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    元スレ京太郎「原村部長は」優希「おっぱい大明神」和「しばきますよ?」

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    451 = 1 :


    智美「そだ。車といえば」

    四人「「「「」」」」ビクッ

    智美「誰か久しぶりに乗ってかないか? 希望者は帰り送ってくぞー」ワハハ

    睦月「私電車なんで……」

    佳織「ほら私と睦月ちゃん県外だし……」

    ゆみ「私は県内だが送ってもらうには遠すぎるな」

    桃子「しまったいい感じの言い訳が思いつかないッッ!!!」

    智美「おい」

    452 = 1 :


    桃子「それ以前の問題として、練習後に部長が部員ほっぽりだしてメシってどうなんっすかね」

    佳織「あ、あはは……そんな自虐しないで、モモちゃん」

    睦月「そうだよモモ。部員のことはいるかいないかもわからない顧問に任せておけばいいんだって」

    ゆみ「いやいないと普通に困るんだが……」

    智美「モモはマジメだなー。そんなの展開上の都合として処理しておけばいいんだぞー」

    桃子「だからメタいっすよ智美先輩! のどっちに聞かれたら粛清されちゃうっす!」

    453 = 1 :


    ゆみ「のどっち、なあ」

    智美「モモに学外での友だちができたのはホント助かったなー。ゆみちんと二人、卒業後もずっと心配してたんだぞー?」

    桃子「そんな子供じゃあるまいし……」

    睦月「それについては私たちも同感ですね。原村さんには感謝です」ウンウン

    桃子「むっきー先輩!?」

    佳織「智美ちゃんと加治木先輩が卒業しちゃってから、モモちゃん私たちにひっついて離れなくなっちゃったもんね」

    桃子「かおりん先輩までー!?///」カァァァ

    454 = 1 :


    ゆみ「モモ、私は悲しいぞ。お前は年上の女なら誰でもよかったんだな……」ヨヨヨ

    智美「ワハハ。節操なしだなーモモは」

    桃子「誤解を招くような表現やめてもらえるっすか!?」

    ゆみ「えっ」

    智美「えっ」

    佳織「えっ」

    睦月「えっ」

    桃子「そのガチのリアクションマジ傷付くんでやめてください」

    455 = 1 :


    桃子「だって……だってしょうがないじゃないっすか。この世でたった二人、私を見つけてくれる先輩が卒業しちゃったんですよ?」

    ゆみ(私は結構な頻度で見失ってたけどな……)

    智美(私は見つけるというより嗅ぎ当ててただけだけどなー)

    桃子「私、不安で不安でしょうがなくて。部室に行っても気付いてもらえないんじゃないかって」

    睦月「……」

    桃子「そんな時、むっきー部長とかおりん先輩が言ってくれたっす」

    佳織「今はダメかもしれないけど、睦月ちゃんと二人で特訓するから。絶対東横さんを見つけられるようになるから――ってね」ニコ

    456 = 1 :


    桃子「私、それがほんっとーに、嬉しくて嬉しくて」グスッ

    ゆみ「……」ナデナデ

    智美「やるじゃんかむっきー部長、このこのー」

    睦月「い、いやぁ。私だって鶴賀の部長で、モモの先輩ですから///」テレテレ

    佳織「その分ツテを頼って実施された特訓は熾烈を極めたけどね……」ボソ

    睦月「ああ、そうだったね……シツジコワイ」ボソ

    ゆみ(……私はなにも聞かなかった)

    457 = 1 :


    睦月「それと並行して、モモの側の体質改善にも取り組んだんです」

    ゆみ「よくそこまで手が回ったな……」

    ゆみ(というか詳細については深く聞かない方がいいんだろうな……)

    佳織「私たちは単純に考えても、二人より二倍長くモモちゃんの先輩やってましたから」ニコ

    智美「で、オンオフが自在に切り替えられるようになった、と」

    桃子「完璧には程遠いっすけど、少なくとも後輩たちからはパーペキに見えてるっす!」ムフー

    ゆみ「オンが完璧になったら麻雀無敵じゃないか?」

    桃子「いやぁさすがにそこまで都合よくは……そもそも対清澄だとのどっち当てられてメタられますし」ヒラヒラ

    458 = 1 :


    佳織「原村さんはオンオフに関わらず完璧に見えてるんだよね」

    睦月「そういう才能が私たちにもあれば、モモに余計な苦労させずに済んだかもね」

    桃子「そんなことないっす! 私のためにあんなによくしてくれて、むっきー先輩かおりん先輩大好きっすー♪」ダキッ

    佳織「ふふふ」ナデナデ

    睦月「とまあ、こんな感じの一年間でした」ナデナデ

    ゆみ「こいつチョロいな……」

    智美「やっぱりレズじゃないか(憤怒)」

    459 = 1 :


    桃子「百合と言ってほしいっすー。それもソフト寄りの。性的欲求を伴わないタイプの百合っすー♪」

    智美「百合営業ってやつだなー」

    桃子「営業じゃないっす! 先輩たちをお慕いする気持ちは本物っす!」プンプン

    ゆみ「そもそも誰向けの営業なんだ」

    睦月「女好きを公言しておきながら普通に男と結婚する人って結構いますよね」

    佳織「声優の伊○静さんとかね」

    ゆみ「おいやめろバカ」

    460 = 1 :


    智美「ま、私たち相手ならどれだけバカやってもいいけど、TPOは弁えるんだぞー」ワハハ

    ゆみ「原村相手とか、な」

    桃子「のどっちはあくまで親友っすよー。心の友っすよー」ニコニコ

    睦月「そういえばさっきモモ、練習が終わった後に」

    佳織「清澄さんのとこに行ってなにか、割と長いこと話してたね」

    智美「ゆみちんもなー」

    ゆみ「ん? ああ、その話か……まあそれは後でするよ」

    睦月「で、モモ?」

    461 = 1 :


    桃子「あー、あの時っすか……なんか清澄の副部長が、私とお近づきになりたい、とかなんとかで……」

    佳織「清澄の副部長って男の子じゃなかったっけ?」

    睦月「なんと」ガタッ

    桃子「いかにも須賀って男子っす。けど下心見え見えだったのでお断りしたっす」ヒラヒラ

    桃子(っていうかのどっちはじめ清澄三人娘の視線が怖いし)

    智美「なんだ、つまらん」ワハハ

    桃子「……と、一度は思ったんですけどねー」

    ゆみ「えっ」

    462 = 1 :


    桃子「そ、その……お近づきになったら週に一度、ゆみ先輩と会う機会を作ってくれるって言われて……///」モジモジ

    ゆみ「!?」

    智美「なんだその懐柔法!?(驚愕)」

    桃子「つい口車に乗せられて、須賀くんとメアド交換しちゃったっすー♪」

    睦月「チョロぉい! この子チョロいよぉ!!」

    佳織「……よく考えたら二年前に加治木先輩に一発で落とされた時点で」

    智美「あー。その後も睦月と佳織にあっさり落とされてるし、チョロさにかけては折り紙付きだったな、そういえば」ワハハ

    ゆみ「お前割と移り気な女だったんだな、モモ……」

    463 = 1 :


    桃子「一周してゆみ先輩に戻ってきたんだから許してほしいっすー♪」スリスリ

    ゆみ「すいません東横さん近寄らないでもらえますか」

    桃子「!?」

    ゆみ「という冗談はさておき」

    桃子(全然冗談に聞こえなかった……)ダラダラ

    ゆみ「会う機会が欲しいだけなら、なにも須賀の仲介を受ける必要もないと思うわけだが」

    睦月「そりゃそうだ」

    佳織「普通に先輩と後輩ですもんね」

    桃子「……あっ」

    智美「こいつ素で気付いてなかったぞ」ワハハ

    464 = 1 :


    睦月「そもそもどうして、その、須賀くん? とかいう人が出てくるんですか?」

    ゆみ「ああ、その話は私からしよう」

    智美「さっき言ってた『後でする話』のことかー」

    ゆみ「その通りだ。実はかくかくしかじか」

    佳織「まるまるうまうま、なんですね」

    桃子「ゆみ先輩は裏切り者っす。まさか清澄の味方をするなんて」ブーブー

    ゆみ「いや、だからコーチするのはその須賀という男子だけだ。久とそういう契約を結んでいる」

    465 = 1 :


    佳織「あ、なるほど。女子校である鶴賀とは直接関係してこない話だから、不義理にはならない?」

    ゆみ「私としてはそのつもりだ。まあモモがどうしてもと言うなら断らんでもないが」

    桃子「ぐぬぬ。これで断らせたら私が悪役じゃないっすか」

    睦月「でもあの竹井さんですよね?」

    ゆみ「……言いたい気持ちはわかるが、私もあいつとの付き合いは長いんだ」ハァ

    ゆみ「そう簡単にだまくらかされたりはしないから安心してくれ」

    佳織(みんなの中で竹井さんってどういう認識なんだろう)

    466 = 1 :


    智美「さ、ゆみちんとモモの話はこれぐらいにして」ゴキュゴックン

    智美「互いの近況報告でもしようじゃんか。な、佳織に睦月ー」

    睦月「いやいやいやいや」

    智美「?」

    ゆみ「そのカマボコフェイスに『?』を乗せられると絶妙にムカつくからやめろ」

    智美「ワハハ、理不尽だな」

    桃子「でも近況報告っていうなら、まず智美先輩からだと思うっすよ」

    佳織「そうだよ智美ちゃん、みんな本当にビックリしたんだから……」

    467 = 1 :


    『ワハハ。なんか成り行きでプロ契約結んだ蒲原智美だ。よろしくお願いするぞー、ワハハ』


    智美「あー、↑のことか」

    睦月「他になにがあると……」

    桃子「見慣れたカマボコがいきなりTVに出てきたんで、思わず食べてた顔噴いちゃったっす」

    睦月「逆、逆」

    ゆみ「12か月早いエイプリルフールかと思ったな、私は」

    佳織「いったいどうしてそういうことになったの?」

    智美「どうしてと言われても、本当に成り行きとしか言いようがないなー」ワハハ

    468 = 1 :


    桃子「というか、他の面子ガチガチっすよね?」

    ゆみ「龍門渕に沢村、国広と井上、加えて姉帯にメガン・ダヴァンか」

    睦月「ガチもガチ、全員インハイ経験者ですもんね」

    佳織「あの……こういう言い方はよくないけど、智美ちゃん、その……」

    智美「まー実力的には数合わせの補欠だな」

    睦月「言いにくいことをあっさり言ったー!?」ガーン

    智美「ワハハ。長丁場のプロリーグでは補欠だってそれなりに重要なんだぞー?」

    469 = 1 :


    睦月「家業の手伝いはどうしたんですか?」

    佳織「智美ちゃん、いつかはお仕事を継ぐんだよね?」

    智美「んー。親父の隠居はまだまだ先だし、かといって家の手伝いは昔からやってるから、本格的な修業が必要ってこともないし」ゴキュ

    智美「後はどっかから婿を取るだけの人生。それならもうちょい世間に揉まれてこい、とは前々から親には言われてたんだよなー」プハー

    桃子「だったら大学に行けばよかったんじゃ?」

    智美「ワハハ、面白いことを言うなーモモ。なぜ現在私が大学生じゃないのか、その理由を忘れたのかー?」ワハハ

    桃子「……あ゛」

    470 = 1 :


    ゆみ「自業自得だぞ、浪人生」

    智美「浪人生じゃないぞー。元々大学に行く気なんてなかったんだぞ」ワハハ

    ゆみ「でも受験して、落ちただろ」

    智美「……」

    ゆみ「そうだ津山に妹尾、お前たちの輝かしいキャンパスライフを蒲原に語り聞かせてやったらどうだ」

    智美「……」

    睦月「あの、もうそのへんにしておきましょう先輩」アセアセ

    桃子「さ、智美先輩の菩薩の如きご尊顔からカマボコが消えかけてるっすよ……」ダラダラ

    471 = 1 :


    佳織「横浜ってすごい都会なんだよ智美ちゃん。私なんて駅で何度も迷子になっちゃった♪ でもその分楽しいこともいっぱいあるし、受験勉強がんばった甲斐があったよー♪」ニコニコ

    睦月「佳織!?」ガーン

    桃子「かおりんせんぱーい!?」ガビーン

    智美「げはあっ」ワハハ

    睦月「ああっ先輩が血を吐いた!」

    桃子「でも笑ってる! まだ笑ってるっす!」

    ゆみ「傷口に塩を塗っていくスタイルか。いいぞ妹尾」

    睦月「アンタが塗らせたんでしょーが!!」

    472 = 1 :


    智美「な、なぜだ佳織、ゆみちん。なぜこんなムゴイことができる……?」ワハハ

    ゆみ「……10月12日発売『ポケ○トモ○スターX・Y』。受験戦争真っただ中での発売だったな」

    智美「」ギク

    佳織「……プレイ時間『999:59』。よくがんばったね、智美ちゃん。たった『3か月』で」

    智美「」ギクギクッ

    睦月「うわあ……」

    桃子「うわあ……」

    473 = 1 :


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    智美「ワ、ワハ、ワハハハ。だ、だからさ、二人には私のサポート、頼まなかっただろー?」

    ゆみ「当たり前だ! 受験勉強人に手伝わせる裏側で個体値厳選なんぞに明け暮れてみろ!! 今頃絶交しとるわッ!!!」

    智美「そそ、その点に関しては因果応報だったということでどうか」

    佳織「智美ちゃんみたいな大人にはなりたくないと思った高二の冬でした。まる」

    智美「わーい佳織のこんな冷えきったツラ初めて見たぞワハハー」

    474 = 1 :


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    睦月「大学は楽しいとこだよーモモー(棒)」

    桃子「むっきー先輩が県外行っちゃってモモはさみしいっすよー(棒)」

    睦月「ははは愛い後輩だな、このこのー(棒)」

    桃子「きゃーむっきー先輩愛してるー(棒)」


    カン!

    475 = 1 :


    〈開幕吹雪とかいう畜生リメイク〉


    京太郎「ねんがんの じょしのメアドを てにいれたぞ!」

    「プライドと引き換えだったけどねー」

    優希「目の前でフレイムタイラントに献上されそう(ミンサガ並感)」

    京太郎「へっなんとでも言いやがれ! 一度手に入れちまえばこっちのもんよ!」

    「できれば返してほしいと言ってましたよ、桃子さん」

    京太郎「クーリングオフ!?」ガーン


    もいっこカン!

    476 = 1 :

    長い(小並感)
    他校編はついつい書きたいこと詰め込みすぎて長くなるんですよね
    これでも結構カットしたんですが

    次回は千里山編かゆみ先生の個人レッスン編のどちらかです
    ご一読ありがとうございました

    477 :



    殺してでも奪い取るしたらそらそうなるわ

    478 :

    乙。

    いやいや長くないよ?
    もっともっと来いや~って感じだよ?

    つまり蒲原は今年はORAS買って受験を諦めたと。

    480 :

    1日平均10時間ちょいのプレイ時間か新作買って2、3日ならいけるけど
    3ヶ月いじするのはなかなかだな

    481 :

    ポケモンとかモンハン等廃人勢のプレイ時間は大体カンストだぞ……(4桁表示は除く

    482 :

    おつおつ
    これであっさりモモと京太郎くっついたらそれはそれでびっくりする
    ……が、3人娘のプレッシャーで無理かなあ

    483 :

    ここに表記さえされない伝説系列のリセマラ厳選があったと思うとぞっとする…

    というか、厳選しやすくなったXYでカンストって何したらそうなるんだよ

    484 :

    乙ー
    かじゅの個人レッスン(ガタッ

    485 :

    電源点けっぱで寝てただけだから…(震え声)

    486 :

    12年ぶりにポケモンまた始めたけど厳選辛いです
    勉強すること多いし、これでも厳選楽になったと聞くからゾッとする
    RSオンリーパを作るんだ(遠い目)

    487 :

    リメイク前のRSは理想個体なんて絶対出ない上に、ある程度妥協しても1匹厳選するのに軽く一ヶ月はかかるゲームだったからな……(遠い目)
    お前ら時間は大切にしろよ……

    488 :

    初対面のお客を前にして膝に乗るのがソフトなのか
    でもたしかにあの場で誰もつっこんでないからこの世界ではきっとソフトなんだな
    やっぱパンツのない世界はちがうな

    491 :

    >>490
    それをNGするなんてとんでもない!

    今回エセ関西弁がかなり見苦しいので予めご注意ください
    でははじめていきましょう

    492 :


    〈西の皇帝 千里山・あふたー〉


    「~♪ 次の練習試合のオーダーはこうして~っと♪」

    「と、そろそろ時間やな。リモコンリモコン、TVのリモコン」ガサゴソ

    「……あれ? この辺に置いといたはずやけどな、どこ行ったんリモコンちゃーん」

    「これとちゃうか?」つリモコン

    「あ、先輩えろうすんません」ピッ

    493 = 1 :


    ビュゴオオオオオオ


    「あったかー生き返るわー。部室にエアコンとか最高やわー」

    「4月と言えどもまだまだ寒い日はありますからねー」

    「温度は22℃を目安に調整するとええでー」

    「いやーホンマ助かりましたわーなにせエアコンはリモコンないと動きませんからねってちゃうわい!!!!」

    「ノリツッコミにしても長すぎる。20点」

    「じゃかあしいわこのエセ病弱OG!!!」

    494 = 1 :


    ガラッ


    浩子「泉、なんか面白いこと言い」

    「現れて早々無茶ぶりとか勘弁してください」

    浩子「この程度の無茶ぶりに応えられずして千里山の部長を名乗れるとでも思っとるんか?」

    「名乗っとります。現在進行形で名乗っとりますがな」

    495 = 1 :


    「だいたいその理論で行くと先輩も無茶ぶり耐性身に付いとるっちゅーことになりますよ」

    浩子「あ、園城寺先輩お久しぶりです」

    「おー、達者にしとったか船きゅー」グデー

    「聞けや! なに部室の主を差し置いて和んどんねん!!」

    「そろそろ始まるでー、船Qリモコンー」

    浩子「了解です」ピッ

    「アンタが持っとんたんかいッ!!!」

    496 = 1 :


    恒子『はーいどうもどうもー。みなさんご存知福を与えるアナウンサー、福与恒子でーす』

    恒子『漫才風の出だしで始めさせていただきました、プロ麻雀1部リーグ中継』

    恒子『本日は晴天にも恵まれまして絶好の麻雀日和と……』

    雅枝『屋内競技ですから天気は関係ないですね』

    恒子『おーっと早速本場大阪の方からツッコミをいただいてしまいました! ご紹介しましょうっ』

    恒子『解説席には大阪パンサーズOG、愛宕雅枝さんをお招きしておりまっす!』

    恒子『どうぞ愛宕さん、本日はよろしくお願いいたします!』

    雅枝『よろしくお願いします』ペコ

    497 = 1 :


    「愛宕監督懐かしいわー」

    浩子「おばさんの解説も久しぶりに聞きますね」

    「っにしてもぺらぺら口の回るアナやな……」

    「ホンマになぁ。関西人以上と違うか?」

    恒子『さて、本日のカードがいつにも増して要・注・目となりましたのには、ひとえに先鋒の顔ぶれに理由があります』

    恒子『なんといってもパンサーズ江口セーラ、そしてホワイトホース清水谷竜華!』

    恒子『高校麻雀ファンの皆さまには周知の事実でしょう。この二人、なにを隠そう千里山高校の同期!!』

    恒子『そう! 解説席にいらっしゃいます愛宕さんの下で切磋琢磨し合った、まさに同門対決なのでありますッッ!!!』

    498 = 1 :


    竜華『……』カチコチ

    「竜華キタ━(゚∀゚)━!」

    「あはは、こら緊張してますわ清水谷先輩」

    浩子「そらしゃあない。一軍初出場で先鋒任されるとは誰も思わへん」

    セーラ『へっへっへ……』ニヤリ

    「で、こっちは闘志マンマンと」

    浩子「一軍キャリアの差やろなぁ、悲しいけど」

    「なーに二人ともまだまだ若いんや、これからこれから」

    「そのベテランのオッサンみたいな立ち位置なんなんです?」

    499 = 1 :


    恒子『愛宕さん、かつての愛弟子たちが初対決ということになりましたが!』

    雅枝『そうなりますね、ふふ』

    恒子『率直に今、どういうお気持ちでしょう?』

    雅枝『それはもうストレートに嬉しいですよ』

    恒子『でしょうね~』

    雅枝『ただ。一歩引いた目線から言わせてもらえるなら、これは自分たちで掴みとった舞台ではありません』

    恒子『ほほうほう。というと?』

    500 = 1 :


    雅枝『プロリーグはお客様あってのもの。今回の顔合わせも興行的な側面をにらんだ感は否めません』

    雅枝『トップリーグの一軍で先鋒を張るほどの実力は、まだこの二人にはありませんよ』

    恒子『これはさすがに元監督、非常に手っ厳しい!』

    雅枝『もちろん、二人に最低限一軍でやっていくほどの実力がなければ、こういう機会がセッティングされることさえありません』

    雅枝『そういう意味では二人とも、去年一年間での成長が認められたということなんでしょうね』

    恒子『ふむふむ。と、いうことは、つまり?』


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