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    元スレ八幡「相模南は救いようのないマゾである」

    SS+覧 / PC版 /
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    351 :

    メインヒロイン化現象が著しい仲町さん!!

    352 :

    >>350
    もう夜だろ!

    353 :

    待ってた

    354 :

    23時頃というオチ

    356 :

    明日修学旅行だから早く寝なきゃなんねえ……明日の朝観るか

    357 :

    お前の事情なんてどうでもいいよ

    358 :

    お前もガキにいちいち構わなくていいから(良心)

    359 :

    きっしょ

    361 :

    漸く追いついたー。
    ガイルのSS見てきた中でトップクラスに面白いわww
    更新に期待。

    362 :

     期待してます!楽しみです!

    364 :

    - 30分後 比企谷宅 -


    小町「ゆっくりしていって下さいねー」

    仲町「う、うん。ありがとう」

    小町「いえいえ。コーヒーでいいですか?」

    仲町「あ、お構いなく」

    小町「お構いますよ。お兄ちゃんのお嫁さん候補なんですから」

    仲町「お、お嫁さんっ!?」

    小町(あ、この反応、結衣さんに似てるな~)

    八幡(どうしてこうなった……)

    365 = 1 :

    - 30分前 -


    小町「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

    「「」」ビクッ

    仲町「え、え……?」

    八幡「小町か。驚かすなよ」

    小町「ごめんごめん」

    仲町「……もしかして比企谷くんの妹さん?」

    小町「そうです! 妹の比企谷小町です。いつも愚兄がお世話になってます♪」

    仲町「あ、仲町千佳です。こちらこそ比企谷くんにはお世話になっていて……」

    小町「ほほう。お兄ちゃん、仲町さんにどんなお世話をしてあげてるのかな?」

    366 = 1 :

    八幡「いや、なにもしてないけど。てかなんでそんなテンション高いんだよ」

    小町「そりゃやっと受験勉強から解放されたんだもん。高くもなるよ」

    仲町「確か総武受けたんだっけ?」

    小町「はい。後は滑り止めで私立を二校ほど」

    仲町「そっか。お疲れ様」

    小町「ありがとうございます。それより仲町さん!」

    仲町「は、はいっ」ビクッ

    小町「せっかくここまで来たんですし、うちで夕食でも食べていきません?」

    仲町「え」

    367 = 1 :

    小町「大丈夫です。母は今日は泊まりで帰ってきてませんし、父は最近見かけてませんので」

    八幡(そりゃ出張に行ってるんだから見かけないだろうな)

    仲町「で、でもいきなり迷惑じゃ……」チラッ

    八幡「……」

    小町「全然迷惑じゃありませんよ。こっちが誘ってるんですし。ね、お兄ちゃん?」

    八幡「ん? ああ。まあ、仲町さんがよければ」

    仲町「そ、それじゃお言葉に甘えて。……あ、お母さんに連絡してくるね!」タタタッ

    小町「はいはーい♪」

    八幡「……小町。どういうつもりだ?」

    368 = 1 :

    小町「そりゃ仲町さんと初めて会ったし? 色々とお話を聞きたいじゃん?」

    八幡「あんまり迷惑を掛けるなよ。彼女は騒がしいのは苦手なんだ」

    小町「」

    八幡「んだよ?」

    小町「あ、いや。お兄ちゃんがあまりにナチュラルに他人を気遣ったから……」

    八幡「俺は元々気遣いが出来る人間だろうが。……あれ? 違うの?」

    小町「うん。いやー、受験勉強で最近は観察してなかったけど、更に順調に成長してるようで小町は嬉しいよ。総武にいかせてよかったー」

    八幡「お兄ちゃん、別に小町に総武行くように言われてないんだけど」

    369 = 1 :

    - 現在 -


    八幡(そうだ。チョコを冷蔵庫に入れなければ)ガサガサ

    仲町(あっ)

    小町「あれ? お兄ちゃん、そんなにチョコ貰ったの?」

    八幡「ああ。まあ、義理チョコが殆どだと思うが」

    仲町(比企谷くん、あんなに貰ってたんだ……)

    仲町「」シュン

    八幡「冷凍室の方がいいのか?」

    小町「」ゲシッ

    八幡「痛っ。なにすんだよ」

    370 = 1 :

    小町「仲町さんの前で他の女子から貰ったチョコ出すなんて小町的にポイント低いよ」ボソッ

    八幡「いや、入れないと溶けちゃうでしょ」ボソボソ

    小町「お兄ちゃん、今すぐ仲町さんのチョコを食べて」

    八幡「夕食前なんだけど……」

    小町「いいから」


    仲町(なにを話してるんだろ?)


    小町「食べたら小町が耳掃除してあげる」

    八幡「……よし、食べるか」


    仲町「……?」

    371 = 1 :

    八幡「」パカッ

    仲町「比企谷くん?」

    八幡「それじゃありがたく頂きます」

    仲町「え? 夕食前だけど?」

    小町「いやー、あまりにも仲町さんからチョコを貰ったのが嬉しかったみたいで食べるのを我慢出来ないみたいです」

    仲町「えっ///」

    小町「ね、お兄ちゃん?」

    八幡「は?」

    小町「」ゲシッ

    八幡「痛っ。……ああ、嬉しいね。嬉しすぎて永久保存したいまである」

    372 = 1 :

    仲町「ふぇ?」

    八幡「んじゃいただきます」

    仲町「あ、どうぞ召し上がれ」

    八幡「」モグモグ

    仲町「」ドキドキ

    小町「お兄ちゃん、どう?」

    八幡「……美味い」

    仲町「」ホッ

    八幡「」モグモグ

    373 = 1 :

    仲町「あ、よかったら小町ちゃんもどうぞ」

    小町「いいんですか?」

    仲町「うん」

    小町「それじゃ一口だけ」パクッ

    小町「」モグモグ

    小町「あ、美味しい。美味しいですよ、仲町さん!」

    仲町「そ、そう。そう言ってくれると作った甲斐があったかも」

    小町「料理はよくするんですかー?」

    仲町「そこそこかな」

    374 = 1 :

    小町「へー、今度、一緒に料理しましょうよ」

    仲町「うん、いいよ」

    小町「約束ですよ。あ、お兄ちゃん、夕食よろしくね」

    八幡「え? 俺が作るの?」

    小町「当たり前じゃん。小町と仲町さんの時間を潰す気なの?」

    八幡(そっか。当たり前なのか。それじゃ仕方ないな)

    八幡「わかった。それじゃ適当にくつろいでてくれ」

    小町「うん♪」

    375 = 1 :

    - 1時間後 -


    八幡「それじゃいただきます」

    小町「いただきまーす♪」

    仲町「いただきます」

    小町「二日連続でお兄ちゃんの手料理だねー」

    仲町「昨日も作ったの?」

    八幡「ああ」

    小町「明日からはまた小町が作るからね」

    八幡「頼む。小町の手料理成分が足りなくて死にそうだからな。今の八幡的にポイント高い」

    小町「ガールフレンドの前でシスコン発言は小町的にポイント低いかも」

    仲町(ガールフレンド///)

    小町「ねー、千佳さん?」

    仲町「あ、いや、わたしはっ///」

    八幡(いつのまに名前呼びに。恐ろしいコミュニケーション能力だな。長友並かもしれん)

    376 = 1 :

    - 30分後 -


    仲町「ご馳走様でした」

    小町「ご馳走様!」

    八幡「お粗末さん。……仲町さん、時間は大丈夫か?」

    仲町「あ、それなんだけど……」

    小町「大丈夫だよ、お兄ちゃん」

    八幡「なんで小町が答えるんだよ」

    小町「だって、お泊りするから」

    八幡「……ん? 誰が?」

    小町「千佳さんが」

    377 = 1 :

    八幡「どこに?」

    小町「うちに」

    八幡「」

    仲町「や、やっぱりいきなりじゃ比企谷くんも迷惑だよ、小町ちゃん」

    小町「大丈夫ですよ。動揺してフリーズしてるだけなんで。お兄ちゃん、再起動して」コツン

    八幡「……はっ」

    小町「ということで千佳さんは比企谷家にお泊りすることになったのでよろしくです!」

    八幡「いやいや、どうせ小町が強引に誘ったんだろ? 仲町さん、嫌だったらはっきり言っていいんだぞ」

    仲町「いや、その、嫌じゃないよ。むしろ嬉しいっていうか……」

    378 = 1 :

    八幡「明日、学校は?」

    小町「別に問題ないでしょ。それにさっき下着も買ってきたんだー」

    八幡(さっき外出したのはそれか)

    仲町「……やっぱり迷惑だよね。比企谷くんも明日学校あるもんね……」シュン

    八幡「うっ」

    仲町「」ショボン

    八幡「……まあ、仲町さんが迷惑じゃなければ……いいんじゃない……すか……」

    仲町「い、いいの?」

    八幡「です」

    379 = 1 :

    仲町「ありがとう」

    小町「それじゃ早速お風呂に入りましょ!」

    仲町「え」

    小町「お兄ちゃん、乱入する時はノックしてね」

    八幡「しないから。まだこの年で捕まりたくねぇよ」

    小町「あと、千佳さんにジャージ貸してあげて」

    仲町「っ!」

    八幡「……ああ、小町の寝間着じゃ小さいもんな」

    380 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡「ほれ」

    仲町「あ、ありがとう」

    仲町(比企谷くんのジャージだ)

    仲町「」ニヘラ

    小町「ナイキやアディダスじゃなくてカッパってところがお兄ちゃんらしいよね」

    八幡「らしいってなんだよ。ナイキやアディダスは高いんだ」

    小町「ふーん。千佳さん、Yシャツは洗濯機に入れて下さいね。乾燥かければ明朝まで乾くと思うんで」

    仲町「うん、ありがとう」

    小町「それじゃいきましょ♪」

    八幡(そういえば親御さんには連絡したんだろうか。まあ、してるか)

    381 = 1 :

    - 50分後 -


    小町「いやー、冬は湯船にゆっくり浸かるにつきますなー」

    仲町「小町ちゃん、叔母さんくさいよ」クスッ

    小町「そうですかねー」


    八幡「それじゃ俺も入るか」


    小町「いってらー」

    八幡「ジャージ、サイズ大丈夫か?」

    仲町「うん。ぶかぶかしてるけど逆にちょうどいいかも」

    八幡「そうか。……そういえば親御さんには連絡したのか?」

    仲町「もちろん。流石に男子の家に泊まるとは言えなかったから友達の家にお泊りするって連絡しておいたよ」

    八幡「ならいいんだけど」

    仲町「無断外泊したら怒られちゃうからね」

    八幡(そりゃそうだ。まあ、俺は怒られるどころか気付かれないまである)

    382 = 1 :

    - 30分後 小町の部屋 -


    小町「へー、海浜総合ってそんなに広いんですね」

    仲町「うん。だから移動教室が大変」

    小町「そうなんですね。……千佳さん」

    仲町「なに?」

    小町「時間を潰す為にこれ持ってきたんですけど」

    仲町「アルバム?」

    小町「はい。お兄ちゃんの小さい頃の写真が沢山あります」

    仲町「っ!」

    小町「見ます?」

    仲町「いいの?」

    383 = 1 :

    小町「もちろん。好きな人の昔の写真って気になりますもんね」

    仲町「うん。気になる。…………はっ」

    小町「」ニヤリ

    仲町「あ、いや、いまのは違くて……」

    小町「何が違うんですか? 千佳さんがお兄ちゃんのこと好きなことですか?」

    仲町「あぅ……」

    小町「千佳さん、お兄ちゃんのこと好きなんですよね」

    仲町「それは……その……」

    小町「」ジー

    仲町「……はぃ。好きです……」

    小町「おー! それじゃせっかくなので二人のなれ初めを聞いてもいいですか?」

    384 = 1 :

    - 5分後 -


    小町「なるほど。運命の出会いはサイゼと」

    仲町「いや、運命の出会いって……」

    小町「ていうかなんでその面子でお兄ちゃんのことを好きになったんですか? 確かに容姿は悪くないですけど戸塚さんと葉山さんの方が外見も中身も優れてると思うんですけど」

    仲町「そうかな? わたしは比企谷くんの方がカッコいいと思うけどなぁ」

    小町「」

    仲町「あ、いや、戸塚くんは綺麗だし、葉山くんもカッコいいと思うよ! でも人によって好みは違うというか……」アセアセ

    小町(これは相当ベタ惚れしてるかも。お兄ちゃん、千佳さんに何をしたの?)

    小町「わかりました。ご馳走様です」

    仲町「ご馳走様って……///」

    385 = 1 :

    小町「あと、お兄ちゃんのどこが好きなんですか?」

    仲町「どこが?」

    小町「はい」

    仲町「えっと、急に言われても……」

    小町「ゆっくり考えて下さい。小町はいつまでも待ちますので」

    仲町「えっと、えっと……頼りになるところかな」

    小町「ほう」

    仲町「後は優しいところ」

    小町「優しいところですか」

    仲町「うん。それと最近になって気付いたんだけど、比企谷くんって極力物音をたてないようにしてるんだよね」

    386 = 1 :

    小町「そうなんですか?」

    仲町「そうだよ。椅子を引くときとか、物を置いたりする時とか。きっと他人を驚かせないように気をつけてるんだなって」

    小町(単純にステルス機能を発動させてるだけじゃ……)

    小町「千佳さん、お兄ちゃんのことよく見てるんですね」

    仲町「そ、そういうわけじゃっ!」

    小町「それじゃ見てないんですか?」

    仲町「……見てる……ほうかな……」

    小町「ちなみにお兄ちゃんは千佳さんの好意に気付いてるんですか?」

    仲町「気付いてないと思うよ」

    小町(お兄ちゃん、いつのまに鈍感スキルまで身につけたの? これじゃまるでラノベの主人公だよ!)

    387 = 1 :

    - リビング -


    <総集編はもういやだ!


    八幡「……」

    八幡(ふむ。アニメーション制作会社に就職はなしだな)

    八幡(ていうかアニメーターにこんな可愛い子いるの?)

    八幡(勘違いして就職しちゃうやつが出てきそうだな)

    八幡(次はSAOだな。やっとマザーズロザリオ編か。長かった)

    八幡(んだよ、OP少ししか映像変わらないのか)

    八幡(ED見たら副会長が興奮しそうだな)

    八幡(いや、コックリさんでロリ成分は十分満たされているか)

    388 = 1 :

    - 30分後 -


    小町「お兄ちゃん、コーヒー入れてー」

    八幡「なんだ、ガールズトークは終わったのか?」

    小町「うん。千佳さんから色々聞けちゃった♪」

    仲町「っ///」

    八幡「……顔が赤いな。風邪?」

    仲町「ち、違うよ。ただ思い出して恥ずかしくなってるだけ!」

    八幡「思い出して?」

    仲町「な、なんでもない! なんでもないから!」

    八幡「はぁ。仲町さんもコーヒーでいいか?」

    仲町「あ、はい」

    389 = 1 :

    - 10分後 -


    仲町「玉縄くん、一週間に一回は奉仕部に行ってるんだ……」

    八幡「ああ。毎回、雪ノ下に罵倒されて喜んで帰ってる」

    仲町「そっか……」

    小町「玉縄さんって?」

    仲町「うちの学校の生徒会長だよ」

    小町「へぇ。雪乃さんに会いにいってるの?」

    八幡「ああ。会いに来るというか罵倒されに来てるようなもんだ」

    小町「……罵倒されにって……」

    八幡「玉縄はマゾだからな」

    小町「」

    仲町「あ、でも学校じゃ普通だよ?」

    八幡「つまり雪ノ下の前だけマゾってことか」

    仲町「そうなるのかな? よくわかんないや。あはは……」

    八幡(おっと、いかん。純情な女子の前で平気でマゾとか言ってしまった。これは相模の影響だ。間違いない)

    八幡「まあ、この話はここまでにして……」

    390 = 1 :

    - 23時 -


    小町「それじゃ明日も学校ありますし、そろそろ寝ますか」

    仲町「うん」

    八幡「そうだな。布団は敷いてあるのか?」

    小町「え? 千佳さん、お兄ちゃんの部屋で寝るんでしょ?」

    八幡「」

    仲町「」

    仲町(ひ、比企谷くんと一緒に……っ!!)

    仲町(ど、どうしよう。そんないきなり言われても心の準備が……。下着だってさっき買ったやつだし……)

    小町「……なんちゃって」ニヒッ

    仲町「…………ふぇ?」

    八幡「おい」ベシッ

    小町「痛っ」

    八幡「冗談が過ぎるよ小町ちゃん」ベシッ

    小町「痛い、痛いよ。暴力反対!」

    仲町(……そうだよね。冗談に決まってるよね。わたしったら何を考えてたんだろ……)

    391 = 1 :

    - 翌朝 -


    八幡「小町、先に行くからな」

    小町「うん。いってらっしゃい!」

    仲町「お邪魔しました」

    小町「千佳さん」

    仲町「ん?」

    小町「朝出かけるときは『いってきます』ですよ」

    仲町「い、いってきますっ///」

    小町「はい、いってらっしゃい」ニコッ

    仲町「あぅ……」

    392 = 1 :

    - 駅 -


    仲町「比企谷くん、自転車じゃなくてよかったの?」

    八幡「今日は午後から雨が降るみたいだからな」

    仲町「え? そうなの? 傘は?」

    八幡「折り畳み持ってきたけど。仲町さんは小町から渡されなかった?」

    仲町「渡されてないけど」

    八幡「鞄の中は?」

    仲町「……入ってる」

    八幡「小町のやつ、言ってなかったのか」

    仲町「小町ちゃんにお礼言わないと」

    393 = 1 :

    八幡「別に必要ないだろ」

    仲町「でも……」

    八幡「俺から言っておくから。そろそろ電車来るし」

    仲町「うん。それじゃお願いします」


    折本「……あれ? 千佳に比企谷?」


    仲町「あ、かおりだ。おはよう」

    八幡「おす」

    折本「……なんで二人でいるわけ……?」

    仲町「」ギクッ

    394 = 1 :

    八幡「そりゃ学校に行く為だろ」

    仲町「そ、そうだよ! かおりったらなに言ってるの?」

    折本「いやいや、千佳の家は船橋でしょ?」

    仲町「」ダラダラ

    八幡(いかん。仲町さんがうちに泊まったことがばれたら面倒なことになりそうだ)

    八幡(俺が降りるまでなんとか誤魔化すか。後は仲町さんに任せよう)

    八幡「……いつから仲町さんが船橋住みだと錯覚していた?」

    折本「いや、あたし、千佳んち行ったことあるから」

    八幡「……仲町さん、最近、千葉に引っ越してきたんだ」

    395 = 1 :

    仲町「え」

    折本「いや、先週遊びにいったばかりだし」

    八幡(詰んだ)

    仲町「比企谷くん、さすがに無理があるよ……」

    八幡(ですよね)

    折本「それでなんで二人一緒にいるわけ?」

    仲町「えっと……」チラッ

    八幡(仕方ない。諦めるか。男は諦めが肝心だというしな)

    八幡「昨日、うちに泊まったんだよ」

    折本「………………へ?」

    396 = 1 :

    - 5分後 -


    折本「なるほどね。いいな、あたしも呼んでくれればよかったのに」

    八幡「いや、呼ばないだろ」

    折本「ハブとか酷いよ、比企谷」

    八幡「安心しろ。そんなもんすぐ慣れる。慣れすぎて居心地がよくなるまである」

    折本「そんなの慣れたくないんだけど……」

    仲町「まあ、わたしも急に誘われたから」

    折本「ふーん。あたしも小町ちゃんと絡みたいなー」

    八幡「そのうち機会があればな」

    折本「そんじゃその機会を作っちゃおうかな」

    八幡「」ピクッ

    397 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡「それじゃ俺ここだから」

    仲町「うん」

    折本「サボらないでちゃんと授業受けなよー」

    八幡「うるせぇよ」

    折本「あ、そうだ。戸塚くんにチョコ渡しておいてよね」

    八幡「わかってる。今日、渡すから」

    折本「よろしくー」

    八幡(やれやれ。そういえば折本のやつ、昨日の件であまり質問してこなかったな)

    八幡(まあ、面倒くさいことにならなくてよかったけど)

    398 = 1 :

    折本「さてと」

    仲町「……?」

    折本「比企谷がいなくなったところで、色々と千佳に確認しないとねー」

    仲町「か、確認ってなにを……?」

    折本「そりゃお泊りの件で」

    仲町「え」

    折本「好きな男の家に泊まったんだもん。なにもないわけないよねー?」

    仲町「な、ないよ。小町ちゃんだっていたんだし!」

    折本「いいから言ってみなよ。ね?」

    仲町「だからないってば!」

    399 = 1 :

    - 総武高 教室 -


    八幡「」ガラガラ

    八幡(流石にこの時間は誰もいないか)

    八幡(教室に一番乗りというのもたまには悪くないな)

    八幡(本でも読んで時間潰すか)

    八幡(幼稚園の時のように読書の時間作ってくれねぇかな)

    八幡(読みたい本沢山あるのに金と時間が足りない)

    八幡(さて、今日は何を読むか)ガサガサ

    八幡(これにするか)

    400 = 1 :

    - 10分後 -


    八幡「」ペラペラ


    相模「」ガラガラ


    八幡「……ん?」

    相模「あれ? 比企谷、早いね」

    八幡「まぁな」

    相模「てっきりうちが一番乗りかと思ったのに」

    八幡「お前も早いな」

    相模「うん。今日五時起きちゃって家にいてもやることないから来ちゃった」

    八幡「ほーん」

    相模「比企谷、今日も自転車?」


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