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    元スレ加持「初めまして、碇シンジ君」

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    51 = 46 :

    ケンスケ「素直じゃないなぁまったく」

    トウジ「よ、余計なお世話じゃい!」

    シンジ「あははっ!」

    トウジ「わ、笑うなや!!」

    リョウジ「ま、良かったじゃないか!俺はまだ仕事があるからシンジ君は先に帰っててくれ」

    リョウジ「あとこれ、みんなでアイスでも買って帰んなさい!」チャリン

    シンジ「わっ!いいんですか?」

    リョウジ「ああ、使徒殲滅ご苦労!」

    トウジ「あんさん、太っ腹やのう!」

    ケンスケ「ありがとうございます!」

    シンジ「じゃあ、先に帰ってますね!」

    リョウジ「おう」


    「なに買おうかのー!」
    「俺はチョコモナカ!」
    「僕はなんにしよっかな」


    リョウジ(...良かったな、シンジ君)

    52 :

    この安定感よ

    53 :

    大人かっけえ

    54 :

    あんな女いらなかったんや

    55 :

    ちゃんと子供を信用してくれる大人の格好良さ、素晴らしい

    56 :

    >「アイスでも買って帰んなさい!」チャリン
    それじゃ500円じゃないですかー

    57 :

    500円あれば三人分買えるでしょ

    58 :

    ダッツ族なんだろ

    59 :

    >>56
    硬貨一枚で音なるか?

    60 :

    「これでアイスでも買いなガキども」と500円玉を投げ捨てるK氏

    61 :

    加持さんの家事スキルが高いか否かでシンジきゅんの主夫レベルにも変化があるな
    ミサトの悪魔的なまでの生活能力の低さが相対的にシンジをあそこまで成長させたし

    62 :

    アンチSSに毒されてるぞ
    シンジの家事スキルは慣れてる、そこそこ上手以上の描写はない

    63 :

    どっちにしろ家事を任せっきりにはしないだろ

    64 :

    一応、家事はジャンケンで決めてたよな
    新劇だと出てこないけど

    65 :

    〜第一中学校・教室〜




    レイ「...」

    シンジ「...」

    シンジ(綾波レイ...僕よりも父さんに近い存在)

    シンジ(父さんはどうして僕よりもあの子を...」

    トウジ「...」

    ケンスケ「碇く〜ん」

    トウジ「なに綾波のこと情熱的な目で見とんのや」

    シンジ「えっ!?そ、そんなことないよ!」

    トウジ「も〜シンジはんてば照れちゃって〜」

    ケンスケ「いや〜んな感じ」

    シンジ「もう!からかわないでよぉ!」

    トウジ・ケンスケ「wwwww」

    シンジ(そんなんじゃないんだ、そんなんじゃ...)

    66 = 65 :

    〜第三新東京市・加持自宅〜


    シンジ「リョウジさんの作るご飯て、全部美味しいですね」

    リョウジ「おっ、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」

    シンジ「お仕事忙しいのに毎日すみません」

    リョウジ「いや、いいんだ。食べることは数少ない人生の楽しみさ」

    リョウジ「それに、俺の料理には美味さの秘密があるんだ」

    シンジ「秘密?」

    リョウジ「そう、今度の休みに見せてあげよう」

    シンジ「あ、ありがとうございます。楽しみにしてます」

    リョウジ「おう」

    シンジ「...」

    シンジ「あの、リョウジさん」

    リョウジ「なんだい?」

    シンジ「綾波レイって、どんな子ですか?」

    67 = 65 :

    リョウジ「気になるのかい?」

    シンジ「...はい。僕よりも父さんに近い人ですから」

    リョウジ「...彼女はファースト・チルドレン、エヴァに乗るために選ばれた最初の適格者、今は凍結されている零号機のパイロットだ」

    シンジ「なんで凍結されたんですか?」

    リョウジ「起動中の事故さ、レイとのシンクロテスト中に暴走しそのまま凍結処理された」

    リョウジ「その時に、射出されたエントリープラグから自らレイを助け出したのが碇司令だよ」

    シンジ「父さんが...?」

    リョウジ「ああ、聞いた話だがね」

    シンジ「...」

    リョウジ「あの碇司令がなんで、って顔をしてるな」

    シンジ「...はい」

    リョウジ「俺にも、なぜ司令があそこまでレイを気にかけてるのかはわからないよ」

    リョウジ「気になるなら、自分で聞いてみたらどうだい?」

    シンジ「え?」

    リョウジ「実はリッちゃんが渡しそびれたレイの更新カードを俺が預かっててな、俺は忙しいからよければ届けてやってくれないか?」

    リョウジ「その時に色々聞いてみたらどうだ?」

    シンジ「...わかりました」

    リョウジ「シンジ君、女性から秘密を探る時は優しくするんだぞ?」

    シンジ「僕はリョウジさんみたいに女の人をうまく扱ったりできませんよ」

    リョウジ「はて?なんのことやら」

    シンジ「...」

    68 = 65 :

    〜翌日・第三新東京市内綾波自宅前〜


    シンジ(綾波、こんなとこに一人で住んでるのか)

    シンジ(リョウジさんと住めてる僕って運がいいんだな...)

    シンジ(チャイムが鳴らない...壊れてるのかな)

    シンジ「ごめんくださーい」ガチャリ

    シンジ「綾波ー?いないのか?」

    シンジ(靴はある...いるのかな)

    シンジ「碇だけど、入るよー?」

    シンジ(殺風景な部屋だな...)

    シンジ(メガネ?綾波ってメガネかけるのか?)

    シンジ(G.ikari、父さんの?)ガタッ

    レイ「...」

    シンジ「綾...波...」

    シンジ(にゅ、入浴中だったとは!?)

    シンジ「ご、ごめん入浴中とは知らなくて勝手に...」

    レイ「メガネ、触らないで」

    シンジ「えっ、あっごめん!えっと」

    シンジ「着替え終わるまで、待ってるよ!」

    レイ「...」

    シンジ(タイミング悪い...こんなんじゃ父さんの話どころじゃないかもな...)

    シンジ(リョウジさんなら、こんな時どうするのかな)



    リョウジ「はっくしょい!!」

    マヤ「大丈夫ですか?」

    リョウジ「ああ、ちょいと鼻がムズムズしてな」

    リョウジ「そんなことより休憩だろ?俺とラウンジでお茶しない?」

    マヤ「残念ながらまだ仕事があるので...」ササッ

    リョウジ「ありゃ残念」






    69 = 65 :

    レイ「着替え、終わったわ」

    シンジ「あ、うん」

    レイ「...」

    シンジ「えっと、新しいカードキーを届けにきただけなんだ。はいこれ」

    レイ「ありがとう」

    シンジ「...そのメガネ、勝手に触ってごめん。父さんのイニシャルが見えたから」

    レイ「...私の一番大事なもの、あの人との絆」

    シンジ「あの人、父さんとの?」

    レイ「そう、碇司令との」

    レイ「私を助けてくれた時に、もらったの」

    シンジ「それって零号機起動事故の...?」

    レイ「そう、良く知ってるのね」

    シンジ「リョウジさんに聞いたんだ」

    レイ「そう」ガチャリ

    シンジ「あ、待ってよ」


    70 = 65 :

    シンジ「これから本部でしょ?僕もいいかな」

    レイ「別に構わないわ」

    シンジ「ありがとう」

    シンジ「...」

    レイ「...」

    シンジ「綾波はなんで父さんと一緒にいるの?」

    レイ「碇司令は私の全てだから」

    シンジ「綾波には優しいんだ、父さん」

    レイ「そうね、私に優しいのは碇司令だけ」

    シンジ「そっか、羨ましいな」

    レイ「どうして?」

    シンジ「父さん、僕が一番いて欲しい時に側にいてくれなかったんだ」

    シンジ「再開した時、嬉しい気持ちもあったけどやっぱり僕のことなんかは見てくれなかった」

    シンジ「だから、エヴァに乗って父さんを見返してやりたいんだ」

    レイ「そう」

    71 = 65 :

    シンジ「でも、やっぱりエヴァに乗って戦うのは怖いんだ」

    シンジ「綾波はなんでエヴァに乗ってるの?」

    レイ「絆、だから」

    シンジ「父さんとの?」

    レイ「みんなとの」

    レイ「私はエヴァに乗ることしかできない、それしかないもの」

    シンジ「!」

    シンジ(僕と、同じだ...)

    レイ「碇君て以外とお喋りなのね、こんなに人と話したの初めて」

    シンジ「ごめんね、嫌だったかな。でも綾波って話しやすいからつい話し込んじゃった」

    レイ「!」

    レイ「そ、そう...」

    72 = 65 :

    ゲンドウ「これより零号機再起動実験を行う、準備は良いかレイ」

    レイ「はい」

    マヤ「パイロット接続、パルス、ハーモニクス共に正常」

    マヤ「シンクロ率安定、問題なし」

    シンジ「...」

    シンジ(綾波...なぜそんなに父さんのこと...)

    シンジ(でも、父さんに誰かに優しくする心があったなんて)

    シンジ(僕は父さんにとって、本当にただのパイロットでしかないのかな)

    マヤ「零号機、起動しました。続いて連動実験へと移ります」

    冬月「碇、現在未確認飛行物体がこちらに接近している」

    冬月「おそらく、使徒だ」

    ゲンドウ「...実験中止、総員第一種警戒態勢」

    ゲンドウ「初号機を今すぐ出撃させろ」

    シンジ(また僕...か)

    ゲンドウ「なにをしている、さっさと行け」

    シンジ「はい」

    シンジ(僕にはがんばれの一言すらなしか)

    シンジ(でもいいんだ、今の僕にはエヴァに乗ることしかできない)

    シンジ(この手で、リョウジさんや綾波を、この街を守るんだ)

    リョウジ「シンジ君」

    シンジ「はい」

    リョウジ「がんばってな」

    シンジ「...はいっ!」

    73 :

    レイまでまともだと・・・?
    マダオのダメさがより浮き彫りになってしまうではないか

    74 :

    欲しいときに欲しい言葉をくれる人がいるとこうも違うのか

    75 :

    ミサトさんの無能さがさらに浮き出てしまうss
    ガチであの人本編でいい所ってあたっけ?司令塔としてもそこそこじゃないか?

    76 :

    お色気シーンで視聴者を興奮させたり、エバーで視聴者を笑わせたりしてたくらい

    77 :

    >>75
    俺もそう思ってたけど中学生になって本を読むようになってから
    こういう登場人物の味わい方みたいなのが分かったよ

    78 :

    一人二人無能ならいいんだけど、揃って全員無能かまたは悪意のある人物だからな…
    果てはゲンドウ側の冬月が説明し始める始末。不幸としか言えない

    79 :

    背後組織が人類抹殺目論んでるんだからそんな有能なのは採用されなかったんだろう
    そうでなくとも巨大生物と戦うのに有能無能なんてないだろ
    と必死の擁護

    80 :

    シンジくんのコミュ力かなり上がってるな

    しかしヤシマ作戦はどうなるんだろう

    81 :

    大人のキス期待

    82 :

    >>81
    年齢差・立場・性別の三重アウアウ

    83 :

    せめてナンパの仕方を教えてやるとかに変わりませんかね……

    84 :

    傷心状態の時に誘ってくるシーンはよ

    85 :

    CV:山ちゃんキャラの安心感
    今なら加地さんは誰になっていただろう?

    86 :

    加持「今度は大人のお風呂に連れて行ってあげよう」

    87 :

    ミサトさんはちゃんとシンジ君が殺されそうな所を助け出したし……

    88 :

    青葉「目標、芦ノ湖上空を移動中」

    日向「エヴァ初号機、発信準備完了!」

    リョウジ「初号機発進だ!」

    青葉「...!?目標内部に高エネルギー反応!!」

    リョウジ「...まさか!?」

    リョウジ「作戦中止だ!今すぐリフトを引き戻せ!!」

    マヤ「ダメです!間に合いません!!」

    リョウジ「シンジ!よけろっ!!」

    シンジ「えっ?」

    第五使徒「...」キュピーン!

    シンジ「うっ、うわあああああ!?」

    リョウジ「リフト戻せっ!早くするんだ!!」

    青葉「目標沈黙!」

    リョウジ「シンジは!?」

    日向「脳波異常!心音微弱!!」

    マヤ「初号機、第七ケイジへ回収!」

    リョウジ「生命維持システム最大!心臓マッサージだ!!」

    日向「パルス復活!」

    リツコ「プラグ強制排出!LCL緊急排水!」

    リョウジ「ケイジに降りる!リツコ!あとは頼むぞ!!」

    シンジ「...」

    リョウジ「シンジ君...!」

    ゲンドウ「...」

    89 = 88 :

    〜ネルフ本部・作戦会議室〜


    マヤ「これまでの情報によると、目標は一定距離に入った外敵を自動排除するものと見られます」

    リョウジ「...A.Tフィールドは?」

    青葉「健在、肉眼で確認できるほど強いものが展開されています」

    リョウジ「まるで無敵だな、そんで例の掘削機は?」

    日向「現在ネルフ本部へ進行中、第二装甲板まで掘削終了」

    日向「到達予想時刻は明日午前零時六分五十四です」

    リョウジ「あと10時間ちょいねぇ...」

    リョウジ「シンジ君は?」

    リツコ「身体的外傷はなし、今はまだ薬で眠ってるわ」

    リツコ「初号機は胸部装甲を換装中、零号機は再起動に問題はなし。でもまだフィードバックに誤差があるわ」

    リョウジ「過激なことには耐えない、か」

    リョウジ(シンジ君が身体を張って得た敵の情報、最大限に活かすさ)

    90 = 88 :

    リョウジ「済まないが俺の執務室に電話を十台、それと回線をできるだけ回してくれ」

    日向「わかりましたけど、なにをするつもりですか?」

    リョウジ「なーに、俺なりに使徒と戦うのさ」


    〜ネルフ本部・加持執務室〜

    リョウジ「ああそうだ!戦自の実験用陽電子砲をこっちに回せ!責任は全てネルフ作戦本部の加持リョウジにな!!」

    リョウジ「こちらはネルフ作戦本部の加持リョウジだ!例の放送、18時から全国に頼むよ!ああわかってる責任者は全てネルフ作戦本部の加持にな!!」ガチャッ

    リョウジ「さーて、これで準備は完了だ!」

    リョウジ(シンジ君、レイ、後は頼むぞ)

    91 = 88 :

    シンジ「...はっ!?」

    シンジ(また白い天井...怪我したのかな)

    レイ「...起きたのね」

    シンジ「綾波...」

    レイ「明日午前零時より発動される作戦について伝えます」

    レイ「碇、綾波共に本日十七時半よりケイジへ」

    レイ「十八時初号機及び零号機起動、同五分より出動、同三十分双子山仮設基地に到着以降待機」

    レイ「明朝日付変更と同時に、作戦スタート」

    シンジ「...綾波や本部の人は大丈夫?」

    綾波「ええ、傷ついたのは初号機とあなただけ」

    シンジ「ならよかった...」

    綾波「...自分よりも他人の心配、するのね」

    シンジ「...僕のエヴァに乗る理由はみんなを守ることだから。それがないと怖くて乗れないよ」

    レイ「...食事、ちゃんと食べてね。また後で」

    シンジ「うん、ありがとう」

    シンジ「...」

    シンジ(...守ろう、僕は守れるんだ。これからも)

    92 = 88 :

    ラジオ「本日、午後十一時半より全国規模での停電が行われます。皆様のご協力を...」

    ケンスケ「あー!やばいやばい!今のうちにカメラ充電しないとー!」

    トウジ「こんな時に何言っとんのや!」

    トウジ(...碇、綾波、がんばりや)


    〜双子山・仮設基地〜

    青葉「敵掘削機、17装甲板を突破!」

    日向「本部到達まであと三時間五十五!」

    リョウジ「いいかい?今回の作戦を説明する」

    リョウジ「こいつが今回の要、ポジトロン・ライフル。こいつに日本中の電力をぶち込んであいたにぶち当てる」

    リョウジ「間にあわせだが威力はお墨付きだ」

    リョウジ「だが敵も黙っちゃ無い、そこでレイには防御を担当してもらう。この盾でな」

    リョウジ「元はシャトルの底って間抜けな装備だが、電磁波でコーティングされてる。17秒間は奴の攻撃に耐える」

    リョウジ「シンジ君は砲手、レイは盾を頼む」

    シンジ「はい」

    レイ「はい」

    リョウジ「二人とも、万が一の時は逃げろ」

    リョウジ「エヴァはA.Tフィールドがある、君達だけは安全だ」

    リツコ「加持一尉!!」

    リョウジ「赤木博士、現作戦指揮官は俺だ」

    リツコ「.....」

    リョウジ「大丈夫、シンジ君なら一発成功さ!緊張しすぎないようにな」

    リョウジ「二人とも、後は頼むぞ」

    二人「はい」

    93 = 88 :

    〜双子山仮設基地・パイロット待機所〜


    シンジ「...」

    レイ「...」

    シンジ「もうすぐ、作戦だね」

    レイ「そうね」

    シンジ「加持さんの料理ってね、すごく美味しいんだ」

    レイ「そう」

    シンジ「これが終わったら、加持さんが料理の秘密を見せてくれるんだ」

    シンジ「綾波もどうかな?」

    レイ「私は...」

    シンジ「きっと、綾波と一緒なら楽しいと思うんだ」

    レイ「...わかったわ」

    シンジ「じゃあ、約束ね」

    シンジ「...時間だ、行こう」

    シンジ「綾波」

    レイ「なに?」

    シンジ「また、後で」

    レイ「...ええ」

    94 = 88 :

    日向「時間です」

    リョウジ「シンジ君、日本中のエネルギーを君に託す」

    シンジ「...はいっ!」

    リョウジ「レイ、シンジ君を頼む」

    レイ「はい」

    リョウジ「それじゃ、作戦開始」

    マヤ「冷却、陽電子共に順調!二次接続!」

    青葉「全電力、変電所へ!すべて問題なし!」

    リョウジ「安全装置解除、撃鉄おこせ!」

    リョウジ「シンジ君、誤差修正は全てシステム任せだ。目標にロックが重なったら撃ってくれれば当たる」

    シンジ「はいっ!」

    『発射まで残り10、9、8、7、6...』

    マヤ「目標に高エネルギー反応!」

    リョウジ「気づかれたか!だが先に手を打てば!!」

    リョウジ「...今だ撃てっ!!」

    シンジ「っ!!」カチッ!

    第五使徒「...!」

    シンジ「あっ!?」

    リョウジ「外したか...!」

    第五使徒「...」

    95 = 88 :

    リョウジ「シンジっ!移動して時間を稼げ!!」

    シンジ「はいっ!」

    リョウジ「ヒューズ交換、重心冷却後二射目用意!」

    マヤ「っ!目標に再びエネルギー反応!!」

    リョウジ「やばい!早すぎるっ!!」

    第五使徒「!!」キュピーン!

    シンジ「うわあああああっ!?」

    リョウジ「シンジっ!!」

    零号機「...」

    シンジ「綾波が盾になってっ...!」

    リツコ「ダメよ!もう盾が持たない!!」

    シンジ「綾波っ!!」

    レイ「...!」

    リョウジ「盾がっ!!」

    ゲンドウ「レイ!!」

    96 = 88 :

    レイ「ああっ...!!」

    シンジ「綾波っ!!」

    シンジ(ダメだっ...誰も死んだらダメだ...!)

    シンジ(綾波もリョウジさんも父さんもみんなもっ...守るんだ!!)

    シンジ「うおおおおおおっ!!!」

    初号機「...!」

    シンジ「A.Tフィールド全開っ!!」

    マヤ「今までにない強力なA.Tフィールドです!」

    綾波「碇君...!?」

    日向「二射目発射可能!」

    リョウジ「レイ!ライフルを!!」

    レイ「!」

    レイ「...当たって!」ガチャッ!

    第五使徒「!!!」

    マヤ「目標命中!完全に沈黙しました!!」

    リョウジ「レイ!シンジ君を!!」

    レイ「碇君...!」

    97 = 88 :

    レイ「エントリープラグを開けないと...!」ジュウッ!

    レイ「うっ!...熱い...!」

    レイ(あの人も私を助けてくれた...私も碇君を...!)

    レイ「開いてっ...!」ガチャリ

    レイ「碇君っ!!」

    シンジ「...」

    レイ「碇君!!」

    シンジ(...母さん?)

    レイ「碇、君...」

    シンジ「綾波...」

    レイ「良かった...」

    シンジ「綾波のそんな顔、初めて見た」

    レイ「ごめんなさい...私」

    シンジ「そういう時は、ごめんなさいじゃないよ」

    シンジ「ありがとう、が良いんじゃないかな」

    レイ「...ありがとう」

    シンジ「...」ニコッ

    レイ「!」(碇司令...)

    レイ「立てる?」

    シンジ「うん、ありがとう」

    レイ「...」

    シンジ「綾波、また後でって言ったろ」

    レイ「...うん」

    シンジ「約束通り、リョウジさんの秘密を見に行こう」

    シンジ「きっと、エヴァに乗ること以外に僕たちが生きてる意味もあるよ」

    シンジ「少なくとも僕は、綾波と出会えて良かったよ」

    レイ「...」

    レイ(私...私の生きる意味...)

    リョウジ「シンジ君!レイっ!!」

    シンジ「リョウジさん、僕やりましたよ」

    リョウジ「ああ...ああっ!」

    98 = 88 :

    〜第三新東京市・加持農園〜

    シンジ「加持農園...?」

    リョウジ「ああ、ジオフロントの土地を少しばかり借りてね。自家菜園さ」

    リョウジ「俺の料理が美味いのは、まあ俺の腕もあるがこの野菜達が美味いのさ」

    リョウジ「何かを作るってのは、とっても良いことだ。生きてる楽しみの、これまた一つだな」

    レイ「作る...」

    レイ「私にも、作れますか?」

    リョウジ「ああ、もちろんだとも」

    リョウジ「俺一人だと管理が大変でな、良ければ二人とも手伝ってくれないか?」

    シンジ「僕でよければ、やりたいです」

    レイ「でも、何を作ればいいんですか?」

    リョウジ「そうだな...レイにはトマトなんかが似合うかな」

    レイ「とまと...」

    リョウジ「そうさ、毎日水をやって我が子のように可愛がれば、君の瞳のような綺麗な実がなるぞ」

    レイ「綺麗...」

    シンジ「もう!リョウジさんはすぐそういうこと言って!」

    リョウジ「ははっ、なんだヤキモチかい?」

    シンジ「ちっ、違いますよっ!!」

    レイ「ヤキモチ...餅を焼くの?」

    99 = 88 :

    リョウジ「そんなことより、シンジ君あの話をしたらどうだ?」

    シンジ「は、はい」

    レイ「話?」

    シンジ「うん、あの、綾波」

    シンジ「僕達と一緒に住んでみない?」

    レイ「住む...?」

    シンジ「うん、あの、前綾波の家に行った時思ったんだ」

    シンジ「やっぱり一人は寂しいと、思うんだ」

    シンジ「あっ!もちろん綾波がよければの話だけど...」

    レイ「私なんかが、いいんですか?」

    リョウジ「ああ、そりゃもちろん」

    リョウジ「大勢のが楽しい、ウチは誰だっていつでもウェルカムさ」

    綾波「ありがとう...ございます」

    リョウジ「よし!そうと決まればまた歓迎パーティだな!」

    シンジ「とか言ってお酒飲みたいだけでしょ?」

    リョウジ「今日はたまの休みだ!そんぐらいいいだろ!!」

    シンジ「2本までですよ」

    リョウジ「こりゃまた手厳しい...」

    レイ「...」

    レイ(私、楽しいのね)

    レイ(碇君と会ってから、初めてのことばかり)

    レイ(楽しい、嬉しい、とまと、どれも初めて)

    レイ(碇司令も、楽しいことってあるのかしら)

    シンジ「おーい綾波ー!」

    リョウジ「トマトならまた見せてやるかぞー」

    レイ「...はいっ」

    100 = 88 :

    〜ネルフ本部・司令室〜


    ゲンドウ「...そうか、加持君の所へ移るのか」

    レイ「はい」

    ゲンドウ「わかった。だが今まだ通り定期的に調整には来い」

    レイ「はい」

    ゲンドウ「...シンジもいるのか?」

    レイ「はい」

    ゲンドウ「そうか...食事にしよう」

    レイ「はい」

    レイ(碇司令との食事...美味しく無い)

    レイ(お家での食事、とっても美味しい)

    レイ(私も碇司令との食事、美味しくしたい)

    レイ(私にもできるかな、綺麗なトマト)


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