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元スレ八幡「あれから5年後……」
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補足は俺は助かってる
話も面白いからこれからも読ませてもらお
話も面白いからこれからも読ませてもらお
水曜日:午前1時
空港
社長「……」スタスタ
スタスタ
社長「……」スタスタ
スタスタ
社長「……」クルッ
ダッダッダ
バッ
社長「っ!」
警察「◯◯財閥社長さんですね。警察です」
空港
社長「……」スタスタ
スタスタ
社長「……」スタスタ
スタスタ
社長「……」クルッ
ダッダッダ
バッ
社長「っ!」
警察「◯◯財閥社長さんですね。警察です」
社長「な、なんのようだ。私はこれから海外へ出張に行かなきゃいけないのだが……」
警察「三口会とのマネーロンダリングについて、詳しい話をお聞かせくれませんか?」
社長「なっ! なぜそれを!」
警察「はい?」
社長「あ、あれはちゃんと……か、金を……」
警察「なんのことでしょう?」
社長「き、貴様ら、裏切ったのか!」
警察「……とにかく、話は後ほど署の方で」
社長「ぐっ……ぅ……」
警察「三口会とのマネーロンダリングについて、詳しい話をお聞かせくれませんか?」
社長「なっ! なぜそれを!」
警察「はい?」
社長「あ、あれはちゃんと……か、金を……」
警察「なんのことでしょう?」
社長「き、貴様ら、裏切ったのか!」
警察「……とにかく、話は後ほど署の方で」
社長「ぐっ……ぅ……」
中華街
スタスタ
警察「三口会幹部の方ですね?」
三口会幹部「ん、誰だお前」
警察「警察です」
三幹「……警察だと? 何の用だ」
警察「あなた方に、山田組連続爆発事件並びに◯◯財閥とのマネーロンダリング行為の容疑がかかってます」
スタスタ
警察「三口会幹部の方ですね?」
三口会幹部「ん、誰だお前」
警察「警察です」
三幹「……警察だと? 何の用だ」
警察「あなた方に、山田組連続爆発事件並びに◯◯財閥とのマネーロンダリング行為の容疑がかかってます」
三幹「っ!? まて、なんだそりゃ!」
警察「存じあげた通りです。署までご同行を」
三幹「ふ、ふざけんじゃねーぞ!」
警察「……」クイクイ
ダッダッダ
ズラズラ
三幹「なっ……」
警察「あなた方組織の仲間も、すでに署へとお連れしています。どうかご同行を」
三幹「っ……はめやがったな、ちきしょう……」
警察「存じあげた通りです。署までご同行を」
三幹「ふ、ふざけんじゃねーぞ!」
警察「……」クイクイ
ダッダッダ
ズラズラ
三幹「なっ……」
警察「あなた方組織の仲間も、すでに署へとお連れしています。どうかご同行を」
三幹「っ……はめやがったな、ちきしょう……」
警視庁
警視総監「――それで、状況は?」
副総監「はい。◯◯財閥社長、三口会の幹部及び構成員含めて検挙し終わりました」
警視総監「そうか」
副総監「マスコミにはなんと?」
警視総監「三口会の捜査を検討している、とだけ伝えておけ。――時間を経て私が記者会見を開き、事実を国民に公表する」
副総監「わかりました。準備させておきます……」
水曜日:午前5時
TV『続いてのニュースです。昨日午前11時頃起きた山田組連続爆破事件に対し、警察は中国マフィア・三口会による犯行として捜査を進めている、とのことです……」
仮面『で、実際の状況は?』
傭兵A『はい。すでに社長及び三口会の幹部、構成員は全員検挙したようです。国民への公表も時間の問題かと』
仮面『わかった。引き続き監視を行え』
傭兵A『了解……プツッ』
プープー
八幡「……ここまでは順調か……さてと」
トットット
バッ
小町「っ!」
TV『続いてのニュースです。昨日午前11時頃起きた山田組連続爆破事件に対し、警察は中国マフィア・三口会による犯行として捜査を進めている、とのことです……」
仮面『で、実際の状況は?』
傭兵A『はい。すでに社長及び三口会の幹部、構成員は全員検挙したようです。国民への公表も時間の問題かと』
仮面『わかった。引き続き監視を行え』
傭兵A『了解……プツッ』
プープー
八幡「……ここまでは順調か……さてと」
トットット
バッ
小町「っ!」
八幡「ん?」
小町「げっ、お兄ちゃん!」
八幡「……なんだ小町、そんな慌てて。てか起きるの早いな」
小町「え、あははは……そうかな〜」
八幡「しかもどうしたんだ。そんな格好して」
小町「いや、ちょっと早く起きたからランニングでもしようかなーっと……」
八幡「ランニング?」
小町「う、うん。まあね」
小町「げっ、お兄ちゃん!」
八幡「……なんだ小町、そんな慌てて。てか起きるの早いな」
小町「え、あははは……そうかな〜」
八幡「しかもどうしたんだ。そんな格好して」
小町「いや、ちょっと早く起きたからランニングでもしようかなーっと……」
八幡「ランニング?」
小町「う、うん。まあね」
八幡「ふーん……俺バイトだから先行くけど、今日大学は?」
小町「あ、えーっと……昨日の騒ぎでおやすみ」
八幡「……そうか。――まあ、ってことで行ってくるわ」
小町「う、うん。いってらっしゃ〜い」ニヘラッ
八幡「お、おう」
ガチャ
小町「あ、えーっと……昨日の騒ぎでおやすみ」
八幡「……そうか。――まあ、ってことで行ってくるわ」
小町「う、うん。いってらっしゃ〜い」ニヘラッ
八幡「お、おう」
ガチャ
水曜日:午前7時
カジノパーク
責任者「はーい、みんな集まって〜」パンパンッ
ゾロゾロゾロ
責任者「じゃあみんな今日もよろしくね〜。安全第一で取り掛かってちょうだーい」
ハーイ ウーッス リョウカイデース…
責任者「それと今日から入る、バイトの比企谷くん。まだ初心者だからみんな色々と教えてあげて」
八幡「比企谷です。よろしくお願いします」
ハーイ ヨロシク〜 ホゥ、ナカナカホネガアリソウダ…
責任者「はい、じゃあ解散。各自仕事に取り掛かってー」
ゾロゾロゾロ
カジノパーク
責任者「はーい、みんな集まって〜」パンパンッ
ゾロゾロゾロ
責任者「じゃあみんな今日もよろしくね〜。安全第一で取り掛かってちょうだーい」
ハーイ ウーッス リョウカイデース…
責任者「それと今日から入る、バイトの比企谷くん。まだ初心者だからみんな色々と教えてあげて」
八幡「比企谷です。よろしくお願いします」
ハーイ ヨロシク〜 ホゥ、ナカナカホネガアリソウダ…
責任者「はい、じゃあ解散。各自仕事に取り掛かってー」
ゾロゾロゾロ
八幡「あの……俺はどうすれば」
責任者「あ、君はね、とりあえずまだ慣れてないと思うから、適当に機材とかを運んでくれる?」
八幡「あ、はい。わかりました」
責任者「詳しいことは他の人に聞けばいいから、とにかくお願いね」
八幡「はい、了解です」
責任者「あ、君はね、とりあえずまだ慣れてないと思うから、適当に機材とかを運んでくれる?」
八幡「あ、はい。わかりました」
責任者「詳しいことは他の人に聞けばいいから、とにかくお願いね」
八幡「はい、了解です」
ガラガラ
八幡「……」
ガラガラ
八幡 (あー、地味だ……)
ガラガラ
八幡 (そういえばこれ……どこ持ってけばいいんだろ)
八幡「……」
ガラガラ
八幡 (あー、地味だ……)
ガラガラ
八幡 (そういえばこれ……どこ持ってけばいいんだろ)
ガラガラ
八幡「あの、すみません」
「お?」
八幡「これ、どこに運べばいいですか?」
「あー、それはあっちだな。B区画の端っこ」
八幡 (げ、マジかよ。B区画ってずっと向こうじゃん)
「ん、どうした?」
八幡「あ、いえ。ありがとうございます」
「おう、頑張れよ」
八幡「はい」
八幡「あの、すみません」
「お?」
八幡「これ、どこに運べばいいですか?」
「あー、それはあっちだな。B区画の端っこ」
八幡 (げ、マジかよ。B区画ってずっと向こうじゃん)
「ん、どうした?」
八幡「あ、いえ。ありがとうございます」
「おう、頑張れよ」
八幡「はい」
ガラガラ
八幡「……」
ガラガラ
八幡 (ふーん、なるほど。中はこんな感じになってるのか……)
ガラガラ
八幡 (でもやっぱ全体図がないとわからないな……)
ガラガラ
八幡「……まあとりあえずこれ運んでからにするか」
ガラガラ
八幡「……」
ガラガラ
八幡 (ふーん、なるほど。中はこんな感じになってるのか……)
ガラガラ
八幡 (でもやっぱ全体図がないとわからないな……)
ガラガラ
八幡「……まあとりあえずこれ運んでからにするか」
ガラガラ
ガチャ
スッ
雪ノ下「1、2時間で戻ってくるから、あなたはここで待ってなさい」
運転手「わかりました」
雪ノ下「じゃあよろしく」
バタンッ
スタスタ
ピタッ
雪ノ下「……へー、だいぶ出来上がってるじゃん。正面ゲートも完成してるようね」キョロキョロ
「あっ」
課長「あっ、お待ちしておりました!」タッタッタ
雪ノ下「あら、課長さん」
課長「わざわざご足労ありがとうございます。今日は視察でいらっしゃいましたね」ペコペコ
雪ノ下「ええ、まあ」
課長「どうです? だいぶ完成してきたでしょう?」
雪ノ下「そうね。それにもうゲートも完成してるみたいだし」
課長「はい、ゲートに関してはもう完璧と言ったところです」
雪ノ下「そう……じゃあ早速案内をしてもらえないかしら?」
課長「はい、わかりました。……っとその前に」
雪ノ下「あら、課長さん」
課長「わざわざご足労ありがとうございます。今日は視察でいらっしゃいましたね」ペコペコ
雪ノ下「ええ、まあ」
課長「どうです? だいぶ完成してきたでしょう?」
雪ノ下「そうね。それにもうゲートも完成してるみたいだし」
課長「はい、ゲートに関してはもう完璧と言ったところです」
雪ノ下「そう……じゃあ早速案内をしてもらえないかしら?」
課長「はい、わかりました。……っとその前に」
課長「その前にお茶でもいかがですか? 美味しい海ほたる名物を用意してあるんですよ」
雪ノ下「……そういうのいいわ。それよりもとっとと案内してくれない?」
課長「え、あっ……はい。わかりました。ではこちらへ」
雪ノ下「……」
スタスタ
雪ノ下「……そういうのいいわ。それよりもとっとと案内してくれない?」
課長「え、あっ……はい。わかりました。ではこちらへ」
雪ノ下「……」
スタスタ
課長「A区画は大体8割ほど完成しております。で、ここB区画の完成度がだいたい4割程度です」トコトコ
雪ノ下「そう」トコトコ
課長「は、はい……」トコトコ
雪ノ下「そういえば地下の方はどうなってるの? 遅れてるみたいだけど」トコトコ
課長「あ……いえ、大した問題じゃないんですが……」トコトコ
雪ノ下「何かしら?」トコトコ
課長「少々地盤に問題がありまして……」トコトコ
雪ノ下「地盤?」トコトコ
課長「はい。なんというか……計算より地盤の強度が……」トコトコ
ガラガラガラ
課長「っ!」ピタッ
雪ノ下「ん?」トコトコ
――「あ」
雪ノ下「え」
バンッ
雪ノ下「きゃっ!」
バタッ
雪ノ下「っ……いたたた……」
課長「だ、大丈夫ですかっ!」
雪ノ下「ええ……まあなんとか」
――「すみません。怪我はありませんか?」
雪ノ下「っ……」
――「あ、あの……お怪我は――」
課長「君! なんてことを!」
――「え……あ、すみません」
課長「だ、大丈夫ですかっ!」
雪ノ下「ええ……まあなんとか」
――「すみません。怪我はありませんか?」
雪ノ下「っ……」
――「あ、あの……お怪我は――」
課長「君! なんてことを!」
――「え……あ、すみません」
雪ノ下「……いいわ課長さん。下がってて」
課長「で、ですが」
雪ノ下「私は平気よ。それよりこの人に言いたいことがあるから」
課長「わ、わかりました……」
課長「で、ですが」
雪ノ下「私は平気よ。それよりこの人に言いたいことがあるから」
課長「わ、わかりました……」
雪ノ下「……で、あなた、何してたの?」
――「……いえ。すみません、本当に」
雪ノ下「すみません? 答え方が間違ってるわ。私はあなたに、何をしていたのか聞いているの」
――「あ、えっと……機材を運んでいました」
雪ノ下「そう……機材を運んでいたの。じゃあなぜ機材を運んでいるのに、人とぶつかったの?」
――「それは……」
雪ノ下「ちゃんと周りを見ながら、気をつけて運ばなかったのかしら?」
――「……」
――「……いえ。すみません、本当に」
雪ノ下「すみません? 答え方が間違ってるわ。私はあなたに、何をしていたのか聞いているの」
――「あ、えっと……機材を運んでいました」
雪ノ下「そう……機材を運んでいたの。じゃあなぜ機材を運んでいるのに、人とぶつかったの?」
――「それは……」
雪ノ下「ちゃんと周りを見ながら、気をつけて運ばなかったのかしら?」
――「……」
雪ノ下「あなた工事をなんだと思ってるの? 下手したら命を奪われる危険な仕事なのよ?」
――「……はい」
雪ノ下「ちょっと不注意すぎるんじゃない?」
――「……す、すみません」
雪ノ下「すみませんって……本当にそう思ってるかしら」
――「……あ、はい」
雪ノ下「っ……」
――「……はい」
雪ノ下「ちょっと不注意すぎるんじゃない?」
――「……す、すみません」
雪ノ下「すみませんって……本当にそう思ってるかしら」
――「……あ、はい」
雪ノ下「っ……」
責任者「ど、どうも申し訳ありません! 彼は今日入ったばっかの新人で……私の教育不足でしたっ!」
雪ノ下「教育不足もなにも、だいたい目が見えるのるかどうかも怪しいわ。なぜこんな人採用したの?」
責任者「そ、それは……」
課長「責任者さん、こういったいい加減な男を雇われても困るんですよ」
責任者「す、すみません……」
雪ノ下「全く……きて早々嫌な目にあったわ……」ハァ
課長「申し訳ございません。私がもう少し注意して案内を……」
雪ノ下「いいわよ別に。そもそもこの人がぶつかったんだもの」
――「……」
雪ノ下「あーあー、服も汚れちゃったじゃない。ねえ、これどうしてくれるの?」
――「……」
雪ノ下「はぁ、口もきけなったのかしら?」
課長「きみ! 謝罪の一言ぐらいないのか!」
――「……」
課長「まったく、これだから最近の若いもんは……あ、いえ。別に貴女のことを言っているわけじゃないですよ!? こいつのことを言っているんです!」
雪ノ下「……」
責任者「あ、あの……」
――「……」
雪ノ下「はぁ、口もきけなったのかしら?」
課長「きみ! 謝罪の一言ぐらいないのか!」
――「……」
課長「まったく、これだから最近の若いもんは……あ、いえ。別に貴女のことを言っているわけじゃないですよ!? こいつのことを言っているんです!」
雪ノ下「……」
責任者「あ、あの……」
雪ノ下「ねえあなた、いい加減何か喋ったらどうなの?」
――「……」
課長「おい、聞いているのか!」
――「……じゃあ、あの」
雪ノ下「あら、やっと口を開いたわね。何かしら?」
――「トイレ、いってもいいですか?」
雪ノ下「……は?」
課長「なっ……」
責任者「あわわわわ……」
――「……」
課長「おい、聞いているのか!」
――「……じゃあ、あの」
雪ノ下「あら、やっと口を開いたわね。何かしら?」
――「トイレ、いってもいいですか?」
雪ノ下「……は?」
課長「なっ……」
責任者「あわわわわ……」
――「あー、いえ。決して話が長かったからってわけじゃないですよ。ただじっとしてたら寒くなってしまいまして」
課長「こ、こんなときに何をいっているんだ君は!」
――「こんなときって言われても……しょうがないでしょ」
課長「だからって時と場合を考えるだろ!」
――「漏れそうなときに時と場合をかんがえろと?」
課長「っ!」
責任者「ちょっ、漏れそうなの!?」
――「いえ別に、そこまででは」
課長「き、貴様……」
雪ノ下「……」
課長「こ、こんなときに何をいっているんだ君は!」
――「こんなときって言われても……しょうがないでしょ」
課長「だからって時と場合を考えるだろ!」
――「漏れそうなときに時と場合をかんがえろと?」
課長「っ!」
責任者「ちょっ、漏れそうなの!?」
――「いえ別に、そこまででは」
課長「き、貴様……」
雪ノ下「……」
――「まあこれも生理的現象なので、しょうがないというか……」
「だからいっていいですか、トイレ」
「説教の続きはその後からでも……」
雪ノ下「ちょっとあなたね、そろそろ自分の立場を――」
責任者「ひ、比企谷くん! いい加減にしなさい!」
雪ノ下「……え?」
「だからいっていいですか、トイレ」
「説教の続きはその後からでも……」
雪ノ下「ちょっとあなたね、そろそろ自分の立場を――」
責任者「ひ、比企谷くん! いい加減にしなさい!」
雪ノ下「……え?」
責任者「幾ら何でも、その態度はないでしょ!」
雪ノ下「え、ちょっと……」
八幡「……まあ、そうっすね。すみませんでした」
課長「な、なにを今更謝ってるんだ!」
八幡「でもなんていうか、あなたたち相当ウザいですね」
責任者「なっ……」
課長「き、貴様! ウザいだと!?」
八幡「はい。だいたいそっちの不注意でしょ、さっきのって」
課長「な、なんだと……」
雪ノ下「え、ちょっと……」
八幡「……まあ、そうっすね。すみませんでした」
課長「な、なにを今更謝ってるんだ!」
八幡「でもなんていうか、あなたたち相当ウザいですね」
責任者「なっ……」
課長「き、貴様! ウザいだと!?」
八幡「はい。だいたいそっちの不注意でしょ、さっきのって」
課長「な、なんだと……」
八幡「だってあんな風にいきなり飛び出されたら、機材運んでる俺も避けることはできませんよ」
課長「っ」
八幡「ここ、下手したら命を奪われる危険な仕事の現場なんですよね。ならあなたたちも気をつけるべきだったのでは?」
責任者「ちょっと比企谷くん!」
八幡「はい?」
責任者「だとしても、もっと謝まり方があるでしょ!」
八幡「はい、謝ったじゃないすか。最初はちゃんと。なのにこの人がグチグチいったんでしょ」
責任者「っ……」
八幡「……」
雪ノ下「……あなた、比企谷八幡っていうのね」
八幡「ん? あ、はい」
雪ノ下「そう……」
課長「っ」
八幡「ここ、下手したら命を奪われる危険な仕事の現場なんですよね。ならあなたたちも気をつけるべきだったのでは?」
責任者「ちょっと比企谷くん!」
八幡「はい?」
責任者「だとしても、もっと謝まり方があるでしょ!」
八幡「はい、謝ったじゃないすか。最初はちゃんと。なのにこの人がグチグチいったんでしょ」
責任者「っ……」
八幡「……」
雪ノ下「……あなた、比企谷八幡っていうのね」
八幡「ん? あ、はい」
雪ノ下「そう……」
責任者「ほ、本当に申し訳ありませんでしたっ! この度はうちの比企谷がとんでもない失礼を!」
八幡「でへぺろ★」
課長「っ……どうやら本人は反省していないようですが……。責任者さん、こいつの対応はわかってますよね」
責任者「……はい」
課長「じゃあ今すぐにでも――」
陽乃「課長さん、それに責任者さん。少し彼を借りるわね」
課長「え」
責任者「あっ……あの、それはどういう……」
雪ノ下「彼に直接教えたいのよ。世の中の厳しさというものを……」
責任者「っ……」
八幡「……」
雪ノ下「来なさい比企谷くん。付いてきて」
八幡「……へい」
トコトコ
課長「……っふん、あいつ終わったな」
責任者「……」ゴクリッ
責任者「っ……」
八幡「……」
雪ノ下「来なさい比企谷くん。付いてきて」
八幡「……へい」
トコトコ
課長「……っふん、あいつ終わったな」
責任者「……」ゴクリッ
ニーナ「こんにちわ」
楽「おう」
リディ「やあ」
カツ「やあ」
誠「やあ」
キーファ「よう!」
アルガス「ふんっ!」
矢口「どーもぉ〜!」
紫豚「いやぁ!」
スカイラー「Hi」
光彦「HA!HAHA!!」
楽「おう」
リディ「やあ」
カツ「やあ」
誠「やあ」
キーファ「よう!」
アルガス「ふんっ!」
矢口「どーもぉ〜!」
紫豚「いやぁ!」
スカイラー「Hi」
光彦「HA!HAHA!!」
トコトコトコ
ピタッ
雪ノ下「……ここでいいわ」
八幡「……」キョロキョロ
雪ノ下「最後に何か言いたいことある?」
八幡「ん? あー、えっと……今日の給料出ますかね。一応働いたんで、ちょこっと」
雪ノ下「……」
八幡「……」
雪ノ下「……っふふ、ふふふ」クスッ
八幡「?」
雪ノ下「……あーはっははは! もうダメぇ〜!!」ゲラゲラ
雪ノ下「比企谷くんチョーウケる〜! 全然変わってないじゃんー!!」ゲラゲラ
八幡「は」
雪ノ下「あっはははっははは……んっ……私だよ私。覚えてない?」
八幡「……ええ、知り合いは少ない方ですが……覚えてませんね」
雪ノ下「ひどいな〜、覚えてないだなんて。あんなに仲良かったのにー」
八幡「……俺に仲の良い人なんていましたっけ?」
雪ノ下「うーん、いたんじゃないかな〜。雪乃ちゃんとか?」
八幡「……」
雪ノ下「もうわかったよね比企谷くん。ほら、お姉さんだよっ」
八幡「……」
八幡「は」
雪ノ下「あっはははっははは……んっ……私だよ私。覚えてない?」
八幡「……ええ、知り合いは少ない方ですが……覚えてませんね」
雪ノ下「ひどいな〜、覚えてないだなんて。あんなに仲良かったのにー」
八幡「……俺に仲の良い人なんていましたっけ?」
雪ノ下「うーん、いたんじゃないかな〜。雪乃ちゃんとか?」
八幡「……」
雪ノ下「もうわかったよね比企谷くん。ほら、お姉さんだよっ」
八幡「……」
陽乃「美人で巨乳の女子大生、雪ノ下陽乃。覚えてるでしょ?」
八幡「……ああ、お久しぶりです」
陽乃「なにそのリアクションー。傷つくな〜」
八幡「そうですか? 普通だと思いますが」
陽乃「もっとこう『わあー! 陽乃さんだー!』とか、そういうのないの?」
八幡「何を期待してるんですか……」
陽乃「もう、そのひねくれっぷりも相変わらずだね〜。ちょっと攻撃力増した気がするけど」
八幡「はぁ」
八幡「……ああ、お久しぶりです」
陽乃「なにそのリアクションー。傷つくな〜」
八幡「そうですか? 普通だと思いますが」
陽乃「もっとこう『わあー! 陽乃さんだー!』とか、そういうのないの?」
八幡「何を期待してるんですか……」
陽乃「もう、そのひねくれっぷりも相変わらずだね〜。ちょっと攻撃力増した気がするけど」
八幡「はぁ」
陽乃「でも全然わかんなかったよ〜。責任者ちゃんが名前呼んだ時、あれっと思ったんだよね〜」
八幡「そうですか」
陽乃「うん。変わったねー比企谷くん。見違えたよ」
八幡「……まあ。雪ノ下さんも変わりましたね」
陽乃「え、私?」
八幡「そうですか」
陽乃「うん。変わったねー比企谷くん。見違えたよ」
八幡「……まあ。雪ノ下さんも変わりましたね」
陽乃「え、私?」
八幡「はい。なんというか……仕事のできるダメ上司、って感じで……」
陽乃「あっはは、そんな風に見えた?」
八幡「はい。それに喋り方も」
陽乃「あー、あれね〜。まああれはなんというか……仕事での顔ってやつ。つまり外面?」
八幡「あー、なるほど」(つまり普段の雪ノ下さんか)
陽乃「私、今結構偉い立場にいるからさ、ああやって人と接するのが常なんだ。いつもの私じゃこういうの向いてないでしょ?」
八幡「まあ、そうかもですね」
陽乃「あっはは、そんな風に見えた?」
八幡「はい。それに喋り方も」
陽乃「あー、あれね〜。まああれはなんというか……仕事での顔ってやつ。つまり外面?」
八幡「あー、なるほど」(つまり普段の雪ノ下さんか)
陽乃「私、今結構偉い立場にいるからさ、ああやって人と接するのが常なんだ。いつもの私じゃこういうの向いてないでしょ?」
八幡「まあ、そうかもですね」
陽乃「だからごめんね、さっきは嫌な態度とっちゃって」
八幡「あ、いえ……」
八幡「ああしないと部下に軽く見られちゃうからさ。ね? 許してくれると嬉しいな」
八幡「全然いいですよ。むしろすみませんでした。事故とはいえ、ぶつかったのは事実ですから」
陽乃「ううん。君の言った通り、あれは私の不注意だったよ」
八幡「あと、失礼な態度も」
陽乃「それも私のせいでしょ? 君が謝ることないよ」
八幡「……ですが……じゃあ、おあいこってことで」
陽乃「うんっ、そうだね。そうしよ!」
八幡「あ、いえ……」
八幡「ああしないと部下に軽く見られちゃうからさ。ね? 許してくれると嬉しいな」
八幡「全然いいですよ。むしろすみませんでした。事故とはいえ、ぶつかったのは事実ですから」
陽乃「ううん。君の言った通り、あれは私の不注意だったよ」
八幡「あと、失礼な態度も」
陽乃「それも私のせいでしょ? 君が謝ることないよ」
八幡「……ですが……じゃあ、おあいこってことで」
陽乃「うんっ、そうだね。そうしよ!」
陽乃「でも君がまさかこんなとこにいたなんて……偶然でもあえて嬉しいよ」
八幡「あー、はい。どうも」
陽乃「そっかー。ここでアルバイトしてたんだ〜……」
八幡「まあ。それも今日限りですけどね」
陽乃「ん、なんで?」
八幡「さっきのことですよ。雪ノ下さんだって俺をクビにしなきゃ、メンツを立てた意味がないでしょ?」
八幡「あー、はい。どうも」
陽乃「そっかー。ここでアルバイトしてたんだ〜……」
八幡「まあ。それも今日限りですけどね」
陽乃「ん、なんで?」
八幡「さっきのことですよ。雪ノ下さんだって俺をクビにしなきゃ、メンツを立てた意味がないでしょ?」
陽乃「あー、うん。そうだね〜……」
八幡「……」
陽乃「ん〜、でもそっかぁー。比企谷くん大きくなったねー」
八幡「……まあ」
陽乃「ふーん……うんうん、いいかもっ」
八幡「はい?」
陽乃「うん、全然ありあり。むしろいける♪」
八幡「あの……雪ノ下さん?」
陽乃「はい、ってことで君はクビね」
八幡「……」
陽乃「ん〜、でもそっかぁー。比企谷くん大きくなったねー」
八幡「……まあ」
陽乃「ふーん……うんうん、いいかもっ」
八幡「はい?」
陽乃「うん、全然ありあり。むしろいける♪」
八幡「あの……雪ノ下さん?」
陽乃「はい、ってことで君はクビね」
八幡「……あ、はい。わかりました。ではまた」スッ
陽乃「はい、ちょっと待ったー。で、正式に雪ノ下建設が雇います」
八幡「は?」
陽乃「比企谷くん、今日から私の秘書になりなさい」
八幡「……はい?」
陽乃「はい、ちょっと待ったー。で、正式に雪ノ下建設が雇います」
八幡「は?」
陽乃「比企谷くん、今日から私の秘書になりなさい」
八幡「……はい?」
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- 佐天「時を止める能力……」 (830) - [47%] - 2011/1/13 5:18 ★★★
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- 八幡「もしもボックス?」 (122) - [45%] - 2015/10/30 5:45 ○
- 八幡「雪ノ下が壊れた日」 (435) - [45%] - 2016/4/5 10:15 ☆
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