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    元スレ夕立「恋情は見返りを――」提督「求めない」

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    351 = 1 :


    夕立「そうだ!」

    夕立「もういっそのこと、夕立が提督業を引き継いじゃえばいいんじゃないかしら?」ワクワク

    提督「……なんだって?」

    夕立「夕立の、一日提督! 提督さんはゆっくりお休み」

    提督「いやいや、さすがに休むわけにはいかない。夕立にすべてを任せるのもな」

    提督「だが、まあ多少は任せてみるか」

    夕立「本当に!?」

    提督「ああ。出来そうな仕事だけ任せよう。事務と第一艦隊の管制は夕立に一任する。全体管理は私がやる」

    夕立「やったー!」

    夕立「提督さんの上着、着てもいい?」

    提督「……別に構わないが、遊びじゃないぞ」

    夕立「わかってまーす!」ニコニコ

    夕立「ふんふーん♪ 楽しみ―!」

    提督(夕立はもう事務仕事が早い。それより練度上昇速度が早いのも気になるが……)

    提督(いくら夜に仕事が回せないとは言え、さすがに少し時間が余るだろうな)

    提督(なんかやるか)

    352 = 1 :

    今宵はここまで。


    次回更新は週末になるかと。

    354 :

    響いいなぁ

    356 :



    さすが響

    357 :

    結構深いところまで踏み込むのな
    そこまで話を振れるのはこの提督の有能さの一端が表れているのかな

    358 :

    ここまで夕立からぽいを削ると……流石に違和感が……

    359 :


    ―――
    ――


    ―早朝・波止場―

    提督「鈴谷か? おはよう」

    鈴谷「おっ、提督じゃん。おっはよー」

    提督「早いな」

    鈴谷「んー……。なんか、あんまり寝付けなかったみたい」

    提督「そうか。まあ着任したてなら、まだここでは落ち着けないだろう」

    鈴谷「そうかも。そう言う提督は、フツーに朝早そうだよね」

    提督「そうだな」

    鈴谷「いつもは何してるの?」

    提督「身体を動かしてる。今もここまで走ってきたところだ」

    鈴谷「そ、そうなの? あ、もしかして鈴谷が邪魔しちゃってる?」

    提督「まさか。私が勝手に立ち止まっただけだよ」

    提督「鈴谷は散歩か?」

    鈴谷「うーん、まあね」

    360 = 1 :


    鈴谷「……ねぇ提督」

    提督「うん?」

    鈴谷「今日鈴谷は、海に出られる?」

    提督「いや、確か今日のところはその予定はない。すまんな」

    鈴谷「そっか。そうなんだ……」

    提督「……何か、気になることでも?」

    鈴谷「うん……。長門さんとか、他の人にも色々話は聴いたけど、ちゃんと出来るかなってさ……」

    鈴谷「ほら、今私ヒトの姿じゃん? でも、深海棲艦とは船として戦うんでしょ?」

    鈴谷「鈴谷ちゃんと船になれるかなー、とか、操艦できるかなー、とか、さ……」

    鈴谷「みんなは、何をどうすればいいのかは自然とわかるーとか、自分の姿を強く想うとそのまま船になってるーだとか、励ましてくれたけど、実際にやってみないことにはちょっと、ね」

    提督「なるほど」

    提督(記憶だけでは不安に思うもの、か……。響はどうだったのだろうか)

    提督「こういうことは時間があるほど余計に気になって考えてしまうような気がするな」

    鈴谷「それもあるかもねー」

    提督「……」

    361 = 1 :


    提督「じゃあ、今からちょっと海に出てみるか?」

    鈴谷「え、ぅぇえ!?」

    提督「なんだ」

    鈴谷「えっ、ちょっ……。いいのかなぁ……?」

    提督「まだ時間はあるし、私が許可するんだ。問題あるまい。どうせ大して資源も食わん」

    提督「ほら、艤装を取りに行ってこい」

    鈴谷「え、う、うん……」

    ―――
    ――


    鈴谷「こ、これでいいかな……?」

    提督「ああ。じゃあまずは浮いてみよう」

    鈴谷「うん……」

    バシュッ

    鈴谷「お、おお!」

    鈴谷「なんか浮いてるー!!」

    362 = 1 :


    提督「そのまま前に」

    鈴谷「前に……」

    ツー

    鈴谷「おおっ! おおお!?」

    鈴谷「なにこれすっごーい! あはは!!」

    提督「しばらくそうやって滑ってろ」

    鈴谷「あはは! 提督、これちょー楽しいー!!」スイー

    提督「そうかい」

    提督(なんか心配して損したような……)

    ジュバッ

    鈴谷「うん! 確かに。何をどうすればいいか、わかる! 不思議とね!」

    提督「気は晴れたか?」

    鈴谷「そうだね~、最高かも!」

    提督「そいつは何よりだ。その調子で頑張ってくれ」

    363 = 1 :


    鈴谷「ねぇねぇ提督さ」

    提督「うん?」

    鈴谷「提督も海の上、滑ってみない?」

    提督「…………はぁ?」

    鈴谷「ほら靴貸してあげるからさ。気持ちいいよ?」

    提督「いや、何を言っているんだお前は……」

    提督「サイズ合わないだろ。それ以前にそのヒールの高いローファーを私は履きたくない。何よりの極めつけは……」

    提督「私は艦娘ではないから、その靴を履いたところで、多分浮けもしない」

    鈴谷「えーっ!? いいじゃん面白そうじゃーん……。それにやってみないとわかんないよ?」

    提督「いや流石に結果は目に見えているが……」

    鈴谷「提督。仮説は検証されるためにあると思うなー?」

    提督「それは正しいが今ここでは正しくない」

    鈴谷「ほらっ、靴脱いで足出して!」ヌギヌギ

    鈴谷「履いてみなよー。さきっちょだけでいいからさ、ね、ね、ね?」ズイズイ

    提督(うるせぇ……)

    提督「わかったよ」スッ

    364 = 1 :


    提督「これでいいか?」

    鈴谷「うわっ、提督ヒールとか履いちゃうの? まじ? あは、きっもー☆」

    提督「――――鈴谷?」

    鈴谷「ぴ……っ」

    鈴谷「ごめんなさい冗談ですいや冗談にしてもふざけ過ぎです調子に乗り過ぎましたごめんなさい」

    提督「鈴谷ぁ。ここからだと資源運搬用のクレーンがよく見えるなぁ」

    提督「あれにお前を、そう、例えば、――吊るしてやれば、気高さと哀愁さを兼ね備えた素晴らしい芸術作品が生まれそうな気がするんだ」

    鈴谷「あはは……提督、冗談ですよね?」

    提督「そうだ冗談だ」

    鈴谷「は、ははは。で、ですよね……。でもちょっと笑えなかったっす」

    提督「そうかすべってしまったか。残念だなぁ」

    提督「この勢いならきっと海の上も滑ることが出来そうな気がするなぁ鈴谷」

    鈴谷「ぜ、是非トライしてみてください」

    提督「ああ、そうするよ」

    鈴谷(ぁ、あぶなかったぁ~。さっきの一瞬の殺気は冗談抜きでヤバかった。……おしっこ漏れてないよね?)ゴソ

    提督(ちょっと大人げなかったか)

    365 = 1 :


    カツカツカツカツ

    チャプ

    提督「……ほら、な? 浮かないだろう?」

    鈴谷「ほ、ホントだ……。おかしいなぁ。鈴谷の小さい靴にでかい足を無理矢理捻じ込んで壊しちゃったとか?」

    提督「反省が足りないようだな」

    鈴谷「ジョークジョーク!」

    鈴谷「でも故障じゃないとなると、なんでなんだろうね? 鈴谷は問題なく使えたのに」

    提督「……艦娘は艤装なしに艦船形態には移行出来ない」

    提督「常態における艤装は、ある程度の機能を行使出来るが、艦娘にしか扱えない……」



    『ぜんたいのけいですゆえ』

    『ちぇすのこまをひとつだけながめるのもおこられました……』



    提督(……全体の、系)

    提督「鈴谷。仮説とは、常に改訂され得るものだ」

    366 = 1 :


    提督「……おそらくだが、この靴それ自体には“水上を滑る”という機能は賦与されていない」

    提督「この靴ひとつだけを取り出してどんなに観察しようとも、無意味なんじゃないか?」

    鈴谷「え……。な、なんで?」

    提督「さぁな。だがその靴が鈴谷の艤装の一部であるなら、それは鈴谷にしか使えないものなのだろう」

    提督「それが強く規定されている、としか思えん」

    鈴谷「う~ん。他の艦娘と艤装を交換して使えなかったら、そうかもしんないねー」

    提督「おお、いい着眼点だな。今度やってみてくれ。宿題だ」

    鈴谷「うえぇ~宿題とか、まじっすか」

    提督「マジだ」

    鈴谷「まあちょっと面白そうだし、やってみるよ」

    提督「よし。じゃあ次は艦船形態に移行してみろ」

    鈴谷「ラジャー!」

    367 = 1 :


    鈴谷は俺から15mほど離れると、途端に艤装を展開した。


    提督「おい馬鹿近過ぎる!!」


    青白い強烈な光と共に、水飛沫がはじける。
    思わず顔を腕で覆う。


    提督「くっ……」


    顔を上げるとそこには朝日に照らされる『鈴谷』の姿があった。
    ある種の神々しささえ湛えているその姿に息を飲む。
    即座に口をついて出そうになっていた悪態は、どこかへ消えていなくなってしまっていた。

    ふと見ると、鈴谷が腰に手を当て、得意げな顔で甲板から俺を見おろしている。


    鈴谷「ふふーん♪」

    提督「……残念なヤツめ。ドヤ顔さえしていなければ見惚れていたものを」

    鈴谷「え!? ちょっ、惚れるとか言うなし! ば、馬鹿じゃん……////」

    提督(運動着で助かったな)


    それにしても、清々しい朝だった。

    368 = 1 :

    今宵はここまで。


    結局週を跨いでしまった。申し訳ない。
    鈴谷のことこんなに好きだったかなぁと自問自答。

    371 :

    >>368
    私が呪いを掛けた

    372 :


    浮気はダメっぽい!

    373 :


    ―――
    ――


    ―司令室―

    夕立「今日は夕立の、一日提督っぽい!」

    提督「まあ、そんなわけで今日は夕立に提督代理みたいな仕事をしてもらう。ので、みんなよろしく頼む」

    金剛「そんなわけってどんなワケが!?」

    「飲み会だね?」

    提督「はい正解。響くんチームに1ポイント」

    「хорошо」

    那珂β「次は響ちゃんに負けない!」

    飛鷹「(なんなのよこれは……)」

    龍田「(クイズ対決かしら?)」

    飛鷹「(意味不明ね)」

    那珂「(……提督って時々唐突にボケるよね)」

    吹雪「(ていうかチーム戦なんですね……)」

    提督「要するに飲み会には私も参加することになったが、夜に仕事を回さないために少し夕立に負担をしてもらっている」

    提督「尤も、一日提督をやりたいと言い出したのは夕立だがな」

    374 = 1 :


    提督「というわけで……」

    パサリ

    提督「夕立提督、よろしくお願いします」

    夕立「えっへん!」

    夕立「それでは本日の予定を通達します」

    夕立「今日から遠征は第二艦隊と第三艦隊の二艦隊で回すことになりました」

    夕立「第二艦隊、旗艦吹雪。以下睦月、龍田、那珂β」

    夕立「第三艦隊、旗艦天龍、以下深雪、白雪、川内」

    夕立「それぞれのタスクは私が書いたこちらの書面を確認してください」ペラッ

    吹雪「ありがとう、夕立ちゃん」ニコ

    天龍「おお。やるじゃねぇか」

    提督「考えたのは私だがな」

    夕立「さすがに最終意思決定権は提督さんにあるんだから、夕立に艦隊運営は出来ないよ!?」

    提督「いつも通りにやってくれればいいさ。そのために権限のいくらかを委譲するのだから」

    提督「勿論、緊急時はちゃんと私が指示を出すから、みんなご心配なく」

    375 = 1 :


    夕立「続いて第一艦隊です。旗艦は那珂。以下、長門、金剛、摩耶、赤城、加賀の編成になります」

    提督「夕立、まず作戦内容を」

    夕立「あっ……。失礼致しました」

    夕立「今回は敵艦隊を排除し、バシー島に集積されたボーキサイト資材を輸送します」

    夕立「艦隊編成は先程の通告通りです」

    夕立「作戦海域地図と詳細はこちらに記載しておきました」ペラ

    那珂「確かに。ありがとうございます」

    夕立「こちらからは以上になります。皆さん何か質問・連絡等ございますか?」

    夕立「それでは各艦隊、作戦準備に移ってください」

    一同「了解!」

    ゾロゾロ

    夕立「ぽ……」

    提督「……ぽ?」

    夕立「ぽいぃ~…………。はぁ、なんか疲れた」

    提督「おいまだ通告は終わってないぞ」

    鈴谷「ふふっ。軍服似合ってないっぽい」ボソッ

    夕立「ガーン!! しょ、ショック……」ションボリ

    飛鷹「で、私たちはどうするのよ?」

    376 = 1 :


    夕立「ええっと……。鈴谷、足柄、飛鷹、鳳翔、北上、神通、響の以上7名は提督さんの指示に従って動いてください」

    夕立「なんか、お勉強会、をやるっぽい?」

    提督「そういうことだ」

    提督「夕立はそのまま司令室で執務と指揮を。他のみんなは別室へ移動だ」

    一同「了解」

    ガチャ

    ―廊下―

    ゾロゾロ

    鈴谷「でもさー。夕立ちゃんに指揮任せちゃって平気なの? なんか、ちょっと頼りないっていうか」

    「多分問題ないね。あの子はできる子だよ」

    飛鷹「そ、そうなの? 私もそんな風には見えなかったけど」

    提督「まあ、な。鳳翔はどう思う?」

    鳳翔「共に戦った身として、彼女はとても心強い存在だと思います」

    足柄「へぇ……。何と言うか、少し意外ね。確かに秘書艦、旗艦も任されてはいたけれど」

    飛鷹「でも第一艦隊のメンバーも、誰も不満は言い出さなかったわね」

    鈴谷「た、確かに!」

    鈴谷「長門さんとか『夕立になど任せておけん!』とか言いそうなのに」

    提督「いや、あいつは言わないだろうな」

    「言わないね」

    鳳翔「言わないでしょうね」

    神通「言いませんね」

    北上「みんな息ぴったりだねー」

    鈴谷「うぐっ。な、なんで?」

    「長門は夕立のこと、好きだから」

    神通「随分かわいがっていらっしゃいましたね」

    鳳翔「目に入れても痛くない、といった感じでしょうか」クスッ

    提督「というか積極的に目に入れてそうな感じだ」

    飛鷹「酷い言われようね」

    鈴谷「き、気づかなかった……」

    足柄「夕立ちゃん、みんなに信頼されているのね」

    鳳翔「ええ」

    神通「はい」

    「……」コクン

    提督「そうだな――」

    377 = 1 :


    ―会議室―

    提督「今日は座学をやってみようと思う」

    提督「今まではいきなり出撃に放り込んだり演習をやらせたりもしていたが、結構実験的な側面があったからな」

    足柄「私たち実験台ですか……」

    提督「悪かったとは思ってる。だが悠長にしていられる余裕がなかったのも事実」

    提督「それに、試験的に行った割には収穫がとても大きかったのも嬉しい誤算ではあった」

    提督「だが本来なら座学から入るのが妥当なところだろう」

    提督「と言ってもこの座学自体、初回だから実験的ではあるが」アハハ

    鈴谷「テキトウだー!」

    北上「でもまあ仕方ないよねー。みんな最初は初めてなんだし」

    提督「その通り。こっちも試行錯誤だからな。ご理解ご協力をお願いする」

    飛鷹「で、何をやるの?」

    提督「まずは深海棲艦について、現状わかっていることを新米の3人には報告しておく」

    提督「あとは戦闘について、出撃経験者と擦り合わせ・共有をしたい」

    提督「おおまかにはこの2点になる。疑問点は適宜質問してくれて構わない。私が一方的に喋っていてもつまらないし」

    提督「では始めようか」

    378 = 1 :


    提督「深海棲艦。こいつらが一体何なのかは、詳しくはよくわかってない」

    提督「本部からの報告だと、艦娘と同じように個体としてはヒト型であり、洋上では艦艇として活躍しているな」

    「艦娘との関連性は?」

    提督「今のところ不明だ」

    提督「沈んだ艦娘や船の怨念という説もあるようだが、定かではない」

    北上「その、ヒト型である、という報告の証拠とかってあるのかな?」

    提督「最も古いデータでは、深海棲艦は海に潜る前にヒト型になるという記述があるな」

    提督「その瞬間を捉えた画像資料も存在している。これだ」

    鈴谷「うえぇ。こんなキモイのと一緒とか嫌だよ」

    飛鷹「同感ね」

    提督「近年はどうも、相当強力な鎮守府が深海棲艦の鹵獲を推し進めているらしい」

    神通「鹵獲……。そんなことが可能なんですか?」

    提督「らしいな。だが満足な情報は引き出せていないようだ」

    提督「……解析、と呼ぶらしい」

    提督「詳細は不明だが、何らかの手段で深海棲艦から情報を抜き取る術のようだ。成果は芳しくないな」

    379 = 1 :


    提督「また深海棲艦の動向としては、一貫して海域制圧に重点が置かれているようだ」

    提督「実際、強襲揚陸はほとんど見受けられない」

    鳳翔「何が目的なんでしょうか?」

    提督「さあな。目立った動きとしては、こちらの哨戒の届かない範囲で陸上基地を設営し、発見された段階で攻勢に出てくることがあるそうだ」

    提督「この際には間違いなく、大規模戦闘になる」

    提督「おそらくは陸上基地を設置する以上、何らかの思惑があるものと思われるが、依然としてよくわかってない」

    提督「普段の動きからもよくわかるのは、艦娘が出撃すれば攻撃を仕掛けてくる、ということか」

    「逆に、艦娘以外に攻撃をしてくるということは?」

    提督「報告数自体は少ないが、存在するな。輸送船、鎮守府など……。益々わからなくなるだけだが」

    提督「……」

    提督「深海棲艦についての説明はこんなところだ」

    提督「何かあるか?」

    提督「……続いて戦闘について。これは私自身が感じていることでもあるのだが……」

    提督「先程響が言ってくれた『関連性』に絡むことだな」

    北上「どゆこと?」

    380 = 1 :


    提督「君たちも自身の記憶から、敵艦と戦ったことに覚えがあるだろうが、以前と今とでは戦闘に関して差が存在する」

    提督「それは何か?」

    足柄「……ひとりで船を動かしているということ?」

    提督「それもそうだが、それは戦闘に限定した話ではないだろう。もっと別のことだ」

    「……命中精度」

    提督「ご明察」

    提督「そしてこの命中精度は艦娘のみならず、深海棲艦も高い数値を出しているのだが、要するに……」

    提督「君たちは雷撃、砲撃、回避運動、そして艦載機の操作精度に至るまで、近未来予測をしているものと思われる」

    飛鷹「そんなことが……」

    提督「これに関して、出撃経験者はどう感じている?」

    神通「……私は、常に中てるつもりで撃っています。それだけです」

    「私もそうだね」

    提督「鳳翔はどうだ? 艦載機操作も含めて」

    鳳翔「そうですね……。体感としては、俯瞰しているような感じです」

    提督「俯瞰……」

    鳳翔「ええ。感じ取る……映像、に対して、何をどうすればいいか、直感的にわかると言いますか」

    鳳翔「艦載機“から”俯瞰しているのではありません。勿論それもありますし可能なことでもありますが、同時に艦載機“を”俯瞰しているように感じます」

    飛鷹「……」

    381 = 1 :


    提督「“感じます”ね……。艦載機から見える景色が全景ではない?」

    鳳翔「そうなるかと。爆撃に関しては神通さんたちと同じです。特段、何か未来が視えているように感じることもないです」

    提督「そう、なのか……」

    (?)

    提督「だが、例えば練度の高い船であれば、それが可能になる、とは考えられるか?」

    神通「ええと……。もっと中てられる、もっと避けられる、とは考えられますけど……」

    「ひょっとしたら、それが一定のレベルで可能になった段階で、近い未来が視えたと感じることはあるかもしれないね」

    提督「……なるほど。それは響の体感として、そうなりそうな予感があると?」

    「何となく、だけど」

    提督「なるほど。……なるほど」

    「……もしかして、夕立のことかな?」

    提督「!」

    提督「ああ、そうだ。彼女はそうしたものを実際に感じているのではないか、と思う程度には動きがいいからな……」

    鈴谷「そ、そんなに凄いんだ……」

    北上「それだけ成長してる、ってことだねー」

    提督「北上の言う通りだ。ただ、同じように出撃していても成長速度には個体差がある。そこが少し気になってな――」

    382 = 1 :


    足柄「そんなの、もう提督の愛の力でしょう!」

    提督「……は?」

    飛鷹「え? 提督、まさか幼女に趣味が?」

    鈴谷「ちょ、まじ!?」

    足柄「提督はですね、夕立ちゃんを泣かせる罪な男なんですよーもう嫌ですよねー」ニシシ

    鈴谷(あっ。これヤバイパターンだ)

    提督「…………」

    提督「足柄、君の飲み会参加を禁止する」

    足柄「え、ちょちょっと待ってくださいよ提督私が悪かったです何でもしますから」

    提督「何でもしてくれるなら飲み会禁止だ」

    足柄「ふえぇ~それだけはご勘弁をごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

    提督「はぁ……。ええっと……」

    鳳翔「私は応援しますよ♪」ニコニコ

    神通「おめでとうございます!」

    北上「いいじゃんいいじゃん! 照れるなよ~」ウリウリ

    「まあ夕立は言うほど幼女でもないよね。私の方がぺったんだ」サスサス

    提督「そういう問題じゃない……」

    提督「はぁ……。なんか疲れた。一旦休憩にしよう。この後は戦術の検討と具体案について議論する」

    提督「それから議論後、足柄には罰として宿題を課す」

    足柄「んにゃぁあああー!!」

    383 = 1 :

    今宵はここまで。


    なんだかアニメを観ることの出来ていた3月の方が余裕あったかもしれん。
    加えて今書いてるところは少し筆が進みにくい感じだ。でも頑張る。

    次回も1週間後になりそう。申し訳ない。

    385 :

    乙ですって
    待ってまーす

    386 :

    おはろーございます。生存報告を。

    投稿するだけの分量は書けていますが、いまひとつキリがよくないのでもう少しお時間をいただきます。
    また推敲も充分ではないですね、ごめんなさい。
    今日から3日間以内には更新します。


    ところで世間ではイベントですが、今回は多分不参加ですね。
    天城取ってから艦これやってないの、我ながら凄く薄情だ。
    こんなに股間に……ではなく、かわいい秋津洲でも腰が上がらないあたり、いよいよ限界を感じる。
    皆さんの健闘を祈ります。

    387 :

    見事に俺と同じ状況でシンパシー感じる
    まってるぜ

    389 :


    ガチャ

    提督「ふぅ」

    提督(……そろそろ建造が1隻終わっている気がするな。何をやらせよう?)

    提督(とりあえず座学に放り込んで、もう1隻は……。足柄に復習がてら、議論内容を講義してもらうか)

    ―――
    ――


    ―工廠―

    ??「ん……」

    ??「あんたが司令官?」

    提督「ああ、その通りだ」

    ??「そう」

    叢雲「特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ」

    提督「よろしく、叢雲。気分が悪かったりはしないか」

    叢雲「いいえ、大丈夫よ。大丈夫」

    提督「よろしい。早速ですまないが座学に参加して欲しくてね。着いてきてほしい」

    叢雲「ええ」

    390 = 1 :


    ―――
    ――


    ―廊下―

    叢雲「なるほどね。私は新たにここへ呼び出され、そしてまた戦うと」

    提督「そうだ」

    叢雲「わかったわ。私の矜持に懸けて最善を尽くしましょう。あんたもせいぜい頑張りなさい」

    提督「ふっ、頼もしい限りだ」

    ガチャ

    提督「待たせたな」

    鈴谷「あ、提督遅いよー」

    北上「あら? もう休憩終わりですか」

    提督「新人さんを連れてきた。ひとまず自己紹介を」

    叢雲「叢雲よ。よろしく」

    一同「よ、よろしくお願いします」

    提督「さて、続きを始める前に、みんなで歓談でもしていてくれ。すぐに戻る。それじゃあ」

    ガチャ

    一同「…………」

    叢雲「ここの司令官は落ち着きがないのねぇ……。大丈夫?」

    神通「あはは……」

    鈴谷「叢雲ちゃん、結構ばっさり言うんだねー」

    叢雲「そう?」

    鳳翔「お茶を淹れてきますね」

    北上「あ、あたし今度は梅昆布茶で」

    鳳翔「はい」ニコ

    鳳翔「皆さんは何かご要望ありますか」

    飛鷹「何でも大丈夫よ」

    神通「私も大丈夫です」

    「右に同じ」

    足柄(さすがにハーブティーが欲しいとは言えないわね……)

    鈴谷「鳳翔さんのお茶おいしいよねー」

    足柄「ええ」

    「……」

    (本当に、賑やかになったね。司令官)

    391 = 1 :


    ガチャ

    北上「ほんとにすぐ戻ってきちゃった」

    鳳翔「提督、お茶をどうぞ」

    提督「ありがとう」

    鈴谷「何してたのさー」

    提督「妖精さんに建造をお願いしてきた」

    提督「ふぅ……」

    提督「さて、一息ついたところで戦術の話に移りたいが、戦術もまたかつての戦いと少し毛色が違っていてな」

    提督「正直な話、私自身が自分で考案出来る方法論は全く決定的でないんだ」

    鈴谷「どうして?」

    提督「まず1つには先程言ったように、艦の性能が大幅に向上しているということがある」

    提督「基礎的な部分から、もう少し、より詳しく考えてみようか」

    提督「海戦術において考慮すべき点は多岐に渡るが、砲撃だけを見ても随分と様変わりしているのがわかるはず……」

    提督「君たちの戦いに欠かせない主砲。こいつの射撃距離はどの程度だ?」

    神通「ええと……。駆逐艦だと20kmに届かない程度、足柄さんのような20cm砲で30」

    「大和型なら40弱が最大射程になるね」

    392 = 1 :


    提督「そう。だが響も言ったようにこれはあくまで“最大”であって、その距離で確実に運用出来るというわけではない」

    提督「なぜか?」

    足柄「距離が開くほど命中精度が下がるから?」

    提督「そうだな。しかし中る中らないに影響する要素ってそもそもなんだ?」

    叢雲「単純に考えれば測距誤差ね」

    提督「他には?」

    叢雲「航行速度とか、角度とか……」

    提督「他には?」

    叢雲「ん…………」

    提督「確かに。まず速度、敵艦との距離、敵艦の速度、主砲の俯仰角、方位……」

    提督「それぞれの観測結果が実際の状態と一致しているかどうか、ということが挙げられる」

    提督「また砲撃は撃ちっぱなしではない」

    提督「君たちは砲撃した後に着弾位置からの誤差を、無意識に再計算しているはずだ」

    北上「……でもそれって、艦娘として生まれる前からやってたことだよね」

    提督「そうだな。だからこそこれだけでは説明がつかない」

    提督「では砲撃のプロセスはどうだ?」

    393 = 1 :


    「……艦艇によって違いはあるけど、まず装填だけでも揚弾、揚薬など細かく作業が分かれる」

    提督「それらは何によって動く?」

    「人力。……今はそれなしにすべてが稼働してる」

    提督「そうだ。装填動作だけでも伝達・報告という情報のやりとりは必要だし、それに要する時間も秒単位だ」

    提督「これに観測結果の伝達時間が加わる」

    神通「あ……」

    飛鷹「……なるほどね」

    提督「そう。射撃の人員は主要動作だけに着目しても、方位盤旋回手、射手、動揺手、砲塔にも旋回手はいるし掌尺手もいる」

    提督「響が挙げた装填なら砲手の作業になる」

    提督「だが中間動作以上に決定的なのは発射の瞬間だろうな」

    提督「各員の統括は砲塔長に、そこからのボトムアップで砲撃指示を砲術長が行う」

    提督「俯仰速度と旋回速度がどんなに早くても、発射には観測結果の伝達とそこからの判断、そして指示、動作、動作終了、報告、確認、発射命令、発射、というプロセスを必ず踏む」

    提督「ここにこれだけのタイムラグがあるなら、どんなに観測精度と計算精度、計算速度を上げても誤差は存在し続けるはずだ」

    北上「……目標の大きさが0.2kmもあっても、船速30ノットと仮定して秒間15メートルの変化」

    鳳翔「相対速度で秒間30メートルでしょうか」

    提督「同航戦になれば相対速度は小さくなるが、射程範囲内で初めから完全に並行の航行をするということは考えにくい」

    提督「敵艦隊の進行方向に対するこちらの角度によって秒間の接近距離も当然変化するが、まあそこは状況次第だ」

    提督「ここまで来てようやく戦術の話に移れるが、そちらはひとまずは置いておこう」

    394 = 1 :


    提督「北上が今挙げてくれた航行速度と着弾地点の問題は、タイムラグによって最も影響を受ける要素ではある」

    足柄「その言い方だと、他にもあるのね」

    提督「そうだな。だがひとまずの話の区切りはここだ。人力で動く艦艇ならここらが壁になる」

    提督「逆に言えば君たちはこれを克服しているはずなんだ」

    提督「どう思う?」

    神通「こんなこと、意識したことがありませんでした」

    足柄「言われてみれば、という感じね」

    提督「ふむ……。なぜなんだろうな?」

    「記憶として鮮烈には残ってないからじゃないかな」

    提督「というと?」

    「多分、例えば“あの時、あの瞬間、どんな風に指を動かしていたっけ?”ということまでは普通覚えてない、ということと似ている気がする」

    提督「なるほど。それを覚えていなかったとしても、なぜそれをしていたかは思い出せるだろうしな」

    提督「興味深い。それにかなり擦り合わせが進んだように思う」

    提督「おい鈴谷寝るな」

    鈴谷「わぁ!」

    飛鷹「ちょっ……」

    神通「よだれ、垂れていますよ」フキフキ

    鈴谷「ご、ごめーん……」

    叢雲「司令官、続きをお願い」

    提督「ああ」

    395 = 1 :


    提督「資料によると、艦娘には船体状況を感覚的かつ瞬間的に把握し、それを行動に移す力、その全体性がある」

    提督「“統覚”とでも呼ぶべきか」

    北上「とう、かく?」

    提督「認識論の用語だ。自己意識の気取った言い回しだが、艦娘の意識の構成を分析するに、結構ふさわしい言葉なんじゃないか?」

    提督「まあそれはさて置き、船体をひとつの意識によって統一的にコントロール出来るというだけでも、艦娘という存在は圧倒的な意義があるんじゃないかと私は思うよ」

    提督「……さて響くん」

    「なんだい?」

    提督「自分の出撃経験を振り返って、今この場で言いたいことはあるか?」

    「ん…………」

    「……司令官がここまで説明してくれた内容を考えると、私を含めて艦娘はもっと攻撃をはずしていないとおかしいように思われるね」

    飛鷹「え? むしろ逆じゃない? 艦娘は人力での操艦における難点を克服しているにも拘わらずはずしている……」

    飛鷹「つまり、もっと攻撃を中てていないとおかしい、という話の流れだと思ったんだけど」

    提督「そう、次の問題はそこだ。それに入る前に少しおさらいをしよう」

    提督「装填時間、各主砲の斉射間隔。各砲弾の着弾間隔、敵艦の大きさ、毎分の発射弾数……」

    提督「これらから命中率を導いてそれがもし数%も存在するなら相当理想的な試算をしていることにはなる」

    提督「さて、ここでさらにタイムラグによる状況の変化が上乗せされるが、仮にそれを艦娘が極小化することに成功していたとして、それだけで艦娘の命中精度の高さはすべて説明出来るのか?」

    提督「この疑問を代弁したんだろう?」

    「そうだね」

    北上「でも現に中ててるんじゃないの?」

    鈴谷「そっかー。既に高いって前提があるんだもんね」

    提督「それはいい着眼点だな。考え方のスタンスとしてはそれで合ってる。つまり……」

    396 = 1 :


    提督「足柄が言ったように、他の要素について考えてみる必要がある」

    提督「砲撃に影響する要素としての周囲環境。これにどれだけ踏み込めるかが問題だ」

    提督「それを列挙するとしたら……」

    提督「風向、風速、空気抵抗、これらを加味した放物運動の計算」

    提督「温度による砲身と砲弾の膨張率、砲身と砲弾の摩擦力の変化」

    提督「加えて湿度による装薬の燃焼速度の変化、初速への影響……」

    鈴谷「ちょ、ちょっと!」

    提督「波による船体の傾き、潮流、水温変化、海面の膨張率。月の重力の影響率」

    提督「主だったところではこんなもんか?」

    鳳翔「で、でも、それを逐一計算するだけの知識はないはずですが……」

    足柄「……付け加えると、そこまで考えて、観測して、砲撃なんてしてないし出来ないわ」

    提督「運動方程式を知っているかどうかが問題ではない。これは一種の逆説だ」

    提督「君たちのやっていることは、これだけの小道具を持ち出さないと説明出来ない、というだけのこと」

    提督「科学的思考にはそういう要求をするところがある。ある種の結果論として、そう言える」

    提督「また観測や思考には常に理解が伴っているとは限らない。サブリミナル効果が顕在意識における理解に結び付かなくとも影響力を持つのと同じだ」

    鈴谷「さぼ、り……?」

    提督「……要するに、無意識でも情報の処理は行われている、ということだ」

    提督「それだけじゃない」

    提督「味方艦との船間距離、味方艦の相対位置、速度、角度、着弾位置……などなど。これらの情報も君たちは処理しているはず」

    提督「というのも、君たちは自身の砲撃と着弾による測距だけに頼らずに、戦闘しているんじゃないか?」

    一同「…………」

    397 = 1 :


    提督「たとえラグが存在したとしても、砲術長はそれも込みで砲撃指示を出すはずだがそれは言わば直感だ」

    提督「艦娘の判断も無意識下でのことならまた直感と言えるだろうが、その差は歴然として表われている」

    提督「初弾命中、なんてことは君たちの戦闘ではザラだが、それを可能にするピースとしては説得力があるだろう」

    提督「また一方で飛鷹の指摘も正しい。周辺環境の問題を抜きに話が終わるとしたら艦娘は攻撃をはずし過ぎなくらいだ」

    提督「いくら命中精度が高いからと言って、“すべて中る”というわけではないからね」

    提督「だから、砲撃の精度は周囲環境の観測によって説明されるが、同時になぜ攻撃をはずすかもこの点によって説明されるべき、ということになる」

    提督「みんなが驚いたように、環境の方が観測は困難。加えて放物運動などよりよほど予測も難しい。というか、微視的には事実上不可能だろう」

    提督「ここには一定の限界が存在するが、艦娘が練度を上げていく時に最も変化する部分はこの辺にあるのではないかと思う」

    叢雲「……面白いわね」

    神通「提督、そこまで考えていたんですね」

    提督「そこまでってほどではないさ。何せ、こんなことは戦術を考えるための下準備、状況確認にしかならない」

    鳳翔「下準備……」

    提督「艦の持つ性質が違うなら、当然戦闘も違う、可能な戦法も変わる」

    提督「そして砲撃について扱ったのは、ここからの話をわかりやすくするためだ」

    鈴谷「え、ちょ、提督」

    提督「なんだ?」

    鈴谷「あのぉ……。ちょっち休憩をいただきたいかもー……なんて」

    提督「駄目」

    鈴谷「」ガックシ

    398 = 1 :


    提督「……高い命中精度は、火力が装甲を上回ってさえいれば、砲撃の1回1回が敵艦にとって極めて致命的な打撃になることを意味する」

    提督「これはどういうことだ?」

    「各個撃破のために砲撃を集中させる戦法に、著しく無駄が生じる」

    提督「хорошо」

    北上「オーバーキル、ってことだね」

    提督「そうだ。ついでに言えば、そこで逐一照準を直したり、再計算するのも無駄だ」

    叢雲「その、各個撃破の話、もう少し詳しく知りたいのだけど」

    提督「そうだな……。古い資料になるが、これを説明しないことには戦法の話が出来ない」

    提督「まずは従来の方法が通用しないことをみんなに理解してもらった上で、何か案があれば頂戴したい」

    神通「私たちに、出来るでしょうか……?」

    提督「別に気負うことはないさ。ちょっとした投げかけのようなものだ」

    提督「さて、まずこの模式図を見て欲しい。ランチェスターの法則からおさらいしてみよう」

    提督「ここに示されている赤軍、青軍の性能を同一のものとする」

    提督「理論において仮定される撃破のために必要な砲弾の総数は多めに設定されるのが通例だが――――」

    提督「ここでのポイントは…………」

    …………………………

    ―――
    ――

    399 = 1 :


    今宵はここまで。


    抱えていた大きめのと中くらいのタスクが片付きました。やったね。溜めてたアニメを消化してます。
    座学は続きがあるけど、もういいでしょう。鈴谷も退屈そうだし、予想以上に長くなり過ぎました。

    また来週、更新します。


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