元スレ八幡「と、戸塚―!!」由紀「みーくんの彼氏!?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
651 = 1 :
胡桃「まあ似合ってるけどさ…」
美紀「でも何か上着がブカブカしてませんか?」
由紀「えへへ…上着がちょっと大きいんだよね」
八幡「サイズが合わなすぎだろ」
ガララッ
結衣「みんなー!ただいまー!」
全員「」
結衣「えへへへ、遅れてごめんね結衣ちゃん!」
由紀「もう!遅いよゆっきー!」
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん…そのセーラー服…まさか…」
結衣「私は結衣ちゃんじゃないよ!由比ヶ浜由紀だよ!」
結衣「あ、間違えちゃった…丈槍由紀だよ!」ボヨン
八幡「」
八幡(どこのイメクラだよ。つーかサイズ短いにも程がある。胸部あたり何かパンパンだし、ヘソなんか丸見えだ)
結衣「ど、どう八幡くん…?///」モジモジ
八幡「そのヘンテコな帽子は丈槍から借りたのか?あと下の名前で呼ぶな背筋が凍る」
結衣「ヘンテコ言うなし!ヒッキーのばーか!」
由紀「結衣ちゃん、違う違う」ボソボソ
結衣「え?」
由紀「こういう時、私ならこう言うんだよ…」
由紀「にゃ、にゃにおー!」
結衣「っ!」
結衣「……」
結衣「にゃ、にゃにおー!」
八幡「」
全員「」
結衣・由紀「ど、どう?みんな…似合ってる?」
八幡「由比ヶ浜はガチのビッチにしか見えん。丈槍は色々と背伸びした中学生にしか見えん」
結衣「にゃ、にゃにおー!?」
由紀「ひっきー酷いし!マジありえない!きもい!」
美紀「二人ともいい加減、キャラ交換止めたらどうですか?」
652 = 1 :
悠里「せっかくだし、皆で総武高校と巡ヶ丘高校の制服を交換してみない?」
胡桃「そうだな、何か面白そうだし」
雪乃「え…本気で言ってるの?」
結衣「良いね良いね!よーしさっそく交換タイムだ!」
~~~~~~~
悠里「雪乃ちゃんと交換してみたけど…おかしいわね、き、キツイわ…」ギチギチ
雪乃「……」
悠里「身長同じ位なのに…もしかして私、太っちゃったのかしら?痩せなきゃ…」ギチギチ
胡桃「いや、もう充分痩せてるから大丈夫だぞりーさん」
悠里「そうかしら?」ギチギチ
雪乃「……」
雪乃「はぁぁ」ショボーン
全員「……」
由紀「なんか雪乃ちゃん上着がブカブカだね?」
雪乃「うっ」グサッ
八幡「何も言うな丈槍」
由紀「ほえ?」
悠里「雪乃ちゃんが羨ましいわ…スレンダーで素敵だし」
雪乃「」
八幡(若狭よ。悪気は無いだろうが相手への嫌味にしか聞こえんぞ)
悠里「ジャケットだけ脱ごうかしら…」ススッ
悠里「ま、まだキツイわ…」ギチギチ
プツンッ
悠里「キャッ!!」
八幡「痛っ!!」バシッ
全員(Yシャツのボタンが弾けた!?)
彩加「八幡大丈夫!?」
八幡「若狭恐るべし…」ガクッ
悠里「は、八幡君ごめんなさい!」オロオロ
悠里「雪乃ちゃんもごめんね、後でボタンは直しておくから」
雪乃「え、ええ…」
雪乃「」ズーン
653 = 1 :
胡桃「次は結衣とあたしが交換したぜ」
結衣「うーん、くるみんと同じ位の身長だと思ったのに…まだキツイな」ギチギチ
八幡「丈槍の時よりはマシだろ」
結衣「あたしも太ったのかな?りーさん一緒にダイエットする?」
悠里「ええ、良いわよ」
八幡「いや、お前らはダイエットする必要ないだろ」
結衣「でも…」
八幡「もう根本的に諦めるしかないんだよ」
結衣・悠里「?」
胡桃「悔しいけど緩く感じる…この面子の中では平均的だと思ってたのに…」
結衣「何が平均的なの?」
八幡「自分の胸に手を当てて考えろ」
胡桃「上手い」
美紀「でもセクハラですよ」
結衣・悠里「?」
雪乃(羨ましいわ…)
654 = 1 :
胡桃「……」ジーッ
雪乃「どうしたの?」
胡桃「おし、あたしも髪を下ろすぞ」バサッ
結衣「おお~!くるみんもやっぱ髪長いね~」
胡桃「んで、リボンを…サイドに結んで…」
八幡「雪ノ下と同じリボンの結び方をしたのか」
胡桃「ど、どうだ…?」ドキドキ
八幡「え?俺じゃなくて他の奴に聞けよ…」ドキッ
胡桃「いいから答えろよ」
八幡「……ま、まあ…似合ってるぞ」
胡桃「そ、そっか。えへへへ///」
雪乃「……」
雪乃「……」キュキュッ
圭「あ、今度は雪乃先輩がツインテールにしてる」
胡桃「えっ…」
雪乃「ど、どう?」
八幡「どうも何も。まあ懐かしいわな」
雪乃「そうね」
胡桃「なんだ。元々はツインテールなのか?」
雪乃「いえ、去年この男と買い物に行った時にね。気分転換に」
胡桃「え、か、かか、買い物?」ビクッ
結衣「あー思い出した!あたしの誕生日プレゼント買ってくれた時だっけ?」
雪乃「ええ、そうよ」
八幡「あん時はお前の姉にあったり、サブレが突撃してきたり大変だったな」
雪乃「ええ、そんな事もあったわね」クスクス
胡桃「……」
胡桃「あ、あのさ!」
八幡「ん?」
胡桃「いつかパンデミックが終わったらさ…その、買い物…付き合えよ…」モジモジ
八幡「え?お、おう」ドキッ
雪乃「…………………」
結衣(や、やっぱりくるみんってどう考えても…)ズキズキ
655 = 1 :
小町「やっぱり小町と由紀さんはサイズ的にピッタリですね!」
由紀「えへへ、小町ちゃんの総武高校の制服が丁度いい感じ!」
小町「どうお兄ちゃん?似合ってる??」フリフリ
八幡「おー小町、世界一似合ってるぞ」
美紀「私もサイズ的に合いそうなのは小町ちゃんしかいないかな」
圭「あーそうだ!」
美紀「?」
圭「ねー美紀!彩加先輩と服交換してみなよ!」
美紀「っ!?何言ってるの!出来るわけないでしょ!」
彩加「そうだよ!そんな恥ずかしい事出来るわけないよ!」
結衣「彩ちゃんの女装…見てみたい…お化粧姿とかも」
彩加「」
八幡(なんだろう。これ以上ここにいると俺にまでとばっちりが来そうだ。戸塚の女装を見れないのは残念だが。逃げるとしよう)
ガシッ
胡桃「……」ニヤリ
由紀「……」ニヤリ
八幡「おい、その不敵な笑みは何だ。腕を離せ。」
由紀「ふっふっふっ、そうはいかないよ!」
胡桃「んじゃこういうのはどうだ?何か勝負をして、負けたら女装をするのは?」
八幡「いや、勝手に話を進めるな」
雪乃「勝負でことを決する…悪くないわね」ニコッ
八幡「おいてめぇ」
彩加「勝負か…それなら!テニスで!」
八幡(よし!テニスならまだ女装回避できる)
胡桃「彩加はテニス経験者だろ?フェアじゃないな」
由紀「よーし!腕相撲をやろう!」
八幡(腕相撲か。まあ女子相手なら楽勝か。雪ノ下あたりには勝つのに苦労しそうだが…)
胡桃「よし、それじゃ対戦相手はりーさんだ!」
八幡「」
彩加「え、りーさんだけで良いの?」
胡桃「ああ」ニヤリ
由紀「うんうん、二人がりーさん相手に一回でも勝てば女装無しでいいよ」ニヤリ
八幡「」
彩加(女の子相手なら大丈夫だよね)
656 = 1 :
由紀「それでは1回戦、戸塚彩加くんと若狭悠里さんです!」
悠里「フフフ、お手柔らかに」ギュッ
彩加「うん」ギュッ
八幡「やめろ…勝てるわけが無い…」orz
結衣「ヒッキーなんでそんなに怯えてるの!?相手は可愛い女の子だよ?」
由紀「それではレディー…ゴー!」
ダンッ!
彩加「え?」
美紀「」
由紀・胡桃「ふっふっふっ…」ニヤリ
悠里「フフフ」ニコニコ
結衣「一瞬で彩ちゃんに勝った!?」
雪乃「す、すごい腕力ね…」
彩加「ま、まあ…今のは利き腕じゃないし…」ギュッ
悠里「……」ニコニコ
由紀「それじゃ続いて反対の腕で!レディー…ゴー!」
ダンッ!
彩加「」
悠里「フフフ」ニコニコ
美紀・八幡「」
由紀・胡桃「ふっふっふっ…へっへっへっへっ…」ニヤリ
657 = 1 :
結衣「りーさんって強いんだね!」
胡桃「ああ!由紀と綱引きした時なんか、片手で圧倒してた位だしな!」
雪乃「人は見かけによらないわね」
由紀「さあ続いては!八幡君が相手です!」
八幡「もうダメだ…おしまいだ…」グスッ
悠里「……」ギュッ
悠里「……」
悠里「うっ……///」ドキドキ
八幡「ん?」
由紀「さあ、行きます!レディーゴー!」
ググッ
八幡(ん?あれ、あんま強くない)
悠里「……」ドキドキ
悠里(は、八幡君と手を握ってる…な、なんか恥ずかしい…///)ドキドキ
悠里(彩加くんの時は大丈夫だったのに…)
八幡「ふん!」ググッ
悠里「あっ…」
胡桃「!?八幡が押してる…」
八幡(いける…いけるぞ)ググッ
悠里(~~~っ!///)カァァァ
圭「負けないでりーさん!彩加先輩と八幡先輩の女装が掛かってるんですよ!」
由紀「りーさんファイト!」
結衣「えーと、あーと…ヒッキー手を抜いて!」
雪乃「頑張って負けて比企谷くん!」
八幡「おいてめぇら」ググッ
悠里「そ、そうね…いつまでも…恥ずかしがってる訳にもいかないものね」ググッ
八幡「なっ」
悠里「てい!」
ダンッ!
八幡「グアッ!?」
由紀「りーさん一本!」
658 = 1 :
【その後】
八幡「すまない戸塚。俺のせいで」
彩加「ううん…仕方ないよ。あんなの反則だもん」
八幡「ああ」
八幡(けっきょく俺はもう片方も負けて、罰ゲームをさせられる)
八幡(俺は恵飛須沢の制服を強制的に着替えさせられ、戸塚は直樹の制服を強制的に着替えさせられた)
由紀「それでは撮影会開始です!」
パシャパシャ!パシャパシャ!
圭「おお!彩加先輩の巡ヶ丘高校の制服似合ってるよ!ガーターベルトもいい感じ!美紀にしか見えない!」
美紀「……な、なんか私まで恥ずかしくなってきた///」
パシャパシャ!パシャパシャ!
雪乃「ぷっ…くくく、とても似合ってるわ比企谷君」
結衣「ぷぷ…あっはははは!!」
悠里「フフフ、また思い出が増えたわね」
胡桃「……///」クンクン
胡桃(これが八幡の制服…これが男の匂いってやつなのか)ドキドキ
由紀「はーい!それじゃ次は男装組のくるみちゃんとみーくん!並んで並んで!」
胡桃「ほれ!並ぶぞ!」ササッ
美紀「なんでそんなに嬉しそう何ですか…」
こうして馬鹿馬鹿しいコスプレ大会は終わった
オマケ②おわり
659 = 1 :
今日はここまで
次回はオマケ③
過去レスの訂正文は後で投下します
662 :
乙
りーさんぱねぇな
ガハマさんエロい
663 :
乙でございます
664 :
まだかなー
665 :
わさ…わさ……
666 :
まだかなー
667 :
うさ…うさ…
668 :
ぴょん…ぴょん…
669 :
先月に買ったゲームをやりまくってしまい、気がつけば3週間たってた
いまから書き溜めするので、今日か明日に投下します
670 :
おいっす
671 :
期待してます
672 :
やったー
673 :
俺知ってる、モンハンのせいで次の更新が来年になること
674 :
胡桃とのエロはよ
675 :
>>673
で、モンハンの影響でバトル重視の特別編に…。
それはそれで読みたいな。
676 :
投下します
因みにゲームはモンハンじゃなくて、龍が如く0やってました
677 = 1 :
オマケ③
タイトル:胡桃「Shall We Dance?」
【駅前にて】
胡桃「来たな…行くぞ!」
雪乃「ええ」
ゥゥゥ…ア“ア”ア“ア”…
八幡「あれ雪ノ下。今日は日本刀を使わないのか?」
雪乃「今日は刀が折れた時の事を想定して、懐のしまってる短刀で挑むわ」ススッ
八幡「そんな短い武器で大丈夫なのか?」
結衣「大丈夫だよ、ゆきのん凄いんだから!」
雪乃「包丁より刃渡りも長いし、それに扱いやすいのよ」
雪乃「ふっ!」シュッ
ザシュッ、ドンッ
胡桃「相変わらず動きが早いな…」
雪乃「ふっ…!」ダダッ
シュバッ、ドサッ
八幡(基本的な動きはヒット&アウェイか)
八幡(ゾンビの首を半分の深さほど斬りつけたあと、キックで敵の体を倒す。その倒れた衝撃で首がもげる)
八幡「なるほど、そういう戦闘方法もあったか」
雪乃「……」ザシュッ
八幡「……」ボーッ
八幡(やっぱすげぇな……思えば、ああいう凛とした姿や振る舞いに憧れを抱いたんだっけ)
胡桃「……」
胡桃「……はぁぁ」モヤモヤ
678 = 1 :
【学校・屋上にて】
胡桃「……」モヤモヤ
胡桃「なんか自信が無くなって来たな…」
小町「どうしたんですか?」ヒョコッ
胡桃「うわぁぁ!?…って何だ小町か。驚かすなよ」
小町「えへへ、なんか物憂げな表情でいたから気になって」
胡桃「ああ…別に何でもねぇよ」
小町「何が自信ないんですか?」
胡桃「だ、だから!別に何でもないって…」
小町「……お兄ちゃんの事ですね?」ニヤッ
胡桃「っ!!」ビクッ
小町「その反応、図星ですね」ニヤニヤ
胡桃「ぅぅ…///」
小町「お兄ちゃんの事が好きなのは知ってますよ?見てれば分かりますから」
胡桃「あ、えと…その…」カァァ
小町「確かに、この1年半くらいで急に女子との関わりが増えましたからね」
小町「お兄ちゃん自身も曲がりなりにも成長したし、小町としては嬉しいのですが」
小町「最終的にお兄ちゃんが誰を選ぶかなんて、小町にも分かりませんからね」ニヤニヤ
胡桃「」
679 = 1 :
小町「それで?一体なぜ自信を失くしてるんですか」
胡桃「なんかさ、足元に及ばないって言うか…アタシはガサツで男っぽいしさ…」
胡桃「雪乃はカッコいいしキレイだし…なんでも出来ちゃうしさ」
胡桃「結衣だって可愛いし……胸デカいし、それに明るくて優しいしさ」
小町「なるほどなるほど」
胡桃「それに…アタシの勘だけどさ、学園生活部の皆も八幡に少なからず気があるんじゃないかと思うんだ」
小町「ああ、何か分かります」
胡桃「や、やっぱりそう思うか?」
小町「ええ、想いの強さに個人差はあると思いますが…」
小町「りーさんは…小町の友達のお姉ちゃんみたいに、兄の前だと挙動不審になるし」
小町「みーくんはよく一緒に本読んでるし、戸塚さんにそっくりだし」
小町「由紀さんも、兄からよく勉強教わったり、太郎丸の散歩につき合わされてるようですし」
小町「前は誰からも相手されてなかった分、小町から言わせれば彼女達の想いは分かりやすいですよ」
胡桃「はぁぁ…やっぱりか」
小町「雪乃さんはハッキリしない所がありますが、危険を承知でウチの兄を探してたものですし…結衣さんにおいては言うまでもないですし」
胡桃「うわぁぁ~やっぱりライバル多すぎだ!!」ジタバタ
胡桃「…………」
小町「ほう」ニヤッ
胡桃「あ、いや、違う!こ、ここ、これは…」カァァ
小町「もう良いじゃないですか、だいたい今の話の流れで本音だだ漏れじゃないですか」
胡桃「~~~///」ジタバタ
小町「ただこれだけは言っておきます。頑張るなら背中は押してあげますが、誰の味方でもありません。兄を幸せにしてくれるならそれで良いと考えてますから」
小町「未来のお義姉さんは誰になるのか…小町は楽しみです!」
胡桃「……」
680 = 1 :
【廊下】
胡桃「……」テクテク
胡桃(新しい仲間が沢山増えて良かったと思ってるし、時々この関係のままでも良いと思うときもある)
胡桃「それでもアタシは…」
胡桃「……」
胡桃「お嫁さんになる。それがアタシの夢だから」
胡桃「いつか結婚して…それで…それで…」
胡桃「……」
胡桃「ん?あそこにあるのは…」チラッ
~~~~~
八幡「疲れた。流石に疲れた」フラフラ
八幡(サブレと太郎丸の散歩に付き合わされたり、祠堂と直樹と戸塚と俺の4人でテニスしたり、菜園スペースの拡大を手伝わされたり…)
八幡(この後の予定だが昨日、丈槍が俺と『めぐねえ』の3人で次のイベントを考えようと提案され、これから職員室へ向かう)
八幡(別に構わんがなぜ3人だけなんだ。正確には2人だが。まあどうせサプライズ的に知らせたいんだろうけど)
八幡「………」
八幡「ん?」チラッ
八幡(そこの教室で何かが見えた。たしかあの教室は文化祭の演劇で使った物が保管されてる場所だ)
胡桃「うわぁぁっ…すっげぇぇ…!!」キラキラ
胡桃「着てみたかったんだよな~ウェディングドレス~!」クルクル
胡桃「えへへへ///」
胡桃「ん?」チラッ
八幡「」
胡桃「」
681 = 1 :
【空き教室にて】
八幡「んで、どうしたんだその格好は」
胡桃「文化祭の演劇じゃさ…シンデレラ役になれなかったから、その…ドレスを着てみたかったというか…」
八幡「俺がシンデレラ役で悪かったな」
胡桃「全くだ!大体なんで男のお前がシンデレラなんだよ…」
八幡「文句があるならクジ引きを提案した丈槍に言え」
胡桃「でもこうやって着れてよかった…えへへ…」クルクル
八幡「……っ」ドキッ
胡桃「あのさ」
八幡「ん?」
胡桃「えと、似合ってる?」
八幡「あ、ああ」
胡桃「そっか。えへ、えへへ…///」
胡桃「そういえば美紀と踊った時はどうだった?」
八幡「恥ずかしくてよく覚えてない」
八幡(ただあの時だけ、奉仕部2人から冷たい視線を送られたのは覚えてる)
胡桃「そっか…ああいう役って初めてだったんだっけ?」
八幡「いつもは裏方みたいなのばっかりやってたからな。あと碌な思い出が無い」
胡桃「でたでた、また黒歴史自慢…」
八幡「そもそもイベント行事ほど、俺にとって苦痛な物は無かったからな」
八幡「小学生の時のキャンプファイヤーだって、相方は俺と手を繋ぐのがイヤで結局、エアオクラホマミキサーをやらされるハメになった」
胡桃「それ前に聞いたし…」
胡桃「……」
八幡「んじゃ、おれは部室に戻ってるわ。お前も早く着替えないと他のやつらに見付かるぞ」
胡桃「……」
胡桃「待ってくれ」
八幡「ん?」
胡桃「えと…その…」モジモジ
胡桃「小学校の頃の嫌な思い出なら、今ここでアタシが払拭させてやるよ」
八幡「……?」
胡桃「い、一緒に踊らないか?」
682 = 1 :
八幡「」
胡桃「だめ?」
八幡「断る」
胡桃「ちょ、待てって!!」ガシッ
八幡「何でそんな恥ずかしい事しなきゃならないんだよ。誰かに脅されてるの?罰ゲームなの?」
胡桃「んな訳ねぇだろ!」
八幡「とにかく俺はやらないからな」
胡桃「私と踊るの…イヤなのか?」ウルウル
八幡「え、ぁ…いや…そういう意味じゃなくて…」ドキッ
胡桃「美紀と踊っても良かったのにアタシとじゃ不満なのか?」
八幡「いや、だからあれは演技上の理由だから止む終えなくてだな」
八幡「お前だって俺となんかと踊って何が楽しいだよ、血迷いすぎだ」
胡桃「……」
胡桃「……」ポフッ
八幡「っ!!?」ドキッ
八幡(恵飛須沢が俺の胸元に、両手と頭部を預けてきた)
八幡「おい…何だよ…」ドキドキ
胡桃「お願い、アタシと踊って」
八幡「」
胡桃「しゃ…しゃ…」
胡桃「……Shall We Dance?」
683 = 1 :
八幡「えと…まずは自分の左手で相手の右手をにぎり、頭の高さまで持ち上げ、自分の右手を相手の腰に添える…」ガシッ
胡桃(あわわわわ///な、なんだこれ…///)ドキドキ
胡桃「あ、あとはどうすれば良いんだ?」
八幡「お前はスカートを左手で軽く掴む」
胡桃「こ、こうか?」クイッ
八幡「ああ、そうだ」
八幡・胡桃「……」ドキドキ
胡桃(あわ、あわわわわわわ///)ドキドキ
八幡「それじゃ、動くぞ」
胡桃「お、おう!」
八幡・胡桃「……」クルクル
八幡・胡桃「……///」ドキドキ
八幡(やばい、緊張のあまり汗がすげぇ出てる)
胡桃(えへ、えへへへ…///)
684 = 1 :
胡桃「……///」ポーッ
八幡「……」チラッ
八幡(頭の中真っ白だったが、ふと何気なく時計を見たら10分も経過してた)
八幡(そろそろお開きするか…)
胡桃「あ…痛っ」グキッ
胡桃(やっべ足首くじいた…!)グラッ
八幡「え」ガクッ
ドンッ
八幡(いきなり恵飛須沢が前に体重を乗せてきた。俺はよそ見してて、自分の体を支えてる余裕もない)
ドカッ
胡桃「うわああ!!」
八幡「痛っ!!」
胡桃「ご、ごめん!!大丈夫か!?」
八幡「ああ、俺は大丈夫だ。お前は?」
胡桃「お前が支えてくれたおかげで助かったよ」
八幡「なんだよいきなり、人の体を押し倒しやがって…」
胡桃「悪い、ワザとじゃないんだ…その、足首を挫いて」
八幡「そうか、大丈夫か?」
胡桃「大した事は無い」
八幡「そうか」
胡桃「ああ」
八幡「……」
胡桃「……」
685 = 1 :
八幡(俺は床に仰向けとなり、恵飛須沢は俺の体と重なり合っている)
八幡(なに体勢。思いっきりハレンチじゃないか。どこのリトさんだよ!)ドキドキ
胡桃「……」
八幡「なあ…恵飛須沢、退いてくれないと立ち上がれないんだが」
胡桃「……」
八幡「お、おい…」
胡桃「もう少し、このままでいさせて」
八幡「」
胡桃「その…ダンスで疲れたから休憩させて…」
胡桃「……///」ドキドキ
八幡「……」ドキドキ
八幡(恵飛須沢が俺の胸元で、顔を赤らめながら埋めている)
胡桃(温かい…)ドキドキ
686 = 1 :
八幡「……」
八幡「なあ、そろそろ」
胡桃「うん」
胡桃「……」
胡桃「ん?」チラッ
胡桃「」ビクッ
八幡「どうした?」
胡桃「」
八幡(さっきまで頬を紅潮させてた恵飛須沢の顔面が、みるみると真っ青になっていく)
八幡(その怯えたきった視線の先に何があるんだ)チラッ
結衣「………………」プルプルプル
雪乃「………………」ニコニコ
八幡「」
687 = 1 :
ガララッ
八幡「あ、いやこれは」
結衣「ヒッキー!!!これはどういう事!!?」
八幡「あの…あれだ、その、ちょっとした過ちというか」
雪乃「…………」ニコニコ
八幡(怖!笑顔なのに怖!あと無言の威圧やめて雪ノ下さん!)
結衣「何をどう誤ったらこんな事になるの!?説明しろし!!」
雪乃「…………」ニコニコ
八幡「ちゃんと説明するから落ち着け。あと雪ノ下はその笑顔止めろ。怖いから」
雪乃「…………」ニコニコ
八幡「お、おい」ビクッ
雪乃「…………」ニコニコ
胡桃「ゆ、結衣、それと雪乃…これは元々はアタシが誘った事なんだ。だからあまり責めないでやってくれ!」
結衣「誘った!!?」プルプル
胡桃「あ、いや、でもイヤらしい意味とかじゃなくてだな」
結衣「もう充分イヤらしいから!ヒッキーのバカ!」プルプル
八幡(なぜ俺ばかり責められるですかね…)
雪乃「あら比企谷君、他校の女の子を誘惑し手篭めにするとは良い度胸ね?それで、今は警察も機能してないし、どうしようかしら?なんなら私が直々に制裁を加えても良いのだけれど」ニコニコニコ
雪乃「……何か言い残した事はあるかしら?」ハイライトオフ
八幡「」
胡桃「その…私から説明するから、どうか許してくれ」
雪乃「……」ニコッ
胡桃(あ、笑顔に戻った…ホッ)
雪乃「恵飛須沢さん」ニコニコ
胡桃「は、はい!」ビクッ
雪乃「少し黙っていてもらえるかしら?」ハイライトオフ
胡桃「」
八幡(雪ノ下の目に光が無くなっている)ガクガク
――その後、騒ぎに駆けつけた他のメンバーが全員そろい奉仕部二人をなだめる
事情を説明すると、丈槍の提案でみんなで『舞踏会』を開く事になった
事情説明しても相変わらず、怒り心頭の由比ヶ浜、目に光の無い雪ノ下の2人と踊ると、ようやく彼女達の目の色が元に戻った
こうして2つの意味で緊張した1日は終わりを迎える
オマケ③おわり
688 = 1 :
今日はここまで
689 :
乙
恋人でもないのにこの二人はいつもなんなんだ
自ら嫌われに行ってるよなぁ
691 :
乙乙
雪ノ下は精神的に不安定だった時期があるみたいだから
692 :
乙でした
ダンスをして少し汗ばった胡桃と密着しても微塵も反応しない八幡の八幡は間違いなくED(QED
普通の男ならとうの昔に胡桃を孕ませてますわ
693 :
胡桃と八幡の絡みもっとみたいね
694 :
八幡とりーさんの絡みがみたいかな
695 :
ヒキタニ君と戸塚君の絡みがみたいです!
696 :
>>695
君たちの巣に帰るんだ
697 :
森へお帰り?
698 :
ここも時期、腐海に沈む…
699 :
でも実際、戸塚はタイトルにも出てるのに戸塚本人の描写・活躍は薄いよね。(それでも面白いけど。とても楽しく読ませてもらってます)
ところで、龍が如くやってるのかぁ…
…感化されて総員出撃のバトル展開で、あめのひの防衛に成功するIFルートとか書いてもいいのよ?
700 :
乙でございます
みんなの評価 : ★★★
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