私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
エイスリンの行為を中断するようにかけられた声。
ほっぺにエイスリンの両手をくっ付けたまま振り向くと、先日世話になった白い髪の先輩が立っていた。
「えっと……」
「小瀬川白望。京太郎、だったよね。で、そっちは?」
「それが……ちょっと、わからなくて。道に迷ってたみたいなんで、声をかけたんですけど」
「ふうん」
じろり。
エイスリンを睨めつけるシロ。
その目線に戸惑いながらも、エイスリンの両手が降りることはなかった。
「ま、いいか。確かその子、確かウチの生徒だし」
「え、そうなんですか?」
「うん。留学生……ホラ、いくよ」
シロが京太郎からエイスリンを引き離す。
ダルいダルいと口癖のように連呼していた先日の印象を覆すように素早い動きだった。
「行きなよ。用事、あるんでしょ。この子は私がどうにかするから」
「え、でも――」
「いいから」
「……はい」
彼女の迫力に、京太郎は頷くしかなかった。
「すいません。それじゃ、また」
「アッ……」
女の子に頭を下げて、その場を後にする。
その後ろ姿を、二つの青い瞳が、いつまでも見守っていた。
ほっぺにエイスリンの両手をくっ付けたまま振り向くと、先日世話になった白い髪の先輩が立っていた。
「えっと……」
「小瀬川白望。京太郎、だったよね。で、そっちは?」
「それが……ちょっと、わからなくて。道に迷ってたみたいなんで、声をかけたんですけど」
「ふうん」
じろり。
エイスリンを睨めつけるシロ。
その目線に戸惑いながらも、エイスリンの両手が降りることはなかった。
「ま、いいか。確かその子、確かウチの生徒だし」
「え、そうなんですか?」
「うん。留学生……ホラ、いくよ」
シロが京太郎からエイスリンを引き離す。
ダルいダルいと口癖のように連呼していた先日の印象を覆すように素早い動きだった。
「行きなよ。用事、あるんでしょ。この子は私がどうにかするから」
「え、でも――」
「いいから」
「……はい」
彼女の迫力に、京太郎は頷くしかなかった。
「すいません。それじゃ、また」
「アッ……」
女の子に頭を下げて、その場を後にする。
その後ろ姿を、二つの青い瞳が、いつまでも見守っていた。
あとすっかりトシさんの存在忘れてたけど
流石にこのスレではいい、よね……?
流石にこのスレではいい、よね……?
その日は姉帯豊音にとって、特別な日だった。
熊倉トシの計らいで、同じ年の女の子と麻雀を打つ事が出来て、しかも宮守に編入することになった。
今日はタイミングが悪く会うことが出来なかったが、新入生として入学してくる予定の男の子もいるという。
もう一人ぼっちじゃない。これからは毎日が楽しい。
浮き足立つ彼女を止める者はいない。
そして、雪で凍結した歩道を歩くことを注意する者も。
今の彼女の隣には、いなかった。
「――え?」
するりと、段差から足を踏み外す。
帽子が宙に舞い、彼女は――
「大丈夫、ですか?」
直下判定
1~30 あ、ありがとう、ございます……
31~60 お、王子様……!
61~98 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
ゾロ目 ???
ついでに判定二個下
熊倉トシの計らいで、同じ年の女の子と麻雀を打つ事が出来て、しかも宮守に編入することになった。
今日はタイミングが悪く会うことが出来なかったが、新入生として入学してくる予定の男の子もいるという。
もう一人ぼっちじゃない。これからは毎日が楽しい。
浮き足立つ彼女を止める者はいない。
そして、雪で凍結した歩道を歩くことを注意する者も。
今の彼女の隣には、いなかった。
「――え?」
するりと、段差から足を踏み外す。
帽子が宙に舞い、彼女は――
「大丈夫、ですか?」
直下判定
1~30 あ、ありがとう、ございます……
31~60 お、王子様……!
61~98 ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
ゾロ目 ???
ついでに判定二個下
トヨネのはなに選んでもアカンよなぁ
なおエンディングは塞さん固定やから安心して見れる
なおエンディングは塞さん固定やから安心して見れる
>>160 流石宮守全員天使
>>161 31以上で3年卒業後トシさん 61以上で3年現役トシさん修羅場INでした
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ。
――そんな、奇妙な笑い声のようなものが、聞こえた気がした。
背筋に走った悪寒を飛ばすように頭を振る。
大丈夫。幻聴だ。自分に言い聞かせて視線を下に向ける。
「大丈夫ですか?」
瞬きもなく、自分を見つめる赤い瞳。
怪我はないように受け止めたつもりだが。
幸い、肩にも痛みはない。
「……」
反応がなく、彼女の頬が次第に赤く染まっていく。
……何だか似たようなことが、前にもあった気がする。
何となく吐きたくなった溜息をグッと堪えて、京太郎は豊音の反応を待つことにした。
>>161 31以上で3年卒業後トシさん 61以上で3年現役トシさん修羅場INでした
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ。
――そんな、奇妙な笑い声のようなものが、聞こえた気がした。
背筋に走った悪寒を飛ばすように頭を振る。
大丈夫。幻聴だ。自分に言い聞かせて視線を下に向ける。
「大丈夫ですか?」
瞬きもなく、自分を見つめる赤い瞳。
怪我はないように受け止めたつもりだが。
幸い、肩にも痛みはない。
「……」
反応がなく、彼女の頬が次第に赤く染まっていく。
……何だか似たようなことが、前にもあった気がする。
何となく吐きたくなった溜息をグッと堪えて、京太郎は豊音の反応を待つことにした。
やっぱりトシさんだったか、惨劇が少しだけマシになった……のか?
既に手遅れな気がしてならないが
そして豊音が怖い
既に手遅れな気がしてならないが
そして豊音が怖い
ところでこの姉帯豊音という少女。
見かけに寄らず、ミーハーである。
加えて言うなら同世代の子との触れ合いもインターネットもなく育ってきた彼女にとって、娯楽と言えばテレビと一人で練習してきた麻雀くらいのもので。
「どこの月9だよ」と突っ込むたくなるようなコッテコテの恋愛や、ロマンチックな告白に憧れていたりする。
そして、この状況は、まさしく。
「王子様……」
「は、はい?」
彼女が、憧れた状況である。
「こ、腰が抜けちゃって……」
怪我は無いようだが歩けない、とのこと。
確かに下手すれば一生に残る怪我をする可能性もあったのだから、無理もない。
京太郎も彼女を支える腕が辛くなってきたので、近くのベンチに座ってタクシーを呼ぶことにした。
「お姫様抱っこで運んで欲しかったのに……」と、この時は少し不満に感じた豊音だが。
後に京太郎が肩に故障を抱えていることを知り。
そんな傷があるにも関わらず私を助けてくれた――
やっぱり、京太郎くんは私の王子様だよ――
と。
益々、惚れ込むことになった。
怪我は無いようだが歩けない、とのこと。
確かに下手すれば一生に残る怪我をする可能性もあったのだから、無理もない。
京太郎も彼女を支える腕が辛くなってきたので、近くのベンチに座ってタクシーを呼ぶことにした。
「お姫様抱っこで運んで欲しかったのに……」と、この時は少し不満に感じた豊音だが。
後に京太郎が肩に故障を抱えていることを知り。
そんな傷があるにも関わらず私を助けてくれた――
やっぱり、京太郎くんは私の王子様だよ――
と。
益々、惚れ込むことになった。
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
暗闇から、白い手が伸びる
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
笑い声が、近づいて来る
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
足が動かない
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
黒い髪が、首に纏わり付く
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
赤い瞳が、覗き込んで――
暗闇から、白い手が伸びる
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
笑い声が、近づいて来る
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
足が動かない
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
黒い髪が、首に纏わり付く
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
赤い瞳が、覗き込んで――
「!!」
まるで、心臓を鷲掴みにされたような。
そんな恐怖を感じて、目を覚ました。
「またか……」
草木も眠る丑三つ時。
最近、悪夢で起こされることが多過ぎる。
「……トシさんにでも相談してみようかな」
布団を被り直して目を閉じる。
枕元に落ちている一本の長い髪には、気が付かなかった。
これは…塞さんシェルターに匿ってもらった方が安全かもしれない
塞さんなら命までは取らないだろうから
塞さんなら命までは取らないだろうから
こうして、京太郎は五人の少女たちと出会った。
「女子5人に男子1人、これで宮守高校麻雀部のスタートってわけだね。折角だし、写真でも撮ってみるかい?」
「おお! いいですね」
「ダる……」
「そんなこと言わない!」
「部長の私と京太郎くんは真ん中かな」
「それじゃ、私は京太郎の前で!」
「じゃあ、私はその後ろかなー。前だとみんな隠れちゃうし」
「ダルいから……定位置で……」
「キョータローノ、トナリ!」
「あ、あの、ちょっと皆さん近過ぎじゃ?」
「はは、仲良きことは――てね。それじゃ、いくよ。ハイ、チー、ズ!……っと」
笑顔で撮った集合写真。
この時、もしも、京太郎が。
彼女たちが笑っているのは、みんなでいるから、ではなく。
京太郎といるからだと、気付いていれば。
もしかしたら、未来は。
ほんのちょっとだけ、優しかったのかもしれない。
【宮守出会い編 了】
読み返すと塞さんが一番常識人ですね
さすが部長
さて次は
1 白糸台編。最初は非安価
2 臨海編。最初は非安価
3 プロ勢編。最初から出会い編で行くので安価、コンマ有り
4 宮守日常獄編。安価、コンマメイン
5 松実京太郎のお話。安価、コンマ有り
のいずれかになります
さすが部長
さて次は
1 白糸台編。最初は非安価
2 臨海編。最初は非安価
3 プロ勢編。最初から出会い編で行くので安価、コンマ有り
4 宮守日常獄編。安価、コンマメイン
5 松実京太郎のお話。安価、コンマ有り
のいずれかになります
乙、全部見たいんですけど!
5≧4≧1≧3≧2くらいかなぁ、あえて言うとしたら
5≧4≧1≧3≧2くらいかなぁ、あえて言うとしたら
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★類似してるかもしれないスレッド
- 京太郎「イチャイチャ」 (56) - [58%] - 2018/8/19 4:16 ○
- 京太郎「咲、話があるんだ」 (617) - [53%] - 2012/6/6 22:15 ★
- 京太郎「俺は、楽しくない」 (298) - [53%] - 2013/4/11 18:30 ★
- 京太郎「男子チャンピオン?」 (238) - [53%] - 2015/5/18 3:30 ★★
- 京太郎「目の前に俺がいる...」 (545) - [50%] - 2015/11/5 8:45 ★★★×4
- 京太郎「タイム…リープ!?」 (758) - [50%] - 2014/1/28 9:00 ★
- 京太郎「恩知らずでごめんな」 (347) - [50%] - 2014/2/14 5:30 ☆
- 京太郎「俺は女だぁ!」 (350) - [50%] - 2014/9/3 14:15 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について