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    元スレ八幡「相模南は救いようのないマゾである」

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    801 = 1 :

    雪乃「そういうことよ」

    相模「よく調べられたね」

    玉縄「けっこう簡単だったよ。やはり恋愛関係は生徒達に広まるのが早いからね」

    結衣「ほぇ」

    相模「ちなみに何人いるの?」

    玉縄「七人だよ」

    八幡「……」

    戸塚「へー、仲町さん、凄いモテるんだね」

    葉山「そうだな」

    雪乃「……っ!」

    802 = 1 :

    八幡「どうした?」

    雪乃「戸塚くん」

    戸塚「なに?」

    雪乃「明日、海浜総合と練習試合があるわよね」

    戸塚「うん。よく知ってたね」

    雪乃「同じクラスにテニス部の子がいるから」

    戸塚「あー、早野さんだね」

    雪乃「ええ。明日、わたしも同行するわ」

    戸塚「え」

    雪乃「臨時マネージャーとして。いいかしら?」

    803 = 1 :

    結衣「ゆきのん、急にどうしたの?」

    雪乃「リストの中にテニス部の部長がいるのよ」

    戸塚「え? 部長が?」

    雪乃「ええ。もちろん彼が犯人とは決まったわけじゃないけれど、敵情視察も兼ねて確認をしたいのだけれど」

    戸塚「うん、いいよ」

    雪乃「ありがとう」

    八幡「なら俺も臨時部員として……」

    雪乃「駄目よ。渦中の人物が二人もいたら動きにくくなるもの」

    八幡「冗談だよ」ショボン

    804 = 1 :

    結衣「冗談にしては落ち込みすぎだから!」

    戸塚「あはは。それじゃ明日はジャージ持参してね」

    雪乃「わかったわ」

    八幡「雪ノ下、俺にもリスト見せてくれるか?」

    雪乃「どうぞ」

    八幡「すまん」

    結衣「むっ、ヒッキー、気になるの!?」

    相模「」ジー

    八幡「ち、違ぇよ。情報としてだな……」

    結衣「ふーん」

    805 = 1 :

    相模「へー」

    八幡「んだよ……」

    葉山「比企谷、俺にも見せてくれないか?」

    八幡「おう」

    葉山「悪いな」

    葉山「……メリオダス、ディアンヌ、キング、バン……」

    八幡「載ってねぇよ」

    玉縄「ふふっ」

    戸塚「玉縄くん、どうしたの?」

    玉縄「いや、ただ頼もしいなと思ってね。なんだか君達なら簡単に解決出来そうな気がするよ」

    戸塚「そうだね。……本当にすぐに解決しないとね」ボソッ

    玉縄「え」

    戸塚「何でもないよ」ニコッ

    玉縄「そ、そっか」

    玉縄(一瞬、戸塚くんの顔つきが変わったような気がしたけど気のせいかな)

    806 = 1 :

    - 1時間後 駅前 -


    雪乃「それじゃまた明日」

    結衣「うん、おつかれー!」

    相模「またねー」

    八幡「おう」

    戸塚「明日はよろしくね、雪ノ下さん」

    玉縄「我が君。明日は赤い絨毯を用意して待っております」

    雪乃「結構よ」

    玉縄「あふんっ///」

    雪乃「」イライラ

    葉山「結衣、相模さん、少し話があるんだけどいいかな」

    結衣「え」

    相模「うちに?」

    807 = 1 :

    - 5分後 -


    葉山「すまない」ペコリ

    結衣「え? なんで隼人くんが謝ってるの!?」

    相模「そうだよ。もしかしてうちに恋しちゃった?」

    葉山「それは100パーセントないよ」

    相模「じ、冗談なのに……」

    葉山「作戦とはいえ比企谷と仲町さんを恋人にしてしまって……。二人には申し訳なく思ってる」

    結衣「あ、そういうこと」

    相模「なるほどね」

    結衣「謝る必要ないよ」

    相模「うん」

    葉山「けど……」

    結衣「確かにちょっとやだけど、仲町さんを助ける為だもん」

    808 = 1 :

    相模「そうそう。それにここで何もしないのは比企谷らしくないと思うし」

    結衣「だよね。それにヒッキーが周りを頼るようになってくれて結構嬉しいんだ」

    葉山「……そうだな。俺も嬉しいと思う。実は昨日――――――」

    結衣「ヒッキーがそんなこと言ったの?」

    葉山「ああ」

    相模「比企谷が珍しく熱いこと言ってるね」

    結衣「ていうか初めてかも。……そっか、俺たちと一緒に、か。なんだかこっちが照れてきちゃうよね///」

    相模「うちは羞恥心ないから大丈夫!!」

    結衣「あ、そう……」

    葉山「……よし、みんなで明後日は頑張ろう」

    結衣「うん!」

    相模「もちろん!」

    809 = 1 :

    おまけ~マゾのん~


    雪乃「比企谷くんの為に作ったのよ。食べてちょうだい」

    八幡「そ、そうか……」パカッ

    八幡(見た目は普通だな)

    八幡「いただきます」パクッ

    八幡「」モグモグ

    雪乃「どうかしら?」

    八幡「上手いな」

    雪乃「そう」

    八幡(よかった。味も普通だ。これなら安心して食べれるな)

    雪乃「……」

    八幡「そういえば手どうしたんだ? 包丁で切ったのか?」

    雪乃「ええ」

    八幡「悪いな」

    雪乃「比企谷くんのせいじゃないわ」

    雪乃(だってわざと切ったもの。そのオムライスだけれど、ソースと一緒にわたしの血も混ぜているのよね)

    雪乃(わたしの血が比企谷くんの体内に……。あぁぁぁ、いい、いいわっ///)

    812 :

    乙です!
    総武のメンバーの団結が凄い!

    815 :

    乙です。
    ここまで校内での悪評が広まっているようだと、普通に名誉毀損罪が成立しそうだな。
    もっとも、警察に被害届を出すだけでは捜査の端緒にもならない可能性があるから、地方検察庁で告訴状を提出した方がよさそうだけど。
    そうすれば検察官としては終局処分(起訴・不起訴の判断)を下さなければいけない関係上、その判断の前提となる資料(証拠)を収拾するため、
    被疑者らを特定し、その者たちに任意もしくは逮捕・勾留下での取調べを行う等の捜査活動を行う必要が出てくる。
    ちょっとした嫌がらせのつもりで悪評をばらまいている生徒(たち)には、想定外かつ致命的な逆撃になるだろうよ。

    816 :

    (これは突っ込み待ちなのか...?)

    817 :

    分からないが、見え見えの地雷には触れないのが一番だ…

    818 :

    おもしろい人が多いなあ

    819 :

    >>809
    これマゾじゃなくてヤンデレだ

    820 :

    >>819
    禿同

    821 :

    マゾのんじゃなくてやみのんになってしまった
    それでもかわいいけど

    822 :

    今晩は
    今日の夜に投下します

    誰かSHIROBAKOのクロスはよ

    824 :

    エンジェル戸塚による制裁!!

    825 = 824 :

    仲町さんまじヒロイン♪

    826 :

    >>822アニメ会社に就職した八幡がタローその他に嫌われながらもみゃーもりたち5人をハーレムに引き込むのか……アリだな
    何気に八幡を信頼するゴスロリ様と速攻で攻略されるづかちゃんが見える

    827 :

    >>826
    お前もう書いちまえよw

    828 :

    黒戸塚の声が花江くんで再生される

    829 :

    >>827
    草生やす前にsageような
    基地外荒らしだと思われるからさ

    830 :

    いちいち反応するのやめような
    キチガイ荒らしだと思われるからさ

    831 :

    >>830
    おまえもな

    832 :

    - 翌日 放課後 -


    戸塚「それじゃいってくるね」

    八幡「おう」

    結衣「ゆきのん、一日マネージャー頑張ってね!」

    雪乃「ええ」

    八幡「あまり無理はするなよ」

    雪乃「無理とは?」

    八幡「テニス部の部長に探りを入れるつもりだろ」

    雪乃「当たり前じゃない」

    八幡「雪ノ下、今回は犯人探しより噂を沈静化―――」

    雪乃「そんなことわかっているわ。ただ噂を沈静化させても同じことを繰り返すかもしれないじゃない」

    八幡「……」

    雪乃「比企谷くんが貸してくれた漫画の主人公も言っていたじゃない。『クズ豆は摘まないといけない』と」

    八幡「はぁ、わかった。俺からは何も言わねぇよ」

    雪乃「わかればいいのよ」

    戸塚「それじゃ雪ノ下さん、行こうか」

    雪乃「ええ」

    833 = 1 :

    - 移動中 -


    戸塚「雪ノ下さん、本当によかったの?」

    雪乃「え」

    戸塚「八幡から聞いたんだけど、雪ノ下さんは暴言は吐いても虚言は吐いたことはないんでしょ」

    雪乃「……」

    戸塚「僕と付き合っているって嘘を付くことに抵抗はなかったの?」

    雪乃「……そうね。以前のわたしなら相手役に名乗り出なかったと思う。けれど、人を助けたり守る為なら虚言を吐いてもいいと思ったの」

    戸塚「夏目の影響かな?」

    雪乃「もちろんよ」

    戸塚「あはは、本当に雪ノ下さんは夏目が好きなんだね」

    834 = 1 :

    雪乃「大好きよ。愛していると言っても過言じゃないわ」

    戸塚「そっか」

    雪乃「それより質問があるのだけれど」

    戸塚「なに?」

    雪乃「わたしが同行してることに他の部員は疑問を抱かないのかしら? まったく質問されないのだけれど」

    戸塚「あー、それなら僕が事情を説明してるからかな」

    雪乃「そう……」

    戸塚「大丈夫。みんなには内密にするようお願いしてるから」

    雪乃「……信頼してるのね」

    戸塚「うん。僕の大切な仲間だからね」

    835 = 1 :

    - 海浜総合高校 -


    部長「よう、戸塚」

    戸塚「部長くん、今日はよろしくね」

    部長「ああ。着替えはいつもの所使ってくれ」

    戸塚「うん。それじゃ皆、行くよ」

    「はーい!」

    雪乃(この男が……)

    戸塚「雪ノ下さん、行くよ」

    雪乃「ええ」

    部長(なんだ、この狸のぬいぐるみを抱いてる美少女は……)

    836 = 1 :

    - 10分後 テニスコート -


    戸塚「今日は毎月恒例の定期戦。前回は惜しくも負けちゃったけど、今日は頑張って勝とうね!」

    「はい!!」

    雪乃(しっかりと部長をしているのね。それより……)


    <戸塚くーん!
    <きゃー! ぐぅーかわ!
    <脚をペロペロしたいお!


    雪乃「凄いギャラリーね。いつもこうなの?」

    「え、あ、はい。戸塚先輩と向こうの部長さんが人気で」

    雪乃「なるほど。それで実力はあるのかしら?」

    「はい。向こうの部長さんは県でベスト8の実力者です。戸塚先輩も一度も勝った事はありません」

    雪乃「格上ということね」

    「そうですね。けど、前回は4-6まで追い詰めましたので今日は勝ってくれるかもしれませんよ」

    837 = 1 :

    雪乃「そう。色々教えてくれてありがとう」

    「い、いえっ///」

    戸塚(とりあえず仲町さんの件は一旦忘れて試合に集中しよう)

    雪乃「戸塚くん」

    戸塚「……はい?」

    雪乃「一応、わたしの彼氏役なのだから勝ちなさい」

    戸塚「え」

    雪乃「あんな軽薄そうな男に負ける彼氏なんて嫌だもの」

    戸塚「ぜ、善処するよ……」

    雪乃「」ジー

    戸塚「……か、勝ちます……」

    雪乃「よろしい。負けたら夏目友人帳のBD鑑賞に付き合ってもらうからよろしくね」

    戸塚「……な、何話くらいかな……?」

    雪乃「一期から四期まで全話に決まってるじゃない」

    戸塚「」

    838 = 1 :

    - 1ヶ月前 -


    結衣「」ズーン

    戸塚「由比ヶ浜さん、おはよ」

    結衣「さいちゃん、おはよ……」

    戸塚(挨拶がやっはろーじゃない?)

    戸塚「どうしたの? 元気ないね」

    結衣「うん。一昨日にゆきのんちに泊まったんだけどね」

    戸塚「雪ノ下さん?」

    結衣「そう。徹夜で夏目友人帳見せられて生活リズム狂っちゃって。あまり眠れてないんだ」

    戸塚「そうなんだ。大変だね」

    「戸塚くん、由比ヶ浜さん、おはよー!」

    戸塚「あ、夏目さん。おはよう」

    結衣(夏目っ!? ひぃぃぃぃぃぃぃ!!)ビクッ

    839 = 1 :

    - 現在 -


    戸塚(ま、負けられない……)


    部長「なあ、戸塚」


    戸塚「部長くん、どうしたの?」

    部長「その子、新しいマネージャーか?」

    戸塚「ああ、新しいというより臨時マネージャーだよ」

    部長「臨時ねぇ。こんにちは」ニコッ

    雪乃「こんにちは」

    部長「ねえ、名前なんて言うの? 俺は〇〇って言うんだけどさ」

    雪乃「雪ノ下雪乃です。戸塚くんの彼女よ」

    部長「え」

    戸塚「」

    「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

    840 = 1 :



    <戸塚くんの彼女!?
    <嘘? 嘘だと言ってよバーニィ!!
    <まだ4月1日じゃないよね!?
    <仲町さんと付き合ってるんじゃなかったの?


    戸塚「ちょっと雪ノ下さん、何を言ってるの」ボソボソ

    雪乃「別にいいじゃない。どうせ明日には知れ渡るのだから」ボソボソ

    戸塚「そうだけど……」

    部長「へ、へぇ。戸塚の彼女……」

    戸塚「あ、うん……」

    雪乃(ギャラリーからもの凄い殺気を感じるわ。本当に戸塚くんは人気者なのね)

    部長(まさか戸塚に彼女がいるなんてな……)チッ

    雪乃「……っ!」

    部長「んじゃまた後でな。今日もボコボコにしてやるよ」

    戸塚「負けないよ」

    戸塚(一日中BD鑑賞なんて嫌だからね……)

    841 = 1 :

    - 10分後 -


    戸塚「雪ノ下さん、テニスのルールはわかる?」

    雪乃「ええ。テニスの王〇様を読んだけれど、よくわからなかったからベイビーステップを読んで勉強したわ」

    戸塚「そ、そうなんだ……」

    戸塚(異能バトルはテニスコートの中で)

    雪乃「それより向こうの部長から随分下に見られているみたいね」

    戸塚「うん。僕、一回も彼に勝ったことがないからね」

    雪乃「女テニの子から聞いたわ」

    戸塚「でも今日は勝てる気がしてきたよ」

    雪乃「ニャンコ先生がベンチにいるから当たり前じゃない」

    戸塚「あ、うん……」

    842 = 1 :

    - 30分後 -


    審判「ゲームアンドセットウォンバイ戸塚! 6-2!」

    戸塚(やった。勝った!!)


    雪乃「圧勝ね」

    「そうですね。前はもっと強かったような気がしたんですけど……」

    雪乃「……」

    雪乃(一緒に夏目が見れなくなってしまったわ。戸塚くんが来れば必然的に比企谷くんも来ると思ったのに。三人で楽しいBD鑑賞が……)

    (なんでガッカリしてるんだろこの人)


    部長「くっ……」

    部長(俺が戸塚に負けるなんて……)

    843 = 1 :

    - 10分後 -


    戸塚「」バシャバシャ

    戸塚「ふぅ」


    雪乃「お疲れ様。タオルよ」スッ


    戸塚「ありがとう。約束通り勝ったよ」

    雪乃「そうね」シュン

    戸塚(本当は負けてほしかったのかな)

    戸塚「そ、そんながっかりしないでよ。さすがに一気に見るのは無理だけど少しだけなら付き合うから」

    雪乃「」ニパァ!!

    戸塚「その時は八幡も誘っていいかな?」

    844 = 1 :

    雪乃「ええ。比企谷くんを誘うことを許可します」

    戸塚「あ、ありがとう」


    部長「んだよ、他校でイチャイチャしてんじゃねぇよ」


    戸塚「部長くん」

    部長「まさか戸塚に負けるとはな」

    雪乃「……」

    戸塚「うん。僕もまさかこうもあっさり勝てるとは思わなかったたよ」

    部長「」ピクッ

    部長「ま、まあ、最近怪我で練習休んでたからな……」

    戸塚「そっか。それじゃ次はお互いベストな状態で戦おうね」

    部長(くそ、一回勝ったからって調子に乗りやがって……)

    845 = 1 :

    部長「……そんなことより」

    戸塚「ん?」

    部長「俺はてっきり戸塚は仲町と付き合ってると思ってたんだけどな」

    戸塚「……なんでそう思うの?」

    雪乃「……」

    部長「あ、いや、画像が出回ってたし……」

    戸塚「そっか。仲町さんはただの友人だよ。ね?」

    雪乃「そうね。実際、彼女はわたしだもの」

    部長「まあ、確かに仲町より雪ノ下さんのほうが全然可愛いもんな」

    戸塚「……」

    846 = 1 :

    部長「仲町も可愛いんだけどなんか地味っていうか。根暗っぽいしよ」

    戸塚「」ピクッ

    部長「そういえば知ってるか? あいつ、同性の友達がめっちゃ少ねぇの。どうせ性格も―――」

    雪乃「振られた腹いせに悪口を言って楽しいかしら?」

    部長「…………ぇ?」

    雪乃「あなた、仲町さんに告白して振られたそうじゃない。よほど悔しかったのね」

    部長「何を言って……」

    雪乃「悔しすぎてあんなデマを流したの?」

    部長「―――ッ!」

    戸塚(雪ノ下さん?)

    847 = 1 :

    雪乃「哀れね。哀れすぎて抱きしめ――たくならないわね」

    部長「おいおい、何言ってんだよ。俺があの噂を流したって?」

    雪乃「そうよ。違うの?」

    部長「俺じゃねぇよ。確かに俺は仲町に振られたけど、噂を流したのも画像を張ったのも俺じゃない!!」

    戸塚「……」

    雪乃「そう。それじゃ比企谷くん達が四人でいたところをあなたが撮ったわけじゃないということね?」

    部長「だからそう言ってんだろうが! 折本もいたのにそんな都合よく撮れるわけねぇだろう!!」

    雪乃「」フッ

    戸塚「……ねえ、部長くん」

    部長「んだよ」

    848 = 1 :

    戸塚「なんであの写真が僕たちが四人でいたときの写真だって知ってるの?」

    部長「あ、それは……あっ……」

    雪乃「掲示板に張られていた画像は仲町さんが比企谷くん、戸塚くん、葉山くんと二人でいるところを撮影されたものにしか見えないはずだけれど」

    部長「……っ……」

    雪乃「なぜ、あなたがあの写真が比企谷くん達が四人でいた時に撮られたものを知っているのか。それはあなたが撮影したからよ」

    部長「違う。俺じゃない。他の誰かが……っ!!」

    雪乃「見苦しいわよ。いい加減に認めなさい」

    部長「くっ……」

    戸塚「……なんでこんなことしたの……?」

    部長「……あの女がいけねぇんだよ……」

    849 = 1 :


    戸塚「仲町さんが?」

    部長「そうだよ。俺の告白を断りやがって……」

    戸塚「……そこまで仲町さんのことが好きだったの……?」

    部長「は? んなわけねぇだろ。押せばすぐにヤラせてくれそうだったからだ」

    戸塚「」ピクッ

    部長「なにが好きな人がいるからごめんなさいだ。ふざけやがって……」

    雪乃「……葉山くんを合成につかった理由は? 比企谷くんと戸塚くんならわかるのだけれど」

    部長「葉山? あいつも昔から気に入らなかったんだよ。他校の男子のくせにうちの学校にファンクラブまであるしよ。それに……」

    雪乃「それに?」

    部長「あいつ、セグウェイで俺を轢きやがったんだ!!」

    850 = 1 :

    雪乃「」

    戸塚「」

    部長「ふざけやがって!!」

    戸塚(これは葉山くんが悪いかな?)

    部長「……まあ、仲町も見る目がないよな。俺よりあんな男を好きになるなんてな」

    戸塚「あんな男?」

    部長「そうだよ。どう考えてもあれより俺の方がいいだろ?」

    戸塚「……」

    部長「それに聞いた話だと仲町の好きな男って中学の時に苛められてたみたいじゃねぇか」

    雪乃「……」

    戸塚「……」


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