元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」揺杏「絶対無敵のラブラブラブ!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
801 = 1 :
たった一つの冴えたやり方
キャラ安価下3ー
802 :
成香
803 :
揺杏
804 = 781 :
ユキ
805 = 782 :
ユキ
806 :
ゆき
807 = 1 :
「一緒に帰りませんか? ちょっとお買い物に付き合ってほしくて」
下駄箱の前で、由暉子が誘う。
断る理由もなく、京太郎は頷こうとしたが――
「悪い、メールだ」
マナーモードの振動が、京太郎の足を止める。
由暉子に一言断ってから、京太郎は携帯を開いた。
from:揺杏
一緒に帰らない?
なんか喫茶店のクーポンあるんだけど
「……」
「京太郎くん?」
そのメールは、揺杏からの誘い。
首を傾げる由暉子に、京太郎は――
京太郎選択肢 下3までの多数決
1.ごめん、ちょっと用事出来た
2.何でもない。帰ろうぜ
812 :
今はゆあんの方が優勢なの?
813 = 794 :
メールは返信する、よね?
815 = 1 :
より一層、胸の鼓動が強くなった気がした。
揺杏からの誘いが、このタイミングで。
目の前には、首を傾げる由暉子。
どちらを優先するのか。
以前にも由暉子と爽で似たようなことはあったが、あの時とは状況がまるで違う。
「京太郎くん?」
「あ、ああ……何でもない。帰ろうぜ」
揺杏に詫びのメールを送り、京太郎は由暉子と並んで下校した。
痛みのようなものを、胸のどこかに感じながら。
判定直下
1~20 普通にデートをして帰った
21~40 「用事かー。なんだろ?」
41~60 「……やっぱり、ね?」
61~98 「また、ユキ、か」
ゾロ目 ???
817 = 790 :
はい
818 = 799 :
いいねいいね
819 = 773 :
なるほど
821 :
コンマタカクナール
822 = 795 :
燃え上がってるな!(白目
823 = 1 :
「また、ユキ、か」
ずっと一緒にいたのは、自分の方なのに。
自分の方が、もっともっと、京太郎の心の中にいた筈なのに。
「よそもの」
後から来たクセに。
ズケズケと、人の居場所に、割り込んできて。
「……ない」
彼女は、胸の内側が端から少しずつ冷たくなっていくのを感じた。
824 = 808 :
死にたくないー!
825 = 1 :
「チカちゃん。どういうこと?」
「どういう……? ごめんなさい、話が見えないわ」
成香の突然の問い掛けに、誓子は顎を人差し指でなぞりながら首を傾げた。
彼女が言いたいことはある程度察しがつくが――それを、表に出す事はなく。
「……この前。須賀くんと一緒に帰ってたよね」
「……」
「須賀くんの家……チカちゃんとは反対だし、ちょっと前も……」
「……」
「須賀くんと、何をしているの?」
「……ねえ、なるか」
「チカ、ちゃん?」
「私が、それをあなたに言う必要はあるの?」
826 = 1 :
何を言われたのか、理解できない。
目を見開いて固まる成香に、誓子は畳み掛ける。
「あなたには、関係ないでしょ」
「え……?」
棘のある、突き放した言葉。
誓子の口から、それが自分に向けられていることが、成香は信じられない。
「私と京太郎が。どこで。何をしていようが」
「そ、それは……そんなこと」
「あるわよ」
怯える成香の顎に手を添えて。
誓子は成香の瞳を見つめて、言い聞かせるようにゆっくりと囁く。
「あなたは、諦めたんだから」
「あ……っ」
「あなたにはもう、関係ないのよ。なにも、ね」
827 = 1 :
唐突ななるちか
キャラ安価下3ー
829 = 797 :
成香
830 :
成香
831 = 782 :
ユキ
832 = 820 :
ここで有珠山以外のキャラを…
安価なら成香
833 = 811 :
由暉子
834 = 775 :
諦めるな成香
835 :
成香はまだ安全地帯だよね…?
836 :
あなたの心の整理がつくまでは、成香とは話をしない方がいい。
そう、誓子に言われてはいるが――それでも。
「大丈夫ですか?」
その日は、雨が降っていた。
濡れた地面は、滑りやすい。
考え事をしていて、足元が疎かになっていたら、尚更。
「……あ」
転びそうになったところを、彼に抱き止められた。
それはまるで、二人が出会った日の再現のようで。
成香は、胸の中に熱が集まるのを感じた。
「先輩? どこか痛みます?」
諦めて沈んだはずの心。
友達だった相手の言葉でぽっかりと空いた空白。
そこに、また――熱い何かが、注がれていく。
成香判定直下
1~30 「やっぱり……優しいです」
31~60 「……どうして?」
61~98 「やっぱり……無理だよ」
ゾロ目 ???
837 :
あ
838 :
よ
839 = 1 :
由暉子には、可愛さで負けている。
揺杏には、行動力で負けている。
誓子には、見離されている。
「先輩?」
「……ありがとうございます。おかげで、助かりました」
「いえいえ」
それでも。
「……あの」
「何ですか?」
やっぱり。
「……今度から、京太郎くんって、呼んでもいいですか?」
この温かさを。
諦めるなんて、できない。
840 = 1 :
情緒不安定なのは気にするな
キャラ安価下3ー
841 :
ユキ
842 :
揺杏とユキ
843 :
揺杏由暉子京太郎抜き
844 = 837 :
ユキ
845 :
京太郎抜きで全員
846 :
ゆあん
847 :
由暉子
848 = 1 :
部室には、揺杏と由暉子の二人きり。
ちょうど、一週間前のあの日。
揺杏が京太郎に告白した日と、同じ組み合わせ。
「……」
あの日のように、揺杏が由暉子の髪をとかす事はない。
互いに見つめ合う瞳。
そこに宿る敵意を、隠す事はない。
「先輩は、不潔ですね」
先に口を開いたのは、由暉子だった。
侮蔑と嘲り、そして嫉妬を込めて、彼女は言葉を解き放つ。
849 = 1 :
彼の唇。
とても大事な意味を持つそれを、目の前の女は奪っていった。
本来なら自分が貰う筈だった、それを。
「……はぁ?」
対する揺杏も、嘲笑を隠さない。
睨み付けてきたかと思えば、言葉はたったそれだけか。
「言うじゃん。私らがいなかったら、ただの野暮ったい女だったクセに」
「……それでも、須賀くんは側にいてくれます」
「ふーん?」
由暉子は、揺杏を見上げる。
「そういう先輩も……私がいなかったら、一歩も進めませんでしたよね」
「……後から来たクセに」
「さて、どうでしょうね」
同じように、由暉子を見下ろす揺杏の顔。
それは、いつだったか、鏡で見た自分の表情にそっくりだった。
直下判定 61以上で殺意アップ
850 = 837 :
あ
みんなの評価 : ★★★
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