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    元スレ京太郎「俺が三年生?」小蒔「初めては私です!」

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    みんなの評価 : ★★
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    806 = 765 :


    姫様かわいい

    808 :

    おつよー
    神様も大概過保護よね...

    809 :

    依童の心に傷があると神下ろしに支障が出るから神様のほうでも気を使ってるんじゃないかな

    810 :

    こんばんわー

    もうちょっとしたら始めます

    811 :

    まってたー

    812 :

    それじゃ、やります

    813 = 1 :



    ・三年、初夏、東風とビギナーズラック


    京太郎「わかったわかった、それは今度バイト行った時にな」

    京太郎「じゃ、人の食べ物は横取りするなよ。じゃあな」ピッ


    「お友達ですか?」

    京太郎「まあな。片岡にも釘は刺したけど、一応念の為にと思ってさ」

    「はい?」

    京太郎「それより、仮眠をとるんだったら今のうちだぞ」

    「でも、先輩たちの応援をせずに寝てるなんて……」

    京太郎「咲なんかもうぐっすり寝てるぞ」

    「……あの、咲さんとは幼馴染なんですよね?」

    京太郎「まあ、今は関係修復中ってとこだな」

    「そうですか……あの、私のことも名前で……」

    京太郎「ん?」

    「や、やっぱりなんでもないですっ」ダッ

    京太郎「あ、おい」

    814 = 1 :



    京太郎「ぬいぐるみ忘れてるぞ」


    「あ……」

    京太郎「ほら、寝るときはいつも一緒なんだろ?」

    「え? ど、どうして知ってるんですかっ」

    京太郎「あ、やべ」

    「あ、あぁぁ」

    京太郎「お、女の子らしくていいんじゃないか? かわいくていいと思う、うん」

    「か、かわいいって……」カァァ

    京太郎「普段冷静だからさ、ギャップってやつだな」

    「……ぁう」プシュー

    815 = 1 :



    「か、仮眠してきます……」フラフラ


    京太郎「……」


    「奥さん見た? あれがやつのやり口なのよ?」

    まこ「だれが奥さんじゃ」

    「えー? のってくれたっていいじゃない」


    京太郎「いたんだったら言えよ!」


    816 = 1 :




    優希「よし、試合の前にタコス分を……」ゴソゴソ

    「……」ジー

    優希「……」ササッ

    「そんな警戒しなくても取らないって」

    優希「先輩が言ってたじぇ……タコスを狙うものは全て敵だと」

    「だから狙ってないっつーの」


    (一瞬差し入れかと思った)

    (あいつに釘刺されてなかったら食べてたかも)


    美穂子「あら、美味しそうなタコスね」

    817 = 1 :



    優希「あ、風越のおねーさん」

    美穂子「良かったらタコさんウィンナー、食べる?」

    優希「おねーさん、いい人だじぇ!」

    美穂子「はい、あーん」

    優希「あーん……うまー」


    「おいおい、馴れ合いハンパねーな」

    「き、緊張してきた……」

    「オレらも握手でもしとく?」

    「うむ……」


    818 = 1 :




    京太郎「始まったな」

    まこ「さて、どうなるかの」

    「鶴賀の津山って子は普通って感じだけど、他二人は間違いなく強敵ね」

    まこ「福路美穂子は言うまでもなく、龍門渕の井上純……」

    「美穂子は私が相手できれば良かったんだけどね……」

    京太郎「このままいけば順当にいって三位ってとこだな」


    京太郎「順当にいけば、な」


    「なにか仕込んだの?」

    京太郎「いいや、ただタコスはしっかり食べるようにって言っただけだ」

    まこ「まぁ、そもそも食べんとしおしおじゃからの」


    819 = 1 :




    優希「リーチ!」


    (さっき上がったのにまたリーチかよ……)

    (勢いに乗ってんな)

    (これ以上調子づく前にバッサリいっとくか)


    「ポン」


    優希(一発ならず……でもまだまだチャンスは十分にあるじぇ)


    美穂子「……」


    優希(また引けなかった……タコス力は十分なはずなのに)

    優希(なんかおかしいじょ。まるで咲ちゃんたちと打っている時のような……)トン


    「ロン、5200」

    優希「えっ」

    「悪いな」


    睦月(危なかった……次に捨てるところだった)


    820 = 1 :




    まこ「あの妙なタイミングでの鳴き、なんじゃろか?」

    京太郎「あいつはもろ感覚派だからな」

    「そういえば知り合いだったんだっけ」

    京太郎「まあな」


    まこ「ふむ……流れ、かの」


    京太郎「流れね……」

    「ここに和がいたら真っ向否定ね」


    821 = 1 :




    「チー」


    優希(また副露だじぇ……)

    優希(せっかくついた勢いが消えていくような……)トン


    「ロン、12000」

    優希「――っ」


    優希(間違いない、この人――)


    「――ふっ」


    優希(――超ヤバイじぇ……!)


    822 = 1 :




    優希「……」トン


    優希(もう東四局)

    優希(稼いだ点棒もなくなって収支はマイナスだじぇ……)

    優希(どうしよう、このままじゃ)


    優希「……いやだじぇ」ボソッ


    優希(このまま負けっぱなしなんて、絶対にいやだじぇ)

    優希(まだ東場は終わってない……)

    優希(東風が吹いているうちは――)


    優希(――まだ、私の領域だじぇ!)

    823 = 1 :



    「……」

    美穂子「あら……」

    睦月「?」


    (また調子づいてきたか)

    (まぁ、またぶった切らせてもらうだけだけど)


    優希「ポン!」

    「――っ」


    優希(鳴かれることで勢いが削がれるのなら……)


    優希「ポン!」


    優希(鳴かれる前に速攻で和了する……!)


    優希「ツモ! 4000・2000!」



    京太郎「よしっ!」

    「やるわねぇ。あの子のあんな上がり方、見たことないわ」

    まこ「ふふ……熱い熱い」


    824 = 1 :




    『先鋒前半戦終了――!!』


    優希「ふぃー、タコス切れだじぇ……」


    京太郎「そんなお前に差し入れ、ほら」

    優希「そ、それはまさか――」


    優希「――タコス!」


    京太郎「はいはい、大げさなリアクションありがとう」

    優希「先輩大好きだじぇっ」

    京太郎「お前の愛は軽いなぁ、おい」


    825 = 1 :




    京太郎「ただいまー」

    「調子はどうだった?」

    京太郎「あの分だったら前半と同じくらいはやれるんじゃないか?」

    まこ「まぁ、そうはいかんじゃろうな」

    「美穂子ね」

    京太郎「後半だからな、さすがに仕掛けてくるだろうよ」

    「ここで踏ん張ってもらわないとね」


    (優希……気をつけて)


    826 = 1 :




    美穂子(後半に入って風越は三位……)

    美穂子(もう様子見は十分かしら)スッ


    (ヤバげな雰囲気だ)

    (風越……仕掛けてくる気か?)


    優希(風越のおねーさん……?)

    優希(両目、開いてるじぇ)


    睦月(焼き鳥だけは避けたい……!)


    827 = 1 :




    『先鋒戦終了――!!』


    京太郎「あーらら」

    まこ「こりゃやられたのぅ」

    「まぁ、正直予想の範囲内だったけど」

    京太郎「風越がトップで龍門渕が二位、そんでうちが三位で僅差で鶴賀が最下位」

    まこ「こりゃなんともやりがいのある展開じゃな」


    優希「ただいまだじぇ……」


    「お疲れ様、よく頑張ったわね」

    優希「でも、三位だじぇ……後半はほとんど何もできなかったし」グスッ

    京太郎「なーにしょげたツラしてんだよっ」グリグリ

    優希「痛い痛いっ」

    京太郎「まだ全体の五分の一しか終わってないんだぞ? あの程度の失点、他のやつらでカバーするって」

    まこ「そうじゃ、わしにまかしときんしゃい」

    優希「せ、先輩ぃ……」ジーン

    828 = 1 :



    『次鋒戦開始まで残り10分です。選手の方は速やかに会場に――』


    まこ「じゃあ、行ってくるけぇ」

    京太郎「おう、しっかりな」

    「まこ、頼むわよ」

    まこ「なーに、お安いご用じゃ」

    優希「タコス食べて応援してるじぇ!」

    まこ「随分復活が早いのぅ」


    829 = 1 :




    まこ(ふむ、風越の吉留と龍門渕の沢村はさすがに手堅い……)


    「みっつずつ、みっつずつ……」


    まこ(が、鶴賀の妹尾は全くの素人……正直打ちにくい)

    まこ(県大会中に役満を和了したそうじゃが、まぐれでしかない)


    未春「……」

    智紀「……」


    まこ(目下の敵はこの二人じゃな)

    まこ(さて――)


    まこ(――存分に打ったるけぇのぅ!)


    830 = 1 :




    優希「おお、染谷先輩がメガネを外したじぇ」

    京太郎「これでメガネフィールドの均衡が破られたわけだ」

    優希「そしたらどうなるんだじぇ?」

    京太郎「フィールドを満たしていた力がまこっちゃんに流れ込んで爆発的なパワーアップを――」

    「しないわよ」

    京太郎「なんだよ、盛り上がってたのに」

    優希「で、実際メガネを外したらどうなるんだじぇ」

    「そうねぇ……目が悪くなるとか?」

    優希「それは当たり前だじぇ」

    「まぁ、見てなさい。まこの得意技を」

    優希「まさかの必殺技が……!」

    京太郎「名付けて緑一色!」

    「はいはい、嘘教えない」


    831 :

    寝落ちかな?

    833 = 1 :

    久しぶりの寝落ち……
    続きは今日の夜にでも

    834 :

    了解っす

    835 :

    ウッス
    無理せんでなー

    836 :

    はいな
    おつー

    838 :

    乙なのよー
    てっきり眼鏡外したまこさんがキンクリしたもんだと

    839 :

    >>838
    同じくキンクリだと思ってた。
    というか夜の続きは中堅からだったりしないよな?

    840 :

    サブタイが「東風とビギナーズラック」だから次鋒までで一旦区切りじゃね

    841 = 1 :

    こんばんはー

    風呂上がったら昨日の続きやります

    842 = 835 :

    待ってるよー

    843 :

    今日は寝落ちしないでくれよー

    844 :

    いや、寝落ちは体調との兼ね合いになるからそれはいいんだ
    エタるとかなしいそれだけ勘弁

    845 :

    一応エタらせないよう気をつけてやってます
    エピソードを短めにしてあまり日数をあけずに更新したりとか
    残業でくそみたいに忙しくなるまでは週に二回か三回はやるつもりです

    それじゃ、やります

    846 :

    舞ってた

    847 = 1 :




    まこ「ロン、8000」

    佳織「は、はい」


    まこ(ふぅ……なんとか点数はスタート地点まで戻ったか)

    まこ(こっからが正念場じゃけぇ)

    まこ(しかし……)


    佳織「ふたつずつ、ふたつずつ……り、りーちです」


    まこ(あいっかわらずわかりにくいのぅ)

    まこ(あれか、七対子でも狙っとるのか)

    まこ(にしても、さっきから場に字牌が出とらん)

    まこ(誰かが抱え込んどるんじゃろか)


    佳織「あ……つ、ツモです!」

    848 = 1 :



    東東南南西西北北白白發發中中


    佳織「えーっと……ちーといつ、のみかな?」


    まこ「……」

    未春「……」

    智紀「……」


    「「「それは役満だっ!」」」


    佳織「ひぇっ」ビクッ


    849 = 1 :




    桃子「おー、かおりん大砲炸裂っすね」

    「これでイーブンかー?」

    睦月「面目ないです……」

    ゆみ「気にするな」ポン


    ゆみ「しかし、ここまで来たら欲が出てくるな……」


    「わはは、ユミちんの欲張りさんめ」



    透華「なんですのあの女! 役満和了とか目立ちまくりですわ!!」ムッキー!


    「ともき……ご愁傷様」

    「ありゃあきっついなー」


    透華「一! こうなったら私たちも役満を……!」


    「無理言わないでよ……」

    「国広くーんガンバレー」

    「そこ、煽らない」


    850 = 1 :




    京太郎「……」

    「……」

    優希「……」


    京太郎「みんな、現実に戻ろうぜ」

    「あはは……私、字一色の七対子とか初めて見た」

    京太郎「俺だって初めてだ」

    優希「親っかぶりとは痛いじぇ……」



    『次鋒戦終了――!』


    佳織「お、お疲れ様でしたっ」

    智紀「……お疲れ様でした」ゲッソリ

    未春「お疲れ様でした……」ゲッソリ

    まこ「……おつかれさん」ゲッソリ



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