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元スレ京太郎「このプロキツい……」健夜「……なんで私を見てるのかな?」
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…………ふぅ
「お待たせしてすいません」
「いえ、こちらもちょうど終わりましたので」
「こちらをお持ちください」
「これは……?」
「聞けば貴方はインターハイに出場されている麻雀部の方だそうなのでぜひ皆様でお食べください」
「えとじゃあ……」
財布を出そうとしたところを制される
「実は私も長野出身なのでみなさんには期待しているので遠慮せずにお持ちください」
「……ありがとうございます」
「ではまた来ますね?」
「ええ、またお越し下さい」
「失礼します」
旦那さんも俺も紙袋を携えて店へと戻った
「お待たせしてすいません」
「いえ、こちらもちょうど終わりましたので」
「こちらをお持ちください」
「これは……?」
「聞けば貴方はインターハイに出場されている麻雀部の方だそうなのでぜひ皆様でお食べください」
「えとじゃあ……」
財布を出そうとしたところを制される
「実は私も長野出身なのでみなさんには期待しているので遠慮せずにお持ちください」
「……ありがとうございます」
「ではまた来ますね?」
「ええ、またお越し下さい」
「失礼します」
旦那さんも俺も紙袋を携えて店へと戻った
「おかえりなさいませ」
「おや、ちょうど着付けも終わっていたようですね」
俺たちを迎えたのは3人の着物姿の女性だった
一人はこのお店の店員さん
一人は咏さん
そしてもう一人は……
「に、似合ってるかな……?」
「ええ、とてもよくお似合いですよ」
「あ、ありがとう……」
顔を真っ赤にしながらも着物に身をまとった健夜さんだった……
「おや、ちょうど着付けも終わっていたようですね」
俺たちを迎えたのは3人の着物姿の女性だった
一人はこのお店の店員さん
一人は咏さん
そしてもう一人は……
「に、似合ってるかな……?」
「ええ、とてもよくお似合いですよ」
「あ、ありがとう……」
顔を真っ赤にしながらも着物に身をまとった健夜さんだった……
そこからの話はトントン拍子だった
というのも健夜さんは最初に着ていた月とすすきの描かれた着物を気に入ったからだ
ちょうどエキシビジョンマッチも十五夜の頃らしく季節感もバッチリだ
なので先ほど買って来た羊羹をお茶請けに茶飲み話に興じていた
さいわい、生地もすぐに用意できたらしく、十分仕立てに間にあうようだ
第一線を退いたとはいえ、まだまだスターの健夜さんが来ている……
そんなことに興奮しない人間はいないだろう
俺そんなすごい人と一緒に過ごしてたんだな……
こうして店員さんたちが興味津々に話を聞いているのを見ているとしみじみ実感する
恋愛の話になると露骨にお茶を飲んでいたのは見なかったことにしよう……
というのも健夜さんは最初に着ていた月とすすきの描かれた着物を気に入ったからだ
ちょうどエキシビジョンマッチも十五夜の頃らしく季節感もバッチリだ
なので先ほど買って来た羊羹をお茶請けに茶飲み話に興じていた
さいわい、生地もすぐに用意できたらしく、十分仕立てに間にあうようだ
第一線を退いたとはいえ、まだまだスターの健夜さんが来ている……
そんなことに興奮しない人間はいないだろう
俺そんなすごい人と一緒に過ごしてたんだな……
こうして店員さんたちが興味津々に話を聞いているのを見ているとしみじみ実感する
恋愛の話になると露骨にお茶を飲んでいたのは見なかったことにしよう……
「今日はありがとうございました」
「いえ、こちらこそ貴重なお話を聞かせていただいて……」
「えと……縫製しおえた着物なんですが……」
「ええ、ご指定の住所にお届けすればよろしいんですよね?」
「はい、お願いします」
「じゃああたしもまた来るからねい」
「ええ、お待ちしております」
「では失礼します」
真上から照らしてた太陽もいつの間にか傾いていた
呉服店を出た俺たちはエレベーターへと向かっていた
「いえ、こちらこそ貴重なお話を聞かせていただいて……」
「えと……縫製しおえた着物なんですが……」
「ええ、ご指定の住所にお届けすればよろしいんですよね?」
「はい、お願いします」
「じゃああたしもまた来るからねい」
「ええ、お待ちしております」
「では失礼します」
真上から照らしてた太陽もいつの間にか傾いていた
呉服店を出た俺たちはエレベーターへと向かっていた
「せっかくだからお茶していかない?」
「すこやんのおごりならいいよ」
「うん、今日付き合ってもらったお礼も込めておごるよ」
「よし、行こうか!」
「京太郎くんはどうかな?」
「ええ、かまいませんけど……」
「じゃあ行こうか」
お土産の紙袋を提げて前を行く二人を追う
エレベーターのボタンを押そうとしたところで健夜さんが止まった
「すこやんのおごりならいいよ」
「うん、今日付き合ってもらったお礼も込めておごるよ」
「よし、行こうか!」
「京太郎くんはどうかな?」
「ええ、かまいませんけど……」
「じゃあ行こうか」
お土産の紙袋を提げて前を行く二人を追う
エレベーターのボタンを押そうとしたところで健夜さんが止まった
「ねえ、ちょっといい?」
「どったの?」
「これって上に行きたいときには上に行きたいって念じながら上を押すんだっけ?
それとも下に来てくださいって念じながら下を押すんだっけ?」
「「…………は?」」
「私毎回わからなくなるんだけど……」
「そ、そうですか……」
「と、とりあえず上に行きたいと念じなくてもいいから上を押せばいいんじゃね?知らんけど」
「なるほど……ようやく長年の疑問が解決したよ……」
「35年くらいの疑問?」
「アラサーだよ!」
健夜さんのツッコミとともに到着したエレベーターに俺たちは乗り込んで上のフロアーへと向かった
「どったの?」
「これって上に行きたいときには上に行きたいって念じながら上を押すんだっけ?
それとも下に来てくださいって念じながら下を押すんだっけ?」
「「…………は?」」
「私毎回わからなくなるんだけど……」
「そ、そうですか……」
「と、とりあえず上に行きたいと念じなくてもいいから上を押せばいいんじゃね?知らんけど」
「なるほど……ようやく長年の疑問が解決したよ……」
「35年くらいの疑問?」
「アラサーだよ!」
健夜さんのツッコミとともに到着したエレベーターに俺たちは乗り込んで上のフロアーへと向かった
「じゃあここにしようか」
「ええ、いいですよ」
健夜さんの決めた店に三人で入った
「なんでも好きなものを頼んでいいよ」
「本当になんでもいいんだね?」
「うん、いいよ~」
重荷が下りたからか健夜さんはご機嫌だ
「じゃああたしと京太郎はこれな?」
「「……え?」」
指差した先には『カップルパフェ』と書かれていた
「ええ、いいですよ」
健夜さんの決めた店に三人で入った
「なんでも好きなものを頼んでいいよ」
「本当になんでもいいんだね?」
「うん、いいよ~」
重荷が下りたからか健夜さんはご機嫌だ
「じゃああたしと京太郎はこれな?」
「「……え?」」
指差した先には『カップルパフェ』と書かれていた
「だ、ダメだよ!!」
「なんでもいいって言ったのはすこやんでしょ?」
「そ、それはそうだけど……」
「京太郎はどうだ?」
「いえ、別に構いませんけど……」
「だったら私も京太郎くんと『カップルカフェ』にするもん!」
「は!?」
「いいよね!?」
「あの……そこまで言うなら二人で食べれば……」
「「それはダメ!!」
「は、はい……」
結局俺たちのテーブルには2つのカップルカフェが並ぶことになった……
「なんでもいいって言ったのはすこやんでしょ?」
「そ、それはそうだけど……」
「京太郎はどうだ?」
「いえ、別に構いませんけど……」
「だったら私も京太郎くんと『カップルカフェ』にするもん!」
「は!?」
「いいよね!?」
「あの……そこまで言うなら二人で食べれば……」
「「それはダメ!!」
「は、はい……」
結局俺たちのテーブルには2つのカップルカフェが並ぶことになった……
その後のことは思い出したくない……
健夜さんと咏さんから交互にあーんされたりしたり……
たしかに男にとっては最高のシチュエーションだ
二人ともプロ雀士である以前にすっげぇかわいいしな
だけどそれ以上に周囲の突き刺すような視線が……
もうあんな思いはこりごりだ……
まああの後3人で一緒に撮ったプリクラは今でも俺のケータイに貼られているんだけどな
でも……また3人ででかけられたらいいな
できれば俺の胃が痛まないような静かな所へ……
カンッ
健夜さんと咏さんから交互にあーんされたりしたり……
たしかに男にとっては最高のシチュエーションだ
二人ともプロ雀士である以前にすっげぇかわいいしな
だけどそれ以上に周囲の突き刺すような視線が……
もうあんな思いはこりごりだ……
まああの後3人で一緒に撮ったプリクラは今でも俺のケータイに貼られているんだけどな
でも……また3人ででかけられたらいいな
できれば俺の胃が痛まないような静かな所へ……
カンッ
こんばんは
『すこやん、咏たんとのデート』でした
3人でデートなんてこんなん考慮しとらんよ……
といいつつ余計なことを書くせいでまとまらないという……
一応本編内のイベントと思っていただいて構いません
ただますますのよりんが……
あとは『咲ちゃん尿意の限界に陥り身動きとれず京太郎の腕の中で恍惚とした表情を浮かべる 』ですね
このネタをリクした人がいたら質問ですが漏らさない方がいいですよね?
さすがにそれは咲ちゃんがかわいそうなので……
もしも指定があればください
>>434
はやりんや良子さんとあんなことになっていればねえ……
>>435
ありがとうございます
悪いなりに安定しているので大丈夫だと思います
今夜の更新はここまでです
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
『すこやん、咏たんとのデート』でした
3人でデートなんてこんなん考慮しとらんよ……
といいつつ余計なことを書くせいでまとまらないという……
一応本編内のイベントと思っていただいて構いません
ただますますのよりんが……
あとは『咲ちゃん尿意の限界に陥り身動きとれず京太郎の腕の中で恍惚とした表情を浮かべる 』ですね
このネタをリクした人がいたら質問ですが漏らさない方がいいですよね?
さすがにそれは咲ちゃんがかわいそうなので……
もしも指定があればください
>>434
はやりんや良子さんとあんなことになっていればねえ……
>>435
ありがとうございます
悪いなりに安定しているので大丈夫だと思います
今夜の更新はここまでです
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
乙です
咲ちゃんが京太郎の腕の中で恍惚とした表情を浮かべ幸せ(?)を感じることになってくれるのなら
間に合ったのかそうでないのかは指定はしませんのでお好きな方で書いてくださって構いません
咲ちゃんが京太郎の腕の中で恍惚とした表情を浮かべ幸せ(?)を感じることになってくれるのなら
間に合ったのかそうでないのかは指定はしませんのでお好きな方で書いてくださって構いません
乙!
ヤバい、ニヤニヤ治まらない
リクありがとうございました
(……Yシャツ答えた俺のリクだよな?)
ヤバい、ニヤニヤ治まらない
リクありがとうございました
(……Yシャツ答えた俺のリクだよな?)
「京太郎くん、たいへんです!」
「どうかしたのか?」
「宮永さんが戻ってこないんです……」
「もしかしなくても……迷子か?」
「ええ、多分……」
「そうか……」
「私はこれから副将戦なので探せないんですしみなさんも動けないですし……」
「だったら俺が行くさ」
「でも宮永さんは……」
「あいつのいそうなところなら大体見当がつくしな」
「だから気にせず副将戦に専念してくれ」
「わかりました、宮永さんのことお願いしますね?」
「ああ、任せとけ」
「どうかしたのか?」
「宮永さんが戻ってこないんです……」
「もしかしなくても……迷子か?」
「ええ、多分……」
「そうか……」
「私はこれから副将戦なので探せないんですしみなさんも動けないですし……」
「だったら俺が行くさ」
「でも宮永さんは……」
「あいつのいそうなところなら大体見当がつくしな」
「だから気にせず副将戦に専念してくれ」
「わかりました、宮永さんのことお願いしますね?」
「ああ、任せとけ」
さてと……
和はちゃんと行ったよな?
咲は迷子か……
いっそのこと運営委員に放送してもらおうか……
いや、さすがにこれは最後の手段だな
あいつを迎えに行くのは恥ずかしすぎる……
まああいつのことだからそう遠くには行ってないだろう
それにあいつが迷子になるのはたいてい……
「ここどこぉ……」
やっぱりな
芽に涙を浮かべた姿はとても高校生には思えない
しかしあれでも俺の幼馴染だしなあ……
まあいい、さっさと連れて帰るか
和はちゃんと行ったよな?
咲は迷子か……
いっそのこと運営委員に放送してもらおうか……
いや、さすがにこれは最後の手段だな
あいつを迎えに行くのは恥ずかしすぎる……
まああいつのことだからそう遠くには行ってないだろう
それにあいつが迷子になるのはたいてい……
「ここどこぉ……」
やっぱりな
芽に涙を浮かべた姿はとても高校生には思えない
しかしあれでも俺の幼馴染だしなあ……
まあいい、さっさと連れて帰るか
「なにしてんだ、咲」
「京ちゃん……」
「ほら、さっさと帰るぞ?」
「なんでもっと早く迎えに来てくれないのさ!!」
「うお!?」
「京ちゃんのバカバカバカぁ」
「わ、わかったからぽかぽか叩くのはやめろ、地味に痛い」
「ご、ごめん……」
「まったく……ほら、帰るぞ?
「う、うん……」
あたりに人目がなくてよかった……
こんなのカップルの痴話喧嘩にしか見えないじゃないか……
いや、咲とだから兄妹喧嘩かな?
「なんか失礼なこと考えてない?」
「べーつに」
「ふーん……」
「とにかく戻るぞ?」
「う、うん……」
「京ちゃん……」
「ほら、さっさと帰るぞ?」
「なんでもっと早く迎えに来てくれないのさ!!」
「うお!?」
「京ちゃんのバカバカバカぁ」
「わ、わかったからぽかぽか叩くのはやめろ、地味に痛い」
「ご、ごめん……」
「まったく……ほら、帰るぞ?
「う、うん……」
あたりに人目がなくてよかった……
こんなのカップルの痴話喧嘩にしか見えないじゃないか……
いや、咲とだから兄妹喧嘩かな?
「なんか失礼なこと考えてない?」
「べーつに」
「ふーん……」
「とにかく戻るぞ?」
「う、うん……」
「それにしてもよくわかったね」
「何年おまえの迷子探しをしたと思ってるんだよ……」
「この調子でもっと上手くなるといいね!」
「調子に乗るな」
思わず咲のほっぺたを引っ張る
「ひどいよ、京ちゃーん……」
「まずは迷子にならないように努力しろよ……」
「ごめんなさい……」
「まったく……いつまでも俺が咲についているわけにはいかないんだぞ?」
「そ、そんな……」
「だって同じ大学に行くとは限らないし誰かと結婚するかもしれないだろ?」
「そ、それはそうだけど……」
「ほら、さっさと戻るぞ?」
「うん……」
「何年おまえの迷子探しをしたと思ってるんだよ……」
「この調子でもっと上手くなるといいね!」
「調子に乗るな」
思わず咲のほっぺたを引っ張る
「ひどいよ、京ちゃーん……」
「まずは迷子にならないように努力しろよ……」
「ごめんなさい……」
「まったく……いつまでも俺が咲についているわけにはいかないんだぞ?」
「そ、そんな……」
「だって同じ大学に行くとは限らないし誰かと結婚するかもしれないだろ?」
「そ、それはそうだけど……」
「ほら、さっさと戻るぞ?」
「うん……」
隣でうつむいている咲
なにか気を落とすようなことを言ってしまっただろうか?
さすがに気落ちしたまま大将戦に行かせるわけにはいかないしなあ……
でも咲になんていえばいいんだ?
やばい……
普段から気を置けないせいでどうすればいいかさっぱりわかんないぞ?
な、なにか会話の糸口でも……
そう思い隣を歩く咲に目を向ける
ん?
なんだかソワソワしてるような……
武者震いってやつだろうか?
なにか気を落とすようなことを言ってしまっただろうか?
さすがに気落ちしたまま大将戦に行かせるわけにはいかないしなあ……
でも咲になんていえばいいんだ?
やばい……
普段から気を置けないせいでどうすればいいかさっぱりわかんないぞ?
な、なにか会話の糸口でも……
そう思い隣を歩く咲に目を向ける
ん?
なんだかソワソワしてるような……
武者震いってやつだろうか?
「ね、ねえ京ちゃん……?」
「ぅん?」
「このあたりに……おトイレない……?」
「え?」
「さっきいったところが清掃中でおトイレ行けなくて……」
「だ、大丈夫か……?」
「そ、そろそろキツいかも……」
「ここから最寄りのトイレまで我慢できるか?」
「た、多分……」
「よし、急ぐぞ!」
「ま、待って……急ぐと出ちゃう……」
「わ、わかった……」
「ぅん?」
「このあたりに……おトイレない……?」
「え?」
「さっきいったところが清掃中でおトイレ行けなくて……」
「だ、大丈夫か……?」
「そ、そろそろキツいかも……」
「ここから最寄りのトイレまで我慢できるか?」
「た、多分……」
「よし、急ぐぞ!」
「ま、待って……急ぐと出ちゃう……」
「わ、わかった……」
人通りが少なくて本当によかった
今の咲の姿を他の誰かに見られるわけにも行かないしな
小学生がするように両手を股間にあててこらえている
小刻みに体を震わせているせいで思ったより速度は出ない
「京……ちゃん……」
「な、なんだ……?」
絶え絶えの息でこちらを見上げる咲
上気した顔も相まって妙な色気がある
「そろそろ……キツい……」
事態は一刻を争うようだ
今の咲の姿を他の誰かに見られるわけにも行かないしな
小学生がするように両手を股間にあててこらえている
小刻みに体を震わせているせいで思ったより速度は出ない
「京……ちゃん……」
「な、なんだ……?」
絶え絶えの息でこちらを見上げる咲
上気した顔も相まって妙な色気がある
「そろそろ……キツい……」
事態は一刻を争うようだ
さてどうしよう……
ペットボトルでもあれば……
いや、さすがに仮にも女の子である咲にそれはダメだろう……
だとしたら……
「京……ちゃん……」
「な……なんだ?」
「もう無理……かも……」
しゃがみ込んでしまう咲
幸いあたりに人目はないが……
でもさすがにそれはダメだろう……
しかたない、俺も腹をくくるか……!
ペットボトルでもあれば……
いや、さすがに仮にも女の子である咲にそれはダメだろう……
だとしたら……
「京……ちゃん……」
「な……なんだ?」
「もう無理……かも……」
しゃがみ込んでしまう咲
幸いあたりに人目はないが……
でもさすがにそれはダメだろう……
しかたない、俺も腹をくくるか……!
「咲、しっかり掴まってろよ?」
「きょ、京ちゃん!?」
右手を咲の膝の裏に
左手を背中にまわす
いわゆるお姫様抱っこというやつだ
「な、なに!?なんなのこれ!?」
「なるべく急ぐからもう少しだけ我慢できるか?」
「……うん」
思ったより軽い咲を抱えて人目も憚らずに走り出す
何人かとすれ違うが今はそんなことを気にしている場合ではない
あくまで咲をトイレへと送り届けるのが俺の任務だしな
「きょ、京ちゃん!?」
右手を咲の膝の裏に
左手を背中にまわす
いわゆるお姫様抱っこというやつだ
「な、なに!?なんなのこれ!?」
「なるべく急ぐからもう少しだけ我慢できるか?」
「……うん」
思ったより軽い咲を抱えて人目も憚らずに走り出す
何人かとすれ違うが今はそんなことを気にしている場合ではない
あくまで咲をトイレへと送り届けるのが俺の任務だしな
「ほら、着いたぞ、さっさと行って来い」
「う、うん……」
そそくさとトイレへと駆け込む咲
なんとか間にあったようだ
よかった……
トイレの壁へと体を預けて咲を待つ
ふと違和感を感じる……
なんだか周囲の視線が痛いような……
「王子様ですわ……」///
「お姫様のピンチを身を挺して救うなんて……」///
小声で聞こえる会話を必死で聞かないようにした
頼むから早く出てきてくれよ咲……
「う、うん……」
そそくさとトイレへと駆け込む咲
なんとか間にあったようだ
よかった……
トイレの壁へと体を預けて咲を待つ
ふと違和感を感じる……
なんだか周囲の視線が痛いような……
「王子様ですわ……」///
「お姫様のピンチを身を挺して救うなんて……」///
小声で聞こえる会話を必死で聞かないようにした
頼むから早く出てきてくれよ咲……
「おまたせ~」
「早速だけど移動してもいいか?」
「え?」
「その周囲の視線が……な?」
「う、うん……」
咲も事情をわかってくれたみたいだ
黄色い声が上がっているが聞こえないふりだ
咲も顔が真っ赤だしな……
清澄の控え室へと俺たちは早足で進んだ
「早速だけど移動してもいいか?」
「え?」
「その周囲の視線が……な?」
「う、うん……」
咲も事情をわかってくれたみたいだ
黄色い声が上がっているが聞こえないふりだ
咲も顔が真っ赤だしな……
清澄の控え室へと俺たちは早足で進んだ
「大丈夫か、咲?」
「う、うん……」
会場の反対側にある控え室へ戻る途中
ようやく俺たちは人目から逃れることができた
「ねぇ京ちゃん?」
「なんだ?」
「ありがとう!」
「お、おう……」
急に抱きついてくる咲
うっとりした顔を浮かべている
そんなにトイレですっきりできたのか……?
「えへへー」
頭を撫でてやると嬉しそうな笑顔をしている
まだまだ妹離れはできそうにないな……
カンッ
「う、うん……」
会場の反対側にある控え室へ戻る途中
ようやく俺たちは人目から逃れることができた
「ねぇ京ちゃん?」
「なんだ?」
「ありがとう!」
「お、おう……」
急に抱きついてくる咲
うっとりした顔を浮かべている
そんなにトイレですっきりできたのか……?
「えへへー」
頭を撫でてやると嬉しそうな笑顔をしている
まだまだ妹離れはできそうにないな……
カンッ
こんばんは
残っていた最後の小ネタです
これで一応>>1の時間と体力とモチベがあればいつでも第二部を始められますね
ただのよりん……
プロ税で一人だけ二人きりのイベントがないんですよねぇ……
なにかアイディアをくれたら書くかもです
>>460
京ちゃんと出かけたときにかわいって言ってたやつを買ったんじゃないんですかねー
>>465
返答ありがとうございました
こんな感じになりましたがいかがでしょうか?
>>467
そういっていただけるとありがたいです
第二部も引き続きお楽しみいただけると幸いです
>>475>>478
そんなことするわけないですかー
そもそも京ちゃんの前でおもらししちゃうはしたない子はいません!
>>477
あなたお風呂でエロエロ……じゃなくて色々したじゃないですかー
>>482
どうこういって咲ちゃん好きですしねー
第二部の前にちょっとした人物紹介とか入れた方がいいですかね?
なにか質問とかがあれば書いておいてくださればネタバレにならない範囲でお答えします
ちなみにこのスレで続けます
今夜の更新はここまでです
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
残っていた最後の小ネタです
これで一応>>1の時間と体力とモチベがあればいつでも第二部を始められますね
ただのよりん……
プロ税で一人だけ二人きりのイベントがないんですよねぇ……
なにかアイディアをくれたら書くかもです
>>460
京ちゃんと出かけたときにかわいって言ってたやつを買ったんじゃないんですかねー
>>465
返答ありがとうございました
こんな感じになりましたがいかがでしょうか?
>>467
そういっていただけるとありがたいです
第二部も引き続きお楽しみいただけると幸いです
>>475>>478
そんなことするわけないですかー
そもそも京ちゃんの前でおもらししちゃうはしたない子はいません!
>>477
あなたお風呂でエロエロ……じゃなくて色々したじゃないですかー
>>482
どうこういって咲ちゃん好きですしねー
第二部の前にちょっとした人物紹介とか入れた方がいいですかね?
なにか質問とかがあれば書いておいてくださればネタバレにならない範囲でお答えします
ちなみにこのスレで続けます
今夜の更新はここまでです
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
あれ……?
仕事が終わった後のロビーで制服姿の女の子が目に入った
高校生タレントかな……?
だけどあの後ろ姿はどこか見覚えがあるような……
あ、こっちを向いたぞ
あれ?
あれって……
どことなく誰かに似ているような……
でもあの人が制服姿なんてありえないしな
とりあえず声をかけてみるか……
仕事が終わった後のロビーで制服姿の女の子が目に入った
高校生タレントかな……?
だけどあの後ろ姿はどこか見覚えがあるような……
あ、こっちを向いたぞ
あれ?
あれって……
どことなく誰かに似ているような……
でもあの人が制服姿なんてありえないしな
とりあえず声をかけてみるか……
「あの……」
「なに!?」
遠くからでははっきり見えなかった姿が明らかになる
「……理沙さん?」
「人違い!」
どう見ても理沙さんだよな……?
でも理沙さんが制服姿でここにいるなんて……
もしかして仕事中なのだろうか?
でもなんだかからかいたくなってきたな……
「なに!?」
遠くからでははっきり見えなかった姿が明らかになる
「……理沙さん?」
「人違い!」
どう見ても理沙さんだよな……?
でも理沙さんが制服姿でここにいるなんて……
もしかして仕事中なのだろうか?
でもなんだかからかいたくなってきたな……
「先ほどは勘違いしたみたいですいません」
「気にしてない!」
「そういえば野依理沙プロって知ってますか?」
「知ってる!」
「俺、あの人のことが好きなんです」
「ふぇ”!?」
「あんな人を恋人にできたら幸せだろうなあ……」
「そ、そう……」
「すいません、初対面の人にこんな話をしてしまって……」
「き、気にしてない……」
そういう顔は真っ赤だ
「でも野依プロが制服を着てたら制服の俺は一緒にデートできたらいいなあ」
「…………」
顔から湯気が出そうなくらいに真っ赤だ
「気にしてない!」
「そういえば野依理沙プロって知ってますか?」
「知ってる!」
「俺、あの人のことが好きなんです」
「ふぇ”!?」
「あんな人を恋人にできたら幸せだろうなあ……」
「そ、そう……」
「すいません、初対面の人にこんな話をしてしまって……」
「き、気にしてない……」
そういう顔は真っ赤だ
「でも野依プロが制服を着てたら制服の俺は一緒にデートできたらいいなあ」
「…………」
顔から湯気が出そうなくらいに真っ赤だ
「さて、俺はもう行きますね」
「え?」
「つまらない話につきあっていただいてありがとうございました」
そういって背を向けて立ち去ろうとした
真っ赤になった理沙さんを見て思わず顔がにやけそうになるのこらえるのに精一杯だ
「待って!」
背後から声がかけられる
「デート!!」
「…………え?」
「練習!!」
「あの……どういうことですか……?」
「出発!!」
「ちょ、ちょっと!?」
俺の手を引いて強引に歩き出す理沙さん
その手はあまりにも強く、振り払えなかった
仮にできたからといっても振り払いはしなかっただろうけどさ……
ともかく……俺たちの奇妙な制服デートがこうして始まった
「え?」
「つまらない話につきあっていただいてありがとうございました」
そういって背を向けて立ち去ろうとした
真っ赤になった理沙さんを見て思わず顔がにやけそうになるのこらえるのに精一杯だ
「待って!」
背後から声がかけられる
「デート!!」
「…………え?」
「練習!!」
「あの……どういうことですか……?」
「出発!!」
「ちょ、ちょっと!?」
俺の手を引いて強引に歩き出す理沙さん
その手はあまりにも強く、振り払えなかった
仮にできたからといっても振り払いはしなかっただろうけどさ……
ともかく……俺たちの奇妙な制服デートがこうして始まった
呼び出しがかかったので一旦ここまででー
とりあえずこのネタが終わり次第第二部を始めます
とりあえずこのネタが終わり次第第二部を始めます
「あの……どこへ行こうとしているんですか?」
理沙さんに強引に引っ張られていた手もほどかれ、歩を合わせていた
しかしどこかへ向かっているような様子もないので一応聞いてみた
「……決めてない」
「え?」
「え?」
どうやらノープランのようだ
どうしよう……
「あの……名前をうかがってもいいですか?」
「え……ミサ!高校一年生!」
「えと……俺は京太郎っていいます」
「同い年!」
「そうみたいですね」
「敬語ダメ!」
「え?」
「同い年!」
「そ、そう……だな」
「うん!」
思わずきゅんときてしまう笑顔だった
理沙さんに強引に引っ張られていた手もほどかれ、歩を合わせていた
しかしどこかへ向かっているような様子もないので一応聞いてみた
「……決めてない」
「え?」
「え?」
どうやらノープランのようだ
どうしよう……
「あの……名前をうかがってもいいですか?」
「え……ミサ!高校一年生!」
「えと……俺は京太郎っていいます」
「同い年!」
「そうみたいですね」
「敬語ダメ!」
「え?」
「同い年!」
「そ、そう……だな」
「うん!」
思わずきゅんときてしまう笑顔だった
「それでどこに行くんだ?」
「決めてない……」
「だったら二人でブラブラしないか?」
「ブラブラ?」
「特に目的もなく歩いて色々見ようと思うんだけど……どうだ?」
「賛成!」
「よし、じゃあ行くか!」
「うん!」
ミサちゃんが俺の腕に抱きついてきた
「み、ミサちゃん……?」
「恋人ごっこ!」
「そ、そっか……そうだな恋人だな」
「うん!」
はじめての経験に戸惑いつつも俺たちのデートごっこが改めて始まった
「決めてない……」
「だったら二人でブラブラしないか?」
「ブラブラ?」
「特に目的もなく歩いて色々見ようと思うんだけど……どうだ?」
「賛成!」
「よし、じゃあ行くか!」
「うん!」
ミサちゃんが俺の腕に抱きついてきた
「み、ミサちゃん……?」
「恋人ごっこ!」
「そ、そっか……そうだな恋人だな」
「うん!」
はじめての経験に戸惑いつつも俺たちのデートごっこが改めて始まった
「ここ入りたい!」
「よし行くか」
ミサちゃんが指差したのは動物などのいわゆるファンシーショップというやつだ
「「おお……」」
中に入ってみると所狭しと動物のぬいぐるみやストラップなどが並んでいた
店内には女の子ばかりで普段の俺なら萎縮してしまっただろう
ミサちゃんがいてくれて本当によかった
そのミサちゃんといえば……
「これかわいい!」
大きなシャチのぬいぐるみを抱いてご満悦だ
なぜにシャチ……?
かわいいからいいか
「よし行くか」
ミサちゃんが指差したのは動物などのいわゆるファンシーショップというやつだ
「「おお……」」
中に入ってみると所狭しと動物のぬいぐるみやストラップなどが並んでいた
店内には女の子ばかりで普段の俺なら萎縮してしまっただろう
ミサちゃんがいてくれて本当によかった
そのミサちゃんといえば……
「これかわいい!」
大きなシャチのぬいぐるみを抱いてご満悦だ
なぜにシャチ……?
かわいいからいいか
しばらくミサちゃんは放っておくか……
シャチと戯れるミサちゃんを置いて店の奥の方に向かう
そこにはエトペンやセアミィのストラップやぬいぐるみなどのグッズもあった
和や優希に買って行ってやったら喜ぶかな……?
咲や染谷先輩や久先輩にはこのあたりでいいか……
5人分のストラップを選んで近く似合ったかごに入れる
……さすがにごっことはいえミサちゃんの目の前で買うのは気を悪くするよな
ミサちゃんがシャチに夢中になっているのを確認してレジで会計を済ませた
ラッピングに時間がかかるというのでもう少し見て回るか……
シャチと戯れるミサちゃんを置いて店の奥の方に向かう
そこにはエトペンやセアミィのストラップやぬいぐるみなどのグッズもあった
和や優希に買って行ってやったら喜ぶかな……?
咲や染谷先輩や久先輩にはこのあたりでいいか……
5人分のストラップを選んで近く似合ったかごに入れる
……さすがにごっことはいえミサちゃんの目の前で買うのは気を悪くするよな
ミサちゃんがシャチに夢中になっているのを確認してレジで会計を済ませた
ラッピングに時間がかかるというのでもう少し見て回るか……
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