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    元スレ男「まさか女さんがあんなにデレるとはな」幼「はぁ・・・」

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    1 :

    オリジナルSSで進めてゆきます。
    エロが入るかどうかは作者の気分で決めます。
    若干ヤンデレっぽい感じのキャラが出てきますが殺人などはないぬるい内容です。
    作者はSS初心者なので奇行に走った場合は指摘して頂いてかまいません。

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1415106936

    4 = 1 :

    幼馴染(以下幼)「男って好きな人いるの?」

    「なんだよいきなり」

    「いいから」

    「・・・いるけどよ」

    (幼の事なんだけどな)

    (私の事だって事は知ってるんだから)

    「告白しちゃえばいいじゃん」

    「はぁ?簡単に言うなよ」

    「男ってなんでそんなに自信ないの?少なくとも私の知り合いには、男の事好きな子いるよ?」

    「マジかよ!誰だ?」

    「おしえなーい」

    (私なんだけどね)

    「ねぇ告白しちゃいなって!」

    「でもなぁ・・・」

    「男カッコいいんだしさ」

    「そ、そうか?」

    「そうだよ絶対大丈夫だよ」

    「お、幼はだう思うんだよ」

    「何が?」

    「いや、俺みたいな奴に告白されたとして嫌じゃないかみたいな」

    「嫌じゃない!・・・よ、っていうか断る理由はないかな」

    「そ、そうか!なら頑張ってみるぜ」

    (よし、これで背中は押したからね。って言うか私OKしたようなものだよね)

    5 = 1 :

    (って言ったけど告白するのはやっぱり怖いぜ)

    (そうだ隣のクラスの女さんって、どんなイケメンに告白されてもふりまくってるんだっけ)

    (女さんには悪いがどうせ振られるし練習台になってもらうぜ)

    「こんな所に呼び出して何?だいたい予想はつくけどねぇ」ハァ

    (げ、確かに見た目は美人だけどこの性格はきついな)

    「いや・・・お、俺と付き合ってください!」

    「ごめんなさい」

    (速えぇぞ!)

    「そうかそうか。ちょっと悪いんだけど理由聞かせてくれよ」

    「は?理由も何もねー、私たち初対面だし」

    「いや、そうじゃなくて」

    「ん?」

    「告白がだよ。ほらなんかあるだろ?ちょっと声がでかくって怖かったとか、なんか台詞がありきたりだとか」

    「えーそこ?うーん、・・・プフフ」

    「笑うほどかよ・・・」

    「だってさ、ププ、そんなに汗かいて告白されたの始めてだからさ」

    「緊張するだろ?」

    「わかんないけどさ、ほらハンカチ貸してあげるから汗拭きなよ」

    「悪いな」フキフキ

    「私さ、こんな見た目じゃん?髪の毛の色も明るいし」

    「まぁ美人だし似合ってるけどな」

    「そーゆーのは言われ慣れてるからいいの。でさ、なんかこなれた奴らばっかり告白してくるのよ」

    「なんだよ俺だって必死だったんだぜ」

    「そう。だからおっかしくってさ」

    「しょうがないだろ、告白なんて初めてだぜ」

    「ふーんそっかぁ。君さ、結構真面目な生徒だったよね。成績も結構いいイメージあるし」

    「割とそうだな」

    「なんで私なんかを好きになったの?」

    (げ!考えてねぇ!適当に答えとくか)

    「好きなもんは・・・好きなんだよ」

    (やべぇ適当すぎた)

    「で、でもよ、私なんかってのは良くないぜ。会って間もないけどお前はいいやつだよ」

    「俺も幼馴染にもっと自信持てって言われてよ・・・」

    「ククップフフ・・・何それ、私なんかって適当に言っただけで深い意味なんてないよ」

    「なっ!」

    「うわ、顔真っ赤!おもしろいなぁ」

    (やばいぞこれは本当に恥ずかしいぞ。撤退だ!)

    「くそっ、俺はふられたからもう行くからな」

    6 = 1 :

    「待ちなさい」

    (もうやめろ俺は疲れたんだ!)

    「友達でどう?」

    「それ変わらねぇから!俺どっちにしろふられてるから」

    「あそっか。うーん、じゃあねぇ・・・そうだ、お試し期間ってのはどう?」

    「なんだそれ」

    「だからぁ、君私に告白したでしょ?だから恋人のお試し期間」

    「げっ!」

    「何?不満なの?」

    「い、いやぁウレシイナー」

    (やべぇ、この流れは予想してなかった)

    「じゃあさ、自己紹介してよ」

    「お、おう。俺は男だ」

    「それだけ?まぁいいやスマホ出して。LINE交換するから」

    「よしじゃあまた明日ね、男くん。フフッ」

    「お、おうまた明日な・・・」

    (やっべーーーー!!これは幼馴染に事情話さないと取り返しがつかなくなるぞ)

    7 = 1 :

    「あ、あ、あ、あんた女と恋人になったんだふーん」

    「待て情報が速いぞ」

    「お、男は、わ、私の事好きなのかと思って・・・」ボロボロ

    (やべぇ!幼が混乱しすぎて口走っちゃいけない事口走ってるぞ)

    (これは正直に話さないとな)

    「まて!幼実はな」

    かくかくしかじか

    「と言う事なんだ」

    「つまり私の事好きだったのに女に告白したって事?」

    「お、おう」

    「最ッ低ッ!!」

    「俺やっぱ無かった事にしろって言ってくる!」

    「駄目よそんなのっ」

    「なんでだよ?」

    「だって女と私・・・親友だもん。男が断って、私と付き合い始めたら私きらわてちゃうよ」

    「なんだってー!」

    「なんてことしてくれたのよぉ」ゲシゲシ

    「いてぇ!やめろ」

    「でもよ、お試し期間なんて他にもやった奴いるんだろ?あいついっぱい告白されてる訳だし。だったらやっぱその後ふられるんじゃね?」

    「そんなの聞いた事ないよ。多分女は結構興味湧いちゃってると思う」

    「マジかよ」

    「こうなったらお試し期間のうちに嫌われちゃいなさい」

    「わかった。頑張ってみる」

    「あと女との出来事は全部私に報告してね」

    「げ、なんでだよ」

    「そうじゃないと男、今回みたいに変な方向に持っていくじゃない。それにあんたと女はお試し彼氏彼女かもしれないけど、私たちは両思いだった訳だし・・・こ、恋人でしょ?」

    「そ、そうだな」

    「あんまり不安にされるような事はしないでね」

    「でもどうしよう。女に私には好きな幼馴染がいるって相談しちゃってる」

    「それは友って事にしとけよ。あいつ彼女いるけど問題ないだろ」

    「分かったじゃあ友にも伝えておくね」

    8 = 1 :

    「よう男」

    「よう!ってそれで登校するの校則違反だろ」

    「自転車だろ?エンジンついてるけど」

    「これマジで分類なんなんだろうな」

    「それより彼女おめでとう。お祝いのプレゼントだ」

    「お前事情知ってんだろ。ってかこれ俺が貸した漫画のカバーじゃねぇか本体どこだよ」

    「最初から無かっただろ中身」

    「無理があんだろ!カバーなくしてその言い訳してきた奴は居たけど、今回は無理があんだろ!」

    「やっほー、男くんおはよー」

    「お、彼女の登場だな」

    「お、おう。女さん道こっちだったんだな」

    「ホント偶然。ねぇ一緒に登校しない、仮にもカップル的な何かなんだしさー」

    「お試し期間だけどな」

    「じゃあ俺はおいとましますかね」

    「ごめん悪い事しちゃった?」

    「別にいいさ。あいつとはいつも登校してるしな」

    「ねねっ、カップルって何すれば良いと思う?」

    「そうだなー、ってえ?お前慣れっこじゃねぇの?」

    「悪い?私はね、見た目ほど軽くない訳」

    「いや別に軽そうには見えないけどさ」

    「で?なにするか決めてよ」

    「俺もわっかんねーよ。うーん・・・まぁ無難にデートとかじゃないか?」

    「そうだね。じゃあ今日の放課後にしようか」

    「今日かよ速いな」

    「別にやる事もないんでしょ?じゃあ放課後ねー」

    (デートか、まぁ嫌われる良いチャンスがあるかもな)


    ガラガラァ

    「よう」

    クラスメートA「男がきたぞー!」

    クラスメートB「お前女さんと知り合いだったのかよぉ」

    クラスメートC「とうとう女さんに彼氏が」

    「まじ男パネェ!」

    クラスメートD「一緒に登校してたよな!」

    「うるせーなぁ、別に付き合ってる訳じゃねぇよ。って友はそっちじゃねぇだろ!」

    (とりあえず女さんとデートする事になっちまった事、幼に伝えておくか)

    9 :

    期待してるぞよ

    10 = 1 :

    「と言う事で女さんとデートする事になったけどどうすりゃいい」

    「女思ったよりノリノリよね。これは計算外だわ」

    「そうねぇ、人ごみで泳げたいやき君でも熱唱すれば嫌われるんじゃない?」

    「嫌だよ!お前その後俺と付き合えるのか?」

    「無理」

    「あそうだ、男の行きたいところ行けばいいばよ」

    「俺自然体が一番嫌われるのかよ!自信持てって言った一昨日のお前はどこいった」

    「そうじゃなくって、デートって相手に合わせるものでしょ?」

    「なるほど。俺が身勝手な所に行きまくれば愛想つかされるわけだな」

    「そうそう」

    「じゃあ放課後のデートは俺の行きたい所行きまくるぜ」

    11 = 1 :

    キーン コーン カーン コーン

    「男くんの教室ってここだよね」

    クラスメートA「おい男、女さんが来てるぞ!」

    クラスメートB「付き合ってるってマジだったんだ」

    「うおっ、教室まで迎えに来るのは予想してなかったぞ」

    「ほらデートだろ早く行ってやれよ」

    「お前絶対面白がってるだろ」

    「あ居た。ほらさっさと行くよ」

    「待て分かったから、まじクラスの奴らの視線が!」

    「さーて、どこ行く?」

    「行く場所は俺が決めるぞ。いいな?」

    「いいよー。そうだ、カップルって手とか繋ぐんだよね。ほら」

    「ほらって・・・お前昨日お断りしたのにノリノリじゃねぇか」

    「もう学校中に私たちの事知れ渡っちゃってるからね」

    「こうなったらいっそ楽しんじゃえみたいな?」

    「お試し期間なんですーって皆に言えばいいだろ」

    「そんな事できないよ。だって今までふっちゃった人がまた来たら嫌でしょ。俺にもお試し期間くれって」

    「なるほどなぁ」

    「そんな感じだから、ふられないように頑張ってエスコートしてよね」

    「へいへい」

    12 = 1 :

    「って事でまずはここ」

    「家電量販店・・・」

    「俺のイヤホンはポケットから出すたびに千切れるんだ」

    「まぁいっか。行こ」

    「これでいいかなぁ」

    「いくら安くてもこれはないよね」

    「確かにな、なんか耳くそみたいだな」

    「もー汚いー」クスクス

    「あ、これかわいいよ」

    「オレンジ色か、似合うか?」

    「似合う似合う。これで決まり」

    「値段もお手頃だしいっか」

    「音は気にしないの?」

    「うち良いスピーカーあるから、適当に聞くのはこれでいいんだ」

    「そっかぁ。じゃあ私も色違いで同じの買おっかな、人の選んでたら自分が欲しくなっちゃう事ってあるよね」

    「そういえばさ、男は何聞くの?」

    「そうだなぁ、これとかあれとか・・・激しい曲は少ないんだ。以外だろ」

    「全然分かんないけど、おとなしい感じの曲が多いなら私も好きだと思う」

    「なら今度CD貸してやるよ」

    「それもいいけどさ、いいスピーカーあるなら男くんの家に行って聞いた方が良いかも」

    「そうだな、なら・・・」

    (っておい!なんか話弾んじまったよ!次だ次)

    「次はコーヒーショップだ」

    「コーヒーショップ・・・」

    (よし俺たちの年齢的に微妙すぎる選択だぞ)

    「へぇ男くんちゃんとしたコーヒー自分でいれるんだ。やるねー」

    「そうだ。俺の朝の日課だ」

    「うちのお父さんもね、毎朝コーヒー入れてるんだ。うちと生活習慣似てるね男くん」

    「そ、そうだな」

    「あ、ここ試飲のついでにケーキとかたたのめる。へぇ喫茶店みたいで休むにはいいかも」

    (なんかこいつと気が合うぞ。次だ次!)

    13 = 1 :

    「夕飯はラーメン屋だ。ってか夕飯まで大丈夫か?」

    「うん、お母さんに連絡入れとく」

    ヘイラッシャイ!

    「ここは結構安くてうまいぞ」

    「ラーメン久しぶりー。うーんおいしー」

    「そうだろ?」

    「女子だけじゃ入りにくくってさ。幼は結構幼馴染の男の子とこういうお店来てるらしいんだけど」

    「あ、幼って言うのは私の友達でね・・・」

    「知ってるよ。俺の幼馴染だからな」

    「嘘・・・私どうしよう」

    「あーなんだ、幼から好きな幼馴染がいるって聞いてるかもしれないけど、それ友の事だから」

    「あーびっくりしたー。幼の好きな人とっちゃったかと思った」

    「おいおい涙出てるぞ」

    「そっかそっか、幼の幼馴染だったかぁ。どうりで私たち気が合うと思った」ニコッ

    (こいつ笑った時の破壊力凄やべぇ・・・って違う!早く幼に会いてぇな)

    「今日は楽しかったー。男くんはどうだった?」

    「ん?まぁ楽しかったぞ」

    「そっかそっか。君なかなかやるね。じゃあまた明日学校でね」

    「またな」

    (はぁ、女子が好きじゃなさそうな所選んだつもりだったんだけどなぁ。これ幼にどうやって説明すりゃいいんだ)

    14 = 1 :

    「報告しにきたぞ」

    「はぁ・・・恋人が部屋に来てるのに、こんな話しなきゃいけないないんて」

    「学校ではクラス違うしな。話す事ってあんまりないかもな」

    「で?デートはどうだったの?」

    「説明中」

    「う・・・そのチョイスで大丈夫って、女特殊過ぎるわね」

    「やっぱそうだよなぁ、普通もっと雰囲気のある所の方が喜ぶよなぁ。ほとんど俺のお買い物だったんだぜ?」

    「私も男とデートしたいなぁ」

    「つったってよ、今のままじゃ大手を振ってデートなんて出来ないだろ」

    「わかってる」

    「今後の事はその都度考えていこうぜ。俺にとっては幼が一番だからさ」

    「うん」

    「じゃあもう帰るからな」

    「もう行っちゃうの?」

    「今日は結構歩いたからな。流石に眠いわ」

    「そう、わかった。また明日ね男」

    「おう。じゃあな」

    「・・・」

    ピロロ ピロロ ピッ

    「もしもし女?どうしたの?」

    「ちょっと朗報があってさ」

    「この前お試しで彼氏作ったって言ったでしょ?あれ誰だと思う?」

    「男でしょ?」

    「えー知ってたんだ。びっくりさせようと思ったんだけどなぁ」

    「もう学校で結構有名だよ」

    「そっかそっか。私はびっくりした。だってなんかこの子気があうなって思ってたら、幼の幼馴染だって言うからさ」

    「そうなんだ」

    「それで一緒にイヤホンとか買って・・・」

    「・・・うん」

    「もう時間も時間だし切るね」

    「本当だ。もうこんな時間なんだ」

    「うん。また明日ね」

    「はいよー」

    ピッ

    「これは・・・結構堪えるかも」

    15 = 1 :

    (あれから一週間か。毎日女さんとデートだの夜のお電話だのしてカップルっぽい事をして、その度に幼と一緒に嫌われる計画建てたんだけどなぁ)

    ピンポーン

    「へいへい」

    「おはよう。久しぶりに一緒に登校しよ?」

    「いやでもいいのかよ」

    「俺も居るから大丈夫だ。彼女持ちは辛いね」

    「別に女は彼女じゃないぜ」

    「俺は幼の事をいってるんだ」

    「そうだよ。ふふ」

    「あぁぁ、朝からむじかゆい会話すんじゃねぇ!」

    「すぐ行くからちょっと待ってろ」

    「そう言えば最近男の家入ってないよね」

    「そういやそうだな」

    「なんもねぇもん、あそこ」

    「楽器いっぱいあるじゃん」

    「あれは親父のだよ」

    「いいよな、お前んちの両親海外に行ってて。俺の親父も海外行ってくんねぇかな」

    「そんないーもんじゃねぇよ」

    「おいあそこで待ってるのって」

    「あ・・・」

    「やっほー。仲良し3人組がそろって登校って珍しいね」

    「お前待ってたのか」

    「まぁね」

    「女おはよー」

    「うんおはよ。今日さ、お昼みんなで食べようよ」

    「いいよー」

    「俺も別にかまわないぜ」

    「そうするか。俺購買寄ってから行くからちょい遅れるけどな」

    「えっとね、お、お弁当男の分も作ったからそのまま来ていいよ」

    「げ!マジかよ」

    「何?味には自信あるんだから」

    「いやそうじゃなくて。大変だろ二人分なんてよ」

    「気にしなーい気にしなーい」

    「カハッ・・・!」

    「おい大丈夫か」

    「い、胃が・・・」

    16 = 1 :

    キーン コーン カーン コーン

    「ご飯ここでいいよね」

    「いいだろ。人もそんないねぇし」

    「さっさと食おうぜ。腹減っちまった」

    「えー、そんなに早く私の手料理食べたい訳?しょうがないなー」

    「おい、ここで抱きつくのはやめろ。恥ずかしいだろ」

    「見せつけてくれるねぇ」

    「えー、友くん結構女子から人気あるんだよ。彼女とかいないの?」

    「いるよ」

    「うっそ!もしかして・・・」

    「他校だけどな」

    「ちょっと女」ヒソヒソ

    「え?なに?」

    「頑張れっ」

    「・・・」イラッ

    「はい男くん」

    「おお、結構うまそうじゃねーか」

    「料理はするんだけどね。お弁当は慣れてないんだ。変だったら言って」

    「うんうまいよ」

    「あ、これ自信作なんだ。はい、あーん」

    「お、おい」

    「照れない照れない」

    パク

    「おお確かにうまいな」

    「ありがと、ほらほっぺについてるぞ」

    「やめろって」

    バキッ

    「・・・」

    「お、おい幼、箸折れてるぞ。俺の使うか?」

    「あ、ありが」

    「ごめん女、これ男が使ったやつだから。私の使って」

    「・・・うん」

    「お前の箸どうすんだよ」

    「男くんが使い終わったの使うから」

    「間接キスってやつだな」

    「えー、うーん、そうだね。えへへ」

    「・・・」

    「思ったより状況やべぇな」

    「なんか言ったか?」

    「いいやなんでも」

    17 = 3 :

    いいねぇ…

    18 = 1 :

    「男くん、帰ろう」

    「おう。そうだな」

    クラスメートA「なんかもう慣れたわ」

    クラスメートB「うちの学校のベストカップルとなりつつあるな」

    「だってさ。どうする男くん」

    「いやそう言ってったってよ」

    「あ、そうだ。今日そっちのクラスも数学の宿題出たでしょ」

    「おう、多分そっちと同じ内容だと思うぜ」

    「じゃあ、近くの喫茶店で一緒にやろう。ちょっと分からないところあったんだ」

    「そうか。俺今のところなら結構教えられるぞ」

    「ふふっ。頼もしいじゃん」

    「じゃあ行こっか」


    「・・・胃薬っていくらくらいするんだろ。買って帰ろうかな」

    19 = 1 :

    「おおソファだ」

    「この喫茶店結構居心地いいんだぁ」

    「そんな感じだな。あ、俺コーヒーだけでいいや」

    「私も」

    「宿題さっさと終わらそうぜ」

    「よし頑張ろう」

    「う・・・」

    「おい速いぞ。どこが分かんないんだよ」

    「こ、この辺?」

    「ああここは・・・」

    「・・・って感じでよ、って俺の顔見てたらわかんねぇだろ」

    「ふふっ、かわいいなぁ」

    「な!お前恥ずかしい事平気で言うんじゃねぇ」

    「お前じゃないよ」

    「ああ悪い。女さん、ちょっと慣れ慣れしかったな」

    「女さんも違うかな」

    「はぁ?」

    「女って呼んでよ」

    「いや呼び捨てはなぁ」

    「なんで?」

    「だって俺たちお試し期間中だろ?」

    「あーあったあったそんな設定。はいお試し期間終了。ってかとっくに終わってるし」

    (やべぇ、今のは聞かなかった事にしよう)

    「ほら早く、女って呼んでみ。私も男くんじゃなくて男って呼ぶから」

    「だーわかった。ほら女、これでいいんだろ?」

    「うん男」

    「違和感すげぇな」

    「ほら続きするよ男」

    「へいへい」

    20 = 1 :

    「くそ、一ヶ月も続いちまったよ。どうすんだよこれ」

    「私のせいだわ。お試し期間なんて言うから完全に油断してた」

    「ここまで男に好意を抱くなんて」

    「あのべたべたくっつかれる感じはあいつを思い出すな」

    「ああ、あの子ね」

    「悪い。お前あいつと仲悪かったな」

    「いいよ。昔の事だから」

    「それより今日、女の家に行く事になったんでしょ?気をつけてね」

    「両親に紹介されちまったらたまったもんじゃねぇぞ」

    「大丈夫。女の両親は休日も忙しいっぽいから」

    「なら良かった」

    「良くないわ。二人っきりになるんだから、なにかされそうになってもうまくかわすのよ」

    「わかった。早めに帰るよ」

    「ちゃんと報告してもらうから」

    「へいへい」

    21 = 1 :

    ピンポーン

    「ちょっと待ってて」

    「よう」

    「うん、上がって」

    「お母さーん。男来たよー」

    「げ!聞いてないぞ女」

    「サプライズだからね」

    「あら、男くんいらっしゃい」

    「あ、どうも」

    「ちょっとあなた女の彼氏が来たわよ」

    (お父様いらっしゃったー!話がちげぇぞ幼!)

    「ほうなかなかいい男じゃないか」

    「い、いえ」

    「いつか紹介しなくちゃいけないしね。どうせなら今日しちゃおっかなって」

    「男くん。リビングでゆっくりしてていいわよ」

    「はい」

    (ってリビングでお父様がくつろいでらっしゃるー!フリーダムだなおい)

    「君から女に告白したそうじゃないか。いやぁ最近の子にしては度胸あるじゃないか」

    「そうなの。男ったらすっごい緊張してて」

    「もうこの子は、家でも男くんの話ばっかりだから、てっきりこの子のほうから告白したのかと思ったのよ」

    「そうだったんですか」

    「ちょっとお母さん!」

    「両思いで良かったわね」

    「・・・うん」

    「そうだ男くん、お昼まだなんでしょ?用意するから待ってて」

    「あ、私も手伝う」

    「おう。わたっか」

    「・・・」

    (ってお父様と二人っきりじゃねぇか!)

    23 = 1 :

    「お、そろそろ始まるぞ」

    (よし、見たいテレビが始まってくれたみたいだ)

    「始まるぞ」

    「お!有料チャンネル見れるんすか!」

    「ほう。男君はこのチーム知ってるのかい?」

    「知ってますよ。ファンじゃないですけど、この選手は好きなんすよ」

    「男君分かってるじゃないか。こいつはいい選手だぞ」

    「なんか盛り上がってるわね。ふふ」

    「絶対お父さんと仲良くなると思った」

    「女に彼氏が出来たって聞いた時どんな子か心配だったんだけど、なかなか良いじゃない」

    「そうなの。勉強も結構できるんだ」

    「あら、そこはお父さんとは違うわね」

    「ふふ、この鍋洗っちゃうね」


    「ふぅ食った食った」

    「どうだった?」

    「うまかったぞ」

    「味付けとか好みじゃないのあったら言ってね」

    「わるい。無心で食ってたから味付けとか何も考えてなかった」

    「もう」

    「女良かったわね。それだけ気に入ってくれたって事よ。そろそろお部屋に行きなさい女」

    「うん。男、私の部屋行こ」

    「待ちなさい。男君とは大事な話が」

    「サッカーの話はもういいから」

    24 = 1 :

    「ふふ、男はやっぱりお父さんと気があったね」

    「なんだかなぁ」

    「ごめん。いきなり紹介しちゃって」

    「せめて先に言ってくれればよかったんだがなぁ」

    「男あれ以来私の事好きって言わないから、ちょっと不安になっちゃってさ」

    「・・・」

    「ねぇ、もう一回好きって言って。お願い」

    「す、スキダヨ」

    「うん。私も好き」

    「こらくっつくな」

    「いいじゃん。せっかくの二人きりだよ」

    (なんか罪悪感がすごいな)

    「ねぇこの前借りたCDさ・・・」


    「もうこんな時間か」

    「ん?まだ6時でしょ」

    「夕飯の支度もしなきゃいけないしな」

    「うちで食べていけばいいじゃん」

    「作り置きもあるんだよ」

    「まぁいっか。じゃあ駅まで送るね」

    「わるいな」

    25 = 1 :

    「あら、もう帰るの?」

    「はい。お邪魔しました」

    「有料チャンネル見たかったらいつでも来て良いぞ」

    「いやそれはちょっと」

    「じゃ駅まで行こう」

    「6時っていってももうこんなに暗いのか」

    「下の方がちょっと赤くなっててロマンチックかも」

    「確かに奇麗かもな」

    「ねぇ、私たち付き合って1ヶ月だし、ちょっと雰囲気もいいしさ」

    「キス・・・しようよ」

    「・・・いや」

    「俺たちお試し期間」

    「もう終わってるって言わなかった?それ全然面白くないよ」

    (ごまかしきれねぇか)

    「いやまだ早いだろ。それに」

    チュ

    「!」

    「なんかごちゃごちゃ言ってたからしちゃった。ふふ」

    「お、おい」

    「男顔赤いよ?どうしたの?ふふっ」

    「お前もだろ!」

    「え、そ、そんな事ないかな。ほら、駅もうすぐだよ行こう」

    「ったく」

    (や、やべぇ。これは幼に報告しないほうが良いんじゃねぇか?って幼からLINEすっげぇ来てる)

    (・・・でもなんでだ?女にキスされてから心臓がドキドキいってやがる)

    26 = 2 :

    幼ヤンデレルート

    27 = 1 :

    「よ、よう」

    「遅かったね」

    「飯作って食ってたんだよ」

    「そうなんだ」

    「じゃあ報告おねがい」

    「なぁ、これまだやらなきゃ駄目か?」

    「何かあったの?」

    「いや・・・」

    「何かあったんでしょ!!」

    「それは」

    「お願い、話して」

    「女に・・・キスされた」

    「なんで!?なんでよ!気をつけてって言ったよね?」

    「わるい。でも、突然だったんだ」

    「私達だってまだキスしてなかったのに」ボロボロ

    「でもな幼・・・!」

    チュ レロ

    「・・・ん」

    (く、苦しいぞ。これディープキスだろ。女とはもっと軽いやつだったぞ)

    「・・・はぁ、はぁ」

    「と、突然なにすんだよ」

    「別にいいでしょ。恋人がキスしたって。むしろ遅すぎたぐらいよ」

    「そうかもな」

    28 = 1 :


    「ねぇ」

    「次は男のなにが女に奪われちゃうんだろうね?」

    「なにって・・・」

    「キスの次はなんだろうね?」

    「・・・」

    「ねぇ男、セックスしようよ」

    「ぶはっ!いや駄目だ!」

    「嫌なの?」

    「いや、したいしすっげぇ嬉しいけどよ」

    「今のままじゃ駄目だと思うんだよな」

    「そうやって後回しにすると、最後は男の全部が女に取られていきそうで、私怖い・・・」

    「大丈夫だ。俺はずっとお前の事が好きだよ」

    「男・・・うん。わかった」

    「取り乱しちゃってごめんね」

    「おう」

    「ねぇ、もう一回キス」

    「駄目だ報告始め・・・ん!」

    チュ

    「やだ、なんか癖になりそう」

    「お前なぁ」

    (きっと大丈夫だ。いや、大丈夫にしないとな)

    29 = 1 :

    書き溜め終わったので続き明日書きます

    人類は夜行性ではないので寝ます

    一応ヒロインは皆ちょっとはヤンデレ化するつもりです

    まぁヒロイン少ないんですけど

    30 :


    面白い
    女の両親が既に男の両親にもなってるのはミスでいいんだよな?

    31 = 1 :

    >>30
    ありがとうございます
    完全なミスです
    全く気がつきませんでした
    治して貼り直した方がよいのでしょうか

    32 = 22 :

    極端にヒドいならともかく各自で脳内補完出来るんだし十分ちゃう?

    33 = 3 :

    >>31
    大丈夫だ、問題ない
    ヒロインも増やせば問題ない(ゲス顔)
    乙ゥ
    つ[缶コーヒー]

    34 :

    ヒロインはみんな?
    3人目が来る伏線なのかそれとも友彼女が
    おっと誰か来たようだ

    35 :

    三人目として来そうな存在は既に匂わされてるね
    何はともあれ期待

    36 :

    なんかWA的な臭いが漂ってきそうな悪寒が…

    37 :

    以前べたべたしてきたあいつというのが気になる

    40 :

    期待
    このご時世なんでちゃんと幼馴染を勝たしてあげてください

    41 :

    男…両方もらえよ。ただし、覚悟必要だかな

    42 :

    ふむ...面白いじゃないか!

    44 :

    「どう?」

    「おう今日もうまいぜ」

    「うん。ありがと」

    (やっぱり少しづつ距離おいてった方が良いのかね)

    「どうしたの?悩みがあるならいってみ」

    「悩みはねぇよ。でもよ、やっぱなんか悪いから弁当は明日からいいわ」

    「おいしくなかった?」

    「ちげぇよ。なんつーかほら、大変だろ?」

    「そっかそっか、心配してくれてる訳だ。でも、材料買っちゃってるしね」

    「気にしないでいいから。私全然大変じゃないし。男の為に作るの楽しいくらい」

    「そうか」

    (振り切れねぇぞこいつ)

    キーン コーン カーン コーン

    「男くんいる?」

    クラスメートA「あれ?もう帰ったけど?」

    「えーホント?なんかの用事かなぁ」

    クラスメートB「お、倦怠期かな?」

    「うっさい」

    クラスメートB「最近男と居たから忘れてたけど、女さんはやっぱ性格きついなぁ」

    「お、これはいけるぞ。女からすげぇ連絡来てるけど、気づかないふりしてりゃあいいわな」

    46 :

    ここからが問題だ
    支援

    47 = 44 :

    「って事で女を振り切る事に成功したぞ」

    「おー、やるじゃん」

    「ご褒美にちゅーしてあげる」

    「なんだよ。お前最近そればかっかじゃねぇか」

    「いいじゃん」

    「女はあれ以来キスせがんで来たりしてないぞ」

    「当たり前でしょ!女は恋人じゃないんだから」

    「そ、そうだな」

    (幼も二人の時はかなりくっついてくるようになっちまったな。まぁ、俺としては嬉しいんだけどよ)

    「最近女からの愚痴みたいのが結構私に来るのよね」

    「俺あいつに愚痴られてんのか?」

    「違うよ。家庭科で男が調理実習一緒だった子いたでしょ?」

    「ああ、あいつね」

    「男と軽々しく話すなとか言ってたよ。他にも男が女の子と話した日は結構言ってる」

    「なんだそりゃ」

    「男には分からないかもね」

    「馬鹿にすんな。嫉妬ってやつだろ。お前も嫉妬とかするのか?」

    「それは秘密」

    「なんだそりゃ」

    48 :

    これ主人公、ただのクズですやん

    49 = 44 :

    ピンポーン

    「なんだ?朝から」

    「おはよう男」

    「よう。友は?」

    「居ないよ。今日は二人で登校しようと思って」

    「いや、それはまずいって話になっただろ」

    「良いじゃん。道同じなんだから偶然出会う事もあるよ」

    「まぁたまにはいいか」

    「やった」

    「俺もすぐ出るから」

    「こうやって二人で登校するのどのくらいぶりだろうね」

    「うーん。1ヶ月くらい?」

    「でも恋人になってからは初めてだね」

    「そうかもな」

    「ねぇ、手繋ごうよ」

    「いや、それはマズいだろ」

    「私たちもう恋人になってから1ヶ月もたったのに、恋人らしい事ほとんど出来てない」

    「だろうな」

    「こんなに好きな人が近くに居るのに、何も出来ないのは辛いよ」

    「・・・わかった。ちょっとだけだぞ?」

    「うん。ごめんわがまま言って」

    50 :


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