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元スレ提督「鎮守府に妹がやってきた」
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提督「ふぅ……。たまには頼れる所を五十鈴に見せたいな」
青葉「司令官ってそんなに頼りなく見えますかね?」
提督「五十鈴には認められてるのか不安なんだよ」
青葉「どうしてです?」
提督「五十鈴に搭乗したのは有名な提督だろ? その人達と比べたら俺なんか……な」
青葉「五十鈴さんも司令官の事は認めてると思いますよ」
提督「だといいけどな。ま、もっと精進すればいいか」
青葉「頑張ってくださいね! 青葉、応援してますよ♪」
青葉「さて、次の方は――」
――――
ピッ
青葉「はい、どうでした五十鈴さん?」
五十鈴「提督ってば全くバカね。そんな小さな事を気にするなんて」
名取「そんなこと言ってるけどお姉ちゃん嬉しそうだね」
五十鈴「べ、別に嬉しそうになんかしてないわ!」
長良「本当かしら?」
五十鈴「嬉しそうになんかしてないわよ! ホントよ!?」
由良「ふふっ、顔赤くしてたら意味ないよお姉ちゃん」
五十鈴「なっ……!」
青葉「面白そうな事になってますが次の方に参りましょ~」
青葉「お待たせしました木曾さんです~」
木曾「やっと俺の番が来たようだな」
青葉「木曾さんも気になりますか?」
木曾「上司にどう思われているのか気になるのは当然だろう」
青葉「まぁ……そうですね。それではスタート!」
ピッ
――――
提督「次は木曾か……」
青葉「これまた大変な方が来ましたね」
提督「そうだな……」
青葉「木曾さんはパスします?」
提督「いや、やる。木曾だけパスなんかしないさ」
青葉「そうですか。それじゃあお願いしますー!」
――――
木曾「…………」
提督「…………」
提督「な、なぁ木曾」
木曾「な、なんだ」
提督「もう諦めた方が――」
木曾「や、やめろ! その先は言うな!」
提督「と言われてもなぁ……」
提督「じゃあ木曾。今月入ってこれで何個目だ?」
木曾「じ……十五だ」
提督「まだ月が始まったばかりだよな?」
木曾「……そうだな」
提督「先月より増えてるよな?」
木曾「うぐ……そうだな」
提督「もう中二みたいなキャラをやめた方がいいんじゃないか?」
木曾「いや、俺は諦めないぞ!」
木曾「こんな事はもう起きないと!」
提督「そう言い続けてどれくらいだ?」
木曾「約一ヶ月だ――」
木曾「──って、そもそもこのキャラをやれば女子に告白とかされなくなるといったのは貴様だろう!」
提督「それはそうだが……。まさか逆効果になるとは思わなくてな」
木曾「何故だ……何故こんな事に……」
提督「日頃の行いだな」
木曾「俺はただ人助けをしただけだ」
提督「それはそうだがな……」
提督「あ、じゃあ彼氏でも作ればいいんじゃないか?」
木曾「彼氏?」
提督「そ、彼氏。彼氏が出来れば告白もされなくなるだろ」
木曾「それはそうだが、その彼氏はどうやって用意すればいい」
提督「…………」
木曾「おい貴様。まさか考えてないとか言わないだろうな」
提督「ところで木曾! 下級生の子からこれを読んで欲しいって頼まれたんだ!」スッ
提督「じゃ、俺は着替えてくる!」ダッ
木曾「おい待てっ!」
木曾「全く、相変わらず無責任な奴だ」
木曾「そういえば読んでくれと言われたか」ヒョイ
木曾「それにしてもやけに薄いなこの本。それにデカイ」
木曾「どれどれ……」パラリ
木曾「これは……俺か? あいつもいるな――」
木曾「ふむふむ……ん? 何で急に服を脱ぎだし――」
木曾「な、なんで俺があいつとこんな事を……!」
ダッダッダ
ドタドタドタ
木曾「おい、お前! 何なんだこの本は!!」バンッ
提督「ん? どうした木曾」
木曾「な、なんで服を脱いでる! まさかこの本みたいに――」
提督「なんでって着替えて……って、おーい木曾ー。聞いてるかー?」
木曾「っ……!? この変態兄貴!」ブンッ
提督「へぷっ……!?」
木曾「ふんっ……!!」バタン
提督「いてて……何なんだ木曾の奴。いきなり変態呼ばわりして」ムクリ
提督「本が何だって言ってたけど何がアレだったんだ……?」パラリ
提督「…………」
提督「…………」パタン
提督「……BL本。そりゃ木曾の奴も怒るわけか……」
――――
提督「やっぱり木曾はかっこいいよなぁ」
提督「だからこそ動揺とかして顔が真っ赤になった木曾が見て見たい」
青葉「それであのような感じに?」
提督「中途半端になった気もするがそうだな」
青葉「じゃあ急に手でも握ったらどうです?」
提督「一回勇気を振り絞って手を握ってみたが普通にどうしたと返された」
青葉「やってみたんですね」
提督「ちょっと興味本意でな。ま、その話は置いとこう。他に聞きたいことはあるか?」
青葉「そうですねぇ……」
青葉「木曾さんについて一言」
提督「もし俺が女だったら木曾に惚れてたかもな」
青葉「それ、木曾さんに伝えてみたらどうです?」
提督「絶対に熱でもあるのかとか言われるだろ」
青葉「(案外顔を真っ赤に……しないでしょうねー)」
青葉「さて、今日のノルマもあと少しです。お疲れ様でした~」
――――
ピッ
青葉「ふと思いましたが木曾さんって司令官に好意持ってます?」
木曾「好意? ふん、俺らしくない。誰があいつに――」
まるゆ「あれ? でも木曾さん。部屋にある棚に――」
木曾「わー! 待てまるゆ!!」
まるゆ「っー! っー!」モゴモゴ
木曾「それ以上言うな。 もう一度言うぞ。それ以上言うな」ゴゴゴッ
まるゆ「っ……! っ……!」コクコク
青葉「おやおや何やら面白そうな――」
木曾「」ギロッ
青葉「話題はなさそうですね! あ、あははー!」
――――
───
──
ヲ級「お待たせお兄ちゃん♪」
提督「何を話してたんだい?」
ヲ級「んー、大した事じゃないよ」
ヲ級「しいていうなら宣言かな……?」
提督「宣言?」
ヲ級「そう、宣言。仲良くしよーって」
提督「そっか。偉い偉い」ナデナデ
ヲ級「えへへ♪」
提督「それじゃあどこを案内しようか。どっちに行くかい?」
ヲ級「左は何があるの?」
提督「左はドックや工房があるよ」
ヲ級「じゃあ右は?」
提督「艦娘たちの部屋とか食堂かな」
ヲ級「じゃあ右に行くー!」ギュッ
提督「こらこら抱き付かないの」
ヲ級「……ダメ?」
提督「う……」
ヲ級「ねぇ、お兄ちゃん……」ウルウル
────
───
ヲ級「るんるん~♪」
提督「(結局断れなかった……)」
ヲ級「~♪~♪」
提督「(まぁ……こんなに嬉しそうならいいかな)」
ヲ級「おーにちゃん~♪えへへ♪」
提督「(俺にも妹がいたらこんな感じなのかなぁ……)」
提督「(妹欲しいなぁ……)」
?「ねぇ、提督。何をしているのかしら?」
提督「ん……?」
────
榛名の時になんか違和感があって引っかかってたけど、金剛型は金剛のことお姉様呼びするからどっちかと言うとお兄様の方が妥当な気がすることに気が付いた
金剛型は立場上の姉妹(マリ見てとかみたいなやつね)、提督の妄想は実妹…
みたいな設定で書いてるんじゃね。榛名編に他の金剛型出てこなかったし
みたいな設定で書いてるんじゃね。榛名編に他の金剛型出てこなかったし
オリキャラパート長くされてもちょっと・・・っていう層もいるんじゃないかなーとか
提督「おぉ、ビスマルクか」
ビスマルク「Guten Morgen。提督」
提督「まぁ、まだ朝か。それにしても寝坊か?」
ビスマルク「昨夜は少し遅くまで起きてたの。ところでその隣の子は誰なの?」
ヲ級「ぐーてんもーげん♪」
ビスマルク「元気のいい子ね。新造艦かし──」
ヲ級「……?」
ビスマルク「」
提督「あー……」
ビスマルク「提督。何で空母ヲ級がいるのかしら?」
提督「とりあえず落ち着けビスマルク。実はだな──」
────
───
ビスマルク「なるほどね。事情はわかったわ」
ヲ級「よろしく~♪」
ビスマルク「えぇ、よろしく頼むわ」
提督「そうか。よかっ──」
ビスマルク「ただ、ひとつ言わせてもらうわ。何故そんなにベッタリとくっついってるのかしら?」ピキピキ
提督「あ、あの……ビスマルクさん?」
ヲ級「だってヲ級のお兄ちゃんだもの。だから抱き付いったっていいんだもん♪」ギュ
提督「あ、こらヲ級──」
ビスマルク「へ、へぇ……そう。な、なら私にも考えがあるわ」
ギュ
提督「はい!?」
ヲ級「あー! なんでヲ級のお兄ちゃんに抱き付いてるのー!!」
ビスマルク「別に貴女だけのものではないわ。私の提督でもあるもの」
ヲ級「離れてよー!!」
ビスマルク「貴方が離れなさい。空母ヲ級」
ヲ級「むー」バチバチ
ビスマルク「ふんっ」バチバチ
提督「(か……肩身が狭い。柔らかいのが当たってるけど歩きづらい……)」
キュウゥー
提督「ん?」
ビスマルク「ッ……!」プイッ
提督「……。起きたばかりだしな。よし、食堂にいこうか」
ビスマルク「別に私はお腹は空いてなんか──」
キュウゥー
ビスマルク「くうっ……!」スッ
ヲ級「ねぇねぇー、お兄ちゃん。ビスマルクは置いて食堂行こ~♪」
ビスマルク「なっ……!?」
ヲ級「だってビスマルクはお腹空いてないんでしょう? 私は少しお腹空いちゃったかなぁ。だから行こ~♪」」
提督「まぁ、ビスマルクは空いてないっていうし仕方ないか。それじゃあ行こうかヲ級」
ヲ級「うん!」
ビスマルク「ま、待ちなさいよ……」フルフル
ビスマルク「ちょっと待ちなさいよ!!」
提督「どうしたビスマルク」クルッ
ビスマルク「この私を置いてけぼりにするなんて貴方も相当偉くなったわね! 折角の誘いだから私もついていってあげるわ!」ビシィ
提督「いや……別に無理して来なくてもいいぞ?」
ビスマルク「別に無理なんかしてないわ!」スタスタスタ
提督「な、なんで怒ってるんだビスマルクの奴……」
ヲ級「お兄ちゃんは絶対分からないよ。ちょっとビスマルクを追いかけてくるね~」
提督「あ、あぁ」
タッタッタ
ビスマルク「わざわざ追いかけてきて何の用なの?」
ヲ級「ビスマルクも素直じゃないね~」
ビスマルク「な、何よ急に……」
ヲ級「好きなら好きって言えばいいのに」
ビスマルク「っ……!」
ヲ級「でもお兄ちゃんは渡さないもんね~」
ビスマルク「……。私だって負けないわ」
ヲ級「ふふっ、頑張ってね」
ビスマルク「ふんっ、その余裕も今のうちよ」
────
──
提督「で、あの……」
ヲ級「どうしたのお兄ちゃん?」
ビスマルク「止まってないで早く歩きなさい」
提督「なんでまた腕に抱き付くんだ……」
ビスマルク「何かしら。まさかこのビスマルクに抱き付かれて嫌だというつもりかしら?」
ヲ級「え……? 嫌なのお兄ちゃん……?」
提督「嫌じゃないけど……って、そもそもビスマルクは急にどうしたんだ」
ビスマルク「な、何よ。私がどうしたっていうのよ」
提督「いや、今までこんな……抱き付いてくるなんてしなかったじゃないか」
ビスマルク「そ、それはその──」
ヲ級「はーやーくーいーこーうーよー!」グイッグイッ
提督「ち、ちょっとヲ級! 急に引っ張るなって」
ビスマルク「きゃっ……! っく、ちょっとヲ級!」
ヲ級「私知ーらない」プイッ
ビスマルク「へぇ、そう」ピキッ
ヲ級「何かな」ピキ
提督「頼むから仲良くしてくれぇえええええ!!」
────
───
──
長門「むっ、提督の叫び声?」クルッ
陸奥「気のせいじゃないの? それにしても疲れたわ」
青葉「あ、お二方お帰りなさーい」
青葉「さて、くじ引きもいきますよー!」
『おー!』
────
───
青葉「それじゃあ当たった方は誰ですかー?」
加賀「当たったわ」
金剛「Wow! 当たったのデース!」
長波「おぉ! 当たり引いちゃったぜー!」
しおい「やったー! 当たり!」
夕立「とうとう当たっちゃったっぽい?」
ゴーヤ「当たったでち!」
────
───
青葉「さてさてー、加賀さんといえば一航戦ですね」
加賀「何が言いたいの」
青葉「いえ、そのー都合上により赤城さんからで……」
加賀「そう。問題ないわ」
青葉「ありがとうございます! それではまずは一航戦編赤城さんからです!」
ピッ
――――
青葉「ついに来ました一航戦! 参りましょう、赤城さんです!」
提督「やけにテンション高いな青葉」
青葉「こうすれば盛り上がると思ったんですけどダメでした?」
提督「いきなりの上がり方に着いていけなかった」
青葉「そうですか……残念です」
提督「とりあえず赤城行くぞ――」
――――
提督「うーっ……あぁ! 疲れたぁー」
提督「もうやりたくない……」グデーン
提督「にしてもこの暑さでクーラーなしは汗が凄いな……」パタパタ
提督「うーん……」
提督「よし、夕飯作る前に風呂でも入るか――」
提督「…………」
~♪~♪~♪
提督「…………」
提督「そういえば恐ろしく長風呂好きな奴がいるのを忘れていた……」ガクッ
赤城「あれ、兄さーん。そこにいるんですか?」チャポン
提督「赤城、お前風呂入って何時間だ」
赤城「……? まだ一時間しか入ってませんよ?」
提督「一時間しかって……。本当に好きだなお風呂」
赤城「悪いです?」
提督「いや、悪いとはいってない」
赤城「そうです?」
提督「ただ、長すぎて入りたいときに入れなくて困る」
赤城「悪いっていってるようなものじゃないですか!」
提督「じゃあもう少し風呂の時間短くならないか?」
赤城「嫌です」
提督「…………」
提督「俺も風呂に入りたいんだが」
赤城「待っててください」
提督「あとどれくらい入ってる気だ」
赤城「あと一時間は最低でも――」
提督「よし今すぐ上がれ」
赤城「どうしてですか!!」
赤城「あ! じゃあ一緒に入ります?」
提督「な、何バカなことを言う!」
赤城「おや、あの兄さんが動揺するなんて珍しいですね」
赤城「いったい何を想像したんです? ふふっ♪」クスクス
提督「くっ……!」プルプル
提督「……。よし、俺も入ろう」
提督「(まぁ、冗談だが)」
赤城「え、ちょ、ちょっと兄さん!? 何をいってるんです!?」
提督「赤城が入っていいっていうなら入らさせてもらう」バサバサ
提督「(タオル振ってる音で服脱いでるように誤魔化そう)」
提督「(兄をからかった事を後悔させてやる! さぁ、冗談でしたといえ赤城!)」
赤城「ちょっと待ってください!」
赤城「に、兄さんが入るなら私が上がりますから!!」バシャバシャ
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