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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」 由暉子「誰よりも、何よりも」

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    みんなの評価 : ★★★×5
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    851 = 1 :

    「……私は、君に応えたい」


    一歩、菫が踏み出す度に、彼女の足元に制服が脱ぎ捨てられていく。


    「京太郎」


    京太郎の目の前。

    菫の髪の匂いがわかるほどの近い距離。

    彼女が身に纏うものは、最早黒い下着しかない。


    「私の全てを、君のものにしてほしい」


    京太郎は――


    京太郎選択肢 下3
    1.菫に応える
    2.菫を拒む
    3.その他

    856 = 792 :

    3.応えることもしないが、かといって菫の体から目を離せない

    857 :

    これは…菫からしてみたら照は受け入れたのに…ってなるな

    859 :

    そこだ・・・っ!
    刺せ・・・っ!

    860 :

    憧れの人が、手を伸ばせば届く距離にいる。

    期待に揺れる瞳で、熱く零れる吐息で、京太郎を待ち望む。


    「……服を、来てください」

    「ぁ……」


    それでも、京太郎は。

    菫を拒むことを、選んだ。


    「……」


    するりと、力が抜けて。

    糸の切れた人形のように、菫はその場に崩れ落ちるように、座り込んだ。


    「おかしいですよ……こんなの」

    「わ、私……は……」



    選択肢 下3
    1.自由安価。呆然とする彼女に何か台詞を
    2.何も言わずに去る

    862 :

    もっとちゃんとしたところがいいです

    863 :

    1.とても魅力的でした、でもごめんなさい

    864 :

    照さんを裏切れません

    865 :

    1.一時の感情に流されるなんて、部長らしくないですよ?

    866 :

    誰かの名前出したらその人が危ないしいい落とし所かな?
    安価下

    867 = 1 :

    「とても、魅力的でした」


    例えば、もう少し早く、菫に迫られていたら。

    京太郎は、躊躇うことなく、菫の肢体に欲求をぶつけていただろう。


    「……でも、ごめんなさい」


    だけど。

    今の京太郎には、それ以上に、大事なものがあった。


    「……照、なんだな」


    京太郎は、答えない。

    ただ、静かに鍵を開けて、菫の部屋を後にした。

    868 = 857 :

    何でそうわかりやすく爆弾を蒔くんだ!(いいぞもっとやれ)

    869 = 863 :

    菫の想いに応えられないんだし去るしかないよな

    870 = 1 :

    判定直下
    1~33 おかえり
    33~66 ……誰と、あっていたの?
    67~99 肩……髪の毛

    871 = 866 :

    はい

    872 :

    ういいいい

    873 = 862 :

    874 :

    875 = 857 :

    で、でも一番下の判定だと菫の襲撃を感知できない可能性があるし
    てか受け入れてもらったから照魔鏡で京太郎を覗いたりはあんまりしないのかな

    877 = 1 :

    「おかえり」


    部屋に戻ってきた京太郎を、ソファに座った照がポッキーを齧りながら出迎えた。

    何故ここに――だとか、鍵はどうやって――だとか。

    問いかけても無駄に終わることは京太郎にもわかっているので、軽く溜息を吐くだけに留めて、照の隣に座った。


    「……」

    「……照、さん?」


    照がじぃっと見詰める一点。

    京太郎が照の視線の先を追う前に、彼女の白く滑らかな指が京太郎の肩を撫でた。


    「……照、さん?」


    照が指先で摘まむもの。

    細く、見えにくかったそれは――



    「肩……髪の毛」

    878 = 863 :

    京太郎をおかえりか、奥さんみたい
    そして良い目しとるわ

    879 :

    白糸台の制服だから白くて、黒髪は分かりやすかったんだろうか

    880 = 1 :

    「あ……」


    長い黒髪。

    部内で、そして今この場で思い当たるその持ち主は、一人しかいない。


    「――」


    背筋に走ったのは、あの時と同じ、覗き見られる感覚。

    何もかもが無遠慮に暴かれていく感覚。

    全身を這いずる視線に、京太郎は身を震わせた。


    「……大丈夫、だから」


    自身の肩を抱いて身を縮ませる京太郎の頬を、照が優しく撫でる。

    凍えるような感覚の中で、照の指が触れた頬だけが、陽の光のような暖かさを覚えた。



    「京ちゃんを穢すやつは、みんな――」

    881 = 863 :

    鏡を京太郎に向けてるのか
    菫を拒んだし、照のことは京太郎が責任持ってなんとか止めれればいいが

    882 = 1 :

    次の判定は重要な判定です

    >>858
    このスレの菫さんはポンコツ小ネタ以外はおもち持ちである

    883 = 857 :

    安価じゃなくて判定って事は身構えすぎても仕方ないかな

    884 :

    どうせゾロ目or高コンマだろ

    885 :

    ぞろ目なんてそんな出ないから、安心しよう

    886 = 1 :

    ――夜が明けて、準決勝の日が訪れた。

    阿知賀女子、千里山、新道寺。

    名だたる強豪校の先鋒を相手にする照の様子は普段と変わらない。


    「……京ちゃん」


    だが。

    照の瞳は、何かを期待するように京太郎を見上げている。


    京太郎選択肢 下3
    1.頭を撫でる
    2.手を握る
    3.口づけをする
    4.その他

    894 = 863 :

    4.照を胸に抱いておでこにキス

    896 :

    墓穴掘っても掘り抜けて
    突き抜けたなら、俺の勝ち!(俺の勝ちとは言ってない)

    897 = 857 :

    その墓穴とは所謂人生の墓場と言うやつではないでしょうか(平和ボケ)

    898 :

    選択肢はやっぱ先がわからないコンマでの決定がいいなと思いました(小並感)

    899 = 1 :

    「……」


    何かが欲しい、けれど何も言わない。

    無言でじっと見つめてくる照を、京太郎はそっと胸に抱き寄せた。


    「……!」


    そのまま照の前髪をかき分けて、口づけを落とす。

    腕の中で、小さな体が大きく震えたのを感じた。


    「……京、ちゃん」

    「今のが、俺の……精一杯、です」


    頬を朱に染め、瞳を潤ませる照の顔は部活でも雑誌でも見たことがない。

    照の想いに応えることが出来たかはわからないが――


    「……うん。いって、くるね」


    ――踵を返して準決勝の舞台へ向かうその背中に、不安は見られなかった。



    てるてる判定下3
    1~70 阿知賀先鋒トビ終了
    71~00 結果的に原作通りの順位

    900 = 866 :

    はい


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