私的良スレ書庫
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元スレ男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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ようやっと来なさったか
9月末まで6時間ごとに更新来てないか確認してた俺だぜ
9月末まで6時間ごとに更新来てないか確認してた俺だぜ
< ガシャッ…ガシャッ…
リーマン「うわぁあああっ!! なんで腕が斬られて……っ、たすっ…助けてくれ誰かぁあ!!!」
さまよう鎧【シィィ……】ガシャッ…ガシャッ…
ホイミスライム【ホヨヨ…】フヨフヨ
ホイミスライムB【ホヨヨ…】フヨフヨ
男(………1ヶ月前、俺がこの生活になる様になった時から世界は変わった)
男(不可視の傷害、殺人、猟奇事件は日本だけでなく……ほぼ世界中で確認されるようになった…らしい)
< 「ひっ、ぃ……ぎゃぁぁああ……ッ…!!」
< ビシビシビシィッッ!! ズパンッ!! ブシャァァア!!!
男(……何より、日が経つに比例してスライムよりもレベルの高いモンスターが出てきてる)
男(半月前まではホイミスライムすら最大の強敵だったのが、今ではさまようよろいすら普通に出てきてる)
男(まぁ……明け方に出てきたのは初めて見たけどさ)スッ
ホイミスライムB【ホヨヨ…】ヒューンッ
男「来いよ、新技を試したいんだ」ボォウッ
< シュゥゥ……ポワァ…ン…
男「ふぅ…ホイミスライムはメラ2発で行けるな」
男(さまようよろいは近づかれなければ、一発当てて回り込めば倒せそうだ……けど)
男(丸腰で挑むものじゃないな、背中に一太刀受けて血まみれだ……やくそう一枚消費か)ムシャムシャ
< パチャッ……
男「!」
リーマン「」ピクンッ…ピクンッ…
男「……っ」ダッ!!
男(……そう、『これ』だ)
男(俺の見ている世界も、能力も、何もかも俺以外には見えてないし見てないものだ)
男(だからなのかもしれない……俺は、怖い……)
男(この楽しい生活が、誰かを助けようとして『実は寝たきりの俺が見ている夢』なんて幻想で終わってしまうのが、堪らなく怖い……)
男(だから……その『現実』を見ないために、俺は誰かが死ぬのも……モンスターと戦うのも、俺の妄想だと思うしかない)
男(……消えてしまいそうで、どうしようもできないから)
< ガチャッ…バタンッ!
男「……大丈夫、目を閉じれば……問題ない」
男「……」
< ズルズル……
男「はぁ……」
男「着替えたら会社に行こう、それでもって……」ヨロヨロ…
男「いつも通りだ……今さら振り返っても、後悔しても、『もう助けられないし、見捨てた事に変わりはない』んだから……」ヨロヨロ…
男「ん……?」
男(なんだ、またタンスが開きっぱなしになってる気がする)
男(気のせいか?)
男(だとしたらヤバイな俺の頭、いや……もうやめよう…それより仕事だ仕事)
セシウムまみれなのは関東では柏だけ
まあ、松戸に住んだほうが
都心にも近いし、駅もキレイになるし、放射能もないし
全然いいのは間違いない
まあ、松戸に住んだほうが
都心にも近いし、駅もキレイになるし、放射能もないし
全然いいのは間違いない
< ガチャッ
男(……いつものルートで行くか)
男(いや、今日は電車を使おう)
< カチャンッ
男「ああ……外して行かなきゃな」チャカチャカ…
男(『豪傑の腕輪』、シリーズ次第では力の基礎を25の値を上昇させるアクセサリー……)
男(とはいえ、殆どのDQ作品では15しか上がらない筈の代物だ)
男(……)
男(それでも日常生活でまともに過ごせない位には力が上がる、だから出勤時には外してる訳だ)
男(あの夜に戦ったさまようよろい、奴が特別な存在だったって事だろうなぁ)グググ……ッ
男「さて……行ってきます」
────────── タンッ・・・!
・・・シュタタタタタタッッ!!! ──────────
男(この時間なら余裕で間に合うな)
男(駅までは極力、人に見られないように建物の隙間を縫いながら走る)ダンッッ
男(フリーランニングはスーツでやるとボロボロにしちまうしなぁ、パルクールで会社行けたらどれだけ楽しい事か)
男(まぁ、【深く考える必要はない】訳だけど)タンッ
スライム【ピキィーッ】ヒョコッ
男(……そう言えば他にも変わったな、この1ヶ月)
< ゴッッ
スライム【ピギィィ……】ボシュッ…ポワァン…
男(例えば、このスライムの出現頻度)ニチャァ…
男(他の強力な奴等に比べて、コイツらは昼間でも物陰に出てくる様になってる)ダンッッ
男(……まぁ、レベル上げ出来るから良いけど)
夜な夜な凶器を片手にうろつく男
真犯人は見えない、倒すと消える
警官殺害の凶器所持
男アウトですわ~
真犯人は見えない、倒すと消える
警官殺害の凶器所持
男アウトですわ~
【会社】
男「おはようございます」
女「あ、おはよー男くん」
男「今日は溜まった仕事片付なきゃですねー、終わったら一階のカフェ行きません?」
女「んー、それより気になる事があってさ? 聞いて聞いて」
男「あれ、先輩確かこないだ下のカフェにできた新メニュー食べたいって言ってましたよね?」
男「それとも今夜は飲みに行きますか?」
女「やーだよ、こんな物騒でホラーな世の中なのに外なんて出歩けないよ」
男「じゃ、どうして?」
女「ほら、うちの主任だよ」
男「主任さん?」
女「ほら、主任さん……ここ1ヶ月ずっと会社を有給使ったりして休み続けてるでしょ?」
男「あー……」
女「これは他の上司に聞いたんだけど、その理由って精神的な病から来る幻覚が原因なんだって」
男「え、幻覚?」
女「そうそう」
男「通院してるんですかね、いやそれより大丈夫なんですか主任」
女「分かんない、レイプされたんじゃないかって噂もあるんだけど曖昧だし」
男「そんな……あの主任が…」
男「……で、主任の事が気がかりだと?」
女「うん、結構酷い幻覚らしくて最初の三日間はなにがなんだか分からなくて誰か向かわせる話まであったらしいの」
男「重症じゃないですか……麻薬じゃないっすよね、まさか」
女「多分……? なんでも、ドラクエのスライムが家の外を夜中うろついてるって言ってたらしいよ……」
男「…………は?」
───────── 『ど、どうしたの男くん……急に』
───────── 『先輩、主任は……もしかして夜中に徘徊するようになったとか、ありますか』
───────── 『わ……わかんないよ、でもずっと自宅療養とかで精神的に回復するの待ってるみたいだよ』
───────── 『その話をしていた上司の名前は? それと、主任の連絡先を知ってたら教えて下さい』
───────── 『男……くん…?』
◇◆◇◇◆◇◇◆◇
男「……ここが、主任の住んでるマンション…?」
男「嘘……だろ」
男「なんで、なんで誰も気づかねぇんだよ……」
男「このマンション、氷漬けにされてんじゃねえか!!」
男(……気づいてない、のか?)
男(いや違う、凍らされてるのが出入り口とかじゃないからだ)
男(つまり見えてない、でなきゃこんな明らかにヤバい物件……ニュース沙汰だろ)
男(…………)
< ゴソゴソ……
男(『豪傑の腕輪』はある、万が一モンスターが出ても多少は戦える)カチャンッ
男(剣を家に取りに行きたいけど……マンション内だ、狭い中で振り回す気になれない)
男(……主任の身に何かあったとして、それを助けられるのか?)
男(んー……まぁ、とりあえずあれだ)
男(正面玄関から行ったらカメラに映る、適当な所から二階まで跳ぶしかねぇな)
【氷のマンション・2F】
──────── スタンッ……!
男「っと、と……!」
男(思ったより凄いな、かなり分厚い氷が内部の天井も通路も全部凍らせてる)
男(モンスターがやったとしたら……なんだ、まさか何処かの妖精の国を冬にした女王じゃないだろうな)
男(メラで溶かせるかもしれないけど……どこまで俺が連射出来るか分からないしなぁ)
男「ってか寒っ」ブルッ
< ヒュォオオオオオ………………
男「……今の、風か?」
男(やっぱりなんかおかしいな、糞……会社のスーツのまま来るんじゃなかった)
< カツン……カツン……
男(……主任の住んでるのは六階だ、上がるなら階段だと思ってたんだがな)
男「普通、階段の扉まで凍らすかよ……おい」ガチャガチャ
男「どうするかね、これ」
男「……」
男「メラッ!」バッ
< バァンッッ!! ジュゥゥ……
男(……割れない溶けない、なーんてダンジョンの氷みたいな性質だったらやばかったな)
男(とりあえずマンションの住人に見つかる前に行こうかね)ガチャッ
< カツン……カツン……
>140
私のパンティを組んでみるか?
私のパンティを組んでみるか?
>139 だったパンティ履かないでスカート散歩の刑に服してきます
「……あれは、男…さん?」
「こんな時間に何をしてるの……」
< バァンッ
「!」
「魔法……ということは、男さんも?」
「……違う、そんなはずない」
「あれはモンスター、そう……魔物」
「…………倒さなきゃ……私が世界を守るんだから、私が……殺さなきゃ…」
「ごめんね男さん、ううん、似てるだけの魔物だよね」
「行かなきゃ……」ダッ……!!
【氷のマンション・3F】
男(クソ、四階までの階段は崩れてる)
男(……いや、というかある意味ではこれって重要な崩壊な気もするな)
男(ここの住人が全員エレベーター使ってるとしても、一人はこの非常階段使うんじゃないかな?)
男(あー、とは言ってもたまたま使わなくて気づかれない、なんてのもあるか)
男(もしくは…………)
< ヴオゥンッ
男「は!?」バッ
アルミラージ【………】スタンッ
アルミラージB【………】スタンッ
アルミラージC【………】スタンッ
アルミラージD【………】スタンッ
アルミラージE【………】スタンッ
男(……紫色の毛並み、額の一角、あれは……アルミラージ?)
男(って、ふざけるな……! あいつら何処から出てきた!?)
男(さっきの音もなんだ? まずい、さまようよろい程では無いにせよこんな狭い通路じゃ……!!)
────────── ダダッ!!
アルミラージC【キィッ】
男「はッえぇ……!!」バッ
男「!?」
アルミラージE【キィッ】ダダッ!!
アルミラージ【キィッ】ダダッ!!
アルミラージB【キィッ】ダダッ!!
男(ヤッ……べぇ…………!!?)
ぱふぱふのお姉さんも現実化してくれるんだよね…ウヒヒ
あぶないみすぎきた踊り子とか
あぶないみすぎきた踊り子とか
< ゴッ!!
男(落ち着け落ち着け!! よく見ろ、危惧すべきはあの一角だろがッ)ズザァッ
男(間一髪避けたとはいえ、刺されれば重傷)
男(一角が半ば以上、氷の張られたマンション壁のコンクリートに突き立てられてやがる……防ぐのは無しだ)
男「メラッ!」バッ
< ボンッッ!!
アルミラージC【ギィッ!?】ドシャァッ
アルミラージE【キィッ】ダダッ!!
男「ッ……!」ヒュッ
──────── グシャァアアッ
< ドシャァッ……ポワァン……
男(メラで吹っ飛ばした奴はまだ生きてる、なら殴って倒す方が早そうか)
男(落ち着け……落ち着け、さまようよろいに比べたら何も恐くねぇ……)
< ダダッ!!
< 「らぁっ!!」ヒュッ
< グシャァアッ!……ポワァン……
< 「よし……カウンター決めれば頭を潰せるな」
< 「来いウサギ共!!」
【……シィィ…………】
【……】
< チャキンッ
【…シィィ……ァアァハハァハハハハあハハハハッッ!!】ケタケタケタケタ
───── ヴオゥンッ ─────
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