男「スタッフも、サークル参加者も、一般参加者も」
男「それは店と客の関係じゃなく、等しく皆が同じ“参加者”」
男「……それが、COMIKEの理念の一つだ」
少女「参加者……、ですか」
510 = 1 :
男「そうだ。だから、悔やむ意味はあっても、恥じる必要はない」
男「幸いにも、表現する手段は、黒ずくめさんや友人が用意してくれている」
男「だから」
男「あと一日だけ、COMIKEに戻って、悔いの無いように参加しても」
男「いいんじゃないかと、俺は思うがな」
少女「…………」
少女「ふふっ」
男「む。何がおかしい」
511 = 1 :
少女「いえ。オカシクはありませんが」
少女「男さんは、いつでも、同じコトを言うんだなって」
男「はぁ? こんな……、ハズカシイことっ、言ったのはコレが初めてだと思うが」
少女「ふふ。目は口程に物を言う」
少女「というワケではありませんが、いつも心に思ってるコトは」
少女「ふとした時に口をついて出るモノですよ」
男「そうか。……用心しなければな」ムム
少女「ふふふ」
512 = 1 :
男「で、どうする。それでもなお行くというのであれば、止めはしないが」
少女「……いいえ。戻りますよ、私は」
少女「今年の夏のCOMIKEの、最終日」
少女「二人で。いや、みんなで」
少女「悔いの無いように楽しみましょう」
男「…………」
男「そうだな」
ザワ…
514 = 1 :
少女「きれいですね……」
サワ…
少女「朝日とともに、光も、風も、鳥も、一緒に動き出して……」
男「…………」
男「太陽が昇れば、小さな光は消えていく」
男「いや……。太陽という大きな光に、集まっていく」
男「行こう。俺たちも、俺たちの場所に集まっていく時間だ」
少女「はい!!」
ザッ
515 = 1 :
男「……?」
チャキ チャキ チャキ チャキ
特殊部隊「動くな!!」
男「……!!」
少女「……、……」
ザッザッザッザッ ザッザッザッザッ
チャキ チャキ チャキ
516 = 1 :
男「……おい。何のマネだ、これは?」
特殊部隊「動くなと言っている」チャキ
特殊部隊「…………」チャキ
特殊部隊「…………」チャキ
特殊部隊「…………」チャキ
男(拳銃を構えた迷彩服が、6,7……、およそ十人足らず)
男(COMIKEのコスプレ……、というワケではなさそうだな)
男「おい、少女」
517 = 1 :
少女「…………」
男「なんだ、コレは。お前の友達か?」
少女「……いえ」
少女「こんな悪そうな友達がいたら、怒られちゃいますから」
男「…………」タラ
男(……サッパリ意味がわからんが)
男(ヘタに動けば、明日のお天道様は拝めないコトはわかる)
男(まずはコイツらの目的がハッキリしないと……)
518 = 1 :
少女「わかっているぞ。目的は私だろう?」
男「……!」
特殊部隊「そうだ。スナオじゃないか」
少女「いやー、見慣れた顔だからな」
少女「おおかた。私がココに戻るのを、この数日、ずっと待ってたんだろう」
少女「暑い中、雨の降る中。ご苦労ってモンだ」
特殊部隊「それ以上喋るな」チャキ
519 = 1 :
特殊部隊「“ブツ”のある場所に、案内してもらおうか」
少女「…………」
男「…………」
少女「……すいません、男さん」
男「……?」
少女「残念ですけど、ココでお別れみたいです」
男「な……!」
520 = 1 :
少女「さすがに。一人、二人ならまだしも」
少女「十人近くが相手では、さしもの私も、手も足も出ません」
少女「おい! このヒトは関係無い。解放してやれ」
特殊部隊「ふん……。いいだろう」
男「…………」
少女「男さん。少しの間だったけど、楽しかったです」
少女「この数日間は、私の短い人生の中でも、イチバン輝いていたと思います」
男「おい! そんな言い方……」
521 = 1 :
少女「行ってください」
少女「これは、私の戦い」
少女「あなたを巻き込むワケには、いきませんから」
男「…………」
特殊部隊「……ハナシは決まったようだな」
特殊部隊「それでは、“ブツ”を見せてもらおうか」
少女「ええ。それなら、こ……」
ヒュルルルルルル…
522 = 1 :
男「……ん?」
男「なんだ、この音…………」
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523 = 1 :
ズガァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!
特殊部隊「ッ!!?」
特殊部隊「総員、伏せろォォォッッ!!!!」
男「な……、な……!?」
少女「なんですか、コレ……!」
ヒュルルルルルル…
524 = 1 :
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ヽ∧ヘ、ヘ人从ヽ∧ヘヘ从ヽ∧ヘ、ヘノ(
525 = 1 :
特殊部隊「ぐわああああああッッッ!!!」
特殊部隊「敵襲、敵襲! いったいどこに……!?」
男「おい、少女! お前の手引きか!?」
少女「知りませんよ! こんな超火力出せる重火器持ち込んでませんし!!」
組員「男さん、少女さんですね」ヌッ
男「……!? どうおわぁぁぁぁっっっ!!!」
少女「黒服のヒトたち……。いったいどちら様です?」
526 = 1 :
組員「私どもは貴方がたの味方です」
組員「それとも……。お嬢の部下、と申し上げたほうが通りが良いでしょうか」
男「ああ、大家さんの……!」
少女「えぇ? 大家さんがお嬢で、部下って……、えぇ!?」
組員「細かい説明は後で」
組員「あの特殊部隊は、我が組の精鋭が抑えています」
組員「お二人はコチラへ」
組員「友人さんから連絡を受けたという“有志”の方が、お待ちです」
527 = 1 :
男「え、友人の奴が……? いったい誰を……」
___00 __ ∩ ∩
└‐┐l ___n_ ___n_ ___n_└┘/7 ∪ ∪
(ノ フl.「 フl.「 フl.「 <ノ ○ ○
,、-,、
´,,r'´,,、'⌒'ヽ, ` .、
〃/〃,r'⌒`ヾ ` .、
!il! i,l',l'i, ,-─- 、 ,'´",, ` .、
i l i!i 〃'⌒`' 、`ヽ、∵'` ` .、 ,,.
,i i i!i. {'l〃,、-,、 ヽ,ヽヽ ` .、 ` .., _____,, -'''"´
, i i i!\{i! i'r'~`',ミ ヽ,゙i}i、 _,ィ≦
'i,i .'i, ,i〃´` 'i, ','i i,}, ≠==≦、 ,ィ≦≦≦
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≠彡 \ ( ,,.. ''"
`ー─── "
528 = 1 :
少女「く、クルマ!?」
男「……ちょっと待て。このタクシーは……!!」
運転手「ええ。お久しぶりです」パカッ
運転手「およそ半日ぶりですな」
男「う、運転手さん……!」
少女「あなたが、一体どうして……」
運転手「いや。今日もいつも通り、日が昇ってから動き出す予定だったのですが」
運転手「息子に呼び出されましてな」
529 = 1 :
男「え……? 息子って、いったい誰」
運転手「さあ、ウカウカしてるヒマはありませんぞ!」
運転手「この山を脱出します。はやく後部座席に!!」
男「わ。わかりましたけど……」パタン
少女「……そ、その口調。まさか……」
組員「それでは、運転手さん。お二人をお願いします」
運転手「任されましたぞ。走り屋の誇りにかけて」
運転手「目指すは、朝日をその逆三角形に浴びる、ビッグサイト!!」
530 = 1 :
運転手「んん、久方ぶりの全力全開!!」
ギュルルン!! ギュルルン!!
運転手「―――フルスロットル以外はあり得ない!!!」
ブオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!
531 = 1 :
――首都高速道路
ブオオオオオオオ
少女「……高雄山が、みるみる遠ざかっていく」
男「い、いったいこのクルマ、何キロ出てるんですか!?」
運転手「今、120キロになりましたな」ブオオオオオ
男「ブッ壊れますよ!?」
運転手「私の運転に耐え得る程度の改造は施していますので」
532 = 1 :
男「だいたい、何もこんなに急がなくても……」
男「謎の特殊部隊は、組員のヒトたちが止めてくれてるし……」
ドォォン!!!!!!
少女「あ。また、山のほうで爆発が」
少女「アイツら、ホンモノの仕事人ですよ。大丈夫かな……」
運転手「ほっほ。ご安心を」
運転手「仮に相手がホンモノだとしても」
運転手「彼らもまた、“ホンモノ”なので」
533 = 1 :
プァンプァンプァンプァン!! プァンプァンプァンプァン!!
男「……!?」
パトカー『そこの暴走タクシー!! 今すぐ止まれぇぇぇ!!!』プァンプァンプァンプァン
運転手「おっと……。サツの小僧の群れが、何か言っていますな」
男「う、運転手さん? ココの高速道路の制限速度は!?」
運転手「ん……。たしか、通常は60キロでしたかな」
男「ダブルスコア!!」
534 = 1 :
男「俺たち、そこまで急いでませんから! 法定速度内で走りましょう!?」
運転手「残念ながら、一度動き出した“相棒”は」
運転手「私にも止められないのです」
男「うっそだー!!!」
少女「でも……、男さん! 私、燃えてきましたよ!!」
少女「不肖私。カーチェイスは何度か経験がありますが」
少女「こんなにアツい逃走劇は、コレが初めてです!!」
男「君も君で何でカーチェイスの経験なんてあるのかな!」
535 = 1 :
パトカー『そこの……、暴走タクシー……。今すぐ……、止ま……』プァンプァン…
少女「……みるみる、遠ざかっていきますね」
運転手「既に老いぼれた身ですが、ぺーぺーの若造どもには負けませんぞ」ブオオオオオ
運転手「というか量産型の白黒パンダごときの出力に」
運転手「我が“相棒”が、遅れをとる道理がありませんな」
運転手「なあ、相棒!!」
タクシー「…………」
537 = 1 :
運転手「―――む」キキッ
ギュリルルルルララララララララララララ!!!!!!!!!!!!
男「ちょ、ちょっと! 車体がイケナイ声あげてますよ!!」
運転手「―――奔れ! 天馬の如く!!」
ヒヒイイイイイインンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!
少女「ま……、まるで! クルマから出る摩擦音が、馬のいななきのようです!!」
538 = 1 :
男「というか奇蹄目の鳴き声そのものではァ!!?」
運転手「久方のエキサイトに相棒も悦んでおりますな」
運転手「さあ、ここからですぞ!!」バッ
シュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!
少女「車体が、空気の層を破って……! いや、走りながら取り込んで!!」
少女「いわば風の結界!! インビジブル・アーマーを作りだしています!!」
運転手「数多のライバルと渡り合うためには……。こういった技術も必要だったのですよ」
男「いったいナニと戦ってたんですかぁぁぁ!!?」
540 = 1 :
パラパラ…
ETC係員「あ~~~れぇ~~~!!!」ジャポン
男「……い。ETCが、木端微塵に……」ダラダラ
少女「係員のヒトは海に投げ出されました! いちおう無事です!」
運転手「避けられるか、避けられないかを考える必要は無い……」
運転手「ジャマだと思ったら、とりあえずぶち破ってみる」
運転手「それが、ハードボイルド……」
少女「か、カッコイイ……!!」
541 = 1 :
運転手「タバコ。よろしいですかな」
男「え、ええ……」
運転手「かたじけない」
シュポ
運転手「ふぅー…………っ」
運転手「やはり走りの最中に吸うシガレットは格別ですな」
男「……あ、あの。あなたは、以前からこんなコトを?」
運転手「東狂という街の日常ですな」
542 = 1 :
男「本当に、この運転手さん。いったい何者なんだ……」
ギャルルルルルルルルルルルル…
男「……? 今、何か……」
少女「あれは……? 後ろから、何か白いのが……」
少女「このクルマに、超スピードで猛追してきます」
運転手「――――……!!」
運転手「……あ。アレは……」
543 = 1 :
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___―― ̄ ̄___ ̄―==―_―____
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━―― ̄ ̄___
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从.  ̄ ̄|| ̄ ̄ ┼ュ /′ |レ /′ |レ /′ |レ
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)/ム./ /////⌒Vハ j ./::::::::}⌒`¨´
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/:\\ヽ _ ≧x: : ∧>'^/¨¨ ./:: //////::::::::::::::::::::::::::::::::::i|〕iト .,\
,∠斗=ミ: : :\\:.~> '^⌒`ヽ /! ./ /::::::://////:::::::::::::::::::::::::::::::::::::j}//// 〕iト .,
, -=ミ.. \: : :\/ .___|::|/ ,/::::::::::〈///.∥::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j}///////// `iト .,
/: : : : : : :`>:'77777f'く ̄ ̄ ̄|::| ∥::::::::::::::∧///|::::::::::::::::::::::::::::::_≧'^///////////////` :、
廴_ _>'^.//////∧=-t─i<^|∧ |::::::::::::::::::;_〉//.!::::::::::::::::::rf≦^//////////////////////\
、_j└───<Vハ 苡Vリ、ゞj{:::::\仏斗:七(////|:::::::::::::::::{:{/////////////////////////// \
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V ∥\∨ Vハ 〕iト ., \::::::::: ̄ ̄::::::::::::::::::::::>:、.////////////////.
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∧ }_ ニ=- ''¨ `ヽ_)^>=- < ̄ ̄ ̄
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―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━―― ̄ ̄___
544 = 1 :
少女「し、白バイです!! しかも改造車!!」
少女「ば、バイクなのにスゴいスピードですよ! このままじゃ追いつかれる!!」
男「チョーシ乗ってるから何かトンデモナイのが出てきちゃったじゃないですかぁぁ!!?」
運転手「……単車で、私の相棒に追いつく警察……」
運転手「まさか……」
運転手「ちょっと、揺れますぞ。どこかに掴まってください」
男「へ!? 揺れるって……」
545 = 1 :
少女「そういえば、今日もある、サイドブレーキ脇のコップ……」
少女「いまだに中身の水が、一滴もこぼれていません」
チャポン
少女「ソレがこぼれるほどの。“何か”を、すると……!?」
男「何かってナニ!!?」
運転手「どうやら、“重り”を外す時が来たようですな……」
運転手「バックタイヤ!! パージ!!」
ポチ
バカァン!!!!!!
546 = 1 :
少女「ああっ、車体の後ろについていたタイヤが外れました!!」
男「そ、そのままバイクのほうに飛んで……!」
白バイ「――――!!」
i
l\ ┌:, ,!'| ` .
! | !ヽ. ,、 |\_|| ’ j i! i ,-、、
! .| l l.|゙i |「`ヽ`i { || / /
l | l |! l └′/,/ :、,ィl! l! {′/ ;/
! ヽ、 ̄ `''' , ` Yl!|: | |. / /
! r 二コ | 、 ゙リN: ; !li└ヽ/ /゙:、
| | }'′ i ;}|! ,/ ,/
``' ,:;:;:,! ''′ ,. !/ _,,.-'' ヽ
(''゛ j! ..:;;:==-:、 ゙''"ィi {ヘ!,l .
〃’ :; {`' ,ィ゛ '′. ) jj」li|liY、⌒}
j∨il!ィ' {’ へヾ;;イ
’ λ' ,j、l! / 、 ., ,il{ ,゙!j!;| :
゙ハ! ;. ゙:、 j| '/'}′ ,
じ:、 i,' ゙:、 ,,., ′彳レ/
丶、v{ ヒ! i!||il. , 八 Z
__ _,ゝ、;_ ゛:|! ゙ ,rカ  ̄
_  ̄`ζ」'(´ ヽ j! ゛ ,ィ彡′_.. -
二 ニ ゙て∠rιク_;.,、_,ー-'^- =ニ_
549 = 1 :
ギャルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!
少女「あの白バイ!! 爆発をモノともせず、追いかけてきます!!」
運転手「やはりか」
男「……ちょっと、あの白バイ、なんか構えてますよ!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./ ヽ ヽ lニゝ!∨ミl、 / /'" _/゙''.'''''ー ..,,_.
/ _,,....、 .ヽヽ, i".,,∠二-、゙'、 /. / / .`'、.
. / , / \ .l lx、│.|.l.;;;;;;;;;゙l.} ! ., ‐_/./ ./、 \
..! ,/ ,.l_| │`'.! `'`-ニ'" .l ._,/゙"_,, イ / l ヽ
.| ./ `''ヽ | |゛ ! ! l l
.ヽ ./ ヽ.! | l ! ,` !
.ヽ. ./ _..-'''゙.! l.'''‐、 .! .|r'"^^^''''ー .._ /
`''.l /´ .|"ーi―‐i''''} .l .! ./ `'‐、 /
\ l ゙'!、 l .! ,! '!、.ヽ l,/ `x /
゙'、,、 ,!  ̄` ! .l ミヽ..,__丿 ./ l /
! .l / ヽ .| .,! .'''''/'i _,_ / l/
,! .ヽ l゙ .ゝ....-- ..,,,| .し,,,,,,ゾx″、ヽ /
l \. .ヽ 、 .`'" / .l、 `'-、 /
/ . \ / .\ ! ./ ,〃 ` .! /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
550 = 1 :
少女「……!! マシンガンです、あれは!!」
少女「当たったらいくら改造車でもハチの巣ですよぉ!?」
男「なんで今日は機関銃とか爆弾とか改造車とかが出てくるんだァ!!?」
運転手「……ふ」
運転手「どうやら相手は、本気で私たちを仕留める気のようですな」
運転手「掴まって! ドリフト旋回のち、防護シールドを展開し、迎撃します!!」キキッ
男「迎撃!!? 何なの、このクルマ!!!」
シュゴオオオオオオオオ!!
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