私的良スレ書庫
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元スレ男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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乙
お袋に合わせて…それとも男に?しにがみとの会話で気づいてなかったけど四年前「誰か」に会ってたのかな?
お袋に合わせて…それとも男に?しにがみとの会話で気づいてなかったけど四年前「誰か」に会ってたのかな?
─────── …… ポワァ……ンッ
主任「ふぅ、男くんと一緒に戦うと多少囲まれても無傷で殲滅出来るね」スタッ
男「主任のレベルがいまいち分かんないな……俺よりすんげぇ速いのに、腕力は無いんだもんなぁ」
主任「それはこっちの台詞だよ、男くんは呪文をあまり使えないのに鉄の鎧のさまようよろいを叩き斬れるんだから」
男「とりあえず二週間で知った事を踏まえて、もう少し連携を上手くならないとっすよ」
主任「もう充分連携取れてないですか?」
男「時々、タイミングが合ってないなって思わない?」
主任「全然」
男「そ、そっすか……」
< テテテテーテッテーテッテレー~♪
主任「女さんがそろそろ駅に着くそうです」
男「FF………………?」
主任「?」
男「な、なんでもないけどさ」
男(ドラクエに続きFFか、ホントこの人って会社にいた頃と比べて意外なイメージばっかだ)
男「お疲れ様です女さん」
女「ありがとー、ごめんねこんな時間に付き合って貰って」
男「まぁ会社で仲良くして貰ってたし、構いませんよ」
女「頼りになるねぇ! 頼んだぞボディガード!」
男「おう」
女「それじゃとりあえず私の家に行く前に、コンビニ寄りたいから行くよ」
男「りょーかい」
男(……俺らの背後は任せたっすよ、主任)チラッ
< ……コソッ
< コツッコツッ……
女「そういえば、男くん最近のニュースとかテレビ見てるかな」
男「一応は、なんで?」
女「最近某区のホテルで凄いの出たでしょ」
男「あー、あの黄色っぽい死神……」
女「死神?」
男「っぽくないですかね、あれ」
女「黄色い死神って何だかダサいような気がするな私ー」
男「じゃあ何だと思います?」
女「とりあえず悪そうな奴だよね、男くんに襲いかかって笑ってたし」
男「あんな鎌振り回してたら普通悪者でしょう!?」
女「そう? あはははっ」
女「ねぇ、気づいてる?」
男「ん? ……何がです?」チラッ
女「違う違う、後ろとかストーカー関連じゃなくて……まぁいっか、君って面白いなぁ」
男「??」
< 「何なんですかー?」
< 「いいっていいって! あ、それよりチューハイ奢ったげよっか?」
主任(……こういうボディガードって暇かも)ふぁあ…
主任(世間的に私が男くんの家にお世話になってる事を女さんに知られない様に……とは思ってたけど)
主任(適当な嘘をついて普通に男くん達と行動すれば良かったかな?)
主任(でも私、会社辞めたのに男くんとボディガード付き合うっておかしいよね)
主任(それにここら辺のモンスターを倒しておいたけど、もしかしたら追加とか出るかもしれないし)
主任(例のストーカーの事もあるしね)
< ……スタ…スタ…
主任(!)
主任(人影……モンスターじゃなさそう)
主任(フラフラ歩いてて、何だか怪しい……)
主任(……)
< ……スタ…スタ…
男(……?)
男(さっきから主任の足音以外にも、少し主任より前を誰かが歩いてるな)
男(足取りが千鳥足に近いから酔っ払い……か?)
女「所で男くんって、携帯壊れちゃって今は代わりのを使ってるんだっけ」
男「ですね、もうチップまで粉々になったんで連絡先をまた登録するのめんどいです」
女「ありゃりゃ、何で壊れちゃったの?」
男「ちょっとタンクローリーに潰されまして」
女「どんな状況!?」
< 「とりあえず俺はファミチキでも……」
< 「なら私は肉まんかな」
……【…………イ、ィナ…ァ】
主任(喋った……声からして歳は四十後半? モンスターじゃなくて良かった)
主任(何かする前に通報しようかしら)
……【オデ……の、ぉンナさん…………笑顔、カワイ……】
主任(気持ち悪いなぁ、とりあえず110番でも)スッ
グルンッ!!
……【……お前の顔はキライだァ……】
主任(気づかれてた!?)ビクッ
主任「……っ」
主任「人間じゃなかったんですね……モンスターめ」
腐った死体…?【オデ……オマェ、見エてる…?】
━━━━━━━━ 【届かぬ声】
主任(『くさったしたい』……ゲームで何度か見たことがある、けど……)
…………『そういえば主任、気をつけて下さいね』
…………『この間、俺達が戦った「話せるモンスター」』
…………『俺はあの死神を含めて二度戦ってます、戦ったんだ、だけど二匹とも明らかに強かった』
…………『今の俺を数値化するなら、レベル9か8だ』
…………『そして普通のモンスター達はレベル5程度……だが話せる奴等は、知識も経験も、何もかもが別格なんだ』
…………『だから、もしこれから先で主任一人でそいつらと出会ったなら、気をつけて欲しい』
主任(……このくさったしたい、性癖こそ人間らしい最低男だけど……)
主任(話せるモンスターが強いなら私がすべきなのは戦闘ではない……助けを呼んで協力して倒すべきだね)
主任「男さ………………きゃぁあ!?」ドサッ!
主任「なっ……ひぃ……!?」ガシィッ
< メキメキメキ……ズボォッ!
腐った死体【ォ"ォ"ォ"オ"オ"オ"オ"……!!】
腐った死体B【ォ"ォ"ォ"オ"オ"オ"……!!】
主任(アスファルトを破って、地下から……!?)
主任(それよりも、このままだと身動きが……)
主任「男さん、助け……」
腐った死体…?【オマェ……コロス】キィィン
主任「えっ……」
腐った死体…?【『ギラ』】
───── カッッ!!! ─────
< ゴバァアアアアッ!!
ゴォオオオオオ・・・!
腐った死体…?【…………に、匂ぃ……ガすル……】
腐った死体…?【マダイキテ……る、コロス、コロス、殺せ……】
腐った死体【ォ"ォ"オ"】
< 「『バギ』!!」
ゾンッ!!
腐った死体【ォ"ォ"オ"オ"オ"ッ!?】ベチャァッ
主任「気持ち悪いですね……人間に近い構造をしているから、尚更」ビュォオッ
主任(ああっ、服が……これだと私やばくないですか、男さんにも見られるし)
主任(それより厄介ですね、男さんのいるコンビニを巻き込んだら一般の方が死にかねない)
主任(魔法を使うくさったしたい、そんなの『私の知るドラゴンクエストシリーズでは一度も見たことがない』)
主任(……男さんに持たされた物はさっきギラを防いだ時に、道端に立て掛けましたが……果たして気づいてくれるかどうか)
腐った死体…?【『ギラ』】キィィン
主任「ッ! 『バギ』ィッ!!」ビュォオッ
~ 【コンビニ店内】 ~
< ゴバァアッ!!
男「!」ピクッ
女「どしたの、そんなびくっとして」
男「今の、聴こえない?」
女「何の音?」
男「爆発音……もしかして聴こえてないんすか!?」
女「聴こえないよ、え、なに? 外からなの?」
男(呪文を使った爆発音だからか? だとしてもまずい!)バッ
女「男くん!」
< ウィーンッ
男「主任!!」
ジュゥゥウウウ……!
男(アスファルトがあちこち捲れて……ってか、これ溶けてるのか!?)
男(メラじゃねえよな、まさか『イオ』とか…?)
男「主任!! 何処だ!!」ダッ
男(くそ、いない! 一体何処に……!)
< ゴバァアッ!!
男「!」ピクッ
女「どしたの、そんなびくっとして」
男「今の、聴こえない?」
女「何の音?」
男「爆発音……もしかして聴こえてないんすか!?」
女「聴こえないよ、え、なに? 外からなの?」
男(呪文を使った爆発音だからか? だとしてもまずい!)バッ
女「男くん!」
< ウィーンッ
男「主任!!」
ジュゥゥウウウ……!
男(アスファルトがあちこち捲れて……ってか、これ溶けてるのか!?)
男(メラじゃねえよな、まさか『イオ』とか…?)
男「主任!! 何処だ!!」ダッ
男(くそ、いない! 一体何処に……!)
~ 【男が気づく僅か七秒前】 ~
ゴバァアアアアッ!!
主任「~~っ! く、ぁッ……! 『ホイミ』!」シュッッ
< トンッ!
主任「はぁっ……はぁっ……!」クラッ
主任(ギラをまともに受けたら、HPが残ってるとか関係なく、動けなくなるかも……!)
主任(咄嗟の『バギ』で弾こうとしても、思ったよりバギの風はギラほど押し出す力が無いみたい、あくまでも風の刃でしかない……!)
< ズダンッ!
腐った死体…?【オマェ、レベルから想像したノよリ……思っタょ…り速い……コノ世界…のニンゲン…ダカラカ……?】
主任(……民家の屋根で立ち止まってるのも気持ち悪い、このまま移動して周囲を気にせず戦える場所へ行こうか)ググッ……
< バッ!!
腐った死体…?【逃がさ……ナィ……!】ビュバッッ
>>320
A、あり(何がかは分からないが)です。
A、あり(何がかは分からないが)です。
つまりアバンストラッシュとかメドローアとか五指爆炎弾も夢じゃないという訳か
本人からの書き込みが必要なのは2ヶ月だから黙って待ってろカルロ
確か2ヶ月経っても処理される前に書き込んだら一応ノーカンなんだっけ?
それは分からんが、誰もレス書かないと1ヶ月てアウト。
あと、327はもう少し言葉を選べ。醜いぞ。
あと、327はもう少し言葉を選べ。醜いぞ。
他のとこでもこんなレスしないように言っておくが
この程度でマジレスするほうが見てて酷いぞ?
この程度でマジレスするほうが見てて酷いぞ?
< ウィーンッ
女「もう、急に男くんどうしたのさぁ……」
女「ってあれ…?」
女「うわっ、何これ道路がメチャクチャ……もしかして男くんの言ってた爆発ってこれかな」
女(ガス爆発…? 事故…? どっちにしても危ないかも)
女(男くんはもういないし……)
< 「あ、あの……」
女「?」
初老「こんばんは女さん…な、何だか凄いことになってますね……!」
女「え…? そうですね、あの、どちら様ですか…?」
初老「あっ、ごめんなさい! ほら僕はその……」
< バチバチッ…
初老「女さんの恋人の初老ですよぉ」
女「……!!」
初老「ずっとお話したいなって……思ってて……えへへ」
初老「今日は変な奴につきまとわれてたみたいだから、家から女さん守る為の武器持って来ちゃいました……」
初老「だからもう、大丈夫ですよぉ」
女「ぁ……ッ、っ…!」
女(やだ嘘でしょ……今、コンビニに逃げ込めばなんとかなる……かな…)ザッ…
初老「女さん、僕と帰ろう?」
初老「大丈夫だから、安心して……」
< バチバチッ…
女「っ」バッ
女「誰か助けてぇえ!!」ダッ…!!
< パァンッ!!
チュインッッ
女「ひっ!?」ピタッ
女(え…? え……?)
初老「……そっちは危ないよ」カチャッ
初老「そこのコンビニにいた元カノはね、そこの奴等に何か吹き込まれたんだ」
初老「そうしたら、いつものように僕が彼女を見に行った時に変なボタンでSECOMやら警察やら呼ばれちゃって……」
初老「おかげで僕……仕事が無くなっちゃったんだぁ」
初老「そんな時に君と出会った訳だけど、とりあえず僕と帰ろうか女さん」
女(拳…銃……)へたっ…
女(や、やだ……誰か……)
────────── バキィンッ!!
主任「……」ゼェ…ゼェ…
主任(侮っていたのは私、そういうことかな)
主任(このモンスター……多分…………)
腐った死体…?【ぉォ……ぉい詰めタ……】バキバキバキッッ
腐った死体…?【お前、コロ……こロコろ殺す、呪文もコの程度なら怖くナィ……】
主任(ヒャドが効かない、バギで付けた傷も癒えてる)
主任(このモンスター、私が出会った中で一番強く思える……)
乙
ストーカーどっちもヤバイな、潰し合えばいいのにww間に合え男!すぐに倒して戻るんだ
ストーカーどっちもヤバイな、潰し合えばいいのにww間に合え男!すぐに倒して戻るんだ
腐った死体…?【死ね】
< ボッッ!!
ズバッ……!
主任(落ち着いて動きを見れば避けられない攻撃ではない、なのに……)タンッ
主任(『攻撃の予備動作に反応出来なければ』ッ!)
ゴバァッ!!
主任「きゃぁあ!?」ドサァッ!!
主任(ッ……、一撃でギラ以上の破壊力! そもそも余波だけでアスファルトを抉るってどんな法則無視の一撃なのッ)ぐぐぐ……
主任「『ピオリム』!」キィンッ
主任(逃げながら男さんを見つけて、二人で戦うしかない! 先ずは逃げ切ってみせる!)ダンッ!
腐った死体…?【……マタ逃ゲた…】
腐った死体…?【……!】ピクンッ
腐った死体…?【そ、そそソソソソぞうカ】
腐った死体…?【この先…、タシか……】
腐った死体…?【…………】
腐った死体…?【……ド…、どうせ他の地区はオデとハ…違うだろウが……】
腐った死体…?【逃がされても困ル……オデが、確実にコロス……】ググッ
< スタッ!
男(糞、主任が見つからねえ……!)
男(逃げたならいい、だけどあの主任が逃げに回ったなら助けに行かねえとまずい)
男(どうすりゃいい、さっきから携帯で呼び掛けても出ないぞ)
男(…………)
< ゴォ……ンッ
男「!」
男(主任か? でも音が遠いッ!)
男(こうなりゃ最後の手段か…っ)
男(……届いてくれよ、俺の新技)
─────【男の居る位置より西側2キロ】─────
腐った死体【ォ"ォ"オ"ッッ】
主任「くっ、やぁッ!!」
< ドゴッ!
腐った死体【ォ"ォ"オ"ォ"ッ!?】ズサァッ
腐った死体B【ォ"ォ"オ"オ"】ブンッ
主任「ぎっ……ぁ!?」ズバッ
主任「ほ、ホイ……」
腐った死体…?【ォオオオオッ!!】ギュンッッ
< ゴバァッ!!
主任「 ──────────ッッ!! 」ドサァッ!! ゴロゴロ……!!
主任(ぅ……ぐ、どうしよう……囲まれた……)ヨロッ…
主任(腐った死体達だけなら、逃げ切れたけど……まさか、こんな所にも……っ!)
バンパイア【キシシッ、まさかこんなつまらない夜に面白い獲物が舞い込んで来るとはな】
バンパイア【品の無い輩が混じってはいるが、ね】
腐った死体…?【………】じろっ
バンパイア【キシシッ】
腐った死体…?【………】
ベビーサタン【キキキッ】
ベビーサタンB【キキキッ】バサバサッ
主任(……逃げ切れない)
主任(ううん、それだけじゃない! あの如何にも吸血鬼みたいな男も多分『喋るモンスター』……連続して遭遇するなんて…!)
バンパイア【さて、殺すのは構わないがそこの人間には聞かなければならないな】
主任(……時間を稼ぎながら、何か手を打たないと)
主任「聞きたいこと…?」
バンパイア【近頃我々『指揮官』を各個撃破している輩がいる、仮にも人間を遥かに凌駕する力を持った我々をだ】
バンパイア【信じたくはないが『こちらの世界』の人間に撃破された可能性がある、そこで貴様に問うのは……】
バンパイア【『心当たりはあるのかね』?】
主任(……男さんの事、だとしたら…)
主任(それに指揮官って言ってたし、普通のモンスターを統率するこんなモンスターの事を示すなら間違いない……)
主任(けどそれを話しても男さんが狙われるだけ……)
主任(………)
腐った死体…?【……ヤッぱり、オデ…コイツコロす……】
バンパイア【馬鹿め、出しゃばるなよ役立たずめ】
腐った死体…?【……………ナ、ニ……?】ギロッ…
腐った死体…?【ぉ前……】
バンパイア【初期の依り代で不完全な顕現しか果たせなかったらしいじゃないか】
バンパイア【それに比べ、私は遂に最もこの世界に適した依り代を与えられて力を与えられたのだ】
バンパイア【どちらが優れているかは自ずと分かるだろう】
腐った死体…?【………】
腐った死体…?【嘗めるなよ下等種族が……】
バンパイア【言ったな時代遅れの老害め……!!】
ベビーサタン【……?】オロオロ
腐った死体【……】ボー…
主任(な、仲間割れ…?)
主任(今なら振り切れるかもしれない)チラッ
主任「………!」ピタッ
主任(何…? 向こうの空に何か赤い光が打ち上がって……)
主任(もしかして……!)バッ!!
バンパイア【貴様の様な奴にこの私が敗れるとでも……】
< 【キキキッ! キーキー!】
バンパイア【何だ】
ベビーサタン【キーキー!】パタパタ
バンパイア【なに!?】バッ
< シュタタタタタッッ……!!
バンパイア【逃がすな! 追うのだ!】
腐った死体…?【……フ】
バンパイア【チィ、あの方向は貴様の担当地区だろう! 追わせろ!】
腐った死体…?【………】バッ
腐った死体…?【アッち……の、空に…何かが打ち上げラれテイル…!】ダッ!
バンパイア【何ぃ…?】
男「ぜぇっ……ぜぇっ……!!」タッタッタッ
男「メラッ!」ボンッ
< ヒューン……パァーンッ
男(メラは一定の距離を飛ぶと赤い光になって弾ける)
男(こいつを空へ打ち上げりゃ、主任に見えるかもしれない…!)
男(そして俺自身が光を放ちながら建物の上を走ればかなり目立つ筈)
男「……何せさっきから大量にモンスターが俺の事追ってきてるし」
< 【ピキー】【シィイッ】【キーキー!】
< 【ォ"オ"オ"…】【キィー!】
男「主任!! どこだぁあああ!!」タッタッタッ…!
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