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    元スレゼオン「お前・・・その本をよんでみろ」清麿「は・・・・・・?」

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    801 = 1 :

    ゼオン「宿屋に戻る……? そんなことはしなくていいだろ」

    清麿「お前、精神操作をしている間は無防備になるんじゃないのか?」

    清麿「じゃなきゃパディオスで試していただろうからな。パティがいたからできなかったんだろう?」

    ゼオン「確かにそうだが……だがその間はコルルとティオに守ってもらえば……」

    清麿「それだけじゃない。一時撤退には奴らの守りを固めるという理由もある」

    清麿「外にいる魔物もいるだろうし、ここに全員がそろっているわけではないだろうからな」

    清麿「そいつらを集めてもらうためにも、キリがいいんだ」

    清麿「どうせやるなら一人残らず倒してやらなくちゃな」

    ゼオン「くっくっく、なるほどな。さすがはオレのパート―ナーだ」

    802 = 1 :

    ――

    ティオ「あっ、ゼオン遅かったわね。もしかして大の方?」

    ゼオン「フン……」スタスタ

    ティオ「ちょっ、どこ行くの」

    ゼオン「一時撤退だ、オレ達が借りている宿に戻るぞ」

    コルル「えっ……」

    しおり「! ……えっとその子は?」

    レイ「……」

    清麿「千年前の魔物だ。名前は……」

    レイ「レイラよ。こっちの人間はアルベール」

    アルベール「……」

    しおり「どういうこと……?」

    清麿「詳しいことは宿屋で話すよ、とりあえずここを離れよう」

    803 = 1 :

    宿屋――

    ゼオン「まずはレイラ、お前の暗示から解く。お前の怯えようがはんぱじゃないからな」スッ

    レイ「本当に解けるの?」

    ゼオン「さあな、お祈りでもしておけ」

    レイ「……」


    ティオ「ねえ、清麿! あの子は誰なのよ!」

    清麿「さっき言っただろう? 千年前の魔物で、一緒に戦ってもらおうと思っている」

    ティオ「そうじゃなくて、どうして今もゼオンと見つめ合ってるのよ!」

    清麿「え? いや……え?」

    ティオ「ああやって頭を撫でて」

    清麿「いや、あれは……ああすることで精神操作をしているんだ」

    ティオ「だったら私にもやってよ」

    清麿「いや、なんでだよ」

    コルル「私にもやってほしいなあ」

    清麿「コルルまで!?」

    (……ゼオン君も大変ね)

    804 = 1 :

    ゼオン「……よしもういい。お前の暗示は解けた」

    レイ「えっもう?」

    ゼオン「ああ。お前にかけられているやつは、けっこう簡単なやつだったからな。もう石化することはない。問題は人間の方だ」

    ゼオン「だが、だんだんとコツがつかめてきた」

    ゼオン「……ん? コルル達は?」

    清麿「ああ、風呂屋にな……ここの宿には風呂がないんだ」

    ゼオン「レイラ、お前も行ってこい」

    レイ「私は最後まで見てるわ。アルベールが気になるし……」

    ゼオン「……そうか」

    ――

    ビョンコ「ゲロロロロロ、ゲロッパ! あの宿屋ゲロな! お手柄ゲロよ、よく見つけたゲロ」

    ビョンコ「ここでやつらを倒せば、また一つロードに褒められるゲロ!」

    805 = 1 :

    今日は少ないですが、これで終わります。

    806 :

    かわいそうなビョンコ

    807 :

    風呂屋だと
    ならば今は本も置いて無防備だな! お兄さんが見守ってやらねば!つデジカメ
    アルは誰か見てるからレイラも行っておいで

    808 :

    おまわりさんこいつです

    809 :

    雷句先生はサービスシーンでも
    平気でブスキャラ突っ込んできそうな信頼感がある

    810 :

    このパーティーにパティ加えて、ついでにカルーラちゃんを入れよう(提案)

    811 :

    ハーレムができあがっているな

    812 :

    (ビッグ・ボインが好きだなんて言えない・・・)

    814 :

    アル思いなレイラほんと好き
    献身的で良いよね

    815 :

    レイラとアルベールほんと好き

    816 :

    アルベールとレイラにはもっと活躍して欲しかった
    もっと活躍が見たかった

    >>812
    同じく!

    817 :

    ゼオン「……! これは……」

    清麿「ゼオン……?」

    ドカーン

    レイ「きゃあっ!」

    ビョンコ「見つけたゲロよ!」

    清麿「千年前の魔物たちか!?」

    カルーラ「……」

    デンシン「……」

    ミノルサム「……」

    ゼオン「ま、まずい……」

    清麿「!? どうしたゼオン」

    ゼオン「今、この人間の脳をいじっている最中でな、中断するとやばいんだ、少なくともこの人間は二度と目覚めない」

    清麿「な……」

    レイ「そんな!」

    清麿「おまっ、そういうことは早く言えよ!」

    ゼオン「こんなにも時間がかかるとは思わなかったんだ」

    820 = 1 :

    清麿(これは思ったよりもやばいぞ、ゼオンも戦えないし、レイラも呪文が使えないんじゃあ……)

    レイ「私が囮になるわ!」バッ

    清麿「レイラ!」

    ビョンコ「ゲロ?」

    レイ「あなた達の相手はこっちよ!」

    ビョンコ「なっ、レイラ! お前、まさか裏切ったゲロか!」

    レイ「そうよ」

    ビョンコ「この裏切り者をみんなで倒すゲロ!」

    マレーネ「」パクパク

    ゾルゲ「」パクパク

    ビョンコ「なっ……」

    レイ「ふっ、千年前の魔物同士では呪文を唱えられないのよ。知らなかったの?」

    821 = 1 :

    ビョンコ「ぐぐぐ、生意気ゲロ」

    ビョンコ「ロードに言ってやるゲロ! そうすればお前はまた石に逆戻りゲロ!」

    レイ「……私の暗示はとけたの。私が石に戻ることはないわ」

    ビョンコ「ゲロロ? そんなわけないゲロ、ロードは絶対ゲロ」

    ビョンコ「もしかして誰かに騙されているんじゃないゲロか?」

    レイ「……!」

    ビョンコ「今すぐに帰ってくれば、ロードに言わないでやるゲロよ」

    レイ「……」

    ビョンコ「変なことは考えない方がいいゲロよ、この数相手に勝てると思ってるゲロか?」

    レイ「……ふふ」

    ビョンコ「何笑ってるゲロ!」

    レイ「おかしいわよね、力の数も大きさも、ロード達の方が圧倒的に上回っているのに」

    レイ「私、あの子達ならロード達に勝てると思い始めているんだから」

    822 = 1 :

    ビョンコ「この女……」

    ビョンコ「……!」

    ゼオン「……!」

    清麿「……くっ」

    ビョンコ「なんだそこにいたゲロか! お前たち、あっちを攻撃ゲロ!」

    デンシン「いくぜえ!」バッ

    レイ「待ちなさい! あなた達の相手は私よ!」

    ビョンコ「お前なんて後回しゲロ! やれええ」

    ゼオン「――っ!」

    ???「こちらにもまだ仲間はいるぞ」

    823 = 1 :

    デンシン「!?」

    リィエン「ゴウ・バウレン!」

    ドカーン

    デンシン「うわあああ」ズザザザ

    清麿「えっ……お前たちは……」

    ウォンレイ「勘違いするな、助けにきたわけではない」

    ウォンレイ「貸しをつくりにきた」

    ゼオン「お前ら……」

    ビョンコ「くそおお! 少し仲間が増えたからって何だゲロ!」

    ビョンコ「数はこっちの方が上ゲロ!」バッ

    ???「てめえごときにオレの力をなめられたくはねえな……」

    824 = 1 :

    グスタフ「アラドム・ゴウゾニス!」ゾガガガ

    ビョンコ「ゲロ―!」

    ド――ン

    清麿「お前は!」

    バリー「久しぶりだな、清麿」

    バリー「そしてゼオン」

    ゼオン「お前……」

    カルーラ「……っ」

    ビョンコ「つ、次から次へと……」

    ナゾナゾ博士「まだまだいるぞ!」

    キュミエル「残念でしたー」

    ビョンコ「う、後ろ!」

    ナゾナゾ博士「ギガノ・ゼガル!」

    キュミエル「ギガノ・ゼガル!」

    ドカーン

    ビョンコ「ぐあああああああ」

    メラメラ…

    カロン「やっほーゼオンちゃん、お久しぶり!」スタスタ

    ゼオン「……誰だ?」

    カロン「なっ、忘れられてる!?」

    825 = 1 :

    ビョンコ「カルーラ! デンシン! ミノルサム!」

    スウウゥ

    ビョンコ「ぜ……全滅……」

    ビョンコ「逃げるゲロー!」タッタッタ

    カロン「逃げた!」

    ウォンレイ「追うな、深追いは禁物だ」

    カロン「え、あ、うん」

    ゼオン(そうかこいつ、植物園の時の……)

    ナゾナゾ博士「間に合ってよかったぞ、私たちの活動が無駄になるんじゃないかとひやひやしたわい」

    清麿「ナゾナゾ博士……助かったよありがとう」

    ナゾナゾ博士「うむ」

    ゼオン「……フン」

    清麿「お、終わったのか、ゼオン」

    ゼオン「ああ、無事解放することができた」

    清麿「それにしても危なかったよ、やっぱり持つべきものは仲間だな」

    清麿「な? ゼオン」

    ゼオン「……別にいらねえよ、そんなもんは……」

    826 = 1 :

    カロン「ふっふーん、頼もしいでしょ?」

    ゼオン「ああ?」

    カロン「かつてあなたを苦しめた魔物たちが、あなたのもとに集まっているんだから」

    ゼオン「は……誰がオレを苦しめたって? 都合のいい記憶の捏造はやめてくれ」

    バリー「お前は一人で来たのか?」

    ゼオン「何が?」

    バリー「前集まっていた女のガキどもはどうした?」

    ゼオン「フン、ちょっとここを離れているだけだ」

    ゼオン「……なんかお前、前会った時と雰囲気が変わったな……」

    バリー「……」ゴゴゴ

    ゼオン「ここに来た理由はなんだ? オレにリベンジにでも来たのか?」

    バリー「オレがお前と再戦するために、仲間のフリしてついてきたっていうことか?」

    ゼオン「……」

    バリー「安心しろ、今オレがやるべきことはお前を倒すことじゃねえ、千年前の魔物を止めることだ」

    バリー「強いやつと戦えるかもしれないチャンスを逃すわけにはいくまい」

    ゼオン「……」

    827 = 1 :

    清麿「しっかし、よくこんなにも仲間を集めたな、ナゾナゾ博士」

    ナゾナゾ博士「全員君の知り合いだけどの」

    レイ「ごめんなさい、囮になれなくて」

    ゼオン「気にするな。それよりもあの人間を介抱してやれ」

    レイ「うん」

    レイ「……あ」

    タッタッタ

    コルル「大丈夫!? ゼオン!!」

    ティオ「うわっ、宿がわりとやばい感じに……」

    ゼオン「コルル、ティオ!」

    コルル「魔翌力を感じたから急いで来てみたけど……」

    ティオ「誰? この人たち」

    ナゾナゾ博士「それと清麿君、その子は……?」

    レイ「えっと私は……」

    清麿「ああ、そうだな。一から説明するよ」

    828 = 1 :

    >>827訂正

    ×コルル「魔翌翌翌力を感じたから急いで来てみたけど……」

    〇コルル「魔翌力を感じたから急いで来てみたけど……」

    なんでこんなミスしたんだろう……
    もっとあるかもしれないな……

    829 :

    メール欄にsagaって入れてみよう、それで何とかなるから

    830 :

    メール欄に saga って入れれば魔翌力とか[ピーーー]とかがちゃんと表示されるよ

    831 = 1 :

    ごめん、もっと変なことになってる……あれえバグか……?
    訂正
    コルル「魔翌力を感じたから急いで来てみたけど……」

    すみません……

    833 :

    sage saga って感じでメール欄に入れてから投稿すればいい。

    幾つかの単語が勝手に文字が置き換わる仕様なのよ

    834 = 1 :

    いつの間にかsageになってた、ありがとう、そしてすみません
    何回同じことを繰り返すんだ……

    835 = 1 :

    ――

    ナゾナゾ博士「なんと! その子は千年前の」

    清麿「そう、それでこの子にいろいろと聞いたんだ」

    ナゾナゾ博士「それなら、この子から話をしてもらえば、戦わずに逆に仲間にすることもできるかもしれんな」

    清麿「うーん、それは難しいかもな、なにせ奴らは千年間石に閉じ込められてきたんだ」

    清麿「奴らにとってみれば、暴れたくて暴れたくて仕方ないんだ」

    清麿「聞く耳をもたないだろうし、レイラが言ったところで裏切り者扱いされるだけだろう」

    清麿「石に戻る恐怖もあるからな。下手に説得するよりは早めに倒してやる方がいいのかもしれん」

    ゼオン「それとオレはもう精神操作しないからな」

    ゼオン「こう見えてけっこうな体力を使うんだ、時間もかかるしな」

    清麿「レイラの話で一番重要なことは……」

    ナゾナゾ博士「うむ。操られていない人間のことじゃな」

    清麿「ああ、ゾフィスに好意的なやつは操られない、かなり厄介だな。そいつには要注意だ」

    836 = 1 :

    ナゾナゾ博士「そうじゃ、私も少しだけだがロード、いやゾフィスについてわかったことがある」

    ナゾナゾ博士「私は君たちの他にも、ともに戦うよう何組かの魔物たちに会ってきた」

    ナゾナゾ博士「私はその魔物のことを、ここに来る前に立ち寄ったある魔物と人間から聞いた」

    清麿「ある……魔物?」

    ナゾナゾ博士「君たちがわかるかどうかは知らぬが、今まで会った中で最も強大な力を持った魔物じゃ」

    清麿「何……」

    清麿(まさか……)

    ゼオン(レインか……!?)

    ナゾナゾ博士「その魔物の名はブラゴ、そして本の使い手のシェリー」

    清麿「……?」

    清麿(どこかで聞いたことあるような……)

    ゼオン(……誰だそれ)

    837 = 833 :

    軽くあしらったせいで記憶に薄いのねw

    838 = 1 :

    ――

    コルル「そ、そんな……」

    ティオ「そのシェリーって人のお友達がそんな目にあったなんて」

    コルル「ひどいよ! ひどすぎる!」

    ゼオン「……」

    清麿「あ、思い出した! 家をぶっ壊した奴らだ!」

    ナゾナゾ博士「ん? 清麿君は彼らを知っておるのかね?」

    清麿「ああ、一度だけ戦ったことがある」

    一同「えええええええ!? あのブラゴと!!?」

    ゼオン「!?」ビクッ

    清麿「え……何?」

    ティオ「な、なんでゼオンは無事なの!? あのブラゴと戦ったんでしょ!?」

    ティオ「いくらゼオンでもブラゴと戦って無事なわけないじゃない!!」

    ゼオン「オレは覚えてないが……」

    清麿「いや、お前確かボコボコにしてたじゃねえか」

    清麿「女を屠るとか言ってたじゃねえか」

    ゼオン「……?」

    清麿(こいつ、覚えてねえのか……)

    839 = 1 :

    清麿「でも、なんでそんなこと……」

    ティオ「魔物の子でブラゴを知らない子はいないわよ!」

    ゼオン(知らん……)

    ティオ「それだけ強いの、優勝候補よ! 非情で怖くて、それはもう……」

    コルル「私なんて名前聞いただけで震えちゃうよ」

    ゼオン「なあ、清麿。人違いじゃねえのか」

    清麿「えっ、うーん。言われてみればそんな気も……でも確かにブラゴっていう名前だった気がするんだけどな……」

    ウォンレイ(ひ、人違いだったのか……)ホッ

    バリー(ブラゴとはいずれ戦うつもりだったんだが……)

    バリー(こいつは既に戦っていたのか……?)

    840 = 1 :

    ――

    ナゾナゾ博士「では各々しっかり休養をとるように!」

    コルル「おやすみなさーい」

    キッド「ふっふーゼオン、このウニのお寿司が食べたくないかー?」

    清麿「あれ……ゼオンは……?」

    ――

    コーラルQ「ふむ、ゼオンにコルル、ティオ、ウォンレイ、キッド、カロン、最後にバリー」

    グラブ「ずいぶんと大勢だな」

    コーラルQ「彼らと一対一を仕掛けて我々が勝てる可能性を計算してみよう」ピピッ

    コーラルQ「バリー8%、カロン47%、キッド37%、ウォンレイ25%、ティオ59%、コルル31%……」

    コーラルQ「ゼオン0%」

    グラブ「ダメじゃないか」

    コーラルQ「私の調べでは、我々が絶対に勝てる相手…………誰もいないな」

    グラブ「どうするんだよ」

    ゼオン「何をしている?」

    コーラルQ・グラブ「!!」

    841 = 1 :

    コーラルQ「な、な、な」

    グラブ(オワタ)

    ゼオン「最近ずっとオレ達のあとをつけてやがったな」

    ゼオン「お前ら目障りだからここで消してやるよ」

    コーラルQ「なぜここが……」

    ゼオン「フン、魔物探知がお前だけの専売特許だと思うなよ」

    グラブ「! パートナーがいないぞ! これなら勝ちの目もあるんじゃないか?」

    コーラルQ「パートナーなしでの勝算……17%!」

    グラブ(ダメだ、こりゃ)

    ゼオン「……」スタスタ

    グラブ「来るな! ディゴウ・ロボルク!」

    ガキーン ガキーン

    ゼオン(ん……全然大したことない変形だな)

    ガキーン

    バイク姿のコーラルQ

    ゼオン「……」

    842 = 1 :

    コーラルQ「はっはーこれが私の変形だ」

    ゼオン「……」

    コーラルQ「見せてやるぞ! 我が切り札を!!」

    ゼオン「……!」

    ゼオン(しまった、つい見入って……)

    ゼオン(なんだ、何がくる……)

    ブオオオオン

    コーラルQ「逃げろおおぉ!!」ブーン

    ゼオン「」

    清麿「マーズ・ジケルドン!」ギュイイイン

    コーラルQ「(ノ・ω・)ノオオオォォォ-」

    ゼオン「清麿……」

    清麿「こんなことだろうと思ったよ」

    コーラルQ「助けてグラブ( ;∀;)」

    グラブ「無理」

    清麿「手加減はしておいてやる、ザケル!」ドカーン

    メラメラ…

    コーラルQ「このピヨ麿めー」

    清麿「ピヨ麿って呼ぶな」

    843 = 1 :

    次の日――

    アルベール「ミグロン!」ドカーン

    「ぎゃあああ、なんでこっちに攻撃が!」

    「呪文が唱えられない!」

    リィエン「ガルレドルク!」

    グスタフ「ガルゾニス!」

    ドカーン

    ナゾナゾ博士「それにしてもアルベールが仲間になってくれて心強いのう」

    アルベール「昨日話を聞かされた時は驚いたけどな」

    アルベール「でもまあ、学校ってのも退屈でね、こういうのも悪くないもんさ」

    ナゾナゾ博士「ふむ、たのもしいもんじゃ」

    清麿「ここだな……」

    コルル「すっごい階段……」

    844 = 1 :

    しおり「ここを登らなければならないの?」

    清麿「ああ。でもここを登れば城だ」

    ナゾナゾ博士「ウム。ここまでは順調に来れたな」

    「ええ、チームワークの勝利よ!」

    清麿(確かにうまくいったが……少しうまく行きすぎている気が……)

    清麿「みんな落ちないように気を付けて登って行こう」

    スタスタ……

    ティオ「ねえ、清麿。本当にこの道しかないの?」

    清麿「ああ、城は王様の住むところだからな」

    清麿「この遺跡では王族など……選ばれた人達以外はたやすく通れない仕掛けになっていたんだろう」

    ゾフィス「そのとおり、君達が通っていい道ではないのです」

    清麿「お前は!?」

    ゾフィス「私はゾフィス、この城の千年前の魔物を支配している者」

    ゼオン「お前が……」ギロッ

    ゾフィス「」ビクッ

    ゾフィス「……ほ、他に仲間がいないよ、ようですし……」スッ

    清麿「! まずい、みんな登るんだ!」

    ココ「ラドム!」ドン

    845 = 1 :

    清麿「みんな二組でペアを! 作戦Eだ!」

    一同「おお」

    バリー「つかまれ」ガシ

    コルル「きゃっ」

    ゼオン「おいてめえ、バリー! なにコルルと……」

    清麿「そんなこと言ってる場合か!」

    ウォンレイ「ティオ! 恵!」

    「ウォンレイさん!」

    ウォンレイ「つかまれ」ガシ

    リィエン「ウォンレイあの横穴ある!」

    ウォンレイ「とどけええ」バッ

    ズザザザザ

    ウォンレイ「よし! 他のみんなは!?」


    キュミエル「フェイ・ミウルク!」コオオ

    カロン「ほらキッドとナゾナゾ博士、飛ぶわよ」ビューン

    ナゾナゾ博士「空も飛べるのか」

    ズザザザザ

    ナゾナゾ博士「よし、他のみんなは!?」


    グスタフ「ゾニスー!」ドン

    バリー「……よし、一番上に着いたぞ」

    コルル(……目が回って……気持ち悪い……)

    グスタフ「他のみんなは……?」

    846 = 1 :

    ゼオン「ちっ、レイラつかまれ!」ガシ

    レイ「うわっ」

    清麿「三つの入り口か……戦力的には右か左……」

    ゼオン「バカかお前は! 一番上以外の選択があると思うのか!?」

    ココ「ディオガ・テオラドム!」ドゴオオ

    レイ「なっ」

    ゼオン「ちっ……」クルン

    ココ「ラドム! ラドム! テオラドム!」ドカーン

    清麿「ちょっ、こいつ本気じゃねえか!」

    アルベール「うわあああ」

    ゼオン「お前、バランスが……」

    清麿「マジでやばいぞーー!」

    ヒュ―――

    ゾフィス「ふう……これでよし」

    ゾフィス「パティの奴め……ガッシュガッシュ言っておいて、なんてやつを連れてきてんだ!」

    ゾフィス「よりによって雷帝ゼオンだと!」

    ゾフィス「ここで倒せてよかった……」ガタガタ

    847 = 1 :

    コルル・ティオ「ゼオン!!」


    ナゾナゾ博士「そんな……」

    カロン「……っ」


    ウォンレイ「くっ……いくらあいつでもこの高さでは……」

    ティオ「……」


    バリー「……」スタスタ

    グスタフ「バリー!」

    バリー「あいつはこんなのでやられる奴じゃねえ」

    バリー「心配するだけムダだ」

    コルル「ゼオン……。そうだね、ゼオンがこんなところでやられたりなんてしない」

    しおり「コルル……」

    コルル「行こう、しおり姉ちゃん、一刻も早くゾフィスを倒しに……」


    ティオ「行こう」

    ウォンレイ「ティオ……」

    ティオ「大丈夫、ゼオンは死なない。私たちにできることは、このまま前に進むことだけよ」

    848 = 1 :

    今日はこれで終わります。
    あと百五十レス……多分大丈夫なはず。いざとなったら一レスにたくさん書き込めば大丈夫だろう。

    849 :

    乙。次も待ってる。


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