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元スレ上条「イギリス清教女子寮の管理人さん」
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諫早「――女教皇様」
神裂「は、はい」
諫早「先ほどの件……訳をお聞きしても宜しいですか」
神裂「…………」
諫早「どうしても話せないと言うのなら、構いませんが」
神裂「いえ」
神裂「……話しましょう」
浦上「えぇと、台所は……ここか!」
がちゃっ
浦上「さてと、お茶お茶ーっと」
――湯沸し中――
浦上「はぁ~~……緊張した。あんな空気耐えられない」
浦上「諫早さん、上手くやってくれるかなぁ」
こぽこぽ
浦上「それにしても……何でこの急須、女の子の絵が描いてあるんだろう」
浦島「教皇代理の趣味とか?……気持ち悪い」
こぽこぽこぽっ
浦上「お茶っ葉も見たことないのばっかりだし」
浦上「『铁观音』?……読めない」
浦上「あ、こっちは読める!『東方美人』だ!」
浦上「……本当にお茶なのかなこれ。変な薬とかじゃないよね……」
ごぼごぼごぼっ!
浦上「あ、あ、吹きこぼれちゃう!」わたわた
神裂「―――そこで上条当麻に確認してみると、確かに明日は出かける用が有ると」
諫早「成る程――では、明日。ヒースロー空港に出かける、あの少年の護衛に着くと言うことですね」
神裂「そうです」
諫早「女教皇様一人だけでですか?」
神裂「はい。どうやら私一人だけが付くことになっているようで…」
諫早「ふむ……」
諫早(おかしい……あの少年の護衛ともなれば、恐らくその対象は彼の右手……)
諫早(ならば、その事が我々の元に入ってきていておかしくなかった筈だ)
諫早(いくら女教皇様が聖人と言えど、普通に街中を歩いての移動なら、もっと多くの人数を割いて――)
諫早「――ん?」
諫早(という事は――?)
てくてく
浦上「『東方美人』にしちゃったけど、大丈夫だよね。開けてみたら普通にお茶っ葉だったし」
浦上「……それに、なんか飲んだら美人になれそう」
??『いいんじゃないか?俺は、良く似合ってて可愛いと思うけど』
浦上「……えっへへ///」
浦上「また褒められちゃうかm」
<明日は一日あの少年と二人きりという事か!!!
浦上「!?」びくっ
がちゃっ!
浦上「なんですか今の大声!!」
諫早「はぁ……はぁ……」
神裂「///」
浦上「…………」
浦上「え?」
――かくかくしかじか
浦上「…それでさっきの“二人っきり”につながる訳ですね」
諫早「そうだ」
神裂「二人っきりと言っても、ただの仕事ですから//」
ササッ
浦上「五和が知ったら大変な事になりそうですね」ヒソヒソ
諫早「ん?あぁ、そうだn………そうか!」
浦上「え?」
諫早(彼を好いている女は数知れず。もしやその混乱を避けるために―――)
浦上「諫早さん?」
諫早(――違うな。それでは護衛を一人にした理由にならん)
浦上「もしもーし」
諫早「いや…しかし……」ぶつぶつぶつぶつ
浦上「?ちょっとそっとしておいた方がいいかな……?」
神裂「これで全て話しましたが、何か――」
浦上「あ、はい!女教皇様、一つ聞きたいんですけど」
神裂「良いですが……私もただ『上条当麻の護衛』としか聞かされていませんから、それ以上の事なら――」
浦上「あ、その事じゃなくてですね」
浦上「何でさっき、あの衣装を着ていたんですか?」ばぼーん
神裂「!?」
神裂「えぇ!?そ、その理由まで話さなくてはいけませんか!?」
浦上「どっちかって言うと、その理由の方が知りたいです」きらきら
神裂「なんて期待に満ちた視線!?や、やめなさい!そんな目で私を見ても――」
諫早「そうですよ女教皇様」ぬっ
神裂「ひゃあっ!?」
浦上「うわっ!諫早さん何ですか急に!」
諫早「今の話でついぞ忘れていましたが、本題はそちらです」
神裂「うっ……」
諫早「任務の内容を全て喋った事によって有耶無耶にしようと目論んでみたいですが……」
諫早「この諫早の耳は誤魔化せませんぞ!!」
諫早「さあ!正直に白状してください!女教皇様!」
諫早「何故、人目を忍んであの様な素てk……けしからん格好をしてお戯れになっていたのか!その理由をはっきりと!」
諫早「今!この場d」
神裂「うるさぁぁぁああああああああい!!!!」ずばっ
諫早「ぐはっ!?」
どごぉぉぉおおん
神裂「はぁっ……はぁっ……」
諫早「」死ーん
浦上「……エロじじい」
――回想終わり――
諫早「と、いう訳だ」
対馬「……どこから突っ込めば良いのか分からないわ」
牛深「ま、まさか女教皇様があの衣装を!?」ぶるぶるぶる
香焼「これは本気すね。本気と書いて『マジ』と読む感じすよ」
浦上「私もびっくりしたよ」
五和「……女教皇、様」ぎりっ
対馬「それで、その後は?」
諫早「いや、これで全てだが」
対馬「え?」
諫早「叩き伏せられて、目が覚めた時にはもういらっしゃらなかったからな」
牛深「諫早さん!それじゃあ女教皇様が何であの衣装を着ていたのか分からないままじゃないですか!」
諫早「あぁ。だが建宮の話が本当であると言う確証にはなっただろう?」
対馬「確証じゃないわよ。結局デートなんてデタラメだったんじゃない……」
香焼「ってか浦上は?やられたのは諫早さんだけすよね?」
浦上「うん」
香焼「その後に女教皇様と何か話さなかったんすか」
浦上「話したかったけど……諫早さんのしたあと、すごい勢いで出てってどっか行っちゃったから」
香焼「ちっ。それじゃあ本当に分からずじまいか」
浦上「結局、東方美人も飲み損ねちゃった……」
香焼「……は?東方美人?」
浦上「な、何でもない!何でもない!」
香焼「はぁ…?」
五和「…………」
対馬「ね、五和。話聞いてたでしょ?やっぱり『上条当麻とデート』なんて嘘だったのよ」
浦上「そうだよ!本当はただの警護だって」
五和「………でも」
対馬「ん?」
五和「……二人きりなのは、変わりませんよね」
浦上「い、五和?」
五和「二人きりで一日中一緒にいるのは、本当ですよね」
対馬「それはそうだけど……」
五和「女教皇様はいつもそうです……ずるいんですよ……」ぶつぶつぶつぶつ
浦上「うわぁ、どうしよう……」
対馬「ダークサイド五和になるのも久しぶりね」
牛深「お、おい……五和の様子おかしくないか?」
香焼「今日は初めから様子おかしかったじゃないすか」
牛深「いや……もっとドス黒い、こうなんかモヤっとした……」
五和「私だってもっと一緒に……」ぶつぶつぶつぶつ
香焼「……言いたいことは分かったっす」
牛深「だろ!?」
諫早「おぉ対馬、浦上。どうだった?」
対馬「ダメね。こっちの声が聞こえてないわ」
浦上「完全に殻にこもっちゃいました」
諫早「参ったな。どうしたものか」
香焼「上条さんに来てもらったらどうすか?本人に説明させればどうにか」
浦上「逆効果だと思うよ……」
五和「大体いつもあの人を……」ぶつぶつぶつぶつ
対馬「とにかく!これ以上あの子を刺激しない様にしましょ」
諫早「うむ」
牛深「そうだな」
香焼「了解っす」
浦上「了解!」
対馬「取り敢えずこの場は解散して――」
建宮「ふ、ふふ…」
建宮「ふはは、ふはははははははははははは!!」どーん
一同「「「「!?」」」」
諫早「建宮貴様っ、まだ生きておったのか!!」
牛深「あれだけの攻撃を受けてまだ立ち上がるとは……」わなわな
建宮「勝手に殺すんじゃないのよ!」
浦上「しーっ!静かにして下さい!」
香焼「てかなんすか、あの無駄に悪役じみた笑いは」
建宮「あれしきの傷でどうこうなるほどヤワな体じゃないのよ!!」
対馬「まったく……どうでも良いけど、また変なこと言って騒がないでよ?」
対馬「元はと言えば、アンタが不用意にあんなこと――」がみがみ
建宮「ほぅ……?」ニヤリ
対馬「な、何よ」
建宮「そんな口をきいて良いのか?俺は知ってるのよ?」
対馬「だから!なにが言いたいのかはっきりしなさい!」
建宮「ふ、あくまでそんな態度をとり続けるってなら、こっちにも考えがあるのよ……」
対馬「?」
牛深「うわ、なんてあくどい顔を……」
香焼「またしょーもない事考えてるに500ペリカっす」
浦上「私も」
諫早「ペリカ…?なんだそれは」
建宮「お前さん達よく聞け……」
建宮「こんな偉そうなこと言っているが、実は対馬はな――」
建宮「この前、上条当麻とデェェェトッしてたのよ!!!!!!」どぎゃーーん
一同「「「「…………」」」」」
一同「「「「な、なんだとぉぉぉぉおおおおおお!!??」」」」ずぎゃーーん
対馬「んなっ、ば、バカ!!?アンタ何でそれを……///」わたわた
五和「……え?」
諫早「対馬が、あの少年と……?」
浦上「うぇっ、え、対馬さんも!?」
対馬「違う!違うの!!あれは別にデ、デートなんかじゃ……//」
五和「…………」
牛深「そんなまさか!?上条当麻は巨乳の女性しか興味がないと聞いたぞ!」
香焼「何言ってんすか、あの上条大先生すよ?性別が女であればもう攻略対象だろと」
牛深「なんと……流石フラグ王……」
香焼「ロリ属性含めたローマ正教のシスター大半を陥落させたの見れば一目瞭然す」
諫早「だからこそ、金髪位しか特徴のない対馬も落としたのだと言えよう」
牛深「なるほど!!」
浦上「どんだけ失礼だ!!」
対馬「余計なこと言うなって言った傍から何暴露してくれてんの!?」
建宮「はて?余計なことって何なのよ?」
対馬「とぼけるな!!……大体なんで知ってるのよ」
建宮「俺は曲りなりも『教皇代理』。仲間内の恋愛事情は知り尽くしているし、又、知り尽くす義務が有るのよな!!」
対馬「そんな義務無いわよ!!」
五和「対馬さんまで……やはり私は……」ぶつぶつぶつぶつ
牛深「教皇代理!対馬の件についてもっと詳しく!」
建宮「まぁ、待て待て。今じっくり話してやるのよ」
対馬「建宮ァァア!!」
香焼「これは女教皇様に報告した方が良いすかね」
諫早「止めろ。そんな事をしたら今度こそ天草式は終わりだ」
浦上「二人とも変なこと言ってないで、教皇代理と対馬さんを止めてください!!」
香焼・諫早「「?」」
浦上「何ですごい不思議そうな顔してるんですか!?も~~!!」
浦上「もう、ダメですよ教皇代理!!」
建宮「ん?」
浦上「女の子には誰にも知られたくない事の一つや二つあるものなんです!!」
浦上「それをそんな風に話しちゃ、対馬さんだって可哀想です!」
対馬「浦上……」
建宮「………なるほどな」
浦上「分かってくれましたか!」
建宮「あぁ。言いたいことは良く分かったのよ―――とすると、あれか?」
浦上「へ?」
建宮「あの事も言わない方が良いって事なのよな?」
浦上「あのこと……?」
建宮「お前さんも上条当麻とデートしていたっつーことは」
一同「「「「…………」」」」
一同「「「「はぁぁああ!?」」」」
浦上「えぇぇぇぇええええええ!?」
五和「…………」ずーん
牛深「女教皇様、五和、対馬に続いて浦上まで!?もう理解できない!!」
対馬「う、浦上……?」
浦上「いや!私だって違います!!ただ買い物に付き合ってもらっただけで!!」
香焼「二人で買い物行きゃ、もう立派なデートすよ」
浦上「だからーー!!何で言っちゃうんですかぁぁあ!?///」
建宮「てへっ☆」
五和「建宮…さん……」ゆら~
建宮「!?」
諫早「そうか……」
諫早「もう既に天草式は終わっていたんだな……」
諫早(たった一人の少年の手によって)
―
―――
野母崎「―――うん、分かった。それ買って帰ればいいんだな」
野母崎「あぁ、先に建宮の所に寄っていくからあと二時間位かかると思うけど……」
野母崎「……はいはい、なるべく早く帰るよ。うん、じゃあ」
ピッ
野母崎「さぁ、さっさと建宮んとこに顔出して……」
たんたんたん
がちゃっ
野母崎「こんにちわー……」
牛深「今のはかなり深く入ったぞ!?教皇代理!!しっかりしてください!!」
香焼「すごい音だったすね。流石にこれは死んだすよ」
牛深「カムバァァァアアアアック!!」
建宮「」
対馬「あぁ知られた知られた知られた……恥ずかしくて死にそうだわ……」
浦上「だからあれは違うんです……違うんです……////」
諫早「私がいながら何と言う始末。先人様に申し開きできん……」
五和「すき、きらい、どうでもいい……すき、きらい、どうでもいい……すき、きらい、どうでもいい……」
野母崎「…………」
野母崎(何があったんだ……)
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