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    元スレ男「まさか女さんがあんなにデレるとはな」幼「はぁ・・・」

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    151 = 150 :

    「おはよう女」

    「おはよう」

    「宿題やった?」

    「やったよ」

    「・・・」

    「あれ?機嫌悪くない?」

    「そんなことないよ。それより、今日も男と一緒に登校してきたの?」

    「・・・ううん」

    「そう」

    「・・・」

    キーン コーン カーン コーン

    「男いる?」

    クラスメートA「さっき出てったよ」

    クラスメートB「あれ?一種じゃなかったの?」

    「そっか。そうくるんだ」

    クラスメートC「喧嘩でもしたのかい?」

    「うーん、そんな感じ。仲直りしたいから明日男が逃げようとしたら捕まえといて」

    クラスメートA「しょうがねぇなぁ男も、分かった俺たちに任せとけ」

    「ありがとう」

    (はぁ、逃げ回っても意味ないのに)

    152 = 150 :

    「モブ子A、あの写真もう一回見せて欲しいんだけど」

    モブ子A「え、あの写真はもういいじゃん」

    「どうしたの?別に前も見たから大丈夫だよ」

    モブ子A「そうだけど・・・」

    「じゃあスマホに写真送って」

    モブ子A「あんたと幼は親友じゃん。あんまり疑うのも」

    「ちょっとそれ貸りるね」

    モブ子A「あスマホが、駄目。そっちは」

    「へぇこんな写真もあったんだ」

    モブ子A「そ、それは一昨日偶然見かけちゃって」

    「この写真も送ってよ」

    モブ子A「わかったわよ。あんた幼に食って掛かったりしないでよ?」

    「え?しないしない。幼にそんな事しても意味ないから」

    153 :

    いい流れだぞー

    154 = 150 :

    (今日は二人とうまく距離を置けたな)

    「ただいま」

    「そうか。親父とフラが演奏してるのか。こうやって音楽が鳴ってるのも懐かしいな」

    フラ「あら、男さんも一緒に練習しますか?」

    「そうだな。練習してたなら弾けるだろ」

    「わかった」

    フラ「やっぱり男さんは凄いでんすね」

    「どうやら練習してたと言うのは本当らしいな」

    フラ「よしよし」

    「こら、撫でるな」

    「そうだ。フラの転入手続きが終わった。来週には登校する事になる」

    「は?おい待てそんな簡単に入れるのか」

    「フラはフルート奏者として完全に将来が嘱望されているからな。学校側も是非と言っていた」

    「仕事はどうするんだ」

    「来年の始めに日本での仕事がある。それまでフラには日本に居てもらう」

    「私はあっちに残した仕事があるからフランスに戻るがね。だから母さんにはあっちに残ってもらったんだ」

    「フラと二人で暮らすのか?俺」

    「なにか問題でも?」

    フラ「邪魔にならないようにしますので」

    「まぁ大丈夫そうだな」

    155 = 150 :

    フラ「今日は感謝の気持ちを込めて、私が夕ご飯を作りました」

    「フラはフランス料理はちゃんと作れるからな」

    「それは楽しみだ」

    フラ「はい。クリームパスタです」

    「こ・・・これは」

    「な?ちゃんと作れるだろ?」

    「すっかり忘れていたが、これは確かにフランスのクリームパスタだ。本当に生クリームとパスタなんだよなぁ」

    「早く食べるぞ」

    「う、腹がくるしい」

    フラ「やはり食文化が違うのでしょか。次は日本料理に挑戦してみますね」

    「そうしてくれると助かる」

    フラ「男さん、お風呂が湧きましたよ」

    「そんな事まで悪いな」

    フラ「いえいえ」

    「じゃあ先入らせてもらうわ」

    フラ(あら?私ったらお風呂のドアの前に何分もただ立ってるだなんて。ただ男さんが入ってるだけなんですが、気になって仕方がありません)

    フラ「それに男さんの脱いだ服・・・」

    フラ(わ、私なんか変です。体が、むずむずして。今日はもうおじさまがくれたお部屋に戻った方が良いですね)

    156 :

    フラが4年前のことを憶えてないのは一つのことに異常に執着心を向ける的なアレですか?
    どっちにしても違和感

    157 :

    発情フラグェ……

    158 = 150 :

    「いってきまーすっと」

    フラ「行ってらっしゃい」

    「行ったか。それにしても本当にお前は成長したな」

    フラ「またその話ですか?」

    「昔のお前なら男と二人にするなんてとても無理だったよ」

    フラ「そうかもしれませんね」

    「男から引きはがすのが大変だったな」

    フラ「ええ覚えています。本当に恥ずかしいです。でももう私も子供ではないので」

    フラ(男さんと離ればなれになった私は、その後本当に異性への興味を失っていました。あまりに恋愛に興味が無かったから、初恋の人の顔すらほとんど忘れてしまう程に)

    フラ(だからでしょうか。当時男さんに執着していた自分を理解出来ず、思い出すと恥ずかしくて仕方がありませんでした)

    フラ(それがきっかけで、今まで自分が行って来た行動一つ一つが気になって治すようにしてきました)

    フラ(でも男さんと再会した今なら、昔自分が男さんに執着していた気持ちが少し分かります。でももう子供じゃないんだから、抑えなきゃ)


    フラ「抑えなきゃ、抑えなきゃ、抑えなきゃ」

    「・・・!」

    159 = 150 :

    「おいお前らやめろ!」

    クラスメートA「おとなしくしてろ」

    クラスメートB「女さんに頼まれたんだ」

    「女に!?」

    「やっほー男。ランチタイムだよ」

    「裏切り者!」

    クラスメートC「お前のためだ。行ってこい」

    「お前あいつらに何言ったんだ?」

    「んー、喧嘩したから仲直りしたいって言ったの」

    「喧嘩なんてしてないだろ」

    「喧嘩って大体たいした理由じゃないでしょ?だったら今の状況と一緒だよ」

    「・・・」

    「早く食べて」

    「食ったらさっさと戻るからな」

    「ほら食ったぞ。弁当箱返すわ」

    「残さず食べたね。偉い偉い」

    ギュ

    (後ろから抱きついてきやがった。くそっ、背中に柔らかいものが・・・!)

    「駄目だ離れろ」

    「昨日彼女を一日放っておいたくせによく言うよね」

    「もう彼女じゃない」

    「結構前にさ、放っておかれた分は返してもらうって言ったと思うんだけど」

    「覚えてないな」

    「ほらこっち向いてくれないとキス出来ないよ」

    「やめろ」

    「まぁいいや」

    ペロ

    「うわっ!何してんだお前!」

    「首筋弱いんだ。可愛い」

    チュ

    「おい!」

    「ふふっ。キスマーク付けちゃった」

    「マジでやりやがった・・・」

    (たった1日分の付けがこれかよ。何日も逃げ回ったらどうなっちまうんだ)

    「ねぇ男、放課後校門で待ってるから」

    「私も大事な話があるんだ。じゃあまた放課後にね」

    (裏門から帰るか)

    クラスメートB「あれ?お前教室でマフラーしてんのかよ」

    「ああ、ちょっと風邪気味なんだ」

    160 = 150 :

    「ちゃんと来たね」

    「こっち裏門だぞ」

    「私校門って言ったけど、正門とは言ってないよ。ふふ」

    (こいつ最初から俺が逃げるって分かってたのか)

    「わかったよ。でも話聞いたらさっさと帰るからな」

    「いいよ。何処で話そっか。男の家行く?」

    (今俺んちはヤバい。親父やフラもいるしな)

    「いや、喫茶店にしよう」

    「分かった。じゃあ行こう」

    「お店の中はマフラー外しなよ」

    「・・・わかったよ」

    「うわ、くっきり残っちゃってるねキスの跡」

    「お前のせいだろ」

    「嬉しいくせに」

    「この喫茶店も懐かしいね。一緒に宿題やったっけ」

    「早く本題に入れよ」

    「ふふっ、そうだね」

    161 = 150 :

    「この写真見てほしいの。誰と誰だと思う?」

    「!」

    「そうだよ。男と幼が手を繋いでる写真。知り合いが偶然撮っちゃったんだって」

    「こ、こんなの偶然だろ」

    「じゃあこっちはどう?」

    「・・・うわ」

    「完全に腕くんじゃってるよねぇ」

    (遂にバレちまったか・・・)

    「聞いてくれ。俺が」

    「あ、大丈夫心配しないで。男は悪くないって知ってるから」

    「は?」

    「保健室で聞いちゃったんだ。幼が男に言い寄ってるの」

    (保健室ってあれか。もう言い訳も無理だな)

    「この写真だって、幼が一方的に腕を絡めて来たんでしょ?」

    「それは」

    「まさか幼が本当は友じゃなくて男の事が好きだったなんて」

    「幼に気を使って私と別れるなんて言っちゃう男は、やっぱり優しいね」

    「え?」

    (そうか俺と幼が恋人だった事はまだ知らないのか。幼がただ俺に片思いしてるって思ってるなら、まだなんとかなるかもしれない)

    「でも幼と付き合うつもり無いなら、幼の為にもはっきり言っちゃった方がいいよ」

    「もう言ったしお前には関係ない事だよ」

    「はっきり好きじゃないって言った訳じゃないでしょ」

    「・・・」

    「私の方から幼に話そうか?」

    (そんな事したら、幼が俺と恋人だった事をばらしちまうかもしれない)

    「分かったよ。言うよ」

    (どちらにせよ、幼を突き放しとかないといけないからな)

    「うん。ありがとう男。話って言うのはそれだけだから」

    162 = 150 :

    「もう5時か。思ったより遅くなったな」

    (俺がちんたらしてるから、女が幼の気持ちにまで気がついちまった。早く二人から離れないと)

    (あれ?公園のブランコに居るのって幼か?)

    「お前何してんだよ。もうかなり寒くなってきてるから風邪引くぞ」

    「男こそ何してたの?家に行ってもいないし。まさか女と会ってたなんて事ないよね」

    「・・・」

    「早く、報告して?」

    「それはもう終わったろ」

    「そう、終わったのよこれは。だったら何で私たちまだ付き合ってないの?」

    (さっき女に言われた事、言うなら早い方がいいよな)

    「俺は・・・お前の事はもう好きじゃないんだ」

    「嘘、嘘だよそれは。男と何年一緒に居ると思ってるの?嘘つく時のくせぐらい知ってる」

    「・・・」

    「ねぇ寒いよ。ここに長く居たからかな。寒い。そのマフラー借りるね」

    「おい、待て」

    「?・・・!!」

    「き、キスマークだ・・・。キスマークだ!!」

    「こ、これはただの痣だ」

    「違う。こんな所に痣なんて出来ない!女になにされたの?ねぇ!」

    「許せない。さっきのだって女になんか言われたからなんでしょ!許せない!」

    (こ、このままだとヤバいな)

    「お、おい。今日はもう寒いし帰ろうぜ。じゃあな」

    「・・・」

    「さっきまであんなに寒かったのに。男のマフラー、あったかいな」

    ガタガタ

    163 = 150 :

    「とりあえずキスの跡は絆創膏で隠しておけば今日中に消えるだろ」

    フラ「男さん、ご飯ですよ」

    「おう。待ってました」

    「あれ?親父は?」

    フラ「今日は帰りが遅くなるそうです」

    「そうか。じゃあ食っちまおうぜ」

    フラ「肉じゃがに挑戦してみたんですが、どうでしょう」

    「なんだ普通にうまいな」

    フラ「レシピ通りなのでレシピを褒めて下さい」

    「それは斬新だな」

    フラ「あら男さん、ほっぺにお米が着いてますよ」

    ペロ

    「うわ、指で取れよ」

    フラ「そ、そうですよね。頬のお米を直接食べるなんて」

    フラ(でも何故か普通のお米だったのに、凄く魅力的な味がしました。それに、男さんの唇がさっきから気になって)

    フラ(き、キスしたらもっと魅力的な味がするのでしょうか。ああ、同じ物を食べているはずなのに男さんの食べている物の方が)

    フラ「おいしそうです」

    「フラ?なんか言ったか?」

    フラ「い、いえ。なんでもありません」

    「俺の顔ばっか見てないで、食べちまわないと冷めるぞ」

    フラ「はい。そうします」

    164 :

    手遅れじゃないか……

    166 = 150 :

    今日はここまでにします。
    4年前じゃ最近すぎてフラが男の顔をあまり覚えていない事が不自然と思っている人が結構いると思いますが
    高校1年生が小学6年生の頃から会っていない友人や好きだった人の顔を思い出せと言っても曖昧にしか覚えていないと思うのです。
    という理由でなんとか今回は納得したふりをして下さい。
    どうかご慈悲を!

    167 = 157 :

    狂ってやがるぜ……



    もっとやれ

    168 :

    女x男を支援する
    女頑張れ

    169 :

    フラ子の本領発揮したところを早く見たい

    170 :

    フラからカニバリスト臭がする

    171 :

    「男おはよう。学校行くよ」

    「お前また来たのか」

    「うん。また来た」

    「顔赤いな。ちょっといいか?」

    「・・・」

    「凄い熱じゃねぇか。昨日あんな所に長時間居たからだろ」

    「おばさんは?」

    「今日は二人とも家にいないよ」

    「とにかく家で寝てろ。あーでも病院は行くんだぞ。学校の方には俺から連絡入れておく」

    「ごめんね」

    「今日は俺早く帰るから」

    「男。うんありがとう。待ってる」

    「今日うちに親父やフラがいたらな」

    172 = 171 :

    「おはよう。男」

    「ん」

    「もーそっけない。あれ、幼は?」

    「風邪で休みだ」

    「あちゃあ。大丈夫かな」

    「病院行くように言っといたから大丈夫だろ」

    「そうだ、幼にはちゃんと俺の方から言っておいたから。お前は幼に何も言うなよ」

    「うん。わかった。じゃあお昼にまたね」

    「お昼って・・・分かってないんだよなぁ」

    173 = 171 :

    キーン コーン カーン コーン

    「男ー、あれ?男は?」

    クラスメートA「またかよ。あいつ何処行ったんだ?」

    クラスメートB「なんだ?まだ喧嘩してんの?」

    「あれ?もう大丈夫なはずなんだけどな」

    「・・・」

    「この場所で一人で食べるのはちょっと暗いかも」

    「でも男が後から来るかもしれないから、ここでいいや」

    (男が最近変な理由は、幼じゃなかったのかな)

    (私駄目だなー。男は絶対何かに悩んでるんだけどすぐ逃げちゃう。子供の頃月を追いかけた事があったっけ。あれに似てるかも)

    「泣いちゃ駄目だよ私。よし、頑張るぞー」

    174 = 171 :

    (女また来たみたいだな。逃げてれば愛想つかすなんて甘い考えかもしれねぇけど、接触して良い方向に転ぶとも思えねぇしな)

    (本当は今日も幼に会わないほうが良いんだろうけど)

    「流石に心配だよな」

    ピンポーン

    「入るぞ。寝てるのか?」

    「っておいおい、凄い熱じゃねぇか」

    「あれ・・・男だ」

    「病院に行ってないのか」

    「・・・うん」

    「ほら水だぞ」

    「・・・うん」

    「ばーかばーか」

    「・・・うん」

    (なんかこいつ面白いぞ。からかってやろう)

    「実はこれはお前の見ている夢で本当は」

    「なんだいつもの夢かぁ・・・じゃあ」

    「ばかやめろ。嘘だから。これ現実だからか」

    「お前夢の中の俺にあんまいかがわしい事すんなよ」

    「うぅ」

    「ほらおかゆ作ってやるから」

    (なにしてんだ俺)

    「男。居るの?」

    「おう、もうすぐ出来るぞ」

    「意識が戻ってるな」

    「男の夢見てると思ってた。私変な事してないよね」

    「お前夢の中の俺にエロい事すんなよ」

    「う、嘘!」

    ガサゴソ

    「布団にもぐって何してんだ」

    「あれ?でも私まだ処女っぽいけど」

    「夢の中の俺が犠牲に」

    (ちょっとうらやましい・・・いやいや)

    175 = 171 :

    「おかゆ冷めちまうから食え」

    「えー。だーるーいー。食べさせてよ」

    「しょうがねぇな。ほら」

    「あーん」

    「うん。おいしい」

    「なんだよ普通のおかゆだろ」

    「ううん。本当に美味しいよ」

    「大袈裟なやつだな」

    「いつも女があーんしてて、うらやましかったんだ」

    「・・・そうか」

    「女はもう、お前の俺に対する気持ちに気付いちまってたよ」

    「なんとなく、分かってた」

    「でも、俺たちの関係には気付いてない。お前ら二人の関係が壊れる事はないと思う」

    「男と付き合わなければって事?」

    「友情と恋愛か・・・」

    「・・・」

    「だったら私は恋愛かな」

    「なんでそうなるんだよ」

    「女との友情は大きいけど、たったの1年だよ。でも男との恋愛は今までの16年とこれからの人生全部だから」

    「お前は俺がどんな奴か分かってないんだ」

    「ずっと一緒だったのに?少なくとも男が今苦しんでるのは分かっちゃうんだよね」

    176 = 171 :

    「なんかパジャマが汗で気持ち悪いかも。悪いけど体拭いてくれない?」

    「いや、自分でやれよ」

    「後ろは届かないよ。ね、背中だけだから」

    「わかったよ。タオルとか持ってくるから待ってろ」

    「うん。ありがと」

    「持って来たぞ。っておい!全部脱ぐのかよ」

    「だって全身拭くもん。寒いから早くして」

    「へいへい。ほら、痛くないか?」

    「ん・・・うん。大丈夫」

    「変な声だすな。こんなもんでいいか?」

    「もうちょっと下も」

    「・・・まったく」

    「ねぇ、私の裸どうかな」

    「ん、奇麗だ・・・いやなんでもない」

    「えへへ、せっかくだし前もお願いしようかな」

    「待て待て!こっち向くなよ。見えてるって。背中だけって言ってただろ」

    「固い事言わないの。あ、男のも硬くなってるね・・・」

    「お前元気じゃねぇか。俺帰るから。じゃあな」

    「もう、すぐ逃げる」

    (男、私の体に興奮してくれてた)

    (男のマフラーどこだっけ。あった)

    「はぁ~落ち着く」

    「男忘れ物とかしてないかな」

    177 = 171 :

    「フラ、帰ったぞ」

    フラ「遅かったんですね。幼さんは大丈夫でした?」

    「ああ。もう元気になったみたいだ」

    フラ「それは良かったです!」

    ギュ

    「いや俺の手握られてもな」

    フラ「お夕食出来てますよ。食べましょう」

    「おい引っ張るなって」


    ガサ ガサ

    「・・・」

    「男が食べるはずだったお弁当・・・」

    「これ捨てるのだけは慣れないかな」

    178 = 171 :

    フラ「男さん。今日もおじさまが居ないので、練習に付き合ってくれませんか?」

    「いいぜ」

    フラ(男さんとの演奏は本当に楽しいです。時間がすぐに過ぎてしまいます)

    「そろそろ。風呂沸かさないとな」

    フラ「もうですか」

    「練習ならいつでも手伝ってやるよ」

    フラ「ありがとうございます」

    フラ「男さんとの演奏は、私にとってとても素敵な時間なんです」

    「なんだよいきなり」

    (なんか顔が近いな。それに最近ボディタッチする仕草が多いような。今だって俺の腰に手まわしてるし)

    フラ「昔もこうだったなって。男さんとの演奏がいつも楽しみでした」

    「そうか」

    フラ「二人で演奏している時間、二人だけの時間が今は他の何よりも大切に思います。そう考えると男さんの居ない4年間は」

    フラ「無駄でしたね」ニッコリ

    「そ、そこまで言う事ないだろ」

    フラ「そういえば男さん、明日は空いてますか?」

    「明日?別になにもないぜ」

    フラ「あの、この町を案内して欲しいのですが。洋服とかも買わなくちゃいけませんし」

    「そうだな。そう言えばまだ案内してなかったな」

    フラ「ありがとうございます。明日楽しみにしています」

    179 = 171 :

    今日はここまででにします。
    ペースが落ちているのは申し訳ありません。

    180 :

    この先生き残れるか、男……
    乙ゥ
    つ【缶コーヒー】

    181 :

    まあ、死んだとしても自業自得だよな……

    182 :

    下手な拗れ方する前に理由話しちゃえよ

    184 :

    続き…ずっと待ってる…

    ずっと…ずっと…あなたが来るまで……

    185 :

    フラかわいい

    186 :

    大量投下期待やで~

    187 :

    (気軽にフラと出掛ける約束したけど、学校の奴らに見られたらヤバいな)

    「軽く変装してくか」

    「変装つっても買ったばっかの服着るぐらいしか出来ないな。意味あんのかこれ」

    フラ「男さーん。準備出来ました?」

    「おう」

    フラ「あらあら、男さん素敵な服ですね。私こんなので良いのでしょうか」

    「お前が張り切った服着たら、周りの視線集めちまうだろ」

    フラ「それは褒めてくれてるんですよね」

    「まぁそうだな」

    フラ「うふふ。出掛ける前からこんなに楽しいなんて」

    「案内って言ってもある程度は希望がないとな」

    フラ「あまり服を持ってこなかったので、まずは服屋さんに行きたいです」

    「分かった」

    188 = 187 :

    「ここで良いか?」

    フラ「沢山お店がありますね。男さんはどんな服がお好きですか?」

    「服に好きとかねぇけど、フラに似合うのはシンプルなやつじゃないか?」

    フラ「男さんが言うならそうします」

    「フラが着れる服、結構少なかったな」

    フラ「うう・・・。私太ったのでしょうか」

    「その身長と胸じゃ日本だと苦労しそうだな」

    フラ「でも少しですが買う事ができました。どうでしょう」

    「おう、似合ってるけどよ。別に今着なくても良かっただろ」

    フラ「すぐに着たかったんです。記念にと思ってカメラ持って来てしまいましたし」

    フラ「男さんの選んでくれた服で、男さんと一緒に写りたいです」

    「げ!写真撮るのかよ」

    フラ「はい」

    (嬉しそうに笑いやがって)

    フラ「あのーすみませーん。写真撮ってくれませんか?」

    通行人「あ、はい」

    「ここ観光地じゃねぇぞ。めっちゃ恥ずかしいな」

    フラ「CuiCui」

    「キュイキュイ?ああ、ハイチーズの事か」

    フラ「あ、ごめんなさい。ハイチーズ」

    パシャ

    フラ「ありがとうございました」

    通行人「あ、どうも」

    通行人(キュイキュイ可愛かったなぁ)

    189 = 187 :

    フラ「少し混んできましたね」

    「そうだな。休日だし仕方ねぇか」

    フラ「はぐれたら困っちゃいます。手握ってもいいですか?」

    「まぁ、この人ごみじゃ仕方ないか」

    フラ「はい。仕方ないんです」

    (とは言っても両手で包み込まれる様に握られると恥ずかしいぞ)

    「って、うわっ」

    フラ「男さんの手、大きいんですね」

    スリスリ

    「ほっぺにすりすり禁止!」

    フラ「うふふ」

    (聞いちゃいねぇ)

    「とりあえすメシ食うぞ」

    フラ「さっきフランス料理店がありましたよ」

    「最近日本食ばっかだったからな。そこ行くか」

    「うわまっず!」

    フラ「あら、不快な味。明日にでも潰れて頂きたいですね」

    シェフ「・・・」

    190 = 187 :

    フラ「次は楽器屋さんに行きたいです」

    「そうだな。知らないと手入れに困るもんな」

    フラ「そうなんです。あ、その角度」

    パシャ

    「おいさっきから俺ばっか撮ってないか?」

    フラ「気のせいですよ。あ、あれちょっと素敵なオブジェですね」

    「素敵っていうか謎だな」

    フラ「男さんも一緒に写りますよ」

    「このオブジェと一緒に写真撮るのかよ。まぁいいけどさ」

    フラ「ほら男さん、もっと近づかないと写りませんよ」

    「十分だろ。早く撮れよ結構はずいんだって」

    フラ「もっとです」

    パシャ

    フラ「凄い良い写真が撮れました。男さんと居ると、宝物が増えて駄目ですね」

    「これ完全に抱き合ってる写真になっちゃってるんだが」

    フラ「うふふ。あ、ここが楽器屋さんですか」

    「おう。小さいけど品はなくはない感じだ」

    「ふぅ。だいたい見て回ったな」

    フラ「はい。今日はすごく楽しかったですね。ちょっと疲れましたけど、本当に楽しかったです」

    「なら良かった」

    フラ「うふふ。男さん」

    「なんだよ」

    フラ「男さーん」

    「おいうざいぞ。ってかもうはぐれないだろ。手離せ」

    フラ「油断してる時が一番危ないんです。もっと近くにいないと」

    「近い近い近い!」

    (今日だけでかなりフラとの距離が縮まったな。物理的に。とりあえず幼の家付近に来たら引き剥がすか)

    191 :


    ……アカンフラグ?

    いいでぇ…

    192 :

    (なんか今日は疲れたな)

    プルルル プルルル

    「はいよ」

    「よう。生きてるか」

    「なんだよ」

    「いや、どうなってるかなって思ってさ」

    「お前には全部話した方がいいよな」

    「なんだよ女と別れるんじゃなかったのか」

    「実はな・・・」

    かくかくしかじか

    「あはははは!そうか、女の事好きになっちゃったか!は、腹いてぇ」

    「お前結構クールキャラだろ。笑うな」

    「悪い悪い。お前本当クソだわ」

    「だから二人から離れようと思ってんだろ」

    「いやもう頑張れよ。もう俺がどうこう出来る問題じゃない」

    「いっそ女に全部打ち明ければ良いのかもな」

    「それだけはやめろ」

    「なんでだよ」

    「とにかくそれは危険だ」

    (そう、幼にとって危険なんだ。男のギターの件についても、男と女にとっては良い方向に転んだ。でも、幼にとっては悪い方向に行ってるんだ)

    「わかった。お前が言うならそうなんだろうな」

    「なんかヤバくなったら言えよ」

    「はははっ、ヤバくなったらってどんな状況だよ」

    「割と笑い事じゃないんだがな。まぁ頑張れ。じゃあな」

    「やべ、フラの事言い忘れてた。まぁいいか」

    フラ「男さん。あら、お電話中でした?」

    「いや、もう終わったよ」

    フラ「実はパジャマを買い忘れていまして」

    「おいおい。なんかあるかな」

    フラ「あの、男さんの使い古しにワイシャツなどがあれば・・・」

    「却下。お前のスタイルでは絶対にやっちゃいけないやつだ」

    フラ「もう!ちゃんと下は履きますよ」

    「ならいい、のか?」

    193 = 192 :

    「すっげぇ眠いわ。早いけど寝るか」

    フラ「ふぅ、湯船も慣れるといいものですね」

    フラ(今日の男さんとのデートはとっても素敵でした。もっと男さんに触れていたい)

    フラ「そう言えば、子供の頃は男さんの布団に潜り込んだりしてましたっけ」

    フラ「・・・」

    ガチャ

    フラ「男さん。起きてますか?」

    フラ「あらあら、ぐっすり眠ってますね。今日は疲れたのでしょう」

    フラ「少しだけなら、良いですよね」

    フラ(男さんの布団の中あったかい。それに男さんから良い匂いがします)

    ギュ

    フラ「・・・はぁ、はぁ」

    フラ(な、なんか男さんに胸を押し付けると変な気持ちになってしまいます)

    フラ(そう言えば昼は男さんの手をずっと握っていて、とっても大きくて・・・)

    フラ「男の手、ちょっと借りてもいいですよね」

    モミモミ

    フラ「ふ・・・あっ・・・んん」

    フラ(こ、これ・・・すごいっ)

    (なんか柔らかい感触が・・・あれ?ワイシャツの前全開の女性に胸を揉まされている?変な夢だな)

    「・・・おい」

    フラ「あっ、や・・・気持ちいい」

    「おおおおおおおお、おい!何してんだ!」

    フラ「あ、あら」

    「あら、じゃねぇよ。今すぐやめろ」

    フラ「おおお、男さん起きてたんですか」

    「誰でも起きるだろこれ。ってかワイシャツの下履くって言ってたよな」

    フラ「え?履いてますよ?」

    「パンティーの事じゃねぇよ!ズボン履けよ」

    フラ「ごめんなさい。私ったら勘違いを」

    「いやもう良いから出てけ」

    194 = 192 :

    フラ「・・・」

    「なんだよ」

    フラ「どうせ見られてしまいましたし続きを」

    「出ていきなさい」

    フラ「最初は添い寝のつもりだったんです」

    「で?」

    フラ「昔は結構一緒に寝てましたよね」

    「ああ、無理矢理布団に入って来るから夜もお前縛られてたな」

    フラ「せめて一緒に寝るだけ」

    「 出 て け !! 」

    (こいつマジで出て行かねぇぞ)

    「おはよう男、今日はやけに眠そうだな」

    「親父!俺の部屋に鍵を付けてくれ!俺の貞操が!」

    「・・・わかった」

    「男。私はもう空港のチケットを取ってしまったよ」

    「俺あいつと二人っきりになるのか」

    「まぁ、頑張りなさい」

    「い、嫌だぁ!あいつはまだ尻尾を出した程度なんだぞ!」

    「成長したと思ったんだが。・・・お前が気をつければ大丈夫だろう」

    195 = 192 :

    今日はここまでにします。
    人生の4分の1を占めると言われる睡眠の時間です。

    196 :

    乙乙です

    197 :

    盛り上がって参りましたwww

    198 :

    これは男とフラの昔話がもっと見たくなるなwwww

    199 :

    フラをクロエ・ルメールちゃんで想像してたから>>193で勃起が収まらない

    200 :

    >>199
    その報告いる?いらないよね?
    再生厨黙っとけよ


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