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    元スレ八幡「クリスマスイベントが中止?」

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    151 :

    乙です
    楽しみにしている

    154 :

    乙!
    センター試験までには完結してくれ

    156 :

    なんだか笑って見てしまう

    157 :

    予想された展開だが面白くなりそうなのて問題ないな

    158 :

    面白くなってきた

    159 :

    にやにやしてしまうな

    161 :

    葉山の予定が決まってないのが気懸かり

    162 :

    八幡(メールの確認を終えて顔を上げるとなぜか三人は放心していた)

    八幡「おい、どうした?」

    雪乃「い、いえ、何でもないわ…………そ、それより比企谷君」

    八幡「あん?」

    雪乃「その…………」

    八幡(雪ノ下が何かを言い掛けたが、それを遮るようにドアがノックされた。来客のようだ)

    雪乃「……どうぞ」

    義輝「ふはははは! 剣豪将軍、見参!」ガラガラ

    八幡「おう、よく来たな帰れ帰りやがれお帰りください」

    義輝「ちょ、待っ、ひどい!」

    八幡「はあ、何しに来たんだよ…………また何か読めっていうのか?」

    義輝「あー、いや、違う。実はクリスマスイブについてなのだが、八幡は予定があるか?」

    八幡「え? ああ、埋まってるが」

    義輝「何!? もう埋まってるだと! いったい誰と過ごすのだ!?」

    雪乃(これは…………!)

    いろは(労せずして先輩の相手が聞けるチャンス!)

    結衣(行けっ、中二、頑張れ!)

    義輝「…………って、それは別にどうでも良いか」

    いろは(使えねえええ! 何ですかこの役立たずのデブは!)

    結衣(もっとちゃんと聞いてよ!)

    雪乃(あなたは今ここで比企谷君の相手を問い詰めるためにこの世に生を受けたことを自覚しなさい!)

    163 = 162 :

    義輝「いやでもやっぱり気になってしまうな。相手は誰だ八幡よ」

    いろは(さすが! 見た目のように貫禄のあるお方ですね!)

    結衣(信じてたよ中二!)

    雪乃(あなたなら比企谷君のお友達として近くにいることを許してあげてもいいわ!)

    八幡「誰だっていいだろ。それより何の用だよ」

    義輝「あ、そうであったな。実は…………」

    いろは(こらあああああ!)

    結衣(中二いいいぃぃ!)

    雪乃(自分の事ばかりではなく私達の事も考えなさい!)

    義輝「…………という依頼なのだが」

    八幡「ああ、そんくらいなら構わねえぞ。万一の事があったら適当に返事しとくわ」

    義輝「おお、恩に着る。では我はこれで退散させていただく。さらば!」

    八幡「毎度騒がしいやつだな…………ってお前ら何してんの? ドアに手を振って」

    いろは「ちょっとあの方に『配られたプリントに先生の唾が毎回付いてる』の呪いを」フリフリ

    結衣「ちょっと中二に『映画館に行くと前の席に居る人が毎回アフロ』の呪いを」フリフリ

    雪乃「ちょっと材なんとか君に『コンビニで前の客が毎回宅配便を頼む』の呪いを」フリフリ

    八幡「お前ら材木座に何の恨みがあんの!?」

    164 = 162 :

    雪乃「…………で、彼はいったい何の依頼に来たのかしら?」

    八幡「聞いてなかったのかよ…………イブの日に声優のイベントがあるけど東京でやってて深夜までなんだと。一人でそういうとこに行くのは親が許さないかもしれないから学校のやつらと泊まりがけパーティーをやることにして、それのアリバイ工作をしてくれって話な」

    結衣「それ、引き受けたの?」

    八幡「ああ、連絡がすぐに取れるようにしとくのを条件にな。そもそも当日までごまかせばいいらしいし…………ん、またメール?」

    いろは「だ、誰からですか?」

    八幡「何でそんな食いつくんだよ…………えっと、小町からだな。夕飯の食材を買ってきて欲しいんだと。雪ノ下、俺今日はもう帰っていいか?」

    雪乃「え、ええ。私達はもう少し残っているわ」

    八幡「悪いな、それじゃ」ガラガラ

    雪乃「…………」

    結衣「…………」

    いろは「…………」

    165 = 162 :

    雪乃「…………さて、わかっていたことだけど材なんとか君でもなかったわね」

    結衣「ほ、本当に誰なんだろ…………」

    いろは「メール来たときのあの反応は嘘や演技って感じではなかったですよね…………」

    雪乃「こうなったら徹底調査をしましょう。まだ日はあるし、地道に聞き込み作業よ。ただし、比企谷君本人の耳には入らないようにしながらね」

    166 = 162 :

    雪乃(次の日から私達は地道に聞き込みを行った)

    雪乃(その結果収穫はゼロ)

    雪乃(あえて言うなら校内の誰でもないというのが収穫といえば収穫なのかもしれないけれど…………)

    雪乃(比企谷君がイブに誰かとデートするという噂が水面下で広がってしまったわ…………)

    アノヒキナントカガイブニデートダッテヨ
    エー、アノクサッタメヲシテルアイツガ?
    ヘッ、ドウセブサイクガアイテダロ
    ソレガアノホウシブフタリノサソイヲケッテマデイクヨウナアイテラシイゼ
    マジデ!? ジャアソレイジョウノアイテ? ドンナヤツダヨ
    ハヤマクンニキマッテルジャナイグフフフ
    クソッ、アンナヤツデモイブニデートデキルノカ
    ダレダイマノ

    八幡(なんか最近視線を感じるな…………)

    167 = 162 :

    明日始発で仕事
    寝る
    また

    169 :

    棚ぼた海老名さんルートはよ

    172 :


    学外だと折本か?

    173 :

    さて、はるのんはどう動くかな

    174 :

    見栄張って家族ととか言ってた川崎とバイト先で鉢合わせるパティーン

    175 :

    [ピザ]呼ばわりは草

    178 :

    あああ
    八幡の外堀が...wwww

    179 :

    八幡(さて、刻一刻とクリスマスは近付いている。これが何を意味しているかというと…………)

    八幡「寒い……」

    八幡(そう、どんどん気温が下がっているってことさ! …………そろそろ昼飯を屋外で食うのは辛くなってきたな)

    八幡「自転車通学も大変です、っと」

    沙希「なに独り言しゃべってんの?」

    八幡「うおわ! な、なんだ川崎か…………突然声掛けるなよ、びっくりするだろうが」ドキドキ

    沙希「いや、普通に声掛けただけじゃない」

    八幡「ぼっちは声を掛けられること自体慣れてないんだよ」

    沙希「まあそれはわかるけど…………」

    八幡「わかんのかよ……お、信号変わった。じゃあな」

    沙希「何でさ。一緒に行こうよ。どうせ学校の駐輪場っていう目的地は変わらないんだから」

    八幡「え、あ、お、おう」

    八幡(じょ、女子と一緒に自転車登校だと…………俺いつからリア充の仲間入りしたんだっけ?)

    180 = 179 :

    沙希「でも最近本当に寒くなってきたね」

    八幡(次の信号待ちの時、川崎が話し掛けてきた。こいつ人見知りする方だったはずなんだが…………俺には遠慮や気を遣わなくていいってか?)

    八幡「そうだな。体調とかにも気を付けないと。特にお前は家族のために無茶とかして自分を後回しにしたりしそうだし」

    沙希「その言葉そっくり返すよ、シスコン」

    八幡「うるせえブラコン」

    八幡(信号が変わり、俺達は自転車を漕ぎ始める。ここからは何事もなく学校の駐輪場に到着した)

    八幡「よっ、と」

    八幡(俺は自転車に鍵をかける。そういえば川崎どうすんだ? このまま一緒に教室行くのか?)

    八幡(それはちょっと気まずいな……トイレにでも寄って……)

    沙希「ねえ」

    八幡「お、おう、何だ?」

    八幡(タイミング逃した…………)

    沙希「あんたさ、イブの日に予定あるって本当?」

    八幡「あ? 何で知ってんだ?」

    沙希「由比ヶ浜に聞いた」

    八幡「何で言いふらしてんだあいつは…………まあ、そういうのに今まで縁がなかったからちょっと戸惑ってるとこもあるけどさ、せっかくだから頑張ってみようかなって」

    沙希「そ、そう…………」

    181 = 179 :

    八幡「お前は? やっぱり家族と過ごすのか?」

    沙希「まあそんなとこ。色々あるけどね」

    八幡「ふうん」

    八幡(そんな雑談をしていたらなし崩し的に川崎と一緒に教室に入ることになったのだが…………)

    八幡(あの、なんでみんなそんなにチラチラ見てくるの? そんなに俺と川崎が一緒にいるのが変? 変ですね、はい)

    182 = 179 :

    八幡(さて、昼休みだが…………外は風が強く実に寒そうだ。うん、今日はここで食うか)

    隼人「やあヒキタニ君、今日の昼御飯は教室かい?」

    八幡(やっぱりさっさと教室を出れば良かった…………何で話し掛けてくんだよ目立つだろうが)

    隼人「たまには俺達と食べないか? ちょっと聞きたいことや話したいことがあるし」

    八幡(だが断る。俺にはない…………待てよ?)

    八幡(そういやあのバイト二人組でやるんだったな。その日限りの付き合いとはいえ、ちょっとはコミュ力を鍛えておいた方がいいのかもしれない。バイトとはいってもせっかくのクリスマスなんだから少しでもいい気分になりたいしな)

    八幡「まあ、たまにはいいか」

    隼人「えっ…………誘っておいてなんだけども君が受けるとは思わなかったよ」

    八幡「なんだ。社交辞令だったら別にいいんだぞ?」

    隼人「いやいや、歓迎するよ。あっちでみんな待ってる」

    八幡(俺は弁当を持って葉山の後ろからついて行き、グループの輪に入った)

    183 = 179 :

    寝なきゃいけないと思うほど焦って寝れなくなるジレンマ
    ちょっとだけ追加投下

    184 :

    お、嬉しいね

    185 :

    キャー! 追加投下うれしィィ~! もうあげちゃうわッ……静のパンティー!!

    187 :

    謂れのない罵倒が美人女教師を襲う

    188 :

    始発なのに大丈夫だったんですかね……

    189 = 177 :

    乙!
    電車の中で爆睡して寝過ごさないよう気おつけてくれよ!

    190 :

    無茶しやがって…

    191 :

    日曜に始発で仕事とか大変だな

    194 = 179 :

    キャー静ちゃんのパンティークンカクンカモフモフ!


    ああ、大丈夫です
    ちょっとボーっとしてて二駅ほど乗り過ごしたけど寝過ごしてはいません
    ただ座って目を瞑って考え事をしてただけなんです
    指定時刻にギリギリセーフで間に合いました

    あと言い忘れました
    このSSは修学旅行も文化祭も選挙もすべて当事者達はわだかまりをなくして仲良くなってる優しい世界です

    195 = 179 :

    八幡(机を並べて座っているのは戸部と三浦と海老名さんだった。由比ヶ浜は雪ノ下と部室で食べているのだろう)

    姫菜「いらっしゃいヒキタニ君! ささ、そっちの真ん中にどうぞ! 両手に花ってことで」

    八幡「むしろ両手に薔薇だろそれは…………俺は端でいいよ」

    「いやいや、主役はヒキタニ君だからヒキタニ君真ん中に来ないとダメっしょ」

    八幡「何だよ主役って…………」

    隼人「言っただろう。君に聞きたいことがあると。とりあえず座ろうじゃないか」

    八幡(そう言って葉山も席に着く。空いた席が真ん中しかないため、やむなく俺はそこに座った)

    八幡(しばらくは雑談で盛り上がり、俺は適当に生返事をしていた。が、少しトーンの変わった声で葉山が話し掛けてくる。どうやら本題らしい)

    隼人「ヒキタニ君、小耳に挟んだんだけどイブのパレードの件は本当なのか?」

    八幡「だから何で知ってんだよ…………」

    優美子「あーしらは結衣に聞いた」

    八幡「何であいつは俺の予定を広めてんの? 俺のプライバシーどこいったんだよ」

    隼人「まあまあ。実は俺達は結衣の気持ちがわからないでもないんだよ」

    196 = 179 :

    八幡(なに? 周りに言っとかないと俺がバイトドタキャンするかもしれないとか疑ってんの?)

    優美子(まあ好きな男子が自分以外の誰かとパレード見に行くってなったら気になるっしょ)

    姫菜(相手が女子とは限らないけどね)グフフフ

    隼人「一応ヒキタニ君本人から確認しとこうと思ってね。その反応だと本当みたいだな」

    八幡「まあその通りなんだけどよ…………別にお前らには関係ないだろ」

    隼人「はは、直接的にはそうだね。だから好奇心も含まれていることは否定しないよ。君がそういう行動を起こすとは予想していなかったし」

    八幡「そうかもな。でも悪いことじゃないだろ」

    隼人「周りがとやかく言うことじゃないしね。で、好奇心で聞くんだが上手いこと行きそうなのか?」

    八幡「正直こういうことは初めてだからわかんねえよ。だけどそれを言い訳にするつもりはない。向こうにとって俺の事情なんて関係ないし、いつもと違う特別な日なんだからな。俺なりにしっかり導いてやりたいと思ってる」

    197 = 179 :

    八幡(交通事情がいつもと勝手が違うだろうし、俺が下手なことをしたら事故が起こったりするかもしれないからな。車だろうと人だろうとしっかり誘導しないと)

    優美子(へえ…………ヒキオのやつ真面目に考えてるんだ)

    姫菜(こういうとこ意外ときっちりしてるんだよねヒキタニ君て)

    (ヒキタニ君マジかっけー! 決める時には決めるってやつか!)

    隼人(ヒキタニ君…………いや、比企谷、君は本気なんだな)

    198 = 179 :

    隼人「なら俺達はもう何も言わないよ。君の成功を祈ってる。陰ながら応援させてもらおう」

    八幡「大袈裟なやつだな…………ちなみにお前らはパレードに行くのか?」

    隼人「ああ。ここにいるメンバーと他に何人か声を掛けていてね。大勢で楽しむつもりさ」

    八幡「そうか……なら先に言っておくけど、当日俺を見かけても声掛けたりすんなよ。邪魔だからな」

    「いやいや、いくら俺達でもそんな野暮な真似はしないっしょ」

    八幡(野暮の使い方間違ってね?)

    優美子「ちょっと。あーしらまで空気読めないみたいな言い方やめな。あんただけだから」

    「えー」

    八幡(そんなふうにして昼休みは終わった。何でやたらめったらバイトするの応援されるんだろうな? 俺ひょっとしてそこまで駄目人間だと思われてるのか?)

    199 = 179 :

    さあ、また明日も始発だし寝るぞ
    また


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