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    元スレゼオン「お前・・・その本をよんでみろ」清麿「は・・・・・・?」

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    601 = 1 :

    ダニー「いくぜえ!」バッ

    ゴルド―(こちらには本がある)

    ゴルド―(ダニーはどれだけ傷つこうが本を燃やされない限りすぐにでも再生・回復する)

    ゴルド―(超回復能力!!)

    ゴルド―(強い攻撃力はなくてもあやつにはどんな力も怖れぬ根性がある!)

    ゴルド―(倒すのはまず無理じゃ!)

    ゼオン「邪魔だ」ドカーン

    ダニー「ごふっ」ドサッ

    ゴルド―「」

    602 :

    まぁジオルク対策には最適解すぎるwww

    603 :

    いくら回復しようが基礎体力や攻撃翌力は呪文無しでもゼオンが圧倒的に上だろうしな…

    604 = 1 :

    ゴルド―「ジオルク! ジオルク!」

    ゴルド―の叫びもむなしくダニーは目を覚まさなかった……

    ゼオン「よーし、開いたぞ」

    パカーン

    ゼオン「これがシェミラの像……」

    コルル「わあ! ……」

    コルル「……うーん……よくわかんないや」

    ゼオン「さすがだな、コルル。オレもよくわからん」

    ゼオン「ほらよ」ヒョイ

    ゴルド―「うわあ!」キャッチ

    ゼオン「それ、お前のだろ。もう盗まれないようにしろよ」

    ゴルド―「あ、あぶない……」

    ゼオン「あとこの泥棒たちの対処はきちんとしておけよ」

    ゼオン「いくぞ、コルル」

    コルル「うん!」

    ゴルド―「……」ポカーン

    605 = 1 :

    ゼオン「まだ時間があるな。どうする?」

    コルル「これ」

    ゼオン「ん……? 映画のチケット?」

    コルル「清麿兄ちゃんが面白いって」

    ゼオン(あいつがねえ……)

    コルル「ゼオンと映画見るの楽しみ!」

    ゼオン「文芸映画……おもしろいのか? というよりも映画が何かよくわからないんだが……」

    コルル「映画ならしおり姉ちゃんと行ったことがあるからわかるよ」

    ゼオン「そうか、なら行ってみるか」

    606 = 1 :

    映画館――

    ゼオン(なんだ……これは……オレが子供だからなのか……? 全然面白くない)

    ゼオン(眠い……何も魅力を感じない。ダメだ、コルルが楽しみしてたんだ……寝てはダメだ)ウトウト

    ゼオン(コルル……?)

    コルル「スゥ……スゥ……」

    ゼオン(なっ、寝てる!? まだ開始十分だぞ……)

    ゼオン(オレまで眠く……ダメだ……こんなところで寝るなんて子供か……)

    ゼオン(まあ、コルルも寝てるし……いかん、寝るなんてダメだ……)

    ゼオン(ダメだ……今までの疲れが……)ガク

    ゼオン「……」

    コルル「……」パチ

    コルル(寝ちゃった……)

    コルル(清麿お兄ちゃんの言う通りだった……)

    コルル(やっぱりすごい疲れてたんだ……)

    コルル(……ごめんね、連れまわしたりして……)

    607 :

    ――

    清麿「コルル!」

    コルル「ただいま」

    清麿「ゼオンをおんぶしてきたのか? 連絡くれたらすぐ行ってたのに」

    コルル「私は大丈夫。心配なのはゼオンの方だよ、全然起きない」

    清麿「言ったとおりだっただろ? あの映画見たら絶対寝るって」

    コルル「うん……」

    清麿「どうした? ……楽しくなかったか……?」

    コルル「ううん、私はゼオンと一緒ですごい楽しかったよ。でもゼオンは私なんかのために、疲れてるなか……つきあってくれて……」

    コルル「ゼオンはつまらなかったんじゃないかな……」

    清麿「おいおい、そんなわけないだろ。あいつは何の得にもならないことは途中で放棄するようなやつだぞ」

    清麿「そもそもコルルが誘ってくれなきゃトレーニングだとか言ってどこかに行ってたにちがいない」

    清麿「トレーニングを休んででもコルルと遊びたかったんだよ」

    コルル「そうかなあ……」

    清麿「ああ、コルルが暗い顔してたら悲しむぞ」

    コルル「うん、そうだね」

    608 = 1 :

    三日後――

    ゼオン「はっ!」

    清麿「おっ、起きたか。よく寝られたか?」

    ゼオン「朝……?」

    清麿「映画館で寝てから三日間ずっと寝てたんだぞ」

    ゼオン「何!? き、貴様が面白くもなんともない映画を紹介するから……」

    清麿「疲れはとれたか?」

    ゼオン「! 謀ったのか……?」

    清麿「シェミラの像をその日に見に行くとは思わなかったぞ……まあ、映画館で三日も寝たから結果オーライだが」

    ゼオン「フン……くだらんことを……」

    清麿「なあに、屋上の時のお返しさ」

    清麿「なあ、ゼオン、あまり一人で何でもやろうとするなよ? コルルとティオが心配してたぞ」

    ゼオン「……!」

    清麿「それとゼオン、すまなかった!」

    ゼオン「!……?」

    清麿「オレが足手まといだからお前に負担をかけてしまった……」

    ゼオン「そんなものは想定内だ」

    清麿「レインとアポロの戦いで負けたのは全部俺の責任だ」

    ゼオン「……」

    清麿「オレがただ術を出してお前が戦う……それだけじゃあ勝てないんだ」

    清麿「ゼオン頼みがある」

    ゼオン「……?」

    清麿「オレを鍛えてくれ」

    609 = 1 :

    清麿「オレはもうあんな悔しいおもいはしたくない」

    ゼオン「……」

    ゼオン「……フン、覚悟はいいのか……?」

    清麿「ああ!」

    ゼオン「勉強は? 体を鍛えるとなったら今以上に時間をとられるぞ」

    清麿「勉強なんていまさらする必要ないさ」

    ゼオン「フン、変わってるよな、お前って……」

    清麿「お前に言われたくないな。勉強だってできるし、六歳に見えないぞ」

    ゼオン「お前も中学生に見えないがな」

    清麿「……なんかこうしてみるとオレ達って似てるよな」

    清麿「オレ達出会うまでずっと友達いなかったし」

    ゼオン「お前と一緒にするな」

    ゼオン(まあ、間違ってはないが……)

    清麿「なんでも一人でできると思っていた……」

    ゼオン「…………」

    ゼオン「……そうだな……」

    清麿「でも今は違う……オレ達は一人じゃない」

    清麿「オレ達天才が全ての力を発揮して手を組んだら絶対に誰にも負けないと思わないか?」

    ゼオン「……自分で言うか……」

    清麿「何事もやるならこれくらいうぬぼれないとな!」

    ゼオン「ふっ……へんなやつだ……」

    610 = 1 :

    北海道――

    デュフォー「着いたか……」

    ガッシュ「ぜえ……ぜえ……疲れたのだ」

    シュナイダー「メルメルメ……」

    デュフォー「ガッシュ、この北海道に魔物がいる、そいつを倒しに行くぞ」

    ガッシュ「ちょ、ちょっと待ってほしいのだ……」

    デュフォー「大丈夫だ。その疲れた体でも十分に倒せるという答えが出た」

    デュフォー「奴らは呪文の数自体は多いが一つ一つがいかしきれていない」

    デュフォー「そこをつき、倒すぞ」

    ガッシュ「ウヌ……わかったのだ」

    611 :

    エシュロスか

    612 = 1 :

    ――

    進一「ほら、エシュロス、ちゃんと立って……」

    エシュロス「ヤダヤダ! 町中こわい! 早く帰りたいー!」

    進一「エシュロスの新しい服を買いにいくんだよ」

    エシュロス「いつまた、あいつが現れるか……!!」

    エシュロス「ぎゃあああああああ」

    進一「!?」

    ガッシュ「ウヌ……あの者……私を見てさけんだぞ……」

    デュフォー「さすがのオレも驚いたぞ……」

    エシュロス「ぎゃああああ、来た! 来た! あの悪魔だあああ」

    進一「くっ、エシュロス前を見るんだ!」ササッ

    エシュロス「ああああああ」

    エシュロス「怖い怖い怖い怖い」

    進一「お、落ち着くんだ! エシュロス」

    ガッシュ「なんだかあの者かわいそうなのだ……」

    デュフォー「…………はあ」

    デュフォー(……ったくまた本が燃やせないのか……)

    デュフォー(まあ、こいつらしいっちゃ、こいつらしいな……)

    613 = 1 :

    ガッシュ「お主、そんなにおびえるでない」

    エシュロス「……ひいい……」

    ガッシュ「私はお主を攻撃したりしない」

    エシュロス「……あれ……あいつじゃない……?」

    ガッシュ「お主、私と友達にならぬか?」

    エシュロス「え……」

    ガッシュ「仲間ほど心の支えになるものないからの! もうおびえなくていいのだ」

    エシュロス「とも……だち……」

    ガッシュ「ウヌ! 私とお主はもう友達なのだ!」

    エシュロス「だ……ダメだ! 僕はいやだ、誰ともかかわりたくない! 僕は……僕は弱いんだ……」

    エシュロス「そ……そんなの……足を引っ張るだけだ……」

    デュフォー「ならば強くなればいいだろう」

    エシュロス「!」

    デュフォー「今のお前なら正しい力の使い方をしてくれそうだしな」

    エシュロス「つ……強くなれるのか……?」

    デュフォー「ああ」

    エシュロス「た、たのむ! もう嫌なんだ、毎日毎日夢にでる……僕が弱いから……あいつがいつも僕の夢の中に……」

    進一「本当にそんなことしてくれるの? 僕たち敵同士なのに……」

    デュフォー「ガッシュの友達なんだろ……」

    ガッシュ「ウヌ!」

    進一「ありがとう……」

    デュフォー(それにこいつ磨けばいいものをもっている、鍛えれば役にたつはずだ……)

    614 = 1 :

    今日はこれで終わります。

    615 :


    もうヘタレすぎて哀れ

    616 :

    今読んでて気づいたけど、ガッシュサイドがパートナーふくめて男しかいないな

    617 :

    メスはいるがな

    618 :

    >>492で「そいつは後回しだ。ここに二体の魔物がくる!」ってデュフォーが言ってたけどキャンチョメとシュナイダーの二体の事だったの?

    619 :

    おつ
    これパティどうなるんだろw

    620 :


    ゼオンペアもいい感じになってきたな

    621 :


    コルル可愛い

    622 :

    乙ー
    ダニー帰らずに済んだけどボーイ卒業は遠退いたなww
    対照的に清麿は少し大人になった感じだ
    あとコルルちゃんマジ良妻

    623 :

    書いていきます。


    回想――

    清麿「次の日曜か」

    清麿「しかしいいのか? あの大海恵がオレ達なんかと一緒に遊園地なんて……」

    ティオ「あら、何言ってるの? 清麿はかっこいいわよ」

    ティオ「それにゼオンだって息抜きが必要だろうし」

    ティオ「……ゼオンは?」

    清麿「ああ、映画館に行ってから二日間ずっと寝てるな」

    ティオ「あ、そうそう清麿! 映画館なんで誘ってくれなかったのよ!?」

    清麿「す、すまん……二人分しかなくて……」

    ティオ「だ、だからってなんでコルルとなのよ! ムキ―!」

    ティオ「……はあ、まあいいわ。遊園地なら恵だってリラックスできるだろうし私だって楽しんじゃうんだから!」

    清麿「わかった。ゼオンは無理やりにでも連れて行かせるから、安心してくれ」

    624 = 1 :

    ――

    清麿「早く着きすぎたな」

    ゼオン「なんだ、ここは?」

    清麿「遊園地だ。たまには息抜きも大事だろう?」

    ゼオン「この前、映画館に行ったばかりだ」

    清麿「いいんだよ、そんなことは」

    清麿「それとコルルはしおりさんと今実家に帰ってるらしいから、後で来るそうだ」

    清麿「ただ待ってるのも退屈だし、少し見ておくか」

    ゼオン「……フン」

    ――

    『背の高さが120センチメートル以下の方は乗れません』

    ゼオン「……」

    清麿「……」

    ゼオン「……帰るか」

    清麿「ま、待てゼオン、他にも乗れるものがあるはずだ」

    ゼオン「……」

    パピプリオ「ええーい、貴様! 遊園地はみんなが楽しむところではないのか!?」

    パピプリオ「小さいからダメだと!? ふざけるな!!」

    パピプリオ「乗りたい! 乗りたい!」

    ヒゲ「あきらめな、クソガキ、あまり恥ずかしいことすんじゃねえ」

    パピプリオ「恥ずかしいのはそっちだろ!? 変なものにのりやがって!」

    ヒゲ「パンダカーだ」

    パピプリオ「それにゾボロンも乗せてやれよ! かわいそうだろ!?」

    ヒゲ「やかましい、百円入れたのはこのワシだ」

    ゼオン「……」

    清麿(おかしな奴らがいるなあ)

    625 = 1 :

    パピプリオ「ええーい、もういい! 乗せてくれないならこんなもの壊してくれる!」

    清麿「おいおい……」

    ゼオン「清麿、こいつら魔物だ」

    清麿「!」

    ゼオン「王を目指すというやつがルールも守れないのか……」

    ゼオン「速攻で消すぞ、ティオにはとてもじゃないが見せられない」

    ゼオン「あの呪文だ」

    清麿「大丈夫か?」

    ゼオン「こちらもコントロールはする。お前も力加減を気を付けろ」

    清麿「わかった」

    パピプリオ「やれ、ルーパー!」

    ルーパー「……しょうがない子ね……」

    清麿「ジャウロ・ザケルガ!」ドラララ

    パピプリオ「へ」

    ヒゲ「!」

    ドカーン

    メラメラ

    626 = 1 :

    パピプリオ「な……そんな……」

    ヒゲ「我々、最強コンビが……」

    ルーパー「パピプリオー!」

    ヒゲ「ゾボロン!」

    ゼオン「相手の本だけ狙うなんて我ながらナイスコントロールだ」

    清麿「修行の成果ってところか」

    ゼオン「そろそろ来てるんじゃないか? 戻るぞ」

    ゼオン(しかし退屈だ……あいつクラスじゃないと戦いにすらなりやしない)

    ゼオン(もっと強いやつと……)

    627 :

    脱落早っ!

    628 :

    ――

    「ごめん、おくれちゃって……待った?」

    清麿「いえ、今来たところですよ」

    ティオ「ねえ、ジェットコースターよ! 清麿早く」

    ゼオン「……」

    『背の高さが百二十センチメートル以下の方は乗れません』

    ティオ「うわー、あんまりよ! 小さいからって乗れないってどういうこと!?」

    ゼオン「おいティオ、駄々をこねるな。みっともないぞ」

    ティオ「う……」

    ゼオン「ほかにも乗れるものがあるだろう。見て回るぞ」

    ティオ「わ、わかったわよ」

    (本当、ゼオン君って大人ね……)

    629 = 1 :

    「うん、これなら乗れるわ!」

    ティオ「えー、こんなの幼稚よ」

    清麿「まあまあ、そんなこと言わずに乗ってみようぜ、ティオ」

    「ゼオン君は乗らないの?」

    ゼオン「ああ。オレはいい、これよりもっと高いところに行ったりしているからな」

    「そっか、じゃあ私もここにいよっと」

    ゼオン「……お前も乗って来ていいんだぞ?」

    「あれ二人乗りだから、さすがに一人じゃあね……」

    ゼオン「そうか」

    「ゼオン君、ありがとね」

    ゼオン「は?」

    「ティオが最近笑うようになったの」

    「出会ったころとは大違い」

    ゼオン「別にオレは何もしていないが」

    630 = 1 :

    ティオ「いや、だめよ! 空飛んでるじゃない!」

    ティオ「お、お……落ち!」

    清麿「ははは、じゃあ、もっと動かしちゃおうかな」

    ティオ「ちょ……ちょっとー!」



    「最近ゼオン君のことばかり話すの」

    「勉強ができて腹立つとか、偉そうで上からものを言ってきてムカつくとか」

    ゼオン「……なんだそれは……」

    「困ったことがあったら助けてくれるとか」

    「悩み事があったら相談にのってくれるとか」

    ゼオン「…………」

    「だからね……」

    ゼオン「そんなものは当たり前だ、なにせやつは下僕だからな」

    「あはは、やっぱりティオの言う通り偉そうだね」

    ゼオン「まあ、下剋上なら二十四時間いつでも歓迎するがな」

    ゼオン「さっさと強くなってオレをこえてみろ」

    「フフフ、私たちだって負けないからね」

    ゼオン「フン……楽しみにしておいてやるよ」

    631 = 1 :

    ――

    清麿「ええ!? まさかお弁当作ってきてくれたの!?」

    「あら、もちろんよ。もしかして清麿君、アイドルは家事なんてできないと思っていた?」

    清麿「い、いや、それはないけど……」

    清麿(まさか、大海恵の手料理が食べられるとは……)

    ゼオン「ごちそうだな」

    ティオ「あ、そうだ、ゼオン!」

    ゼオン「ん?」

    ティオ「あ、ほら、その……弁当……なんだけど……」

    ゼオン「作ってきたのか?」

    ティオ「あ……うん」

    ゼオン「じゃあもらうぞ」

    ティオ「うん! 私が心を込めて作ったのよ! 味わって食べなさい!」

    ゼオン「……!」

    ゼオン(心を……こめて……か)

    632 = 1 :

    「よし、最後にこれ乗らない?」

    清麿「メリーゴーランドか、うん、じゃあ」

    ゼオン「……」

    ゼオン(うう……腹が……ティオんの奴め、作りすぎだ……)

    清麿「ふう、こんなに遊んだのは久しぶりだな」

    「こんなに楽しい休日初めて! ありがとう清麿君。また来ようね」

    清麿「うん!」

    ゼオン「そうだな」

    清麿「あ、そうだゼオン。ティオの弁当全部食べてたけどおいしかったか?」

    ゼオン「ん……」

    ティオ「! ……」ドキドキ

    ゼオン「見た目は最悪だったな」

    ティオ「」ガーン

    ゼオン「だが味は良かったぞ、なんだろうな、心がこもっていたと言えばいいのか? 見た目など意に介さない出来だった」

    ティオ「! ええ当り前よ! なにせ私が作ってるんだから!」

    ゼオン(オレのためにつくった料理か……)

    ゼオン(もしかしたらそういうのは初めてかもしれないな……)

    ゼオン(なんか人間界に来てから変なことばっかりだ)

    ゼオン(調子が狂う……)

    633 = 1 :

    ――

    コルル「こんにちはー」

    しおり「えっと外にでてるってことは……」

    ゼオン「遅かったな……もう終わったぞ」

    コルル「そんなー」

    清麿「まあ、また今度来ればいいさ」

    「あら、あなたがコルルちゃん? こんにちは」

    しおり「え……――!!」

    しおり「め、……え!?」

    しおり(本物のアイドル、大海恵ちゃん!? コルルの言ってたティオちゃんのパートナーって……!!)

    しおり「あわ……わ……」

    「えっと……どうかしました……?」

    しおり(か、覚悟をきめるのよ! しおり!!)

    しおり「あのサインください」

    634 = 1 :

    今日はこれでおわります。
    すまないパピプリオ……好きなキャラの一人なんだが、ゼオンが強すぎた。
    面白いやつだから魔界できっといい友達にであえるさ。……ごめん。

    635 :


    原作の少ない攻撃術でやりくりしてた中ならともかく、先手で必勝とれるならそうなるわな

    636 :

    何気にしおりもヒロイン候補か

    637 :

    おつ
    ティオかわいい

    639 :


    まさかの脱落に笑った

    640 :

    パピーwwww

    641 :

    しょうがないね、雷句も
    なんでこいつここまで残ってたんだろ
    的なコメントしてたし

    642 :

    http://animeanime.jp/article/2016/07/29/29707.html

    やったぜ。

    643 :

    マジかよ
    未来の天才子役パピプリオさん退場か

    644 :

    書きます、と思ったら寝落ちしてた……投下します


    数週間後――

    清麿「相談したいことがある、ゼオン」

    清麿「オレは今、ある魔物を助けるかどうか迷ってる……」

    清麿「その魔物はまだ良いやつか悪いやつかもわからない」

    清麿「だがその本の持ち主は必死に助けを求めている!」

    清麿「本来なら敵であるオレ達にすがるほど……」

    ゼオン「……オレが助けるとでも思っているのか?」

    清麿「ま、まあ、そうなるよな……だけど、すこしかわいそうでな……」

    ゼオン「……話してみろ」

    清麿「ああ、――」

    645 = 1 :

    清麿「……というわけだ」

    ゼオン「……魔物と人間の恋……めずらしいこともあるものだな」

    清麿「オレ達にメリットはないだろうな……やめておくか」

    清麿「傷つけてしまうから巻き込まない……もしかしたら正しい選択なのかもしれないな」

    ゼオン「…………」

    コルル『私がやったんでしょ? 私がみんなを傷つけたんでしょ?』

    ゼオン「…………」

    ゼオン(ちっ……とんだ甘ちゃんになったもんだ)

    ゼオン「行ったことない場所だから瞬間移動は無理だ。交通費はそいつらが払うんだろうな?」

    清麿「! ゼオン……」

    ゼオン「勘違いするなよ、修行の成果を試すだけだ」

    清麿「そうだな」

    646 = 1 :

    ――

    リィエン「来てくれてうれしいある、恩にきるあるよ」

    リィエン「ただ一つ聞かせてほしいある……この船は一体……?」

    ゼオン「……」

    清麿「……」

    リィエン「やっぱり何も聞かないある……」

    リィエン「……! あの島あるよ!」

    ゼオン「……! この島に魔物がもう一体近づいてきてるな……」

    清麿「何!?」

    ゼオン「まあ、たいしたことはないだろう……」

    647 = 1 :

    清麿「うまく上陸できたが警備が物々しいな」

    リィエン「本当に危険なのはここからある。本当に協力してくれるあるか?」

    ゼオン「フン、余計なお世話だ」

    清麿「それにオレ達が行かなくても、あんた一人で行っちまうんだろ?」

    リィエン「ええ、その通りある」

    ゼオン「じゃあ、行くとするか」スッ

    黒服「な、なんだ!?」

    清麿「マーズ・ジケルドン!」ギュイイン

    黒服「な……みんな、すいこまれて……」

    黒服「うわあああ」

    ゼオン「清麿……?」

    清麿「大丈夫だ、電撃はかなり弱くコントロールしてある!」

    ゼオン「……変なところで盾を出す清麿はどこにいったんだ?」

    清麿「言うな」

    648 = 1 :

    ドカッ!

    黒服「へっ、これで牢にはいけねえ」

    黒服「このエレベーターが動かなきゃ頂上までは絶対にたどりつかねえ」

    黒服「ざまあみろだ!」ダッ

    清麿「ま、待て! 本当に他の道は!?」

    清麿「ちっ、行きやがった」

    リィエン「……」

    リィエン「ゼオン、清麿ありがとう。ここまでで十分ある」

    リィエン「あとは私一人で……」

    ゼオン「待て、お前に行かれると困る」ガシ

    リィエン「え」

    ゼオン「お前が帰ってくるまで、オレ達はここで待ってなきゃいけないのか? 勘弁しろ」

    清麿「まあもう少し待っててくれ。このエレベーターなら直せそうだ」

    リィエン「直せるあるか!?」

    清麿「実はこういう頭使う方が得意でね」ゴソゴソ

    649 = 1 :

    ――

    ガリオント「……? エレベーターが動いて……何かがここへ上がってくるな」

    サバス「! この感じは……」

    ガリオント「どうしたサバス?」

    サバス「面白い……面白いよ」

    サバス「上がってくるやつも魔物だ! オレ達ここで一気に二匹の魔物を倒せるよ!」

    650 = 1 :

    ウイイイイン

    清麿「光が強くなってきた。もうすぐ頂上だ」

    リィエン「うん……もうすぐある」キラキラ

    ゼオン(うれしそうだな……)

    清麿(ウォンレイ……どんな魔物だろ? リィエンに早く会わせてやりたい)


    サバス「ようこそ、ここが君達の天国だ」

    清麿「え……?」

    リィエン「あなた誰ある!? ウォンレイはどこあるか!?」

    ゼオン「あの牢の中にいるな」

    清麿「! リィエン! 君は早くウォンレイのところへ、ここはオレ達がくいとめる!」

    リィエン「……。スマナイある!」ダッ

    ガリオント「フン! くいとめるか……はたして我々をくいとめられるかな……」

    サバス「どんな攻撃もオレの鎧の羽ではじいてやるよ」

    ゼオン「ほう……それは楽しみだな」


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