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    元スレ加持「初めまして、碇シンジ君」

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    1 :

    エヴァのもしもみたいな話です。


    シンジ「...」ガチャッ ツーツー

    電話音声「現在、東海地方を中心に緊急避難警告が出ております。すみやかにシェルターに...」

    シンジ「だめだ、やっぱり繋がらない」

    シンジ「こんな時に待ち合わせなんて...」ズズーン

    シンジ「!?」

    第三使徒「...」

    シンジ「なんだあの化け物...!?」

    シンジ(早く逃げないと...とりあえず最寄りのシェルターに)

    「うぉーい」

    シンジ「?」

    「悪いな、少々準備に手間取ってな」

    加持「初めまして、碇シンジ君。俺は加持リョウジ、よろしくな」

    シンジ「あ、はいよろしくお願いします」

    加持「と、悪いがまあこんな事態なんでね!早く乗ってくれ!」

    シンジ「は、はい」


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1455222302

    2 = 1 :

    シンジ「あ、あの化け物っていったいなんなんですか?」

    加持「うーんまあ、俺たちの敵かな?」

    加持「詳しい説明は後だ、とりあえずはあいつから逃げるぞ」

    シンジ「わ、わかりました」

    加持「もう少しで例の作戦が始まるからな、ちょいとスピード出すぞ!舌噛むなよ!」

    シンジ「う、うわぁ!?」



    3 :

    いいな、なんて安心感だ

    4 = 1 :

    〜ネルフ本部内・車両レール〜


    ズズーン...

    加持「どうやら間に合ったみたいだな」

    シンジ「なんですか?今の音」

    加持「爆弾をさっきの奴に使ったのさ。ま、足止めに過ぎんがね」

    シンジ「そうなんですか...あの、加持さん」

    加持「お近づきの印にリョウジでいいよ。なんだい?」

    シンジ「リョウジさんは父さんと同じところにいるんですよね」

    リョウジ「ん、まあそうだな。だが君のお父さんは俺なんかより遥かに偉いがね」

    シンジ「人類を守る仕事、って先生から聞いてます」

    リョウジ「そうだな、正確にはさっきの奴らから人々を守る仕事。それを実行するのがこの特務機関ネルフ、君のお父さんはその総司令さ」

    5 = 1 :

    シンジ「これから、父さんの所に行くんですよね」

    リョウジ「そうだな、緊張するのかい?」

    シンジ「そう...ですね、何年も会ってませんから」

    シンジ「父さんは僕がまだ小さい頃に僕を先生の所に預けて、行っちゃったんです」

    シンジ「だから、今更どんな顔して会えばいいのかわかんないんです」

    シンジ「ごめんなさい、初対面なのにこんな話しちゃって」

    リョウジ「...」

    リョウジ「いや、いいさ。俺もこう見えて大人だ、君の悩みの相談相手くらいにはなれるよ」

    リョウジ「緊張するのはわかるが、こういう時こそ落ち着いて話すのが大切さ」

    シンジ「...はい」

    リョウジ「ま、肩の力を抜いてがんばれよ」

    シンジ「ありがとうございます...!」

    6 = 1 :

    リョウジ「そらついたぞ、こっちに来てくれ」

    シンジ「はい」

    「時間通りね、リョウちゃん」

    リョウジ「よおリッちゃん、少々手間取ったがまあ許容範囲さ」

    「相変わらず仕事の手際だけはいいのね」

    リョウジ「褒め言葉として受け取っておくよ」

    「その子がサードチルドレンね」

    リョウジ「ああ、三人目の適格者さ」

    シンジ「は、初めまして碇シンジです」(サードチルドレンってなんだ...?)

    リツコ「初めまして、私は技術一課E計画担当博士赤木リツコです」

    リツコ「それじゃあいらっしゃい、お父さんに合わせる前に見せておきたいものがあるわ」

    シンジ「は、はい」

    リョウジ(...)

    7 = 1 :

    『総員、第一種戦闘配置!!』

    リョウジ「おいでなすったか...初号機は?」

    リツコ「初号機はB型装備で待機中、即時出撃可能よ」

    リョウジ「そうか...」

    シンジ(初号機...?)

    リツコ「着いたわ、こっちよ」

    8 = 1 :

    〜初号機ケイジ内〜


    シンジ「これは...ロボット!?」

    リツコ「厳密にはそうじゃないわ、人の造り出した汎用人型決戦兵器」

    リツコ「エヴァンゲリオン」

    リツコ「我々人類の最後の希望、その初号機よ」

    シンジ「これも、父が作ったんですか?」

    「そうだ」

    シンジ「!?」

    ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」

    シンジ「父さん!!」

    ゲンドウ「シンジ、お前がこれに乗ってあの化け物...使徒と戦うのだ」

    シンジ「な...」

    リョウジ「...」

    シンジ「僕がこれでさっきのと戦えっていうの...?」

    シンジ「そんなことできるわけないじゃないか!」

    ゲンドウ「おまえが適任だ、いやお前じゃないと無理なんだ」

    シンジ「わけがわからないよ!」

    ゲンドウ「今はわからなくてもいい、出撃して戦え」

    シンジ「今まで散々ほったらかしていたのに、今更こんなのって虫が良すぎるんだよ!!」

    ゲンドウ「お前が乗らなければ人類全てが失われる、人類の存亡がお前にかかっている」

    シンジ「何て言われても無理だよっ!!」

    ゲンドウ「わかった...なら帰れ」

    シンジ「ッ...!!」

    9 = 1 :

    ゲンドウ「冬月、レイを起こせ」

    冬月「使えるのか?」

    ゲンドウ「死んではいない」

    リツコ「初号機のシステムを今すぐレイに書き換えて、再起動よ!」

    シンジ「ううっ...」

    リョウジ「シンジ君...」(あの親父もう少し言い方ってもんがあるんじゃないか...)

    ガラガラ...


    シンジ「...?」

    「...」

    ゲンドウ「レイ、予備はダメだ。出撃だ」

    レイ「はい」

    レイ「うっ...くっ...」

    シンジ「...」

    シンジ「...ぐっ!」

    リョウジ「シンジ君、レイはね君と同い年の女の子だ」

    リョウジ「このエヴァンゲリオンに乗るための訓練で、これだけ傷ついている」

    リョウジ「シンジ君、いきなりこんなとこに連れてこられてこいつに乗って戦えと言うのは理不尽なことだというのは充分承知してる」

    リョウジ「だが、俺たちはこいつに乗ることができる君に希望を託すしかできないんだ...」

    リョウジ「それに君は、このレイを戦いに出せるのかい?」

    シンジ「...!!」



    10 = 1 :

    シンジ「...乗ります、これであいつと戦います」

    リョウジ「ありがとうシンジ君、そしてすまない」

    リョウジ「俺たちは君を全力でバックアップする、大船に乗ったつもりでいてくれ」

    リツコ「私からも感謝するわシンジ君、こっちに来て」

    シンジ「はい...」

    ゲンドウ「...」

    シンジ(父さん...)

    12 = 1 :

    〜第三新東京市・ジオフロント直上〜


    第三使徒「...」

    シンジ「...!」

    リョウジ『シンジ君!聞こえるかい?』

    シンジ「は、はい」

    リョウジ『まずは歩くことだけを考えるんだ!そう思えばいい!』

    シンジ「歩く...歩く...!」

    初号機「...」ズズーン...

    シンジ「動いた...!」

    リョウジ『よーし上手いぞシンジ君!だがそのまま落ち着いてくれ』

    リョウジ『相手の動きをよーく見るんだ、今はその距離感で良い』

    シンジ「はい!」

    第三使徒「...!」

    シンジ「う、動いた!」

    リョウジ『右に大きく前転だ!』

    シンジ(右に前転...動けっ!」

    リツコ「上手いわ!」

    リョウジ『今のうちに接近だ!』

    シンジ(接近...怖いけどこいつをやっつけるんだ...!)

    シンジ「うおおおおお!!」

    第三使徒「!!」

    13 = 1 :

    シンジ「なんだこの壁...?近づけない!!」

    リツコ『やはりATフィールド!』

    第三使徒「!!」

    シンジ「うわっ!!」

    リョウジ『まずい!避けろシンジ君!!」

    シンジ「うわあああああああっ!!!」

    リョウジ『シンジ君っ!!」

    日向「初号機、左腕損傷!!」

    シンジ(僕の腕じゃないのに痛い...なんだこれっ...!)

    リョウジ『なんとかふりほどけないか!?』

    第三使徒「!!!」キュピー

    シンジ「うあああああ!!!!」

    青葉「頭蓋に亀裂!!」

    マヤ「神経断線!パルス逆流!!」

    日向「モニター不能生死不明!初号機完全に沈黙!!」

    リョウジ「作戦中止!パイロット保護を最優先!プラグ射出信号送信だ!」

    マヤ「だめです!!受け付けません!!」

    リョウジ「シンジ君っ...!」

    初号機「...」

    14 = 1 :

    シンジ(僕は...負けちゃったのか?)

    シンジ(嫌だっ...こんなところで、誰にも必要とされないまま死ぬのは!)

    シンジ(父さんに認められるんだ...!)

    シンジ(だからまだ死んじゃダメだっ!!)

    初号機「...!」

    マヤ「初号機再起動!」

    リツコ「そんな!?ありえないわ!」

    初号機「ウオオオオオオオ!!」

    青葉「初号機、ATフィールド中和!破りました!!」

    第三使徒「...!!!」

    リョウジ「まずいっ!自爆する気か!?」

    青葉「目標を中心に大規模な爆発を確認!」

    日向「...初号機確認!パイロット生きてます!!」

    リョウジ(やはり、彼女か...?)

    ゲンドウ「...」ニタァ

    15 = 1 :

    これで一話分おわりです。書き溜めない上に遅筆ですけど完走するのでよければ見てね。

    16 :

    一人がマトモになっただけでこの安心感

    17 :

    何より家庭環境の改善が劇的になる
    アスカは…うーん

    18 :

    いいね

    19 :

    元からこれでええやん
    あんなババア要らねーよ

    20 :

    面白い

    21 :

    >>9
    ほらこういうふうに追い込んでくるんですわこの男はゼルエルの時も言外に行けって感じてうざかったですわ

    22 :

    選択肢決まってるにしてもきちんと事前説明あるだけでだいぶ印象違うだろ

    23 :

    >>19
    クセの無いキャラが出てる漫画が売れるわけないでしょ(笑)

    24 :

    あー漫画な(笑)
    ハイハイ

    25 :

    安心感ありすぎてワロタ
    エバー()

    26 :

    面白い

    27 :

    キール「サードチルドレンをより上手く追い込むだろう」

    28 :

    カヲル「邪魔だなこいつ」

    29 :

    いいね

    30 = 1 :

    〜ネルフ本部・病室〜


    シンジ「...はっ!?」

    シンジ「ここは...病室?」

    シンジ「僕は助かったの...?」ガチャッ

    リョウジ「シンジ君!!」

    シンジ「リョウジさん...」

    リョウジ「良かった...いや君が目覚めたという連絡があってね、飛んできたんだ」

    リョウジ「無事で良かった、本当に」

    シンジ「ありがとうございます、心配かけてすみません」

    リョウジ「いやいいんだ...こちらこそすまなかったな、いきなりあんなこと」

    シンジ「いえ...大丈夫です」

    リョウジ「そうか...」

    シンジ「...」

    リョウジ「...」

    31 = 1 :

    リョウジ「なぁシンジ君、これからは俺と住まないかい?」

    シンジ「えっ?」

    リョウジ「本部が君用に部屋を用意してあるんだが、そっちが良ければそれでいい」

    リョウジ「だが、人は一人は寂しいもんさ。俺もこっちに来てからまだ日が浅くてね、心細いのさ」

    シンジ「...いいんですか?」

    リョウジ「こっちからお願いしてるのさ、良いも悪いも無い」

    シンジ「じゃあ...お、お世話になります」

    リョウジ「こちらこそ、よろしく」

    32 = 1 :

    リョウジ「そんじゃま早速俺たちの家に向かうわけだが、今夜はパーティだな」

    シンジ「え?なんかあるんですか?」

    リョウジ「君の歓迎会、さ」

    シンジ「そんな!いいですよわざわざ」

    リョウジ「なーにを言ってんだ?こういう時は、きっちりお祝いして楽しもうじゃないか!」

    リョウジ「さぁ!そうと決まれば買い出しに行くぞ!」

    シンジ「わっ!待ってくださいよぉ!」

    リョウジ「早く来ないと置いてくぞー!」

    33 :

    ホモォ

    34 = 22 :

    なんと頼りがいのある…

    35 = 1 :


    リョウジ「と、そのまえに寄りたいとこあるんだが、いいかい?」

    シンジ「構いませんよ」

    リョウジ「ありがとう、そんじゃしばらくドライブといこうか」


    〜第三新東京市・高台公園〜


    シンジ「わぁ...綺麗な夕日ですね」

    リョウジ「だろう?俺のお気に入りの場所さ」

    リョウジ「そして下に見える街は、君かわ守った街だ」

    リョウジ「この美しい景色も、みんなが幸せに暮らすこの街も、みな君が守ったのさ」

    シンジ「...僕は必要とされてますか?」

    リョウジ「もちろんだとも」

    シンジ「エヴァのパイロットとして、ですよね」

    リョウジ「...」


    リョウジ「確かに君はエヴァのパイロットで、君にしかこの街は守れない、それを責任に感じるのもわかる。だが今目の前にいるシンジ君はただの俺の家族さ」

    シンジ「リョウジさん...」

    リョウジ「君の価値はエヴァだけじゃない、君を必要とする人がいることを知るのもまた人生さ」

    シンジ「はい...はいっ!」

    リョウジ「さ、もう日が暮れる。帰ってぱーっとやろうか!」

    36 = 1 :

    〜第三新東京市・加持自宅〜


    リョウジ「いや〜誰かと食う飯ってのは良いな!」

    シンジ「そうですね」

    リョウジ「あ、シンジ君が通う学校の件なんだが」

    リョウジ「明日からこの近くの第一中学校に通うことになってる」

    シンジ「...はい」

    リョウジ「学校は苦手かい?」

    シンジ「好きでは...無いです」

    リョウジ「そうか、まあ気を緩めてな。無理に楽しもうとする必要もないが、他人てのは悪いことばかりじゃないさ」

    リョウジ「友達、できるといいな」

    シンジ「...はい」

    37 = 1 :

    〜数日後・第一中学校〜



    生徒A「え、マジで!?あの転校生がこないだのロボットのパイロットなの!?」

    生徒B「そうらしいわよ〜」

    生徒C「聞いてみようよ!」

    シンジ「...」

    生徒A「ねえ、碇君てなんでいまごろこの学校来たの?」

    シンジ「えっ、なんでって...」

    生徒B「やっぱり、碇君てあのロボットのパイロットなんでしょ!?」

    シンジ「そう...だけど」

    生徒たち「きゃー!やっぱり本当だったー!!」

    男子生徒たち「マジかよー!やっぱあいつなんだってー!!」

    シンジ「あ、あのえっと...」

    「.....」

    「おい、転校生ちょっとツラ貸せや」

    シンジ「...?」

    38 :

    この加持さんにならケツ貸してもいいわ

    39 = 1 :

    〜第一中学校・校舎裏〜


    「おらっ!!」ドゴッ

    シンジ「うぐっ!!」

    シンジ「なにすんだよっ!!」

    トウジ「ワイは鈴原。鈴原トウジや々

    トウジ「悪いな転校生、ワイはお前のこと殴らんと気がすまへんのや」

    ケンスケ「おい!もうやめとけよ!あ、俺は相田ケンスケ」

    ケンスケ「こいつの妹、この間の事件で怪我しちゃってさ」

    トウジ「おまえのせいでな!」

    シンジ「...!」

    シンジ「怪我、ひどいの...?」

    トウジ「...命に別状はないがな、今更善人面しよってもワイは許さへんで!!」

    シンジ「...ごめん」

    トウジ「謝って済むかいな!!」

    ケンスケ「もうやめろよトウジ、悪いな碇」

    トウジ「ふんっ!!」

    シンジ「...」

    40 = 1 :

    〜ネルフ本部・エヴァ訓練施設〜


    リョウジ「シンジ君、調子はどうだい?」

    シンジ「あ、はい。大体思い通りに動かせるようになってきました」

    リョウジ「そうか、飲み込みが早くて助かるよ」

    シンジ「...あの、リョウジさん」

    リョウジ「なんだ?」

    シンジ「使徒が来た時って、みんなシェルターに逃げ込むんですよね」

    リョウジ「ああ、市民が逃げられるようこっちは早めに警報を出してる」

    シンジ「やっぱり、逃げ遅れる人とかもいるんですか」

    リョウジ「まあ...緊急だからな、いるとは思うよ」

    リョウジ「そうした犠牲を極力出さないようには努力してるんだがな」

    シンジ「そうですよね...」

    リョウジ「...なにか、あったのかい?」




    シンジ「今日、学校で僕がこの間の戦闘の時に怪我させてしまった女の子のお兄さんが同じクラスにいたんです」

    シンジ「それで、その人に殴られたんです」

    シンジ「僕の、せいですよね」

    リョウジ「そうか...」

    リョウジ「怪我させてしまったことを言い訳することはできないが、君の責任じゃない」

    リョウジ「あんなものが攻めて来たんだ、そういうこともあるさ」

    リョウジ「むしろ責任は俺たちにある、君は気にすることはないよ」

    シンジ「...はい」

    リョウジ(子供が怪我か...)

    リョウジ(俺は二度と酷いものを見たくないからここにいるんじゃないのか...!)

    41 = 1 :

    とりあえず書き溜めここまで。
    結構長くなりそうですが遅筆で申し訳ないです。
    あとでまた書くかも!

    42 :

    問題はまともな大人になるというか自立してゆこうとするとシンクロ率(母体回帰願望)が低くなってくんだよなぁ

    43 :

    自立した大人の男はカッコいいな

    44 :


    加持さんと言えば男の戰いの名台詞

    45 :

    エヴァ序盤の台詞は大体覚えてしまった
    SSの読みすぎだ

    47 = 46 :

    〜第三新東京市・第334地下避難所〜


    ケンスケ「か〜っ!まただよ!!」

    トウジ「どないしたんや?」

    ケンスケ「外の様子!俺らにはなにも見せてくんないの!!」

    トウジ「んなもんええやんけ!」

    ケンスケ「は〜っ!一度でいいから見てみたいっ!」

    ケンスケ「...なあトウジ」

    トウジ「なんや?」

    ケンスケ「ちょっと、トイレ行こうぜ」

    トウジ「?まあええけど」






    シンジ「...来たっ!!」

    第四使徒「...」

    シンジ「うおおおおおっ!!」ズガガガガガッ

    第四使徒「...」

    リョウジ「シンジ君!それだと爆煙で相手が見えなくなる!!」

    第四使徒「...!」シュビビッ

    シンジ「しまった!?うわあっ!!」

    48 = 46 :

    ケンスケ「おおっ!?」

    トウジ「おまっ!?結構近くやないか!だから危ないいうたねん!!」

    ケンスケ「ああっ!?」

    トウジ「なんややられとるやないかあいつ!!」

    ケンスケ「まだ大丈夫さ!...多分」




    青葉「初号機、アンビリカルケーブル切断!」

    リョウジ「シンジ君!予備電源に切り替わってる!あと4分強しか動けない!!」

    リョウジ「今予備ケーブルの場所を...」

    第四使徒「...」シュビビッ

    シンジ「うわあああああっ!!」

    ケンスケ「うひょおおおおお!?」

    トウジ「いやあああああぁあぁ!?」

    リョウジ「こいつは、ちとやばいな...」ズドーン

    シンジ「いてて...早く立て直さないと...ん?」

    ケンスケ「」

    トウジ「」

    シンジ「き、君たちなんでこんなとこに!?」

    リョウジ「!?これは...シンジ君の同級生二人!?なんであんなところに!」

    リョウジ「シンジ君!とりあえず二人が安全な場所に逃げられるまで持ちこたえられるか!?」

    リツコ「無理よ!残り2分半しか時間がない、そんな余裕は無いわ!!」

    シンジ「...!」

    シンジ「おいっ!そこの二人!早くここまで来いっ!!」

    マヤ「初号機、エントリープラグ射出!」

    リツコ「なにを!?」

    リョウジ「そうか...!上手いぞシンジ君!」



    ケンスケ&トウジ「がぼぼぼぼぼ!?」

    マヤ「神経回路に異常!」

    リツコ「あたりまえだわ!異物を二人も入れるからよ!!」

    リョウジ「リッちゃん、あの程度なら大丈夫か?」

    リツコ「シンクロ自体に問題はないけれど、神経回路が伝わる速さに問題が生じるわ。今の状況だとその遅れが命取りになるわよ!」

    リョウジ(このままでは無理、か...)

    リョウジ「シンジ君!一度後退してケーブルを繋ぎ直して二人を降ろしてくれ!」

    トウジ「下がれいうとるで、転校生!」

    シンジ「...」

    シンジ(守らなきゃ...僕が二人を、この街を!僕にしかできないんだっ!!)

    リョウジ「ルートはD-4番を使って...」

    シンジ「うおおおおおおっ!!」

    リョウジ「シンジ君!?」

    トウジ「なんでやぁ!?」

    ケンスケ「」

    49 = 46 :

    第四使徒「...!!」ガガガガッ!

    日向「初号機、プログナイフ装備!目標に接触!!」

    シンジ「うああああああっ!!」

    マヤ「予備電源終了まで、残り10!!」

    「9、8、7、6、5、4、3、2、1...」


    青葉「目標、完全に沈黙...同時に初号機も沈黙しました」

    リョウジ「ふぅ...」

    シンジ「はぁ...はぁ...」

    トウジ「だ、大丈夫か碇...?」

    シンジ「大丈夫...大丈夫だよ...大丈夫...」

    50 = 46 :

    〜ネルフ本部・加持執務室〜


    リョウジ「シンジ君」

    シンジ「すみません...」

    リョウジ「...よくやった!」

    シンジ「え...?」

    リョウジ「エントリープラグに二人を入れる判断、見事だったよ」

    リョウジ「お陰で二人は無事だ」

    シンジ「あ、ありがとうございます」

    リョウジ「だが...なんで命令通りにしなかったんだ?」

    シンジ「すみません...二人を助けなきゃって思ったら、頭が真っ白になって...」

    リョウジ「...そうか」

    リョウジ「だがその判断で負けていたかもしれないんだ。それはわかるかい?」

    シンジ「はい...」

    リョウジ「次からは気をつけるようにな!」

    シンジ「それだけですか...?」

    リョウジ「?そうだけど?」

    シンジ「僕、もっと怒られるかと...」

    リョウジ「英雄に説教はしないさ。それにシンジ君は同じことを二度繰り返すようなバカじゃない、そうだろ?」

    シンジ「...はい!」

    リョウジ「いい返事だ。あ、それともうひとつ。入っといでー」

    ケンスケ「碇...」

    トウジ「...」


    シンジ「相田と...鈴原」

    ケンスケ「迷惑かけてごめんな...ほんとに一目エヴァと使徒ってのを見てみたかったんだ!」

    トウジ「すまんかった、転校生」

    「え?」

    トウジ「お前が必死に戦ってる姿みてな、ワイなんもわかっとらんかったって気づいたんや」

    トウジ「確かに妹は怪我してもうた、けど、それがお前のせいや言うんわ違う」

    トウジ「殴ったりしてすまんかった!」

    シンジ「そんな、いいよもう。大丈夫だから」

    トウジ「碇...」

    シンジ「その代わり妹さんのお見舞いに行ってもいいかな?」

    トウジ「ああ...ああ!いつでも来ぃや!」

    トウジ「ほんとはな、妹に言われとったんや。怪我したのは自分が悪い、むしろ街を守ってくれたパイロットのお兄ちゃんに感謝せいってな」

    シンジ「...」ニコッ

    トウジ「...」ニイッ


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