私的良スレ書庫
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元スレ男「少女誘拐したらヤンデレになった」少女「もう絶対離さない」
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少女「そう……ですか」
男「すまない、なるべく早く帰ってくる様にするが」
少女「……」
少女「……」グッ
少女「…あの、男さん」
男「ん、なんだ」
少女「………男さんは…」
少女「男さんは、私のこと………好き、ですか」
男「………」ピクッ
男「……随分、唐突だな」
少女「……それとも…嫌い」グッ
男「嫌いなはず無いだろう」バッ
少女「っ」ビクッ
男「少なくとも、嫌いな奴を家に置いておける程俺は人間出来てないない」
少女「じゃ……じゃぁ」
男「……まぁ、好きだよ」
男(あくまで家族的な愛情だが……)
少女「っ!! ぁ……」ジワッ
男「お、おい」
少女「わ、私と居て…幸せになれますか…?」ポロッ
男「し、幸せって……ん、まぁ、そうだな……」
少女「っ……ふっ……ぐっ…」ポロポロ
男「何故泣く…」グシグシ
少女「お、男さん…」ポロポロ
男「…今度はなんだ」
少女「……ありがとう、ござい…ます」グスグス
男「………」
男「……あぁ」
マンション 外
男(何だか分からんが…やはり少し様子がおかしい、か)
男「…先輩に頼りっぱなしというのも悪いが、アテにさせて貰おう」
男「………」ピッピッ
『prrrrrrrrrr』
男「………」
男「あぁ、先輩ですか」
少女「男さんに好きって言って貰えた」シャッ
少女「好きって」シャッ
少女「私と居ると、幸福だって」シャッ
少女「じゃあ、男さんの一番は私」シャッ
少女「私と居ることが男さんの幸せ」シャッ
少女「ふふっ」シャッ
少女「相思相愛なんですね、私達」シャッ
少女「凄く、私凄く幸せです…男さん」シャッ
少女「だから」シャッ
少女「男さんを誑かす女は」シャッ
少女「男さんに私以外の匂いを付ける女は」ジャッ
少女「………」チャキッ
少女「処分します」
キィ バタン
ピンポーン
ガチャ
先輩「やぁ、いらっしゃい男君」
男「おはようございます、先輩」
先輩「ん、おはよう、まぁ上がってくれ」
男「失礼します」
バタン
先輩「いやぁ、原稿を上げ終わったから今はひと時の自由を謳歌していてね」ハハハ
男「……だからって、はぁ……少し散らかりすぎでは」
先輩「まぁ作業部屋じゃないんだ、君と私の個人的な部屋だしね」
男「俺と先輩じゃなくて、先輩だけの…でしょう」
先輩「この部屋に上げるのは君くらいだ、語弊はあるまい」
男「…まぁいいですけど…これ、約束の奴です」
先輩「ん、約束…?」
男「…モンブランですよ、ちゃんと三つあります」
先輩「……………あぁ、そう言えば」
男「忘れてたんですかアンタ」
先輩「まぁ君と逢うだけの口実みたいなモノだったしね、付加価値だよ」
男「……冗談はやめてください」
先輩「ふふっ、照れる君も可愛いよ」
先輩「まぁ椅子にかけたまえ、早速本題に入ろう」ギシッ
男「………」ギシッ
先輩「率直に言うが……うん、まぁ少女ちゃんだが…」
男「………」
先輩「このままだと、人を殺すんじゃないかな」
男「……今なんと」
先輩「いや、このままだと最悪殺人を犯すんじゃないかな…と」
男「…少し、話が飛躍しすぎていませんか」
先輩「と言ってもねぇ」
男「少し様子が変で、先輩はその理由を大方予想がつくと言った」
先輩「うん」
男「まずは、その理由を聞かせてください」
先輩「ぶっちゃけ言うと」
男「はい」
先輩「嫉妬だね」
男「………」
先輩「本当なんだけどなぁ…」
先輩「男君、君ケーキ屋にどのくらい居たんだい」
男「……三十分程度、ですかね」
先輩「途中、誰か女性に絡まれたりは」
男「……まぁ店員さんと、三人の女性に…」
先輩「ほぅ、その三人の女性はもう処分済みだが店員さんの方を詳しく聞きたいね」
男「ちょっと待ってください今何て」
先輩「げふんげふん、失敬」
男「………」
先輩「まぁアレだよ、君は三十分…女の匂いで満ちた空間に居たわけだ」
男「言い方はアレですけど…まぁ、そうなるんですかね」
先輩「で、だ…昨日も言ったが男君は服を洗面台の方に脱ぎ捨てる癖があるだろう」
男「……何で知ってるいるのか不思議ですが、その通りです」
先輩「大方、一番上の服でも放ったんじゃないか? 匂いが一番こびりついてる」
男「………」
先輩「……ここまで言えば、分かるだろう」
男「………?」
先輩「君、鈍感なのもいい加減にしなよ!」
男「じゃあ何ですか、少女がそれに気付いて俺の周りに女が居ると思い込んでるとでも言うんですか」
先輩「大方そうなんじゃないかなぁ」
男「…馬鹿馬鹿しい、大体なんでそんな事で殺人を犯すと言うんです」
先輩「………まさかとは思うが」
男「…なんですか」
先輩「君、少女ちゃんの気持ちに…気付いていないのか…?」
男「……気持ち?」
先輩(………成る程、何故ここまで話が拗れたのか大凡原因が分かった気がする)
男「何です、少女の気持ちって」
先輩「…男君、少女ちゃんは君の事どう思ってると思う」
男「少女が俺に向ける感情、ですか」
先輩「うん」
男(……先輩には、少女は従兄弟って事になってるんだよな)
男(というと、恩って言葉は不適切か)
男「………親切な、お兄さん……?」
支援です。
>>242
分かりやすい。
自分もヌルいヤンデレ書いてるが
「あなたが好きです。でもわたしがあなたを愛していいかわかりません。わたしの愛し方が正しいかもわかりません。わたしがこんなことをしても愛してくれますか?」
というイメージでヤンデレ描写している。
合ってるかは知らんが。
>>242
分かりやすい。
自分もヌルいヤンデレ書いてるが
「あなたが好きです。でもわたしがあなたを愛していいかわかりません。わたしの愛し方が正しいかもわかりません。わたしがこんなことをしても愛してくれますか?」
というイメージでヤンデレ描写している。
合ってるかは知らんが。
先輩「………」
男「…先輩どうしたんですか」
先輩「いや、何でもない」
先輩(はぁ…面倒だな、正直この件に関して手を引きたいんだが)チラッ
先輩(どうも、少女ちゃんとやらは男君の中でも中々大切な御仁らしい)
先輩「…このままいっそ殺人を犯して、男君の元から消えてくれたら楽なんだが」ボソッ
男「……先輩?」
先輩「はぁ、もういいよ面倒くさい、全部まとめて説明してやる」
男「え、あぁ、はい」
先輩「いいか、まず少女ちゃんはだな、男君」
男「はい」
先輩「きっと君が好きなんだよ」
男「………え」
先輩「恐らく君が好きで、歯を磨いている際に女の香水ムンムンのコートを見つけてそれに気付いた。
そして私の勘が正しければアレは多分私と同族だ、つまり相手の事になると盲目なんだよ」
男「す、少し待ってください」
先輩「なんだ、今更女々しい事言ったら押し倒すよ」
男「仮に、仮に少女が俺に好意を持っていたとして…なんで殺人に行き着くんですか」
先輩「言っただろう、盲目だと」
男「意味がわかりませんよっ」
先輩「何も無ければ監禁程度で済むよ」
男「…監禁って」
先輩「唯……君がこうして私の所に来たという事は……」
男「………」
先輩「男君、私の所に来る前に…何か少女ちゃんから言われたりしなかったかい?」
男「っ」ピクッ
先輩「図星…か、君は実に分かりやすいな」フフッ
男「………」
先輩「まぁ何を言われたかは知らないが、少女のこれからの行動は予測がつく」
男「少女の行動…ですか」
先輩「男君、ここに来ることは少女に言ったのだろう?」
男「え、ええ、聞かれたので」
先輩「だろうねぇ……となると、私の名前も出しただろう」
男「…はい」
先輩「……となると、十中八九、尾行されて」
ピンポーン
先輩「殺しに来るだろうね」
先輩の推理、無茶苦茶なような気がしたけど、よく見たら伏線とか手がかりが結構あったわ
作者すげぇ?
作者すげぇ?
アハハハ!!このスレこそ僕の探し求めていたSSだよ!すごい希望だ!希望が満ち溢れてるよ!支援!
>>272重要な事だからね
気にすんな、義務じゃあるまいしな
二ヶ月音沙汰なしとかじゃなきゃ落ちんし気長に待つわ
二ヶ月音沙汰なしとかじゃなきゃ落ちんし気長に待つわ
追いついた。
ヤンデレはすばらしいな
(※ただし虹、それも文章限定で、さらにいえば個人的な感情で)
ヤンデレはすばらしいな
(※ただし虹、それも文章限定で、さらにいえば個人的な感情で)
>>278
(文章は虹なのか……?)
(文章は虹なのか……?)
そういうのはそれぞれのイメージ壊すから描いて自己満して削除しよ
俺が書き手だったらどんな形であれ支援絵は嬉しい
この>>1がそうなのかは分からないけど、喜ぶ人も多いよ
この>>1がそうなのかは分からないけど、喜ぶ人も多いよ
脳内再生の声優レスなんかは嫌でも目に入るけど、イラストならリンク開かなければいいだけの話だろ
>>1がイラスト出すなりするのならわかるが外野が出してキャラの容姿談議するのはやめてくれよ
1です 飛び降り自殺は嫌なので書きます とりあえず投下 あとは随時書いていきますヨ
男「ッ」ピクっ
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
男「先輩……殺しに来るって、まさか」
先輩「…まぁ君の想像している通りだと思うよ、このチャイムの主は少女ちゃんだろうね」ガタッ
先輩「君の事だ、尾行されてるなんて微塵も考えてなかっただろう」
男「っ…」
先輩「さて…と」
カチッ
男「先輩、どうする気ですか」ガタッ
先輩「どうするって……まぁ、大人しく帰ってもらうだけさ」
男「俺が説得します、元々誤解なんだ…きちんと話せば分かって貰える筈です」
先輩「きちんと話せばねぇ……言っても聞くとは思えんが。
アレは一度思い込んだら是が非でも貫き通す人間だよ、きっと」
男「先輩の話が正しいなら、少女は俺の周りに女が居ると思ってる……それに俺は今朝方、先輩の名前を口にしました」
先輩「……まぁ少女ちゃんの方は男の周りにいる『女』ってのは私だと思ってるだろうね」
先輩(…でも男が口にした名前が私一人だとも限らないなぁ)
男「なら、責任は俺が取るべきです。 それに、少女が人を殺すなんて考えられない…あの子はそんな事しないですよ」
先輩「ふぅん……君は」
先輩「君は少し…少女を、いや『彼女の好意』を甘く見ている気がするなぁ…」
男「………なんですって」
先輩「恐らくだけど、男君の方が少女ちゃんと一緒にいる時間は長いだろう」
男「…えぇ」
先輩「だけど、本質的な意味では多分…私の方がずっと少女ちゃんを理解しているよ」
男「何が…言いたいんです、先輩」
先輩「ふふっ、一つ忠告してあげるよ男君」
先輩「彼女の愛の重さ、甘く見ないほうがいい」
ピンポーン ピンポーン ピピピピンポーン
先輩「………」
男「………」
先輩「……まぁ刺されてやるって言うならいいさ、説得してみるといいよ」ボフッ
男「先輩、何も刺されるとは…」
先輩「いいからほら、やってみて来な……ただしチェーンは外さないでくれ」
男「…分かりました」
ドタドタ…
先輩「………益々怪しいね、アレが『従兄弟』…だなんて、さ」ボソッ
ピンポーン ピンポーン ドンドンドン
男「………」
ガチャ
キィ
ガチャンッ!!!
男「ッ!?」ビクッ
ガチャガチャガチャガチャガチャ!!
少女「あっ、男さん」ズイッ
男「しょ、少女……何でここに」
男(先輩の言った通り…本当に少女だった)
少女「男さん、男さんを追ってここまで来たんです」ガチャガチャ
少女「それより男さん…このチェーン何ですか、外してくださいよコレ、邪魔で男さんに抱きつけません」ガチャガチャガチャ
男「い、いや…それよりもどうしてここに…」
少女「どうしてって……決まってるじゃないですか、男さんが心配だったんです」ガチャガチャ
男「心配って……一体何が」
少女「男さん、私以外の女の匂いをつけてたから…きっと悪い雌に誑かされちゃったんだって」ガチャガチャ
少女「男さん言ってくれたじゃないですか」ガチャガチャ
少女「私のこと好きだって」ガチャガチャ
少女「私と一緒にいると幸せになるって」ガチャガチャ
少女「それって、男さんの一番が私って事ですよね」ガチャガチャ
少女「男さんの好きって気持ちは、全部私が独り占めしてるってことですよね?」ガチャガチャガチャ
少女「じゃあ」ガチャ……
少女「男さんに私以外の匂いつける女なんて、いらないですよね」
ガチャガチャガチャガチャバキバキッ
男「ち、違う、それは誤解だ!」
男(そもそも俺の少女に対する好意は『家族的な好意』であって、決して男女のソレでは…っ)
少女「何が違うって言うんですか、あんなに沢山の女の匂い…染み込ませちゃって」ガチャッガチャッ
少女「男さん、私多分独占欲が強いんです、嫉妬深いんです、自分でも知らなかったですけど」ガチャガチャ
少女「だから私以外の匂いが男さんからすると、その女を殺したくて堪らないんです」ガチャガチャ
男「そこがそもそも誤解だ、お前が言ってた匂いはきっとケーキ屋でついただけなんだ!」
少女「嘘です、男さんは嘘を吐いてます」ガチャガチャ
男「途中三人の同じ大学の奴に声を掛けられて、少し長居してしまって匂いが染み付いてしまったんだ!」
少女「証拠は? 証拠を見せてください」ガチャ…
男「しょ…証拠って」
少女「その人達と何にも関係が無い証拠、あと何で朝から先輩の家に来ていたのか…全部教えてください」
男「……先輩の家に来たのは、お前の事を相談する為だ」
少女「……私の事、ですか」ピタッ
男「…あぁ、昨日からどうもお前の様子がおかしく感じられて…それで」
少女「………」
男「でも今日分かった、お前がああだった理由……俺が気付かなかったのが悪かった」
少女「………」
男「お前に好きだと言われて、それはきっと『家族的な好意』だと捉えていた…だが、違ったんだな」
少女「……私は」
男「完全な証拠にはならないかもしれないが、俺の携帯を調べてきれても構わない。
着信履歴でも発信履歴でも、なんなら電話帳で確認してもいい、俺に女性関係の友人なんて皆無だからな」
男「ほら、携帯」サッ
少女「あっ」パシッ
男「……俺も俺で、お前の好意を受け止める最大限の努力をする…約束するよ」
少女「……男さん」グスッ
男「…やっぱり泣き虫だな、少女」
少女「…いええ、これは嬉し泣きだから…いいんです」
男「………」
少女「…男さん、今すぐ抱きしめてください」
男「ぇ…」
少女「でないと、また…私」
男「ぁ…あぁ、分かった…今すぐ」ガチャガチャ
先輩『……ただしチェーンは外さないでくれ』
カコン。
私「 先輩 やっぱり邪魔だなぁ 」ボソッ
>>1はヤンデレ
私=>>1ということか
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