元スレ八幡「クリスマスイベントが中止?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
501 = 218 :
八幡(目を逸らすことも離れることも出来ず、川崎と見つめ合う)
八幡(川崎って睫毛長いな。なぜか少し潤んでる瞳も綺麗で…………ヤ、ヤバい、吸い込まれそう…………)
??「ただいまー、ごめんね遅くなっちゃって」ガチャ
八幡・沙希「!!?」バッ
八幡(突然ドアが開き、俺達は弾かれたように身体を離す)
??「って、あら?」
八幡(俺を見て訝しげな表情をする壮年の女性。おそらく川崎の母親だろう)
沙希「お、お帰り母さん。こっちはクラスメイトの比企谷」
八幡「ど、どうも、比企谷です。いつも川崎…………沙希さんにはお世話になってます」
川崎母「まあ、ご丁寧にどうも。沙希の母です」
八幡(お互いに頭を下げあったあと、川崎の母親は俺をじろじろと眺める)
川崎母「ふむ…………」
八幡「あ、あの、何か?」
川崎母「ごめんなさい沙希、あと三十分くらい出掛けてくるわ。いいところを邪魔しちゃって悪かったわね」
八幡「なっ!」
沙希「ち、違う、そんなんじゃないから!」
八幡(その騒ぎを聞きつけたのか大志がやってきた)
大志「あ、母ちゃんお帰り。あれ、お兄さん帰るんすか? 泊まってってもいいのに」
502 = 218 :
八幡「な、何言ってんだ!?」
沙希「からかうんじゃないよ大志!」
大志「別に冗談のつもりはないんすけどね…………あれ、お兄さんのそのマフラー、姉ちゃんが編んでたやつじゃないっすか。姉ちゃん、ちゃんと受け取ってもらえてよかったじゃん」
川崎母「あらあらまあまあ」
沙希「ああう…………ひ、比企谷! もう帰るんでしょ! ほら!」
八幡「お、おう。えっと、お邪魔しました」
八幡(この状況に耐えきれなくなったか、川崎は俺の背中をぐいぐいと押して追いやる。俺は慌てて川崎の母親に挨拶をした)
沙希「はあ…………ごめんね、母さんと大志が」
八幡「いや、別に…………それよりお前まで出て来なくてよかったのに。寒いだろ、早く家の中に入れよ」
沙希「うん。でも、その…………」
八幡「…………川崎、先に言っておくことがある」
沙希「え、な、何?」
八幡「玄関のドア、少し開いてる。誰か様子窺ってんぞ」
八幡(川崎がバッと振り向くと同時にそのドアが閉まる。その向こうでドタバタと音がした。逃げていったようだ)
沙希「まったく…………」
八幡「はは、いい家族じゃねえか…………じゃ、川崎、また明日な。確か予備校の講義一緒だったろ?」
沙希「あ、そうだったね。午後一からのやつか…………うん、また明日」
八幡「おう。んじゃな」
沙希「またね」
八幡(俺達は手を振り合ってその場を別れた。うん…………いいクリスマスだったな)
503 = 218 :
クリスマス終了
あとは後日談をやって終わり
ついでに酔った勢いで叩かれ覚悟でおまけ投下
八幡(川崎沙希、か…………何かした覚えはあんまりないんだけど、それなりの好意を持ってくれてるっぽいよな)
八幡(あと一回くらい、黒歴史を増やす覚悟を決めてみようかな…………)
八幡「しかし寒いな。あの公園にマッ缶売ってる自販機あったし寄っていくか」
八幡(そう呟いて公園に入ると、ベンチにぐてーっとのびている一人の女性が目に入った)
平塚「………………」
八幡(いや、何でだよ!?)
平塚「あー……結婚したい…………カップル死ね……リア充滅びろ……」
八幡(何物騒なこと呟いてんの!? てか明らかに酔ってるよなあれ…………こんなところで寝始めたりしたら下手すりゃ凍死するぞ)
八幡(見つけた以上無視するわけにもいかず、声を掛けようとした時、別の男性が平塚先生に近付いていった)
1「おい静、妙な呪詛撒き散らしてんじゃねえよ。ほら、ペットボトルの水買ってきたから飲め」
平塚「あーうー、それより酒持って来い1、飲み足りない」
1「さっき吐いたくせに何言ってやがる。せめて口ゆすぐくらいしろ、ほら」
504 :
発想が斬新杉内
でも嫌いじゃない
505 = 218 :
平塚「ガラガラ、ペッ。だいたいせっかくのクリスマスなのに何で隣にいるのがお前なんだ」
1「ひでえ。いきなり呼び出して飲みに付き合わせてる相手に言う言葉じゃないぞ」
平塚「…………なあ1よ、どうして私は結婚できないんだろうな? 外見は悪くないと思うし、公務員という安定した職持ちだぞ?」
1「今のお前を見てりゃ誰だって逃げるわ。あと重いんだよ、すぐ結婚の話持ち出すから。それと酒と煙草もアウトな」
平塚「教師ってのはなー、ストレス溜まるんだよー。飲まなきゃやってられんこともある」
1「お前中学の頃から親の酒をくすねてチビチビ飲んでたじゃねえか。ただのアル中一歩手前なだけだ」
平塚「うー、ああ言えばこう言う…………もう1でいいや、結婚しよ」
1「はいはい、お互い三十三になってもいい相手がいなかったら俺がもらってやるから」
平塚「何だその上から目線は。ムカつくムカつく! 絶対1より良い男見つけて結婚してやるんだからな! あう……頭痛い…………」
1「突然大声出すからだ。ほら、早く帰らないと風邪引くぞ」
平塚「だるいー、おんぶー」
1「やだよお前んちここから遠いし」
平塚「1の家でいいー」
1「ったく。ほら、背中乗れ」
平塚「わーい」ガバッ、ギュッ
1「おっと……はしゃぐな、歳考えろ」
平塚「zzzz」
1「もう寝たのか!? …………やれやれ、こいつとの腐れ縁もいつまで続くのやら」
506 :
途中までは面白かった。途中までは
毎回思うんだが川崎とイチャイチャモードに入ると急激につまらなくなっていく
描写が気持ち悪くなるというか。いつもそこにいくまではなんとも思わないのに勿体ないなあ
507 = 218 :
八幡「………………」
八幡(と、とんでもないもん見ちまった…………平塚先生、あのまま背負われて行ってしまったけど…………)
八幡(てか平塚先生、いい人いるじゃん! あの男性でいいじゃん! あんな醜態晒しても世話してくれるってもう夫婦レベルじゃん! 何が不満なの!?)
八幡(名前呼び合ってるし、家に泊まるのも初めてじゃないみたいだし、昔からの知り合いっぽいし)
八幡(えーと、1さんだっけ。今度先生に何か言われたらからかってやろう)
さあ、好きなだけ1こと俺を叩けや!
サムいでもキモいでもバッチコイ!
今日はここまで
またノシ
509 :
乙
むしろ最近は1が出てくるほうが少ないから
いいとおもった(小並感)
510 :
ゴミイッちゃん、ポイント高いよ
511 :
さむい
512 :
川崎がダメなら静ちゃんとイチャイチャすればよろしい
513 :
1の年齢は32だな
そして来年結婚かヒャッハー
514 :
お願い>>1! 正気に戻って!!
516 :
あえて自分を犠牲にスレを守ろうとする>>1は八幡SS書きの手本であるw
517 :
別に脇役のババアが>>1とどうなろうが知ったこっちゃないけど肝心のさきさきとの描写はもっと普通に萌えられるようなの頼む。
童貞の妄想は良い。でも推敲もされてない童貞の拗らせた空想は読んでて辛い
518 :
お酒って怖いね
519 :
うーん、なんだろね
520 :
いい歳して何やってんだ1
521 :
乙でございます
522 :
ワロタww
でも嫌いじゃ無いわwwww
523 :
い、1はヘイトを自分に向けようとしたんだよ!
失敗した八幡の姿なんだよ...
524 :
途中まではおもしろいんだけどこの人のサキサキちょっと飽きてきた
525 :
冬だね。
寒いね
526 :
沙希「…………」
八幡「…………」
沙希「…………ねえ」
八幡「お、おう。何だ?」
沙希「その、下のお口もあんたのこと気に入ってるみたいだしさ、よかったらまた遊びにきてやってくれないかな?」クパァ
527 :
くぅ~疲れましたwってなんで1君が!?
528 :
>>524
>>1もそう思ってぶっこんできたんじゃないか?
痛いけど許せる痛さだと思う。痛いけど。
529 :
は? 何なのこの>>1
平塚先生はお前のもんじゃねぇ俺のもんだ!
530 :
いやいや、俺の静だよ
531 :
おつ!
まさかの>>1登場で面白かった。俺はこういうの結構好きだな。
532 :
>>1のせいでみんなサキサキが飽食気味になったじゃないか!責任とって静ちゃんと結婚しろ!
533 :
1出てくるのは流石に草
534 :
乙!
こう言うのもたまには良いと思うぜ!
535 :
静ちゃんは人気あるのかないのかわからなくなってきたwww
536 :
乙。俺はこのまさかの展開大好きだわ。1幡と呼ぶよ。
537 :
正直これはないわ…と思ってるんだけど言っちゃったらなにかが壊れちゃう気がして必死にフォローしまくるスレのみんなが大好き
538 :
しずちゃん好きを公言してたいっちだからね
仕方ないね
541 :
俺は好きだぜ
おつ
542 :
よぉ1幡!これからも愛し続ける。続きたのしみにしてるわ。お前になら俺も抱かれてもいいぞ
543 :
触れてやるなよ...
恥ずかしくて表出てこれなくなるだろ...
544 :
神八幡とここの>>1で年末スペシャル座談会とかやって欲しい
545 :
~二十六日・午後一時~
八幡(予備校にやってきて教室に入ると、先に来ていた川崎がこっちに気付き、手を振ってくる)
八幡「おっす。隣、座っていいか?」
沙希「ん、いいよ」
八幡「サンキュ。よっと」
八幡(川崎の許可を貰い、俺は隣の席に座る。そこで俺はふと気付く)
八幡(俺が、率先して誰かの隣に座ろうとするなんて。それもごく自然に)
沙希「? どしたの?」
八幡「あ、いや、何でもない。えっと、まずは英語からだったな」
八幡(少し呆けてしまったようで、川崎が訝しげに聞いてくる。それを誤魔化すように俺は講義の教材を準備し始めた)
546 = 218 :
八幡「ほら、午後ティーな」
沙希「うん。ありがと」
八幡(俺は川崎の前に自販機で購入した飲み物を置き、対面の椅子に座る)
八幡(講義が1コマ分空いたこの時間はいつもなら自習室で勉強するのだが、時期的に埋まっていたのだ。一人だったら暇つぶしに外に出るのだが、川崎に誘われて俺達は休憩スペースにいる)
沙希「そういえばさ、昨日も言ったけどまたうちにあんたを招待したいんだよね」
八幡「ああ、また下の子達と遊んで欲しいってやつか。そこまで懐いてくれてんなら光栄だぜ」
沙希「うん、それもあるんだけど…………ウチの親がね」
八幡「何かあったのか?」
沙希「なんていうか、プレゼント買ってくれたのをすごく申し訳なさそうにしててさ、ちゃんとお礼とおもてなしをしたいって聞かなくて」
八幡「えー……いや、いいよそういうのは。俺苦手だし」
沙希「うん。あんたならそう言うと思ってた。でもほら、多少なりともお金が絡んじゃってるからさ…………」
547 = 218 :
八幡「面倒だな…………俺から貰ったとか言わないでよかったのに」
沙希「うん。だけど朝起きたら下の子達が騒いじゃっててさ。親にプレゼント見せながら『はーちゃんに貰ったー!』って」
八幡「あー…………」
沙希「さすがにごまかすわけにもいかなくてね。あんたのことある程度話しちゃった」
八幡「なら仕方ねえな…………んじゃまた近いうちにお邪魔させてもらうか」
沙希「うん、是非来てよ。今度はちゃんとしたあたしの料理を食べてほしいし。この前のは買ってきたものばかりだったから」
八幡「お、川崎の手料理か。楽しみにしてるぜ」
沙希「腕によりをかけるよ。そ、それでさ」
八幡「ん?」
沙希「その……もし、あたしの料理が気に入ってもらえたなら、あの…………」
八幡「何だよ?」
沙希「し、新学期からさ、あんたのお昼のお弁当をあたしに作らせてほしいんだ」
八幡「…………え?」
沙希「…………////」
八幡(川崎は顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。これはもう勘違いとか自意識過剰とかのレベルじゃない)
548 = 218 :
八幡「…………川崎」
沙希「な、何?」
八幡「正直お前の腕前の心配はしていない。だから、もう俺からお願いするわ。俺に、弁当を作ってきてくれないか?」
沙希「え……う、うん!」
八幡「あ、あとさ、感想とかはすぐに伝えるもんだし、その…………良ければ、昼、一緒に食べないか?」
沙希「!!」
八幡「い、いや、ダメならいいんだ! ただ言ってみただけだから」
沙希「ううん、平気。その、一緒に食べよ…………」
八幡「お、おう。じゃ、来年から、よろしくな」
沙希「うん…………」
八幡(お互いつっかえつっかえどもりながらも何とか自分の意志を伝える。だけど…………)
八幡(肝心の、言いたいことが言えてない)
八幡(言いたい。伝えたい。俺の気持ちを川崎に)
八幡「川崎」
沙希「な、何?」
八幡「ちょっと話したいことがあるからさ、今日一緒に帰ろうぜ。お前んちまで送るから」
沙希「…………うん、わかった」
549 = 218 :
八幡(もし、総武高校のクリスマスイベントが中止になっていなかったら、今の俺の状況とはまったく違う未来になっていただろう)
八幡(奉仕部や生徒会の連中とイベントを成功させ、クリスマス後は打ち上げなんかもしていたかもしれない。きっとそれはそれで楽しいクリスマスになったとは思う)
八幡(でも、ことここに至っては俺は他の未来を選びたくはない。俺が川崎沙希という少女を好きになってしまったこの気持ちを手放したくはない)
八幡「なあ、川崎。俺さ、お前のこと…………」
八幡「クリスマスイベントが中止?」
~ 完 ~
550 = 218 :
これにてこの話は終了します
上の方でも言われてるけどどうも俺の書くサキサキが飽食気味、というかマンネリ化してきたようです
酉さらしただけで展開読まれるし、実際このあとの展開は過去作と似たようなもんになるでしょうしwww
あと1が登場したのはもっと遠慮なく叩いていいんですよ?
むしろフルボッコにされるくらいの気持ちで書いたのにwww
しばらくは沙希ュバススレをちまちま更新するくらいに留めます
またいつか新作書いたら読んでやってください
それではノシ
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