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    元スレ八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」

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    みんなの評価 : ★★★
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    801 :


    次スレ行くのかな?

    802 :

    >>1から一気読みしてしまった…サキサキあんまり興味なかったが面白すぎる
    乙!

    803 :

    サキサキのおっぱい枕羨まC

    804 = 782 :

    八幡「おう、おはよう小町。トーストでいいならあるぞ」モグモグ

    小町「…………お兄ちゃん、この前は、その…………」

    八幡「小町」

    小町「は、はい」

    八幡「朝飯、一緒に食おうぜ」

    小町「う、うんっ」

    八幡(少し戸惑いながらも小町は椅子に座った。しかしそこからじっと動かずに俯いている)

    八幡(俺は腕を伸ばして小町の頭に手を乗せ、ゆっくりと撫でてやる)

    小町「お兄ちゃん…………ごめんなさい、ごめんなさい」

    八幡(小町は肩を震わせて泣きながら謝罪の言葉を口にし始めた)

    八幡「大丈夫だって。何も怒ってねえから。ほら、泣き止まないと可愛い顔が台無しだぞ」ナデナデ

    八幡(しばらくしてようやく落ち着き、小町は顔を上げる。目が赤かったが、もう涙は流れていない)

    小町「あれ、嘘だから。お兄ちゃんは小町の大切なお兄ちゃんだから」

    八幡「さて、何のことかな? 俺には覚えがないんだが」

    小町「もう…………でも、ちゃんと帰ってきてくれて良かった……あとで雪乃さんと結衣さんも来るから」

    八幡「あ? 何でだよ?」

    小町「二人ともお兄ちゃんに謝りたいんだって」

    八幡「何をだよ。面倒臭いだけだ、早く断りの連絡をしろ」

    805 = 782 :

    小町「そんなこと言わないでよ。二人はいつも素直になれなくてお兄ちゃんに色々言っちゃったのを反省してるんだから」

    八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

    小町「そうじゃなくて、その…………」

    八幡「何だよ?」

    小町「ううん、やっぱりその辺は本人達から聞いて。小町が言うことじゃないから」

    八幡「? よくわからんが、あいつらは俺に何か言いたいことがあるんだな?」

    小町「うん」

    八幡「仕方ねえな…………何時頃来るって?」

    小町「多分連絡すれば今からでも来るんじゃないかな?」

    八幡「は? まだ七時前だぞ?」

    小町「うん。それだけお兄ちゃんにしたい話があるんだよ」

    八幡「さすがにそれはな…………十時くらいに来るように言っとけ。それとも俺から連絡するか?」

    小町「あ、うーん…………ここは小町からしとく」

    八幡「おう。んじゃ俺は部屋にいるから」

    八幡(食い終わって立ち上がろうとすると小町が俺の服を掴んできた)

    八幡「どうした?」

    小町「お兄ちゃん…………小町はお兄ちゃんのこと、大好きだからね」

    八幡「おう、ありがとうな。俺も小町が大好きだぞ」

    806 = 782 :

    八幡(小町の頭をひとしきり撫で、自室に戻った途端、机の上に置いていたスマホが振動する。どうやらメールのようだ)

    八幡(確認すると川崎から『おはよう。大丈夫?』とのメールだった。『問題はない。ちょっと時間あったら電話していいか?』と返信するとすぐに『今でも構わない』との返答が来た。俺は電話番号を入力し、コールボタンを押す)

    沙希『もしもし』

    八幡「おう、おはよう」

    沙希『おはよう。家族とお話した?』

    八幡「ああ、めっちゃ謝られた。こっちが恐縮しちゃうくらいだったぜ。小町なんか泣いちまうし」

    沙希『ふふ、そう。やっぱりなんだかんだであんたは大事に想われてるんじゃない』

    八幡「まあ、そうみたいだな…………でもよ、ちゃんと向き合えたのはお前がいてくれたからだと思う。だから、ありがとうな、川崎」

    沙希『どういたしまして。って言ってもそこまで大したことした覚えはないけどね。結局あたしがしたいようにしてただけだし』

    八幡「それでも、だよ。んでちょっと相談があるんだけど…………」

    沙希『相談?』

    八幡「ああ。その、俺達がくっついたこと、他に言ってもいいのか?」

    沙希『別にいいんじゃない? 何か問題があるの?』

    807 = 782 :

    八幡「あー、なんつーか…………」

    沙希『当ててあげようか? あんたは学校での評判が良くないからその関係であたしにも迷惑がかかるんじゃないかって心配してるんでしょ?』

    八幡「何なのお前。エスパーなの?」

    沙希『そんくらいちょっと考えればわかるって。ちなみにその心配はいらないよ。あたしだってあんたと同じでぼっちなんだから今更離れるような友達とかいないし』

    八幡「そっか」

    沙希『ふふ、嬉しいな』

    八幡「あ? 何でだ?」

    沙希『いつもの比企谷だったらさ、あたしに迷惑がかかったら嫌だと思ってさっさと身を引くでしょ? それをしないってことはあたしと離れたくないって思ってくれてるんだよね?』

    八幡「…………マジで何なのお前。俺ってそんなにわかりやすい?」

    沙希『さあね? ま、積極的に言いふらすことはしないけど聞かれたり必要だったりしたら言うってくらいでいいんじゃない?』

    八幡「そうだな。実はあとで雪ノ下と由比ヶ浜が来るんだが…………」

    沙希『早速浮気? 潰すよ?』

    八幡「違えよ! 何を潰すんだよ怖えな…………何か話があるとか謝りたいとからしいが」

    沙希『そう。それであたしとのことを言うの?』

    808 = 782 :

    八幡「言っといた方がいいだろ。これからのことも考えるとさ」

    沙希『そうだね。あたしも同席する?』

    八幡「いや、それには及ばねえよ。信用はされないかもしれないがな」

    沙希『あたしをどんな手で脅してるんだ? くらいのことは言われそうだね』クスクス

    八幡「ま、別に信じてもらわなくてもいいけどな。お前と付き合ってるって事実には変わらないんだし」

    沙希『うん。でも何か困ったことがあったら連絡してよ? 力にはなるから』

    八幡「わかった。今更遠慮なんかしねえから…………あ、あとさ」

    沙希『ん?』

    八幡「今日夕方予備校あるだろ? その、迎えに行っていいか?」

    沙希『! うん、待ってる』

    八幡「おう。んじゃそろそろ切るわ。朝っぱらから電話して悪かったな」

    沙希『ん、平気。むしろ声が聞けて嬉しかったよ。また後でね』

    八幡「また後でな」

    八幡(俺はボタンを押して通話を切った。途端に後悔が訪れる)

    八幡(夕方、じゃなくて昼過ぎから会いに行っていいか聞けば良かった…………早く会いてえ。昨日会ったばかりなのに)

    八幡(ま、雪ノ下達の話とやらが長引く可能性もあったしな。今日は仕方ないか)

    八幡(俺はスマホを置き、数学の参考書を取り出して机に向かった。少しは自分の力で出来るようになっとかないとな)

    809 = 782 :

    一旦ここまで

    一応次スレの予定はありません。もう終わりに向かってますんで…………

    またノシ

    810 = 789 :

    乙です、締めまで超期待

    812 :

    八幡に浮気させるとか至難の技だから
    奉仕部二人は完全に詰んでるよね
    安西先生でもタオルを投げる難易度 乙

    813 :

    乙!
    ん?静ちゃんまだ出てないのに、終わりに向かうのはおかしいだろww

    814 :

    >小町「そんなこと言わないでよ。二人はいつも素直になれなくてお兄ちゃんに色々言っちゃったのを反省してるんだから
    >八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

    照れ隠しとはいえ確かにあれだけ罵倒されればその発想に辿り着くわな
    八幡から2人への好感度の低さが読んでいて気持ちいいわwwwww

    815 :

    乙!
    出ていってからの事説明するなら川崎も同席したほうが言いやすいかと思ったら八幡1人で大丈夫なのね

    817 :

    乙です
    八幡だけじゃどうにも心細いね
    やはり嫁さんにも同席してもらってここはハッキリ「私が嫁だから」と
    ズバッと二人を介錯させないとゆきのんたちはダラダラと未練を引きずる形になりそう

    818 :

    両親や妹はともかく、これから来る二人はちゃんと謝って向き合って、素直に好意を告白すればきっと
    恋人になれるはずだと希望を抱きながら会いに来るんだよな…

    やっべ、ゾクゾクしてきたはwww

    819 :

    既に取り返しは付かないもんな(嘲笑)

    820 :

    奉仕部二人←王大人「死亡確認」

    821 :

    >>820
    アカン、それじゃあ死亡してないやんww

    823 :

    今回ガムートで、ポポの大型みたいなの来たんだよね
    ならズワポロスとかリノプロスとかもきてもいいんじゃないですかね

    824 :

    乙です

    >八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

    この台詞糞ワロタww

    825 :

    乙でございます

    826 :

    頭痛い。どうやら季節外れの夏風邪引いたっぽい
    すまん、まだ書きためは3レスくらいしかできてなくて続き書こうとしても頭痛で上手く書けん。今日は更新なしで寝ますごめんなさい

    とりあえず静ちゃんのおっぱい枕で寝てくる
    またノシ

    827 :

    うわああ!!

    待ってる。お大事に!

    828 :

    お大事に、待っとるで。

    829 :

    お大事にー

    830 :

    お大事にー

    831 :

    ゆっくり寝るんやでー

    静ちゃんが>>1に座薬入れる番外編かww

    832 :

    お大事にー

    ところでさ、投下のたびに10以上コメントがつくガイルスレってここくらいじゃね?
    すげえよなあ

    833 :

    お大事に

    834 :

    八幡「んー…………あれ? おかしいな。どうやっても計算が合わない」

    八幡(そろそろ休憩しようかと思い、最後の設問を解いていたら行き詰まってしまった)

    八幡(どうしたものか、と思っているとドアがノックされて小町が顔を覗かせる)

    小町「あ、お兄ちゃん。雪乃さんと結衣さんが来たんだけど…………」

    八幡「おう、すぐリビングに行くから」

    小町「うん」

    八幡(ちょうどいい、雪ノ下に聞いてみるか。俺はノートと参考書を持って部屋を出る)

    八幡(リビングに入ると椅子に座っている三人がいた。俺は空いている小町の隣に座る)

    結衣「ヒ、ヒッキー…………」

    雪乃「比企谷君、その…………」

    八幡「なあ、雪ノ下。ちょっと聞きたいことあるんだけどいいか?」

    雪乃「え? な、何かしら?」

    八幡「これなんだけどよ、なんか上手く合わなくて…………」

    八幡(俺は解いている途中の問題とノートを見せる。予想外だったのか雪ノ下は目を見開いて呆けたが、すぐにノートをチェックし始めた)

    八幡「どうだ?」

    雪乃「…………一番最初の代入がおかしいわ。xとyに代入する値を逆にしてしまっているから辻褄が合わなくなるのよ」

    835 = 834 :

    八幡「え、マジか? あ、本当だ。ただのケアレスミスじゃねえか」

    雪乃「数学は特にケアレスミスが顕著に出る科目よ。それを無くすだけでだいぶ変わるわ」

    八幡「えーっと…………こうだな、出来た。サンキュー雪ノ下」

    雪乃「いえ、これくらい構わないのだけれど…………あなた数学は捨てたのではなかったかしら?」

    八幡「ん、ああ。そのつもりだったけどよ、まだ間に合うかもしれねえしやれるだけのことはやっとこうかなって」

    雪乃「あな…………いえ、何でもないわ。それはいい心掛けね」

    八幡(雪ノ下は何かを言い掛けてそれを止め、変わりに突然褒めてきた)

    八幡「何だよ突然。気持ち悪いな、変なものでも食ったか? らしくないぞ?」

    雪乃「…………」

    結衣「…………」

    小町「…………」

    八幡「? どうした?」

    雪乃「ごめんなさい比企谷君。こういう時、私はいつも自然にあなたを貶めるようなことを言ってしまっていたわ。でも、本心で言っているわけではないの」

    結衣「あ、あたしも! ヒッキーのこと悪く言っちゃう時あるけど、本気で言ってるんじゃないから! でも、ごめん!」

    八幡(そう言って二人は頭を俺に下げてきた)

    836 = 834 :

    八幡「おう、そうか。わかった」

    八幡(俺は参考書とノートを閉じながらそう返事をする…………ちょっと喉が渇いたな。まだマッ缶が冷蔵庫にあったはず)

    八幡「そういや何も出してねえな。お前ら何か飲むか?」

    八幡(俺がそう言うと二人は頭を上げてじっと俺を睨むように目線を向けてくる)

    八幡「…………何だよ?」

    雪乃「比企谷君、私は真面目に話しているの」

    結衣「お願いヒッキー、ちゃんと聞いて」

    八幡(あ、これ今朝もあったな。面倒くさいやつだ)

    八幡「わかったわかった。でもその前に飲み物をだな…………」

    小町「あ、それ小町がやるよ。お兄ちゃんは座ってて」

    八幡(すぐに小町がパタパタと台所に向かった。仕方ない、任せよう。ちゃんとマッ缶を持ってきてくれればいいのだが)

    八幡「あー…………で、何だっけ? 今まで罵倒とかしてきてごめんなさいってことだろ? うん、俺は気にしちゃいねえからお前らも気にすんな。以上」

    雪乃・結衣「え…………?」

    八幡「むしろそんなふうに謝られたり優しくされたりする方が違和感あって落ち着かないまである。それにまあ……あんまり的外れってわけでもないからな。キモいのもシスコンなのもひねくれてるのもゴミなのも自覚はしてるから」

    837 = 834 :

    結衣「そ、そんなこと」

    八幡「いいって。揺るぎない事実なんだから。ただお前らが悪意を持って言ってるわけじゃないってのはわかってる。いわゆるコミュニケーションのひとつだろ? だったら申し訳なく思う必要はないし、接し方を変える必要もない」

    雪乃「でも、あの日あなたは」

    八幡「だからそれは忘れてくれ。ちょっと悪口言われただけで泣いて家出したなんて恥ずかしい黒歴史以外の何でもないんだから」

    雪乃「…………」

    結衣「…………」

    八幡(二人が押し黙ったところで小町がお盆を持ってやってくる。俺の前にはマッ缶が、他の席にはお茶が差し出された)

    雪乃「ありがとう小町さん」

    結衣「ありがと小町ちゃん」

    八幡「ちゃんとマッ缶を持ってくるとはわかってるじゃないか。さすが最愛の妹だな」ナデナデ

    八幡(頭を撫でてやると小町がえへへと嬉しそうにはにかむ。が、雪ノ下と由比ヶ浜は何とも言えない表情をした)

    八幡「何だ?」

    雪乃「…………いえ、何も。でも、もう一度だけ謝らせてちょうだい。あなたのためでなく、私がそうしたいの」

    八幡「…………まあ、それでお前の気がすむんなら」

    雪乃「ありがとう。そして、ごめんなさい」

    結衣「ごめんね、ヒッキー」

    838 = 834 :

    八幡「あいよ。わかったからもう頭上げろって。今更態度とか変えなくてもいいからな」

    雪乃「あなたがそう言うなら…………でも言い過ぎないようには気をつけるわ」

    八幡「だからそんな気は遣わなくていいってのに」

    雪乃「…………ところで、先日姉さんと会ったそうね? あとで聞いたのだけれど」

    八幡「ん、ああ」

    雪乃「その際の話を聞いたのよ」

    八幡「おう」

    雪乃「…………」

    八幡「…………?」

    雪乃「…………二人の会話内容を聞いたのよ?」

    八幡「それが………………あっ」

    八幡(俺は陽乃さんとの会話を思い出し、参考書とノートを持って立ち上がろうとする。が、それより早く小町に捕まってしまった)

    八幡「離せ小町。俺は今から部屋のベッドで枕に顔を埋めて足をバタバタさせるのに忙しいんだ」

    小町「ダメだよお兄ちゃん、まだお話は終わってないんだから」

    八幡「あの時の俺はどうかしてたんだ。何で雪ノ下さんにあんなことをベラベラ喋ってしまったんだか…………」

    八幡(俺は観念して椅子に座り直す。今逃げたっていずれ避けられなくなるしな)

    八幡「あー…………すまん、気持ち悪いことを言って。でも安心してくれ、ストーカーになったりとかはしねえから」

    839 = 834 :

    八幡(そう言って頭を下げる。というか怖くて雪ノ下の表情が見れん)

    雪乃「か、構わないわ。異性から好意を向けられるのは慣れているもの」

    八幡(さすが雪ノ下。モテる女は言うことが違いますね。俺もそんな事を一度は言ってみたい…………いや、いらねえな。必要ない苦労をしそうだし、川崎さえいればいいや)

    八幡(しかし思ったより悪くない反応だな。それこそ罵詈雑言の嵐が飛んでくると思ったのだが)

    雪乃「あの……その……」

    八幡(顔を上げると何やらモジモジしている雪ノ下が目に入る。何だ?)

    八幡(しばらく続きを待っていたが一向に話す様子がない。その雰囲気に耐えられなくなったか小町が口を開いた)

    小町「そ、そういえばお兄ちゃん。陽乃さんが言ってたけど、お兄ちゃんちょっとオシャレしてたみたいじゃない? この数日間どこ行ってたの?」

    八幡「ん? ああ、か…………」

    八幡(待てよ。ここで『川崎のところ』って言ったらまたややこしいことにならねえか?)

    八幡(あいつと付き合ってる事自体はいいんだが、家に泊まったとなると色々言われそうだ。やたら真面目な雪ノ下なら男女が一つ屋根の下で云々言いそうだし。俺はともかく川崎に被害が及ぶのは宜しくないな。しばらく名前は伏せとくか)

    840 = 834 :

    小町「か?」

    八幡「…………彼女のとこに泊まってたんだよ」

    雪乃・結衣・小町「……………………え?」

    八幡「あ、別にやましいことはしてないぞ。相手の親御さんの許可ももらってるからな」

    雪乃「…………比企谷君。『彼女』なんて曖昧な三人称はわかりにくいわ」

    八幡「三人称じゃねえよ。恋人的な意味での『彼女』だ。ちなみにおしゃれしてるように見えたっていう服はそいつの見立てな」

    結衣「ヒ、ヒッキーに彼女? 嘘、だよね?」

    八幡「まあ信じなくてもいいけど…………俺が一番信じられんし。告白されてもしばらくは冗談だと思ってたからな」

    小町「ちょ、ちょっとストップストップ!」

    八幡「あ、何だよ?」

    小町「お兄ちゃん、ちょっとこっち来て!」

    八幡(突然小町に引っ張られ、俺はリビングを出る)

    八幡「どうしたんだよ? あいつらに聞かれたくない話か?」

    小町「ほ、本当なの? お兄ちゃんに彼女がいるって」

    八幡「まあな」

    小町「だ、だってお兄ちゃん、雪乃さんの事が好きだったんじゃ」

    八幡「だから言ってるだろ。『好きだった』って。過去形なんだってば。雪ノ下さんに聞いてないのか?」

    小町「そ、それは…………」

    841 = 834 :

    八幡「まあ小町だから言うけどよ。今回のアレ、色々な要因が重なって思わず飛び出しちまったんだ。だからお前らだけが原因てわけじゃない」

    小町「…………」

    八幡「端から見たら自殺でもしかねない様子だったらしいぜ。そんなふうに落ち込んでる俺を献身的に世話してくれて、尽くしてくれて。本当、俺には勿体ないくらいの彼女だよ」

    小町「その…………付き合ってるのはいつからなの?」

    八幡「三日くらい前だ」

    小町「えっ!?」

    八幡「家に泊めたりしてくれて、何でここまでしてくれるんだって聞いたら好きだからって言われたんだ。軽いって思われるかもしれねえけど、そう言って笑うあいつを俺はどんどん好きになっていって、俺から告白して付き合うことになった」

    小町「そう……なんだ…………誰? 小町の知ってる人?」

    八幡「それはまだ秘密な。いずれ紹介してやるよ。とりあえず戻るぞ」

    小町「あ、待ってお兄ちゃん! …………その、しばらく部屋に戻っていてくれない? あとで呼ぶから」

    八幡「何でだ?」

    小町「お願い…………」

    八幡「……何か訳ありか。わかった、部屋にいるから」

    小町「うん。ごめんね」

    八幡「いいよ、そのくらい」

    八幡(俺は小町の謝罪を背に自室に戻る。あ、参考書とかリビングに置きっぱなしだ。仕方ない、他の教科をするか)

    842 = 834 :

    今回はここまで。サキサキ出なかったけど仕方ない
    あと一回か二回の投下で終わりです

    雑談スレで童貞の中学生が書いたようなものって言われました
    俺ってそんなに若く見えますかね?♪♪

    またノシ

    843 :

    出来れば今回はちょっといい話で終わって欲しい
    今のままだとまたゆきゆいのネガキャンにしかなっていないぞ

    844 :

    更新乙!

    >>843
    注文つけんなよこのままでも面白いだろ
    お前か『童貞の中学生が書いたようなもの』って書いたのww

    846 :

    いや高校生で悪口言われて涙目になってるところを慰めてもらって婚姻届ってちょっと酷いだろw
    まあ作者はゆきゆいのネガとサキサキがいかに素晴らしいかを書こうとしたらこうなったんだから仕方ないんじゃないか

    847 :

    何こいつ決めつけてんの?

    848 = 843 :

    童貞臭いというのが、
    精神的に弱ってる八幡を性欲剥き出しで落とそうとしてくるさきさきを指すんなら、
    それはそれで作者の味だから大いにアリだと思う
    好き嫌いだから当然非難はあるだろうが、その点が話の致命的欠陥になるとは思わない

    849 :

    どんな作品だろうと難癖つける奴は一定数いる
    特に俺ガイルなんかは知名度もそこそこあるからなおさらだな
    まあ言いたいやつには言わせておけばいいんだよ


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