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    元スレゼオン「お前・・・その本をよんでみろ」清麿「は・・・・・・?」

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    751 :

    とりあえずお前らが論争始めるほどガッシュ好きなのはよくわかった

    わかったから30レスもスレ埋めんなよ

    752 :

    >>1が雑談許してるんですけど
    陰キャさんは自分が輪に入れないからってケチつけるのやめてね

    753 :

    あっちのスレのやつかよ

    754 :

    捏造してて草

    755 :

    ガッシュは凄く魅力的な作品なのに
    ファンに酷いのが多くて損してる

    756 :

    擁護風荒らしってどこにでも湧くな

    757 :

    煽るなみっともない

    758 :

    続きいきます。
    雑談が悪いとは言えないけど、正直残りのレス数がやばくなってきたので、控えめでお願いしたいっていうのが本音です……すみません。
    ただまあ、コメントとかくださるのはやっぱりうれしいので一概には言えないんですが……

    コルルは自分の中で、二重人格が天使と悪魔のイメージなので、天使系の呪文を覚えていることになっています。
    ゼルク系はゼオンによって封印されました。

    759 = 1 :

    上空――

    ゼオン「……こんな感じか」

    パティ「はい、ゼオン様、なんでも命令をしてくださって死ね、バカアホボケ」

    ゼオン「……やはり上手くいかないな」パチン

    パティ「――はっ! あんた今何を!?」

    ゼオン「ロードとか言うやつみたいに、操れるかと試してみたが……」

    パティ「ちょ、ちょっと何してくれてんのよ!」

    ゼオン「全然思い通りにならないうえに、長くて五秒……だめだなこれは」

    パティ「あんた、まさか変なこと……!!」

    ウルル「それは大丈夫ですよ、全然操れてなかったですから」

    ゼオン「記憶操作ならできるんだがな……」

    パティ「きーー! 最低! 最低のクズ野郎! 乙女の心をいじるなんて! しかも何回も何回も!」

    ゼオン「乙女……? 何言ってんだお前」

    パティ「きーー! 本当にムカつく!」

    清麿「そろそろだ、パディオス、ここを降りてくれ」

    パディオス「ピー!」ヒュー

    760 :

    待ってた

    761 = 1 :

    清麿「今日はここで宿をとろう」

    パティ「もうやだ! 私もう帰るから!」

    ゼオン「……ああ、もう帰っていいぞ」

    パティ「……え?」

    ゼオン「オレ達はここから走っていく。空飛んで行くんじゃあ目立つからな、お前はその飛ぶやつと一緒に失せろ」

    パティ「フ、フン……やっと帰れるのね。あんた達が遺跡でやられる姿が見れなくて残念だわ!」

    ゼオン「……フン」

    パティ「とにかくこれでガッシュちゃんを探せるわ、行くわよウルル」

    ゼオン「……お前らガッシュを探していたのか」

    パティ「は、あんたに関係ないでしょ」

    ゼオン「オレもそいつを探していたからな。まあ、それだけだ、じゃあな」

    パティ「フン、二度とその面見せないでね、あんたみたいな最低野郎はさっさと消えたらいいのよ」

    ゼオン「あ?」

    パティ「ひ……」ビク

    ゼオン「なんかお前勘違いしてるだろ?」

    パティ「え……」

    762 = 1 :

    ゼオン「お前に比べたらオレなんてまだ可愛い方だろ、オレはお前一人だが、お前なんて魔物と人間あわせて八十人だろ」

    パティ「……なっ……! 私は……!」

    ゼオン「ロード様の言いなりになってので、私は悪くないってか」

    ゼオン「戦うこと以外の感情をなくして、利用して楽しんでたのはどこのどいつだよ?」

    パティ「……っ!」

    ゼオン「まあ、いいけどな。オレが言えたクチじゃねえし」

    ゼオン「……行くぞ、清麿」スタスタ

    清麿「ああ」スタスタ

    パティ「……」

    ウルル「……どうしました?」

    パディオス「……ピ?」

    パティ「べ、別になんにもないわよ!」

    ウルル「……」

    764 = 1 :

    翌日――

    デボロ遺跡――

    清麿「ここがロードのいる場所……千年前の魔物たちの本拠地……」

    ゼオン「意外に時間がかかってしまったな」

    清麿「まあ、そのおかげで情報を集めることができた」

    清麿「調べたところだと、この遺跡には中にいくつもの広い部屋と、迷路のような道が広がっている」

    清麿「おそらく、月の石と呼ばれるものは最上階にあるだろうな」

    ゼオン「どうする? 外壁を登っていくか?」

    清麿「いや、中に魔物がいるだろうからな……面倒だが一体一体倒していく方がいいだろう」

    ゼオン「清麿、お前の考えでは、月の石によってロードの心を操る力を増大させている、ということだったな」

    ゼオン「ならば、先に月の石を壊してしまった方が楽じゃないか?」

    清麿「それだと人間は解放されるだろうが、魔物が自由になってしまう」

    清麿「最悪、何体かの魔物が街に出て暴れる可能性がある」

    ゼオン「なるほど……」

    ガサガサ

    清麿「……! 誰だ!?」バッ

    ゼオン「ま、待て! この気配は……」

    コルル「ゼオン!」

    ゼオン「コルル……!」

    765 = 1 :

    ティオ「私もいるわよ」

    ゼオン「ティオ……」

    「ふう、間に合った……」

    しおり「ぎりぎりでしたね」

    清麿「恵さんにしおりさん……?」

    ゼオン「お前らどうして……」

    ティオ「ナゾナゾ博士に言われてきたの」

    コルル「置いてくなんてひどいよ」

    ゼオン「しかしお前ら……」

    コルル「大丈夫だよ、私たちだって今までゼオンに鍛えられてきたし、それとナゾナゾ博士と戦ったからね」

    ティオ「あなたも戦ったでしょ? だったら理由は簡単よ」

    ゼオン「……?」

    清麿「いや、戦ってないな……」

    766 = 1 :

    コルル「え」

    ティオ「……」

    「ナゾナゾ博士は私たちを成長させるための戦いをしてくれたの」

    清麿「ふーん」

    ティオ(まあ、キッドがゼオンとまともに戦えるわけないわね……)

    しおり(ナゾナゾ博士がゼオン君と互角に戦ったって言ったのは、やっぱりうそだったのね……)

    ゼオン「いや、オレが言いたいのはそういうことじゃない……」

    コルル「わかってるよ」

    ゼオン「……!」

    767 = 1 :

    コルル「ゼオンは私の心配をしてくれたんだよね。無理やり戦わされている姿を私に見せたくなかったんでしょ?」

    コルル「ナゾナゾ博士に聞いたよ」

    ゼオン「……あいつめ……」

    コルル「でも違うよ。私はもう前みたいに弱くない」

    コルル「もう目をそらさないって決めたから」

    ゼオン「……」

    コルル「同じだからわかるの、その辛さが痛みが……だからこそ私は操られている人を助けたい!」

    コルル「そしてロードに一泡をふかせてやりたいの!」

    ゼオン「コルル……」

    ティオ「そうよそうよ、ロードなんて私が首しめてやるわ!」

    ゼオン「……そうだな」

    ゼオン「すまなかった。どうやらオレはお前らをみくびっていたようだ」

    ゼオン「一緒について来い。そしてロードの顔面をぶん殴ってやれ」

    ゼオン「いや、この三人の誰がロードを倒すか競争だ」

    コルル「うん!」

    ティオ「ええ! 望むところよ!」

    清麿「みんな準備はいいな? 行くぞ!」

    一同「おお!」

    768 :

    ゼオンいいリーダーしてるなあ…

    769 = 1 :

    すみません。ちょっと短いですが今日はこれで終わります。
    パティどうしようかな。
    最初ガッシュサイドでいくつもりだったけど、改心イベントが難しいんだよな。
    しかしゼオンサイドだと、ガッシュ、マジで男だらけに……
    人数的にはちょうどよくなるんだけど……
    それとスレですが、できれば石版編はこのスレで終わらせたい、題名もつけやすくなるので。

    770 :

    ゼオンの場合指揮を高めるために競争だ!とかじゃなくてガチの遊び混じった競争って意味に聞こえるから笑える

    771 :


    ううん、石板編まで済ませるなら確かに出来るだけ減速するべきだな

    772 :


    ゼオンに惚れさせるとかキャラの根幹に関わる変換しなければゼオンパーティーでもいいんじゃね
    会えないものは仕方ないし
    むしろガッシュと和解後はガッシュラブで意気投合とかしそう

    773 :

    石板の魔物も誰か、ゼオンの強さから父親が誰か思い当りそう

    774 :

    パティがガッシュに惚れた切欠がアレだからなww
    同じ姿の上ゼオンがいい男過ぎて、乗り換えられてもおかしくはない

    775 :

    そういや千年前と前回参加者という美味しいネタなのに親世代の言及なかったな。
    千年前が親なのはガッシュの親が特別長生きかも知れんが。

    776 :

    ゼオンがシェリー達より先にゾフィス魔界に帰しちゃったらココの記憶が残ったままに…!

    777 :

    ゼオンは記憶を操作できるから無くなった記憶も戻せるってことにしとこう

    778 :

    個人的にはココの記憶って消す消さないどっちでもいいと思う
    精神操作されてようとした事実は変わらない訳だから背負って償うのも人の道じゃないか?

    780 :

    書いていきます。

    アフリカ――

    バムウ「ここだな、ロードが言っていた場所は……」

    ザミー「あいつによるとここに送った三体の魔物が、みんなやられたらしい」

    バラホー「……」

    ビクトリーム「……フン、こんなもの私一人で十分だというのに……」

    バウム(お前の場合、ここに来ることさえ難しいきがするが……)

    ザミー「しかしどんなやつらなんだろうな」

    ビクトリーム「どんな奴らだろうが、このビクトリーム様のえじきにしてやるだけよ……」

    ザミー「まあ、お前は強いからな……」

    バウム「……心強いな」

    ザミー(バカだけど)

    バウム(バカだがな)

    バラホー(バカなんだよな……)

    781 = 1 :

    デボロ遺跡――

    ガリン ゴリン

    ドカア  バキィ

    ゼオン「あの暴れてるやつらが千年前の魔物か……」

    アルム「……」

    ゲリュオス「……」

    ゼオン「さて、サクッと瞬殺してやるか」

    ティオ「待ってゼオン。ここは私たちがやるわ」

    ゼオン「ん……」

    コルル「そうだね、修行の成果を試したい」

    ゼオン「……そうか、じゃあ見ておいてやるよ」

    ティオ「うん! じゃあ行くわよコルル!」

    コルル「うん!」

    しおり(うう……ちゃんと戦うのってこれが初めてかも……)

    清麿「……」

    782 = 1 :

    アルム「がああああ!?」

    コルル「……」

    ティオ「! ……恵!」

    「ええ!」

    真美「ネシルガ!」ドッ

    「セウシル!」キイン

    ジョン「デカルク!」ゴオ

    ティオ「コルル! 竜の魔物の方が……!」

    コルル「わかってる!」

    しおり「ビレオルード!」ヴォン

    バキ―ン

    清麿(光のリングではじいた!)

    ゼオン(オレの知らない術だな……これがナゾナゾ博士との戦いで出た新呪文か)

    783 = 1 :

    しおり「ガンズ・ビライツ!」ズバアア

    アルム「ぐああああ」ドカーン

    ゲリュオス「ブリュオオオ」ズザザ

    コルル「よし!」

    アルム「くそお、何をやってる!」

    清麿「!」

    アルム「なんでもっと強い呪文を連発しねえ! あんな奴らに押されてんじゃねえよ!」

    「千年前の魔物が喋っている?」

    しおり「ね、ねえ!」

    アルム「!」

    しおり「あなた、もしかして意識があるの!? 魔物もロードに操られてるんじゃないの!?」

    しおり「私たちはそのロードを倒しに来たの!」

    しおり「もし戦いを無理強いされてるならもうやめて!」

    アルム「……!」

    清麿「……」

    ゼオン「……」

    アルム「……フン」

    真美「ガンジャス・ネシルガ!」ズゴゴゴ

    しおり「え……」

    「セウシル!」キイン

    アルム「ちい、防ぎやがったか」

    784 = 1 :

    ゼオン(ティオのやつ、地中からの攻撃も防げるようになったのか)

    ティオ「大丈夫!? みんな!」

    コルル「あ、ありがとう」

    しおり「あ、危なかった……」

    アルム「ハ―ハッハッハー! ロードに無理強い!? 笑わせるな!」

    アルム「オレ達は奴のおかげで暴れられるんだぜ!」

    アルム「確かにロードの言うルールはある! オレ達が戦う上でルールはあるが……」

    アルム「少なくとも、オレは奴に感謝してるぜ!」

    アルム「千年もの間、動きもできず魔界に帰ることもできなかったうっぷんを……こんな最高の形で晴らすことができる!」

    アルム「しかも奴の心を操る力のおかげで人間はオレ達の言うことに逆らわねえ!」

    アルム「さあ、くだらねえこと言ってねえで戦いやがれ! 軟弱な現在の魔王候補共が!」

    コルル「…………」

    ゼオン「……どうした、コルル?」

    コルル「ゼオン……、私も千年も石に閉じ込められてたら、こういう風になっちゃうのかな?」

    ゼオン「コルル?」

    コルル「かわいそうあの子たち、早く戦いから解放させてあげたい」

    785 = 1 :

    ゼオン「お前ならできるさ」

    ゼオン「オレとのトレーニングについてきたんだ。自分を信じろ」

    コルル「うん」

    ゼオン「お前には守る力がある。それがたとえ敵でもな」

    ゼオン「オレにはない力だ」

    コルル「しおり姉ちゃん! あの呪文を!」

    しおり「わかったわ」コオオオ

    アルム「なっ何! まさかやつら、大技を使う気か!? 人間、こっちも最大術だあ!」

    ゲリュオス「オオオオ!」

    真美「エグドリス・ネシルガ!」バギュウ

    ジョン「ギガノ・ディオデルク!」ドン

    しおり「ダイバラ・ビランガー!」ドオオ

    786 = 1 :

    アルム(巨大な妖精のエネルギー体……これはエルジョの術……!?)

    アルム(いや、奴よりもでかくて強力……)

    ドゴオオオオオ

    アルム「な……うおおおお」

    ドカーン

    メラメラ……

    ゼオン「やったな」

    アルム「……くっ、あの女……オレ達魔物や人間を狙わずに、術と本だけを……」スウ…

    しおり「これでもいっぱい特訓したのよ」ハアハア

    アルム「フン……こんな軟弱な奴らにやられるとはな……」

    アルム「お前今の術のコントロールだけで、心の力を結構使ったんじゃないのか?」

    しおり「……」ギク

    アルム「やっぱりな、てめえらのような甘ちゃんじゃあロードは倒せんだろうな」

    アルム「……だがお前のような奴は初めてだ……」

    コルル「……」

    ゼオン「面白いやつだろう?」

    アルム「……ああ、まったくだ。変なやつらだ」

    アルム「ま、せいぜい頑張りな、魔界で見守っといてやるよ……」シュウウ

    コルル「……」

    ティオ「あの魔物、もともとはいい魔物だったのかもしれないね」

    コルル「うん」

    787 = 1 :

    コルル「ふう……」ヘナヘナ

    コルル「かなり集中したから、疲れちゃった」

    ゼオン「頑張ったな」

    コルル「ううん、全然だよ」

    真美「いたたた……」

    ジョン「こ、ここは……」

    「人間の意識が戻った!?」

    真美「あ、あなたたちは?」

    「あ、あの……」

    真美「……っ、いたた……」

    「あのここから一番近いこの町に、この写真の人達がいます。その人達に会えば、自分の国、家まで帰る手配をしてくれるはずです」

    ゼオン「誰だ、その人達とは?」ヒソヒソ

    ティオ「ナゾナゾ博士の部下のMJ12って人達」ヒソヒソ

    真美「……」

    788 = 1 :

    真美「あの……」

    「え……」

    真美「よく事情はわからないけど、あなた達が来て、夢が覚めるまで……」

    真美「私、暗い……苦しい闇の中にいた気がするの。そう、苦しい闇の中……」

    真美「あなた達はそこから助けてくれたのよね?」

    真美「……ありがとう」

    「……!」

    ゼオン「……お前たち二人のおかげだな」

    コルル「そ、そんな私なんて……」

    ティオ「卑下しないの! コルルは頑張ったじゃない」

    ゼオン「お前もな、ティオ」

    ティオ「え、いや私は何もしてないわよ」

    ゼオン「それもそうだな」

    ティオ「え、ちょ、そこはそんなことないって言ってよぉ……」ショボン

    789 = 1 :

    ――

    しおり「それにしても魔物がしゃべるなんて……」

    「でももし操られてないんだったら、本当に戦いが嫌な子はなんで戦っているのかしら?」

    「お互いに本を燃やし合えばすぐにでも魔界に帰れるのに……」

    清麿「それはたぶん、人間が支配されているからだと思う」

    「えっ」

    清麿「オレ達人間の心の力がないと術は使えない」

    清麿「つまりロードが、人間の心、行動を支配するということは、魔物の力、行動も支配することにつながるんだ」

    清麿「他の魔物が術以外の方法で他の魔物の本を燃やそうとした場合、おそらく人間がそれを防ぐはずだ」

    清麿「それだけじゃない。ここに来る途中、パティって魔物から聞いた話なんだけど、千年前の魔物同士で本を燃やした場合、その魔物は再び石にもどされるらしいんだ」

    「そ、そんな……」

    清麿「まあ、それについては、実際に石にするとは思えないんだけどね」

    しおり「えっ、それはどういう……」

    ティオ「あっ!」

    コルル「やったあ! 水だ! わーいわーい」

    清麿「こらこら二人とも、走ったら危ないぞ」

    しおり「……」

    790 = 1 :

    清麿「この遺跡は水道が生きてるんだ。自然の湧き水を利用したものだから、そのままでも飲めるよ」

    「そっか。心を操られている人たちも、水がなきゃ生きていけないわよね」

    清麿「うん。探せばどこかに食料をためてるところもあるんじゃないかな」

    清麿「呪文が完全に使えるようになるまで、休んでくれ」

    清麿「それとちょっとごめん。トイレ行ってきていいかな?」

    「えっ、あ、うん。わかった」

    清麿「じゃあゼオン行くか」

    ゼオン「ああ」スタスタ

    「……ゼオン君が行きたかったのかな……?」

    791 = 1 :

    上の階――

    清麿「来ているのか?」

    ゼオン「ああ。上に一体いたな、おそらく仲間を呼ばれているだろうな」

    ダルモス「お前が侵入者か!?」

    ゼオン「これはこれは、どうした? そんな大人数で集まって……祭りでもやるのか?」

    ダルモス「黙れ! フン、この人数をみて怯えないとは、その度胸だけは認めてやろう」

    ガンツ「……」

    バキング「……」

    ブットン「……」

    レイ「……」

    ゼオン「フン、血祭りに変えてやるよ」

    ダルモス「まだ勝つ気なのか、戦って勝てるとでも思っているのか?」

    ゼオン「戦う? 何いってんだ、お前らはオレの遊び相手だ。さっき出番がなかったから暇だったんだ」

    清麿「レード・ディラス・ザケルガ!」ドン

    792 = 1 :

    ゼオン「くっくっく」

    その雷のヨーヨーは重力を無視し、壁を床を天井を、回り続ける。

    ゼオン「残念ながら、オレはコルルみたいに優しくないんでね」ギュルルル

    ゼオン「これがウォーク・ザ・ドッグってやつだ」

    ダルモス「なっ、速すぎてどこから来るのか……」

    ゼオン「後ろだ」

    ダルモス「……っ! ぐあああ」ドーン

    ガンツ「!」

    バギング「なっ……」

    ブットン「っ!」

    ズゴゴゴゴゴゴ

    ドカーン

    メラメラ

    ゼオン「ちっ、あっけないな」

    レイ(つ、強い……私以外の四体を一瞬で……)

    ゼオン「……で? お前は何なんだ?」

    レイ「……!?」

    793 = 1 :

    今日はこれで終わります。
    なんか速報VIPが変なことになっていますね。水曜日以降のものが更新されないから、一覧のみでかなりやりづらい。
    どうなってるんだろう

    794 :

    乙 レイラ仲間フラグ来るか…?

    795 :

    おつ

    796 :

    強すぎるw
    いちばんどうろにミュウツーが居るようなもんだろこれw

    798 :

    ゼオン「お前の方から全く殺気を感じないんだが……」

    ゼオン「お前やる気あるのか?」バチバチ

    レイ「……」

    レイ「私達が間違っているからよ」

    ゼオン「……」

    レイ「今の私達のやっていることが、間違いだってことぐらい私にはわかるから」

    レイ「だから私は戦わない」

    清麿「……!」

    清麿(千年前の魔物にもこういう子がいるのか……)

    清麿「君はオレ達と戦うつもりはないんだね?」

    清麿「だったら、オレ達と一緒に来ないか?」

    レイ「……ごめんなさい、それはできないわ。石に戻るのが怖いの」

    清麿「……石に戻る……か、本当に石に戻るものなのだろうか」

    レイ「えっ?」

    清麿「オレにはどうも石に戻るとは思えないんだ」

    799 = 1 :

    レイ「何を言ってるの? 私は実際に見たの、ゾフィスに逆らった子が石に戻されかけたのを」

    清麿「ゾフィス?」

    レイ「あなた達のいうロードのことよ」

    ゼオン「ゾフィス……それが奴の正体か」

    ゼオン「つまりお前はそのゾフィスってやつが、心を操ることもでき、解いた術をかけなおすこともできると言いたいんだな?」

    ゼオン「そうだとしたらそのゾフィスってやつは、よほどの天才というわけだ」

    レイ「……」

    ゼオン「ありえない。オレにできないことが、奴にできるわけがない」

    レイ「すごい自信ね……」

    清麿「まあ、こいつのできるできないはともかく、オレも同意見だな」

    800 = 1 :

    清麿「その石に戻されかけた魔物は、完全に石にはならなかったんじゃないか? 石になりかけただけだったんじゃないか?」

    レイ「ええ、そうよ。途中でゾフィスに服従を誓ったから助かった」

    清麿「やはりな。だったらそれはおそらく幻覚によるものだ」

    レイ「えっ……?」

    清麿「心に暗示をかけて石になる幻覚を見せる」

    清麿「そうすることで、あたかも自分が石に戻す能力をもっているかの様に見せれるんだ」

    清麿「心の傷を負った千年前の魔物ならそれで十分効果がある」

    清麿「最初からあやしかったんだ。石にする術が使えるのはゴーレンだけ。他の魔物には使えないはずなんだ」

    レイ「そっそんなの……」

    ゼオン「なら試してみるか? オレの精神操作で、お前にかけられたのが何なのかを調べてやるよ」

    ゼオン「暗示であれ、術であれ、お前を縛っているものを取り除いてやる」

    レイ「でももし失敗したら……」

    ゼオン「お前に拒否権なんてあると思うか? これは命令だ」

    ゼオン「オレの精神操作をより強化するために、お前を利用するだけだ」

    清麿「よし決まりだ。さっそく宿屋に戻るぞ」


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