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    元スレ男「少女誘拐したらヤンデレになった」少女「もう絶対離さない」

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    タグ : - ヤンデレ + - ヤンデレ少女 + - 少女 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :



    「………」ザァアア(雨

    「………」パシャパシャ(徒歩

    「………。」ザァアア


    「………」ザァアア


    (自宅マンションの前に女の子、傘も持たないで)

    「………」ザァアア

    「………」ザァアア

    『カードをスキャンして下さい』

    「………」ピッ

    『確認しました』ウィーン

    「………」カチッ(傘畳む

    「………」

    『お通り下さい』

    「………」ザァアア

    (見たことない顔だ、このマンションの奴じゃないな)

    「………」ザァアア

    (………アレじゃ風邪を引くぞ)

    「おい」

    「…」ビクッ

    「お前、そんな所で何してるんだ。 誰か待ってるのか」

    「………」フルフル

    「じゃあ何でこんな所に突っ立ってるんだ」

    「………」ザァアア

    「………せめて屋根のある所に居ろ、風邪を引くぞ」

    「………」ザァアア

    『お通り下さい』

    「っち」

    「………」パシャパシャ

    「…っ」ガシッ

    「いいから来い、そんな薄着で傘も持たずに雨の中に突っ立ってられると俺の精神衛生上悪い」

    「ぁ」パシャパシャ

     ウィーン バタン

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1396109336

    2 = 1 :

    マンション エントランス

    「………多少濡れた、が」ポタポタ

    「………」ボタボタ

    「お前よりマシか、待ってろ今タオルを借りてくる」クルッ

    「…っ」ガシッ

    「んっ」クンッ

    「ぁっ…」

    「………」

    「………」

    「……なんだ、この裾に掛かった手は」

    「………」ギュッ

    「………」

    「…っ……っ」

    「………」

    「はぁ…一緒に来い」

    「…っ」コクコク

    コツコツ トテトテ

    3 :

    面白そう
    期待

    4 = 1 :

    「管理人さん」ポタポタ

    管理人「ああ、男さん。 お帰りなさい」

    「ええ」ポタポタ

    「………」ボタボタ

    管理人「あらその子は………っと、その前にタオルが必要ね」

    「すみません」ポタポタ

    管理人「はいどうぞ」タオル×2

    「ありがとうございます」ゴシゴシ

    「………」パフ

    「………」ゴシゴシ

    「………」ジーッ

    「……ほれ」ゴシゴシ

    「ゎっ………」ゴシゴシ

    管理人「ふふっ、その子は男さんの従兄弟さん辺りかしら」

    「え、いやこの子は」

    (そういや、無断で連れ込んだけど言い訳何も考えてなかった)

    (適当に警察辺りに電話して、そうすりゃ家族が迎えに来るだろう)チラッ

    「っ!」ギュッゥッ

    「…」ビクッ

    管理人「どうかしたかしら」

    「あぁ…いえ、何でも」

    (何だろう、警察に連絡……この子の家族に迎えに来て貰うのが一番なんだろうけど)

    「………」ギュゥッ

    (この子の様子、どうも変だな)

    (………少し様子を見る、か)

    「……えぇ実はそうなんですよ、小野町の方に住んでいる叔父の子でして。
      何でも長期旅行で両親共々家を空けるそうなので俺が代わりに……と言うワケで」ハハハ

    「っ」

    管理人「あらそうなの、大変ねぇ……何かあったら力になるわ」

    「えぇ、その時はよろしくお願いします」ペコリ

    「さぁ行こう」パシッ(手を握る

    「ぁ」トテトテ

    管理人「タオルの方は回収ボックスの方にね~」

    「はい、分かってますよ~」コツコツ

    「………」トテトテ

    5 = 1 :

    マンション 男の部屋


    「ふぅ」ガチャン

    「………」ビクビク

    「さて…と、まずは体も冷えたし風呂か」パサパサ

    「ほら、上がりなよ」

    「………ぁ」

    「ぉ……」

    「ぉじゃま…しま、す」

    「おぅ」



    「濡れたもんはそっちの白い籠に入れとけ、後でまとめて洗濯する」

    「ぇ…ぁ、はい」

    「上がったあとのバスタオルはコレな、下着は………悪いが今は我慢してくれ。
      サイズが合わなくて悪いが着替えはこっちに置いておく」

    「は、はい」

    「んじゃ、俺は出てくから何かあったら呼んでくれ」バタン

    「………」ポツーン



    リビング


    「……ふむぅ」

    (今更だが、冷静に考えれば)

    (………)

    (俺のやっていることは、もしや誘拐ではないだろうか)

    「………」

    「………」

    「……ふむ」

    「やべぇ」

    6 :

    誘拐犯に好意もつ精神病だかの思い浮かべたけどこういうタイプかw

    大すきです期待

    7 = 1 :

    お風呂


    「……わぁ」カポーン

    (おっきぃお風呂)

    (それに、濡れたくらいでお風呂に入るなんて……)

    (贅沢してる、私)

    「………」キョロキョロ

    「お湯を…掬って」

    「……ちょっとずつ、ちょっとずつ」ザパー

    「わっ」

    (思ったより多く掬っちゃった)

    (勿体無い)

    「んっ……」

    「何だろう、これ」ボディソープ

    「………」ジロジロ

    (えっとラベル…上、ここかな…押す)ビューッ

    「ぇあっ、なにこれ」

    (……ぬるぬる)ヌルヌル

    「くん…でも、いい匂い」

    (………)

    (これ、何に使うんだろう)

    8 = 1 :

    リビング

    「………」ジュージュー

    「………」トントントントン

    「………」ジュワー

    「………」カチャカチャ

    「………」味見

    「うん、完成」


    「……ぁ、あの」ガチャリ

    「あぁ、上がったか」カチャカチャ

    「飯の準備は出来てる、冷めないうちに食え」

    「ぇ、ご飯……ですか」

    「そうだ、炒飯と餃子、中華は嫌いかお前」

    「ぁ、いえそんな!」

    「ならよかった、席はそこだ」

    「ぇ…わ、私の分もあるんですか」

    「……当たり前だろう、寧ろお前の為に作ったんだが」

    「……わ…私の、為」

    「あぁ」

    「………」ジッ

    「ん、どうした」席に着く

    「………っ」ジワッ

    「はっ、え、おま」

    「うっ………ぐ」ポロポロ

    「な、何故泣く、やっぱ泣く程嫌いだったのか!?」

    「ち、ちがいまずっ!」グシグシ

    (な、泣く理由が分からん)

    「うっ…えぅ…ぐ」ポロポロ

    (あぁ拭った端からまた泣いてるし)

    「っ、ほら泣くな」ハンカチ

    「ぁっ」フキフキ

    「飯ぐらい幾らでも作ってやる、だから熱い内に食え、その方が美味いから、な」

    「ぅ……ぁ、はいっ」

    「い、頂きまずっ……」

    「おぅ、どんどん食え」

    (思ったよりも、何かヤバ気な匂いがするな)

    9 = 1 :

    食後

    「ご、ご馳走様でした…っ」ケフッ

    「お粗末さまでした」

    (さて、俺も風呂に入るか)

    (………一応、逃げられたりしない様に釘刺しておくか。
      俺の推測も唯の推測かもしれんしな)

    「じゃあ、俺も風呂に入ってくる」

    「ぁ、分かりました」

    「一応だけどな、言っておくが」

    「はい」

    「に、逃げたりするなよ」

    (なんかまんま誘拐犯みたいな台詞だな、これ)

    「………?」

    (………あれ)

    「逃げたりなんてしませんよ」

    「…そうか、ならいいんだ」

    10 = 6 :

    どんな生活送ってたんだよ…

    11 = 1 :



    風呂

    (飯を見て泣く……か)

    (そういえばあの子、服の上から見ても大分痩せていたな)

    (………やはり、そういうこと…なんだろか)

    「………ふぅ」カポーン

    「………」

    (なんかやけに床がヌルヌルする)

    「………」ボディーソープ

    「……んっ」カラカラ

    「………」

    「……おかしい、こんなに使ったか俺」カスカス

    「………まぁいいか」トス

    「………」シャンプー

    (………)ワシャワシャ

    (………)ワシャワシャ

    (……そういえば)ワシャワシャ

    (図らずも、女の子と二人きり………か)ワシャワシャ

    (………)ワシャワシャ

    (………)ワシャワシャ

    (ふっ)ワシャ

    (って相手は年端も行かぬ少女だぞッ!?)ビクゥツ

    「あっ、目にシャンプーがっ」


    12 :

    これは期待するしかないな

    14 = 1 :



    ー ガラガラガラーッ


    「っ」ビクッ

    (何だ、浴室の扉が開いた音か?)

    (待て、開いたって独りでにか、有り得んだろ)

    (この家に居る奴って言えば)

    「………ぁ、の」

    (まじかっ)

    「あ、あぁ、すまない。 今目が開けられなくてな、何か用か」

    「………」ペタペタ

    「んっ」ピトッ

    「うぉっ」ビクッ

    (な、何だこの背中に感じる柔らかな膨らみはッ)

    「こうすれば、私が逃げてないって分かると思います」

    (ま、まさか)

    (背後から抱きつかれているのかっ)

    「い、いや、口約束で十分だ、そこまでしなくても……だから早くここから(浴室から)出て行ってく」

    「ッ!!……あ、あのっ」ビクッ

    「私は、少女って言います」

    「はっ」

    (何だ、いきなりこんな場面で自己紹介か!?)

    「俺は…俺は、男だ」

    「男…さん、ですね」

    「あ、あぁ」

    (ぐぉ…目を瞑っているから感触が余計にッ…耐えろ、耐えねば男ではないッ!)

    「あ、の……」

    「………っ」

    (ぐぉぉっ、煩悩退散煩悩退散煩悩退散……)

    「お、男さんが望むなら……何でもしますっ!」

    (あっ無理、それ無理煩悩ヤバイ)

    15 :

    きたい

    16 = 1 :



    「………」

    (ハッ、危うく煩悩に飲まれる所だった)

    「あ、あの私…その…お、男の人とそう言う経験とか無いですけど、お、男さんの為に頑張りますから」

    「だ、だからっ」

    「私を、私をここに置いてはくれませんか!?」

    「………」

    (ハッ、再度煩悩に飲まれるかと思った)

    (いかんいかん)

    「………」ザバーーッ

    「っ」ビクッ

    「………」チラッ

    (っ……思ったとおり、か)

    「お前、ちょっと後ろ向け」

    「っぁ…は、はい」ビクビク

    (脇腹に腕、腰に………背中か)

    「………何か、家に帰りたくない事情があるんだろ」

    「そ…れはっ…」

    (まぁ、これを見れば大凡検討はつくが…)

    「………」

    「……っ」ビクビク

    「や、やっぱり……ダメ、ですよね」

    17 = 1 :



    「………」

    「…っ……っ」ビクビク

    (仮に、仮に警察に連絡したとして)

    (その後こいつはどうなるんだ)

    「…す、すいませんでした」ジワッ

    (親が駄目なら親戚……いや、所詮血縁者だ繰り返さないとも限らない)

    (保護施設か…もしくはそれに類する施設に預けられるんだろう)

    「い、今すぐ出ていきますね…ご迷惑を、おかけしました…ぐすっ」ポロポロ

    (こいつにとってソレは幸せか?)

    「好きなだけ居ると良い」

    「えっ」ビクッ

    「……正直迷うところだが、お前がもうここには居たくないと思うまで居ればいいさ」

    (幸せは俺が決めることじゃないだろ)

    「生憎と、俺は大学生だが経済的余裕ならある。 お前一人ぐらい何とでもなる」

    「ほ、本当に……本当に良いんですか?」ジワッ

    「本当だ」

    「うぁ…っ…」ポロッ

    「っ…………あ」ポロッ

    「あ、ありがとう、ござ、います…っ」ポロポロ

    18 = 1 :

    「あぁ、もう泣くな」シャワー

    「わ…ぴぁ」シャワーーッ

    「つかお前、ボディソープ床に塗りたくっただろ。
      凄いヌメヌメするんだが、これは体に使うものだ」シャワー

    「あぷっ、あ…すび、まぜん…すみっ」アプアプ

    「あとお前シャンプーしてないだろ、折角綺麗な長髪なんだからきちんと洗え」キュッ

    「はっ、ふぅ……へ、シャンプ-…って何です」

    「これだ、これ」カシュカシュ

    「わわっ」ワシャワシャ

    「洗ってやるから、これに座れ」ワシャワシャ

    「えぁ、あ、ありがとうございます」ワシャワシャ

    (まぁ、何だかんだ言って放って置けないからな)

    19 :

    期待

    大学生っぽくないなw

    20 :

    救いはありますよね

    21 = 1 :

    ありますん

    22 = 1 :


    寝室


    「はふっ…」ツヤツヤ

    「さて、風呂も上がったし後は寝るだけだな」ホカホカ

    「ふむ寝床は……」

    「あ、あのっ、私は床でいいですっ」

    「いや、それは俺が許容出来ん。
      第一布団すらあったかどうか……」

    「無くても平気ですから」

    「ダメだ……そうだな、仕方ない」


    「無駄にベッドが大きくて良かった」

    「あ、あの、本当に良いんですか…こんなふかふかのベッド…」

    「全く問題ない、それより窮屈だったりしないか」

    「いえ、男さんの体温が暖かくて気持ち良いです…」

    「……言っておくが、雨で濡れていたから風邪を引かないように抱きしめているだけだからな」

    「はい」

    「……不本意だが、お前をここに置く以上俺も誘拐犯みたいなもんだ……多分」

    「だから逃げられない様捕まえているだけだ」

    「はい、ご迷惑おかけします」

    「…気にするな、早く寝ろ」

    「はい、おやすみなさい…男さん……」

    「……おやすみ」

    23 :

    (>>1さんが決める事なのはわかってるけど)胸糞悪くなる展開だけはやめて。

    24 :

    スレタイから胸糞がそこまで連想できないんだが……

    25 = 1 :

    同じく胸糞悪くなる展開は嫌いなので、多分大丈夫かと。 ご安心なされ。

    26 = 1 :




     チュンチュン……




    「っ……暑い」モゾモゾ

    「なんだこの圧迫感は……って」ガバッ

    「……すーっ…」ギュッ

    「……お前か、犯人は」

    「ん……もう八時か、長期休暇とは言えあまり寝すぎるのも良くないか」ググッ…

    「起きるか」スッ…

    「っ…んぁ…!」ギュウウウウウッ

    「ぐっ……こ、拘束が固い」ズルッ

    「お……起きられん」

    「……ゃ……さ…」ギュウッ…

    「ぐは……」ボフ(ベッド逆戻り

    「………はぁ」

    「少女、ん、起きろ」ポフポフ

    「ん……ぅ…ぁ?」

    「朝だ、飯の支度をするから離…」

    「っぁは! お、お父さんごめ、御免なさいッ!!ぶたないでっ、おねがっ……!」ガバッ

    「お父……さん?」

    「えぁ……はっ……ぅ」ビクッ

    「……落ち着け、俺は男だ。 お前の親父じゃない」

    「はっ…はっ…す、すいません…男、さん」

    「なに、気にするな…それより飯にしよう、美味いの作ってやるからたんと食え」ポンポン

    「ぁ……ありがとうございます」バクバク

    (お父さん……か)

    27 = 1 :


    「………」ハムハム

    「………」モグモグ

    (ふむ、しかし少女と暮らすとなると色々必要なものが出てくるな)

    (色々買い揃える必要がある…か)

    「少女」

    「ぁ、はい」ビクッ

    (名前で、呼んでくれた……)

    「今日は色々買い揃えに『prrrrrrrr』」

    「わっ」ビクッ

    「……なんだ、こんな朝っぱらから」チラッ

    「………」ピッ

    「はい、男です」

    先輩『あぁ、男か…すまない、朝早くに』

    「いえ先輩、何かあったんですか」

    先輩『実は原稿の件でまた頼みたいのだが………』

    「原稿……ですか」

    先輩『あぁ、どうも一人じゃ打ち込みが終わりそうにない』

    「ちなみに締切は」

    先輩『今日の夜だ』

    「………」

    先輩『仕事代は弾むぞ』

    「生憎と金には困っていませんので」

    先輩『なら一つ借りとしておこう、無論仕事代とは別口だ』

    「断ります」

    先輩『では前々回ほどに作った大学での借りをチャラに』

    「………」

    先輩『どうだ…』

    「……はぁ、分かりましたよ。 どうあっても引っ張りたいんですね」

    先輩『恩に着るよ』

    28 = 1 :

    「……はぁ」ピッ

    「すまない少女、今日は予定が入ってしまった」

    「は、はい」

    「すまないが直ぐに出る、留守番……ってのも変か」ババッ

    「まぁ、居たいなら居てくれて構わない。 唯、その間は留守番を頼む」コツコツ

    「はい、分かりました」コクン

    「では、行ってきます」

    「は、はい…い、行って…らっしゃい」



    ー ……バタン



    (いって、らっしゃい)

    (行ってらっしゃい、かぁ…)

    (初めて、言えた)

    (初めて……)

    (………)

    (なんか…)

    (あったかい)

    29 = 1 :

    眠い、眠い、眠い。

    30 = 1 :



    数十分後 

    とある住宅街、先輩宅




    先輩「やぁ男君、わざわざ来てくれてありがとう」

    「俺も今日は少し予定があったんで、急ぎで片付けます」バタバタ

    先輩「おや、そうだったのか」

    「ええそうだったんです、というか先輩薄着すぎです。 目に毒なので何か着てください」ポーン、キュイイイイ

    先輩「目に毒とか言いながらちっとも目を向けてくれないじゃないか。
       君が来るからわざわざシャワーを浴びて待っていたのに」

    「だから髪濡れているんですか、何要らん気回してるんです」カタカタカタ

    先輩「純情な乙女心だよ」

    「先輩、原稿は」

    先輩「君のパソコンの横に」

    「……というか、いい加減パソコンで書いたらどうですか。
      そうすればいちいち起こす必要ありませんし」ペラペラ

    先輩「どうも、紙とペンで書かなければ気が乗らなくてね。 古い人間なんだよ私は」

    「二十になったばかりでしょう貴方は」

    「………」スッ

    (…あいつ、ちゃんと留守番出来てるんだろうか)

    31 :

    スレタイだけ見たらストックホルム症候群を連想するな

    32 = 1 :

    寝ます 再開不明

    34 = 1 :

    三十分後



    「………」カタカタカタ

    先輩「………」カタカタカタ

    「………」カタカタカタ

    先輩「………」カタカタカタ

    「………」カタカタ…

    先輩「ん?」カタッ

    「すいません、少しトイレに」ガタッ

    先輩「あぁ、了解」



    『prrrrrrrr』


     

    『………は、はい』ガチャ

    「…少女か」

    『ぁ、男さん』

    「ちゃんと留守番しているな」

    『はい』

    「あまり騒いだりしてないな」

    『はい』

    「なら良い、また掛ける」

    『ぁ…あの、男さん』

    「……なんだ」

    『……いつ頃、お戻りになりますか』

    「…出来るだけ急ぐ」

    『っ、待ってます』

    「………あぁ、じゃあ」ブッ

    「………」ツーツーピッ

    35 = 1 :



    「………」ガタッ

    先輩「ん、早かったね」カタカタカタ

    「えぇ、まぁ」カタカタカタカ

    先輩「もう少し長いかと思っていたよ」カタカタカタ

    「………」カタカタカタカタカタ

    先輩「あぁ、誤解しないでくれよ…私は電話の事を言ってるんだ」カタカタカタ

    「………」カタカタカタカタカタカタカタ

    先輩「別に盗み聞きするつもりはなかったのだが、この家のトイレの壁は薄くてね」カタカタカタ

    「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカ

    先輩「いやしかし、先程の会話を聞いていると男君…まるで君が誰かと同棲しているかの様に聞こえたんだが」

    「………」タカタカタカタカタカタカタカタカタカタカ

    先輩「…聞いているかい、男君」

    「………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

    先輩「………」カタ…

    先輩「……ふむ」

    先輩「これはまさか、本当に……男君」




    先輩「………」ガリッ

    36 = 1 :

    「………」ソワソワ

    「………」ソワソワ

    「……っ」ガチャガチャ


     バタン


    トタトタトタトタトタトタッ


    「おっ、お帰りなさい!」バッ

    「ただいま」

    「ぁ……」パァアアア

    (いってらっしゃいも、お帰りなさいも言えた)

    「………」クゥー

    「ぁ、あぁすまない、すぐ飯にしよう」

    「ぇ、あ、いえ」カァァア


    37 = 1 :

    「ほら、腹いっぱい食え」

    「ぁ、えっと、あの」

    「い、頂きます」

    「あぁ、遠慮するな。 そうだ、何か食いたい料理でもあれば言ってくれ。
      作れる範囲なら材料を揃えてこよう」

    「え、いえそんな…食べさせて貰っているだけでも嬉しいのに、食べたいものだなんて…」

    「どうせなら好きなものを食べたいだろ」モグモグ

    「………」

    「………あの」

    「ん……?」

    「どうして」

    「どうして男さんは、私にこんなに良くしてくれるんですか」

    38 = 1 :

    なんとかヤンデレ化まで……こぎつけたい。
    こぎつけて、寝たい

    39 :

    がんばれ

    40 = 1 :

    「どうして……か」

    「………私、どうせ捨てられると思ってました」

    「私何もできないし、ヤリ捨てられて終わりだって」

    「でも、男さんは何もしてこないしご飯をくれてお風呂まで入れてくれて、ここに居たいだけいろって言いました」

    「………」

    「何で、ですか」

    「………」

    「…ほっとけなかった」

    「……え」

    「……ほっとけなかったんだよ」

    「………」

    「あんな土砂降りの中傘も持たず、ぽつんと一人で立って」

    「おまけに薄着で、周りに保護者の影もない」

    「しかも女の子で小さい、これがほっとけるか馬鹿」

    「………っ」

    「本当ならあの時、警察に引き渡すことも考えた。
      けど、家に戻れない理由があるのも薄々分かってる」

    「っ」ビクッ

    「だから居たいだけ居ろ、お前の好きなようにしろ。
      警察に保護を求めたいなら自分で求めろ」

    「まぁそうなったら、俺はもれなく前科持ち確定だが」

    「っ…ぁ…」ジワッ

    「け…警察…な、んて……い、かない」ポロポロ

    「居る……ここに、居た…い、ですっ」ポロポロ

    「ん…」ポンポン

    「しっかしお前……泣き虫だな」グシグシ

    「泣き虫でも…良い、です」ズズッ

    「それとも泣き虫はお嫌い……ですか」ポロポロ

    「いや」ナデナデ

    41 = 1 :

    「もう大丈夫か」

    「……っ」コクン

    「もう泣かないか?」

    「それは、保証出来かねます…っ」グズッ

    「まぁ、それでもいい」

    「男さん…」

    「なんだ」

    「私の事、捨てませんか?」

    「男さんは、私のこと捨てたりしませんか?」

    「当たり前だろう、今更そんな事聞くな」

    「っ!」

    42 = 1 :



    「家の事とか、一人で抱えられなくなったら話せ。 話くらいは聞いてやれる」

    「………はい」

    「よし、じゃあこの話はここまでだ。 そろそろ風呂にするか」

    「どうする、お前先に入るか」

    「いえ、男さんが先に入ってください」

    「…ん、分かった。 じゃあ先にいただくぞ」

    「はいっ」

    「あぁ、それと」

    「………風呂場に、入ってくるなよ」ジッ

    「……はぃ」



      ガラララー  バタン




    「………」

     トテトテトテトテトテ

     寝室

    「………」

    「………」ベッドダイヴ

    「………」ボフ

    「すぅっ……はぁ」

    (男さんの匂い)

    「すぅ……はぁっ……すぅ」

    (男さん)

    (男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん男さん)

    「あの人は私を捨てない」ボソッ

    「男さんは」

    「私を」

    「絶対に」






    「捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てない捨てられない」
      

    43 = 1 :

    寝ます 再投稿は今日未定

    44 :

    毎回こういう系読んで思うけどさ
    こういうのってヤンデレじゃなくてメンヘラだよな

    45 :

    素晴らしい

    47 :

    かわいいお

    48 :

    メンヘラ

    49 :

    クールだけど友達が一人しかいない先輩が友達にかまってもらえなくてさみしいけどどうしたらいいかわからなくて泣きながら抱きついちゃうssください!!!!

    50 :

    メンヘラでもいいじゃない
    美少女だったなら


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