元スレ提督「おおしお」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
152 :
また1ヶ月待つのか…
153 :
月刊だからしょうがないよ
154 :
【悲報】うちの嫁艦が非処女
155 :
おもしろいなこれ。
大潮のノリとか全体の掛け合いが秀逸
157 :
【ある日の執務室】
大潮「なので、つまり、大潮の考えでは!!」
提督「……」
朝潮「……」
霰「……」
大潮「お菓子の部屋を作るといいと思います!!」
霰「おぉ……」
提督「……」
大潮「以上で大潮の報告おわりです!!」
霰「……」パチパチパチ
提督「もう仕事に戻っていい?」
霰「じゃあ、次は霰、『あさがおとカブトムシの観察日記』……はじめるね?」
提督「この遊びもしかして長い?」
朝潮「朝潮は原稿用紙に100枚書いてきました!」
提督「あっ長いな、コーヒー淹れてくるわ」
158 = 1 :
ガチャッ バーン
天龍「よぉ提督、ちょっといいか!」
提督「おかえり天龍」
天龍「おう、回収した資源資材は全部倉庫にぶっこんどいたぜ」
提督「ん、ご苦労、コーヒー飲むか?」
天龍「ああ、貰う。それより提督、一個聞きてぇんだけど」
霰「霰が、先……順番……」
天龍「ん? なんだよ何かやってんのか?」
提督「順番らしいから、急ぎでなければ後にしてくれ」
天龍「あぁー、まあいいけどな」
霰「じゃあ、報告」
中略
霰「あさがおは、種がたくさん採れたから、また植える」
天龍「玄関先のあさがお霰のだったのか」
霰「今度は、あさがおの色ごとに、取れた種を別々にしてみる」
天龍「へぇー、まめだな、俺には無理だわ」
159 = 1 :
霰「以上、報告おわり」
提督「霰らしくて凄く良かったぞ」
霰「うん……ありがと」
大潮「……はっ」ビクッ
提督「まさか寝てないよな大潮」
大潮「寝てないです!!」
提督「今の霰の話どうだった?」
大潮「んー……『あ』で始まる?」
提督「そうだな」
大潮「朝潮がぬいぐるみに司令官って名前付けてる話?」
朝潮「大潮っ!!?!?」
提督「わはは、そうなのか」
朝潮「ち、違うんです司令官! 司令官を尊敬していてこそ、お名前を」ワタワタ
提督「ほほう、なに、殴ってストレス解消とかしてんの?」
朝潮「そんなことしません!!」
大潮「ぬいぐるみ抱っこしないと寝れないみたいです!!」
朝潮「大潮っ!!?!?」
160 = 1 :
霰「こっそり撮った、朝潮の動画、これ」ピッ
朝潮『……』ゴロゴロ
朝潮『司令官……!』ギュー
提督「ははは、俺のこと大好きか朝潮」
朝潮「……」
提督「ん?」
朝潮「朝潮が、司令官をお慕いしていては、そんなにおかしいですか……?」ジワッ
提督「うおっ、ごめんごめんごめん」
天龍「泣かしてんじゃねぇよ」
提督「悪かったよ、大好き朝潮」
大潮「……はっ」ビクッ
提督「えっこの流れで寝る?」
大潮「寝てないです!!」
提督「いや絶対寝てたよ今」
大潮「……zzz……」ムニャムニャ
提督「寝言かよ」
161 = 1 :
提督「どうにか落ち着いた」ナデナデ
朝潮「……」ポワワ
天龍「そろそろ俺の話していいか?」
提督「ん、あー、まだ朝潮の報告が」
朝潮「朝潮は、もう少しこのままで大丈夫なので、お先にどうぞ」ギュー
提督「だそうだ」
コンコンコンッ ガチャッ
龍田「天龍ちゃ~ん、遠征の報告は済んだ~?」
天龍「さっき龍田と話してたんだけどよぉ」
龍田「あら~?」
天龍「この鎮守府で、一番強ぇのは誰だ」
朝潮「聞き流せない話題ですね」キリッ
提督「さて、誰だろう」
大潮「まさか……大潮……!?」ピーン
提督「寝たり起きたり忙しいな大潮」
162 = 1 :
提督「……」チラッ
龍田「……」
提督「……何だかんだで赤城じゃないか?」
天龍「やっぱそうか、鈴熊もそう言ってたしな」
龍田「うふふ♪」
提督「そんなこと聞いて、喧嘩でも吹っ掛ける気か?」
天龍「バーカ、ちょっと訓練に付き合ってもらうだけだ」
霰「天龍も、すごく強い……」
天龍「わはは、まぁ軽く世界水準超えてるからな」
霰「霰のカブトムシ、名前、天龍」
天龍「カブトムシかよ、光栄だなおい」
龍田「結論が出たところで、補給に行きましょ」
天龍「ついでに最強空母に果たし状でも叩きつけてやるか」
朝潮「私もお供します!」
提督「あれっ、朝潮の報告は?」
大潮「大潮も行きます!!」グー
提督「大潮はお腹減ってるだけだろ」
163 = 1 :
ガチャッ バタンッ
提督「……静かになったな」
提督「……」
提督「仕事しよ」
カチャッ
提督「ん?」
荒潮「……」チラッ
提督「……」
荒潮「……」テテテッ
提督「どうした荒潮」
荒潮「うふふっ」ゴソゴソ
提督「何だその紙束は」
荒潮「荒潮と、司令官の、ナ・イ・ショ・の、うふふっ、マル秘研究報告、始まるわよぉ」
提督「何か始まった」
荒潮「……」テレテレ
提督「照れるならやめろよその謎タイトル」
164 = 1 :
【食堂】
天龍「ちょっといいか」
赤城「あわわ……」アセアセ
天龍「慌てんな、食いもん横取りしに来たわけじゃねぇ」
赤城「あっ、そうなんですか、すみません反射的に」
天龍「いつも誰かに取られてんのか?」
赤城「ときどき提督が『食べ過ぎだ』などと言って強奪していきますね」
天龍「あんま面倒かけてやんなよ……」
赤城「それで、私に何かご用でしょうか」
天龍「おう、いっちょ勝負しねぇか、っつう用件だ」
赤城「なるほど、受けて立ちましょう」
天龍「なんだ、ノリがいいじゃねぇか」
赤城「どこのラーメン屋さんで勝負しますか?」
天龍「食いもんから離れろ」
赤城「やです! 離れた瞬間にやっぱり私のアイス横取りする気ですね!」
天龍「物理的にじゃねぇよ思考を切り離せってんだよ」
165 = 1 :
赤城「艦隊内の、最強、ですか?」
天龍「みんな口を揃えてあんただって言ってるぜ」
赤城「まさか、そんなはずありません」
天龍「ほう、だとすると、空母赤城から見たこの艦隊の一番は誰だ?」
大潮「まさか、大潮……!」ピーン
朝潮「やはりこの朝潮……!」ピーン
霰「……!」ピーン
赤城「……」チラッ
龍田「……」
赤城「加賀さんはどう思いますか?」
加賀「どう、と言われても……」チラッ
龍田「……」
加賀「……鳳翔さん、かしら」
龍田「うふふ」
天龍「鳳翔さん? あっはっはっ、加賀も冗談言うんだな」
赤城「……」
加賀「……」
天龍「な、なんだよ、なに黙ってんだ」
166 = 1 :
鳳翔「天龍さん、何か召し上がりますか」
天龍「水くれ、それと駆逐どもに何か、甘いもん」
大潮「大潮は今月お小遣いピンチです!!」
天龍「財布はしまっとけ、仕方ねぇから奢ってやる」
大潮「えー!! じゃあ大潮、チョコのパフェ食べてもいいですか!?」
霰「霰も……!」
天龍「おう、朝潮は」
朝潮「あの、しかし……」
天龍「日が暮れちまうぞー」
朝潮「……あんみつ」
天龍「アイス入れとけよ」
朝潮「……アイスのあんみつ」
天龍「鳳翔さん、チョコパフェふたつとクリームあんみつ頼むわ!」
赤城「私も天龍さんのお金でサバ味噌定食を」
天龍「あと一航戦のモテねぇほうにありったけの爆薬もな!」
赤城「そんな! 加賀さんが何をしたって言うんですか!」
天龍「自己評価高ぇなあんた!!」
167 = 1 :
天龍「あんたが一航戦より強ぇってのは本当なのか」
鳳翔「そんな、昔の話ですよ」
加賀「……」
鳳翔「二人とも鍛錬を積み、今では当然、私より数段強くなっていますよね?」
赤城「は、ははは……」
天龍「おいおい一航戦、マジでビビってんじゃねぇか」
赤城「そ、そんな、ねぇ、加賀さん、ねぇ?」
加賀「そうね」
鳳翔「……」
赤城「あっ、大潮ちゃん、チョコがお洋服にこぼれてますよ、ははは……」
大潮「あー」
鳳翔「……」ジー
赤城「……」
鳳翔「……」
赤城「……」ジワッ
天龍「や、やめてやれ鳳翔さん、大の大人が泣きそうになってる……」
鳳翔「うふふっ、冗談ですよ」
168 = 1 :
龍田「天龍ちゃんは何か食べないの~? 私もお金だすよ~?」
天龍「いらねぇ。で、鳳翔さん」
鳳翔「はい」
天龍「そんなに強ぇなら、一つ俺にも稽古つけてくれよ」
鳳翔「それは、構いませんが……」
龍田「天龍ちゃんも甘いもの、食べたらいいのにね?」
大潮「では大潮のアメをあげます!!」
朝潮「私からも、キャラメルしかありませんが、どうぞ!」
霰「霰の、ゼリーも」
天龍「おう、ありがとなチビども」
霰「昆虫用、ゼリー」
天龍「カブトムシなのか俺は」
霰「……!?」
天龍「いやカブトムシではねぇんだ、悪ぃな」
霰「そう……」
大潮「これツノですか!?」
天龍「電探だ。だからカブトムシじゃねぇんだって」
169 = 1 :
荒潮「そうして楽園にたどり着いた司令官と荒潮が」
提督「……」
荒潮「禁断の木の下で手をつなぎ、あ、愛を囁き……」テレテレ
提督「……」
荒潮「誓い合うと、突然、木が葉を震わせ光り輝き」
提督「……」
荒潮「大きな果実が一つ、枝の先に実を付けました」ペラッ
提督「……」
荒潮「二人で力を合わせ、その実を割ってみると」
提督「……」
荒潮「中から、それはそれは可愛い赤ちゃんが生まれ」
提督「……」
荒潮「子供を授かった二人は、それから末永く、幸せに暮らしました……おしまい」
提督「ところで研究報告って意味わかってるか?」
荒潮「……頑張った荒潮に、ご褒美、必要よねぇ?」
提督「分かってないな? まぁいいか、コンビニ行くぞコンビニ」
荒潮「うふふっ、素敵 ♡」
170 = 1 :
【演習場】
天龍「っしゃあ!! どっからでもかかってこい!」
龍田「天龍ちゃ~ん、頑張って~」
大潮「大潮、鳳翔さんが戦うところ初めて見ます!!」
鳳翔「あの、どの程度の力でという要望は、あったりしますか?」
天龍「はぁ? んなもん全力で――」
赤城「やめた方がいいです」
天龍「……なんだよ、まさかこの俺を心配してんのか?」
赤城「絶対にやめたほうがいいです……!」
加賀「……」コクコク
天龍「……じゃあ、まぁ、半分くらいで」
鳳翔「えっ、は、半分ですか……?」
天龍「うはははっ、だよなぁ、そうなるよなぁ! やっぱ全力で――」
鳳翔「最初は十分の一くらいからが良いと思ったのですが……」
天龍「ん?」
171 = 1 :
鳳翔「すみません、見くびっていたようです、そこまで覚悟がおありなら」
天龍「……」
ゴウッ
鳳翔「では、半分の力で」
ゴゴゴゴゴ
天龍「……」ダラダラ
鳳翔「行かせて貰いますね」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
天龍「あっ、やっぱ十分の一でお願いします」
鳳翔「発艦!」ヒュカッ
天龍「墓には『世界水準を超えた最強の軽巡』と書いてくれ」
大潮「大潮ちょうどアイスの棒もってます!!」
天龍「アイスの棒かよ、カブトムシじゃね――」
ドーン!!
大潮「天龍さぁーん!!!」
172 = 1 :
大潮「っていう感じで、鳳翔さんが凄かったです!!」
提督「なるほど、鳳翔か、最近出撃させてないから忘れてた」
大潮「天龍さんアフロになってました!!」
提督「今度笑ってやろう。さ、そろそろ寝よう大潮」
コンコンコンッ
提督「ん? 誰だこんな時間に」
ガチャッ
朝潮「お休みのところ申し訳ありません!」
霰「……んちゃ」
提督「どうした二人とも」
朝潮「あの、ええと、夜間も司令官の身辺を警護するのが、やはり駆逐艦としては――」
霰「今日は、一緒に、寝てもいい?」
提督「ん、いいよ、おいで霰」
霰「……」トコトコ
朝潮「で、では私も……」
提督「あぁ、夜間警備はいらないです」
朝潮「えっ」
173 = 1 :
朝潮「しかし、この頃は近海にも深海棲艦が、出たり……」アセアセ
提督「夜の哨戒もしてもらってるから大丈夫だ」
朝潮「で、でも、急に、危ないかもしれないし……」
提督「……」
朝潮「……」シュン
天龍「いちいち苛めんなよ」
提督「いたのか天龍」
天龍「いたよ、朝潮かわいそうだろうが」
提督「いじめてないぞ」
天龍「しょんぼりしてんじゃねぇか」
朝潮「……」ションボリ
提督「このまま部屋に入れると、本当に朝まで見張りしかねないからな」
天龍「……まぁ、確かに」
龍田「提督は朝潮ちゃんの、素直な気持ちが聞きたいみたいよ~」
提督「いたのか龍田」
龍田「うふふ、お邪魔しますね」
174 = 1 :
大潮「ここからここまで大潮の陣地!!」
霰「霰は、ここ」
提督「俺の領土が侵略されていく」
朝潮「あ、あの、司令官……」
提督「何だ」
朝潮「朝潮も、寝床をご一緒させていただいてよろしいでしょうか……」
提督「ん、いいぞ、おいでおいで」
朝潮「ありがとうございます! こら大潮、霰!」
大潮「!!」
朝潮「ここからここまでは朝潮の陣地にします」
提督「さては俺の寝る場所無いな?」
大潮「しょうがない」
提督「俺の台詞だろそれ」
龍田「予備のお布団、敷いちゃうね~」
天龍「龍田、俺のも」
提督「着々と……!」
175 = 1 :
大潮「あれ? 朝潮のお人形は?」
朝潮「大潮!!」
大潮「司令官のお人形!!」
朝潮「大潮!!!」
提督「なんだ、人形持ってきてないのか」
朝潮「あ、朝潮は、そんなに子供ではありません!」
提督「いつも一緒に寝てるなら、持ってきてやれよ、人形かわいそうだ」
朝潮「……いいのですか」
提督「うん」
朝潮「ではすぐに持ってまいります!」
提督「いってらっしゃい」
ガチャッ バタンッ
提督「……」
天龍「……」
提督「これカギ閉めといたらどうなるかな」
天龍「ホントにやめろ、想像しただけで泣ける……」
176 = 1 :
天龍「ところで」
提督「何だ」
天龍「俺の頭見て何か一言あんだろ」モサモサ
提督「……」
天龍「龍田が防御に入ってくれたおかげで、なんとかアフロで済んだ」
提督「そうか。でも龍田はアフロになってないのな」
龍田「やっぱり、イメージがあるから~」
天龍「イメージで防げるのかアフロって」
提督「しかし実際見ると、不憫で笑いにくいな」
天龍「笑えよ」
提督「ははっ……」
天龍「ドン引きじゃねぇか」
ガチャッ
朝潮「持ってまいりました!」
提督「おお、早いな、何の人形? クマ?」
朝潮「駆逐イ級です!」
提督「敵じゃん」
177 = 1 :
天龍「……zzz……」
朝潮「……zzz……」
霰「……zzz……」
大潮「……zzz……」スピー
提督「なぜ上に乗るんだ大潮……重い……助けて天龍……」
龍田「天龍ちゃんなら寝ちゃってるわよ~」
提督「あっ龍田、ちょっと助けて、三人にがっちり組み付かれてて動けない」
龍田「はぁい、大潮ちゃん、こっちに来ましょうね~」ヒョイッ
大潮「……zzz……」ムニャムニャ
提督「腕にくっついてる朝潮と霰も外してくれ」
朝潮「……zzz……」
霰「……zzz……」
龍田「……え~いっ」ズムム
提督「痛たたたたたた! ツボを突くな、何すんだ」
龍田「そんな事より、私ちょっと困ってるんですけど~」
提督「上官のお願いをそんな事って言ったか今」
龍田「何だかね、私が実は強いって思われちゃってるみたいなのよね~」
提督「無視なのか?」
178 = 1 :
龍田「一航戦の二人にも勘違いされちゃってるみたいで」
提督「勘違いも何も、実は本当に強いだろ」
龍田「私なんかまだまだだよ~」
提督「ここ最近、出撃しても無傷で帰ってくるよな」
龍田「それは、怪我すると天龍ちゃんが心配するから~」
提督「天龍が一緒だと何故か二人とも無傷だよな」
龍田「天龍ちゃんが怪我するのも嫌だし」
提督「しかも何故か狙ったように天龍が手柄を立てる」
龍田「喜ぶ天龍ちゃん、可愛いわよね~」
提督「赤城が言うには、敵味方ともに誘導して、戦場を支配してる奴がいるとか」
龍田「……」
提督「ほとんど誰にも気付かれずに」
龍田「だから全部、偶然で勘違いな~の~!」
提督「……」
龍田「天龍ちゃんにまで勘違いされちゃう前に、誤解をときたいの……」
提督「……このしおらしさは演技と見た」
龍田「え~いっ」ズムム
提督「痛い痛い痛い! ツボ突くのやめてマジで」
179 = 1 :
満潮「……さっきから見てるその写真なに」
荒潮「……司令官にちゅーされたい」ハフゥ
満潮「な、な、なに言ってんの」
霞「ちゅーされた!? 今ちゅーされたって言ったの!?」ガバッ
満潮「落ち着いて霞! されたいって言っただけだから!」
霞「あっ、そうなの、ならいいわ」モゾモゾ
満潮「えっいいの?」
霞「……」
満潮「いいんだ……」
荒潮「……」
満潮「……」
霞「良いわけないったら!!」ガバッ
満潮「そうよね!? やっぱり良くないわよね!?」
朝雲「あーもーうるさーい! 何時だと思ってるわけ!?」
山雲「……zzz……」スヤスヤ
朝雲「山雲起きて! あんたも言ってやりなさい!」ユサユサ
山雲「ふぁっ……なに……? えっ……ええぇ……?」
満潮「山雲かわいそう!」
180 = 1 :
小ネタをいくつかやりながら、少しずつ終わりに向かっていく予定です。
181 :
もうちょい読みたいなぁ・・・
182 :
>>181
月刊的に考えて今年中くらいは読めるんじゃね
183 :
終わりに向かうけど終わるとは言っていないなww
184 :
乙
やはり朝潮型はガチ
185 :
まだかな?
187 :
>>186
ナイス捕手
そろそろ来ても良い頃だよな
188 :
お昼頃
赤城「……」チラリ
赤城「……」
赤城「……」
赤城「……」チラリ
赤城「こんなものでしょうか」
赤城「悪くはない、ですよね、多分」
189 = 1 :
赤城「あっ、加賀さん」
加賀「……?」
赤城「少し出かけてきます」
加賀「……」
赤城「……加賀さん?」
加賀「……」
赤城「あの」
加賀「もしかして、赤城さん?」
赤城「えっ、はい、一航戦赤城ですが」
加賀「ど、どうしたの、そんな、垢抜けた服を着て……」
赤城「変でしょうか」
加賀「いいえ、綺麗よ……毛先も巻いて、お化粧まで……」
赤城「提督と、お出かけなので」
加賀「……」
赤城「提督のお隣を歩くのに、恥をかかせてはいけませんからね」
加賀「……そうね」
190 = 1 :
提督「誰だお前」
赤城「おかわり」
提督「赤城だ」
赤城「お待たせしてしまいましたか?」
提督「いや、そうでもない」
赤城「ふふっ、では、参りましょうか」
提督「あ、そうだ、加賀」
加賀「何かしら」
提督「大潮の面倒見てやってほしいんだけど」
加賀「構わないけれど」
提督「ん、ありがとう」
加賀「……二人で出かけるなんて、珍しいのね」
提督「うん、食事に連れてく約束だったからな」
加賀「そう」
提督「加賀も今度行こうな」
加賀「……」
提督「……えっ、駄目でしょうか」
加賀「気を遣ってくれなくても、いいのに」
191 = 1 :
提督「大潮」
大潮「大潮です!!」
提督「加賀の言うことをよく聞くように」
大潮「お任せあれです!!」
提督「今日やることは分かってるな大潮」
大潮「……」
提督「……」
大潮「……ポケモン」
提督「大潮は花壇の水やり係だ」
大潮「そうでした!!」
提督「頼んだぞ大潮」
大潮「ピカチュウいないかなぁ」ウロウロ
提督「大潮」
大潮「大潮です!!」
提督「大潮」
大潮「大潮です!!!」
192 = 1 :
赤城「今日はどこへ連れて行ってもらえるんでしょうか」
提督「とりあえず街に出て、なんか雑誌に載ってたとこ行ってみよう」
加賀「……」
大潮「……」ウロウロ
加賀「……」
大潮「ポッポしかいない」
加賀「水やり、早く済ませましょう」
大潮「そうでした!!」
加賀「……」
大潮「じゃあポケモンはおしまいです!!」
加賀「そうね」
大潮「加賀先輩はポケモンやらないんですか?」
加賀「私には、よく分からないわ」
大潮「じゃああとで教えてあげます!!」
加賀「……ううん、その時間も、鍛錬に励みたいから」
大潮「すごいです!! 大潮も訓練します!!」
加賀「そう、偉いのね」
大潮「さっそく訓練場に行きましょう!!」
加賀「まずは花壇よ」
193 = 1 :
鈴谷「あれ? ちーっす、加賀さんじゃん」
加賀「……」
大潮「大潮もいます!!」
鈴谷「おっはよう大潮、どしたの? 何してんの?」
大潮「お花にお水をあげに来ました!!」
鈴谷「へぇー、偉いじゃん、鈴谷もお手伝いするよ」
大潮「ありがとうございます!!」
加賀「貴女は、時間はいいの」
鈴谷「鈴谷? あはは、へーき、ぼーっとしてただけだから」
加賀「……そう」
鈴谷「花見るの結構好きなんだよね、って、鈴谷には似合わないか」
加賀「そんなことは、ないと思うけれど」
鈴谷「あっそうだ! さっき提督が出掛けてくの見たんだけどさぁ」
加賀「赤城さんと、でしょう?」
鈴谷「……あれ赤城さんだったの? めちゃ可愛かったけど」
大潮「ジョウロこれですか!!?」
加賀「それは急須よ」
鈴谷「どっから持ってきたの」
194 = 1 :
シャワワワワ
鈴谷「デートかな、提督と赤城さん」
加賀「食事、と言っていたわ」
鈴谷「ふーん」
加賀「……」
鈴谷「……正直、鈴谷、ものすごく気になります」
加賀「そう」
鈴谷「えー、加賀さん気にならない?」
加賀「別に、私は、二人の好きにしたらいいと思う」
鈴谷「おめかししてさ、赤城さん、かなり気合入ってたじゃん?」
加賀「……」
鈴谷「提督も楽しそうだったし、っていうか距離近かったし!」
加賀「……」
鈴谷「付き合い長いんだっけあの二人、仲いいよね」
加賀「……」
鈴谷「……加賀さん、同じところに水あげすぎ」
加賀「っ、これは、か、乾燥、していたから……」
大潮「お腹空いたよぉ」
鈴谷「さっきから何もしてないじゃん大潮」
195 = 1 :
鈴谷「大潮こぼしてる、こぼしてる」
大潮「……?」モグモグ
鈴谷「こぼしてるってば、ソース垂れてる!」
加賀「貴方も食べて」
鈴谷「うん、あっ、お金払うよ、えーといくらだったっけ」
加賀「構わないわ、これくらい」
鈴谷「えーダメダメ、鈴谷そういうのヤなの」
加賀「……」
鈴谷「ごめんね折角買ってくれたのに、面倒くさいよね」
加賀「ううん、お金にしっかりしてるのは、いいことよ」
鈴谷「さすが加賀さん、お話が早いようで、はいこれ」
加賀「……」
鈴谷「……でさ」
加賀「なにかしら」
鈴谷「追いかけてみない? 提督たちのこと」
加賀「そういうのは……良くないと思う」
大潮「ああー!!!?!?」
鈴谷「うわビックリした、どしたの大潮」
大潮「ソースがこぼれてます!!」
鈴谷「そだね」
196 = 1 :
加賀「今から追いかけても、きっと見つからないわ」
鈴谷「ご心配なく、鈴谷は最近、新しい情報網を手に入れたからね」
加賀「……」
鈴谷「まぁ熊野に聞くだけなんだけど」ピポパッ
加賀「そう」
鈴谷「……もしもーし、熊野?」
大潮「ソース取れないです」ゴシゴシ
加賀「これを水にぬらして、使って」
大潮「えー、加賀さんのハンカチ、汚れちゃいますよぉ」
加賀「汚さずにいては、ハンカチが意義を失ってしまうわ」
鈴谷「……そうそう、提督と赤城さん、うん、分かる?」
加賀「……」
鈴谷「うんうん、はーい、りょうかーい、っと」ピッ
加賀「……」
鈴谷「……」
大潮「だいぶ取れました!! ありがとうございます!!」
加賀「礼には及ばないわ」
197 = 1 :
鈴谷「さて、熊野から折り返し連絡あるまで、ぶらぶらしてよっか」
加賀「熊野は、どこから情報を仕入れているの」
鈴谷「んー、何か、情報通の人と友達になったとか言ってたよ」
加賀「そうなの」
鈴谷「鈴谷以外に友達いたんだって思った」
加賀「あんまりな印象ね」
大潮「大潮は熊野さんのお友達です!!」
鈴谷「あはは、そっかそっか」
大潮「この前いっしょにプリキュア見ました!!」
鈴谷「あー、意外と好きだよね熊野、そういうの」
大潮「いっしょにライト振って応援したんですよ!!」
鈴谷「まさかの劇場版」
加賀「……」
鈴谷「さて、とりあえずどっか出てみようか」
加賀「提督は、街の方へ行くと言っていたわ」
鈴谷「おっ、のって来たねー加賀さん」
加賀「別に、そんなつもりでは……」
鈴谷「よぉし、街まで出るよ大潮!」
大潮「おもちゃ買ってもらえる?」
鈴谷「おもちゃは買ってもらえないよ」
大潮「そうかぁ」
198 = 1 :
【繁華街】
鈴谷「なんかクレープ食べたくなってきた」
大潮「!!?」キラキラ
鈴谷「まぁ我慢するけど」
大潮「!!?」
加賀「人が多いわね」
鈴谷「これくらいの時間は混むよねー」
大潮「……!」アセアセ
prrrrrrr prrrrrrr
鈴谷「おっ、熊野じゃーん……もしもーし」
加賀「……」
鈴谷「うん、うんうん、えっ、ちょー近くなんですけど」
加賀「……」
鈴谷「うん、うん分かった……ん? はいはい、了解でーす」ピッ
加賀「……なんて?」
鈴谷「同じ通りにいるっぽいね」
加賀「そう……向こうに見つかるのは、避けたいわ」
鈴谷「あと、『野暮なことはいたしませんように』、だってー」
大潮「でも大潮は成長期だからクレープいけると思うけどなぁ……」
鈴谷「えっ何が?」
199 = 1 :
鈴谷「……おお、ほんとに居た」
加賀「そうね」
大潮「……」モグモグ
加賀「あれは、何の店なの」
鈴谷「ゲーセンだね、UFOキャッチャーやってる」
大潮「あー!! 司令官です!!」
鈴谷「そだねー、司令官だねー、静かにしてね大潮」
大潮「司令かーん!!」テテテッ
加賀「……」ガシッ
鈴谷「待って待って待って聞いて大潮」
大潮「大潮もぬいぐるみ取ってほしいです!!」
鈴谷「今度ね、今度取ってもらおう、鈴谷もほしいし」
加賀「……取れたみたい」
鈴谷「あっほんとだ」
大潮「大潮が欲しいやつじゃないです!!」
鈴谷「多分だけどあれ、大潮に取ってくれたわけじゃないよ」
大潮「???」
鈴谷「……っていうか、普通に、デートだよねこれ」
加賀「……」
鈴谷「はしゃぐ赤城さんめっちゃ可愛くない?」
加賀「そうね……当然と言えば、当然よ、赤城さんですもの」
200 = 1 :
鈴谷「あっ」
加賀「……」
大潮「あー!! 司令官が悪そうな人たちにからまれてます!!」
鈴谷「あんな美人連れてるから……てか今どき居るんだあんな人たち」
大潮「大潮がお助けします!!」ガシャンッ
鈴谷「待って待って待って」
加賀「艤装顕現は、さすがに……」
大潮「司令官!! 大潮がついてるからね!!」グイグイ
鈴谷「いや大丈夫だから、へーきへーき」
加賀「そうね」
大潮「でも司令官が!!」
鈴谷「……」
加賀「……」
大潮「あっ大丈夫でした、倒しました!! 司令官つよい!!」
加賀「あの人は、のんびりした人だけれど……」
鈴谷「まあ一応、勲章貰うほどの軍人さんだからね……」
大潮「……」ドヤァ
鈴谷「なにその顔」
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