元スレ男「まさか女さんがあんなにデレるとはな」幼「はぁ・・・」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
351 = 340 :
今日はここまでにします。
朝ドラゴンボール改を見て、もの凄く影響を受けましたが
このSSに活きる事はありませんでした。
352 :
乙!
その判断は適切だな
353 :
>このSSに活きる事はありませんでした。
エーww
354 :
女「温泉広かったー。男湯も広かった?」
男「んー、そんな気にしてなかったけど、広かったんじゃないか?」
女「適当だなぁ男は。感想とか無いの?」
男「そうだな。なんかじいさんばっかだったな」
女「酷い感想だね。でもこっちもそんな感じだった」
男「高齢社会って奴か?ここ見回しても老夫婦ばっかだな。世知辛い」
女「そうだね。でもこの人達って何年間も一緒にいて、多分人生の最後まで一緒に居る人達なんだろうな」
男「そうだな。あの年齢だと、もう別れるとか無いだろうしな。そう考えると凄いな」
女「私はね、男とそうなれたら良いなって思ってる」
男「・・・そうか」
女「って、男がさっきから座ってるのってマッサージ機?いいなー」
男「お前もやるか?」
女「うん。帰ったら男にマッサージしてあげる」
男「そっちっすか」
女「次何処行こっか。ねぇ、ここいいじゃん。クリスマスのイベントやってるって」
男「イルミネーションか。もうそんな時期なんだな。そこ行こうぜ」
355 = 354 :
女「見て見て。すっごい奇麗だよ」
男「そうだな。都会のイルミネーションより地味なはずだけど、自然とマッチしてるっつーか」
女「そういう冷静な分析はいらないの。奇麗だね~でいいでしょ」
男「へいへい」
女「いっぱいお店あるよ」
男「まずは飯だな」
女「だよね」
女「んー、楽しかった」
男「結構いろいろあったな」
女「何も買わなかったけどね。本当良かった。ご飯以外は」
男「まぁ、雰囲気だけの所で味は期待しちゃ駄目だな」
女「さっきより暗くなってる」
男「ちょっと寒いけど。こういう雰囲気は好きだぞ」
女「ふふっ、ちょっといい感じになってきちゃった。どうする?」
男「どうするって言われてもな」
女「久しぶりにキスしようよ」
男「久しぶりだったか?」
女「あんまりしてないよ。私たち」
男「さっきの事、幼と話した後じゃないとそういうのはやめた方が良いんじゃないか?」
女「駄目。今は私の事だけ考えて。他の子の名前は出して欲しくないの」
男「分かったよ」
チュ
女「ん・・・もっと」
女「・・・!」
男「どうした?」
女「男・・・キス上手くなってない?」
男「・・・気のせいだろ」
女「そうだよね。ごめんね。変な事聞いちゃって」
女「流石に寒いね。戻ろっか」
356 = 354 :
男「おう上がったか」
女「うん。今日何回お風呂入ったんだろうって感じ」
男(旅館の浴衣か。ちょっと緩いのか?なんかすっげぇ色っぽいぞ)
男「もう寝るか」
女「もう布団敷いてあるね。あー、一枚でいいのに」
男「良くないから。寝れねぇからそれ」
女「何で寝れないのかなぁ。ふふっ」
女「ねぇ、マッサージしてあげる」
男「今日はお前も疲れてるだろ。無理すんな」
女「ううん。私がしたいだけ」
男「分かった。じゃあ頼む」
女「うん。任せて」
女「んっ、男あんまり凝ってない」
男(女が力を入れるたびに、髪の毛や息が首筋に触れる。やべ、かなりいやらしい気分になってきた)
女「男、結構背中大きいんだ」
男「もう終わりか?ならもう寝ようぜ」
女「ううん。まだまだこれから」
女「今度は仰向けになって」
男「分かった」
男(って、マッサージで仰向け?)
男「そういう事かよ」
男(上に乗られちまった)
女「うん、そう言う事」
女「男、キスしよう。さっきとは違うやつだよ」
男「・・・」
女「もっと激しいの」
チュ ンチュ
男「ん・・・」
女「ちゅ・・・ぅん・・・」
男「ぷはぁっ、お前いきなりだな」
女「ねぇ男、しちゃおうよ」
男「・・・それは」
357 = 354 :
女「ここ誰も居ないよ?二人きりだよ?このまま寝ちゃうの?私には無理だよ」
男(ゆ、浴衣の襟の隙間からむ、胸が。こいつ下着つけてねぇぞ)
男「お、お前また薬盛ったりしてないだろうな」
女「なにそれ。してないよそんな事。あ、もしかして興奮してますよって事?OKって事でいいの?」
男「違うって」
女「女性側からここまでしてるのに逃げるんだ」
男「う・・・だってよ」
女「幼には言わないから、二人の内緒だから」
男(流石にここまでさせちまって断ったら駄目だろうな)
男「分かった」
女「帯は外すけど、ちょっと恥ずかしいから浴衣は羽織ったままでいいよね」
シュル
男(開いた浴衣から胸の谷間が見える。そこからへそ、陰部までぎりぎり見える感じ。余計にエロいぞ)
男「女、奇麗だ」
女「うん、嬉しい。男・・・やさしくしてね」
男「女、起きろ朝だぞ」
女「んん、そっか朝か」
女「うーん、昨日は男としたんだね」
男「何処見て確認してんだよ」
女「ほら、ここ血が出てる」
男「わー!見せんな!」
358 :
おい
おい!!
359 :
わろた
360 :
朝チュンにもなってねぇ.....
361 :
唐突な当たり前のキンクリ
362 :
カットするとは言ってたがこれは・・・
363 = 354 :
すみません。本当に状況が分かっていないのでちょっとアンケートです。
エロシーンのカットについてです
1、チュンチュンなどのつなぎがない
2、カットするタイミングがおかしい
3、そこまで書いてカットかよ
4、もうエロシーン書いちゃえよ
5、その他
367 :
ていうか全部
368 :
カットするタイミングについては良く分からないので
いっその事書いてしまう事にします。
下手くそなエロシーンになるので、カットしたい場合はセルフカットでお願いします。
とりあえず357から出直してきます。
369 :
カットに限らず時間や場所が変わってるのに区切りも何もないから分かりにくい
370 = 368 :
>>369
ありがとうございます。
試しに次から場面が切り替わる時や、次の場面に行く時は
男(あれから○○して○○した)
男(次は○○だな)
みたいな簡単な解説を入れてみます。
371 = 367 :
書きやすいようにやってくれ女可愛い俺にくれ
372 :
てかもっと改行すればわかりやすいと思う
場所飛んでも同じ一行開けだから急に場面飛んだりすると混乱するんだよ
373 = 368 :
>>372
今までは一応2行開けていましたが、3行開けてみます。
あと次のレスで場面変化している場合は改行していませんでしたが、これからは改行する事にします。
ご意見ありがとうございます。
374 = 368 :
以下から357のカットなし修正版です
女「ここ誰も居ないよ?二人きりだよ?このまま寝ちゃうの?私には無理だよ」
男(ゆ、浴衣の襟の隙間からむ、胸が。こいつ下着つけてねぇぞ)
男「お、お前また薬盛ったりしてないだろうな」
女「なにそれ。してないよそんな事。あ、もしかして興奮してますよって事?OKって事でいいの?」
男「違うって」
女「女性側からここまでしてるのに逃げるんだ」
男「う・・・だってよ」
女「幼には言わないから、二人の内緒だから」
男(流石にここまでさせちまって断ったら男として駄目だろうな)
男「分かった」
女「帯は外すけど、ちょっと恥ずかしいから浴衣は羽織ったままでいいよね」
シュル
男(開いた浴衣から胸の谷間が見える。そこからへそ、陰部までぎりぎり見える。余計にエロいぞ)
男「女、奇麗だ」
女「うん、嬉しい。男・・・やさしくしてね」
男「いいんだな」
ガバッ
女「きゃっ」
男(仕返しだ。今度は俺が上に乗ったぜ)
男「俺からさせてくれよ」
女「急におとこらしくしないでよ。ずるい」
男「胸触るぞ」
女「ん・・・、あ・・・いたっ。ちょっと強いかも」
男「ああ、悪い」
男(このサイズの胸だとフラと同じ力で揉んじゃ痛いのか)
男「このくらいか?」
女「んん・・・いい、かも」
チュ
女「きゃっ・・・んんっ」
女(やだ。乳首吸われてる。ん、なんか変な感じっ)
女「はぁ、ん」
男「ちゅ・・・ってお前涙目だな」
女「いいから。もっと、お願い」
男「わかった」
チュ
女「んああぁっ・・・はぁはぁ」
男(女胸弱いんだな。なんか可愛いぞ)
男「はぁはぁ、女の胸柔らかいな」
女「やぁ、だめ」
375 = 368 :
女「さっきから胸ばっかり。そろそろ・・・ね?」
男(なんかもじもじしてて可愛い)
男「いや、もっと胸を楽しみたい」
女「もう、焦らさないでよ。ん・・・もう我慢できないから」
男「分かったよ」
男「じゃあ下、触るからな。ちょっと足開いてくれ」
女「う、うん」
男「もうびしょ濡れだな」
クチュ
女「ひゃっ!」
男(ちょっと感じ過ぎじゃないか?)
男「だ、大丈夫か?」
女「う、うん。大丈夫だから」
女(びっくりした。自分で触っても別にそこまで感じなかったから、油断してた)
女(きっと男が触ったからなんだろうな。体も男を求めてるの。私の全部が男の事を好きなんだ。嬉しいな)
男「じゃあもう少し」
クチュ クチュ
女「あ・・・んっ」
男「もうほぐれたか?」
女「うん。お願い」
男「挿れてもいいのか?」
女「うん。・・・男、好きだよ。告白された後すぐ好きになって、それからどんどん好きになった」
男「俺もだ。今も女の事好きになり続けてる」
女「男・・・私の初めてを男にあげる」
男(ぐはっ、この笑顔は反則だ!)
男「怖くないのか?痛いかもしれないぞ?」
女「それより、男と繋がる方が楽しみだから」
男「分かった。挿れるぞ。力抜け」
女「う、うん」
クチュ
女「んんっ」
男「痛いか?一気に挿れるからな」
女「ひぅぅ・・・あっ」
男「は、入ったぞ・・・はぁはぁ」
女(お、男のが入った。やだ、私こんな時に泣くなんて)
男「・・・泣いてるのか?」
女「うん。嬉しくって・・・色々あったし・・・ひっく」
男「そうか。・・・ゆっくり動かすからな」
376 = 368 :
ヌチュ ンチュ
女「ん・・・はぅ・・・男、男っ」
男「ん、き、気持ちいいぞ女」
女「うん・・・ん、あっ・・・嬉しい。嬉しいよ男っ」
グッ クチュ
男(女、シーツを思いっきりつかんでる。初めてなのにこんなに感じてくれるなんてな)
女「んんっ・・・あはっ」
クチュ クチュ
男「う・・・ん、女・・・はぁはぁ」
女「も、もっと・・・呼んでっ」
男「女っ、女っ・・・」
ヌチュ ズチュ
女「ひゃぁ!い、いいのっ!・・・ん」
女「・・・い、イキそう」
男「お、俺もだ」
女「いいよ。はぁはぁ・・・中に、出して」
ギュ
男「・・・え?」
男(抱きつかれた!?や、やべぇ!)
女「男ぉ・・・好きっ、好きっ!」
男「ちょっ!まずいって!外に出すから」
女「やだ・・・ん、中が・・・いいっ」
男「悪い!無理矢理はがすわ」
女「きゃぅ」
ピュ ピュルッ
男「はぁはぁ・・・ふぅ」
女「はぁ、んっ・・・胸がべたべたになっちゃった」
男「わ、悪い。胸にかけちまったか」
女「いいよ別に」
ペロ
女「うーん。思ったより苦いかな」
男「やめろ。そういう行動するとまた勃っちまう」
女「第二ラウンド行っちゃう?って言いたいけどちょっと疲れたかも」
男「それにお前、中で出すとかマジでやめろよ」
女「ごめん。どうかしてた」
男「じゃあ寝るか。電気消すからな」
女「うん。ねぇ、このまま一緒に寝たいな」
男「・・・いいよ。おやすみ」
女「うん。おやすみ」
女(私どうしちゃったんだろう。中に出してなんて。安全日でもないのに、子供が出来たらどするの。それとも・・・)
378 = 368 :
今日はここまでにします。
色々なアドバイス、本当にありがとうございます。
379 :
エロシーン要求する奴ってどれだけ飢えてるの
380 :
エロはいらんから早く先が読みたい
381 = 368 :
>>379
いえ、私のカットが下手すぎて
いっそ書いてしまえと勝手に書いただけです。
場面の切り替えのアドバイスを沢山いただきましたので
そちらも次から活かしていこうと思います。
382 :
乙ー!
書きやすいように書けばいいのさ
383 :
ええやん
384 :
エロシーンがメインじゃなきゃいらんだろ…
でも>>1が書きやすいならいいんじゃね!
385 :
賢者君乙w
386 :
濡れ場が下手でも下手でなくても書いてくれてれば有りがたいっていう話
388 :
別に濡れ場は要らんが場面切り替え頼む
389 = 368 :
男(昨日は観光がメインだったけど、今日はお土産を買う事がメインだな)
女「お土産何にしたの?」
男「ん、漬け物」
女「なんか渋いね」
男「長野って言ったらこれだろ」
女「私は変なキーホルダー」
男「これ一番いれねぇやつだよな」
女「いいじゃん。ねぇねぇ、私にも何かプレゼントしてよ」
男「つってもな。なにが欲しいんだよ」
女「そこにアクセサリーあるよ。それがいいな」
男「アクセサリー買うなら、もっとちゃんとした店の方がいいだろ」
女「ううん。ここがいいな。大事なのは思い出だよ」
男「そうか。じゃあなんか買ってやるよ」
女「うん。ありがと」
男「このチョーカーとかどうだ?」
女「うーん。チョーカーか。指輪が欲しいかも」
男「じゃあ、これとか似合いそうじゃないか?」
女「うん。シンプルで使いやすそう」
男「ちょっとはめてみろよ」
女「そうだね。あれ?ちょっときついかな」
男「サイズが合わないか。じゃあ」
女「あ、こっちならぴったりだよ」
男(げ、左手の薬指じゃねぇか)
男「他のにしようぜ」
女「嫌だ。これ気に入っちゃったから」
男「仕方ねぇな。これ買ってやるよ」
女「やった。凄く嬉しい。キスしちゃいたいくらい」
男「ここではやめろ」
女「あ、お父さん達との待ち合わせの時間近いよ」
男「さっさと買って移動するか」
390 = 368 :
男(買い物も終わって、駅で女の両親を待つ事になったが早く来すぎたか?)
女「来ないね」
男「まだ早いしな」
女「座って待ってよ」
男「だな」
男「・・・」
女「ねぇ、私たち、しちゃったんだよね」
男「ぶはっ!昼にする話かよ」
女「ふふっ、そうだね」
女「幼よりちょっとはリード出来たかな」
男(女が肩によっかかってきた。女って凄いいいにおいがするんだな)
男「・・・お前いいにおいがするな」
男(やべ、口に出ちまった)
女「え、香水と付けてないよ」
男「そうなのか」
女「相性のいい異性って匂いで判断出来るんだって。良いにおいがしたって事は私たちは相性が良いの」
男「そうか、俺たちは相性が良いのか」
女「今頃気付いたの?だから一緒に居れば居るほど、お互い引かれ合うんだよ」
男「そうか。・・・あ、あの車じゃないか?」
バタン
女父「お前達・・・外では控えたほうか良いぞ」
女「え?きゃっ」
男「わ、悪い」
男父「抱き合うのもいいが、早く車に乗れ」
女「はーい」
男「すみません」
バタン
391 = 368 :
男(無理矢理連れて来られた旅行だったが、結構楽しかった。行きもこの車で運んでもらったんだな)
男「すみません。乗せてもらっちゃって」
女父「別にかまわないぞ。高速道路代は変わらないからな」
女母「二人とも楽しかった?」
男「はい」
女「うん。凄く楽しかった」
女母「そう。良かったわね」
女「ほら、お母さん見て。男に買ってもらったの」
男「おい、やめろって」
女母「あら、薬指に指輪なんて。本当に旅行はお楽しみだったみたいね」
女「ふふっ、そうなの」
男「あ、あははは・・・」
女「ふぁ~あ。まだ着かないだろうしちょっと寝るね」
男「おう、お休み」
男「・・・」
女「・・・」
男「ぐっすり寝てやがる」
女父「君も行きはぐっすり寝ていたんだぞ。何をしても起きなかったな」
男「すみません。前の日徹夜だったので」
女母「女のこんなに安心した顔久しぶりだわ」
女父「最近少し落ち込んでいたからな。男君、君絡みなんだろ?」
男「・・・それは」
女父「若いうちは色々あるからな。それでも親としては女に幸せになってほしいものだ」
男「・・・はい」
女母「ちょっとあなた」
女父「悪い悪い。決めるのは君だからな男君。どんな結果でも口出しはしないよ」
男「ありがとうございます」
男(本当に良い両親だな。この二人の娘である女は、きっと暖かい家庭を作るんだろうな)
392 = 368 :
男(結構早く帰って来れたな。長野はそんなに遠くないからな)
女「男、ありがとうね」
男「おう、明日学校でな」
女「・・・」
男「いや、手離してくれないと帰れないぞ」
女「あ、ごめん。じゃあね」
男「おう」
男(旅行特有の大荷物がないって、帰りも楽で良いな)
男(あーそうだ。フラになんて言おうかな。そう考えたら足が重くなってきた)
プルルル プルルル
男「知らない番号だな。誰だ?」
男「はい。男ですけど」
男「ああ、おばさん?お久しぶりです」
男「え!幼が倒れた?」
男「はい・・・はい。すぐ行きます」
男(幼。俺が居ない間、なにも食べずに水分すら取らなかったって。何があったんだ)
男「とにかく、幼が入院してる病院に行かないと」
393 = 368 :
男(幼の病室はここか。個室って事は重病なのか?)
男「幼、入るぞ」
幼「男!?ちょ、ちょっと待って」
ガサガサ
男「なにしてんだよ」
幼「いいよ。入って」
ガラガラ
男「うーっす。ってお前痩せたな」
幼「もうガリガリだよ」
男「割と元気そうじゃないか」
幼「でも点滴でしか食事が出来なくて。原因が分からないから、こんな個室までもらっちゃった」
男「おばさんは?」
幼「帰った。っていうか男、もう面会時間過ぎてるよ?どうやって入ったの?」
男「まぁ適当な理由つけてな」
男(彼氏ですって言って入ったんだけどな。兄って言ってもカルテでバレるだろうし)
男(幼が倒れた時、うわごとでずっと俺の名前を呟いてたって幼母が言ってた。だから絶対に来いって事も)
394 :
幼(男が来てくれた。今まで何処に行ってたんだろう。まぁいいや、今ここに居てくれればそれで)
男「もうすぐ食事の時間じゃないか?」
幼「そうだけど、食べられないよ。食事がのどを通らないの。変だよね」
男「まぁ試しに食ってみようぜ」
ガラガラ
看護婦「幼さん食事ですよ」
男「あ、どうも」
看護婦「幼ちゃんにこんな彼氏居たなんてねぇ。うふふ」
幼「か、彼氏っ?」
看護婦「そんな顔赤くしちゃって。青春だねぇ」
看護婦「そうだ幼ちゃん、食べられなかったらちゃんと先生に言うのよ」
幼「はい」
看護婦「お邪魔虫は退散しようかな」
幼「そんな、お邪魔虫だなんて」
看護婦「じゃあ何かあったらナースコール押してね」
幼「彼氏だって。男が面会時間外に入れたのはそう言う事なんだ」
男「いや、そんな嬉しそうにされてもな」
幼「嘘でもうれしい・・・嘘でも」
男「なんか随分フレンドリーな人だったな」
幼「多分そう言う人なんだよ」
男「とりあえず食ってみろよ」
幼「う、駄目かも」
男「ほら、俺が食わせてやるから」
幼「うん」
男「はい、あーん」
幼「あーん」
パク
幼「あれ?食べれた」
男「なんだよ食えるじゃねぇか。明日には退院だな」
幼「そうだね。なんだ、治っちゃった」
男「じゃあさっさと食って元気になれ。ほれ、あーん」
幼「うん」
幼「ところで男、今まで何処行ってたの?」
男「・・・なんつーかなぁ」
幼「・・・女と一緒にいたの?」
男(隠してもしょうがないよな)
男「そうだよ」
幼「っ!?ごほっ!ごほっ!」
男「どうした!」
幼「あれ?なんで?食事がのどを通らない!なんで!?」
395 = 394 :
男(まさか幼は)
男「お前倒れる前何してた?」
幼「・・・男の家を見てたの」
男「何で」
幼「私ね、男に自分の意見押し付けてばっかりだったから、男の話をちゃんと聞こうと思って」
幼「金曜日に行ったら男居なくて。ずっとずっと窓から男の家を見てたの」
幼「いつか帰ってくんじゃないかって思って、ずっと・・・ずっと、ずっと・・・」
男(やっぱりだ。幼は多分、ストレス性の病気なんだ)
男(そしてその原因は俺・・・だよな)
男「ごめんよ。今夜は側に居てやるから。どこにも行かないから」
幼「男・・・嬉しい。ねぇ、ぎゅってして」
幼「男の居ない事なんて私の人生に無かったから、最近は寒くて。心が寒くて」ガタガタ
男「分かった。分かったから」
ギュ
幼「温かいよ男。男のマフラーだけじゃ、やっぱり駄目だよ」
男「大丈夫だから。ちゃんとお前と向き合う事にしたから」
男「今日はもう休め」
幼「うん。・・・そうするね」
ガラガラ
看護婦「あれ?幼ちゃんもう寝ちゃったの?・・・でも少し食べてるね。彼氏君が何かしたの?」
男「いえ、何も。でもこの調子ならすぐに治りそうですね」
看護婦「そうだよね。じゃあ私、先生に報告してくるわね」
男「はい。お願いします」
男「あ、そうだ。今夜は一緒に居てやりたいんですけど」
看護婦「あー、大丈夫大丈夫」
男「いやでも・・・って行っちまった。軽いなー、あの人」
男(とにかく、ちゃんと幼と向き合えば病気も良くなるはずだ)
男「幼、少し泣いてた。不安にさせてごめんな」
396 = 394 :
幼「ん・・・今何時だろ」
幼「夜中じゃん」
幼(そうだ。私あのまま寝ちゃって)
幼「お、男は!」
幼(あ、ベットの横で寝てる)
幼「一緒に居てくれるって本当だったんだ」
幼(バレないよね)
チュ
幼(あぁ駄目だよ。こんな気持ちになっちゃ。寝よ寝よ)
幼「・・・」
幼(寝れない)
幼「もうちょっと」
チュ チュ
幼「起きない。何しても起きないのかな」ドキドキ
幼(だ、駄目!こんな事してるとまた逃げられちゃう)
ガバッ
幼(布団かぶってやり過ごす。う、興奮して寝れない)
幼(今夜は寝れるかな。はぁ)
397 = 394 :
フラ「男さん、帰って来ませんね」
フラ(金曜日から帰ってこなくて、もう日曜日の深夜ですよ)
フラ(こんな所でうずくまっていても仕方ないのに)
フラ「う・・・何か」
フラ(何かこの感覚・・・昔も・・・)
娘は忘れられるんですか彼の事?
ええ。彼を直接忘れさせる事は出来ませんが、大丈夫ですよ。
流石に、催眠術はやり過ぎじゃないのか?
あなたは黙ってて!この子はフルート奏者として将来活躍するんだから。
フラ(何・・・この記憶。い、嫌!)
彼の事を直接忘れるさせる事は出来ませんが、通路を塞ぐ事は出来ます。
どういう事ですか?
彼女の脳は、恐らく特急列車のような物です。
必要のない駅は通り過ぎる。
この子の場合はフルートと、この男の子にしか列車は止まらない。
じゃあどうすれば。
フラ(う・・・駄目!思い出しちゃ駄目!)
そこに繋がる線路を塞いであげれば良いんですよ。
この子の場合は恋心。
それであの子は普通に戻るんですね?
ええ。さぁ、催眠術を始めますよ。
さぁ、この揺れるコインを見てご覧。
ゆっくりと目を閉じて。
フラ「う。うぅぅぅっ・・・、思い出しちゃ駄目なのに。思い出しちゃ駄目!駄目!」
成功したんですか!?揺れたコイン以外は普通の説得に見えましたが。
ええ。ほとんどは。しかし、最後に。
フラさん、絶対に思い出してはいけません。思い出してはいけませんよ。
・・・催眠術は成功です。
フラ「うっ・・・ふふっ、ふふふふふ」
フラ(男さんが居なくなる気持ち)
フラ(絶望的で!苦しくて!他の全ての物が無意味だと気がついたあの気持ち!)
フラ「思い出しましたよ。・・・うふふふ、ふふふ」
フラ「あああぁぁあぁぁ!!男さん!!またこんな!!」
フラ「苦しい!嫌!帰って来てください」
フラ「これじゃあ、これじゃあ4年前と同じじゃないですか!」
398 = 394 :
今日はここまでにします。
深夜の投下が多くなってしまっています。
最後には朝になりそうです。
400 :
みんなレベルアップしてきてやべぇな
みんなの評価 : ★
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