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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」
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これはフルメンバーで指導(清澄麻雀部とプロとの全面戦争)を受けた方が良い面子。
いや、一人は知っている。
女子アナの福与恒子。度々テレビ越しに見かける。
「君が須賀京太郎くんだね! 私は福与恒子! よっろしくぅ!」
「あ、はい。よろしく、です」
けれど、彼女がこんなにもフレンドリーに接してくる理由がわからない。
押し売りのような勢いで渡された名刺をポケットにしまい、コクコクと頷く。
「……久保貴子。風越でコーチやってます。今日は、藤田プロのお話をお伺いして来ました」
そしてもう一人。
クールな印象の出で立ちの美人。
靖子の話を聞いてと言うが――
「……」
靖子に視線を向けても、やれやれだと言わんばかりに肩を竦められるだけ。
……まぁ、練習を見てくれるなら。それにこしたことはない。
「よろしく、お願いします」
腑に落ちない気持ちを抱えながらも、京太郎は頭を下げた。
コーチ判定直下
1~30 須賀ァッ!
31~60 須賀ァッ!!
61~98 須賀ァッ!!!
ゾロ目 須賀ァッ!!!!!
女子アナの福与恒子。度々テレビ越しに見かける。
「君が須賀京太郎くんだね! 私は福与恒子! よっろしくぅ!」
「あ、はい。よろしく、です」
けれど、彼女がこんなにもフレンドリーに接してくる理由がわからない。
押し売りのような勢いで渡された名刺をポケットにしまい、コクコクと頷く。
「……久保貴子。風越でコーチやってます。今日は、藤田プロのお話をお伺いして来ました」
そしてもう一人。
クールな印象の出で立ちの美人。
靖子の話を聞いてと言うが――
「……」
靖子に視線を向けても、やれやれだと言わんばかりに肩を竦められるだけ。
……まぁ、練習を見てくれるなら。それにこしたことはない。
「よろしく、お願いします」
腑に落ちない気持ちを抱えながらも、京太郎は頭を下げた。
コーチ判定直下
1~30 須賀ァッ!
31~60 須賀ァッ!!
61~98 須賀ァッ!!!
ゾロ目 須賀ァッ!!!!!
>>855
低いね(白目)
低いね(白目)
>>860
高いほど(実力が)駄目そう
高いほど(実力が)駄目そう
手牌は好調。もしかしたら、この三人が良いものを運んで来てくれたのかもしれない。
いつもは負け越しているが、今回は靖子に一矢報いることができるかもしれない。
少しでも点を高くしようと、京太郎は牌を切り――
「あ、それロン!」
「え――?」
恒子に、振り込んだ。
「須賀ァッ!!!」
「ひっ!?」
貴子の怒号に、全身が萎縮する。
「さっきから見てればよぉ……何だァッ!? その打ち方は!!」
「いや、だって――」
「誰が言い訳しろっつった!!!」
「ひいぃっ!?」
「相手を見ろ! 相手を!! 安易に鳴くな! 藤田プロに教わってるだろうがっ!!!」
「は、はい!」
「……うし、もう一回だ。続けるぞ」
「……はい」
「返事!」
「はい!」
そして、練習が再開されるが――
「須賀ァッ!」
「須賀ァッ!!」
「須賀ァッ!!!」
「……やれやれ」
どっちが師匠だかわからん。
苦笑しながら、靖子はカツを一切れ頬張った。
いつもは負け越しているが、今回は靖子に一矢報いることができるかもしれない。
少しでも点を高くしようと、京太郎は牌を切り――
「あ、それロン!」
「え――?」
恒子に、振り込んだ。
「須賀ァッ!!!」
「ひっ!?」
貴子の怒号に、全身が萎縮する。
「さっきから見てればよぉ……何だァッ!? その打ち方は!!」
「いや、だって――」
「誰が言い訳しろっつった!!!」
「ひいぃっ!?」
「相手を見ろ! 相手を!! 安易に鳴くな! 藤田プロに教わってるだろうがっ!!!」
「は、はい!」
「……うし、もう一回だ。続けるぞ」
「……はい」
「返事!」
「はい!」
そして、練習が再開されるが――
「須賀ァッ!」
「須賀ァッ!!」
「須賀ァッ!!!」
「……やれやれ」
どっちが師匠だかわからん。
苦笑しながら、靖子はカツを一切れ頬張った。
高校のコーチやってるし、高校生に教えるのは上手いかもな
しかし、清澄といえど清澄男子を教えてるから風越に不義理にならないからいいね
しかし、清澄といえど清澄男子を教えてるから風越に不義理にならないからいいね
そして、何度も貴子に絞られながら迎えたラスト。
精神的に参りながらも、集中力は増していくかつてない体験に戸惑いながら対局が進み――
「あ、それ……ロン、です!」
「ほう」
始めて、靖子に振り込ませることに成功した。
点数で言えば非常に安い。
だが、初めて、コーチに一泡吹かせることが出来た。
頬が緩んでいくのを感じる。
「……」
「……あ」
だが、隣にいるのは鬼コーチ。
「こんな低い上がりすんじゃねぇっ!!」と、怒鳴られることを予想して、思わず目を瞑る。
「おー、よくやったじゃねーか」
「……え?」
目を開くと、貴子に頭を撫でられていた。
精神的に参りながらも、集中力は増していくかつてない体験に戸惑いながら対局が進み――
「あ、それ……ロン、です!」
「ほう」
始めて、靖子に振り込ませることに成功した。
点数で言えば非常に安い。
だが、初めて、コーチに一泡吹かせることが出来た。
頬が緩んでいくのを感じる。
「……」
「……あ」
だが、隣にいるのは鬼コーチ。
「こんな低い上がりすんじゃねぇっ!!」と、怒鳴られることを予想して、思わず目を瞑る。
「おー、よくやったじゃねーか」
「……え?」
目を開くと、貴子に頭を撫でられていた。
>>870
そんなだからお前はまともな職につけないんだよ
そんなだからお前はまともな職につけないんだよ
>>872
いきなり何言ってんだかわかんねえけど落ち着けよガキ
いきなり何言ってんだかわかんねえけど落ち着けよガキ
>>872
鏡にでも話してんの?
鏡にでも話してんの?
>>872
これは150キロのストレートをインコースに投げ込みましたねぇ…
これは150キロのストレートをインコースに投げ込みましたねぇ…
「教えたことも守ってるし、牌効率も、まぁ悪くはない。点数は……ま、こんなもんだろ」
「……え? え、え?」
「この短時間で大分出来上がったな。今日の教えを忘れんなよ?」
「……えっと」
「返事!」
「はい!」
「ほぇー、あんな優しい顔出来るんですねぇ」
「久保コーチは鬼コーチですが、無意味に怒ることはしませんからね……それにしても少し、甘い気もしますが」
「ふんふん」
「それよりも、京太郎はどうでしたか? あれだけ絞られていましたが」
あんな情けない姿を見れば、きっと百年の恋も覚めるはず。
そう予測した靖子だが、
「いえ! 京太郎くんって、しょげてる時素敵なんですね!! 母性が擽られました!!!」
「あ、ハイ」
恋とは、予測ができないから恋なのである。
「……え? え、え?」
「この短時間で大分出来上がったな。今日の教えを忘れんなよ?」
「……えっと」
「返事!」
「はい!」
「ほぇー、あんな優しい顔出来るんですねぇ」
「久保コーチは鬼コーチですが、無意味に怒ることはしませんからね……それにしても少し、甘い気もしますが」
「ふんふん」
「それよりも、京太郎はどうでしたか? あれだけ絞られていましたが」
あんな情けない姿を見れば、きっと百年の恋も覚めるはず。
そう予測した靖子だが、
「いえ! 京太郎くんって、しょげてる時素敵なんですね!! 母性が擽られました!!!」
「あ、ハイ」
恋とは、予測ができないから恋なのである。
>>870
またそんなこと言ってコンマは正直なんだから
またそんなこと言ってコンマは正直なんだから
>>879
とんでもねぇメンヘラと化してる可能性が微レ存
とんでもねぇメンヘラと化してる可能性が微レ存
この日から、京太郎は他家の当たり牌を握ると怒号の幻聴が聞こえるようになり。
これがきっかけとなって全国へのキップを握ることになるが、それはまた別の話だ。
これがきっかけとなって全国へのキップを握ることになるが、それはまた別の話だ。
※京太郎がオカルト 須賀ァッ!! を会得しました!
なお、特に意味はない
靖子パートの筈が久保コーチパートになってた不思議!
コンマ神の導きによりプロ編の京太郎は全国大会に選手として出場します
時系列的には次から全国大会に飛びます
なお、特に意味はない
靖子パートの筈が久保コーチパートになってた不思議!
コンマ神の導きによりプロ編の京太郎は全国大会に選手として出場します
時系列的には次から全国大会に飛びます
>>892
お、そうだな
お、そうだな
>>892
お前ヤバいなw
お前ヤバいなw
久保コーチは京太郎が全国出ると知った後
キャプを褒めたに違いない
キャプを褒めたに違いない
全国大会へ選手として出場し、東京を訪れた京太郎だが、大会の日付はまだまだ先だ。
部長の久から自由行動が許されたので、京太郎は練習の息抜きとしてドラマのロケ地を見学することにした。
「はー、スゲぇ。ビルがいっぱいある」
電車に揺られながら、窓の外の景色を眺める。
田舎者丸出しの感想だが、それをからかう部員はいない。
くすっ
が、その初々しさに心を擽られる者はいた。
部長の久から自由行動が許されたので、京太郎は練習の息抜きとしてドラマのロケ地を見学することにした。
「はー、スゲぇ。ビルがいっぱいある」
電車に揺られながら、窓の外の景色を眺める。
田舎者丸出しの感想だが、それをからかう部員はいない。
くすっ
が、その初々しさに心を擽られる者はいた。
この京太郎は、全国大会時は雑用は力仕事以外あまりしなさそうな
選手としても来てるし
選手としても来てるし
時間帯のせいか、空いている車両内。
その笑い声はすぐに京太郎の耳に届いた。
「む……」
すぐ側で吊革を握っている女性。
帽子とサングラスが特徴的で、まるでお忍びの――
「……え? はやりん?」
可愛らしい顔立ちと豊満な胸。
よく目を凝らして見れば、その顔には見覚えがあった。
驚く京太郎に対して、女性――瑞原はやりはウィンクを見せ、人差し指を唇に当てる。
――シっ。みんなには、内緒だよ☆
そんな声が、聞こえた気がした。
その笑い声はすぐに京太郎の耳に届いた。
「む……」
すぐ側で吊革を握っている女性。
帽子とサングラスが特徴的で、まるでお忍びの――
「……え? はやりん?」
可愛らしい顔立ちと豊満な胸。
よく目を凝らして見れば、その顔には見覚えがあった。
驚く京太郎に対して、女性――瑞原はやりはウィンクを見せ、人差し指を唇に当てる。
――シっ。みんなには、内緒だよ☆
そんな声が、聞こえた気がした。
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