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    元スレ男「まさか女さんがあんなにデレるとはな」幼「はぁ・・・」

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    301 :

    個人的には幼を応援したい

    302 :

    まさかのボブ子続投

    303 = 282 :

    (悔しいけど、フラの言う通りだよね)

    (ちゃんと解決しないと)

    (思えば私、男に自分の意見押し付けてばっかりだったな。明日学校が終わったらちゃんと話そう。ううん、男の話をしっかりと聞こう)

    (明日は金曜日で次の日は学校休みだから、きっとゆっくり話せるよね)


    フラ「男さんは美味しそうに食べてくれるので、作りがいがあります」

    「うん。うまいんだけどさ」

    「お前最近あんまり食べなくなったよな」

    フラ「いえ、それどころではないので」

    「なに忙しいみたいに言ってんだよ。俺の顔見てるだけじゃねぇか」

    フラ「・・・」

    「ひぃ、真顔やめて!ほら口開けろ」

    フラ「え?はい」

    パク

    フラ「うーん。美味しい」

    「自画自賛かよ」

    フラ「こんなに美味しく感じるなら、もう男さんからあーんしてもらった物しか食べたくありませんね」

    「もう嫌だ!この子おかしいよ!」

    304 = 282 :

    シャー キュッキュッ

    (とりあえず昨日みたいな事は避ける為に、風呂に入ったら直に24時間営業のファーストフード店に逃げ込もう)

    (ちゃんとした鍵が部屋に付くまでの辛抱だ)

    (そう言えば昔は風呂にも突入してきたなフラ。うわ大丈夫か?早めに上がるか)

    シャー

    フラ(男さんがシャワーを浴びてます・・・。でも我慢しないと、昨日みたいに外で寒い思いをさせる訳にはいきません)


    「よし、ファーストフード店に寝に行くか」

    「そういやフラは・・・そっかコンビニに行ったんだっけ」

    (あれ?フラの部屋が開いてる。そう言えばフラの部屋って見た事ないな)

    「ちょっとだけ、ちょーっとだけだぞ」

    キー

    「・・・うわっ!」

    (俺の写真が壁いっぱいに!?これ俺がフラを案内した時に撮った写真か?いやなんか盗撮っぽいのもあるぞ)

    「あ、ヤバい見なかった事に」

    ドン

    「え?」

    ガチャ

    フラ「昨日みたいに寒い思いをさせるのもかわいそうですものね」

    ガチャガチャ

    「・・・なにを」

    フラ「私もね、男さんの部屋と同じで鍵をつけてみたんです。番号式の」

    「う、嘘だろ。出られねぇ!」

    フラ「こ、今夜は、この部屋で寝て下さい・・・はぁはぁ」

    「あらやだ・・・終わったわ」

    305 :

    最高ですね!

    306 :

    追いついた。
    男は普通にクズだけど、次点でクラスメートA~Cが地味なクズさを発揮してんな。

    307 :

    「よし、寝るか」

    フラ「まだ早いですよ」

    フラ「そ、それより昨日の続きを・・・昨日からずっとお預けをさせられているので、そろそろ限界なのですが」

    「お預けなんてしてねぇだろ!って昨日のところからロードするのか?前戯しないとな」

    (そう永遠の前戯を・・・いやマジで)

    フラ「必要ないと思います。こ、こうやって男さんと話してるだけでも・・・はぁはぁ、私の陰部はしっかりと濡れていますから」

    フラ「お陰で換えの下着を持ち歩かなくてはならなくなっていますが」

    「それ日常生活に支障出てるぞ」

    フラ「そうなんです。大変なんですよ?男さんしか解決出来ないのでお願いします」

    「クッションガード!これでお前は俺に触れる事すら」

    バシ

    「ああ!クッションさんが!」

    フラ「はぁ、しょうがないですね。話し合いをしましょう」

    「そ、そうだな!」

    (交渉でなんとか切り抜けてやる)

    フラ「男さんってオナニーしますか?」

    「な、なんだよ。するよ男だからな」

    フラ「オナニーが終わった後ティッシュで拭くんですよね」

    「そりゃあな。汚れるしな」

    フラ「女性を想像しながら右手で陰部をこすりティッシュに出す」

    「まぁ、そうだな」

    フラ「もったいないですよ!全部代用じゃないですか。求めている女性が居るのなら、代用でする必要はありません」

    「?」

    フラ「つまり男さんの場合はティッシュではなく私に出すべきです」

    「その理屈はなんか嫌だな」

    (しかもこれは話し合いじゃない。フラの一方的な説得だ。そして)

    フラ「さぁ、始めましょう」

    (状況が何一つ変わってねぇ)

    308 = 307 :

    フラ「ほらほら」

    カチャカチャ

    「あっ、やめて!ってパンツ脱がされるの早えぇ」

    「くそっ、返せ俺のズボンとパンツ」

    フラ「駄目ですよ」

    ポイ

    「窓から投げ捨てた・・・だと?」

    フラ「家の敷地内に投げたので、幼さんに拾われる心配はありません」

    「そうか。なら良かった。って良くねぇ」

    フラ「私も脱ぎますので見ていて下さい」

    「俺の股間静まれ、静まれ」

    フラ「ん、ちょっと恥ずかしいですね。女性の下半身を見るのは初めてですか?」

    「そうだよ!だから別にお前に興奮した訳じゃない。お前だって濡れまくりじゃねぇか」

    フラ「うふふ、昨日より反応してますね。お互い」

    フラ「きっとすぐにでも入れて欲しいんですよ」

    (逃げ場がないっす)

    フラ「入れますよ?」

    「う、うわ」

    (挿れす瞬間フラの肌に押された後、少し押し広げる感じがしてすぐに吸盤みたいに引っ付きやがった。これは想像以上にやべぇ気持ち・・・いやいや静まれ)

    フラ「ん、んん・・・」

    「・・・っん」

    「・・・」

    フラ「う」

    「入らないな」

    フラ「き、きついです」

    「初めてだからしょうがないな。よし、無理って事で今日は」

    フラ「ゆ、指でほぐして下さい」

    (やっぱ逃げられねぇか。そもそも出口ないし)

    309 = 307 :

    挿れす・・・?
    私には挿れるに見えますけどね。
    ほら、これが私の見ている世界ですよ。

    311 = 307 :

    今日はここまでにします。
    無駄に長い上に得意ではないエロシーンは
    今後カットで良いような気がしてきました。

    312 :


    ボブ子回収には驚いたwww

    おやすみノシ

    313 :

    いやカットしないでくれ
    頼むよー

    314 :

    まぁカットでも問題なし

    315 :

    カットやね

    316 :

    カットでもいいですな

    317 :

    何でフラ何かに・・・
    幼なじみがかわいそう過ぎて見てられないわ

    318 = 306 :

    カットで問題ないアルヨ。

    319 = 307 :

    今後エロシーンは、かなり重要な時以外はカットします。
    重要な時はこなそうですが。

    320 = 307 :

    「う、うぃーっす」

    「お前、大丈夫かよ。やつれてんなぁ」

    モブ子B「あれ?フラさん超元気じゃん」

    フラ「ええ。とても良い事があったので」キラキラ

    「あ」

    (幼と女には黙っておくか)


    モブ子A「あんた最近機嫌悪くない?」

    「そんな事ないって」

    モブ子A「昨日なんて、隣のクラスの友って人の胸ぐら掴んでたって噂だし」

    「それは誤解だよ」

    モブ子A「幼とも全然会話してないじゃん」

    「まぁそれはね」

    モブ子A「私、あんたの彼氏にバシッと言ってやろうか?」

    「それはやめて。本当に大丈夫だから」

    モブ子A「だったら良いけど・・・」

    321 = 307 :

    キーン コーン カーン コーン

    「よし、授業中眠かったが乗り切ったぞ」

    「男、お昼の時間だよ」

    「おう、行くか」

    「なんか眠そうだよ?しゃきっとしなさい」

    クラスメートA「お、仲直りしたのか」

    「うるせぇ」

    クラスメートB「照れんなって」

    「フラさんは?」

    「寝てる」

    「そっか。ちょっと安心」

    「そうだな。着いてこられても困るし」

    「じゃあ行こうか」

    (本当は女とも距離を置かなくちゃいけないんだけど、幼と女が喧嘩した今二人の仲直りが最優先だよな)

    「幼と仲直りする方法は考えたのか?」

    「まだだよ。今日の放課後、ちゃんと考えようね。あ、はいお弁当」

    「いや弁当は、まぁいいか」

    「そうだ、一回家に帰ってから着替えて来る事」

    「なんでだよ。帰りにそのままお前んち行けばいいだろ」

    「あのねぇ。幼と仲直りしようとしてるのに、逆に怪しまれる事してどうすんのよ」

    「確かにな」

    「ちょっとお買い物ーみたいな感じで家を出ればいいの」

    「分かったよ。ああ弁当ありがとな、うまかったぞ」

    「うん。残さず食べたね」

    「ふぁーあ」

    「本当に眠そうだよ?昨日夜更かししたんでしょ」

    「まぁな」

    「もう。授業中寝ちゃ駄目だからね」

    「分かってるって。じゃあな」

    「うん。また放課後にね」

    322 = 307 :

    「着替えたし、ちょうどフラも買い物行ってるから出るか」

    ピンポーン

    「はいはーい」

    「うっす。入るぞ」

    「うん。どうぞどうぞ」

    「男がここに来るのも久しぶりだね」

    「・・・そうかもな」

    「確か帰りにキス、したんだよね。あの時初めてだったから凄いドキドキしたっけ」

    「やめろ。今日はそんな話をしに来たんじゃないぞ」

    「そうだね」

    「お前と幼は親友だったんだろ?ちゃんと仲直りしないと」

    「のど乾かない?飲み物持ってくるけど」

    「じゃあコーヒーで」

    「無理だよ。うちはお父さんしかいれられない。ジュースでいいよね」

    「いいよ。それで」

    「じゃあ持ってくるね」

    (女の部屋で二人きりか。早いとこ終わらせて帰らないとな。俺だって、女の事を好きな気持ちは変わってないんだから)

    (あれ、随分でかいバッグがあるな。土日に旅行にでも行くのか?)

    「おまたせ。どうしたの?」

    「お前土日に旅行でもいくのか?」

    「うん。家族で軽井沢に行くの」

    「そうか。準備もあるだろうしさっさと話終わらせるか」

    「そうだね」

    323 = 307 :

    「お前、幼と最近話したか?」

    「全然」

    「まず話すきっかけを作らないとな」

    「うーん。そうかな」

    「ちゃんと仲直りしたいって言えば、幼だって分かってくれるだろ」

    「どうかな」

    「・・・」

    「・・・」

    「お前真面目に考えてないだろ」

    「考えてるよ」

    「だったら・・・う」

    「どうしたの?・・・眠いの?」

    「だ、大丈夫だ」

    「昨日夜更かししたからだよ。ちょっと横になれば?」

    「こ、これは確かに駄目だな。・・・ちょっと横に」

    バタ

    「コーヒーじゃ、薬の効果が薄れちゃうよ」

    「でも本当に眠そうだったから、必要なかったかも」


    「帰ったぞ。荷物、車に」

    「しっー」

    「なんだ男くん寝ちゃってるじゃないか」

    「今日は疲れてるみたい」

    「ごめんなさいね。私たちの旅行の計画が、今日の夜出発だったから」

    「大丈夫。男は寝てるけど、着く頃には起きると思う」

    「じゃあ、荷物つみなさい」

    「あれ?男くんの荷物は?」

    「現地で買うって言ってたよ。ちょうど下着とか新しく欲しかったらしいから」

    「?そうなの」

    324 :

    ファッ?!

    325 = 315 :

    これ立派な犯罪やろ・・・

    326 :

    下手でも良いからエロ書いてくれよ

    327 :

    ちゃんと仲直りしろとかどの口が言ってんだかな

    328 :

    なんか台詞が一歩退いているというかキャラがセリフを読んでるような棒読み感を所々凄く感じるんだが
    の、「うわ、~」みたいな

    329 = 307 :

    >>326
    下手なのもありますが、それが原因で書くのに時間がかかってしまうので
    気が向いたら書くスタイルにします。

    >>328
    確かに「うわ、~」などは現実でもあまり使いませんね。
    そういう所も少し考えて書いてみます。ありがとうございます。

    330 = 307 :

    「今日こそちゃんと男と話すぞー。おー」

    「・・・」

    (ちゃんと話して、どんな形でもまた一緒に居られるようにしないと)

    (フラさんが居たって大丈夫。私は負けないんだから)

    ピンポーン

    フラ「はーい。はぁ、あなたですか」

    「男と話があるの。会わせて」

    フラ「犯人はあなたじゃなかったんですか・・・男さんは居ません。帰ってません」

    「本当?本当は隠してるんじゃ。・・・!」

    「分かった。今日は居ないんだ。何処に行ったとかは」

    フラ「知りません」

    「そう。失礼したわね」

    バタン

    フラ「本当に男さん、何処に行ったのかしら」

    フラ「あら?お夕食が床にちらかっていますね。なぜでしょう」

    フラ「男さんが帰ってくるまでに作り直さないと」

    フラ「男さん・・・」


    「・・・おかしいよ」

    (窓から見てるけど、男が全然帰って来ない)

    (もう夜の3時だよ。フラさんも事情を知らなかったみたいだし。男、何処に行っちゃったの?)

    331 :

    今日はここまでにします。
    思ったより長く続けてしまった事により粗が目立ち初めているなかで
    意見を頂く事で本当に助かっています。

    332 :

    気になるとこで終わらやがって!

    333 :

    女応援してたけど、拉致っちゃだめよん・・・
    向こうで暴れられたらどう言いくるめるんだ

    この後、まさかの幼とフラの共闘でゲットバッカーズするのか?

    334 :

    幼と女いらない

    335 :

    この期に及んでまだフラを家に置いてるとかあり得ない。こんな強姦魔家から叩き出すだろ普通・・・

    336 :

    まんざらでもないんだろ

    337 :

    フラの件に関してはお父さんにも問題があるような……

    338 = 335 :

    >>337
    フラが未だに危険だとわかっていながら男に丸投げしてんだから大いに問題ありだな

    339 :

    可愛いは正義

    340 :

    「着いたぞ。まだ男君は起きないのか」

    「そうみたい。起こすのも可愛そうだし、旅館に運んじゃおうよ」

    「まぁこんな時間だし、旅館の人も気にしないだろ」

    「うん。ありがとう」

    「じゃあ私たちは、私たちで予約した旅館に行くから。二人で仲良くやるのよ」

    「うん。楽しんで来てね」

    「日曜の昼に駅で合流だからな」

    「おっけー」

    341 = 340 :

    「ん・・・どこだ?ここ」

    (確か女の家に行った後、眠くなって)

    (どこかの旅館か?)

    「あ、男起きてる」

    (そしてなんで女が土下座してるんだ)

    「ごめんなさーい!」

    「まず説明しなさい」

    「えっと、男が寝てる間に軽井沢に連れて来ちゃった」

    「え?じゃあここ長野?マジで?」

    「うん」

    「なんでこんな事したんだよ」

    「だって男すぐ逃げちゃうから、じっくり話せないし」

    「二人で旅行に行けば話す機会もあるかなって」

    「よし帰るか。ってそんな金ねぇよ」

    「日曜日の昼にはお父さんの車で帰る事になってるから、その時までお願い」

    「それまで帰れないのかよ」

    「ごめんってぱ。でも男が逃げ回らなければこんなことしなかったんだよ?」

    「いやここまでする奴いねぇから。服とかどうすんだよ」

    「下着なら私が買ったのがあるから。軽いプレゼントだと思ってもらって」

    「結構いいブランドのトランクスじゃんか。いいのかよ」

    「いいのいいの」

    「・・・おい、なんかこのトランクス、3Dメガネ付属されてるぞ」

    「あ、それ私が使う奴だから」

    「待てーい!これ彼氏に履いてもらって、3Dメガネで見ると絵柄が飛び出すやつじゃねぇか」

    「一度やってみたかったの!お願い、履いてみてよ」

    「何でお前に下着姿見られる事が前提なんだよ!せっかくだから履くけどよ。見せねぇからな」

    「ちぇ、つまんない」

    342 = 340 :

    「お前、絶対反省してないだろ」

    「反省はしてるけど、後悔はしてないよ」

    「なお悪いぞ」

    「男、お願いだから話そうよ。幼との事だって、言っちゃ悪いけど男がほとんど悪いと思うし」

    「・・・」

    「そうやってすぐ黙るな!男が解決するつもりが無い限り、ずっとこのままだよ」

    「まぁそんな寝ぼけた顔されてても気が抜けるし、6階に温泉あるみたいだから行っておいでよ」

    「分かったよ。ちょっくら温泉に浸かってくるわ」

    (はぁ。まさか女がこんな事するとはな。話すったって何話せばいいんだよ?女も好きだが幼も好きですってか?)

    (嫌われるためにはそれもいいかもな。フラみたいにいきなり襲って来たりはしないだろうし)

    343 :

    女思ってたよりマトモだな

    344 = 340 :

    「風呂上がったぞ」

    「遅い。朝ご飯の時間過ぎちゃうよ。行こう」

    「マジか。急がないとな」

    (いやいや正気に戻れ俺。強制的に連れて来られたんだから少しは抵抗しないと)

    「腹減ったからいいや」


    「以外と美味しかったね」

    「ちょっと食い過ぎたな」

    「もう、バイキングだからって食べ過ぎ」

    「そんな所に座ってないでこっちきて」

    「・・・」

    「じゃあ話してよ。私を避ける理由」

    「だからもう好きじゃないって」

    「それは嘘。本当の事を言ってほしいの。じゃないとまたさらっちゃうよ?」

    「・・・」

    「俺は・・・幼の事も好きなんだよ」

    「・・・そうなんだ。それで?」

    「驚かないのか」

    「いや、びっくり。男は私に告白するくらいだから、私にだけぞっこんなのかと思ってた」

    「でもまぁ、幼かわいいし仕方ないかな。それよりなんでそれが私を避ける理由になるのよ」

    「今の俺はどっちかを選ぶったって無理だし、もう遅いけどどっちかを選ぶ事で幼と女の関係が崩れるのが怖かったんだよ」

    「で?」

    「こんな奴がお前らと一緒に居る資格なんてないだろ」

    「・・・こんの」

    「馬鹿たれっ!」

    バシ

    「痛って!叩くなよ!・・・叩かれて当然だけどさ」

    345 :

    拉致してマトモなのか

    346 = 340 :

    「男が一人でうじうじ考えたいなら、勝手にすればいい」

    「でも、私たちをそれに巻き込まないで!」

    「巻き込まない為に距離を置いて」

    「違うの。私はただ男と一緒に居たい。多分それは幼も同じ」

    「でも男がどっちと一種に居たいか決めてくれれば、男が決めた事なら誰も文句は言わないよ」

    「俺は・・・」

    「またそんな苦しそうな顔して。男がはっきりしないから、私も幼も男だって辛いんだよ?」

    「俺はどっちかなんて決められないんだ。頼むよ。もうほっといてくれよ!」

    「どっちか決められないなら、私は男に振り向いてもらう為の努力しかできないんだよ」

    「お願い。その為のチャンスを下さい!私頑張るから」

    「それと幼にも私と同じようにチャンスをあげて。あの子もずっと辛そうで、見てて辛いんだよ」

    「女・・・」

    「お願いします。・・・お願い、します。・・・もう私たちから逃げないで下さい」

    (くそっ、何やってんだ俺は。女にここまでさせて、俺はずっと逃げてただけじゃねぇか)

    (二人から距離を取る?距離を取ってたのは、二人のどちらかを決められない自分自身からじゃないか)

    「まだ二人のどっちか決められないような奴だぞ。それでも良いのかよ」

    「いい。男がどっちか決めるまで、振られちゃうかもしれないけど」

    「希望がある内は一緒に居たい」

    「分かった。俺はもうお前からも幼からも逃げないよ」

    (俺は最初から二股かけてた様なくそ野郎だ。もうこれ以上酷くなる事はないだろ。だったら幼や女が望む事をしよう)

    (その間にどっちかに愛想つかされるかもしれないからな)

    347 = 340 :

    「せっかくだから観光でもするか」

    「やった。行こう行こうっ」

    ギュ

    「まったく。誘拐犯のくせによ」

    「でも良かった。一服盛ってでも連れて来た甲斐があったね」

    「・・・ちょっと待て」

    「ん?」

    「一服盛った?」

    「あ」

    「お前何してんだよ!どおりでおかしいと思ったわ。マジで誘拐じゃねぇか!」

    「昔お父さんがストレスが原因の十円ハゲになった事があってね。良く寝れる様に睡眠薬使ってて」

    「その余りをジュースに混ぜてみたんだ」

    「お前なぁ」

    「ごめんってば。まさかこんなに効くとは思わなかったの」

    「俺も前の日は徹夜だったしなぁ。まぁ今更言ってもしょうがないか」

    「そうそう」

    「もうやっちゃ駄目だからな。誘拐ダメ!絶対!」

    348 :

    よしハーレムルート入ってきたな

    349 :

    まだ問題は山積みだがな

    350 = 340 :

    「温泉巡りしよっか」

    「年寄りくさいなぁ。他になさそうだしいいか。ほら温泉ガイドあるぞ」

    「どれどれ。・・・な、ない」

    「どうした?」

    「混浴がないよ!?どうしよう。せっかく男と来たのに」

    「ある訳ないだろそんなの。ってか一緒に風呂入るのはちょっとな」

    「じゃあ近そうなこの辺りから攻めていこう」

    「って寒っ!」

    「そう言えば男は準備してなかったもんね。マフラーとかないの?」

    「あったけど、幼に貸したら返ってこねぇんだよ」

    「それはそのマフラー御愁傷様だね。使い道が多過ぎるもん」

    「マフラーの使い方なんて首に巻くくらいしかないだろ」

    「男はそうかもね。それはそうと、男が凍えちゃうから買い物先にしようか」


    「どうだこの長野県コーディネート」

    「うわだっさー。長野の人に謝った方がいいよ。ふふっ」

    「お土産屋さんで買ったのが悪かったよな」

    「他に無いから仕方ないよ。安いし良いじゃん」

    「私も寒いなー」

    ギュ

    「お前、あったかいな」

    「男もあったかい。ずっとこうしていたいくらい」

    「・・・」

    (幸せだな。この幸せは、他の人には絶対に渡したくない)

    (今頃幼は大変だろうな。男が帰ってから話をしても間に合うかな?ふふっ)


    「男まだ帰ってない。昨日からずっと」

    「まだ、1日目だし大丈夫だよね」

    (お母さんが呼んでる。ご飯かな?どうでもいいや。ご飯食べてる間とか、寝てる間に男が帰って来ちゃうかもしれないもん)

    「男どこなの・・・」


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