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    元スレ男「ずっと前から好きでした!」 後輩「……誰?」

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    601 :

    別に荒らしを肯定してるやつなんていないんだよなぁ
    8月中に完結すると公言しておいてやめるとか言われたらそら叩かれますわ
    しかも楽しみにしてる人がいることを自覚しておいてわざわざ言っちゃうとか

    602 :

    大体の奴が期待の裏返しだよね
    まぁ皆期待してるからお前が傷付いても書き上げろってのも酷な話だけどw

    603 :

    はぁ? なんだこたつ

    604 :

    どうした もう終わりか?

    605 :

    かけや

    606 :

    なんや?どういうこっちゃ?

    607 :

    翌日 朝 中学校校庭
    「左手はそえるだけ……」シュッ

    後輩「……」

    「おっかしいな……。なんで入らないんだ?」

    後輩「フォームがめちゃくちゃだからですよ」

    「あ、おはよう」

    後輩「……どうして、ここに先輩がいるのか聞いてもいいですか?」

    「球技大会に向けて自主練するかなって思ったから来たんだよ。ほら、ここら辺でバスケットゴールがあるのはここだけだろ」

    608 = 1 :

    「それで、勝負の内容は?」

    後輩「そこまでお見通しですか……」

    「まあ、あいつのことだしね」

    後輩「姉のクラスと試合をして、私が10点以上決めれば、先輩には近付かないそうです」

    「……決められなかったら?」

    後輩「先輩が想像している通りです」

    「……」

    609 = 1 :

    「そんな勝負、どうして受けたんだ。今のままでも、あいつが入ってくる余地なんてないだろう」

    後輩「いろいろあるのですよ……」

    「はぁ……。どんな弱みを握られたのかしらんが、そんな勝負は今からでも遅くはないから断ってしまえ」

    後輩「そんなの私が認めないよ」

    後輩&「!」

    610 = 1 :

    後輩「まったく……。こんな朝早くからどこに出掛けるのかと思えば、愛しの男くんに泣きつきにいったのね。甘ったれの貴女らしいわ」

    後輩「ち、違います! これは……」

    後輩「なら、私との勝負を断ったりしないよね?」

    後輩「……もちろんです」

    後輩「と、いうことなので、男くんは余計なことを言わないでね。この勝負を邪魔するのなら、全力で報復させてもらうよ」

    611 = 1 :

    「やれるもんならやってみろよ……!」

    後輩「ほー。なら、実際にやってあげようか?」

    後輩「や、やめてください!」

    「後輩……?」

    後輩「……先輩には、私から言っておくので、やめてください」

    後輩「わかった。ちゃんと教育しておいてね」

    後輩「はい……」

    612 = 1 :

    後輩「じゃ、私は朝練あるから先に行くねー」タッタッタッ

    後輩「……」

    「何を隠してんだよ?」

    後輩「まずはシュート練習から始めましょうか」

    「どうしても言えないのか……?」

    後輩「……私が勝てばいいのです。あの女に勝利すれば何もないのです」

    後輩「私を信じてください。必ず勝ちますから」

    「わかったよ。じゃあ練習しよう」

    613 = 1 :

    後輩「ふぅ……」

    「……後輩って、バスケ上手いんだな」

    後輩「いえ、そんなことはありませんよ」

    「でもシュートフォームが綺麗だし、今だって、ほとんど決めてたよな?」

    後輩「嫌味ですか? 20本中16本しか入っていませんが」

    「いや、充分凄いって……」

    614 = 1 :

    後輩「姉がこの距離からフリーでシュートしたら全部決めていますよ」

    「マジで……?」

    後輩「ええ。まあでも、私が10点決めるかどうかが勝負の焦点ですから、あまり関係ないですけどね」

    「そ、そうだよな! あいつが何点決めようが勝負には関係ないよな!」

    後輩「向こうもそれがわかっているので、得点に興味はないでしょうけどね」

    「……DFも凄いの?」

    後輩「そりゃあ、県選抜ですからね」

    615 = 1 :

    「……」

    後輩「そんな絶望した顔をしないでくださいよ。こっちは、これから練習をして差を埋めようとしているのですから」

    「そうだな……。うん。後輩なら大丈夫だよな!」

    後輩「はい。任せてください」

    「よーし。じゃあ、俺がDFに入るから、1vs1やろうぜ」

    後輩「……バスケやったことあるのですか?」

    「小学生の頃に遊びでやってた。あと、妹の練習に付きあったりもしてたかな。まあ、そこらへんの素人よりはできると思うよ」

    後輩「そうですか。では、お願いします」

    「よしこい! 全力で止めてやる!」



    昼休み 1年生教室
    「へー。お兄ちゃんと朝練したんだ」

    後輩「はい。おかげで、対人練習ができました」

    「なるほど。だから、山王戦後半の三井みたいにヘロヘロなのね」

    「……うるせえな」

    616 = 1 :

    「まあ、運動不足のお兄ちゃんだとそんなもんだよねー」

    「そういう問題じゃなくてだな……なんつーか、格が違うんだよ」

    「お兄ちゃんは無理をしないでいいからさ。ここはあたしに任せてよ」

    「お前でも相手にならんぞ……」

    「あんたよりはマシよ。じゃあ後輩さん、明日の朝練からあたしが付き合うからね」

    後輩「でも、妹さんは部活の朝練があるのでは……?」

    「あー。あれは自主練だから大丈夫だよ」

    後輩「しかし……」

    「いいんだって。あたしが後輩さんの力になりたいってだけだからさ!」

    後輩「……ありがとうございます」

    「いーえ。じゃあ、明日からビシバシ指導していくからね!」

    後輩「はい! よろしくお願いします!」

    「自信失っても知らねえぞ……」

    617 = 1 :

    翌日 朝 中学校
    後輩「うーん……」

    「わー! やっぱり、後輩さん凄い! こんなにシュートフォームが綺麗な人、初めて見たかも!」

    後輩「でも、シュートが決まらないのなら意味がありませんから」

    「……10本中9本入れてるけど?」

    後輩「ええ。1本外してしまいました……」

    「……」

    (ショックだろうな……現役なのに10本中7本しか決められなかったもんなあ……)

    618 = 1 :

    「じ、じゃあ、1vs1でもやろうか!」

    後輩「でも、妹さんの相手になるのかどうか……」

    「そうだな。俺とやってるのを見てから、お前がやるか決めればいいんじゃねえか

    「素人は黙ってて」

    「……」

    「とりあえず、やってみようよ。そのほうがアドバイスもしやすいしさ」

    (DFする振りをして、後輩さんのおっぱいも触りやすいしね……)ムフフ

    619 = 1 :

    後輩「私からOFでいいですか?」

    「うん! そのつもりだったし」

    後輩「では……」ダムダム

    (ああ……バスケしてる後輩さんも素敵……)

    後輩「……」スッ

    「……えっ」

    後輩「……」パサッ

    「ナイシュー」

    「えっ」

    620 = 1 :

    (め、めっちゃ速かったんだけど……)

    後輩「いまのプレーはどうでしたか?」

    (わかんないよ! 全然見えてないって!)

    後輩「私としては、ドリブルのスピードが……」

    「もう一回、もう一回やろうよ! 今のだけじゃわからないからさ!!」

    後輩「は、はい……?」

    621 = 1 :

    後輩「……」ダムダム

    「……」ゴクリ

    後輩「……」ピッ

    「!?」

    後輩「……」パサッ

    「う、嘘でしょ……」

    後輩「シュートの軌道が良くないなあ……」

    「!!?」

    622 = 1 :

    「い、いまのプレーさあ……」

    後輩「えっ? ああ、シュートですよね。次はもう少し腕を閉じてみます」

    「そこじゃなくて……あたしを抜かないでシュート打ったよね……?」

    後輩「はい。寄せが甘かったのでシュートを選択しました」

    「そ、そうなんだ……」

    (今の寄せが甘い!? どれだけ詰めればプレッシャー感じるのよ……)

    623 = 1 :

    後輩「また私がOFでいいのですか? そろそろ攻守を交代したほうが」

    「いえ、このままでお願いします!」

    後輩「わ、わかりました……」

    (バスケ部レギュラーのあたしがやられっぱなしで終われないよ! 次こそは必ず止めてみせる!)

    後輩「っ!」ダムダム

    (さっきよりも2歩距離を詰めた。これでシュートの選択肢はないはず。となれば……)

    後輩「……」ダッ

    (ドリブルでしょうね! よし、このまま追い詰めて……)

    後輩「……」クルッ

    「なっ……!」

    後輩「……」パサッ

    (あ、あんなターンについていけるわけないでしょう!?)

    624 = 1 :

    後輩「またですか?」

    「お願いします!」




    「もう一本!」

    後輩「いいですけど……」



    「も、もう……」

    「もうやめとけ」

    625 = 1 :

    「……」

    後輩「だ、大丈夫ですか?」

    「おい。生きてるか?」

    「こ、こんなに上手いとは思わなかった……」

    「だから言ったろ。格が違うって」

    「後輩さん!」

    後輩「は、はい!」

    「ごめんなさい! どさくさに紛れておっぱい触ろうとか考えてごめんなさい! そんなことできるようなレベルじゃありませんでした!」

    626 = 1 :

    同時刻 高校 体育館
    後輩「……ふぅ」

    副部長「うす」

    後輩「あ、副部長、おはよー」

    副部長「お前が黙々と自主練してるなんて珍しいな。それも地味なステップワークなんて」

    後輩「今回は気合が入ってるからさ」

    副部長「……まあ、あと二つ勝てば全国だもんな。さすがのお前でも気持ちが入るか」

    後輩「えっ? なに全国って?」

    副部長「だよな……。そのほうがお前らしいよ」

    627 = 1 :

    副部長「まあ、怪我しない程度に頑張れよ」

    後輩「あんがと。副部長はもっと頑張ったほうがいいよ」

    副部長「あっ?」

    後輩「だって、あれから行動してないじゃん」

    副部長「し、したよ!」

    後輩「じゃあ、連絡先聞いたの?」

    副部長「それは追々……」

    後輩「そりゃ、副部長からすれば、スポブラからフリルのついたブラにするのは、大きな変化かもしれないけどさあ……」

    副部長「……似合わないか?」

    後輩「どっちでもいいよ。服を着てたら見えないんだから」

    628 = 1 :

    後輩「まずは話すところから始めないとダメでしょう。なんで、いきなり身体を晒すことを考えてんのよ」

    副部長「だって、お前が服を脱いで誘惑しろって……」

    後輩「そんなこと言ったっけ?」

    副部長「覚えてねえのかよ!?」

    後輩「あー、言ったかもしれない」

    副部長「ほらみろ! これはお前の指示通りなんだよ!」

    後輩「なんか、ズレているような気がするけど。まあ、いいや。作戦変更ね」

    副部長「まだなにもしてないのに!? 恥辱を耐えて下着を買いに行ったのに!?」

    後輩「それくらいじゃ動じないらしいからさ」

    副部長「お、男に聞いたのか!?」

    後輩「いや。聞いてないけど。というか、男くんの意見なんかどうでもいいんだけど」

    副部長「訳が分かんねえよ……」

    629 = 1 :

    後輩「まあ、私に任せんしゃい。悪いようにはしないから」

    副部長「本当に大丈夫なんだろうな……」

    後輩「大丈夫大丈夫。副部長みたいな無意味なお色気作戦とかしないから」

    副部長(こいつ……! いつか、必ずぶっ殺してやる……!)

    630 = 1 :

    休み時間 3年生教室
    後輩「やー!」

    「……」ウゲェ

    後輩「すごく嫌そうな顔をしてくれてありがとうね」

    「……お前ってさあ、神経が膨張しすぎて切れちゃってんじゃないの?」

    後輩「なに言ってるのかよくわかんなーい」

    「どの面下げて俺に話し掛けに来てんだ。おかしいぞ、お前。知ってたけど」

    後輩「そんな頭のおかしい私と会話をしてくれるなんて、男くんは優しいね」

    631 = 1 :

    後輩「そんな優しい男くんの為に、私も一肌脱ぎました!」

    「そうか。露出狂の変態がいるって通報してやるからな」

    後輩「本当にここで脱いであげようか?」

    「……なんだよ?」

    後輩「昼休みに体育館使っていいよ。練習するんでしょ?」

    「なにが目的だ?」

    後輩「別に何かの企みがあるわけじゃないよ。ただ、あの子がベストの状態で戦いたいだけ」

    632 = 1 :

    副部長「……」ドキドキ

    後輩『いい? 休み時間に私と男くんが話している時に、私に用事がある振りをして会話に混ざってきなさい』

    副部長「よーし……」

    後輩「本当に何もないってば」

    「いーや。お前は信用ならない」

    副部長「お、おい!」

    後輩「おー。副部長ー! ちょうどいいところに来てくれたね!」

    「ん?」ジロッ

    副部長「!!!????」バンッ!

    633 = 1 :

    後輩「……なにやってんの?」

    副部長「蚊! 蚊がいた! 机にでっかい蚊がいたんだよ!」

    後輩「なるほど。それじゃあ、仕方ないね」

    (いや、それでも過剰に叩きすぎだろ?)

    副部長「あ、あ、あ、あ、姉よお、今日の部活には参加するよなぁ!?」

    後輩「うん。大丈夫だよー」

    (なんだこの女。身長だけじゃなく、声までデカすぎだろ……)

    634 = 1 :

    後輩「そうだ副部長、男くんが昼休みに体育館使いたいんだってさ」

    「一言も言ってねえけど」

    後輩「使ってもいいよねー」

    副部長「お、おう! いいんじゃねえか!」

    「いや、別に俺は使いたいわけじゃ……」

    副部長「……!」カァァ

    「は?」

    副部長「つ……使えばいいだろおおおおおおおおおお!」ダッ

    「……なんだあいつ」

    後輩(ダメだ、あいつ。使い物にならない……)

    635 = 1 :

    昼休み 1年生教室 
    後輩「そうですか、姉が体育館を使えと……」

    「どうする?」

    後輩「使わせてもらいましょう。少しでも練習したいですから」

    「大丈夫か? 朝早くからあれだけ練習してるんだし、疲れてるんじゃないか?」

    後輩「無理するくらいじゃないと、あの姉には勝てませんよ」

    「……そうか」

    後輩「心配してくれてありがとうございます。でも、本当に大丈夫ですから」

    ???「そうじゃない。俺は後輩に構ってほしいんだよ」

    後輩「へっ?」

    「ああ、いつもなら後輩に抱きつかれて幸せな時間を過ごしているというのにー」

    「黙れ」ゴンッ

    636 = 1 :

    「痛い、痛いよー」シクシク

    後輩「大丈夫ですか?」ナデナデ

    「……後輩、早く飯食って体育館に行こうぜ」

    後輩「その前に妹さんに謝ってください」

    「そうだそうだ! グーで殴りやがって!」

    「平手打ちだったらいいのか?」

    後輩「先輩!」

    「ちっ……。殴ったりして悪かったな」

    「仕方ないなー。今日のところは許してあげよう」ギュウ

    後輩「妹さんは寛大ですね」ナデナデ

    「いつかしばいてやる……」

    637 = 1 :

    今日はここまで

    638 :

    来てて草
    アンチに負けず完結させてくれ

    639 :

    しれっと書いててワロタ
    完結させてくれるならそれに越したことはないし頑張ってくれ

    640 :

    なんだこいつ嘘ばかりやんか結局削除依頼も嘘、書かないってるのも嘘ただのかまってちゃん
    依頼出す気もないのにバカじゃねーの

    641 :

    とりあえず完結させてくれ
    頼んだぞ

    642 :


    自分のやりたいようにやればええんやで

    643 :

    HTML化依頼は実際に出されてるからHTML化まだされてないだけ、揚げ足捕りたいだけかな?
    書く気になったの嬉しいから期待して待ってます

    644 :

    待ってました!

    645 :

    「ふー。満腹満腹」

    「おい、もういいだろ。後輩から離れろ」

    「やだー。もっと密着するー」ギュウ

    「……お前、いい加減にしろよ」

    「なに実の妹に嫉妬してんの? 情けないったらありゃしない」

    「誰がお前なんかに嫉妬なんかするか」

    646 = 1 :

    「後輩はバスケの練習をするんだよ。お前がそんなことしてたら動けないだろ」

    「そうだった……。後輩さん、ごめんね。忘れてたよ……」

    後輩「いいのです。昼練習は明日からやることにしたので」

    「そうなのか?」

    後輩「はい。他にやることができたので」

    「なにをするの?」

    後輩「先輩とラン[ピザ]ーするのです」

    「……え?」

    後輩「さあ、行きますよ」グイッ

    「お、おい……」

    (……お兄ちゃん、頑張ってね)

    647 = 1 :

    校舎裏
    「どうしたんだよ?」

    後輩「ここなら誰も来ませんよ」

    後輩「だから、好きなだけ甘えていいですよ」

    「いや、さっきの話を鵜吞みにすんなよ。全部、あいつの妄想だよ」

    後輩「では、私が甘えたいので抱きついてもいいですか?」ギュウ

    「……既に抱きついてるじゃねえか」プイッ

    後輩「あら、すみません。我慢できなかったもので」

    648 = 1 :

    後輩「抱きつかれるよりも、抱きつくほうが私には合っているみたいです。妹さんに抱きつかれていた時より、今のほうが落ち着きます」

    「なら、いつでも抱き枕になってやるよ」

    後輩「そんなの嫌です。抱き枕は私を撫でてくれないでしょう」

    「……俺が撫でるのは、鈍器で殴ってるのと一緒なんじゃないのかよ」ナデナデ

    後輩「そうなのです。しばらく動けそうにないので、この体勢のままでいてくださいね」ギュウウ

    649 = 1 :

    「……後輩」

    後輩「なんでしょう?」

    「なんつーか、その……気を遣わせてごめんな。本当に妬いていたわけじゃないんだよ」

    後輩「そんなことはわかっていますよ」

    「えっ、そうなの?」

    後輩「当然です。私は先輩の彼女ですからね」

    650 = 1 :

    後輩「あまりべったりしなくなったから、物足りないと思っていたのでしょう?」

    「まあ……な。ここ最近の距離感の方が正常なんだ、ってわかってはいるんだが……」

    後輩「そんなことありませんよ。私たちがこうやって密着していないなんて異常です。あり得ないです」

    後輩「異常な状況を我慢する必要はありません。まあ、先輩はシャイですから、自分から抱きついたりなんてできないでしょうけども」


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