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    元スレ八幡「クリスマスイベントが中止?」

    SS+覧 / PC版 /
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    401 :

    原作での正ヒロインはまぁ雪乃とガハマでツートップなんだけどさ
    SSでのサキサキのヒロインとしての安心感は異常

    403 :

    沙希「ふう、もう一踏ん張りってとこかな」

    八幡「そうだな。今は楽だけど、もうすぐパレード終わるからまた大変になるが」

    沙希「本場みたいに深夜までやらないんだね」

    八幡「地域全体で盛り上げててもやっぱり公道を使ってるわけだからな、兼ね合いがあるんだろ」

    沙希「そういえばあんたはパレード見に行こうとかは思わなかったの?」

    八幡「あんま興味ないしな。混んでるとこも好きじゃねえし」

    沙希「誰かに誘われたりしたら行った?」

    八幡「相手に寄るかな…………俺を誘うやつなんか小町くらいしかいないけど」

    沙希「…………じゃあ、あたしが誘ったら一緒に来てくれた?」

    八幡「え…………」

    沙希「…………」

    八幡「…………」

    八幡(な、なんだこれ。この空気、まるで…………)

    ピーッピーッ

    八幡「! は、はい、もしもし」

    『パレードが終了した。そちらにも人が流れていくと思うから注意しておいてくれ』

    八幡「了解しました」

    八幡(無線機からの連絡に応対し、通信を切る)

    沙希「来たよ」

    八幡(川崎の目線を追うと看板の向こう側から何人かのグループがいくつか歩いてくるのが見える。んじゃ頑張りますかね)

    404 = 218 :

    受付「お疲れ様でした。金額に間違いがなければこちらの受領書にサインをお願いします」

    八幡(仕事を終えて再び更衣室で着替えた俺は給料を受け取り、確認してサインをする)

    受付「はい、ありがとうございます。あとこちらをどうぞ。お友達などにプレゼントしてあげてください」

    八幡(いや、俺友達いないんで。なんて言葉を飲み込みつつ差し出されたものを受け取る。小さなビニール袋が五つ、ストラップだ)

    八幡「どうもありがとうございます。お世話になりました」

    受付「はい。また何かありましたらよろしくお願いします」

    八幡(軽く頭を下げて俺はその場を離れる。入り口で待っていると川崎がやってきた)

    沙希「あれ、どうしたの? こんなとこで」

    八幡「ああ。その、迷惑じゃなければ、送って行こうかと」

    沙希「え、あ、あたしを?」

    八幡「もう、夜も遅いし、俺みたいなのでも女一人よりは安全かなって…………いや、迷惑だったり余計なお世話だったりしたら全然断ってくれて構わないから」

    沙希「ううん、迷惑なんかじゃないよ。お願いしてもいい?」

    八幡「おう。行こうぜ」

    406 = 218 :

    八幡(さっきまで着ていた作業着は防寒もしっかりしていたようで、私服で外に出ると思わず寒さで身をすくめてしまう)

    沙希「ほらもう、やっぱり寒いんじゃない」

    八幡「いいんだよ、懐は暖かいから」

    沙希「何それ? そりゃバイト代入った直後だけどさ…………ちょっといい?」

    八幡(川崎は通行人の邪魔にならないよう道の端に寄り、俺もあとに続く)

    八幡(しばらくカバンを漁っていたかと思うと、何かを取り出して俺に差し出してきた)

    沙希「はいこれ。クリスマスプレゼント」

    八幡「…………え?」

    沙希「巻いてあげるよ。動かないでね」

    八幡「え? え?」

    八幡(川崎は混乱している俺に近寄り、取り出したマフラーを俺の首に巻いていく。あ、また良い匂いが…………じゃなくて!)

    八幡「か、川崎……」

    沙希「ほら動かないで。終わるまで待ちなって」

    八幡「あ、ああ」

    八幡(な、なんだこれ? どうなってんの?)

    沙希「ん、よし。うん、似合ってる。我ながら良い出来かな?」

    八幡「えっ? これ川崎が編んだのか?」

    沙希「うん。あんたのために編んだよ。渡すのは明日でもいいかなと思ってたけど…………貰ってくれると嬉しいな」

    407 = 218 :

    八幡「…………マ、マジで俺にくれるの?」

    沙希「そうだってば」

    八幡「えっと、その、今日のバイト代を渡せばいいのか?」

    沙希「あたしを何だと思ってんのさ…………見返りなんか求めてないって」

    八幡「………………」

    八幡(ようやく実感が湧いてきて、首元と一緒に胸の内がじんわりと暖かくなってきた。俺はそっと慈しむようにマフラーに触れる)

    八幡「川崎」

    沙希「……何?」

    八幡「ありがとな。すっげえ嬉しい」ニコッ

    沙希「う、うん。そこまでストレートに喜んでくれるならあたしも嬉しいかな」

    沙希(な、何今の? いつもの自虐的なのや苦笑いじゃなくて、本当に嬉しそうな笑顔…………一瞬だけど、目元がキリッとして、唇の端がふわっと柔らかく上がって…………)ドキドキ

    八幡「あー、でもやっぱり貰いっぱなしってのもな…………えっと、何か欲しいものとかしてほしいこととかないか? 本当は本人に聞くことじゃないんだろうけど、俺こういう経験ないからさ」

    沙希「………………じゃあ、変なお願いしてもいい?」

    八幡「おう、遠慮すんな。俺に出来ることなら何でもするぜ」

    408 = 218 :

    沙希「実はあたし、少し寒がりでさ」

    八幡「? おう」

    沙希「と、特に、手、寒いから…………」スッ

    八幡「!!」

    八幡(か、片手差し出してきた。これって、そういうことで、いいのか?)

    八幡(俺は恐る恐るといった感じでその手を握る)

    沙希「ん…………」

    八幡(そんな色っぽい声出さないでください川崎さん! そして手が柔らけえぇ!)

    八幡「い、行くか」

    沙希「うん……」

    八幡(俺達は手を繋いだまま歩き出す。とても雑談とかするような気にはなれない。だけど…………)

    八幡「…………」

    沙希「…………」

    八幡(気まずい雰囲気はなく、ちょっとくすぐったいような空気だ。そしてそれがちっとも不快ではない)

    八幡(川崎の家に着くまで俺達はずっとそんな状態だった)

    409 = 218 :

    八幡「えっと、じゃあ、また明日な」

    沙希「うん。さっきも言ったけど夕方五時くらいに来てくれればいいから」

    八幡「それなんだけどさ、せっかく招待してくれるんだったら俺も弟達に何かプレゼントしたいんだが…………何が良い?」

    沙希「え、いいってそんなの。そういうつもりで招待したわけじゃないんだから」

    八幡「俺がそうしたいんだよ。頼むからそうさせてくれ」

    沙希「あ、頭下げないでよ……わかったからさ」

    八幡(しばらく川崎と相談し、みんなにプレゼントするものを決める)

    八幡「じゃ、今度こそまた明日。マフラー、ありがとな」

    沙希「うん。あたしも送ってくれてありがとね。また明日」

    八幡(少し名残惜しくなりながら繋いでいた手を離し、手を振って川崎と別れる)

    410 = 218 :

    八幡「うう、寒…………」

    八幡(途端に寒さを感じ始め、俺はポケットに手を突っ込んだ)

    八幡「あ……」

    八幡(そこにカサリとした感触。さっき貰ったストラップだ)

    八幡「…………らしくないけど、幸せのお裾分けでもしてみるか」

    八幡(俺はスマホを取り出して由比ヶ浜にメールをする)

    『今三人か? どこにいる?』

    『うん、三人。パレードも見終わってごはん食べて、今ゆきのんの家に向かってる途中だよ。どしたの?(?_?)』

    八幡(返信早いな…………ま、好都合か)

    『今からちょっとだけ会えないか? お前らに渡したいものがあるんだが』

    八幡(そう送ると雪ノ下のマンションの入口で待ってると返事が来た。ここからそう遠くないし十分もかからんだろ)

    411 = 218 :

    いろは「あ、先輩! こっちですこっち!」

    八幡(俺を見つけた一色がぶんぶんと手を振る。わかってるからやめてくれませんかね。通行人に見られてます)

    八幡「よう、待たせて悪かったな」

    結衣「ううん平気!」

    雪乃「それで、突然どうしたのかしら? 渡したいものがあるとか聞いたのだけれど」

    八幡「ああ。つまんねえもんだけどさ、一応普段のお礼も兼ねてってことで。メリークリスマスだ」

    八幡(俺はそう言って三人にストラップを差し出す)

    雪乃・結衣・いろは「「「え…………?」」」

    八幡(三人は絶句して動かない。えーっと…………)

    八幡「その、いらなきゃいらないでいいけどさ、せっかくだから受け取る素振りだけでもしてくれると嬉しいんだが」

    いろは「ど、どうしたんですか突然!?」

    結衣「な、なんでなんで!?」

    雪乃「雪でも降るのかしら…………」

    八幡(ひどい言われようである。と思ったが普段の俺を知ってるならさもありなんといったところだな)

    八幡「あー……すまんな変なことして。悪かったよ」

    八幡(俺はストラップを引っ込め、ポケットに戻そうとする。が、その前に一色に腕を掴まれた)

    412 = 218 :

    いろは「待った待った! いらないなんて言ってないじゃないですか!」

    八幡「だったら早く受け取れよ。腕上げさせたまんまにすんな」

    八幡(三人はそっと俺の手からストラップを取った。別に変なイタズラとか仕掛けてないから!)

    雪乃「! こ、これは!」

    八幡(雪ノ下の顔が驚愕の表情になる。あ、そういや雪ノ下はパンさんが好きだったな)

    雪乃「きょ、去年のクリスマスにディスティニィーランドで限定販売された超レア物のパンさんサンタ衣装ストラップ! どうして比企谷君がこれを!?」

    八幡「あ、そんな珍しいもんなのそれ?」

    雪乃「ファンにとっても垂涎の代物よ。ネットオークションでも最低十倍以上の値段がつくほどで、それすら安いと言われているわ」

    八幡「詳しいなお前…………あ、もしかしてもう持ってる?」

    雪乃「い、いえ、出回ることすらほとんどなくて…………」

    八幡「んじゃちょうど良かったか。俺からってのは気に入らないかもしれねえけど物はおんなじだし構わねえだろ?」

    いろは「ま、待ってください! そんな凄いものポンと受け取れませんよ!」

    結衣「そうだよ! だいたい何であたし達に……」

    413 = 218 :

    八幡「何でって…………クリスマスプレゼントって言ったろ。俺からってのが嫌ならサンタさんからの贈り物ってことにしとけ。それにこう言っちゃなんだけど、それ貰い物だからよ」

    雪乃「貰い物? こんなのをあっさりくれる人がいるの?」

    八幡「個人じゃねえよ。バイト先な。バイト代のついでにくれたんだ」

    雪乃・結衣・いろは「「「…………………バイト?」」」

    八幡「だから今日のバイトだよ。小町に聞いたんだろ?」

    雪乃・結衣・いろは「「「……………………」」」

    八幡「?」

    雪乃「ちょっとごめんなさい比企谷君、少し三人で話し合うから待っててくれないかしら?」

    八幡「何をだよ。俺の用事は済んだから帰りたいんだが」

    結衣「あ、あれ? えっと…………」

    いろは「せ、先輩、確認しますね。先輩は今日パレードに行ったんですよね?」

    八幡「正確にはパレードの交通誘導のバイトな」

    雪乃・結衣・いろは「「「…………………………」」」

    八幡「だから何なんだよその沈黙は」

    雪乃「いえ、何かとんでもないすれ違いがあったみたいで…………」

    八幡「?」

    雪乃「その、今私達も混乱しているわ…………後日比企谷君と話し合いをしたいのだけれど」

    八幡「何だかよくわからんが…………まあ暇な時なら構わねえぞ」

    雪乃「え、ええ、それとストラップありがとう。すごく嬉しいわ」

    結衣「あ、そうだ。ありがとうヒッキー!」

    いろは「ありがとうございます先輩!」

    八幡「おう。んじゃまたな」

    八幡(俺はまだ動揺、というか混乱している三人に手を振り、帰路についた)

    414 = 218 :

    一旦ここまで
    イブ終わり…………ってとこで気付いた
    まだ小町の誤解があった
    まあそれは次回で

    またノシ

    415 :

    乙っす

    416 :

    乙です

    ここから地獄に突き落とすんですねww

    417 :

    長い長い誤解だったな…乙

    419 :


    やっぱり主語って大切だな

    420 = 405 :

    川崎乙
    川崎が可愛すぎてつらい

    421 = 399 :

    三人が牽制しあっている隙に美人女教師が八幡をかっさらっていくのですね。

    422 :

    しかし時既に遅く八幡は川崎と予定済みというw

    423 :

    美人・・・?

    424 :

    乙!
    安心安定のサキサキ!

    425 :

    いろはすって同学年にマジで友達いないの?

    426 :

    乙乙~
    三人は下げられて上げられて、そして最後に下げられるわけですね
    分かります

    427 :


    後日話し合ってる間に八幡はもうサキサキのものに…

    428 :

    乙です
    サキサキ可愛すぎ!

    429 :

    >つつがないの語源には、「ツツガムシ」という虫が病気の原因となることから生まれたとする説もあるが、「つつがなし」よりも後に見られる「ツツガムシ」の名とするのは、明らかにおかしな説である。

    気になったからググってみた

    430 :

    サキサキも友達いないよ

    パパならいるけど

    431 :

    なんの脈絡もなく唐突に相思相愛になってるから毎回噴くなwwこの人のSS

    432 :

    ギャグSSなんだし何も不思議じゃない

    433 :

    乙でございます

    434 :

    乙でした
    この下げてから、一旦上げて、またどん底に叩き落とす前の感じホントすこ
    あと、最低10倍の値がつくストラップとか、下手したらバイト代よりも高額の副収入になりそうだなww

    435 :

    乙でした
    この下げてから、一旦上げて、またどん底に叩き落とす前の感じホントすこ
    あと、最低10倍の値がつくストラップとか、下手したらバイト代よりも高額の副収入になりそうだなwwww

    436 :

    乙でした
    この下げてから、一旦上げて、またどん底に叩き落とす前の感じホントすこ
    あと、最低10倍の値がつくストラップとか、下手したらバイト代よりも高額の副収入になりそうだなwwwwwwww

    437 :

    乙でした
    この下げてから、一旦上げて、またどん底に叩き落とす前の感じホントすこ
    あと、最低10倍の値がつくストラップとか、下手したらバイト代よりも高額の副収入になりそうだなwwwwwwwwwwwwwwww

    438 :

    乙でした
    この下げてから、一旦上げて、またどん底に叩き落とす前の感じホントすこ
    あと、最低10倍の値がつくストラップとか、下手したらバイト代よりも高額の副収入になりそうだなwwww

    439 :

    乙こあ

    441 :

    いや、美人ではなくイケメン枠だろ、先生

    442 :

    まったく行く必要ないのにバイト終わった後わざわざ三人にストラップ渡しに行くのがこの作者なんだよな

    443 :

    >>431
    何を言っているのかね君は。原作においてサキサキが八幡に気があるのはわかるし、八幡はサキサキに「愛してるぜ」と言ってる
    つまり最初から相思相愛なんだぜ
    だから原作はサキサキエンドに決まってる。そうであってくれ!


    でも実際のとこ可愛い女子が自分に気がある素振り見せるとすぐ好きになっちゃうよね


    投下ー

    444 = 218 :

    八幡「ただいま、っと」

    小町「あ…………お帰りお兄ちゃん」

    八幡(帰宅してリビングに入ると何やら小町がそわそわしていた。何だ?)

    小町「ちょ、ちょっと聞きたいんだけど、お兄ちゃん、アルバイトに行ってた、んだよね?」

    八幡「何でそんな恐る恐る聞くんだよ…………そうだぞ、パレード時の交通誘導のバイトな。知ってるんだろ?」

    小町「え、えっと、あはは…………」

    八幡(小町は何かをごまかすように笑う。何なんだよいったい)

    小町(はあ…………さっき雪乃さんからかかってきた電話で聞いた通りか…………どこでどう勘違いしちゃってたんだろ?)

    八幡「ああ、小町、これやるよ。バイト先でもらったんだ。雪ノ下曰く、レア物らしいぞ」

    小町「わ、可愛いパンさん! って、それなら雪乃さんにあげた方がいいんじゃない?」

    八幡「あいつにはもうやったよ。全部で五個貰ったしな。いらなかったら売っ払っちまえばちょっとした小遣いになるぞ」

    小町「売らないよ! その、ありがとうお兄ちゃん」

    八幡「ま、貰い物で悪いけどな」

    小町「ううん、大事にするから」

    445 = 218 :

    小町(でも、うーん。余計なことしなければもっと早くなんとかなったのかなあ? 上手く行けばお兄ちゃんと雪乃さん達でパーティーさせて急接近とか…………あれ?)

    小町「お兄ちゃん、そんなマフラー持ってたっけ? いつ買ったの?」

    八幡「あー…………」

    小町「ん? んんー……? よく見たらそれ、市販のじゃないよね、手編みって感じがする」

    八幡「何でわかるんだよ…………」

    小町「え、ほ、本当に? 誰に貰ったの? 雪乃さん? 結衣さん?」

    八幡「…………川崎」

    小町「えっ?」

    八幡「川崎だよ。大志の姉の川崎沙希だ」

    小町「…………」

    八幡(小町がしばらく沈黙する。と思ったらいきなり俺の腕を掴んで椅子に座らされた)

    小町「さあ、容疑者お兄ちゃんさん。洗いざらい吐くのです」

    八幡「何をだよ、悪いことはしてないぞ。そりゃワンダの朝専用コーヒーを午後に飲むくらいはしてるが」

    小町「そんなの小町だって午後の紅茶を午前中に飲んでるよ! そうじゃなくて沙希さんのこと!」

    八幡「川崎がどうかしたのか?」

    小町「どうしてお兄ちゃんにマフラーを渡すのに至ったのかってことだよ!」

    446 = 218 :

    八幡「どうしてって…………プレゼントって言って渡されたんだが」

    小町「ああもう! そうじゃなくて! どうして今日沙希さんと会ってたの!?」

    八幡「ああ、そっからか。いや、あいつも同じバイトを申し込んでてさ、説明会の時にたまたま会ってな。んで俺達が二人組にされて仕事してたんだ」

    小町「あ、それは偶然なんだ」

    八幡「そんで仕事のあとに川崎を送っていこうと思ったんだけど」

    小町「え、お兄ちゃんが? 珍しい! でもポイント高い!」

    八幡「茶々入れるなよ……少し俺が寒そうにしてたらちょうど良かったって言って渡してくれたんだ」

    小町「へえー…………」

    小町(これは意外な伏兵だね。まさか沙希さんとは。このままお兄ちゃん争奪戦に絡んでくるかな?)

    八幡「あ、そうそう。明日の夜なんだが、俺川崎んちにクリスマスパーティーで呼ばれてるからそっち行ってくる。親父達の相手は小町に任せるわ。毎年のことだけど」

    小町「えっ!? 沙希さんとこ行くの?」

    八幡「ああ。ついでに川崎の弟達にもプレゼント買っていくから昼過ぎには出掛けるわ」

    小町「義弟達にもかぁ……」

    八幡「今なんかニュアンスおかしくなかったか?」

    447 = 218 :

    小町(というかもう争奪戦に参加するどころか雪乃さん達をごぼう抜きしてるような…………でも、うん、邪魔はしないでおこう)

    小町「うん、わかった。お父さん達は夕方に帰ってくるらしいけど、小町から言っとく。お兄ちゃんはお兄ちゃんで楽しんできなよ」

    八幡「人様の家にパーティーで呼ばれるなんて緊張するけどな…………んじゃ風呂入ってさっさと寝るか」

    小町「うん。もう沸いてるよ…………あれ、お仕事してたならごはんは?」

    八幡「ああ、休憩中に食ったから平気だ」

    小町「りょーかい」

    八幡(その後、俺は風呂に入り、歯を磨いてベッドに潜り込む)

    八幡(ちら、と向けた視線の先にはハンガーにかけた川崎から貰ったマフラーがある)

    八幡(今日一日にあった川崎との色んな会話。それらを頭の中で反芻しながら俺は眠りについた)

    448 = 218 :

    一旦ここまで
    あとはさくさく当日やって終わるよー

    またノシ

    449 :

    おつおつ
    また朝待ってる

    450 = 442 :

    真面目な話、クリスマスにストラップなんか貰って嬉しいかなあ…
    まあ女の気持ち分かんないで恥ばっかかいてきた八幡らしいといえばらしいけど


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