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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」
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「なぁ、京太郎? 覚えてる?」
何故か、晴絵に生徒指導室へと連れ込まれた京太郎。
あまり広くない空間に二人きり。
教師とはいえ小さい時から知っている相手なのであまり緊張はしないが。
なんだろう、このままいると。
「な、なにを……?」
「『ハルちゃんスキー! いっちゃヤダー!』」
「そ、それ間違えて酒飲んだ時の……」
「いやー、おもいだしちゃったよ。うん」
大切なものを、失いそうな気がする。
「まさか、その白いのは……!」
「なぁ、お見合いってさ。何だろうね。幸せって、なんだ」
「落ち着きましょう、先生」
「ハルちゃんって呼んでもいいよ。昔みたいに、さ」
いただきます。
そんな声が、聞こえた気がした。
何故か、晴絵に生徒指導室へと連れ込まれた京太郎。
あまり広くない空間に二人きり。
教師とはいえ小さい時から知っている相手なのであまり緊張はしないが。
なんだろう、このままいると。
「な、なにを……?」
「『ハルちゃんスキー! いっちゃヤダー!』」
「そ、それ間違えて酒飲んだ時の……」
「いやー、おもいだしちゃったよ。うん」
大切なものを、失いそうな気がする。
「まさか、その白いのは……!」
「なぁ、お見合いってさ。何だろうね。幸せって、なんだ」
「落ち着きましょう、先生」
「ハルちゃんって呼んでもいいよ。昔みたいに、さ」
いただきます。
そんな声が、聞こえた気がした。
「なにやってんの、二人とも」
底冷えのする声と共に開かれる扉。
憧が、恐ろしいほどの無表情で立っていた。
「あれ、鍵かけた筈なんだけど……」
「普通に開けたけど。で、何やってたの、京太郎」
「うっ……」
じろり。
憧の目線が京太郎を捕らえる。
責められているわけではないのに、言葉に詰まる。
「言えないようなこと? まさかとは思うけど――」
「し、進路相談! 進路相談だよ、二人で。な、京太郎!」
「え? あ、ああ、うん! そうそう! ちょっとこれからの話を!」
嘘は言っていない。
どちらかと言えば相談に乗っていたのは京太郎で、あまりにも一方的なソレは対話の体を成してすらいなかったが。
嘘は、言っていない。
底冷えのする声と共に開かれる扉。
憧が、恐ろしいほどの無表情で立っていた。
「あれ、鍵かけた筈なんだけど……」
「普通に開けたけど。で、何やってたの、京太郎」
「うっ……」
じろり。
憧の目線が京太郎を捕らえる。
責められているわけではないのに、言葉に詰まる。
「言えないようなこと? まさかとは思うけど――」
「し、進路相談! 進路相談だよ、二人で。な、京太郎!」
「え? あ、ああ、うん! そうそう! ちょっとこれからの話を!」
嘘は言っていない。
どちらかと言えば相談に乗っていたのは京太郎で、あまりにも一方的なソレは対話の体を成してすらいなかったが。
嘘は、言っていない。
伏兵アラフォーwwww
でも、この変態レジェンドならすこやんにも張り合えそう
でも、この変態レジェンドならすこやんにも張り合えそう
玄と宥は、姉妹と一目でわかる見た目をしている。
玄が髪の毛を染めてコートとマフラーを着込んだら家族以外には誰も見分けが付かないだろう。
対して、京太郎は全く二人に似ていない。
男と女の違いがあるとはいえ、面影すらない。
そんなことを、酒の席で父親に酌をしながら話したら
「そういや俺と姉さんたちってあんま似てないよな」
「ああ、それな――お前、橋の下で拾ってきたから」
「……え?」
松実京太郎。
齢十五にして知る、衝撃の真実だった。
「す、すごいコト、聞いちゃった……!」
くろちゃー直下判定
1~30 今夜は眠れないよぉ……!
31~60 な、なら、大丈夫……だよね?
61~98 おねーちゃんにも知らせなきゃ!!
ゾロ目 ???
アコチャーェ…唯一のアドバンテージが…
いやでも養子の登録の仕方次第ではやっぱアウトって話も聞いたような
でも法的にどうだろうと周りの人達には祝福してもらえるから些細な問題だよね!
いやでも養子の登録の仕方次第ではやっぱアウトって話も聞いたような
でも法的にどうだろうと周りの人達には祝福してもらえるから些細な問題だよね!
どっと疲れる一日だった。
浴室でシャワーを浴びて、汗を洗い流す。
朝の宥に始まり、昼には晴絵と憧に迫られて、そして先程明かされた衝撃の真実。
「まぁ……でも……」
納得できる部分はある。
まずあの二人と全く似ていないし、それに。
あの二人を、異性として意識したことも――
「……いかん、いかん」
頭を振って邪な考えを追い出す。
血が繋がっていようがいまいが、あの二人は姉だ。それ以上でも以下でもない。
「えっと、シャンプー……」
「はい、どうぞ」
「あ、ども――え?」
えへ、と笑う松実玄。
勿論ここは風呂場であるのだから、衣服など身に付けている筈もなく。
「お姉ちゃんが、背中流してあげるね!」
「あったかく、してあげる……」
逃げ場など、あるわけがない。
あこちゃーはこれで、なぜ、京太郎を橋の下から拾ってこなかったかを恨むようになるのか(錯乱
前には宥が、後ろには玄が。
玄から逃げれば宥が、宥から逃げれば玄が。
二人の姉妹に挟まれて、京太郎はただ縮こまることしかできなかった。
「どうしたの、きょーちゃん?」
「あったかく、できない、よ……?」
「い、いや……だって……」
二人の肢体は京太郎には刺激が強過ぎる。
なんて事、言える筈がない。
「ほら、こっち向いて……」
「や、ダメだよ! 姉さん!」
「なんで?」
「なんでって、そりゃ――」
「何も、問題ないじゃない。血が繋がってないから……」
「っ!! それ、は」
「おとーさんが言ってたもんね!」
「でも、俺たちは姉弟で――」
「でも」
「赤ちゃんは、産めるよ?」
「う、あ、あ……」
京太郎判定直下
耐えて逃げる 1~50
負ける 51~00
玄から逃げれば宥が、宥から逃げれば玄が。
二人の姉妹に挟まれて、京太郎はただ縮こまることしかできなかった。
「どうしたの、きょーちゃん?」
「あったかく、できない、よ……?」
「い、いや……だって……」
二人の肢体は京太郎には刺激が強過ぎる。
なんて事、言える筈がない。
「ほら、こっち向いて……」
「や、ダメだよ! 姉さん!」
「なんで?」
「なんでって、そりゃ――」
「何も、問題ないじゃない。血が繋がってないから……」
「っ!! それ、は」
「おとーさんが言ってたもんね!」
「でも、俺たちは姉弟で――」
「でも」
「赤ちゃんは、産めるよ?」
「う、あ、あ……」
京太郎判定直下
耐えて逃げる 1~50
負ける 51~00
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