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元スレ加持「初めまして、碇シンジ君」
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〜ネルフ本部・地下エヴァ残骸廃棄場所〜
シンジ「これは、エヴァ?」
リツコ「そう、試作品の残骸よ」
リツコ「10年前、ここである実験が行われた」
リツコ「ヒトによる初号機へのダイレクト・エントリー実験」
リツコ「その被験者があなたの母、碇ユイさんよ」
シンジ「...母さんが?」
リツコ「そう、そして実験は失敗した」
リツコ「代わりに生まれたのが、レイよ」
レイ「...」
リョウジ「どういうことだ...?」
リツコ「...次がゴールよ」
シンジ「これは、エヴァ?」
リツコ「そう、試作品の残骸よ」
リツコ「10年前、ここである実験が行われた」
リツコ「ヒトによる初号機へのダイレクト・エントリー実験」
リツコ「その被験者があなたの母、碇ユイさんよ」
シンジ「...母さんが?」
リツコ「そう、そして実験は失敗した」
リツコ「代わりに生まれたのが、レイよ」
レイ「...」
リョウジ「どういうことだ...?」
リツコ「...次がゴールよ」
〜ネルフ本部・地下LCLプラント〜
リョウジ「ここは...?」
マヤ「なんですか...これ」
リツコ「ダミープラグの元になるプラントよ」
シンジ「ダミープラグ...!」
レイ「...」
リツコ「そしてこれが、ダミーのコアになっている部分よ」ピッ
シンジ「!!」
リョウジ「ここは...?」
マヤ「なんですか...これ」
リツコ「ダミープラグの元になるプラントよ」
シンジ「ダミープラグ...!」
レイ「...」
リツコ「そしてこれが、ダミーのコアになっている部分よ」ピッ
シンジ「!!」
リョウジ「これは...!?」
マヤ「うっ...」
シンジ「レイ...?」
レイ「...」
レイの器達「...」
リツコ「いいえ、レイはここにいるレイだけ、ここにいるのはダミーのためにいるだけの人形」
リツコ「...そして、レイのためのスペアパーツに過ぎない」
シンジ「そんな...レイは知ってたの...?」
レイ「...うん」
リツコ「...リョウちゃん、マヤ。あなた達は真実を追い求めているのでしょう?」
リョウジ「...」
リツコ「約束との時は近い、教えてあげるわ、真実を」
トウジ「...そうか」
カヲル「驚かないの...?」
トウジ「このあいだのやつだって意思疎通ができたんや、人と同じようなやつがいたっておかしくない」
トウジ「お前が、使徒か」
カヲル「...今まで騙していてごめん、僕は本来ネルフの上位組織であるゼーレから送り込まれた、君達の監視役だったんだ」
カヲル「そして最後の時まで、命令に従い続ける」
カヲル「僕はね、そのためだけに造られたんだよ」
トウジ「...」
カヲル「僕の身体は、複製品なんだ。そして心も別のもの、心も身体もなにひとつ僕だけのものじゃない」
カヲル「...もちろん他の使徒と戦うことに抵抗はあったさ、仲間を葬らないといけないんだからね」
カヲル「でも...僕に自由はなかった、僕の命はあいつらに握られてるようなものだから」
カヲル「そんな僕に、生きる理由を、楽しみを教えてくれたのがアスカだった」
カヲル「アスカは全てをくれたよ、会話の楽しさ、屋上の風邪の心地よさ、料理の美味しさ、施設で一人きりだった僕はなにもしらなかったから」
トウジ「渚...」
リツコ「...私達人類は、神を拾ったわ。そして喜んで利用しようとした」
リツコ「だからバチが当たったのね、それが15年前、忘れもしないセカンド・インパクト」
リツコ「折角手に入れた神も、それで消えてしまった」
リツコ「その神を復活させようとしたのが、地下の巨人アダム」
カヲル「...鈴原君も、地下の巨人に使徒が接触すればサード・インパクトが起きるのは知ってるだろ?」
トウジ「ああ、それを防ぐためにワイらはエヴァで戦ってきた」
カヲル「...僕に残された最後の自由は、使徒である僕の手によってサードを起こし、人を滅ぼすこと」
カヲル「僕は復讐してやりたかったんだ、僕のようなモノを作り出したあいつらに」
カヲル「それに、サードを達成することが、今まで消えてった仲間達への手向けになるはずだから」
カヲル「でもね...でもね鈴原君!」
カヲル「僕は人の温もりを知ってしまった!人としての生き方を知ってしまったんだ!!」
カヲル「生きるってことを知ってしまった、人を好きになってしまったんだ...」
カヲル「でも、僕は人である前に使徒なんだ、それに人の汚さだって知っている」
カヲル「地球を汚して、同族で争いあって、自分達のために僕のような存在を作る、そういう奴らだというのもわかってる」
カヲル「でも、僕の好きな人達も同時に失ってしまう、この日常を壊してしまう...!」
カヲル「...僕はどうすればいい...?」
トウジ「...」
リツコ「そのアダムを模して作られたのがエヴァ」
リツコ「...でも、それだけじゃ意味が無い、心が無くては動かない」
リツコ「本来神の無いエヴァには、人の魂が宿してある」
リツコ「シンジ君、あなたは、お母さんがどこにいるのか、もうわかっているはずよ」
シンジ「初号機...!」
リョウジ「エヴァにそんな秘密が...」
マヤ「コアって、そういうことだったんですね...」
リツコ「そう、だから初号機はシンジ君しか動かせない」
リツコ「恐らく、弐・参号機も同じよ。弐号機の魂は今閉じこもってしまってるようだけど」
リツコ「...そしてここにあるレイの器も同じ、魂がなければ意味がない、たった一つ、今のレイにある魂を守るための器に過ぎない」
リツコ「シンジ君、レイを作り出したのは碇司令よ」
リツコ「それだけじゃない、私の母を利用して殺したのも碇司令」
シンジ「父さんが...!?」
リツコ「...私の母、赤木ナオコはネルフの前任組織ゲヒルンで働いていた研究者だったの」
リツコ「ユイさんを失った後、あの人は母に泣きついて来たの。研究しかしていなかったし、夫に先立たれていた寂しさもあったんでしょうね、まんまと騙されてしまったわ」
リツコ「母は利用されているのを知ってた、けどそれでもいいと思ったのでしょうね」
リツコ「でも限界が来て、自殺してしまったわ」
シンジ「そんな...!」
リツコ「その後、あの男は私にも泣きついてきた...!」
リツコ「でも、私はあの人を好きになってしまったの、親子揃って大馬鹿者だわ」
リツコ「...でもね、私は母とは違う、途中であの人の目的に気がついたわ」
リツコ「あの人は、ユイさんを取り戻そうとしている」
シンジ「母さんを...?」
リツコ「そのために、私やネルフのみんな、シンジ君やレイまで利用しようとしているのよ...!」
マヤ「そんな...私たちは司令の野望のために今まで頑張ってきたんですか...?」
リョウジ「...男と女ってのは本当に理屈じゃ語れないな」
リツコ「ユイさんを失った後、あの人は母に泣きついて来たの。研究しかしていなかったし、夫に先立たれていた寂しさもあったんでしょうね、まんまと騙されてしまったわ」
リツコ「母は利用されているのを知ってた、けどそれでもいいと思ったのでしょうね」
リツコ「でも限界が来て、自殺してしまったわ」
シンジ「そんな...!」
リツコ「その後、あの男は私にも泣きついてきた...!」
リツコ「でも、私はあの人を好きになってしまったの、親子揃って大馬鹿者だわ」
リツコ「...でもね、私は母とは違う、途中であの人の目的に気がついたわ」
リツコ「あの人は、ユイさんを取り戻そうとしている」
シンジ「母さんを...?」
リツコ「そのために、私やネルフのみんな、シンジ君やレイまで利用しようとしているのよ...!」
マヤ「そんな...私たちは司令の野望のために今まで頑張ってきたんですか...?」
リョウジ「...男と女ってのは本当に理屈じゃ語れないな」
トウジ「...きっと使徒から見たら、ワシらのほうが悪なんやろうな」
トウジ「科学の発展だとかなんとか言って、地球を壊して、なんぼも争って、生きる価値なんてないのかもしれへん」
トウジ「...でもワイは人や、それでも人が好きや」
トウジ「せやけど、せやけどワイはお前らの事情も知ってしまった」
トウジ「渚...惣流のこと好きか?」
カヲル「...うん」
トウジ「ワイもヒカリが好きや」
トウジ「...使徒と人は分かり合えるんやって、お前と話してわかった」
トウジ「好きにしたらええ、ワイはお前の味方したる!」
トウジ「...それがお前らの事情を知ったワイの責任や」
アスカ「.....」
カヲル「僕はっ...!」
リツコ「レイは、碇ユイの遺伝子から作られたクローンなのよ」
リツコ「あの男が、自分の目的のために作ったね」
レイ「...」
シンジ「父さん...!」
リツコ「...だから壊しましょう、二度と器が取り換えられないように」ピッ
レイの器達「!」
マヤ「きゃあっ!!」
シンジ「!!」
リョウジ「リツコっ!?」
リョウジ「お前っ!何をしてるのかわかって...」
リツコ「レイ、これでもうあなたの命は一つよ」
リツコ「他の人間と同じ、死んだらそこで終わり」
リツコ「だから、もう無茶をするのは止めなさい」
リツコ「あなたに代わりなんていないわ、あなたはあなただけ」
リツコ「もう司令を見るのは止めなさい、これからは一人の人間として、誰のためでも無く自分のため」
リツコ「綾波レイとして自由に生きなさい」
レイ「赤木博士...」ポロポロッ
レイ「涙...?私泣いてる...」
リツコ「その涙が証拠よ」
リツコ「人との接し方がわからなかったら聞きに来なさい、勉強がわからなかったら教えてあげる、私でよければ話を聞いてあげる」
リツコ「それに、後ろをごらんなさい」
レイ「...?」
リツコ「あなたには家族がいるわ」
シンジ「レイっ...!」
リョウジ「...良かったな、レイ」
レイ「...ううっ」
リツコ「...」ギュッ
リツコ(母さん、女にはこういう生き方もできるのよ)
マヤ「先輩...」
リツコ「マヤ、あなただって誰かを愛してあげられるわ」
リツコ「...頑張ってね」
マヤ「...はい!」
〜ネルフ本部・弐号機エントリープラグ〜
カヲル「ありがとう鈴原君、アスカ運び出すの手伝ってくれて」
カヲル「アスカちょっと重いんだよねぇ、食べさせすぎたかなぁ」
トウジ『おまえ!起きとったら怒られるで...』
カヲル「...君は洞木さんに会いに行かなくてよかったの?」
トウジ『...ワイらはいつも繋がっとる、だから大丈夫や』
カヲル「いいね、そういうの」
トウジ『せやろ?』
カヲル「...本当に、ありがとう」
トウジ『友達やろ、当たり前や』ニコッ
カヲル「...うん」ニコッ
カヲル「ふーっ...」
カヲル「アスカ、もうすぐだからね」
カヲル「もう少しで、君を苦しみから解放してあげるから」
カヲル「...ちょっと揺れるけど我慢してね」
アスカ「...」
カヲル「ずっと一緒だよ」
カヲル「...行こうか、弐号機」
弐号機『.....!!』ギュイン!
カヲル「ありがとう鈴原君、アスカ運び出すの手伝ってくれて」
カヲル「アスカちょっと重いんだよねぇ、食べさせすぎたかなぁ」
トウジ『おまえ!起きとったら怒られるで...』
カヲル「...君は洞木さんに会いに行かなくてよかったの?」
トウジ『...ワイらはいつも繋がっとる、だから大丈夫や』
カヲル「いいね、そういうの」
トウジ『せやろ?』
カヲル「...本当に、ありがとう」
トウジ『友達やろ、当たり前や』ニコッ
カヲル「...うん」ニコッ
カヲル「ふーっ...」
カヲル「アスカ、もうすぐだからね」
カヲル「もう少しで、君を苦しみから解放してあげるから」
カヲル「...ちょっと揺れるけど我慢してね」
アスカ「...」
カヲル「ずっと一緒だよ」
カヲル「...行こうか、弐号機」
弐号機『.....!!』ギュイン!
最大の懸念は、ゼーレによるネルフの悪の組織の印象付けだな。アレによってネルフが人類滅ぼそうとしているという認識が共有されたことで、誰もシンジに応じなかったんじゃないかって思えてくる
>>517
[ピーーー]
[ピーーー]
~ネルフ本部・発令所~
日向「...なぁシゲル」
青葉「んぉ?」
日向「俺たち、今まで使途に勝ってきたよな」
青葉「ああ、まあ実際に戦ってきたのはシンジ君達だけどな」
日向「よくここまでこれたと思わないか?」
青葉「...毎日必死でよく考えてなかったけど、あんな得体の知れない連中に対してよく勝ってきたとは思うよ」
青葉「俺なんか、ここに座ってただけだけどな」
日向「つっても、この椅子座るのに倍率千倍だろ?自分で言っちゃうけど、よく採用されたと思うぜ」
青葉「ははっ、確かに。俺なんか漠然と大学通って、何もない日々に飽きて、偶然ここの求人見つけて、ここなら俺も世の中の役に立てるんじゃないかと思ってここまで来たけど」
青葉「...アスカちゃんもあんなことになったり、街の人達だってもちろん死人は出てる、責任感持たなきゃな」
日向「違いない」
冬月「...今こうして君達がコーヒーを飲めているのも、人の知恵のおかげだよ」
日向「副司令...」
冬月「...人は自分達ばかり楽になろうとしすぎて、バチが当たったのかもしれんな」
冬月「例えそうだとしても、今更滅びの道は望まんがな」
青葉「...絶対に守り切りましょうね、俺達の手に未来がかかって...」ドドン!!
日向「な、なんだ!?」ビーッ!!ビーッ!!
冬月「...」
青葉「警報!?使徒か!?」
日向「...なぁシゲル」
青葉「んぉ?」
日向「俺たち、今まで使途に勝ってきたよな」
青葉「ああ、まあ実際に戦ってきたのはシンジ君達だけどな」
日向「よくここまでこれたと思わないか?」
青葉「...毎日必死でよく考えてなかったけど、あんな得体の知れない連中に対してよく勝ってきたとは思うよ」
青葉「俺なんか、ここに座ってただけだけどな」
日向「つっても、この椅子座るのに倍率千倍だろ?自分で言っちゃうけど、よく採用されたと思うぜ」
青葉「ははっ、確かに。俺なんか漠然と大学通って、何もない日々に飽きて、偶然ここの求人見つけて、ここなら俺も世の中の役に立てるんじゃないかと思ってここまで来たけど」
青葉「...アスカちゃんもあんなことになったり、街の人達だってもちろん死人は出てる、責任感持たなきゃな」
日向「違いない」
冬月「...今こうして君達がコーヒーを飲めているのも、人の知恵のおかげだよ」
日向「副司令...」
冬月「...人は自分達ばかり楽になろうとしすぎて、バチが当たったのかもしれんな」
冬月「例えそうだとしても、今更滅びの道は望まんがな」
青葉「...絶対に守り切りましょうね、俺達の手に未来がかかって...」ドドン!!
日向「な、なんだ!?」ビーッ!!ビーッ!!
冬月「...」
青葉「警報!?使徒か!?」
~ネルフ本部・セントラルドグマ~
シンジ「!?」ビーッ!!ビーッ!!
リツコ「警報...」
リョウジ(いよいよ最後のおでましか...!)
マヤ「先輩!急がないと!」
リョウジ「俺達は発令所に戻る、レイとシンジはそこのリニアからケージに直行してくれ!」
シンジ「はい!」
レイ「...」
レイ(多分、あの人ね)
シンジ「!?」ビーッ!!ビーッ!!
リツコ「警報...」
リョウジ(いよいよ最後のおでましか...!)
マヤ「先輩!急がないと!」
リョウジ「俺達は発令所に戻る、レイとシンジはそこのリニアからケージに直行してくれ!」
シンジ「はい!」
レイ「...」
レイ(多分、あの人ね)
ゲンドウ「状況は?」
日向「現在確認中!」
青葉「...これは!?」
青葉「弐号機と参号機です!現在施設を破壊しつつドグマ方面へ移動中!」
冬月「パイロットは?」
日向「プラグ側からモニターを切られていますが、生体反応あり!恐らく専属パイロットだと思われます!」
ゲンドウ「弐号機パイロットは?」
青葉「...201病室に確認しましたが、姿が消えているそうです」
冬月「...あの少年か」
冬月「いよいよだな、碇」
ゲンドウ「ああ、我々の悲願まですんでのところまできている」
リョウジ「状況は!?」
日向「現在弐号機と参号機がドグマ内部を降下中!」
リョウジ「エヴァがなぜ...?」
青葉「パイロットはモニターされていませんが、恐らく3rdと5th、ですが病室から2ndの姿が消えています」
リョウジ(やはりあの少年が最後の...)
ゲンドウ「遅いぞ赤木博士、何をしていた?」
リツコ「...言い訳はしませんわ」
リツコ「停止信号は?」
日向「エヴァ側からロックされています!」
マヤ「エヴァの現在地とエヴァ二機の膨大なA.T.フィールドの影響でプラグへの干渉は不可能かと...」
ゲンドウ「...現時点を持ってエヴァ弐、及び参号機を目標として設定、零、初号機に追撃させろ」
シンジ「エヴァが目標...?なぜですか!?」
リョウジ『...事情はわからないが、エヴァの無断使用は重罪だ、二人は既に目標設定されている』
シンジ「まだわからないでしょ!?きっとなにかあるんですよ!!」
シンジ「僕らでなんとかしてみせます!レイ!行くよ!!」
レイ「うん...!」
シンジ(一体どうしたんだよっ...!)
トウジ「...長いなこの通路、最深部まで何メートルあんのや」
カヲル「急いでるんだけどねぇ、こっちとしては困るなぁ」
トウジ「長すぎて暇疲れしてきよったわ」
カヲル「このまま何事もないといいんだけど...」
シンジ「...っ!」
初号機『...』
トウジ「まあ何事も無いわけが...」
カヲル「無いよね...!」
ものすごい間を空けてしまった...保守ありがとうございます。また書いていきます。
>>540
sageろよ、更新が来たかと思ったじゃねーか
sageろよ、更新が来たかと思ったじゃねーか
シンジ「カヲル君っ!トウジ!なんでこんなことするんだよ!」
カヲル「...」
シンジ「みんなでここまで戦ってきたじゃないか!なのになぜ...」
カヲル「シンジ君、僕はね、使徒なんだ」
シンジ「何を言って...」
カヲル「今まで色んなのがいたろ?人型がいたっていいじゃないか」
カヲル「この地下に眠る巨人アダムと僕達使徒が接触すれば、サードインパクトが起こると言われてる」
カヲル「僕はね、人類を滅ぼしにきたんだよ」
シンジ「...カヲル君は今まで僕らを騙してたの?」
カヲル「...」
カヲル「...最初は騙すつもりでいたよ、僕の役目はネルフと碇司令の監視だった」
カヲル「でもね、僕には僕の目的があったんだ」
シンジ「目的...?」
カヲル「僕はね、人為的に作られた命なんだ」
カヲル「綾波さんと同じさ」
レイ「...」
カヲル「僕は使徒として造られた、人としての楽しみなんて何もなかったんだ」
カヲル「来る日も来る日もエヴァの操縦や基本的な会話の訓練なんかをやらされてね、話す人間と言ったら僕を造ったじいさん達だけ」
カヲル「待ち焦がれていたよ、外の世界に出ることを」
カヲル「でも、外に出たって僕の自由はない。あいつらのシナリオを辿ることが僕の役目」
カヲル「だから復讐してやろうと思ったんだ」
カヲル「誰の手でもない、使徒として、僕がサードインパクトを起こしてあいつらの悲願をめちゃめちゃにしてやろうってね」
シンジ「あいつらの悲願って...僕らは使徒から人類を守ることが目的じゃないの...?」
カヲル「...あいつらのことなんてどうでもいいんだよ、ただ僕は仕返しがしたいだけさ」
シンジ「待ってよ!そんなことで人類を滅ぼすの!?」
シンジ「楽しかったじゃないか!僕は少なくとも君といて、話して、楽しかった!」
シンジ「僕は君を親友だと思ってた!」
シンジ「使徒として生まれたからって、そんなことしなくていいじゃないか!君はもう人間だよ!」
カヲル「...!」
カヲル「綾波さんと同じさ」
レイ「...」
カヲル「僕は使徒として造られた、人としての楽しみなんて何もなかったんだ」
カヲル「来る日も来る日もエヴァの操縦や基本的な会話の訓練なんかをやらされてね、話す人間と言ったら僕を造ったじいさん達だけ」
カヲル「待ち焦がれていたよ、外の世界に出ることを」
カヲル「でも、外に出たって僕の自由はない。あいつらのシナリオを辿ることが僕の役目」
カヲル「だから復讐してやろうと思ったんだ」
カヲル「誰の手でもない、使徒として、僕がサードインパクトを起こしてあいつらの悲願をめちゃめちゃにしてやろうってね」
シンジ「あいつらの悲願って...僕らは使徒から人類を守ることが目的じゃないの...?」
カヲル「...あいつらのことなんてどうでもいいんだよ、ただ僕は仕返しがしたいだけさ」
シンジ「待ってよ!そんなことで人類を滅ぼすの!?」
シンジ「楽しかったじゃないか!僕は少なくとも君といて、話して、楽しかった!」
シンジ「僕は君を親友だと思ってた!」
シンジ「使徒として生まれたからって、そんなことしなくていいじゃないか!君はもう人間だよ!」
カヲル「...!」
カヲル「確かにっ!確かに楽しかったさ!君達と過ごす日々、学校の帰りに遊んだりお菓子を買ったり!」
カヲル「くだらないことを話すことも、怒ることも、悲しむことも...全部僕には新鮮だった」
カヲル「僕は君達が好きだよ、だからね、思い留まったこともあったんだ」
カヲル「こんないい人達の世界を壊していいのか、ってね」
カヲル「でもいい人間ばかりでないこともわかったよ」
カヲル「...この街を守ってきたのはアスカなのに、アスカが壊れてしまったら皆、見向きもしなかった」
カヲル「確かにいい人間もいる、けど圧倒的に悪い人間の方が多いってことに気付いたんだ」
カヲル「くだらないことを話すことも、怒ることも、悲しむことも...全部僕には新鮮だった」
カヲル「僕は君達が好きだよ、だからね、思い留まったこともあったんだ」
カヲル「こんないい人達の世界を壊していいのか、ってね」
カヲル「でもいい人間ばかりでないこともわかったよ」
カヲル「...この街を守ってきたのはアスカなのに、アスカが壊れてしまったら皆、見向きもしなかった」
カヲル「確かにいい人間もいる、けど圧倒的に悪い人間の方が多いってことに気付いたんだ」
シンジ「...!」
シンジ(同じだ...少し前までの僕と同じ)
シンジ(人の温もりを知らない、人を憎むことしかできない...)
シンジ「っ!」
シンジ「僕は君と...戦いたくない!」
カヲル「...僕だって同じさ、戦いたくなんてないよ」
シンジ「なら!」
カヲル「...もう決めたんだよ!後には戻れない!」
シンジ「っ!!」ガキィン!
カヲル「...」
レイ「...あなたは自分に言い訳してるだけ、本当のあなたはそんなこと望んでないはずよ」
シンジ「レイ...」
レイ「大丈夫?」
シンジ「うん、ありがとう」
カヲル「...君は司令だっているし、シンジ君やリョウジさんだっているじゃないか!」
レイ「確かにそう、私には私を支えてくれる人がいたわ」
レイ「だから、その人達を守るために、あなた達を止めにきたのよ」
レイ「それに、渚君、鈴原君、あなた達だって守りたい人がいるでしょう?」
カヲル「...」
トウジ「ふん、んなこというたってワシはなんともないで」
トウジ「...確かにヒカリはごっつ大事や、けどそれ以上の覚悟決めてここにおんのや」
シンジ「トウジ...トウジはなんのためにここにいるんだよ...?」
シンジ(同じだ...少し前までの僕と同じ)
シンジ(人の温もりを知らない、人を憎むことしかできない...)
シンジ「っ!」
シンジ「僕は君と...戦いたくない!」
カヲル「...僕だって同じさ、戦いたくなんてないよ」
シンジ「なら!」
カヲル「...もう決めたんだよ!後には戻れない!」
シンジ「っ!!」ガキィン!
カヲル「...」
レイ「...あなたは自分に言い訳してるだけ、本当のあなたはそんなこと望んでないはずよ」
シンジ「レイ...」
レイ「大丈夫?」
シンジ「うん、ありがとう」
カヲル「...君は司令だっているし、シンジ君やリョウジさんだっているじゃないか!」
レイ「確かにそう、私には私を支えてくれる人がいたわ」
レイ「だから、その人達を守るために、あなた達を止めにきたのよ」
レイ「それに、渚君、鈴原君、あなた達だって守りたい人がいるでしょう?」
カヲル「...」
トウジ「ふん、んなこというたってワシはなんともないで」
トウジ「...確かにヒカリはごっつ大事や、けどそれ以上の覚悟決めてここにおんのや」
シンジ「トウジ...トウジはなんのためにここにいるんだよ...?」
トウジ「...シンジ、いまのこの世界見てみいや」
トウジ「人間は人間同士で傷つけあって、戦争を止めずに、今地球に残ってる資源をどんどん食い潰してる」
トウジ「そんな連中守るんに価値なんてあるんか?」
シンジ「...確かに言う通りだよ、けどいつか皆が手を取り合える日だって来るはず...」
トウジ「やかましいわ!それはいつだ!?明日か?一年後か百年後か!?」
トウジ「...確かにワイは人間や、お前の言う通りそれを信じていたい気持ちはある」
トウジ「けどな、渚だけやない、ワイは使徒の気持ちがわかってもうたんや」
トウジ「最初は恨んだ、妹や友達傷つけて、なんや理由もなしに攻めてくる敵だと思っとった」
トウジ「けど、あいつらだって必死に生きとったんや。ワイ達人間から地球を勝ち取るために」
トウジ「人間みたいに同族で争っとったり、木を倒してビルを建てたりしない、ワイらなんかよりずっと純粋なんやって」
トウジ「...だから渚に着くことにした、もうワイらは後には引かへん。せやろ渚ァ!」
カヲル「...そういうことだよ、悪いけど僕らは勝たせてもらう」
シンジ「そんな...!それこそ人どうしで争って...カヲル君とだって分かり合えていたのに...!」
レイ「シンジ君、今はそう思ってる時間はないわ」
レイ「...私だってずっとみんなと仲良くしていたい、けど今私達が負けたら、今までの犠牲やみんなの想いが無駄になる」
シンジ「...わかったよ」
トウジ「...来いやシンジィ!!」
シンジ(僕だって、父さんを、全部を恨んでた)
シンジ(確かに人は愚かで醜い種族かもしれない...けど)
シンジ「僕が二人を正して見せる...!」
トウジ「人間は人間同士で傷つけあって、戦争を止めずに、今地球に残ってる資源をどんどん食い潰してる」
トウジ「そんな連中守るんに価値なんてあるんか?」
シンジ「...確かに言う通りだよ、けどいつか皆が手を取り合える日だって来るはず...」
トウジ「やかましいわ!それはいつだ!?明日か?一年後か百年後か!?」
トウジ「...確かにワイは人間や、お前の言う通りそれを信じていたい気持ちはある」
トウジ「けどな、渚だけやない、ワイは使徒の気持ちがわかってもうたんや」
トウジ「最初は恨んだ、妹や友達傷つけて、なんや理由もなしに攻めてくる敵だと思っとった」
トウジ「けど、あいつらだって必死に生きとったんや。ワイ達人間から地球を勝ち取るために」
トウジ「人間みたいに同族で争っとったり、木を倒してビルを建てたりしない、ワイらなんかよりずっと純粋なんやって」
トウジ「...だから渚に着くことにした、もうワイらは後には引かへん。せやろ渚ァ!」
カヲル「...そういうことだよ、悪いけど僕らは勝たせてもらう」
シンジ「そんな...!それこそ人どうしで争って...カヲル君とだって分かり合えていたのに...!」
レイ「シンジ君、今はそう思ってる時間はないわ」
レイ「...私だってずっとみんなと仲良くしていたい、けど今私達が負けたら、今までの犠牲やみんなの想いが無駄になる」
シンジ「...わかったよ」
トウジ「...来いやシンジィ!!」
シンジ(僕だって、父さんを、全部を恨んでた)
シンジ(確かに人は愚かで醜い種族かもしれない...けど)
シンジ「僕が二人を正して見せる...!」
カヲル「...!」ガキィン!
シンジ「ぐっ...!」
シンジ「カヲルっ...アスカは!アスカはどうするんだよっ!!」
シンジ「カヲル君は大事な人と、アスカともっと一緒にいたくないのかよ!」
カヲル「...一緒がいいよ、死ぬまで離れたくはないさ、けど僕決めたんだよ!」
カヲル「それに僕は自分の仲間を手に掛けて生き残ったっ!」
カヲル「使徒でありながら、彼らと対立し、自分だけのうのうの生きて、人の良さを知ってしまったんだ!」
カヲル「これは彼らへの罪滅ぼしでもあるんだっ!」
シンジ「ううっ...!それでも、アスカは君といたいかもしれないじゃないか!」ガキィン!
トウジ「...初めて会うた時は無愛想な女や思っとったが、なんやいつのまにか表情豊かになったな」
レイ「...シンジ君やリョウジさん達のおかげよ、それにあなたのおかげでもあるわ」
トウジ「...そら嬉しいのう」
レイ「でも、今この世界を、みんなが笑ってられる所を壊される訳にはいかないの!」
トウジ「視界が狭いわ!もっと地球規模で物事を見たれや!!」
シンジ「ぐっ...!」
シンジ「カヲルっ...アスカは!アスカはどうするんだよっ!!」
シンジ「カヲル君は大事な人と、アスカともっと一緒にいたくないのかよ!」
カヲル「...一緒がいいよ、死ぬまで離れたくはないさ、けど僕決めたんだよ!」
カヲル「それに僕は自分の仲間を手に掛けて生き残ったっ!」
カヲル「使徒でありながら、彼らと対立し、自分だけのうのうの生きて、人の良さを知ってしまったんだ!」
カヲル「これは彼らへの罪滅ぼしでもあるんだっ!」
シンジ「ううっ...!それでも、アスカは君といたいかもしれないじゃないか!」ガキィン!
トウジ「...初めて会うた時は無愛想な女や思っとったが、なんやいつのまにか表情豊かになったな」
レイ「...シンジ君やリョウジさん達のおかげよ、それにあなたのおかげでもあるわ」
トウジ「...そら嬉しいのう」
レイ「でも、今この世界を、みんなが笑ってられる所を壊される訳にはいかないの!」
トウジ「視界が狭いわ!もっと地球規模で物事を見たれや!!」
リョウジ「状況は?」
日向「未だ不明、詳しいモニターはできませんが熱源は四つ、プラグからの生命反応も四機とも健在、弐号機には二つです」
青葉「予測ではあと少しで最深部...!」
リョウジ(...最後の使徒がまさかあの少年、それに鈴原君が加担しているとは予想外だった)
リョウジ「マヤちゃん、初号機と零号機の信号が消えた時は」
マヤ「わかってます、人類全滅よりはマシですからね」
リョウジ「...すまないな」
マヤ「...いいんです、あなたと一緒なら」
マヤ「葛城さんに怒られちゃいますね」
リョウジ「彼女も俺も今はそんな余裕ないさ」
マヤ「あら、付け入る隙アリ、ですか?」
リョウジ「...それは君の魅力次第だな」
リョウジ(葛城...お前はお前で上手くやれているのか...?)
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